JP5652632B1 - 折り畳み式コンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテナの底部全体に緩衝材が敷かれるとともに、コンテナの折り畳み時には、緩衝材を取り付けた状態のまま、これをコンパクトに折り畳むことができるようにする。【解決手段】折り畳み式コンテナ100を、上枠体1、底部2、一対の上部側壁3、一対の下部側壁4、一対のはね上げ側壁5、一対の第1の緩衝材6及び第2の緩衝材7とから構成し、折り畳み式コンテナ100を起立して組立てた状態では、一対の第1の緩衝材6及び第2の緩衝材7により、底部2上面に緩衝材が敷かれた状態になるとともに、折り畳み式コンテナ100を折り畳む際には、一対のはね上げ側壁5の上方への回動に合わせて一対の第1の緩衝材6が上方に持ち上げられることで、第2の緩衝材7を底部2の上面に取り付けた状態のまま、折り畳む。【選択図】図1

Description

本発明は、折り畳み式コンテナに関し、より詳しくは、コンテナ内に収容する物品を外部の衝撃から保護するための緩衝材をコンテナに取り付けた状態のまま、折り畳むことができる折り畳み式コンテナに関する。
従来、緩衝材をコンテナに取り付けた状態のまま、折り畳むことができる折り畳み式コンテナとしては、底板の四側辺に起立壁を一体に形成し、該起立壁の上端縁に側板を内側に傾倒し得るようにヒンジし、該底板上に該起立壁の起立高さよりも背低に形成された緩衝材を着脱自在に収納することで、該緩衝材を収納したまま側板を内側に折り畳み得るようにした部品収納用コンテナや(特許文献1参照)、上部フレームと、底部と、上部フレームにその上端部が枢支されたはね上げ側壁と、上下に分割された分割側壁とからなる折り畳みコンテナーにおいて、底部に立設されたリブ間、及び、蓋部材の天部の裏面に垂設されたリブ間に、それぞれ、緩衝材を配設してなる折り畳みコンテナーが知られている(特許文献2参照)。
特開2003−246321号公報 特許第3927062号公報
しかし、特許文献1に記載されている部品収納用コンテナでは、緩衝材を収納したまま側板を内側に傾倒するため、起立壁を該緩衝材よりも背高に形成する必要があることから、コンテナをコンパクトにして折り畳むことができない(折り畳まれない起立壁の高さ分の厚みが残る)。
また、特許文献1に記載されている部品収納用コンテナでは、これを組立て又は折り畳む際に、起立壁の上端縁にヒンジされる側板(4枚の側板)を、それぞれ起立、傾倒させる必要があることから、コンテナを簡易迅速に、組立て又は折り畳むことができない(係る作業を両手で行ったとしても、2回の工程が必要となる)。
さらに、特許文献2に記載されている折り畳みコンテナーは、緩衝材をコンテナーの底部に装着した状態のまま、折り畳むことができるものの、該緩衝材は、底部に立設されたリブ間、及び、蓋部材の天部の裏面に垂設されたリブ間にのみ配設されているものであり、底部全体に配設されているものではない。このため、特許文献2に記載されている折り畳みコンテナーでは、底部全体に物品を収容した場合、これを外部の衝撃から適切に保護することができない。
そこで、本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、コンテナを組立てた際には、底部全体に緩衝材を敷くことができるとともに、コンテナを折り畳む際には、緩衝材をコンテナに取り付けた状態のまま、簡易迅速に、これをコンパクトに折り畳むことができる折り畳み式コンテナを提供することを目的とするものである。
請求項1の発明に係る折り畳み式コンテナは、矩形状からなる上枠体と、収容する物品を下方から支える矩形状からなる底部と、該上枠体の対向する一対の各辺に枢支され、それぞれが対向配置された一対の上部側壁と、該上部側壁のそれぞれの下端一辺に枢支され、該底部の対向する一対の各辺に枢支されている一対の下部側壁と、該上枠体の他の対向する一対の各辺に枢支され、それぞれが対向配置された一対のはね上げ側壁とを備え、一対の該はね上げ側壁を、上方に回動させ、一対の該上部側壁及び該下部側壁を内方側に折り込むことで、折り畳み可能な折り畳み式コンテナにおいて、一対の該はね上げ側壁の下端一辺には、該底部の上面に、該底部の上面中央部付近に余地部を残して載置される、一対の第1の緩衝材が枢支され、該底部の上面中央部には、該余地部の形状と同形状の第2の緩衝材が取り付けられており、該折り畳み式コンテナを起立して組立てた状態では、一対の該第1の緩衝材及び該第2の緩衝材により、該底部上面に緩衝材が敷かれた状態になるとともに、該折り畳み式コンテナを折り畳む際には、一対の該はね上げ側壁の上方への回動に合わせて一対の該第1の緩衝材が上方に持ち上げられることで、該第2の緩衝材を該底部の上面に取り付けた状態のまま、折り畳むことが可能であって、一対の該はね上げ側壁の上方への回動に合わせて一対の該第1の緩衝材が上方に持ち上げられる際に、一対の該第1の緩衝材を該底部上面に載置した場合における一対の該第1の緩衝材の該底部中央側の各辺、及び、該第2の緩衝材の一対の該はね上げ側壁側にある両側辺が、互いに干渉することのないよう傾斜してなることを特徴とする。
