JP5642099B2 - 信号復号装置及び信号復号プログラム - Google Patents

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本発明の実施形態は、受信した無線信号を復号する信号復号装置及び信号復号プログラムに関する。
送信装置から送信された無線信号は、一般に、伝搬路を通過することによる歪みや他の通信系からの干渉を受けることがある。そのため、無線信号を受信した受信信号に対して、干渉波キャンセラ、マルチパスキャンセラ、又は、ダイバーシチ合成等の技術を適用することで、歪み及び干渉の影響を解消するようにしている。
ところで、近年、所望信号についての復号処理に加え、復調・復号処理の柔軟性を高め、多様な環境に対応する等の理由からブラインド信号処理が可能な信号復号装置についての要望がある。ここで、ブラインド信号処理とは、復調・復号するために必要な情報が予め与えられていない、或いは送受信間で共有されていない場合に、無線信号を復号する処理である。しかしながら、従来の信号復号装置では、何らかのパイロット信号又はトレーニング信号に基づいて信号を復号しているため、ブラインド信号処理には適していない。
特開2010−28253号公報 特開2005−27179号公報 特開平9−205392号公報
以上のように、所望信号についての復号処理に加え、ブラインド信号処理が可能な信号復号装置についての要望があるが、従来の信号復号装置では、ブラインド信号処理に適していないという問題がある。
そこで、目的は、復号に必要な必要情報を取得可能な無線信号と、必要情報を取得不可能な無線信号とが受信される環境下において、いずれの無線信号も復号することが可能な信号復号装置及び信号復号プログラムを提供することにある。
実施形態によれば、複数の受信信号が時空間的に分離及び/又は抽出されたM(Mは1以上の自然数)本の独立信号が供給される信号復号装置は、解析部、信号選択部、第1乃至第3の復号部及び第1及び第2のダイバーシチ合成部を具備する。解析部は、前記M本の独立信号を参照して電波伝搬環境を解析する。信号選択部は、前記解析結果に基づき、前記M本の独立信号から、同一の送信源からの無線信号に由来する抽出信号を抽出し、前記解析結果に基づいて前記抽出信号を復号するために必要な必要情報を取得可能か否かについて判定する。第1の復号部は、前記信号選択部により、1本の抽出信号が抽出される場合、前記1本の抽出信号に対して復号処理を施し、第1の復号信号を出力する。第1のダイバーシチ合成部は、前記信号選択部により、N(1<N≦M)本の抽出信号が抽出され、かつ、前記必要情報が取得される場合、前記N本の抽出信号を前記必要情報を用いてプレダイバーシチ合成し、第1の合成信号を作成する。第2の復号部は、前記第1の合成信号に対して復号処理を施し、第2の復号信号を出力する。第3の復号部は、前記信号選択部により、N本の抽出信号が抽出され、かつ、前記必要情報が取得されない場合、前記N本の抽出信号に対して復号処理を施し、第3の復号信号を作成する。第2のダイバーシチ合成部は、前記N本の第3の復号信号をポストダイバーシチ合成し、第2の合成信号を出力する。
第1の実施形態に係る信号復号装置が用いられる受信装置の機能構成を示すブロック図である。 図1に示す受信装置が置かれる電波伝搬環境の例を示す図である。 図2に示す所望波及び干渉波の発生と消滅とを時間領域で示す図である。 図2に示す所望波及び干渉波の固有値を時間領域で示す図である。 図1に示す信号処理部がK本のデジタル信号を復号する際のフローチャートを示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態に係る信号復号装置が用いられる受信装置の機能構成を示すブロック図である。図1に示す受信装置は、信号処理部10及びアンテナ部20−1〜20−K(Kは1以上の自然数)を具備する。
アンテナ部20−1〜20−Kは、親局(図示せず)から送信された無線信号を受信する。アンテナ部20−1〜20−Kは、周波数変換機能及びアナログ−デジタル変換機能を備えている。アンテナ部20−1〜20−Kは、受信した無線信号の周波数をIF(Intermediate Frequency)帯に変換し、変換後の信号をデジタル信号に変換する。なお、アンテナ部20−1〜20−Kは、受信した無線信号の周波数をIF帯ではなく、ベースバンド帯に変換するようにしても構わない。
信号処理部10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが処理を実行するためのプログラムやデータを格納するROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等とを備える。信号処理部10は、CPUにアプリケーション・プログラムを実行させることで、時空間信号処理部11、送信源選定部12及び復号処理部13の機能を備える。なお、送信源選定部12及び復号処理部13により、本実施形態に係る信号復号装置が形成されるとする。
