JP5632106B1 - ワークの溶接方法及びワークの水平型自動溶接装置 - Google Patents

ワークの溶接方法及びワークの水平型自動溶接装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 タングステン電極棒を備えたTIG溶接用トーチをその走行方向へウィービングさせながらワークの突合せ部を突合せ溶接することによって、高速溶接を行えるようにすると共に、高品質の安定した溶接を行えるようにする。【解決手段】 円筒状に曲げ加工した金属板製のワークを水平姿勢のマンドレル2に挿着すると共に、ワークの円周方向両端を突合せた状態でクランプ機構6によりマンドレル2に設けたバックバー3上へ押圧固定し、この状態でタングステン電極棒18を備えたTIG溶接用トーチ7をワークの突合せ部に沿って走行させながらワークの突合せ部を突合せ溶接して筒体を作製するようにしたワークの溶接方法において、前記TIG溶接用トーチ7をTIG溶接用トーチ7の走行方向に沿ってウィービングさせながらワークの突合せ部を突合せ溶接する。【選択図】 図4

Description

本発明は、ステンレス板や鋼板等の金属板を円筒状に曲げ加工して成るワークを水平姿勢のマンドレルで支持し、マンドレルに設けたバックバー上でワークの円周方向の両端部をクランプ機構により突合せ状態でクランプし、この状態でワークの突合せ部を突合せ溶接してパイプやドラム等の筒体を作製するようにしたワークの溶接方法及びワークの水平型自動溶接装置の改良に係り、特に、タングステン電極棒を備えたTIG溶接用トーチをその走行方向へ沿ってウィービングさせながらワークの突合せ部を突合せ溶接することによって、高速溶接を行えるようにすると共に、高品質の安定した溶接を行えるようにしたワークの溶接方法及びワークの水平型自動溶接装置に関するものである。
従来、円筒状に曲げ加工した金属板製のワークの円周方向両端を突合せ溶接して筒体を作製する装置としては、例えば、本件出願人が先に開発した水平型自動溶接装置が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3及び特許文献4参照)。
即ち、前記水平型自動溶接装置は、図示していないが、フレームに支持され、円筒状に曲げ加工したワークを支持する水平姿勢のマンドレルと、マンドレルの上面に設けた長尺状のバックバーと、マンドレルに設けられ、ワークの円周方向両端がバックバー上で突合されるようにワークの端面の位置決めを行うセンター位置決め機構と、マンドレルの上方位置に配設され、ワークWの円周方向両端を突合せた状態でバックバー上へ押圧固定するクランプ機構と、マンドレルの上方位置に配設され、ワークの突合せ部を突合せ溶接するTIG溶接用トーチを備えた溶接装置とから構成されており、マンドレルにセットしたワークの円周方向両端をセンター位置決め機構により位置決めすると共に、位置決めされたワークの円周方向両端部をクランプ機構によりバックバー上で突合せ固定し、その突合せ部をTIG溶接装置により突合せ溶接して接合するようにしたものである。
ところで、従来の水平型自動溶接装置においては、ワークの突合せ部を突合せ溶接する際に、ただ単にTIG溶接用トーチをワークの突合せ部に沿って所定の速度で一直線状に走行させながらワークの突合せ部を突合せ溶接するようにしているため、溶接速度を速くすることができないうえ、溶接の品質をあまり高められないと云う問題があった。
何故なら、溶接速度を上げすぎると、母材(ワーク)の予熱不足が原因となって母材(ワーク)と溶着金属との間に融合不良を生じることになるからである。
特開2006−051531号公報 特開2007−021566号公報 特開2010−137267号公報 特開2012−066294号公報
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、タングステン電極棒を備えたTIG溶接用トーチをその走行方向に沿ってウィービングさせながらワークの突合せ部を突合せ溶接することによって、高速溶接を行えるようにすると共に、高品質の安定した溶接を行えるようにしたワークの溶接方法及びワークの水平型自動溶接装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の発明は、円筒状に曲げ加工した金属板製のワークを水平姿勢のマンドレルに挿着すると共に、ワークの円周方向両端を突合せた状態でクランプ機構によりマンドレルに設けたバックバー上へ押圧固定し、この状態でタングステン電極棒を備えたTIG溶接用トーチをワークの突合せ部に沿って走行させながらワークの突合せ部を突合せ溶接して筒体を作製するようにしたワークの溶接方法において、前記TIG溶接用トーチをワークの突合せ部に沿って走行させつつ、当該TIG溶接用トーチをその走行方向の前後方向で且つワークの突合せ部に沿って平行状態でウィービングさせながらワークの突合せ部を突合せ溶接すると共に、前記TIG溶接用トーチのウィービングの振幅を、ワークの突合せ溶接時にハンピングビードを生じさせない1mm以内に設定したことに特徴がある。
本発明の請求項2の発明は、TIG溶接用トーチに、タングステン電極棒とワークとの間に発生するアークの周囲にシールドガスの一部を高速整流ガスにして流す狭窄ノズルを挿着したTIG溶接用トーチを使用したことに特徴がある。
