JP5651387B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体基板上にメモリマクロ領域及び機能回路領域を有する半導体集積回路装置に関し、特に、半導体基板上のメモリマクロ領域及び機能回路領域外にダミーパターン領域を有する半導体集積回路装置に関する。
半導体基板上にメモリマクロ領域及び機能回路領域を有する半導体集積回路装置においては、機能回路領域間にダミーパターンが設けられているものがある。このようなダミーパターンのうち、素子分離領域、拡散層、ゲート電極を含むダミーパターンとして、化学的機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)時のディッシング対策用のダミーパターン(以下、「CMP対策用ダミーパターン」という)や、短時間光アニール(例えば、FLA:Flash Lamp Anneal)工程での熱の均等化のためのダミーパターン(以下、「短時間光アニール対策用ダミーパターン」という)が知られている。
CMP対策用ダミーパターンに関する技術として、例えば、特許文献1において、半導体基板上の機能回路領域と、前記機能回路領域外に形成されたダミー拡散層とダミーゲート電極からなるダミーMOSFETパターンを備え、前記ダミーMOSFETパターンを含む所定区画単位で前記ダミーMOSFETパターンが複数配置され、前記ダミーMOSFETパターンは、前記所定区画単位内において、前記ダミー拡散層と前記ダミーゲート電極のそれぞれのデータ率が一定の値となるように構成されている半導体集積回路装置が開示されている。このダミーMOSFETパターンは、単にダミーパターンとして拡散層やゲート電極を設けるのではなく、面積率を考慮しながら、拡散層とゲート電極をセットでMOSFETを構成することが可能なダミーパターンを設けて予備のMOSFETとして利用したり、MOSFETとして使わない場合においても、ウェル電位拡散層や基板電位拡散層とすることでラッチアップ対策としたり、容量素子として利用したりしている。なお、特許文献1には、短時間光アニール対策用ダミーパターンとしては何ら記載されていない。
短時間光アニール対策用ダミーパターンに関する技術として、例えば、特許文献2において、(a)半導体基板に素子分離領域を形成することによって、素子分離領域に囲まれた活性領域を画定し、活性領域上方にゲート電極を形成すると共に素子分離領域上に配線を形成し、不純物をイオン注入し、光を照射してイオン注入した不純物を活性化することによって得られる半導体装置の設計データを準備する工程と、(b)半導体基板の平面内において厚さ方向の一次元構造を分類し、各一次元構造毎に入射光の反射率と面積密度とを加重平均した値と、異なる光学的特性の領域が形成する三次元構造の境界面の側面の面積と該三次元構造に依存する係数を加重平均した値とを用いて半導体基板の表面内における実効的光吸収率の二次元分布を求める工程と、を含む半導体装置の製造方法が開示されている。この半導体装置の製造方法では、光の吸収率と特性ばらつきデータからレイアウト(ダミーパターン)を決定している。また、この半導体装置の製造方法では、面積密度の高いSRAM領域と回路ブロックの間に設けるダミーパターンのポリシリコン密度を高くしている。また、この半導体装置の製造方法では、短時間光アニール対策ダミーパターンを設計するのに、STI深さやゲート電極の高さなどの側面を考慮している。なお、特許文献2には、CMP対策用ダミーパターンとしては何ら記載されていない。
また、短時間光アニール対策用ダミーパターンに関する技術として、特許文献3において、半導体集積回路装置のレイアウトを複数の局所領域に分割し、前記半導体集積回路装置を形成する半導体ウェハー表面おいて素子分離層が露出した領域の面積が、前記局所領域の面積に占める比率を、前記局所領域毎に計算し、前記比率に基づいて前記半導体集積回路装置のレイアウトを検証する半導体集積回路装置のレイアウト検証方法が開示されている。この半導体集積回路装置のレイアウト検証方法では、局所領域における素子分離領域が露出した割合を考慮して、短時間光アニール対策用ダミーパターンを配置している。なお、特許文献3には、CMP対策用ダミーパターンとしては何ら記載されていない。
その他、ダミーパターンを機能回路領域間に設けるものではないが、ダミーパターンとセルアレイとの関係に関して、特許文献4には、加工精度向上に関して、ローディング効果防止のためのメモリダミーパターンを配置することが開示されている。また、特許文献5には、加工精度向上のために設けられたダミーパターンを容量素子(バイパスコンデンサ)として利用することが開示されている。また、特許文献6には、パターニング時の露光対策にダミーパターンを設けたものが開示されている。なお、特許文献4〜6には、CMP対策用ダミーパターン及び短時間光アニール対策用ダミーパターンとしては何ら記載されていない。