時空間信号処理部11は、アンテナ部20−1〜20−Kから供給されるデジタル信号に対し、電波伝搬の状況に応じた時空間信号処理を施すことで、デジタル信号から、M(Mは1以上の自然数)本の独立信号を時空間的に分離・抽出する。M本の独立信号は、異なる送信源からそれぞれ放たれる複数の無線信号に由来する場合、及び/又は、同一送信源から放たれた無線信号がマルチパスにより複数に分離された信号に由来する場合等がある。
電波伝搬環境は、極めて多種多様な状態が考えられる。具体的には、例えば、所望波が干渉波により干渉を受ける状態、複雑な経路を電波が通過することによりマルチパスフェージングを受ける状態、及び、自然的・人工的に生じる外来雑音を受ける状態等が考えられる。また、現実の環境では、これらの状態が複合的に生じ得る。ここで、所望波が干渉波による干渉を受ける状態での時空間信号処理部11による時空間信号処理の一例について説明する。図2は、通信相手Aと通信相手Bとから成る1組の通信系と1つの干渉源が存在する環境を示している。通信相手Bから通信相手Aに向かって放たれる電波が所望波Sである。一方、干渉源から通信相手Aに向かって放たれる電波が干渉波Sである。この所望波と干渉波の時間的視点でみたものが図3である。図3は、所望波S及び干渉波Sの発生と消滅とを時間の経過と共に示した図であり、所望波Sが受信されている一部分で干渉波Sが受信される場合の例を示す。なお、所望波と干渉波との関係が逆転しても構わない。
所望波Sと干渉波Sとを受信するシンプルな電波の受信状況から検討を開始する。なお、このように設定しても一般性は損なわない。これらの信号の到来方向を表すアレイマニフォールドをそれぞれ、A、Aとすると、受信信号X(t)は、
X(t)=AS(t)+AI(t)+N(t) (1)
と表される。ただし、N(t)は白色雑音とする。ここで、受信信号X(t)の相関行列を固有値分解すると、
Figure 0005642099
となるとする。このとき、信号部分空間の最大固有値に属する固有ベクトルを固有ベクトルE とし、第2固有値に属する固有ベクトルを固有ベクトルE とする。この固有ベクトルを用いて固有ベクトル変換を受信信号X(t)に対して施すと、
Figure 0005642099
Figure 0005642099
となる。ここで、所望波Sの受信電力レベルをuとし、干渉波Sの受信電力レベルをuとした場合の固有ベクトル変換された受信信号Yは、
=a11+a12 (5)
=a21+a22 (6)
と表される。ただし、aijは所望波Sと干渉波Sの混合の程度を表すパラメータである。この結果から、最大固有値のSIR(Signal to Interference Ratio)と、第2固有値のSIRとは、
Figure 0005642099
Figure 0005642099
と表されることになる。ここで、固有値分解は、互いに直交するように分解されるという性質がある。つまり、最大固有値と第2固有値との間には、
Figure 0005642099
の関係が成立する。このため、SIRとSIRとには、次の関係が成立することになる。
Figure 0005642099
この結果から、固有値のエネルギー収支として、数式(10)の関係があることがわかる。つまり、図2の電波伝搬環境の固有値は、所望波Sと干渉波Sとが数式(10)の関係で混合されていることがわかる。したがって、固有値の時間変動は、図4で示す通りになる。
なお、ここでは、所望波が干渉波による干渉を受ける状態での時空間信号処理について説明したが、これ以外にも電波伝搬環境に対応した様々な時空間信号処理を適用することが可能である。例えば、干渉波が存在する場合には、独立成分分析(Independent Component Analysis)を用いても構わない。また、干渉波が存在しない状態であって、マルチパスリッチな状態であれば、最大比合成(Maximal Ratio Combing)が有効である。また、干渉波があっても一定のDURがある状態では、固有ビームは有効である。
送信源選定部12は、時空間信号処理部11から供給されるM本の独立信号を受信する。送信源選定部12は、到来方向推定部121、変調方式解析部122、時間領域解析部123、周波数領域解析部124及び信号選択部125を備える。
到来方向推定部121は、M本の独立信号に基づいて、M本の独立信号をそれぞれ発生させた無線信号の到来方向を推定する。到来方向推定部121は、M本の独立信号について推定した到来方向に関わる第1の情報を信号選択部125へ通知する。なお、到来方位推定部121は、電波の到来方向を推定する公知の技術を適用することも可能である。
