JP5625870B2 - 筋付け装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、筋付け装置及び画像形成システムに係り、前段から搬送されてくるシート状部材(以下、用紙と称する。)を折る前に折り位置に予め筋を付ける筋付け装置、及びこの筋付け装置と画像形成装置とを含む画像形成システムに関する。
従来から、画像形成装置から排出された複数の用紙を束状にまとめた用紙束に中綴じを行い、中綴じした用紙束を中央部で2つ折りにする、所謂中折り若しくは中折り製本が行われている。このように複数枚からなる用紙束をまとめて折ると、用紙束の外側は内側の用紙と比べて折り部の用紙の伸び量が大きくなる。そのため、外側の用紙の折り部では形成された画像部が伸びることにより、トナー剥がれ等、画像部にダメージが生じることがある。同様の現象はZ折り、3つ折り等、その他の折り処理でも発生する。また、用紙束の厚さによって折りが不十分であることがある。
そのため、用紙束を2つ折りする等の折り処理を行う前に、用紙の折り部に予め折り跡(折り筋)を付けておき、外側の用紙も折れやすくすることによってトナー剥がれを防止するクリーサと呼ばれる筋付け装置が既に知られている。このような筋付け装置では、ローラを走行させ、レーザで焼き、あるいは筋入れ刃で押圧する等の方法により搬送方向と直角方向に筋を付けるようになっている。
このような折り筋を付ける装置として、例えば特許文献1(特開2009−166928号公報)に記載された発明が公知である。この文献には、筋入れ部材による押し付け量を低減させながら筋付けを行うため、複数の個別進退機構により、移動タイミングを異ならせて筋入れ部材を作動させることが開示されている。
しかし、ローラで折り筋を入れる場合は、用紙の折り方向の長さ分ローラを移動させる必要があることから処理時間がかかる。それを解消するために、用紙の搬送方向を90度回転させ、搬送方向と平行に筋を入れるようにすると、搬送に伴って筋を入れることができるので、筋付け時間はかからないが設置面積に影響し、省スペースという観点から不都合が生じる。また、レーザを使用した場合には、筋を入れるときに煙や臭いが出ることから環境上好ましくない。
筋入れ刃で押圧し、用紙に筋入れするものは、処理時間が短く、かつ容易に搬送方向と直交する方向に筋を入れることが可能であるが、筋入れ刃の刃長方向の面を用紙に対して同時に押し当てると、負荷が大きくなる。そこで、負荷を低減するために、筋入れ刃面を複数回に分けて接触させると、複数回接触する部分と1度しか接触しない部分でムラが発生し、また、複数回に分けることから生産性の低下を招くことになる。
また、これらを解決するために筋入れ刃を用紙端面から徐々に接触させて筋付け移動手段にかかる負荷を低減し、1回のみ筋付け手段を用紙に接触させることによって筋を付けることは可能であるが、用紙中央部の圧が抜けて筋が浅くなり、均一に筋付けすることが難しい。また、円弧形状の筋入れ刃を用紙端面から徐々に接触させることにより、ムラなく筋を付けることができるが、湾曲した面に複雑な形状の溝あるいは突起部を加工する必要があり、円弧状の筋付け刃及び筋付け溝を製作するための時間及びコストがかかる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、用紙に対して均一に筋付けをすることが可能な円弧刃を低コストで効率的に製作することができるようにすることにある。
前記課題を解決するため、本発明は、用紙に対して折り筋を付ける筋付け装置であって、用紙搬送方向と直交する方向に延び、断面凸状の凸刃が形成された第1の部材と、前記第1の部材が取り付けられる第1の受け部材と、前記第1の部材に対向して配置され、前記凸刃が用紙を挟んで嵌合可能な溝状の凹刃が形成された第2の部材と、前記第2の部材が取り付けられる第2の受け部材と、前記第1及び第2の部材を相対的に当接、離間させ、所定位置に停止した用紙を前記凸刃と前記凹刃間に挟み込み、折り筋を付けさせる駆動手段と、を備え、前記第1又は第2の受け部材の少なくとも一方の前記第1又は第2の部材の取り付け面が円弧状に形成され、前記第1の部材を前記第1の受け部材に取り付け、前記第2の部材と前記第2の受け部材に取り付け、両者を対向させたときに、少なくとも前記凸刃又は凹刃の一方の先端縁形状が他方に対して相対的に凸の円弧状に形成され、前記凹刃は前記第2の部材の両面に形成され、そのうちの一方が前記凸刃側に対向するように前記第2の受け部材に取り付けられることを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、用紙は符号Pに筋付け装置は符号Aに、凸刃は筋付け刃6−1に、第1の部材は刃部材6−3に、第1の受け部材は刃側受け部材6−2に、凹刃は筋付け溝7−1に、第2の部材は溝部材7−3に、第2の受け部材は溝側受け部材7−2に、駆動手段は駆動機構40に、取り付け面は刃側受け部材6−2の下面6−4又は溝側受け部材7−2の上面7−4に、それぞれ対応する。
