JP5652593B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば2相電動機を可変速駆動する電力変換装置に関するものである。
図11は、後述する非特許文献1の記載内容に基づく2相電動機の可変速駆動システムの構成図である。また、図12は、この可変速駆動システムにおける電力変換装置の電圧指令等の振幅及び位相関係を示すフェーザ図である。
以下、図11における直流中点Nから見た端子M,A,Cの各出力電圧(M相電圧v,A相電圧v,C相電圧v)を相電圧と呼び、端子間電圧を線間電圧(M−C間線間電圧vMC,A−C間線間電圧vAC,M−A間線間電圧vMA)と呼ぶことにする。
図11に示す電力変換装置100は、IGBTと還流ダイオードとを逆並列に接続して半導体スイッチ(以下、必要に応じて半導体スイッチをIGBTと略称する)TMP,TMN,TAP,TAN,TCP,TCNを構成すると共に、第1の半導体スイッチTMPと第2の半導体スイッチTMNとを直列接続してなる第1の半導体スイッチ直列回路と、第3の半導体スイッチTAPと第4の半導体スイッチTANとを直列接続してなる第2の半導体スイッチ直列回路と、第5の半導体スイッチTCPと第6の半導体スイッチTCNとを直列接続してなる第3の半導体スイッチ直列回路とを並列に接続してインバータ部を構成し、このインバータ部を、直流電源103と平滑コンデンサ101,102の直列回路とに対して並列接続することにより構成されている。ここで、直流電源103と平滑コンデンサ101,102の直列回路とを纏めて直流電圧源というものとする。
なお、電力変換装置100の負荷は、2つの巻線201,202を有する2相電動機(誘導電動機)200であり、その3つの入力端子は、第1の半導体スイッチTMPと第2の半導体スイッチTMNとの直列接続点、第3の半導体スイッチTAPと第4の半導体スイッチTANとの直列接続点、第5の半導体スイッチTCPと第6の半導体スイッチTCNとの直列接続点にそれぞれ接続されている。
電動機200の2つの巻線201,202は、空間的に位置が90度ずれて配置されている。従って、電力変換装置100は、図11におけるM−C間線間電圧vMCとA−C間線間電圧vACの電気的位相角を90度ずらして電動機200に印加し、その印加電圧の振幅及び周波数を調整することにより、電動機200の可変速駆動を行っている。
ここで、上記電力変換装置100において所望の出力線間電圧vMC,vACを得るためには、電力変換装置100を構成するIGBTを所定のスイッチングパターンに従ってオンオフする必要がある。そこで、非特許文献1では、3つの相電圧指令v ,v ,v とキャリア三角波とを比較して得たゲート信号によって各IGBTをスイッチングし、これによって目的とする出力線間電圧vMC,vACを得ている。
例えば、所望の出力線間電圧vMC,vACの振幅が等しく、電気的位相角が90度異なる場合は、3つの相電圧指令v ,v ,v と出力線間電圧vMC,vACの振幅、位相関係は図12に示すようになり、出力線間電圧の振幅をVとすると、出力線間電圧vMC,vAC(出力線間電圧指令vMC ,vAC についても同様)及び相電圧指令v ,v ,v は数式1〜数式5のように表される。
Figure 0005652593
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Figure 0005652593
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図13(a)は、電力変換装置100の各相に対する変調信号及びキャリア三角波を示す波形図であり、図13(b)は、出力電圧(線間電圧及び相電圧)を示す波形図である。
図13(a)のλ ,λ ,λ は、それぞれ、相電圧指令v ,v ,v を、直流電圧源の直流電圧検出値Edcを用いて振幅補正した相電圧指令(以後、直流電圧検出値Edcを用いて振幅補正した電圧指令のことを変調信号ともいう)であるが、その補正方法は本発明の要旨ではないため、ここでは説明を省略する。
振幅補正により得られた変調信号λ ,λ ,λ を図中のキャリア三角波と比較することにより、電力変換装置100を構成するIGBTのゲート信号が生成され、このゲート信号に従ってIGBTをオンオフすることにより、図13(b)に示すような出力線間電圧vMC,vACを得ることができる。
