JP5622520B2 - データ処理装置、画像形成装置、及び、プログラム - Google Patents

データ処理装置、画像形成装置、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、部数を指定して印刷を指示するデータ処理装置、当該データ処理装置と組み合わせて用いる画像形成装置、及び、当該データ処理装置を実現するプログラムに関する。
画像形成装置に対して部数を指定して印刷を指示するデータ処理装置が、広く普及している。データ処理装置は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)として構成され、一方、画像形成装置は、例えばプリンタやMFPとして構成されている。なお、「MFP」とは、Multi Function Printerの略称で、プリンタにファクシミリ機能やスキャナ機能、コピー機能等を付加した装置である。
データ処理装置は、例えば、ユーザがアプリケーションソフトウェアによって作成された文書の印刷を指示すると、「印刷コマンド(印刷処理の実行を画像形成装置に指示する制御コマンド)」及び「印刷指示画像データ(描画内容)」等を含む印刷データを生成し、その印刷データに「用紙サイズ」、「ページ数」、「印刷部数」、「ファイル名」、「ユーザ名(コンピュータ名)」等の設定データを付加して、画像形成装置に送信する。以下、設定データが付加された印刷データも、単に「印刷データ」と称して説明する。
画像形成装置は、データ処理装置から印刷データを受信すると、受信された印刷データを記憶部に一旦格納した後、記憶部に格納された印刷データを読み出して、読み出された印刷データを解析して、印刷部数等を特定し、さらに、印刷データを編集・展開(ラスタライズ)して、描画内容をドットパタン化したラスタデータを生成する。そして、画像形成装置は、生成されたラスタデータに基づいて印刷処理を実行する。なお、「編集」とは、描画内容を中間言語に変換する処理を意味している。また、「展開(ラスタライズ)」とは、中間言語に変換された描画内容をドットパタンに変換する処理を意味している。
その画像形成装置として、データ処理装置から受信された印刷データを印刷終了後も記憶部に格納しておき、指定された印刷部数が不足している等の事由により、データ処理装置からその印刷データの再印刷が指示されると、記憶部に格納しておいた印刷データに基づいて再印刷を行う装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−30413号公報
しかしながら、従来のデータ処理装置及び従来の画像形成装置は、以下に説明するように、指定された印刷部数が多過ぎた場合に、印刷部数を変更するための多大な負担をユーザに強いる、という課題があった。
例えば、ユーザは、印刷部数が多過ぎる状態で、誤ってデータ処理装置に印刷を指示する場合がある。この場合に、ユーザは、データ処理装置を操作して、印刷指示を一旦キャンセルして、さらに、印刷設定を変更した上で、再印刷を指示する。
従来のデータ処理装置及び従来の画像形成装置は、印刷指示がキャンセルされた時点で、印刷データを破棄する。そのため、ユーザは、印刷指示がキャンセルされると、破棄された印刷データを参照することができなくなる。そこで、ユーザは、印刷設定を変更して再印刷を指示する際に、自身の記憶に基づいて、各印刷設定項目に対して好適な設定を判断しながら、すべての印刷設定を手作業で入力し直す必要がある。この作業は、ユーザが過去の印刷設定を記憶しておく必要があり、また、手作業で行われるため、手間と時間がかかる。
また、ユーザは、画像形成装置が印刷指示に対するキャンセルの指示を受け付けるまでの間に、画像形成装置が印刷した印刷部数をカウントして、不足している印刷部数があるか否かを判断し、不足している場合に、何部不足しているのかを特定して、印刷設定を変更する必要がある。この作業も、手作業で行われるため、手間と時間がかかる。
したがって、従来のデータ処理装置及び従来の画像形成装置は、指定された印刷部数が多過ぎた場合に、印刷部数を変更するための多大な負担をユーザに強いていた。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、指定された印刷部数が多過ぎた場合に、印刷部数を変更するためのユーザの負担を軽減するデータ処理装置、及び、当該データ処理装置を実現するプログラムを提供することを主な目的とする。
また、本発明は、データ処理装置と組み合わせて用いる画像形成装置であって、指定された印刷部数が多過ぎた場合に、印刷部数を変更するためのユーザの負担を軽減する画像形成装置を提供することを副次的な目的とする。