一般的に、異なる送信源から無線信号が送信される場合、受信信号の到来方位はそれぞれ異なる可能性が高いと考えられる。ただし、同程度の方向から異なる送信源の信号が到来する場合も考えられる。そこで、同程度の方向から異なる送信源の信号が到来する傾向が第1の情報から判断される場合には、信号選択部125では、後述する第2乃至第4の情報が参照される。
変調方式解析部122は、M本の独立信号を解析し、M本の独立信号をそれぞれ発生させた無線信号の変調方式を取得する。変調方式解析部122は、M本の独立信号について取得した変調方式に関わる第2の情報を信号選択部125へ通知する。なお、変調方式解析部122は、変調方式を解析する公知の技術を適用することも可能である。
一般的に、異なる送信源から無線信号が送信される場合、受信信号の変調諸元はそれぞれ異なる可能性が高いと考えられる。ただし、同様の変調諸元となる信号が異なる送信源から送信されることも考えられる。そこで、異なる送信源から送信される信号の変調諸元が類似する傾向が第2の情報から判断される場合には、信号選択部125では、第1、第3及び第4の情報が参照される。
時間領域解析部123は、M本の独立信号を解析し、M本の独立信号をそれぞれ発生させた無線信号の時間領域での出現・消滅状況を取得する。変調方式解析部122は、M本の独立信号について取得した出現・消滅状況に関わる第3の情報を信号選択部125へ通知する。なお、時間領域解析部123は、時間領域を解析する公知の技術を適用することも可能である。
一般的に、異なる送信源から無線信号が送信される場合、時間領域において受信信号の信号エネルギーが存在する領域はそれぞれ異なる可能性が高いと考えられる。ただし、時間的に信号エネルギーの存在する領域が同様になる場合も考えられる。そこで、時間的に信号エネルギーの存在する領域が同様になる傾向が第3の情報から判断される場合には、信号選択部125では、第1、第2及び第4の情報が参照される。
周波数領域解析部124は、M本の独立信号を解析し、M本の独立信号をそれぞれ発生させた無線信号の周波数領域の帯域幅等を取得する。周波数領域解析部124は、M本の独立信号について取得した帯域幅等に関わる第4の情報を信号選択部125へ通知する。なお、周波数領域解析部124は、周波数領域を解析する公知の技術を適用することも可能である。
一般的に、異なる送信源から無線信号が送信される場合、周波数領域において受信信号の信号エネルギーが存在する領域はそれぞれ異なる可能性が高いと考えられる。ただし、周波数的に信号エネルギーの存在する領域が同様になる場合も考えられる。そこで、周波数的に信号エネルギーの存在する領域が同様になる傾向が第4の情報から判断される場合には、信号選択部125では、第1乃至第3の情報が参照される。
信号選択部125は、到来方向推定部121から通知される第1の情報、変調方式解析部122から通知される第2の情報、時間領域解析部123から通知される第3の情報及び周波数領域解析部124から通知される第4の情報を参照し、M本の独立信号から、単一の送信源から送信された無線信号に由来する独立信号を抽出する。ここで、信号選択部125が、M本の独立信号が単一の送信源から送信された無線信号に由来するものか、複数の送信源から送信された無線信号に由来するものかを判断する理由は、独立信号がいずれに由来するかにより、復号性能に大きな影響を与えるからである。例えば、無線信号が単一の送信源から送信され、時間・周波数・空間の次元で性質の異なる複数のクラスタから反射されて到来する電波伝搬環境においては、方向によるマルチパス分離効果が顕著に高まる。
信号選択部125は、M本の独立信号のうち、単一の送信源から送信された無線信号に由来する独立信号であると抽出した信号が一つである場合、この抽出信号を復号処理部13の第1の切替部131へ出力する。また、M本の独立信号のうち、単一の送信源から送信された無線信号に由来する抽出信号がN(ただし、1<N≦M)本ある場合、信号選択部125は、N本の抽出信号を復号処理部13の第1のダイバーシチ合成部132と、第2の復号部134−1〜134−Nへ出力する。
ここで、単一の送信源からの無線信号に由来する独立信号を抽出する方法の一例としてK−means法を説明する。
