JP5629591B2 - リール部材及びこれを用いた接着フィルムの引出方法 - Google Patents
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Description
このような接着フィルムは、幅狭で長尺の剥離シート上に形成され、リール部材にロール状に巻取った形態で出荷されている。
図13に示すように、従来、リール101に巻き取られた接着フィルム102を貼付対象物140上に貼付する場合には、巻出軸103に取り付けられたフィルムロール104から引き出した接着フィルム102に対して所定の張力を加え、複数のローラ105、106、121を介して引き回すことにより、貼付機構108の支持台109と熱圧着ヘッド110との間に配置するようにしている。
さらに、接着フィルムが巻き付けられた巻き出しリールを仮圧着装置にセットする際には、人手によりフィルムを引き出すことが多く、この際に通常使用時の張力を超える大きな張力がフィルムロールに加わるおそれがあった。
本発明では、前記フランジ部が、巻芯軸部の両端部に設けられた一対のフランジを有し、当該フランジ部の一方のフランジに、前記押圧機構として、前記フランジ部に装着された押圧部材が設けられ、当該押圧部材によって当該巻芯軸部に巻き取られた接着フィルムを当該フランジ部の他方のフランジに押し付けるように構成されている場合にも効果的である。
本発明では、前記フランジ部が、巻芯軸部の両端部に設けられた一対のフランジを有し、前記押圧機構が、前記一対のフランジ間の距離を変化させるように構成されている場合にも効果的である。
本発明では、前記接着フィルムが、絶縁性接着剤樹脂中に導電性粒子が分散された異方導電性接着フィルムである場合にも効果的である。
一方、本発明は、上述したいずれかのリール部材を用いた接着フィルムの引出方法であって、前記押圧機構の押圧部材を当該接着フィルムの巻取ラインから退避する退避位置に配置した状態で前記巻芯軸部に当該接着フィルムを巻き付ける工程と、前記巻芯軸部に巻き取られた接着フィルムを前記押圧機構によって側面側から挟んだ状態で引き出す工程を有する接着フィルムの引出方法である。
その結果、本発明によれば、粘度の小さい接着剤を用いた場合であっても、接着剤のはみ出しによるブロッキングを発生させることなく、接着フィルムの長尺化を図ることができる。
また、本発明によれば、接着フィルムの側面とフランジ部との間に隙間がなくなることから、接着フィルムを引き出す際に接着フィルムの側面とフランジ部との間に接着フィルムが入り込んでしまうことを防止することができる。
さらに、本発明においては、押圧機構が、当該リール部材の巻芯軸部からフランジ部の外縁部に向って接着フィルムに対する押圧力が大きくなるように構成されていることから、接着フィルムに加えられる張力が接着フィルムの巻芯軸部近傍にまで到達することを確実に阻止することができ、これにより、巻き締まりに起因する接着剤の応力をより小さくすることができる。
本発明において、フランジ部が、巻芯軸部の両端部に設けられた一対のフランジを有し、当該フランジ部の一方のフランジに、押圧機構として、フランジ部に装着された押圧部材が設けられ、当該押圧部材によって当該巻芯軸部に巻き取られた接着フィルムを当該フランジ部の他方のフランジに押し付けるように構成されている場合には、簡素な構成で確実に接着フィルムの側面を両側から挟んで押圧するリール部材を提供することができる。
本発明において、フランジ部が、巻芯軸部の両端部に設けられた一対のフランジを有し、押圧機構が、一対のフランジ間の距離を変化させるように構成されている場合には、接着フィルムに対する押圧力を調整して最適の押圧力で接着フィルムを挟むことが可能になる。
