JP5622621B2 - 通信装置およびアンテナ選択方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のアンテナを使用して無線通信を行う通信装置に関する。
無線通信では、送信装置が送信する信号が受信装置で受信される際に、マルチパスによって受信電力が大きく低下するフェージングが発生する。フェージングにより受信電力が低下すると、受信信号を正しく復調できない問題が発生する。このような問題を解決する技術として、複数のアンテナを用いたダイバーシチ技術がある。ダイバーシチ技術は、送信時に適用される送信ダイバーシチと、受信時に適用される受信ダイバーシチがある。それぞれ様々な技術があるが、その1つに受信性能を最適にするアンテナを選択する選択ダイバーシチがある。選択ダイバーシチは送信および受信ともに適用可能である。
特許文献1には、送信ダイバーシチ技術が開示されており、この送信ダイバーシチでは、送信時に最適なアンテナを選択できるようにするため、通信相手毎に最新の通信履歴として送信に使用したアンテナを記憶し、次の送信時に記憶していた送信アンテナを使用する。また、送信信号がエラーとなり、再送する時には、他のアンテナに切り替えて送信を行う。
一方、特許文献2には、受信ダイバーシチ技術が開示されており、この受信ダイバーシチでは、受信時に最適なアンテナを選択できるようにするため、無線フレーム内に配置されたプリアンブルの途中でアンテナを切り替え、各アンテナで受信した信号の平均受信電力を測定し、より受信電力の大きいアンテナを選択する。
特開平8−256162号公報 特表2007−529160号公報
上記従来の送信ダイバーシチにおける送信アンテナの選択では、送信時に前回送信が成功したアンテナを選択するようにしているため、他のアンテナで送信したほうが受信品質がよい可能性もあり、必ずしも最適なアンテナを選択しているとは限らない。また、上記従来の受信ダイバーシチにおける受信アンテナの選択では、各アンテナでの受信電力に従ってアンテナを選択しているが、受信電力では必ずしも最適なアンテナを選択できるとは限らない。無線通信では、受信信号に他の通信装置の送信信号が干渉として混入することがあり、そのような場合、受信電力は高いが、受信信号の品質が悪くなり、受信できない状況が生じうる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、送信時および受信時に最適なアンテナを選択して通信品質を高めることができる通信装置およびアンテナ選択方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、既知系列を格納するプリアンブル区間およびデータを格納するデータ区間を含んだ無線フレーム信号を送受信する通信装置であって、複数のアンテナと、前記複数のアンテナの中のいずれか一つを使用して前記既知系列を受信する処理を一つの無線フレームに含まれているプリアンブル区間において繰り返し実行し、アンテナごとのSINRを算出するとともに、当該SINRが最大となるアンテナを前記データの受信で使用するアンテナとして選択する使用アンテナ選択手段と、前記使用アンテナ選択手段が選択したアンテナを、前記SINRを算出する際に受信した既知系列の送信元の通信装置に対する無線フレーム信号送信で使用するアンテナとして記憶する記憶手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、各アンテナを使用した場合それぞれについてのSINRを算出し、算出したSINRの比較結果に基づいて、送受信処理で使用するアンテナを決定するので、送信時および受信時それぞれにおいて最適なアンテナを選択することが可能となり、送信側および受信側それぞれでダイバーシチによる性能改善を得ることができ、通信品質が改善されるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかる通信装置の構成例を示す図である。 図2は、PR付加部の構成例を示す図である。 図3は、プリアンブル生成部の構成例を示す図である。 図4は、無線フレームデータの構成およびプリアンブルの例を示す図である。 図5は、基本系列#2の一例を示す図である。 図6は、無線フレームデータの構成およびプリアンブルの例を示す図である。 図7は、PR検出部の構成例を示す図である。 図8は、相関電力およびタイミング検出部の処理イメージを示す図である。 図9は、アンテナ選択情報を生成する制御部の動作の一例を示したフローチャートである。 図10は、アンテナ選択情報を生成する制御部の動作の一例を示したフローチャートである。 図11は、アンテナ選択情報を生成する制御部の動作の一例を示したフローチャートである。 図12は、アンテナ選択情報を生成する制御部の動作の一例を示したフローチャートである。