本発明の請求項3の発明は、フレームに水平姿勢で支持されたマンドレルに円筒状に曲げ加工した金属板製のワークを支持させ、ワークの円周方向両端を突合せた状態でクランプ機構によりマンドレルに設けたバックバー上へ押圧固定し、ワークの突合せ部をTIG溶接用トーチを備えた溶接装置により突合せ溶接して筒体を作製するようにしたワークの水平型自動溶接装置において、前記溶接装置は、TIG溶接用トーチをその走行方向の前後方向で且つワークの突合せ部に沿って平行状態でウィービングさせるトーチウィービングユニットを備え、当該トーチウィービングユニットは、ワークの突合せ部に沿って移動する前後スライドベースと、前後スライドベースにワークの突合せ部に沿って往復移動自在に設けた前後スライド板と、前後スライドベースと前後スライド板との間に設けられ、前後スライド板をワークの突合せ部に沿って往復移動させるボールネジ機構と、前後スライドベースに設けられ、ボールネジ機構に連動連結されてボールネジ機構を作動させる正逆回転自在なモータと、前後スライドベースに設けられ、TIG溶接用トーチをTIG溶接用トーチの走行方向と直交する方向へ移動させてTIG溶接用トーチの左右方向の位置を調整するトーチ左右駆動機構と、トーチ左右駆動機構に設けられ、TIG溶接用トーチを上下動させてTIG溶接用トーチの高さを調整するトーチ上下駆動機構とを備えており、前記トーチ左右駆動機構は、TIG溶接用トーチの走行方向と直交する方向へ往復移動自在に設けたスライダー取付台と、スライダー取付台をTIG溶接用トーチの走行方向と直交する方向へ往復移動させるボールネジ機構と、ボールネジ機構に連動連結されてボールネジ機構を作動させる正逆回転自在なモータとから構成され、また、前記トーチ上下駆動機構は、スライダー取付台に上下動自在に設けられたトーチ取付台と、トーチ取付台を上下方向へ往復移動させるボールネジ機構と、ボールネジ機構に連動連結されてボールネジ機構を作動させる正逆回転自在なモータとから構成され、前記トーチ取付台にTIG溶接用トーチを取り付けたことに特徴がある。
本発明の請求項4の発明は、溶接装置のTIG溶接用トーチが、タングステン電極棒とワークとの間に発生するアークの周囲にシールドガスの一部を高速整流ガスにして流す狭窄ノズルを備えていることに特徴がある。
本発明のワークの溶接方法は、TIG溶接用トーチをその走行方向に沿ってウィービングさせながらワークの突合せ部を突合せ溶接するようにしているため、ワークの突合せ部に運動エネルギーを与えることになり、溶融プールが高温化されて深い溶け込みが得られ、高速溶接が可能になると共に、溶接応力を除去することができ、また、金属原子の運動を活発にして原子構造の欠陥をなくすことができる。
また、本発明のワークの溶接方法は、アークの周囲にシールドガスの一部を高速整流ガスにして流す狭窄ノズルを挿着したTIG溶接用トーチを使用しているため、TIG溶接用トーチのタングステン電極棒側からワークへ向って流れるプラズマ気流の速さが従来の速さの数倍の速さに達し、アークに作用する電磁力及び磁界が強化され、アークのエネルギー密度、アークの指向性及び硬直性がそれぞれ高められて安定したアークが得られることになり、その結果、溶接速度を更に高めることができるうえ、ビード幅が裏表とも均一で且つビードの波形の間隔が等間隔に形成されて高品質の安定した溶接を行える。
本発明のワークの水平型自動溶接装置は、TIG溶接用トーチを備えた溶接装置が、TIG溶接用トーチをTIG溶接用トーチの走行方向に沿ってウィービングさせるトーチウィービングユニットを備え、また、TIG溶接用トーチが、タングステン電極棒とワークとの間に発生するアークの周囲にシールドガスの一部を高速整流ガスして流す狭窄ノズルを備えているため、上記方法を好適に実施することができると共に、上述した作用効果と同じ作用効果を奏することができる。
また、本発明のワークの水平型自動溶接装置は、トーチウィービングユニットが、TIG溶接用トーチをTIG溶接用トーチの走行方向と直交する方向へ移動させてTIG溶接用トーチの左右方向の位置を調整するトーチ左右駆動機構と、TIG溶接用トーチを上下動させてTIG溶接用トーチの高さを調整するトーチ上下駆動機構と備えているため、TIG溶接用トーチをワークの突合せ部に対して正確且つ確実にセットすることができ、ワークの突合せ部の突合せ溶接を正確に行える。
本発明のワークの溶接方法に用いるワークの水平型自動溶接装置の正面図である。 水平型自動溶接装置の側面図である。 水平型自動溶接装置の平面図である。 水平型自動溶接装置の要部の一部破断正面図である。 TIG溶接用トーチの縦断面図である。 図5のイ−イ線断面図である。 狭窄ノズルを示し、(A)は狭窄ノズルの縦断面図、(B)は狭窄ノズルの横断面図である。 他の狭窄ノズルを用いたTIG溶接用トーチの要部の拡大縦断面図である。 図8のロ−ロ線断面図である。 図8及び図9に示す狭窄ノズルの原理を示す説明図であり、(A)は強いプラズマ気流が流れている状態の説明図、(B)は弱いプラズマ気流が流れている状態の説明図、(C)は図8及び図9に示す狭窄ノズルを用いた場合のアークの横断面形状を示す説明図である。 更に他の狭窄ノズルを用いたTIG溶接用トーチの要部の拡大縦断面図である。 図11に示す狭窄ノズルの正面図である。 図11に示す狭窄ノズルの螺旋金具を示し、(A)は螺旋金具の斜視図、(B)は螺旋金具の正面図、(C)は螺旋金具の平面図である。 トーチウィービングユニットの斜視図である。 トーチウィービングユニットの正面図である。 トーチウィービングユニットの一部切欠側面図である。 トーチウィービングユニットの平面図である。 本発明のワークの溶接方法及び水平型自動溶接装置と従来のワークの溶接方法及び水平型自動溶接装置を用いて同じ溶接条件下でワークを突合せ溶接し、その溶接部を拡大したものであり、(A)は本発明の方法及び装置を用いたワークの溶接部の拡大断面図、(B)は従来の方法及び装置を用いたワークの溶接部の拡大断面図である。 本発明のワークの溶接方法及び水平型自動溶接装置と従来のワークの溶接方法及び水平型自動溶接装置を用いて同じ溶接条件下でワークを突合せ溶接し、その溶接部を拡大したものであり、(A)は本発明の方法及び装置を用いたワークの溶接部の裏ビードの拡大底面図、(B)は従来の方法及び装置を用いたワークの溶接部の裏ビードの拡大底面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図4は本発明のワークの溶接方法に用いるワークの水平型自動溶接装置を示し、当該ワークの水平型自動溶接装置は、ステンレス板や鋼板等の金属板を円筒状に曲げ加工して成るワークの円周方向両端を突合せ溶接してパイプやドラム等の筒体を作製するものであり、特に、タングステン電極棒を備えたTIG溶接用トーチをTIG溶接用トーチの走行方向へ沿ってウィービングさせながらワークの突合せ部を突合せ溶接することによって、高速溶接を行えるようにすると共に、高品質の安定した溶接を行えるようにしたものである。