本発明によれば、用紙に対して均一に筋付けをすることが可能な円弧刃を低コストで効率的に製作することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。 スキュー補正ユニットでスキュー補正が行われない場合の動作を示す動作説明図で、用紙先端が突き当て板の手前にある状態を示す。 スキュー補正ユニットでスキュー補正が行われない場合の動作を示す動作説明図で、用紙先端が突き当て板を通過した後の状態を示す。 スキュー補正ユニットでスキュー補正ありの場合の動作を示す動作説明図で、用紙先端が突き当て板の手前にあり、第3搬送ローラの圧が解除され、待機している状態を示す。 スキュー補正ユニットでスキュー補正ありの場合の動作を示す動作説明図で、用紙先端が突き当て板に当接した状態を示す。 スキュー補正ユニットでスキュー補正ありの場合の動作を示す動作説明図で、用紙先端が突き当て板に当接し、スキュー補正完了後、第3搬送ローラに圧がかけられた状態を示す。 スキュー補正ユニットでスキュー補正ありの場合の動作を示す動作説明図で、図6の状態から突き当て板が搬送路から退避した状態を示す。 スキュー補正ユニットでスキュー補正ありの場合の動作を示す動作説明図で、図7の状態から用紙が搬送されている状態を示す。 スキュー補正ユニットでスキュー補正ありの場合の動作を示す動作説明図で、図8の状態から用紙が第3搬送ローラのみで搬送され、撓みが解消されるときの状態を示す。 折り処理装置において折り処理を行うときの動作を示す動作説明図で、分岐爪を作動させ処理搬送路に用紙を導くときの状態を示す。 折り処理装置において折り処理を行うときの動作を示す動作説明図で、処理搬送路を経て全ての用紙が処理トレイに積載された状態を示す。 折り処理装置において折り処理を行うときの動作を示す動作説明図で、処理トレイ上に積載された用紙束に対して中折りする状態を示す。 折り処理装置において折り処理を行うときの動作を示す動作説明図で、中折りされた用紙束が積載トレイに排紙されたときの状態を示す。 折り処理を行わないときの動作を示す動作説明図、用紙が排紙搬送路を搬送される状態を示す。 折り処理を行わないときの動作を示す動作説明図、用紙が排紙搬送路から積載トレイに排紙され、積載された状態を示す。 筋付け処理の動作を示す動作説明図で、スキュー補正後、筋付け処理ユニット側に指定距離搬送される状態を示す。 筋付け処理の動作を示す動作説明図で、スキュー補正後、筋付け位置に搬送され、停止した状態を示す。 筋付け処理の動作を示す動作説明図で、筋付け位置に停止し、用紙押え部材が用紙に接触した後、第4搬送ローラの圧が解除される状態を示す。 筋付け処理の動作を示す動作説明図で、筋付け位置に停止した後、筋付け処理が行われているときの状態を示す。 筋付け処理の動作を示す動作説明図で、筋付け位置に停止した後、筋付け部材が離間するときの状態を示す。 筋付け処理の動作を示す動作説明図で、筋付け部材が離間し、用紙搬送が開始された状態を示す。 筋付けユニットの構成を示す要部平面図である。 筋付けユニットの構成を示す要部正面図である。 用紙に対して筋付け部材によって筋付けを行うときの動作説明図で、筋付け部材が最上方に位置した初期位置の状態を示す。 用紙に対して筋付け部材によって筋付けを行うときの動作説明図で、筋付け刃が筋付け溝に当接したときの状態を示す。 用紙に対して筋付け部材によって筋付けを行うときの動作説明図で、筋付け刃が筋付け溝に当接し、筋付けが行われているときの状態を示す。 用紙に対して筋付け部材によって筋付けを行うときの動作説明図で、筋付け刃の筋付け溝への当接位置が装置前側に移行し、接触位置が用紙から離脱したとき状態を示す。 用紙に対して筋付け部材によって筋付けを行うときの動作説明図で、筋付け刃が受け台から離間したとき状態を示す。 用紙に対して筋付け部材によって筋付けを行うときの動作説明図で、筋付け刃が受け台から離間した後、逆側に揺動し、初期状態に戻るときの状態を示す。 駆動カムと位置決め部材との位置関係の変化に応じた受け台と筋付け部材との位置関係の変化を示す動作説明図である。 本実施形態における筋付け部材の構成を示す図である。 本実施形態における受け台の構成を示す図である。 図31及び図32に示した部材により筋付け部材と受け台を形成した状態を示す図である。 図33に示した筋付け刃と筋付け溝の配置を上下逆にした状態を示す図である。 図33において溝部材の下面側に他の筋付け溝を形成した例を示す図である。 筋付け装置、折り処理装置、及び画像形成装置からなる画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。