信号選択部125は、到来方向推定部121から通知される第1の情報、変調方式解析部122から通知される第2の情報、時間領域解析部123から通知される第3の情報及び周波数領域解析部124から通知される第4の情報を総合し、統計的な手法を用いたクラスタリングにより、M本の独立信号を分類し、異なる送信源は幾つあるかを同定する。信号選択部125は、送信源の数を同定した後、所望の送信源からの無線信号に由来する独立信号を抽出する。このとき、信号選択部125は、例えば、送信源を選択する基準又は情報がある場合と、選択する基準又は情報が無い場合とに分けて所望の送信源からの無線信号に由来する独立信号を抽出する。これは、複数のクラスタ化されたグループから所望の送信源をブラインドで選定することは、選択基準が存在しないため、原理的に極めて困難であるからである。各クラスタ化された情報は、同格として取扱わなければならないため、クラスタ化された情報を排除可能な唯一のルールは、そのクラスタ化された情報の信号成分に白色雑音が含まれている場合である。つまり、クラスタ化された情報の信号成分に白色雑音が含まれていない場合は、所望の送信源を単一に選択することは困難である。ここで、送信源を選択する基準又は情報とは、明らかに対象外である既知の放送波等に関する情報、及び、所望の送信源から送信される無線信号に関する情報等である。
信号選択部125が送信源を選択する基準又は情報を予め記録したデータベース等を有する場合、信号選択部125は、データベースを参照し、単一の送信源を特定し、特定した送信源からの無線信号に由来する独立信号を抽出信号として抽出する。
信号選択部125が送信源を選択する基準又は情報を予め記録したデータベース等を有していない場合、信号選択部125は、復号の限界点を下回る送信源を、排除する方法等をとる。このときの基準としては、平均SNR、電波伝搬の特徴量である遅延スプレッドσ、ドップラスプレッドf、又は、信号帯域幅Bw等がある。一般に、復号性能を評価する上で、正規化遅延スプレッドの近似値としてσ・Bw及び正規化ドップラスプレッドの近似値としてf/Bwが導入されるからである。例えば、遅延スプレッドσ、ドップラスプレッドf、及び、信号帯域幅Bwを、
Figure 0005642099
で表される評価関数Eで評価する場合、評価関数Eが最も小さいものを所望の送信源として選択する。ここで、α、α及びαは、評価関数Eが適切に評価できるように予め定められた係数である。これにより、信号選択部125が送信源を選択する基準又は情報を予め記録したデータベース等を有していない場合でも、信号選択部125は、単一の送信源を特定し、特定した送信源からの無線信号に由来する独立信号を抽出信号として抽出することが可能となる。なお、単一の送信源からの無線信号に由来する独立信号を選定する方法の他の例として、サポートベクターマシン、ニューラルネットワーク又はディシジョンツリー等の方法もある。
また、信号選択部125は、単一の送信源から送信された無線信号に由来する抽出信号がN本ある場合、到来方向推定部121から通知される第1の情報、変調方式解析部122から通知される第2の情報、時間領域解析部123から通知される第3の情報及び周波数領域解析部124から通知される第4の情報等を参照して、N本の抽出信号をダイバーシチ合成するのに必要なウェイトを取得可能であるか否かを判断する。なお、単一の送信源から送信された無線信号に由来する抽出信号がN本ある場合、受信装置は、一の送信源から、有意な遅延時間を有するマルチパスを受け得る環境、いわゆる周波数選択性フェージングの環境下におかれている。この場合、時空間信号処理部11は、マルチパスのレベル差又は到来方向に依存し、固有モードビーム、ICAビーム又は空間FFT等を用いて時空間信号処理を行う。
N本の抽出信号をダイバーシチ合成するのに必要なウェイトを取得可能である場合、信号選択部125は、取得したウェイトを第1のダイバーシチ合成部132へ出力する。
また、信号選択部125は、単一の送信源から送信された無線信号に由来する抽出信号が1本である場合、1本の抽出信号を第1の復号部133へ導出するように、第1の切替部131へ第1の切替信号を出力し、第1の復号部133で復号された復号信号を後段へ導出するように、第2の切替部136へ第2の切替信号を出力する。なお、単一の送信源から送信された無線信号に由来する抽出信号が1本である場合、受信装置は、一の送信源から、有意な遅延時間を有しないマルチパスを受け得る環境、いわゆるフラットフェージングの環境下におかれている。この場合、時空間信号処理部11は、最大比合成等を用いて時空間信号処理を行う。
また、信号選択部125は、単一の送信源から送信された無線信号に由来する抽出信号がN本あり、かつ、N本の抽出信号をダイバーシチ合成するのに必要なウェイトを取得可能である場合、第1のダイバーシチ合成部132からの合成信号を第1の復号部133へ導出するように、第1の切替部131へ第1の切替信号を出力し、第1の復号部133で復号された復号信号を後段へ導出するように、第2の切替部136へ第2の切替信号を出力する。
また、信号選択部125は、単一の送信源から送信された無線信号に由来する抽出信号がN本あり、かつ、N本の抽出信号をダイバーシチ合成するのに必要なウェイトを取得できない場合、第2のダイバーシチ合成部135からの合成信号を後段へ導出するように、第2の切替部136へ第2の切替信号を出力する。