即ち、前記水平型自動溶接装置8は、図1〜図4に示す如く、フレーム1と、フレーム1に片持ち状態で回転自在に支持され、ワークを支持する水平姿勢の長尺状のマンドレル2と、マンドレル2の外表面に180度間隔で取り付けられ、薄板用のワークを溶接する際に用いる薄板用の長尺状のバックバー3及び厚板用のワークを溶接する際に用いる厚板用の長尺状のバックバー3と、マンドレル2に設けられ、ワークWの円周方向両端が薄板用のバックバー3上及び厚板用のバックバー3上でそれぞれ突合されるようにワークの端面の位置決めを行う一対のセンター位置決め機構4と、マンドレル2の下方位置に配設され、マンドレル2にセットされる直径の大きなワークを水平姿勢で支持して持ち上げるワークリフター5と、マンドレル2の上方位置に配設され、ワークの円周方向の両端部を突合せた状態でバックバー3上へクランプするクランプ機構6と、マンドレル2の上方位置に配設され、ワークの突合せ部を突合せ溶接するTIG溶接用トーチ7を備えた溶接装置8とから構成されている。
具体的には、前記フレーム1は、図1〜図3に示す如く、ボックス状の本体フレーム1aと、本体フレーム1aの上部に設けられ、本体フレーム1aから前方(図2の左側)へ水平姿勢で突出する長尺状の上部フレーム1bと、本体フレーム1aの下部に設けられ、上部フレーム1bと同じ方向へ水平姿勢で突出してキャスター9及びアジャスター10を介して床面へ設置されるベースフレーム1cとから構成されており、本体フレーム1aの内部には、溶接電源11、冷却ユニット12、アルゴンガス等の溶接用ガスボンベ(図示省略)、コンプレッサ等の圧縮空気供給源(図示省略)等がそれぞれ収容されている。
尚、図1において、13は圧力・流量パネル、14はタングステン電極棒18の研磨機である。
前記マンドレル2は、アルミ合金等の金属材により断面形状が略長方形状の角柱状に形成されており、フレーム1の本体フレーム1aに片持ち状態で且つその軸心を中心にして回転自在に支持されていると共に、薄板用のバックバー3又は厚板用のバックバー3が真上を向く状態で位置決めされるようになっている。
また、マンドレル2本体の短辺側両面には、図4に示す如く、薄板用の長尺状のバックバー3と厚板用の長尺状のバックバー3がそれぞれ着脱自在に嵌め込まれる取付け溝2aがマンドレル2の長手方向に沿ってそれぞれ形成されている。これら両取付け溝2aの底面には、アルゴンガス等のシールドガスが流れるガス溝2bがマンドレル2の長手方向に沿ってそれぞれ形成されていると共に、後述するセンター位置決め機構4の駆動部4″が設けられる凹部2cがマンドレル2の長手方向に一定間隔ごとにそれぞれ形成されている。マンドレル2の両取付け溝2aの底面に形成した各凹部2cは、マンドレル2の長手方向に亘って齟齬する状態で且つマンドレル2の中心部付近に形成されている。
更に、マンドレル2本体の長辺側両面には、ガス溝2bへアルゴンガス等のシールドガスを供給するためのガス供給口(図示省略)と、凹部2cの底面に形成したピストン穴2dへ圧縮空気を供給する圧縮空気供給口2eとが夫々形成されている。
そして、マンドレル2は、ワークの突合せ作業時や溶接作業時等には先端部がマンドレル受けユニット15により支持されており、本体フレーム1a及びマンドレル受けユニット15により両持ち状態となっている。
尚、マンドレル受けユニット15は、ロータリーアクチュエータ(図示省略)により水平位置から鉛直位置に亘って揺動するマンドレル受け15aを備えており、マンドレル受け15aを水平位置から鉛直位置へ回動させ、マンドレル受け15aに形成した支持穴にマンドレル2の先端に設けたマンドレルピン2fを挿入することによって、マンドレル2の先端部を支持することができるようになっている。
前記薄板用のバックバー3及び厚板用のバックバー3は、図4に示す如く、何れも銅材により断面形状が略長方形の長尺な角柱状に形成した対称形状の一対のバックバー片3aから成り、一対のバックバー片3aを対向させた状態で且つ一対のバックバー片3aの間にスリット状の溝が形成されるようにマンドレル2の取付け溝2aに着脱自在に嵌め込まれている。
また、マンドレル2の取付け溝2aに嵌め込まれた各バックバー3は、一対のバックバー片3aを複数本のボルトでマンドレル2側へ締め付け固定することによって、マンドレル2にその軸心方向へ沿う姿勢で取り付けられる。
前記各センター位置決め機構4は、ワークWの円周方向の端面同士が薄板用のバックバー3のスリット状の溝上及び厚板用のバックバー3のスリット状の溝上でそれぞれ突合されるようにワークWの端面の位置決めを行うものであり、図4に示す如く、バックバー3のスリット状の溝内にマンドレル2の半径方向へ移動自在に挿入された薄鋼板製の長尺状のセンタープレート4′と、マンドレル2にその長手方向に一定間隔ごとに設けられ、センタープレート4′をマンドレル2の半径方向へ進退移動させるシリンダ構造の複数の駆動部4″とからそれぞれ構成されている。
即ち、各センタープレート4′は、薄板用のバックバー3及び厚板用のバックバー3のスリット状の溝にそれぞれ遊嵌状態で且つマンドレル22の半径方向へ移動自在に挿入されており、その先端部がバックバー3の上面から外方へ突出可能になっていると共に、先端部の側面にワークWの端面が当接するようになっている。
これらのセンタープレート4′は、その厚みがバックバー3のスリット状の溝の幅よりも薄くなるように設定されている。
一方、各駆動部4″は、マンドレル2の長手方向に亘って齟齬する状態で且つマンドレル2の中心部付近に設けられており、マンドレル2の凹部2cにマンドレル2の半径方向へ移動自在に嵌め込まれ、センタープレート4′がボルトにより支持固定される支持台4aと、支持台4aの下面に連設され、マンドレル2の凹部2cの底面に形成したピストン穴2dにマンドレル2の半径方向へ摺動自在に挿入されたピストン4bと、バックバー3と支持台4aとの間に介設され、支持台4aをマンドレル2の中心側へ附勢してセンタープレート4′の先端部をバックバー3のスリット状の溝内に位置させる復帰用の圧縮スプリング4cとから構成されており、圧縮空気供給源(図示省略)からの圧縮空気をマンドレル2に形成した圧縮空気供給口2eからピストン穴2dへ供給すると、ピストン4b、支持台4a及びセンタープレート4′が圧縮スプリング4cの弾性力に抗してマンドレル2の半径方向へ移動し、センタープレート4′の先端部がバックバー3の上面から外方へ突出し、また、圧縮空気の供給を停止すると、圧縮スプリング4cの弾性力によりピストン4b、支持台4a及びセンタープレート4′がマンドレル2の中心側へ移動し、センタープレート4′の先端部がスリット状の溝内に収納されるようになっている。
