JP5623460B2 - 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5623460B2
JP5623460B2 JP2012100082A JP2012100082A JP5623460B2 JP 5623460 B2 JP5623460 B2 JP 5623460B2 JP 2012100082 A JP2012100082 A JP 2012100082A JP 2012100082 A JP2012100082 A JP 2012100082A JP 5623460 B2 JP5623460 B2 JP 5623460B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
list
display
unit
displayed
destination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012100082A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013228857A (ja
Inventor
竜一 新田
竜一 新田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2012100082A priority Critical patent/JP5623460B2/ja
Priority to EP13164057.5A priority patent/EP2664964A1/en
Priority to CN201310135334.5A priority patent/CN103377024B/zh
Priority to US13/868,833 priority patent/US8970919B2/en
Publication of JP2013228857A publication Critical patent/JP2013228857A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5623460B2 publication Critical patent/JP5623460B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0487Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser
    • G06F3/0488Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser using a touch-screen or digitiser, e.g. input of commands through traced gestures
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5016User-machine interface; Display panels; Control console
    • G03G15/502User-machine interface; Display panels; Control console relating to the structure of the control menu, e.g. pop-up menus, help screens

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

本発明は表示部やタッチパネル部を有する表示入力装置、及び、これを備えた画像形成装置に関する。
データを送信できる電子機器には、候補として表示された送信先の中から選ぶだけで送信先のアドレスや番号を設定できるように、アドレス帳と呼ばれる機能が設けられることがある。例えば、送信先名と、送信先名に対応づけて送信先のアドレスや番号や所属グループなどが予め電子機器に入力される。そして、電子機器の記憶部(例えば、内蔵メモリー)が送信先名と送信先名に対応づけられた各種情報を記憶する。そして、使用者は表示された送信先の中から、これから送信を行う送信先を指定することで、記憶されたアドレスや番号が呼び出される。
このような送信先名等を記憶するアドレス帳機能を有する機器の一例が特許文献1に記載されている。具体的に、特許文献1には、表示部と、制御部と、タッチパネルと、電話帳データを記憶する記憶部とを有し、制御部は表示画面における第1の表示領域に五十音の各行の先頭文字が表示されたタブを表示させる第1の処理と、タブのいずれかに対応する位置へのタッチが所定時間以上継続していることを検出したときに、そのタブに表示されている文字とその文字の属する行の後続する文字を表示するプルダウンタブを表示画面に表示させる第2の処理と、タッチされている位置がタブからプルダウンタブに移動し、プルダウンタブに表示されているいずれかの文字の位置においてタッチアップされたことを検出したときに、電話帳データから、タッチアップされた位置の文字以降の文字を先頭文字とするデータを読み出して、表示画面に表示させる第3の処理とを実行する携帯端末装置が記載されている。この構成により、タッチパネルのメリットを生かし、電話帳の検索に関する操作を容易かつ好適に行えるようにしようとする(特許文献1:請求項1、段落[0007]等参照)。
特開2011−114515号公報
例えば、複写機、複合機、プリンター、FAX装置等の画像形成装置にも、表示を行うパネルとタッチパネルの組み合わせを含む操作パネルが設けられる。そして、画像形成装置のような固定された操作パネルでも、送信先名と送信先名に対応づけて、番号やアドレスを示す送信先情報を組み合わせた宛先情報を、複数件分、予め記憶させておくことがある。
そして、画像形成装置の操作パネルでは、複数件分の宛先情報を一覧として表示することがある(アドレス帳機能)。使用者はこれから送信しようとする送信先を検索し、表示させた後、所望の送信先の表示位置をタッチし、送信先を選択する。これにより、アドレスや番号を入力せずに、送信先のアドレスや番号を設定することができる。
ここで、従来、リストでの表示順は一定である(例えば、送信先名のあいうえお順)。又、スクロールバーや矢印キーなど、表示される宛先情報を切り替えるためのボタンの表示位置をタッチして、アドレス帳の表示内容を変更し目的とする送信先を探しあてる操作が行われる。例えば、矢印キーの表示位置をタッチすることにより、1件又は複数件ずつ新たな宛先情報が表示される。
このように、従来、所望の送信先が表示されるまで、使用者はリストの内容を切り替える操作を続けなくてはならず、所望の送信先を指定するまで、操作に手間がかかる場合があるという問題がある。又、リストでの表示順は一定であり、所望の送信先を素早くリストに表示させられるように、自由に並び替えを行えない。従って、使用者が所望する表示順(昇順・降順)でリストを表示することができず、又、直感的な操作で簡易、迅速に所望の送信先を表示させ、簡易、直感的に所望の送信先を指定できないという問題がある。
尚、特許文献1をみると、送信先名の頭文字に関し、検索のため、タブを表示し、タブの表示位置がタッチされることで特定の頭文字を選ぶためのプルダウンタブを表示し、プルタウンタブで押された文字を先頭の文字として検索結果(電話帳データ)を表示する。
しかし、特許文献1記載の技術では、使用者が所望する順番に並べて表示させることができず、不便であり、簡易、直感的に所望の送信先を選択することができないという問題がある。又、携帯端末の小画面に小さなブルダウンタブを表示するので(特許文献1:図3参照)、先頭の文字を選択しづらく、指の太い人では特に押し間違えが生じやすい。従って、所望の送信先を表示させる操作に不便な点があり、この点でも、特許文献1記載の技術には、簡易、直感的に所望の送信先を選択しづらいという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑み、複数件の中から、所望の送信先を直感的な操作で簡易、迅速に表示させ、簡易、直感的に所望の送信先を指定できるようにし、表示入力装置を使いやすくすることを課題とする。
上記課題解決のため請求項1に係る表示入力装置は、複数件分の、送信先名と前記送信先名に対応づけられ送信先の番号やアドレスを示す送信先情報を含む宛先情報を送信先データとして記憶する記憶部と、画面、画像を表示し、前記送信先データに基づき、複数件分の前記宛先情報を示し、送信先を指定するためのリストを表示する表示部と、前記表示部に対して設けられ、使用者の入力を受け付け、1又は複数のタッチされている位置を検知するタッチパネル部と、最初にタッチした位置から移動後のタッチ位置までの移動距離と、タッチ位置を移動させた方向である移動方向を認識する認識部を含み、前記タッチパネル部が複数点の同時タッチを受け付けたとき、前記表示部は、1又は複数枚の前記リストを表示し、前記認識部が認識した前記移動距離が長くなるに従って表示する前記リストの枚数を増やし、複数枚の前記リストを表示するとき、前記認識部が認識した前記移動方向に沿って順番に前に表示した前記リストの上方に新たな前記リストを重ねて表示し、前記タッチパネル部は前記リストに含まれるいずれかの送信先を指定する入力を受け付けることとした。