請求項の発明に係る折り畳み式コンテナは、矩形状からなる上枠体と、収容する物品を下方から支える矩形状からなる底部と、該上枠体の対向する一対の各辺に枢支され、それぞれが対向配置された一対の上部側壁と、該上部側壁のそれぞれの下端一辺に枢支され、該底部の対向する一対の各辺に枢支されている一対の下部側壁と、該上枠体の他の対向する一対の各辺に枢支され、それぞれが対向配置された一対のはね上げ側壁とを備え、一対の該はね上げ側壁を、上方に回動させ、一対の該上部側壁及び該下部側壁を内方側に折り込むことで、折り畳み可能な折り畳み式コンテナにおいて、一対の該はね上げ側壁の下端一辺には、該底部の上面に載置される、一対の第3の緩衝材が枢支されており、該折り畳み式コンテナを起立して組立てた状態では、一対の該第3の緩衝材が該底部上面に載置されるとともに、該折り畳み式コンテナを折り畳む際には、一対の該はね上げ側壁の上方への回動に合わせて一対の該第3の緩衝材が上方に持ち上げられることで、該第3の緩衝材を該はね上げ側壁のそれぞれの下端一辺に枢支した状態のまま、折り畳むことが可能であって、一対の該はね上げ側壁の上方への回動に合わせて一対の該第3の緩衝材が上方に持ち上げられる際に、一対の該第3の緩衝材を該底部上面に載置した場合における一対の該第3の緩衝材の該底部中央側の各辺が互いに干渉することのないよう傾斜してなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、上記構成を採用することで、コンテナの組立て時に、一対の第1の緩衝材及び第2の緩衝材によって、コンテナの底部全面に緩衝材を敷くことができることから、底部全面に物品を収容した場合でも、これを外部の衝撃から適切に保護することができる。また、一対の第1の緩衝材は、一対のはね上げ側壁の上方への回動に合わせて上方に持ち上げられるため、本発明では、第2の緩衝材を底部の上面に取り付けた状態のまま、簡易迅速にコンテナを折り畳むことができるとともに、これをコンパクトに折り畳むことができる。
また、本発明では、一対の第1の緩衝材の底部中央側の各辺、及び、第2の緩衝材の一対のはね上げ側壁側にある両側辺が、互いに干渉することのないよう傾斜してなることから、さらに、コンテナをスムーズに折り畳むことができる。
請求項に記載の発明は、上記構成を採用することで、コンテナの組立て時に、一対の第3の緩衝材によって、コンテナの底部全面に緩衝材を敷くことができることから、底部全面に物品を収容した場合でも、これを外部の衝撃から適切に保護することができる。また、一対の第3の緩衝材は、一対のはね上げ側壁の上方への回動に合わせて上方に持ち上げられるため、本発明では、一対の第3の緩衝材を一対のはね上げ側壁の下端一辺に枢支した状態のまま、簡易迅速にコンテナを折り畳むことができるとともに、これをコンパクトに折り畳むことができる。
また、本発明は、一対の第3の緩衝材の底部中央側の各辺が互いに干渉することのないよう傾斜してなることから、さらに、コンテナをスムーズに折り畳むことができる。
本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナの斜視図である。 本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナの平面図である。 本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナの図2A−A線断面図である。 本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナの一方のはね上げ側壁を上方へ回動させた状態を表す斜視図である。 本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナの図2A−A線断面図であり、一方のはね上げ側壁をやや上方へ回動させた状態を表す図である。 本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナの他方のはね上げ側壁を上方へ回動させた状態を表す斜視図である。 本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナの一対の上部側壁及び下部側壁を内方側に折り込んでいる状態を表す斜視図である。 本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナを折り畳んだ斜視図である。 本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナの図8B−B線断面図である。 本発明の実施例2に係る折り畳み式コンテナの斜視図である。 本発明の実施例2に係る折り畳み式コンテナの平面図である。 本発明の実施例2に係る折り畳み式コンテナの図11C−C線断面図である。 本発明の実施例2に係る折り畳み式コンテナを折り畳んだ斜視図である。 本発明の実施例2に係る折り畳み式コンテナの図13D−D線断面図である。