「A New Modulation Strategy for Unbalanced Two Phase Induction Motor Drives Using a Three-Leg Voltage Source Inverter」,電気学会論文誌D,vol.125,No.5,p482-491,2005年
図13(a),(b)から分かるように、従来では、キャリア三角波と比較する変調信号λ ,λ ,λ が正弦波であるため、IGBTは常にオンオフを繰り返すことになり、IGBTのスイッチングに伴ってスイッチング損失が発生する。このスイッチング損失はIGBTの発熱量を増加させる原因となり、結果として、IGBTを冷却するための冷却フィン等の大型化を招き、装置全体の小型・軽量化、低コスト化の妨げとなっていた。
そこで、本発明の解決課題は、半導体スイッチにおけるスイッチング損失を低減し、冷却装置の小型化により装置全体の小型・軽量化、低コスト化を可能にした電力変換装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、第1の半導体スイッチと第2の半導体スイッチとを直列接続して構成した第1の半導体スイッチ直列回路と、
第3の半導体スイッチと第4の半導体スイッチとを直列接続して構成した第2の半導体スイッチ直列回路と、
第5の半導体スイッチと第6の半導体スイッチとを直列接続して構成した第3の半導体スイッチ直列回路と、
直流電圧源と、をすべて並列接続すると共に、
第1の半導体スイッチと第2の半導体スイッチとの直列接続点、第3の半導体スイッチと第4の半導体スイッチとの直列接続点、第5の半導体スイッチと第6の半導体スイッチとの直列接続点を、それぞれ第1相、第2相、第3相の出力端子として負荷に接続してなる電力変換装置において、
前記直流電圧源の直流電圧を検出する電圧検出手段と、
第1相〜第3相に対する第1〜第3の電圧指令のうち、振幅を同一とし、かつ、電気的位相角を180度ずらした2つの電圧指令を生成する電圧指令生成手段と、
第1〜第3の電圧指令の振幅を、前記電圧検出手段による電圧検出値に応じて補正する第1の電圧指令補正手段と、
第1〜第の半導体スイッチ直列回路のうち、1つの半導体スイッチ直列回路を構成する半導体スイッチがオンオフを繰り返し、残りの2つの半導体スイッチ直列回路を構成する4つの半導体スイッチのうち少なくとも1つの半導体スイッチがオン状態を保持するように、第1の電圧指令補正手段により振幅補正された第1〜第3の電圧指令を補正する第2の電圧指令補正手段と、を備えたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載した電力変換装置において、
第2の電圧指令補正手段は、第1の電圧指令補正手段により振幅補正された第1〜第3の電圧指令のうちオン状態を保持させる半導体スイッチを有する相の電圧指令が、前記1つの半導体スイッチ直列回路を構成する半導体スイッチのオンオフ信号を生成するためのキャリア三角波の最大値または最小値と等しくなるような補正信号を演算し、この補正信号を、第1の電圧指令補正手段により振幅補正された第1〜第3の電圧指令のすべてにそれぞれ加算する手段を有するものである。
本発明によれば、電圧指令に基づいて生成した補正信号を用いて各相の変調信号を補正することにより、電力変換装置を構成する半導体スイッチのスイッチング回数を少なくすることができる。これにより電力変換装置におけるスイッチング損失を低減し、冷却装置の小型化によって装置全体の小型・軽量化、低コスト化を達成することができる。
本発明の第1実施形態における制御ブロック図である。 本発明の基本形態における補正信号演算手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の基本形態における各部の波形例を示す図である。 本発明の基本形態における各部の波形例を示す図である。 本発明の第実施形態における補正信号演算手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の第実施形態における各部の波形例を示す図である。 本発明の参考形態における制御ブロック図である。 本発明の参考形態における補正信号演算手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の参考形態における各部の波形例を示す図である。 本発明の参考形態における電圧指令等の振幅及び位相関係を示すフェーザ図である。 非特許文献1の記載内容に基づく誘導電動機の可変速駆動システムの構成図である。 図11における電力変換装置の電圧指令等の振幅及び位相関係を示すフェーザ図である。 図11における変調信号、キャリア三角波及び出力電圧を示す波形図である。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
