JP5631236B2 - ポンプ及びヒートポンプ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、液体を搬送するポンプおよびポンプを備えたヒートポンプ装置に関するものである。
図15は、ヒートポンプ装置に使用される従来(特許文献1の図2)のポンプの断面図である。このポンプは、ステータ部17と、ロータ部21と、ポンプ部26と、軸27とを備える。軸27の下端部は下ケーシング15に、上端部は上ケーシング24の軸支持部にそれぞれ自在に回転しないように拘束固定されていて、その周囲をロータ部21が自在に回転する。ロータ部21は、外周側に磁石部20、内周側に軸受18を具備し、磁石部20と軸受18は熱可塑性樹脂などの結合部材19により一体に成形されている。この結合部材19は羽根プレート下25bも同時に形成している。さらに羽根プレート上25aと羽根プレート下25bの間に、中心から放射状に複数の円弧状やインボリュート曲線状に形成した羽根25cを挟み込むことにより羽根車25を形成させている。羽根車25が回転することにより、液体に遠心力を作用させて液体が吸入口22から吐出口23へ圧送される。
軸支持部35は逆円錐状の複数の脚形状を成し、軸27の位置及びスラスト力を受けるスラストワッシャー28の位置を保持する機能を有し、羽根プレート上25aの吸込穴36の中に嵌め入れている。
ステータ部17は電磁鋼板を積層して形成される鉄心10と、この鉄心10のスロット(図示せず)にインシュレータ12(絶縁部材)を介して巻回される巻線11と、リード線14を接続した回路基板13と、略釜形状の下ケーシング15とを備える。回路基板13は、ステータ部17の反ポンプ部側付近に配置される。略釜形状の下ケーシング15の凹部に、ロータ部21が収まる。また、下ケーシング15の凹部の中心部に、軸が嵌る軸孔15aを形成させている。
特開2008−215738号公報
(羽根有効長)
従来のヒートポンプ装置に使われるポンプ(特許文献1)では、軸支持部35は逆円錐状を成した複数の脚状をなしている。そして、この軸支持部35は、軸27及びスラスト力を受けるスラストワッシャー28の位置を保持するため、羽根プレート上25aの吸込穴36の中に嵌め入れている。すなわち、羽根車25の中央には吸入口22とほぼ同等の径の吸込穴36があけられている。そのため、その部分(吸込穴36)の容積がポンプの液体圧送に対して無効となる。つまり吸込穴36をあけたぶんだけ羽根25cの有効長さが短くなるため、ポンプ効率向上の妨げとなるという課題があった。
(推力)
また羽根プレート上25aの吸込穴36は、吸入口22とほぼ同等の径であるため(吸込穴36と吸入口22との内径同士が略同じ)、羽根プレート下25bより羽根プレート上25a側の表面の面積が小さくなり、羽根車25の上下に圧力差が生じ、推力が働く。そのため、この推力によるスラスト軸受の摺動による摩擦損失や、スラスト軸受の磨耗が大きく、ポンプ効率が低い、ポンプ寿命が短い、という課題があった。
(還流)
また羽根プレート上25aと上ケーシング24との間に隙間があるため、羽根車25によって外周方向に圧送された液体の一部が吐出口23に向かわず吸入口22へ還流して、ポンプ効率の低下を招くという課題があった。
この発明は、羽根有効長さを吸入口内径側に延長し、またスラスト軸受の摩擦損失を減らし、さらに吸入口への液体の還流を防止して、高効率で高寿命なポンプ及びヒートポンプ装置を提供することを目的とする。
この発明のポンプは、
液体を吸入する吸入口と、吸入された液体を吐出する吐出口とを備え、液体の吸入方向と吐出方向とが略直交するポンプにおいて、
前記吸入口の下方において、長手方向が前記吸入方向と略同じ方向になるように配置された軸と、
前記軸を中心に回転する円盤形状の羽根車であって、前記吸入方向から見た場合の前記円盤形状における中央の領域である中央領域以降から半径方向に放射状に形成された複数の羽根を有し、前記軸の方向を高さ方向とした場合に前記複数の羽根が前記吐出口と略同じ高さになるように配置され、前記軸を中心に回転することによって前記吸入口から液体を吸入して前記吐出口から吐出する羽根車と、
前記軸を受ける軸受であって、前記羽根車の前記中央領域に配置され、前記吸入口から吸入された液体を前記吐出口に案内する案内部を有すると共に、少なくとも一部が磁性材を含有する材料で形成された軸受と、
前記軸受よりも前記吸入口側となる上方で、前記吸入口の外周の領域に配置され、磁性材を含有する材料で形成された前記軸受を磁力によって前記上方に吸引する磁石部と
を備えたことを特徴とする。
この発明により、磁気吸引力によって軸受けを吸引するので、吸入から吐出への還流を防止することができる。
実施の形態1におけるポンプ110の使用態様を示す図。 実施の形態1におけるポンプ110の断面図。 実施の形態1における羽根車を説明するための図。 実施の形態1における吸入口22のX方向矢視。 実施の形態1における軸受18−1の斜視図。 実施の形態1における軸受18−1の平面図と正面図。 実施の形態1における軸受18−1の平面図。 実施の形態1における軸受18−1のB−B断面、C−C断面。 実施の形態2におけるポンプ120の断面図。 実施の形態2における軸受18−2の斜視図。 実施の形態2における軸受18−2の平面図。 実施の形態3におけるポンプ130の断面図。 実施の形態3における上側軸受18−3aの斜視図。 実施の形態3における上側軸受18−3aの平面図、断面図。 従来技術を示す図。
実施の形態1.