また、本発明方法にあっては、押圧機構の押圧部材を接着フィルムの巻取ラインから退避する退避位置に配置した状態で巻芯軸部に当該接着フィルムを巻き取り、その後、巻芯軸部に巻き付けれた接着フィルムを押圧機構によって側面側から挟んだ状態で引き出すことから、押圧部材を退避させた状態でフィルムの円滑な巻き取りを行うことができる一方で、接着フィルムの巻取終了後には、押圧部材を動作させて接着フィルムを側面側から挟んだ状態で引き出すことができ、これにより接着フィルムの巻取工程と貼付工程を効率良く行うことができる。
その結果、本発明によれば、接着フィルムの貼付工程において、リールを頻繁に交換する必要がなく、生産効率を大幅に向上させることができる。
図1(a)は、本発明に係るリール部材の実施の形態を示す平面図、図1(b)は、図1(a)のA−A線断面図で、押圧機構を使用しない状態を示すもの、図1(c)は、図1(a)のA−A線断面図で、押圧機構の使用時の状態を示すものである。
図2(a)は、本実施の形態のリール部材の要部を示す平面図、図2(b)は、図2(a)のB−B線断面図である。
図3(a)は、同リール部材の他の例の要部を示す平面図、図3(b)は、図3(a)のC−C線断面図、図3(c)は、同リール部材の係止機構の構成を示す説明図である。
なお、本明細書において、「長尺の接着フィルム」とは、300m〜500m以上の長さの接着フィルムをいうものとする。
ここで、第1フランジ11には、巻芯軸部2に切り込み部11aが設けられるとともに、この切り込み部11aから第1フランジ11の縁部に向って、例えば長方形形状の貫通孔部11bが形成されている。
この押圧部材5は、例えばフッ素樹脂やポリエチレン等の弾性を有する材料からなり、第1フランジ11の中心部から縁部に向って厚さが厚くなるように形成されている。
本実施の形態では、上述した押圧部材5と、押圧ストッパ6と、第2フランジ12の内側面12aによって押圧機構7が構成されている。
ここで、押圧ストッパ6の本体部6aは、例えば断面矩形状に形成され、押圧部材5と同等の幅を有している。
さらに、押圧ストッパ6の第1フランジ11の外側面11c側の面と、第1フランジ11の案内溝部14L、14Rとが対向する面の間には、若干のクリアランスが設けられ、これにより押圧ストッパ6の案内突部6L、6Rが、第1フランジ11の案内溝部14L、14R内において、その長手方向に移動するように構成されている。
一方、押圧ストッパ6の本体部6aには、第2フランジ12側の部分に、押圧部材5の凹凸部5cと噛み合う凹凸部6cが設けられている。
図4(a)に示すように、本実施の形態の押圧部材5は、基端部50の高さ(H1)より先端部51の高さ(H2)が大きくなるように形成されている。
そして、図4(b)に示すように、この押圧部材5は、押圧時において、押圧部52が接着フィルム20と接触するようになっている。
図5(a)に示す例では、押圧部材の先端面53Aが矩形形状に形成されており、押圧部52Aは、直線状に形成されている。
図5(b)に示す例では、押圧部材の先端面53Bは、押圧部52Bが円弧状に設けられるとともに、押圧部52Bの両側には、円弧状のアール部54Bが設けられている。
図5(c)に示す例の場合、押圧部材の先端面53Cは、押圧部52Cが直線状に形成された部分を有し、その両側に直線状の傾斜部55Cが設けられている。そして、押圧部52Cと傾斜部55Cとの間には、円弧状のアール部54Cが設けられている。
図5(d)に示す例では、円弧状の押圧部52Dが設けられ、その両側に直線状の傾斜部55Dが設けられている。
また、押圧による接着フィルムの変形を防ぐ観点からは、図5(b)〜(d)に示すように、押圧部52B、52C、52Dの両側にそれぞれアール部54B、54C、傾斜部55Dを設けることがより好ましい。
本実施の形態においては、まず、上述したリール部材1を図示しないフィルム巻取装置に装着し、図6(a)に示すように、巻芯軸部2に接着フィルム20を巻き取る。
そして、図6(b)に示すように、押圧ストッパ6を押圧部材5の先端部51に向って移動させる。
