JP5634438B2 - 電動機の回転子、電動機、空気調和機、および電動機の回転子の製造方法 - Google Patents

電動機の回転子、電動機、空気調和機、および電動機の回転子の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電動機の回転子、電動機、空気調和機、および電動機の回転子の製造方法に関する。
従来の電動機は、パワー回路内のトランジスタのスイッチングに伴って発生する電動機の騒音の低減を図るため、インバータのキャリア周波数が高い値に設定されている。ただし、キャリア周波数が高くなるに従って、電動機のシャフトへの高周波誘導により発生する軸電圧が増大し、シャフトを支持している転がり軸受の内輪と外輪との間に存在する電位差が大きくなり、転がり軸受に電流が流れ易くなる。この転がり軸受に流れる電流は、内輪、外輪両軌道並びに転動体(内外輪の間を転がる玉やころ)の転動面に電食と呼ばれる腐食を発生させて、転がり軸受の耐久性を悪化させるという課題があった。
従来の電動機では、上記軸受の電食が発生するのを防止するため、回転軸の電位が高くなったときに電流が流れる回路中に、絶縁スリーブ等の絶縁材を介在させるように構成されており、このように構成することにより各転がり軸受に電流が流れなくなり、上記電食を防止できることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、軸受けの電食を抑制するために転がり軸受けとシャフトとの間の絶縁を行うシャフトに施される絶縁スリーブを、簡便な方法で確実に固定できる電動機の回転子として、回転子の樹脂マグネット及びシャフトが樹脂部により一体化され、シャフトに転がり軸受けを配置する電動機の回転子において、シャフトと転がり軸受けとの間に絶縁スリーブを設け、絶縁スリーブを樹脂部により一体化して固定するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−075551号公報 特開2010−158141号公報
しかしながら、上記特許文献1に示される電動機の回転子では、別体の絶縁スリーブがシャフトに挿入されるため絶縁スリーブの内径がシャフト外径より大きく、クリアランスがあるため、絶縁スリーブとシャフトの空転が発生したり、電動機の効率低下、騒音や軸受の寿命低下といった問題が懸念される。
また、上記特許文献2に示される電動機の回転子では、絶縁スリーブとシャフトが樹脂部を介し間接的に一体化されている。すなわち、絶縁スリーブはその外周部に設けられた突部が樹脂部と一体化され、さらにシャフトはその外周部に設けられたローレットが樹脂部と一体化されている。ただし、このように構成した場合、上記特許文献1の従来技術と同様に、絶縁スリーブとシャフトの同軸が悪化しやすく、電動機の効率低下、騒音や軸受の寿命低下といった問題が懸念される。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電動機の性能および品質を低下させることなく転がり軸受を流れる軸電流を防止し、電食を抑止すると共に異常音の発生を防止でき、また、シャフトと絶縁スリーブの空転を防止し同軸度を向上させることが可能な電動機の回転子、電動機、空気調和機、および電動機の回転子の製造方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、回転子のマグネットおよびシャフトが樹脂部により一体化され、前記シャフトに転がり軸受を配置する電動機の回転子であって、前記シャフトと前記転がり軸受との間には、絶縁スリーブが設けられ、絶縁スリーブはシャフトと一体に成形し形成されたものであることを特徴とする。
この発明によれば、シャフトと転がり軸受との間に絶縁スリーブを設け、絶縁スリーブをシャフトに一体に成形し形成したので、電動機の性能および品質を低下させることなく転がり軸受を流れる軸電流を防止し、電食を抑止すると共に異常音の発生を防止でき、また、シャフトと絶縁スリーブの空転を防止し同軸度を向上させることができる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる電動機の側面断面図である。 図2は、モールド固定子の側面断面図である。 図3は、モールド固定子に回転子が挿入された状態を示す側面断面図である。 図4は、ブラケットの側面断面図である。 図5は、固定子の斜視図である。 図6は、回転子の側面断面図である。 図7は、負荷側転がり軸受および反負荷側転がり軸受を取り外した回転子の断面図である。 図8は、負荷側から見た回転子の側面図である。 図9は、シャフト組立の側面図である。 図10は、回転子の反負荷側端部の拡大断面図である。 図11は、回転子の樹脂マグネットを示す図である。 図12は、位置検出用樹脂マグネットを示す図である。 図13は、変形例1の回転子の断面図である。 図14は、変形例2の回転子の断面図である。 図15は、電動機を駆動する駆動回路の構成図である。 図16は、回転子の製造工程を示す図である。 図17は、空気調和機の構成図である。
以下に、本発明にかかる電動機の回転子、電動機、空気調和機、および電動機の回転子の製造方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態にかかる電動機100の側面断面図である。図1に示される電動機100は、モールド固定子10と、回転子20(「電動機の回転子」と定義する)と、モールド固定子10の軸方向一端部に取り付けられる金属製のブラケット30とを備える。電動機100は、例えば、回転子20に永久磁石を有し、インバータで駆動されるブラシレスDCモータである。
図2は、モールド固定子10の側面断面図である。モールド固定子10には、軸方向一端部(図2の右側)に開口部10bが形成され、回転子20がこの開口部10bに挿入される。モールド固定子10の軸方向他端部(図2の左側)には、回転子20のシャフト組立27(図1)の径より若干大きい孔11aが開けられている。モールド固定子10のその他の構成については、後述する。