図1〜図8を参照して実施の形態1のポンプ110を説明する。
図1は、実施の形態1のポンプ110の使用態様を示す図である。図1に示すように、
ポンプ110は例えばヒートポンプ装置に使用される。
図2は、ポンプ110の断面図(縦断面図)である。
図3は羽根車25を説明するための図である。図3の(a)は、図2のX方向(液体の吸入方向)から見た場合の羽根車25の羽根25cの概要を示すための図である。図3の(b)は、図3の(a)のA−A断面である。
図4は、図2のX方向から見た場合の上ケーシングの軸孔24aの構成例を示す図である。図4では上ケーシングの軸孔24aは、4本の脚を持つ脚(24a−1)を持つ形状としているが一例である。軸27が嵌り、かつ、吸入される液体に対して大きな抵抗とならない形状であればよい。
図5はポンプ110の軸受(18−1)の斜視図である。
図6は、軸受(18−1)の平面図(X方向矢視相当)、正面図である
図7は、図6の平面図(図6の(a))に、破線で貫通孔(18−1c)を示した図である。
図8は、図6の(b)におけるB−B断面、C−C断面を示す。
(ヒートポンプ装置100)
図1に示すように、ヒートポンプ装置100は、冷媒を圧縮する圧縮機1、熱交換器3a,3b等で構成される。ヒートポンプ装置100は、冷媒9が流れる冷媒回路5を有する。例えば、熱交換器3aは放熱器であり、熱交換器3a、熱交換器3aによって加熱された温水を利用する熱利用機器101及びポンプ110が配管で接続されて、液体8が流れる液体回路4が構成される。熱利用機器101の例としては、液体を貯めておくタンクや、床暖房パネルなどの外部発熱体がある。
(ポンプ110の構成)
ポンプ110は、軸27及び上側の軸受(18−1)がロータ部21と一体となって回転する構成である。
図2を用いてポンプ110の構成を説明する。ポンプ110は、ステータ部17、ロータ部21、ポンプ部26、軸27、及び吸入口22の外周部に配置された磁石である吸入側磁石部201(磁石部)を備える。軸27は固定(回転が拘束)されている。軸27を中心に、ロータ部21が回転する。
(吸入側磁石部201)
上ケーシング24の吸入口22の外周部に、軸受(18−1)を吸引させるための吸入側磁石部201を配置させる。軸受(18−1)は、少なくとも一部が磁性材料で形成される。すなわち、軸受(18−1)は、全体が磁性材料で形成されてもよいし、一部が磁性材料で形成されてもよく、例えば円筒部(18−1a)のみが磁性材料で形成されてもよい。吸入側磁石部201は、形状が軸受(18−1)の円筒部(18−1a)を吸引可能であればどのような形状でも構わない。円筒部(18−1a)は円筒状であるので、円筒部(18−1a)の端面で均一に吸引させるには、吸入側磁石部201も円筒形状(例えば、板厚の厚いワッシャ形状)で、かつ、端面の各位相毎に磁束が均一に着磁したものが理想的である。吸入側磁石部201は、永久磁石でもよいし電磁石でもよい。図2は、吸入側磁石部201が電磁石の場合を示した。電磁石の場合、吸入側磁石部201は、図2の制御装置202によって、羽根車25の回転数に応じて磁力が制御される。制御装置202は、回路基板13に組み込まれたホール素子203によって検出されるマグネットの磁気から、羽根車25の回転数を演算する。この制御は、詳細は実施の形態1の最後で後述する。吸入側磁石部201が電磁石の場合は、円筒状鉄心の外周にソレノイドコイルを構成させることで、端面部の磁束が均一なものが得られる。以下では、吸入側磁石部201は電磁石とする。
(ステータ部17)
(1)ステータ部17の構成を説明する。ステータ部17は、複数の所定の形状に打ち抜いた電磁鋼板を積層して形成される略ドーナッツ形状の鉄心10と、この鉄心10のスロット(図示せず)にインシュレータ(絶縁部材)12を介して巻回される巻線11と、リード線14を接続した回路基板13と、略釜形状の下ケーシング15とを備える。回路基板13は、ステータ部17の一方の軸方向端部(反ポンプ部26側)付近に配置される。(2)ステータ部17は、巻線11を巻いた鉄心10と回路基板13とをモールド樹脂16を用いて一体成形され、ステータ部17の外郭はモールド樹脂16にて形成されている。(3)ステータ部17と、ロータ部21とで、例えば、ブラシレスDCモータを構成する。
