JP5636007B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明はコネクタに関し、詳しくは、自動車等の車両に搭載される電子機器や制御機器等の配線に用いられるシールドコネクタに関する。特に、編組線を備えない非シールド電線を用いたシールドコネクタに関する。
従来からシールドコネクタには同軸ケーブルが用いられてきた。一般に、同軸ケーブルは、最も内側の導電線からなる芯線と、芯線を絶縁する絶縁体と、絶縁体の周囲を包囲する外部の導電線(シールド線)と、外部の導電線を被覆する保護被覆体とからなる。具体的には、芯線を中心に、同軸状に絶縁体とシールド線と保護被覆体とが順に包囲するように構成されている。このような同軸ケーブルを用いて配線をすることで、芯線とシールド線との双方を同時に配線できるため、作業の便宜を図ることができ、同軸ケーブルは、シールドコネクタに多用されてきた(たとえば、特許文献1参照)。
また、シールドコネクタを取り付ける作業においては、シールドコネクタの端子の位置が十分に定めることができない場合があった。このため、端子に凸部を設けて、凸部によって相手方と係止できるシールドコネクタが考案されている。このようにすることで、シールドコネクタの端子の位置がばらつかないようにして、作業の効率化を図ることができた(たとえば、特許文献2参照)。
特許第4527019号 特許第3908924号
上述した特許文献1に開示されているように、同軸ケーブルは、芯線を中心に、同軸状に絶縁体とシールド線と保護被覆体とが順に包囲するように構成されている。特に、高電圧に対応させるためには、導電線を太くしたり、絶縁体や保護被覆体を厚くしたりする必要があり、同軸ケーブルを太くせざるを得ない。このため、同軸ケーブルの剛性が高くなることから、同軸ケーブルを湾曲させにくくなっていた。同軸ケーブルを配線する場合には、同軸ケーブルを接続するための相手方の部品の形状や、同軸ケーブルを配線するための空間の形状などの適合させるために、同軸ケーブルを湾曲させる必要がある。たとえば、車両のエンジンルームなどの空間に同軸ケーブルを配線して、バッテリやインバータに接続する場合には、エンジンルームの形状に合せて同軸ケーブルを湾曲させつつ、同軸ケーブルの端部をバッテリやインバータに接続する必要がある。このため、剛性が高い同軸ケーブルを用いた場合には、同軸ケーブルを湾曲させにくいがために、同軸ケーブルを配線する作業が煩雑になり、作業効率も低下せざるを得なかった。このような観点から、湾曲させやすく取り扱いが容易なシールドコネクタが要望されている。
また、車両のエンジンルームなどの各種の部品が近接して設置されているために、目視をしながら各種の作業をすることは困難になってきている。このため、近年では、端子や相手方の部材を目視することなく、各種の電線を接続できるようにコネクタを位置づけて取り付けることができるようにすることも望まれている。たとえば、近年、バッテリやインバータは小型化しており、コネクタをバッテリやインバータに取り付ける場合に、目視で位置を確認することが困難になってきており、目視しながらコネクタを取り付ける作業が煩雑になってきている。このため、このような作業は敬遠される傾向がある。したがって、相手方の部材の形状や大きさや配置に予め適合させたシールドコネクタが要望されている。
さらに、車両のエンジンルームなどの各種の部品は、ある程度、誤差が生じて配置されている場合も想定される。したがって、相手方の部材に誤差が生じていた場合でも、誤差を吸収してコネクタを取り付けることが望ましい。しかしながら、誤差を吸収させるために、ケーブルなどに力を加えてケーブルをある程度湾曲させてコネクタを取り付けた場合には、湾曲させたケーブルからコネクタに力が加えられた状態が続くことなり、コネクタが不適切な状態となる可能性がある。このような場合であってもコネクタを好ましい状態に維持できるものも望まれている。
特に、上述した特許文献2に開示されているように、端子に凸部を設けて、凸部によって相手方と係止するシールドコネクタは、シールドコネクタの端子の位置にばらつきが生じないようにできるものである。しかしながら、上述したように、車両のエンジンルームなどの各種の部品は、ある程度、誤差が生じて配置されている場合が想定される。このような場合に、誤差を吸収する必要が生ずるが、端子で相手方と係止させる場合には、誤差を吸収させにくくなるとともに、コネクタに力が加えられた状態が続くことにもなり、コネクタが不適切な状態になる可能性が生ずる。
さらにまた、上述したように、同軸ケーブルを用いた従来のコネクタはシールド線を有する。このシールド線を相手方に接続することによって、電気的な接続を形成するだけでなく、シールド線によって同軸ケーブルを支持することにより同軸ケーブルを相手方の部材に保持させることも可能であった。特に、シールド線によって同軸ケーブルが周方向に回転しないように相手方の部材に保持させることが可能であった。しかしながら、非シールドケーブルなどシールド線を有しない構成とした場合には、シールド線を相手方の部材に保持させることが困難なため、周方向に回転する可能性も生ずる。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、取り扱いが容易なシールドコネクタを提供することにある。
本発明の実施の形態に係る特徴は、
非シールド線の先端から前記非シールド線の長手方向に沿って所定の長さ離隔した位置に非シールド線に設けられた中間フェルールと、
前記中間フェルールに取り付けることができるコネクタ本体と、
前記コネクタ本体と着脱可能に取り付けられるホルダと、を備え、
前記コネクタ本体は係合部を有し、
前記中間フェルールは前記係合部と係合可能に設けられた被係合部を有し、
前記非シールド線に周方向の力が加えられたときに、前記被係合部は前記係合部によって係止され
前記中間フェルールは、前記ホルダと前記コネクタ本体とによって係止されることである。
非シールド線に周方向の力が加えられたときに、係合部は被係合部によって係止されるので、非シールド線に周方向の力が加えられた場合でも、非シールド線が回転することを防止でき、コネクタの取り付け作業や配線などの作業を容易にかつ効率よくできる。
また、非シールド線の先端は、非シールド線の長手方向に沿って所定の長さだけ中間フェルールから離隔した位置であるので、非シールド線の先端を容易に変更でき、相手方の部材が位置がずれていた場合でもコネクタの取り付け作業や配線などの作業を容易にかつ効率よくできる。
また、本発明の実施の形態に係る特徴は、上記に加え、
前記非シールド線の複数本が挿通され、かつ、前記コネクタ本体に取り付けられることができる導電性のシールド部材と、
前記シールド部材に挿通された複数本の前記非シールド線を包囲し、かつ、前記シールド部材と電気的に接続される編組線と、をさらに備え、
前記編組線は、前記シールド部材を介して接地されることができることである。
さらに、本発明の実施の形態に係る特徴は、上記に加え、
前記中間フェルールは、筒部と鍔部とを有し、
前記筒部を押圧することによって、前記中間フェルールを前記非シールド線に取り付け、
前記鍔部は、前記ホルダと前記コネクタ本体とによって係止され、
前記鍔部は、前記係合部と係合可能な前記被係合部を有することである。
さらにまた、本発明の実施の形態に係る特徴は、上記に加え、
前記非シールド線に挿通されるケーブル保持部材をさらに備え、
前記中間フェルールは、前記ホルダと前記コネクタ本体と前記ケーブル保持部材とによって係止されることである。
また、本発明の実施の形態に係る特徴は、上記に加え、
前記係合部の前記非シールド線の長手方向に沿った長さは、前記被係合部の前記非シールド線の長手方向に沿った長さよりも長いことである。
