JP5639906B2 - 画像読み取り装置及び複合装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スキャナやファクシミリ装置等の画像読み取り装置と、この画像読み取り装置が画像形成装置の上部に装着された複写機やMFP(MultiFunction Printer/Product/Peripheral)等の複合装置とに関するものである。
従来の画像読み取り装置においては、読み取るための媒体を載置する媒体載置部材とこの媒体載置部材を固定する固定部材によって構成されていた。
特開2009−44521号公報
しかしながら、従来の画像読み取り装置では、媒体載置部材と固定部材との間に形成される間隙は、お互いの部材の寸法精度に依存するため、仮に製造誤差によって間隙が大きくなった場合、媒体が入り込んでしまうという課題があった。
本発明の画像読み取り装置は、読み取り媒体を載置する媒体載置部材と、前記媒体載置部材固定される固定部材と、前記媒体載置部材に対して前記固定部材を接着する接着部材と、前記読み取り媒体を読み取る読み取り機構部とを備えている。前記固定部材は、前記媒体載置部材に対向する第1の固定面を持った固定部材本体と、前記固定部材本体の先端部から延設され、前記先端部を支点として前記媒体載置部材側への弾性変形が可能な第2の固定面を持った弾性部と、前記弾性部の先端箇所に設けられ、前記媒体載置部材に対向する第3の固定面を持った突き当て部と、を有し、前記接着部材により前記第1の固定面及び前記第2の固定面を前記媒体載置部材に接着し、前記第2の固定面が前記接着部材により前記媒体載置部材側に変形させられることにより、前記突き当て部の前記第3の固定面が前記媒体載置部材に圧接されることを特徴とする。
本発明の複合装置は、前記画像読み取り装置と、前記読み取り機構部により読み取られた前記読み取り媒体の前記画像から記録用媒体に記録画像を形成する画像形成装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の画像読み取り装置及び複合装置によれば、次の(1)〜(4)のような効果がある。
(1) 固定部材本体の先端部には、弾性変形可能な弾性部が延設され、接着部材により、その弾性部の第2の固定面が引っ張られて変形し、突き当て部の第3の固定面が媒体載置部材に圧接(即ち、密着)される構成になっているので、仮に、媒体載置部材が湾曲しても、突き当て部の第3の固定面がその媒体載置部材に追従するため、その第3の固定面と媒体載置部材との間に隙間が発生しない。このため、読み取り媒体が媒体載置部材と固定部材との隙間に入り込むことがないので、読み取り媒体のずれを防止することができる。
(2) 固定部材本体の先端部に弾性部を延設したので、弾性部の厚さが大きくなることがない。このため、原稿枠よりも大きい読み取り媒体をセットする際の画像のぼやけを抑制できる。
(3) 固定部材本体の先端部に弾性部を延設したので、組み立て工数の抑制が可能となり、製造コストの削減が期待できる。
(4) 固定部材本体の先端部に弾性部を延設したので、固定部材本体と弾性部とを別部品で構成した場合に発生する弾性部の位置ずれが起こらない。このため、読み取り媒体のずれを防止することができる。
図1は本発明の実施例1における図4中の読み取り部及び原稿スケール部付近を示す図である。 図2は本発明の実施例1における複合装置の概略を示す外観図である。 図3は図2の複合装置の概略を示す構成図である。 図4は図2中のスキャナ部の概略を示す構成図である。 図5は図1(b)中のフレームを示す断面図である。 図6は図1(b)中の原稿スケール部付近を示す拡大図である。 図7は本発明の実施例2における図1(a)中の原稿スケール部付近を示す構成図である。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の複合装置の構成)
図2は、本発明の実施例1における複合装置1の概略を示す外観図である。
複合装置1は、画像を形成して記録用媒体Pに画像を印刷する画像形成装置(例えば、プリンタ部)10と、画像を読み取る画像読み取り装置(例えば、スキャナ部)40とから構成されており、スキャナ部40がプリンタ部10の上部に装着されている。プリンタ部10とスキャナ部40とは、図示しない機械的接続部材によって結合され、図示しない電送部材によって電気的な接続を得ている。
更に、複合装置1は、図示しないが、パソコン等の上位装置との通信を行う上位通信手段と、スキャナ部40で読み取った画像データを外部のファクシミリ装置に送信し又、外部から受信するファクシミリ電送手段と、スキャナ部40で読み取った画像データを外部の電子機器へ電送し、又は外部から電送される画像データを受信する外部電送手段とを有している。
