以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態のカラオケシステムの全体構成を表す機能ブロック図である。
図1において、本実施形態のカラオケシステム1は、カラオケサービスを行う各店舗の各カラオケルールKRにそれぞれ1台ずつ設置されたカラオケ装置10(図1中では、1つのカラオケルームKRに設置された1台のカラオケ装置10のみを示す)と、カラオケサービス提供会社側のホストサーバ400とを有している。各カラオケ装置10とホストサーバ400とは、適宜のネットワークNWを介し、互いに情報送受信可能に接続されている。
カラオケ装置10は、装置本体100(楽曲再生装置)と、リモコン200(端末装置)と、スピーカ301と、ディスプレイ302と、マイク303とを有している。装置本体100とリモコン200とは、例えば無線又は有線のLAN等のネットワークを介し、互いに情報送受信可能に接続されている。装置本体100と、スピーカ301、ディスプレイ302、及びマイク303とは、適宜の回線により接続されている。
装置本体100は、制御部101と、大容量記憶装置103と、操作部104と、受信部105と、音源106と、音声制御部107と、通信制御部110とを有している。
制御部101は、図示しないCPUやRAM及びROM等のメモリを備えている。この制御部101は、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMや大容量記憶装置103に予め記憶された各種プログラムを実行する。これにより、装置本体100全体の制御を行う。
大容量記憶装置103は、例えばHDD(Hard Disk Drive)等から構成されている。この大容量記憶装置103には、予めホストサーバ400(又は、カラオケサービス提供会社側の別のサーバ)から上記ネットワークNWを介し配信された、カラオケ用の複数の楽曲に係わる、MIDI(登録商標)データ、背景映像データ、及び歌詞データ等の各種情報が記憶されている。
操作部104は、例えば複数のキーやスイッチ等から構成されている。ユーザは、この操作部104(又は、リモコン200)を用いて、歌唱する楽曲の選択操作(選曲操作)等の各種操作を行うことができる。
受信部105は、マイク303から出力された歌唱者(ユーザ)の歌唱音声に対応する音声信号を受信する。
音源106は、制御部101によって大容量記憶装置103から読み出されたMIDIデータを再生して音声制御部107へ出力する。音声制御部107は、音源106から出力されたMIDIデータ、及び、受信部105により受信された音声信号を増幅し、スピーカ301へ出力する。スピーカ301は、音声制御部107から出力されたMIDIデータ及び音声信号を音声出力する。
なお、音源106、音声出力部107、及びスピーカ301(以下適宜、これらを「音源106等」と略称する)が、特許請求の範囲に記載の再生手段を構成する。
ディスプレイ302は、例えば液晶ディスプレイ等から構成されており、各種映像を表示する。特に、ディスプレイ302は、音源106等によるMIDIデータの再生に同期して、言い換えれば、音源106等によりMIDIデータの再生が行われるのに従い、大容量記憶装置103から読み出された背景映像データ及び歌詞データに対応したテロップ等を表示することができる。
通信制御部110は、リモコン200やホストサーバ400との間で行われる情報通信の制御を行う。
リモコン200は、ユーザが選曲操作等の各種操作を行うための端末装置である。このリモコン200は、制御部201と、記憶装置203と、タッチパネルディスプレイ202と、通信制御部210とを有している。
記憶装置203は、例えば不揮発性メモリ等から構成されており、各種情報を記憶する。
タッチパネルディスプレイ202は、表示部202a(第1表示部)と、タッチパネル部202b(第1操作部)とを有している。
表示部202aは、例えば液晶ディスプレイ等から構成されており、各種表示を行う。
タッチパネル部202bは、表示部202aの表示領域の表面に沿って設けられた透明なスイッチである。このタッチパネル部202bは、ユーザの指やスタイラス(ペン)等による接触(タッチ)があった場合、その接触箇所のスイッチがオンされたことを認識可能な構成となっている。ユーザは、表示部202aに表示されたアイコン(画像)に対応するタッチパネル202b部分をタッチすることにより、選択や入力を行うことができる。これにより、ユーザは、選曲操作等の各種操作を行うことができる。特に、ユーザは、タッチパネル部202bを介し、予め登録されたユーザ識別情報であるユーザID及びパスワードを入力するログイン操作(利用認証操作)を行うことにより、ログインすることができる。これにより、リモコン200上で、カラオケサービス提供会社による所定のサービスを享受可能となる。
通信制御部210は、装置本体100やホストサーバ400との間で行われる情報通信の制御を行う。
制御部201は、図示しないCPUやRAM及びROM等のメモリを備えている。この制御部201は、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMや記憶装置203に予め記憶された各種プログラムを実行する。これにより、リモコン200全体の制御を行う。例えば、ユーザがログインした状態で選曲操作を行って歌唱を行うと、制御部201は、当該ユーザのユーザIDと、選曲された楽曲の識別情報である楽曲IDと、選曲された楽曲が歌唱された年月日及び時刻の情報である歌唱日時とを、通信制御部210及びネットワークNWを介し、ホストサーバ400へ出力する。本実施形態では、ユーザID、楽曲ID、及び歌唱日時のホストサーバ400への出力は、ユーザが歌唱を行うごとに時々刻々と行われる。
ホストサーバ400は、制御部401と、大容量記憶装置403と、操作部404と、表示部409と、通信制御部410とを有している。