本発明は、これまで1部材で構成された部品を2つの部品に分割し、凸刃若しくは凹刃となる部材は直線上に加工し、前記部材を支持し受ける受け部材の前記部材を受ける面を円弧状に形成し、前記部材を円弧状の面に取り付けて凸刃若しくは凹刃が円弧状になるようにしたことを特徴としている。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。本実施形態に係る画像形成システムは、用紙に画像を形成する画像形成装置F、用紙に折り筋を付ける筋付け装置A、及び用紙の所定個所を折る折り処理装置Bから基本的に構成されている。
画像形成装置Fはスキャナ、PCなどから入力された画像データを用紙上に可視像として顕像化して出力するもので、電子写真方式、液滴吐出方式などの公知の作像エンジンが使用される。
筋付け装置Aは、搬送路33、搬送路33の用紙搬送方向上流側から下流側にかけて配置された第1ないし第5搬送ローラ対1〜5、第1搬送ローラ対1の上流側であって装置入口に設けられ、用紙を検知する入口センサSN1、第3及び第4搬送ローラ対3,4の間に設けられた筋付けユニットC、及びこの筋付けユニットCの用紙方向直近に設けられたスキュー補正ユニットEからなる。筋付けユニットCは筋付け刃6−1、刃を支持する刃側受け部材(筋付け補強部材)6−2、受け台7、用紙押え部材8、筋付け刃6−1を加圧するスプリング9、スプリング固定板10、用紙押え部材8を加圧するスプリング11、及び用紙押え部材8の加圧力を受ける受け部12を含んで構成されている。スキュー補正ユニットEは突き当て板30、突き当て板駆動カム31、及び搬送ガイド板32から構成され、筋付け刃6−1と受け台7との間に用紙を挟み込み、筋付け刃6−1側が凹んだ折り筋を付ける。
折り処理装置Bは排紙搬送路57、処理搬送路58、第6ないし第9搬送ローラ51〜54、及び処理部Dから構成され、処理部Dは、後端フェンス60、折りローラ55、折りプレート61、並びに第1及び第2の積載トレイT1,T2から構成されている。また、排紙搬送路57から処理搬送路58の分岐部にはいずれかの搬送路への搬送を選択する分岐爪50が設けられ、排紙搬送路57の最下流側に排紙ローラとして機能する第7搬送ローラ52が設置されている。
以下、図1に図示した画像形成システムにおける画像形成装置Fから用紙を受入れてから積載トレイT1,T2に排紙し、積載するまでの基本的な用紙搬送動作について以下に説明する。
1)画像形成装置Fから筋付け装置Aに搬送されてきた用紙Pは入口センサSN1を通過する。次いで、入口センサSN1の検知情報をもとに、第1ないし第5搬送ローラ1〜5が動作を開始し、第1及び第2搬送ローラ1,2によりスキュー補正ユニットEまで搬送される。
スキュー補正ユニットEでは、スキュー補正の有無に応じて動作が異なる。
1−1)スキュー補正なしの場合
図2及び図3はスキュー補正が行われない場合の動作を示す動作説明図である。スキュー補正が行われない場合には、図2に示すように用紙Pが第2搬送ローラ2まで搬送された後、カム31が回転し、図3に示すように突き当て板30は搬送路33から退避する。その後、第3搬送ローラ3まで用紙Pは搬送され、下流の処理ユニット側に更に搬送される。このとき、第2搬送ローラ2と第3搬送ローラ3の搬送速度は同速となる。
1−2)スキュー補正ありの場合
図4ないし図9はスキュー補正ありの場合の動作を示す動作説明図である。スキュー補正ありの場合は、第2搬送ローラ2まで用紙Pが搬送されると、図4に示すように第3搬送ローラ3は圧が解除された状態で待機している。更に用紙Pが搬送され、図5に示すように第2搬送ローラ2により突き当て板30に突き当てられると、用紙Pは撓んでスキュー補正が行われる。
スキュー補正完了後、図6に示すように第3搬送ローラ3に圧がかけられ、図7に示す
ように突き当て板30は搬送路33から退避する。突き当て板30退避後、図8に示すように第2及び第3搬送ローラ2,3により下流側に搬送される。第2搬送ローラ2を用紙が抜けた後、図9に示すように第3搬送ローラ3のみで搬送され、用紙Pの撓みが解消される。
なお、ガイド板32は図において上側に図示された第3搬送ローラ3の昇降動作に連動して昇降し、搬送路33の開閉を制御する。
2)スキュー補正後の動作
スキュー補正ユニットEを通過した後、用紙Pは筋付けユニットCに至るが、筋付けユニットCでは、筋付け処理の有無に応じて動作が異なる。
2−1)筋付け処理なしの場合
図10ないし図13は折り処理装置Bにおいて折り処理を行うときの動作を示す動作説明図、図14及び図15は折り処理を行わないときの動作を示す動作説明図である。