非シールド線の長手方向に沿った力が非シールド線に加えられて、係合部が移動した場合でも、係合部と被係合部との係合状態を維持することができる。
さらに、本発明の実施の形態に係る特徴は、上記に加え、
前記非シールド線の端部に設けられた端子をさらに備え、
前記コネクタ本体は、前記中間フェルールを収納でき、かつ、前記非シールド線を挿通できる貫通孔を有し、
前記貫通孔の径方向の大きさは、前記中間フェルール及び前記端子の幅よりも大きいことである。
貫通孔の径方向の大きさは、中間フェルール及び端子の幅よりも大きいので、中間フェルールと端子とを非シールド線に予め取り付けた状態で、中間フェルールと端子とと非シールド線とを貫通孔に通すことができ、コネクタを容易に組み立てることができる。
取り扱いが容易なシールドコネクタを提供できる。
第1の実施の形態によるシールドコネクタの概略を示す斜視図である。 第1の実施の形態によるシールドコネクタを構成する部品の概略を示す分解斜視図である。 第1の実施の形態によるフェルールを示す斜視図(a)と、フェルールを非シールドケーブルに取り付けた状態を示す斜視図(b)とである。 第1の実施の形態によるフェルールとコネクタ本体とが係合した状態を示す斜視図である。 第1の実施の形態によるフェルールとコネクタ本体とが係合した状態を示す正面図である。 第1の実施の形態によるフェルールとコネクタ本体とが係合した状態を示す断面図である。 第1の実施の形態によるシールドコネクタの組み立ての過程を示す斜視図である。 第1の実施の形態によるフェルールがコネクタ本体に取り付けられた状態を示す断面図である。 第2の実施の形態によるフェルールを示す斜視図である。 第2の実施の形態によるフェルールとコネクタ本体とが係合した状態を示す斜視図である。 第2の実施の形態によるフェルールとコネクタ本体とが係合した状態を示す正面図である。 第2の実施の形態によるフェルールとコネクタ本体とが係合した状態を示す断面図である。
以下に、実施の形態について図面に基づいて説明する。
<<<<第1の実施の形態>>>>
<<<シールドコネクタ10の構造>>>
図1に、第1の実施の形態によるシールドコネクタ10の構成を示す斜視図である。図2は、第1の実施の形態によるシールドコネクタ10を構成する部品の概略を示す分解斜視図である。シールドコネクタ10において、端子220が配置される側(図1の手前側)を端子側Aと称する。非シールド電線20a及び20bが延設される側を電線側B(図1の奥行き側)と称する。
シールドコネクタ10は、非シールド電線20aの端部に電気的に接続されている端子220aと、非シールド電線20bの端部に電気的に接続されている端子220bとを、それぞれ、相手方の部材の接続部(図示せず)などに電気的に接続して、相手方の部材に給電などをするために用いるコネクタである。
<<非シールド電線20a及び20b>>
図1に示すように、非シールド電線20a及び20bは、導電線からなる芯線22a及び22bと、芯線22a及び22bを被覆する非導電性を有する被覆体とからなる。被覆体は、たとえば、絶縁性の樹脂などによって構成される。このように、非シールド電線20a及び20bは、芯線と被覆体とからなり、芯線から絶縁されたシールド線(編組線)を含まない。したがって、非シールド電線20a及び20bは、いわゆる同軸ケーブルとは異なるケーブルである。同軸ケーブルは、一般に、最も内側の導電線からなる芯線と、芯線を絶縁する絶縁体と、絶縁体の周囲を包囲する導電線(シールド線)と、導電線(シールド線)を被覆する保護被覆体とからなる。これに対して、本実施の形態における非シールド電線20a及び20bは、芯線22a及び22bと、芯線22a及び22bを被覆する非導電性を有する被覆体とからなるケーブルであり、導電線(シールド線)と、導電線(シールド線)と芯線22a及び22bとを絶縁する絶縁体とが存在しないケーブルである。
上述したように、本実施の形態における非シールド電線20a及び20bは、芯線22a及び22bと被覆体とからなるケーブルである。このように、非シールド電線20a及び20bは、絶縁体やシールド線がないので、ケーブル全体を細くすることができる。ケーブル全体を細くすることにより、可撓性を高めることができので、撓ませ易くでき、相手方の部材の形状に適合させたり、狭い空間に配線したりすることを容易にでき、非シールド電線20a及び20bの取り扱いの便宜を図ることができ、作業の効率を高めることができる。
以下では、非シールド電線20a及び20bを特に区別する必要がない場合には、単に非シールド電線20と称する。
<<コネクタ本体100>>
図1、図2及び図7に示すように、コネクタ本体100は、主に、非シールド電線20aに取り付けられた中間フェルール180a及びケーブル保持部材150aと、非シールド電線20bに取り付けられたフェルール180b及びケーブル保持部材150bとを収容する。
コネクタ本体100には、略円筒形の2つの貫通孔102a及び102bが形成されている。貫通孔102aには、非シールド電線20aが挿通される。貫通孔102bには、非シールド電線20bが挿通される。
貫通孔102aは、直径が非シールド電線20aの直径と、端子220aの幅と、リテイナ130aの直径と、ケーブル保持部材150aの直径と、中間フェルール180aの幅とよりも大きくなるように形成されている。このようにすることで、非シールド電線20aの先端に端子220aを取り付け、リテイナ130aとケーブル保持部材150aとを非シールド電線20aに挿通させた状態で、非シールド電線20a及び端子220aを貫通孔102aに挿通させることができる。同様に、貫通孔102bは、直径が非シールド電線20bの直径と、端子220bの幅と、リテイナ130bの直径と、ケーブル保持部材150bの直径と、中間フェルール180bの幅とよりも大きくなるように形成されている。このようにすることで、非シールド電線20bの先端に端子220bを取り付け、リテイナ130bとケーブル保持部材150bとを非シールド電線20bに挿通させた状態で、非シールド電線20b及び端子220bを貫通孔102bに挿通させることができる。
コネクタ本体100は、一体形成部104と2つの別体形成部106a及び106bとを有する。一体形成部104においては、2つの貫通孔102a及び102bの外周面が一体的に形成されている。一体形成部104の断面は、略長円形状を有する。別体形成部106aにおいては、貫通孔102aの外周面が形成され、別体形成部106bにおいては、貫通孔102bの外周面が形成されており、別体形成部106a及び106bは別個に形成されている。
コネクタ本体100において、一体形成部104と別体形成部106a及び106bとは連結して形成されている。貫通孔102aは、一体形成部104と別体形成部106aとに亘って連通するように形成され、略円筒形状を有する。貫通孔102bも、一体形成部104と別体形成部106bとに亘って連通するように形成され、略円筒形状を有する。
一体形成部104の外周には、一体形成部104の外周面を周回するように係止用リブ108が形成されている。係止用リブ108は、後述するコネクタ封止部材160やシールド部材200を係止する。係止用リブ108によって、コネクタ封止部材160が非シールド電線20aの長手方向(軸方向)に沿って移動することを防止できる。係止用リブ108によって、シールド部材200が非シールド電線20aの長手方向(軸方向)に沿って移動すること防止できる。
貫通孔102aには、後述する中間フェルール180a及びケーブル保持部材150aが収容される。貫通孔102bには、後述する中間フェルール180b及びケーブル保持部材150bが収容される。
<<係合凸部110a及び110b>>
第1の実施の形態によるシールドコネクタ10のコネクタ本体100の貫通孔102aには、内側壁面112aが形成されている。また、コネクタ本体100の貫通孔102bにも、内側壁面112bが形成されている。
