JP5639529B2 - 通信システム、および、その通信システムに用いられるセッション制御サーバ - Google Patents

通信システム、および、その通信システムに用いられるセッション制御サーバ Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、および、その通信システムに用いられるセッション制御サーバの技術に関する。
ユーザ端末間で通話するとき、その通信料金の負担をどのようにするのかは、ユーザにとって大きな関心事である。通信料金の課金対象は、一部の特殊な電話番号(フリーダイヤルやナビダイヤルなど)への発信を除き、一般的には全て発側となる。
よって、例えば、子供が親に電話をかけるときに、親が子供に通信料金を負担させたくないときには、親から子供へ電話をかけ直すことで、通信料金を親が負担するようにする。しかし、電話をかけ直すことは、回線を一旦切断して再接続するので、時間がかかってしまい不便である。
そこで、特許文献1には、通信中に発側から着側へ通信料金の負担要求を送信することで、電話をかけ直すことなく、通信料金の負担を変更する旨が記載されている。これにより、電話をかけ直す時間のロスを削減することができる。
特開平11−8717号公報
インターネットの普及に伴い、IP(Internet Protocol)網上で、SIP(Session Initiation Protocol)型通信を実現する通信システムも実現されている。この通信システムでは、IP網などで接続された端末間にSIPのセッション(以下、単にセッションとする)を確立した後、そのセッションを介して通信を行う。
このとき、セッション内には通信を行うメディア種別(音声、映像、データなど)ごとのパス(メディアパス)を張る。つまり、1つのセッション内に、複数のメディアパスが確立されることもある(音声パスと映像パス、音声パスとデータパスなど)。そして、通信料金は、セッション内のメディアパスごとに行われた通信形態や通信時間から計算される。
ここで、特許文献1などの従来の課金管理システムでは、メディアパスごとの課金対象を指定する手段は、提供されていない。よって、従来のように、セッションごとに発側または着側に対して一律に課金することとしてしまうと、通信のメリットを享受する側に課金がなされないなどの不公平感が発生してしまう。例えば、データ転送サービスでは、そのデータを受信する側がメリットを享受する側になることが多い。
よって、さまざまな通信種別のメディアパスが通信サービスとして提供されていても、通信料金の負担を感じてしまうユーザからは、その通信サービスの利用を控えられてしまうことがあった。
そこで、本発明は、同じセッション内で複数の通信サービスを利用するとき、通信サービスごとにその課金対象を適切に指定させることを、主な目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、ネットワークを介して第1のユーザ端末と第2のユーザ端末との間でSIPのセッションを確立し、そのセッション内に通信種別ごとの通信路であるメディアパスを追加する通信システムに用いられるセッション制御サーバであって、前記ユーザ端末間で通信されるSIP信号のうち、新たに追加する前記メディアパスとその課金対象とを対応づけた前記セッション情報が記載されている第1のSIP信号を前記第1のユーザ端末から受信して、前記第2のユーザ端末に対して中継し、その後、前記第1のSIP信号への応答であり、前記第1のSIP信号が示す課金内容に承認する旨の第2のSIP信号を前記第2のユーザ端末から受信すると、前記第2のSIP信号を前記第1のユーザ端末に対して中継するとともに、前記第2のSIP信号の受信時刻と、前記第1のSIP信号内の新たに追加する前記メディアパスとその課金対象とを含むCDR(Call Detail Record)を作成して、そのCDRをもとに課金対象ごとの前記受信時刻からの通信料金を計算する課金サーバへCDRを送信することを特徴とする。
これにより、同じネットワークに収容されるユーザ端末間によって適切に指定されたメディアパスごとの課金対象を、通信料金の計算に反映することができる。