用紙Pは、スキュー補正ユニットEを通過後、第4及び第5搬送ローラ4,5により折り処理ユニットBまで搬送される。用紙Pが処理ユニットBまで搬送され折り処理される場合は、分岐爪50は図10に示すように排紙搬送路57を閉鎖し、処理搬送路58側を開放した符号50aで示す位置にあり、この分岐爪50により処理搬送路58側に案内される。
その後、図11に示すように第8及び第9搬送ローラ53,54により折り処理ユニットDに搬送され、処理トレイ上に積載される。積載された用紙Pは後端フェンス60により折り位置まで搬送され(持ち上げられ)、図12に示すように折りプレート61により折りローラ55に押し出され、折りローラ55で折り込まれた後、図13に示すように積載トレイT1に排紙される。
折り処理をしない場合、分岐爪50は図14に示すように排紙搬送路57側を開放し、処理搬送路58側を閉鎖した符号50bの位置にあり、その結果、図15に示すように排紙搬送路57を通って第7搬送ローラ52により積載トレイT2に排紙される。
2−2)筋付け処理ありの場合
筋付け処理を行う場合には、筋付けの品質を確保するためにスキュー補正を必ず実行する。なお、スキュー補正はユーザ設定により行わないようにすることも可能である。
図16ないし図21は筋付け処理の動作を示す動作説明図である。図16に示すように、スキュー補正後、用紙Pは突き当て板30を基準に第3搬送ローラ3により筋付け処理ユニットC側に指定距離搬送され、図17に示すように筋付け位置に用紙が搬送されたら停止する。用紙が停止すると、図18に示すように筋付け刃6−1が矢印Y方向に下降し、用紙押え部材8が受け部12との間で用紙Pに加圧接触した後、矢印Xで示すように第4搬送ローラ4の上側のローラが上昇し、第4搬送ローラ4の圧が解除される。
図19に示すように第4搬送ローラ4の圧が解除された後、筋付け刃6−1は更に矢印Y方向に下降し、受け台7の筋付け刃7−1との間で、所定圧で用紙Pを挟持し、その過程で用紙Pに筋付けが行われる。筋付け処理が終了すると、図20に示すように筋付け刃6−1は矢印Y’方向に上昇し、筋付け刃6−1が用紙Pから離間するタイミングで第4搬送ローラ4は矢印X’方向に下降し、再び圧をかけ、用紙Pを搬送可能な状態となる。その後、図21に示すように第4搬送ローラ4により下流に搬送される。
折り処理装置Bまで用紙Pが搬送されると、前記2−1)で説明した筋付け処理なしの場合と同様に図10ないし図13、あるいは図14及び図15に示した動作が引き続いて行われる。
前記筋付けを行う筋付けユニットCの詳細構成を図22の要部平面図、及び図23の正面図(図22の平面図に対応させたときの正面図)に示す。これらの図において、筋付けユニットCは、筋付け部材6(筋付け刃6−1、刃側受け部材6−2)、受け台7、及び駆動機構40からなる。
筋付け部材6は下端に備えられた筋付け刃6−1の他に、前側及び後側に後述の第1及び第2の支軸44,43がそれぞれ遊嵌される第1及び第2の長孔R,Sが穿孔され、また、後端部及び前端部にそれぞれ第1及び第2の位置決め部材42a,42bが設けられている。第1及び第2の長孔R,Sは用紙搬送方向に直交する方向に形成されており、前記第1及び第2の支軸44,43との間で用紙搬送方向を直交する平面に関して相対的な揺動を許容し、用紙搬送方向の移動はできないようになっている。第1及び第2の位置決め部材42a,42bは刃側受け部材6−2の後端部及び前端部からほぼ垂直下方に垂下され、中心を回転可能に支持された円板状のカムフォロワであって駆動カム40a,40bと接触し、回転する。なお、図22及び図23において左側が所謂装置正面(前面)に当たる。
受け台7は前記第1及び第2の支軸44,43を介して筋付け部材6の上方に配置されたバネ固定部材10と連結され、一体的に移動する。バネ固定部材10には後側及び前側の第1及び第2の軸部材47a,47bが筋付け部材6の長手方向の両端部に設けられ、これらの軸部材47a,47bの外周に後側及び前側の第1及び第2の弾性部材9a,9bがそれぞれ装着され、バネ固定部材10ひいては受け台7を常時上方に弾性付勢している。また、第1の支軸44は長方形断面の短辺側が半円となる断面形状に形成され、前記第1の長孔Rに遊嵌されている。この第1の支軸44の中央部から下方には、当該第1の支軸44の上下方向に第3の長孔Tが形成され、この第3の長孔Tに筋付け部材6の側面側から垂直(図23では紙面に垂直)に回転軸Qが挿入されている。回転軸Qの直径は第3の長孔Tの幅寸法に対して図23においてYa方向への移動を許容し、Xa方向への移動を不可とする寸法に設定されている。これにより、第1の支軸44は前記回転軸Q回りに回転可能であり、また、第3の長孔Tの長手方向に移動可能である。これらの構成により、図23において矢印Vで示すような揺動が可能となっている。