図4、図5及び図6に示すように、内側壁面112aには、貫通孔102a(非シールド電線20a)の長手方向に沿って長尺な形状の係合凸部110aが形成されている。内側壁面112bには、貫通孔102b(非シールド電線20b)の長手方向に沿って長尺な形状の係合凸部110bが形成されている。
係合凸部110aは、貫通孔102a(非シールド電線20a)の直径方向に沿って内側壁面112aから貫通孔102a(非シールド電線20a)の中心に向かって膨らむように形成されている。具体的には、係合凸部110aは、内側壁面112aにおいて略平面状に形成されている。係合凸部110aは、中間フェルール180aの係合凹部188aと係合する。係合凸部110aと係合凹部188aとが係合できるようにしたことで、非シールド電線20aが周方向に回転する力が加えられた場合であっても、係合凸部110aによって係合凹部188aが係止されるので、中間フェルール180aがコネクタ本体100に対して回転することを防止できる。
同様に、係合凸部110bは、貫通孔102b(非シールド電線20b)の直径方向に沿って内側壁面112bから貫通孔102b(非シールド電線20b)の中心に向かって膨らむように形成されている。具体的には、係合凸部110bは、内側壁面112bにおいて略平面状に形成されている。係合凸部110bは、中間フェルール180bの係合凹部188bと係合する。係合凸部110bと係合凹部188bとが係合できるようにしたことで、非シールド電線20bが周方向に回転する力が加えられた場合であっても、係合凸部110bによって係合凹部188bが係止されるので、中間フェルール180bがコネクタ本体100に対して回転することを防止できる。
係合凸部110a及び110bは,非シールド電線20a及び20bに沿った長尺な形状を有する。したがって、貫通孔102a(非シールド電線20a)の長手方向に沿って係合凸部110aが延在する。同様に、貫通孔102b(非シールド電線20b)の長手方向に沿って係合凸部110bが延在する。後述するように、係合凸部110aは、中間フェルール180aの係合凹部188aと係合する。同様に、係合凸部110bは、中間フェルール180bの係合凹部188bと係合する。
図6に示すように、中間フェルール180aを挿入する側の係合凸部110aの端部には、面取り部111aが形成されている。面取り部111aを形成したことにより、中間フェルール180aの係合凹部188aを円滑に係合凸部110aに係合させることができる。同様に、中間フェルール180bを挿入する側の係合凸部110bの端部には、面取り部111bが形成されている。面取り部111bを形成したことにより、中間フェルール180bの係合凹部188bを円滑に係合凸部110bに係合させることができる。
また、図6に示すように、貫通孔102a(非シールド電線20a)の長手方向に沿った係合凸部110aの長さは、貫通孔102a(非シールド電線20a)の長手方向に沿った係合凹部188aの長さよりも長くなるように形成されている。このようにしたことにより、中間フェルール180aに力が加わり、中間フェルール180aが変位した場合であっても、係合凹部188aが係合凸部110aから外れることはなく、係合凸部110aと係合凹部188aとが係合した状態を維持することができる。
同様に、貫通孔102b(非シールド電線20b)の長手方向に沿った係合凸部110bの長さは、貫通孔102b(非シールド電線20b)の長手方向に沿った係合凹部188bの長さよりも長くなるように形成されている。このようにしたことにより、中間フェルール180bに力が加わり、中間フェルール180bが変位した場合であっても、係合凹部188bが係合凸部110bから外れることはなく、係合凸部110bと係合凹部188bとが係合した状態を維持することができる。
<係止孔114a及び114b>
図2に示すように、別体形成部106aの電線側Bの端部には、2つの係止孔114aが形成されている。2つの係止孔114aは、別体形成部106aにおいて貫通孔102aの直径方向に沿って互いに向かい合うように形成されている。別体形成部106bの電線側Bの端部には、2つの係止孔114bが形成されている。2つの係止孔114bは、別体形成部106bにおいて、貫通孔102bの直径方向に沿って互いに向かい合うように形成されている。
リテイナ130aには2つの係止突起132aが形成されている。2つの係止突起132aは、リテイナ130aの外周面において直径方向に沿って互いに離隔する方向に形成されている。係止孔114aにリテイナ130aの係止突起132aを挿入することで、リテイナ130aをコネクタ本体100に着脱可能に取り付けることができる。
リテイナ130bには2つの係止突起132bが形成されている。2つの係止突起132bは、リテイナ130bの外周面において直径方向に沿って互いに離隔する方向に形成されている。係止孔114bにリテイナ130bの係止突起132bを挿入することで、リテイナ130bをコネクタ本体100に着脱可能に取り付けることができる。
<係止孔116a及び116b>
図2に示すように、一体形成部104の電線側Bの端部には、2つの係止孔116a及び2つの116bが形成されている。2つの係止孔116aは、一体形成部104の貫通孔102aの直径方向に沿って互いに向かい合うように形成されている。2つの係止孔116bは、一体形成部104の貫通孔102bの直径方向に沿って互いに向かい合うように形成されている。
ホルダ140には2つの係止突起142a及び2つの142bが形成されている。2つの係止突起142aは、ホルダ140において貫通孔144aの直径方向に沿って互いに離隔する方向に形成されている。2つの係止突起142bは、ホルダ140において貫通孔144bの直径方向に沿って互いに離隔する方向に形成されている。係止突起142aの各々を係止孔116aに挿入し、係止突起142bの各々を係止孔116bに挿入することで、ホルダ140をコネクタ本体100に着脱可能に取り付けることができる。
<<リテイナ130a及び130b>>
図2に示すように、リテイナ130a及び130bは、略円筒状の形状を有する。リテイナ130a及び130bは、樹脂によって成型されている。
リテイナ130aには貫通孔134aが形成されている。リテイナ130aの貫通孔134aには非シールド電線20aが挿通される。リテイナ130bには貫通孔134bが形成されている。リテイナ130bの貫通孔134bには非シールド電線20bが挿通される。
リテイナ130aの外周面には、2つの係止突起132aが形成されている。2つの係止突起132aは、リテイナ130aの外周面において直径方向に沿って互いに離隔する方向に外側に向かって突出するように形成されている。リテイナ130bの外周面には、2つの係止突起132bが形成されている。2つの係止突起132bは、リテイナ130bの外周面において直径方向に沿って互いに離隔する方向に外側に向かって突出するように形成されている。
<<ケーブル保持部材150a及び150b>>
図2に示すように、ケーブル保持部材150a及び150bは、略円筒状の形状を有する。ケーブル保持部材150aには貫通孔152aが形成されている。ケーブル保持部材150aの貫通孔152aには非シールド電線20aが挿通される。ケーブル保持部材150bには貫通孔152bが形成されている。ケーブル保持部材150bの貫通孔152bには非シールド電線20bが挿通される。ケーブル保持部材150a及び150bは、樹脂によって成型されている。
ケーブル保持部材150a及び150bは、防水部材として機能する。シールドコネクタ10が設置される環境によっては、雨水などの液体が非シールド電線20a及び20bに降りかかる場合も想定される。ケーブル保持部材150aを非シールド電線20aに設け、ケーブル保持部材150bを非シールド電線20bに設けたことにより、雨水などの液体が非シールド電線20aや20bを伝ってコネクタ本体100の内部に侵入することを未然に防止でき、コネクタ本体100の内部を好ましい状態に保つことができる。
