JP5649848B2 - 顕微鏡コントローラ及び該顕微鏡コントローラを有する顕微鏡システム - Google Patents

顕微鏡コントローラ及び該顕微鏡コントローラを有する顕微鏡システム Download PDF

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Description

本発明は、複数の対物レンズを有し、微小な試料の拡大観察を行なう、各種光学部材がモータによって駆動される顕微鏡システムに関する。
顕微鏡装置は工業分野を始め、生物分野における研究や検査等において広く利用されている。このような顕微鏡装置を使用して検査を行う場合には、一般に拡大倍率の異なる複数の対物レンズを有する顕微鏡装置において、対物レンズからの観察光路と直交する平面内で観察試料を移動できる電動ステージを操作することにより、観察、検査を行っている。これらの顕微鏡によって標本を観察する際には、顕微鏡を構成する各種の構成ユニット(例えば、各種照明、開口絞り、視野絞り、レボルバ、自動焦準機構、レンズやフィルター等の光学素子切り替え機構など)をそれぞれ観察条件に応じて操作する必要がある。
これらの構成ユニットを操作する手法として、例えば、次の方法がある。顕微鏡本体に操作装置を接続し、この操作装置に対する操作に応じて各構成ユニットを駆動し、操作装置での表示によって各構成ユニットの駆動状態を把握する方法が一般的に知られている。すなわち、顕微鏡に専用のコントローラやPC(パーソナル・コンピュータ)などの顕微鏡コントローラを、通信ケーブルを介して顕微鏡本体と接続する。そして、顕微鏡コントローラの操作に応じて顕微鏡本体との間でコマンドの送受を行い、各構成ユニットの駆動制御が各種設定を行う。
国際公開第WO96/18924号 特開2008−292578号公報
近年、顕微鏡コントローラは、数々の操作に対応するためにタッチパネル機能を有するものが登場し始めている。タッチパネル機能を有する顕微鏡コントローラとは、タッチパネル上に任意のボタン領域を配置し、その領域を押すことで顕微鏡の操作を行うものである。
顕微鏡観察においては、タッチパネル上のボタンを操作するために、接眼レンズから一旦目を離してボタン位置を確認しなければならない。そのため、ブラインドタッチにより操作を行うためには操作技術が求められる。
しかしながら、このようなタッチパネルを用いた顕微鏡コントローラの操作画面に、PCのディスプレイと同等の操作画面をそのまま配置することは、次の理由から困難である。まず、タッチパネルはPCのディスプレイと異なり、操作画面の表示操作領域が狭い(小さな)。そのため、例えば連続的に電動ユニットを動かすようなXY方向、及びZ方向の操作エリアをそのままタッチパネル上に配置すると操作ストロークが短くなってしまい、操作性が損なわれてしまうという問題があった。
また、従来のタッチパネルを用いた顕微鏡コントローラでは、ブラインドタッチにより顕微鏡操作を行うことは考慮されておらず、操作性が大きく損なわれているという問題があった。
上記課題に鑑み、本発明では、タッチパネルに対してステージ移動操作を行う場合のステージ移動の操作性向上させる顕微鏡コントローラ及びその顕微鏡コントローラを有する顕微鏡システムを提供する。
本発明にかかる、顕微鏡システムで用いられる電動ステージの動作を制御するための操作を行う顕微鏡コントローラは、外部からの物理的接触による入力を受け付けると共に、表示機能を有するタッチパネル部と、前記電動ステージを操作するためのステージ操作機能を前記タッチパネル部の所定の表示領域に設定する機能設定部と、前記ステージ操作機能が設定された表示領域である操作表示領域に対して行われた前記物理的接触による入力を検出する入力検出部と、前記検出された入力結果に応じて、前記電動ステージの移動態様を決定し、該決定した移動態様に基づいて、前記電動ステージを制御する制御指示信号を生成する決定部と、該電動ステージの動作を制御する外部装置に対して、前記制御指示信号を送信する通信制御部と、を備え、前記決定部は、前記検出された入力結果に基づいて、前記操作表示領域における前記入力の位置が所定方向に連続して変化した後、所定の位置において前記入力が継続すると判定した場合、前記操作表示領域における前記所定方向への前記入力の位置の連続的な変化が終了する直前の該所定方向と同方向に該電動ステージを継続的に移動させる
また、前記決定部は、前記電動ステージを前記所定方向へ継続的に移動させる場合、前記顕微鏡システムの観察光路に挿入された対物レンズの倍率に応じて、前記電動ステージの移動速度を制御する。
また、前記決定部は、前記電動ステージを前記所定方向へ継続的に移動させる場合、前記操作表示領域における前記所定方向への前記入力の位置の連続的な変化が終了する直前の該入力の位置の連続的な変化に対応して移動する前記電動ステージの移動速度と同じ移動速度で、該電動ステージを移動させる。
また、前記機能設定部は、前記所定の位置を含む第1の表示領域と、該第1の表示領域を除く第2の表示領域とを設定する。
また、本発明にかかる、顕微鏡システムで用いられる電動ステージの動作を制御するための操作を行う他の顕微鏡コントローラは、外部からの物理的接触による入力を受け付けると共に、表示機能を有するタッチパネル部と、前記電動ステージを操作するためのステージ操作機能を前記タッチパネル部の所定の表示領域に設定する機能設定部と、前記ステージ操作機能が設定された表示領域である操作表示領域に対して行われた前記物理的接触による入力を検出する入力検出部と、前記検出された入力結果に応じて、前記電動ステージの移動態様を決定し、該決定した移動態様に基づいて、前記電動ステージを制御する制御指示信号を生成する決定部と、該電動ステージの動作を制御する外部装置に対して、前記制御指示信号を送信する通信制御部と、を備え、前記決定部は、前記検出された入力結果に基づいて、前記操作表示領域における前記入力の位置が所定速度以上で、かつ入力位置が所定の距離連続して変化したと判定した場合、前記入力位置が連続して変化した距離にかかわらず前記電動ステージを予め設定されている一定の距離である所定量移動させる。
また、対物レンズの倍率に応じた前記所定量の移動量テーブルを有し、前記決定部は、前記顕微鏡システムの観察光路に挿入された前記対物レンズの倍率に応じて前記移動量テーブル予め設定された前記所定移動量に基づいて、前記電動ステージを一定量移動させる。さらに、顕微鏡システムが前記顕微鏡コントローラを備える。
本発明によれば、タッチパネルに対してステージ移動操作を行う場合のステージ移動の操作性向上させることができる。
第1の施形態における顕微鏡システムの構成例を示す。 第1の実施形態における顕微鏡コントローラの外観上面図を示す。 第1の実施形態における顕微鏡コントローラ2の内部構成の概要を示す。 第1の実施形態におけるタッチパネルに表示される画面の一例を示す。 第1の実施形態における機能が割り当てられた機能エリアへのタッチ操作に伴う顕微鏡コントローラ2の制御フローを示す。 第1の実施形態(通常機能エリアモード、通常移動モード)における機能エリアS_Aに対してドラッグ動作を行った場合の顕微鏡コントローラの動作フローを示す。 第1の実施形態(通常機能エリアモード、通常移動モード)における、(A)ステージ20をX−Y方向へ移動させるための機能が割り当てられた機能エリアS_Aについての操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図(その1)である。 第1の実施形態(通常機能エリアモード、通常移動モード)における、(A)ステージ20をX−Y方向へ移動させるための機能が割り当てられた機能エリアS_Aについての操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図(その2)である。 第1の実施形態(通常機能エリアモード、通常移動モード)における、(A)ステージ20をX−Y方向へ移動させるための機能が割り当てられた機能エリアS_Aについての操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図(その3)である。 第1の実施形態(通常機能エリアモード、通常移動モード)における、(A)ステージ20をZ方向へ移動させるための機能が割り当てられた機能エリアS_Bについての操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図(その1)である。 第1の実施形態(通常機能エリアモード、通常移動モード)における、(A)ステージ20をZ方向へ移動させるための機能が割り当てられた機能エリアS_Bについての操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図(その2)である。 第1の実施形態(通常機能エリアモード、通常移動モード)における、(A)ステージ20をZ方向へ移動させるための機能が割り当てられた機能エリアS_Bについての操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図(その3)である。 第1の実施形態(通常機能エリアモード)における、(A)電動レボルバ24による対物レンズの切替操作をするための機能が割り当てられた機能エリアS_Cについての操作を説明するための図と、(B)その操作に伴う電動レボルバ24に配置された対物レンズの位置を説明するための図(その1)である。 