特開2007−250705号公報 特開2009−290060号公報 特開2010−3949号公報 特開2004−47643号公報 特開2004−69993号公報 特開平11−265891号公報
しかしながら、CMP対策及び短時間光アニール対策の2つの対策を同時に考慮したダミーパターンについては知られていない。特許文献1〜3に記載のダミーパターンはすべて、CMP対策と短時間光アニール対策の両方の対策が同時に考慮されておらず、両対策に対するダミーパターンとしては最適化されていない。
また、特許文献2、3に記載のダミーパターンにおいては、短時間光アニール対策用ダミーパターンを構成するのに一定のルールで最適化を行うことが述べられているが、特許文献2に記載のダミーパターンでは、最適化を行うには、前もって特性ばらつきを調べておく必要があり、特許文献3に記載のダミーパターンでは、局所領域が機能回路ブロックの内と外でどのように扱うのか不明であり、特許文献2、3においては具体的にどのようなパターンをダミーパターンとするのか等が記載されていない。そのため、特許文献2、3に記載のダミーパターンは、どちらも短時間光アニール対策用ダミーパターンを簡単に決定できず、設計工数が掛かってしまうという問題も残されている。
したがって、従来においては、設計工数をほとんど掛けないで、CMP対策及び短時間光アニール対策の両対策に最適化されたダミーパターンを有するものがなかった。
本発明の第1の視点においては、基板上に、メモリセルアレイ領域及びメモリセル駆動回路領域を含むメモリマクロ領域と、機能回路を含む複数の機能回路領域と、を有する半導体集積回路装置において、前記複数の機能回路領域間、及び、前記メモリマクロ領域と前記複数の機能回路領域との間に配置されるとともにダミーパターンを含むダミーパターン領域を備え、前記ダミーパターンは、前記メモリセルアレイ領域におけるメモリセルパターンの拡散層及びゲート電極と同等のパターンであり、前記ダミーパターン領域における前記ダミー拡散層及び前記ダミーゲート電極の面積率は、前記メモリセルアレイ領域における前記拡散層及び前記ゲート電極の面積率と同等以上であり、前記メモリマクロ領域は、複数存在し、前記ダミーパターンは、前記メモリマクロ領域のうち面積が大きい方のメモリマクロ領域に配置されたメモリセルパターンの拡散層及びゲート電極と同等のパターンであることを特徴とする。
本発明の前記半導体集積回路装置において、前記同等のパターンは、同じ平面マスクデータ、又は形成時に同じ形状であることが好ましい。
本発明の前記半導体集積回路装置において、前記ダミーパターンは、複数ビット分の前記メモリセルパターンと同じパターンを繰り返し複数個並べたものであることが好ましい。
本発明の前記半導体集積回路装置において、前記ダミーパターンは、前記複数の機能回路領域内にも配置されていることが好ましい。
本発明の前記半導体集積回路装置において、前記ダミーパターンの繰り返し単位の面積Sは、一辺が100μm以上かつ200μm以下の正方形を含む矩形の面積であり、前記ダミー拡散層の面積Sadは、0.2<Sad/S<0.7を満たし、前記ダミーゲート電極の面積Sagは、0.2<Sag/S<0.7を満たし、前記ダミー拡散層の面積と前記ダミーゲート電極の面積の和Sad+Sagは、0.5<(Sad+Sag)/Sの関係を満たすことが好ましい。
本発明の前記半導体集積回路装置において、前記ダミーパターンにおける所定の前記ダミー拡散層及び前記ダミーゲート電極は、MIS容量素子又はMISFETとして動作することが好ましい。
本発明の前記半導体集積回路装置において、前記ダミーゲート電極は、同じウェルの領域内に複数存在し、各前記ダミーゲート電極は、同工程層の追加配線で接続されていることが好ましい。
本発明の前記半導体集積回路装置において、前記ダミーパターンにおける所定の前記ダミー拡散層及び前記ダミーゲート電極は、所定電位の配線に接続されていることが好ましい。
本発明の第2の視点においては、基板上に、基本回路パターンを含む基本回路領域と、機能回路を含む複数の機能回路領域と、を有する半導体集積回路装置において、前記複数の機能回路領域間、及び、前記基本回路領域と前記複数の機能回路領域との間に配置されるとともにダミーパターンを含むダミーパターン領域を備え、前記ダミーパターンは、前記基本回路領域における前記基本回路パターンの拡散層及びゲート電極と同等のダミー拡散層及びダミーゲート電極を含むパターンであり、前記ダミーパターン領域における前記ダミー拡散層及び前記ダミーゲート電極の面積率は、前記基本回路領域における前記拡散層及び前記ゲート電極の面積率と同等以上であることを特徴とする。
本発明の前記半導体集積回路装置において、前記基本回路は、フリップフロップ回路、又はゲートアレイ用の基本セルであることが好ましい。