以下、図面を用いて本発明の詳細を説明する。
まず、図1乃至図3を用いて、本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナ100の形態について説明する。
図1は本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナの斜視図であり、図2は本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナの平面図である。また、図3は本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナの図2A−A線断面図を表す。
折り畳み式コンテナ100は、上枠体1、底部2、一対の上部側壁3、一対の下部側壁4、一対のはね上げ側壁5、一対の第1の緩衝材6及び第2の緩衝材7を備える(図1)。
[上枠体1]
上枠体1は矩形状からなり、対向する一対の各辺(長辺)には、後述する一対の上部側壁3を枢支するためのヒンジ3aが設けられており、他の対向する一対の各辺(短辺)には、後述する一対のはね上げ側壁5を枢支するためのヒンジ5aが設けられている。上枠体1の短辺の長さは概ね36cm、長辺の長さは概ね53cmに形成される。また、上枠体1の短辺の高さは概ね2.2cm、長辺の高さは概ね4.2cmに形成され、短辺及び長辺の厚みは概ね1.5cmに形成される。なお、上枠体1は、例えば、合成樹脂等にて形成することができる。
[底部2]
底部2は、上枠体1と同様に矩形状にて形成される。底部2の短辺の中間付近には、折り畳み式コンテナ100を起立して組立てた際、後述する一対のはね上げ側壁5を、底部2に対して垂直状に維持するための突起片2a(図3)が設けられている(突起片2aは一対のはね上げ側壁5の下端部に設けられる孔5bと嵌合され、底部2と一対のはね上げ側壁5を固定する)。また、底部2の対向する一対の各辺(長辺)の上端部には、後述する一対の下部側壁4を枢支するためのヒンジ4bが設けられている。底部2の短辺の長さは概ね36cm、長辺の長さは概ね53cm、底部2の短辺及び長辺の高さは概ね2.5cm、厚みは概ね1.5cmに形成される。なお、底部2は、例えば、合成樹脂等にて形成することができる。
[一対の上部側壁3]
一対の上部側壁3は、矩形状からなる板状体にて形成されており、その上端一辺が上枠体1の対向する一対の各辺(長辺)に設けられるヒンジ3aによって枢支されている。また、一対の上部側壁3の下端一辺には、後述する一対の下部側壁4を枢支するためのヒンジ4aが設けられている。一対の上部側壁3の短辺の長さは概ね12cm、長辺の長さは概ね52cm、厚みは概ね1.3cmに形成される。なお、一対の上部側壁3は、例えば、合成樹脂等にて形成することができる。
[一対の下部側壁4]
一対の下部側壁4は、矩形状からなる板状体にて形成される。一対の下部側壁4は、その上端一辺が一対の上部側壁3の下端一辺に設けられるヒンジ4aによって枢支されるとともに、その下端一辺が底部2の対向する一対の各辺(長辺)の上端部に設けられるヒンジ4bによって枢支されている。一対の下部側壁4の短辺の長さは概ね12cm、長辺の長さは概ね52cm、厚みは概ね1.3cmに形成される。なお、一対の下部側壁4は、例えば、合成樹脂等にて形成することができる。
[一対のはね上げ側壁5]
一対のはね上げ側壁5(はね上げ側壁5A、5B)は、矩形状からなる板状体にて形成されており、その上端一辺が上枠体1の他の対向する一対の各辺(短辺)に設けられるヒンジ5aによって枢支されている。なお、このとき、一対のはね上げ側壁5は、上枠体1及び底部2の短辺の両端部に余地部(一対の上部側壁3及び一対の下部側壁4の厚み分)を残して上枠体1の他の対向する一対の各辺(短辺)に枢支される。なぜなら、折り畳み式コンテナ100を起立して組立てた際、一対のはね上げ側壁5が一対の上部側壁3及び一対の下部側壁4に干渉することによって、一対の上部側壁3及び一対の下部側壁4が折り畳み式コンテナ100の内方側に折り畳まれることを防止するためである。
また、一対のはね上げ側壁5の下端部には、上述のとおり、底部2の短辺の中間付近に設けられる突起片2a(図3)と嵌合するための孔5bが設けられている。さらに、一対のはね上げ側壁5の下端一辺には、後述する一対の第1の緩衝材6を枢支するためのヒンジ6aが設けられている。一対のはね上げ側壁5の短辺の長さは概ね26cm、長辺の長さは概ね33cm、厚みは概ね1.3cmに形成される。なお、一対のはね上げ側壁5は、例えば、合成樹脂等にて形成することができる。
[一対の第1の緩衝材6]
一対の第1の緩衝材6(第1の緩衝材6A、6B)は、矩形状からなる板状体にて形成されており、折り畳み式コンテナ100を起立して組立てた際、底部2の上面中央部付近に余地部を残して載置される(底部2の上面端部付近に載置される。図2)。一対の第1の緩衝材6の一方の各辺は、一対のはね上げ側壁5の下端一辺に設けられるヒンジ6aによって枢支されている。