前記目的を達成するため、第1発明は、画像形成装置に対して制御コマンド及び印刷データを送信するデータ処理装置であって、各部の動作を制御する主制御部と、前記画像形成装置と通信を実行する通信部と、前記画像形成装置に対する指示が入力される入力部と、画像を表示する表示部と、前記制御コマンド及び前記印刷データを生成する印刷データ生成部と、前記通信部による通信を制御する通信制御部と、前記表示部の表示動作を制御する表示制御部と、前記印刷データを含むデータを格納する記憶部とを有し、前記主制御部は、前記印刷データ生成部に、前記印刷データの印刷部数を指定する印刷部数データを含む設定データを前記印刷データに付加させて、前記通信制御部に、当該設定データが付加された印刷データを前記画像形成装置に送信させた場合に、少なくとも前記画像形成装置から前記印刷データの印刷処理の終了を表す印刷終了通知を受信するまで、前記印刷部数データを含む前記設定データを前記記憶部に保存させておくとともに、前記表示制御部に対して、印刷部数の変更を指示するための印刷部数変更画面として、前記印刷データの印刷処理の中断を指示する中断ボタンを含み、かつ、前記記憶部に保存された前記設定データの前記印刷部数データによって指定された印刷部数を含む前記印刷データの設定が前記入力部によって変更可能に表示された画面を前記表示部に表示させ、さらに、前記印刷部数変更画面の表示後に、前記印刷部数変更画面で前記印刷データの印刷部数の変更が指示された場合で、かつ、指定された印刷部数分の印刷処理がすでに終了しているときに、前記表示制御部に対して、指定された印刷部数分の印刷処理が終了していることを表す印刷済みの通知画面を前記表示部に表示させ、一方、前記印刷部数変更画面の表示後に、前記印刷部数変更画面からの入力操作によって、前記画像形成装置に送信された前記印刷データの印刷処理を中断した場合で、かつ、その後に、前記中断ボタンが連続して押下されたときに、前記印刷処理のキャンセルを実行する構成とする。
また、第2発明は、画像形成装置に対して制御コマンド及び印刷データを送信するデータ処理装置であって、各部の動作を制御する主制御部と、前記画像形成装置と通信を実行する通信部と、前記画像形成装置に対する指示が入力される入力部と、画像を表示する表示部と、前記制御コマンド及び前記印刷データを生成する印刷データ生成部と、前記通信部による通信を制御する通信制御部と、前記表示部の表示動作を制御する表示制御部と、前記印刷データを含むデータを格納する記憶部とを有し、前記主制御部は、前記印刷データ生成部に、前記印刷データの印刷部数を指定する印刷部数データを含む設定データを前記印刷データに付加させて、前記通信制御部に、当該設定データが付加された印刷データを前記画像形成装置に送信させた場合に、少なくとも前記画像形成装置から前記印刷データの印刷処理の終了を表す印刷終了通知を受信するまで、前記印刷部数データを含む前記設定データを前記記憶部に保存させておくとともに、前記表示制御部に対して、印刷部数の変更を指示するための印刷部数変更画面として、前記印刷データの印刷部数を指定するためのテンキーを含み、かつ、前記記憶部に保存された前記設定データの前記印刷部数データによって指定された印刷部数を含む前記印刷データの設定が前記入力部によって変更可能に表示された画面を前記表示部に表示させ、さらに、前記印刷部数変更画面の表示後に、前記印刷部数変更画面で前記印刷データの印刷部数の変更が指示された場合で、かつ、指定された印刷部数分の印刷処理がすでに終了しているときに、前記表示制御部に対して、指定された印刷部数分の印刷処理が終了していることを表す印刷済みの通知画面を前記表示部に表示させ、一方、前記印刷部数変更画面の表示後に、前記印刷部数変更画面からの入力操作によって、前記画像形成装置に送信された前記印刷データの印刷処理を中断した場合で、かつ、その後に、前記テンキーによって印刷部数として0部が指定されたときに、前記印刷処理のキャンセルを実行する構成とする。
第1発明又は第2発明に係るデータ処理装置は、印刷データに印刷部数データを含む設定データを付加して画像形成装置に送信した場合に、少なくとも画像形成装置から印刷終了通知を受信するまで、印刷部数データを含む設定データを記憶部に保存させておく。そして、第1発明又は第2発明に係るデータ処理装置は、記憶部に保存された設定データに基づいて、印刷部数変更画面として、印刷部数データによって指定された印刷部数を含む印刷データの設定が変更可能に表示された画面を表示部に表示させる。
第1発明又は第2発明に係るデータ処理装置は、印刷部数を含む印刷データの設定が変更可能に表示された印刷部数変更画面を表示部に表示する。そのため、ユーザは、印刷部数を変更する場合に、印刷部数変更画面に表示された設定に基づいて各印刷設定項目に対して好適な設定を判断することができ、これにより、過去の印刷設定を記憶しておく必要がなくなり、また、印刷設定を手作業で入力する必要もなくなる。よって、第1発明又は第2発明に係るデータ処理装置は、印刷部数を変更するためのユーザの負担を軽減することができる。
また、第発明は、データ処理装置によって生成された印刷データに基づいて画像を形成する画像形成装置であって、各部の動作を制御する主制御部と、前記データ処理装置と通信を実行する通信部と、前記データ処理装置から受信される設定データを含む前記印刷データ及び制御コマンドを格納する記憶部と、前記印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷部と、前記データ処理装置に対する通知を生成して、前記通信部を介して送信する通知部とを有し、前記主制御部は、前記データ処理装置から印刷部数を指定する印刷部数データを含む設定データが付加された前記印刷データを受信した場合に、前記印刷データを記憶部に格納させるとともに、前記印刷データに基づいて前記印刷部に印刷部数分の印刷処理を実行させ、前記印刷データの印刷処理の実行中に、前記データ処理装置から前記印刷データの印刷処理の中断を指示する印刷中断コマンドを受信した場合に、前記印刷データの印刷処理を中断して、印刷済みの印刷部数を含む中断時点での履歴データを前記記憶部に格納させ、その後に、前記印刷データの印刷部数の変更を指示する印刷部数変更コマンドを受信した場合に、当該履歴データと当該印刷部数変更コマンドとに基づいて、未処理な印刷部数を特定し、さらに、指定された印刷部数分の印刷処理が終了しているか否かを判定し、指定された印刷部数分の印刷処理が終了していないときに、前記印刷部に未処理な印刷部数分の前記印刷データの印刷処理を実行させ、一方、指定された印刷部数分の印刷処理がすでに終了しているときに、前記印刷データの印刷処理をキャンセルして、指定された印刷部数分の印刷処理が終了していることを表す印刷済みのメッセージデータを前記データ処理装置に送信し、さらに、前記データ処理装置から前記印刷中断コマンドを連続して受信した場合、又は、前記データ処理装置から前記印刷中断コマンド及び印刷部数としてゼロを指定する前記印刷部数変更コマンドを順次受信した場合に、前記データ処理装置から受信された前記印刷データの印刷処理をキャンセルして、前記通知部に、印刷処理がキャンセルされたことを表す印刷キャンセルの通知を前記データ処理装置へ送信させる構成とする。
また、第4発明は、データ処理装置によって生成された印刷データに基づいて画像を形成する画像形成装置であって、各部の動作を制御する主制御部と、前記データ処理装置と通信を実行する通信部と、前記データ処理装置から受信される設定データを含む前記印刷データ及び制御コマンドを格納する記憶部と、前記印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷部と、前記データ処理装置に対する通知を生成して、前記通信部を介して送信する通知部とを有し、前記主制御部は、前記データ処理装置から印刷部数を指定する印刷部数データを含む設定データが付加された前記印刷データを受信した場合に、前記印刷データを記憶部に格納させるとともに、前記印刷データに基づいて前記印刷部に印刷部数分の印刷処理を実行させ、前記印刷データの印刷処理の実行中に、前記データ処理装置から前記印刷データの印刷処理の中断を指示する印刷中断コマンドを受信した場合に、前記印刷データの印刷処理を中断して、印刷済みの印刷部数を含む中断時点での履歴データを前記記憶部に格納させ、その後に、前記印刷データの印刷部数の変更を指示する印刷部数変更コマンドを受信した場合に、当該履歴データと当該印刷部数変更コマンドとに基づいて、未処理な印刷部数を特定し、さらに、指定された印刷部数分の印刷処理が終了しているか否かを判定し、指定された印刷部数分の印刷処理が終了していないときに、前記印刷部に未処理な印刷部数分の前記印刷データの印刷処理を実行させ、一方、指定された印刷部数分の印刷処理がすでに終了しているときに、前記印刷データの印刷処理をキャンセルして、指定された印刷部数分の印刷処理が終了していることを表す印刷済みのメッセージデータを前記データ処理装置に送信し、さらに、前記データ処理装置から前記印刷データの印刷部数として0部を指定するデータを受信した場合に、前記データ処理装置から受信された前記印刷データの印刷処理をキャンセルする構成とする。
お、第3発明又は第4発明に係る画像形成装置は、好ましくは、さらに、前記印刷データの印刷処理が中断した場合に、前記通知部に、印刷中断通知をデータ処理装置へ送信させ、一方、前記印刷データの印刷処理が終了した場合に、前記通知部に、印刷終了通知を前記データ処理装置へ送信させる構成にするとよい。
第3発明又は第4発明に係る画像形成装置は、データ処理装置から印刷処理の中断を指示する印刷中断コマンド及び印刷データに対する印刷部数の変更を指示する印刷部数変更コマンドを順次受信した場合に、自動的に、印刷した印刷部数をカウントして、不足している印刷部数があるか否かを判断し、印刷部数が不足している場合に、何部不足しているのかを特定して、未処理な印刷部数分の印刷処理を実行する。そのため、ユーザは、印刷設定を変更する必要がなくなる。よって、第3発明又は第4発明に係る画像形成装置は、印刷部数を変更するためのユーザの負担を軽減することができる。
また、第発明は、画像形成装置と通信を実行する通信部と、前記画像形成装置に対する指示が入力される入力部と、画像を表示する表示部と、データを格納する記憶部とを有し、前記画像形成装置を制御する制御コマンド及び印刷データを生成する印刷データ生成部と、前記通信部による通信を制御する通信制御部と、前記表示部の表示動作を制御する表示制御部として機能するコンピュータに実行させるプログラムであって、前記印刷データ生成部に、前記印刷データの印刷部数を指定する印刷部数データを含む設定データを前記印刷データに付加させて、前記通信制御部に、当該設定データが付加された印刷データを前記画像形成装置に送信させた場合に、少なくとも前記画像形成装置から前記印刷データの印刷処理の終了を表す印刷終了通知を受信するまで、前記印刷部数データを含む前記設定データを前記記憶部に保存させておくとともに、前記表示制御部に対して、印刷部数の変更を指示するための印刷部数変更画面として、前記印刷データの印刷処理の中断を指示する中断ボタンを含み、かつ、前記記憶部に保存された前記設定データの前記印刷部数データによって指定された印刷部数を含む前記印刷データの設定が前記入力部によって変更可能に表示された画面を前記表示部に表示させ、さらに、前記印刷部数変更画面の表示後に、前記印刷部数変更画面で前記印刷データの印刷部数の変更が指示された場合で、かつ、指定された印刷部数分の印刷処理がすでに終了しているときに、前記表示制御部に対して、指定された印刷部数分の印刷処理が終了していることを表す印刷済みの通知画面を前記表示部に表示させ、一方、前記印刷部数変更画面の表示後に、前記印刷部数変更画面からの入力操作によって、前記画像形成装置に送信された前記印刷データの印刷処理を中断した場合で、かつ、その後に、前記中断ボタンが連続して押下されたときに、前記印刷処理のキャンセルを実行させる構成とする。