複合装置1は、装置機能として以下の(a)〜(d)に挙げた機能を有するものである。
(a) スキャナ部40で、読み取った画像データをプリンタ部10へ電送し、プリンタ部10により記録用媒体Pに画像を形成する。
(b) 例えば、パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」という。)等の外部の電子機器からの電送信号を受けて、プリンタ部10により記録用媒体Pに画像を形成する。
(c) スキャナ部40で読み取った画像データをファクシミリ機能によって外部のファクシミリ装置に電送し、又は外部ファクシミリ装置から電送される画像データを受信する。
(d) スキャナ部40で読み取った画像データを例えば、パソコンやUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の外部の電子機器に電送する。
図3は、図2の複合装置1の概略を示す構成図である。
複合装置1におけるプリンタ部10は、画像を形成する手段として公知の発光ダイオード(以下「LED」という。)タンデムカラー方式である電子写真方式を用いて、記録用媒体Pに画像を形成する機構部20を内蔵している。機構部20の下部には、記録用媒体Pを収納し、機構部20へ供給する給紙カセット11を備えている。給紙ローラ12は、給紙カセット11から記録用媒体Pを、1枚ずつ繰出して機構部20へ供給するための機構であって、ワンウェイクラッチ機能を内蔵している。給紙ローラ12の下流側には、給紙ローラ12により記録用媒体Pが繰出され通過したことを検知するセンサ21が設けられている。
センサ21の下流側には、記録用媒体Pの斜行矯正手段を有するレジストローラ22及びレジストローラ22を記録用媒体Pが通過したことを検知するセンサ23が設けられている。搬送ローラ24は、記録用媒体Pを画像形成ユニット30へ搬送する機能を有し、ライトセンサ25は、画像形成ユニット30内部で画像の形成を開始するタイミングを検知するものである。
画像形成ユニット30は、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンダ(M)及びシアン(C)の複数の色に対応した複数の印字プロセスカートリッジ31(=31K,31Y,31M,31C)と、記録用媒体Pを搬送するための搬送ベルトユニット36とを有している。印字プロセスカートリッジ31は、静電潜像を形成して記録用媒体Pに転写する複数の感光ドラム32(=32K,32Y,32M,32C)と、現像剤としてのトナーを保持して感光ドラム32等に供給する複数のトナーカートリッジ33(=33K,33Y,33M,33C)と、複数の感光ドラム32を帯電させる複数のチャージローラ34(=34K,34Y,34M,34C)とを有している。
画像形成ユニット30を構成する複数の印字プロセスカートリッジ31(=31K、31Y、31M、31C)は、4色の現像剤像を形成するため、4セットが印刷用媒体Pの上流側から下流側への走行方向に沿って、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の順に配列されている。特にこれらを区別する必要のないときは、単に、印字プロセスカートリッジ31と記述する。感光ドラム32、トナーカートリッジ33、チャージローラ34、及び転写ローラ35についても同様とする。
画像形成ユニット30の下流側には、記録用媒体P上に印刷された画像を熱と圧力により定着させる定着ユニット26と、記録用媒体Pをプリンタ部10の外へ排出するための排出ユニット27とが設けられている。
感光ドラム32は、チャージローラ34により帯電させられ、図示しない印字ヘッドからのLED光を受けることにより静電潜像を形成し、トナーカートリッジ33からのトナーの供給によって静電潜像を現像するように構成されている。搬送ベルトユニット36は、記録用媒体Pを搬送する機能を有している。転写ローラ35は、感光ドラム32に現像された静電現像を記録用媒体Pに転写する機能を有している。定着ユニット26は、記録用媒体Pに転写された静電現像を熱と圧力とにより記録用媒体P上に定着する機能を有している。排出ユニット27は、現像剤像が定着された記録用媒体Pをプリンタ部10の外へ排出する機能を有している。
(実施例1のスキャナ部の構成)
図4は、図2中のスキャナ部40の概略を示す構成図である。