本発明によれば、工数を掛けないで、CMP対策、短時間光アニール対策の両対策に対応したダミーパターンを提供することができる。
本発明の実施例1に係る半導体集積回路装置のレイアウトを模式的に示した平面図である。 本発明の実施例1に係る半導体集積回路装置におけるメモリセルパターンとダミーパターンと関係を模式的に図である。 本発明の実施例1に係る半導体集積回路装置における2ビット分のメモリセルパターン(ダミーパターン)の構成の一例を模式的に示した平面図である。 本発明の実施例1に係る半導体集積回路装置を加熱及び放冷したときの温度と時間の関係を模式的に示したグラフである。 本発明の実施例2に係る半導体集積回路装置における2ビット分のメモリセルパターンの構成の一例を模式的に示した平面図である。 本発明の実施例2に係る半導体集積回路装置における2ビット分のダミーパターンの構成の一例を模式的に示した平面図である。
本発明の実施形態に係る半導体集積回路装置では、基板上に、メモリセルアレイ領域及びメモリセル駆動回路領域を含むメモリマクロ領域(図1の10)と、機能回路を含む複数の機能回路領域(図1の20)と、を有する半導体集積回路装置(図1の1)において、前記複数の機能回路領域間、及び、前記メモリマクロ領域と前記複数の機能回路領域との間に配置されるとともにダミーパターン(図3の41)を含むダミーパターン領域(図1の40)を備え、前記ダミーパターンは、前記メモリセルアレイ領域におけるメモリセルパターン(図3の11)の拡散層(図3の12、13)及びゲート電極(図3の14)と同等のパターンであり、前記ダミーパターン領域における前記ダミー拡散層及び前記ダミーゲート電極の面積率は、前記メモリセルアレイ領域における前記拡散層及び前記ゲート電極の面積率と同等以上であり、前記メモリマクロ領域は、複数存在し、前記ダミーパターンは、前記メモリマクロ領域のうち面積が大きい方のメモリマクロ領域に配置されたメモリセルパターンの拡散層及びゲート電極と同等のパターンである
ここで、本発明の面積率は、所定回路領域内拡散層面積/所定回路領域面積、所定回路領域内ゲート電極面積/所定回路領域面積、(所定回路領域内拡散層面積+所定回路領域内ゲート電極面積)/所定回路領域面積で定義する。例えば、機能回路の面積率を考える場合は、機能回路領域面積S、機能回路内に含まれる拡散層面積Sd、ゲート電極面積Sgとすると、拡散層の面積率はSd/S、ゲート電極の面積率はSg/Sで表され、拡散層とゲート電極を合わせた面積率は、(Sd+Sg)/Sで表される。また、ダミーパターンが複数のメモリセルから構成されている場合の面積率は、複数のメモリセルの面積Sc、ダミーパターン(複数のメモリセル)に含まれる拡散層の面積をSdc、ゲート電極の面積をSgcすると、拡散層の面積率はSdc/Sc、ゲート電極の面積率はSgc/Scで表され、拡散層とゲート電極を合わせた面積率は、(Sdc+Sgc)/Scで表される。
なお、本出願において図面参照符号を付している場合は、それらは、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
本発明の実施例1に係る半導体集積回路装置について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係る半導体集積回路装置のレイアウトを模式的に示した平面図である。図2は、本発明の実施例1に係る半導体集積回路装置におけるメモリセルパターンとダミーパターンと関係を模式的に図である。図3は、本発明の実施例1に係る半導体集積回路装置における2ビット分のメモリセルパターン(ダミーパターン)の構成の一例を模式的に示した平面図である。
図1を参照すると、実施例1に係る半導体集積回路装置は、半導体チップ1の回路が形成された側の面において、メモリマクロ領域10と、機能回路領域20と、入出力回路領域30と、ダミーパターン領域40と、を有する。
メモリマクロ領域10は、メモリセルアレイ領域及びメモリセル駆動回路領域を含む領域である。メモリセルアレイ領域は、メモリマクロ領域10の中央部において、メモリセルパターン(例えば、図2、図3の11)が行方向及び列方向に繰り返し配列されたメモリセルアレイが配置された領域である。メモリセルアレイは、MISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)を含むメモリセルアレイであり、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、MRAM(Magnetic Random Access Memory)などのメモリ素子を有する。メモリセル駆動回路領域は、メモリマクロ領域10の周縁部において、メモリセルアレイを駆動するデコーダ回路、センスアンプ回路等のメモリセル駆動回路が配置された領域であり、通常、メモリセルアレイ領域の周囲に配置されている。メモリマクロ領域10に周囲には、ダミーパターン領域40が配置されている。