第5発明に係るプログラムは、第1発明に係るデータ処理装置を実現することができる。
また、第6発明は、画像形成装置と通信を実行する通信部と、前記画像形成装置に対する指示が入力される入力部と、画像を表示する表示部と、データを格納する記憶部とを有し、前記画像形成装置を制御する制御コマンド及び印刷データを生成する印刷データ生成部と、前記通信部による通信を制御する通信制御部と、前記表示部の表示動作を制御する表示制御部として機能するコンピュータに実行させるプログラムであって、前記印刷データ生成部に、前記印刷データの印刷部数を指定する印刷部数データを含む設定データを前記印刷データに付加させて、前記通信制御部に、当該設定データが付加された印刷データを前記画像形成装置に送信させた場合に、少なくとも前記画像形成装置から前記印刷データの印刷処理の終了を表す印刷終了通知を受信するまで、前記印刷部数データを含む前記設定データを前記記憶部に保存させておくとともに、前記表示制御部に対して、印刷部数の変更を指示するための印刷部数変更画面として、前記印刷データの印刷部数を指定するためのテンキーを含み、かつ、前記記憶部に保存された前記設定データの前記印刷部数データによって指定された印刷部数を含む前記印刷データの設定が前記入力部によって変更可能に表示された画面を前記表示部に表示させ、さらに、前記印刷部数変更画面の表示後に、前記印刷部数変更画面で前記印刷データの印刷部数の変更が指示された場合で、かつ、指定された印刷部数分の印刷処理がすでに終了しているときに、前記表示制御部に対して、指定された印刷部数分の印刷処理が終了していることを表す印刷済みの通知画面を前記表示部に表示させ、一方、前記印刷部数変更画面の表示後に、前記印刷部数変更画面からの入力操作によって、前記画像形成装置に送信された前記印刷データの印刷処理を中断した場合で、かつ、その後に、前記テンキーによって印刷部数として0部が指定されたときに、前記印刷処理のキャンセルを実行させる構成とする。
第6発明に係るプログラムは、第2発明に係るデータ処理装置を実現することができる。
第1発明又は第2発明によれば、指定された印刷部数が多過ぎた場合に、印刷部数を変更するためのユーザの負担を軽減するデータ処理装置を提供することができる。
また、第発明又は第4発明によれば、データ処理装置と組み合わせて用いる画像形成装置であって、指定された印刷部数が多過ぎた場合に、印刷部数を変更するためのユーザの負担を軽減する画像形成装置を提供することができる。
また、第発明によれば、第1発明に係るデータ処理装置を実現するプログラムを提供することができる。また、第6発明によれば、第2発明に係るデータ処理装置を実現するプログラムを提供することができる。
実施形態1に係るデータ処理装置及び画像形成装置の構成を示す図である。 実施形態1に係るデータ処理装置の全体動作を示すフローチャート(1)である。 実施形態1に係るデータ処理装置の全体動作を示すフローチャート(2)である。 実施形態1に係るデータ処理装置の印刷データ生成・送信時の動作を示すフローチャートである。 実施形態1に係るデータ処理装置の印刷中断コマンド送信時の動作を示すフローチャートである。 実施形態1に係るデータ処理装置の印刷部数変更コマンド送信時の動作を示すフローチャートである。 実施形態1に係る画像形成装置の全体動作を示すフローチャートである。 実施形態1に係る画像形成装置の印刷実行時の動作を示すフローチャートである。 実施形態1に係る画像形成装置の印刷中断時の動作を示すフローチャートである。 実施形態1に係る画像形成装置の印刷データ検索時の動作を示すフローチャートである。 実施形態1に係る画像形成装置の再印刷実行時の動作を示すフローチャート(1)である。 実施形態1に係る画像形成装置の再印刷実行時の動作を示すフローチャート(2)である。 実施形態1に係る画像形成装置の再印刷実行時の動作を示すフローチャート(3)である。 実施形態1に係る画像形成装置の再印刷実行時の動作を示すフローチャート(4)である。 実施形態1に係るデータ処理装置の表示画面例を示す図(1)である。 実施形態1に係るデータ処理装置の表示画面例を示す図(2)である。 実施形態1に係るデータ処理装置の表示画面例を示す図(3)である。 実施形態1に係るデータ処理装置の表示画面例を示す図(4)である。 実施形態1に係るデータ処理装置の表示画面例を示す図(5)である。 実施形態1で用いる設定データの構成例を示す図(1)である。 実施形態1で用いる設定データの構成例を示す図(2)である。 実施形態1で用いる設定データの構成例を示す図(3)である。 実施形態2に係るデータ処理装置及び画像形成装置の構成を示す図である。 実施形態2に係るデータ処理装置の全体動作を示すフローチャートである。 実施形態2に係るデータ処理装置の印刷データ生成・送信時の動作を示すフローチャートである。 実施形態2に係るデータ処理装置の表示画面例を示す図(1)である。 実施形態2に係るデータ処理装置の表示画面例を示す図(2)である。 実施形態2に係るデータ処理装置の表示画面例を示す図(3)である。 実施形態2に係るデータ処理装置の表示画面例を示す図(4)である。 実施形態2に係るデータ処理装置の表示画面例を示す図(5)である。 実施形態2で用いる設定データの構成例を示す図(1)である。 実施形態2で用いる設定データの構成例を示す図(2)である。 実施形態2で用いる設定データの構成例を示す図(3)である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態1]