<<コネクタ封止部材160>>
図2に示すように、コネクタ封止部材160は、断面が略長円状の略円筒状の形状を有する。コネクタ封止部材160は、樹脂によって成型されている。コネクタ封止部材160の内面は、コネクタ本体100の一体形成部104の外面よりも若干大きく形成されており、コネクタ本体100の一体形成部104の外面にコネクタ封止部材160を挿嵌することができる。
コネクタ封止部材160は、防水部材として機能する。シールドコネクタ10が設置される環境によっては、雨水などの液体がコネクタ本体100に降りかかる場合も想定される。コネクタ封止部材160をコネクタ本体100に設けたことにより、雨水などの液体がコネクタ本体100の外面からコネクタ本体100の内部に侵入することを未然に防止でき、コネクタ本体100の内部を好ましい状態に保つことができる。
<<ホルダ140>>
図2に示すように、ホルダ140は、断面が略長円状の略板状の形状を有する。ホルダ140は、樹脂によって成型されている。ホルダ140は、2つの貫通孔144a及び144bが形成されている。貫通孔144aには、非シールド電線20aが挿通される。貫通孔144bには、非シールド電線20bが挿通される。
貫通孔144aは、直径が非シールド電線20aの直径及び端子220aの幅よりも大きくなるように形成されている。このようにすることで、非シールド電線20aの先端に端子220aを取り付けた状態で、非シールド電線20a及び端子220aを貫通孔144aに挿通させることができる。同様に、貫通孔144bは、直径が非シールド電線20bの直径及び端子220bの幅よりも大きくなるように形成されている。このようにすることで、非シールド電線20bの先端に端子220bを取り付けた状態で、非シールド電線20b及び端子220bを貫通孔144bに挿通させることができる。
ホルダ140には2つの係止突起142a及び142bが形成されている。2つの係止突起142aは、ホルダ140において貫通孔144aの直径方向に沿って互いに離隔する方向に形成されている。2つの係止突起142bは、ホルダ140において貫通孔144bの直径方向に沿って互いに離隔する方向に形成されている。ホルダ140の2つの係止突起142aの各々をコネクタ本体100の係止孔116aに挿入し、ホルダ140の2つの係止突起142bをコネクタ本体100の係止孔116bに挿入することで、ホルダ140をコネクタ本体100に着脱可能に取り付けることができる。このようにすることで、コネクタ本体100の端子側Aからホルダ140をコネクタ本体100に着脱可能に取り付けることができる。
ホルダ140がコネクタ本体100に取り付けられたときには、ホルダ140は、コネクタ封止部材160をコネクタ本体100の係止用リブ108に向かって押圧する。コネクタ封止部材160は、コネクタ本体100の一体形成部104の外周において、ホルダ140とコネクタ本体100の係止用リブ108とによって挟持される。
ホルダ140には、押圧部146a及び146bが形成されている。押圧部146aは、貫通孔144aの略円筒状の壁面の端部である。押圧部146bは、貫通孔144bの略円筒状の壁面の端部である。押圧部146a及び146bは、コネクタ本体100に向かって突出するように形成されている。ホルダ140がコネクタ本体100に取り付けられたときには、押圧部146aは、コネクタ本体100に収容された中間フェルール180aを押圧する。ホルダ140がコネクタ本体100に取り付けられたときには、押圧部146bは、コネクタ本体100に収容された中間フェルール180bを押圧する。
<<中間フェルール180a及び180b>>
図3(a)は、第1の実施の形態によるシールドコネクタ10の中間フェルール180a及び180bを示す斜視図である。中間フェルール180a及び180bは同一の形状を有する。
中間フェルール180aは、略円筒形状の円筒部184aと、円筒部184の端部に形成された鍔部186aとからなる。同様に、中間フェルール180bは、略円筒形状の円筒部184bと、円筒部18bの端部に形成された鍔部186bとからなる。中間フェルール180aには、貫通孔182aが形成されている。中間フェルール180bには、貫通孔182bが形成されている。
図3(b)は、第1の実施の形態によるシールドコネクタ10の中間フェルール180a及び180bを非シールド電線20a及び20bに取り付けられた状態を示す斜視図である。図3(b)に示すように、中間フェルール180aは、非シールド電線20aに取り付けられ、中間フェルール180bは、非シールド電線20bに取り付けられる。中間フェルール180aは、非シールド電線20aとコネクタ本体100との間に介在して、非シールド電線20aをコネクタ本体100に取り付けるための部材である。同様に、中間フェルール180bは、非シールド電線20bとコネクタ本体100との間に介在して、非シールド電線20bをコネクタ本体100に取り付けるための部材である。
中間フェルール180aは、コネクタ本体100に取り付けられることによって、非シールド電線20aの回転防止部材として機能する。中間フェルール180bは、コネクタ本体100に取り付けられることによって、非シールド電線20bの回転防止部材として機能する。
中間フェルール180a及び180bは、銅などの塑性変形可能な金属によって構成されている。上述したように、中間フェルール180aには貫通孔182aが形成されている。中間フェルール180aの貫通孔182aに非シールド電線20aを挿通することができる。非シールド電線20aが貫通孔182aに挿通された状態で、中間フェルール180aは、非シールド電線20aの長手方向(軸方向)の所定の位置に取り付けられている。非シールド電線20aが貫通孔182aに挿通された状態で、中間フェルール180aを非シールド電線20aに押圧することで、中間フェルール180aを非シールド電線20aに取り付けることができる。
たとえば、中間フェルール180aを非シールド電線20に、互いに向かい合う2つの方向から中間フェルール180aを押圧(圧着)したり、互いに異なる4つの方向から中間フェルール180aを押圧(圧縮)したりすることで、中間フェルール180aを非シールド電線20aに取り付けることができる。なお、中間フェルール180aを非シールド電線20aに押圧して中間フェルール180aを非シールド電線20aに固定的に取り付けることができればよく、押圧する方向やその数は、中間フェルール180aの大きさや形状、非シールド電線20aの太さや材質などに応じて、適宜定めればよい。中間フェルール180aを非シールド電線20aに固着したり固設したり固装したりすればよい。
図3(b)に示すように、中間フェルール180aを非シールド電線20aに押圧すると、中間フェルール180aは塑性変形する。中間フェルール180aを塑性変形させると、中間フェルール180aの断面が多角形、略円状、略長円、略楕円などになる。断面の形状や大きさは、中間フェルール180aの大きさや形状、非シールド電線20aの太さや材質などに応じて、適宜定めればよい。図3(b)に示す例では、中間フェルール180aの断面は、略八角形状である。
中間フェルール180aを非シールド電線20aに取り付ける際に、絶縁状態を維持するために、芯線22aを保護する非導電性の被覆体を傷つけることなく押圧することが好ましい。具体的には、中間フェルール180aが非シールド電線20aと接触する面積が大きくなるようにすることが好ましい。接触する面積を大きくすることで、中間フェルール180aを非シールド電線20aに強固に取り付けることができるとともに、被覆体を傷つけることなく中間フェルール180aを取り付けることができる。上述したように、断面の形状を多角形、略円状、略長円、略楕円などにすることで、接触する面積を大きくできる。