スキャナ部40は、読み取り部40bの上部にオートドキュメントフィーダ(以下「ADF」という。)40aが設けられた構成となっている。ADF40aには原稿トレイ41が設けられていて、読み取り対象の読み取り媒体(例えば、原稿)42をセットするようになっている。原稿トレイ41の基部近傍には、原稿42をADF40a内に繰出すためのピックアップローラ43が設けられている。更に、下流にはピックアップローラ43により繰出された原稿42を、1枚ずつ分離搬送するための分離ローラ44と、その分離ローラ44の対向位置に分離パッド45が設けられている。
ADF40aは、外装部材59を有しており、内部に原稿42の搬送路46が形成されている。この搬送路46には搬送ローラ47が設けられ、その対向位置には原稿42を加圧し、搬送力を与えるプレッシャローラ48が設けられている。
読み取り部40bの内部には、表面50c及び裏面50d有する板状のADF用読み取りガラス50が水平方向に配置されている。原稿押さえ部材49は、上部に取り付けられたスプリング51によりADF用読み取りガラス50方向に付勢されており、搬送路46内を搬送された原稿42を、ADF用読み取りガラス50に押圧している。
原稿すくい上げ部材55は、ADF用読み取りガラス50を通過した原稿42を排出ローラ52へと導くために、原稿42をすくい上げる機能を有している。排出ローラ52と、その対向位置に設けられたプレッシャローラ53とは、読み取りを完了した原稿42をADF40aの外部のスタッカ部56へ排出するものである。スタッカ部56の下部には、媒体載置部材としてのフラットベッド(以下、「FB」という。)用読み取りガラス57が設けられている。
読み取り機構部(例えば、読み取りセンサ)54は、ADF用読み取りガラス50の裏面50dに覆われている。読み取りセンサ54は、光学式反射型イメージセンサであり、ADF用読み取りガラス50上の原稿42に光を照射する発光素子と、原稿42からの反射光を感知して電気信号に変換する受光素子とにより構成されている。
FB読み取りの場合には、FB用読み取りガラス57に原稿42が載置される。読み取りセンサ54は、図示しない駆動機構により読み取り部40bの内部を矢印Zで示す水平方向に往復運動が可能なように設けられている。読み取りセンサ54は、この往復運動により、原稿42上の画像を読み取るように構成されている。
ADF読み取りの場合は、図4に示すように、読み取りセンサ54は、ADF用読み取りガラス50を挟んで原稿押さえ部材49の対向位置で停止している。
読み取り部40bの下部は、内部の部材を保護する支持部材58により覆われている。
(実施例1の読み取り部の構成)
図1(a)、(b)は、本発明の実施例1における図4中の読み取り部40b及び原稿スケール部72付近を示す図である。
図1(a)は、読み取り部40bを斜め上方から見た斜視図である。読み取り部40bの上面において、固定部材としてのフレーム70に開口部が設けられ、ADF用読み取りガラス50とFB用読み取りガラス57とが載置されている。
フレーム70には、外枠部としての固定部材本体71と、固定部材本体71から延設された弾性体としての原稿スケール部72とが形成されている。原稿スケール部72の上面には、原稿42のサイズ(例えば、A4、B4、A3等)を示す文字が表示されている。
図1(b)は、図1(a)におけるX−X断面図である。図5は、図1(b)中のフレーム70を示す断面図である。
固定部材本体71は、第1の固定面としての底面71aを有している。原稿スケール部72は、弾性部72bと、突き当て部としての原稿突き当て部73とを有している。原稿42をFB読み取るときには、原稿42をこの原稿突き当て面73bに突き当てることにより、原稿42の位置決めを行うように構成されている。
弾性部72bは、第2の固定面としての底面72aを有している。原稿突き当て部73は、媒体載置部材としてのFB用読取りガラス57に圧接する第3の固定面としての底面73aと、媒体を突き当てるための規制部としての原稿突き当て面73bとを有している。
固定部材本体71の底面71aと弾性部72bの底面72aとは、接着部材(例えば、両面接着テープ)74によって、FB用読み取りガラス57に接着されている。このため、原稿スケール部72は、FB用読み取りガラス57の上面方向に付勢され、原稿突き当て部73の底面73aがFB用読み取りガラス57の上面に密着するように構成されている。FB用読み取りガラス57とフレーム70とは、支持部材58により、それぞれ支持されている。
フレーム70の材質は、例えば、エンジニアリングプラスチックの一種であるPC−ABSである。固定部材本体71は、変形しやすいように薄く作られており、材料の厚さは2mm程度である。原稿スケール部72は、更に薄く作られており、弾性変形可能に構成されている。
両面接着テープ74は、ある程度の厚みと弾性を持ったものであり、例えば、厚みは0.4mm、素材はアクリルフォームである。
図5に示すように、固定部材本体71の底面71aと弾性部72bの底面72aとは、フレーム70をFB用読み取りガラス57上に載置したときの高さが異なっている。FB用読み取りガラス57を固定する両面接着テープ74は、底面71aと底面72aとにまたがって貼り付けられている。
FB用読み取りガラス57は、プラスチックで形成されたフレーム70よりも硬く、変形しにくいため、フレーム70内において、高さが異なる2つの面、即ち底面71a及び底面72aのうち、FB用読み取りガラス57の上面から遠いほうの底面72aが両面接着テープ74によってFB用読み取りガラス57の上面方向に引き寄せられることになる。
その結果、薄く作られ弾性変形可能な原稿スケール部72は、下方に湾曲するので、原稿スケール部72内の原稿突き当て部73の底面73aが、FB用読み取りガラス57の上面に対して密着することになる。
図6は図1(b)中の原稿スケール部72付近を示す拡大図である。
図6を用いて、原稿スケール部72付近の構成について、更に詳細に説明する。
実線で示される原稿スケール部72は、その底面72aと両面接着テープ74とがまだ接着されていない状態を示している。2点鎖線で示される原稿スケール部72は、その底面72aと両面接着テープ74とが接着された状態を示しており、図6中の両面接着テープ74の左上端部に破線で示した部分で両面接着テープ74が底面72aと接着していることを示している。
図6において、底面71aと底面72aとの距離を距離d1、底面72aと底面73aとの距離を距離d2、両面接着テープ74の厚さを厚さt1、底面73aとFB用読み取りガラス57との間にできる間隙をw1とすると、間隙w1は式1で表される。
w1=d1+t1−d2・・・(式1)
又、固定部材本体71と原稿スケール部72との境界を支点Pとしたとき、支点PからL1だけ離れた場所(即ち、原稿スケール部72の長さ)に形成された間隙W1を埋めるためには、支点PからL2だけ離れた場所(即ち、両面接着テープ74の端部と支点Pとの距離)両面接着テープ74によってw2だけ引っ張る必要がある。このとき、w1、w2、L1、及びL2の関係は、式2で表される。
L1:L2=w1:w2・・・(式2)
ここで、式2を計算すると、
w1×L2=w2×L1から
w2=(w1×L2)/L1・・・(式3)
となる。
ここで、原稿突き当て部73の底面73aがFB読み取りガラス57に突き当たるには、原稿スケール部72が支点Pを支点として、w2だけ弾性変形するための最低限の空間が必要である。即ち、d1≧w2である必要がある。したがって、式3から
d1≧w2=(w1×L2)/L1・・・(式4)
を満たす必要がある。
式1と式4から次の式5が求められ、これらのd1、d2、t1、L1及びL2を満たす関係にすることによって、FB用読み取りガラス57と原稿突き当て部73の間隙w1を埋めることができる。
d1≧(d1+t1−d2)×(L2/L1)・・・(式5)
(実施例1のスキャナ部の動作)
スキャナ部40の画像読み取り動作について図1及び図4を用いて説明する。
画像読み取り動作は、ADF40aによって搬送された原稿42を読み取りセンサ54が所定の位置に停止したまま読み取るADF用読み取り動作と、FB用読み取りガラス57に載置した原稿42を読み取りセンサ54が読み取り部40b内を副走査方向(図4のZ方向)に移動しながら読み取るFB用読み取り動作とがある。読み取りセンサ54は、図示しない駆動機構と制御部の制御により動作する。
スキャナ部40の画像読み取り動作のうち、FD読み取り動作について説明する。
利用者により原稿42が、FB用読み取りガラス57に載置され、フレーム70の原稿突き当て面73bに原稿42が付き当てられる。フレーム70の原稿スケール部72の上面には、原稿42のサイズを示す文字(例えば、A4、B4、A3等)が表示されている。利用者により、例えば、図示しない操作部のスタートボタンが押下されると、読み取りセンサ54が読み取り部40b内を副走査方向に移動しながら、FB用読み取りガラス57の下面側から原稿42に光を照射して、原稿42からの反射光を読み取る。この反射光は、光電変換されて図示しない記憶部に画像データとして記憶される。
このようにして読み取られた画像データは、図示しない電送部材によってプリンタ部10へ送られ、プリンタ部10によって画像が形成される。
(実施例1のプリンタ部の動作)
プリンタ部10の画像形成動作について、図3を用いて説明する。
スキャナ部40において、原稿42のデータが読み取られると、給紙カセット11にセットされた記録用媒体Pが、給紙ローラ12によって給紙カセット11から1枚ずつ繰り出され、レジストローラ22及び搬送ローラ24により画像形成ユニット30へ搬送される。画像形成ユニット30内でトナー像が転写ローラ35によって転写された記録用媒体Pは、定着ユニット26へ搬送され、記録用媒体P上のトナーが熱と圧力により定着される。その後、記録用媒体Pは、排出ユニット27内を通過してプリンタ部10の外へ排出され、画像の形成が終了する。
(実施例1の効果)
本実施例1のスキャナ部40及び複合装置1によれば、次の(1)〜(7)のような効果がある。
(1) FB読み取り時には、原稿突き当て面73bに対して原稿42を突き当てて、原稿42の位置決めを行うが、原稿突き当て部73の底面73aがFB用読み取りガラス57に密着しているので、原稿42がFB用読み取りガラス57とフレーム70との隙間に入り込むことがない。
(2) 原稿42が正しく位置決めされるので、読み取り画像の位置ずれや読み取り画像が斜めになることを防ぐことができる。
(3) 原稿42が隙間に入り込んでしまうことで原稿42が曲がる、折れる、破れる等の原稿42へのダメージを防ぐことができる。
(4) 原稿スケール部72は、固定部材本体71と一体で形成されているので、原稿スケール部72の厚さが大きくなることがない。このため、原稿枠よりも大きい原稿42をセットする際の画像のぼやけを抑制できる。
(5) 原稿スケール部72は、固定部材本体71と一体で形成されているので、組み立て工数の抑制が可能となり、製造コストの削減が期待できる。
(6) 原稿スケール部72は、固定部材本体71と一体で形成されているので、固定部材本体71と弾性部72bとを別部品で構成した場合に発生する弾性部72bの位置ずれが起こらない。このため、読み取り媒体のずれを防止することができる。
(7) 両面接着テープ74を用いて、FB用読み取りガラス57をフレーム70に固定することと、フレーム70とFB用読み取りガラス57との間隙を埋める作用を同時に持たせたため、FB用読み取りガラス57に外力が付加されてFB用読み取りガラス57が撓むことがあっても、その撓みに追従してフレーム70とFB用読み取りガラス57との間隙を埋めることができる。
(実施例2の構成)
本発明の実施例2におけるプリンタ部10及びスキャナ部40の構成は、実施例1と同様である。本実施例2と実施例1との相違点は、実施例2における読み取り部中の固定部材の構成が実施例1と異なっている点である。
図7(a)、(b)は、本発明の実施例2における図1(a)中の原稿スケール部72付近を示す構成図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2における固定部材であるフレーム70Aの構成は、実施例1におけるフレーム70とほぼ同様である。本実施例2のフレーム70Aと実施例1のフレーム70との相違点は、本実施例2においては、原稿突き当て部73Aの高さが、固定部材本体71の厚みよりも大きくなっている点である。更に、固定部材本体71の底面71aのみがFB用読み取りガラス57に対して、両面接着テープ74により接着されている点が実施例1と異なっている。
本実施例2では、フレーム70AをFB用読み取りガラス57に対して接着すると、原稿スケール部72が上方に湾曲して、原稿突き当て部73AをFB用読み取りガラス57方向に付勢する。このため、原稿突き当て部73Aの底面73Aaが、FB用読み取りガラス57に密着することになる。
更に、詳しく説明すると、図7(a)に示す通り、FB用読み取りガラス57に対して固定部材本体71は、両面接着テープ74で固定されている。フレーム70Aにおける原稿スケール部72は、固定部材本体71の厚さよりも薄い構造となっている。
図7(b)に示すように、原稿突き当て部73Aの高さは、固定部材本体71に両面接着テープ74を貼り付けた状態の厚さよりも大きくなっている。換言すれば、原稿突き当て部73Aの底面73Aaは、固定部材本体71に張り付けられた両面接着テープ74の底面よりもFB用読み取りガラス57の上面に近くなるように構成されている。
このように、原稿突き当て部73Aの底面73Aaが、固定部材本体71に両面接着テープ74を貼り付けた状態の両面接着テープ74の底面よりも、FB用読み取りガラス57の上面に近い構造となっている。このため、図7(a)に示すように、FB用読み取りガラス57をフレーム70Aに取り付けた際、原稿突き当て部73Aの底面73Aaは、必然的にFB用読み取りガラス57の上面に密着することになる。
その際に、原稿スケール部72の厚みは、固定部材本体71の厚みよりも薄く構成されているので、原稿スケール部72が上方に湾曲して、両面接着テープ74にかかる力を小さく維持しながら、原稿突き当て部73Aの底面73AaをFB用読み取りガラス57の上面に対して付勢することになる。その結果、原稿突き当て部73AとFB用読み取りガラス57とが密着することになる。