<データ処理装置及び画像形成装置の構成>
以下、図1を参照して、本実施形態1に係るデータ処理装置及び画像形成装置の構成につき説明する。図1は、本実施形態1に係るデータ処理装置及び画像形成装置の構成を示す図である。
図1に示すように、データ処理装置2と画像形成装置3とは、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等のネットワーク6を介して通信可能に接続されており、画像形成システム1(1a)を構成している。本実施形態1では、一例として、データ処理装置2は、パーソナルコンピュータ(PC)によって構成されており、画像形成装置3は、プリンタによって構成されており、ネットワーク6は、LANによって構成されているものとして説明する。データ処理装置2と画像形成装置3との間のデータの送受信は、LAN6を介して行われる。
まず、データ処理装置2の構成について説明する。
データ処理装置としてのPC2は、制御部21、記憶部22、入力部23、表示部24、及び、通信部26を有している。
制御部21は、PC2の動作を制御する構成要素であり、CPUがROMやHDD等に格納された制御プログラムを実行することにより実現される。制御部21では、PC2全体の動作を管理し、種々のアプリケーションプログラムに共通する利用環境を提供するための基本的なプログラムであるオペレーティングシステム(以下、「OS」と称する)20Aが動作している。また、制御部21では、印刷時に、プリンタ3に印刷処理を実行させるためのプログラムであるプリンタドライバ20Bが動作する。
記憶部22は、各種のデータやプログラムを格納する構成要素であり、RAM、ROM、HDD等によって構成されている。RAMは、例えば、OS20A上での各種のアプリケーションプログラムの実行に必要なデータ等を一時的に記憶する。ROMは、HDDに記憶されたOS20Aを起動させるための起動プログラムが格納されている。HDDは、OS20Aや、プリンタドライバ20Bその他の各種のアプリケーションプログラム及びデータ等を記憶する。
入力部23は、ユーザが各種のデータや指示を入力する構成要素であり、キーボード、マウス等によって構成されている。
表示部24は、各種の画像を表示する構成要素であり、例えばLCD等のディスプレイによって構成されている。
通信部26は、各種のデータ(コマンドを含む)を送受信する構成要素であり、入出力ポートによって構成されている。通信部26は、印刷データ生成部21bによって生成された印刷データや、印刷中断コマンド、印刷部数変更コマンド等をLAN6経由でプリンタ3へ送信する。なお、「印刷中断コマンド」は、実行中の印刷処理の中断をプリンタ3に指示する制御コマンドである。また、「印刷部数変更コマンド」は、印刷データの印刷部数の変更及び印刷処理の再開(再印刷)をプリンタ3に指示する制御コマンドである。
制御部21は、主制御部21a、印刷データ生成部21b、表示制御部21c、及び、通信制御部21dとして機能する。
主制御部21aは、各部の動作を制御する機能手段である。主制御部21aは、印刷データ生成部21bとともに、プリンタドライバ20Bを構成している。
印刷データ生成部21bは、アプリケーションソフトウェアによって作成された文書データから印刷データを生成する、印刷データ生成部として機能する機能手段である。また、印刷データ生成部21bは、実行中の印刷処理の中断をプリンタ3に指示する制御コマンド(印刷中断コマンド)の生成、並びに、印刷データの印刷部数の変更及び印刷処理の実行をプリンタ3に指示する制御コマンド(印刷部数変更コマンド)の生成も行う。
表示制御部21cは、表示部24の表示動作を制御する機能手段である。
通信制御部21dは、通信部26による外部装置(ここでは、プリンタ3)との間でのデータ(コマンドを含む)の送受信を制御する機能手段である。
次に、画像形成装置3の構成について説明する。
画像形成装置としてのプリンタ3は、制御部31、記憶部32、入力部33、表示部34、印刷部35、及び、通信部36を有している。
制御部31は、プリンタ3の動作を制御する構成要素であり、CPUがROM等に格納された制御プログラムを実行することにより実現される。
記憶部32は、各種のデータやプログラムを格納する構成要素であり、RAM、ROM、フラッシュメモリ等によって構成されている。
入力部33は、ユーザが各種のデータ等を入力する構成要素であり、操作キーによって構成されている。
表示部34は、各種の画像を表示する構成要素であり、例えばLCD等のディスプレイによって構成されている。
印刷部35は、印刷処理を実行する構成要素である。
通信部36は、各種のデータを送受信する構成要素であり、入出力ポートによって構成されている。通信部36は、LAN6を経由してPC2から各種のデータやコマンド(例えば、印刷データや、印刷中断コマンド、印刷部数変更コマンド等)を受信する。なお、受信された各種のデータやコマンドは、記憶部32に格納される。
制御部31は、主制御部31a、解析部31b、編集展開部31c、印刷制御部31d、通知部31e、及び、通信制御部31fとして機能する。