図3は、モールド固定子10に回転子20が挿入された状態を示す側面断面図である。モールド固定子10の軸方向一端部の開口部10b(図2参照)から挿入された回転子20は、シャフト組立27の負荷側(図3の左側)がモールド固定子10の軸方向他端部の孔11a(図2参照)から外部(図3の左側)に出される。そして、回転子20の負荷側転がり軸受21a(転がり軸受の一例)が、モールド固定子10の反開口部側の軸方向端部の軸受支持部11に当接するまで押し込まれる。このとき、負荷側転がり軸受21aは、モールド固定子10の反開口部側の軸方向端部に形成された軸受支持部11で支持される。モールド固定子10に回転子20が挿入された後、シャフト組立27の反負荷側(図1の右側)には、反負荷側転がり軸受21b(転がり軸受の一例)が取り付けられる(一般的には、圧入による)。なお、詳細は後述するが、反負荷側転がり軸受21bとシャフト23の反負荷側との間には、シャフト23に一体成形される絶縁スリーブ26が設けられる。
図4は、ブラケット30の側面断面図である。ブラケット30は、モールド固定子10の開口部10bを閉塞するとともに、反負荷側転がり軸受21bを支持するものであり、モールド固定子10に圧入される。軸受支持部30aは、反負荷側転がり軸受21bを支持する。ブラケット30のモールド固定子10への圧入は、ブラケット30の略リング状で、断面がコの字状の圧入部30bを、モールド固定子10の内周部10a(モールド樹脂部)の開口部10b側に圧入することでなされる。ブラケット30の圧入部30bの外径は、モールド固定子10の内周部10aの内径よりも、圧入代の分だけ大きくなっている。ブラケット30の材質は、金属製で、例えば、亜鉛メッキ鋼板である。但し、亜鉛メッキ鋼板には限定されない。
以下、モールド固定子10の構成を説明する。図2に示されるモールド固定子10は、固定子40と、モールド成形用のモールド樹脂50とからなる。モールド樹脂50には、例えば、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂が使用される。固定子40は、後述する基板等が取り付けられ、強度的に弱い構造であるため低圧成形が望ましい。そのため、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂が用いられる。
図5は、固定子40の斜視図である。図5に示される固定子40は、以下に示される構成である。
(1)厚さが0.1〜0.7mm程度の電磁鋼板が帯状に打ち抜かれ、かしめ、溶接、接着等で積層された帯状の固定子鉄心41を製作する。帯状の固定子鉄心41は、複数個のティース(図示せず)を備える。後述する集中巻のコイル42が施されている内側がティースである。
(2)ティースには、絶縁部43が施される。絶縁部43は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の熱可塑性樹脂を用いて、固定子鉄心41と一体にまたは別体で成形される。
(3)絶縁部43が施されたティースに集中巻のコイル42が巻回される。複数個の集中巻のコイル42を接続して、例えば、三相のシングルY結線の巻線を形成する。但し、分布巻でもよい。
(4)三相のシングルY結線であるので、絶縁部43の結線側には、各相(U相、V相、W相)のコイル42が接続される端子44(電源が供給される電源端子44aおよび中性点端子44b)が組付けられる。電源端子44aは3個、中性点端子44bは3個である。
(5)基板45が結線側の絶縁部43(端子44を組付けられる側)に取り付けられる。リード線47を口出しするリード線口出し部品46が組付けられた基板45を絶縁部43に組付け、固定子40となる。固定子鉄心41に形成された絶縁部43の面取りされた角柱48が、基板45が備える角柱挿入穴(図示せず)に挿入されることにより、回転方向の位置決めがなされ、かつ、絶縁部43の基板設置面(図示せず)に基板45が設置されることにより軸方向の位置が決められる。また、基板45より突出する角柱48を熱溶着することで基板45と絶縁部43が固定され、かつ、固定子40が備える端子44の基板45より突出した部分を半田付けすることにより電気的にも接合される。基板45には、電動機100(例えば、ブラシレスDCモータ)を駆動するIC49a(駆動素子)、回転子20の位置を検出するホールIC49b(位置検出素子)等が実装されている。IC49aやホールIC49b等を「電子部品」と定義する。
次に、回転子20の構成を説明する。図6は回転子20の断面図、図7は負荷側転がり軸受21aおよび反負荷側転がり軸受21bを取り外した回転子20−1の断面図、図8は負荷側から見た回転子20−1の側面図、図9はシャフト組立27の側面図であり、図10は回転子20の反負荷側端部の拡大断面図である。
図6、図7に示されるように、回転子20(もしくは回転子20−1)は、ローレット23a−1が施されたシャフト組立27(図9参照)と、リング状の回転子の樹脂マグネット22(回転子のマグネットの一例)と、リング状の位置検出用樹脂マグネット25(位置検出用マグネットの一例)と、これらを一体成形する樹脂部24とで構成される。この樹脂部24は、シャフト組立27の中心部23e(図9)のローレット23a−1を中心とした外周に形成される。
回転子の樹脂マグネット22、シャフト組立27、および位置検出用樹脂マグネット25は、縦型成形機により射出された樹脂部24で一体化される。このとき、樹脂部24は、図8に示されるように、シャフト組立27の外周に形成される中央筒部24g(回転子の樹脂マグネット22の内側に形成される)と、回転子の樹脂マグネット22を中央筒部24gに連結し、かつ、シャフト組立27を中心として半径方向に放射状に形成された軸方向の複数のリブ24jとを有する。リブ24j間には、軸方向に貫通した空洞24kが形成される。なお、樹脂部24に使用される樹脂には、PBT (ポリブチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の熱可塑性樹脂が用いられる。これらの樹脂に、ガラス充填剤を配合したものも好適である。
シャフト組立27の反負荷側(図6の右側)には、反負荷側転がり軸受21bが取り付けられる(一般的には、圧入による)。また、ファン等が取り付けられるシャフト組立27の負荷側(図6で左側)には、負荷側転がり軸受21aが取り付けられる。負荷側転がり軸受21aは、シャフト組立27に圧入される内輪21a−1と、モールド固定子10の軸受支持部11で支持される外輪21a−2と、内輪21a−1と外輪21a−2との間で転動する転動体21a−3とを備える。転動体21a−3には、球またはころが用いられる。反負荷側転がり軸受21bは、シャフト組立27の絶縁スリーブ26を介して圧入される内輪21b−1と、ブラケット30の軸受支持部30aで支持される外輪21b−2と、内輪21b−1と外輪21b−2との間で転動する転動体21b−3とを備える。転動体21b−3には、球またはころが用いられる。