大容量記憶装置403は、例えばHDD等から構成されている。この大容量記憶装置403には、歌唱履歴データベース4031(後述の図2参照)、楽曲情報データベース4032(後述の図3参照)、及びユーザ登録データベース4033(後述の図4参照)が記憶されている。
操作部404は、例えばキーボードやマウス等から構成されている。この操作部404では、各種操作が行われる。
表示部409は、例えば液晶ディスプレイ等から構成されており、各種表示を行う。
通信制御部410は、各カラオケ装置10との間で、上記ネットワークNWを介し行われる情報通信の制御を行う。
制御部401は、図示しないCPUやRAM及びROM等のメモリを備えている。この制御部401は、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMや大容量記憶装置403に予め記憶された各種プログラムを実行する。これにより、ホストサーバ400全体の制御を行う。例えば、制御部401は、各カラオケ装置10の装置本体100から出力されたユーザID、楽曲ID、及び歌唱日時を、通信制御部410を介し入力して、歌唱履歴情報として上記歌唱履歴データベース4031へ蓄積する。なお、歌唱日時は、装置本体100から出力するのではなく、ホストサーバ400側で確認するように構成してもよい。また、本実施形態では、装置本体100からのユーザID、楽曲ID、及び歌唱日時の出力は、ユーザが歌唱を行うごとに時々刻々と行われるので、歌唱履歴データベース4031には、続々と新たな歌唱履歴情報が蓄積されていく。
図2は、上記歌唱履歴データベース4031の記憶内容の一例を表すテーブルである。
図2において、歌唱履歴データベース4031には、各カラオケ装置10の装置本体100から出力された、複数の楽曲に関する複数のユーザの選曲操作に基づく歌唱履歴情報が記憶されている。
歌唱履歴情報には、選曲操作を行ったユーザのユーザIDと、選曲された楽曲の楽曲IDと、選曲された楽曲の歌唱日時とが含まれている。なお、歌唱履歴情報として、上記ユーザID、楽曲ID、及び歌唱日時の他に、選曲操作を行ったユーザによる歌唱や選曲された楽曲に関する関連情報を併せて記憶するように構成してもよい。
図3は、上記楽曲情報データベース4032の記憶内容の一例を表すテーブルである。
図3において、楽曲情報データベース4032には、各楽曲ごとに、当該楽曲に関する楽曲情報が記憶されている。楽曲情報には、楽曲ID、楽曲の識別子である楽曲名、及び、楽曲の歌手の識別子である歌手名等が含まれている。本実施形態では、歌手が、特許請求の範囲に記載の歌唱対象に相当し、歌手名が、歌手識別子に相当すると共に歌唱対象識別子に相当する。
なお、本明細書中では、2人以上からなるグループの楽曲の場合、その楽曲の歌手は、グループのメンバーそれぞれを指すのではなく、グループそのものを指すものとする。例えば、「AA」「BB」「CC」「DD」「EE」の5人からなるグループ「ABCDE」の楽曲の場合、その楽曲の歌手は、グループ「ABCDE」である。
図4は、上記ユーザ登録データベース4033の記憶内容の一例を表すテーブルである。
図4において、ユーザ登録データベース4033には、各ユーザごとに、当該ユーザに関するユーザ登録情報が記憶されている。ユーザ登録情報には、「ユーザID」「パスワード」「年齢」「性別」「住所」「アバタ」「お気に入り楽曲」「お気に入り歌手」「友達ユーザ」等の項目で表される情報が含まれている。
「ユーザID」項目には、ユーザのユーザIDが格納されている。「パスワード」項目には、例えば英数字文字列からなるパスワードが格納されている。「年齢」項目には、ユーザの年齢の情報が格納されている。「住所」項目には、ユーザの住所の情報が格納されている。「アバタ」項目には、ユーザに対応するアバタ(図像)の画像データであるアバタ情報が格納されている。アバタとは、各ユーザを識別する簡易的な人型図像であり、各ユーザの分身的な意味合いのキャラクタである。なお、各ユーザを識別する図像としては、アバタに限られず、写真やイラスト等でもよい。「お気に入り楽曲」項目には、ユーザがお気に入りとして登録した楽曲の楽曲名が格納されている。「お気に入り歌手」項目には、ユーザがお気に入りとして登録した歌手の歌手名が格納されている。「友達ユーザ」項目には、ユーザが友達として登録した(関連付けた)関連ユーザとしての友達ユーザのユーザIDが格納されている。
ここで、本実施形態の最大の特徴は、表示部202aが、複数の歌手名が所定の分布態様で分布した背景画像51(後述)上における各ユーザに対応する各位置座標に、これら各ユーザのアバタを背景画像51に重ねてそれぞれ表示することにある。以下、その詳細について順を追って説明する。
図5は、ホストサーバ400の制御部401により実行される制御手順の一例を表すフローチャートである。
図5において、このフローに示す処理は、所定の開始操作が行われることによって開始される。まずステップSA10で、制御部401は、大容量記憶装置403に記憶された歌唱履歴データベース4031にアクセスし、複数のユーザの歌唱履歴情報(ユーザID、楽曲ID、及び歌唱日時)を取得する。またこれと共に、大容量記憶装置403に記憶された楽曲情報データベース4032にアクセスし、複数の楽曲に関する楽曲情報(楽曲ID、楽曲名、及び歌手名)を取得する。
その後、ステップSA20で、制御部401は、上記ステップSA10で取得された複数の歌唱履歴情報及び複数の楽曲情報に基づき、複数のユーザを歌手名ごとに分類した第1マップデータを生成する。