駆動機構40は、前記位置決め部材42a,42bに当接する駆動カム40a,40bを回転駆動して筋付け部材6を受け台7に対して押し付け、離間動作させる機構であり、前記第1及び第2の駆動カム40a,40bを装置後側と前側において同軸に連結したカム軸45、このカム軸45の端部(本実施形態では、後端部)側でカム軸45を駆動する駆動ギア列46、及び駆動ギア列46を駆動する駆動モータ41を備えている。第1及び第2の駆動カム40a,40bは前記第1及び第2の位置決め部材42a,42bとそれぞれ対向し、当接する位置に配置され、カム軸45の中心と位置決め部材42a,42bの回転中心を結ぶ線における両者間の距離に応じて筋付け部材6を受け台7に対して近接離間させる。その際、筋付け部材6の移動位置は第1及び第2の支持軸44,43と第1及び第2の長溝R,Sとによってそれぞれ規制され、この規制された状態で筋付け部材6は往復動する。その際、前記第1及び第2の駆動カム40a,40b形状に基づいて、筋付け部材6の筋付け刃6−1は受け台7に対して平行に移動するのではなく、傾斜した状態で当接し、用紙に対して斜めから筋付けを行うように設定されている。また、筋付け刃6−1の刃先の面は、図23から分かるように円弧状になっている。
図24ないし図29は用紙に対して筋付け部材6によって筋付けを行うときの動作説明図である。筋付け動作は駆動モータ41が図示しない制御回路からの指示によって回転を開始することから始まる。
すなわち、初期位置である図24の状態(用紙が搬送され、筋付け位置で停止した状態)から駆動モータ41が回転すると、駆動ギア列46を介してカム軸45が回転し、第1及び第2の駆動カム40a,40bが回転する。この第1及び第2の駆動カム40a,40bの回転に応じてこれらに当接し、転動するカムフォロワとしての第1及び第2の位置決め部材42a,42bが回転し、両者の軸間距離が変化し、矢印Y1方向に移動する。
図25に示すように筋付け刃6−1が受け台7の筋付け溝7−1に当接すると、筋付け部材6の移動は受け台7によって規制される。その状態から更に回転すると、第1の位置決め部材42aと第1の駆動カム40aは離間する。このとき、筋付け部材6の筋付け刃6−1の装置前側は受け台7に当接していないので、第2の位置決め部材42bと第2の駆動カム40bは接触した状態となっている。なお、筋付け刃6−1が受け台7の筋付け溝7−1に当接する位置は、用紙の搬送範囲外であって、両者の当接後、当接位置の変化に伴って用紙を挟んで当接することになる。
図25の状態から駆動モータ41が更に回転すると、図26に示すように装置前側の筋付け刃6−1部分も受け台7の筋付け溝7−1に当接する。これにより第1及び第2の弾性部材9a,9bの弾性力によって用紙Pが加圧され、用紙Pに折り筋が付けられる。
折り筋が付けられた後、更に駆動モータ41は回転し、これに伴ってカム軸45及び第1及び第2の駆動カム40a,40bが回転し、図27に示すように第1の位置決め部材42aと第1の駆動カム40aが先に接触し、奥側の第1の位置決め部材42aを第1の駆動カム40aが押し上げ、筋付け部材6の奥側が先に矢印Y2方向に上昇する。図28に示すように、筋付け刃6−1の奥側である第1の位置決め部材42a側の下端が受け台7から離間すると、装置前側の第2の位置決め部材42bと第2の駆動カム40bが接触し、位置決め手段42b側の面も矢印Y2方向に上昇する。
第1の位置決め部材42a側の筋付け刃6−1の下端は、受け台7から離間した位置でしばらく停止し、図29に示すように筋付け部材6の上側の面が水平になると、その水平を保ったまま上昇し、待機位置、すなわち図25の初期位置に復帰する。初期位置では、筋付け刃6−1の奥側が前側よりも受け台7により近接するように傾いた状態となる。
この過程で、図25に示したように筋付け刃6−1が装置奥側で受け台7に当接した後、筋付け刃6−1は図示反時計方向に回転し(矢印V1)、図28で両端側ともに矢印Y2方向に上昇した後、図29に示すように筋付け部材6は図示時計方向(矢印V2方向)に回動する。これにより、言わば先端に揺動支点が設けられ、押し切りするカッタのような動作により装置奥側を支点にして円弧状の刃(筋付け刃6−1)によって折り筋を付けるようになっている。この動作は第1及び第2の駆動カム40a,40bのカム形状によるものである。
図30は駆動カム40a,40bと位置決め部材42との位置関係の変化に応じた受け台7と筋付け部材6との位置関係の変化を示す動作説明図である。同図では、右側に装置奥側の第1の駆動カム40aと第1の位置決め部材42aとの回転位置の関係を、左側に装置前側の第2の駆動カム40bと第1の位置決め部材42bとの回転位置関係をそれぞれ示し、両者の中央に第1及び第2の駆動カム40a,40bの回転に応じた受け台7の筋付け溝7−1と筋付け部材6の筋付け刃6−1との位置関係を示す。