メモリセルパターン(図2、図3の11)は、メモリマクロ領域(図1の10)のメモリセルアレイ領域の1つ当たりの単位メモリセル領域に形成された拡散層(図3の12、13)及びゲート電極(図3の14)からなるパターンである。拡散層12は、半導体基板におけるNウェル上に形成されたP型の拡散層であり、MISFETにおけるソース・ドレイン領域となる。拡散層13は、半導体基板におけるPウェル上に形成されたN型の拡散層であり、MISFETにおけるソース・ドレイン領域となる。ゲート電極14は、少なくともソース・ドレイン領域となる拡散層12(又は13)間のチャネル上にゲート絶縁膜(図示せず)を介して形成された電極である。なお、図3では、SRAMで構成した時のSRAMセル2bit分で1つの単位のメモリセルパターン11を例示している。
機能回路領域20は、演算、通信等の所定の機能回路が配置された領域であり、半導体チップ1において複数箇所存在する(図1参照)。機能回路領域20には、機能回路における素子の構成要素である拡散層(図示せず)及びゲート電極(図示せず)が配置されている。機能回路領域20における拡散層及びゲート電極の合計の面積率は、メモリマクロ領域10におけるメモリセルパターン(図3の11)の拡散層(図3の12、13)及びゲート電極(図3の14)の合計の面積率と比べて小さい。機能回路領域20に周囲には、ダミーパターン領域40が配置されている。
入出力回路領域30は、半導体チップ1の周縁部に配置されるとともに、信号、電源の入出力に必要なパッド、バッファ等の入出力回路が配置された領域である。入出力回路領域30の内周辺に沿ってその内周側にダミーパターン領域40が配置されている。
ダミーパターン領域(図1の40)は、少なくとも、複数の機能回路領域(図1の20)間、メモリマクロ領域(図1の10)と機能回路領域(図1の20)との間に配置されるとともにダミーパターン(図2、図3の41)を含む領域である。ダミーパターン領域40は、メモリマクロ領域10及び機能回路領域20の周囲に配置されるとともに、入出力回路領域30の内周辺に沿ってその内周側にも配置されている。
ダミーパターン(図2、図3の41)は、メモリマクロ領域(図1の10)のメモリセルアレイ領域におけるメモリセルパターン(図2、図3の11)の拡散層(図3の12、13)及びゲート電極(図3の14)と同等のパターンである。同等のパターンは、同じ平面マスクデータ、又は形成時に同じ形状である。言い換えると、ダミーパターン(図2、図3の41)は、メモリセルパターン(図2、図3の11)の拡散層(図3の12、13)及びゲート電極(図3の14)と同じパターン又は形状のダミー拡散層(図3の42、43)及びダミーゲート電極(図3の44)を含むパターンである。ダミー拡散層42は、半導体基板におけるNウェル上に形成されたP型の拡散層である。ダミー拡散層43は、半導体基板におけるPウェル上に形成されたN型の拡散層である。ダミーゲート電極44は、少なくともソース・ドレイン領域となるダミー拡散層42(又は43)間のチャネル上にゲート絶縁膜(図示せず)を介して形成された電極である。
ダミーパターン(図2の41)は、複数ビット分(図2ではk bit)のメモリセルパターン(図2の11)と同じパターンを繰り返し複数個並べたものである。例えば、メモリマクロ領域(図1の10)においてDRAMやSRAMなどのメモリ素子を搭載する場合は、それらのメモリセルパターン(図2の11ではk bit)を複数ビット分合わせたもの(図2ではk×m×n bit)を基本のダミーパターン(図2の41)として、繰り返し複数並べる。なお、ダミーパターン(図2、図3の41)は、機能回路領域(図1の20)内の一部に配置されていてもよい。
ダミーパターン領域(図1の40)におけるダミーパタ−ン(図3の41)のダミー拡散層(図3の42、43)及びダミーゲート電極(図3の44)の合計の面積率は、メモリマクロ領域(図1の10)のメモリセルアレイ領域におけるメモリセルパターン(図3の11)の拡散層(図3の12、13)及びゲート電極(図3の14)の合計の面積率と同等以上(図3では同等)に設定されている。つまり、ダミーパターン(図2の41)において、半導体チップ(図1の1)内で面積率の高い回路のパターンであるメモリセルパターン(図2の11)を使用したものである。ここで、面積率は、ダミー拡散層42、43及びダミーゲート電極44の平面(上面)パターンの面積率としてよいが、もちろん、特許文献2と同様にダミーゲート電極44の側面(側壁面)の面積を考慮したものであってもよい。ダミーゲート電極44の側面の面積を考慮する場合、素子分離領域(例えば、STI)の深さやダミーゲート電極44の高さは一定なので、ダミーゲート電極44の平面の面積に一定数を乗算すれば良いので、特殊なパターンでなければ、面積率として平面の面積率を用いても特に問題ない。