(実施例2の動作)
本実施例2におけるスキャナ部40及びプリンタ部10の動作は、実施例1と同様である。
(実施例2の効果)
本発明の実施例2のスキャナ部40及び複合装置1の効果は、実施例1とほぼ同様であるが、次のような点で異なっている。両面接着テープ74による接着箇所が、実施例1においては、原稿スケール部72の底面72aと、固定部材本体71の底面71aと、FB用読み取りガラス57の上面との3箇所である。これに対し、本実施例2では、固定部材本体71の底面71aと、FB用読み取りガラス57の上面との2箇所となるため、読み取り部40bの組み立てが実施例1よりも容易になるという効果がある。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。
(a) 画像読み取り装置として、スキャナ部40を用いて説明したが、スキャナだけではなく複写機、ファクシミリ装置、MFP等であっても適用可能である。
(b) プリンタ部10は、LEDタンデムカラー方式により記録用媒体Pに画像を形成して記録する場合で説明したが、プリンタ部10は、レーザ方式、インクジェット方式、ドットマトリクスインパクト方式等により画像を形成し記録するものであってもよい。
(c) 読み取りセンサ54として、発光素子と受光素子とを有する光学式イメージセンサで説明したが、相補型MOSトランジスタ(CMOS)イメージセンサや、電荷結合素子(CCD)イメージセンサを用いてもよい。
(d) 原稿スケール部72は、固定部材本体71と同一の素材により一体で成形されていることで説明したが、弾性変形可能な他の素材により構成してもよい。
1 複合装置
10 プリンタ部
40 スキャナ部
40a 自動原稿搬送装置(ADF)
40b 読み取り部
42 原稿
54 読み取りセンサ
57 FB用読み取りガラス
58 支持部材
70,70A フレーム
71 固定部材本体
71a 底面
72 原稿スケール部
72a 底面
72b 弾性部
73,73A 原稿突き当て部
73a,73Aa 底面
73b,73Ab 原稿突き当て面
74 両面接着テープ

Claims (6)

  1. 読み取り媒体を載置する媒体載置部材と、
    前記媒体載置部材固定される固定部材と、
    前記媒体載置部材に対して前記固定部材を接着する接着部材と、
    前記読み取り媒体を読み取る読み取り機構部と、
    を備える画像読み取り装置であって、
    前記固定部材は、
    前記媒体載置部材に対向する第1の固定面を持った固定部材本体と、
    前記固定部材本体の先端部から延設され、前記先端部を支点として前記媒体載置部材側への弾性変形が可能な第2の固定面を持った弾性部と、
    前記弾性部の先端箇所に設けられ、前記媒体載置部材に対向する第3の固定面を持った突き当て部と、を有し、
    前記接着部材により前記第1の固定面及び前記第2の固定面を前記媒体載置部材に接着し、前記第2の固定面が前記接着部材により前記媒体載置部材側に変形させられることにより、前記突き当て部の前記第3の固定面が前記媒体載置部材に圧接されることを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 前記固定部材本体は、板状をなし、
    前記突き当て部は、前記弾性部の前記先端箇所が前記媒体載置部材側へ折り曲げられて形成されていることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 前記弾性部及び前記突き当て部は、
    前記固定部材本体と一体で成形されていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読み取り装置。
  4. 前記接着部材は、一定の厚みと弾性を有する両面接着テープであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の画像読み取り装置。
  5. 前記固定部材本体は、前記画像読み取り装置本体に対して一体となるように配設された外枠部により構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の画像読み取り装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載の画像読み取り装置と、
    前記読み取り機構部により読み取られた前記読み取り媒体の画像から記録用媒体に記録画像を形成する画像形成装置と、
    を備えることを特徴とする複合装置。
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