JP5641346B2 - シールドシェルの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シールドシェルの取付構造に関する。
従来より、高周波ノイズを遮断するシールドシェルを備えたコネクタ装置として、例えば下記特許文献1に記載のコネクタ装置が知られている。このコネクタ装置は、内部にモータを収容したケースに取り付けられるコネクタを、金属製のシールドシェルで覆ってなるものである。シールドシェルは、互いに接続される第1シールドシェルと第2シールドシェルとから構成され、両シールドシェルは、いずれも金属製の平板材を母材とする金属板からなる。
第1シールドシェルは、機器のケースにシールド接続されるとともにコネクタの後方部分(相手側コネクタとの嵌合方向の後方部分)を覆い、第2シールドシェルは、コネクタハウジングの前方部分を覆っている。そして、第2シールドシェルの後端部(第1シールドシェルと重なる部分)には、板ばね状をなす一対の接触片が設けられ、この一対の接触片が第1シールドシェルに接触することにより、第2シールドシェルが第1シールドシェルを介して機器のケースにシールド接続されている。
特開2006−196198号公報
しかしながら、上記のような構成では、第1シールドシェルと第2シールドシェルとが2点で接触するのみであるため、第2シールドシェルのシールド性能が不足する場合がある。この対策としては、例えば機器のケースに導通接続されるアルミダイキャスト製の金属プレートを別途用意し、この金属プレートを介して両シールドシェルを機器のケースにシールド接続する方法が考えられる。具体的には、金属プレートにボルトを締結可能な複数のボルト締結部を設け、これらのボルト締結部に第2シールドシェルをボルト締結することで第2シールドシェルを金属プレートを介して機器のケースにシールド接続する。このようにすれば、第2シールドシェルにおいても十分なシールド性能を発揮させることができる。ところが、アルミダイキャストによって金属プレートを製造する方法は、金属製の平板材をプレス加工することによって金属板を製造するよりも製造コストが高くなる。また、接点数を増やすと、その分だけボルトの締結作業が増えるため、やはり製造コストが高くなる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、金属板を用いることで製造コストを抑えつつ、ボルトの締結作業を増やすことなく、シールド性能を向上させることを目的とする。
本発明は、機器のケースに接続される機器用コネクタを構成するコネクタハウジングを覆うシールドシェルの取付構造であって、コネクタハウジングと一体に設けられ、機器のケースに取付ボルトで締結されることによってコネクタハウジングを機器のケースに取り付け固定する金属板と、第1取付部を有し、コネクタハウジングの一側を覆う第1シールドシェルと、第2取付部を有し、コネクタハウジングの他側を覆う第2シールドシェルとを備え、第1取付部と第2取付部は、金属板に沿う板状をなし、2枚重ね状態で金属板とともに取付ボルトによって機器のケースに共締めされるものとされ、第1シールドシェルは、コネクタハウジングを前方から覆う前壁を有し、第2シールドシェルは、コネクタハウジングを上方から覆う天井壁と、この天井壁に隣接してコネクタハウジングを側方から覆う一対の側壁とを有しており、第1シールドシェルと第2シールドシェルは、金属平板をプレス加工することによって所定の形状に打ち抜かれた後に、前壁と天井壁との境界部分を曲げ加工することにより一体に形成されたものであり、前壁は、側壁よりも側方に突出するように延設された延長壁を有し、第1取付部は、延長壁の一部を天井壁側に折り曲げることで後方に突出するように張り出している一方、第2取付部は、側壁の一部を天井壁側に折り曲げることで側方に突出するように張り出している構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、第1取付部と第2取付部を2枚重ねとし、金属板とともに機器のケースに取付ボルトで共締めすることにより、第1シールドシェルと第2シールドシェルを、金属板を介して機器のケースにシールド接続することができ、シールド性能を向上させることができる。すなわち、アルミダイキャスト製の金属プレートの代わりに金属板を用いた場合、雌ねじが形成されたボルト締結部を設けることができないところ、金属板を機器のケースにボルト締結するボルト締結部において両シールドシェルを共締めするようにしたから、従来と同じ締結作業を行うだけでよく、両シールドシェルを、金属板を介して機器のケースにシールド接続することができる。したがって、金属板を用いることで製造コストを抑えつつ、ボルトの締結作業を増やすことなく、シールド性能を向上させることができる。