(ロータ部21)
ロータ部21は、軸受(18−1)、結合部材19、磁石部20からなる。中心部に軸受(18−1)が配置され、軸受(18−1)の外側に樹脂製の結合部材19が配置され、結合部材19の外側に結合部材19で軸受(18−1)と結合された磁石部20が配置される。
(ポンプ部26)
ポンプ部26は、吸入口22、吐出口23を有する上ケーシング24と、羽根車25とを備える。液体回路4は、吸入口22と吐出口23とに接続される。
略釜形状の下ケーシング15の凹部に、ロータ部21が収まる。また、下ケーシング15の凹部の中心部に、軸27が嵌る軸孔15aを形成されている。尚、軸27は回転しないように、軸孔15aに挿入している。そのために、軸孔15aに挿入する軸27の円形の一部を切り欠いている。
下ケーシング15に固定された軸27に、ロータ部21の軸受(18−1)を挿入し、更にその上部にスラストワッシャー28を設置し、スラストワッシャー28と軸受(18−1)の端面(18−1d)は接触してスラスト軸受を形成する。そしてスラストワッシャー28を貫通した軸27のポンプ部26側端部を、上ケーシング軸孔24aに挿入して上下ケーシングで囲われたポンプ部26を構成する。羽根車25を固定したロータ部21は、軸27の周囲に回転自在に配置される。
下ケーシング15と上ケーシング24とで囲まれる空間は液体回路4の液体で満たされる。そのため、ロータ部21、羽根車25、軸27、スラストワッシャー28はポンプ110を流れる液体に触れる構造となっている。ポンプ110は、ポンプ110内部を流れる液体がブラシレスDCモータのロータ部21に接するキャンド方式である。
軸受(18−1)は、羽根車25の中心部(中心領域25d)を貫通し、羽根プレート上25aより吸入口22側に突出した形状を成す。
軸受(18−1)は、この突出した部分である円筒部(18−1a)の外径は吸入口22の内径と同等か、やや大きい径で、軸支持部より大きな径とする。円筒部(18−1a)の上部の端面(18−1d)には、接触摺動させるスラストワッシャー28を配置し、スラスト軸受を形成させる。スラストワッシャー28は上ケーシング24に回転方向に拘束した状態で軸受(18−1)の端面(18−1d)に接触させている。このようにスラスト軸受を形成させることで、液体の吸入口22への還流を防止する。更に軸受(18−1)に軸直角方向に吸入口22から羽根車25を経由して吐出口23に液体が流れる流路(案内部)を設ける。この流路は、例えば複数の貫通孔(18−1c)を羽根車25の高さ位置に合わせて形成させている。
また、軸受(18−1)の円筒部(18−1a)の側面と、羽根プレート上25aの吸込穴36の淵(破線で示す図2の範囲37)とを摺接させることで、軸受(18−1)に設けた貫通孔(18−1c)が羽根車25の流路と連続した流路を成し、羽根25cの有効長さを吸入口22の内径側に延長することが可能となる。
上述のように、更にこの内径に流路を設けたスラスト軸受を磁性材を含む材料で形成し、その上部の上ケーシングの吸入口外径部に磁石を設けて軸受けを吸引させることで、軸受、スラストワッシャー、上ケーシングとの密着が確実に確保される。
また、従来は、羽根車25の中央部の空洞部分には上ケーシング24の軸支持部35が入り込んでおり、羽根25cの有効長さが短くなっていた。これに対してロータ部21とともに回転する軸受(18−1)に軸直角方向に流路となる貫通孔(18−1c)を設けたので、この流路が実質的に羽根25cと同様に作用するので、内径側に羽根25cを延長したのと同じ効果(シュラウドの効果)がある。
