JP5645111B2 - 弾丸 - Google Patents

弾丸 Download PDF

Info

Publication number
JP5645111B2
JP5645111B2 JP2010200877A JP2010200877A JP5645111B2 JP 5645111 B2 JP5645111 B2 JP 5645111B2 JP 2010200877 A JP2010200877 A JP 2010200877A JP 2010200877 A JP2010200877 A JP 2010200877A JP 5645111 B2 JP5645111 B2 JP 5645111B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bullet
warhead
gun
blade member
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010200877A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012057851A (ja
Inventor
正芳 鈴木
正芳 鈴木
Original Assignee
正芳 鈴木
正芳 鈴木
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 正芳 鈴木, 正芳 鈴木 filed Critical 正芳 鈴木
Priority to JP2010200877A priority Critical patent/JP5645111B2/ja
Publication of JP2012057851A publication Critical patent/JP2012057851A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5645111B2 publication Critical patent/JP5645111B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Toys (AREA)

Description

本発明は、例えば、小口径銃、猟銃などの銃や、ミサイル等に用いられる展開可能な弾丸に関する。
従来、弾頭部と、弾頭部にワイヤを介して接続された分離体とからなる展開式の弾丸が知られている(特許文献1及び2参照)。この特許文献1及び2の弾丸は、発射時に与えられた遠心力によって、分離体を弾頭部から分離させて放射状に展開させることにより、標的物への命中率を向上させたものである。
特許第149972号公報 特開昭48−2799号公報
しかしながら、特許文献1及び2の弾丸は、構造が複雑であり、また、この構造は、弾頭部にワイヤ及び分離体などの特別な機構を収容させるための空間が必要となるため、例えば小口径銃などに使用される小径の弾丸には、採用することができないという問題がある。
そこで、本発明は、弾丸の小径化が可能で、簡易な構造からなる展開式の弾丸を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するため、本発明に係る弾丸は、弾頭部と、該弾頭部に連結されるとともに、それより後方の周面の少なくとも一部を形成し、2以上の部材から構成された展開部とを備え、該展開部の少なくとも前記弾頭部との連結部分は、銃砲からの射出時に、復元力により該展開部の各部材を外方向に展開させるように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る弾丸において、前記連結部分は、形状記憶合金から構成されており、該形状記憶合金は、炸薬の炸裂時に生じる熱により、展開部の各部材を外方向に展開可能な元の形状に復元するように構成されているとしても良いし、板ばね状の復元部材から構成されており、該復元部材は、銃砲からの射出時に銃砲又は薬莢から解放されることにより、展開部の各部材を外方向に展開可能な元の形状に復元するように構成されているとしても良い。
このように、本発明に係る弾丸は、展開部の少なくとも弾頭部との連結部分が、銃砲からの射出時に、復元力により展開部の各部材を外方向に展開させるように構成されていることにより、ワイヤや分離体などを用いることなく弾丸を展開させることができるため、弾丸の小径化が可能であり、また、簡易な構造により弾丸を展開させることができる。
また、本発明に係る弾丸において、前記展開部は、それぞれの側面を互いに分離可能な状態で繋ぎ合わせることにより、前記弾頭部より後方の周面を形成する2以上の羽根部材と、各羽根部材を前記弾頭部にそれぞれ連結させる連結部材とを備え、前記連結部材は、前記連結部分として機能するとしても良い。このように、展開部のうち、連結部材のみを形状記憶合金により形成することにより、製造コストを抑えることができる。
また、本発明に係る弾丸において、前記展開部は、前記弾頭部に一体的に連結されるとともに、それぞれの側面を互いに分離可能な状態で繋ぎ合わせることにより、前記弾頭部より後方の周面を形成する2以上の羽根部材を備え、前記羽根部材は、銃砲からの射出時に、復元力により外方向に展開するように構成されているとしても良い。このように、羽根部材全体を形状記憶合金により形成することにより、弾丸を構成する部材を減らすことができるため、構造をより簡易化することができる。