中間フェルール180aを非シールド電線20aに押圧して取り付けることによって、中間フェルール180aが、非シールド電線20aの長手方向に対して移動することもなく、非シールド電線20aの周方向に対して回転することもなく、中間フェルール180aを非シールド電線20aに取り付けることができる。
同様に、中間フェルール180bも貫通孔182bが形成されており、非シールド電線20bの長手方向(軸方向)の所定の位置に取り付けられる。同様に、中間フェルール180bを非シールド電線20bに押圧して取り付けることによって、中間フェルール180bが、非シールド電線20bの長手方向に対して移動することもなく、非シールド電線20bの周方向に対して回転することもなく、中間フェルール180bを非シールド電線20bに取り付けることができる。以下では、中間フェルール180a及び180bの双方を区別する必要がない場合には、単に、中間フェルール180と称する。
後述する治具を用いて、中間フェルール180aを非シールド電線20aに取り付けることが好ましい。治具を用いることによって、非シールド電線20aの長手方向の所望する一定の位置に、かつ、非シールド電線20aの周方向の所望する一定の角度に取り付けることができる。すなわち、治具を用いて中間フェルール180aを取り付けることによって、非シールド電線20の先端(端子220a)からの非シールド電線20に沿った距離が略一定の位置に、かつ、非シールド電線20の周方向の一定の角度に、再現性よく、中間フェルール180aを非シールド電線20aに取り付けることができる。
同様に、治具を用いて、中間フェルール180bを非シールド電線20bに取り付けることが好ましい。
中間フェルール180aの鍔部186aには、係合凹部188aが形成されている。係合凹部188aは、貫通孔182aの直径方向に沿って鍔部186aの外周部から貫通孔182a(非シールド電線20a)の中心に向かってへこむように形成されている。具体的には、係合凹部188aは、鍔部186aの外周部に略平面状に形成されている。係合凹部188aには、コネクタ本体100の係合凸部110aと係合する。係合凹部188aと係合凸部110aとが係合できるようにしたことで、非シールド電線20aが周方向に回転する力が加えられた場合であっても、係合凸部110aによって係合凹部188aが係止されるので、中間フェルール180aがコネクタ本体100に対して回転することを防止できる。
上述したように、係合凸部110aも係合凹部188aも略平面状に形成されている。このようにしたことにより、係合凹部188aが係合凸部110aと係合したときに、係合凸部110aと係合凹部188aとが接触する面積を大きくすることができる。したがって、非シールド電線20aが周方向に回転する力が加えられた場合であっても、係合凸部110aによって係合凹部188aを的確に係止でき、加えられた力に対して十分に対抗でき、中間フェルール180aがコネクタ本体100に対して回転することを防止できる。
同様に、中間フェルール180bの鍔部186bには、係合凹部188bが形成されている。また、係合凸部110bも係合凹部188bも略平面状に形成されている。同様に、非シールド電線20bが周方向に回転する力が加えられた場合であっても、係合凸部110bによって係合凹部188bが係止されるので、中間フェルール180bがコネクタ本体100に対して回転することを防止できる。
<<シールド部材200>>
図2に示すように、シールド部材200は、貫通孔202を有し、断面が略長円状の略円筒状の形状を有する。シールドコネクタ10を組み立てるときに、シールド部材200の貫通孔202に、非シールド電線20a及び20bや、リテイナ130a及び130bや、ケーブル保持部材150a及び150bや、端子220a及び220bや、中間フェルール180a及び180bを挿通することができる。シールド部材200は、コネクタ本体100の2つの別体形成部106a及び106bの全体と、コネクタ本体100の一体形成部104の係止用リブ108までの部分とを覆うことができる。
シールド部材200は、導電性を有する金属板によって構成される。シールド部材200には編組線(図示せず)が接続される。シールド部材200を相手方の接地部材に接地することによって、シールド部材200を介して編組線を接地することができる。後述するように、編組線は、非シールド電線20a及び20bのほぼ全体を外側から包囲する。シールド部材200を介して編組線を接地し、非シールド電線20a及び20bを相手方の接続部などに接続することによって、所定の回路を構成することができる。
本実施の形態で用いる編組線は、導電線の束であり、導電線の密度が略均一になるように導電線を編んで構成されている。編組線には、たとえば、銅やアルミニウムなどが用いられる。編組線は、可撓性を有し、略管状の長尺な形状を有する。略管状の内側が長尺な中空に形成されており、非シールド電線20a及び20bを編組線の長手方向に挿通させることができる。編組線の内側に非シールド電線20a及び20bを挿通させることで、非シールド電線20a及び20bのほぼ全体を編組線によって包囲することができる。編組線の端部はシールド部材200に電気的に接続される。シールド部材200を接地することによって、編組線も接地し、編組線の電位をゼロにすることができる。また、非シールド電線20a及び20bを編組線によって包囲するとともに、編組線の端部をシールド部材200に接続することにより、非シールド電線20a及び20b及び編組線の全体に一体として取り扱うことができる。
編組線の中空部のおおよその内径は、非シールド電線20a及び20bの外形よりも大きく、非シールド電線20a及び20bを編組線によって包囲した状態となっても、非シールド電線20a及び20bと編組線との間に間隙が形成されている。すなわち、非シールド電線20a及び20bが、編組線の内側に遊挿された状態となる。このため、非シールド電線20a及び20b及び編組線を変形させた場合でも、編組線は、非シールド電線20a及び20bに対して円滑に摺動することができる。このように構成したことにより、非シールド電線20a及び20b及び編組線の全体の可撓性を維持することができる。したがって、非シールド電線20a及び20bと編組線との全体を容易に撓ませることができ、非シールド電線20a及び20bや編組線を接続する相手方の部材の形状やその周辺の空間に適合するように、非シールド電線20a及び20bと編組線との全体を容易に変形させることができ、配線などの作業を容易にかつ効率よくできる。
<<<シールドコネクタ10の組み立て>>>
<<治具を用いた組み立て>>
上述したように、シールドコネクタ10の組み立ては、予め用意してある治具を用いる(図示せず)。治具を用いることで、非シールド電線20aの長手方向(長手方向)の略一定の位置に、中間フェルール180aを取り付けることができる。また、治具を用いることで、非シールド電線20aの外周に沿った方向(周方向)に対して、中間フェルール180aが略一定の角度になるように、中間フェルール180aを非シールド電線20aに取り付けることができる。
同様に、治具を用いることで、非シールド電線20bの長手方向(長手方向)の略一定の位置に、中間フェルール180bを取り付けることができる。また、治具を用いることで、非シールド電線20bの外周に沿った方向(周方向)に対して、中間フェルール180bが略一定の角度になるように、中間フェルール180bを非シールド電線20bに取り付けることができる。
