JP5634744B2 - X線診断装置、画像処理装置及びプログラム - Google Patents

X線診断装置、画像処理装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、X線診断装置、画像処理装置及びプログラムに係り、特に長尺撮影の画像接合技術に関する。
長尺撮影とは、1つのX線検出器の検出領域を超える連続した被検体を複数の検出器、もしくは1つの検出器によって複数回撮影し接合(又は接続ともいう)する撮影手法を指す。これらの撮影手法のうち、1つの検出器を用いて長尺撮影を行う場合、検出器を複数回移動させ撮影を行い、撮影した複数のX線画像を保存し、保存した複数の画像を接合し、1つの長尺画像を作成する。ここで、複数枚の画像を一枚の画像に接合する手法として、例えば、特許文献1には、画像処理によって脊椎が撮影された領域を抽出し、脊椎領域の相関の高い位置を探索し接合位置を導出する医用画像処理装置が開示されている。
特開2008−067916号公報
上記特許文献1では、被検体の体の動きがない場合は位置合わせができても、連続する複数の画像の重ね合わせ領域に、例えば被検体の体動に起因する画像の歪みがある場合には、体の動きにより位置ずれが生じた画像領域の位置を合わせることは出来なかった。そのため、被検体の呼吸等の動きによって、重ね合わせ領域において骨や横隔膜等の境界(エッジ)が二重に表示されてしまう問題があり、その結果重ね合わせ領域の診断が行い難い長尺画像(接合画像ともいう)となるという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、連続する複数の画像の重ね合わせ領域に被検体の体の動きがある場合にも、その重ね合わせ領域において画像が二重に表示されない長尺画像を作成するX線診断装置、画像処理装置及びプログラムを提供することである。
上記問題を解決するために、本発明に係るX線診断装置は、X線を照射するX線照射手段と、前記X線照射手段から照射されたX線を検出し電気信号へ変換するX線検出手段と、前記X線検出手段から得られた電気信号に基づく複数の画像を、各画像の一部分を重ね合わせて接合する位置を設定する接合位置設定手段と、少なくとも一方の画像に含まれる重ね合わせ領域の画素位置を修正する画素位置修正手段と、前記複数の画像を、前記修正が行われた重ね合わせ領域において接合した長尺画像を作成する長尺画像作成手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置は、医用画像撮像装置により得られた複数の画像を、各画像の一部分を重ね合わせて接合する位置を設定する接合位置設定手段と、少なくとも一方の画像に含まれる重ね合わせ領域の画素位置を修正する画素位置修正手段と、前記複数の画像を、前記修正が行われた重ね合わせ領域において接合した長尺画像を作成する長尺画像作成手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理プログラムは、医用画像撮像装置により得られた複数の画像を、各画像の一部分を重ね合わせて接合する位置を設定するステップと、少なくとも一方の画像に含まれる重ね合わせ領域の画素位置を修正するステップと、前記複数の画像を、前記修正が行われた重ね合わせ領域において接合した長尺画像を作成するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、重ね合わせ領域内の画素位置を修正してから複数の画像を繋ぎ合わせるため、重ね合わせ領域内で被検体、例えば骨等のエッジ部分を一致させることで、被検体が二重に描出されなくなり、長尺画像の画像品質を向上させることができる。
本実施形態に係るX線診断装置の構成例を示す模式図 本実施形態に係るX線診断装置による長尺画像作成処理の流れを示すフローチャート 本実施形態に係る画素位置修正処理の流れを示すフローチャート 重ね合わせ領域の導出処理を示す説明図 小領域を基に、関心点及び関心領域の設定処理を示す説明図 走査領域(関心領域の走査方向)を示す説明図 画素位置修正処理を示す説明図 射影変換の概念図