さらに、本発明に係る弾丸において、前記羽根部材は、折り畳まれるとともに、該羽根部材の折り畳まれた部分が、銃砲からの射出時に、復元力により展開し、折り畳みが解消されるように構成されているとしても良い。ここで、前記折り畳まれた部分は、形状記憶合金から構成されており、該形状記憶合金は、炸薬の炸裂時に生じる熱により展開し、折り畳みが解消されるように構成されているとしても良いし、板ばね状の復元部材から構成されており、該復元部材は、銃砲からの射出時に銃砲又は薬莢から解放されることにより展開し、折り畳みが解消されるように構成されているとしても良い。このように、羽根部材が1回以上折り畳まれるとともに、折り畳まれた部分が銃砲からの射出時に復元力により展開し、折り畳みが解消されるように構成されていることにより、展開される羽根部材の長さを長くして展開部の展開半径を大きくすることができるため、標的物への命中率をより向上させることができる。
またさらに、本発明に係る弾丸において、前記弾丸は、銃に使用される銃弾であるとしても良く、この場合、炸薬を収容する薬莢を更に備え、前記展開部は、前記弾頭部より後方の周面の少なくとも一部を形成した状態において、前記薬莢に保持されていることが好ましい。また、本発明に係る弾丸において、前記弾丸は、砲に使用される砲弾であるとしても良い。
以上のように、本発明に係る弾丸によれば、弾丸の小径化が可能で、簡易な構造からなる展開式の弾丸を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る弾丸を示す側面図である。 図1のA−A´線に沿った断面図である。 第1実施形態に係る弾丸の動作を示す概略図である。 本発明の第2実施形態に係る弾丸を示す断面図である。 第2実施形態に係る弾丸の動作を示す概略図である。 本発明の第3実施形態に係る弾丸を示す断面図である。 第3実施形態に係る弾丸の動作を示す概略図である。
次に、本発明の第1実施形態に係る弾丸について、図面に基づいて説明する。第1実施形態に係る弾丸1は、銃に使用される銃弾であり、図1及び図2に示すように、弾頭部10と、弾頭部10の後方に連結された展開部20と、展開部20を保持する薬莢30とを備えている。
弾頭部10は、例えば硬質ゴムなどからなり、円錐台形状に形成されている。この弾頭部10の底面側(図2中、右側)には、円錐台形状の凹部12が形成されている。
展開部20は、弾頭部10より後方の周面を形成する4つの羽根部材22と、羽根部材22を弾頭部10にそれぞれ連結させる4つの連結部材24とを備えている。
羽根部材22は、形状記憶合金などの任意の素材からなり、各羽根部材22を収束させてそれぞれの側面を互いに分離可能な状態で繋ぎ合わせることにより、弾頭部10より後方の周面を円筒状に形成するよう構成されている。この羽根部材22は、弾頭部10の外周面と一体として円滑な周面を形成するように、その先端部22aが弾頭部10の底面の外周に沿った形状を有すると共に、その先端部22aが弾頭部10の底面と当接して設けられている。また、羽根部材22は、その先端部22aから後方側に向けて広がるテーパ状の前側部分22bと、前側部分22bの後端から後方側に向かって真っ直ぐ伸びる後側部分22cが形成されている。この前側部分22bと後側部分22cの境界には、前側部分22bの後端の外径が薬莢30の内径よりも大きく形成され、後側部分22cの外径が薬莢30の内径よりも小さく形成されるように、段差22eが形成されている。
連結部材24は、湾曲した帯状の形状記憶合金からなり、先端が弾頭部10の凹部12に固着されると共に、基端が羽根部材22の先端22a近傍の内周面に固着されている。この連結部材24は、炸薬32の炸裂時に生じる熱によって、羽根部材22を外方向に展開させるように構成されている。すなわち、連結部材24は、羽根部材22を外方向に展開可能な程度に湾曲した元の形状から、羽根部材22を収束可能な形状に変形されている。これにより、炸薬32の炸裂時に生じる熱によって元の形状に復元し、羽根部材22を外方向に展開させることができる。ここで、連結部材24の元の形状は、外方向に展開された羽根部材22が、弾丸1の飛行方向と略垂直になる程度に設定されていることが好ましい。
薬莢30は、内径が同一の有底円筒状に形成され、収束された羽根部材22の後側部分22cを収納可能な弾頭収納部30aと、弾頭収納部30aよりも底部側(図2中、右側)に設けられ、炸薬32を充填可能な炸薬収納部30bを備えている。この弾頭収納部30aは、薬莢30の開口側の縁が羽根部材22の段差22eと当接した状態において、羽根部材22の後側部分22cを収納できる程度の長さを有している。
第1実施形態1に係る弾丸1の飛距離及び標的物との衝突時の衝撃の大きさ等は、用途に応じて、羽根部材22の先端22aから後端22dまでの長さ、すなわち、展開部20の展開径の長さと、炸薬32の量とを調整することによって、設定することができる。
第1実施形態に係る弾丸1を射出させる銃砲の銃身2は、ライフルの銃身のように内側に螺旋状の溝が形成されており、弾丸1を一方向の回転を与えながら射出できるよう構成されている。