前記ワークリフター5は、直径の大きいワークや長さの長いワークを溶接する際にワークを水平姿勢で支持するものであり、図1及び図2に示す如く、マンドレル2の下方位置のベースフレーム1c上に設けられ、昇降自在なテーブル5aと、テーブル5aの下面に設けた電動式のリフター(図示省略)と、テーブル5a上面に設けられ、水平姿勢のワークの下面を支持する複数のボールローラ5bとから構成されている。
前記クランプ機構6は、フレーム1の上部フレーム1bに設けられてマンドレル2に支持されたワークの円周方向両端を突合せた状態でバックバー3上へ押圧固定するものであり、図4に示す如く、マンドレル2の上方位置にマンドレル2沿う姿勢で上下方向へ揺動自在(又は上下方向へ昇降自在)に配置され、マンドレル2に支持されたワークWの円周方向の両端部上面に当接し得る対向状に配置された一対のクランプ板6aと、一対のクランプ板6aを上下方向へ揺動又は昇降させるエアーチューブ駆動型又はモータ駆動型の駆動装置(図示省略)等を備えている。
前記溶接装置8は、図1〜図4に示す如く、上部フレーム1bの上面に二本の平行なガイドレール16を介してマンドレル2の長手方向へ往復移動自在に配設した走行台17と、先端部からアルゴンガス等のシールドガスを流すと共に、タングステン電極棒18を挿着したTIG溶接用トーチ7と、走行台17に設けられ、TIG溶接用トーチ7を支持してこれをTIG溶接用トーチ7の走行方向に沿ってウィービングさせるトーチウィービングユニット19と、走行台17をマンドレル2の長手方向へ往復走行させるモータ及び伝動装置からから成る駆動装置(図示省略)等から構成されており、ワークの突合せ部を突合せ溶接する際に、TIG溶接用トーチ7の先端が自動的に高さ調整され、トーチウィービングユニット19によりTIG溶接用トーチ7がTIG溶接用トーチ7の走行方向に沿ってウィービングしながら所定の速度でワークの突合せ部に沿って直線移動するようになっている。
前記TIG溶接用トーチ7は、図5に示す如く、内部にアルゴンガスやヘリウム等のシールドガスGを通す筒状のトーチボディ20と、トーチボディ20内へ上方側から上下動自在且つ回転自在にねじ込み挿着され、タングステン電極棒18を着脱自在に保持する電極コレット21(筒状に形成した銅製のコレット本体21a及びコレット本体21aの先端部に形成した半割り状のチャック部に着脱自在に螺着される筒状に形成した銅製の固定具21bから成る)と、電極コレット21の上端部に取り付けられ、電極コレット21を正逆回転させてトーチボディ20に対して上下動させるコレットハンドル22と、トーチボディ20の下端部に着脱自在に螺着され、トーチボディ20の内部を通して流入して来たシールドガスGを均質拡散させて層流化するガスレンズ23(銅製の筒状のホルダー23′及びホルダー23′内に取り付けた金属製のフィルター23″から成る)と、ガスレンズ23にタングステン電極棒18の先端部を囲繞する状態で着脱自在に取り付けられ、ガスレンズ23により層流化されたシールドガスGをアークの周囲に放出する筒状のシールドノズル24と、ガスレンズ23に着脱自在に取り付けられ、タングステン電極棒18の先端部周囲に配設された狭窄ノズル25とから構成されている。
TIG溶接用トーチ7の狭窄ノズル25は、図5及び図6に示す如く、タングステン電極棒18の先端部周囲にタングステン電極棒18と同心状に配設されてタングステン電極棒18の先端部との間に環状の高速ガス通路を形成するものであり、トーチボディ20内からガスレンズ23のホルダー23′内を流れるシールドガスGの一部を前記高速ガス通路内に流してシールドノズル24から狭窄ノズル25の周囲に流れる層流化したシールドガスGよりも速い高速整流ガスG1とし、当該高速整流ガスG1をアークの周囲に流すようにしたものである。
具体的には、前記狭窄ノズル25は、図7に示す如く、電導性及び強度性等に優れた銅材(ベリリウム銅)により筒状体に形成されてガスレンズ23の先端面中央位置に着脱自在に螺着され、タングステン電極棒18の先端部外周面との間に環状の高速ガス通路を形成する筒状のノズル本体25aと、ノズル本体25aの内周面に円周方向へ一定の間隔をおいて突出形成され、タングステン電極棒18をノズル本体25aの中心位置に保持するノズル本体25aの長手方向に沿う複数の位置決め用突条25bと、複数の位置決め用突条25b間に形成され、ノズル本体25aの長手方向に平行に延びて高速ガス通路内を流れるシールドガスGを整流化する複数のガス整流溝25cとから成り、トーチボディ20から放出されるシールドガスGの一部を前記高速ガス通路に流してシールドノズル24から放出される層流化したシールドガスよりも速い高速整流ガスG1とし、当該高速整流ガスG1をノズル本体25aの先端開口からアークの周囲に流すようにしたものである。
また、位置決め用突条25b及びガス整流溝25cは、それぞれノズル本体25aの内周面の円周方向へ等角度ごとに配置されており、ノズル本体25aの先端開口から高速整流ガスG1をアークの周囲に均等に流せるようになっている。
更に、位置決め用突条25b及びガス整流溝25cは、ノズル本体25aの先端から離れた位置に形成され、また、ノズル本体25aの先端と位置決め用突条25b及びガス整流溝25cとの間に位置する高速ガス通路の内径は、位置決め用突条25b及びガス整流溝25cの上流側の高速ガス通路の内径よりも大きく形成されている。
その結果、高速ガス通路内に流入したシールドガスGは、ガス整流溝25cを通過して整流化されて高速整流ガスG1となり、高速ガス通路の下流側部分で安定化してからノズル本体25aの先端開口から放出されることになる。