また、第1シールドシェルと第2シールドシェルを一体として扱うことができるため、これらを組み付ける手間を省くことができ、さらに金属板に共締めしやすくできる。
また、第1取付部と第2取付部が互いに異なる方向に張り出しているため、第1取付部と第2取付部を交差させて2枚重ねしやすくなる。
第2取付部には、取付ボルトが挿通されるボルト孔が延長壁側に設けられており、第2取付部の側縁は、側壁の後端からボルト孔に向けて直線状に延出されている構成としてもよい。
このような構成によると、第2シールドシェルの後端と第2取付部のボルト孔とが直線的に接続され、第2シールドシェルの後端側の電流をボルト孔に逃がしやすくできるため、シールド性能を向上させることができる。
本発明によれば、金属板を用いることで製造コストを抑えつつ、ボルトの締結作業を増やすことなく、シールド性能を向上させることができる。
実施形態における端子台を斜め前方から見た斜視図 端子台の正面図 端子台の平面図 図2におけるA−A線断面図 図3におけるC−C線断面図 図2におけるB−B線断面図 シールドシェルを取り付けた端子台を斜め後方から見た斜視図 シールドシェルを取り付けた端子台の背面図 シールドシェルを取り付けた端子台の側面図 シールドシェルの背面図
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図10の図面を参照しながら説明する。本実施形態では、機器用コネクタの一例として、モータ(本発明の「機器」の一例)を内部に収容した金属製のモータケース(図示せず)に取り付けられる端子台を例示している。この端子台は、図1に示すように、モータケースに取り付け固定される金属板30と、この金属板30に一体に成形されたコネクタハウジング50と、金属板30をその板厚方向に貫通した状態でコネクタハウジング50に保持された三本の導電板(本発明の「端子金具」の一例)10とを備えている。なお、以下の説明において、上下方向とは図2における上下方向を基準とし、左右方向とは図2における左右方向を基準とし、前後方向とは図6における左右方向を基準とし、図示左側を前側として説明する。
各導電板10は導電性の良い金属板をプレス加工して所定の形状に打ち抜いた後、図6に示すように、所定の曲げ加工を施すことにより形成されている。導電板10は、この導電板10の主体部分を構成する端子主体部11と、端子主体部11の上端から前方に向かって延出された電線側締結部12と、端子主体部11の下端部に設けられた機器側締結部13とを備えて構成されている。端子主体部11は、電線側締結部12に比べて長めに形成されている。
導電板10の機器側締結部13は、モータケースの内部に設けられた複数の機器側バスバー(図示せず)にボルト締結されることで電気的に接続される。一方、インバータなどの電力を供給する電源供給装置には、モータケースに向けて複数の電線が配設されており、これらの電線の端末部には、電線側コネクタ(図示せず)が設けられている。この電線側コネクタの内部には、電線の端末に接続された電線側端子(図示せず)が設けられており、この電線側端子が導電板10の電線側締結部12にボルト締結されることで電気的に接続される。
三本の導電板10は、図2に示すように、左右方向に並んで配置されている。また、端子主体部11は、図2の破線で示すように、その途中位置において左右方向に僅かにクランク状に屈曲した形態をなしている。電線側締結部12および機器側締結部13には、締結ボルト(図示せず)が挿通可能なボルト挿通孔14がそれぞれ形成されている。
三本の導電板10のうち中央に配された導電板10の端子主体部11は、図6に示すように、上下方向に延びるほぼフラットな形状とされている。三本の導電板10のうち左右両側に位置する両導電板10の両端子主体部11はそれぞれ、図示はしないものの、端子主体部11の上下方向略中央部から電線側締結部12と対向するように前方に向かって屈曲された対向部15を有し、この対向部15の前端が電線側締結部12の前端とほぼ同じ位置で下方に向かって屈曲した形状とされている。
金属板30は、図4に示すように、金属製の平板材を母材としてその板材の板厚方向に貫通して形成された開口部31を有している。コネクタハウジング50は、図6に示すように、金属板30の上側に配された電線側嵌合部51と、金属板30の高さ位置に配されて側方(金属板30の平面方向)に張り出す板状のフランジ52と、金属板30の下側に配された機器側嵌合部53とを備えて構成されている。さらに、コネクタハウジング50は、図3に示すように、開口部31を上下方向に貫通する配置で金属板30と一体に成形された小コネクタ部59を有している。