図3に示すように、一対の第1の緩衝材6の他方の各辺(折り畳み式コンテナ100を起立して組立て、一対の第1の緩衝材6を底部2の上面に載置した場合における、一対の第1の緩衝材6の底部2中央側の各辺)は、断面視において、底部2の両端側から底部2の中央方向へ向けて傾斜するよう形成されている(傾斜面が下を向くように形成される)。
一対の第1の緩衝材6の短辺の長さは概ね8cm、長辺の長さは概ね33cm、厚みは概ね1cmに形成され、また、一対の第1の緩衝材6の他方の各辺の傾斜角度は概ね70度で形成される。なお、一対の第1の緩衝材6は、例えば、発泡合成樹脂や軟質合成樹脂等で形成することができる。
[第2の緩衝材7]
第2の緩衝材7は、矩形状からなる板状体にて形成されており、底部2の上面中央部に取り付けられる。なお、第2の緩衝材7は、上述の一対の第1の緩衝材6を底部2の上面に載置した場合に表れる底部2の上面中央部の余地部の形状と同形状からなるものである。
図3に示すように、第2の緩衝材7の一対のはね上げ側壁5側にある両側辺は、断面視において、底部2の両端側から底部2の中央方向へ向けて傾斜するよう形成されている(傾斜面が上を向くように形成される)。
第2の緩衝材7の短辺の長さは概ね31cm、長辺の長さは概ね33cm、厚みは概ね1cmに形成され、また、第2の緩衝材7の一対のはね上げ側壁5側にある両側辺の傾斜角度は概ね70度(第1の緩衝材6の傾斜角度と同一)で形成される。なお、第2の緩衝材7は、例えば、発泡合成樹脂や軟質合成樹脂等で形成することができる。
次に、図1、図2、図4乃至図9を用いて、本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナ100の使用方法について説明する。
図4は本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナの一方のはね上げ側壁を上方へ回動させた状態を表す斜視図であり、図5は本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナの図2A−A線断面図であって、一方のはね上げ側壁をやや上方へ回動させた状態を表す図である。図6は本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナの他方のはね上げ側壁を上方へ回動させた状態を表す斜視図であり、図7は本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナの一対の上部側壁及び下部側壁を内方側に折り込んでいる状態を表す斜視図である。図8は本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナを折り畳んだ斜視図であり、図9は本発明の実施例1に係る折り畳み式コンテナの図8B−B線断面図である。
まず、折り畳み式コンテナ100を起立して組立てた状態での使用方法について説明する。
図1及び図2に示すように、折り畳み式コンテナ100は、全体が直方体の箱状からなり、内部(底部2の上面)には物品を収容することができるようになっている。なお、このとき、一対の第1の緩衝材6が底部2の上面中央部付近に余地部を残して載置されるとともに(底部2の上面端部付近に載置される)、該余地部と同形状からなる第2の緩衝材7が底部2の上面中央部に取り付けられていることから、底部2の上面には、一対の第1の緩衝材6及び第2の緩衝材7によって、全面に緩衝材が敷かれた状態となっている。このため、折り畳み式コンテナ100内部(底部2の上面)に物品を収容した場合でも、これを外部の衝撃から適切に保護することができる。
次に、折り畳み式コンテナ100を折り畳む方法について説明する。
図4及び図5に示すように、まず、はね上げ側壁5Aを、折り畳み式コンテナ100の内方側から上方へ向けて回動させる(はね上げ側壁5Aは、その上端一辺が上枠体1の他の対向する一対の各辺(短辺)に設けられるヒンジ5aによって枢支されていることから、このような動作が可能である)。なお、はね上げ側壁5Aは、下端部に設けられる孔5bが底部2の短辺の中間付近に設けられる突起片2aに嵌合されているが、はね上げ側壁5Aに外側から内側(折り畳み式コンテナ100の内方側)への力を加えれば、係る嵌合状態は解消されることになり、一対のはね上げ側壁5Aを、すばやく上方へ向けて回動させることができる。
このように、はね上げ側壁5Aを、上方へ向けて回動させると、第1の緩衝材6Aは、はね上げ側壁5Aの下端一辺に設けられるヒンジ6aによって枢支されていることから、係るはね上げ側壁5Aの動作に合わせて(連動して)、上方に持ち上げられるとともに、ヒンジ6aを支点に下方に回動することになる。
なお、このとき、第1の緩衝材6Aの他方の一辺(折り畳み式コンテナ100を起立して組立て、第1の緩衝材6Aを底部2の上面に載置した場合における、第1の緩衝材6Aの底部2中央側の一辺)は、断面視において、傾斜面が下を向くよう、底部2の一端側から底部2の中央方向へ向けて傾斜するように形成されているのに対し、第2の緩衝材7のはね上げ側壁5A側にある側辺は、断面視において、傾斜面が上を向くよう、底部2の一端側から底部2の中央方向へ向けて傾斜するように形成されていることから、第1の緩衝材6Aは、第2の緩衝材7に干渉されることなく、スムーズに係るはね上げ側壁5Aの動作に合わせて(連動して)、上方に持ち上げられることになる(図5)。