ダミーパターン(図3の41)の繰り返し単位(図3では2bit分の領域に相当)の面積Sは、一辺が100μm以上かつ200μm以下の正方形を含む矩形の面積であり、ダミー拡散層42、43の面積Sadは、0.2<Sad/S<0.7を満たし、ダミーゲート電極44の面積Sagは、0.2<Sag/S<0.7を満たし、ダミー拡散層42、43の面積とダミーゲート電極44の面積の和Sad+Sagは、0.5<(Sad+Sag)/Sの関係を満たすように設定されている。
なお、半導体チップ(図1の1)の各領域(図1の10、20、30、40)における素子の拡散層及びチャネル領域を除く領域には、素子分離領域(例えば、LOCOS(local oxidation of silicon)、STI(shallow trench isolation))が形成される。
次に、本発明の実施例1に係る半導体集積回路装置の動作(作用)について図面を用いて説明する。図4は、本発明の実施例1に係る半導体集積回路装置を加熱及び放冷したときの温度と時間の関係を模式的に示したグラフである。
最初に、CMP対策、短時間光アニール対策の両対策に最適化されたダミーパターンを構成するために、両対策で要求されるダミーパターンの条件を整理する。
CMP対策用ダミーパターンには、特許文献1に記載のダミーパターンのごとく、拡散層とゲート電極の各々で所定の面積率(データ率と記載されている。データ率は25%〜75%程度)が必要である。
一方、短時間光アニール対策用ダミーパターンは、熱を均一にするために一定の面積率(CMP対策用ダミーパターンと定義を変えても良い。)にすることが必要である。
数秒から数ミリ秒程度のアニール時間によって、熱伝播を考慮する領域が異なり、数秒程度のRTA(rapid thermal annealing:高温アニール装置)では1mm□オーダの領域を考慮し、数ミリ秒程度のアニールなら100μm□オーダの領域を考慮する必要がある。特に、数ミリ秒程度のアニールは局所的な面積率の差が温度差を生じさせる。
実施例1では、メモリマクロ領域(図1の10)のメモリセルアレイ領域におけるメモリセルパターン(図2、図3の11)の拡散層(図3の12、13)及びゲート電極(図3の14)と同等のパターン又は形状で、かつ、拡散層(図3の12、13)及びゲート電極(図3の14)の面積率と同程度の面積率のダミー拡散層(図3の42、43)及びゲート電極(図3の44)を有するダミーパターン(図2、図3の41)とすることで、半導体チップ(図1の1)内の熱の均一性が向上する。その理由は以下のごとく考えられる。
今、一定エネルギーの光照射を一定時間、単位時間あたりの熱量Qを半導体チップ(図1の1)に照射したとき、チップ温度が上昇すると同時に、チップからの放熱がはじまる。吸熱と放熱は一体で、光照射を停止すれば温度上昇が止まり、時間とともに温度が下がる。ここでは、この事象を簡単化して、[式1]及び[式2]のようにモデル化する。
[式1]
T=(α/C)Q×t+T
※t=0〜t
T:温度
α:熱吸収率(発熱に関係)
C:比熱とチップ質量との積の定数
Q:熱量
t:時間
:光照射時間
:t=0のときのチップ温度(チップ初期温度)
:t=tのときのチップ温度
[式2]
δT/δt=T−(β/C)(T−T
※t≧t
T:温度
t:時間
:t=tのときのチップ温度
β:熱伝導率(材料からの放熱)
C:比熱とチップ質量との積の定数
:t=0のときのチップ温度(チップ初期温度)
ここで、Tは温度、tは時間を表す。Tはチップ初期温度、Cは比熱と基板質量の積の定数である。チップの構造(面積率)によって、所定領域の吸収率(発熱に関係)αと熱伝導率(材料からの放熱)βが決まるとする。
[式1]は、t=0から光照射時間tの時間だけ温度が時間に比例して上昇(同時に放熱もあるがここでは無視している)することを示し、光照射で、温度Tから温度Tまで上昇するとする。[式1]は、t=0〜tまで有効である。
[式2]は、光照射終了後の冷却(放熱)を表したものである。[式2]をt=tでT=T(ただし、T>T)として解くと、[式3]のように表すことができる。
[式3]
T={T(1−C/β)−T}exp(β/C)exp(−β×t/C)+C×T/β+T
T:温度
C:比熱とチップ質量との積の定数
β:熱伝導率(材料からの放熱)
:t=0のときのチップ温度(チップ初期温度)
t:時間
:t=tのときのチップ温度
ここで、面積率が大きい場合(素子分離領域(例えば、STI)が少ない場合)は、αの値が小さく、βの値は大きい。αの値が小さい場合には、温度上昇が緩やかになり最高温度Tも低くなる。βの値が大きい場合には、温度低下が早く短い時間で温度が低くなることを意味する。
