JP5646122B1 - コイル挿入機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明が解決しようとする課題は、高いコイル占積率となる絶縁不良のない集中巻電動機を、少ない工程で製造することが可能なコイル挿入機を提供することである。【解決手段】コイル束40が、コイル束分離手段80の両側に区分されると共に、ブレード隙間13内に並列して引っ掛けられ、且つブレード隙間よりも外方側で相間絶縁紙ガイド部材70の両側に区分される。ストリッパ50の1回の延伸により、隣り合うコイル束40,40が区分された状態のまま、開口隙間を介して同時にスロット32に押し込まれ、区分されたコイル束の間に相間絶縁紙70が挿入される。1回のコイル束押し込み動作で、コイル束を絡ませることなく、スロットに区分させた状態で挿入でき、高いコイル占積率となる絶縁不良のない集中巻電動機を、少ない工程で製造することが可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、巻き回されたコイル束をステータコアのスロットに挿入するコイル挿入機に関する。詳細には、内径方向側に環状に配列された複数の磁極ティースの各々の周りにコイル束を巻くように、一つのスロット内に隣り合うコイル束をインサータ方式により同時に挿入させる集中巻電動機のコイル挿入機に関する。
従来、ステータコアの内径方向側に突出した磁極ティース毎に、コイル線を巻線させる集中巻電動機の製造方法は2つに分類されている。第1の製造方法は、隣り合う磁極ティースの開口隙間からステータコアのスロット内に、コイル線送り出しニードルを搖動させて、その先端からコイル線を送り出して、磁極ティースに、コイル線を直接巻き付ける直巻方式である。第2の製造方法は、前記開口隙間からステータコアのスロット内に、予め巻回されたコイル束をコイル挿入機により押し込んで挿入するインサータ方式である。
直巻方式は、ステータコアのスロット内に、ニードルが移動されるための移動空間が必要であり、インサータ方式に比べてコイル線のコイル占積率が小さくなるため、コイルが振動する空間が発生し、運転時に振動・騒音が発生しやすいという課題があった。また、ステータコアの磁極ティースごとにコイルを巻線するため、製造に手間が掛かり、生産性が低いという課題もあった。そこで、小型化、高効率化、低振動、低騒音というニーズに対応するため、電動機の製造方法は、コイル占積率を向上させることができるインサータ方式に移行している。
インサータ方式による電動機の製造方法によれば、直巻方式に比べてコイル占積率を向上させることができる反面、1つのスロットに2つのコイル束を挿入しようとすると、スロット内で隣り合うコイル束同士が絡み易く、コイル束の挿入自体が困難になるという課題があった。また、コイル束同士を絶縁する相間絶縁紙の挿入が困難になるといった課題もあった。
特許文献1には、固定子鉄心の回転子に面した側の巻線用溝の開口部からノズルを挿入して直に巻線を施す直巻工程と、直巻工程において隣接する巻線間の空間に、あらかじめ巻き回したコイルを前記開口部から挿入するインサータ巻工程からなる技術が開示されている。特許文献1の技術によれば、直巻工程のみの集中巻の電動機に比べて、コイル占積率を高めることができるとされている。
しかし、この技術によれば、固定子鉄心に直巻工程により巻線を施した後に、インサータ巻工程によるコイル挿入を行って固定子鉄心に巻線が完了する。そうすると、この技術による場合には、コイルを巻線する工程が複数となり工程数が増加するため、生産性が向上できないという課題があった。
特許文献2には、予め環状に巻線した後に、固定子のティースにスロットオープンを介して集中巻状にコイルを挿入する際、互いに隣接しないティースに同時にコイルを挿入する工程を2回以上のM回繰り返して、電動機を製造する技術が開示されている。具体的には、固定子のティースにコイルを挿入する工程を、スロット数が偶数の場合には2回に、奇数の場合には3回に分けることで、コイルの挿入が容易になり、絶縁も含めて自動化することができ、コイル占積率も向上するとされている。
また、特許文献2の技術は、スロット内の半分の空間にダミー部材を配置させておいて、そのスロット内の空き空間にコイル束を挿入し、相間絶縁紙を配設させた状態とし、前記ダミー部材を押し出すようにして、残りの半分の空間に異なる相のコイル束を挿入させ、コイル占積率および耐圧性を向上させるとしている。
しかし、特許文献2の技術による場合には、ダミー部材が必要であり、コイル挿入工程を複数の工程に分けなければならず、コイル挿入に時間を要するほか、コイル挿入機の構造が複雑になるという課題があった。特許文献2の段落0054によれば、スペースファクタ50%〜65%が望ましいとされ、コイル線のコイル占積率をより向上できる技術が必要とされていた。
特許文献1:特開2002−142416号公報
特許文献2:特開2002−291209号公報
本発明が解決しようとする課題は、一つのスロットを構成する隣り合う磁極ティースの各々の周りに、コイル束を1回のコイル挿入工程で同時に挿入させ、コイル占積率が高く且つ絶縁不良のない集中巻電動機を製造することが可能なコイル挿入機を提供することである。
本発明の第1の発明の集中巻電動機のコイル挿入機は、内径側に所望の幅の開口隙間を有するスロットが環状に配列されたステータコアの各々の磁極ティースの周りにコイル束を挿入させる集中巻電動機のコイル挿入機において、隣り合う前記コイル束を引っ掛けるように前記ステータコアの内径側に接して環状に配列された複数のブレード軸体と、1つの前記スロットに隣り合って挿入された前記コイル束を絶縁させる相間絶縁紙を前記ステータコアまで案内する相間絶縁紙ガイド部材と、前記コイル束の間に前記相間絶縁紙を挿入する相間絶縁紙挿入手段と、前記スロットに前記開口隙間から前記コイル束を押し込む外歯を有するストリッパを備えたコイル束押し込み手段と、隣り合う前記ブレード軸体がなすブレード隙間を軸方向に沿って中央から両側に区画させるコイル束分離手段とを含み、前記ブレード隙間の先方は、前記開口隙間に連通され、前記相間絶縁紙ガイド部材は、各々の前記ブレード隙間の外径方向に面して配設され、前記コイル束分離手段は、前記ストリッパの先方にブレード軸体に沿って延びる基端部と、前記基端部の外縁から外径方向に突出した薄板部とを備え、前記薄板部が、前記ブレード隙間に挿入されて前記ブレード隙間を両側に区画させ、隣り合う前記コイル束は、外方が前記相間絶縁紙ガイド部材の両側に区分され、内方が区画された各々の前記ブレード隙間に並列されるように、前記コイル束分離手段の両側に区分されて引っ掛けられ、前記ストリッパの1回の延伸により、並列された前記コイル束が、前記コイル束分離手段及び前記相間絶縁紙ガイド部材に区分されたまま、前記ブレード隙間に沿って押し上げられて、前記スロットに前記開口隙間を介して同時に押し込まれ、それに追随して前記相間絶縁紙挿入手段が前記相間絶縁紙ガイド部材に沿って前記相間絶縁紙を挿入させることを特徴としている。