第1の実施形態(通常機能エリアモード)における、(A)電動レボルバ24による対物レンズの切替操作をするための機能が割り当てられた機能エリアS_Cについての操作を説明するための図と、(B)その操作に伴う電動レボルバ24に配置された対物レンズの位置を説明するための図(その2)である。 第1の実施形態における、機能エリアS_Eについての操作を説明するための図(その1)である。 第1の実施形態における、機能エリアS_Eについての操作を説明するための図(その2)である。 第1の実施形態(拡大機能エリアモード)における機能が割り当てられた機能エリアへのタッチ操作に伴う顕微鏡コントローラ2の制御フローを示す。 第1の実施形態(拡大機能エリアモード)における機能エリアS_A_2及び機能エリアS_B_2(実施例1)を示す。 第1の実施形態(拡大機能エリアモード)における機能エリアS_A_2及び機能エリアS_B_2(実施例2)を示す。 第1の実施形態(拡大機能エリアモード、通常移動モード)における(A)ステージ20をX−Y方向へ移動させるための機能が割り当てられた機能エリアS_A_2についての操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図(その1)である。 第1の実施形態(拡大機能エリアモード、通常移動モード)における(A)ステージ20をX−Y方向へ移動させるための機能が割り当てられた機能エリアS_A_2についての操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図(その2)である。 第1の実施形態(連続移動モード)における、機能エリアS_A_2に対してドラッグ動作を行った場合の顕微鏡コントローラの動作フローを示す。 第1の実施形態の連続移動モードにおける、(A)ステージ20をX−Y方向へ移動させるための機能が割り当てられた機能エリアS_A_2についての操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図(その1)である。 第1の実施形態の連続移動モードにおける、(A)ステージ20をX−Y方向へ移動させるための機能が割り当てられた機能エリアS_A_2についての操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図(その2)である。 第1の実施形態の連続移動モードにおける、(A)ステージ20をX−Y方向へ移動させるための機能が割り当てられた機能エリアS_A_2についての操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図(その3)である。 第1の実施形態(連続移動モード)における対物レンズ毎に設定された連続移動速度が格納された連続移動速度テーブルの一例を示す。 第1の実施形態(拡大機能エリアモード、連続移動モード)における、(A)機能エリアS_A_21の範囲が機能エリアS_B_2の範囲を含むように設定した場合におけるタッチ操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図(その1)である。 第1の実施形態(拡大機能エリアモード、連続移動モード)における、(A)機能エリアS_A_21の範囲が機能エリアS_B_2の範囲を含むように設定した場合におけるタッチ操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図(その2)である。 第1の実施形態における、通常機能エリアモードで、連続移動モードを実現する場合の例を示す。 第2の実施形態における移動速度・移動距離テーブルを示す。 第2の実施形態における機能エリアS_A_2に対してタッチ操作を行った場合の顕微鏡コントローラの動作フローを示す。 第2の実施形態(拡大機能エリアモード)における、(A)ドラッグの長さに関わらず、ステージ20をXY方向(図面に対して左右方向)へ一定距離移動させる操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向(図面に対して左右方向)への移動を説明するための図である。 第2の実施形態(拡大機能エリアモード)における、(A)ドラッグの長さに関わらず、ステージ20をX−Y方向(図面に対して上下方向)へ一定距離移動させる操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向(図面に対して上下方向)への移動を説明するための図である。 第2の実施形態(通常機能エリアモード)における、(A)ドラッグの長さに関わらず、ステージ20をXY方向させる操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図である。
本実施形態における顕微鏡コントローラは、顕微鏡システムで用いられる電動ステージの動作を制御するための操作を行う。顕微鏡コントローラは、タッチパネル部、機能設定部、入力検出部、決定部、通信制御部を備える。
タッチパネル部は、外部からの物理的接触による入力を受け付けると共に、表示機能を有する。タッチパネル部は、例えば本実施形態で言えば、タッチパネル部207に相当する。
機能設定部は、前記電動ステージを操作するためのステージ操作機能を前記タッチパネル部の所定の表示領域に設定する。機能設定部は、例えば本実施形態で言えば、CPU201に相当する。
入力検出部は、前記ステージ操作機能が設定された表示領域である操作表示領域に対して行われた前記物理的接触による入力を検出する。入力検出部は、例えば本実施形態で言えば、タッチパネル制御部206に相当する。
決定部は、前記検出された入力結果に応じて、前記電動ステージの移動態様を決定し、該決定した移動態様に基づいて、前記電動ステージを制御する制御指示信号を生成する。機能設定部は、例えば本実施形態で言えば、CPU201に相当する。
通信制御部は、該電動ステージの動作を制御する外部装置に対して、前記制御指示信号を送信する。通信制御部は、例えば本実施形態で言えば、通信制御部205に相当する。
このように構成することにより、タッチパネルに対してステージ移動操作を行う場合のステージ移動の操作性向上させることができる。
また、前記決定部は、前記検出された入力結果に基づいて、前記操作表示領域における前記入力の位置が所定方向に連続して変化した後、所定の位置において前記入力が継続すると判定した場合、前記電動ステージを前記所定方向へ継続的に移動させる。
このように構成することにより、ドラッグ(drag)動作による入力の終了点が所定の領域内である場合、その終了点において一定時間入力が継続する間、そのドラッグ停止直前でのその終了点へアプローチする方向と同方向で、所定の速度でステージの移動を継続させることができる。
また、前記決定部は、前記電動ステージを前記所定方向へ継続的に移動させる場合、前記顕微鏡システムの観察光路に挿入された対物レンズの倍率に応じて、前記電動ステージの移動速度を制御する。
このように構成することにより、選択された対物レンズの倍率に応じて、電動ステージの移動速度を制御することができる。
また、前記決定部は、前記電動ステージを前記所定方向へ継続的に移動させる場合、前記操作表示領域における前記所定方向への前記入力の位置の連続的な変化が終了する直前の、該所定方向と同方向、かつ該入力の位置の連続的な変化に対応して移動する前記電動ステージの移動速度と同じ移動速度で、該電動ステージを移動させる。
このように構成することにより、ドラッグ動作による入力の終了点が所定の領域内である場合、その終了点において一定時間入力が継続する間、そのドラッグ停止直前でのその終了点へアプローチする方向と同方向で、それまでのステージ移動速度を維持しながら、ステージの移動を継続させることができる。
また、前記機能設定部は、前記所定の位置を含む第1の表示領域と、該第1の表示領域を除く第2の表示領域とを設定することができる。
このように構成することにより、ドラッグ動作による入力の終了点が第1の領域内である場合、その終了点において一定時間入力が継続する間、そのドラッグ停止直前でのその終了点へアプローチする方向と同方向で、所定の速度でステージの移動を継続させることができる。
また、前記決定部は、前記検出された入力結果に基づいて、前記操作表示領域における前記入力の位置が所定速度以上で、かつ所定の距離連続して変化したと判定した場合、前記電動ステージを前記所定量移動させる。
このように構成することにより、タッチパネルに対して、所定速度で、所定の移動距離の入力(タッチ操作)がされた場合、ドラッグの長さに関わらず、電動ステージをXY方向へ一定距離移動させることができる。
また、前記決定部は、前記顕微鏡システムの観察光路に挿入された対物レンズの倍率に応じて設定された移動量に基づいて、前記電動ステージを移動させる。
このように構成することにより、選択された対物レンズの倍率に応じて、電動ステージの一定距離だけ移動させることができる。
また、顕微鏡システムが前記顕微鏡コントローラを備えていてもよい。
以下に発明の実施形態について詳述する。
<第1の実施形態>
本実施形態では、タッチパネルへのドラッグ動作による入力の終了点が所定の領域内である場合、その終了点において一定時間入力が継続する間、そのドラッグ停止直前でのその終了点へアプローチする方向と同方向で、所定の速度でステージの移動を継続させることができる顕微鏡コントローラについて説明する。