本実施の形態にかかるシャフト組立27は、金属製(導電性を有する)のブラケット30で支持される反負荷側転がり軸受21bとシャフト23との間に絶縁スリーブ26を介在させると共に、この絶縁スリーブ26をシャフト23に一体成形するように構成されている。このように構成することにより、反負荷側転がり軸受21bとシャフト23との間が絶縁スリーブ26で絶縁され、反負荷側転がり軸受21bとシャフト23との間における軸電流が抑制される。従って負荷側転がり軸受21aおよび反負荷側転がり軸受21bの電食の発生が抑制される。また、絶縁スリーブ26がシャフト23に一体成形されているため、シャフト23と絶縁スリーブ26との同軸度が向上する。従って、回転子20の回転偏心が抑えられ電動機100の性能向上を図ることが可能である。
図9において、シャフト組立27は、シャフト23と絶縁スリーブ26とで構成され、絶縁スリーブ26は、絶縁性を有する樹脂材料であり、シャフト23の反負荷側に一体成形される。本実施の形態にかかる回転子20は、このように構成されたシャフト組立27と、回転子の樹脂マグネット22と、位置検出用樹脂マグネット25とが熱可塑性樹脂で一体成形されている。そして、これらが樹脂部24によって一体成形されて回転子20となる。また、シャフト23の外周には、シャフト中心部23eの近傍に、シャフト23と樹脂部24との回り止めおよび抜け止めとして機能するローレット23a−1が施される。
図10において、絶縁スリーブ26が一体成形されるシャフト23の反負荷側端部23dは、その外周が絶縁スリーブ26の肉厚分(すなわちシャフト23の中心部23eの外径d1と絶縁スリーブ26の内径との差分)が切削される。従って、シャフト23の反負荷側端部23dの外径d2は、シャフト23の中心部23eの外径d1より細く、かつ、この中心部23eと反負荷側端部23dとの間には、段差23cが形成される。また、シャフト23の反負荷側端部23dの外周には、反負荷側端部23dと絶縁スリーブ26との回り止めおよび抜け止めとして機能するローレット23a−2が施される。なお、図10の例では、シャフト23の反負荷側端面23fが露出している。
絶縁スリーブ26は、シャフト23の反負荷側端部23dに絶縁性を有する樹脂で一体成形され、所定の肉厚t1および軸方向長さLに形成され、かつ、外径d3がリング状に形成される。肉厚t1は、例えば、1〜2mmであるが、この範囲に限定されるものではない。軸方向長さL(シャフト23の反負荷側端面23f(軸方向端面)から段差23cまでの間)は、反負荷側転がり軸受21bの厚みと絶縁スリーブ26の樹脂注入口の軸方向高さとの和より長い寸法となる。外径d3は、シャフト23の中心部23eの外径d1と概略同一である。
絶縁スリーブ26の外周には、シャフト23の段差23c付近にて、所定の幅t2で軸方向に伸び、かつ、所定の高さhの樹脂注入口が設けられる。この樹脂注入口は、成形後に切断され、シャフト23の軸中心から樹脂部24に向けて突状のゲート切断部26bとして外周面26aに残る。但し、このゲート切断部26bは樹脂部24に埋設され、樹脂部24の反負荷側に露出する絶縁スリーブ26の外周面26aには、反負荷側転がり軸受21bが挿入される。
なお、樹脂部24の反負荷側に露出する絶縁スリーブ26の外周面26aにおいて突状のゲート切断部26bが残っている場合、反負荷側転がり軸受21bの挿入時に反負荷側転がり軸受21bの内径とゲート切断部26bとが接触して、想定外の応力が発生し、またゲート切断部26bが切断されてゴミとして付着することよる品質の低下が予想される。しかしながら、樹脂注入口を樹脂部24に埋設される部分に設けることにより、このような問題を解消できる。また、ゲート切断部26bが、シャフト23の軸中心から樹脂部24に向けて突状(あるいは樹脂部24からシャフト23の軸中心に向けて突状)に設けられている場合でも、樹脂が注入されることにより、ゲート切断部26bが絶縁スリーブ26の回り止めとして機能するため、品質の向上を図ることができる。
絶縁スリーブ26の材料には、鉄(シャフト23)とほぼ同じ線膨張係数の樹脂材料を使用するのが好ましい。そのような樹脂材料として、例えば、熱硬化性樹脂のBMC樹脂が挙げられる。BMC(バルクモールディングコンパウンド)樹脂は、不飽和ポリエステル樹脂に各種の添加剤が加えられた塊粘土状の熱硬化性樹脂である。BMC樹脂は、以下に示される特徴がある。
(1)エポキシ樹脂に比べ硬化時間が短いため生産性が良い。
(2)材料のコストと特性のバランスが良い。
(3)低圧での成形が可能。
(4)寸法の安定性が高い。
(5)表面硬さが高く、キズが付きにくい。
(6)金属に比べ軽く、複雑形状の成形性に優れ、かつ、吸振性にも優れている。
電動機の回転子において、熱の上昇、下降の熱履歴を受ける場合、鉄と樹脂の線膨張係数が異なる場合には、応力が発生する。そのため、樹脂にはクリープ現象(一定の荷重のもとで、材料の変形が時間とともに増加していく現象)が発生し、軸受が挿入される部分は、初期の寸法を維持できなくなることがある。その場合、軸受の内輪のクリープ(内輪と軸とに微小隙間が発生し1回転ごとに円周の差だけ接触位置がずれる現象)を引き起こす可能性があり、品質の低下が懸念される。これに対し、耐クリープ性の高い熱硬化性樹脂を使用することと、鉄と線膨張係数が近い熱硬化性樹脂のBMC樹脂を使用することで品質の向上を図ることができる。
このように、本実施の形態の電動機100の回転子20では、ブラケット30で支持される反負荷側転がり軸受21bとシャフト23との間に絶縁スリーブ26が設けられ、この絶縁スリーブ26がシャフト23と一体成形されてシャフト組立27が得られる。そして、絶縁スリーブ26により、反負荷側転がり軸受21bとシャフト23とが絶縁され、軸電流が抑制され、負荷側転がり軸受21aおよび反負荷側転がり軸受21bの電食の発生が抑制される。また、絶縁スリーブ26がシャフト23に一体成形されているため、シャフト23と絶縁スリーブ26との空転を防止できると共に、シャフト23と絶縁スリーブ26との同軸度が向上し、電動機100の品質および性能の向上を図ることが可能である。なお、本実施の形態では位置検出用樹脂マグネット25が用いられているが、本実施の形態の構造は、位置検出用樹脂マグネット25が用いられていない回転子20にも適用可能である。