本発明は、ネットワークを介して第1のユーザ端末と第2のユーザ端末との間でSIPのセッションを確立し、そのセッション内に通信種別ごとの通信路であるメディアパスを追加する通信システムに用いられるセッション制御サーバであって、前記セッション制御サーバが、収容される前記ネットワークごとに配置されており、前記ユーザ端末間で通信されるSIP信号のうち、新たに追加する前記メディアパスとその課金対象とを対応づけた前記セッション情報が記載されている第1のSIP信号を前記第1のユーザ端末、または、自身が収容される前記ネットワークとは別の前記ネットワークの前記セッション制御サーバから受信して、前記第2のユーザ端末、または、自身が収容される前記ネットワークとは別の前記ネットワークの前記セッション制御サーバに対して中継し、その後、前記第1のSIP信号への応答であり、前記第1のSIP信号が示す課金内容に承認する旨の第2のSIP信号を前記第2のユーザ端末、または、自身が収容される前記ネットワークとは別の前記ネットワークの前記セッション制御サーバから受信すると、前記第2のSIP信号を前記第1のユーザ端末、または、自身が収容される前記ネットワークとは別の前記ネットワークの前記セッション制御サーバに対して中継するとともに、前記第2のSIP信号の受信時刻と、前記第1のSIP信号内の新たに追加する前記メディアパスとその課金対象とを含むCDRを作成して、自身が収容される前記ネットワークに接続されており、前記CDRをもとに課金対象ごとの前記受信時刻からの通信料金を計算する課金サーバへCDRを送信することを特徴とする。
これにより、複数のネットワークそれぞれに収容されるユーザ端末間によって適切に指定されたメディアパスごとの課金対象を、通信料金の計算に反映することができる。
本発明によれば、同じセッション内で複数の通信サービスを利用するとき、通信サービスごとにその課金対象を適切に指定させることができる。
本発明の一実施形態に関する1つの網に収容されるユーザ端末間での通信を行うための通信システムを示す構成図である。 本発明の一実施形態に関する図1の通信システムにおける処理(前半部)を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関する図1の通信システムにおける処理(後半部)を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関する複数の網にまたがったユーザ端末間での通信を行うための通信システムを示す構成図である。 本発明の一実施形態に関する図4の通信システムにおける処理(前半部)を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関する図4の通信システムにおける処理(後半部)を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1(a)は、1つの網に収容されるユーザ端末間での通信を行うための通信システムを示す構成図である。通信システムは、課金サーバ1と、セッション制御サーバ2と、ユーザ端末3(ユーザ端末3a、ユーザ端末3b)とがネットワーク9で接続されて構成される。
これらの通信システムを構成する各装置は、CPU(Central Processing Unit)とメモリとハードディスク(記憶手段)とネットワークインタフェースを有するコンピュータとして構成され、このコンピュータは、CPUが、メモリ上に読み込んだプログラムを実行することにより、各処理部を動作させる。
ネットワーク9は、SIP(Session Initiation Protocol)網であり、SIPのセッションを確立するための制御信号の通信をユーザ端末3間で行う制御プレーンと、確立されたセッション上でのユーザ端末3間のユーザデータの通信を行うデータプレーンとをそれぞれ構成する。
図1(b)は、セッションとメディアパスとの関係を示す。なお、セッションとメディアパスとの対応関係は、SIPメッセージ内のセッションID(Call-ID)と、そのSIPメッセージに含まれるSDP(Session Description Protocol)内のメディアパス情報(RFC4566にて規定される「m=行」)により、対応づけられる。
ユーザ端末3は、他の端末とセッションを確立して通信を開始するとともに、確立されたセッションにメディアパスを追加する。ここで、1つのセッションの中に、複数(例えば2つ)のメディアパスを対応づけることができる。
例えば、ユーザ端末3aは、ユーザ端末3bとの間に音声通話を行うための第1のメディアパスを含むSIPセッションを確立する。その後、ユーザ端末3aは、ユーザ端末3bとの間の通話において、データ転送が必要である旨の操作指示を受けると、既に確立されているSIPセッションに対して、第2のメディアパスであるデータパスを追加する。
図1(a)に戻り、ユーザ端末3aは、メディアパスの確立要求を送信する側の端末である。ユーザ端末3aは、メディアごとに発側あるいは着側から課金対象を選択する課金選択部31と、選択されたメディアごとの課金対象が記載されたメディアパスの確立あるいは変更・削除を行うSIP信号(INVITEやUPDATEなど)を送信するSIP送信部32とを有する。