第1マップデータの生成手法の一例としては、制御部401は、まず、歌唱履歴情報と楽曲情報との両方に含まれる楽曲IDをキーとして、各歌唱履歴情報に対し歌手名をそれぞれ対応付ける。その後、歌手名をそれぞれ対応付けた複数の歌唱履歴情報を、当該歌唱履歴情報に含まれるユーザIDを参考にしてユーザごとに分類する。そして、各ユーザごとに分類された、歌手名をそれぞれ対応付けた複数の歌唱履歴情報を用いて、各ユーザごとに、複数の歌手名を成分とする特徴ベクトル(すなわち、歌手の嗜好を表す特徴ベクトル)をそれぞれ生成する。その後、各ユーザごとに生成された複数の特徴ベクトルを、これらの成分に応じてクラスタリングして、平面座標系が設定された二次元平面40(後述の図6参照)上に配列された複数(この例では100個)のセル41(後述)で表されるユニットに分類する。各ユニットには、上記二次元平面40上の位置座標が予め対応付けられている。なお、クラスタリングとは、例えば公知のK−means法やSOM(Self Organizing Maps)法等のクラスタリング手法を用いて、複数のデータを外的基準なしに自動的に分類する手法、又は、そのアルゴリズムである。そして、この分類結果に対応して、各ユーザを、対応する特徴ベクトルが分類されたユニットに対しそれぞれ対応付ける。これにより、各ユーザに対し、上記二次元平面40上の位置座標が対応付けられる。またこれと共に、各歌手名を、対応する歌手の楽曲に対する、所属する全ユーザによる総歌唱回数の最も多いユニットに対しそれぞれ対応付けてプロットする。以上により、第1マップデータが生成される。なお、ユーザの所属するユニットを表す情報や、上記二次元平面40上におけるユーザの位置座標は、大容量記憶装置403の適宜の箇所、例えば大容量記憶装置403に設けたユーザ位置データベース(図示省略)に各ユーザごとに記憶される。
すなわち、第1マップデータ上では、複数の歌手名は、プロットされた距離が近いほど対応する歌手の類似度が高くなり、プロットされた距離が遠いほど対応する歌手の類似度が低くなるような、所定の分布態様で分布する。したがって、同じような歌手の嗜好を備えるユーザ同士は、同じユニット(言い換えれば、同じ歌手名)、又は、近い位置に配列された類似するユニット(言い換えれば、プロットされた距離が近い類似する歌手の歌手名)に分類される。また、全く違う歌手の嗜好を備えるユーザ同士は、遠い位置に配列された非類似のユニット(言い換えれば、プロットされた距離が遠い非類似の歌手の歌手名)に分類される。
そして、ステップSA30に移り、制御部401は、上記ステップSA20で生成された第1マップデータを用いて、当該第1マップデータ上で上記のような分布態様で分布する複数の歌手名を、これらに対応する歌手に関するカテゴリに応じて、予め歌手に関し設定された複数のカテゴリに分類した第2マップデータを生成する。
図6及び図7は、上記ステップSA30で生成された第2マップデータのデータ構造の一例を概念的に表す説明図である。なお、図7は、図6中のA部の拡大図に相当する。
図6及び図7において、第2マップデータでは、上記二次元平面40上に、上記100個のユニットを表した六角形状のセル41が、六方格子状に配列されている。また、この二次元平面40上には、複数の歌手名を表した円形状のプロット42が、プロットされた距離が近いほど対応する歌手の類似度が高くなり、プロットされた距離が遠いほど対応する歌手の類似度が低くなるような分布態様で分布している。そして、これら複数のプロット42で表される歌手名が、複数(この例では9個)のカテゴリに分類されている。すなわち、各カテゴリには、上記二次元平面40上の位置座標の範囲が設定される。
この第2マップデータ上では、各ユーザは、100個のセル41で表されるユニットのうちいずれか1つのユニットに対応付けられている。また、各歌手名は、100個のセル41で表されるユニットのうちいずれか1つのユニットに対応付けられている。
図5に戻り、その後のステップSA40では、制御部401は、上記ステップSA30で生成された第2マップデータを、通信制御部410及びネットワークNWを介し、各カラオケ装置10の装置本体100へ出力する。その後、このフローに示す処理を終了する。なお、本実施形態では、歌唱履歴データベース4031の記憶内容は、ユーザが歌唱を行うごとに時々刻々と変動しており、制御部401は、所定のタイミングで、このフローに示す処理を繰り返し実行する。また、装置本体100の制御部101は、通信制御部110を介し入力した第2マップデータを、通信制御部110を介しリモコン200へ出力する。リモコン200の制御部201は、通信制御部210を介し入力した第2マップデータを、記憶装置203に格納する。
図8、図9、及び図10は、リモコン200の制御部201により実行される制御手順の一例を表すフローチャートである。
図8〜図10において、このフローに示す処理は、所定の開始操作が行われることによって開始される。まず図8に示すステップSB10で、制御部201は、表示部202aに表示信号を出力して、表示部202aに適宜のログイン画面(図示省略)を表示させる。そして、表示部202aがログイン画面を表示した状態において、ユーザの上記ログイン操作(ユーザID及びパスワードの入力)を受け付ける。なお、このステップSB10の手順が、特許請求の範囲に記載の第1認証受付手段として機能する。
ユーザがログイン操作を行うと、ログイン要求が通信制御部210及びネットワークNWを介しホストサーバ400へ出力される。ホストサーバ400の制御部401は、ログイン要求に含まれるユーザID及びパスワードが、ユーザ登録データベース4033に記憶されたユーザ登録情報に含まれるユーザID及びパスワードの内容と合致するかどうかを認証する。ログイン要求に含まれるユーザID及びパスワードが登録されたものと合致したら、制御部401は、ログイン操作を行ったユーザのログインを認証する。以下、ログイン認証(利用認証)されたユーザ(特許請求の範囲に記載の認証ユーザ)を「ログインユーザ」と称する。複数のユーザがログイン操作を正常に行ってログイン認証された場合、ログインユーザは複数人存在することとなる。
その後、ステップSB20で、制御部201は、ログインユーザがタッチパネル202bを介し上記選曲アシストサービスの利用開始操作を行ったかどうかを判定する。ログインユーザが利用開始操作を行うまでは、ステップSB20の判定は満たされず、ループして待機する。ログインユーザが利用開始操作を行ったら、ステップSB20の判定が満たされて、ステップSB25に移る。
ステップSB25では、制御部201は、通信制御部210及びネットワークNWを介しホストサーバ400にアクセスする。そして、利用認証操作を行ったログインユーザを、タッチパネル部202bの操作を実行中の「アクティブユーザ」とみなし、ユーザ登録データベース4033の記憶内容を参照して、アクティブユーザの友達ユーザを検出する。