なお、本実施の形態では、絶縁スリーブ26の外径d3をシャフト23の中心部23eの外径d1と概略同一に成形する場合の例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、外径d1より若干大きくなるように外径d3を成形しておき、シャフト組立27が行われた後に(すなわち絶縁スリーブ26成形後の状態で)、この外径d3を外径d1と概略同一となるように調整してもよい。この場合、ローレット23a−2が絶縁スリーブ26の回り止めになるので、機械加工等をしても絶縁スリーブ26がシャフト23から空回りすることがなく、絶縁スリーブ26成形後に外径d3を調整可能である。絶縁スリーブ26成形後に外径d3を調整することで、寸法精度、ばらつきが小さくでき、品質が向上する。さらに、絶縁スリーブ26成形金型の寸法管理が容易で、金型製作費を低減できる。
なお、突状のゲート切断部26bは、1つに限定されるものではなく、絶縁スリーブ26の外周面26aにおいて、樹脂部24に埋設される部分に複数設けてもよい。また、絶縁スリーブ26の外周面26aの樹脂部24に埋設される部分に複数の突起をつけてもよい。このことにより、回り止め、抜け止めがさらに確実になり、品質の向上を図ることができる。
また、絶縁スリーブ26を設けることによって反負荷側転がり軸受21bを流れる軸電流が小さくなり、これに伴い負荷側転がり軸受21aを流れる軸電流も小さくなる。そのため、負荷側転がり軸受21a側のシャフト23における絶縁は不要である。
また、図10において、樹脂部24の中央筒部24g(樹脂部)の反負荷側端部には、シャフト組立27の絶縁スリーブ26へ反負荷側転がり軸受21bを挿入する際の軸方向の位置決めとなる軸受当接面24dが形成されている。また、中央筒部24gの外周部と軸受当接面24dとの間には、段差部24eが設けられる。段差部24eの直径d4は、反負荷側転がり軸受21bの外輪21b−2の内径よりも小さく形成する必要があり、例えば、図6に示されるように、反負荷側転がり軸受21bの内輪21b−1の外径と略同じか、若干小さく形成することが望ましい。
一般的に、転がり軸受は、転がり軸受の内部からグリースが外に漏れないように、もしくは外部からごみ等が浸入しないように外輪と内輪との間にカバーを設けている。このカバーは、転がり軸受の両端面より内側に位置する。そのため、段差部24eの直径d4を、反負荷側転がり軸受21bの内輪21b−1の外径よりも大きくしても、内輪21b−1の外径よりも大きい部分は、反負荷側転がり軸受21bに接触しない。従って、段差部24eの直径d4は、反負荷側転がり軸受21bの内輪21b−1の外径と略同じか、若干小さくする程度が実用的である。
また、この段差部24eを設けることにより、シャフト組立27、回転子の樹脂マグネット22、および位置検出用樹脂マグネット25を樹脂で一体成形する際に、樹脂部24の中央筒部24gの軸受当接面24dをイレコで形成する場合、段差部24eまで前記イレコで形成する。そのため、金型の合わせ面は中央筒部24gの反負荷側端面24hに位置する。金型の合わせ面にバリが発生した場合でも、反負荷側転がり軸受21bは金型の合わせ面となる反負荷側端面24hに対して段差部24eの分だけ離れるため、このバリは、反負荷側転がり軸受21bに当接しない。従って、反負荷側転がり軸受21bに悪影響を及ぼす虞が少ない。
また、回転子20が、熱衝撃を受けると樹脂部24の中央筒部24gが割れる場合もある。そのような場合でも、中央筒部24gに段差部24eを設け、段差部24eの径方向の寸法は一定とし、両端の段差部24e(負荷側と反負荷側)間の中央筒部24gの径方向の厚さを大きくして対処することができる。
また、段差部24eの直径d4が、負荷側転がり軸受21aの外輪21a−2の内径よりも小さく、かつ、反負荷側転がり軸受21bの外輪21b−2の内径よりも小さく形成されているため、段差部24e間の中央筒部24gの径方向の厚さは、外輪21a−2、外輪21b−2の内径よりも大きくすることも可能である。
図11は回転子の樹脂マグネット22を示す図であり、図11(a)は左側面図、図11(b)は(a)のC−C断面図、図11(c)は右側面図である。図11を参照しながら、回転子の樹脂マグネット22の構成を説明する。回転子の樹脂マグネット22には、その内径の軸方向一端部(図11(b)では右側)に、樹脂成形時の型締め時にシャフト組立27と回転子の樹脂マグネット22との同軸を確保するための切欠き22aが形成されている。図11(c)の例では、切欠き22aは周方向に略等間隔で8箇所に形成されている。
また、回転子の樹脂マグネット22には、軸方向他端部(図11(b)では左側)の端面に、位置検出用樹脂マグネット25を据える台座22bが、周方向に略等間隔で形成されている。台座22bは、回転子の樹脂マグネット22の内径付近から外径に向かって形成され、台座22bの先端から位置決め用突起22cが径方向に回転子の樹脂マグネット22の外周部に向かって、その近くまで延びている。位置決め用突起22cは、樹脂部24による回転子のマグネット、位置検出用マグネットおよびシャフト組立の一体成形時に、回転子の樹脂マグネット22の周方向(回転方向)の位置決めに利用される。
図12を参照しながら、位置検出用樹脂マグネット25の構成を説明する。図12は、位置検出用樹脂マグネット25を示す図であり、図12(a)は左側面図、図12(b)は正面図、図12(c)は(b)のD部拡大図である。位置検出用樹脂マグネット25は、内径側の軸方向両端部に段差25bを備える。回転子20の軸方向端部側となる段差25bには、樹脂部24の一部が充填され、この段差25bは位置検出用樹脂マグネット25の軸方向の抜け止めとして機能する。
図12には、一例として両端部に段差25bを備えた位置検出用樹脂マグネット25が示されているが、いずれか一方の端部に段差25bがあり、それが回転子20の軸方向端部側に位置すればよい。但し、両端部に段差25bを備えるものは、回転子20の樹脂部24による一体成形時に、金型(下型)に位置検出用樹脂マグネット25をセットする際に、裏表を気にせずにセットできるので作業性に優れる。
また、位置検出用樹脂マグネット25は、段差25bに樹脂部24に埋設されると周方向の回り止めとなるリブ25a(断面が略三角)を周方向に略等間隔に8個備える。但し、リブ25aの数、形状、配置間隔は任意でよい。