以下、本発明のX線診断装置の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の説明において、同一の構成要素には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本実施形態に係るX線診断装置10の構成例を示す模式図である。X線診断装置10は、X線を照射するX線発生器1と、X線発生器1から照射されたX線を検出し電気信号へ変換するX線検出器2と、X線検出器2から得られたX線の強度を示す電気信号に基づいて長尺撮影画像を作成する画像処理装置3と、長尺撮影画像を出力(表示)する出力装置4と、を備える。画像処理装置3は、X線検出器2から電気信号を受け取って記憶する画像記憶装置31と、画像記憶装置31に保存した複数枚の画像の接合位置を検出して設定する接合位置設定部32と、接合位置設定部32により設定された接合位置において、接合される複数の画像が重なり合う領域(以下「重ね合わせ領域」という)の画素位置を修正する画素位置修正部33と、画素位置修正後の複数の画像を接合した長尺画像を作成する長尺画像作成部34と、を備える。
画像記憶装置31は、磁気ディスクや不揮発性、又は揮発性メモリなど、被検体の透過X線の強度に応じた電気信号を一時的又は固定的に記憶する装置により構成される。
接合位置設定部32、画素位置修正部33、長尺画像作成部34は、これらの機能を実行する画像処理プログラムと、演算・制御装置(例えばCPU)、記憶装置(例えばメモリ)、及び入出力装置からなるハードウェアと、により構成され、これらが協働することにより、画像処理プログラムの機能が実現される。
次に図2乃至図8に基づいて、本実施形態に係るX線診断装置により長尺画像を作成する処理の流れを説明する。図2は、本実施形態に係るX線診断装置による長尺画像作成処理の流れを示すフローチャートである。図3は、本実施形態に係る画素位置修正処理の流れを示すフローチャートである。図4は、重ね合わせ領域の導出処理を示す説明図である。図5は、小領域を基に、関心点及び関心領域の設定処理を示す説明図である。図6は、走査領域(関心領域の走査方向)を示す説明図である。図7は、画素位置修正処理を示す説明図である。図8は、射影変換の概念図である。
以下の説明では、X線診断装置10が、X線検出器2を被検体に対して重なり部分を持たせながら異なる位置にずらして2枚の画像(図4の画像A、画像B)を撮像し、これら2枚の画像を接合して長尺画像を作成する処理を例に説明する。画像A、画像Bは、被検体の体軸方向に沿って重なり部分を持たせて撮影した画像であり、画像Aの下部領域(足側)と、画像Bの上部領域(頭側)とは、それぞれ被検体の同一部位が撮影された領域が含まれる。この同一部位が撮影された領域を重ね合わせて接合し、長尺画像を作成する。以下、図2のステップに沿って説明する。
(ステップS1)
X線撮像が行なわれる(S1)。X線診断装置10は、X線発生器1とX線検出器2との間に位置する被検体(図示を省略)の同一部位を重複させて、X線発生器1とX線検出器2とを相対移動させて連続撮影を行い、複数の画像(本実施形態では図4の画像Aと画像Bとに相当する)を撮像して電気信号を出力し、画像記憶装置31へ送信する。画像記憶装置31は、その電気信号に基づく画像A、画像Bを保存する。
(ステップS2)
接合位置設定部32は、画像記憶装置31に格納された画像A、画像Bの接合位置を設定する(S2)。接合位置設定処理は、ユーザから接合位置の入力を求めても良いし、撮影した複数枚の画像A、Bから、画像処理装置30を用いた画像処理によって導出してもよい。この画像処理の一例として、例えば、図4に示すように、画像Aの下部の一部領域からなる領域50と、画像Bの上部にあって、かつ領域50よりも広い面積を有する探索範囲51と、を定義する。そして、領域50を探索範囲51内においてずらしながら、探索範囲51において最も濃度相関値が高い位置を探し、そのときの探索範囲51に対する領域50の位置を確保するように、画像Aと画像Bとを重ね合わせた位置を接合位置として設定し、このとき画像A、画像Bにおいて重なりあう領域を、各画像の重ね合わせ領域50及び重ね合わせ領域52として求める。接合位置検出のアルゴリズムは、上記に限らず、画像Aと画像Bとの凡その接合位置及び重ね合わせ領域が検出できるものであれば、いかなるものを用いてもよい。
(ステップS3)