これにより、押圧ストッパ6の本体部6aから押圧部材5の外側面5aに対して第2フランジ12に向かう方向の力が作用し、押圧部材5の先端部51が第2フランジ12側に移動する。
図7(a)(b)に示すように、本実施の形態のリール部材1Aにおいては、巻芯軸部2が第1フランジ11A側に延ばされ、この延ばされた部分にねじ部2aが形成されている。
そして、この押圧部材である第1フランジ11Aと、巻芯軸部2のねじ部2aと、第2フランジ12の内側面12aによって押圧機構7Aが構成されている。
この場合、上記実施の形態と同様に、接着フィルム20の第2フランジ12側の側面20aが第2フランジ12の内側面12aに密着するように接着フィルム20の巻取ラインを設定する。
さらに、ナット8を用い、第1フランジ11Aが回転しないように固定する。
これにより、接着フィルム20の外縁部が、第2フランジ12の内側面12a及び第1フランジ11Aの押圧部52によって挟まれ両側から外力が作用した状態のフィルム収容体30Aが得られる。
その他の構成及び作用効果については上述の実施の形態と同一であるのでその詳細な説明を省略する。
図8(a)(b)に示すように、本実施の形態のリール部材1Bにおいては、第1フランジ11Bの所定の部分にねじ部を有する貫通孔部が設けられ(詳細図示せず)、この貫通孔部に、円柱形状の本体部にねじ部を有する押圧部材5Bが装着されて構成されている。
また、押圧部材5Bの本体部の内側端部には、平面状の押圧部52が設けられている。
そして、この押圧部材5Bと、第2フランジ12の内側面12aによって押圧機構7Bが構成されている。
これにより、接着フィルム20が、第2フランジ12の内側面12a及び押圧部材5の押圧部52によって挟まれ両側から外力が作用した状態のフィルム収容体30Bが得られる。
その他の構成及び作用効果については上述の実施の形態と同一であるのでその詳細な説明を省略する。
本実施の形態のリール部材1Cは、スライド式で第1フランジ11Cに対して着脱自在の押圧部材5Cを有するものである。
そして、この押圧部材5Cと、第2フランジ12の内側面12aによって押圧機構7Cが構成されている。
その他の構成及び作用効果については上述の実施の形態と同一であるのでその詳細な説明を省略する。
例えば、上述した図7(a)(b)に示す実施の形態では、押圧部材として、第2フランジ12側の内側面11cにテーパを設けることにより中心部から縁部に向って第2フランジ12との距離が小さくなるように形成された第1フランジ11Aを用いたが、例えば、図10(a)(b)に示すように、平板状の第1フランジ11Dを用いることもできる。
このような構成を有する本実施の形態によれば、既存の部材を用い、巻き締まりに起因する接着剤の応力を従来技術と比較して小さくすることが可能なフィルム収容体30Dを得ることができる。
この場合、ハウジング70内に設けられたコイルばね71〜73は、巻芯軸部2から第1フランジ11Dの外縁部に向って接着フィルム20に対する押圧力が大きくなるものを用いることがより好ましい。
例えば、図12に示す例においては、図8(a)(b)に示す押圧部材5Bを、巻芯軸部2から第1フランジ11Bに向って3個並べて押圧機構7Fを構成したものである。
この場合、接着フィルム20の巻き締まりをより確実に防止する観点からは、巻芯軸部2から第1フランジ11Bの外縁部に向って接着フィルム20に対する押圧力が大きくなるように、各押圧部材5Bのねじの締め具合を調整することが好ましい。
さらにまた、本発明においては、上述した押圧部材を第1フランジ側のみならず、第2フランジ側に併せて設けることもできる。
加えて、上記実施の形態においては、異方導電性接着フィルムを例にとって説明したが、絶縁性接着剤樹脂中に導電性粒子を含有しない絶縁性接着フィルムにも適用をすることができるものである。