主制御部31aは、各部の動作を制御する機能手段である。主制御部31aは、例えば、通信部36で実行される各種データやコマンドの送受信処理、解析部31bで実行される解析処理、編集展開部31cで実行される編集処理及び展開(ラスタライズ)処理、印刷制御部31dで実行されるスケジューリング処理を、それぞれ制御する。なお、「スケジューリング処理」とは、印刷処理の実行順序を調整する処理を意味している。
解析部31bは、PC2から送信されかつ通信部36で受信されて記憶部32に格納されたデータやコマンド(具体的には、印刷データや、印刷中断コマンド、印刷部数変更コマンド等)を解析する。
編集展開部31cは、印刷データを編集し、展開(ラスタライズ)して、描画内容がドットパタン化されたラスタデータを生成する。
印刷制御部31dは、編集展開部31cで生成されたラスタデータの印刷順序をスケジューリングし、その順序でラスタデータを印刷部35に出力して、印刷部35に印刷処理を実行させる。
通知部31eは、通信部36で受信された印刷部数変更コマンドの設定内容が印刷データに反映されたか否かを結果情報としてPC2に通知する。
<データ処理装置及び画像形成装置の動作>
以下、図2A及び図2Bを参照して、本実施形態1に係るデータ処理装置の動作につき説明し、さらに、図6を参照して、画像形成装置の動作につき説明する。図2A及び図2Bは、それぞれ、実施形態1に係るデータ処理装置の全体動作を示すフローチャートである。また、図6は、実施形態1に係る画像形成装置の全体動作を示すフローチャートである。
なお、各装置の動作は、各装置の記憶部に読み出し自在に予め格納されたプログラムによって規定されており、各装置の制御部によって実現する。また、装置間の通信は、受信側の装置が通信によって受信されたデータを記憶部に一旦格納し、その後に、データを記憶部から読み出すことによって、行われる。また、各データは、記憶部に読み出し自在に一旦格納されてから、その後の処理を行う所要の構成要素に出力される。以下、これらの点については、情報処理では常套手段であるので、その詳細な説明を省略する。
(データ処理装置の動作)
まず、データ処理装置としてのPC2の動作につき説明する。
PC2は、ユーザが、PC2を操作して、アプリケーションソフトウェアによって作成された文書データの印刷を指示することにより、一連の処理を開始する。
まず、図2A及び図2Bに示すように、PC2は、ユーザが文書データの印刷を指示するためにキーボード23を操作すると、OS20Aが、その操作を検出し(S105)、これに応答して、プリンタドライバ20Bを起動させる(S110)。
プリンタドライバ20Bの主制御部21aは、プリンタドライバ20Bが起動すると、例えば図11に示す印刷設定画面101を表示部24に表示させる(S115)。具体的には、主制御部21aは、印刷設定画面101の表示要求を表示制御部21cに出力する。表示制御部21cは、主制御部21aから表示要求が入力されると、記憶部22から印刷設定画面101を表示させるための画像データを読み出し、その画像データを表示部24に出力して、表示部24に印刷設定画面101を表示させる。以下、表示部24に各種の画面を表示させる場合の主制御部21a及び表示制御部21cの動作は、同様であるので、説明を省略する。
図11は、実施形態1に係るデータ処理装置の表示画面例を示す図であり、印刷設定画面101の構成例を示している。「印刷設定画面101」は、文書データの印刷を指示するためのダイアログボックスである。図11に示す例では、印刷設定画面101は、OKボタン101aや、キャンセルボタン101b、所望の印刷部数を入力するための印刷部数入力欄101c等を有している。なお、印刷設定画面101は、例えばプリンタ名や印刷範囲等の各印刷設定項目にも、所望の印刷設定を入力することができる。
ユーザは、印刷を指示せずに、そのまま処理を終了する場合に、キャンセルボタン101bを押下する。一方、ユーザは、印刷をプリンタ3に指示する場合に、印刷設定画面101の各印刷設定項目に所望の印刷設定を適宜入力して、OKボタン101aを押下する。ここでは、ユーザは、印刷設定画面101の印刷部数入力欄101cに所望の印刷部数(例えば、「10部」)を入力して、OKボタン101aを押下するものとして説明する。
PC2の主制御部21aは、印刷設定画面101が表示部24に表示されると、ユーザによってキャンセルボタン101bが押下されたか否かを判定する(S120)。S120の判定で、キャンセルボタン101bが押下されたと判定された場合(“Yes”の場合)に、主制御部21aは、一連の処理を終了する。一方、キャンセルボタン101bが押下されていないと判定された場合(“No”の場合)に、主制御部21aは、ユーザによってOKボタン101aが押下されたか否かを判定する(S125)。
S125で、OKボタン101aが押下されたと判定された場合(“Yes”の場合)に、主制御部21aは、印刷設定画面101の各印刷設定項目に入力された印刷設定を受け付ける(S130)。このとき、主制御部21aは、印刷設定画面101の各印刷設定項目に入力された印刷設定(特に、図11に示す印刷部数入力欄101cに入力された印刷部数)の値を印刷設定データとして記憶部22に保存する。以下、印刷部数の値を表すデータを特に「印刷部数データ」と称する。なお、記憶部22には、予め、コンピュータ名や、IPアドレス、ポート名等の印刷設定データが保存されている。これら印刷部数データを含む印刷設定データは、印刷データや、印刷中断コマンド、印刷部数変更コマンド等を生成する際に用いられる。
一方、S125で、OKボタン101aが押下されていないと判定された場合(“No”の場合)に、主制御部21aは、S120及びS125の処理を繰り返す。
S130の後、主制御部21aは、印刷データ生成部21b及び通信制御部21dに「印刷データ生成・送信」処理を実行させて、プリンタ3に印刷を依頼する(S135)。プリンタ3は、図6に示すS305でPC2から印刷データを受信することにより、印刷処理を開始する。S135の詳細を図3に示す。図3は、実施形態1に係るデータ処理装置の印刷データ生成・送信時の動作を示すフローチャートである。
図3に示すように、まず、主制御部21aは、印刷データ生成部21bに印刷データを生成させる(S135a)。具体的には、主制御部21aは、印刷データの生成要求を印刷データ生成部21bに出力する。印刷データ生成部21bは、主制御部21aから印刷データの生成要求が入力されると、文書データから印刷処理に用いる画像データを生成し、画像データに印刷コマンドを付加して印刷データを生成する。なお、「印刷コマンド」は、印刷データに含まれている画像データによって表される画像の印刷をプリンタ3に指示するための制御コマンドである。
主制御部21aは、印刷データが生成されると、記憶部22から印刷設定データ(例えば、印刷部数、コンピュータ名、IPアドレス、ポート名等)を読み出し、ジョブ種類を「印刷」として、印刷データ生成部21bに、印刷設定データを印刷データに付加させる(S135b)。具体的には、主制御部21aは、印刷データへの印刷設定データの付加要求を印刷データ生成部21bに出力する。印刷データ生成部21bは、主制御部21aから印刷データへの印刷設定データの付加要求が入力されると、印刷データに例えば図16に示す印刷データ付加用設定データ201を付加する。ここでは、印刷データ生成部21bは、印刷データに例えば印刷部数を「10部」とする設定データ201を付加するものとして説明する。以下、設定データ201が付加された印刷データも、単に「印刷データ」と称する。
なお、図16は、実施形態1で用いる設定データの構成を示す図である。図16は、設定データ201として、ジョブ種別や、印刷部数、コンピュータ名、IPアドレス、ポート名等の設定項目と、各設定項目に対応する値とを示している。
S135bの後、主制御部21aは、通信制御部21dに、印刷データをプリンタ3へ送信させる(S135c)。このとき、通信制御部21dは、印刷データを通信部26からLAN6を経由してプリンタ3へ送信する。プリンタ3は、PC2から印刷データを受信すると、印刷データにジョブIDを付与し、そのジョブIDをPC2に通知する。この後、処理は、図2Aに示すS136に進む。
図2Aに示すように、S135(厳密には、S135c)の後、PC2の主制御部21aは、プリンタ3からジョブIDを受信する(S136)。すると、主制御部21aは、そのジョブIDをS130で記憶部22に格納された印刷部数データを含む印刷設定データと対応付けて記憶部22に格納させる。記憶部22に格納されたジョブIDは、図2Bに示すS170で印刷中断コマンドをプリンタ3に送信する際に、又は、図2Bに示すS190で印刷部数変更コマンドをプリンタ3に送信する際に、印刷中断コマンド又は印刷部数変更コマンドに付加される設定データ202,203(図17及び図18参照)の生成に用いられる。なお、ここでは、ジョブIDは、プリンタ3によって生成されたIDを用いるものとして説明するが、PC2がIDを生成し、そのIDを用いるようにしてもよい。
この後、主制御部21aは、例えば図12に示す印刷部数変更画面111を表示部24に表示させる(S140)。図12は、実施形態1に係るデータ処理装置の表示画面例を示す図であり、印刷部数変更画面111の構成例を示している。「印刷部数変更画面111」は、印刷部数の変更を指示するためのダイアログボックスである。印刷部数変更画面111は、好ましくは、所定の操作を行うことにより、表示部24の隅の部分(例えば、サイドバー)に縮小して格納表示できる構成にするとよい。図12に示す例では、印刷部数変更画面111は、中断ボタン111aや、OKボタン111b、キャンセルボタン111c、所望の印刷部数を入力するための印刷部数入力欄111d等を有している。なお、印刷部数入力欄111dは、S140の直後の段階では、値が入力できず、図2Bに示すS170(「印刷中断コマンド送信(印刷中断依頼)」処理)で印刷中断コマンドがプリンタ3に送信された場合に、値が入力できるように規定されているものとして説明する。
印刷部数変更画面111は、プリンタ3へ送信された印刷データ(好ましくは、最新の印刷データ)に対する印刷処理の中断、印刷部数の変更、又は、印刷指示のキャンセル(ジョブキャンセル)を指示することが可能である。印刷部数変更画面111は、プリンタ3で印刷処理が実行されている間、表示され続け、印刷が終了すると、自動的に閉じる(消える)。なお、印刷部数変更画面111は、キャンセルボタン111cが押下された場合にも、閉じる。印刷部数変更画面111は、好ましくは、図12に示すように、変更前の設定と変更後の設定とを対比して示す構成となっているとよい。
ユーザは、S140で印刷部数変更画面111が表示部24に表示されると、印刷部数を変更せずに、プリンタ3にそのまま印刷処理を実行させる場合に、図12に示すキャンセルボタン111c又はOKボタン111bを押下する。一方、ユーザは、印刷部数を変更する場合に、図12に示す中断ボタン111aを押下して、プリンタ3に実行中の印刷処理を中断させる。なお、プリンタ3は、S135でPC2から送信された印刷データを受信することにより、印刷処理を開始し、印刷処理が終了すると、印刷終了通知をPC2に送信する。