図1は、本実施形態における顕微鏡システムの構成例を示す。顕微鏡装置1には、透過観察用光学系として、透過照明用光源6と、透過照明用光源6の照明光を集光するコレクタレンズ7と、透過用フィルタユニット8と、透過視野絞り9と、透過開口絞り10と、コンデンサ光学素子ユニット11と、トップレンズユニット12とが備えられている。
また、顕微鏡装置1には、落射観察光学系として、落射照明用光源13と、コレクタレンズ14と、落射用フィルタユニット15と、落射シャッタ16と、落射視野絞り17と、落射開口絞り18とが備えられている。
また、透過観察用光学系の光路と落射観察用光学系の光路とが重なる観察光路上には、標本19が載置される電動ステージ20が備えられている。電動ステージ20は、上下(Z)方向、左右(XY)方向の各方向に移動させることができる。
電動ステージ20の移動の制御は、ステージX−Y駆動制御部21とステージZ駆動制御部22とによって行われる。ステージX−Y駆動制御部21は、X−Yモータ21aの駆動を制御することにより、ステージ20をX方向及びY方向へ移動させる。ステージZ駆動制御部22は、Zモータ22aの駆動を制御することにより、ステージ20をZ方向へ移動させる。
なお、電動ステージ20は原点センサによる原点検出機能(不図示)を有している。そのため、電動ステージ20に載置した標本19の座標検出及び座標指定による移動制御を行うことができる。
また、観察光路上には、レボルバ24、キューブターレット25と、ビームスプリッタ27とが備えられている。
レボルバ24には、複数の対物レンズ23a,23b,・・・(以下、必要に応じて「対物レンズ23」と総称する)が装着されている。レボルバ24を回転させることにより、複数の対物レンズ23から観察に使用する対物レンズを選択することができる。
蛍光キューブA(35a)、蛍光キューブB(35b)、蛍光キューブC(図示せず)はそれぞれ、励起フィルター、ダイクロックミラー及び各蛍光観察波長に対応した吸収フィルターを有する。キューブターレット25により、蛍光キューブA(35a)、蛍光キューブB(35b)、蛍光キューブC(図示せず)・・・のうちいずれかに切り換えて、光路上に配置することができる。
ビームスプリッタ27により、観察光路が接眼レンズ26側とビデオカメラ側(図示せず)とに分岐されている。
更に、微分干渉観察用のポラライザー28、DIC(DifferentialInterference Contrast)プリズム29、及びアナライザー30は観察光路に挿入可能となっている。
なお、これらの各ユニットは電動化されており、その動作は後述する顕微鏡制御部31によって制御される。
顕微鏡制御部31は、顕微鏡コントローラ2に接続されている。顕微鏡制御部31は、顕微鏡装置1全体の動作を制御する機能を有する。顕微鏡制御部31は、顕微鏡コントローラ2からの制御信号またはコマンドに応じ、検鏡法の変更、透過照明用光源6及び落射照明用光源13の調光を行う。さらに、顕微鏡制御部31は、顕微鏡装置1による現在の検鏡状態を顕微鏡コントローラ2へ送出する機能を有している。また、顕微鏡制御部31はステージX−Y駆動制御部21及びステージZ駆動制御部22にも接続されている。このため、顕微鏡制御部31を介して、電動ステージ20の制御も顕微鏡コントローラ2により行うことができる。
図2は、本実施形態における顕微鏡コントローラの外観上面図を示す。顕微鏡コントローラ2は、ユーザーが顕微鏡1の操作の入力を行うためのタッチパネル207を有するコントローラである。
タッチパネル207上の所定のエリアに、顕微鏡システム1を操作するための所定の属性が設定されている。ユーザーは所定の属性が設定された機能エリア(タッチパネル上に表示されたGUI(Graphical User Interface)ボタン等)を操作することで、各種顕微鏡の操作が可能な構成となっている。
タッチパネル207は、表示装置としての機能と入力装置としての機能とを兼ね備えている。そして、タッチパネル207は、顕微鏡コントローラ2の外装208に嵌め込まれている。
またタッチパネル207は、外装208の凹部の底に取り付けられている。タッチパネル207の面と外装208の外表面の間には、段差によって形成された規制枠209が設けられている。規制枠209に沿って指を移動させたとき、規制枠209がガイドの役目を果たす。
図3は、本実施形態における顕微鏡コントローラ2の内部構成の概要を示す。顕微鏡コントローラ2は、CPU(Central Processing Unit)201、
RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203、不揮発性メモリ204、通信制御部205、タッチパネル制御部206、及びタッチパネル207を備えている。これらの構成要素間では、CPU201の管理の下でバスを介して各種のデータを相互に授受することができる。
CPU201は、顕微鏡コントローラ2全体の動作制御を行うものである。CPU201が制御プログラムを実行する際に、RAM202は、作業用記憶領域として利用されると共に、各種のデータを一時的に記憶しておくメモリである。ROM203には、CPU201がコントローラ2の動作制御を行うための制御プログラムが予め格納されている。なお、顕微鏡装置1を制御するためのアプリケーションソフトウェアもこの制御プログラムの一部である。
不揮発性メモリ204には、タッチパネル207に、操作ボタン表示(アイコンボタン表示等)を含めた顕微鏡1を操作するための所定の属性が設定された複数の機能エリアの情報(機能エリア設定情報)が予め格納されている。具体的には、機能エリア設定情報は、機能エリアの範囲を示すタッチパネル上の座標情報と、顕微鏡システムを構成する所定の電動ユニットを操作するためにその機能エリアに割り当てられた機能に関する情報とが関連付けられた情報である。電動ユニットを操作するためにその機能エリアに割り当てられた機能とは、例えば、ステージ20の操作に関しては、ステージ20をX−Y方向へ移動させる機能またはZ方向へ移動させるための機能である。また、その機能エリアに割り当てられた機能とは、例えば、電動レボルバ24の操作に関しては、電動レボルバを回転させて任意の対物レンズを選択し観察光路に挿入させる機能である。
通信制御部205は、顕微鏡装置1本体の顕微鏡制御部31との間で行われるデータ通信(例えばシリアル通信)の管理を行い、各構成ユニットの動作を制御する制御情報などの顕微鏡制御部31への送信を行う。
タッチパネル207は、膜抵抗方式、静電容量方式、赤外線方式、超音波方式等いずれの種類のタッチパネルでもよく、その種類に限定されない。また、タッチパネル制御部206は、タッチパネル207上においてユーザーより入力された位置のX座標及びY座標を検出し、その検出した座標情報をCPU201へ送信する。
図4は、本実施形態におけるタッチパネルに表示される画面の一例を示す。図4において、タッチパネル207には、主に、S_A、S_B、S_C、S_D、S_E、S_Fで示す領域(機能エリア)にそれぞれ機能が割り当てられている。
機能エリアS_Aには、ステージ20をXY方向へ移動させる操作をするための機能が割り当てられている。機能エリアS_Bには、顕微鏡1のステージ20をZ方向へ移動させる操作をするための機能が割り当てられている。機能エリアS_Cには、対物レンズ24の切り換えを行う連動レボルバ24の操作をするための機能が割り当てられている。機能エリアS_Dには、検鏡方法切換え操作をするための機能が割り当てられている。機能エリアS_Eには、S_A機能エリアの機能を切換え操作するための機能が割り当てられている。機能エリアS_Fには、その他、各種の設定を行う機能が割り当てられている。
図5は、本実施形態における機能が割り当てられた機能エリアへのタッチ操作に伴う顕微鏡コントローラ2の制御フローを示す。顕微鏡コントローラ2の制御部であるCUP201は、ROM202に記録されているアプリケーションプログラムを読み出して、以下の処理を実行する。
まず、CUP201は、不揮発メモリ204に記録されている機能エリア設定情報をR
AM203に読み出す(S101)。CUP201は、その機能エリア設定情報に基づいて、タッチパネル207上において顕微鏡システム1を操作するための所定の属性を各機能エリア(タッチパネル上に表示されたGUIボタン等を含む)に割り当て、機能エリアの設定を行う(S102)。
例えば、CPU201は、タッチパネル上の座標(x1,y1)〜(x2,y2)で表される機能エリアに、機能エリアS_Aを割り当てる。また、例えば、CPU201は、タッチパネル上の座標(x3,y3)〜(x4,y4)で表される機能エリアに、機能エリアS_Bを割り当てる。また、例えば、CPU201は、タッチパネル上の座標(x5,y5)〜(x6,y6)で表される機能エリアに、機能エリアS_Cを割り当てる。また、例えば、CPU201は、タッチパネル上の座標(x7,y7)〜(x8,y8)で表される機能エリアに、機能エリアS_Dを割り当てる。また、例えば、CPU201は、タッチパネル上の座標(x9,y9)〜(x10,y10)で表される機能エリアに、機能エリアS_Eを割り当てる。また、例えば、CPU201は、タッチパネル上の座標(x11,y11)〜(x12,y12)で表される機能エリアに、機能エリアS_Fを割り当てる。この場合、機能エリア設定情報はこれらの座標で示される機能エリアと、その機能エリアに割り当てられた機能に関する情報とが関連付けられて構成されている。