接着フィルムとして、幅1.2mmの剥離シート上に乾燥後の厚さが35μmの異方導電性接着剤をフィルム状に塗布形成した2層タイプのものを用いた。なお、接着剤の種類はエポキシ系熱硬化型のものである。
ここで、異方導電性接着フィルムの最低溶融粘度は、3.0×104Pa・sである。
この最低溶融粘度は、回転式レオメータ(TA instrument社製)を用い、昇温速度が10℃/分、測定圧力が5gで一定に保持し、直径8mmの測定プレートを使用して測定した値である。
リール部材として、巻芯軸部の直径が85mmで両面フランジタイプのものを用い、このリール部材に、接着フィルムとして長さ300mの異方導電性接着フィルムを、巻取張力15gの条件で巻き取った。
押圧機構としては、図1(a)〜(c)に示すものを用いた。この場合、押圧部材としては、ポリ4フッ化エチレン樹脂からなり、基端部の高さH1が1.5mm、先端部の高さH2が3.0mm、幅8.0mm、長さ53mmのものを用いた。また、この押圧部材の先端面は、図5(c)に示す形状のものである。
この場合、第2フランジの、縁部近傍、中腹部分、巻芯軸部近傍に、それぞれ貫通孔を設け、プッシュプルゲージを用いて接着フィルムに対する押圧力を測定したところ、80g、50g、20gであった。
また、接着フィルムを、引出張力70g、引張速度500mm/秒で5時間引き出し、引出後の接着フィルムの状態(接着剤のはみ出し、ブロッキング、巻き巣)を目視で観察した。その結果を表1に示す。
押圧機構として、図7(a)(b)に示すものを用いた。この場合、第1フランジの半径は100mmとし、基端部である巻芯軸部の高さは1.5mm、先端部である縁部の高さは3.0mmとした。その他は実施例1と同一の条件にして、押圧力の測定を行ったところ、20g、10g、5gであった。
また、実施例1と同一の条件で接着フィルムを引き出し、その後の観察を行った。その結果を表1に示す。
押圧機構として、図8(a)(b)に示すものを用いた。この場合、押圧部材は、第1フランジの中腹部分に設けた。その他は実施例1と同一の条件にして、押圧力の測定及び接着フィルムの引き出し後の観察を行った。その結果を表1に示す。
押圧機構として、図9(a)〜(d)に示すものを用いた他は実施例1と同一の条件にして、押圧力の測定及び接着フィルムの引き出し後の観察を行った。この場合、接着フィルムに対する押圧力の測定は、第2フランジの中腹部分において行った。その結果を表1に示す。
押圧機構として、図10(a)(b)に示すものを用いた他は実施例1と同一の条件にして、押圧力の測定及び接着フィルムの引き出し後の観察を行った。この場合、接着フィルムに対する押圧力の測定は、第2フランジの縁部近傍及び巻芯軸部の近傍において行った。その結果を表1に示す。
フィルム収容体として、フィルムサイズが500mの接着フィルムを上記リール部材に巻き取ったものを用い、接着フィルムの引出時間を6時間とした他は実施例1と同一の条件にして、押圧力を測定した。得られた押圧力は、100g、60g、20gであった。
また、実施例1と同一の条件で接着フィルムを引き出し、その後の観察を行った。その結果を表1に示す。
フィルム収容体として、フィルムサイズが500mの接着フィルムを上記リール部材に巻き取ったものを用い、接着フィルムの引出時間を6時間とした他は実施例2と同一の条件にして、押圧力を測定した。得られた押圧力は、20g、15g、10gであった。
また、実施例1と同一の条件で接着フィルムを引き出し、その後の観察を行った。その結果を表1に示す。
リール部材として、押圧機構を設けないのものを用いた他は実施例1と同一の条件にして、押圧力の測定及び接着フィルムの引き出し後の観察を行った。その結果を表2に示す。
フィルム収容体として、フィルムサイズが500mの接着フィルムを上記リール部材に巻き取ったものを用い、接着フィルムの引出時間を6時間とした他は実施例3と同一の条件にして(押圧機構は図8(a)(b)に示すもの)、押圧力の測定及び接着フィルムの引き出し後の観察を行った。その結果を表2に示す。