尚、図5において、23aはホルダー23′に形成した狭窄ノズル25の支持筒部、23bはホルダー23′に形成した環状のガス室、23cはホルダー23′に形成したガス流通孔、26はトーチボディ20に設けられ、電極コレット21を調整位置に保持する加圧調整ネジ、27はトーチボディ201に固定した電極・メインガス管接続金具、28はトーチボディ20とガスレンズ23との間に介設したガスシール用のゴムリング、29はトーチボディ20とシールドノズル24との間に介設したプラスチック製の調整リングである。
上記の実施の形態においては、アークの周囲に高速整流ガスG1を均等に流せるようにした狭窄ノズル25を使用するようにしたが、他の実施の形態においては、ノズル本体25aの先端開口から高速整流ガスG1をアークの周囲の相対する位置に多く流せるようにした狭窄ノズル25を使用するようにしても良く、或いは、ノズル本体25aの先端開口からアークの周囲に旋回高速整流ガスG1′を流せるようにした狭窄ノズル25を使用するようにしても良い。
即ち、前者の狭窄ノズル25は、図8及び図9に示す如く、二つの位置決め用突条25b及びガス整流溝25cをそれぞれノズル本体25aの内周面の円周方向へ180°ごとに配置し、ノズル本体25aの先端から高速整流ガスG1をアークの周囲の相対する位置に多く流し、その他の個所には高速整流ガスG1を少なめに流す構成としたものである。
前者の狭窄ノズル25を用いたTIG溶接用トーチ7は、図10(A)〜(C)に示す如く、アークの円周方向に90°ごとにプラズマ気流Pの強い個所と弱い個所が交互に形成されるため、横断面形状が楕円状で且つエネルギー密度の高いアークaを形成することができる。
このように、横断面形状が楕円状のアークaを形成した場合、予熱効果が上がって母材Wの溶け込みが大きくなると共に、裏波も出易くなる。然も、電流を上げても良好な溶接を行える。
一方、後者の狭窄ノズル25は、図11〜図13に示す如く、タングステン電極棒18の先端部周囲にタングステン電極棒18と同心状に配置され、タングステン電極棒18の先端部外周面との間に環状の高速ガス通路を形成する筒状のノズル本体25aと、ノズル本体25aの先端部内方に挿着され、内周面でタングステン電極棒18をノズル本体25aの中心位置に保持すると共に、外周面に高速ガス通路内を流れるシールドガスGを整流化して旋回させる複数の螺旋状のガス整流溝30aを形成した筒状の螺旋金具30とから成る。
前記ノズル本体25aは、電導性及び強度性等に優れた銅材(ベリリウム銅)により先端部(下端部)外周面が先細り状の筒状に形成されており、その基端部(上端部)外周面には、ガスレンズ23のホルダー23′の支持筒部23aに着脱自在に螺着される雄ネジが形成されている。
このノズル本体25aの先端部(下端部)の内径は、基端部(上端部)の内径よりも大きく形成されており、ノズル本体25aの先端部内方に螺旋金具30が挿着されるようになっている。
また、螺旋金具30は、電導性及び強度性等に優れた銅材(ベリリウム銅)により筒状に形成されており、その内周面でタングステン電極棒18をノズル本体25aの中心位置に保持するようになっている。
この螺旋金具30の外周面には、複数の螺旋状のガス整流溝30aが同じ方向で且つ円周方向に均等に形成されており、旋回高速整流ガスG1′をアークの周囲に均等に流せるようになっている。
そして、螺旋金具30は、ノズル本体25aの先端部内方へ圧入することによって、ノズル本体25aの先端部内方に取り付けられており、ノズル本体25aの先端から離れた位置に挿着されている。
後者の狭窄ノズル25によれば、高速ガス通路内に流入したシールドガスGは、螺旋状のガス整流溝30aを通過して整流化されて旋回高速整流ガスG1′となり、高速ガス通路の下流側部分で安定化してからノズル本体25aの先端開口から放出されることになる。
後者の狭窄ノズル25を用いたTIG溶接用トーチ7は、旋回高速整流ガスG1′によりアークがより緊縮することになり、図5に示すTIG溶接用トーチ7と同様の作用効果を確実且つ良好に得られる。
また、後者の狭窄ノズル25を用いたTIG溶接用トーチ7は、母材表面に衝突した旋回高速整流ガスG1′が、溶融プールより発生した金属蒸気をすばやく包み込んで外部へ放出すめため、溶融金属のシールド効果をより高めると共に、溶融金属内への金属蒸気の再付着・再混入を防ぎ、高品質な溶着金属を形成することができる。
前記トーチウィービングユニット19は、図14〜図17に示す如く、走行台17に取り付けられ、ワークの突合せ部に沿って往復移動する平面形状コ字状の前後スライドベース31と、前後スライドベース31の上面にリニアガイド32(案内レール32a及び案内レール32a上を摺動するスライダー32bから成る)を介してワークの突合せ部に沿って往復移動自在に設けた平面形状コ字状の前後スライド板33と、前後スライドベース31と前後スライド板33との間に設けられ、前後スライド板33をワークの突合せ部に沿って往復移動させるボールネジ機構34と、前後スライドベース31に設けられ、ボールネジ機構34に連動連結されてボールネジ機構34を作動させる正逆回転自在なモータ35と、前後スライドベース31に設けられ、TIG溶接用トーチ7をTIG溶接用トーチ7の走行方向(図16及び図17の左方向)と直交する方向(図15の左右方向)へ移動させてTIG溶接用トーチ7の左右方向の位置を調整するトーチ左右駆動機構36と、トーチ左右駆動機構36に設けられ、TIG溶接用トーチ7を上下動させてTIG溶接用トーチ7の高さを調整するトーチ上下駆動機構37とを備えており、前記トーチ上下駆動機構37にTIG溶接用トーチ7が配設されている。
具体的には、前記ボールネジ機構34は、前後スライドベース31の上面に固定したサポートユニット34aと、前後スライド板33の上面に固定した前後ボールネジ台34bと、前後スライドベース31の上方位置にワークの突合せ部に沿う姿勢で配置され、サポートユニット34aに回転自在且つ軸線方向へ移動不能に支持されると共に、前後ボールネジ台34bに回転自在且つ軸線方向へ相対移動可能に支持されたボールネジ軸34cとから構成されている。