なお、この実施形態に係る電力変換装置の主回路の構成は図11に示した電力変換装置100と同様であり、その負荷も、2つの巻線201,202を有する2相電動機200であるものとする。このため、以下の説明は、図11に示した電力変換装置100を前提としている。
始めに、図3は本発明の基本形態における各部の波形例を示したものであり、図3(a)は、電力変換装置100の相電圧指令v ,v ,v にそれぞれ対応する変調信号λ ,λ ,λ 及びこれらの補正信号λ を示している。また、図3(b)は、変調信号λ ,λ ,λ に補正信号λ を加算した変調信号(相電圧指令)λ **,λ **,λ **を示し、図3(c)は、出力電圧(出力相電圧v,v,v及び出力線間電圧vMC,vAC)の各波形を示している。
なお、出力電圧波形は、通常、IGBTのスイッチングに伴うパルス列波形となるが、ここでは、説明を容易にするためにスイッチング成分を除去した基本波成分のみを示している。
さて、本形態では、図3(b)に示す如く、補正後の変調信号λ **,λ **,λ **が正弦波ではなく、特定の期間にわたり、各変調信号λ **,λ **,λ **が、これらと比較されるキャリア三角波の最大値または最小値と同一の値を保持している点が図13の従来技術と異なっている。このような変調信号λ **,λ **,λ **を用いることで、図3(c)に示すように相電圧v,v,vは正弦波でなくなるが、電動機200の巻線201,202に印加される線間電圧vMC,vACは正弦波となる。
この場合、3つの変調信号λ **,λ **,λ **がキャリア三角波の最大値または最小値と同一の値を保持している相のIGBTはスイッチングを行わないので、電力変換器全体では従来技術に比べてスイッチング回数が減少し、スイッチング損失を低減することができる。
以下、本形態の構成及び作用について、図1〜図3を参照しつつ詳細に説明する。なお、図1は本形態における制御ブロック図、図2は前記補正信号λ を演算するためのフローチャートである。
の形態において、M相電圧vとA相電圧vとは振幅が等しく、各々の位相が反転している(すなわち電気的位相角が180度ずれている)と共に、M相電圧v及びA相電圧vの振幅はA−M間線間電圧vMAの振幅の1/2となるように制御するものとする。
いま、線間電圧指令vMC ,vAC が与えられると、相電圧指令v ,v ,v は、数式6〜数式8によって計算することができる。
これらの演算を、図1における相電圧指令演算手段300が行う。なお、相電圧指令演算手段300は、加算器301,302、ゲイン(0.5)を有する増幅器303、ゲイン(−0.5)を有する増幅器303,303から構成されている。
Figure 0005652593
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上記の演算により、2つの線間電圧指令vMC ,vAC の振幅が異なる場合や、2つの指令の位相差が前述のように90度でない場合にも、相電圧指令v ,v ,v を容易に演算することができる。
相電圧指令演算手段300によって得られた相電圧指令v ,v ,v は、第1の電圧指令補正手段400に入力される。この電圧指令補正手段400は、「2」を直流電圧検出値Edcにより除算する除算器402と、除算器402の出力を相電圧指令v ,v ,v にそれぞれ乗算する乗算器401,401,401とから構成されており、これら乗算器401,401,401の出力が変調信号λ ,λ ,λ となる。
変調信号λ ,λ ,λ は、第2の電圧指令補正手段500に入力される。この電圧指令補正手段500は、変調信号λ ,λ ,λ から図3(a)に示したような補正信号λ を演算する補正信号演算手段501と、上記補正信号λ を変調信号λ ,λ ,λ にそれぞれ加算して最終的な変調信号λ **,λ **,λ **を得る加算器502,502,502とから構成されている。
ここで、補正信号演算手段501は、変調信号λ ,λ ,λ と補正信号λ とを加算した結果、図3(b)に示すごとく、特定の期間にわたり、最終的な変調信号λ **,λ **,λ **のうちのいずれか一つがキャリア三角波の最大値または最小値と等しくなるような補正信号λ を生成する。この補正信号演算手段501の詳細については、後述する。
次に、第2の電圧指令補正手段500から出力された最終的な変調信号λ **,λ **,λ **は、比較器601,601,601においてキャリア三角波とそれぞれ比較され、その出力がそのまま、または反転器602,602,602を介することにより、電力変換装置を構成するIGBTのゲート信号GTMP,GTMN,GTAP,GTAN,GTCP,GTCNとなる。
以上の動作により、最終的な変調信号λ **,λ **,λ **の波形は図3(b)に示すように正弦波ではなくなり、相電圧v,v,vの波形も、図3(c)に示すように正弦波ではなくなる。しかし、目的とする線間電圧指令vMC ,vAC から得た変調信号λ ,λ ,λ に同一の補正信号λ を加算しているから、電力変換装置100の出力線間電圧(一方の相電圧と他方の相電圧との差電圧)には、各相電圧に重畳された補正信号λ 成分が相殺されて現れず、指令vMC ,vAC どおりの正弦波状の線間電圧vMC,vACを得ることができる。
次いで、補正信号演算手段501の動作について説明する。図2は、補正信号演算手段501に実装される、補正信号λ を演算するためのフローチャートである。
(1)まず、M相及びC相の変調信号λ ,λ の絶対値演算を行い、各絶対値λ ABS,λ ABSを得る(ステップS1)。前述したように、M相電圧指令v とA相電圧指令v とは、振幅が等しく位相が反転するような電圧指令としているため、M相変調信号の絶対値λ ABSはA相変調信号の絶対値λ ABSと等しくなる。
(2)次に、M相変調信号の絶対値λ ABSとC相変調信号の絶対値λ ABSとの大小関係を判断し、どの相の最終的な変調信号をキャリア三角波の最大値または最小値と同一にするかを選択する(ステップS2)。具体的には、下記の数式9を満足する場合は、M相変調信号λ **またはA相変調信号λ **のいずれか一方がキャリア三角波の最大値と同一値になるようにし、逆に、数式9を満足しない場合は、C相変調信号λ **がキャリア三角波の最大値または最小値と同一値になるようにする。
Figure 0005652593
(3)ステップS2において、例えば、M相変調信号λ **またはA相変調信号λ **のいずれか一方をキャリア三角波の最大値と同一値にすることが選択されたならば(ステップS2YES)、M相変調信号λ **またはA相変調信号λ **のどちらをキャリア三角波の最大値と同一値にするかを選択する(ステップS3)。
具体的には、下記の数式10を満足する場合には、M相変調信号λ **がキャリア三角波の最大値(ここでは、1)と同一値になるような補正量λ を、下記の数式11により演算する(ステップS3YES,S5)。また、数式10を満足しない場合は、A相変調信号λ **がキャリア三角波の最大値と同一値になるような補正量λ を、下記の数式12により演算する(ステップS3NO,S6)。
Figure 0005652593
Figure 0005652593
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(4)一方、ステップS2において、C相変調信号λ **をキャリア三角波の最大値または最小値と同一値にすることが選択されたならば(ステップS2NO)、C相変調信号λ **をキャリア三角波の最大値と最小値とのどちらと同一値にするのかを選択する(ステップS4)。
具体的には、下記の数式13を満足する場合には、C相変調信号λ **がキャリア三角波の最大値(ここでは、1)と同一値になるような補正信号λ を、下記の数式14により演算する(ステップS4YES,S7)。また、数式13を満足しない場合は、C相変調信号λ **がキャリア三角波の最小値(ここでは、−1)と同一値になるような補正信号λ を、下記の数式15により演算する(ステップS4NO,S8)。
Figure 0005652593
Figure 0005652593
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以上説明した例においては、M相変調信号λ **またはA相変調信号λ **がキャリア三角波の最大値と同一になるようにしているが、キャリア三角波の最小値と同一となるようにしてもよい。更には、図4(b)(前述した図3は出力1周期分の波形例であるのに対し、図4は出力2周期分の波形例)に示すように、M相変調信号λ **、A相変調信号λ **が、キャリア三角波の最大値、最小値とそれぞれ交互に同一になるようにしてもよい。
次いで、図6は、本発明の第実施形態における各部の波形例を示したものである。
この第実施形態も、基本形態と同様に、補正後の変調信号λ **,λ **,λ **が正弦波ではない。また、基本形態では、3つの変調信号λ **,λ **,λ **のうちのいずれかが、特定の期間、キャリア三角波の最大値または最小値と同一値を保持するのに対し、本実施形態では、2つの変調信号λ **,λ **のいずれか一方が、特定の期間、キャリア三角波の最大値または最小値と同一値を保持するものであり、変調信号λ **については、キャリア三角波の最大値または最小値と同一値を保持することはない。
以下、この第実施形態について、基本形態と同一の部分については説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
制御ブロックとしては、基本形態と同様に図1で表すことができ、図1における補正信号演算手段501の機能が基本形態と異なっている。
すなわち、補正信号演算手段501では、変調信号λ ,λ ,λ と補正信号λ とを加算した結果、図6(b)に示すごとく、最終的な変調信号λ **,λ **のうちのいずれか一方がキャリア三角波の最大値または最小値と等しくなるような補正信号λ を生成する。
このようにした場合にも、基本形態と同様な理由から、所望の出力線間電圧を得ることができる。
次に、本実施形態における補正信号演算手段501の動作を説明する。
図5は、補正信号演算手段501に実装される、補正信号λ を演算するためのフローチャートである。ここでは、変調信号λ **,λ **のいずれか一方が特定の期間、キャリア三角波の最大値または最小値と同一の値を保持するような補正信号λ を演算するための動作となる。
(1)まず、図2におけるステップS1と同様に、M相変調信号λ 及びC相変調信号λ の絶対値演算を行い、絶対値λ ABS,λ ABSを得る(ステップS11)。
(2)次に、M相変調信号の絶対値λ ABSとC相変調信号の絶対値λ ABSとの大小関係を判断し、M相、C相のうち、どちらの相の最終的な変調信号をキャリア三角波の最大値または最小値と同一にするかを選択する(ステップS12)。具体的には、下記の数式16を満足する場合にはM相を選択し(ステップS12YES)、満足しない場合にはC相を選択する(ステップS12NO)。
Figure 0005652593
(3)ステップS12において、例えばM相が選択された場合には、更にM相変調信号λ の正負判断を行う(ステップS12YES,S13)。
(4)そして、M相変調信号λ が正であれば、最終的なM相変調信号λ **とキャリア三角波の最大値(ここでは、1)とが等しくなるような補正信号λ を下記の数式17により演算する(ステップS13YES,S15)。
Figure 0005652593
(5)また、M相変調信号λ が負であれば、最終的なM相変調信号λ **とキャリア三角波の最小値(ここでは、−1)とが等しくなるような補正信号λ を、下記の数式18により演算する(ステップS13NO,S16)。
Figure 0005652593
なお、ステップS12においてC相が選択された場合(ステップS12NO)の処理は、ステップS14,S17,S18において、上記(4),(5)におけるλ ,λ **をλ ,λ **に読み替えた処理と同一になる。
ここで、電力変換装置100の負荷である2相電動機200としては、2つの巻線201,202の機械的構造及び電気的特性が異なる場合が想定される。例えば、M相の巻線を構成する線材の線径に対し、A相の巻線を構成する線材の線径が細い場合、インピーダンスが2つの相で異なるだけでなく、A相の巻線の線径が細いが故に、A相巻線における異常発熱を防止する目的で、A相電流をM相電流に対して低減させる必要性が生じる。