そして、この状態のまま、はね上げ側壁5Bを、上述と同様の手順で、折り畳み式コンテナ100の内方側から上方へ向けて回動させる(図6)。なお、第1の緩衝材6Bの他方の一辺(折り畳み式コンテナ100を起立して組立て、第1の緩衝材6Bを底部2の上面に載置した場合における、第1の緩衝材6Bの底部2中央側の一辺)は、断面視において、傾斜面が下を向くよう、底部2の他端側から底部2の中央方向へ向けて傾斜するように形成されているのに対し、第2の緩衝材7のはね上げ側壁5B側にある側辺は、断面視において、傾斜面が上を向くよう、底部2の他端側から底部2の中央方向へ向けて傾斜するように形成されていることから、第1の緩衝材6Bは、第2の緩衝材7に干渉されることなく、スムーズに係るはね上げ側壁5Bの動作に合わせて(連動して)、上方に持ち上げられることになる
このとき、一対のはね上げ側壁5を底部2に対して水平となる位置まで回動させる必要がある。つまり、一対のはね上げ側壁5は、上述のとおり、折り畳み式コンテナ100を起立して組立てた際、一対の上部側壁3及び一対の下部側壁4が折り畳み式コンテナ100の内方側に折り畳まれることを防止すべく、上枠体1及び底部2の短辺の両端部に余地部(一対の上部側壁3及び一対の下部側壁4の厚み分)を残して上枠体1の他の対向する一対の各辺(短辺)に枢支されていることから(一対の上部側壁3及び一対の下部側壁4に干渉するよう枢支されている)、これを、底部2に対して水平となる位置まで回動させれば、一対のはね上げ側壁5と一対の上部側壁3及び一対の下部側壁4との干渉状態は解消され、スムーズに折り畳み式コンテナ100を折り畳むことができるからである。なお、一対のはね上げ側壁5を枢支するヒンジ5aは、一対の上部側壁3を枢支するヒンジ3aよりも高い位置に設けられていることから(上枠体1のヒンジ3aが設けられる一対の各辺(長辺)の高さは概ね4.2cmであるのに対し、ヒンジ5aが設けられる一対の各辺(短辺)の高さは概ね2.2cmとなっているため)、一対のはね上げ側壁5を、底部2に対して水平となる位置まで回動させれば、一対のはね上げ側壁5が一対の上部側壁3及び一対の下部側壁4の動きに干渉することはない。
続いて、この状態を維持したまま、一対の上部側壁3と一対の下部側壁4とを折り畳み式コンテナ100の内方側に折り込む(図7)。このとき、一対の上部側壁3は、その上端一辺が上枠体1の対向する一対の各辺(長辺)に設けられるヒンジ3aによって枢支されており、また、一対の下部側壁4は、その上端一辺が一対の上部側壁3の下端一辺に設けられるヒンジ4aによって枢支されるとともに、その下端一辺が底部2の対向する一対の各辺(長辺)の上端部に設けられるヒンジ4bによって枢支されていることから、一対のはね上げ側壁5が底部2に対して水平となる位置まで回動されれば(一対のはね上げ側壁5と一対の上部側壁3及び一対の下部側壁4との干渉状態が解消された状態)、一対の上部側壁3と一対の下部側壁4は、自然と折り畳み式コンテナ100の内方側に折り込まれることになる(一対の上部側壁3の下端一辺に設けられるヒンジ4aを支点に中折れ状態となる)。
そして、このまま一対の上部側壁3と一対の下部側壁4とが折り畳み式コンテナ100の内方側に折り込まれると、一対の上部側壁3と一対の下部側壁4は上下に重なる格好となり、折り畳み式コンテナ100は、完全に折り畳まれた状態となる(図8)。このとき、底部2の上面中央部に取り付けられる第2の緩衝材7の厚みは、底部2の高さよりも低く形成されているため(第2の緩衝材7の厚みは概ね1cm、底部2の高さは概ね2.5cmとなっている)、第2の緩衝材7が折り畳み式コンテナ100を折り畳む際に障害となることはない(図9)。
最後に、折り畳み式コンテナ100を組立てる方法について説明する。
折り畳み式コンテナ100は、上述の折り畳み式コンテナ100を折り畳む手順と逆の手順を踏むことで、組立てることができる。
すなわち、まず、上枠体1を持ち上げることで、一対の上部側壁3と一対の下部側壁4とを起立させる。そして、一対のはね上げ側壁5を折り畳み式コンテナ100の内方側から下方へ向けて回動させるとともに、一対のはね上げ側壁5の下端部に設けられる孔5bを底部2の短辺の中間付近に設けられる突起片2aに嵌合させる。これにより、一対のはね上げ側壁5は、底部2に対して垂直状に維持されるとともに、一対の上部側壁3及び一対の下部側壁4が折り畳み式コンテナ100の内方側に折り畳まれることを防止する(一対のはね上げ側壁5が一対の上部側壁3及び一対の下部側壁4に干渉するため)。
このとき、一対のはね上げ側壁5の下端一辺に設けられるヒンジ6aによって枢支される一対の第1の緩衝材6は、係る一対のはね上げ側壁5の動作に合わせて(連動して)、底部2の上面端部付近に載置されることになる(図2)。