この構成によれば、タッチパネル部が複数点の同時タッチを受け付けたとき、表示部は、1又は複数枚のリストを表示し、認識部が認識した移動距離が長くなるに従って表示するリストの枚数を増やし、複数枚のリストを表示するとき、認識部が認識した移動方向に沿って順番に前に表示したリストの上方に新たなリストを重ねて表示し、タッチパネル部はリストに含まれるいずれかの送信先を指定する入力を受け付ける。これにより、使用者は複数点の同時タッチすることで、リストを表示させることができる。又、タッチした点の移動量を調整することで、表示されるリストの枚数をコントロールすることができる。又、タッチした点を移動させる方向に沿って順番にリストが展開されていくので、タッチした点をスライドさせる操作がリストの表示を繰る操作と直結し、表示されるリストの枚数や方向を滑らかに扱うことができる。従って、使用者は直感的な操作で所望の送信先を簡易に表示部に表示させることができる。又、使用者は簡易、迅速に所望の送信先を指定できる。
尚、最初のタッチした位置は、複数点のタッチ(例えば、2点タッチ)の後、指がタッチパネル部から離されないままタッチされた点が移動されたとき、タッチされた複数点のうちいずれかのタッチされた位置であり、複数点のタッチ(例えば、2点タッチ)の後、移動無しに指がタッチパネル部からいったん離されたとき、再びタッチされた点の位置である。
又、請求項2に係る発明は、請求項1の発明において、前記移動方向に対して、前記送信先名の昇順で前記宛先情報が整列された前記リストを順番に表示するか、前記送信先名の降順で前記宛先情報が整列された前記リストを順番に表示するかが予め定められており、前記表示部は、前記移動方向に応じて、前記送信先名の昇順又は降順で前記宛先情報が整列された前記リストを順番に表示することとした。
この構成によれば、移動方向に対して、送信先名の昇順で宛先情報が整列されたリストを順番に表示するか、送信先名の降順で宛先情報が整列されたリストを順番に表示するかが予め定められており、表示部は、移動方向に応じて、送信先名の昇順又は降順で宛先情報が整列されたリストを順番に表示する。これにより、使用者はタッチした点を移動させる方向によってリストの内容(表示される送信先名)を昇順で整列させるか、降順で整列させるか選択することができる。従って、リストの内容を使用者が所望する順番に並べて表示させることができる。
又、請求項3に係る発明は、請求項1又は2の発明において、前記表示部はタッチされている位置に重なるように前記リストを表示することとした。
この構成によれば、表示部はタッチされた位置に重なるようにリストを表示する。これにより、タッチした点の移動方向に沿うようにリストが表示される。
又、請求項4に係る発明は、請求項1乃至3の発明において、前記認識部は複数点の同時にタッチされた点が無くなった後、新たにタッチされた点の位置の移動距離と移動方向、又は、複数点の同時タッチの後、タッチされたままのいずれかの点の移動距離と移動方向を認識することとした。
この構成によれば、認識部は複数点の同時にタッチされた点が無くなった後、新たにタッチされた点の位置の移動距離と移動方向、又は、複数点の同時タッチの後、タッチされたままのいずれかの点の移動距離と移動方向を認識する。これにより、タッチパネル部に複数点のタッチをした後(リストの表示モードとした後)、例えば、1点のタッチをした指を動かす操作や、リストを表示させるために複数点タッチに用いられた、いずれかの指を移動させる操作によって、複数枚分のリストの表示をコントロールすることができる。
又、請求項5に係る発明は、請求項1乃至4の発明において、前記タッチパネル部はリストとして表示する前記宛先情報の範囲を指定する入力を受け付け、前記表示部は指定された範囲の前記宛先情報が前記送信先名の昇順又は降順で整列された前記リストを表示することとした。
この構成によれば、タッチパネル部はリストとして表示する宛先情報の範囲を指定する入力を受け付け、表示部は送信先名の昇順又は降順で指定された範囲の宛先情報が表示されたリストを表示する。これにより、リストとして表示する対象を絞ったうえで、リストを表示させることができる。従って、表示されるリストの枚数を減らすことができ、速やかに所望の送信先名を含むリストを表示させることができる。
又、請求項6に係る画像形成装置は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示入力装置を含むこととした。
この構成によれば、上記の表示入力装置を有するので、使用者は直感的な操作で所望の送信先を簡易に表示部に表示させ、簡易、直感的に所望の送信先を指定できる。これにより、送信のための操作が容易で使いやすい画像形成装置を提供することができる。
上述したように、本発明によれば、複数点のタッチを起点として、操作パネルに所望の送信先を直感的な操作で簡易に表示させ、簡易、迅速に所望の送信先を指定できる。
複合機の一例を示す正面模型的断面図である。 操作パネルの一例を示す平面図である。 複合機や操作パネルのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 送信先データの構成の概念の一例を示す説明図である。 宛先情報登録画面の一例を示す説明図である。 ソフトウェアキーボード画面の一例を示す説明図である。 送信先設定画面の一例を示す説明図である。 リストの呼び出し操作の一例を説明するための説明図である。 送信先設定画面に表示されたリストの一例を示す説明図である。 右上から左下の方向への複数枚のリストの表示の一例を示す説明図である。 左上から右下の方向への複数枚のリストの表示の一例を示す説明図である。 上から下の方向への複数枚のリストの表示の一例を示す説明図である。 下から上の方向への複数枚のリストの表示の一例を示す説明図である。 右から左の方向への複数枚のリストの表示の一例を示す説明図である。 左から右の方向への複数枚のリストの表示の一例を示す説明図である。 リストの表示制御の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図1〜図16を用い、実施形態を説明する。以下では、操作パネル1(表示入力装置に相当)を含む複合機100(画像形成装置に相当)を例に挙げ説明する。但し、本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定せず、単なる説明例にすぎない。
(画像形成装置の概略)
まず、図1を用い、実施形態に係る複合機100の概略を説明する。図1は複合機100の一例を示す正面模型的断面図である。
図1に示すように、複合機100の正面前方には、複合機100に関して各種設定を行うための操作パネル1が設けられる(詳細は後述)。又、図1に示すように、本実施形態の複合機100は、上部に、画像読取部2aと原稿搬送部2bが設けられ、内部に、給紙部3a、搬送部3b、画像形成部4、中間転写部5a、定着部5b、排出搬送部3c、両面搬送部3d等を備える。
原稿搬送部2bは原稿トレイ21を有する。コピーやスキャンを行う原稿は原稿トレイ21に載置される。そして、原稿搬送部2bは原稿トレイ21から原稿を1枚ずつ、自動的に連続して読取位置(送り読取用コンタクトガラス22)に搬送する。又、原稿搬送部2bは図1の紙面奥側を支点として画像読取部2aに上下方向に開閉自在に取り付けられる。原稿搬送部2bは画像読取部2aのコンタクトガラス(送り読取用コンタクトガラス22及び載置読取用コンタクトガラス23)を上方から押さえるカバーとして機能する。
図1に示すように、画像読取部2aの上面には、送り読取用コンタクトガラス22と書籍等の原稿を1枚ずつ読み取る際に原稿を載置する載置読取用コンタクトガラス23が配される。又、画像読取部2a内には、ランプ、ミラー、レンズ、イメージセンサー等(不図示)が配される。イメージセンサーは原稿搬送部2bが送り読取用コンタクトガラス22を通過させる原稿、あるいは、載置読取用コンタクトガラス23に載置された原稿の反射光を元に、原稿を読み取る。そして、イメージセンサーは反射光を画像濃度に応じたアナログの電気信号に変換し、電気信号の量子化を行う。これにより、原稿の画像データが得られる。尚、本実施形態の画像読取部2aは、カラーでも読み取り可能であり、白黒でも読み取り可能である。
複合機100本体内の複数の給紙部3aはそれぞれ、各サイズ(例えば、A4、B4等のA型、B型の定型用紙やレターサイズ等)、各種用紙(例えば、コピー用紙、再生紙、厚紙、OHPシート等)を複数枚収容する。各給紙部3aはそれぞれ回転駆動する給紙ローラー31を備え、印刷時、1枚ずつ搬送部3bに用紙を送り込む。
搬送部3bは給紙部3aから画像形成部4まで装置内で用紙を搬送する通路である。そして、搬送部3bには、用紙の案内のためのガイド板や、用紙搬送時に回転駆動する搬送ローラー対32(図2おいて、上方から32a、32b、32cの計3つ)や、搬送される用紙を画像形成部4の手前で待機させ、形成されたトナー像の転写タイミングに合わせ用紙を送り出すレジストローラー対33等が設けられる。
画像形成部4は複数の画像形成ユニット40(ブラック用の40Bk、イエロー用の40Y、シアン用の40C、マゼンタ用の40M)と露光装置41を含む。画像形成ユニット40は回転駆動可能に支持された感光体ドラムや、感光体ドラムの周囲に配設された帯電装置、現像装置、清掃装置等を備える。露光装置41は画像読取部2aで読み取られた画像データや後述の記憶装置62(記憶部に相当)に記憶される画像データ等に基づき、レーザ光を点消灯しつつ出力し、各感光体ドラムを走査露光する。そして、各画像形成ユニット40と露光装置41により、各感光体ドラムの周面上にトナー像が形成される。
中間転写部5aは各画像形成ユニット40からトナー像の1次転写を受け、シートに2次転写を行う。中間転写部5aは、各1次転写ローラー51Bk〜51M、中間転写ベルト52、駆動ローラー53、複数の従動ローラー54(54a〜54c)、2次転写ローラー55、ベルト清掃装置56等を含む。中間転写ベルト52は、駆動ローラー53等に張架され、モータ等の駆動機構(不図示)に接続される駆動ローラー53の回転駆動により周回する。そして、各1次転写ローラー51Bk〜51Mには、転写用電圧が印加され、各感光体ドラムのトナー像は中間転写ベルト52に転写される。ずれなくトナー像を重畳して中間転写ベルト52に1次転写した後、所定の電圧を印加された2次転写ローラー55により、シートにトナー像が転写される。