このボールネジ機構34によれば、モータ35によりボールネジ軸34cを正逆回転させると、前後ボールネジ台34bがボールネジ軸34cに沿って往復移動し、これに伴って前後スライド板33がワークの突合せ部に沿って往復移動することになり、前後スライド板33にトーチ左右駆動機構36及びトーチ上下駆動機構37を介して取り付けたTIG溶接用トーチ7もワークの突合せ部に沿って往復移動することになる。
即ち、ボールネジ機構34を作動させることによって、TIG溶接用トーチ7がTIG溶接用トーチ7の走行方向に沿ってウィービングすることになる。
このとき、TIG溶接用トーチ7は、ワークの突合せ部に沿って平行状態でウィービングし、タンクズテン電極棒18の先端とワークの突合せ部の距離は常時一定となっている。
前記モータ35は、前後スライドベース31に固定したモータブラケット38に取り付けられており、その出力軸がカップリング39を介してボールネジ軸34cに連動連結されている。このモータ35には、ステッピングモータが使用されている。
従って、モータ35(ステッピングモータ)へ所定数のパルス入力信号が加えられると、モータ35の出力軸が入力パルス数に応じたステッピング回転を行い、この回転運動がカップリング39を介してボールネジ機構34のボールネジ軸34cに伝達され、これによってボールネジ軸34cを所定の角度又は所定の回転数だけ正回転又は逆回転させる。
そうすると、前後スライド板33がワークの突合せ部に沿って往復移動することになる。
尚、この実施の形態に於いては、モータ27にステッピングモータを使用しているが、回転角度を制御できるモータ27であれば如何なる型式のモータであっても良く、例えばサーボモータ(DCモータ+エンコーダ)やACサーボモータ(ACモータ+エンコーダ)、超音波モータを使用するようにしても良い。
前記トーチ左右駆動機構36は、前後スライド板33の上面に対向状に立設した一対の左右調整ブラケット36aと、左右調整ブラケット36a間に架設したレール台36bと、レール台36bにリニアガイド36cを介してTIG溶接用トーチ7の走行方向と直交する方向へ往復移動自在に設けられ、トーチ上下駆動機構37を介してTIG溶接用トーチ7が取り付けられるスライダー取付台36dと、左右調整ブラケット36aとスライダー取付台36dとの間に設けられ、スライダー取付台36dをTIG溶接用トーチ7の走行方向と直交する方向へ往復移動させるボールネジ機構36e(サポートユニット36e′、左右ボールネジ台(図示省略)及びボールネジ軸36e″から成る)と、左右調整ブラケット36aにモータブラケット36fを介して取れ付けられ、ボールネジ機構36eのボールネジ軸36e″にカップリング36hにより連動連結されてボールネジ機構36eを作動させる正逆回転自在なモータ36g(ステッピングモータ)とから構成されている。
このトーチ左右駆動機構36によれば、モータ36gによりボールネジ軸36e″を正逆回転させると、スライダー取付台36dがボールネジ軸36e″に沿って往復移動し、これに伴ってスライダー取付台36dがTIG溶接用トーチ7の走行方向と直交する方向へ往復移動することになり、スライダー取付台36dにトーチ上下駆動機構37を介して取り付けたTIG溶接用トーチ7もTIG溶接用トーチ7の走行方向と直交する方向へ往復移動することになる。
即ち、トーチ左右駆動機構36を作動させることによって、TIG溶接用トーチ7をTIG溶接用トーチ7の走行方向と直交する方向へ移動させてTIG溶接用トーチ7の左右方向の位置を調整することができる。
前記トーチ上下駆動機構37は、スライダー取付台36dにリニアガイド37aを介して上下動自在に設けられたトーチ取付台37bと、スライダー取付台36dとトーチ取付台37bとの間に設けられ、トーチ取付台37bを上下方向へ往復移動させるボールネジ機構37c(サポートユニット37c′、上下ボールネジ台(図示省略)及びボールネジ軸37c″から成る)と、スライダー取付台36dにモータブラケット37dを介して取れ付けられ、ボールネジ機構37cのボールネジ軸37c″にカップリング37fにより連動連結されてボールネジ機構37cを作動させる正逆回転自在なモータ37e(ステッピングモータ)とから構成されている。
このトーチ上下駆動機構37によれば、モータ37eによりボールネジ軸37c″を正逆回転させると、トーチ取付台37bがボールネジ軸37c″に沿って上下方向へ往復移動し、トーチ取付台37bに取り付けたTIG溶接用トーチ7が上下動することになる。
即ち、トーチ上下駆動機構37を作動させることによって、TIG溶接用トーチ7を上下方向へ移動させてTIG溶接用トーチ7の高さ位置を調整することができる。
次に、上述したワークの水平型自動溶接装置8を用いて円筒状に曲げ加工したワークの円周方向両端を突合せ溶接してパイプやドラム等の筒体を作製する場合について説明する。
尚、ワークWには、厚みが0.8mm〜3.0mmのステンレス鋼板等を円筒状に曲げ加工したワークが使用されている。また、溶接電流、アーク長、シールドガスの供給量、TIG溶接用トーチ7の走行速度、タングステン電極棒18の先端形状等の溶接条件は、ワークの材質、板厚、幅等に応じて最適の条件下に設定されていることは勿論である。
先ず、突合せ溶接するワークの厚さに応じてマンドレル2を手動操作により回転操作し、ワークの厚みに対応するバックバー3が真上を向くようにマンドレル2を回転させる。
次に、マンドレル2に円筒状に曲げ加工したワークを挿着すると共に、マンドレル2の先端部をマンドレル2受けにより支持して長尺状のマンドレル2の撓みを防止し、この状態でマンドレル2の上面側に位置するセンター位置決め機構4のセンタープレート4′を駆動部4″により上昇させてセンタープレート4′の先端部(上端部)をバックバー3の上面から上方へ突出させる。
ワークをマンドレル2に挿着したら、マンドレル2に挿着したワークWの円周方向一端をセンタープレート4′の上端部側面に当接させ、この状態でクランプ機構6の一方のクランプ板6a(センタープレート4′に当接しているワークWの一端部上方に位置するクランプ板6a)を下降させ、当該クランプ板6aによりワークWの円周方向一端部をバックバー3上へ押圧固定する。
ワークの円周方向の一端部を一方のクランプ板6aによりバックバー3上へ押圧固定したら、センター位置決め機構4の駆動部4″に供給されている圧縮空気の供給を停止する。そうすると、復帰用の圧縮スプリング4cの弾性力によりセンタープレート4′が下降し、センタープレート4′の上端部がバックバー3のスリット状の溝内に収納される。
センタープレート4′が下降したら、ワークの円周方向他端を目視によって先にバックバー3上に押圧固定されたワークの円周方向一端に突合せ、この状態でクランプ機構6の他方のクランプ板6aを下降させ、当該クランプ板6aによりワークWの円周方向他端部をバックバー3上に押圧固定する。
そして、ワークの円周方向の両端がバックバー3のスリット状の溝上で突合せ固定されたら、マンドレル2のガス供給口からバックバー3のスリット状の溝内にアルゴンガス等のシールドガスを供給しつつ、溶接装置8によりワークWの突合せ部を突合せ溶接する。
即ち、TIG溶接用トーチ7が下降してタングステン電極棒18の先端をワークの突合せ部の一端部に臨ませてタングステン電極棒18の先端とワークとの間にアークを発生させ、このアークが安定した状態になってから走行台17が駆動装置により前進してTIG溶接用トーチ7をワークの突合せ部に沿って走行させ、ワークの突合せ部を順次突合せ溶接して行く。
このとき、TIG溶接用トーチ7をワークの突合せ部に沿って移動させると同時に、トーチウィービングユニット19によりTIG溶接用トーチ7をTIG溶接用トーチ7の走行方向に沿ってウィービングさせながらワークの突合せ部を突合せ溶接する。
このTIG溶接用トーチ7のウィービングの振幅は、ワークの突合せ溶接時にハンピングビードを生じないように1mm以内に設定されている。何故なら、TIG溶接用トーチ7のウィービングの振幅が1mmを超えると、ハンピングビードを生じるからである。
この実施の形態においては、TIG溶接用トーチ7のウィービングの振幅は、0.1mmに設定されている。
また、TIG溶接用トーチ7の振動スピードは、2000m/分に、TIG溶接用トーチ7の移動速度は、400mm/分にそれぞれ設定されている。
尚、TIG溶接用トーチ7は、ウィービングの振幅を小さくして微振動させ、振幅数を増やす方が、ワークの突合せ部に運動エネルギーをより与えることができるので、ワークの突合せ溶接時には、微振動させながら前後方向の振幅数を増やしている。
また、溶接の開始時及び終了時には、溶融プールを吹き飛ばすことがあるので、TIG溶接用トーチ7のウィービングを行わないようにしている。
ワークの突合せ溶接が終了すると、バックバー3へのシールドガスの供給を停止すると共に、溶接装置8のTIG溶接用トーチ7が元の位置に復帰する。また、クランプ機構6によるワークのクランプ状態が解除されると共に、マンドレル2受けが鉛直位置から水平位置へ回動してマンドレル2の先端を開放する。
これにより、突合せ溶接されたワーク(パイプやドラム)をマンドレル2から引き抜くことができる。
このように、上述したワークの水平型自動溶接装置8は、TIG溶接用トーチ7をその走行方向に沿ってウィービングさせながらワークの突合せ部を突合せ溶接するようにしているため、ワークの突合せ部に運動エネルギーを与えることになり、溶融プールが高温化されて深い溶け込みが得られ、高速溶接が可能となると共に、溶接応力を除去することができ、また、金属原子の運動を活発にして原子構造の欠陥をなくすことができる。
また、ワークの水平型自動溶接装置8は、アークの周囲にシールドガスGの一部を高速整流ガスG1にして流す狭窄ノズル25を挿着したTIG溶接用トーチ7を使用しているため、TIG溶接用トーチ7のタングステン電極棒18側からワークへ向って流れるプラズマ気流の速さが従来の速さの数倍の速さに達し、アークに作用する電磁力及び磁界が強化され、アークのエネルギー密度、アークの指向性及び硬直性がそれぞれ高められて安定したアークが得られることになり、その結果、溶接速度を更に高めることができるうえ、ビード幅が裏表とも均一で且つビードの波形の間隔が等間隔に形成されて高品質の安定した溶接を行える。
更に、ワークの水平型自動溶接装置8は、シールドガスGを高速整流ガスG1にして流すと共に、高速溶接が可能となるため、溶接時にシールドガスGが風の影響を受けることがなく、また、熱影響部の急熱・急冷によって結晶の粗大化を抑止し、溶接金属の曲げ延性も向上する。
そのうえ、ワークの水平型自動溶接装置8は、高速のプラズマ気流Pにより溶融金属内に発生する金属蒸気(不純物)の溶融金属への再付着・混入を防止でき、高品質な溶接を行える。
加えて、ワークの水平型自動溶接装置8は、狭窄ノズル25からアークの周囲に流す高速整流ガスG1とその外側にシールドノズル24から流す層流化したシールドガスGとにより二重にシールするようになっているため、シールド効果が高められて溶融池への空気の進入を確実に遮断することができ、表面ビードの酸化皮膜が少なく、ビード表面に光沢のある溶接を行えると共に、タングステン電極棒18の寿命が長くなる。
図18及び図19は本発明のワークの溶接方法及び水平型自動溶接装置8と従来のワークの溶接方法及び水平型自動溶接装置8を用いて同じ溶接条件下でワークを突合せ溶接し、その溶接部を拡大したものであり、図18の(A)は本発明の方法及び装置を用いたワークの溶接部の拡大断面図を示し、図18の(B)は従来の方法及び装置を用いたワークの溶接部の拡大断面図であり、また、図19の(A)は本発明の方法及び装置を用いたワークの溶接部の裏ビードの拡大底面図であり、図19の(B)は従来の方法及び装置を用いたワークの溶接部の裏ビードの拡大底面図を示すものである。
図18及び図19の写真からも明らかなように、本発明の方法及び装置を用いたワークの突合せ溶接においては、表ビードの表面に凹みがなく、裏ビードもツルツルで奇麗であり、ビードも左右対称形状になっているが、従来の方法及び装置を用いたワークの突合せ溶接においては、溶着金属のセンター落ちが生じて表ビードの表面に凹みができ、裏ビードもザラザラで汚くなっていると共に、ビードも左右非対称となっていることが判る。
1はフレーム、1aは本体フレーム、1bは上部フレーム、1cはベースフレーム、2はマンドレル、2aは取付け溝、2bはガス溝、2cは凹部、2dはピストン穴、2eは圧縮空気供給口、2fはマンドレルピン、3はバックバー、3aはバックバー片、4はセンター位置決め機構、4′はセンタープレート、4″は駆動部、4aは支持台、4bはピストン、4cは圧縮スプリング、5はワークリフター、5aはテーブル、5bはボールローラ、6はクランプ機構、6aはクランプ板6a、7はTIG溶接用トーチ、8は溶接装置、9はキャスター、10はアジャスター、11は溶接電源、12は冷却装置、13は流量パネル、14は研磨機、15はマンドレル受けユニット、15aはマンドレル受け、16はガイドレール、17は走行台、18はタンクズテン電極棒、19はトーチチウィービングユニット、20はトーチボディ、21は電極コレット、21aはコレット本体、21bは固定具、22はコレットハンドル、23はガスレンズ、23′はホルダー、23″はフィルター、23aは支持筒部、23bはガス室、23cはガス流通孔、24はシールドノズル、25は狭窄ノズル、25aはノズル本体、25bは位置決め用突条、25cはガス整流溝、26は加圧調整ネジ、27は電極・メインガス管接続金具、28はゴムリング、29は調整リング、30は螺旋金具、30aはガス整流溝、31は前後スライドベース、32はリニアガイド、32aは案内レール、32bはスライダー、33は前後スライド板、34はボールネジ機構、34aはサポートユニット、34bは前後ボールネジ台、34cはボールネジ軸、35はモータ、36はトーチ左右駆動機構、36aは左右調整ブラケット、36bはレール台、36cはリニアガイド、36dはスライダー取付台、36eはボールネジ機構、36e′はサポートユニット、36e″はボールネジ軸、36fはモータブラケット、36gはモータ、36hはカップリング、37はトーチ上下駆動機構、37aはリニアガイド、37bはトーチ取付台、37cはボールネジ機構、37c′はサポートユニット、37c″はボールネジ軸、37dはモータブラケット、37eはモータ、37fはカップリング、38はモータブラケット、39はカップリング、aはアーク、Gはシールドガス、G1は高速整流ガス、G1′は旋回高速整流ガス、Pはプラズマ気流、Wは母材。

Claims (4)

  1. 円筒状に曲げ加工した金属板製のワークを水平姿勢のマンドレル(2)に挿着すると共に、ワークの円周方向両端を突合せた状態でクランプ機構(6)によりマンドレル(2)に設けたバックバー(3)上へ押圧固定し、この状態でタングステン電極棒(18)を備えたTIG溶接用トーチ(7)をワークの突合せ部に沿って走行させながらワークの突合せ部を突合せ溶接して筒体を作製するようにしたワークの溶接方法において、前記TIG溶接用トーチ(7)をワークの突合せ部に沿って走行させつつ、当該TIG溶接用トーチ(7)をその走行方向の前後方向で且つワークの突合せ部に沿って平行状態でウィービングさせながらワークの突合せ部を突合せ溶接すると共に、前記TIG溶接用トーチ(7)のウィービングの振幅を、ワークの突合せ溶接時にハンピングビードを生じさせない1mm以内に設定したことを特徴とするワークの溶接方法。
  2. TIG溶接用トーチ(7)に、タングステン電極棒(18)とワークとの間に発生するアークの周囲にシールドガス(G)の一部を高速整流ガス(G1)にして流す狭窄ノズル(25)を挿着したTIG溶接用トーチ(7)を使用したことを特徴とする請求項1に記載のワークの溶接方法。
  3. フレーム(1)に水平姿勢で支持されたマンドレル(2)に円筒状に曲げ加工した金属板製のワークを支持させ、ワークの円周方向両端を突合せた状態でクランプ機構(6)によりマンドレル(2)に設けたバックバー(3)上へ押圧固定し、ワークの突合せ部をTIG溶接用トーチ(7)を備えた溶接装置(8)により突合せ溶接して筒体を作製するようにしたワークの水平型自動溶接装置(8)において、前記溶接装置(8)は、TIG溶接用トーチ(7)をその走行方向の前後方向で且つワークの突合せ部に沿って平行状態でウィービングさせるトーチウィービングユニット(19)を備え、当該トーチウィービングユニット(19)は、ワークの突合せ部に沿って移動する前後スライドベース(31)と、前後スライドベース(31)にワークの突合せ部に沿って往復移動自在に設けた前後スライド板(33)と、前後スライドベース(31)と前後スライド板(33)との間に設けられ、前後スライド板(33)をワークの突合せ部に沿って往復移動させるボールネジ機構(34)と、前後スライドベース(31)に設けられ、ボールネジ機構(34)に連動連結されてボールネジ機構(34)を作動させる正逆回転自在なモータ(35)と、前後スライドベース(31)に設けられ、TIG溶接用トーチ(7)をTIG溶接用トーチ(7)の走行方向と直交する方向へ移動させてTIG溶接用トーチ(7)の左右方向の位置を調整するトーチ左右駆動機構(36)と、トーチ左右駆動機構(36)に設けられ、TIG溶接用トーチ(7)を上下動させてTIG溶接用トーチ(7)の高さを調整するトーチ上下駆動機構(37)とを備えており、前記トーチ左右駆動機構(36)は、TIG溶接用トーチ(7)の走行方向と直交する方向へ往復移動自在に設けたスライダー取付台(36d)と、スライダー取付台(36d)をTIG溶接用トーチ(7)の走行方向と直交する方向へ往復移動させるボールネジ機構(36e)と、ボールネジ機構(36e)に連動連結されてボールネジ機構(36e)を作動させる正逆回転自在なモータ(36g)とから構成され、また、前記トーチ上下駆動機構(37)は、スライダー取付台(36d)に上下動自在に設けられたトーチ取付台(37b)と、トーチ取付台(37b)を上下方向へ往復移動させるボールネジ機構(37c)と、ボールネジ機構(37c)に連動連結されてボールネジ機構(37c)を作動させる正逆回転自在なモータ(37e)とから構成され、前記トーチ取付台(37b)にTIG溶接用トーチ(7)を取り付けたことを特徴とするワークの水平型自動溶接装置。
  4. 溶接装置(8)のTIG溶接用トーチ(7)は、タングステン電極棒(18)とワークとの間に発生するアークの周囲にシールドガス(G)の一部を高速整流ガス(G1)にして流す狭窄ノズル(25)を備えていることを特徴とする請求項3に記載のワークの水平型自動溶接装置。
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