画像位置修正部33は、接合領域検出部32が設定した接合位置における画像Aの重ね合わせ領域50と、画像Bの重ね合わせ領域52との画素位置の修正を行う(S3)。以下の画素位置修正処理では、重ね合わせ領域50を小領域に分割する。一方、重ね合わせ領域52内において、小領域毎に、その小領域と最も相関が高い走査領域を求める。そして、小領域と走査領域の双方を射影変換して画素位置を修正し、重ね合わせ領域50と重ね合わせ領域52とを一致させる。次に図3の順に沿って、画素位置修正部33による画素位置修正処理について説明する。
(ステップS301)
画素位置修正部33は、2つの画像の重ね合わせ領域のうち、一方の画像の重ね合わせ領域、例えば画像Aの重ね合わせ領域50を、小領域に分割する小領域分割処理を行う(S301)。この小領域は、後述するステップS303における射影投影を行う単位領域となる。
画素位置修正部33は、まず図4に示すように、重なり合う2つの画像A、Bのそれぞれから、重ね合わせ領域50、52を抜き出す。次に、図5(a)に示すように、どちらか一方の画像領域、例えば重ね合わせ領域50を、一辺の長さがdからなる正方形状の小領域57(図5の右下斜め斜線の領域に相当する)に分割する。図5(a)では、重ね合わせ領域50内に点線で描写した横線53hと縦線53vとをピッチdで複数本設定して、重ね合わせ領域50を複数の小領域57に分割する。なお、このときの一辺の長さdは、重ね合わせ領域50の画像サイズに比例して変更してもよい。
(ステップS302)
画像位置修正部33は、ステップS301で分割した各小領域の全ての頂点の画素について、もう一方の画像領域、すなわち画像Bの重ね合わせ領域52の画素のうち、最も関連性が高い画素を探索する相関値導出処理を行う(S302)。
画像位置修正部33は、小領域の各頂点、すなわち図5(a)の点線53h、53vの交点の全てを関心点54として設定し、その周辺に一辺の長さがdとなる正方形状の関心領域55を設定する。サイズdは、2×dのサイズでも良いし、計算コストを下げるためにそれ以下にしてもよい。
画素位置修正部33は、関心領域55と同一形状の領域(以下、この領域を「走査領域」という)56を、他方の画像領域、すなわち重ね合わせ領域52に設定する。画素位置修正部33は、図6に示すように、走査領域56を重ね合わせ領域52内で左右方向及び上下方向に走査しながら、各位置において関心領域55と、走査領域56とを比較して相関を求める。このときの相関の高さの基準は、関心領域55及び走査領域56のそれぞれの画素値の偏差でも良いし、それぞれの領域の画素値の平均値や中央値等の特徴量の差が小さいものを使っても良い。
図7は、関心点及び関心領域と、関心領域に最も相関が高い走査領域とその走査領域における関心点との関係を示す説明図である。画像Aの重なり領域50内の関心点をP1(in,jn)と示し、その座標を(x1in,y1jn)とする。なお、(in,jn)は、画素の配列番号を表す。本ステップの処理を図7の4つの関心点P1(1,1)、P1(1,2)、P1(2,1)、P1(2,2)を例に説明する。なお、以下の説明では4つの関心点についてのみ説明するが、全ての小領域の頂点に対して同様の処理を行う。
画素位置修正部33は、4つの関心点P1(1,1)、P1(1,2)、P1(2,1)、P1(2,2)のそれぞれに対して、関心領域55a、55b、55c、55dを設定する。そして、各関心領域について最も相関が高い走査領域を求める。図7では、関心領域55a、55b、55c、55dのそれぞれと最も相関が高い走査領域として56a、56b、56c、56dが求められる。
(ステップS303)
画素位置修正部33は、各走査領域の中心点、すなわち、各関心領域に対する関心点に相当する点を、関心点に対して最も相関が高い画素P2(in,jn)として求める(S303)。図7では、各走査領域56a、56b、56c、56dの中心点となる画素P2 (1,1)、P2 (1,2)、P2 (2,1)、P2 (2,2)が、各関心点P1(1,1)、P1(1,2)、P1(2,1)、P1(2,2)に対して最も相関が高い画素として求められる。以下、画素P2(in,jn)の座標を(x2in,y2jn)で表す。
(ステップS304)