図4は、[式1]と[式2]の結果を模式的に示すものである。面積率の高いダミーパターンを設けることで、局所的な温度上昇を抑え、高温状態にある時間を少なくすることができる。このため、結果として、実効アニール温度が均一化できる。
実施例1によれば、チップ内の各領域の中で面積率の高いメモリマクロ領域(図1の10)のメモリセルアレイ領域のメモリセルパターン(図2、図3の11)と同等の面積率を有するダミーパターン(図2、図3の41)をダミーパターン領域(図1の40)に設けることで、CMP対策、短時間光アニール対策の両対策に最適化されたダミーパターン(図2、図3の41)を提供することができる。また、ダミーパターン(図2、図3の41)の設計をするのに時間をかけずにすむ。特に、メモリセルパターン(図2の11)を複数(n×m)個並べたものを基本のダミーパターン(図2の41)とすれば、ダミーパターン設計時間はほとんど不要となる。多くのSoC(System-on-a-chip)デバイスはメモリマクロ(特に、メモリセルアレイ)を搭載しているので、実施例1を簡単に適用できる。
ここで、このように簡単にダミーパターンを決めることができるのか検証する。先に示したように、図3はSRAMセルのレイアウト例である。ここで、拡散層12、13(ダミー拡散層42、43)とゲート電極14(ダミーゲート電極44)の面積率を求める。CMP対策用ダミーパターンとしての面積率は拡散層12、13(ダミー拡散層42、43)の面積率は約35%(チャネル領域を含む)、ゲート電極14(ダミーゲート電極44)の面積率は約30%である。短時間光アニール対策用ダミーパターンとしての面積率は、約65%である。拡散層とゲート電極が重なっている領域(MOSFETとして動作する時のチャネル領域)を加えない場合は約55%となる。なお、DRAMセルならばSRAMセルより面積率が大きい。ダミーパターンの大きさは、特にパターン依存が大きいFLA(Flash Lamp Anneal:フラッシュランプアニール)のような数msec程度のアニールに対応させる場合は、100μm〜200μm□程度の範囲を考慮したダミーパターンを用意する。もちろん、機能ブロックの間隔に合わせてこれらのパターンを複数配置しても良いし、小さなダミーパターンを基本パターンとして、必要数繰り返し配置しても良い。
実施例1の効果が特にあるのは、高面積率パターンのメモリマクロ領域(図1の10)の近くにある機能回路領域(図1の20)との間にダミーパターン領域(図1の40)を設ける場合である。
なお、実施例1ではチップ内にメモリマクロ領域が1つ存在する場合について説明したが、チップ内に複数のメモリマクロ領域が存在する場合には、面積が大きい方のメモリマクロ領域に配置されたメモリセルパターンの拡散層及びゲート電極のパターンをダミーパターンとして用いる。また、同一チップに、DRAMセルアレイを含むメモリマクロや、SRAMセルアレイを含むメモリマクロのような、異なるメモリセルアレイを含むメモリマクロ領域が複数存在する場合には、面積が大きい方のメモリマクロ領域におけるメモリセルパターンの拡散層及びゲート電極のパターンをダミーパターンとして用いる。
本発明の実施例2に係る半導体集積回路装置について図面を用いて説明する。図5は、本発明の実施例2に係る半導体集積回路装置における2ビット分のメモリセルパターンの構成の一例を模式的に示した平面図である。図6は、本発明の実施例2に係る半導体集積回路装置における2ビット分のダミーパターンの構成の一例を模式的に示した平面図である。
多くのLSI(Large Scale Integration)では、複数の機能回路領域(図1の20に相当)間にはダミーパターン以外に、デカップリングコンデンサが設けられる。そこで、実施例2においては、特許文献1と同様に、ダミーパターン(図6の41)を電気的に動作するものとして利用する。つまり、実施例2では、実施例1のダミーパターン領域(図1の40に相当)の一部にデカップリングコンデンサ(容量素子)を設けるべく、同じウェルの領域内にある各ダミーゲート電極部45a(46a)を追加配線部45b(46b)で接続した容量用ダミーゲート電極45(46)、及びダミー拡散層42、43を設けたものである(図6参照)。容量用ダミーゲート電極(図6の45、46)は、追加配線部(図6の45b、46b)を除くダミーゲート電極部(図6の45a、46a)について、メモリマクロ領域(図1の10に相当)のメモリセルアレイ領域におけるメモリセルパターン(図5の11)のゲート電極(図5の14)と同等のパターン又は形状となっている。追加配線部(図6の45b、46b)は、ダミーゲート電極部(図6の45a、46a)と同じ層に存在する。ダミー拡散層(図6の42、43)については、メモリマクロ領域(図1の10に相当)のメモリセルアレイ領域におけるメモリセルパターン(図5の11)の拡散層(図5の12、13)と同等のパターン又は形状となっている。その他は、実施例1と同様である。