図面を参照して、ポンプ110の構成をさらに詳しく説明する。図2に示すように、ポンプ110は、液体を吸入する吸入口22と、吸入された液体を吐出する吐出口23とを備える。ポンプ110では、液体の吸入方向Xと吐出方向Yとが略直交する。ポンプ110は、軸27、羽根車25、軸受(18−1)を備えている。軸27は、吸入口22の下方において、長手方向が吸入方向Xと略同じ方向になるように配置される。羽根車25は、軸27を中心に回転する円盤形状である。図3の(a)に示すように、羽根車25は、吸入方向Xから見た場合の円盤形状における中央の領域である中央領域25d以降から半径方向に放射状に形成された複数の羽根25cを有する。
図2に示すように、羽根車25は、軸27の方向を高さ方向とした場合に複数の羽根25cが吐出口23と略同じ高さになるように配置される。ポンプ110は、軸27を中心に羽根車25と一体となったロータ部21が回転することによって吸入口22から液体を吸入して吐出口23から吐出する。軸受(18−1)は、軸27を受ける。軸受(18−1)は、羽根車25の中央領域25dに配置される案内部(流路)を有する。軸受(18−1)では、案内部は貫通孔(189−1c)である。貫通孔(18−1c)は、吸入口22から吸入された液体を吐出口23に案内する。貫通孔(18−1c)は、図5、図7、図8等に示すように、例えば、8個形成されているが、個数に制限はなくいくつでもよく、流路断面形状は任意でよく、また、内径から外径に向かって面積が大きくなっても構わない。
(シール性能)
また羽根車25は、図2に示すように、羽根プレート上25a、羽根プレート下25b及び複数の羽根25cとから構成される。羽根プレート上25aは、円盤形状である羽根車25の上側を構成し、中央部に吸入口22から吸入される液体が吸い込まれる円形の開口である吸込穴36(図3の(a))が形成されている。羽根プレート下25bは、円盤形状の下側を構成し、羽根プレート上25aに対向して配置される。複数の羽根25cは、羽根プレート上25aと羽根プレート下25bとの間に形成されてもよいし、また、羽根25cは羽根プレート上25a又は羽根プレート下25bと一体に形成しても構わない。
軸受(18−1)は、図5に示すように、中空の円筒部(18−1a)と、円筒部(18−1a)の下側に引き続いて形成される中空厚肉の厚肉円筒部(18−1b)(案内部の一例)を備える。円筒部(18−1a)は、図2に示すように、羽根プレート上25aの吸込穴36に嵌り、かつ、側面が吸込穴36の周縁に密着(図2の範囲37)する。密着させる手段としては、例えば、溶着等を用いることができる。厚肉円筒部(18−1b)は、円筒部(18−1a)の肉厚よりも厚い肉厚であり、軸27に対して略直角方向にその肉厚部分に複数の貫通孔(18−1c)が形成されている。
ポンプ110では、円筒部(18−1a)の側面が吸込穴36の周縁に摺接(図2の範囲37)するので、還流を防止できる。
(スラスト軸受)
図2に示すように、ポンプ110は、吸入口22が形成された上ケーシング24と、上ケーシング24によって軸27まわりの回転を拘束されて支持されるスラストワッシャー28とを備えている。軸受(18−1)は、円筒部(18−1a)の上側の端面(18−1d)と、スラストワッシャー28と、スラストワッシャー28を支持する上ケーシングの支持部24bとによって、スラスト軸受を構成する。
本実施の形態1の軸受(18−1)は、1つの部品(図5参照)で、ラジアル方向とスラスト方向双方の軸受機能を併せ持つため、ラジアル、スラストを別々の軸受で受け持つ場合に比べて、寸法精度が高いという効果も有する。
(材料)
(1)実施の形態1で用いられる材料は、例えば上ケーシング24は、変性ポリフェニレンエーテル(以下m−PPE)やポリフェニレンスルファイド(以下PPS)、シンジオタクチックポリスチレン (以下SPS)などの耐熱水性、耐薬品性の熱可塑性樹脂で構成される。