また、治具を用いることで、非シールド電線20aの外周に沿った方向(周方向)に対して端子220aが略一定の角度になるように、非シールド電線20aの先端に端子220aを取り付けることができる。同様に、治具を用いることで、非シールド電線20bの外周に沿った方向(周方向)に対して端子220bが略一定の角度になるように、非シールド電線20bの先端に端子220bを取り付けることができる。
このように、治具を用いることによって、中間フェルール180a及び180b並びに端子220a及び220bを所望する一定の位置や一定の角度に取り付けることができる。また、治具を用いることによって、中間フェルール180a及び180b並びに端子220a及び220bの位置や角度を測定することなく、中間フェルール180a及び180b並びに端子220a及び220bを取り付けることができる。このように、治具を用いることで、中間フェルール180a及び端子220aを非シールド電線20aに取り付ける作業や、中間フェルール180b及び端子220bを非シールド電線20aに取り付ける作業を容易にかつ効率よくできる。
<<シールドコネクタ10の組み立ての工程>>
図7に示すように、まず、リテイナ130aとケーブル保持部材150aとを、この順に非シールド電線20aに挿通させる。次いで、中間フェルール180aを非シールド電線20aに挿通させる。なお、図7は、明確のために、電線側Bに位置する非シールド電線20a及び20bを省略して示した。また、図7は、非シールド電線20aに取り付けた中間フェルール180a及び端子220aがコネクタ本体100の端子側A側から突出するように示した。
次に、上述した治具を用いて、中間フェルール180aを一定の位置や一定の角度にして非シールド電線20aに取り付ける。位置や角度を治具によって決めた後、中間フェルール180aを非シールド電線20aに圧着して取り付ける。
次に、治具を用いて端子220aを一定の角度にして、非シールド電線20aの先端に端子220aを取り付ける。角度を治具によって決めた後、端子220aを非シールド電線20aに圧着して取り付ける。
非シールド電線20bについても同様に処理することができる。
次に、中間フェルール180aと端子220aとを取り付けた非シールド電線20aと、中間フェルール180bと端子220bとを取り付けた非シールド電線20bとを、シールド部材200と、コネクタ本体100と、コネクタ封止部材160と、ホルダ140とに、この順に挿通させる。
次に、非シールド電線20aを移動させることによって、中間フェルール180aがコネクタ本体100の貫通孔102aに位置するようにするとともに、中間フェルール180aに形成されている係合凹部188aと、コネクタ本体100の貫通孔102aの内側壁面112aに形成されている係合凸部110aとが係合するように、中間フェルール180aをコネクタ本体100の貫通孔102a内で移動させる。
図8に示すように、コネクタ本体100の貫通孔102aにおいて、2つのランス118aが、互いに向かい合うように形成されている。2つのランス118aは、自由端120aと固定端122aとを有する。固定端122aは、コネクタ本体100の貫通孔102aに接続されている。2つのランス118aに力が加わったとき場合には、2つのランス118aは弾性変形し、固定端122aを中心にして自由端120aは変位できる。
非シールド電線20aを移動させて中間フェルール180aを貫通孔102a内で端子側Aに移動させると、中間フェルール180aの鍔部186aは、2つのランス118aと接触する。中間フェルール180aが端子側Aに移動するに従い、2つのランス118aは、鍔部186aとの接触により、徐々に弾性変形する。中間フェルール180aが端子側Aにさらに移動し、鍔部186aが2つのランス118aとの接触が解消したときには、2つのランス118aは元の形状に戻り、2つのランス118aの自由端120aは、鍔部186aを掛止することができる。2つのランス118aによる掛止により、係合凹部188aが、貫通孔102aの長手方向の一定の位置で係合凸部110aと係合する状態を維持することができる。また、2つのランス118aによる掛止により、非シールド電線20aの長手方向に力が加えられた場合であっても、中間フェルール180aがコネクタ本体100から抜け出ることを防止できる。
同様に、中間フェルール180bがコネクタ本体100の貫通孔102bに位置するようにするとともに、中間フェルール180bに形成されている係合凹部188bと、コネクタ本体100の貫通孔102bの内側壁面112bに形成されている係合凸部110bとが係合するように、中間フェルール180bをコネクタ本体100の貫通孔102b内で移動させる。
コネクタ本体100の貫通孔102bにおいても、2つのランス118bが形成されている。2つのランス118aによって鍔部186bを掛止することにより、係合凹部188bが、貫通孔102bの長手方向の一定の位置で係合凸部110bと係合する状態を維持することができる。また、2つのランス118bによる掛止により、非シールド電線20bの長手方向に力が加えられた場合であっても、中間フェルール180bがコネクタ本体100から抜け出ることを防止できる。
上述したように、非シールド電線20aには、リテイナ130aとケーブル保持部材150aとが既に挿通された状態となっている。同様に、非シールド電線20bには、リテイナ130bとケーブル保持部材150bとが既に挿通された状態となっている。
次に、リテイナ130aでケーブル保持部材150aをコネクタ本体100の貫通孔102aに押し込み、コネクタ本体100の係止孔114aにリテイナ130aの係止突起132aを挿入する。同様に、リテイナ130bでケーブル保持部材150bをコネクタ本体100の貫通孔102bに押し込み、コネクタ本体100の係止孔114bにリテイナ130bの係止突起132bを挿入する。
このように、ケーブル保持部材150aをコネクタ本体100の貫通孔102aに収容して保持することができる。ケーブル保持部材150bをコネクタ本体100の貫通孔102bに収容して保持することができる。リテイナ130aはケーブル保持部材150aと係合し、ケーブル保持部材150aがコネクタ本体100から外れることを防止する。リテイナ130bはケーブル保持部材150bと係合し、ケーブル保持部材150bがコネクタ本体100から外れることを防止する。上述したように、ケーブル保持部材150a及び150bは防水部材として機能する。ケーブル保持部材150a及び150bをコネクタ本体100に収容することによって、液体が非シールド電線20aや20bを伝ってコネクタ本体100の内部に侵入することを未然に防止できる。
次に、コネクタ封止部材160をコネクタ本体100の一体形成部104に挿嵌し、ホルダ140の2つの係止突起142aの各々をコネクタ本体100の係止孔116aに挿入し、ホルダ140の2つの係止突起142bをコネクタ本体100の係止孔116bに挿入する。ホルダ140は、コネクタ封止部材160と係合し、コネクタ封止部材160がコネクタ本体100から外れることを防止する。上述したように、コネクタ封止部材160は防水部材として機能する。コネクタ封止部材160をコネクタ本体100に取り付けることによって、液体がコネクタ本体100の内部に侵入することを未然に防止できる。
以上の工程によって、リテイナ130aがケーブル保持部材150aと係合し、リテイナ130bがケーブル保持部材150bと係合するともに、ホルダ140がコネクタ本体100に取り付けられた状態になる。この状態になると、コネクタ本体100の貫通孔102a内で、リテイナ130aは、ケーブル保持部材150aを介して中間フェルール180aを係止する。同様に、コネクタ本体100の貫通孔102b内で、リテイナ130bは、ケーブル保持部材150bを介して中間フェルール180bを係止する。また、ホルダ140の押圧部146aは、中間フェルール180aを係止する。同様に、ホルダ140の押圧部146bは、中間フェルール180bを係止する。