ダミーパターン41は、ダミーパターン領域(図1の40に相当)に配置されている。ダミーパターン41は、メモリマクロ領域(図1の10に相当)のメモリセルアレイ領域におけるメモリセルパターン(図5の11)の拡散層(図5の12、13)及びゲート電極(図5の14)と同等のパターンである。同等のパターンは、同じ平面マスクデータ、又は形成時に同じ形状である。言い換えると、ダミーパターン41は、メモリセルパターン(図5の11)の拡散層(図5の12、13)及びゲート電極(図5の14)と同じパターン又は形状のダミー拡散層42、43及びダミーゲート電極部45a、46aを含むパターンである。ダミー拡散層42は、半導体基板におけるNウェル上に形成されたP型の拡散層である。ダミー拡散層43は、半導体基板におけるPウェル上に形成されたN型の拡散層である。ダミーゲート電極部45a(又は46a)は、少なくともソース・ドレイン領域となるダミー拡散層42(又は43)間のチャネル上にゲート絶縁膜(図示せず)を介して形成された電極部である。同じ導電型のウェルの領域内における各ダミーゲート電極部45a(又は46a)は、追加配線部45b(46b)により共通に接続されている。ダミーゲート電極部45a(又は46a)及び追加配線部45b(又は46b)は、容量用ダミーゲート電極45(又は46)となる。容量用ダミーゲート電極45(46)及びダミー拡散層42(43)は、MIS容量素子として利用される。容量用ダミーゲート電極45及びダミー拡散層42は、PMISFETを構成する。容量用ダミーゲート電極46及びダミー拡散層43は、NMISFETを構成する。ダミーパターン41の具体的な利用方法として、例えば、電源−GND間のデカップリング容量とすることが挙げられる。この場合、ダミー拡散層43と容量用ダミーゲート電極45にGND配線を接続し、ダミー拡散層42と容量用ダミーゲート電極46に電源配線を接続するようにしてもよい。
ダミーパターン(図6の41)は、実施例1(図2)と同様に、複数ビット分(図2ではk bit)のメモリセルパターン(図2の11)と同じパターンを繰り返し複数個並べたものである。また、ダミーパターン領域(図1の40に相当)におけるダミーパタ−ン(図6の41)のダミー拡散層(図6の42、43)及び容量用ダミーゲート電極(図6の45,46)の合計の面積率は、メモリマクロ領域(図1の10に相当)のメモリセルアレイ領域におけるメモリセルパターン(図5の11)の拡散層(図5の12、13)及びゲート電極(図5の14)の合計の面積率と同等以上に設定されている図6では、ダミーパタ−ン41において追加配線部45b(46b)を有する分、メモリセルパターン(図5の11)の面積率よりもダミーパタ−ン41の面積率の方が大きい。
なお、図6は、SRAM回路のメモリセルパターン(図5の11)を利用してダミーパターン41とした例である。SRAM回路のメモリセルパターン(図5の11)は面積率が高く、図6のようにそのままダミーゲート電極部45a(46a)だけを追加配線部45b(46b)で接続しても容量素子として利用できる。このことから、容量素子として、面積率を計算しパターンを設計する必要がない。また、図6では、容量素子としてNMISFET及びPMISFETの両方を利用しているが、どちらか一方又は一部のみを利用するようにしてもよい。
実施例2によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、設計工数をかけないで、CMP対策及び短時間光アニール対策に対応したダミーパターンと容量素子を実現することができる。つまり、ダミーパターンと容量素子を独立に検討すると設計工数がかかるが、実施例2では設計工数がほとんど必要ない。また、容量素子としての容量値も、ダミーパターンひとつ(繰り返し基本パターン)の容量値を計算しておけば、個数倍することで合計容量値が判る。
本発明の実施例3に係る半導体集積回路装置について説明する。
実施例1、2ではメモリセルアレイが存在することを前提に説明したが、メモリセルアレイが存在しないような場合(図1のメモリマクロ領域10がない場合)、実施例3では半導体チップ(図1の1に相当)における各機能回路領域(図1の20)のうち、少なくとも100μm〜数百μm□の領域で複数使われるパターン(拡散層及びゲート電極)が高面積率である機能回路パターン(基本回路パターン)を有する機能回路領域を基本回路領域とし、当該基本回路領域における基本回路パターン(拡散層及びゲート電極)と同等のパターン又は形状のダミーパターン(ダミー拡散層及びダミーゲート電極)をダミーパターン領域(図1の40に相当)に配置している。このような基本回路パターンの例として、フリップフロップ回路(FF回路)やゲートアレイ用の基本セルが挙げられる。ダミーパターン領域におけるダミーパターン(ダミー拡散層及びダミーゲート電極)の面積率は、基本回路領域における基本回路パターン(拡散層及び記ゲート電極)の面積率と同等以上に設定される。