次にタッチパネル207に入力があった場合、タッチパネル制御部206は、タッチパネル207上の、その入力された位置のX座標及びY座標を検出する(S103で「Yes」)。タッチパネル制御部206は、その検出した座標情報をCPU201へ送信する。
CUP201は、機能エリア設定情報に基づいて、タッチパネル制御部206から送られた座標情報がどこの機能エリアに属するかの判定、すなわち、どこの機能エリアに入力があったか判定する(S104)。
CUP201は、その判定結果から、その各機能エリアに応じた制御処理を行う(S105)。例えば、ある機能エリアの任意の位置に入力があった場合、CPU201は、その位置に所定の画像を移動させたり、画像サイズを変更したり、画像の色を変更したり、画像の形状を変更したり、カーソルを移動させたり等、タッチ操作に基づく座標情報によりGUI上の画像の表示形態を制御する。
さらに、CPU201は、タッチ操作に対して検出された座標情報に基づいて、タッチパネル207上におけるタッチ操作の移動量を算出する。それから、CPU201は、その移動量を、その機能エリアに割り当てられた電動ユニットの駆動量に換算し、顕微鏡制御部31に制御指示信号を送信する。また、CPU201は、タッチ操作に対して検出された座標情報に基づいて、タッチパネル207上で選択された内容を制御指示信号として顕微鏡制御部31に送信する。観察が終了するまで、S103〜S105の処理を繰り返す(S106)。
ここで、ステージ20を移動させる際に用いるステージ移動モードと、タッチパネル207の表示モードについて説明する。ステージ移動モードには、通常移動モードと連続移動モードがある。また、表示モードには、通常機能エリアモードと拡大機能エリアモードがある。なお、通常移動モードと連続移動モード、及び通常機能エリアモードと拡大機能エリアモードの切換えは切換えボタン(図示せず)によって行うことができる。
ステージ20のX−Y方向の操作を例に、まずは、通常機能エリアモード及び通常移動モードにおける動作について説明する。
図6は、本実施形態(通常機能エリアモード、通常移動モード)における機能エリアS
_Aに対してドラッグ動作を行った場合の顕微鏡コントローラの動作フローを示す。ここで、ドラッグとは、本実施形態で言えば、タッチパネル207における一方の位置から他方の位置へタッチパネル表面に接触したまま、その接触部分を移動させることをいう。
ユーザーが機能エリアS_Aに対してドラッグ動作を行った場合(S201で「Yes」)、タッチパネル制御部206は、タッチパネル207上におけるその入力された位置のX座標及びY座標を検出する(S202)。タッチパネル制御部206は、その検出した座標情報をCPU201へ送信する。
ユーザーが機能エリアS_Aにおいてドラッグ動作を行っている場合には(S203で「Yes」)、タッチパネル制御部206は、ドラッグ位置に対応した座標を検出する(S204)。タッチパネル制御部206は、その検出した座標情報をCPU201へ送信する。
CUP201は、タッチパネル制御部206から送られた座標情報に基づいて、ドラッグ開始位置の座標とドラッグ中の座標とから、ステージの移動距離及び移動方向を算出する(S205)。
CPU201は、算出された距離及び方向にステージ20を移動させるように、顕微鏡制御部31を介して、ステージX−Y駆動制御部21に指示を与える(S206)。ドラッグが終了するまで、S203〜S206の処理は繰り返される。
機能エリアS_Aに入力がない場合(S201で「No」)またはドラッグ中でない場合(S203で「No」)、観察を終了するか否かが判断される(S207)。観察を続行する場合には(S207で「No」)、S201へ戻る。
図7−図9はそれぞれ、本実施形態(通常機能エリアモード、通常移動モード)における、(A)ステージ20をX−Y方向へ移動させるための機能が割り当てられた機能エリアS_Aについての操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図である。以下では、図7−図9を用いて、ステージ20のX−Y方向の操作について、図6のフローに基づいて、タッチパネル207の操作に応じたCPU201の制御を詳述する。
ユーザーが機能エリアS_Aに対してドラッグ動作(タッチパネルをタッチしたままタッチ部分を移動させる動作)を行う。この場合、上記のように、顕微鏡コントローラ2は、顕微鏡制御部31を介して、ステージX−Y駆動制御部21がドラッグ動作の距離と方向に対応するようにステージ20の制御を行うように指示を与える。
ステージ20のXY方向の移動距離は、タッチパネル207上の機能エリアS_A上のドラッグ動作の距離に対応している。顕微鏡コントローラ2は、タッチパネル207上での距離に、例えば係数laを掛けた距離を移動させるように、顕微鏡制御部31に指示を行う。
図7(A)において機能エリアS_Aに対して、図8(A)に示すように、地点a1から地点a2までX方向の距離XA、Y方向の距離YAのドラッグ動作(タッチパネルをタッチしたまま地点a2まで移動させる動作)が行われた場合について説明する。なお、図7(A)の機能エリアS_Aに入力がない場合には、ステージ20の左下端は、図7(B)座標(X_0,Y_0)の位置にあるとする。
図8(A)に示すように、地点a1から地点a2までのドラッグ動作に応じて、図8(
B)に示すように、ステージ20のX方向の座標である座標X_0からX_1へ距離XA×la分の距離を移動させ、ステージ20のY方向の座標である座標Y_0からY_1へ距離YA×la分の距離を移動させる制御が行われる。
さらに、図8(B)に示す状態から、図9(A)に示すように再び地点a3から地点a4でX方向の距離XA’、Y方向の距離YA’のドラッグ動作が行われたとする。この場合、図9(B)に示すように、ステージ20のX方向の座標である座標X_1からX_2へ距離XA’×la分の距離を移動させ、ステージ20のY方向の座標である座標Y_1からY_2へ距離YA’×la分の距離を移動させる制御が行われる。
なお、図6に示すように、ドラッグ動作中は、タッチパネル制御部206によりドラッグ中の座標を検出することにより、ドラッグ位置に応じてステージ20位置の追従が行われる。またステージ移動の来歴はRAM203に記録され、後で参照することができる。また、本実施形態では係数laは固定で説明したが、当該係数は可変であってもよく、例えば対物レンズ23毎に係数laを可変としてもよい。
次にステージ20のZ方向の操作について説明する。
図10−図12はそれぞれ、本実施形態(通常機能エリアモード、通常移動モード)における、(A)ステージ20をZ方向へ移動させるための機能が割り当てられた機能エリアS_Bについての操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図である。以下では、図10−図12を用いて、ステージ20のZ方向の操作について、図6のフローに基づいて、タッチパネル207の操作に応じたCPU201の制御を詳述する。
図10(A)において、バー301は、ステージ20のZ方向の座標の位置を示す。バー301が機能エリアS_Bの上側にあるほど、対物レンズ23に対してステージ20が近い位置にあり、下側にあるほど対物レンズ23に対してステージ20が遠い位置にあることを示している。なお、図10(A)の機能エリアS_Bに入力がない場合には、ステージ20は、図10(B)に示すように、Z座標Z_0の位置にあるとする。
ユーザーが機能エリアS_Bに対して図10(A)に示す地点b1の位置にタッチし、そのまま地点b2の位置までドラッグ動作(タッチパネルをタッチしたまま地点b1から地点b2まで移動させる動作)を行った場合について説明する。この場合、顕微鏡コントローラ2は、顕微鏡制御部31を介して、ステージZ駆動制御部22に、対物レンズ23とステージ20が近づく方向に移動させる制御を行うように指示を与える。
ステージ20のZ方向の移動距離は、タッチパネル207上の機能エリアS_B上のドラッグ動作の距離に対応している。顕微鏡コントローラ2は、タッチパネル207上での距離に係数lbをかけた距離を移動するように顕微鏡制御部31に指示を行う。すると、図11(B)に示すように、地点b1から地点b2まで距離ZBのドラッグ動作が行われた場合、対物レンズ23とステージ20が近づく方向にステージ20の座標Z_0からZ_1に距離ZB×lb移動させる制御が行われる。
次に、ユーザーが機能エリアS_Bに対して地点b2の位置にタッチし、そのまま規制枠209に沿って地点b1の位置に向かってドラッグ動作を行った場合について説明する。この場合、顕微鏡コントローラ2は、顕微鏡制御部31を介して、ステージZ駆動制御部22に、対物レンズ23とステージ20が遠ざかる方向に移動させる制御を行うように指示を与える。
図11に示す状態において、図12(A)に示すように、再び地点b3から地点b4ま
で距離ZB’のドラッグ動作が行われた場合、図12(B)に示すように、さらに対物レンズ23とステージ20が近づく方向にステージ20の座標Z_1からZ_2へ距離ZB’×lb移動させる制御が行われる。なお、ドラッグ動作中は、ドラッグ位置に応じてステージ20位置の追従が行われる。
なお、本実施形態では係数lbは固定で説明したが、切り換え可能であってもよく、対物レンズ23毎に係数lbを可変としてもよい。
続いて電動レボルバ24の切り換え動作について説明する。