そして、ステップSB30に移り、制御部201は、通信制御部210及びネットワークNWを介しホストサーバ400にアクセスする。そして、ユーザ登録データベース4033に記憶された、ログインユーザのユーザ登録情報に含まれるアバタ情報を取得する。またこれと共に、アクティブユーザの友達ユーザのユーザ登録情報に含まれるアバタ情報を取得する。
その後、ステップSB40で、制御部201は、通信制御部210及びネットワークNWを介しホストサーバ400にアクセスする。そして、前述のユーザ位置データベースに記憶された、ログインユーザとアクティブユーザの友達ユーザとの二次元平面40上における位置座標を、背景画像51(後述)上における位置座標としてそれぞれ取得する。なお、ユーザ位置データベースの記憶内容は、上記図5のフローに示す処理が実行されるごとに更新されるため、このステップSB40では、当該ステップを実行する時点でのユーザ位置データベースに記憶された上記各ユーザの二次元平面40上における位置座標が、背景画像51上における位置座標として取得される。
そして、ステップSB50に移り、制御部201は、表示部202aに表示信号を出力して、表示部202aに、上記ステップSB30,SB40の処理に応じたマップ画面D1(後述の図11参照)を表示させる。
図11は、上記ステップSB50で表示されるマップ画面D1の一例を表す説明図である。なお、図11及び後述の図12、図13、図14、図15中では、ログインユーザを「ユーザA」「ユーザB」「ユーザC」とし、アクティブユーザを「ユーザA」とし、アクティブユーザの友達ユーザを「ユーザD」「ユーザE」「ユーザF」とした場合を例にとって説明を行う。
図11において、このマップ画面D1は、3つの領域52a,52b,52cに区分されている。領域52aには、その全域に亘って、記憶装置203に記憶された第2マップデータに基づく背景画像51が表示されている。
背景画像51上(領域52aの全域)には、第2マップデータにおける二次元平面40に対応する平面座標系が設定されている。この背景画像51には、前述の六法格子状に配列された100個のユニットを表したセル41と、前述の分布態様で分布した複数の歌手名を表したプロット42と、前述の9個のカテゴリの識別子であるカテゴリ名(この例では、「カテゴリ01」「カテゴリ02」「カテゴリ03」「カテゴリ04」「カテゴリ05」「カテゴリ06」「カテゴリ07」「カテゴリ08」「カテゴリ09」)とが含まれている。なお、背景画像51上に分布した複数の歌手名を表したプロット42については、分布した全部のプロット42が表されるのではなく、分布した一部のプロット42(例えば、複数のユーザによる楽曲の歌唱頻度の高い上位所定数の歌手名を表したプロット42)のみが表示されている。
また、背景画像51上の、上記ステップSB40で取得されたログインユーザであるユーザA,B,Cの位置座標には、上記ステップSB30で取得されたこれらユーザA,B,Cのアバタ情報に応じたアバタ50A,50B,50Cが背景画像51に重ねてそれぞれ表示されている。これと共に、背景画像51上の、上記ステップSB40で取得された、ログイン認証されておらず、かつアクティブユーザであるユーザAの友達ユーザである、ユーザD,E,Fの位置座標には、上記ステップSB30で取得されたこれらユーザD,E,Fのアバタ情報に応じたアバタ50D,50E,50Fが背景画像51に重ねてそれぞれ表示されている。このとき、ユーザA,B,C(その場にいるユーザ)のアバタ50A,50B,50Cと、ユーザD,E,F(その場にいないユーザ)のアバタ50D,50E,50Fとは、互いに識別可能な表示態様でそれぞれ表示されている。この例では、アバタ50A,50B,50Cは、通常の表示態様で表示され、アバタ50D,50E,50Fは、背景画像51が透過した表示態様(いわゆるゴースト表示)で表示されている。
さらに、領域52aの適宜の箇所には、背景画像51の拡大・縮小を受け付けるための拡大縮小受付部55が表示されている。拡大縮小受付部55は、拡大を受け付けるための拡大受付部55aと、縮小を受け付けるための縮小受付部55bとを有している。例えば、背景画像51上の任意の箇所が選択された状態で、ユーザがタッチパネル部202bを介し拡大受付部55aを操作すると、上記任意の箇所に向けて背景画像51がズームアップされて、より多くのプロット42が表示されるようになる。
領域52bには、対象年月を指定するための年月指定フィールド60と、対象ユーザを指定するためのユーザ指定フィールド61と、アバタ50を移動させたい所望の位置を指定するための位置指定フィールド62とが表示されている。これらの詳細については、後述する。
領域52cには、ログインユーザであるユーザA,B,Cのアバタ情報に応じたアバタ50A′,50B′,50C′と、アクティブユーザの切り替えを受け付けるためのユーザ切替部56とが表示されている。
図8に戻り、その後のステップSB60では、制御部201は、上記ステップSB50でマップ画面D1を表示した後、所定の期間(例えば30分)経過しているかどうかを判定する。マップ画面D1を表示した後、所定の期間経過していた場合には、ステップSB60の判定が満たされて、上記ステップSB40に戻り、同様の手順を繰り返す。再度実行されるステップSB40では、制御部201は、その時点でのユーザ位置データベースに記憶された、複数のユーザの更新された歌唱履歴情報に基づく上記各ユーザの二次元平面40上における位置座標を、背景画像51上における位置座標として取得する。そして、再度実行されるステップSB50では、制御部201は、表示部202aに表示信号を出力して、背景画像51上の、上記再度実行されたステップSB40で新たに取得された各ユーザの背景画像51上における位置座標に、これら各ユーザのアバタ50を背景画像51に重ねてそれぞれ表示するように、マップ画面D1におけるアバタ50の表示位置を更新させる。なお、このとき、各ユーザのアバタ50の態様(例えば、相対的な大きさや顔に相当する部分の表情等)を、当該ユーザのログイン後の歌唱状況(例えば、歌唱数、歌唱得点、歌唱ランキング等)に応じて変更させてもよい。例えば、ユーザの歌唱数が多いほど、アバタ50の相対的な大きさを大きくさせ、ユーザの歌唱得点や歌唱ランキングが高いほど、アバタ50の顔に相当する部分を嬉しそうな表情に変更させる。一方、マップ画面D1を表示した後、所定の期間経過していなかった場合には、ステップSB60の判定が満たされず、ステップSB70に移る。なお、このステップSB60の手順が、特許請求の範囲に記載の取得制御手段として機能する。