以下に、本発明にかかる通信装置およびアンテナ選択方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明にかかる通信装置の構成例を示す図である。本実施の形態の通信装置は、送信データのCRC(Cyclic Redundancy Check)を計算し、送信データに付加するCRC生成部1と、CRCが付加された送信データから送信変調シンボルを生成する変調部2と、プリアンブルを生成し、送信変調シンボルに付加するPR付加部3と、デジタル送信信号をアンテナから送信するRF信号に変換すると共に、アンテナで受信したRF信号をデジタル受信信号に変換する無線部4と、受信信号からプリアンブルを検出すると共に、受信信号のSINR(Signal to Interference and Noise Ratio)を測定するPR検出部5と、受信信号を復調し、受信データを出力する復調部6と、受信データのCRCチェックを行うCRCチェック部7と、PR検出部5からのPR検出情報およびSINRに基づき、復調部6および後述するアンテナ切替部10を制御する制御部8と、通信相手の情報および受信時のSINRの高いアンテナ識別情報(アンテナ番号)を記憶する記憶部9と、無線部4と接続する1本のアンテナを切り替えるアンテナ切替部10と、RF信号を送信または受信するアンテナ11およびアンテナ12と、を備える。なお、以降の説明ではアンテナ11をアンテナ#1、アンテナ12をアンテナ#2とする場合がある。
次に動作について説明する。図1に示した通信装置においては、上位制御部(図示せず)からの送信要求に従って送信動作を実施する。送信動作を行っていないときは、受信動作を実施する。以下、送信時の動作と受信時の動作に分けて、詳しく説明する。
(送信時の動作)
本実施の形態の通信装置において、送信データはCRC生成部1に入力される。CRC生成部1は入力された送信データのCRCを計算し、送信データに付加する。CRCの計算方法は一般的な処理であり、詳細な説明は省略する。
CRCが付加された送信データは変調部2に入力される。変調部2はCRCが付加された送信データから、変調シンボルを生成する。変調方式はBPSK(Binary Phase Shift Keying)やQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)など一般的な方式でよく、詳細な説明は省略する。
生成された変調シンボルはPR付加部3に入力される。PR付加部3は変調シンボルに対してプリアンブルを付加する。
PR付加部3の構成と動作について図2を用いて説明する。図2は、PR付加部3の構成例を示す図である。図示したように、PR付加部3は、データに付加するプリアンブルを生成するプリアンブル生成部31と、プリアンブルとデータを結合する結合部32とを備える。PR付加部3において、結合部32は、入力された変調シンボル(データ)とプリアンブル生成部31で生成されたプリアンブルを結合する。このとき、データ(変調シンボル)の前にプリアンブルを配置するのが一般的であるが、プリアンブルはデータの前だけでなく、データの途中に配置してもよい。
プリアンブル生成部31の構成と動作について、プリアンブル生成部31の構成例を示した図3を用いて説明する。図3に示したように、プリアンブル生成部31は、基本系列生成部311および312と、加算器313と、変換部314とを備える。