定着部5bは用紙に転写されたトナー像を定着させる。定着部5bは発熱体を内蔵する加熱ローラー57とこれに圧接する加圧ローラー58を含む。そして、用紙が加熱ローラー57と加圧ローラー58のニップを通過すると、トナーが溶融・加熱され、トナー像が用紙に定着する。定着部5bから排出された用紙は、排出トレイ34方向に送られる。
排出搬送部3cは印刷済の用紙を排出トレイ34方向又は両面搬送部3dの方向に用紙搬送方向を仕分ける。そして、排出搬送部3cは正回転方向に回転駆動して排出トレイ34の方向に送り出す、或いは、両面印刷のため逆回転しスイッチバックを行う排出ローラー対35を有する。又、排出搬送部3cは、用紙の搬送方向を切り替えるため、切替弁36を有する。切替弁36は回動する。切替弁36は、両面搬送部3dを閉じて用紙を排出トレイ34方向に導く位置を基本位置とし、両面印刷の際、回動してスイッチバックされた片面印刷済みの用紙を両面搬送部3dに導く。両面搬送部3dは、定着部5bの下流側とレジストローラー対33の上流側とを結ぶ。両面搬送部3dには、両面印刷のため、回転駆動する複数の両面搬送ローラー対37〜39が設けられ、片面印刷済の用紙が搬送される。
(操作パネル1)
次に、図2を用いて、実施形態に係る操作パネル1の一例を説明する。図2は操作パネル1の一例を示す平面図である。
図1に示すように、操作パネル1は複合機100の正面上方に設けられる。そして、操作パネル1は表示部11、タッチパネル部12、ハードキー(例えば、数字入力用のテンキー部13やコピー等の処理開始指示用のスタートキー14等)を含む。
例えば、表示部11は液晶表示パネルである。表示部11は有機ELパネルなど他種の表示パネルでもよい。表示部11は複合機100の設定を行うためのメニューやキーを表示する。使用者は表示部11に表示されたキーを指定して、複合機100の各種設定を入力できる。又、表示部11は複合機100等の状態メッセージ等の各種画像、画面を表示する。
又、表示部11の上面にタッチパネル部12が設けられる。タッチパネル部12は使用者がタッチした位置、座標を検知する。キーの表示位置とタッチされた位置を比較することで、使用者が指定するキーが特定され、使用者の入力が受け付けられる。
タッチパネル部12は同時にタッチされた複数の位置を認識できる。そのため、タッチパネル部12には投影型の静電容量方式のタッチパネルを用いることができる。尚、同時にタッチされた複数の位置を認識できればよく、必ずしも、タッチパネル部12は静電容量方式のものに限られない。
そして、本実施形態の表示部11は画像データの送信を行うとき、予め複合機100に記憶された送信先データ7(詳細は後述)に基づき、送信先名や送信先情報を複数件分含むリスト9を表示できる。使用者はタッチパネル部12を用いて、リスト9に表示された送信先の中から、送信したい相手方を指定することで、送信先の番号やアドレスを入力することなく、送信先の番号やアドレスを設定できる(詳細は後述)。
(複合機100等のハードウェア構成)
次に、図3を用いて、実施形態に係る複合機100や操作パネル1のハードウェア構成の一例を説明する。図3は複合機100や操作パネル1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
まず、複合機100本体内には、主制御部6が設けられる。例えば、主制御部6は操作パネル1、原稿搬送部2b、画像読取部2a、給紙部3a、搬送部3b、画像形成部4、定着部5b、排出搬送部3c等と接続され、これらの制御を行う。
例えば、主制御部6はCPU61等の制御を行う素子を含む。CPU61は記憶装置62に格納され、展開される制御プログラムに基づき演算等を行い、複合機100の各部を制御する。尚、主制御部6は全体制御や画像処理を行うメイン制御部や、画像形成や各種回転体を回転させるモータ等のON/OFF等を行い、印刷を制御するエンジン制御部等、機能ごとに分割して複数種設けられてもよい。本説明では、これらの制御部を主制御部6としてまとめた形態を示し、説明する。
記憶装置62は主制御部6と接続される。記憶装置62はROM、RAM、HDD等の不揮発性と揮発性の装置を組み合わせたものである。記憶装置62は複合機100の制御用プログラム、制御用データ、設定データ、画像データ等の各種データを記憶できる。
そして、主制御部6は各種コネクタ、ソケットやFAXモデム等を備えたインターフェイス部(以下、通信部63)と接続される。通信部63はネットワークや公衆回線等により複数の外部のコンピューター200(例えば、パーソナルコンピューターやサーバー)や相手方FAX装置300(図7では、いずれも便宜上1つのみ図示)と接続される。例えば、画像読取部2aで得られた画像データを記憶装置62に記憶させることや(ボックス機能)、外部のコンピューター200や相手方FAX装置300に送信することができる(スキャナ機能、FAX機能、インターネットFAX機能)。又、外部のコンピューター200や相手方FAX装置300から送信され、複合機100に入力される画像データに基づき印刷、FAX送信等を行うこともできる(プリンター機能、FAX機能)。
又、例えば、主制御部6には、画像読取部2aで原稿を読み取って得られた画像データや通信部63を介して複合機100に入力された画像データに対し、画像処理を施す画像処理部64が設けられる。例えば、画像処理部64が処理した画像データは露光装置41に送信され、感光体ドラムの走査・露光に用いられたり、記憶装置62に記憶されたりする。
又、主制御部6は操作パネル1になされた入力を認識し、使用者の設定にあわせてコピーやスキャンや送信などのジョブが行われるように複合機100を制御する。本実施形態の操作パネル1はパネル制御部10(認識部に相当)、表示部11、タッチパネル部12、ハードキー(例えば、テンキー部13やスタートキー14)、メモリー15(記憶部に相当)、ドライバ回路16等を含む。パネル制御部10はCPUやIC等で構成される。パネル制御部10は表示部11の表示を制御し、タッチパネル部12の出力を受け、タッチされた位置(座標)を特定する。タッチパネル部12の出力と位置(座標)の対応を示すテーブル等のデータはメモリー15に記憶される。メモリー15はROMやRAMを含む。又、パネル制御部10はタッチ位置とタッチされたときの表示部11が表示していた画面の画像データを比較し、タッチされた位置に表示されるキーを認識する。これにより、パネル制御部10は使用者により指定されたキーを認識する。
通常の操作において、複合機100の各機能を選択し、選択した機能で設定可能な設定項目(例えば、コピー機能であれば、拡大縮小や濃度や集約や両面等)を選択し、選択した設定項目で設定値を設定するには、表示部11における最上層の表示から、表示部11に表示されるキーの指定(選択)を繰り返す。そして、キーの指定(選択)ごとに表示部11の表示画面を切り換え、最終的に、設定しようとする機能の設定値が設定される。この機能の選択、設定が行われたことをパネル制御部10は認識し、その内容を本体の主制御部6に送信する。これにより、主制御部6は使用者の意思が印刷等のジョブで反映されるように操作パネル1で選択、設定された機能を反映した動作を画像形成部4等の各部に行わせる。
そして、表示部11で表示される画面、画像の画像データは、例えば、操作パネル1内のメモリー15が記憶する。従って、パネル制御部10はタッチされた位置に表示されたキーに応じ、次に表示すべき画面や画像の画像データをメモリー15から読み出す。尚、表示部11が表示する画面、画像の画像データは本体側の記憶装置62に記憶させてもよい。この場合、操作パネル1は表示部11で表示を行うための画像データを、主制御部6を介し記憶装置62から受ける。いずれにしても、パネル制御部10は表示部11の表示を実際に制御するドライバ回路16(例えば、表示部11が液晶表示パネルであれは、液晶ドライバIC)に指示を与え、画像データに基づき表示部11に表示を行わせる。尚、操作パネル1には、パネル制御部10、メモリー15を設けず、主制御部6の構成(CPU61や記憶装置62)が、パネル制御部10やメモリー15の機能を代用しても良い。この場合、主制御部6や記憶装置62が操作パネル1(表示入力装置)の制御部やメモリー15としても機能する。
又、タッチパネル部12にはタッチされた位置を検知するための位置検知部121が設けられる。例えば、位置検知部121はタッチ位置(タッチされた点の座標)を検知するためのICである。例えば、タッチパネル部12が静電容量方式で投影型のパネルを含むのであれば、位置検知部121はタッチパネル部12で静電容量の変化を検知し、1又は複数同時にタッチされた位置を示す信号を出力する。パネル制御部10は位置検知部121の出力に基づき、タッチされた位置を認識する。
(送信先データ7と宛先情報の登録)
次に、表示部11に表示する宛先情報の登録と送信先データ7について説明する。図4は送信先データ7の構成の概念の一例を示す説明図である。図5は宛先情報登録画面81の一例を示す説明図である。図6はソフトウェアキーボード画面82の一例を示す説明図である。
本実施形態の操作パネル1、複合機100では、送信を行うごとに相手方のアドレスやFAX番号を入力せずに済むように、操作パネル1のメモリー15や記憶装置62は送信先データ7を記憶する。図4に示すように、表示部11に送信先に関する情報を表示し、指定するだけで送信先を設定できるようにするため、操作パネル1のメモリー15(記憶装置62でもよい)は送信先データ7を記憶する。