次に、第1実施形態に係る弾丸1の動作を図3(a)乃至(c)に基づいて説明する。先ず、図3(a)に示すように、薬莢30内に充填されている炸薬32を炸裂させて、銃身2から弾丸1を射出させる。この際、弾頭部10及び展開部20と、薬莢30とが分離され、弾頭部10及び展開部20のみが目標に向かって飛行する。また、銃身2の内側に形成された螺旋状の溝によって、弾頭部10及び展開部20は、一方向に回転が与えられる。弾頭部10及び展開部20が射出されると、図3(b)に示すように、炸薬32の炸裂時に生じた熱により、連結部材24が元の形状に復元し始め、これに伴い、羽根部材22が徐々に展開される。この羽根部材22の展開は、連結部材24の復元力及び回転による遠心力により行なわれる。そして、最終的には、図3(c)に示すように、連結部材24が元の形状に完全に復元し、羽根部材22が完全に展開される。この際、弾頭部10及び展開部20は、回転しているため、展開された羽根部材22によって円状の面が形成される。その後、弾頭部10及び展開部20は、この展開状態を維持したまま標的物まで飛行し、標的物に衝突する。
このように、第1実施形態に係る弾丸1は、形状記憶合金により形成された連結部材24によって、羽根部材22を展開させることにより、展開部20を展開させるための特別な機構等が不要となるため、小径の弾丸とすることができ、また、構造を簡易にすることができる。
また、第1実施形態に係る弾丸1は、展開部20のうち、連結部材24のみを形状記憶合金により形成することにより、展開部20全体を形状記憶合金により形成する場合と比較して、製造コストを抑えることができる。
第1実施形態に係る弾丸1において、弾頭部10は、硬質ゴムなどからなり、円錐台形状に形成されているとしたが、これに限定されず、合金などのいかなる素材から形成されても良いし、円錐形状などのいかなる形状に形成されても良い。また、第1実施形態に係る弾丸1において、弾頭部10は、円錐台形状の凹部12が形成されているとしたが、これに限定されず、凹部は、形成されなくても良い。
また、第1実施形態に係る弾丸1において、展開部20は、4つの羽根部材22と、4つの連結部材24とを備えるとしたが、これに限定されず、羽根部材22が少なくとも2つ設けられていれば良い。
さらに、第1実施形態に係る弾丸1において、羽根部材22は、それぞれの側面を互いに分離可能な状態で繋ぎ合わせることにより、弾頭部10より後方の周面を円筒状に形成するよう構成されているとしたが、これに限定されず、弾頭部10より後方の周面の少なくとも一部を形成するように構成されていれば良い。
次に、本発明の第2実施形態に係る弾丸1´について、図4及び図5に基づいて説明する。なお、第2実施形態に係る弾丸1´において、第1実施形態に係る弾丸1と重複する構成に関する詳細な説明は省略し、異なる構成についてのみ説明する。
第2実施形態に係る弾丸1´は、弾頭部10´と展開部20´とが形状記憶合金により一体成形されている点において、第1実施形態に係る弾丸1と相違している。すなわち、第2実施形態に係る弾丸1´は、第1実施形態に係る弾丸1における連結部材24を備えておらず、弾頭部10´と展開部20´の羽根部材22´との連結部分24´が、炸薬32´の炸裂時に生じる熱によって復元し、羽根部材22´を外方向に展開するように構成されている。
第2実施形態に係る弾丸1´は、銃身から射出された後、図5(a)に示すように、炸薬32´の炸裂時に生じた熱により、連結部分24´が元の形状に復元し始め、これに伴い、羽根部材22´が徐々に展開される。そして、最終的に、図5(b)に示すように、連結部分24´が元の形状に完全に復元し、羽根部材22´が完全に展開される。その後、弾頭部10´及び展開部20´は、展開された羽根部材22´によって円状の面が形成された状態で標的物まで飛行し、標的物に衝突する。
第2実施形態に係る弾丸1´によれば、弾頭部10´及び展開部20´を一体成形により連結させているため、弾丸1´を構成する部材を減らすことができ、第1実施形態に係る弾丸1よりも構造を簡易化することができる。
第2実施形態に係る弾丸1´において、弾頭部10´及び展開部20´は、形状記憶合金により一体成形されているとしたが、これに限定されず、弾頭部10´及び展開部20´は、一体成形されていなくても良い。この場合、例えば、硬質ゴムや合金などから形成された弾頭部と、少なくとも該弾頭部との連結(接合)部分が形状記憶合金により形成された羽根部材とを接合させることにより、弾頭部10´及び展開部20´を一体的に連結させることができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る弾丸1´´について、図6及び図7に基づいて説明する。なお、第3実施形態に係る弾丸1´´において、第1及び第2実施形態に係る弾丸1、1´と重複する構成に関する詳細な説明は省略し、異なる構成についてのみ説明する。
第3実施形態に係る弾丸1´´は、第2実施形態に係る弾丸1´と同様に、弾頭部10´と展開部20´とが形状記憶合金により一体成形されている。一方で、第3実施形態に係る弾丸1´´は、図6に示すように、羽根部材22´´が、周方向内側に1回折り畳まれた状態で、薬莢30´´に収納されている点において、第2実施形態に係る弾丸1´と相違している。すなわち、第3実施形態に係る弾丸1´´は、羽根部材22´´の長さが、第1及び第2実施形態に係る弾丸1、1´の長さよりも長く形成されている。この羽根部材22´´の折り畳まれた部分26は、炸薬32´´の炸裂時に生じる熱によって復元し、羽根部材22´´の折り畳みを解消するように構成されている。