図13及び図14はそれぞれ、本実施形態(通常機能エリアモード)における、(A)電動レボルバ24による対物レンズの切替操作をするための機能が割り当てられた機能エリアS_Cについての操作を説明するための図と、(B)その操作に伴う電動レボルバ24に配置された対物レンズの位置を説明するための図である。以下では、図13、図14用いて、電動レボルバ24による対物レンズの切替操作について、図6のフローに基づいて、タッチパネル207の操作に応じたCPU201の制御を詳述する。
本実施形態では、図13(B)に示すように、連動レボルバ24には、5倍の対物レンズ23a、10倍の対物レンズ23b、20倍の対物レンズ23c、50倍の対物レンズ23d、100倍の対物レンズ23dがそれぞれ装着されており、光軸には20倍の対物レンズ23cが挿入された状態として説明する。
図13(A)に示すように、機能S_Cには電動レボルバ24に装着されている対物レンズ23a〜23eに対応するアイコン401a〜401eが画面上に表示されている。なお、アイコン401cが現在光路に挿入されている対物レンズであることを示すように強調して表示され、他のアイコン401a,401b,401d,401eと区別して表示されている。ここでは20倍の対物レンズ23cに対応するアイコンが強調表示されている。
ユーザーが機能エリアS_Cに対してタッチし、図14(A)に示すアイコン401dの位置でタッチした指を離す。顕微鏡コントローラ2は、タッチパネル207上でタッチした指を離した位置の検出を行う。
顕微鏡コントローラ2は、顕微鏡制御部31に対して、図14(B)に示すように、20倍対物レンズ23cからアイコン401dに対応した50倍対物レンズ23dを観察光路に入れるように電動レボルバ24の回転の制御を行うように指示を与える。
それから、現在光路に挿入されている対物レンズのアイコンを表示させるように、アイコン401cは、他のアイコン401a,401b,401c,401eとは区別できる表示対応への切り換が行われる。
なお、本実施形態では、タッチパネル207上でタッチした指が離された位置のアイコンに対応した対物レンズの挿入動作を行ったが、タッチされた位置のアイコンに対応した対物レンズの挿入動作を行うモードであってもよい。
機能エリアS_D、及び機能エリアS_Fに関しては、各機能エリア内において、離された位置のアイコンに対応した機能が選択される動作であり、機能エリアS_Cと同様のため説明を省略する。
機能エリアS_Eは、機能エリアS_Aに割り当てられた顕微鏡部位の操作の切換えを行うためのエリアである。機能エリアS_Eについて、図15−図16を用いて説明する
図15及び図16はそれぞれ、本実施形態における、機能エリアS_Eについての操作を説明するための図である。図4において、機能エリアS_Eでは電動ステージ20のXY方向への移動操作をするための「XY−位置」が選択され、その選択に伴い、機能エリアS_Aには、ステージ20をXY方向へ移動させる操作をするための機能が割り当てられている。
図4の状態から、機能エリアS_Eに表示されている「ミラー」を選択すると、機能エリアS_Aには、図15に示すように電動キューブターレット25の切換え操作を行うための機能が割り当てられる。
さらに、機能エリアS_Eに表示されている「明るさ」を選択すると、機能エリアS_Aには、図16に示すように、透過照明光源6、落射照明光源13の調光動作にそれぞれ切換えるための機能が割り当てられる。
続いて、拡大機能エリアモードの場合について説明を行う。本実施形態では、ステージ20のXY方向の操作を割り当てた機能エリアS_Aと、顕微鏡1のステージ20のZ方向の操作を割り当てた機能エリアS_Bとが拡大される場合について説明を行う。
図17は、本実施形態(拡大機能エリアモード)における機能が割り当てられた機能エリアへのタッチ操作に伴う顕微鏡コントローラ2の制御フローを示す。図17のS301−S304,S306−S307はそれぞれ、図5のS101−S106と同様の処理である。
まず、通常モードと同じように、図4で説明したのと同様に、CUP201は、不揮発メモリ204に記録されている機能エリア設定情報をRAM203に読み出し(S301)、各機能エリアに機能を割り当てる(S302)。具体的には、機能エリアS_Aには、ステージ20をXY方向へ移動させる操作機能を割り当てる。機能エリアS_Bには、顕微鏡1のステージ20のZ方向へ移動させる操作機能を割り当てる。機能エリアS_Cには、対物レンズ24の切り換えを行う連動レボルバ24を操作するための機能を割り当てる。機能エリアS_Dには、検鏡方法切換え操作をするための機能を割り当てる。機能エリアS_Eには、S_A機能エリア切換え操作機能を割り当てる。機能エリアS_Fには、その他の各種設定機能を割り当てる。
タッチパネル207に入力があった場合(S303で「Yes」)、CUP201はどこの機能エリアに入力があったかの判別を行う(S304)。機能エリアS_C、S_D、S_E、S_Fへの入力があった場合(S305で「No」)、CPU201は、通常機能エリアモードと同様に、各機能エリアに応じた制御処理を行う(S306)。
機能エリアS_Aまたは機能エリアS_Bにタッチ入力があった場合は(S305で「Yes」)、CPU201は、表示モードを通常機能エリアモードから拡大機能エリアモードに変更する。具体的には、CPU201は、不揮発メモリ204に記録されている機能エリア設定情報をRAM203に読み出し(S308)、機能エリアS_A及び機能エリアS_Bを図18に示すように、機能エリアS_A_2、機能エリアS_B_2として再設定を行う(S309)。これについて、図18及び図19を用いて説明する。
図18は、本実施形態(拡大機能エリアモード)における機能エリアS_A_2及び機能エリアS_B_2(実施例1)を示す。図19は、本実施形態(拡大機能エリアモード)における機能エリアS_A_2及び機能エリアS_B(実施例2)を示す。
図18では、タッチパネル207上には、機能エリアS_A_2及びS_B_2が配置される。ここで機能エリアS_A_2への入力の場合は(S310で「Yes」、S311)、ステージ20のXY方向へ移動させる操作機能を割り当てる(S312)。機能エリアS_B_2への入力の場合は(S310で「Yes」、S311)、顕微鏡1のステージ20のZ方向へ移動させる操作機能を割り当てる(S312)。図19の場合には、機能エリアS_A_2を、機能エリアS_E,S_Fのエリアまで拡大されるように配置する。
機能エリアS_A_2またはS_B_2に対して一定時間入力がない場合は(S310で「No」、S313で「Yes」)、図4に示す状態に戻る。なお時間制御でなく、戻るための特定のボタンを設けてもよい。また、機能エリアS_A_2またはS_B_2に対して一定時間入力がある場合は(S310で「No」、S313で「No」)、S314へ進む。拡大機能エリアモードにおいて、観察が終了するまで、S310〜S314の処理を繰り返す。
図20、図21は、本実施形態(拡大機能エリアモード、通常移動モード)における(A)ステージ20をX−Y方向へ移動させるための機能が割り当てられた機能エリアS_A_2についての操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図である。
図20(A)に示すように、ユーザーが、機能エリアS_A_2に対して、地点a5から地点a6までX方向に距離XA_2、Y方向に距離YA_2だけドラッグ動作(タッチパネルをタッチしたまま地点a5から地点a6まで移動させる動作)を行う。すると、図20(B)に示すように、通常機能エリアモードと同様に、ステージ20について、X方向に対して座標X_0から座標X_21までの距離XA_2×laを移動させ、Y方向に対して座標Y_0から座標Y_21までの距離YA_2×laの距離を移動させる制御が行われる。なお、ドラッグ動作中は、ドラッグ位置に応じてステージ20位置の追従が行われる。
同様に、図21(A)に示すように、ユーザーが、機能エリアS_A_2内の地点a7から機能エリアS_A_2内の地点a8までX方向へ距離XA_3、Y方向へ距離YA_3のドラッグ動作(タッチパネルをタッチしたまま地点a8まで移動させる動作)を行う。すると、機能エリア2_A_2内のドラッグ動作に対応して、ステージ20についてX方向に対して座標X_0から座標X_22までの距離XA_3×laを移動させ、Y方向に対して座標Y_0から座標Y_22までの距離YA_3×laを移動させる制御が行われる。
ドラッグ動作中は、ドラッグ位置に応じてステージ20位置の追従が行われる。なお、通常移動モードでは、ドラッグ動作後、地点a8において同一位置にてタッチパネルに入力し続けた場合でも、ステージ20は停止状態を維持したままとなっている。
続いてステージ移動モードのうち、連続移動モードを選択した場合について説明する。連続移動モードとは、タッチパネルへのドラッグ動作による入力の終了点が所定の領域内である場合、その終了点において一定時間入力が継続する間(すなわち、ドラッグした後、同一位置でタッチし続ける)、そのドラッグ停止直前でのその終了点へアプローチする方向と同方向で、所定の速度でステージの移動を継続させることができるモードをいう。
図22は、本実施形態(連続移動モード)における、機能エリアS_A_2に対してドラッグ動作を行った場合の顕微鏡コントローラの動作フローを示す。図22のS401−
S403,S405−S407はそれぞれ、図6のS201−S206と同様である。