また、実施例3と同様な考え方として、1つの機能回路領域内で面積率の差が大きい回路パターンが存在する場合、面積率が大きい方の回路パターン(拡散層及びゲート電極)と同等のパターン又は形状のダミーパターン(ダミー拡散層及びダミーゲート電極)をダミーパターン領域(図1の40に相当)に配置するようにしてもよい。さらに、このような機能回路領域内に隙間(その近傍は面積率が小さい)がある場合、当該隙間にも面積率が大きい方の回路パターン(拡散層及びゲート電極)と同等のパターン又は形状のダミーパターン(ダミー拡散層及びダミーゲート電極)を配置してもよい。
その他の構成は実施例1と同様である。
実施例3によれば、実施例1と同様な効果を奏する。
なお、本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1 半導体チップ(半導体集積回路装置)
10 メモリマクロ領域
11 メモリセルパターン
12 拡散層(P型)
13 拡散層(N型)
14 ゲート電極
20 機能回路領域
30 入出力回路領域
40 ダミーパターン領域
41 ダミーパターン
42 ダミー拡散層(P型)
43 ダミー拡散層(N型)
44 ダミーゲート電極
45 容量用ダミーゲート電極(PMISFET)
45a ダミーゲート電極部
45b 追加配線部
46 容量用ダミーゲート電極(NMISFET)
46a ダミーゲート電極部
46b 追加配線部

Claims (8)

  1. 基板上に、メモリセルアレイ領域及びメモリセル駆動回路領域を含むメモリマクロ領域と、機能回路を含む複数の機能回路領域と、を有する半導体集積回路装置において、
    前記複数の機能回路領域間、及び、前記メモリマクロ領域と前記複数の機能回路領域との間に配置されるとともにダミーパターンを含むダミーパターン領域を備え、
    前記ダミーパターンは、前記メモリセルアレイ領域におけるメモリセルパターンの拡散層及びゲート電極と同等のパターンであり、
    前記ダミーパターン領域における前記ダミー拡散層及び前記ダミーゲート電極の面積率は、前記メモリセルアレイ領域における前記拡散層及び前記ゲート電極の面積率と同等以上であり、
    前記メモリマクロ領域は、複数存在し、
    前記ダミーパターンは、前記メモリマクロ領域のうち面積が大きい方のメモリマクロ領域に配置されたメモリセルパターンの拡散層及びゲート電極と同等のパターンであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 前記同等のパターンは、同じ平面マスクデータ、又は形成時に同じ形状であることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記ダミーパターンは、複数ビット分の前記メモリセルパターンと同じパターンを繰り返し複数個並べたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記ダミーパターンは、前記複数の機能回路領域内にも配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記ダミーパターンの繰り返し単位の面積Sは、一辺が100μm以上かつ200μm以下の正方形を含む矩形の面積であり、
    前記ダミー拡散層の面積Sadは、0.2<Sad/S<0.7を満たし、
    前記ダミーゲート電極の面積Sagは、0.2<Sag/S<0.7を満たし、
    前記ダミー拡散層の面積と前記ダミーゲート電極の面積の和Sad+Sagは、0.5<(Sad+Sag)/Sの関係を満たすことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記ダミーパターンにおける所定の前記ダミー拡散層及び前記ダミーゲート電極は、MIS容量素子又はMISFETとして動作することを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記ダミーゲート電極は、同じウェルの領域内に複数存在し、
    各前記ダミーゲート電極は、同工程層の追加配線で接続されていることを特徴とする請求項記載の半導体集積回路装置。
  8. 前記ダミーパターンにおける所定の前記ダミー拡散層及び前記ダミーゲート電極は、所定電位の配線に接続されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載の半導体集積回路装置。
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