このように、コネクタ本体100の貫通孔102a内では、中間フェルール180aは、2つのランス118aとホルダ140の押圧部146aとによって挟持される。また、コネクタ本体100の貫通孔102b内では、中間フェルール180bは、2つのランス118bとホルダ140の押圧部146bとによって挟持される。このようにすることで、リテイナ130aをコネクタ本体100の貫通孔102aの一定の位置に保持することができる。これにより、係合凹部188aが、貫通孔102aの長手方向の一定の位置で係合凸部110aと係合する状態を維持することができる。また、非シールド電線20aの長手方向に力が加えられた場合であっても、中間フェルール180aがコネクタ本体100から抜け出ることを防止できる。
同様に、リテイナ130bをコネクタ本体100の貫通孔102bの一定の位置に保持することができる。これにより、係合凹部188bが、貫通孔102bの長手方向の一定の位置で係合凸部110bと係合する状態を維持することができる。また、非シールド電線20bの長手方向に力が加えられた場合であっても、中間フェルール180bがコネクタ本体100から抜け出ることを防止できる。
また、中間フェルール180aの係合凹部188aと、コネクタ本体100の係合凸部110aとが係合するように、中間フェルール180aは、コネクタ本体100の貫通孔102a内に配置している。同様に、中間フェルール180bの係合凹部188bと、コネクタ本体100の係合凸部110bとが係合するように、中間フェルール180bをコネクタ本体100の貫通孔102b内に配置している。このようにすることで、中間フェルール180aを介して非シールド電線20aをコネクタ本体100を係止することができ、非シールド電線20aが回転することを防止できる。同様に、中間フェルール180bを介して非シールド電線20bをコネクタ本体100を係止することができ、非シールド電線20bが回転することを防止できる。
上述したように、非シールド電線20aの先端(端子220a)からの非シールド電線20aに沿った距離が略一定の位置に中間フェルール180aを非シールド電線20aに取り付けることができる。すなわち、端子220aと中間フェルール180aは、略一定の距離だけ離隔している。中間フェルール180aは、コネクタ本体100に収納されている。端子220aは、コネクタ本体100から離隔して非シールド電線20aの先端に取り付けられている。したがって、端子220aは、非シールド電線20aの可撓性によって定められる範囲内で変位させることができる。したがって、非シールド電線20aをある程度撓ませて、端子220aを相手方に取り付けることができ、配線などの作業を容易にかつ効率よくできる。
同様に、非シールド電線20bの先端(端子220b)からの非シールド電線20bに沿った距離が略一定の位置に中間フェルール180bを非シールド電線20bに取り付けることができる。すなわち、端子220bと中間フェルール180bとは、略一定の距離だけ離隔している。中間フェルール180bは、コネクタ本体100に収納されている。端子220bは、コネクタ本体100から離隔して非シールド電線20bの先端に取り付けられている。したがって、端子220bは、非シールド電線20bの可撓性によって定められる範囲内で変位させることができる。したがって、非シールド電線20bをある程度撓ませて、端子220bを相手方に取り付けることができ、配線などの作業を容易にかつ効率よくできる。
<<<<第2の実施の形態>>>>
以下では、第2の実施の形態によるシールドコネクタ10を説明する。第2の実施の形態によるシールドコネクタ10では、コネクタ本体300と中間フェルール380a及び380bとが、第1の実施の形態によるシールドコネクタ10と相違する。第2の実施の形態において、第1の実施の形態と共通する部材については、同一の符号を付して示した。
<案内用リブ310a及び310b>
第2の実施の形態によるシールドコネクタ10のコネクタ本体300の貫通孔102aにも、内側壁面112aが形成されている。また、第2の実施の形態によるシールドコネクタ10のコネクタ本体300の貫通孔102bにも、内側壁面112bが形成されている。
図10、図11及び図12に示すように、内側壁面112aには、貫通孔102a(非シールド電線20a)の長手方向に沿って長尺な形状の案内用リブ310aが形成されている。内側壁面112bには、貫通孔102b(非シールド電線20b)の長手方向に沿って長尺な形状の案内用リブ310bが形成されている。
案内用リブ310aは、貫通孔102a(非シールド電線20a)の直径方向に沿って内側壁面112aから貫通孔102a(非シールド電線20a)の中心に向かって膨らむように形成されている。具体的には、案内用リブ310aは、内側壁面112aから貫通孔102a(非シールド電線20a)の中心に向かって突出するように形成されている。案内用リブ310aは、中間フェルール180aの切り欠き溝384aと係合する。案内用リブ310aと切り欠き溝384aとが係合できるようにしたことで、非シールド電線20aが周方向に回転する力が加えられた場合であっても、案内用リブ310aによって切り欠き溝384aが係止されるので、中間フェルール180aがコネクタ本体100に対して回転することを防止できる。
同様に、案内用リブ310bは、貫通孔102b(非シールド電線20b)の直径方向に沿って内側壁面112bから貫通孔102b(非シールド電線20b)の中心に向かって膨らむように形成されている。具体的には、案内用リブ310bは、内側壁面112bから貫通孔102b(非シールド電線20b)の中心に向かって突出するように形成されている。案内用リブ310bは、中間フェルール180bの切り欠き溝384bと係合する。案内用リブ310bと切り欠き溝384bとが係合できるようにしたことで、非シールド電線20bが周方向に回転する力が加えられた場合であっても、案内用リブ310bによって切り欠き溝384bが係止されるので、中間フェルール180bがコネクタ本体100に対して回転することを防止できる。
案内用リブ310a及び310bは、非シールド電線20a及び20bに沿った長尺な形状を有する。したがって、貫通孔102a(非シールド電線20a)の長手方向に沿って案内用リブ310aが延在する。同様に、貫通孔102b(非シールド電線20b)の長手方向に沿って案内用リブ310bが延在する。後述するように、案内用リブ310aは、中間フェルール380aの切り欠き溝384aと係合する。案内用リブ310bは、中間フェルール380bの切り欠き溝384bと係合する。
図12に示すように、中間フェルール380aを挿入する側の案内用リブ310aの端部には、面取り部111aが形成されている。面取り部111aを形成したことにより、中間フェルール380aを円滑に案内用リブ310aに係合させることができる。中間フェルール380bを挿入する側の案内用リブ310bの端部には、面取り部111bが形成されている。面取り部111bを形成したことにより、中間フェルール380bを円滑に案内用リブ310bに係合させることができる。
また、図12に示すように、貫通孔102a(非シールド電線20a)の長手方向に沿った案内用リブ310aの長さは、貫通孔102a(非シールド電線20a)の長手方向に沿った切り欠き溝384aの長さよりも長くなるように形成されている。このようにしたことにより、中間フェルール180aに力が加わり、中間フェルール180aが変位した場合であっても、切り欠き溝384aが案内用リブ310aから外れることはなく、案内用リブ310aと切り欠き溝384aとが係合した状態を維持することができる。