(2)結合部材19、羽根車25(羽根プレート上25a、羽根プレート下25b、羽根25c)もm−PPE、PPS、SPS等の樹脂で構成される。
(3)下ケーシング15はm−PPE、PPS、SPS等の樹脂の他に、アルミ、ステンレス、銅などの金属を用いても良い。
(4)軸27は、ステンレス、セラミックなどで構成される。(5)磁石部20はフェライト系、ネオジウム系、サマリウム鉄窒素系等から選ばれる1種または複数を混合した磁粉とポリアミドやPPSなどのバインダー樹脂と混合したプラスチック磁石部で構成される。
(6)軸受(18−1)は、カーボンファイバーやフッソ樹脂を含有したPPSなど摺動性、耐摩耗性に優れる熱可塑性樹脂にフェライト系、ネオジウム系、サマリウム鉄窒素系等から選ばれる1種または複数を混合した磁粉を混合させた材料で構成されている。
(7)なお結合部材19(羽根プレート下25bを含む)は軸受(18−1)を同一材料で一体に成形しても良く、その場合は形状自由度の高い樹脂でかつ摺動性に優れるカーボンファイバーやフッソ樹脂を含有したPPSで成形するのが好ましい。
(8)スラストワッシャー28はセラミックやステンレスで構成されるが、カーボンファイバーやフッソ樹脂を含有したPPSで構成しても良い。
(9)なお互いに接触摺動する軸受を構成する部位は同種材料ではなく、異種材料とした方がカジリ等が発生し難く好ましい。
(制御装置202による吸入側磁石部201の制御)
図2に示すように、上ケーシング24の吸入口22の外周部には磁性材料を含有する材料で形成された軸受(18−1)を吸引させる吸入側磁石部201(電磁石)を配置した。制御装置202は、羽根車25の回転数に応じて、吸入側磁石部201の磁力の強さを制御する。前述のように、制御装置202は、ホール素子203の検出値に基づき羽根車25の回転数を演算する。
(1)例えば、制御装置202は、ポンプ起動時には吸入側磁石部201の磁力をゼロとしておいてポンプの始動性に影響を与えないようにし、徐々に磁力を強めていく。
(2)また、制御装置202は、羽根車25の回転数上昇により吸入と吐出との圧力差が増大し、スラスト推力が増えた場合には、吸入側磁石部201のコイルへ与える電気量(電圧・電流)を可変させて磁力を調整し、スラスト損失が増加しないように制御してもよい。
(3)あるいは、制御装置202は、羽根車25が回転を開始すると磁力をゼロから次第に増大させ、羽根車25が所定の回転数を超えた場合には、磁力を減少させるようにしてもよい。
実施の形態1のポンプ110は、以上のような構成にしたため、スラスト軸受の摩擦損失を減らし、羽根有効長さを吸入口22の内径側に延長すると共に吸入口22への液体の還流を防止して高効率で高寿命なポンプ及びヒートポンプ装置の提供が可能となる。
以上のように、羽根車25の中央領域に吸入口22から羽根車25の外周側に流路を形成する軸受(18−1)を磁性材料を含む材料で形成した。そして、軸受(18−1)を、上ケーシング24の吸入口22の外周部に設置した吸入側磁石部201で吸引し、スラスト軸受を密接させる。これによって吸入から吐出への還流を防ぐことができる。吸入側磁石部201を電磁石とすることで、ポンプ始動時には磁力をゼロとし、磁気吸引力によりスラスト軸受の摩擦損失増加を防止することができる。また吸入側磁石部201(電磁石)の磁力がない時には、重力によりロータ部21、羽根車25は下方に下がっており、スラスト軸受は密着していない。しかし、羽根車25の回転数上昇とともに、吸入される流体と吐出される流体との圧力差が増え、羽根車25を軸方向上に押し上げる推力が増大しスラスト軸受が密着する。この状態で吸入側磁石部201と軸受(18−1)に磁気吸引力が働くと摩擦損失が増大する。このため、高回転時には磁力を弱めるなど羽根車25の回転数に応じた磁力制御を行う。理想的には、
「(重力)=(吸入〜吐出の圧力差による推力)十磁気吸引力」
となるように、制御装置202は、吸入側磁石部201へ与える電力(電流、電圧)を制御することが好ましい。
実施の形態2.