電線側嵌合部51は、図1に示すように、左右方向に横長な箱形状をなし、前方に開口する前端開口51Aと上方に開口する上端開口51Bとを有している。電線側コネクタは、電線側嵌合部51の前端開口51Aを通って電線側嵌合部51に嵌合可能となっている。
電線側嵌合部51の内部には、図3に示すように、3つのナット収容部55が左右方向に並んで形成されている。これら3つのナット収容部55は、それぞれ前方および上方に開口する形態とされている。さらに、3つのナット収容部55は、前端開口51Aを通して一括して前方に臨んで配置され、かつ、上端開口51Bを通して一括して上方に臨んで配置されている。ナット収容部55には、ナットNの軸線が上下方向となるように、前端開口51Aを通して前方から圧入されたナットNが収容されている。
導電板10の電線側締結部12は、図3および図4に示すように、ナット収容部55の上端開口を塞ぐように配置されている。また、各導電板10は、図7に示すように、開口部31を上下方向に貫通する形態で配置され、電線側締結部12が電線側嵌合部51内においてボルト挿通孔14の周辺部を前方および後方に臨ませた状態で配置されている一方、機器側締結部13が機器側嵌合部53の下端部にてボルト挿通孔14の周辺部を後方に臨ませた状態でコネクタハウジング50に保持されている。各電線側締結部12は、電線側嵌合部51の上端開口51Bを通して外部に臨んでいる。すなわち、電線側嵌合部51の上端開口51Bは、ボルト締結作業を行うために工具などを挿入するサービスホールであって、電線側締結部12に電線側端子を重ね合わせ、上端開口51Bから内部に工具を挿入してナットNに対して締結ボルトを螺合することで、導電板10と電線側端子とが電気的に接続されるようになっている。なお、電線側嵌合部51の上端開口51Bには、ボルト締結後にサービスカバー(図示せず)が装着されるようになっており、これにより上端開口51Bが塞がれるようになっている。
ナット収容部55の下方には、ナットNに締結ボルトを締結した際に、ナットNを貫通した締結ボルトの先端部分を逃がす逃がし凹部56が連設されている。逃がし凹部56は、ナット収容部55よりも左右方向に幅狭に形成されており、スライド金型によってナット収容部55と一体に成形される。
フランジ52は、金属板30の外周縁部を露出させた状態で開口部31の開口縁部を全周に亘って覆う形態とされている。フランジ52が金属板30をその板厚方向と板面方向から挟むことにより、コネクタハウジング50が金属板30に固定されている。詳細には図3を見ればわかるように、電線側嵌合部51側の電線側フランジ52Aは、左右方向及び後方に広がる形状をなし、図5や図6を見ればわかるように、機器側嵌合部53側の機器側フランジ52Bは、金属板30における機器側嵌合部53側の面をほぼ覆うように形成されている。
開口部31は、図4に示すように、略台形形状をなしている。また、開口部31内には、左右両側の導電板10の対向部15が配されるとともに中央の導電板10の端子主体部11が配された状態となっている。一方、電線側嵌合部51の下端部から機器側嵌合部53の上端部付近は、図6に示すように、樹脂層が厚肉に形成された厚肉部57とされている。すなわち、この厚肉部57の内部において、複雑な形状をなす三本の導電板10が金属板30の開口部31を貫通して配された状態となっている。
機器側嵌合部53は、端子台がモータケースに固定された際に、モータケースの内部に収容されるようになっている。また、機器側嵌合部53には、図1に示すように、3つのナット収容部58が形成されている。これらのナット収容部58は、中央に位置するナット収容部58が他のナット収容部58よりも後方に引っ込んだ配置で設けられている。機器側嵌合部53のナット収容部58では、電線側嵌合部51のナット収容部55と同様に、ナットNに対して締結ボルトを螺合することで、導電板10と機器側バスバーとが電気的に接続されるようになっている。こうして、電線側端子と機器側バスバーが導電板10を中継端子として電気的に接続される。
フランジ52の機器側フランジ52Bには、図6に示すように、パッキン80が装着されるパッキン装着溝54が周設されている。パッキン80はゴム製であって、パッキン装着溝54とのシール面に2条の環状リップ81が設けられた構成とされている。パッキン80において両環状リップ81とは反対側の面は、モータケースに対して面シールされる面シール部82とされている。このように、機器側フランジ52Bに対するシール構造を両環状リップ81によって構成したため、両環状リップ81を押圧してシールするために必要とされる押圧力が少なくて済む。したがって、金属板30の板厚を厚くするなどして強度を確保する必要はなく、アルミダイキャスト製の金属プレートを用いる場合よりも少ない押圧力で、十分なシール性能を得ることができる。
さて、金属板30の外周縁部には、図4に示すように、複数の取付孔32が設けられており、この取付孔32に固定ボルト(図示せず)を挿通させて、モータケースに締め付けることで、端子台をモータケースに取り付け固定することができるようになっている。これらの取付孔32のうち金属板30の前縁部に配置された一対の取付孔32は、次述するシールドシェル70をモータケースにシールド接続するために用いられる取付ボルト(図示せず)を挿通させる孔として兼用されている。
シールドシェル70は金属製であって、図7ないし図9に示すように、電線側嵌合部51をほぼ覆っており、電線側嵌合部51の後面のみが後方に露出されている。このシールドシェル70は、導電性の良い金属板をプレス加工して所定の形状に打ち抜いた後、所定の曲げ加工を施すことにより形成されている。詳細には、シールドシェル70は、電線側嵌合部51の前面を覆う第1シールドシェル70Aと、電線側嵌合部51の上面および左右両側面を覆う第2シールドシェル70Bとから構成されている。なお、シールドシェル70は、コネクタハウジング50の前方から後方へスライドさせるようにして取り付けられるため、電線側嵌合部51の後面を覆う位置は、電線側嵌合部51を挿通可能な取付開口として後方に開口されている。
第1シールドシェル70Aは、図10に示すように、電線側嵌合部51を前方から覆う前壁73を有し、この前壁73は、左右方向に延設された延長壁73Aを有している。前壁73には、横長の円筒状をなすかしめ筒部71が前方に突出して設けられている。かしめ筒部71は、図9に示すように、電線側コネクタのシールド導電路を一括して覆う編組線Hが圧着接続される圧着面を備えている。編組線Hをかしめ筒部71の圧着面とかしめリング90との間でかしめることにより、編組線Hがかしめ筒部71にシールド接続されるようになっている。
第2シールドシェル70Bは、電線側嵌合部51を上方から覆う天井壁74と、この天井壁74に隣接して電線側嵌合部51を側方(左右両側)から覆う一対の側壁75とを有し、側壁75の下縁には、側方に突出するように張り出す固定片(本発明の「第2取付部」の一例)72が設けられている。この固定片72の前端部には、取付ボルトを挿通させるボルト孔72Aが板厚方向に貫通して設けられている。
前壁73の延長壁73Aは、第2シールドシェル70Bの側壁75よりも側方に突出するように延設されている。延長壁73Aの下縁には、後方に突出するように張り出す重合片(本発明の「第1取付部」の一例)76が設けられている。重合片76には、取付ボルトを挿通させるボルト孔76Aが板厚方向に貫通して設けられている。また、重合片76は、その上面が固定片72の下面に面接触するように2枚重ね状態で重合して配置され、重合片76のボルト孔76Aと固定片72のボルト孔72Aとが同軸でかつ同径をなして上下方向に並んで配置されている。
第1シールドシェル70Aと第2シールドシェル70Bは、天井壁74の前縁で一体に連結されている。すなわち、第1シールドシェル70Aと第2シールドシェル70Bは一体に形成され、金属平板をプレス加工することによって所定の形状に打ち抜かれた後に、前壁73と天井壁74との境界部分(天井壁74の前縁)を曲げ縁として前壁73を側壁75側に折り曲げることで形成されている。さらに、重合片76は、延長壁73Aの下端部を天井壁74側に折り曲げることで形成され、固定片72は、側壁75の下端部を天井壁74側に折り曲げることで形成されている。
重合片76は、金属板30の上面に面接触するように金属板30の上面に沿う板状をなし、固定片72は、金属板30の上面からフランジ52の板厚分だけ上方に浮いた状態で金属板30の上面に沿う板状をなしている。固定片72のうちボルト孔72Aの周辺部は、他の部分よりも一段低く形成され、この一段低い部分の下面は、コネクタハウジング50の金属板30の上面に面接触するように配置されている。シールドシェル70によって電線側嵌合部51が覆われた状態では、固定片72のボルト孔72Aと重合片76のボルト孔76Aと金属板30の取付孔32とが同軸で配置され、これらの孔72A,76A,32に取付ボルトを挿通し、モータケースに共締めすると、第1シールドシェル70Aと第2シールドシェル70Bが金属板30を介してモータケースにシールド接続される。
固定片72の側縁は、側壁75の下縁における後端からボルト孔72Aに向けて直線状に延出され、平面視略二等辺三角形状をなしている。このため、第2シールドシェル70Bの後端部から固定片72のボルト孔72Aに向けて電流が最短距離で流れることになる。この結果、第2シールドシェル70Bの後端部で吸収された高周波ノイズに基づく電流は、固定片72の側縁部を通ってボルト孔72Aに逃げやすくなるため、特に第2シールドシェル70Bの後端部におけるシールド特性を向上させることができる。
前壁73で吸収された高周波ノイズに基づく電流は、延長壁73A、重合片76、および金属板30を介してモータケースに流れる。また、編組線Hで吸収された高周波ノイズに基づく電流も同様に、延長壁73A、重合片76、および金属板30を介してモータケースに流れる。一方、天井壁74で吸収された高周波ノイズに基づく電流は、側壁75、固定片72、重合片76、および金属板30を介してモータケースに流れる。また、側壁75で吸収された高周波ノイズに基づく電流も同様に、固定片72、重合片76、および金属板30を介してモータケースに流れる。
以上のように本実施形態では、第1シールドシェル70Aの重合片76と第2シールドシェル70Bの固定片72を2枚重ね状態で金属板30とともに取付ボルトによってモータケースに共締めしているから、ボルト締結作業を増やすことなく、第2シールドシェル70Bのシールド性能を格段に向上させることができる。また、金属板30を用いることにより材料コストを低減させているため、製造コストの低減が可能である。また、固定片72を重合片76と共締めするだけでよいから、シールドシェル70の組み付け作業が容易である。
また、第1シールドシェル70Aと第2シールドシェル70Bを一体に形成しているため、両シールドシェル70A,70Bを互いに組み付ける作業が不要である。また、重合片76を後方に突出させるとともに固定片72を側方に突出させるようにしているため、重合片76と固定片72を交差させて重合させやすい。また、固定片72の側縁を、側壁75の下縁後端からボルト孔72Aに向けて直線状に延出させているため、第2シールドシェル70Bの後端部からボルト孔72Aに電流を逃がしやすくなり、シールド性能を向上させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる
(3)上記実施形態では固定片72の側縁を側壁75の下縁後端からボルト孔72Aに向けて直線状に形成しているものの、本発明によると、固定片72の側縁を曲線状あるいは直角形状に形成してもよい。
(4)上記実施形態では固定片72と重合片76をそれぞれ一対設けているものの、本発明によると、固定片と重合片を1つずつ設けてもよいし、それぞれ3つ以上設けてもよい。
30…金属板
32…取付孔
50…コネクタハウジング
70…シールドシェル
70A…第1シールドシェル
70B…第2シールドシェル
72…固定片(第2取付部)
72A…ボルト孔
73…前壁
73A…延長壁
74…天井壁
75…側壁
76…重合片(第1取付部)

Claims (2)

  1. 機器のケースに接続される機器用コネクタを構成するコネクタハウジングを覆うシールドシェルの取付構造であって、
    前記コネクタハウジングと一体に設けられ、前記機器のケースに取付ボルトで締結されることによって前記コネクタハウジングを前記機器のケースに取り付け固定する金属板と、
    第1取付部を有し、前記コネクタハウジングの一側を覆う第1シールドシェルと、
    第2取付部を有し、前記コネクタハウジングの他側を覆う第2シールドシェルとを備え、
    前記第1取付部と前記第2取付部は、前記金属板に沿う板状をなし、2枚重ね状態で前記金属板とともに前記取付ボルトによって前記機器のケースに共締めされるものとされ、
    前記第1シールドシェルは、前記コネクタハウジングを前方から覆う前壁を有し、前記第2シールドシェルは、前記コネクタハウジングを上方から覆う天井壁と、この天井壁に隣接して前記コネクタハウジングを側方から覆う一対の側壁とを有しており、前記第1シールドシェルと前記第2シールドシェルは、金属平板をプレス加工することによって所定の形状に打ち抜かれた後に、前記前壁と前記天井壁との境界部分を曲げ加工することにより一体に形成されたものであり、
    前記前壁は、前記側壁よりも側方に突出するように延設された延長壁を有し、前記第1取付部は、前記延長壁の一部を前記天井壁側に折り曲げることで後方に突出するように張り出している一方、前記第2取付部は、前記側壁の一部を前記天井壁側に折り曲げることで側方に突出するように張り出していることを特徴とするシールドシェルの取付構造。
  2. 前記第2取付部には、前記取付ボルトが挿通されるボルト孔が前記延長壁側に設けられており、前記第2取付部の側縁は、前記側壁の後端から前記ボルト孔に向けて直線状に延出されていることを特徴とする請求項1に記載のシールドシェルの取付構造。
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