図12は、上記図11に示す状態からアバタ50の表示位置が更新されたマップ画面D1の一例を表す説明図である。
図12において、このマップ画面D1においては、背景画像51上の各ユーザA〜Fのアバタ50A〜50Fの表示位置が、上記図11に示すこれらの表示位置から、上記再度実行されたステップSB40で取得された各ユーザA〜Fの位置座標に対応する位置にそれぞれ更新されている。すなわち、上記図11に示すマップ画面D1が表示された後、所定の期間内に歌唱を行ったユーザのアバタ50(この例では、アバタ50A〜50C,50E)については、表示位置が変動しており、所定の期間内に歌唱を行っていないユーザのアバタ50(この例では、アバタ50D,50F)については、表示位置は変動していない。なお、ユーザEは、ログインユーザではないが、他のカラオケルームKRにおいて歌唱を行っていたため、対応するアバタ50Fの表示位置が変動している。
図8に戻り、ステップSB70では、制御部201は、表示部202aがマップ画面D1を表示した状態において、ユーザが、タッチパネル部202bを介し、背景画像51上における複数のアバタ50のうちいずれかに関するユーザを選択するユーザ選択操作を行ったかどうかを判定する。ユーザがユーザ選択操作を行わなかった場合には、ステップSB70の判定は満たされず、後述のステップSB90に移る。一方、ユーザがユーザ選択操作を行った(ユーザのユーザ選択操作を受け付けた)場合には、ステップSB70の判定が満たされて、ステップSB80に移る。なお、このステップSB70の手順が、特許請求の範囲に記載の第2選択受付手段として機能する。
ステップSB80では、制御部201は、表示部202aに表示信号を出力して、表示部202aに、上記ユーザ選択操作に応じたユーザの歌唱情報を表したウィンドウ(図示省略)を表示させる。歌唱情報には、歌唱履歴情報や、ユーザ登録データベース4033に記憶された「お気に入り楽曲」「お気に入り歌手」の項目で表される情報等の、歌唱に関する情報が含まれている。なお、上記ウィンドウは、マップ画面D1上の適宜の位置にポップアップ表示されてもよいし、マップ画面D1から切り替えられた別の画面上に表示されてもよい。なお、このステップSB80の手順が、特許請求の範囲に記載の第3表示制御手段として機能する。その後、ステップSB90に移る。
ステップSB90では、制御部201は、表示部202aがマップ画面D1(又は、上記ウィンドウ)を表示した状態において、ユーザが、タッチパネル部202bを介し、背景画像51上における複数のプロット42で表される歌手名(又は、上記ウィンドウに表されたお気に入り歌手の歌手名)のうちいずれかに対応する歌手を選択する歌手選択操作(歌唱対象選択操作)を行ったかどうかを判定する。ユーザが歌手選択操作を行った(ユーザの歌手選択操作を受け付けた)場合には、ステップSB90の判定が満たされて、後述の図10に示すステップSB190に移る。一方、ユーザが歌手選択操作を行わなかった場合には、ステップSB90の判定が満たされず、図9に示すステップSB100に移る。なお、このステップSB90の手順が、特許請求の範囲に記載の第1選択受付手段として機能する。
ステップSB100では、制御部201は、表示部202aがマップ画面D1を表示した状態において、ユーザが、タッチパネル部202bを介し、上記年月指定フィールド60を選択した後、対象年月(第1対象時期)を入力により指定する年月指定操作(時期指定操作)を行ったかどうかを判定する。ユーザが年月指定操作を行った(ユーザの年月指定操作を受け付けた)場合には、ステップSB100の判定が満たされて、ステップSB110に移る。なお、このステップSB100の手順が、特許請求の範囲に記載の第1指定受付手段として機能する。
ステップSB110では、制御部201は、通信制御部210及びネットワークNWを介しホストサーバ400にアクセスする。そして、ホストサーバ400の適宜の箇所に記憶された、上記対象年月での複数のユーザの歌唱履歴情報に基づく、ログインユーザとアクティブユーザの友達ユーザとの二次元平面40上における位置座標を、背景画像51上における位置座標としてそれぞれ取得する。
その後、ステップSB120で、制御部201は、表示部202aに表示信号を出力して、背景画像51上の、上記ステップSB110で取得された上記対象年月での各ユーザの背景画像51上における位置座標に、これら各ユーザのアバタ50を背景画像51に重ねてそれぞれ表示するように、マップ画面D1の表示内容を切り替えさせる。なお、このとき、各ユーザのアバタ50を、ユーザ登録データベース4033に記憶された当該ユーザの年齢(現在の年齢)に基づき、当該ユーザの対象年月での年齢に対応する態様(見た目)に変更させてもよい。あるいは、各ユーザのアバタ50を、当該ユーザの対象年月での歌唱履歴に応じた仮想的な年齢である歌年齢に基づき、その歌年齢に対応する態様(見た目)に変更させてもよい。歌年齢は、適宜の公知の手法(例えば、特許第4786561号公報に記載された手法等)により算出されて、適宜の箇所に記憶されている。例えば、ユーザの年齢又は歌年齢が高いほど、アバタ50を老化した態様に変更させ、ユーザの年齢又は歌年齢が低いほど、アバタ50を若々しい態様に変更させる。さらに、このとき、各ユーザのアバタ50に対応して、当該ユーザの対象年月での年齢又は歌年齢を表示させてもよい。その後、上記図8に示すステップSB70に戻り、同様の手順を繰り返す。