復号処理部13は、第1及び第2の切替部131,136、第1及び第2のダイバーシチ合成部132,135及び第1及び第2の復号部133,134−1〜134−Nを備える。
第1のダイバーシチ合成部132は、プレダイバーシチ方式を採用する。第1のダイバーシチ合成部132は、信号選択部125から供給されるウェイトを用いて、信号選択部125から供給されるN本の抽出信号に対してダイバーシチ合成処理を施す。ここでのダイバーシチ合成処理は、時間領域又は周波数領域で行う手法が考えられる。時間領域及び周波数領域で行うダイバーシチ合成処理は、線形方式又は非線形方式等に分類される方式があり、極めて多様な方式が公知の技術として存在している。
具体的には、例えば、本実施形態では、時空間信号処理部11から出力される独立信号は、各出力間で無相関である。第1のダイバーシチ合成部132は、送信源選定部12から出力されるN本の抽出信号を小さい帯域に分割し、帯域毎の分割信号にウェイトを乗じる。このとき、第1のダイバーシチ合成部132は、周波数選択性フェージングの影響が大きい場合には、帯域分割数を大きくし、周波数選択性フェージングの影響が小さく、フラットフェージングに近い環境では帯域分割数を小さく設定して帯域毎の分割信号にウェイトを乗じる。第1のダイバーシチ合成部132は、ウェイトを乗じた分割信号を周波数領域で合成する。第1のダイバーシチ合成部132は、周波数領域で合成した信号を帯域合成し、第1の合成信号として第1の切替部131へ出力する。
第1の切替部131は、信号選択部125から、1本の抽出信号と、第1の切替信号とが供給される場合、供給された抽出信号を第1の復号部133へ出力するように接続を切り替える。また、第1の切替部131は、第1のダイバーシチ合成部132から第1の合成信号が供給され、信号選択部125から第1の切替信号とが供給される場合、供給された第1の合成信号を第1の復号部133へ出力するように接続を切り替える。
第1の復号部133は、第1の切替部131から供給される1本の抽出信号又は第1の合成信号に対して復号処理を施す。例えば、抽出信号又は合成信号がQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式により変調されている場合、第1の復号部133は、受信した抽出信号又は合成信号の符号を、QPSKのコンスタレーションにおいて最も近い値へ変換して後段へ出力する。第1の復号部133は、抽出信号を復号した第1の復号信号、又は、第1の合成信号を復号した第2の復号信号を第2の切替部136へ出力する。なお、第1の復号部133の復号方式は上記の方式に限定されるわけではなく、様々な方式をとることが可能である。例えば、上記のような硬判定による復号方式の他に、軟判定による復号方式を用いても構わない。
第2の復号部134−1〜134−Nは、信号選択部125から供給されるN本の抽出信号に対してそれぞれ復号処理を施す。第2の復号部134−1〜134−Nは、N本の抽出信号をそれぞれ復号した第3の復号信号を第2のダイバーシチ合成部135へ出力する。なお、第2の復号部134−1〜134−Nの復号方式も、第1の復号部133の復号方式と同様に様々な方式をとることが可能である。
第2のダイバーシチ合成部135は、第2の復号部134−1〜134−Nから供給されるN本の第3の復号信号に対して、ポストダイバーシチ方式を採用したダイバーシチ合成処理を施し、第2の合成信号を作成する。ポストダイバーシチ方式では、ビット系列で供給されるN本の第3の復号信号がビットレベルでダイバーシチ合成される。ビットレベルのダイバーシチ合成方法は、公知の技術として多様な方式が提案されている。
第2のダイバーシチ合成部135でのポストダイバーシチ合成は、N本の抽出信号が存在しているが、有意なマルチパスのパス分解ができない状況を前提としている。以下に、第2のダイバーシチ合成部135でのポストダイバーシチ合成の一例について説明する。
例えば、第2のダイバーシチ合成部135は、N本の第3の復号信号のビットのうち、対応する信号レベルが最大となる1本の第3の復号信号のビットを選択する。つまり、第2のダイバーシチ合成部135は、選択ダイバーシチ方式を用いる。なお、ここでは、N本の第3の復号信号の各ビット系列に、第3の復号信号がそれぞれ由来する受信信号の信号レベルが対応付けられているとする。
また、第2のダイバーシチ合成部135は、N本の第3の復号信号のビットから、排他的論理により1本の第3の復号信号のビットを選択する。つまり、第2のダイバーシチ合成部135は、多数決判定方式を用いる。多数決判定は、重みを1又は0としたダイバーシチ合成の一種である。