なお、図6に示されるように、樹脂部24には、位置検出用樹脂マグネット25の内径を保持する金型の内径押さえ部24a、位置検出用樹脂マグネット25を金型(下型)にセットしやすくするためのテーパ部24b、樹脂成形時の樹脂注入部24cが樹脂成形後に形成される。
回転子の樹脂マグネット22は、熱可塑性樹脂に磁性材が混合され成形されたもので、図11に示される通り、内径に軸方向一端面からテーパ状に切欠き22aを設け、また、切欠き22aのある軸方向一端面の反対側の軸方向他端面に、位置検出用樹脂マグネット25を据える台座22bを備えている。シャフト組立27と一体に成形される回転子の樹脂マグネット22の台座22bによって、位置検出用樹脂マグネット25を回転子の樹脂マグネット22の端面から離すことが可能となり、位置検出用樹脂マグネット25の肉厚を最小、かつ、任意の位置に配置することが可能となり、回転子の樹脂マグネット22より安価な熱可塑性樹脂を充填することで、コストの低減が可能となる。
位置検出用樹脂マグネット25は、図12に示される通り、厚み方向の両側に段差25bを持ち、かつ、樹脂で埋設されたとき回り止めとなるリブ25aを両側の段差25bに備えている。また、位置検出用樹脂マグネット25の内径と位置検出用樹脂マグネット25の外径との同軸度は精度良く作られている。
なお、シャフト組立27と一体に成形される際、位置検出用樹脂マグネット25の外周にはテーパ状に樹脂(樹脂部24)が充填され、位置検出用樹脂マグネット25の外径のばらつきにも対応し、充填される樹脂は位置検出用樹脂マグネット25の片側の軸方向端面(外側)と回転子の樹脂マグネット22の軸方向両端面でせき止めるため、回転子の樹脂マグネット22の外径にバリが発生するのを抑えることが可能となり、品質の向上が図られている。
また、シャフト組立27との一体成形時のゲート口を回転子の樹脂マグネット22の内径よりもさらに内側に配置し、樹脂注入部24cを凸形状で配置することで、圧力の集中を緩和し、樹脂の充填が容易に、また、樹脂注入部24cの凸部を位置決めに利用することも可能となっている。
図13は変形例1の回転子20aの断面図である。図6に示される回転子20と異なるのは、シャフト組立27の反負荷側端部にセンタ穴23bが形成されている点である。金型(上型)には、センタ穴23bの中心との同軸度が合わされた突起が設けられ、シャフト組立27、回転子の樹脂マグネット22、および位置検出用樹脂マグネット25を樹脂部24で一体化(成形)する際に金型が閉じられたとき、金型の突起がシャフトのセンタ穴23bに嵌まり込むことにより、回転子の樹脂マグネット22とシャフト組立27との同軸度が向上する。なお、センタ穴23bは、シャフト23の両端部に形成してもよい。
図14は、変形例2の回転子20bの断面図である。図6に示される回転子20と異なる点は、負荷側転がり軸受21aとシャフト23との間にも絶縁スリーブ26が設けられている点である。このように絶縁スリーブ26を設けることにより、負荷側転がり軸受21aにおける軸電流をさらに低減できる。さらに、外郭にモールド以外の材質(例えば外郭に鋼板フレーム)が使用され、かつ、負荷側および反負荷側に金属製のブラケットが使用された電動機の軸電流を低減することができる。
なお、図1には、モールド固定子10側が負荷側となり、ブラケット30側が反負荷側となるように構成された電動機100が示されているが、電動機100は、負荷側と反負荷側とが逆となるように構成して同様の効果を得ることができる。また、図6、図13、図14に示される回転子20(20a、20b)は、永久磁石に熱可塑性樹脂に磁性材を混合して成形された回転子の樹脂マグネット22を使用したが、その他の永久磁石(希土類磁石(ネオジム、サマリウム鉄)、フェライト焼結等)を用いてもよい。また、位置検出用樹脂マグネット25も同様に、その他の永久磁石(希土類磁石(ネオジム、サマリウム鉄)、フェライト焼結等)を用いてもよい。
既に述べたように、インバータを用いて電動機の運転を行なう場合、パワー回路内のトランジスタのスイッチングに伴って発生する電動機の騒音の低減を図るため、インバータのキャリア周波数が高い値に設定される。キャリア周波数を高く設定するに伴って、電動機のシャフトへの高周波誘導により発生する軸電圧が増大し、シャフトを支持している転がり軸受の内輪と外輪との間に存在する電位差が大きくなるので、転がり軸受に電流が流れ易くなる。この転がり軸受に流れる電流は、内輪、外輪両軌道並びに転動体(内外輪の間を転がる玉やころ)の転動面に電食と呼ばれる腐食を発生させて、転がり軸受の耐久性を悪化させる。
本実施の形態の回転子20では、絶縁スリーブ26により、負荷側転がり軸受21aまたは反負荷側転がり軸受21bとシャフト23との間が絶縁され、軸電流が抑制される。このように本実施の形態の回転子20は、インバータを用いて電動機100の運転を行う場合発生する軸電流の低減に特に有効である。
図15は、電動機100に内蔵される駆動回路1の回路図である。図15に示されるように、電動機100の外部に設けられた商用交流電源2から交流の電力が駆動回路1に供給される。商用交流電源2から供給される交流電圧は、整流回路3で直流電圧に変換される。整流回路3で変換された直流電圧は、インバータ主回路4で可変周波数の交流電圧に変換されて電動機100に印加される。電動機100は、インバータ主回路4から供給される可変周波数の交流電力により駆動される。なお、整流回路3には、商用交流電源2から印加される電圧を昇圧するチョッパー回路や整流した直流電圧を平滑にする平滑コンデンサなどが設けられている。
インバータ主回路4は、3相ブリッジのインバータ回路であり、インバータ主回路4のスイッチング部は、インバータ主素子となる6つのIGBT6a〜6f(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ、単にトランジスタと定義する)と6つのフライホイルダイオード(FRD)としてシリコンカーバイド(SiC)を用いたSiC−SBD7a〜7f(ショットキーバリアダイオード、単にダイオードと定義する)を備えている。FRDであるSiC−SBD7a〜7fは、IGBT6a〜6fが電流をONからOFFする時に生じる逆起電力を抑制する逆電流防止手段である。