図13は、上記ステップSB120の処理が実行されることで、上記図11に示す状態から表示内容が切り替わったマップ画面D1の一例を表す説明図である。
図13において、このマップ画面D1においては、年月指定フィールド60内に上記対象年月として指定された「2008年12月」のテキストが表示されている。そして、背景画像51上の、上記ステップSB110で取得された「2008年12月」での各ユーザA〜Fの背景画像51上における位置座標に、各アバタ50A〜50Fが背景画像51に重ねてそれぞれ表示されている。
図9に戻り、ステップSB100において、ユーザが年月指定操作を行わなかった場合には、ステップSB100の判定が満たされず、ステップSB130に移る。
ステップSB130では、制御部201は、表示部202aがマップ画面D1を表示した状態において、ユーザが、タッチパネル部202bを介し、上記ユーザ指定フィールド61を選択した後、アバタ50が表示された複数のユーザのうち対象ユーザを選択により指定するユーザ指定操作を行ったかどうかを判定する。ユーザがユーザ指定操作を行った(ユーザのユーザ指定操作を受け付けた)場合には、ステップSB130の判定が満たされて、ステップSB140に移る。なお、このステップSB140の手順が、特許請求の範囲に記載の第2指定受付手段として機能する。
ステップSB140では、制御部201は、通信制御部210及びネットワークNWを介しホストサーバ400にアクセスする。そして、所定の複数の対象年代(第2対象時期)のそれぞれごとに、ホストサーバ400の適宜の箇所に記憶された、当該対象年代での複数のユーザの歌唱履歴情報に基づく上記対象ユーザの二次元平面40上における位置座標を、背景画像51上における位置座標としてそれぞれ取得する。
その後、ステップSB150で、制御部201は、表示部202aに表示信号を出力して、背景画像51上の、上記ステップSB140で取得された各対象年代での上記対象ユーザの背景画像51上における位置座標に、この対象ユーザのアバタ50を背景画像51に重ねてそれぞれ表示するように、マップ画面D1の表示内容を切り替えさせる。なお、このとき、各対象年代での対象ユーザのアバタ50を、ユーザ登録データベース4033に記憶された当該対象ユーザの年齢に基づき、各対象年代での対象ユーザの年齢に対応する態様に変更させてもよい。あるいは、各対象年代での対象ユーザのアバタ50を、各対象年代での対象ユーザの歌唱履歴に応じた歌年齢に基づき、その歌年齢に対応する態様に変更させてもよい。さらに、このとき、各対象年代での対象ユーザのアバタ50に対応して、各対象年代での対象ユーザの年齢又は歌年齢を表示させてもよい。その後、上記図8に示すステップSB70に戻り、同様の手順を繰り返す。
図14は、上記ステップSB150の処理が実行されることで、上記図11に示す状態から表示内容が切り替わったマップ画面D1の一例を表す説明図である。
図14において、このマップ画面D1においては、ユーザ指定フィールド61内に上記対象ユーザとして指定されたユーザAのアバタ50A′が表示されている。そして、背景画像51上の、上記ステップSB140で取得された、対象年代として定められた「2006年」「2007年」「2008年」「2009年」「2010年」「2011年」のそれぞれでのユーザAの背景画像51上における位置座標に、アバタ50Aが背景画像51に重ねてそれぞれ表示されている。また、各アバタ50Aに対応して、当該アバタ50Aの位置座標に関する対象年代を表すテキストがそれぞれ表示されている。
図9に戻り、ステップSB130において、ユーザがユーザ指定操作を行わなかった場合には、ステップSB130の判定は満たされず、ステップSB160に移る。
ステップSB160では、制御部201は、表示部202aがマップ画面D1を表示した状態において、ユーザが、タッチパネル部202bを介し、上記位置指定フィールド62を選択した後、複数のアバタ50のうち対象アバタ(特定の図像)を選択により指定するアバタ指定操作を行ったかどうかを判定する。ユーザがアバタ指定操作を行わなかった場合には、ステップSB160の判定は満たされず、上記図8に示すステップSB60に戻り、同様の手順を繰り返す。一方、ユーザがアバタ指定操作を行った場合には、ステップSB160の判定が満たされて、ステップSB165に移る。なお、ユーザがアバタ指定操作を行うのではなく、アクティブユーザのアバタ50を対象アバタに自動的に指定してもよい(すなわち、自分以外のアバタ50を対象アバタに指定不能としてもよい)。この場合、このステップSB160では、制御部201は、ユーザが、タッチパネル202bを介し、上記位置指定フィールド62を選択する操作を行ったかどうかを判定すればよい。
ステップSB165では、制御部201は、表示部202aに表示信号を出力して、背景画像51上に、上記対象アバタの表示位置から異なる位置(エリア)に延びる、複数の矢印57(後述の図15参照)を表示するように、マップ画面D1の表示内容を切り替えさせる。
図15は、ステップSB165の処理が実行されることで、上記図11に示す状態から表示内容が切り替わったマップ画面D1の一例を表す説明図である。
図15において、このマップ画面D1においては、背景画像51上に、上記対象アバタであるアバタ50Aの表示位置から異なる位置に延びる、この例では4つの矢印57が表示されている。
図9に戻り、その後のステップSB167では、制御部201は、表示部202aが上記ステップSB165の処理に基づくマップ画面D1を表示した状態において、ユーザが、タッチパネル部202bを介し、上記対象アバタを移動させたい所望の位置を上記矢印57の選択により指定する位置指定操作を行ったかどうかを判定する。ユーザが位置指定操作を行うまで、ステップSB167の判定は満たされず、ループして待機する。ユーザが位置指定操作を行ったら、ステップSB167の判定が満たされて、ステップSB170に移る。なお、このステップSB167の手順が、特許請求の範囲に記載の第3指定受付手段として機能する。