なお、上記では、ポストダイバーシチ方式は、ビット系列で供給されるN本の第3の復号信号がビットレベルでダイバーシチ合成される例を示したが、これに限定される訳ではない。例えば、第2のダイバーシチ合成部135は、N本の第3の復号信号を尤度でダイバーシチ合成するようにしても構わない。このとき、第2の復号部134−1〜134−Nは、N本の抽出信号に基づき、抽出信号毎に尤度を算出する。第2のダイバーシチ合成部135は、N本の第3の復号信号の尤度に基づいて合成尤度を作成し、作成した合成尤度に対して軟判定復号処理を施すことで、第2の合成信号を作成する。
第2の切替部136は、第1の復号部133から第1又は第2の復号信号と、信号選択部125から第2の切替信号とが供給される場合、供給された第1又は第2の復号信号を後段へ出力するように接続を切り替える。また、第2の切替部136は、第2のダイバーシチ合成部135から第2の合成信号と、信号選択部125から第2の切替信号とが供給される場合、供給された第2の合成信号を後段へ出力するように接続を切り替える。
次に、以上のように構成された受信装置の信号処理部10が無線信号を復号する際の処理プロセスを説明する。
図5は、本実施形態に係る信号処理部10がK本のデジタル信号を復号する際のフローチャートを示す図である。
まず、時空間信号処理部11は、アンテナ部20−1〜20−Kから供給されるK本のデジタル信号に対し、電波伝搬の状況に応じた時空間信号処理を施すことで、デジタル信号から、M本の独立信号を時空間的に分離・抽出する(ステップS51)。
到来方向推定部121、変調方式解析部122、時間領域解析部123及び周波数領域解析部124は、M本の独立信号を参照し、電波伝搬環境を解析する(ステップS52)。
信号選択部125は、到来方向推定部121から通知される第1の情報、変調方式解析部122から通知される第2の情報、時間領域解析部123から通知される第3の情報及び周波数領域解析部124から通知される第4の情報に基づいて、M本の独立信号から、所望の送信源から送信された無線信号に由来する抽出信号を抽出する(ステップS53)。信号選択部125は、抽出信号が1本であるか否かを判断する(ステップS54)。抽出信号が1本である場合(ステップS54のYes)、信号選択部125は、1本の抽出信号を第1の復号部133で復号し、第1の復号信号を後段へ出力するように、第1及び第2の切替信号を作成する(ステップS55)。
第1の切替部131は、第1の切替信号を受けると、送信源選定部12から供給される抽出信号を第1の復号部133へ導出する。第2の切替部132は、第2の切替信号を受けると、第1の復号部133で復号された第1の復号信号を後段へ出力する(ステップS56)。
ステップS54において、抽出した抽出信号がN本ある場合(ステップS54のNo)、信号選択部125は、N本の抽出信号をダイバーシチ合成するのに必要なウェイトを、第1乃至第4の情報等を参照して取得可能であるか否かを判断する(ステップS57)。ウェイトを取得可能である場合(ステップS57のYes)、信号選択部125は、取得したウェイトを第1のダイバーシチ合成部132に参照させると共に、N本の抽出信号が第1のダイバーシチ合成部132でプレダイバーシチ合成された第1の合成信号を第1の復号部133で復号し、第2の復号信号を後段へ出力するように、第1及び第2の切替信号を作成する(ステップS58)。
第1の切替部131は、第1の切替信号を受けると、第1のダイバーシチ合成部132から供給される第1の合成信号を第1の復号部133へ導出する。第2の切替部132は、第2の切替信号を受けると、第1の復号部133で復号された第2の復号信号を後段へ出力する(ステップS59)。
ステップS57において、ウェイトを取得することができない場合(ステップS57のNo)、信号選択部125は、N本の第3の復号信号が第2のダイバーシチ合成部135でポストダイバーシチ合成された第2の合成信号を後段へ出力するように、第2の切替信号を作成する(ステップS510)。
第2の切替部132は、第2の切替信号を受けると、第2のダイバーシチ合成部でポストダイバーシチ合成された第2の合成信号を後段へ出力する(ステップS511)。
以上のように、本実施形態では、送信源選定部12は、時空間信号処理部11からのM本の独立信号から、第1乃至第4の情報に基づき、所望の送信源から送信された無線信号に由来する1本又はN本の抽出信号を抽出する。復号処理部13は、信号選択部125で1本の抽出信号が抽出された場合、この抽出信号を第1の切替部131を介して第1の復号部133で復号し、第2の切替部136を介して後段へ出力する。また、復号処理部13は、信号選択部125でN本の抽出信号が抽出され、かつ、第1乃至第4の情報等に基づいてウェイトが取得された場合、N本の抽出信号を第1のダイバーシチ合成部132で合成して第1の合成信号とする。復号処理部13は、第1の合成信号を第1の切替部131を介して第1の復号部133で復号し、第2の切替部136を介して後段へ出力する。また、復号処理部13は、信号選択部125でN本の抽出信号が抽出され、かつ、第1乃至第4の情報等に基づいてウェイトを取得できない場合、第2の復号部134−1〜134−Nで各抽出信号を復号し、第3の復号信号とする。そして、復号処理部13は、複数の第3の復号信号を第2のダイバーシチ合成部135で合成し、第2の切替部136を介して後段へ出力する。
このように、本実施形態では、送信源選定部12は、第1乃至第4の情報に基づいて電波伝搬環境を識別し、抽出信号を抽出する。送信源選定部12は、受信装置が置かれた環境に最適なダイバーシチ合成経路及び復号経路を選択する。そして、復号処理部13は、選択されたダイバーシチ合成経路及び復号経路により、送信源選定部12から供給される抽出信号を復号するようにしている。これにより、送信源選定部12及び復号処理部13を備える信号復号装置は、復号するために必要な必要情報を取得可能な無線信号の復号処理に加え、ブラインド信号処理を実施することが可能となる。
また、時空間信号処理部11での時空間信号処理では、受信信号に含まれる各種歪みを完全に解消することができず、独立信号には伝搬路歪みが残留することになる。一般的にFEC(Forward Error Correction)による歪み軽減手法もあるが、SNRが低い環境又は残留歪みが大きい環境においては、FECにも限界が生じる。本実施形態に係る信号復号装置によれば、電波伝搬環境に応じて最適なダイバーシチ合成経路及び復号経路を選択することが可能であるため、受信信号の置かれた環境に関わらず、独立信号に残留する伝搬路歪みを解消することが可能となる。
したがって、本実施形態に係る信号復号装置によれば、必要情報を取得可能な無線信号と、必要情報を取得不可能な無線信号とが受信される環境下において、いずれの無線信号も復号することができる。
なお、特許文献1に係る発明は、適応等化を従属接続することで等化性能を向上するようにしている。しかしながら、特許文献1に係る発明は、何らかのパイロット信号又はトレーニング信号が必要となるため、ブラインド信号処理には適合していない。
また、特許文献2に係る発明は、アレイアンテナを備え、空間信号処理は、2ブランチ間で、互いに無相関となるように不要波を抽出可能であり、かつ、互いに異なる遅延時間となる信号を抽出可能であるウェイトを生成するようにしている。これにより、軟判定復号器の出力が互いに異なることになり、符号化利得を得ることになる。しかしながら、特許文献2に係る発明では、1つ目のブランチとして、不要波1と遅延時間1の信号成分とを空間フィルタで分離し、2つ目のブランチとして、不要波2と遅延時間2の信号成分とを空間フィルタで分離する構成となっている。各ブランチに不要波成分が含まれているために、SINR(Signal-to-Interference and Noise power Ratio)が劣化し、ビット誤り率が劣化する。
また、特許文献3に係る発明は、各アンテナ出力にTDL(Tapped Delay Line)及び各アンテナ出力のTDL出力を空間合成している構成することで、周波数選択性フェージング抑圧と干渉波抑圧とを同時に実現するようにしている。しかしながら、特許文献3に係る発明は、何らかのパイロット信号又はトレーニング信号が必要となるため、ブラインド信号処理には適合していない。
このように、従来技術では、パイロット信号の必要性、及び、SINRの劣化があるため、適用範囲の制限及び性能面の制限がある。これに対し、本実施形態に係る信号復号装置では、電波伝搬環境に応じて、ダイバーシチ合成経路及び復号経路を選択するようにしているため、このような制限はない。
なお、本実施形態では、信号処理部10がCPUにアプリケーション・プログラムを実行させることで、種々の機能を実現させる場合を例に説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、それぞれの機能が、各機能を有するハードウェア構成により実現される場合であっても同様に実施可能である。
また、本実施形態に係る信号復号装置は、親局から送信される無線信号に送信ダイバーシチ合成処理が施されている場合であっても、適用可能である。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…信号処理部、11…時空間信号処理部、12…送信源選定部、121…到来方位推定部、122…変調方式解析部、123…時間領域解析部、124…周波数領域解析部、125…信号選択部、13…信号処理部、131…第1の切替部、132…第1のダイバーシチ合成部、133…第1の復号部、134−1〜134−N…第2の復号部、135…第2のダイバーシチ合成部、136…第2の切替部、20−1〜20−K…アンテナ部

Claims (10)

  1. 複数の受信信号が時空間的に分離及び/又は抽出されたM(Mは1以上の自然数)本の独立信号が供給される信号復号装置において、