ユーザ端末3bは、メディアパスの確立要求を受信する側の端末である。ユーザ端末3bは、課金対象の選択されたメディアパスの確立を行うSIP信号を受信した後、そのメディアの課金対象を承認する課金承認部34と、メディアパスの確立あるいは変更・削除を行うSIP信号に対する応答を返すSIP応答部33とを有する。
なお、図1(a)においては、ユーザ端末3a内にSIP応答部33と課金承認部34とを図示することを省略したが、ユーザ端末3aがメディアパスの確立要求を受信する側にもなりうるので、ユーザ端末3a内にSIP応答部33と課金承認部34とを有することとする。同様に、ユーザ端末3bも、課金選択部31とSIP送信部32とを有する。
セッション制御サーバ2は、ユーザ端末3間でやりとりされるSIP信号に関する各処理(中継処理など)を行い、そのSIP信号を参照して呼詳細情報であるCDR(Call Detail Record)を作成して、自装置内の記憶手段に記録する。作成される呼詳細情報には、受信したSIP信号内に記述されたメディアごとの課金対象が含まれる。セッション制御サーバ2は、さらに、作成した呼詳細情報を課金サーバ1に通知する。
課金サーバ1は、セッション制御サーバ2から受信した呼詳細情報をもとに、ユーザ端末3によるネットワーク9の通信料金をメディアパスごとに計算し、その計算結果をもとにユーザ端末3のユーザへ通信料金を課金する。
図2は、図1の通信システムにおける処理(前半部)を示すフローチャートである。この例では、2台の音声通信中のユーザ端末3間において、音声パスの課金対象をユーザ端末3aとし、データパスの課金対象をユーザ端末3bとする例を示す。
Figure 0005639529
表1は、図2および後記する図3の処理において生成される個々のCDRの内容を示す。セッション制御サーバ2が生成するCDRには、そのCDRの生成処理の直前に受信した「200 OK」信号の受信時刻と、そのセッションに含まれるメディアパス(音声パス、データパス)ごとの課金対象とを含めて構成される。
表1の1行目のCDR1は、S105での「200 OK」信号の受信時刻「t1」と、音声パス(audio)の課金対象がユーザA(ユーザ端末3aのユーザ)であることが記載されている。
表1の2行目のCDR1は、S115での「200 OK」信号の受信時刻「t2」と、音声パス(audio)の課金対象がユーザAであることと、データパス(data)の課金対象がユーザB(ユーザ端末3bのユーザ)であることとが記載されている。
なお、表1の2行目のデータパスの「data」とはデータ通信の開始を示し、3行目のデータパスの「data port0」とはデータ通信の終了(dataのポート番号を0と指定)を示す。
図2のフローチャートを行う前準備として、ユーザ端末3aとユーザ端末3bとの間に、セッションが確立されており、そのセッション内に1つの音声パスが含まれていることとする。
S101として、ユーザ端末3aは、セッション開始時の音声パスの通話料金を選択する。ここでは、ユーザA(発側課金)とするため、INVITEのSDP内にメディアごとの課金対象を示す「d=課金対象」の行として、「d=A」を追加する。そして、ユーザ端末3aは、S101で作成したINVITEを、セッション制御サーバ2経由で、ユーザ端末3bに通知する(S102,S103)。
S104として、ユーザ端末3bは、通知されたINVITEを参照して音声パスのユーザAへの課金を承認する。この承認処理は、例えば、ユーザ端末3bの画面上に「承認しますか?」のメッセージをポップアップで表示するとともに、「OK」または「キャンセル」を選択するボタンを表示することで、行われる。
「OK」が押されたときには、承認可として、S105へ進む。
「キャンセル」が押されたときには、承認不可であるため、SIPセッション内にメディア追加が実施されず、ファイル転送は行われない。そして、ユーザ端末3bは、S105へは進まず、要求失敗(406 Not Acceptable)メッセージをユーザ端末3aに返答する。この要求失敗を中継するセッション制御サーバ2は、CDRを発行しないことにより、追加されなかったメディアパスへの課金が行われないようにする。
S105,S107として、ユーザ端末3bはユーザ端末3aへ応答を示す「200 OK」信号を送信し、セッション制御サーバ2では、その信号を中継するにあたり、表1の1行目で示したCDR1を作成し、課金サーバ1へ送信する(S106)。これにより、ユーザ端末3間での音声パスを介した音声通話が可能となる(S108)。なお、作成された各CDRは、それぞれ課金サーバ1へ送信されるので、以下では、その課金サーバ1への送信処理の記載を適宜省略する。