ステップSB170では、制御部201は、上記対象アバタに関するユーザの歌唱履歴情報を参照して、背景画像51上の位置指定操作に応じた位置(以下適宜、「指定位置」と称する)に分布した複数のプロット42で表される歌手名のうち、対象アバタに関するユーザの嗜好に対応する歌手名を選定する。そして、表示部202aに表示信号を出力して、表示部202aに、上記選定した歌手名を、対象アバタを上記選択位置へ移動可能な歌手名として表したアイコンを、歌手選択画面(図示省略)を表示させる。なお、このステップSB170の手順が、特許請求の範囲に記載の第4表示制御手段として機能する。
そして、ステップSB180に移り、制御部201は、表示部202aが歌手選択画面を表示した状態において、ユーザが、タッチパネル部202bを介し、表示されたアイコンのいずれかに対応する歌手を選択する歌手選択操作を行ったかどうかを判定する。ユーザが歌手選択操作を行うまでは、ステップSB180の判定は満たされず、ループして待機する。ユーザが歌手選択操作を行った(ユーザの歌手選択操作を受け付けた)ら、ステップSB180の判定が満たされて、図10に示すステップSB190に移る。
ステップSB190では、制御部201は、表示部202aに表示信号を出力して、表示部202aに、楽曲予約画面(図示省略)を表示させる。この楽曲予約画面には、上記ステップSB90又はステップSB180で受け付けた歌手選択操作に応じた歌手の楽曲の楽曲名を含むアイコンが一覧で表示される。このステップSB190の手順が、特許請求の範囲に記載の第2表示制御手段として機能する。
その後、ステップSB200で、制御部201は、表示部202aが楽曲予約画面を表示した状態において、ユーザが、タッチパネル部202bを介し、一覧表示されたアイコンのいずれかに対応する楽曲を選択して予約するための楽曲予約操作を行ったかどうかを判定する。ユーザが楽曲予約操作を行うまでは、ステップSB200の判定は満たされず、ループして待機する。ユーザが楽曲予約操作を行った(ユーザの楽曲予約操作を受け付けた)ら、ステップSB200の判定が満たされて、ステップSB210に移る。なお、このステップSB200の手順が、特許請求の範囲に記載の予約受付手段として機能する。
ステップSB210では、制御部201は、上記ステップSB200での楽曲予約操作に応じた楽曲を予約する予約信号を、通信制御部210を介し、装置本体100へ出力する。その後、このフローに示す処理を終了する。
上記において、ステップSB40、ステップSB110、及びステップSB140の手順が、特許請求の範囲に記載の第1位置取得手段として機能し、ステップSB50、ステップSB120、ステップSB150、及びステップSB165の手順が、第1表示制御手段として機能する。
以上説明したように、本実施形態においては、複数のユーザの歌唱履歴情報に基づいて複数の歌手名が所定の分布態様で分布した背景画像51上の、ログインユーザを含む複数のユーザの位置座標が、それぞれ取得される。そして、表示部202aが、背景画像51を表示し、かつ、その背景画像51上の、上記取得された各ユーザの位置座標に、これら各ユーザのアバタ50を背景画像51に重ねてそれぞれ表示する。これにより、複数のユーザのアバタ50を、当該ユーザの歌唱履歴に応じた嗜好に対応する歌手の歌手名が分布した位置にそれぞれ表すことができる。したがって、ユーザは、アバタ50の位置に分布した歌手名を参照することで、当該アバタ50に関するユーザの嗜好に対応する歌手の歌手名を視覚的に理解することができる。また、複数のアバタ50間の中間位置に分布した歌手名を参照することで、当該複数のアバタ50に関する複数のユーザの嗜好の中間的な歌手、言い換えれば、これら複数のユーザ同士で一緒に楽しむことができる歌手の歌手名を視覚的に理解することができる。以上のように、本実施形態によれば、複数のユーザに対する歌手の推奨を同一画面上で行うことができる。
また、本実施形態では特に、ログインユーザと、当該ログインユーザ(上記の例では、ログインユーザのうちアクティブユーザ)に対し関連付けられた友達ユーザとを含む複数のユーザの、背景画像51上における位置座標が取得される。そして、表示部202aが、ログインユーザのアバタ50に加え、当該ログインユーザの友達ユーザのアバタ50についても背景画像51に重ねて表示する。これにより、ログインユーザとその友達ユーザとを含む複数のユーザに対する歌手の推奨を同一画面上で行うことができる。
また、本実施形態では特に、表示部202aが、ログインユーザのアバタ50と、当該ログインユーザ(上記の例では、ログインユーザのうちアクティブユーザ)のログイン認証されていない友達ユーザのアバタ50とを互いに識別可能な表示態様で表示する。これにより、ユーザは、その場にいるユーザのアバタ50と、その場にいないユーザのアバタ50とを、視覚的に一目で理解することができる。
また、本実施形態では特に、表示部202aが上記ステップSB50においてマップ画面D1の表示を行った後、所定の期間が経過するごとに、その時点での複数のユーザの更新された歌唱履歴情報に基づく背景画像51上の各ユーザの各位置座標が、それぞれ取得される。そして、表示部202aが、上記のようにして背景画像51上の各ユーザの各位置座標の取得が行われるごとに、背景画像51上の、その取得された各ユーザの各位置座標に、各ユーザのアバタ50を背景画像51に重ねてそれぞれ表示して、当該アバタ50の表示内容を更新する。これにより、各ユーザの現状の歌唱傾向に応じた位置に、各ユーザのアバタ50を表示することができる。
また、本実施形態では特に、前述の年月指定操作が行われると、対象年月での複数のユーザの歌唱履歴情報に基づく背景画像51上における各ユーザの各位置座標が、それぞれ取得される。そして、表示部202aが、背景画像51上の、上記取得された対象年月での各ユーザの各位置座標に、各ユーザのアバタ50を背景画像51に重ねてそれぞれ表示する。これにより、ユーザは、指定した対象年月での各ユーザの歌唱履歴に応じた嗜好を視覚的に理解することができる。