    前記M本の独立信号を参照して電波伝搬環境を解析する解析部と、
    前記解析結果に基づき、前記M本の独立信号から、同一の送信源からの無線信号に由来する抽出信号を抽出し、前記解析結果に基づいて前記抽出信号を復号するために必要な必要情報を取得可能か否かを判定する信号選択部と、
    前記信号選択部により、1本の抽出信号が抽出される場合、前記1本の抽出信号に対して復号処理を施し、第1の復号信号を出力する第1の復号部と、
    前記信号選択部により、N(1<N≦M)本の抽出信号が抽出され、かつ、前記必要情報が取得される場合、前記N本の抽出信号を前記必要情報を用いてプレダイバーシチ合成し、第1の合成信号を作成する第1のダイバーシチ合成部と、
    前記第1の合成信号に対して復号処理を施し、第2の復号信号を出力する第2の復号部と、
    前記信号選択部により、N本の抽出信号が抽出され、かつ、前記必要情報が取得されない場合、前記N本の抽出信号に対して復号処理を施し、第3の復号信号を作成する第3の復号部と、
    前記N本の第3の復号信号をポストダイバーシチ合成し、第2の合成信号を出力する第2のダイバーシチ合成部と
    を具備することを特徴とする信号復号装置。
  2. 前記信号選択部は、送信源を選択するための情報を予め記録し、前記情報を参照して所望の送信源を選択し、前記M本の独立信号から、前記所望の送信源からの無線信号に由来する抽出信号を抽出することを特徴とする請求項1記載の信号復号装置。
  3. 前記信号選択部は、復号の限界点を下回る送信源を排除することで所望の送信源を選択し、前記M本の独立信号から、前記所望の送信源からの無線信号に由来する抽出信号を抽出することを特徴とする請求項1記載の信号復号装置。
  4. 前記第3の復号部は、前記N本の第3の復号信号をビット系列で前記第2のダイバーシチ合成部へ出力し、
    前記第2のダイバーシチ合成部は、前記第3の復号信号をビットレベルでダイバーシチ合成することを特徴とする請求項1記載の信号復号装置。
  5. 前記第3の復号部は、前記N本の第3の復号信号に基づいて尤度を算出し、
    前記第2のダイバーシチ合成部は、前記第3の復号信号の尤度をダイバーシチ合成することを特徴とする請求項1記載の信号復号装置。
  6. 複数の受信信号が時空間的に分離及び/又は抽出されたM(Mは1以上の自然数)本の独立信号が供給される信号復号装置で用いられる信号復号プログラムにおいて、
    前記M本の独立信号を参照して電波伝搬環境を解析する処理と、
    前記解析結果に基づき、前記M本の独立信号から、同一の送信源からの無線信号に由来する抽出信号を抽出する処理と、
    前記解析結果に基づいて前記抽出信号を復号するために必要な必要情報を取得可能か否かを判定する処理と、
    前記抽出信号を1本抽出した場合、前記1本の抽出信号を復号し、第1の復号信号を出力する処理と、
    前記抽出信号をN(1<N≦M)本抽出し、かつ、前記必要情報を取得した場合、前記N本の抽出信号を前記必要情報を用いてプレダイバーシチ合成し、第1の合成信号を作成する処理と、
    前記第1の合成信号を復号し、第2の復号信号を出力する処理と、
    前記抽出信号をN本抽出し、かつ、前記必要情報が取得できない場合、前記N本の抽出信号を復号し、第3の復号信号を作成する処理と、
    前記N本の第3の復号信号をポストダイバーシチ合成し、第2の合成信号を出力する処理と
    を前記信号復号装置に搭載されるコンピュータに実行させることを特徴とする信号復号プログラム。
  7. 前記M本の独立信号から前記抽出信号を抽出する処理は、予め記録されている、送信源を選択するための情報を参照して所望の送信源を選択し、前記M本の独立信号から、前記所望の送信源からの無線信号に由来する抽出信号を抽出することを特徴とする請求項6記載の信号復号プログラム。
  8. 前記M本の独立信号から前記抽出信号を抽出する処理は、復号の限界点を下回る送信源を排除することで所望の送信源を選択し、前記M本の独立信号から、前記所望の送信源からの無線信号に由来する抽出信号を抽出することを特徴とする請求項6記載の信号復号プログラム。
  9. 前記第3の復号信号を作成する処理は、ビット系列で前記N本の第3の復号信号を作成し、
    前記ポストダイバーシチ合成する処理は、前記第3の復号信号をビットレベルでダイバーシチ合成することを特徴とする請求項6記載の信号復号プログラム。
  10. 前記第3の復号信号を作成する処理は、前記N本の第3の復号信号に基づいて尤度を算出し、
    前記ポストダイバーシチ合成する処理は、前記第3の復号信号の尤度をダイバーシチ合成することを特徴とする請求項6記載の信号復号プログラム。
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