この場合、電力変換装置100によって出力電圧の大きさを調整することなどにより、A相に流す電流をM相に対して意図的に低減することが必要であるが、その場合のA相の電流を抑制する手段については種々の方法が考えられ、また、本発明の要旨でもないため、説明を省略する。
なお、2相電動機200のC相には、M相電流とA相電流との合成電流が流れるから、3つの相のうち、最も小さい電流が流れるのはA相である。このことは、図11においてA相に接続された上下アームのIGBT TAP,TANで発生する損失が小さいことを意味し、換言すると、M相、C相に接続された上下アームのIGBT TMP,TMN,TCP,TCNで発生する損失が大きいことを意味する。
しかるに、本実施形態では、元々、発生損失が小さい相のスイッチング回数は従来と同等とし、発生損失が大きい相のスイッチング回数を低減することにより、効果的に電力変換装置全体で発生する損失を低減することができる。
次に、図9は本発明の参考形態における各部の波形例を示したものである。すなわち、図9(a)は、変調信号λ ,λ ,λ 及びその補正信号λ を、図9(b)は、変調信号λ ,λ ,λ に補正信号λ を加算してなる最終的な変調信号λ **,λ **,λ **及びキャリア三角波を、また、図9(c)は、出力電圧(出力相電圧v,v,v及び出力線間電圧vMC,vAC)の波形をそれぞれ示している。ここでも、出力電圧波形についてはスイッチング成分を除去した基本波のみを示している。
この参考形態においても、最終的な変調信号λ **,λ **,λ **が正弦波ではなく、各変調信号λ **,λ **,λ **がそれぞれ特定の期間、キャリア三角波の最大値または最小値と同一値を保持している。このような変調信号λ **,λ **,λ **を用いることで、図9(c)に示すように、相電圧v,v,vは正弦波でなくなるが線間電圧vMC,vACは正弦波となり、最終的な変調信号がキャリア三角波の最大値または最小値と同一値である相のIGBTはスイッチングを行わないため、スイッチング損失の低減が可能である。
図7は、本形態における制御ブロック図を示している。なお、図7において、図1と同一の構成及び機能を有するものには同一の番号を付してあり、以下では図1と異なる部分を中心として、図9の波形を参照しながら説明する。
本形態では、2相電動機200を可変速駆動するにあたり、3つの相電圧の位相角を電気的に120度ずつずらし、かつ、3つの相電圧のうち、少なくとも1つの相電圧の振幅を他の相電圧の振幅と異ならせることにより、所望の出力線間電圧を得るものである。
例えば、所望の2つの線間電圧(M−C間、A−C間)の振幅指令をそれぞれVMC ,VAC とし、また、A−C間線間電圧指令vAC がM−C間線間電圧指令vMC に対して90度位相進みである場合には、各相電圧の振幅指令V ,V ,V を、それぞれ数式19〜数式21によって計算することができる。
Figure 0005652593
Figure 0005652593
Figure 0005652593
ここで、所望の2つの線間電圧の振幅指令VMC ,VAC が等しい場合、つまり数式22が成り立つ場合には、数式23〜数式25を得ることができる。
Figure 0005652593
Figure 0005652593
Figure 0005652593
Figure 0005652593
上述した演算は、図7における相電圧指令演算手段350によって実現される。
すなわち、相電圧指令演算手段350内の線間電圧振幅指令演算部351において演算された所望の線間電圧の振幅指令VMC ,VAC は、M相電圧振幅指令演算部352、A相電圧振幅指令演算部352、C相電圧振幅指令演算部352に入力され、これらの演算部352,352,352において、各相電圧の振幅指令V ,V ,V が、例えば前述の数式19〜数式21によって計算される。
一方、周波数指令演算部354において周波数指令Fが演算されると、電気角演算部355では、周波数指令Fに基づく電気角θが演算される。この電気角θは相電圧基準正弦波信号演算部356に入力され、振幅が1で、各々の電気的位相角が120度ずつずれた各相電圧指令の基準となる基準正弦波指令vM0 ,vA0 ,vC0 が演算される。
次いで、基準正弦波指令vM0 ,vA0 ,vC0 と、先に演算部352,352,352により演算された各相電圧の振幅指令V ,V ,V とを、乗算器353,353,353にてそれぞれ乗算することで、各相電圧指令v ,v ,v が演算される。