フィルム収容体として、フィルムサイズが500mの接着フィルムを上記リール部材に巻き取ったものを用い、接着フィルムの引出時間を6時間とした他は実施例4と同一の条件にして(押圧機構は図9(a)〜(d)に示すもの)、押圧力の測定及び接着フィルムの引き出し後の観察を行った。その結果を表2に示す。
この場合、接着フィルムに対する押圧力は70gであった。
接着フィルムに対する押圧力が100gとなるように押圧部材の位置を調整した以外は比較例3と同一の条件にして、接着フィルムの引き出し後の観察を行った。その結果を表2に示す。
フィルム収容体として、フィルムサイズが500mの接着フィルムを上記リール部材に巻き取ったものを用い、接着フィルムの引出時間を6時間とした他は実施例5と同一の条件にして(押圧機構は図10(a)(b)に示すもの)、押圧力の測定及び接着フィルムの引き出し後の観察を行った。その結果を表2に示す。
表1から明らかなように、押圧機構を設けた実施例1〜7においては、フィルムサイズが500mの接着フィルムを引き出した場合であっても、接着剤のはみ出し、ブロッキング及び巻き巣は生じなかった。
また、図8(a)(b)に示す押圧機構を設けた比較例2にあっては、フィルムサイズが500mであって通常のものより長さが長いため、接着剤のはみ出し、ブロッキング及び巻き巣が生じた。
さらに、図9(a)〜(d)に示す押圧機構を設け、フィルムサイズが500mである比較例3並びに比較例4のうち、接着フィルムに対する押圧力が70gである比較例については、接着フィルムに対する押圧力が足りず、接着剤のはみ出し、ブロッキング及び巻き巣が生じた。
2…巻芯軸部
5…押圧部材
6…押圧ストッパ
6a…本体部
6L、6R…案内突部
7…押圧機構
10…駆動軸
11…第1フランジ(一方のフランジ)
11b…貫通孔部
12…第2フランジ(他方のフランジ)
12a…内側面
13…フランジ部
14L、14R…案内溝部
15L、15R…凹凸部
20…接着フィルム
20a…側面
60L、60R…凹凸部
Claims (5)
- 円筒形状に形成され、接着フィルムを巻取可能な巻芯軸部と、
前記巻芯軸部の端部に当該巻芯軸部と一体的に設けられたフランジ部と、
前記巻芯軸部の回転軸方向に移動可能に構成され、前記巻芯軸部に巻き取られた前記接着フィルムを側面側から挟んで押圧する押圧機構とを有し、
前記押圧機構が、当該リール部材の巻芯軸部から前記フランジ部の外縁部に向って前記接着フィルムに対する押圧力が大きくなるように構成されているリール部材。 - 前記フランジ部が、巻芯軸部の両端部に設けられた一対のフランジを有し、当該フランジ部の一方のフランジに、前記押圧機構として、前記フランジ部に装着された押圧部材が設けられ、当該押圧部材によって当該巻芯軸部に巻き取られた接着フィルムを当該フランジ部の他方のフランジに押し付けるように構成されている請求項1記載のリール部材。
- 前記フランジ部が、巻芯軸部の両端部に設けられた一対のフランジを有し、前記押圧機構が、前記一対のフランジ間の距離を変化させるように構成されている請求項1又は2のいずれか1項記載のリール部材。
- 前記接着フィルムが、絶縁性接着剤樹脂中に導電性粒子が分散された異方導電性接着フィルムである請求項1乃至3のいずれか1項記載のリール部材。
- 請求項1乃至4のいずれか1項記載のリール部材を用いた接着フィルムの引出方法であって、
前記押圧機構の押圧部材を当該接着フィルムの巻取ラインから退避する退避位置に配置した状態で前記巻芯軸部に当該接着フィルムを巻き付ける工程と、
前記巻芯軸部に巻き取られた接着フィルムを前記押圧機構によって側面側から挟んだ状態で引き出す工程を有する接着フィルムの引出方法。
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