同様に、貫通孔102b(非シールド電線20b)の長手方向に沿った案内用リブ310bの長さは、貫通孔102b(非シールド電線20b)の長手方向に沿った切り欠き溝384bの長さよりも長くなるように形成されている。このようにしたことにより、中間フェルール180bに力が加わり、中間フェルール180bが変位した場合であっても、切り欠き溝384bが案内用リブ310bから外れることはなく、案内用リブ310bと切り欠き溝384bとが係合した状態を維持することができる。
また、貫通孔102aにおいて、案内用リブ310aの高さが、電線側Bで最も低く、かつ、端子側Aに向かって高くなるように、案内用リブ310aを形成することが好ましい。同様に、貫通孔102bにおいて、案内用リブ310bの高さが、電線側Bで最も低く、かつ、端子側Aに向かって高くなるように、案内用リブ310bを形成することが好ましい。
案内用リブ310aの高さは電線側Bにおいて最も低いので、中間フェルール380aを電線側Bから挿入するときに、挿入しやすくでき、切り欠き溝384aを案内用リブ310aに係合させやすくできる。案内用リブ310bの高さも電線側Bにおいて最も低いので、中間フェルール380bを電線側から挿入するときに、挿入しやすくでき、切り欠き溝384bを案内用リブ310bに係合させやすくできる。
案内用リブ310aの高さが端子側Aに向かって高くなるように形成されているので、貫通孔102aに挿入させた中間フェルール380aを端子側Aに向かって円滑に移動させやすくできるとともに、中間フェルール380aを的確に係止することができる。案内用リブ310bの高さも端子側Aに向かって高くなるように形成されているので、貫通孔102bに挿入させた中間フェルール380bを端子側Aに向かって円滑に移動させやすくできるとともに、中間フェルール380bを的確に係止することができる。
<<中間フェルール380a及び380b>>
図9は、第2の実施の形態によるシールドコネクタ10の中間フェルール380a及び380bを示す斜視図である。中間フェルール380a及び380bは同一の形状を有する。中間フェルール380aは非シールド電線20aに取り付けられ、中間フェルール380bは非シールド電線20bに取り付けられる。中間フェルール380aは、中間フェルール180aと同様に、非シールド電線20aとコネクタ本体100との間に介在して、非シールド電線20aをコネクタ本体100に取り付けるための部材である。また、中間フェルール380bは、中間フェルール180bと同様に、非シールド電線20bとコネクタ本体100との間に介在して、非シールド電線20bをコネクタ本体100に取り付けるための部材である。
図9に示すように、中間フェルール380aには、切り欠き溝384aが形成されている。切り欠き溝384aは、コネクタ本体100の貫通孔102aの内側壁面112aに形成されている案内用リブ310aに沿うように長尺な形状に形成されている。非シールド電線20aに取り付けられた中間フェルール380aをコネクタ本体100の貫通孔102aに挿通させたときには、中間フェルール380aの切り欠き溝384aが、コネクタ本体100の案内用リブ310aと係合するように、非シールド電線20aをコネクタ本体100に取り付けることができる。切り欠き溝384aが案内用リブ310aと係合することによって、中間フェルール380aを介して非シールド電線20aをコネクタ本体100を係止することができ、非シールド電線20aが回転することを防止できる。
中間フェルール380bにも、同様に、切り欠き溝384bが形成されている。切り欠き溝384bは、コネクタ本体100の貫通孔102bの内側壁面112bに形成されている案内用リブ310bに沿うように長尺な形状に形成されている。切り欠き溝384bが案内用リブ310bと係合することによって、中間フェルール380bを介して非シールド電線20bをコネクタ本体100を係止することができ、非シールド電線20bが回転することを防止できる。
上述したように、切り欠き溝384aがコネクタ本体100の案内用リブ310aと係合する。このため、非シールド電線20aがコネクタ本体100に対して回転しないように、非シールド電線20aをコネクタ本体100に取り付けることができる。同様に、切り欠き溝384bがコネクタ本体100の案内用リブ310bと係合する。このため、非シールド電線20bがコネクタ本体100に対して回転しないように、非シールド電線20bをコネクタ本体100に取り付けることができる。
特に、切り欠き溝384a及び案内用リブ310aは、ともに長尺な形状を有し、切り欠き溝384aと案内用リブ310aとの双方が長手方向に沿って係合させることができる。このため、互いに係合し合う面積を大きくでき、非シールド電線20aを介してコネクタ本体100に力が加えられた場合でも、加えられた力に対して対抗することができる。したがって、コネクタ本体100に加えられた力によって、切り欠き溝384aと案内用リブ310aとの係止状態が解除されたり、コネクタ本体100が破損したりすることを防止できる。
10 シールドコネクタ
20a、20b 非シールド電線
100 コネクタ本体
110a、110b 係合凸部(係合部)
130a、130b リテイナ
140 ホルダ
150a、150b ケーブル保持部材
160 コネクタ封止部材
180a、180b 中間フェルール
188a、188b 係合凹部(被係合部)
200 シールド部材
220 端子
384a、384b 切り欠き溝(被係合部)
310a、310b 案内用リブ(係合部)
380a、380b 中間フェルール

Claims (6)

  1. 非シールド線の先端から前記非シールド線の長手方向に沿って所定の長さ離隔した位置に非シールド線に設けられた中間フェルールと、
    前記中間フェルールに取り付けることができるコネクタ本体と、
    前記コネクタ本体と着脱可能に取り付けられるホルダと、を備え、
    前記コネクタ本体は係合部を有し、
    前記中間フェルールは前記係合部と係合可能に設けられた被係合部を有し、
    前記非シールド線に周方向の力が加えられたときに、前記被係合部は前記係合部によって係止され
    前記中間フェルールは、前記ホルダと前記コネクタ本体とによって係止されるコネクタ。
  2. 前記非シールド線の複数本が挿通され、かつ、前記コネクタ本体に取り付けられることができる導電性のシールド部材と、
    前記シールド部材に挿通された複数本の前記非シールド線を包囲し、かつ、前記シールド部材と電気的に接続される編組線と、をさらに備え、
    前記編組線は、前記シールド部材を介して接地されることができる請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記中間フェルールは、筒部と鍔部とを有し、
    前記筒部を押圧することによって、前記中間フェルールを前記非シールド線に取り付け、
    前記鍔部は、前記ホルダと前記コネクタ本体とによって係止され、
    前記鍔部は、前記係合部と係合可能な前記被係合部を有する請求項1に記載のコネクタ。
  4. 前記非シールド線に挿通されるケーブル保持部材をさらに備え、
    前記中間フェルールは、前記ホルダと前記コネクタ本体と前記ケーブル保持部材とによって係止される請求項1に記載のコネクタ。
  5. 前記係合部の前記非シールド線の長手方向に沿った長さは、前記被係合部の前記非シールド線の長手方向に沿った長さよりも長い請求項2ないし4のいずれかに記載のコネクタ。
  6. 前記非シールド線の端部に設けられた端子をさらに備え、
    前記コネクタ本体は、前記中間フェルールを収納でき、かつ、前記非シールド線を挿通できる貫通孔を有し、
    前記貫通孔の径方向の大きさは、前記中間フェルール及び前記端子の幅よりも大きい請求項1に記載のコネクタ。
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