ユーザ端末3aからユーザ端末3bに対しファイルを転送するために、確立済みのセッション内にデータパスを追加する。そのため、ユーザ端末3aは、ファイル転送にかかる通信料金を着側課金(ユーザBへの課金)とする旨を選択して(S111)、その結果を示すUPDATEをユーザ端末3bに送信する(S112,S113)。以下は、SDPの標準仕様(RFC4566)に従った、UPDATE内のSDPの記述例を示す。
(1行目)m=audio 12345 RTP/AVP 0
(2行目)d=A
(3行目)m=data 987654 RLUTE/UDP 0
(4行目)d=B
1行目に示す音声パスの課金対象として、2行目でユーザAが指定されており、3行目に示すデータパスの課金対象として、4行目でユーザBが指定されている。なお、RFC4566において「d=」は未定義であるため、本実施形態のような新たな用途(メディアパスごとの課金対象の指定)として追加しても、既存のSDP処理との互換性は保たれる。一方、課金対象の格納先の行として、「d=」の代わりに、既存の定義された行(「a=」行や「i=」行など)を用いてもよい。
ユーザ端末3bは、受信したUPDATEに記載されている、データパスのユーザBへの課金を承諾する(S114)。そして、ユーザ端末3bは、ユーザ端末3aに対して、UPDATEに対する応答(200 OK)を送信する(S115,S117)。ここで、セッション制御サーバ2は、S115のUPDATEを受信すると、表1の2行目で示したCDR2を作成する(S116)。このように、既存のセッション上でUPDATEを用いることにより、セッションを一旦切断して再接続することなく、メディアパスごとの課金対象を選択することができる。
そして、ユーザ端末3aとユーザ端末3bとの間で第1のメディアパスとしての音声パスによる音声通話(S108,S121)をユーザAの課金として継続しつつ、第2のメディアパスとしてのデータパスによるデータ通信(S122)を課金Bとして開始することができる。
図3は、図1の通信システムにおける処理(後半部)を示すフローチャートである。
S122のファイル転送後、ユーザ端末3aは、不要になったデータパスをセッションから削除する。そのため、ユーザ端末3aは、データ終了を示すUPDATEをユーザ端末3bに送信する(S131,S132)。ユーザ端末3bは、S132のUPDATEに対する応答(200 OK)をユーザ端末3aに返信する(S133,S135)。
セッション制御サーバ2では、S133の応答(200 OK)を受信すると、データパスが削除された旨を示すCDR3を作成する(S134)。これにより、セッション内には、音声パスを介した音声通話だけが継続される(S141)。
そして、音声通話を終了させるときには、ユーザ端末3aは、音声終了を示すBYEをユーザ端末3bに送信する(S151,S152)。ユーザ端末3bは、S152のBYEに対する応答(200 OK)をユーザ端末3aに返信する(S153,S155)。
セッション制御サーバ2では、S153の応答(200 OK)を受信すると、音声パスが削除された(つまり、セッションが終了した)旨を示すCDR4を作成する(S154)。
以上によりそれぞれ作成されたCDR1〜CDR4は、セッション制御サーバ2から課金サーバ1に送信される。課金サーバ1は、受信した呼詳細情報(CDR1〜CDR4)をもとに、メディアパスごとの通信料金を計算する。通信料金は、例えば、メディアパスの使用期間(通信開始時刻から通信終了時刻まで)に比例した従量課金とする。
(ユーザAの通信料金):通話時間(t4−t1)×(単位時間あたりの通話料金)
(ユーザBの通信料金):データ通信時間(t3−t2)×(単位時間あたりの通信料金)
さらに、課金対象をどちらか片方に100%負担させる代わりに、両方の課金対象それぞれについて、課金割合(例えば、70%:30%)を指定するとともに、その課金割合を前記した(通信時間)と(単位時間あたりの通信料金)との積にかけることによって、課金対象それぞれについての課金割合に応じた通信料金を計算してもよい。
図4は、複数の網にまたがったユーザ端末間での通信を行うための通信システムを示す構成図である。図1の通信システムと比較すると、課金サーバ1(課金サーバ1a,課金サーバ1b)と、セッション制御サーバ2(セッション制御サーバ2a,セッション制御サーバ2b)とが、それぞれ各ネットワーク9(ネットワーク9a,ネットワーク9b)ごとに配備されている。
図5は、図4の通信システムにおける処理(前半部)を示すフローチャートである。
Figure 0005639529
表2は、図5および後記する図6の処理において生成される個々のCDRの内容を示す。表1のCDRと比較すると、ネットワーク9a側と、ネットワーク9b側とで、それぞれCDRが個別に作成される。