送信先データ7は複数件分の宛先情報を含む。本実施形態ではメモリー15や記憶装置62は数千件分の宛先情報を送信先データ7として記憶することができる。図4に示すように、宛先情報は1つの送信先名に対して1件とカウントされる。宛先情報は送信先名(宛名)を示すデータや、送信先名に関連づけられた番号やアドレスなどの送信先情報を示すデータや、データの分類等の便宜上付される属性情報を示すデータの組み合わせである。このように、送信先データ7は複数件分の宛先情報を纏めたものである。
使用者は新たな宛先情報を登録するとき、タッチパネル部12に対して操作を行う。タッチパネル部12が宛先情報を登録するための宛先情報登録画面81を表示させる旨の使用者からの入力を受け付けると、パネル制御部10は図5に示すような宛先情報登録画面81を表示部11に表示させる。例えば、空欄が表示された位置をタッチすると、パネル制御部10は図6に示すようなソフトウェアキーボード画面82を表示部11に表示させる。このソフトウェアキーボードを用いて、文字、数字、記号等を入力することができる。使用者は宛先情報登録画面81で、タブの表示位置をタッチし、所望の項目(送信先名やFAX番号やメールアドレスやネットワークパス等の送信先情報)の入力を行う。尚、送信先名は必須の入力項目である。
ここで、本実施形態の複合機1001、操作パネル1では、1つの名称(送信先名)に対し、複数(例えば、5つ)の送信方法に対応する複数種類の送信先情報を登録することができる。具体的に、1つの名称(送信先名)に対し、ファクシミリ端末アドレス(FAX番号)、ネットワークファクシミリアドレス、電子メールアドレス、SMB(Server Message Block)フォルダアドレス、FTP(File Transfer Protocol)フォルダアドレスの5つの送信先アドレス(送信先情報)を登録することが可能である。なお、ファクシミリ端末アドレスは「FAX」のタブ画面で登録することができる。ネットワークファクシミリアドレスは「i−FAX」のタブ画面で登録することができる。電子メースアドレスは「E−mail」のタブ画面で登録することができる。また、SMBフォルダアドレスおよびFTPフォルダアドレスは、「Folder」や「Group」のタブ画面で登録することができる。「Folder」および「Group」は、階層化が可能である。これらの入力された内容が送信先情報として、メモリー15や記憶装置62に記憶される。
宛先情報登録画面81でOKキー811の表示位置がタッチされると、パネル制御部10は入力された送信先名や送信先情報を含む宛先情報をメモリー15や記憶装置62に記憶させる。これにより、メモリー15や記憶装置62は送信先データ7を更新する。
(送信先設定画面83と送信先の指定)
次に、図7を用いて、操作パネル140に表示される送信先設定画面83と送信先の指定の一例を説明する。図7は送信先設定画面83の一例を示す説明図である。
本実施形態の複合機1001、操作パネル1はデータを送信する送信先を管理するためのアドレス帳機能(送信先管理システム)を有する。FAXやインターネットFAX(登録されたアドレスへの画像データを送信)等により画像データを送信するとき、使用者は送信先設定画面83を表示部11に表示させる。タッチパネル部12が送信先設定画面83を表示させる操作を受け付けると、図7に示すように、パネル制御部10は送信先設定画面83を表示部11に表示させる。送信先設定画面83にはアドレス帳がアドレス帳表示領域R1に表示される(アドレス帳機能)。
表示部11は予め登録された(予めメモリー15や記憶装置62に記憶された)複数件分の宛先情報をアドレス帳表示領域R1に表示する。図7の例では、アドレス帳表示領域R1に5件分の宛先情報が一覧表示される。
具体的に、本実施形態のパネル制御部10はメモリー15や記憶装置62に記憶された送信先データ7を参照する。そして、パネル制御部10は1件ごと(1宛先情報ごと)に送信先名や送信先情報を表示部11に表示させる。又、パネル制御部10は1件分の送信先名や送信先情報にあわせて登録時の割り振られた番号(No、属性情報)やチェックボックスを表示部11に表示させる。
そして、アドレス帳表示領域R1に対してスクロールバー831が設けられる。使用者によりスクロールバー831がタッチされるごとに、表示部11はアドレス帳表示領域R1の表示内容をスクロールする。そして、スクロール方向にあわせ、最上位又は最下位にあった送信先名や送信先情報の表示を表示部11に消させ、新たな送信先名や送信先情報を表示部11に表示させる。
そして、宛先情報の表示位置がタッチされたことをタッチパネル部12が認識すると、パネル制御部10はタッチされた位置に表示された送信先(宛先情報)が指定されたと認識する。送信ジョブの指示が操作パネル1になされ(例えば、スタートキー14を押す)、送信ジョブが実行されると、パネル制御部10や主制御部6は指定された送信先(FAX番号やアドレス)に画像データを送信する。このように、送信先設定画面83では送信先を設定することができる。
ここで、多数の宛先情報(例えば、数百〜数千件)が登録されているとき、全件の宛先情報のなかから特定の宛先情報を指定することは困難である。そこで、送信先設定画面83には、送信先名の頭文字で宛先情報を絞り込むための第1絞り込みキー群84や、送信方法の種類で絞り込むための第2絞り込みキー群85が配される。
第1絞り込みキー群84には、アルファベットがグループ分けされて表記されたキー(例えば、「A−C」等)やひらがなの行を示す文字が表記されたキーや数字で絞り込みを行うための複数の第1絞り込みキー86が含まれる。いずれかの第1絞り込みキー86の表示位置をタッチすることで、第1絞り込みキー86に表記された文字で送信先データ7中、表示する宛先情報の範囲を絞り込むことができる。
例えば、タッチパネル部12が「あ」と表記された第1絞り込みキー86の表示位置へのタッチを受け付けると、パネル制御部10は送信先データ7を、送信先名の読みが「あ行」の宛先情報(送信先名や送信先情報)のみに絞り込んだ絞り込みデータを生成する。そして、パネル制御部10は絞り込みデータに基づいて、送信先名の読みが「あ行」のものだけの宛先情報を表示部11に表示させる(例えば、アドレス帳表示領域R1に表示)。
又、例えば、タッチパネル部12が「A−C」と表記された第1絞り込みキー86の表示位置へのタッチを受け付けると、パネル制御部10は送信先データ7のうち、送信先名の頭文字が「A(a)」、「B(b)」、「C(c)」の宛先情報のみに絞り込んだ絞り込みデータを生成する。そして、パネル制御部10は絞り込みデータに基づいて、送信先名の頭文字が「A(a)」、「B(b)」又は「C(c)」のものだけの宛先情報を表示部11に表示させる(他のアルファベットの範囲を示す第1絞り込みキー86も同様)。
第2絞り込みキー群85には、送信方法を示す複数のキーが含まれる。具体的に、第2絞り込みキー群85には、異なる送信方法である「E−mail」、「Folder」、「FAX」、「i−FAX」および「Group」の第2絞り込みキー87が含まれる。使用者が第2絞り込みキー群85のうち、いずれかの第2絞り込みキー87の表示位置をタッチすると、操作された第2絞り込みキー87に対応する送信方法の送信先情報(送信先アドレス)が登録された宛先情報のみが送信先設定画面83に表示される(絞り込まれる)。なお、本実施形態の複合機1001では、第2絞り込みキー87を同時に複数選択可能である(例えば、「FAX」と「i−FAX」)。又、第1絞り込みキー86で絞り込みつつ、第2絞り込みキー87で絞り込むこともできる。
又、例えば、タッチパネル部12が「FAX」と表記された第2絞り込みキー87の表示位置がタッチされたことを受け付けると、パネル制御部10は送信先データ7のうち、FAX番号が登録されている宛先情報のみに絞り込んだ絞り込みデータを生成する。そして、パネル制御部10は絞り込みデータに基づいて、FAX番号が定められた宛先情報のみ表示部11に表示させる。
(リスト9を呼び出すための操作)
次に、図8、図9を用いて、リスト9の呼び出し操作の一例を説明する。図8はリスト9の呼び出し操作の一例を説明するための説明図である。図9は送信先設定画面83に表示されたリスト9の一例を示す説明図である。
上述のように、本実施形態の操作パネル1、複合機100では、画像データの送信先を指定するとき、送信先設定画面83を表示させ、第1絞り込みキー86や第2絞り込みキー87を用いて表示させる宛先情報の範囲を定める。そして、使用者はスクロールキーなどを用いて所望の送信先をアドレス帳表示領域R1に表示させる。その後、所望の送信先の表示位置をタッチすることで送信先を指定することができる。
しかし、絞り込みを行っても宛先情報の件数が多数(数十件や100件以上)となることがある。このような場合、絞り込まれた件数のうち、所望の送信先の順番が後の方であれば、送信先を指定するまでに比較的長い時間がかかってしまうことがある。そこで、本実施形態の操作パネル1、複合機100では簡易、直感的な操作で、複数件分の宛先情報を示し送信先を指定するためのリスト9を複数枚、連続的に表示するようにする。これにより、簡易、迅速に所望の送信先を指定できるようにする。
そして、リスト9は複数の宛先情報(本実施形態の例ではリスト91枚につき最大7件の宛先情報、図9参照)を一覧として表示したものである。そして、タッチパネル部12はリスト9に表示された宛先情報(送信先名やFAX番号やアドレス)の表示位置をタッチすることによる送信先の指定を受け付け、パネル制御部10は指定された送信先を画像データの送信先と認識する。