第3実施形態に係る弾丸1´´は、銃身から射出された後、図7(a)に示すように、炸薬32´´の炸裂時に生じた熱により、連結部分24´´が元の形状に復元し始め、これに伴い、羽根部材22´´が徐々に展開される。また、これと同時に、炸薬32´´の炸裂時に生じた熱により、羽根部材22´´の折り畳まれた部分26が徐々に復元し、折り畳みが徐々に解消される。そして、最終的に、図7(b)に示すように、連結部分24´´及び折り畳まれた部分26が元の形状に完全に復元し、羽根部材22´´が完全に展開される。その後、弾頭部10´´及び展開部20´´は、展開された羽根部材22´´によって円状の面が形成された状態で標的物まで飛行し、標的物に衝突する。
第3実施形態に係る弾丸1´´によれば、羽根部材22´´が1回折り畳まれるとともに、折り畳まれた部分26が形状記憶合金から構成されていることにより、展開される羽根部材22´´の長さを長くすることができるため、標的物への命中率をより向上させることができる。
第3実施形態に係る弾丸1´´において、羽根部材22´´は、周方向内側に1回折り畳まれた状態で薬莢30´´に収納されているとしたが、これに限定されず、羽根部材22´´は、2回以上折り畳まれても良い。また、第3実施形態に係る弾丸1´´において、弾頭部10´と展開部20´とが形状記憶合金により一体成形されているとしたが、これに限定されず、少なくとも連結部分24´´及び折り畳まれた部分26が形状記憶合金により形成されていれば良い。さらに、第3実施形態に係る弾丸1´´は、第2実施形態に係る弾丸1´と同様に、弾頭部10´と展開部20´とが形状記憶合金により一体成形されているとしたが、これに限定されず、連結部分24´´は、羽根部材22´´を弾頭部10´´に連結させる連結部材であるとしても良い。
従来の特許文献1及び2の弾丸は、展開部分にワイヤなどの非固定化素材を用いているため、例えば警備用小口径銃弾などにこの構造を採用した場合には、標的物に衝突した後、弾頭部がワイヤ及び分離体を引き込みつつ標的物を貫通してしまい、殺傷能力を発揮してしまうものである。
また、従来から、鴨などの小鳥類の狩猟には、その照準の難しさから散弾など面に広がる弾種が使用されているが、狩猟後は小粒径の鉛が多数体内に食い込むなど調理時や喫食時などの障害になり、また、鉛の散布になるため、環境への影響も懸念されている。
これに対し、第1乃至第3実施形態に係る弾丸1、1´、1´´は、展開された羽根部材22、22´、22´´によって円状の面が形成された状態を維持したまま標的物まで飛行し、標的物と面で衝突するため、標的物への命中率を向上または維持させると共に、標的物への貫通を防止し、殺傷能力を抑えた弾丸とすることができる。また、第1乃至第3実施形態に係る弾丸1、1´、1´´は、散弾のように運動エネルギーが小粒弾によって分散することがないため、射程を延伸させることができる。
本発明に係る弾丸は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内において種々の改変を行なうことができる。例えば、第1乃至第3実施形態に係る弾丸1、1´、1´´の連結部材24、連結部分24´、24´´は、形状記憶合金から構成されており、この形状記憶合金は、炸薬の炸裂時に生じる熱により、展開部20、20´、20´´の羽根部材22、22´、22´´を外方向に展開可能な元の形状に復元するように構成されているとしたが、これに限定されず、弾丸の連結部材又は連結部分は、銃砲の銃身2からの射出時に、復元力により展開部の羽根部材を外方向に展開させるように構成されていれば良く、例えば、弾丸の連結部材又は連結部分が、板ばね状の復元部材から構成され、この復元部材が、銃砲からの射出時に銃砲又は薬莢から解放されることにより、展開部の羽根部材を外方向に展開可能な元の形状に復元するように構成されているとしても良い。
すなわち、板ばね状の復元部材は、羽根部材を外方向に展開可能な程度に湾曲した元の形状から、羽根部材を収束可能な形状に弾性変形された状態で銃砲又は薬莢などに収容され、その後、銃砲の銃身又は薬莢から解放されることにより、元の形状に復元し、展開部の羽根部材を外方向に展開させるように構成されている。
このように、弾丸の連結部材又は連結部分が板ばね状の復元部材から構成される場合には、弾丸が標的物に衝突した際に、復元部材の弾性変形により弾丸が標的物を貫通してしまうおそれがあるが、鴨などの小鳥類の狩猟の場合には、散弾を用いる場合の命中精度をある程度維持し、かつ調理時や喫食時などの障害及び環境への影響などを低減させることができる。
また、第3実施形態に係る弾丸1´´において、羽根部材22´´の折り畳まれた部分26は、炸薬32´´の炸裂時に生じる熱によって復元し、羽根部材22´´の折り畳みを解消するように構成されているとしたが、これに限定されず、折り畳まれた部分26は、銃砲の銃身2からの射出時に、復元力により展開し、折り畳みが解消されるように構成されていれば良く、例えば、弾丸の折り畳まれた部分が、板ばね状の復元部材から構成され、この復元部材が、銃砲からの射出時に銃砲又は薬莢から解放されることにより展開し、折り畳みが解消されるように構成されているとしても良い。
また、第1乃至第3実施形態に係る弾丸1、1´、1´´は、銃に使用される銃弾であるとしたが、これに限定されず、ミサイルや防御砲弾など、砲に使用される砲弾であるとしても良い。
さらに、第1乃至第3実施形態に係る弾丸1、1´、1´´は、薬莢30、30´´を備えるとしたが、これに限定されず、薬莢を備えないとしても良い。
1 弾丸、10 弾頭部、20 展開部、22 羽根部材、24 連結部材、30 薬莢、32 炸薬

Claims (9)

  1. 弾頭部と、
    該弾頭部に連結されるとともに、それより後方の周面の少なくとも一部を形成し、2以上の部材から構成された展開部とを備え、
    該展開部の少なくとも前記弾頭部との連結部分は、銃砲からの射出時に、復元力により該展開部の各部材を外方向に展開させるように構成されており、
    前記連結部分は、形状記憶合金から構成されており、
    該形状記憶合金は、炸薬の炸裂時に生じる熱により、展開部の各部材を外方向に展開可能な元の形状に復元するように構成されている
    ことを特徴とする弾丸。
  2. 前記展開部は、
    それぞれの側面を互いに分離可能な状態で繋ぎ合わせることにより、前記弾頭部より後方の周面を形成する2以上の羽根部材と、
    各羽根部材を前記弾頭部にそれぞれ連結させる連結部材とを備え、
    前記連結部材は、前記連結部分として機能する
    ことを特徴とする請求項1記載の弾丸。
  3. 前記展開部は、前記弾頭部に一体的に連結されるとともに、それぞれの側面を互いに分離可能な状態で繋ぎ合わせることにより、前記弾頭部より後方の周面を形成する2以上の羽根部材を備え、
    前記羽根部材は、銃砲からの射出時に、復元力により外方向に展開するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の弾丸。
  4. 前記羽根部材は、その中途部において少なくとも二つ折りされるとともに、該羽根部材の折り畳まれた部分が、銃砲からの射出時に、復元力により展開し、折り畳みが解消されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項又は記載の弾丸。
  5. 前記折り畳まれた部分は、形状記憶合金から構成されており、
    該形状記憶合金は、炸薬の炸裂時に生じる熱により展開し、折り畳みが解消されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項記載の弾丸。
  6. 前記折り畳まれた部分は、板ばね状の復元部材から構成されており、
    該復元部材は、銃砲からの射出時に銃砲又は薬莢から解放されることにより展開し、折り畳みが解消されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項記載の弾丸。
  7. 前記弾丸は、銃に使用される銃弾である
    ことを特徴とする請求項1乃至いずれか1項記載の弾丸。
  8. 炸薬を収容する薬莢を更に備え、
    前記展開部は、前記弾頭部より後方の周面の少なくとも一部を形成した状態において、前記薬莢に保持されている
    ことを特徴とする請求項項記載の弾丸。
  9. 前記弾丸は、砲に使用される砲弾である
    ことを特徴とする請求項1乃至いずれか1項記載の弾丸。
JP2010200877A 2010-09-08 2010-09-08 弾丸 Active JP5645111B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010200877A JP5645111B2 (ja) 2010-09-08 2010-09-08 弾丸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010200877A JP5645111B2 (ja) 2010-09-08 2010-09-08 弾丸

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012057851A JP2012057851A (ja) 2012-03-22
JP5645111B2 true JP5645111B2 (ja) 2014-12-24

Family

ID=46055172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010200877A Active JP5645111B2 (ja) 2010-09-08 2010-09-08 弾丸

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5645111B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3434422A (en) * 1959-04-22 1969-03-25 Chamberlain Mfg Corp Continuous rod mat
US3952662A (en) * 1974-05-29 1976-04-27 Greenlees William D Non-lethal projectile for riot control
US4040331A (en) * 1974-07-03 1977-08-09 Smith & Wesson Chemical Company, Inc. Dual purpose projectile and weapon combination
DE3116175C2 (de) * 1981-04-23 1984-09-13 Heckler & Koch Gmbh, 7238 Oberndorf Nichttödliches Wuchtgeschoß
US4704968A (en) * 1986-06-30 1987-11-10 Davis Jr Thomas O Projectile using shape-memory alloy to improve impact energy transfer
FR2705772B1 (fr) * 1993-05-25 1995-08-11 Manurhin Defense Projectile d'exercice.
US6240849B1 (en) * 1999-06-10 2001-06-05 Christopher A. Holler Projectile with expanding members
DE10109720B4 (de) * 2001-02-28 2010-01-07 Norbert Bork Umformungsgeschoß. Geschoßkonstruktion für Pistolen-, Revolver- und Gewehrmunition usw.
US6997110B2 (en) * 2001-09-05 2006-02-14 Omnitek Partners, Llc. Deployable bullets
US8387536B2 (en) * 2008-12-04 2013-03-05 Raytheon Company Interceptor vehicle with extendible arms

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012057851A (ja) 2012-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11486681B2 (en) Shotshell having wad with enhanced fin deployment
US7987790B1 (en) Ring airfoil glider expendable cartridge and glider launching method
US11009321B2 (en) Less-lethal munitions
US7083140B1 (en) Full-bore artillery projectile fin development device and method
JPH1137698A (ja) 多数の衝突区分を持つ侵徹発射体
RU2336488C2 (ru) Сборка стволов с трубчатыми снарядами для огнестрельного оружия
US10422611B1 (en) Shotshell having wad with enhanced fin deployment
US6161482A (en) Multi-disk shell and wad
US8307766B2 (en) Drag effect trajectory enhanced projectile
JP5645111B2 (ja) 弾丸
US4526105A (en) Firing mechanism for projectiles
US2941469A (en) Projectile construction
RU2475694C1 (ru) Кассетный осколочно-фугасный снаряд для танковой гладкоствольной пушки
US9207051B2 (en) Apparatus for deploying stowed control surfaces of a projectile
RU2365862C1 (ru) Осколочно-пучковый снаряд
US10591267B2 (en) Projectile
RU2688654C2 (ru) Граната к ручному гранатомету
JP6793554B2 (ja) 誘導砲弾用尾翼部、該尾翼部を備える誘導砲弾
JP6212898B2 (ja) 高速飛翔体
JPS6375493A (ja) 訓練用戦車砲弾
RU2247931C1 (ru) Кассетный боеприпас "аспид" с осколочными боевыми элементами двойного действия
JP2514150Y2 (ja) 減口径弾用装弾筒
WO2021220074A1 (en) Cartridge
JP6103532B2 (ja) 飛翔体発射装置
CN116399181A (zh) 电击弹组件

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20130801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140603

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140702

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141007

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141023

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5645111

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250