実施の形態2は、軸受の構造が実施の形態1と異なる。実施の形態2の軸受(18−2)は、実施の形態1の軸受(18−1)に対して、流路となる複数の貫通孔を、複数の羽根(18c−2)とした構成である。それ以外は、実施の形態1と同様である。従って軸27及び軸受(18−2)は、実施の形態1と同様に、ロータ部21と一体となって回転する。
図9〜図10を参照して実施の形態2のポンプ120を説明する。
図9は、実施の形態2のポンプ120の断面図である。
図10は、軸受(18−2)の斜視図である。軸受(18−2)は、吸入口22から吸入された液体を吐出口23に案内する案内部として、複数の羽根(18c−2)を備えている。
図11は、軸受(18−2)の平面図(X方向矢視)である。
図9に示すように、ポンプ120も、吸入側磁石部201、制御装置202、ホール素子203を有する点は実施の形態1と同じである。また図10の説明で後述する軸受(18−2)は、実施の形態1の(18−1)と同様に少なくとも一部が磁性材料を含む材料で形成されている。例えば、図10に示すように、軸受(18−2)の、羽根(18c−2)を含む上側部分(18−2−1)のみを磁性材料を含む材料で形成してもよいし、上側部分(18−2−1)と下側部分(18−1−2)との、軸受(18−2)の全体を磁性材料を含む材料で形成してもよいし。また、制御装置202が吸入側磁石部201に対して行う制御は、実施の形態1と同じである。
図10に示すように、軸受(18−2)の一部に、軸直角方向に吸入口22から羽根車25を経由して吐出口23に液体が流れる流路を、複数の羽根(18c−2)によって形成することによっても、実施の形態1の軸受(18−1)と同等の効果を奏する。この場合、羽根(18c−2)は、羽根車25の羽根25cの形状に対応する形状としてもよい。すなわち、羽根(18c−2)は、羽根25cが円弧やインボリュート曲線といった場合、同一の成型規則(同じ曲率半径あるいはインボリュート曲線で形成)で形成してもよい。軸受(18−2)に設ける羽根(18−2d)の枚数は、羽根車25の羽根25cと同数か、それよりも多くても少なくても構わない。その他の構成は実施の形態1と同等である。
実施の形態3.
実施の形態3のポンプ130を説明する。実施の形態3のポンプ130は、実施の形態2の軸受軸受(18−2)を、上側と下側とに2分割した場合を説明する。なお、ポンプ130では軸27及び上側軸受(18−3a)がロータ部21と一体となって回転する。
図12〜図14を参照して、実施の形態3のポンプ130を説明する。
図12は、実施の形態3のポンプ130の断面図である。図12、図13に示すように、ポンプ130では、軸受は、上側軸受(18−3a)と下側軸受(18−3b)との、上下2分割の構成である。上側軸受(18−3a)は、吸入口22側で軸27の一方の端部を受けると共に案内部である複数の羽根(18c−3)(図13)を有する。下側軸受(18−3b)は、吸入口22の反対側で、軸27の他方の端部を受ける。
図12に示すように、ポンプ130が、吸入側磁石部201、制御装置202、ホール素子203を有する点は実施の形態1と同じである。また上記のように、ポンプ130では、軸受は上下2分割の構成である。ポンプ130では、図13に示す上側軸受(18−2)が磁性材料を含む材料で形成されている。また、実施の形態3においても、制御装置202が吸入側磁石部201に対して行う制御は、実施の形態1と同じである。
図13は、上側軸受(18−3a)の斜視図である。上側軸受(18−3a)は、案内部である複数の羽根(18c−3)を有する。
図14は正面図(図1のX方向矢視)およびD−D断面図である。
(ロータ部21)
図12に示すように、磁石部20と軸27とは結合部材19で一体に成形される。また、結合部材19は、羽根プレート下25bを兼ねている。これら(磁石部20、軸27、結合部材19)は、回転方向にも軸方向にも拘束固着し一体化されている。羽根プレート下25bに、羽根25cと羽根プレート上25aとが溶着などにより固着され一体となっている。このように、磁石部20、結合部材19、軸27、上側軸受(18−3a)等は、ロータを形成する。
図12に示すように、下ケーシング15の軸穴15aには、下側軸受(18−3b)が回転方向に拘束された状態で嵌入される。下側軸受(18−3b)には、ロータ部21と一体となった軸27の下端部が回転自在の状態で挿入される。軸27の上端部には、上側軸受(18−3a)が軸27に対して回転方向に拘束された状態で挿入される。すなわち、上側軸受(18−3a)とロータ部21とは一体に回転する。
(上側軸受(18−3a))
図13、図14に示すように、上側軸受(18−3a)の上部は三角錐形状を成し、吸入口22の径の外側(下側)でスラストワッシャー28とスラストおよびラジアル方向で接触摺動する。図13では上側軸受(18−3a)へのスラストワッシャー28の取付状態を示している。スラストワッシャー28は回転方向に拘束された状態で上ケーシング24の吸入口22に設置されている。スラストワッシャー28を回転方向に拘束する方法は、例えば、図13のように外周の一部をカットして切り欠き部28−1を設け、上ケーシング24の対向位置も同形状(スラストワッシャー28の切り欠き部28−1に対向する部分を同形状で凸)とする。上側軸受(18−3a)の上部には図13に示すように、羽根(18c−3)を設け、横断面形状(図14の(a)に示す羽根(18c−3)の形状じ同じ)を羽根車25の羽根25cと近似した形状(略同一の形状)とし、枚数、位相も近似(略同一)させ、羽根(18c−3)(案内部)によって流路を形成する。その他の構成は実施の形態1と同等である。
実施の形態3の構成によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以上の実施の形態1〜3で説明したポンプ110〜140は、ヒートポンプ装置100内の液体を搬送、循環させる時に使用するポンプ2の例を示したが、家庭用ポンプなどにも利用可能である。
1 圧縮機、3a,3b 熱交換器、4 液体回路、5 冷媒回路、8 液体、9 冷媒、10 鉄心、11 巻線、12 インシュレータ(絶縁部材)、13 回路基板、14 リード線、15 下ケーシング、15a 下ケーシング軸孔、16 モールド樹脂、17 ステータ部、18−1,18−2 軸受、18−3a,18−4a 上側軸受、18−3b,18−4b 下側軸受、18−1a 円筒部、18−1b 厚肉円筒部、18−1c 貫通孔、18−1d 端面、18c−2,18c−3,18c−4 羽根、19 結合部材、20 磁石部、21 ロータ部、22 吸入口、23 吐出口、24 上ケーシング、24a 軸孔、24a−1 脚、24b 支持部、25 羽根車、25a 羽根プレート上、25b 羽根プレート下、25c 羽根、25d 中央領域、26 ポンプ部、27 軸、28 スラストワッシャー、30 流路、35 軸支持部、36 吸込穴、37 範囲、100 ヒートポンプ装置、101 熱利用機器、110,120,130,140 ポンプ、201 吸入側磁石部、202 制御装置、203 ホール素子。

Claims (12)

  1. 液体を吸入する吸入口と、吸入された液体を吐出する吐出口とを備え、液体の吸入方向と吐出方向とが略直交するポンプにおいて、
    前記吸入口の下方において、長手方向が前記吸入方向と略同じ方向になるように配置された軸と、
    前記軸を中心に回転する円盤形状の羽根車であって、前記吸入方向から見た場合の前記円盤形状における中央の領域である中央領域以降から半径方向に放射状に形成された複数の羽根を有し、前記軸の方向を高さ方向とした場合に前記複数の羽根が前記吐出口と略同じ高さになるように配置され、前記軸を中心に回転することによって前記吸入口から液体を吸入して前記吐出口から吐出する羽根車と、
    前記軸を受ける軸受であって、前記羽根車の前記中央領域に配置され、前記吸入口から吸入された液体を前記吐出口に案内する案内部を有すると共に、少なくとも一部が磁性材を含有する材料で形成された軸受と、
    前記軸受よりも前記吸入口側となる上方で、前記吸入口の外周の領域に配置され、磁性材を含有する材料で形成された前記軸受を磁力によって前記上方に吸引する磁石部と
    前記吸入口が形成された上側ケーシングと、
    前記上側ケーシングによって前記軸まわりの回転を拘束されて支持されるスラストワッシャーと
    を備え、
    前記磁石部は、
    前記軸受を磁力によって前記上方に吸引することで、前記スラストワッシャーの一方の面に対向する前記軸受の環状の端面を、前記スラストワッシャーの前記一方の面に密着させることを特徴とするポンプ。
  2. 前記軸受は、
    全体が、磁性材を含む材料で形成されていることを特徴とする請求項1記載のポンプ。
  3. 前記磁石部は、
    電力の供給によって磁力を発生する電磁石であることを特徴とする請求項1または記載のポンプ。
  4. 前記磁石部は、
    制御装置による制御によって、前記羽根車の回転数に応じて磁力の強さが制御されることを特徴とする請求項3記載のポンプ。
  5. 前記磁石部は、