セッション制御サーバ2aは、CDR11〜CDR14を作成して、課金サーバ1aに通知する。
セッション制御サーバ2bは、CDR21〜CDR24を作成して、課金サーバ1bに通知する。
図5のフローチャートを行う前準備として、ユーザ端末3aとユーザ端末3bと間に、セッションが確立されており、そのセッション内に1つの音声パスが含まれていることとする。
S200として、ユーザ端末3aは、セッション開始時の音声パスの通話料金を選択する。ここでは、ユーザA(発側課金)とするため、INVITEのSDP内にメディアごとの課金対象を示す「d=課金対象」の行として、「d=A」を追加する。そして、ユーザ端末3aは、S201で作成したINVITEを、セッション制御サーバ2経由で、ユーザ端末3bに通知する(S201〜S203)。
S204として、ユーザ端末3bは、通知されたINVITEを参照して音声パスのユーザAへの課金を承認する(S104と同様)。
S205,S207,S209として、ユーザ端末3bはユーザ端末3aへ応答を示す「200 OK」信号を送信する。
セッション制御サーバ2bでは、「200 OK」信号を中継するにあたり、表2の1行目で示したCDR21を作成する(S206)。セッション制御サーバ2aでは、「200 OK」信号を中継するにあたり、表2の2行目で示したCDR11を作成する(S208)。これにより、ユーザ端末3間での音声パスを介した音声通話が可能となる(S211)。
ユーザ端末3aからユーザ端末3bに対しファイルを転送するために、確立済みのセッション内にデータパスを追加する。そのため、ユーザ端末3bは、ファイル転送にかかる通信料金をユーザBの課金とする旨を選択して(S220)、その結果を示すUPDATE(内容は、S112で送信されるものと同様)をユーザ端末3aに送信する(S221〜S223)。
ユーザ端末3aは、受信したUPDATEに記載されている、ユーザBへの課金を承諾する(S224)。そして、ユーザ端末3aは、ユーザ端末3bに対して、UPDATEに対する応答(200 OK)を送信する(S225,S227,S229)。
ここで、セッション制御サーバ2aは、S225のUPDATEを受信すると、表2の3行目で示したCDR12を作成する(S226)。セッション制御サーバ2bは、S227のUPDATEを受信すると、表2の4行目で示したCDR22を作成する(S228)。
そして、ユーザ端末3aとユーザ端末3bとの間で第1のメディアパスとしての音声パスによる音声通話(S211,S231)をユーザAの課金として継続しつつ、第2のメディアパスとしてのデータパスによるデータ通信(S232)をユーザBの課金として開始することができる。
図6は、図4の通信システムにおける処理(後半部)を示すフローチャートである。
S232のファイル転送後、ユーザ端末3bは、不要になったデータパスをセッションから削除する。そのため、ユーザ端末3bは、データ終了を示すUPDATEをユーザ端末3aに送信する(S241〜S243)。ユーザ端末3aは、S243のUPDATEに対する応答(200 OK)をユーザ端末3bに返信する(S244,S246,S248)。
セッション制御サーバ2aは、S244の応答(200 OK)を受信すると、データパスが削除された旨を示すCDR13を作成する(S245)。セッション制御サーバ2bは、S246の応答(200 OK)を受信すると、データパスが削除された旨を示すCDR23を作成する(S247)。
これにより、セッション内には、音声パスを介した音声通話だけが継続される(S251)。
そして、音声通話を終了させるときには、ユーザ端末3bは、音声終了を示すBYEをユーザ端末3aに送信する(S261〜S263)。ユーザ端末3aは、S263のBYEに対する応答(200 OK)をユーザ端末3bに返信する(S264,S266,S268)。
セッション制御サーバ2aは、S264の応答(200 OK)を受信すると、音声パスが削除された(つまり、セッションが終了した)旨を示すCDR14を作成する(S265)。セッション制御サーバ2bは、S266の応答(200 OK)を受信すると、S265と同様に、CDR24を作成する(S267)。
課金サーバ1aは、セッション制御サーバ2aからCDR11〜CDR14を受信すると、例えば以下の計算式により、通信料金を計算する。
(ユーザAの通信料金):通話時間(t14−t11)×(ネットワーク9aでの単位時間あたりの通話料金)
(ユーザBの通信料金):課金なし
課金サーバ1bは、セッション制御サーバ2bからCDR21〜CDR24を受信すると、例えば以下の計算式により、通信料金を計算する。