また、本実施形態では特に、前述のユーザ指定操作が行われると、複数の対象年代のそれぞれごとに、当該対象年代での複数のユーザの歌唱履歴情報に基づく背景画像51上における対象ユーザの位置座標が、それぞれ取得される。そして、表示部202aが、背景画像51上の、上記取得された各対象年代での対象ユーザの各位置座標に、当該対象ユーザのアバタ50を背景画像51に重ねてそれぞれ表示する。これにより、ユーザは、指定したユーザの各対象年代での歌唱履歴に応じた嗜好を視覚的に理解することができ、嗜好の変動を視覚的に一目で理解することができる。
また、本実施形態では特に、前述の位置指定操作が行われると、表示部202aが、その位置指定操作に応じた指定位置における複数の歌手名のうち、対象アバタに関するユーザの歌唱履歴情報に基づいて選定された歌手名を、対象アバタを指定位置へ移動可能な歌手名として表示する。これにより、指定したアバタ50に関するユーザの歌唱傾向を変えるために好適な歌手の推奨を行うことができる。
また、本実施形態では特に、前述の歌手選択操作が行われると、表示部202aが、その歌手選択操作に応じた歌手の楽曲の楽曲名を表した楽曲予約画面を表示する、そして、表示部202aが楽曲予約画面を表示した状態において、前述の楽曲予約操作を受け付ける。これにより、ユーザは、上述のようにして推奨されて選択した歌手に対応する楽曲の予約を確実に行うことができる。
また、本実施形態では特に、前述のユーザ選択操作が行われると、表示部202aが、その選択操作に応じたユーザの歌唱情報を表示する。これにより、ユーザは、選択したユーザの歌唱履歴、お気に入り歌手、お気に入り楽曲等の歌唱情報を参照しつつ選曲を行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順次説明する。
(1)歌唱が行われるごとにアバタの表示位置を更新する場合
上記実施形態においては、表示部202bがマップ画面D1を表示した後、所定の期間(例えば30分)が経過するごとに、背景画像51上の各アバタ50の表示位置を更新するように構成していたが、これに限られない。すなわち、表示部202bがマップ画面D1を表示した後、ログインユーザによる1つの楽曲の歌唱が終了するごとに、背景画像51上の各アバタ50の表示位置を更新するように構成してもよい。この場合も、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
(2)アバタの表示態様のバリエーション
上記実施形態においては、ログインユーザのアバタ50と、アクティブユーザのログイン認証されていない友達ユーザのアバタ50とを互いに識別可能な表示態様で表示させていたが、これに限られない。例えば、アクティブユーザのアバタ50と、アクティブユーザ以外のログインユーザのアバタ50と、アクティブユーザのログイン認証されていない友達ユーザのアバタ50とを互いに識別可能な表示態様で表示させてもよい。
また例えば、アクティブユーザのアバタ50と、アクティブユーザの友達として登録され、かつログイン認証されているユーザ(アクティブユーザの友達ユーザのうち、ログインユーザであるユーザ)のアバタ50と、アクティブユーザの友達として登録され、かつログイン認証されていないユーザ(アクティブユーザの友達ユーザのうち、ログインユーザではないユーザ)のアバタ50と、ログインユーザのうちアクティブユーザの友達として登録されていないユーザ(ログインユーザのうち、アクティブユーザの友達ユーザではないユーザ)のアバタ50とを互いに識別可能な表示態様で表示させてもよい。
(3)その他
以上では、複数のユーザの選曲操作に基づく歌唱履歴情報に基づき複数のユーザを歌手名ごとに分類したが、複数のユーザの、音楽CD等の音楽関連商品の履歴情報や、一般商品の購入履歴情報等の消費履歴情報に基づき複数のユーザを歌手名ごとに分類することも可能である。
また、以上では、リモコン200は、表示部202aとタッチパネル部202bとを備えたタッチパネルディスプレイ202を有する構成であったが、これに限られず、このタッチパネルディスプレイ202に代えて、表示部と操作部とを別々に有する構成としてもよい。
また、以上では、マップ画面D1等の選曲アシストサービスに関する表示及び操作をリモコン200で行っていたが、これに限られず、装置本体100に適宜の表示部を設けて当該装置本体100で行う構成としてもよい。この場合には、装置本体100の制御部101が、上記図8〜図10のフローに示す手順と同様の手順を実行することにより実現できる。この場合、装置本体100の操作部104が、第1操作部に相当し、上記適宜の表示部が、第2表示部に相当する。また、制御部101が実行する上記ステップSB10に対応する手順が、第2認証受付手段として機能する。また、制御部101が実行する上記ステップSB40、ステップSB110、ステップSB140に対応する手順が、第2位置取得手段として機能する。また、制御部101が実行する上記ステップSB50、ステップSB120、ステップSB150、ステップSB165に対応する手順が、第5表示制御手段として機能する。この場合も、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、以上では、端末装置をリモコン200で構成していたが、これに限られず、表示部と操作部を備え、上記図8〜図10のフローに示す手順と同様の手順を実行可能な、携帯電話、タブレットPC、PDAを、端末装置として構成してもよい。
また、以上では、歌手を歌唱対象として、ユーザに対し歌手名の推奨を行っていたが、これに限られない。すなわち、楽曲を歌唱対象として、ユーザに対し楽曲名の推奨を行ってもよい。この場合、楽曲名が、特許請求の範囲に記載の歌唱対象識別子に相当する。
また、図5及び図8〜図10に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用してもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。