なお、本実施の形態では、IGBT6a〜6fとSiC−SBD7a〜7fが同一リードフレーム上に実装されエポキシ樹脂でモールドされてパッケージされたICモジュールが用いられているものとする。IGBT6a〜6fは、シリコンを用いたIGBT(Si-IGBT)に代えてSiC、GaNを用いたIGBTであってもよい。また、IGBTに代えて、SiもしくはSiC、GaNを用いたMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)などの他のスイッチング素子を使用してもよい。
整流回路3とインバータ主回路4の間には、直列に接続された2つの分圧抵抗8a、8bが設けられており、この分圧抵抗8a、8bによる分圧回路によって高圧直流電圧が低圧化される。駆動回路1には、この低圧化された電気信号をサンプリングし保持する直流電圧検出部8が設けられている。
また、電動機100には、本実施の形態にかかる回転子20(図6)およびモールド固定子10(図2)が用いられ、回転子20は、インバータ主回路4から供給される交流電力により回転子20を回転する。モールド固定子10には、回転子20の近傍に位置検出用樹脂マグネット25を検出するためのホールIC49bと、ホールIC49bからの電気信号を処理して回転子20の位置情報に変換する回転子位置検出部110とが設けられている。
回転子位置検出部110で検出される回転子20の位置情報は、出力電圧演算部120に出力される。この出力電圧演算部120は、駆動回路1の外部から与えられる目標回転数Nの指令(回転子20の回転速度を指令する速度指令信号)若しくは装置の運転条件の情報と、回転子20の位置情報とに基づいて、電動機100に加えられるべき最適なインバータ主回路4の出力電圧を演算する。出力電圧演算部120は、この出力電圧をPWM(Pulse Width Modulation)信号生成部130に出力する。PWM信号生成部130は、出力電圧演算部120から与えられた出力電圧となるようなPWM信号を、インバータ主回路4のそれぞれのIGBT6a〜6fを駆動する主素子駆動回路4aに出力し、インバータ主回路4のIGBT6a〜6fはそれぞれ主素子駆動回路4aによってスイッチングされる。なお、本実施の形態1ではインバータ主回路4を3相ブリッジとしているが単相など他のインバータ回路でもよい。
ここでワイドバンドギャップ半導体について説明する。ワイドバンドギャップ半導体はSiよりもバンドギャップが大きい半導体の総称であって、SiC−SBD7a〜7fに使用しているSiCはワイドバンドギャップ半導体の一つであり、その他には窒化ガリウム(GaN)、ダイヤモンドなどがある。さらにワイドバンドギャップ半導体、特にSiCはSiに比べて耐熱温度や絶縁破壊強度や熱伝導率が大きい。なお、本実施の形態1ではSiCをインバータ回路のFRDに用いる構成としているが、SiCに代えてその他のワイドバンドギャップ半導体を用いてもよい。
図16は回転子20の製造工程を示す図である。図16により、回転子20の製造工程について説明する。
(1)位置検出用樹脂マグネット25および回転子の樹脂マグネット22の成形、脱磁。シャフト23の加工を行う。シャフト23には、中心部23eと反負荷側端部23dにローレット23a−2が施される(ステップ1)。
(2)シャフト23を金型にセットし、BMC樹脂で絶縁スリーブ26を成形しシャフト組立27とする(ステップ2)。
(3)シャフト組立27の絶縁スリーブ外径をシャフト23外径と概略同一に調整する(ステップ3)。
(4)位置検出用樹脂マグネット25を、段差25bを有する端部を下にして下型にセットし、下型に設けられた内径押え部24aに位置検出用樹脂マグネット25の内径を保持させる(ステップ4)。
(5)回転子の樹脂マグネット22の位置決め用突起22cを下型に設けられた位置決め用突起挿入部に嵌め合わせて下型にセットする(ステップ5)。
(6)シャフト組立27を下型にセットし、回転子の樹脂マグネット22の切欠き22aを、上型の切欠き押さえ部で押し当てるように型締めする(ステップ6)。
(7)樹脂(樹脂部24)成形する(ステップ7)。回転子の樹脂マグネット22、位置検出用樹脂マグネット25、およびシャフト組立27を樹脂部24により一体に成形する際に、シャフト組立27と負荷側転がり軸受21aまたは反負荷側転がり軸受21bの少なくとも一つとの間に、絶縁スリーブ26が介在するように一体成形を行う。
(8)位置検出用樹脂マグネット25および回転子の樹脂マグネット22の着磁を行う(ステップ8)。
(9)シャフト組立27に、負荷側転がり軸受21aおよび反負荷側転がり軸受21bを組付ける(ステップ9)。
上述の製造工程によれば、回転子の樹脂マグネット22、絶縁スリーブ26が一体成形されたシャフト組立27と位置検出用樹脂マグネット25とを樹脂(樹脂部24)にて一体にする際、全ての部品を金型にセットして樹脂成形することから、作業工程の低減により回転子20のコストの低減が図られる。
また、シャフト23の反負荷側端部23dにローレット23a−2を施し絶縁スリーブ26を一体成形しシャフト組立27としたので、絶縁スリーブ26の軸方向および周方向の移動を抑制することができる。
また、シャフト組立27としてから絶縁スリーブ26の外径を調整するので、例えば機械加工等をしても絶縁スリーブ26がシャフト23から空回りすることがなく、絶縁スリーブ26成形後のシャフト組立27の外径を調整することができる。絶縁スリーブ26成形後に外径を調整することで、寸法精度、ばらつきが小さくなり、品質が向上する。さらに、絶縁スリーブ成形金型の寸法管理が容易で、金型製作費を低減できる。
また、回転子の樹脂マグネット22の台座22bにより、位置検出用樹脂マグネット25を回転子の樹脂マグネット22の端面から離すことができ、位置検出用樹脂マグネット25の肉厚を最小、かつ、任意の位置に配置することが可能となり、回転子の樹脂マグネット22より安価な熱可塑性樹脂を充填することで、コストの低減が可能となる。
また、位置検出用樹脂マグネット25は厚み方向に対称であるため、向きを合わせることなく金型にセットすることが可能である。
また、下型の位置検出用樹脂マグネット25をセットする際、外径が通過する部分を開口部が広くなるテーパにしているため(樹脂部24のテーパ部24b)、下型に引っ掛かることなくセットが可能なため、作業工程が簡素化により生産性の向上に伴いコストの低減が可能となっている。
また、位置検出用樹脂マグネット25は下型にセットされた時、下型に備える内径押え部に内径を保持されることにより、シャフト組立27および回転子の樹脂マグネット22との同軸度の精度が確保される。