図30において、同図(a)は用紙が搬入され、折り位置に用紙が搬送され停止するまでの受け台7に対する筋付け刃6−1の位置を示す。この位置が初期位置である。また、図において距離Lは第1の駆動カム40aの回転軸45の中心と第1の位置決め部材42aの回転軸の中心を結ぶ線上における第1の駆動カム40aの回転軸45の中心から第1の位置決め部材42aと第1の駆動カム40aとの接点(外周面)までの距離を示している。また、距離Hは第2の駆動カム40bの回転軸45の中心と第2の位置決め部材42bの中心を結ぶ線上における第2の駆動カム40bの回転軸45の中心から第2の位置決め部材42bと第2の駆動カム40bとの接点(外周面)までの距離を示している。
図30(a)における第1の駆動カム40aと第1の位置決め部材42aとの接点位置をS1、第2の駆動カム40bと第2の位置決め部材42bとの接点位置をS2すると、接点位置S1と距離L1、接点距離S2と距離H1の関係は、
S1=L1
S2=H1
H1=L1
となる。この状態で、筋付け刃6−1と筋付け溝7−1との関係は図24で示した位置関係にあり、筋付け刃6−1と筋付け溝7−1の間隔は奥側と前側で同一である。なお、Hは第2の駆動カム40bのカムフォロワの接点までの距離、Lは第1の駆動カム40aのカムフォロワの接点までの距離をそれぞれ示す。
図30(b)は筋付け刃6−1の最後端部であるA部が受け台7に接触したときの各部の状態を示している。このA部の位置は、本実施形態で筋付け処理を行う用紙の最大サイズの用紙の端部よりも更に外側に設定され、外側(後部)のA部を中心として前部側が下降する。動作開始から筋付け刃6−1のA部が受け台12に接触するまでの距離H2と距離L2の関係は、
H2=L2
となり、同時に同一の距離を移動(下降)する。図25がこの位置関係に相当する。
A部が接触後、更に、第1及び第2の駆動カム40a,40bが回転すると、図30(b)に示すように接点位置S1と距離L2’、接点位置S2と距離H2’の関係は、
S1>L2’
S2=H2’
となる。この過程で、筋付け部材6は回転支点Qを中心に回転する。
図30(c)は筋付け部材6が回転支点Qを中心に回転し、筋付け刃6−1の刃面が受け台7の筋付け溝7−1に接触したときの位置を示している。同図から分かるように、接触時の接点位置S1と距離L3、接点位置S2と距離H3の関係は、
S1>L3
S2>H3
となり、両者ともに距離の方が小さくなる。これにより弾性部材9a,9bによって筋付け部材6が加圧され、筋付け刃6−1が用紙を介して受け台7の筋付け溝7−1に嵌入し、用紙に対する筋付けが行われる。図26がこの位置関係に相当する。
図30(d)は、筋付け刃6−1のA部が受け台7から離間するときの位置を示している。離間するときの接点位置S1と距離L4、接点位置S2と距離H4の関係は、
S1=L4
S2>H4
となり、その後
S1=L4’
S2=H4’
となる。図27がこの位置関係に相当する。
ここで、後側の接点位置S1は前側の接点位置S2が後側の接点位置にくるまで停止しており、図30(e)に示すように
S1=S2
になった後、図30(a)の待機位置に復帰する。
なお、図30(d)において離間が開始された後は、離間速度が加速するように駆動カム42a,42bのカム形状は設定されている。また、図30において筋付け刃6−1は直線状の形状に図示されているが、これは作図の都合で大きく縮尺されて、刃先の交差した線が判別しにくいからで、実際には前記図23ないし図29に示したように下に凸の円弧状に形成されている。更に、筋付け刃6−1と筋付け溝7−1が接触する瞬間は低速で接触するようにし、接触後、高速で駆動するようにするとよい。この駆動制御はカム形状若しくはモータ制御により実行される。
以上のように動作により、用紙Pへの筋付けが用紙ごとに行われ、折り処理装置Bに搬送される。
図31は本実施形態における筋付け部材6の構造を示す図で、図32は受け台7の構造を示す図で、図33は図31及び図32に示した部材により筋付け部材6と受け台7を形成した状態を示す図で、それぞれ(a)が用紙搬送方向から見たときの左側面図、(b)が正面図である。
図31において、筋付け部材6は筋付け刃6−1が形成された刃部材6−3と、刃部材6−3の背面側で当該刃部材6−3を支持する刃側受け部材6−2から構成されている。刃部材6−3は、断面略長方形の柱状体形状に形成され、図において下面に筋付け刃6−1が長手方向に対して直線状に突設されている。刃側受け部材6−2も断面略長方形であって刃部材6−3と同等の長さの柱状体形状に形成され、図において下面6-4は円弧状(凸状)の曲面に形成され、この下面6−4に刃部材6−3の初期状態で平面状の上面6−5が取り付けられる。