以上を整理すると、各相電圧指令v ,v ,v は数式26〜数式28によって表すことができる。ただし、数式29〜数式31を条件とする。
Figure 0005652593
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ここで、数式19〜数式21、及び、数式26〜数式28から明らかなように、所望の2つの線間電圧(M−C間、A−C間)の振幅指令VMC ,VAC が異なり、かつ、A−C間線間電圧指令vAC がM−C間線間電圧指令vMC に対して90度位相進みである場合には、3つの相電圧指令v ,v ,v の振幅が異なり、電気的位相角は互いに120度ずつずれることになる。
一方、数式23〜数式25、及び、数式26〜数式28から明らかなように、所望の2つの線間電圧(M−C間、A−C間)の振幅指令VMC ,VAC が同一であり、かつ、A−C間線間電圧指令vAC がM−C間線間電圧指令vMC に対して90度位相進みである場合には、3つの相電圧指令v ,v ,v のうち、1つの相電圧指令の振幅が他の2つの相電圧指令の振幅と異なり、また、各々の相電圧指令の電気的位相角は、互いに120度ずつずれることになる。
例として、所望の2つの線間電圧の振幅指令VMC ,VAC が同一であり、かつ、線間電圧指令vAC が線間電圧指令vMC に対して90度位相進みの場合における、電力変換装置100の電圧指令値の振幅及び位相関係を表すフェーザ図を、図10に示す。
上記のように相電圧指令演算手段350によって得られた相電圧指令v ,v ,v は、図1と同一構成の第1の電圧指令補正手段400に入力され、変調信号λ ,λ ,λ が演算される。
次に、第2の電圧指令補正手段500内の補正信号演算手段510では、変調信号λ ,λ ,λ と補正信号λ とを加算した結果、図9(b)に示すごとく、最終的な変調信号λ **,λ **,λ **のうちのいずれか1つがキャリア三角波の最大値または最小値と同一値になるような補正信号λ を生成する。なお、この補正信号演算手段510の詳細な動作については後述する。
補正信号λ と変調信号λ ,λ ,λ とをそれぞれ加算する加算器502,502,502以降の構成及び動作は、前述した各形態と同一であるため、説明を省略する。
この参考形態においても、最終的な変調信号λ **,λ **,λ **は図9(b)に示すように正弦波ではなくなり、相電圧波形も図9(c)に示すように正弦波ではなくなる。しかし、目的とする線間電圧指令vMC ,vAC から得た変調信号λ ,λ ,λ に同一の補正信号λ を加算しているから、電力変換装置100の出力線間電圧には、各相電圧に重畳された補正信号λ 成分が相殺されて現れず、指令vMC ,vAC どおりの正弦波状の線間電圧vMC,vACを得ることができる。
次いで、補正信号演算手段510の動作について説明する。図8は、補正信号演算手段510に実装される、補正信号λ を演算するためのフローチャートである。
(1)まず、3つの出力相電圧の基準正弦波指令vM0 ,vA0 ,vC0 の絶対値演算を行い、絶対値vM0 ABS,vA0 ABS,vC0 ABSを得る(ステップS21)。
(2)次に、得られた3つの絶対値vM0 ABS,vA0 ABS,vC0 ABSの中から、最大値v ABSMAXを得る(ステップS22)。
(3)更に、上記最大値v ABSMAXがM相、A相、C相のうちのどの相の絶対値であるかを判別し、当該相の最終的な変調信号をキャリア三角波の最大値または最小値と同一値にするべく決定する。具体的には、下記の数式32を満足する場合はM相変調信号λ **を(ステップS23YES)、下記の数式33を満足する場合はA相変調信号λ **を(ステップS25YES)、また、数式32,数式33のいずれも満足しない場合はC相変調信号λ **を(ステップS25NO)、キャリア三角波の最大値または最小値と同一値とするように決定する。
Figure 0005652593
Figure 0005652593
(4)ステップS23においてM相が選択されたならば(ステップS23YES)、M相の基準正弦波指令vM0 の極性判別を行い(ステップS24)、M相変調信号λ **を、キャリア三角波の最大値(=1)と同一にするのか、最小値(=−1)と同一にするのかを判別する。具体的には、下記の数式34を満足する場合はM相変調信号λ **をキャリア三角波の最大値(=1)と同一となるようにし(ステップS24YES)、満足しない場合はM相変調信号λ **をキャリア三角波の最小値(=−1)と同一となるようにする(ステップS24NO)。
Figure 0005652593
(5)ステップS24において、M相変調信号λ **をキャリア三角波の最大値(=1)と同一とすることが選択されたならば、数式35により補正信号λ を計算する(ステップS24YES,S28)。
Figure 0005652593
(6)ステップS24において、M相変調信号λ **をキャリア三角波の最小値(=1)と同一とすることが選択されたならば、数式36により補正信号λ を計算する(ステップS24NO,S29)。
Figure 0005652593
なお、ステップS25においてA相が選択された場合(ステップS25YES)の処理、及び、C相が選択された場合(ステップS25NO)の処理は、ステップS26,S30,S31、または、ステップS27,S32,S33において、上記(4),(5)におけるλ ,λ **を、λ ,λ **またはλ ,λ **に読み替えた処理と同一になる。
100:電力変換装置
101,102:平滑コンデンサ
103:直流電源
200:電動機(誘導電動機)
201,202:巻線
300:相電圧指令演算手段
301,302:加算器
350:相電圧指令演算手段
351:線間電圧振幅指令演算部
352:M相電圧振幅指令演算部
352:A相電圧振幅指令演算部
352:C相電圧振幅指令演算部
353,353,353:乗算器
354:周波数指令演算部
355:電気角演算部
356:相電圧基準正弦波信号演算部
400:第1の電圧指令補正手段
401,401,401:乗算器
402:除算器
500:第2の電圧指令補正手段
501,510:補正信号演算手段
502,502,502:加算器
601,601,601:比較器
602,602,602:反転器
MP,TMN,TAP,TAN,TCP,TCN:半導体スイッチ(IGBT)

Claims (2)

  1. 第1の半導体スイッチと第2の半導体スイッチとを直列接続して構成した第1の半導体スイッチ直列回路と、
    第3の半導体スイッチと第4の半導体スイッチとを直列接続して構成した第2の半導体スイッチ直列回路と、
    第5の半導体スイッチと第6の半導体スイッチとを直列接続して構成した第3の半導体スイッチ直列回路と、
    直流電圧源と、をすべて並列接続すると共に、
    第1の半導体スイッチと第2の半導体スイッチとの直列接続点、第3の半導体スイッチと第4の半導体スイッチとの直列接続点、第5の半導体スイッチと第6の半導体スイッチとの直列接続点を、それぞれ第1相、第2相、第3相の出力端子として負荷に接続してなる電力変換装置において、
    前記直流電圧源の直流電圧を検出する電圧検出手段と、
    第1相〜第3相に対する第1〜第3の電圧指令のうち、振幅を同一とし、かつ、電気的位相角を180度ずらした2つの電圧指令を生成する電圧指令生成手段と、
    第1〜第3の電圧指令の振幅を、前記電圧検出手段による電圧検出値に応じて補正する第1の電圧指令補正手段と、
    第1〜第の半導体スイッチ直列回路のうち、1つの半導体スイッチ直列回路を構成する半導体スイッチがオンオフを繰り返し、残りの2つの半導体スイッチ直列回路を構成する4つの半導体スイッチのうち少なくとも1つの半導体スイッチがオン状態を保持するように、第1の電圧指令補正手段により振幅補正された第1〜第3の電圧指令を補正する第2の電圧指令補正手段と、
    を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載した電力変換装置において、
    第2の電圧指令補正手段は、
    第1の電圧指令補正手段により振幅補正された第1〜第3の電圧指令のうちオン状態を保持させる半導体スイッチを有する相の電圧指令が、前記1つの半導体スイッチ直列回路を構成する半導体スイッチのオンオフ信号を生成するためのキャリア三角波の最大値または最小値と等しくなるような補正信号を演算し、この補正信号を、第1の電圧指令補正手段により振幅補正された第1〜第3の電圧指令のすべてにそれぞれ加算する手段を有することを特徴とする電力変換装置。
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