本実施形態の操作パネル1では、図8に示すように、リスト9を呼び出すとき、使用者は2点タッチを行う。タッチパネル部12は送信先設定画面83など、送信ジョブに関する設定画面での2点タッチを受け付ける(2点タッチの位置を検知する)。パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、リスト9呼び出しの実行指示がなされたと認識する。尚、リスト9の呼び出すための指示は2点タッチに限らず、3点以上の複数点の同時タッチでもよい。
ここで、リスト9を呼び出す前に、第1絞り込みキー86や第2絞り込みキー87を用いて、リスト9として表示する宛先情報の範囲を指定しておく(絞り込んでおく)ことができる。タッチパネル部12はタッチされた絞り込みキーの表示位置を検知する。そして、パネル制御部10は送信先データ7のうち、タッチされた絞り込みキーに応じてリスト9として表示する宛先情報の範囲を絞り込んだ絞り込みデータを生成する。そして、パネル制御部10は絞り込みデータに基づいて宛先情報が絞り込まれたリスト9を表示部11に表示させる。
例えば、図9以降の図面では、第1絞り込みキー86の「D−F」と表記された絞り込みキーの表示位置がタッチされ、頭文字が「D」、「E」、「F」の送信先名の宛先情報に絞り込まれているときのリスト9の表示例の一例を示している。
(リスト9の表示処理)
次に、図10〜図15を用いて複数枚のリスト9の表示処理について説明する。図10は右上から左下の方向への複数枚のリスト9の表示の一例を示す説明図である。図11は左上から右下の方向への複数枚のリスト9の表示の一例を示す説明図である。図12は上から下の方向への複数枚のリスト9の表示の一例を示す説明図である。図13は下から上の方向への複数枚のリスト9の表示の一例を示す説明図である。図14は右から左の方向への複数枚のリスト9の表示の一例を示す説明図である。図15は左から右の方向への複数枚のリスト9の表示の一例を示す説明図である。
尚、送信先を指定するためのリスト9は画像データの送信ジョブの設定画面上(例えば、送信先設定画面83上)で表示されるが、図10〜図15では、便宜上、見やすくするため、リスト9以外の部分の表示はあえて非表示としている。
まず、図8、図9を用いて説明したように、リスト9の呼び出しを行うとき、使用者は複数点の同時タッチを行う。そして、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、複数点の同時タッチの後、最初にタッチされた点から移動後のタッチ位置までの距離と移動方向を認識する。
ここで、最初のタッチした位置は、複数点のタッチ(例えば、2点タッチ)の後、指がタッチパネル部12から離されないままタッチされた点が移動されたとき、タッチされた複数点のうち、タッチ位置が移動されたタッチ位置の最初にタッチされた位置である。尚、複数のタッチ位置がいずれも移動しているとき、いずれか一方(例えば、表示部11の表示領域の端に近い方)の最初にタッチされた位置である。複数点のタッチ(例えば、2点タッチ)の後、移動無しに指がタッチパネル部12からいったん離されたとき、再びタッチされた点の位置である。
このように、例えば、使用者は2点タッチした後、タッチした2点をタッチしたままスライド移動させることによりリスト9の表示枚数等を操ることができる。あるいは、使用者は2点タッチした後、指をタッチパネル部12から離し、1タッチを行い、1点タッチの位置をスライド移動させることによりリスト9の表示枚数や表示順(昇順・降順)等を操ることもできる。
パネル制御部10はタッチパネル部12が検知した最初にタッチされた位置の座標と移動後のタッチ位置の座標に基づき、最初にタッチされた点から移動後のタッチ位置までの距離と移動方向を演算により求める。例えば、パネル制御部10は最初にタッチされた位置の横軸方向の座標と移動後のタッチ位置の横軸方向の差の2乗と最初にタッチされた位置の縦軸方向の座標と移動後のタッチ位置の縦軸方向の差の2乗との和の平方根を求めて距離を求める。又、パネル制御部10は最初にタッチされた位置の横軸方向の座標と移動後のタッチ位置の横軸方向の差に対する最初にタッチされた位置の縦軸方向の座標と移動後のタッチ位置の縦軸方向の差の比をもとめ、最初にタッチされた位置と移動後のタッチ位置の傾きから移動方向を求める。
そして、図10〜図15に示すように、パネル制御部10はタッチ位置の移動距離が長くなるに従い、リスト9の表示枚数を増やす。具体的には、パネル制御部10は移動距離が予め定められた間隔を超えるごとに、リスト9の表示枚数を1枚増やす。言い換えると、パネル制御部10は移動距離を予め定められた間隔で割って得られる整数と同じ枚数のリスト9を表示部11に表示させる。
又、リスト9は表示部11の領域をある程度占めるので、パネル制御部10は前に表示したリスト9の上方に重ねるようにして、新たなリスト9を表示部11に表示させる。これにより、新たに表示されたリスト9は絶えず使用者からみて最前面の位置となる。
そして、パネル制御部10は認識した移動方向に沿って順番に前に表示したリスト9の上方に新たなリスト9を表示する。言い換えると、パネル制御部10はタッチされた位置の移動方向に沿うように順番に新たなリスト9を表示部11に表示させる。
タッチされた位置の移動方向に沿うように順番に新たなリスト9を表示するため、図10から図15に示すように、パネル制御部10は2点タッチによりタッチされた位置に重なるようにリスト9を表示する。尚、図10〜図15では、タッチされた位置の移動方向を白抜矢印で示している。又、図10〜図15では上段から下段に向かうに従い、移動距離が長くなっていることを示し、白抜矢印の長短は移動距離の長短を示す。
そして、使用者は所望の送信先を含むリスト9が表示されると、タッチ位置の移動を止める。そして、所望の送信先が表示された位置をタッチすることで、送信先を指定することができる。このとき、リスト9内の送信先をタッチする前に、いったん指はタッチパネル部12から離されてもよい。
タッチパネル部12はリスト9の表示位置内でタッチがあったことを検知し、送信先の指定を受け付ける。そして、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、指定された送信先を認識する。そして、送信ジョブの実行が指示されると、パネル制御部10や主制御部6は指定された送信先に向けて通信部63から画像データを送信させる。
ここで、各リスト9を送信先名の昇順で表示するか、降順で表示するかは、タッチされた位置の移動方向に応じて予め定められている。本実施形態の例では、図10〜図15に示すように、移動方向が右から左、上から下、右上から左下、右下から左上のとき、パネル制御部10は昇順で送信先名が並べられたリスト9(値の小さいデータから表示、図10〜図15の例ではアルファベット順)を表示部11に表示させる。又、移動方向が左から右、又は、下から上、左上から右下、左下から右上のとき、パネル制御部10は降順で送信先名が並べられたリスト9(値の大きいデータから表示、図10〜図15の例ではアルファベット順の逆順)を表示部11に表示させる。そのため、タッチされた位置の移動距離が長くなるに従って、パネル制御部10は送信先名の昇順、又は、降順で整列されたリスト9を順番に表示部11に表示させる。尚、移動方向に対し、昇順とするか降順とするかは上記の例に限られず、任意に定めることができる。
ここで、図10〜図15を用いて、リスト9の表示の態様の一例を説明する。尚、図10〜図15では、第1絞り込みキー86によって、送信先名の頭文字がD、E、Fの宛先情報のみが表示されるように絞り込んだ状態でのリスト9の表示の一例を示している。
図10はタッチ位置を右上から左下の方向に向けて移動させたときのリスト9の表示態様の一例を示す。図10の例では、最上段の図に示すように、最初にタッチされた位置は表示部11の表示領域のうち、右上の領域である。図10に白抜矢印で示すように、タッチ位置の移動方向は右上から左下である。
そして、図10の最上段の図に示すように、移動距離が予め定められた間隔を超えるとパネル制御部10は移動方向に基づき、昇順で整列された1枚目のリスト9を表示部11に表示させる。このとき、2ページ目以降のリスト9を表示しやすくするため、パネル制御部10は最初にタッチされた位置に応じて、一定の規則に基づく表示位置に1枚目のリスト9を表示部11に表示させる。例えば、図10に示すように、表示部11の表示領域を均等に複数の領域に分割(例えば、4分割)し、分割された領域のうち、最初にタッチされた位置が右上の領域のとき、1枚目のリスト9の右上隅とタッチされている点が重なるように、パネル制御部10は1枚目のリスト9を表示部11に表示させてもよい。
そして、図10の2段目から最下段の図に示すように、移動距離が予め定められた間隔を超えるごとに、パネル制御部10はタッチされた位置の移動方向に沿うように、前に表示されたリスト9の一部の上方に重ねるようにして順番に新たなリスト9を表示する。又、パネル制御部10は(移動距離が予め定められた距離が整数倍となったときの)タッチされた位置と新たに表示するリスト9の右上隅とが重なるように、新たなリスト9を表示部11に表示させる。尚、前に表示したリスト9に戻りたい場合(重ねられて見えなくなったリスト9を表示させたい場合)、移動距離が短くなるように、タッチ位置を戻せばよい(タッチ位置を右上方向に移動させる)。パネル制御部10は移動距離が増えれば、表示部11に表示させるリスト9の枚数を増やし、移動距離が減れば、表示部11に表示させるリスト9の枚数を減らす。
次に、図11の例を説明する。図11はタッチ位置を左上から右下の方向に向けて移動させたときのリスト9の表示態様の一例を示す。図11の例では、最上段の図に示すように、最初にタッチされた位置は表示部11の表示領域のうち、左上の領域である。図11に白抜矢印で示すように、タッチ位置の移動方向は左上から右下である。