また、上型に備える切欠き押さえ部が、回転子の樹脂マグネット22の内径に備える切欠き22aを押し当てることにより、シャフト組立27と回転子の樹脂マグネット22との同軸度の精度が確保される。
図17は、空気調和機300の構成図である。空気調和機300は、室内機310と、室内機310と接続される室外機320とを備える。室内機310には室内機用送風機(図示せず)が搭載され、室外機320には室外機用送風機330が搭載されている。そして、室外機用送風機330および室内機用送風機には、その駆動源として本実施の形態の電動機100が使用されている。空気調和機300の主用部品である室外機用送風機330および室内機用送風機に電動機100を用いることにより、空気調和機300の耐久性を向上させることが可能である。
なお、本実施の形態にかかる電動機100は、空気調和機300以外の電気機器(例えば換気扇、家電機器、工作機など)に搭載して利用することができる。
以上に説明したように、本実施の形態にかかる電動機の回転子20は、回転子のマグネット(樹脂マグネット22)およびシャフト23が樹脂部24により一体化され、シャフト23に転がり軸受21a、21bを配置する電動機100の回転子20であって、金属製(導電性を有する)のブラケット30で支持される反負荷側転がり軸受21bとシャフト23との間に絶縁スリーブ26を介在するよう、絶縁スリーブ26をシャフト23に一体成形しシャフト組立27とするようにしたので、絶縁スリーブ26によって反負荷側転がり軸受21bとシャフト23とが絶縁され、軸電流が抑制される。また、絶縁スリーブ26がシャフト23に一体成形されているため、シャフト23と絶縁スリーブ26との同軸度が向上する。さらに、絶縁スリーブ26の軸方向および周方向の移動が抑制され空転を防止することができる。その結果、電動機100の品質および性能の向上を図ることが可能である。
また、絶縁スリー26の樹脂注入口を樹脂部24に埋設される部分に備えることで、樹脂注入口が絶縁スリーブ26の外周にあり、ゲート切断部26bが凸(突出部)として残る場合の懸念が払拭される。
また、絶縁スリーブ26の樹脂部24に埋設される外周面に複数の突起を備えることで、絶縁スリーブ26の軸方向及び周方向の移動をさらに抑制することができる。
また、本実施の形態にかかる転がり軸受は、負荷側転がり軸受21aおよび反負荷側転がり軸受21bで構成され、絶縁スリーブ26は、負荷側転がり軸受21aまたは反負荷側転がり軸受21bの少なくとも一つとシャフト23との間に介在するようにしたので、負荷側転がり軸受21aにおける軸電流をさらに低減することができる。
また、本実施の形態にかかる絶縁スリーブ26は、負荷側転がり軸受21aまたは反負荷側転がり軸受21bのうちの、金属製のブラケット30で支持される転がり軸受とシャフト23との間に介在するようにしたので、外郭にモールド以外の材質(例えば外郭に鋼板フレーム)が使用され、かつ、負荷側および反負荷側に金属製のブラケット30が使用された電動機の軸電流を低減することができる。
また、本実施の形態にかかる転がり軸受は、負荷側転がり軸受21aおよび反負荷側転がり軸受21bで構成され、絶縁スリーブ26は、負荷側転がり軸受21a及び反負荷側転がり軸受21bとシャフト23との間に介在するように一体成形したので、負荷側、及び、反負荷側転がり軸受21aにおける軸電流をさらに低減できる。外郭にモールド以外の材質(例えば外郭に鋼板フレーム)が使用され、かつ、負荷側および反負荷側に金属製のブラケット30が使用された電動機の軸電流を低減することができる。
また、本実施の形態にかかる絶縁スリーブ26の材料には、シャフト23と略同じ線膨張係数の樹脂材料が用いられているので、軸受内輪と絶縁スリーブ26との間におけるクリープの発生が抑制され、電動機100の品質の向上を図ることができる。
また、本実施の形態にかかる絶縁スリーブ26の材料には、熱硬化性樹脂のBMC(バルクモールディングコンパウンド)樹脂が用いられているので、軸受内輪と絶縁スリーブ26との間におけるクリープの発生が抑制され、電動機100の品質の向上を図ることができる。
また、本実施の形態にかかるシャフト23には、絶縁スリーブ26が配置される部分にローレット23a−2が施されているので、ローレット23a−2が絶縁スリーブ26の回り止めになり、機械加工等をしても絶縁スリーブ26がシャフト23から空回りすることがなく、絶縁スリーブ26成形後に外径d3を調整可能である。絶縁スリーブ26成形後に外径d3を調整することで、寸法精度、ばらつきが小さくでき、品質が向上する。さらに、絶縁スリーブ26成形金型の寸法管理が容易で、金型製作費を低減できる。
また、本実施の形態にかかる電動機の回転子20は、シャフト23の中心部23eの外周に形成される樹脂部24の中央筒部24gと軸受当接面24dとの間に、段差部24eを設けることにより、シャフト23、回転子の樹脂マグネット22、および位置検出用樹脂マグネット25を樹脂で一体成形する際に、樹脂部24の中央筒部24gの軸受当接面24dをイレコで形成する場合、段差部24eまで前記イレコで形成する。そのため、金型の合わせ面は中央筒部24gの反負荷側端面24hになるので、金型の合わせ面にバリが発生しても反負荷側転がり軸受21bは金型の合わせ面となる反負荷側端面24hに対して段差部24eの分離れているので、バリは反負荷側転がり軸受21bに当接しない。そのため、反負荷側転がり軸受21bに悪影響を及ぼす虞が少ない。
また、回転子20が、熱衝撃を受けると樹脂部24の中央筒部24gが割れる場合もあるが、中央筒部24gに段差部24eを設け、段差部24e間の中央筒部24gの径方向の厚さを大きくして対処することができる。
また、図13に示される回転子20aのように、シャフト23の反負荷側端部にセンタ穴23bを形成することにより、シャフト組立27、回転子の樹脂マグネット22および位置検出用樹脂マグネット25を樹脂で一体成形する際に、シャフト23のセンタ穴23bに、金型(上型、および、下型)に備えたシャフト挿入部との同軸が確保されたセンタ穴23bに嵌め合わせる突起を嵌め合わせることで、シャフト組立27を同軸が確保された状態で保持することが可能となり回転子の樹脂マグネット22とシャフト組立27との同軸度が向上する。
なお、電動機をインバータ駆動する場合、電動機の騒音の低減を図る目的から、インバータのキャリア周波数を高く設定するようにしているが、キャリア周波数を高く設定するに伴って、電動機のシャフトへの高周波誘導により発生する軸電圧が増大し、シャフトを支持している転がり軸受の内輪と外輪との間に存在する電位差が大きくなるので、転がり軸受に流れる電流も増加する。従って、本実施の形態の回転子20は、電動機100をインバータを用いて運転を行う場合の軸電流の低減に特に有効である。ここでは回転子20の位置検出用樹脂マグネット25の磁極を検出するためのセンサであるホールIC49bを用いて検出する方法を述べたが、位置検出用樹脂マグネット25、ホールIC49bを用いず、コイルを流れる電流を電流検出器(図示せず)にて検出し、波形生成回路にマイコンなどを用いて電動機を運転するセンサレス駆動方式においても同様の効果があることは言うまでもない。
なお、本発明の実施の形態にかかる電動機の回転子、電動機、空気調和機、および電動機の回転子の製造方法は、本発明の内容の一例を示すものであり、更なる別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略するなど、変更して構成することも可能であることは無論である。
以上のように、本発明は、電動機の回転子に適用可能であり、特に、電動機の性能および品質を低下させることなく軸受の電食を抑制することができる発明として有用である。
1 駆動回路、2 商用交流電源、3 整流回路、4 インバータ主回路、4a 主素子駆動回路、6a〜6f IGBT、7a〜7f SiC−SBD、8 直流電圧検出部、8a 分圧抵抗、8b 分圧抵抗、10 モールド固定子、10a 内周部、10b 開口部、11 軸受支持部、11a 孔、20 回転子、20a 回転子、20b 回転子、20−1 回転子、21a 負荷側転がり軸受、21a−1 内輪、21a−2 外輪、21a−3 転動体、21b 反負荷側転がり軸受、21b−1 内輪、21b−2 外輪、21b−3 転動体、22 回転子の樹脂マグネット、22a 切欠き、22b 台座、22c 位置決め用突起、23 シャフト、23a−1 ローレット、23a−2 ローレット、23b センタ穴、23c 段差、23d 反負荷側端部、23e 中心部、23f 反負荷側端面、24 樹脂部、24a 内径押さえ部、24b テーパ部、24c 樹脂注入部、24d 軸受当接面、24e 段差部、24g 中央筒部、24h 反負荷側端面、24j リブ、24k 空洞、25 位置検出用樹脂マグネット、25a リブ、25b 段差、26 絶縁スリーブ、26a 外周面、26b ゲート切断部、27 シャフト組立、30 ブラケット、30a 軸受支持部、30b 圧入部、40 固定子、41 固定子鉄心、42 コイル、43 絶縁部、44 端子、44a 電源端子、44b 中性点端子、45 基板、46 リード線口出し部品、47 リード線、48 角柱、49a IC、49b ホールIC、50 モールド樹脂、100 電動機、110 回転子位置検出部、120 出力電圧演算部、130 PWM信号生成部、300 空気調和機、310 室内機、320 室外機、330 室外機用送風機。

Claims (11)

  1. 回転子のマグネットおよびシャフトが樹脂部により一体化され、前記シャフトに転がり軸受を配置する電動機の回転子であって、
    前記シャフトと前記転がり軸受との間には、前記シャフトへ一体に成形した絶縁スリーブが設けられ、前記絶縁スリーブは前記シャフトと略同じ線膨張係数の樹脂材料であることを特徴とする電動機の回転子。
  2. 前記絶縁スリーブは、前記シャフトへ一体に成形した絶縁性樹脂を調整して成ることを特徴とする請求項1に記載の電動機の回転子。
  3. 前記転がり軸受は、負荷側転がり軸受および反負荷側転がり軸受で構成され、
    前記絶縁スリーブは、前記負荷側転がり軸受又は前記反負荷側転がり軸受の少なくとも一つと前記シャフトとの間に介在することを特徴とする請求項1に記載の電動機の回転子。
  4. 前記絶縁スリーブは、前記負荷側転がり軸受又は前記反負荷側転がり軸受のうちの、金属製のブラケットで支持される転がり軸受と前記シャフトとの間に介在することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の電動機の回転子。
  5. 前記転がり軸受は、負荷側転がり軸受および反負荷側転がり軸受で構成され、
    前記絶縁スリーブは、前記負荷側転がり軸受および前記反負荷側転がり軸受と前記シャフトとの間に介在するように一体成形したことを特徴とする請求項1に記載の電動機の回転子。
  6. 前記絶縁スリーブの材料には、熱硬化性樹脂のBMC(バルクモールディングコンパウンド)樹脂が用いられていることを特徴とする請求項に記載の電動機の回転子。
  7. 前記シャフトには、前記絶縁スリーブが配置される部分にローレットが施されていることを特徴とする請求項1から6の何れか1つに記載の電動機の回転子。
  8. 請求項1から7の何れか1つに記載の電動機の回転子を用いることを特徴とする電動機。
  9. 固定子鉄心の絶縁部が施された複数のティースに巻線してコイルを形成した固定子と、
    この固定子に電子部品を実装するとともにリード線を口出しするリード線口出し部品が取り付けられた基板と、
    前記固定子と前記基板とを組付け、熱硬化性樹脂でモールド成形してなるモールド固定子と、
    前記回転子と、
    2つの前記転がり軸受と、
    一方の前記転がり軸受を支持する前記ブラケットと、
    を備えたことを特徴とする請求項8に記載の電動機。
  10. 請求項8または9に記載の電動機を送風機用電動機として用いることを特徴とする空気調和機。
  11. 回転子のマグネットおよびシャフトを樹脂部により一体に成形し、前記シャフトに転がり軸受を配置する電動機の回転子の製造方法において、
    前記シャフトを製造し、前記シャフトと略同じ線膨張係数の樹脂材料である絶縁スリーブを前記シャフトに一体成形するステップと、
    前記絶縁スリーブを所定の外径に調整し、かつ、マグネットを製造するステップと、
    熱可塑性樹脂で一体成形し回転子を製造するステップと、
    軸受を組付け回転子組立を製造するステップと、
    を含むことを特徴とする電動機の回転子の製造方法。
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