画素位置修正部33は、各関心点と、それぞれの関心点に対して相関が最も高い画素と、を一致させるように移動する画素補正処理を施すために、まず、各関心点及びその関心点と最も相関が高い画素の座標を一致させるための修正座標を求める(S304)。
画素位置修正部33は、それぞれの関心点P1(in,jn)の座標(x1in,y1jn)と、相関値の高い座標(ステップS302で求めた中心点)の座標P2(in,jn)の座標(x2in,y2jn)と、の差SubtractionPoint(in,jn)を、下式(1)により求める。
SubtractionPoint(in,jn)=(x1in-x2in,y1jn-y2jn)・・・(1)
但し、 (x1in,y1jn):関心点P1(in,jn)の座標
(x2in,y2jn):最も相関が高い画素P(in,jn)の座標
次に、画素位置修正部33は、関心点P1(in,jn)の座標(x1in,y1jn)に対し、導出した座標の差に重み付けを行って関心点の座標に加えた座標修正後の画素P’1(in,jn)の座標(x’1in,y’1jn)を求める。他方の画像(重ね合わせ領域52)については、関心点P1(in,jn)と最も相関が高い画素P2(in,jn)の座標(x2in,y2jn)に対し、座標の差を符号反転した値に重み付けを行い、画素P2(in,jn)の座標(x2in,y2jn)に加えた座標修正後の画素P’ 2(in,jn)の座標を求める。
この時の重み付けは、重ね合わせ領域50(及び重ね合わせ領52)の縦方向マトリクスの半分を中心に、関心点P(in,jn)を設けた画像(画像Aの重ね合わせ領域50)の重み付けを1から0に向けて、他方の画像P2(in,jn)(画像Bの重ね合わせ領域52)を0から1に向けて線形な重み付けを行う。これらの重み付けを行って、画素P1(in,jn)、P2(in,jn)の座標修正後の座標(x2in,y2jn)の式にすると、式(2)(3)の様になる。
(x’1in,y’1jn)=(x1in,y1jn)+A(y)・ SubtractionPoint(in,jn)・・・(2)
(x’2in,y’2jn)=(x2in,y2jn)+(-(1- A(y)))・ SubtractionPoint(in,jn) ・・・(3)
但し、(x’1in,y’1jn):座標修正後の画素P’1(in,jn)の座標
(x’2in,y’2jn):座標修正後の最も相関が高い画素P’(in,jn)の座標
A(y):重み付け係数
なお、式(2)(3)では、P1は図1の画像Aの様に重ね合わせ領域50が画像の下部にあるときの画素、P2は、図1の画像Bの様に重ね合わせ領域52が画像の上部にあるときの画素を用いた場合を示している。重ね合わせ領域50、52の位置関係が逆の場合は、SubtractionPoint(in,jn)に掛かる係数A(y)と-(1-A(y))が式(2)と(3)で逆になる。また、重み付け係数は、下式(4)により求める。
A(y)=-1/Height+1・・・(4)
但し、Height:重ね合わせ領域50(または52)のyマトリクスサイズ
y:重ね合わせ領域50(または52)P(i,j)のy成分の最大値を代入する
(ステップS305)
画素位置修正部33は、関心点により定義される小領域、及びその小領域の頂点と最も相関が高い画素により定義される領域(以下「比較領域」という)と、を一致させるよう、小領域及び比較領域を射影変換する画素補正処理を施すために、まず、各関心点及びその関心点と最も相関が高い画素の座標を一致させるための修正座標を求める(S305)。
画素位置修正部33は、P1(in,jn)で囲まれた領域を、同じ対応配列番号で囲まれたP’ 1 (in,jn)に、射影変換を行う。図7では、画像Aの重ね合わせ領域50内にある4つの関心点P1(1,1)、P1(1,2)、P1(2,1)、P1(2,2)により囲まれた正方形状の小領域57を、これらの各関心点P1(1,1)、P1(1,2)、P1(2,1)、P1(2,2)の座標修正後の画素P’1(1,1)、P’1(1,2)、P’1(2,1)、P’1(2,2)で囲まれた領域58に射影変換する。この射影変換により、図8に示すように、小領域57は領域58に射影変換される。
射影変換は、一般的な射影変換の式(5)(6)を使用する。
x’=(a1x+b1y+c1)/(a0x+b0y+1)・・・(5)
y’=(a2x+b2y+c2)/(a0x+b0y+1)・・・(6)
但し、x:x軸の座標
y:y軸の座標
x’:射影変換後のx座標
y’:射影変換後のy座標
式(5)(6)に含まれる8つの変数a0,a1,a2,b0,b1,b2,c1,c2,は、式(5)(6)のx,yに4つの関心点P1(1,1)、P1(1,2)、P1(2,1)、P1(2,2)の座標(x1in,y1jn)を代入し、x’,y’に座標修正後の座標の4つの点P’1(1,1)、P’1(1,2)、P’1(2,1)、P’1(2,2)の座標(x’1in,y’1jn)を代入して得られる8つの式からなる連立方程式により導出する。
同様に、画素位置修正部33は、関心点P1(1,1)、P1(1,2)、P1(2,1)、P1(2,2)に対応する最も相関が高い4つの画素P2(1,1)、P2 (1,2)、P2 (2,1)、P2 (2,2)により囲まれた比較領域59についても、小領域57と同様、座標修正後の画素P’2 (1,1)、P’2 (1,2)、P’2 (2,1)、P’2(2,2)で囲まれた領域58’に射影変換する。この領域58’は、小領域57を射影変換した領域58と一致する。この射影変換により、画像Aの重ね合わせ領域50は、小領域57単位で重ね合わせ領域50’に変換され、画像Bの重ね合わせ領域52は、比較領域59単位で、領域50’と同一の座標系からなる重ね合わせ領域52’に変換される。
(ステップS4)
長尺画像作成処理部34は、射影変換を行った重ね合わせ領域50’と重ね合わせ領域52’とが重なるように画像A及び画像Bの位置合わせを行い、長尺画像の濃度値を、重ね合わせ領域50’と重ね合わせ領域52’とにおいて一致する画素の画素値の平均値や、座標修正量算出と同様に、式(4)の重み付けを行って和を使用して求める。
そして、濃度・コントラストを補正した複数枚の画像(画像A、画像B)を接合する(S4)。接合は、公知である手法の様に、重なる接合領域に重みをつけて補正しても良いし、重なる領域を持つ一方の画像を使用しても良い。
(ステップS5)
最後に、長尺画像をD/A変換して表示する(S5)。長尺画像の出力装置は、モニタ、フィルムプリンタ、でも良いし、データとしてサーバーや、記録媒体へ保存してもよい。
本実施形態によれば、複数の画像を接続して長尺画像を作成する場合に、おおよその重ね合わせ位置が判明している各画像の重ね合わせ領域に対し、その重ね合わせ領域に含まれる画像の歪みを各画像において修正してから接続することにより、被検体が二重に表示されるという不具合の発生を防ぐことができる。これにより、長尺画像における重ね合わせ領域の画像品質の向上を図ることができる。
また、本実施形態のように、接合する各画像の重ね合わせ領域の画素位置を補正することにより、一方の画像の重ね合わせ領域のみの画素位置を修正する場合に比べて、重ね合わせ領域と、それに続く領域との画素位置のずれ量が少なくなるため、長尺画像において重ね合わせ領域(接合領域)とそれに続く領域とが滑らかになる。そのため、長尺画像の画像品質を向上させることができる。
なお、本実施形態では、接合する複数の画像の双方について画素位置の修正を行ったが、画素位置のずれが少なく、一方の画像の重なり領域に対してのみ画素位置の修正を行っても、重ね合わせ領域とそれに続く画像領域とが診断に差し障りない程度に滑らかであるときには、どちらか一方の画像の重なり領域に対してのみ画素位置の修正を行ってもよい。
また、上記実施形態では、重み付けを、重ね合わせ領域のy方向のマトリクスサイズを用いて行ったが、x方向のマトリクスサイズを用いてx方向に線形の重み付けを行ってもよい。また、座標修正量を、x座標に対してはx方向の線形の重みを用い、y座標に対してはy方向の線形の重みを用いてもよい。
1:X線発生器、2:X線検出器、3:画像処理装置、4:出力装置、10:X線診断装置、31:画像記憶装置、32:接合位置設定部、33:画素位置修正部、34:長尺画像作成部

Claims (6)

  1. X線を照射するX線照射手段と、
    前記X線照射手段から照射されたX線を検出し電気信号へ変換するX線検出手段と、
    前記X線検出手段から得られた電気信号に基づく複数の画像を各画像の一部分を重ね合わせて接合する位置を設定する接合位置設定手段と、
    前記複数の画像に含まれる重ね合わせ領域のうち、少なくとも一方の重ね合せ領域の画素位置を修正する画素位置修正手段と、
    前記複数の画像を、前記修正が行われた重ね合わせ領域において接合した長尺画像を作成する長尺画像作成手段と、を備え
    前記画素位置修正手段は、
    前記複数の画像のうちの一方の画像に含まれる前記重ね合わせ領域に、複数の横線と複数の縦線とを設定し、前記縦線と横線で区切られた複数の小領域に分割する手段と、
    前記分割した小領域の頂点の画素が、前記複数の画像のうちの他方の画像に含まれる重ね合わせ領域のどの画素と最も関連性が高いかを探索する相関値導出手段と、
    前記小領域の頂点の画素と、これに対応する前記最も関連性の高い画素の少なくとも一方の座標を変換して、両画素の座標を一致させる座標変換手段と、を備えることを特徴とするX線診断装置。
  2. 前記相関値導出手段が、
    前記小領域の頂点の画素ごとに、前記頂点の画素を含む関心領域を設定し、
    前記他方の画像に前記関心領域と対応する形状の走査領域を設定し、前記関心領域と前記走査領域の相関を求める動作を、前記走査領域を複数の位置に移動させながら行って、前記関心領域と最も関連性の高い走査領域を抽出し、
    この抽出された走査領域内の点を、前記頂点の画素と最も相関が高い画素とすることを特徴とする請求項1に記載のX線診断装置。
  3. 前記座標変換手段は、前記小領域の頂点の画素と、これに対応する前記最も関連性の高い画素の双方に対して座標変換を行い、座標一致させる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のX線診断装置。
  4. 前記座標変換手段は、前記小領域の頂点の画素の座標と前記最も関連性の高い画素の座標との差分に対し、前記重ね合わせ領域のサイズに基づく重み付け係数を乗算した座標修正量を用いて、前記小領域の頂点の画素の座標及び前記最も関連性の高い画素の座標を修正し、その修正後の座標を用いて座標変換処理を行う、
    ことを特徴とする請求項3に記載のX線診断装置。
  5. 医用画像撮像装置により得られた複数の画像を、各画像の一部分を重ね合わせて接合する位置を設定する接合位置設定手段と、
    前記複数の画像に含まれる重ね合わせ領域のうち、少なくとも一方の重ね合わせ領域の画素位置を修正する画素位置修正手段と、
    前記複数の画像を、前記修正が行われた重ね合わせ領域において接合した長尺画像を作成する長尺画像作成手段と、を備え
    前記画素位置修正手段は、
    前記複数の画像のうちの一方の画像に含まれる重ね合わせ領域に、複数の横線と複数の縦線とを設定し、前記縦線と横線で区切られた複数の小領域に分割する手段と、
    前記分割した小領域の頂点の画素が、前記複数の画像のうちの他方の画像に含まれる重ね合わせ領域のどの画素と最も関連性が高いかを探索する相関値導出手段と、
    前記小領域の頂点の画素と、これに対応する前記最も関連性の高い画素の少なくとも一方の座標を変換して、両画素の座標を一致させる座標変換手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 医用画像撮像装置により得られた複数の画像を、各画像の一部分を重ね合わせて接合する位置を設定する接合位置設定ステップと、
    前記複数の画像に含まれる重ね合わせ領域のうち、一方の画像に含まれる重ね合わせ領域に、複数の横線と複数の縦線とを設定し、前記縦線と横線で区切られた複数の小領域に分割する分割ステップと、
    前記分割した小領域の頂点の画素が、前記複数の画素のうちの他方の画像に含まれる重ね合わせ領域のどの画素と最も関連性が高いかを探索する相関値導出ステップと、
    前記小領域の頂点の画素と、これに対応する前記最も関連性の高い画素の少なくとも一方の座標を変換して、両画素の座標を一致させる座標変換ステップと、
    前記複数の画像を、前記修正が行われた重ね合わせ領域において接合した長尺画像を作成する長尺画像作成ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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