そして、図11の最上段の図に示すように、移動距離が予め定められた間隔を超えるとパネル制御部10は移動方向に基づき、降順で整列された1枚目のリスト9を表示部11に表示させる。このとき、2ページ目以降のリスト9を表示しやすくするため、パネル制御部10は最初にタッチされた位置に応じて、一定の規則に基づく表示位置に1枚目のリスト9を表示部11に表示させる。例えば、図11に示すように、表示部11の表示領域を均等に複数の領域に分割(例えば、4分割)し、分割された領域のうち、最初にタッチされた位置が左上の領域のとき、1枚目のリスト9の左上隅とタッチされている点が重なるように、パネル制御部10は1枚目のリスト9を表示部11に表示させてもよい。
そして、図11の2段目から最下段の図に示すように、移動距離が予め定められた間隔を超えるごとに、パネル制御部10はタッチされた位置の移動方向に沿うように、前に表示されたリスト9の一部の上方に重ねるようにして順番に新たなリスト9を表示する。又、パネル制御部10は(移動距離が予め定められた距離が整数倍となったときの)タッチされた位置と新たに表示するリスト9の左上隅とが重なるように、新たなリスト9を表示部11に表示させる。尚、前に表示したリスト9に戻りたい場合(重ねられて見えなくなったリスト9を表示させたい場合)、移動距離が短くなるように、タッチ位置を戻せばよい(タッチ位置を左上方向に移動させる)。パネル制御部10は移動距離が増えれば、表示部11に表示させるリスト9の枚数を増やし、移動距離が減れば、表示部11に表示させるリスト9の枚数を減らす。
次に、図12の例を説明する。図12はタッチ位置を上から下の方向に向けて移動させたときのリスト9の表示態様の一例を示す。図12の例では、最上段の図に示すように、最初にタッチされた位置は表示部11の表示領域のうち、右上の領域である。図12に白抜矢印で示すように、タッチ位置の移動方向は上から下である。
そして、図12の最上段の図に示すように、移動距離が予め定められた間隔を超えるとパネル制御部10は移動方向に基づき、昇順で整列された1枚目のリスト9を表示部11に表示させる。このとき、2ページ目以降のリスト9を表示しやすくするため、パネル制御部10は最初にタッチされた位置に応じて、一定の規則に基づく表示位置に1枚目のリスト9を表示部11に表示させる。例えば、図12に示すように、表示部11の表示領域を均等に複数の領域に分割(例えば、4分割)し、分割された領域のうち、最初にタッチされた位置が右上の領域のとき、1枚目のリスト9の右上隅とタッチされている点が重なるように、パネル制御部10は1枚目のリスト9を表示部11に表示させてもよい。
そして、図12の2段目から最下段の図に示すように、移動距離が予め定められた間隔を超えるごとに、パネル制御部10はタッチされた位置の移動方向に沿うように、前に表示されたリスト9の一部の上方に重ねるようにして順番に新たなリスト9を表示する。又、パネル制御部10は(移動距離が予め定められた距離が整数倍となったときの)タッチされた位置と新たに表示するリスト9の右上隅とが重なるように、新たなリスト9を表示部11に表示させる。尚、前に表示したリスト9に戻りたい場合(重ねられて見えなくなったリスト9を表示させたい場合)、移動距離が短くなるように、タッチ位置を戻せばよい(タッチ位置を上方向に移動させる)。パネル制御部10は移動距離が増えれば、表示部11に表示させるリスト9の枚数を増やし、移動距離が減れば、表示部11に表示させるリスト9の枚数を減らす。
次に、図13の例を説明する。図13はタッチ位置を下から上の方向に向けて移動させたときのリスト9の表示態様の一例を示す。図13の例では、最上段の図に示すように、最初にタッチされた位置は表示部11の表示領域のうち、左下の領域である。図13に白抜矢印で示すように、タッチ位置の移動方向は下から上である。
そして、図13の最上段の図に示すように、移動距離が予め定められた間隔を超えるとパネル制御部10は移動方向に基づき、降順で整列された1枚目のリスト9を表示部11に表示させる。このとき、2ページ目以降のリスト9を表示しやすくするため、パネル制御部10は最初にタッチされた位置に応じて、一定の規則に基づく表示位置に1枚目のリスト9を表示部11に表示させる。例えば、図13に示すように、表示部11の表示領域を均等に複数の領域に分割(例えば、4分割)し、分割された領域のうち、最初にタッチされた位置が左下の領域のとき、1枚目のリスト9の左下隅とタッチされている点が重なるように、パネル制御部10は1枚目のリスト9を表示部11に表示させてもよい。
そして、図13の2段目から最下段の図に示すように、移動距離が予め定められた間隔を超えるごとに、パネル制御部10はタッチされた位置の移動方向に沿うように、前に表示されたリスト9の一部の上方に重ねるようにして順番に新たなリスト9を表示する。又、パネル制御部10は(移動距離が予め定められた距離が整数倍となったときの)タッチされた位置と新たに表示するリスト9の左下隅とが重なるように、新たなリスト9を表示部11に表示させる。尚、前に表示したリスト9に戻りたい場合(重ねられて見えなくなったリスト9を表示させたい場合)、移動距離が短くなるように、タッチ位置を戻せばよい(タッチ位置を下方向に移動させる)。パネル制御部10は移動距離が増えれば、表示部11に表示させるリスト9の枚数を増やし、移動距離が減れば、表示部11に表示させるリスト9の枚数を減らす。
次に、図14の例を説明する。図14はタッチ位置を右から左の方向に向けて移動させたときのリスト9の表示態様の一例を示す。図14の例では、最上段の図に示すように、最初にタッチされた位置は表示部11の表示領域のうち、右下の領域である。図14に白抜矢印で示すように、タッチ位置の移動方向は右から左である。
そして、図14の最上段の図に示すように、移動距離が予め定められた間隔を超えるとパネル制御部10は移動方向に基づき、昇順で整列された1枚目のリスト9を表示部11に表示させる。このとき、2ページ目以降のリスト9を表示しやすくするため、パネル制御部10は最初にタッチされた位置に応じて、一定の規則に基づく表示位置に1枚目のリスト9を表示部11に表示させる。例えば、図14に示すように、表示部11の表示領域を均等に複数の領域に分割(例えば、4分割)し、分割された領域のうち、最初にタッチされた位置が右下の領域のとき、1枚目のリスト9の右下隅とタッチされている点が重なるように、パネル制御部10は1枚目のリスト9を表示部11に表示させてもよい。
そして、図14の2段目から最下段の図に示すように、移動距離が予め定められた間隔を超えるごとに、パネル制御部10はタッチされた位置の移動方向に沿うように、前に表示されたリスト9の一部の上方に重ねるようにして順番に新たなリスト9を表示する。又、パネル制御部10は(移動距離が予め定められた距離が整数倍となったときの)タッチされた位置と新たに表示するリスト9の右下隅とが重なるように、新たなリスト9を表示部11に表示させる。尚、前に表示したリスト9に戻りたい場合(重ねられて見えなくなったリスト9を表示させたい場合)、移動距離が短くなるように、タッチ位置を戻せばよい(タッチ位置を右方向に移動させる)。パネル制御部10は移動距離が増えれば、表示部11に表示させるリスト9の枚数を増やし、移動距離が減れば、表示部11に表示させるリスト9の枚数を減らす。
次に、図15の例を説明する。図15はタッチ位置を左から右の方向に向けて移動させたときのリスト9の表示態様の一例を示す。図15の例では、最上段の図に示すように、最初にタッチされた位置は表示部11の表示領域のうち、左上の領域である。図15に白抜矢印で示すように、タッチ位置の移動方向は左から右である。
そして、図15の最上段の図に示すように、移動距離が予め定められた間隔を超えるとパネル制御部10は移動方向に基づき、降順で整列された1枚目のリスト9を表示部11に表示させる。このとき、2ページ目以降のリスト9を表示しやすくするため、パネル制御部10は最初にタッチされた位置に応じて、一定の規則に基づく表示位置に1枚目のリスト9を表示部11に表示させる。例えば、図15に示すように、表示部11の表示領域を均等に複数の領域に分割(例えば、4分割)し、分割された領域のうち、最初にタッチされた位置が左上の領域のとき、1枚目のリスト9の左上隅とタッチされている点が重なるように、パネル制御部10は1枚目のリスト9を表示部11に表示させてもよい。
そして、図15の2段目から最下段の図に示すように、移動距離が予め定められた間隔を超えるごとに、パネル制御部10はタッチされた位置の移動方向に沿うように、前に表示されたリスト9の一部の上方に重ねるようにして順番に新たなリスト9を表示する。又、パネル制御部10は(移動距離が予め定められた距離が整数倍となったときの)タッチされた位置と新たに表示するリスト9の左上隅とが重なるように、新たなリスト9を表示部11に表示させる。尚、前に表示したリスト9に戻りたい場合(重ねられて見えなくなったリスト9を表示させたい場合)、移動距離が短くなるように、タッチ位置を戻せばよい(タッチ位置を左方向に移動させる)。パネル制御部10は移動距離が増えれば、表示部11に表示させるリスト9の枚数を増やし、移動距離が減れば、表示部11に表示させるリスト9の枚数を減らす。
(リスト9の表示制御の流れ)
次に、図16を用いて、本実施形態の操作パネル1でのリスト9の表示制御の流れの一例を説明する。図16はリスト9の表示制御の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、図16のスタートは送信先設定画面83などが使用者によってなされたリスト9呼び出し操作(複数点の同時タッチ)をタッチパネル部12が検知し、パネル制御部10がこれからリスト9の表示を行うことを認識した時点である。この時点で第1絞り込みキー86や第2絞り込みキー87によって、送信先データ7のうち、リスト9に表示する宛先情報の件数は絞り込まれている。