同様に受け台7は筋付け溝7−1が形成された溝部材7−3と、溝部材7−3を背面側で当該溝部材7−3を支持する溝側受け部材7−2から構成されている。溝部材7−3は、断面略長方形の柱状体形状に形成され、図において上面に筋付け溝7−1が長手方向に対して直線状に切溝されている。溝側受け部材7−2も断面略長方形であって溝部材7−3と同等の長さの柱状体形状に形成され、図において上面7−4は円弧状(凸状)の曲面に形成され、この上面7−4に溝部材7−3の初期状態で平面状の下面7−5が取り付けられる。
筋付け部材6と受け台7の刃側受け部材6−2、7−2は同一形状であり、図では上向きと下向きで配置が異なるだけである。一方、刃部材6−3と溝部材7−3も、前者が下面に筋付け刃6−1が形成され、後者が上面に筋付け溝7−1がそれぞれ直線状に形成されている点が異なるだけで、筋付け刃6−1と筋付け溝7−1とが異なるだけで、そのための部分は同一形状となっている。
このように筋付け部材6と受け台7構成し、図33に示すように、筋付け部材6では、刃側受け部材6−2の下面6−4に刃部材6−3の上面6−5を取り付け、受け台7では、溝側受け部材7−2の上面7−4に溝部材7−3の下面7−5を取り付ける。これにより、刃部材6−3は刃側受け部材6−2の下面6−4の曲率に沿って変形して固定され、溝部材7−3は溝側受け部材7−2の上面7−4の曲率に沿って変形し、その状態で固定される。そこで、両者の筋付け刃6−1と筋付け溝7−1を対向させて配置すると、それぞれ正の曲率を持って円弧状形状の筋付け部材6と受け台7として機能させることができる。
その際、刃側受け部材6−2,7−2は同一形状なので両者を区別して製作する必要がなくなる。また、刃部材6−3も溝部材7−3も直線状に加工すればよいので、加工も簡単で製作のためのコストも低く抑えることができる。
更に、刃側受け部材6−2,7−2は同一形状なので、図33のように上側に筋付け刃6−1を配置した状態から図34のように下側に筋付け刃6−1を配置した状態に入れ替えることも容易である。これは両者が同一形状であることから筋付けユニットC側も同一構造で対応できるからである。このため、用紙の筋付けする面の選択若しくは変更にも容易に対応することができる。図34は図33に示した筋付け刃6−1と筋付け溝7−1の配置を上下逆にした状態を示す図である。
このように構成すると、筋付け溝7−1について、溝の形状、深さなどの異なる複数の溝部材7−3を予め製作しておき、その中から任意の溝部材7−3を溝側受け部材7−2に装着して筋付けを行うことができる。この溝部材7−3の変更は、例えば用紙の厚さ、用紙の種類(特殊紙:例えばコート紙など)、冊子の部位(例えば表紙など)に応じて行うことができ、筋付けの多様性(筋の大きさや深さの要求の多様性)に簡単に対応することができる。
図35は図33において、溝部材7−3の下面側にも上面側に形成した筋付け溝7−1とは深さの異なる他の筋付け溝7−6を形成した例を示す図である。溝部材7−3の溝側受け部材7−2への取り付け面には突起物はないので溝を形成しても溝部材7−3の溝側受け部材7−2への取り付けに影響を及ぼすことはない。そこで、本実施形態では、溝部材7−3の両面に深さの異なる筋付け溝7−1,7−6をそれぞれ設け、筋付けの要求に応じて表裏を入れ替えて取り付けることができるようにした。
なお、刃部材6−3及び溝部材7−3の刃側受け部材6−2,7−2への取り付けは、例えばネジ、ビスなどによって複数個所で機械的に取り付けられ、刃部材6−3及び溝部材7−3は刃側受け部材6−2,7−2に対して取り外し自在に固定される。取り付け位置は第1及び第2の刃側受け部材6−2,7−2で同一位置に設定され、刃部材6−3と溝部材7−3のネジでの固定位置も同一に位置に設定され、前記取り付け位置と固定位置を合わせることにより刃部材6−3及び溝部材7−3の入れ替えも、及び溝部材7−3の表裏変更も自在に行えるようになっている。
図36は筋付け装置A、折り処理を行う折り処理装置B、及び画像形成装置Fからなる画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。筋付け装置AはCPU_A1、I/Oインターフェイス_A2等を有するマイクロコンピュータを搭載した制御回路を備え、CPU_A1には、画像形成装置EのCPUあるいは操作パネルE1の各スイッチ等、及び図示しない各センサからの信号が通信インターフェイス_A3を介して入力され、CPU_A1は入力された信号に基づいて所定の制御を実行する。また、CPU_A1は折り処理装置Bとも通信インターフェイス_A4を介して同様の信号を授受し、入力された信号に基づいて所定の制御を実行する。更に、CPU_A1には、ドライバ、モータドライバを介してソレノイド及びモータを駆動制御し、インターフェイスから装置内のセンサ情報を取得する。また、制御対象やセンサに応じてI/0インターフェイス_A2を介してモータドライバによってモータの駆動制御を行い、センサからセンサ情報を取得する。なお、前記制御は、図示しないROMに格納されたプログラムコードをCPU_A1が読み込んで図示しないRAMに展開し、当該RAMをワークエリア及びデータバッファとして使用しながら前記プログラムコードで定義されたプログラムに基づいて実行される。