    前記制御装置による制御によって、前記羽根車が回転を開始すると磁力がゼロから次第に増大することを特徴とする請求項4記載のポンプ。
  6. 前記磁石部は、
    前記制御装置による制御によって、前記羽根車が回転を開始すると磁力がゼロから次第に増大すると共に所定の回転数を超えた場合には、磁力が減少することを特徴とする請求項5記載のポンプ。
  7. 液体を吸入する吸入口と、吸入された液体を吐出する吐出口とを備え、液体の吸入方向と吐出方向とが略直交するポンプにおいて、
    前記吸入口の下方において、長手方向が前記吸入方向と略同じ方向になるように配置された軸と、
    前記軸を中心に回転する円盤形状の羽根車であって、前記吸入方向から見た場合の前記円盤形状における中央の領域である中央領域以降から半径方向に放射状に形成された複数の羽根を有し、前記軸の方向を高さ方向とした場合に前記複数の羽根が前記吐出口と略同じ高さになるように配置され、前記軸を中心に回転することによって前記吸入口から液体を吸入して前記吐出口から吐出する羽根車と、
    前記軸を受ける軸受であって、前記羽根車の前記中央領域に配置され、前記吸入口から吸入された液体を前記吐出口に案内する案内部を有すると共に、少なくとも一部が磁性材を含有する材料で形成された軸受と、
    前記軸受よりも前記吸入口側となる上方で、前記吸入口の外周の領域に配置され、磁性材を含有する材料で形成された前記軸受を磁力によって前記上方に吸引する磁石部と
    を備え、
    前記羽根車は、
    前記円盤形状の上側を構成し、中央部に前記吸入口から吸入される液体が吸い込まれる円形の開口である吸込穴が形成された上側羽根プレートと、
    前記円盤形状の下側を構成し、前記上側羽根プレートに対向して配置される下側羽根プレートと
    を備えると共に、
    前記複数の羽根は、前記上側羽根プレートと前記下側羽根プレートとの間に形成され、
    前記軸受は、
    前記上側羽根プレートの前記吸込穴に嵌り、かつ、側面が前記吸込穴の周縁に密着する中空の円筒部を有すると共に、前記羽根車と一体に回転することを特徴とするポンプ。
  8. 前記軸受は、
    前記案内部として、前記円筒部の下側に引き続いて形成されると共に前記円筒部の肉厚よりも厚い肉厚の厚肉円筒部であって、前記軸に対して略直角方向に前記肉厚に複数の貫通孔が形成された厚肉円筒部を備えたことを特徴とする請求項7記載のポンプ。
  9. 前記ポンプは、
    前記吸入口が形成された上側ケーシングと、
    前記上側ケーシングによって前記軸まわりの回転を拘束されて支持されるスラストワッシャーと
    を備え、
    前記軸受は、
    前記円筒部の上側の端面と、前記スラストワッシャーと、前記スラストワッシャーを支持する前記上側ケーシングの支持部とによって、スラスト軸受を構成することを特徴とする請求項7または8のいずれかに記載のポンプ。
  10. 液体を吸入する吸入口と、吸入された液体を吐出する吐出口とを備え、液体の吸入方向と吐出方向とが略直交するポンプにおいて、
    前記吸入口の下方において、長手方向が前記吸入方向と略同じ方向になるように配置された軸と、
    前記軸を中心に回転する円盤形状の羽根車であって、前記吸入方向から見た場合の前記円盤形状における中央の領域である中央領域以降から半径方向に放射状に形成された複数の羽根を有し、前記軸の方向を高さ方向とした場合に前記複数の羽根が前記吐出口と略同じ高さになるように配置され、前記軸を中心に回転することによって前記吸入口から液体を吸入して前記吐出口から吐出する羽根車と、
    前記軸を受ける軸受であって、前記羽根車の前記中央領域に配置され、前記吸入口から吸入された液体を前記吐出口に案内する案内部を有すると共に、少なくとも一部が磁性材を含有する材料で形成された軸受と、
    前記軸受よりも前記吸入口側となる上方で、前記吸入口の外周の領域に配置され、磁性材を含有する材料で形成された前記軸受を磁力によって前記上方に吸引する磁石部と
    を備え、
    前記軸受は、
    前記案内部として、複数の羽根を備えたことを特徴とするポンプ。
  11. 前記軸受は、
    前記複数の羽根の形状が、前記羽根車の前記羽根の形状に対応した形状であることを特徴とする請求項10記載のポンプ。
  12. 請求項1〜請求項11のいずれかに記載のポンプを備えたヒートポンプ装置。
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