続いて、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、最初のタッチ位置から移動後のタッチ位置までの移動方向を認識する(ステップ♯1)。そして、パネル制御部10は移動方向に基づきリスト9を昇順で表示するか降順で表示するかを定める(ステップ♯2)。言い換えると、パネル制御部10はリスト9での宛先情報の表示順を定める(ステップ♯2)。
そして、パネル制御部10は最初のタッチ位置から移動後のタッチ位置までの移動距離に応じた枚数のリスト9を表示部11に表示させる(ステップ♯3)。表示部11は複数枚のリスト9を表示するとき、前に表示したリスト9に重ねて新しいリスト9を表示する。
そして、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、リスト9に表示された送信先の表示位置に対してタッチがされることにより、送信先の指定がなされたか否かを確認する(ステップ♯4)。もし、送信先の指定がなされていなければ(ステップ♯4のNo)、フローはステップ♯3に戻る。一方、送信先の指定がなされれば、パネル制御部10は送信先を認識する(ステップ♯5)。そして、パネル制御部10は表示部11でのリスト9の表示をやめさせる(リスト9の表示を終了させる。ステップ♯6)。そして、本フローは終了する(エンド)。
このようにして、本実施形態に係る表示入力装置(操作パネル1)は本実施形態の表示入力装置(操作パネル1)は、複数件分の、送信先名と送信先名に対応づけられ送信先の番号やアドレスを示す送信先情報を含む宛先情報を送信先データ7として記憶する記憶部(メモリー15、記憶装置62)と、画面、画像を表示し、送信先データ7に基づき、複数件分の宛先情報を示し、送信先を指定するためのリスト9を表示する表示部11と、表示部11に対して設けられ、使用者の入力を受け付け、1又は複数のタッチされている位置を検知するタッチパネル部12と、最初にタッチした位置から移動後のタッチ位置までの移動距離と、タッチ位置を移動させた方向である移動方向を認識する認識部(パネル制御部10)を含み、タッチパネル部12が複数点の同時タッチを受け付けたとき、表示部11は、1又は複数枚のリスト9を表示し、認識部が認識した移動距離が長くなるに従って表示するリスト9の枚数を増やし、複数枚のリスト9を表示するとき、認識部(パネル制御部10)が認識した移動方向に沿って順番に前に表示したリスト9の上方に新たなリスト9を重ねて表示し、タッチパネル部12はリスト9に含まれるいずれかの送信先を指定する入力を受け付けることとした。
これにより、使用者は複数点の同時タッチすることで、リスト9を表示させることができる。又、タッチした点の移動量を調整することで、表示されるリスト9の枚数をコントロールすることができる。又、タッチした点を移動させる方向に沿って順番にリスト9が展開されていくので、タッチした点をスライドさせる操作がリスト9の表示を繰る操作と直結し、表示されるリスト9の枚数や方向を滑らかに扱うことができる。従って、使用者は直感的な操作で所望の送信先を簡易に表示部11に表示させることができる。又、使用者は簡易、迅速に所望の送信先を指定できる。
又、移動方向に対して、送信先名の昇順で宛先情報が整列されたリスト9を順番に表示するか、送信先名の降順で宛先情報が整列されたリスト9を順番に表示するかが予め定められており、表示部11は、移動方向に応じて、送信先名の昇順又は降順で宛先情報が整列されたリスト9を順番に表示する。これにより、使用者はタッチした点を移動させる方向によってリスト9の内容(表示される送信先名)を昇順で整列させるか、降順で整列させるか選択することができる。従って、リスト9の内容を使用者が所望する順番に並べて表示させることができる。
又、表示部11はタッチされている位置に重なるようにリスト9を表示する。これにより、タッチした点の移動方向に沿うようにリスト9が表示される。
又、認識部(パネル制御部10)は複数点の同時にタッチされた点が無くなった後、新たにタッチされた点の位置の移動距離と移動方向、又は、複数点の同時タッチの後、タッチされたままのいずれかの点の移動距離と移動方向を認識する。これにより、タッチパネル部12に複数点のタッチをした後(リスト9の表示モードとした後)、例えば、1点のタッチをした指を動かす操作や、リスト9を表示させるために複数点タッチに用いられた、いずれかの指を移動させる操作によって、複数枚分のリスト9の表示をコントロールすることができる。
又、タッチパネル部12はリスト9として表示する宛先情報の範囲を指定する入力を受け付け、表示部11は指定された範囲の宛先情報が送信先名の昇順又は降順で整列されたリスト9を表示する。これにより、リスト9として表示する対象を絞ったうえで、リスト9を表示させることができる。従って、表示されるリスト9の枚数を減らすことができ、速やかに所望の送信先名を含むリスト9を表示させることができる。
又、画像形成装置(例えば、複合機100)は、実施形態に係る表示入力装置(操作パネル1)を含む。これにより、使用者は直感的な操作で所望の送信先を簡易に表示部11に表示させ、簡易、直感的に所望の送信先を指定できる。これにより、送信のための操作が容易で使いやすい画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、操作パネル1等の表示部11とタッチパネル部12を有する表示入力装置や、画像形成装置に利用可能である。
100 複合機(画像形成装置) 1 操作パネル(表示入力装置)
10 パネル制御部(認識部) 11 表示部
12 タッチパネル部 15 メモリー(記憶部)
62 記憶装置(記憶部) 7 送信先データ
9 リスト

Claims (6)

  1. 複数件分の、送信先名と前記送信先名に対応づけられ送信先の番号やアドレスを示す送信先情報を含む宛先情報を送信先データとして記憶する記憶部と、
    画面、画像を表示し、前記送信先データに基づき、複数件分の前記宛先情報を示し、送信先を指定するためのリストを表示する表示部と、
    前記表示部に対して設けられ、使用者の入力を受け付け、1又は複数のタッチされている位置を検知するタッチパネル部と、
    最初にタッチした位置から移動後のタッチ位置までの移動距離と、タッチ位置を移動させた方向である移動方向を認識する認識部を含み、
    前記タッチパネル部が複数点の同時タッチを受け付けたとき、
    前記表示部は、1又は複数枚の前記リストを表示し、前記認識部が認識した前記移動距離が長くなるに従って表示する前記リストの枚数を増やし、複数枚の前記リストを表示するとき、前記認識部が認識した前記移動方向に沿って順番に前に表示した前記リストの上方に新たな前記リストを重ねて表示し、
    前記タッチパネル部は前記リストに含まれるいずれかの送信先を指定する入力を受け付けることを特徴とする表示入力装置。
  2. 前記移動方向に対して、前記送信先名の昇順で前記宛先情報が整列された前記リストを順番に表示するか、前記送信先名の降順で前記宛先情報が整列された前記リストを順番に表示するかが予め定められており、
    前記表示部は、前記移動方向に応じて前記送信先名の昇順又は降順で前記宛先情報が整列された前記リストを順番に表示することを特徴とする請求項1に記載の表示入力装置。
  3. 前記表示部はタッチされている位置に重なるように前記リストを表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示入力装置。
  4. 前記認識部は複数点の同時にタッチされた点が無くなった後、新たにタッチされた点の位置の移動距離と移動方向、又は、複数点の同時タッチの後、タッチされたままのいずれかの点の移動距離と移動方向を認識することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示入力装置。
  5. 前記タッチパネル部はリストとして表示する前記宛先情報の範囲を指定する入力を受け付け、
    前記表示部は指定された範囲の前記宛先情報が前記送信先名の昇順又は降順で整列された前記リストを表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示入力装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示入力装置を含むことを特徴とする画像形成装置。
JP2012100082A 2012-04-25 2012-04-25 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置 Expired - Fee Related JP5623460B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012100082A JP5623460B2 (ja) 2012-04-25 2012-04-25 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置
EP13164057.5A EP2664964A1 (en) 2012-04-25 2013-04-17 Display/input device and image forming apparatus including display/input device
CN201310135334.5A CN103377024B (zh) 2012-04-25 2013-04-18 显示输入装置及具备显示输入装置的图像形成装置