このように、本発明は、底部2の上面中央部に、該余地部の形状と同形状からなる第2の緩衝材7が取り付けられていることから、折り畳み式コンテナ100の組立て時には、一対の第1の緩衝材6及び第2の緩衝材7によって、折り畳み式コンテナ100の底部2の全面に緩衝材を敷くことができる。よって、本発明では、底部2の全面に物品を収容した場合でも、これを外部の衝撃から適切に保護することができる。
また、本発明は、折り畳み式コンテナ100の折り畳み時において、一対の第1の緩衝材6が一対のはね上げ側壁5の上方への回動に合わせて上方に持ち上げられるため、第2の緩衝材7を底部2の上面に取り付けた状態のまま、簡易迅速にコンテナを折り畳むことができるとともに、これをコンパクトに折り畳むことができる。
さらに、本発明は、一対の第1の緩衝材6の底部2中央側の各辺、及び、第2の緩衝材7の一対のはね上げ側壁5側にある両側辺が、互いに干渉することのないよう傾斜してなることから、折り畳み式コンテナ100をスムーズに折り畳むことができる。
なお、本実施例では、折り畳み式コンテナ100の全体の形状並びに折り畳み式コンテナ100を構成する各部材(上枠体1、底部2、一対の上部側壁3、一対の下部側壁4、一対のはね上げ側壁5、一対の第1の緩衝材6及び第2の緩衝材7)の寸法を上述のとおりとしているが、折り畳み式コンテナ100に収容する物品の種類によっては、これを別の形状又は異なる寸法で形成することもできる。例えば、折り畳み式コンテナ100の全体の形状を正方形型とすることもできるし、各部材の寸法を大きめ又は小さめに形成してもよい。
また、本実施例では、一対の第1の緩衝材6の他方の各辺並びに第2の緩衝材7の一対のはね上げ側壁5側にある両側辺の傾斜角度を概ね70度で形成するものとしているが、一対の第1の緩衝材6が、第2の緩衝材7に干渉されることなく、スムーズに一対のはね上げ側壁5の動作(上方への回動)に合わせて(連動して)、上方に持ち上げられるのであれば、これらの傾斜角度を他の角度で形成することもできる。例えば、これらの傾斜角度を20度〜80度で形成することもできる。また、上述のように、一対の第1の緩衝材6が、スムーズに上方に持ち上げられることを考慮しないのであれば、一対の第1の緩衝材6の他方の各辺並びに第2の緩衝材7の一対のはね上げ側壁5側にある両側辺を底部2に対して垂直に形成することもできる(すなわち、傾斜を形成しない)。
さらに、本実施例では、一対の第1の緩衝材6の一方の各辺を、一対のはね上げ側壁5の下端一辺に設けられるヒンジ6aによって枢支するとともに、第2の緩衝材7を底部2の上面中央部に取り付けるものとしているが、一対の第1の緩衝材6及び/又は第2の緩衝材7を、それぞれ一対のはね上げ側壁5の下端一辺、底部2の上面中央部と着脱自在となるよう構成してもよい。例えば、一対の第1の緩衝材6の一方の各辺に嵌合凸部を設け、一対のはね上げ側壁5の下端一辺には、該嵌合凸部に着脱自在であって、回動自在に嵌合可能な嵌合凹部を設けることで、一対の第1の緩衝材6と一対のはね上げ側壁5の下端一辺を着脱自在となるよう構成することができる。また、第2の緩衝材7については、第2の緩衝材7の裏面又は内部に第1のマグネットを設け、底部2の上面中央部には該第1のマグネットと磁着可能な第2のマグネットを設けることで、これらを着脱自在となるよう構成することができる。これにより、一対の第1の緩衝材6及び/又は第2の緩衝材7が破損した場合や耐用期間の経過により交換が必要になった場合等でも、コンテナ自体を新調することなく、一対の第1の緩衝材6及び/又は第2の緩衝材7を交換することができる(この場合、一対の第1の緩衝材6及び/又は第2の緩衝材7のみを交換すればよいため経済的である)。
最後に、本実施例では、一対の第1の緩衝材6の一方の各辺を、一対のはね上げ側壁5の下端一辺に設けられるヒンジ6aによって枢支するものとしているが、一対の第1の緩衝材6が一対のはね上げ側壁5の動作(上方への回動)に合わせて、上方に持ち上げられるとともに、一対の第1の緩衝材6の一方の各辺付近を支点にして下方に回動するのであれば、一対の第1の緩衝材6の一方の各辺と一対のはね上げ側壁5をテープにて連結するよう構成してもよい。これにより、一対の第1の緩衝材6は、ヒンジ6aを設けなくても、容易に一対のはね上げ側壁5に枢支することができる。
このように、本実施例では、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
次に、図10乃至図12を用いて、本発明の実施例2に係る折り畳み式コンテナ200の形態について説明する。なお、実施例1に係る折り畳み式コンテナ100は、緩衝材を一対の第1の緩衝材6及び第2の緩衝材7より構成するものとしているが(3枚の緩衝材にて構成)、実施例2に係る折り畳み式コンテナ200では、これを一対の第3の緩衝材60のみから構成しているものである(すなわち、2枚の緩衝材にて構成する)。よって、実施例2に係る折り畳み式コンテナ200の上枠体1、底部2、一対の上部側壁3、一対の下部側壁4及び一対のはね上げ側壁5の形態及び素材は、実施例1に係る折り畳み式コンテナ100のものと同様であることから、ここでは説明を省略する。
図10は本発明の実施例2に係る折り畳み式コンテナの斜視図であり、図11は本発明の実施例2に係る折り畳み式コンテナの平面図である。また、図12は本発明の実施例2に係る折り畳み式コンテナの図11C−C線断面図を表す。
[一対の第3の緩衝材60]
図10及び図11に示すように、一対の第3の緩衝材60(第3の緩衝材60A、60B)は、矩形状からなる板状体にて形成されており、折り畳み式コンテナ200を起立して組立てた際、底部2の上面に載置される。一対の第3の緩衝材60の一方の各辺は、一対のはね上げ側壁5の下端一辺に設けられるヒンジ60aによって枢支されている。
図12に示すように、一対の第3の緩衝材60の他方の各辺(折り畳み式コンテナ200を起立して組立て、一対の第3の緩衝材60を底部2の上面に載置した場合における、一対の第3の緩衝材60の底部2中央側の各辺)は、断面視において、一方(第3の緩衝材60Aの他方の一辺)が、傾斜面が下を向くよう底部2の一端側から底部2の中央方向へ向けて傾斜するように形成されているのに対して、他方(第3の緩衝材60Bの他方の一辺)が、傾斜面が上を向くよう底部2の中央から底部2の他端方向へ向けて傾斜するように形成されている。
一対の第3の緩衝材60の短辺の長さは概ね23.5cm、長辺の長さは概ね33cm、厚みは概ね1cmに形成され、また、一対の第3の緩衝材60の、他方の各辺の傾斜角度は概ね70度で形成される。なお、一対の第3の緩衝材60は、例えば、発泡合成樹脂や軟質合成樹脂等で形成することができる。
続いて、図13及び図14を用いて、本発明の実施例2に係る折り畳み式コンテナ200の使用方法について説明する。なお、実施例2に係る折り畳み式コンテナ200の使用方法のうち、折り畳み式コンテナ200を起立して組立てた状態での使用方法は、実施例1に係る折り畳み式コンテナ100の使用方法と同様であることから、ここでは説明を省略する。また、折り畳み式コンテナ200を折り畳む方法並びにこれを組立てる方法の一部は、実施例1に係る折り畳み式コンテナ100の折り畳み及び組立て方法と共通する点があることから、ここでは、異なる点(一対の第3の緩衝材60の動作)のみについて説明を加える。
図13は本発明の実施例2に係る折り畳み式コンテナを折り畳んだ斜視図であり、図14は本発明の実施例2に係る折り畳み式コンテナの図13D−D線断面図である。
まず、折り畳み式コンテナ200を折り畳む際、第3の緩衝材60Aは、実施例1に係る折り畳み式コンテナ100の第1の緩衝材6Aと同様、はね上げ側壁5Aの、上方への回動(動作)に合わせて(連動して)、上方に持ち上げられるとともに、ヒンジ60aを支点に下方に回動することになる。
なお、このとき、一対の第3の緩衝材60の、他方の各辺(折り畳み式コンテナ200を起立して組立て、一対の第3の緩衝材60を底部2の上面に載置した場合における、一対の第3の緩衝材60の底部2中央側の各辺)は、断面視において、一方(第3の緩衝材60Aの他方の一辺)が、傾斜面が下を向くよう底部2の一端側から底部2の中央方向へ向けて傾斜するように形成されているのに対して、他方(第3の緩衝材60Bの他方の一辺)が、傾斜面が上を向くよう底部2の中央から底部2の他端方向へ向けて傾斜するように形成されていることから、第3の緩衝材60Aは、第3の緩衝材60Bに干渉されることなく、スムーズに係るはね上げ側壁5Aの動作に合わせて(連動して)、上方に持ち上げられることになる。
そして、この状態のまま、あとは、実施例1に係る折り畳み式コンテナ100の折り畳み手順と同様の手順を行うことで、折り畳み式コンテナ200を完全に折り畳むことができる。(図13、図14)。
折り畳み式コンテナ200は、上述の折り畳み式コンテナ200を折り畳む手順と逆の手順を踏むことで、組立てることができる(実施例1に係る折り畳み式コンテナ100の組立て方法を参照)。
このとき、一対のはね上げ側壁5の下端一辺に設けられるヒンジ60aによって枢支される一対の第3の緩衝材60は、係る一対のはね上げ側壁5の動作に合わせて(連動して)、底部2の上面(全面)に載置されることになる(図11)。
このように、本発明は、折り畳み式コンテナ200の組立て時に、一対の第3の緩衝材60によって、折り畳み式コンテナ200の底部2全面に緩衝材を敷くことができることから、底部2全面に物品を収容した場合でも、これを外部の衝撃から適切に保護することができる。
また、一対の第3の緩衝材60は、一対のはね上げ側壁5の上方への回動に合わせて上方に持ち上げられるため、本発明では、一対の第3の緩衝材60を一対のはね上げ側壁5の下端一辺に枢支した状態のまま、簡易迅速に折り畳み式コンテナ200を折り畳むことができるとともに、これをコンパクトに折り畳むことができる。
また、本発明は、一対の第3の緩衝材60の底部2中央側の各辺が互いに干渉することのないよう傾斜してなることから、折り畳み式コンテナ200をスムーズに折り畳むことができる。