(ユーザAの通信料金):課金なし
(ユーザBの通信料金):データ通信時間(t23−t22)×(ネットワーク9bでの単位時間あたりの通信料金)
以上説明した本実施形態によれば、新たなメディアパスを利用して通信したいユーザは、メディアパスごとに課金対象を指定するSIP信号を送信することにより、既存のセッションに設定されている課金対象に影響されず、メディアパスごとに課金対象を設定することができる。
例えば、ユーザ端末3aからユーザ端末3bへの発呼によって、ユーザAの課金による音声通話が開始された後でも、その音声通話を中断することなく、ユーザBの課金によるデータ通信をセッションに追加することができる。
これにより、メディアパスを介して行われる通信サービスごとにその課金対象を設定して通信相手に承認させることができるので、音声通信より通信料金が比較的高額なデータ転送を実施することに抵抗感が減り、ユーザが音声通信サービスに加えデータ通信サービスを手軽に利用できる。
1(1a,1b) 課金サーバ
2(2a,2b) セッション制御サーバ
3(3a,3b) ユーザ端末
9(9a,9b) ネットワーク
31 課金選択部
32 SIP送信部
33 SIP応答部
34 課金承認部

Claims (4)

  1. ネットワークを介して第1のユーザ端末と第2のユーザ端末との間でSIP(Session Initiation Protocol)のセッションを確立し、そのセッション内に通信種別ごとの通信路であるメディアパスを追加する通信システムに用いられるセッション制御サーバであって、
    前記ユーザ端末間で通信されるSIP信号のうち、新たに追加する前記メディアパスとその課金対象とを対応づけた前記セッション情報が記載されている第1のSIP信号を前記第1のユーザ端末から受信して、前記第2のユーザ端末に対して中継し、その後、
    前記第1のSIP信号への応答であり、前記第1のSIP信号が示す課金内容に承認する旨の第2のSIP信号を前記第2のユーザ端末から受信すると、前記第2のSIP信号を前記第1のユーザ端末に対して中継するとともに、前記第2のSIP信号の受信時刻と、前記第1のSIP信号内の新たに追加する前記メディアパスとその課金対象とを含むCDR(Call Detail Record)を作成して、そのCDRをもとに課金対象ごとの前記受信時刻からの通信料金を計算する課金サーバへCDRを送信することを特徴とする
    セッション制御サーバ。
  2. ネットワークを介して第1のユーザ端末と第2のユーザ端末との間でSIP(Session Initiation Protocol)のセッションを確立し、そのセッション内に通信種別ごとの通信路であるメディアパスを追加する通信システムに用いられるセッション制御サーバであって、
    前記セッション制御サーバは、収容される前記ネットワークごとに配置されており、
    前記ユーザ端末間で通信されるSIP信号のうち、新たに追加する前記メディアパスとその課金対象とを対応づけた前記セッション情報が記載されている第1のSIP信号を前記第1のユーザ端末、または、自身が収容される前記ネットワークとは別の前記ネットワークの前記セッション制御サーバから受信して、前記第2のユーザ端末、または、自身が収容される前記ネットワークとは別の前記ネットワークの前記セッション制御サーバに対して中継し、その後、
    前記第1のSIP信号への応答であり、前記第1のSIP信号が示す課金内容に承認する旨の第2のSIP信号を前記第2のユーザ端末、または、自身が収容される前記ネットワークとは別の前記ネットワークの前記セッション制御サーバから受信すると、前記第2のSIP信号を前記第1のユーザ端末、または、自身が収容される前記ネットワークとは別の前記ネットワークの前記セッション制御サーバに対して中継するとともに、前記第2のSIP信号の受信時刻と、前記第1のSIP信号内の新たに追加する前記メディアパスとその課金対象とを含むCDR(Call Detail Record)を作成して、自身が収容される前記ネットワークに接続されており、前記CDRをもとに課金対象ごとの前記受信時刻からの通信料金を計算する課金サーバへCDRを送信することを特徴とする
    セッション制御サーバ。
  3. 前記第1のユーザ端末と、前記第2のユーザ端末と、請求項1に記載のセッション制御サーバとを有することを特徴とする通信システム。
  4. 前記第1のユーザ端末と、前記第2のユーザ端末と、請求項2に記載のセッション制御サーバとを有することを特徴とする通信システム。
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