基本系列生成部311は、例えば符号長7ビットのPN符号を基本系列#1として生成する。PN符号の生成方法は一般的な方法でよく、詳細な説明は省略する。基本系列生成部312は、例えば符号長4ビットの直交符号を基本系列#2として生成する。直交符号の生成方法は一般的な方法でよく、詳細な説明は省略する。この基本系列生成部312は、基本系列生成部311が基本系列#1を符号長分(7ビット)出力する毎に基本系列#2を1ビット出力する。加算器313は、基本系列生成部311から出力された基本系列#1と基本系列生成部312から出力された基本系列#2の排他的論理和を取る。加算器313の出力は0または1のデータである。変換部314は、加算器313から出力されたデータを送信シンボルに変換する。例えば0は1に、1は−1に変換する。なお、基本系列#1および基本系列#2は、通信を行う通信装置間で既知の系列である。
次に、プリアンブル生成部31で生成するプリアンブルについて図4を用いて説明する。図4は、変調シンボル(データ)にプリアンブルを付加して生成される無線フレームデータの構成およびプリアンブルの例を示す図である。図4には符号長が7ビットの基本系列#1を複数回繰り返した系列をプリアンブルとした場合の例を示しており、具体的には、基本系列#1を8回繰り返したものである。さらに、基本系列#1を繰り返す際、基本系列#2の1ビットと排他的論理和を取る。この基本系列#2を複数用意することにより、複数のプリアンブルを生成可能とする。基本系列#2には、例えば図5に示す系列長4の4つの直交符号を用いる。図4に示したプリアンブル#1〜#4は、それぞれ図5に示す基本系列#2のコード番号#1〜#4と排他的論理和が取られている。図4で網掛けされている基本系列#1は排他的論理和により0と1が反転したものを示している。この例においては、基本系列#1は8回繰り返しているため、基本系列#2は2回繰り返している。
なお、基本系列#2を2回繰り返す際、2回目の0と1を反転してもよい。その場合のプリアンブル#1〜#4は図6に示したものとなる。
また、基本系列#1にPN符号を、基本系列#2に直交符号を用いるとしたが、どちらも自己相関特性および相互相関特性が良好な符号であればよく、各基本系列をこれらの符号に限定するものではない。
図1を用いた説明に戻り、PR付加部3で生成された無線フレームデータは無線部4に入力される。無線部4は入力された無線フレームデータをD/A変換、アップコンバージョン、増幅などし、送信RF信号に変換する。無線部4の処理は一般的な処理であり、詳細な説明は省略する。
送信RF信号はアンテナ切替部10に入力される。アンテナ切替部10は送信RF信号をアンテナ11またはアンテナ12に出力する。どちらのアンテナに出力するかは制御部8から入力されるアンテナ選択情報が示すアンテナとする。アンテナ選択情報の生成方法については後述する。
(受信時の動作)
本実施の形態の通信装置においては、受信動作開始時、2本のアンテナのうち、アンテナ11を使用する。すなわち、アンテナ切替部10はアンテナ11と無線部4を接続するよう、制御部8から制御される。
アンテナ11で受信された受信RF信号はアンテナ切替部10を経て、無線部4に入力される。無線部4は入力された受信RF信号を増幅、ダウンコンバート、A/D変換などし、複素(I,Q)の受信ベースバンド信号に変換する。無線部4の処理は一般的な処理であり、詳細な説明は省略する。
受信ベースバンド信号はPR検出部5に入力される。PR検出部5は受信ベースバンド信号から無線フレームタイミングの検出、SINR測定、基本系列#2の判定を実施する。
PR検出部5の構成と動作について図7を用いて説明する。図7は、PR検出部5の構成例を示す図である。図示したように、PR検出部5は、基本系列#1を生成する基本系列生成部51と、受信ベースバンド信号と基本系列#1との相関演算を行う相関演算部52と、相関演算結果を電力化する電力化部53と、相関電力のピークタイミングを検出するタイミング検出部54と、相関電力からSINRを測定するSINR測定部55と、基本系列#2を生成する基本系列生成部56と、基本系列#2の系列番号(コード番号)を判定する基本系列判定部57とを備える。
基本系列生成部51は、上述した基本系列生成部311と同様の処理により上述した基本系列#1を生成する。相関演算部52は、受信ベースバンド信号と基本系列#1との畳込み演算を実施し、複素(I、Q)の相関値を出力する。電力化部53は、相関値の電力を計算し、算出した相関電力を出力する。タイミング検出部54は、相関電力と所定のしきい値Pthとを比較し、相関電力がしきい値Pth以上である状態で相関電力のピークを検出すると、検出タイミングとして制御部8へ出力する。しきい値Pthは上位制御部(図示せず)から与えられる。