連続移動モードが選択された場合、ステージ20のXY方向の駆動に対応する機能エリアS_A_2は、さらに機能エリアS_A_2の外周近傍であるS_A_21と、それ以外のエリアあるS_A_22とに分割される。S_A_21とS_A_22についての機能エリアの情報も機能エリア設定情報として、不揮発性メモリ204に予め格納されている。
ユーザーが機能エリアS_A_2に対してドラッグ動作を行った場合(S401で「Yes」)、タッチパネル制御部206は、タッチパネル207上におけるそのドラッグ動作により入力された位置のX座標及びY座標を検出する(S402)。タッチパネル制御部206は、その検出した座標情報をCPU201へ送信する。
ユーザーが機能エリアS_A_2においてドラッグ動作を行っている場合(S403で「Yes」)、タッチパネル制御部206は、ドラッグ動作による入力の検出位置に変化がないか否かを判定する(S404)。
ドラッグ動作による入力の検出位置に変化がある場合(S404で「No」)、タッチパネル制御部206は、ドラッグ位置に対応した座標を検出する。タッチパネル制御部206は、その検出した座標情報をCPU201へ送信する。ドラッグ中の場合に行われるS405−S407の処理については、S204−S206と同様である。
しかし、機能エリアS_A_2へのドラッグ動作において、検出位置に変化がない場合(S404で「Yes」)、CUP201は、タッチパネル制御部206から送られた座標情報に基づいて、その停止位置が機能エリアS_A_21か否かを判定する(S408)。
その停止位置が機能エリアS_A_21の場合、すなわち、機能エリアS_A_2において、同一位置でタッチしたままで、ドラッグ動作が停止している場合、CPU201は、現在の入力座標、ドラッグ中の来歴座標間情報、現在選択されている対物レンズを示す情報から、ステージ20の移動距離、及び移動方向を算出する(S409)。
CPU201は、算出された距離及び方向に基づいてステージ20を移動させるように、顕微鏡制御部31を介して、ステージX−Y駆動制御部21に指示を与える(S410)。機能エリアS_A_21に対して、その入力が継続している間(S411で「No」)、S410を繰り返す。
S408においてその停止位置が機能エリアS_A_21ではない場合(S408で「No」)、またはS411において機能エリアS_A_21への入力がなくなった場合(S411で「Yes」)、観察を終了するか否かが判断される(S412)。観察を続行する場合には(412で「No」)、S401へ戻る。
図23−図25はそれぞれ、本実施形態の連続移動モードにおける、(A)ステージ20をX−Y方向へ移動させるための機能が割り当てられた機能エリアS_A_2についての操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図である。以下では、図23−図25を用いて、ステージ20のX−Y方向の操作について、図22のフローに基づいて、タッチパネル207の操作に応じたCPU201の制御を詳述する。
図23(A)に示すように、ユーザーが機能エリアS_A_2のS_A_22内の、地
点a5から地点a6までX方向へ距離XA_2、Y方向へ距離YA_2のドラッグ動作(タッチパネルをタッチしたまま地点a5から地点a6まで移動させる動作)を行う。この場合、図23(B)に示すように、通常移動モードと同様に、ステージ20について、X方向に対して座標X_0から座標X_21までの距離XA_2×laを移動させ、Y方向に対して座標Y_0から座標Y_21までの距離YA_2×laを移動させる制御が行われる。ドラッグ動作中は、ドラッグ位置に応じてステージ20の位置の追従が行われる。
次に図24(A)に示すように、ユーザーが機能エリアS_A_22内の地点a7から機能エリアS_A_21内の地点a8までX方向へ距離XA_3、Y方向へ距離YA_3のドラッグ動作(タッチパネルをタッチしたまま地点a7から地点a8まで移動させる動作)を行い、地点a8で一定時間T1の間、同一位置で入力(タッチ)し続けた場合について説明を行う。
まず、ユーザーが地点a7から機能エリアS_A_21内の地点a8までドラッグ動作を行う。この場合、図24(B)に示すように、ステージ20について、X方向に対して座標X_0から座標X_22までの距離XA_3×laを移動させ、Y方向に対して座標Y_0から座標Y_22までの距離YA_3×laを移動させる制御が行われる。ドラッグ動作中は、ドラッグ位置に応じてステージ20の位置の追従が行われる。
続いてドラッグ動作終了後、図25(A)に示すように、ユーザーは機能エリアS_A_21内の地点a8において同一位置でタッチパネルに一定時間T1の間入力(タッチ)し続ける。
CPU201は、地点a8に入力(タッチ)し続けている間は、顕微鏡制御部31を介して、ステージX−Y駆動制御部21を制御して、図25(B)に示すように、ステージ20はさらに、地点a8まで移動が行われた方向(角度)と同一方向(角度)D1にそのままステージ20の移動を続ける制御を行う。
ステージ20の移動方向は、次のようにして算出される。CPU201は、RAM203からステージ来歴情報を取得する。CPU201は、そのステージ来歴情報に基づいて、地点a8から直前の一定距離R離れた位置における過去のドラッグの位置である地点a8’を結ぶ方向(角度)からステージ20の移動方向D1を算出する。その結果、ステージ20は、D1の方向へ移動する。
なお、ステージの移動速度は、現在選択されている対物レンズに応じて可変である。これについて、図26を用いて説明する。
図26は、本実施形態(連続移動モード)における対物レンズ毎に設定された連続移動速度が格納された連続移動速度テーブルの一例を示す。なお、テーブル中の「ID」は、対物レンズを識別するための情報を示す。連続移動速度テーブルは、不揮発性メモリ204に格納されている。
例えば、現在50倍の対物レンズが選択されている場合において、ユーザーが地点a7から地点a8まで方向D1へドラッグ動作を行って地点a8で入力が行われ続けている間は、ステージ20の移動は速度V4で継続される。このとき、CPU201は、連続移動速度テーブルに基づいて、速度V4でステージ2を移動させるように、顕微鏡制御部31に指示を行う。
すなわち、機能エリアS_A_22内の地点から機能エリアS_A_21内の地点に向かってドラッグ動作が行われ、ドラッグ停止後も機能エリアS_A_21内でさらに連続的に入力(タッチ)され続けた場合は、ドラッグの停止直前までステージ20の移動が行
われた方向と同一方向に、そのままステージ20の移動を速度V4で続ける制御がなされる。
また、ステージ20の移動速度は、対物レンズ毎に定められているが、さらに地点a8’から地点a8までの移動速度を引き継ぐモードにも切換え可能である。例えば、地点a8’から地点a8までのステージ移動速度がV4’であり、地点a8において同一位置において、タッチパネルに一定時間T1の間入力(タッチ)し続けた場合、ステージの移動速度として、V4’が設定される。
なお、ステージ20の移動速度は、選択された対物レンズに応じた定速、または、地点a8’から地点a8までの移動速度としたが、これに限定されない。例えば、機能エリアS_A_21内で連続的に入力(タッチ)され続けた時間の経過に応じて、ステージ20の移動を加速させるようにしてもよい。
また、上記では、機能エリアS_A_21と機能エリアS_A_22との境界をまたいでドラッグ動作を行った例について説明したが、必ずしもその境界をまたぐ必要はない。例えば、機能エリアS_A_21内においてドラッグ動作を行った後、そのドラッグ動作の終点が機能エリアS_A_21内にある場合にも適用できる。この場合、ドラッグ動作中は、ドラッグ位置に応じてステージ20の位置の追従が行われる。ドラッグ終了後、機能エリアS_A_21内の同一位置で入力が継続すれば、上記の例と同様に、X−Y方向へのステージ20の移動は継続される。
すなわち、ドラッグ動作の終点が機能エリアS_A_21にあり、その終点において一定時間入力が継続すれば、その直前のドラッグ位置からドラッグが終了する位置までの移動方向と同一方向へステージ20の移動が継続される。
また、上記では、機能エリアS_A_2における、X−Y方向のステージ20の連続移動について説明したが、機能エリアS_B_2について適用してもよい。すなわち、機能エリアS_B_2の上端領域及び下端領域を機能エリアS_A_21に相当する領域に設定し、それら以外の領域を機能エリアS_A_22に相当する領域に設定してもよい。これにより、ユーザーが機能エリアS_A_22に相当する領域内の地点から機能エリアS_A_21に相当する領域内の地点までドラッグ動作を行い、ドラッグ動作の最終点で一定時間T1の間、同一位置で入力(タッチ)し続けた場合、Z方向へのステージ20の移動は継続される。
なお、機能エリアS_A_21の領域は任意に設定できるようにしてもよい。
続いて、機能エリアS_2_21の範囲がさらにS_B_2を含むように設定した場合、すなわち、機能エリアS_2_21の機能をS_B_2の領域にまで拡張した場合について図27、図28を用いて説明する。
図27−図28はそれぞれ、本実施形態(拡大機能エリアモード、連続移動モード)における、(A)機能エリアS_A_21の範囲が機能エリアS_B_2の範囲を含むように設定した場合におけるタッチ操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図である。以下では、図27−図28を用いて、ステージ20のZ方向の操作について、図22のフローに基づいて、タッチパネル207の操作に応じたCPU201の制御を詳述する。
機能エリアS_B_2は、通常は顕微鏡1のステージ20のZ方向への移動操作を受付ける。しかしながら、機能エリアS_B_2は、機能エリアS_A_2から連続的にまたがって入力された場合、機能エリアS_A_2における機能エリアS_A_21として機
能する。すなわち、機能エリアS_A_2に対してドラッグ動作が開始されると、機能エリアS_B_2に機能エリアS_A_21に設定される機能が設定される。当該設定は、ユーザーがタッチパネル207にタッチし続けている間継続する。ユーザーによるタッチが終了すると、機能エリアS_B_2には、元の機能が再設定される。
機能エリアS_A_22内の地点a9から機能エリアS_B_2内の地点a10までX方向へ距離XA_4、Y方向へ距離YA_4のドラッグ動作(タッチパネルをタッチしたまま地点a9から地点a10まで移動させる動作)が行われ、地点a10で一定時間T2の間、同一位置で入力(タッチ)が行われ続けた場合について説明を行う。
図27(A)に示すように、地点a9から機能エリアS_B_2(拡張された機能エリアS_A_21)内の地点a10までドラッグ動作が行われたとする。この場合、図27(B)に示すように、ステージ20について、X方向に対して座標X_0から座標X_23までの距離XA_4×laを移動させ、Y方向に対して座標Y_0から座標Y_23までの距離YA_4×laを移動させる制御が行われる。
ドラッグ動作中は、ドラッグ位置に応じてステージ20の位置の追従が行われる。ドラッグ動作終了後、機能エリアS_B_2(拡張された機能エリアS_A_21)内に地点a10において同一位置にてタッチパネルに一定時間T2の間入力(タッチ)し続けたとする。この場合、地点a10に入力(タッチ)し続けている間は、CPU201は、図28(B)に示すように、ステージ20はさらに、地点a10まで移動が行われた方向(角度)と同一方向(角度)D2にそのままステージ20の移動を続ける指示を行う。
ステージ20の移動方向D2は、次のようにして算出される。CPU201はRAM203からステージ来歴情報を取得する。CPU201は、そのステージ来歴情報に基づいて、地点a10と、その地点a10からドラッグの停止直前の一定距離R離れた位置における過去のドラッグの位置である地点a10’とを結ぶ方向(角度)からステージ20の移動方向D2を算出する。その結果、ステージ20は、D2の方向へ移動する。
ステージ20の移動は、地点a10に入力が行われ続けている間は継続される。本実施形態では、例えば、時間T2の間、方向D2、速度V4でステージ20の移動が行われる。すなわち、機能エリアS_A_22内の地点から機能エリアS_B_2(拡張された機能エリアS_A_21)内の地点に向かってドラッグ動作が行われ、機能エリアS_A_1内でさらに連続的に入力(タッチ)され続けたとする。この場合、ステージ20の移動を停止させずに、ドラッグ動作停止直前までステージ20の移動が行われた方向と同一方向にそのままステージ20の移動を続ける制御を行う。このとき、機能エリアS_B_2では、ドラッグを開始した地点a9における機能エリアの動作であるステージ20のXY方向の操作が行われ、顕微鏡1のステージ20のZ方向の操作は行われない。
図29は、通常機能エリアモードで、連続移動モードを実現する場合の例を示す。上記では、拡大機能エリアモードの場合について説明を行ったが、図29に示すように、通常機能エリアモードの場合についてもS_A_21に対応するエリアをS_A_11として機能するように設定し、S_A_22に対応するエリアをS_A_12として機能するように設定してもよい。
本実施形態によれば、タッチパネルへのドラッグ動作による入力の終了点が所定の領域内である場合、その終了点において一定時間入力が継続する間(すなわち、ドラッグした後、同一位置でタッチし続ける)、そのドラッグ停止直前でのその終了点へアプローチする方向と同方向で、所定の速度でステージの移動を継続させることができる。これにより、タッチパネルのような(狭い)限られた操作エリアを有するコントローラにおいても、
特にドラッグ動作で連続的に動かすようなYX方向の操作性の向上を図ることが可能となる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、タッチパネルに対して、所定速度で、所定の移動距離の入力(タッチ操作)がされた場合、ドラッグの長さに関わらず、ステージ20をXY方向へ一定距離移動させる機能について説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成、処理、機能については同一の符号を付し、その説明を省略する。また、第2の実施形態の顕微鏡システムの構成は、第1の実施形態と同様である。
図30は、本実施形態における移動速度・移動距離テーブルを示す。移動速度・移動距離テーブルには、対物レンズ毎にステージ20を一定距離動かすために用いられる距離と、速度とが格納されている。なお、テーブル中の「ID」は、対物レンズを識別するための情報を示す。移動速度・移動距離テーブルは、不揮発性メモリ204に格納されている。
図31は、本実施形態における機能エリアS_A_2に対してタッチ操作を行った場合の顕微鏡コントローラの動作フローを示す。通常のステージ動作については、すなわちS501,S503−S507の処理については、第1の実施形態(図6のS201−S206)と同様のため、その説明を省略する。
ユーザーが機能エリアS_A_2に対してドラッグ動作を行った場合(S501で「Yes」)、CPU201は、タッチパネル制御部206からの検出信号に基づいて、機能エリアS_A_2内において、ドラッグ動作の入力が、一定速度SV以上で、かつタッチパネル207上での入力の長さが一定距離SL未満の入力であるか否かを判定する(S502)。
ドラッグ動作の入力が、一定速度SV以上で、かつタッチパネル207上での入力の長さが一定距離SL未満の入力であると判定した場合(S502で「Yes」)、CPU201は、次を行う。すなわち、CPU201は、図30に示す移動速度・移動距離テーブルに格納されている情報に基づいて、現在のドラッグ入力方向と現在選択されている対物レンズ情報から、電動ステージ20の移動距離及び移動方向を算出する(S508)。
CPU201は、その算出された移動距離、移動方向に基づいて、電動ステージ20を一定量移動させる制御を行う(S509)。すなわち、CPU201は、ドラッグ動作の入力が、一定速度SV以上で、かつタッチパネル207上での入力の長さが一定距離SL未満の入力であると判定した場合には、そのドラッグの長さに関わらず、ステージ20を一定方向に一定量移動させる制御を行う。
これにより、例えば対物レンズ50倍が選択されている場合には、図30の移動速度・移動距離テーブルに基づいて、電動ステージ20は、速度V4でL4移動させられる。ここでの移動距離は、例えば対物レンズ毎の視野の1/2の距離に設定している。なお、移動方向については、ドラッグが行われた方向と同一な方向が選択される。
なお、機能エリアS_A_2内において通常のドラッグ動作が行われた場合(S502で「No」)、第1の実施形態と同様の処理(S503−S507)を行う。
図32は、本実施形態(拡大機能エリアモード)における、(A)ドラッグの長さに関わらず、ステージ20をXY方向(図面に対して左右方向)へ一定距離移動させる操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向(図面に対して左右方向)への移動を説明するための図である。図33は、本実施形態(拡大機能エリアモード)における、(A)ドラッグの長さに関わらず、ステージ20をX−Y方向(図面に
対して上下方向)へ一定距離移動させる操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向(図面に対して上下方向)への移動を説明するための図である。以下では、図32−図33を用いて、ステージ20のX方向またはY方向の操作について、図31のフローに基づいて、タッチパネル207の操作に応じたCPU201の制御を詳述する。
図32(A)において、例えば、対物レンズ50倍が選択されている場合において、タッチパネルのS_A_2内において、地点a11から地点a12までタッチパネル上でドラッグ速度がSV以上で、一定距離SL未満の距離である距離LL1の入力が行われた場合は、図30の移動速度・移動距離テーブルに基づいて、LL1の距離に関わらず、電動ステージ20はX方向に対して速度V4で距離L4移動させられる(図32(B))。
また、図32(A)において、地点a13から地点a14までタッチパネル207上でドラッグ速度がSV以上で、一定距離SL未満の距離である距離LL2の入力が行われた場合、LL2の距離に関わらず、X方向に対して対物レンズの倍率に対応した一定距離であるL4のステージの移動が行われる(図32(B))。
同様に、図32(A)において、地点a15から地点a16までタッチパネル上でドラッグ速度がSV以上で、一定距離SL未満の距離である距離LL3の入力が行われた場合、LL3の距離に関わらず、図32に示すように、X方向に対して対物レンズの倍率に対応した一定距離であるL4のステージの移動が行われる(図32(B))。
また、図33(A)に示すように、ドラッグ方向をY方向へ変更してもよい。この場合、例えば、地点a17から地点a18までタッチパネル207上でドラッグ速度がSV以上で、一定距離SL未満の距離である距離LL4の入力が行われた場合、LL4の距離に関わらず、図32に示すように、Y方向に対して対物レンズの倍率に対応した一定距離であるL4のステージの移動が行われる(図33(B))。
また、図33(A)に示すように、地点a19から地点a20までタッチパネル207上でドラッグ速度がSV以上で、一定距離SL未満の距離である距離LL5の入力が行われた場合、LL5の距離に関わらず、Y方向に対して対物レンズの倍率に対応した一定距離であるL4のステージの移動が行われる(図33(B))。
また、図33(A)に示すように、地点a21から地点a22までタッチパネル207上でドラッグ速度がSV以上で、一定距離SL未満の距離である距離LL6の入力が行われた場合、LL6の距離に関わらず、Y方向に対して対物レンズの倍率に対応した一定距離であるL4のステージの移動が行われる(図33(B))。
図34は、本実施形態(通常機能エリアモード)における、(A)ドラッグの長さに関わらず、ステージ20をXY方向させる操作を説明するための図と、(B)その操作に伴うステージ20のX−Y方向への移動を説明するための図である。
通常機能エリアモードでも、拡大機能エリアモードと同様に、タッチパネルのS_A内において、例えば、図34(A)に示すように、地点a23から地点a24までタッチパネル上でドラッグ速度がSV以上で、一定距離SL未満の距離である距離LL7の入力が行われた場合は、図30の移動速度・移動距離テーブルに基づいて、LL7の距離に関わらず、電動ステージ20は速度V4で距離L4移動させられる(図34(B))。地点a25から地点a26、地点a27から地点a28についても同様にそれぞれ、図34(A)に示すように、図30の移動速度・移動距離テーブルに基づいて、LL8、LL9の距離に関わらず、電動ステージ20は速度V4で距離L4移動させられる(図34(B))
また、図33で説明したのと同様に、ドラッグ方向をY方向へ変更してもよい。
なお、上記では、X方向またはY方向へのドラッグ動作、及びそのドラッグ方向と同一の方向へのステージの移動について説明したが、XY平面における斜め方向へのドラッグ動作、そのドラッグ方向と同一の方向へのステージの移動についても適用することができる。例えば、斜め方向へのドラッグ動作の場合には、そのドラッグ動作の移動ベクトルをX成分とY成分に分解し、大きい成分の方の距離が一定距離SL未満の距離であり、このときのドラッグ速度がSV以上の場合には、図30の移動速度・移動距離テーブルに基づいて、電動ステージ20は一定速度で一定距離動かされるようにしてもよい。
以上のように、タッチパネル207上でドラッグ速度がSV以上で、一定距離SL未満の距離の入力があった場合、SLの距離に関わらず、Y方向に対して対物レンズの倍率に対応した一定距離であるL4のステージの移動が行われる。これにより、タッチパネルのような(狭い)限られた操作エリアを有するコントローラにおいても、ブラインド操作が可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述した各実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
例えば、上述した実施形態に係る顕微鏡システムにおいては、顕微鏡装置1として正立顕微鏡装置を採用していたが、これに限定されず、倒立顕微鏡装置を採用してもよい。また、顕微鏡装置を組み込んだライン装置といった各種システムに本実施形態を適応してもよい。
また、本実施形態では、ステージ20の移動について述べた。しかし、タッチパネル207に対してドラッグ動作を行うことにより、連続的に顕微鏡の部位の駆動を行うという観点ではステージ20の移動に限定されるものではない。また、本実施形態ではタッチパネルを有する顕微鏡コントローラとしたが、タッチパネルと同等の機能を有するデバイスにも置き換え可能である。
本実施形態の顕微鏡システムによれば、タッチパネルのような(狭い)限られた操作エリアを有するコントローラにおいても、ドラッグ動作で連続的に動かすようなXY方向の操作性の向上を図ることができる。さらに顕微鏡特有の対物レンズに応じた、特定な操作に割り当てることで、ステージを含めたその他の顕微鏡の操作性向上させることが可能となる。
1 顕微鏡装置
2 顕微鏡コントローラ
6 透過照明用光源
7 コレクタレンズ
8 透過用フィルタユニット
9 透過視野絞り
10 透過開口絞り
11 コンデンサ光学素子ユニット
12 トップレンズユニット
13 落射照明用光源
14 コレクタレンズ
15 落射用フィルタユニット
16 落射シャッタ
17 落射視野絞り
18 落射開口絞り
19 観察体
20 電動ステージ
21 ステージX−Y駆動制御部
21a X−Yモータ
22 ステージZ駆動制御部
22a Zモータ
23 対物レンズ
24 レボルバ
25 キューブターレット
26 接眼レンズ
27 ビームスプリッタ
28 ポラライザー
29 DICプリズム
30 アナライザー
31 顕微鏡制御部
35(35a,35b) 蛍光キューブ
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 不揮発性メモリ
205 通信制御部
206 タッチパネル制御部
207 タッチパネル
209 規制枠

Claims (7)

  1. 顕微鏡システムで用いられる電動ステージの動作を制御するための操作を行う顕微鏡コントローラにおいて、
    外部からの物理的接触による入力を受け付けると共に、表示機能を有するタッチパネル部と、
    前記電動ステージを操作するためのステージ操作機能を前記タッチパネル部の所定の表示領域に設定する機能設定部と、
    前記ステージ操作機能が設定された表示領域である操作表示領域に対して行われた前記物理的接触による入力を検出する入力検出部と、
    前記検出された入力結果に応じて、前記電動ステージの移動態様を決定し、該決定した移動態様に基づいて、前記電動ステージを制御する制御指示信号を生成する決定部と、
    該電動ステージの動作を制御する外部装置に対して、前記制御指示信号を送信する通信
    制御部と、
    を備え
    前記決定部は、前記検出された入力結果に基づいて、前記操作表示領域における前記入力の位置が所定方向に連続して変化した後、所定の位置において前記入力が継続すると判定した場合、前記操作表示領域における前記所定方向への前記入力の位置の連続的な変化が終了する直前の該所定方向と同方向に該電動ステージを継続的に移動させる
    とを特徴とする顕微鏡コントローラ。
  2. 前記決定部は、前記電動ステージを前記所定方向へ継続的に移動させる場合、前記顕微鏡システムの観察光路に挿入された対物レンズの倍率に応じて、前記電動ステージの移動速度を制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の顕微鏡コントローラ。
  3. 前記決定部は、前記電動ステージを前記所定方向へ継続的に移動させる場合、前記操作表示領域における前記所定方向への前記入力の位置の連続的な変化が終了する直前の該入力の位置の連続的な変化に対応して移動する前記電動ステージの移動速度と同じ移動速度で、該電動ステージを移動させる
    ことを特徴とする請求項に記載の顕微鏡コントローラ。
  4. 前記機能設定部は、前記所定の位置を含む第1の表示領域と、該第1の表示領域を除く第2の表示領域とを設定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の顕微鏡コントローラ。
  5. 顕微鏡システムで用いられる電動ステージの動作を制御するための操作を行う顕微鏡コントローラにおいて、
    外部からの物理的接触による入力を受け付けると共に、表示機能を有するタッチパネル部と、
    前記電動ステージを操作するためのステージ操作機能を前記タッチパネル部の所定の表示領域に設定する機能設定部と、
    前記ステージ操作機能が設定された表示領域である操作表示領域に対して行われた前記物理的接触による入力を検出する入力検出部と、
    前記検出された入力結果に応じて、前記電動ステージの移動態様を決定し、該決定した移動態様に基づいて、前記電動ステージを制御する制御指示信号を生成する決定部と、
    該電動ステージの動作を制御する外部装置に対して、前記制御指示信号を送信する通信制御部と、
    を備え、
    前記決定部は、前記検出された入力結果に基づいて、前記操作表示領域における前記入力の位置が所定速度以上で、かつ入力位置が所定の距離連続して変化したと判定した場合、前記入力位置が連続して変化した距離にかかわらず前記電動ステージを予め設定されている一定の距離である所定量移動させる
    ことを特徴とする顕微鏡コントローラ。
  6. 対物レンズの倍率に応じた前記所定量の移動量テーブルを有し、
    前記決定部は、前記顕微鏡システムの観察光路に挿入された前記対物レンズの倍率に応じて前記移動量テーブル予め設定された前記所定移動量に基づいて、前記電動ステージを一定量移動させる
    ことを特徴とする請求項に記載の顕微鏡コントローラ。
  7. 請求項1〜のうちいずれか1項に記載の顕微鏡コントローラを備える顕微鏡システム。
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