なお、本実施例では、一対の第3の緩衝材60の他方の各辺の傾斜角度を概ね70度で形成するものとしているが、第3の緩衝材60Aが、第3の緩衝材60Bに干渉されることなく、スムーズに一対のはね上げ側壁5Aの動作(上方への回動)に合わせて(連動して)、上方に持ち上げられるのであれば、これらの傾斜角度を他の角度で形成することもできる。例えば、これらの傾斜角度を20度〜80度で形成することもできる。また、上述のように、第3の緩衝材60Aが、スムーズに上方に持ち上げられることを考慮しないのであれば、一対の第3の緩衝材60の他方の各辺を底部2に対して垂直に形成することもできる(すなわち、傾斜を形成しない)。
また、本実施例においては、折り畳み式コンテナ200の全体の形状、折り畳み式コンテナ200を構成する各部材(上枠体1、底部2、一対の上部側壁3、一対の下部側壁4、一対のはね上げ側壁5、一対の第3の緩衝材60)の寸法、一対の第3の緩衝材60を一対のはね上げ側壁5の下端一辺と着脱自在とする点並びに一対の第3の緩衝材60の一方の各辺と一対のはね上げ側壁5をテープにて連結(枢支)する点については、実施例1に係る折り畳み式コンテナ100と同様の変更が可能であることは勿論のことである。
このように、本実施例では、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 上枠体
2 底部
2a 突起片
3 一対の上部側壁
3a ヒンジ
4 一対の下部側壁
4a ヒンジ
4b ヒンジ
5 一対のはね上げ側壁
5A はね上げ側壁
5B はね上げ側壁
5a ヒンジ
5b 孔
6 一対の第1の緩衝材
6A 第1の緩衝材
6B 第1の緩衝材
6a ヒンジ
7 第2の緩衝材
60 一対の第3の緩衝材
60A 第3の緩衝材
60B 第3の緩衝材
60a ヒンジ
100 折り畳み式コンテナ
200 折り畳み式コンテナ










Claims (2)

  1. 矩形状からなる上枠体と、
    収容する物品を下方から支える矩形状からなる底部と、
    該上枠体の対向する一対の各辺に枢支され、それぞれが対向配置された一対の上部側壁と、
    該上部側壁のそれぞれの下端一辺に枢支され、該底部の対向する一対の各辺に枢支されている一対の下部側壁と、
    該上枠体の他の対向する一対の各辺に枢支され、それぞれが対向配置された一対のはね上げ側壁とを備え、
    一対の該はね上げ側壁を、上方に回動させ、一対の該上部側壁及び該下部側壁を内方側に折り込むことで、折り畳み可能な折り畳み式コンテナにおいて、
    一対の該はね上げ側壁の下端一辺には、該底部の上面に、該底部の上面中央部付近に余地部を残して載置される、一対の第1の緩衝材が枢支され、
    該底部の上面中央部には、該余地部の形状と同形状の第2の緩衝材が取り付けられており、
    該折り畳み式コンテナを起立して組立てた状態では、一対の該第1の緩衝材及び該第2の緩衝材により、該底部上面に緩衝材が敷かれた状態になるとともに、
    該折り畳み式コンテナを折り畳む際には、一対の該はね上げ側壁の上方への回動に合わせて一対の該第1の緩衝材が上方に持ち上げられることで、該第2の緩衝材を該底部の上面に取り付けた状態のまま、折り畳むことが可能であって、
    一対の該はね上げ側壁の上方への回動に合わせて一対の該第1の緩衝材が上方に持ち上げられる際に、一対の該第1の緩衝材を該底部上面に載置した場合における一対の該第1の緩衝材の該底部中央側の各辺、及び、該第2の緩衝材の一対の該はね上げ側壁側にある両側辺が、互いに干渉することのないよう傾斜してなることを特徴とする折り畳み式コンテナ。
  2. 矩形状からなる上枠体と、
    収容する物品を下方から支える矩形状からなる底部と、
    該上枠体の対向する一対の各辺に枢支され、それぞれが対向配置された一対の上部側壁と、
    該上部側壁のそれぞれの下端一辺に枢支され、該底部の対向する一対の各辺に枢支されている一対の下部側壁と、
    該上枠体の他の対向する一対の各辺に枢支され、それぞれが対向配置された一対のはね上げ側壁とを備え、
    一対の該はね上げ側壁を、上方に回動させ、一対の該上部側壁及び該下部側壁を内方側に折り込むことで、折り畳み可能な折り畳み式コンテナにおいて、
    一対の該はね上げ側壁の下端一辺には、該底部の上面に載置される、一対の第3の緩衝材が枢支されており、
    該折り畳み式コンテナを起立して組立てた状態では、一対の該第3の緩衝材が該底部上面に載置されるとともに、
    該折り畳み式コンテナを折り畳む際には、一対の該はね上げ側壁の上方への回動に合わせて一対の該第3の緩衝材が上方に持ち上げられることで、該第3の緩衝材を該はね上げ側壁のそれぞれの下端一辺に枢支した状態のまま、折り畳むことが可能であって、
    一対の該はね上げ側壁の上方への回動に合わせて一対の該第3の緩衝材が上方に持ち上げられる際に、一対の該第3の緩衝材を該底部上面に載置した場合における一対の該第3の緩衝材の該底部中央側の各辺が互いに干渉することのないよう傾斜してなることを特徴とする折り畳み式コンテナ。
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