US13/868,833 US8970919B2 (en) 2012-04-25 2013-04-23 Display/input device and image forming apparatus including display/input device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012100082A JP5623460B2 (ja) 2012-04-25 2012-04-25 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014193418A Division JP5712327B2 (ja) 2014-09-24 2014-09-24 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013228857A JP2013228857A (ja) 2013-11-07
JP5623460B2 true JP5623460B2 (ja) 2014-11-12

Family

ID=48190100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012100082A Expired - Fee Related JP5623460B2 (ja) 2012-04-25 2012-04-25 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8970919B2 (ja)
EP (1) EP2664964A1 (ja)
JP (1) JP5623460B2 (ja)
CN (1) CN103377024B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5735146B1 (ja) 2014-01-31 2015-06-17 グリー株式会社 表示データ作成方法、制御プログラム及びコンピュータ
US9283138B1 (en) 2014-10-24 2016-03-15 Keith Rosenblum Communication techniques and devices for massage therapy
JP6455466B2 (ja) * 2016-03-02 2019-01-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 表示操作装置およびプログラム

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3456023B2 (ja) * 1994-08-09 2003-10-14 カシオ計算機株式会社 データ表示装置
US6006227A (en) * 1996-06-28 1999-12-21 Yale University Document stream operating system
JP2006031292A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Fuji Xerox Co Ltd 文書処理装置、文書処理方法及び文書処理プログラム
US8564543B2 (en) * 2006-09-11 2013-10-22 Apple Inc. Media player with imaged based browsing
JP5337504B2 (ja) * 2009-01-26 2013-11-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2010250766A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Olympus Imaging Corp 操作制御装置、操作制御方法および操作制御用プログラム
KR101620874B1 (ko) * 2009-05-19 2016-05-13 삼성전자주식회사 목록 검색 방법 및 이를 지원하는 휴대 단말기
DE102010021343A1 (de) * 2009-09-04 2011-03-10 Volkswagen Ag Verfahren und Vorrichtung zum Bereitstellen von Informationen in einem Fahrzeug
JP5607330B2 (ja) * 2009-09-24 2014-10-15 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム
JP5313116B2 (ja) 2009-11-26 2013-10-09 ソフトバンクモバイル株式会社 携帯端末装置及び携帯端末装置における電話帳データ検索方法
JP5447013B2 (ja) 2010-03-05 2014-03-19 株式会社リコー 表示装置、画像形成装置、カスタマイズ方法、プログラム
JP4943527B2 (ja) * 2010-03-25 2012-05-30 シャープ株式会社 画像表示操作装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4942832B2 (ja) * 2010-03-31 2012-05-30 シャープ株式会社 画像表示装置、画像形成装置、画像表示方法、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP4701314B1 (ja) * 2010-09-17 2011-06-15 株式会社ヤッパ 情報表示装置及び情報表示プログラム
JP5178903B2 (ja) * 2011-11-24 2013-04-10 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法
JP5594910B2 (ja) * 2012-04-09 2014-09-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20130286446A1 (en) 2013-10-31
EP2664964A1 (en) 2013-11-20
CN103377024B (zh) 2016-08-10
JP2013228857A (ja) 2013-11-07
CN103377024A (zh) 2013-10-30
US8970919B2 (en) 2015-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5619063B2 (ja) 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5594910B2 (ja) 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5923477B2 (ja) 表示入力装置、画像形成装置
JP5629722B2 (ja) 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置
JP6055734B2 (ja) 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5677401B2 (ja) 表示装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5623460B2 (ja) 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5919239B2 (ja) 表示入力装置、画像形成装置
JP5268849B2 (ja) 表示装置及びこれを搭載した画像形成装置、電子機器
JP5712327B2 (ja) 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置
JP6002650B2 (ja) 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置
US9015600B2 (en) Display input device, image forming apparatus, displaying method of a display input device
JP5793604B2 (ja) 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置
US9086758B2 (en) Display input device and image forming apparatus
JP7508881B2 (ja) 情報処理装置
JP5757911B2 (ja) 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5112470B2 (ja) ヘルプ表示装置および電子機器
JP6190925B2 (ja) 表示装置
JP5222822B2 (ja) 表示装置及びこれを搭載した画像形成装置、電子機器
JP5879286B2 (ja) 検索システム利用装置
JP2022077744A (ja) 表示装置及び画像形成装置
JP2016048556A (ja) 表示装置及び画像形成装置
JP2010171832A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140826

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5623460

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees