JP5627520B2 - 画像形成装置およびトナー濃度制御方法 - Google Patents

画像形成装置およびトナー濃度制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置およびトナー濃度制御方法に関するものである。
複合機、プリンターなどといった電子写真方式の画像形成装置では、露光装置により感光体ドラム上に静電潜像が形成され、トナーコンテナーから現像器へ供給されたトナーが、現像ローラーや現像スリーブで感光体ドラム上へ供給され、トナー現像が行われる。
このような画像形成装置では、現像器内のトナーが不足しないように、現像器にセンサーが設けられ、現像器内のトナー量の低下がセンサーにより検出されると、トナーコンテナーから現像器へトナーが供給される。これにより、現像器内に十分な量のトナーが継続的に保持され、現像器から感光体ドラムへのトナー供給が一定となり、トナー画像濃度の変動が低減される。
他方、ある画像形成装置は、現像器内の現像剤濃度、現像ローラー上の現像剤濃度、感光体ドラムからトナー画像を転写される転写ベルト上のトナー画像濃度などを検出する濃度センサーを設け、その濃度センサーの出力に応じて、露光装置の出力、現像バイアスなどを制御することで、トナー画像濃度を制御している(例えば特許文献1参照)。
特開2002−62696号公報
しかしながら、上述のように濃度センサーを設けると、装置の製造コストが高くなってしまう。特に低価格帯の装置については製造コストが高くなることは好ましくない。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、濃度センサーを使用せずにトナー画像濃度を適切に制御する画像形成装置およびトナー濃度制御方法を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
本発明に係る画像形成装置は、複数の画像濃度設定値と所定トナー消費量でのドットカウント値との対応関係を示す校正データを記憶する記憶装置と、その校正データに基づいて、トナーが所定トナー消費量だけ消費される期間において計数されたドットカウント値からトナー画像濃度の推定値を導出するとともに、画像濃度設定値と推定値との差に応じて現像バイアスの設定値を更新する画像濃度推定部と、上述の推定値に基づいて校正データを更新する校正データ更新部とを備える。
これにより、実験などで予め得られた校正データを使用して所定トナー消費量だけトナーが消費されたらその期間におけるドットカウント値からトナー画像濃度を推定することで、濃度センサーを使用せずにトナー画像濃度が適切に制御される。
また、ユーザーが印刷する原稿の傾向や装置の経時変化などに起因して、初期状態の校正データが適切ではない場合でも、ユーザーにとって適切な校正データへ自動的に修正される。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、校正データ更新部は、画像濃度設定値と推定値との差が変動上限値より大きければ、画像濃度設定値と推定値との差に応じて校正データを更新する。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、校正データ更新部は、画像濃度設定値と推定値との差が変動上限値より大きければ、その差と変動上限値との差に応じて校正データにおける画像濃度設定値またはドットカウント値をずらす。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、校正データ更新部は、画像濃度設定値と推定値との差が変動下限値より小さければ、画像濃度設定値と推定値との差に応じて校正データを更新する。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、校正データ更新部は、画像濃度設定値と推定値との差が変動下限値より小さければ、その差と変動下限値との差に応じて校正データにおける画像濃度設定値またはドットカウント値をずらす。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、画像濃度推定部は、トナー画像濃度を測定する濃度センサーを使用せずに推定値を導出する。
本発明に係るトナー濃度制御方法は、複数の画像濃度設定値と所定トナー消費量でのドットカウント値との対応関係を示す校正データに基づいて、トナーが所定トナー消費量だけ消費される期間において計数されたドットカウント値からトナー画像濃度の推定値を導出するステップと、導出した推定値に基づいて画像濃度設定値を決定し更新するとともに、画像濃度設定値と推定値との差に応じて現像バイアスの設定値を更新するステップと、上述の推定値に基づいて校正データを更新するステップとを備える。
これにより、実験などで予め得られた校正データを使用して所定トナー消費量だけトナーが消費されたらその期間におけるドットカウント値からトナー画像濃度を推定することで、濃度センサーを使用せずにトナー画像濃度が適切に制御される。
本発明によれば、濃度センサーを使用せずにトナー画像濃度が適切に制御される。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の機械的な内部構成の一部を示す側面図である。 図2は、図1における現像器、並びに現像器周辺の感光体ドラムおよびトナーコンテナーを示す側面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の電気的な構成の一部を示すブロック図である。 図4は、図3に示す校正データの一例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置によるトナー画像濃度制御について説明するフローチャートである。 図6は、図4に示す校正データから更新された校正データの一例を示す図である。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の機械的な内部構成の一部を示す側面図である。この画像形成装置は、プリンター、ファクシミリ装置、複写機、複合機などといった、電子写真方式の印刷機能を有する装置である。
この実施の形態の画像形成装置は、タンデム方式のカラー現像装置を有する。このカラー現像装置は、感光体ドラム1a〜1d、露光装置2a〜2dおよび現像器3a〜3dを有する。感光体ドラム1a〜1dは、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色の感光体である。感光体ドラム1a〜1dは、例えばアモルファスシリコン製である。
露光装置2a〜2dは、感光体ドラム1a〜1dへレーザー光を走査しつつ照射して静電潜像を形成する装置である。レーザー光は、感光体ドラム1a〜1dの回転方向(副走査方向)に垂直な方向(主走査方向)に走査される。露光装置2a〜2dは、レーザー光の光源であるレーザーダイオード、およびそのレーザー光を感光体ドラム1a〜1dへ導く光学素子(レンズ、ミラー、ポリゴンミラーなど)を含むレーザースキャニングユニットを有する。
さらに、感光体ドラム1a〜1dの周囲には、スコロトロン等の帯電器、クリーニング装置、除電器などが配置されている。クリーニング装置は、1次転写後に、感光体ドラム1a〜1d上の残留トナーを除去し、除電器は、1次転写後に、感光体ドラム1a〜1dを除電する。
現像器3a〜3dは、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色のトナーがそれぞれ充填されるトナーコンテナーを接続され、そのトナーコンテナーから供給されるトナーを感光体ドラム1a〜1dへ供給し、そのトナーを感光体ドラム1a〜1d上の静電潜像に付着させてトナー画像を形成する。
感光体ドラム1a、露光装置2aおよび現像ユニット3aにより、マゼンタの現像が行われ、感光体ドラム1b、露光装置2bおよび現像ユニット3bにより、シアンの現像が行われ、感光体ドラム1c、露光装置2cおよび現像ユニット3cにより、イエローの現像が行われ、感光体ドラム1d、露光装置2dおよび現像ユニット3dにより、ブラックの現像が行われる。
図2は、図1における現像器3a、並びに現像器3a周辺の感光体ドラム1aおよびトナーコンテナー11aを示す側面図である。なお、図2では、現像器3a周辺について図示しているが、現像器3b〜3d周辺についても同様の構成となっている。
例えば現像器3aが2成分系の現像器である場合、図2に示すように、現像器3aは、現像スリーブ21と、現像器3a内のトナー量を測定するための透磁率センサー22とを有する。また、現像器3aには、トナーコンテナー11aが接続され、トナーコンテナー11aのトナー供給ローラー31が所定量回転すると所定量のトナーがトナーコンテナー11aから現像器3aへ供給される。透磁率センサー22によりトナー量の低下が検出されると、図示せぬトナー供給モーターによりトナー供給ローラー31が駆動され、現像器3aにトナーが補給される。
中間転写ベルト4は、感光体ドラム1a〜1dに接触し、感光体ドラム1a〜1d上のトナー画像を1次転写される環状の像担持体(中間転写体)である。中間転写ベルト4は、駆動ローラー5に張架され、駆動ローラー5からの駆動力によって、感光体ドラム1dとの接触位置から感光体ドラム1aとの接触位置への方向へ向かって周回していく。
転写ローラー6は、搬送されてくる用紙を中間転写ベルト4に接触させ、中間転写ベルト4上のトナー画像を用紙に2次転写する。なお、トナー画像を転写された用紙は、定着器9へ搬送され、トナー画像が用紙へ定着される。
ローラー7は、クリーニングブラシを有し、クリーニングブラシを中間転写ベルト4に接触させ、用紙へのトナー画像の転写後に中間転写ベルト4に残ったトナーを除去する。
図3は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の電気的な構成の一部を示すブロック図である。図2に示すように、この画像形成装置は、印刷装置41、画像読取装置42、操作パネル43、通信装置44、記憶装置45、および演算処理装置46を有する。
印刷装置41は、図1に示すような機械的構成で原稿画像を用紙に印刷する内部デバイスである。
また、画像読取装置42は、例えばオートドキュメントフィーダーで原稿を給紙して、その原稿の画像を1ページずつ光学的に読み取り、各ページ画像の画像データを生成する内部デバイスである。
また、操作パネル43は、画像形成装置の筐体表面に配置され、ユーザーに対して各種情報を表示する表示装置と、ユーザー操作を検出する入力装置とを有する。表示装置としては例えば液晶ディスプレイが使用される。入力装置としては、キースイッチ、タッチパネルなどが使用される。
また、通信装置44は、ネットワークや周辺機器インターフェイスを介してホスト装置に接続可能であって、所定の通信プロトコルでデータ通信を行う装置である。
また、記憶装置45は、各種データやプログラムを格納可能な装置である。記憶装置45としては、不揮発性メモリー、ハードディスクドライブなどの不揮発性の大容量記憶媒体が使用される。記憶装置45には、校正データ51が記憶されている。
校正データ51は、複数の画像濃度設定値と所定トナー消費量でのドットカウント値との対応関係を示すデータである。なお、この実施の形態では、校正データ51は、使用するトナーの色のそれぞれについての、複数の画像濃度設定値(ID設定値,ID:Image Density)と所定トナー消費量でのドットカウント値との対応関係を示すデータを有する。
図4は、図3に示す校正データ51の一例を示す図である。図4に示す校正データ51は、1.1から1.5までの0.1間隔の5つの画像濃度設定値と、トナーを所定トナー消費量250ミリグラム消費した際の各画像濃度設定値でのドットカウント値とを有する。また、校正データ51は、その所定トナー消費量250ミリグラムの消費に対応するトナー供給時間(つまり、上述のトナー供給モーターの動作時間)の情報(図4では、30秒)を有する。
この校正データ51は、例えば、当該画像形成装置と同様の電子写真プロセスを有する装置でISO/IEC19752標準原稿を使用した実験により予め求められる。
また、演算処理装置46は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有するコンピューターであり、記憶装置45、ROMなどからRAMへプログラムをロードし、そのプログラムをCPUで実行することにより、各種処理部を実現する。
画像形成装置の起動後に、各種プログラムが演算処理装置46により適宜実行される。この実施の形態では、演算処理装置46により、図示せぬオペレーティングシステム、要求処理部61、画像処理部62、コントローラー63,64、画像濃度推定部65、校正データ更新部66などの処理部が実現される。
要求処理部61は、操作パネル43に対するユーザー操作に基づくジョブ実行要求(例えば、コピージョブの実行要求)やホスト装置から供給されるジョブ実行要求(例えば印刷ジョブの実行要求)を受け付け、そのジョブ要求に応じたジョブを実行させる。例えば、ホスト装置から、PDL(Page Description Language)、PDF(Portable Document Format)などの所定のデータ形式の原稿データが印刷ジョブ実行要求として受信されると、要求処理部61は、その原稿データから画像データを生成する。この画像データは、ラスター画像データであり、ホスト装置からラスター画像データの原稿データが受信されると、要求処理部61は、その原稿データをそのまま画像データとする。また、画像処理部62は、その画像データに対して、色変換、ガンマ補正、ハーフトーニングなどの所定の画像処理を実行し、印刷データ(例えば色ごとに2値化された印刷画像データ)を生成する。そして、要求処理部61は、その印刷データに基づく印刷をコントローラー63に実行させる。
また、例えば、コピージョブの実行要求を受け付けると、要求処理部61は、コントローラー64に画像スキャンを実行させ、画像処理部62は、その画像スキャンで得られた画像データに対して所定の画像処理を実行し、印刷データを生成する。そして、要求処理部61は、その印刷データに基づく印刷をコントローラー63に実行させる。
コントローラー63は、印刷装置41を監視および制御する処理部である。コントローラー63は、上述のローラーなどを駆動する図示せぬ駆動源、現像バイアスおよび1次転写バイアスを印加するバイアス印加回路、並びに露光装置2a〜2dを制御して、トナー画像の現像、転写および定着、並びに給紙、印刷および排紙を実行させる処理回路である。現像バイアスは、感光体ドラム1a〜1dと現像器3a〜3d(図2では、現像スリーブ21)との間にそれぞれ印加され、1次転写バイアスは、感光体ドラム1a〜1dと中間転写ベルト4との間にそれぞれ印加される。
また、コントローラー63は、画像濃度推定部65により決定される画像濃度設定値に応じて現像バイアスの電圧値を決定する。
また、コントローラー63は、印刷データに基づく印刷装置41による印刷画像におけるドット数を計数するためのドットカウンターを有し、印刷ジョブまたは1ページの印刷が完了するごとにドットカウント値(累積値)を更新する。
また、コントローラー63は、現像器3aについて、透磁率センサー22により現像器3a内のトナー量の低下が検出されると、図示せぬトナー供給モーターを制御してトナー供給ローラー31を動作させて、トナーをトナーコンテナー11aから現像器3aへ供給させる。このとき、コントローラー63は、1回のトナー供給におけるトナー供給モーターの動作時間(つまりトナー供給時間)を特定し、トナー供給ローラー31を動作させるたびにトナー供給時間の累積値を更新する。このトナー供給時間は、トナーコンテナー11aから現像器3aへのトナー供給量(つまり、トナー消費量)に対応している。なお、コントローラー63は、現像器3a〜3dについても同様にトナー供給時間を特定し、その累積値を計算する。
コントローラー64は、画像読取装置42を監視および制御する処理部である。
画像濃度推定部65は、トナー画像濃度を測定する濃度センサーを使用せずに、校正データ51に基づいて、トナーが所定トナー消費量だけ消費される期間において計数されたドットカウント値からトナー画像濃度の推定値を導出する。
校正データ更新部66は、画像濃度推定部65により導出された推定値に基づいて校正データ51を更新する。なお、この実施の形態では、校正データ更新部66は、使用するトナーの色のそれぞれについて校正データ51を更新する。
この実施の形態では、校正データ更新部66は、画像濃度設定値とその推定値との差が変動上限値より大きければ、画像濃度設定値と推定値との差に応じて校正データ51を更新する。具体的には、校正データ更新部66は、画像濃度設定値とその推定値との差が変動上限値より大きければ、その差と変動上限値との差に応じて校正データ51における画像濃度設定値またはドットカウント値をずらす。
また、この実施の形態では、校正データ更新部66は、画像濃度設定値とその推定値との差が変動下限値より小さければ、画像濃度設定値と推定値との差に応じて校正データ51を更新する。具体的には、校正データ更新部66は、画像濃度設定値とその推定値との差が変動下限値より小さければ、その差と変動下限値との差に応じて校正データ51における画像濃度設定値またはドットカウント値をずらす。
次に、上記画像形成装置の動作について説明する。
図5は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置によるトナー画像濃度制御について説明するフローチャートである。
この画像形成装置が起動すると、画像濃度推定部65は、コントローラー63により測定されたトナー供給時間の累積値が、校正データ51により指定されているトナー供給時間に達しているか否かを監視する(ステップS1)。なお、トナー供給時間の累積値およびドットカウント値は、不揮発性の記憶装置45に記憶されており、この画像形成装置の電源のオン/オフがあっても、継続的に集計される。
コントローラー63により測定されたトナー供給時間の累積値が、校正データ51により指定されているトナー供給時間に達している場合、画像濃度推定部65および校正データ更新部66は、以下の処理を実行する。
まず、画像濃度推定部65は、校正データ51を参照し、この時点のコントローラー63によるドットカウント値から実際の画像濃度値(以下、推定ID値という)を推定する(ステップS2)。なお、コントローラー63によるドットカウント値と同一のドットカウント値が校正データ51内に存在しない場合には、内挿または外挿により推定ID値が計算される。
校正データ51が例えば図4に示すものである場合、ドットカウント値が3500万ドットであれば、推定ID値は1.3となり、ドットカウント値が4250万ドットであれば、推定ID値は1.15となり、ドットカウント値が5000万ドットであれば、推定ID値は1.0となる。
次に、画像濃度推定部65は、画像濃度設定値と推定ID値との差が所定の変動上限値以下でありかつ所定の変動下限値以上であるか否かを判定する(ステップS3)。なお、ここでは、変動上限値は正の値であり、変動下限値は負の値である。
像濃度設定値と推定ID値との差が所定の変動上限値以下でありかつ所定の変動下限値以上である場合、画像濃度推定部65は、画像濃度値の変化分(画像濃度設定値と推定ID値との差)に応じて現像バイアスの設定値を更新する(ステップS4)。
なお、画像濃度値の変化分と現像バイアス設定値の変化分との対応関係は、実験などにより予め求められており、画像濃度推定部65は、その対応関係に基づいて、コントローラー63における現像バイアスの設定値を更新する。
例えば、画像濃度値の変化分が+0.1であるとき、現像バイアス設定値の変化分が+1であり、画像濃度値の変化分が−0.1であるとき、現像バイアス設定値の変化分が−1である場合、画像濃度値の変化分の10倍が現像バイアス設定値の変化分とされる。なお、現像バイアス設定値に対して所定の係数を乗ずることで、実際の現像バイアス電圧が得られる。
一方、画像濃度設定値と推定ID値との差が所定の変動上限値以下ではない場合、画像濃度推定部65は、変動上限値に応じて現像バイアスの設定値を更新する(ステップS5)。また、画像濃度設定値と推定ID値との差が所定の変動下限値以上ではない場合、画像濃度推定部65は、変動下限値に応じて現像バイアスの設定値を更新する(ステップS5)。
そして、画像濃度設定値と推定ID値との差が所定の変動上限値以下ではない場合、校正データ更新部66は、その推定ID値に基づいて、校正データ51を更新する(ステップS6)。また、画像濃度設定値と推定ID値との差が所定の変動下限値以上ではない場合、校正データ更新部66は、その推定ID値に基づいて、校正データ51を更新する(ステップS6)。
このとき、校正データ更新部66は、画像濃度設定値とその推定ID値との差が変動上限値より大きければ、その差と変動上限値との差に応じて校正データ51における画像濃度設定値またはドットカウント値をずらす。また、校正データ更新部66は、画像濃度設定値とその推定ID値との差が変動下限値より小さければ、その差と変動下限値との差に応じて校正データ51における画像濃度設定値またはドットカウント値をずらす。
図6は、図4に示す校正データ51から更新された校正データ51の一例を示す図である。例えば、更新前の校正データ51が図4に示すものであり、画像濃度設定値が1.3であり、変動下限値が−0.2である場合、推定ID値が1.0であると、図6に示すように、画像濃度設定値(1.3)と推定ID値(1.0)との差(−0.3)と変動下限値(−0.2)との差(−0.1)に応じたドットカウント値(500万ドット)だけ、校正データ51内の各ID値に対応するドットカウント値を増加させる。
そして、画像濃度推定部65は、ステップS4またはステップS5で求めた現像バイアス設定値をコントローラー63にセットし(ステップS7)、コントローラー63におけるトナー供給時間の累積値およびドットカウント値をゼロにリセットする(ステップS8)。
このように、コントローラー63により測定されたトナー供給時間の累積値が、校正データ51により指定されているトナー供給時間に達すると、上述の処理を実行した後、画像濃度推定部65は、コントローラー63により測定されたトナー供給時間の累積値が、校正データ51により指定されているトナー供給時間に達しているか否かの監視(ステップS1)に戻る。
以上のように、上記実施の形態によれば、記憶装置45は、複数の画像濃度設定値と所定トナー消費量でのドットカウント値との対応関係を示す校正データ51を記憶している。そして、画像濃度推定部65は、その校正データ51に基づいて、トナーが所定トナー消費量だけ消費される期間において計数されたドットカウント値からトナー画像濃度の推定値を導出し、校正データ更新部66は、上述の推定値に基づいて校正データ51を更新する。
これにより、実験などで予め得られた校正データ51を使用して所定トナー消費量だけトナーが消費されたらその期間におけるドットカウント値からトナー画像濃度を推定することで、濃度センサーを使用せずにトナー画像濃度が適切に制御される。
また、ユーザーが印刷する原稿の傾向や装置の経時変化などに起因して、初期状態の校正データが適切ではない場合でも、ユーザーにとって適切な校正データへ自動的に修正される。
なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記実施の形態に係る画像形成装置は、カラー電子写真方式の画像形成装置であるが、モノクロ電子写真方式の画像形成装置でもよい。
本発明は、例えば、濃度センサーを有さない画像形成装置におけるトナー濃度制御に適用可能である。
45 記憶装置
51 校正データ
65 画像濃度推定
66 校正データ更新部

Claims (7)

  1. 画像濃度設定値に基づいてトナー画像濃度を調節する画像形成装置において、
    複数の画像濃度設定値と所定トナー消費量でのドットカウント値との対応関係を示す校正データを記憶する記憶装置と、
    前記校正データに基づいて、トナーが前記所定トナー消費量だけ消費される期間において計数されたドットカウント値からトナー画像濃度の推定値を導出するとともに、前記画像濃度設定値と前記推定値との差に応じて現像バイアスの設定値を更新する画像濃度推定部と、
    前記推定値に基づいて前記校正データを更新する校正データ更新部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記校正データ更新部は、前記画像濃度設定値と前記推定値との差が変動上限値より大きければ、前記画像濃度設定値と前記推定値との差に応じて前記校正データを更新することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記校正データ更新部は、前記画像濃度設定値と前記推定値との差が前記変動上限値より大きければ、その差と前記変動上限値との差に応じて前記校正データにおける前記画像濃度設定値または前記ドットカウント値をずらすことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記校正データ更新部は、前記画像濃度設定値と前記推定値との差が変動下限値より小さければ、前記画像濃度設定値と前記推定値との差に応じて前記校正データを更新することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記校正データ更新部は、前記画像濃度設定値と前記推定値との差が前記変動下限値より小さければ、その差と前記変動下限値との差に応じて前記校正データにおける前記画像濃度設定値または前記ドットカウント値をずらすことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記画像濃度推定部は、前記トナー画像濃度を測定する濃度センサーを使用せずに前記推定値を導出することを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。
  7. 画像濃度設定値に基づいてトナー画像濃度を調節するトナー濃度制御方法において、
    複数の画像濃度設定値と所定トナー消費量でのドットカウント値との対応関係を示す校正データに基づいて、トナーが前記所定トナー消費量だけ消費される期間において計数されたドットカウント値からトナー画像濃度の推定値を導出するとともに、前記画像濃度設定値と前記推定値との差に応じて現像バイアスの設定値を更新するステップと、
    前記推定値に基づいて前記校正データを更新するステップと、
    を備えることを特徴とするトナー濃度制御方法。
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