図8に相関電力およびタイミング検出部の処理イメージを示す。図8のグラフは横軸が時間で、縦軸が相関電力であり、細い点線で示したしきい値Pth以上となる相関電力のピークタイミング(矢印で示したタイミング)が検出タイミングとなる。なお、動作の詳細については後述するが、アンテナ切替部10は、制御部8からの指示に従い、プリアンブルの受信動作中に使用アンテナをアンテナ#1からアンテナ#2に切り替える。図8に示した例においては、基本系列#1を4回繰り返した時点(プリアンブルの中間に相当するタイミング)を切り替えタイミングとしている。
SINR測定部55は、タイミング検出部54から入力される検出タイミングが示すタイミングの相関電力を信号電力(S)とし、それ以外のタイミングの相関電力を干渉+ノイズ電力(I+N)としてSINRを計算し、制御部8へ出力する。この動作を図8を用いて説明すると、矢印で示した検出タイミングの相関電力を信号電力(S)、それ以外のタイミングの相関電力を干渉+ノイズ電力(I+N)とする。信号電力(S)と干渉+ノイズ電力(I+N)はそれぞれ複数タイミングを平均しても良い。ただし、アンテナが異なるタイミングの電力は平均化しない。
基本系列生成部56は、上述した基本系列生成部312と同様の処理により上述した基本系列#2(図5に示したコード番号が#1〜#4の各基本系列#2)を生成し、全系列を出力する。基本系列判定部57は、タイミング検出部54で検出されたタイミングにおいて、相関演算部52から入力された複素相関値と全基本系列#2との相関電力をそれぞれ計算し、最も相関電力の大きい基本系列#2の系列番号(コード番号)を制御部8へ出力する。
図1を用いた説明に戻り、無線部4から出力される受信ベースバンド信号は復調部6にも入力される。復調部6は、制御部8からのタイミング情報を基に、復調処理を実施し、復調ビットを出力する。復調処理は一般的な処理であり、詳細な説明は省略する。
復調ビットはCRCチェック部7に入力される。CRCチェック部7は、復調ビットのCRCチェックを実施し、CRCが一致(OK)か、不一致(NG)かを判定する。CRCチェックは一般的な処理であり、詳細な説明は省略する。CRCチェック部7はCRCチェック後、CRCを除去した受信ビットとCRC判定結果を出力する。
制御部8は、PR検出部5の出力する検出タイミングに基づき、復調部6に対して復調開始を指示する。また、PR検出部5の出力するSINRおよび検出タイミングに基づき、アンテナ切替部10に対してアンテナ選択情報を出力する。アンテナ選択情報の生成方法については後述する。
記憶部9は、通信相手の番号(識別情報)に相当する基本系列#2の系列番号とその通信で使用したアンテナ番号とを対応付けて記憶する。アンテナ番号は、送信時と受信時とそれぞれ記憶してもよい。
アンテナ選択情報の生成方法を図9〜図12を用いて説明する。図9〜図12は、アンテナ選択情報を生成する制御部8の動作の一例を示したフローチャートであり、図9はアンテナ選択情報の生成動作のメインフローチャートである。図10は送信処理フローチャートである。図11は受信処理フローチャートである。図12は送信タイマ満了時のフローである。
制御部8は、アンテナ選択情報の生成動作を開始すると、図9に示したように、上位制御部(図示せず)からの送信要求有無を判定する(ステップS11)。送信要求がある場合(ステップS11:Yes)、送信処理を行う(ステップS12)。この送信処理は図10に示したフローチャートに従って行う。一方、送信要求がない場合(ステップS11:No)、受信処理を行う(ステップS13)。この受信処理は図11に示したフローチャートに従って行う。
上記ステップS12で示した送信処理において、制御部8は、図10に示したように、まず、以前に通信した際のアンテナ番号を記憶部9から取得し、さらに、以前に通信した際のアンテナ番号の有無を確認する(ステップS21,S22)。確認の結果、アンテナ番号があった場合(ステップS22:Yes)、記憶部9から取得したアンテナ番号を使用するよう指示するアンテナ選択情報を生成してアンテナ切替部10に出力する(ステップS23)。一方、アンテナ番号がない場合(ステップS22:No)、アンテナ番号#1(初期値)を使用するよう指示するアンテナ選択情報を生成してアンテナ切替部10に出力する(ステップS24)。ステップS23またはステップS24を実行すると、次に、送信処理を行う(ステップS25)。このステップS25の処理は、制御部8以外の構成要素も含んだ装置全体としての処理であるが制御部8としては具体的に何もしない。ステップS25における送信処理が終了すると、制御部8は、送信に使用したアンテナ番号(上記アンテナ選択情報が示しているアンテナ番号)を記憶部9に記憶する(ステップS26)。次に、制御部8は、本送信がACK送信かどうかを判定する(ステップS27)。ACK送信かどうかは上位制御部(図示せず)から入力される情報を確認することにより判定する。ACK送信の場合(ステップS27:Yes)、送信処理を終了する。一方、ACK送信ではない場合(ステップS27:No)、送信タイマを開始し(ステップS28)、送信処理を終了する。
上記ステップS13で示した受信処理において、制御部8は、図11に示したように、まず、アンテナ番号#1(初期値)を使用するよう指示するアンテナ選択情報を生成してアンテナ切替部10に出力する(ステップS31)。次に、PR検出部5の出力からプリアンブル検出判定を実施し(ステップS32)、検出なしの場合はプリアンブル検出判定を繰り返す(ステップS32:No)。一方、検出ありの場合(ステップS32:Yes)、アンテナ番号#2を使用するよう指示するアンテナ選択情報を生成し、アンテナ切替タイミングにおいてアンテナ切替部10に対して出力して受信アンテナを切り替える(ステップS33)。このアンテナ切替タイミングは図8に示したものであり、プリアンブルの中間に当る基本系列#1の切れ目である。アンテナ#2を使用したプリアンブルの受信が終了すると、制御部8は、次に、PR検出部5から出力されるアンテナ#1で受信された信号のSINRであるSINR#1と、アンテナ#2で受信された信号のSINRであるSINR#2を比較する(ステップ#34)。SINR1#1≧SINR#2の場合(ステップS34:Yes)、アンテナ#1を選択することに決定し、アンテナ番号#1を使用するよう指示するアンテナ選択情報を生成してアンテナ切替部10に出力する(ステップS35)。これに対して、SINR#1<SINR#2の場合(ステップS34:No)、アンテナ番号#2を使用するよう指示するアンテナ選択情報を生成してアンテナ切替部10に出力する(ステップS36)。ステップS35またはステップS36を実行すると、制御部8は、次に、PR検出部5で検出されたタイミングを基に復調部6を起動させ、データ受信処理を実施させる(ステップS37)。次に、CRCがOKかNGかを判定し(ステップS38)、OKの場合(ステップS38:Yes)、データ受信に使用したSINRの高いアンテナ番号(上記ステップS34での比較結果に応じて選択したアンテナの番号)を記憶部9に記憶し(ステップS39)、処理を終了する。一方、CRCがNGの場合(ステップS38:No)、ステップS31に戻り、受信処理を継続する。なお、本受信処理はCRCがOKとなったことにより終了する他に、上位制御部(図示せず)からの制御および送信タイマ満了時にも終了する。
送信タイマ満了に伴い受信処理を終了する場合には、図12に示したように、制御部8は、まず、記憶部9から送信アンテナ番号を取得し(ステップS41)、この取得した番号に1加えてアンテナ番号を変更する。なお、1加えた値がアンテナ数より大きくなった場合、アンテナ番号の最小値にする。そして、変更後のアンテナ番号に対応するアンテナを使用するよう指示するアンテナ選択情報を生成し、アンテナ切替部10に出力する(ステップS42)。次に、送信処理を行う(ステップS43)。このステップS43の処理は、上述した図10のステップS25と同様の処理である。ステップS43における送信処理が終了すると、制御部8は、記憶部9に送信アンテナ番号を記憶し(ステップS44)、送信タイマを開始し(ステップS45)、処理を終了する。
なお、本実施の形態では、アンテナ数が2本の場合について説明したが、アンテナ数は2本より多くてもよい。アンテナが2本より多い場合の実施の形態は、当業者であれば本実施の形態から容易に拡張できる。例えば、受信処理(図11参照)においては、プリアンブル検出後、プリアンブル区間において各アンテナを切り替えて各アンテナ使用時のSINRを算出し、SINRが最大となるアンテナを選択して使用すればよい。
このように、本実施の形態の通信装置においては、有している各アンテナを使用した場合それぞれについてのSINRを算出し、算出したSINRの比較結果に基づいて、送受信処理で使用するアンテナを決定することとした。これにより、送信時および受信時それぞれにおいて最適なアンテナを選択することが可能となり、送信側および受信側それぞれでダイバーシチによる性能改善を得ることができ、通信品質が改善される。
以上のように、本発明にかかる通信装置は、無線通信システムに有用であり、特に、複数のアンテナを選択的に使用する選択ダイバーシチを適用した通信装置に適している。
1 CRC生成部
2 変調部
3 PR付加部
4 無線部
5 PR検出部
6 復調部
7 CRCチェック部
8 制御部
9 記憶部
10 アンテナ切替部
11,12 アンテナ
31 プリアンブル生成部
32 結合部
51,56,311,312 基本系列生成部
52 相関演算部
53 電力化部
54 タイミング検出部
55 SINR測定部
57 基本系列判定部
313 加算器
314 変換部

Claims (4)

  1. 既知系列を格納するプリアンブル区間およびデータを格納するデータ区間を含んだ無線フレーム信号を送受信する通信装置であって、
    複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナの中のいずれか一つを使用して前記既知系列を受信する処理を一つの無線フレームに含まれているプリアンブル区間において繰り返し実行し、アンテナごとのSINRを算出するとともに、当該SINRが最大となるアンテナを前記データの受信で使用するアンテナとして選択する使用アンテナ選択手段と、
    前記使用アンテナ選択手段が選択したアンテナを、前記SINRを算出する際に受信した既知系列の送信元の通信装置に対する無線フレーム信号送信で使用するアンテナとして記憶する記憶手段と、
    を備え
    前記既知系列として、自己相関特性および相互相関特性が良好な第1の符号および第2の符号を用いた論理演算により得られる系列を使用することを特徴とする通信装置。
  2. 前記使用アンテナ選択手段は、
    無線フレーム信号の送受信で使用するアンテナを切り替えるアンテナ切替部と、
    前記既知系列を利用して前記プリアンブル区間を検出するとともに、前記プリアンブル区間におけるSINRを算出するプリアンブル検出部と、
    前記プリアンブル検出部による前記プリアンブル区間の検出結果に基づいて前記アンテナ切替部の制御を行い、前記複数のアンテナそれぞれを使用して前記既知系列を受信させるとともに、前記SINRに基づいて前記データを受信する際に使用するアンテナを決定し、当該決定したアンテナの使用を前記アンテナ切替部に指示する制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1の符号を繰り返した系列と前記第2の符号との排他的論理和を前記既知系列として使用することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 複数のアンテナを備え、既知系列を格納するプリアンブル区間およびデータを格納するデータ区間を含んだ無線フレーム信号を送受信する通信装置において実行するアンテナ選択方法であって、
    前記複数のアンテナの中のいずれか一つを使用して前記既知系列を受信する処理を一つの無線フレームのプリアンブル区間において繰り返し実行し、アンテナごとのSINRを算出するSINR算出ステップと、
    前記SINRが最大となるアンテナを前記データの受信で使用するアンテナとして選択する使用アンテナ選択ステップと、
    前記選択したアンテナを、前記SINR算出ステップにおいて受信した既知系列の送信元の通信装置に対する無線フレーム信号送信で使用するアンテナとして記憶する記憶ステップと、
    を含み、
    前記既知系列として、自己相関特性および相互相関特性が良好な第1の符号および第2の符号を用いた論理演算により得られる系列を使用することを特徴とするアンテナ選択方法。
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