また、図36における筋付け装置Aの制御は画像形成装置FのCPUからの指示若しくは情報に基づいて実行される。ユーザの操作指示は画像形成装置Fの図示しない操作パネルから行われる。これにより、画像形成装置Fからは筋付け装置A、及び折り処理装置Bへ操作パネルからの操作信号が送信され、また、各装置A,Bの処理状態や機能が操作パネルを介してユーザに通知される。
以上のように、本実施形態によれば、
1) 筋付け刃(凸刃)6−1の形成部材(刃部材6−3)と、筋付け溝(凹刃)7−1の形成部材(溝部材7−3)を、それぞれ刃側受け部材6−2,7−2と分割することによって、両者をそれぞれ独立して製作することができる。これにより、製作の難しい刃部材6−3と溝部材7−3を直線状に加工することが可能となり、製作の簡単な刃側受け部材6−2,7−2に円弧状の凸面を形成すればよいので、加工コストを大幅に削減することができる。
2) 刃部材6−3と溝部材7−3をそれぞれの刃側受け部材6−2,7−2に装着するだけで、簡単に円弧状の筋付け刃6−1とこれに対応する筋付け溝7−1とすることができる。
3) 刃側受け部材6−2,7−2は筋付け部材6側も受け台7側も同一形状でよいので、加工効率も高くなる。
4) 刃側受け部材6−2,7−2は筋付け部材6側も受け台7側も同一形状なので、刃部材6−3と溝部材7−3を簡単に入れ替えることができる。これにより、両面の筋付けが可能となり、用紙に対する筋の形成側を容易に変更することもできる。
5) 筋付け溝7−1の溝形状を異なる形状、寸法に変更することにより、筋の大きさを容易に変更することができる。前記変更は、溝形状の異なる複数の溝部材7−3の選択により、多種にわたって容易に行うことが可能である。
6) 5)に関連して溝部材7−3の両面にそれぞれ異なる種類の溝、例えば深さ、形状の異なる溝を形成しておけば、1つの溝部材7−3で2つの種類の筋付けに対応することができる。
等の効果を奏する。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲により規定される範囲に含まれる。
6 筋付け部材
6−1 筋付け刃
6−2 刃側受け部材
6−3 刃部材
7 受け台
7−1 筋付け溝
7−2 溝側受け部材
7−3 溝部材
40 駆動機構
A 筋付け装置
F 画像形成装置
P 用紙
特開2009−166928号公報

Claims (4)

  1. 用紙に対して折り筋を付ける筋付け装置であって、
    用紙搬送方向と直交する方向に延び、断面凸状の凸刃が形成された第1の部材と、
    前記第1の部材が取り付けられる第1の受け部材と、
    前記第1の部材に対向して配置され、前記凸刃が用紙を挟んで嵌合可能な溝状の凹刃が形成された第2の部材と、
    前記第2の部材が取り付けられる第2の受け部材と、
    前記第1及び第2の部材を相対的に当接、離間させ、所定位置に停止した用紙を前記凸刃と前記凹刃間に挟み込み、折り筋を付けさせる駆動手段と、
    を備え、
    前記第1又は第2の受け部材の少なくとも一方の前記第1又は第2の部材の取り付け面が円弧状に形成され、前記第1の部材を前記第1の受け部材に取り付け、前記第2の部材と前記第2の受け部材に取り付け、両者を対向させたときに、少なくとも前記凸刃又は凹刃の一方の先端縁形状が他方に対して相対的に凸の円弧状に形成され
    前記凹刃は前記第2の部材の両面に形成され、そのうちの一方が前記凸刃側に対向するように前記第2の受け部材に取り付けられること
    を特徴とする筋付け装置。
  2. 請求項1記載の筋付け装置であって、
    前記第1及び第2の受け部材が同一形状であること
    を特徴とする筋付け装置。
  3. 請求項1又は2に記載の筋付け装置であって、
    前記第1の部材と第2の部材はそれぞれ前記第2の受け部材と第1の受け部材に入れ替えて固定可能に設定されていること
    を特徴とする筋付け装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の筋付け装置と、
    用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    を備えていることを特徴とする画像形成システム
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