コイル束分離手段は、ストリッパの先方に位置し、ストリッパに先行した状態でステータコア内を摺動される。コイル束分離手段は、ストリッパと一体に形成されてもよく、ストリッパとは別体に形成されストリッパに装着されてもよい。
コイル束分離手段の基端部から突出される薄板部の幅は、ブレード隙間を両側に区画させ、区画させた幅が少なくとも1本のコイル線が挿入可能な幅の隙間とされた所望の幅とされる。スロットの開口隙間の幅を狭くし、電動機の振動を低減させるためには、薄板部の幅はコイル線1本分程度の細い幅とされると好適である。また、基端部とブレード軸体との間の空間は、コイル束を引っ掛けやすいように薄板部とブレード軸体との隙間よりも広い幅の空間とされると好適である。
コイル束分離手段をなす基端部と薄板部は、隣り合うコイル束が絡まないように区分できる高さまで、ブレード隙間に沿って延びて形成されればよい。更に、ブレード軸体の先方の高さよりもやや低い高さまで延びて形成させると、コイル束を引っ掛けやすく好適である。
ブレード隙間において、一つのスロットに挿入される2つのコイル束が、薄板部の両側に並ぶように区分される。そして、区分されたままスロット内に挿入されるためコイル束が絡むことがない。また、コイル束挿入の際に薄板部に接した側のコイル束は、薄板部に接したまま摩擦抵抗が発生しない状態でスロットに挿入され、コイル束がスロットに滑らかに挿入される。
一つのスロット内に隣り合うコイル束が、並んで同時に挿入されることにより、挿入の際に薄板部に側方から偏った力が発生しないため薄板部を変形させず、コイル束が滑らかに挿入される。これによりコイル占積率を高くするようにコイルの本数を多くしてもコイル線が絡まず、コイル束が円滑に挿入され、コイル周縁の絶縁被覆が傷つけられることがなく絶縁不良を発生させにくい。
相間絶縁紙ガイド部材は、ブレード隙間の外側に面して配設される。一つのスロットに挿入される2つのコイル束のブレード隙間より外方のコイル束は、相間絶縁紙ガイド部材を挟んで両側に区分されて引っ掛けられる。相間絶縁紙ガイド部材の断面形状は、ブレード隙間に向かって先方が狭まる断面形状とされると、ブレード隙間からブレード軸体の外側に伸びるコイル束が折れ曲らないように滑らかに伸びるように引っ掛けられ、傷つきにくく好適である。
引っ掛けられた各々のコイル束のブレード隙間より内方側がコイル束分離手段に区分されたまま、ストリッパにより押し上げられて1つのスロットに挿入される。ブレード隙間より外方側は、相間絶縁紙ガイド部材に区分されたまま内方側のコイル束に引込まれるようにして1つのスロット内に挿入される。これにより、各々のコイル束が絡むことなくスロット内の所望の位置まで均等に区分されて滑らかに挿入され、コイル占積率が高く、振動の少ない安定した電動機が高い製造効率で製造可能である。
コイル束押し込み手段は、ブレード隙間に沿って摺動される外歯を備えたストリッパと、ストリッパを延伸させる延伸手段とからなる。コイル束押し込み手段は、後述する相間絶縁紙挿入手段と同期させて延伸させるようにするとよい。
相間絶縁紙挿入手段は、相間絶縁紙を相間絶縁紙ガイド部材に沿って、コイル束の挿入に追随して挿入させるものであればよい。隣り合うコイル束が区分された状態で一つのスロットに均等に挿入され、そのコイル束の間に、相間絶縁紙挿入手段が、相間絶縁紙をコイル束に追随させて挿入させる。これにより、相間絶縁紙の摩擦による挿入抵抗が大きくならず、相間絶縁紙を座屈させないように挿入することが可能となり、相間絶縁紙の挿入不良が発生しにくい。
本発明の第1の発明のコイル挿入機によれば、ブレード隙間に並列に引っ掛けられた複相のコイル束が、1回のストリッパの延伸により、コイル束分離手段及び相間絶縁紙ガイド部材に区分された状態のまま同時にスロットに挿入され、それに追随して相間絶縁紙が挿入される。これにより、コイル占積率が高い集中巻電動機が、複雑な工程によることなく、短い作業時間で、簡単な構成のコイル挿入機で製造可能になるという有利な効果がある。
本発明の第2の発明は、第1の発明のコイル挿入機において、前記薄板部が前記ブレード隙間の上端部近傍まで延びていることを特徴としている。
コイル束分離手段の薄板部が、前記ブレード隙間の上端部近傍まで延びていると、コイル束を引っ掛けやすい。更に、薄板部の上端がブレード軸体の上端より僅かに低い高さとなるように備えられると、ブレード軸体に引っ掛けたコイル束を、ブレード軸体と薄板部との間に滑り込ませて引っ掛けやすく好適である。本発明の第2の発明によれば、コイルを引っかけるブレード隙間の幅が狭くても、ブレード隙間を区画させる薄板部に沿ってコイル束が引っ掛けやすく電動機の生産効率が向上する。
本発明の第3の発明は、第1又は第2の発明のコイル挿入機において、前記ブレード隙間よりも内方側となる湾曲されたコイル束が引っ掛けられるように、前記基端部と前記ブレード軸体の間に、ブレード軸体と前記薄板部との間の幅よりも広い幅の空間が備えられていることを特徴としている。ブレード軸体と前記薄板部との間の幅よりも広い幅の空間内にコイル束を整然と引っ掛けやすく、滑らかにコイル束がスロットに挿入できる。これにより、コイル束を挿入する際に傷つけにくい。
本発明の第4の発明は、第1から第3の発明のコイル挿入機において、前記外歯の外方の位置には、前記外歯から外径方向に向かう突出片が備えられ、前記スロットに挿入された隣り合う前記コイル束の間を、前記相間絶縁紙に先行して案内することを特徴としている。
コイル束の間を通過する突出片は、外歯の外縁に沿って外方に延びて形成されればよく、外歯の全長に亘って形成されていてもよく、外歯の一部に形成されていてもよい。突出片の先端をスロットの奥底近傍まで形成させると、相間絶縁紙が挿入される前に、コイル束の一部が隣り合うコイル束の領域に、はみ出ず好適であるが、突出寸法は限定されない。第4の発明によれば、相間絶縁紙に先行して突出片が案内され、相間絶縁紙を小さい抵抗で挿入することが可能となり、相間絶縁紙を座屈させず、絶縁不良のない電動機が製造できる。
本発明の第5の発明は、第1から第4の発明のコイル挿入機において、前記ブレード隙間に挿入された前記薄板部の外径方向の先端部には、前記ブレード隙間から外径方向に向かって延びる薄板延出部が備えられ、前記ストリッパの延伸により区分されて挿入された前記コイル束の間を、前記薄板延出部がスロット内を先行して通過して前記相間絶縁紙を案内することを特徴としている。
薄板延出部はスロットの奥底近傍まで延びて形成されると、スロットに挿入されたコイル束の一部が隣り合うコイル束の領域に、はみ出ることがなく好適であるが、突出寸法は限定されない。薄板延出部の厚さは、薄板部と同じ厚さのままとされてもよく、薄板延出部のみを相間絶縁紙の厚さよりも僅かに広い幅としてもよい。また、薄板延出部は、前記突出片と一体に形成させてもよい。
コイル束が押し込まれ始めてから、追随して相間絶縁紙が挿入され、コイル束が押し込まれ終わるまで、スロット内でコイル束が薄板延出部により区分されたままの状態とされる。これにより、一つのスロット内にコイル束が整然と2分して挿入され、その間に相間絶縁紙が挿入され、コイル束の偏心がない高性能の電動機を製造することが可能となる。
本発明の第6の発明は、第4又は第5の発明のコイル挿入機において、前記突出片が、下方に向けてゆるやかに広がり、下方の幅が前記相間絶縁紙よりも広い幅とされていることを特徴としている。突出片の下方の幅が前記相間絶縁紙よりも広い幅とされ、相間絶縁紙の先端部がコイルに干渉しないようにされる。これにより、相間絶縁紙の挿入抵抗がより小さくなり、相間絶縁紙を座屈させず、絶縁不良のない電動機が製造できる。突出片は、薄板延出部と分離された状態で備えられてもよく、一体となって備えられていてもよい。
本発明の第7の発明は、第4から第6の発明のコイル挿入機において、前記ストリッパを延伸させる延伸手段と、前記ストリッパを先方に引き抜くストリッパ引き抜き手段とを含み、前記延伸手段が前記ストリッパと分離可能とされ、前記延伸手段により前記ストリッパが押し上げられ、前記コイル束と前記相間絶縁紙が前記スロットに挿入された後に、前記延伸手段と前記ストリッパとが分離され、前記ストリッパが前記ストリッパ引き抜き手段に係止され、前記ステータコアを越して前記ストリッパが引き抜かれることを特徴としている。
延伸手段は、ストリッパに係止されてブレード軸体内を摺動可能に延伸する軸体と、軸体延伸装置を含んでいる。また、延伸手段とストリッパとは、ストリッパの下端が軸体と分離可能に係止されればよく、ストリッパ引き抜き手段はストリッパがステータコアを越えてから引抜くようにされればよい。ストリッパ引き抜き手段が備えられることにより、ステータコアにコイル束が挿入された後に、ストリッパを往路に沿って戻さなくてもよい。
第7の発明によれば、突出片又は薄板延出部がスロット内を一方の方向に通過し、引き続いて相間絶縁紙が挿入された後に、突出片又は薄板延出部を復帰させないため、薄板延出部又は突出片が挿入させた相間絶縁紙と干渉せず、相間絶縁紙を座屈、破損させることがない。なお、引き抜かれたストリッパは、コイルを挿入させたステータコアを取り外した後に、前記軸体に係止されて復帰されればよい。
本発明の第8の発明は、第5の発明のコイル挿入機において、前記コイル束分離手段と前記ストリッパとが分離可能とされるとともに、コイル束分離手段引き抜き手段が備えられ、前記コイル束と前記相間絶縁紙が前記スロットに挿入された後に、前記コイル束分離手段と前記ストリッパとが分離され、前記コイル束分離手段が前記コイル束分離手段引き抜き手段に係止され、前記ステータコアを越して前記コイル束分離手段が引き抜かれ、前記ストリッパがブレード軸体に沿って復帰可能とされることを特徴としている。
コイル束分離手段とストリッパとは、コイル束分離手段の下端がストリッパと分離可能に係止されればよく、コイル束分離手段引き抜き手段はストリッパがステータコアを越えてから引抜くようにされればよい。薄板延出部がコイル束分離手段とともに引き抜かれているため、ストリッパを往路に沿って復帰させても、薄板延出部が挿入させた相間絶縁紙と干渉しないため、相間絶縁紙を座屈、破損させることがない。
第8の発明によれば、薄板延出部がスロット内を一方の方向に通過し、引き続いて相間絶縁紙が挿入された後に、薄板延出部を復帰させないため、薄板延出部が挿入させた相間絶縁紙と干渉せず、相間絶縁紙を座屈、破損させることがない。なお、引き抜かれたコイル束分離手段は、コイルを挿入させたステータコアを取り外した後に、ストリッパに係止されるように復帰されればよい。
・本発明の第1の発明によれば、ブレード隙間に並列に引っ掛けられた複相のコイル束が、1回のストリッパの延伸により、コイル束分離手段及び相間絶縁紙ガイド部材に区分された状態のまま同時に一つのスロットに挿入され、それに追随して相間絶縁紙が挿入される。これにより、コイル占積率が高い集中巻電動機が、複雑な工程によることなく、短い作業時間で、簡単な構成のコイル挿入機で製造可能になるという有利な効果がある。
・本発明の第2の発明によれば、コイルを引っかけるブレード隙間の幅が狭くても、ブレード隙間を区画させる薄板部に沿ってコイル束が引っ掛けやすく電動機の生産効率が向上する。
・本発明の第3の発明によれば、ブレード軸体と前記薄板部との間の幅よりも広い幅の空間内にコイル束を整然と引っ掛けやすく、滑らかにコイル束をスロットに挿入でき、コイル束を挿入する際に傷つけにくい。
・本発明の第4の発明によれば、相間絶縁紙に先行して突出片が案内され、相間絶縁紙を小さい抵抗で挿入することが可能となり、相間絶縁紙が座屈せず、絶縁不良がなく且つ高いコイル占積率の高性能電動機が製造できる。
・本発明の第5の発明によれば、コイル束が押し込まれ始めてから、追随して相間絶縁紙が挿入され、コイル束が押し込まれ終わるまで、スロット内でコイル束が薄板延出部により区分されたままの状態とされ、一つのスロット内にコイル束が整然と2分して挿入され、その間に相間絶縁紙が挿入され、コイル束の偏心がない高性能の電動機を製造することが可能となる。
・本発明の第6の発明によれば、突出片の下方の幅が前記相間絶縁紙よりも広い幅とされ、相間絶縁紙の先端部がコイルに干渉しないようにされ、相間絶縁紙を座屈させず、傷つけないで挿入させることが可能であり、絶縁不良のない電動機が製造できる。
・本発明の第7の発明によれば、突出片又は薄板延出部がスロット内を一方の方向に通過し、引き続いて相間絶縁紙が挿入された後に、突出片又は薄板延出部を復帰させないため、薄板延出部又は突出片が挿入させた相間絶縁紙と干渉せず、相間絶縁紙を座屈、破損させることがない。
・本発明の第8の発明によれば、薄板延出部がスロット内を一方の方向に通過し、引き続いて相間絶縁紙が挿入された後に、薄板延出部を復帰させないため、薄板延出部が挿入させた相間絶縁紙と干渉せず、相間絶縁紙を座屈、破損させることがない。
コイル挿入機の斜視図による説明図(実施例1)。 ストリッパとコイル束分離手段の説明図(実施例1)。 コイル挿入機の垂直方向断面による説明図(実施例1)。 コイル挿入機のA−A位置断面による説明図(実施例1)。 コイル挿入機のB−B位置断面による説明図(実施例1)。 相間絶縁紙の挿入を説明する説明図(実施例1)。
相間絶縁紙ガイド部材の断面図による説明図(実施例1)。 コイル束の挿入状態を説明する説明図(実施例1)。 コイル挿入機のコイル束挿入工程の説明図(実施例1)。 ストリッパと薄板延出部を備えたコイル束分離手段の説明図(実施例2)。 コイル挿入機のコイル束挿入工程の説明図(実施例2)。 コイル挿入機のコイル束挿入工程の説明図(実施例3)。 薄板延出部と突出片が一体に形成されているコイル束分離手段の説明図(実施例4)。 外歯に突出片が備えられたストリッパの説明図(その他)。
以下、複相のコイル束をブレード隙間に並べて引っ掛けておいて、1回のストリッパの延伸により、全てのコイル束を同時にスロットに挿入するコイル挿入装置の実施形態を、図面を参照して、実施例1から実施例4により説明する。
実施例1では、一つのスロットに挿入される隣り合うコイル束40,40を、コイル束分離手段80と相間絶縁紙ガイド部材20とにより並べて区分させた状態のまま挿入させるコイル挿入機1の実施例を図1から図9を参照して説明する。図1はコイル挿入機1の斜視図による説明図、図2はストリッパ50とコイル束分離手段80の説明図、図3はコイル挿入機1の垂直方向断面による説明図である。図4及び図5は、図3に示すコイル挿入機1のA−A位置断面及びB−B位置断面による説明図である。図6はスロットに相間絶縁紙70の挿入を説明する説明図、図7(A)図は相間絶縁紙ガイド部材20に相間絶縁紙70を挟んだ状態の断面図による説明図、図7(B)図は相間絶縁紙プッシャー軸体摺動空間61と相間絶縁紙プッシャー軸体60の断面図による説明図である。図8はコイル束40を同時にスロット32に挿入している状態のコイル挿入機1の説明図、図9はコイル挿入機1のコイル挿入工程の説明図である。
まず、図1から図7を参照して、スロット数が9のステータコア30(図6参照)に適用されるコイル挿入機1の構成を説明する。図1では、理解を容易にするため、1箇所の相間絶縁紙70の上部を破線で示し、他の相間絶縁紙は省略している。コイル挿入機1は、ブレード軸体10と相間絶縁紙ガイド部材20と、コイル束分離手段80とを含んでいる。ブレード軸体10と相間絶縁紙ガイド部材20が環状に配列され、一体に固定され、ブレード軸体のなす内方の空間にコイル束分離手段80が配設されて構成されている。
コイル束分離手段80は、基端部とその外周から外径方向に伸びる薄板部とからなり、水平方向の断面形状が略歯車形状とされる。薄板部81は隣り合って配設されるブレード軸体がなす各々のブレード隙間13に挿入され、基端部は湾曲して挿入されるコイル束に沿う湾曲部82とされている。コイル束分離手段80は、ブレード軸体10のなす内方の空間で、摺動されるストリッパ50の上方に接するように、図では省略している固定手段により装着されている(図2参照)。また、コイル束分離手段80は、ストリッパが延伸されていない状態で、その上端がブレード軸体の上端と略同じ高さとなるように備えられる。
薄板部81の先端は、ブレード隙間13に差し込まれ、ブレード軸体10に沿ってブレード隙間を中央から両側に区画させている。薄板部の厚さは、区画されたブレード隙間14の幅がコイル線1本から2本程度挿入可能となる所望の細幅とされるように、ステータコアの開口隙間31(図6参照)の幅に応じた厚さとされると好適である。具体的には、ステータコアの開口隙間の幅が3mmとすると、薄板部81の厚さは約0.5mmの幅とされると好適である。湾曲部82は、コイル束の先方の屈曲した部分41(図4参照)が湾曲部に沿って、スロットに滑らかに挿入可能とされるように、内方側に向かって凸となる形状にゆるやかに湾曲されて形成されるとよい。この薄板部81及び湾曲部82と、ブレード軸体10からなる隙間が、コイル束をブレード軸体に引っ掛けるための引っ掛け隙間83とされる。引っ掛け隙間83は、区画されたブレード隙間14の位置から湾曲部の内方側にかけて幅が広くなるようにされると、コイル束40が整然と引っ掛けやすく好適である。
ブレード隙間13よりも内方側のコイル束43は、引っ掛け隙間83の上方の開口部から挿入され、薄板部81に沿って、区画されたブレード隙間14に下方に滑り込ませるように引っ掛けられる(図4参照)。ブレード隙間13よりも外方側のコイル束44は、隣り合う相間絶縁紙ガイド部材20の内側となるように引っ掛けられている。また、区画されたブレード隙間14の幅がコイル線1本から2本分の幅であるため、コイル束40は相間絶縁紙ガイド部材20の下方の高さまで引っ掛けられる(図9(B)図参照)。この引っ掛け高さを高くすることにより、コイル線数を増して高いコイル占積率とすることが可能となる。
ブレード軸体10は、ブレード軸体本体11と相間絶縁紙のフランジ部分をガイドするガイド部材12とからなり、ブレード軸体本体11の外面の下部にガイド部材12が付設される。ブレード軸体10は、9本のブレード軸体本体11が間隔を空けて環状に配列され、ステータコア30の開口隙間31に向い合うブレード隙間13を形成させる。隣り合うブレード軸体がなすブレート隙間13がステータコアの開口隙間31に連通されるように、ブレード軸体の先方にステータコア30が支持される(図3参照)。
ブレード軸体10は、内方側が湾曲された略半円形状の断面形状をなす軸体とされている(図5参照)。隣り合うブレード軸体同士の間のブレード隙間13の幅は、コイル束分離手段の薄板部81と、その両側の区画されたブレード隙間14に、コイル線を巻き回しコイル束としたものが挿入可能な幅とされている。実施例1では、ブレード隙間の幅は、開口隙間と略同じ幅とされている。
隣り合うブレード軸体10がなすブレード隙間13に面した位置に、相間絶縁紙ガイド部材20が配設される。相間絶縁紙ガイド部材20は、ステータコアに向かう先端部に、両側に下がるような傾斜部21が備えられる。また、相間絶縁紙ガイド部材20の断面形状は前記ブレード隙間に向かう側22が狭まるように傾斜面とされている。また、相間絶縁紙ガイド部材20には、ブレード隙間13に面した側に、相間絶縁紙70をガイドするガイド隙間23が軸方向に沿って設けられる。相間絶縁紙挿入手段は、ガイド隙間23に沿って移動する相間絶縁紙プッシャー軸体60(図7参照)と、図示していない相間絶縁紙プッシャー軸体の駆動手段とを含んで構成される。
相間絶縁紙ガイド部材20は、ステータコア30がブレード軸体10に支持された際に、スロット中央部の下方に位置し、スロット下端の近傍まで伸びるように形成される(図3参照)。相間絶縁紙ガイド部材の軸体内のガイド隙間23の幅は、後述する相間絶縁紙70の折り重ね部71が挟まれて保持される幅とされる(図7(A)図参照)。ガイド隙間23には、相間絶縁紙プッシャー軸体60が移動される相間絶縁紙プッシャー軸体摺動空間61が備えられている(図7(B)図参照)。
相間絶縁紙70は所望の幅の1枚の細長い電気絶縁性を有する樹脂平板が中央部で折り曲げられ、折り重ね部71が形成されている。さらに、中央部から等しく離間された位置で両側部が折り曲げられ、ステータコアの開口隙間31を封鎖するフランジ部72が形成され、全体として略T字形状の断面形状に形成される(図4参照、図7(A)図参照)。相間絶縁紙70は、樹脂平板が図示しない相間絶縁紙製造機で所望の長さに切断されて、前記の形状に折られてから、折り重ね部71が相間絶縁紙ガイド部材のガイド隙間に挟まれて、スロット内まで案内される(図6、図7参照)。
ガイド隙間23に挿入された相間絶縁紙70は、フランジ部72がブレード軸のガイド部材12に接した状態で、ストリッパによるコイル束40の挿入に追随して、スロットの開口隙間31を塞ぐと共に、2つのコイル束の間を絶縁するように挿入される。相間絶縁紙70は、ガイド隙間23に挟まれるとともに、ブレード軸をなすガイド部材12に接して挿入されるため、相間絶縁紙が傾いて挿入されることが防止される。
次に、図2を参照して、実施例1のストリッパ50とコイル束分離手段80の構成について説明する。図2(A)図は平面図を示し、図2(B)図は斜視図を示している。図3はコイル挿入機1を垂直方向の断面で説明する説明図である。ストリッパ50は、ブレード軸体のなす内方側の空間に嵌合されるように略歯車形状とされ、ブレード隙間に挿入される外歯51(図2,図10,図11,図13,図14参照)と、各々の外歯の間に窪み部54を備えている。
外歯51は、コイル束40がブレード隙間13と開口隙間31の間から、外にはみ出ないように、その先端がブレード隙間13よりも僅かにスロット内に差込まれるように形成されている(図5参照)。外歯51の上縁は、外方に向かって緩やかに下方に傾斜して形成されている(図3参照)。この傾斜した部分がコイル束押上げ部55とされる(図2,図3参照)。窪み部54(図2参照)は、ブレード軸体10の内面に接するように内方側に向かって窪んで形成されている。
コイル束分離手段80の下面が、ストリッパ50の天面に接するように、図では省略している固定手段により装着されている(図3参照)。薄板部81は、外歯51よりも細い幅とされ、その先端部が外歯51の外縁まで延びて形成されている。湾曲部82は、ストリッパの窪み部54よりも軸心側に大きく窪んで形成され、引っ掛けたコイル束の湾曲部を収容する位置とされると共に、コイル束押上げ部55とされる。ストリッパが延伸されると、コイル束押上げ部55が、ブレード隙間よりも内方側のコイル束43に接して、コイル束40を押上げる(図5参照)。
次に、図3を参照して、ストリッパの延伸手段と、相間絶縁紙プッシャー軸体60について説明する。ストリッパの延伸手段53は、図示していない駆動手段と、駆動手段により上下方向に延伸される軸体を含み、その上部にストリッパ50を係止させている。相間絶縁紙プッシャー軸体60は、相間絶縁紙プッシャー軸体摺動空間61に挿入可能な細径の軸体とされ、ストリッパの延伸手段と連動して上下に延伸されるように構成される(図7(B)図参照)。略T字形状に屈曲された相間絶縁紙70は、相間絶縁紙ガイド部材20の中を軸方向に貫通するガイド隙間23に沿って案内される。
次に、図4及び図5を参照して、コイル挿入機1のブレード軸体10に複数のコイル束40が引っ掛けられている状態を説明する。図4及び図5は、コイル挿入機の水平方向の断面図であり、図4は、図3のA−A位置の断面図を示し、図5は、図3のB−B位置の断面図を示している。また、理解を容易にするため、ストリッパを破線で示している。
ステータコア30(図6参照)は、スロット数が9とされ、開口隙間31がブレード隙間13と面するようにブレード軸体10に支持されている。
相間絶縁紙ガイド部材20に備えられたガイド隙間23は、奥行がスロット32の外周側に対応する位置まで伸びて形成されている。相間絶縁紙70は、折り重ね部71の長さがスロット32の径方向の奥行に整合するように形成され、隣り合うコイル束40を確実に絶縁するようにされている。相間絶縁紙のフランジ部72は、スロットの開口隙間31の幅よりも広い幅とされ、スロットに挿入されたコイル束が絶縁されるようにされている(図6,図7参照)。
ブレード隙間13よりも内方側のコイル束43は、隣り合うコイル束40同士が絡まないように、薄板部81の両側に区分され、ブレード隙間に並んで引っ掛けられる。ブレード隙間13よりも外方側のコイル束44は、隣り合う相間絶縁紙ガイド部材20の内側に区分されて引っ掛けられる。
コイル挿入時には、ブレード隙間13の内側及び外側に位置するコイル束の各々が、コイル束分離手段80と相間絶縁紙ガイド部材20に区分されたまま、全てのコイル束40が同時にストリッパ50によって押し上げられる。最後に、下方のコイル束の端部の屈曲した部分42が、相間絶縁紙ガイド部材の傾斜部21に沿うようにしてスロットに挿入され、ステータコア30から突出した端末部分とされる。
次に、図6及び図7を参照して、相間絶縁紙70の挿入を説明する。図6は、相間絶縁紙70の挿入を説明する説明図である。図7(A)図は、相間絶縁紙ガイド部材20に挟まれた相間絶縁紙70を断面により説明する説明図である。図7(B)図は、相間絶縁紙プッシャー軸体60を断面により説明する説明図である。また、図6では、理解を容易にするため、相間絶縁紙70及び相間絶縁紙プッシャー軸体60は1箇所のみ記載し、コイル束、相間絶縁紙ガイド部材を省略している。
ステータコア30は、略円筒形状とされ、9個の略T字形状の磁極ティース33が、内方に向かって環状に配列されている。磁極ティースの幅広部がなす隙間が開口隙間31とされ、隣り合う磁極ティースで区切られた空間がスロット32とされている。また、各スロットの内周面には、予め、ステータコアと、スロットに挿入されたコイル束とを絶縁するスロット絶縁紙34が嵌められている。スロット絶縁紙34は、コイル束が挿入可能なように、開口隙間31を残して形成されている。
相間絶縁紙70は、ストリッパの延伸によるコイル束の挿入に追随して、相間絶縁紙ガイド部材のガイド隙間23に沿って(図7参照)、下端部が相間絶縁紙プッシャー軸体60により押し上げられて、スロット内の隣り合うコイル束の隙間に挟まれるように、相間絶縁紙プッシャー軸体60に押し上げられる。
また、相間絶縁紙70の長さは、ステータコアの上端及び下端から突出するように、スロット32の高さよりも僅かに長くされ、コイル束同士の絶縁をより確実なものとしている(図9(F)図参照)。また、相間絶縁紙プッシャー軸体の先端部62の形状は、限定されないが、相間絶縁紙の折り重ね部の下端部が挟まれて支えられるように、略U字形状としておくと好適である(図6参照)。
相間絶縁紙ガイド部材20のガイド隙間23には、相間絶縁紙の折り重ね部71が挟まれて、左右に広がらないように保持されている。相間絶縁紙の折り重ね部の端部73は、ガイド隙間23の奥底25まで到達するように挿入されている。
ここで、図7(B)図を参照して、相間絶縁紙プッシャー軸体60を説明する。相間絶縁紙プッシャー軸体摺動空間61は、ガイド隙間23の開口部24から奥底25までの中間に備えられ、ガイド隙間23の幅よりも広い幅の空間とされ、相間絶縁紙ガイド部材20の軸方向に沿って延びている。相間絶縁紙プッシャー軸体60は、相間絶縁紙プッシャー軸体摺動空間61に沿って、摺動可能とされる。
本発明の理解をより容易にするために、図8を参照して、スロット32へのコイル束40の挿入が完了する前の状態を説明する。図8では、図上、手前側のスロットに挿入される相間絶縁紙70の想像線を破線で示し、相間絶縁紙プッシャー軸体60の想像線を一点鎖線で示している。図示には示していないストリッパが延伸されて、コイル束分離手段80が上昇し、コイル束分離手段80は、ステータコア30を超えて上方に突き出た状態となる(図9(C)図参照)。コイル束40は、その先方のコイル束の端部の屈曲した部分41がストリッパに押し上げられ、ブレード隙間よりも外方側に延びていた部分が薄板部81と相間絶縁紙ガイド部材20に区分された状態のまま、ブレード隙間よりも内方側に引き込まれる。
ブレード隙間よりも内方側に引き込まれたコイル束は、コイル束分離手段80に区分された状態のまま押上げられ、ストリッパの外歯により開口隙間を介して、同時にスロット32に押し込まれ始める(図9(D)図参照)。そして、コイル束に追随して相間絶縁紙が挿入され始める。先方のコイル束の端部の屈曲した部分41が湾曲部82に沿って、ステータコアの開口隙間から同時にスロットに挿入される(図9(E)図参照)。最後に、下方のコイル束の端部の屈曲した部分42が、相間絶縁紙ガイド部材20の傾斜部21に沿って区分された状態のまま、ステータコアから突出した端末部分とされた図8に示した状態を経て、コイル束と相間絶縁紙の挿入工程が完了される(図9(F)図参照)。
図9を参照して、コイル束40の挿入工程を詳細に説明する。図9(A)図は、コイル挿入機1の断面図を表した切断位置を示す図である。また、図9(A)図では、理解を容易にするため、コイル束を省略し、ステータコア30を破線で示している。図9(B)図から図9(G)図は、図9(A)に示すABC線の切断位置におけるコイル挿入工程を、順に説明する説明図である。図9(B)図から図9(G)図において、ステータコア支持部35を一点鎖線で示している。後述する他の実施例でも同様としている。図9(B)図では、ブレード軸体に支持されたステータコア30とその中のブレード軸体10を破線で示している。
まず、全てのブレード隙間に1つのスロットに挿入される2つのコイル束40が並列するように引っ掛けられる(図9(B)図)。次に、ステータコア30を支えるステータコア支持部35が下降され、ブレード軸体10の先方にステータコア30が支持される。相間絶縁紙70は、コイル挿入機の下方に位置され、相間絶縁紙プッシャー軸体60により相間絶縁紙ガイド部材20の中を通るようにされる。
次に、ストリッパ50が延伸され、ブレード隙間より内方側のコイル束43にコイル束押上げ部が接して、コイル束40がコイル束分離手段80に区分された状態のまま押し上げられる。また、相間絶縁紙プッシャー軸体60がストリッパ50に追随して延伸され、相間絶縁紙70が押し上げられる(図9(C)図)。そして、更にストリッパ50が延伸されることにより、ブレード隙間より外方側のコイル束44が、ブレード隙間内に引き込まれながら開口隙間の下端側からスロットに挿入され始める(図9(D)図)。
更に、ストリッパ50が押し上げられ、全てのコイル束40の先方の端部がスロットの上方に押し出されるようになる(図9(E)図)。そして、コイル束の端末部の挿入に追随して、相間絶縁紙70の端末部が挿入される(図9(F)図)。最後に、ストリッパ50と相間絶縁紙プッシャー軸体60が下降し、ステータコア30がステータコア支持部35に支持されたままコイル挿入機1から取り外されて(図9(G)図)、一連のコイル束挿入工程が完了する。
実施例2では、図10、図11を参照して、薄板延出部85を備えているコイル挿入機を説明する。図10(A)図は、ストリッパ50とコイル束分離手段84の平面図である。図10(B)図は、その斜視図による説明図である。図11は、ストリッパ抜き取り手段の作用を説明する説明図である。図10では一点鎖線の外側に示した範囲が薄板延出部85とされる。また、ここでは、実施例1のコイル挿入機の構成及びコイル束挿入工程と異なる構成を説明する。
まず、実施例2では、薄板部81が外方に延出されたコイル束分離手段84を、図10(A)図及び、図10(B)図を参照して説明する。実施例2では、薄板部81がブレード隙間よりも外方に延出されて、薄板延出部85が形成されている例を説明する。コイル挿入機の構成は、実施例1のコイル挿入機の構成に加えて、ストリッパを上方に引き抜くためストリッパ引き抜き手段56と、薄板延出部85を備えている。薄板延出部85は、スロット32の奥行方向の寸法と略同一の突出寸法とされ、ブレード隙間及びスロットを中央位置から両側に区画させている。
薄板延出部85の厚さは、薄板部81と同じ厚さとさせてもよく、薄板延出部85の厚さのみを変更してもよい。薄板延出部85が先行して、相間絶縁紙ガイド部材のガイド隙間23を通過して、相間絶縁紙をスロット内の隣り合うコイル束の間に案内する。そうすると、コイル束が区分されたまま隣のコイル束の領域からはみ出ず、相間絶縁紙はコイル束に干渉されないで小さな抵抗で挿入される。
一連の、コイル束の引っ掛け工程、ステータコアの支持工程、ストリッパの延伸工程、相間絶縁紙の挿入工程までは実施例1と同様とされる(図9(B)図から図9(F)図参照)。しかし実施例2では、コイル束分離手段がステータコアの上方に通過した後は、コイル束分離手段が付設されたストリッパは、図では省略している係止手段によりストリッパ引き抜き手段56に係止されると共に延伸手段とは分離されて、ステータコアを越して引き抜かれる(図11(G)図)。その後に、ステータコア30がステータコア支持部35と共に取り外される(図11(H)図)。そして、コイル束分離手段を付設させたストリッパが元の位置に戻り、延伸手段と係止され復帰されて、一連のコイル束挿入工程が完了する(図9(G)図参照)。
実施例3では、薄板延出部85を備えたコイル束分離手段84がストリッパ50と分離可能に係止され、コイル束及び相間絶縁紙が挿入された後に、ステータコアの取外しよりも先行して、コイル束分離手段抜き取り手段57によりコイル束分離手段84を抜き取る実施例の工程を説明する。図12を参照して、実施例2と異なる部分を説明する。
コイル束分離手段84がステータコア30の上方に通過した後は、コイル束分離手段84がコイル束分離手段抜き取り手段57に係止されストリッパ50から分離されて、ステータコアを越して引き抜かれる(図12(G)図)。その後に、ステータコア30がステータコア支持部35と共に取り外され、ストリッパが復帰される(図12(H)図)。そして、コイル束分離手段がストリッパに接する元の位置に戻り、ストリッパと係止するように復帰されて、一連のコイル束挿入工程が完了する(図9(G)図参照)。
実施例4では、図13を参照して、薄板延出部85が突出片87と一体に形成されているコイル挿入機を説明する。図13は薄板延出部と突出片が一体に形成されているコイル束分離手段86が備えられたストリッパの斜視図による説明図である。実施例4では、コイル束分離手段以外の構成は、実施例2と同様の構成とされている。
まず、実施例4では、薄板延出部85が、ストリッパの外歯の外方の位置に突出される突出片87と一体に形成されているコイル束分離手段を、図13図を参照して説明する。薄板延出部85の幅は、スロット32の奥行方向の長さと略同一とされ、ブレード隙間及びスロットを中央位置から両側に区画している。薄板延出部85は、突出片87と一体に形成され、外歯51に沿ってストリッパの下方まで延びている。また、突出片87の下方部88は、下方に向かってゆるやかに広がって形成されている。下方部88の下端の厚さは、屈曲された相間絶縁紙の厚さよりも僅かに広い幅とされている。
突出片87が一体に形成されていることにより、突出片が薄板延出部85と連動して、隣り合うコイル束の間に滑らかに挿入され通過して、スロット内のコイル束の一部が隣のコイル束の区画に入らないようにされる。これにより、コイル周縁の絶縁被覆を傷つけることなく、相間絶縁紙が座屈されることなく、より滑らかに挿入される。コイル挿入工程は、実施例3又は実施例4と同様とすればよく、ここでは説明を省略する。
(その他)
・本発明の実施例では、スロット数が奇数の9スロットの複相のステータコアについて説明したが、スロット数は限定されず、スロット数が偶数であってもよいことは勿論のことである。
・実施例1のストリッパに突出片52(図14参照)のみを備えさせてもよく、薄板延出部と突出片とを分離させた状態で備えさせてもよいことは勿論のことである。
・本発明の要旨を含んだコイル挿入機を、一連の製造ラインに含む電動機製造設備としてもよい。
・今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、上記した説明に限られず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…コイル挿入機、
10…ブレード軸体、20…相間絶縁紙ガイド部材、30…ステータコア、40…コイル束、50…ストリッパ、60…相間絶縁紙プッシャー軸体、70…相間絶縁紙、80…コイル束分離手段、
11…ブレード軸体本体、12…ガイド部材、13…ブレード隙間、14…区画されたブレード隙間、
21…傾斜部、22…ブレード隙間に向かう側、23…ガイド隙間、24…開口部、25…奥底、
31…開口隙間、32…スロット、33…磁極ティース、34…スロット絶縁紙、35…ステータコア支持部、
41,42…コイル束の端部の屈曲した部分、43…内方側のコイル束,44…外方側のコイル束、
51…外歯、52…突出片、53…ストリッパの延伸手段、54…窪み部、55…コイル押上げ部、56…ストリッパ引き抜き手段、57…コイル束分離手段抜き取り手段、
61…相間絶縁紙プッシャー摺動空間、62…先端部、
71…折り重ね部、72…フランジ部、73…折り重ね部の端部、
81…薄板部、82…湾曲部、83…引っ掛け隙間、84…コイル束分離手段、85…薄板延出部、86…コイル束分離手段、87…突出片、88…下方部

Claims (8)

  1. 内径側に所望の幅の開口隙間を有するスロットが環状に配列されたステータコアの各々の磁極ティースの周りにコイル束を挿入させる集中巻電動機のコイル挿入機において、
    隣り合う前記コイル束を引っ掛けるように前記ステータコアの内径側に接して環状に配列された複数のブレード軸体と、1つの前記スロットに隣り合って挿入された前記コイル束を絶縁させる相間絶縁紙を前記ステータコアまで案内する相間絶縁紙ガイド部材と、前記コイル束の間に前記相間絶縁紙を挿入する相間絶縁紙挿入手段と、前記スロットに前記開口隙間から前記コイル束を押し込む外歯を有するストリッパを備えたコイル束押し込み手段と、隣り合う前記ブレード軸体がなすブレード隙間を軸方向に沿って中央から両側に区画させるコイル束分離手段とを含み、
    前記ブレード隙間の先方は、前記開口隙間に連通され、
    前記相間絶縁紙ガイド部材は、各々の前記ブレード隙間の外径方向に面して配設され、
    前記コイル束分離手段は、前記ストリッパの先方にブレード軸体に沿って延びる基端部と、前記基端部の外縁から外径方向に突出した薄板部とを備え、
    前記薄板部が、前記ブレード隙間に挿入されて前記ブレード隙間を両側に区画させ、
    隣り合う前記コイル束は、外方が前記相間絶縁紙ガイド部材の両側に区分され、内方が区画された各々の前記ブレード隙間に並列されるように、前記コイル束分離手段の両側に区分されて引っ掛けられ、
    前記ストリッパの1回の延伸により、並列された前記コイル束が、前記コイル束分離手段及び前記相間絶縁紙ガイド部材に区分されたまま、前記ブレード隙間に沿って押し上げられて、前記スロットに前記開口隙間を介して同時に押し込まれ、それに追随して前記相間絶縁紙挿入手段が前記相間絶縁紙ガイド部材に沿って前記相間絶縁紙を挿入させる、
    ことを特徴とする集中巻電動機のコイル挿入機。
  2. 前記薄板部が前記ブレード隙間の上端部近傍まで延びている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の集中巻電動機のコイル挿入機。
  3. 前記ブレード隙間よりも内方側となる湾曲されたコイル束が引っ掛けられるように、前記基端部と前記ブレード軸体の間に、ブレード軸体と前記薄板部との間の幅よりも広い幅の空間が備えられている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の集中巻電動機のコイル挿入機。
  4. 前記外歯の外方の位置には、前記外歯から外径方向に向かう突出片が備えられ、
    前記スロットに挿入された隣り合う前記コイル束の間を、前記相間絶縁紙に先行して案内する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の集中巻電動機のコイル挿入機。
  5. 前記ブレード隙間に挿入された前記薄板部の外径方向の先端部には、前記ブレード隙間から外径方向に向かって延びる薄板延出部が備えられ、
    前記ストリッパの延伸により区分されて挿入された前記コイル束の間を、前記薄板延出部がスロット内を先行して通過して前記相間絶縁紙を案内する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の集中巻式電動機のコイル挿入機。
  6. 前記突出片が、下方に向けてゆるやかに広がり、下方の幅が前記相間絶縁紙よりも広い幅とされている、
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の集中巻式電動機のコイル挿入機。
  7. 前記ストリッパを延伸させる延伸手段と、前記ストリッパを先方に引き抜くストリッパ引き抜き手段とを含み、
    前記延伸手段が前記ストリッパと分離可能とされ、前記延伸手段により前記ストリッパが押し上げられ、前記コイル束と前記相間絶縁紙が前記スロットに挿入された後に、前記延伸手段と前記ストリッパとが分離され、前記ストリッパが前記ストリッパ引き抜き手段に係止され、前記ステータコアを越して前記ストリッパが引き抜かれる、
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載の集中巻電動機のコイル挿入機。
  8. 前記コイル束分離手段と前記ストリッパとが分離可能とされるとともに、コイル束分離手段引き抜き手段が備えられ、前記コイル束と前記相間絶縁紙が前記スロットに挿入された後に、前記コイル束分離手段と前記ストリッパとが分離され、前記コイル束分離手段が前記コイル束分離手段引き抜き手段に係止され、前記ステータコアを越して前記コイル束分離手段が引き抜かれ、前記ストリッパのみがブレード軸体に沿って復帰可能とされる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の集中巻電動機のコイル挿入機。
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