そこで、主制御部21aは、まず、印刷部数変更画面111が表示部24に表示されると、プリンタ3からの印刷終了通知が受信されたか否かを判定する(S145)。S145の判定で、印刷終了通知が受信された場合(“Yes”の場合)に、主制御部21aは、S130で記憶部22に保存された印刷部数データを消去させ(S149)、印刷終了を表す通知画面(図示せず)を表示部24に表示(好ましくは、一定時間表示)させて(S150)、一連の処理を終了する。一方、印刷終了通知が受信されない場合(“No”の場合)に、主制御部21aは、ユーザによってキャンセルボタン111cが押下されたか否かを判定する(S155)。
S155の判定で、キャンセルボタン111cが押下されたと判定された場合(“Yes”の場合)に、一連の処理を終了する。一方、キャンセルボタン111cが押下されていないと判定された場合(“No”の場合)に、主制御部21aは、ユーザによってOKボタン111bが押下されたか否かを判定する(S160)。
S160の判定で、OKボタン111bが押下されたと判定された場合(“Yes”の場合)に、一連の処理を終了する。一方、OKボタン111bが押下されていないと判定された場合(“No”の場合)に、主制御部21aは、ユーザによって中断ボタン111aが押下されたか否かを判定する(S165)。
S165の判定で、中断ボタン111aが押下されたと判定された場合(“Yes”の場合)に、処理は、「A1」を介して図2Bに示すS170に進む。一方、中断ボタン111aが押下されていないと判定された場合(“No”の場合)に、主制御部21aは、S145、S155、S160、及び、S165の判定処理を繰り返す。
S165の判定で、中断ボタン111aが押下されたと判定された場合(“Yes”の場合)に、主制御部21aは、印刷データ生成部21bに「印刷中断コマンド送信」処理を実行させて、プリンタ3に印刷処理の中断を依頼する(S170)。S170の詳細を図4に示す。図4は、実施形態1に係るデータ処理装置の印刷中断コマンド送信時の動作を示すフローチャートである。なお、主制御部21aは、S170で「印刷中断コマンド送信」処理が実行されると、図13(a)に示すように、表示部24に表示された印刷部数変更画面111に対して、印刷部数入力欄111dに値が入力できるように画面設定を変更する。
図4に示すように、主制御部21aは、印刷データ生成部21bに印刷中断コマンドに対して設定データを付加させる(S170a)。具体的には、主制御部21aは、印刷中断要求を印刷データ生成部21bに出力する。印刷データ生成部21bは、主制御部21aから印刷中断要求が入力されると、印刷中断コマンドに、例えば図17に示す印刷中断コマンド付加用設定データ202を付加する。以下、設定データ202が付加された印刷中断コマンドも、単に「印刷中断コマンド」と称する。
なお、図17は、実施形態1で用いる設定データの構成を示す図である。図17は、設定データ202として、ジョブ種別や、ジョブID、コンピュータ名、IPアドレス、ポート名等の設定項目と、各設定項目に対応する値とを示している。
S170aの後、主制御部21aは、通信制御部21dに、印刷中断コマンドをプリンタ3へ送信させる(S170b)。この後、処理は、図2Bに示すS175に進む。
この後、ユーザは、プリンタ3に印刷処理を中断させたままの状態で待機させる場合(PC2に印刷部数変更画面111を閉じさせる場合)に、図13(a)に示すキャンセルボタン111c又は中断ボタン111aを押下する。又は、ユーザは、印刷部数を変更する場合に、図13(a)に示す印刷部数入力欄111dに所望の印刷部数を入力して、OKボタン111bを押下する。又は、ユーザは、プリンタ3に印刷指示のキャンセル(ジョブキャンセル)を指示する場合に、図13(a)に示す印刷部数入力欄111dに印刷部数として「0部」を入力して、OKボタン111bを押下する。
そこで、図2Bに示すように、S170(厳密には、S170b)の後、主制御部21aは、印刷中断コマンドがプリンタ3に送信されると、ユーザによってキャンセルボタン111cが押下されたか否かを判定する(S175)。S175の判定で、キャンセルボタン111cが押下されたと判定された場合(“Yes”の場合)に、主制御部21aは、一連の処理を終了する。一方、キャンセルボタン111cが押下されていないと判定された場合(“No”の場合)に、主制御部21aは、ユーザによってOKボタン111bが押下されたか否かを判定する(S180)。
S180の判定で、OKボタン111bが押下されたと判定された場合(“Yes”の場合)に、主制御部21aは、印刷部数変更画面111の各印刷設定項目に入力された印刷設定変更を受け付ける(S185)。このとき、主制御部21aは、記憶部22に保存された印刷部数データを、印刷部数変更画面111の印刷部数入力欄111dに入力された印刷部数データに更新する。すなわち、主制御部21aは、S130で記憶部22に保存された印刷部数データの上に、印刷部数変更画面111の印刷部数入力欄111dに入力された印刷部数データを上書き保存する。ここでは、図2Aに示すS130で受け付けられた印刷設定の印刷部数データの値「10部」を、値「1部」に変更するものとして説明する。
主制御部21aは、印刷部数変更画面111の各印刷設定項目に入力された印刷設定変更を受け付けると、印刷データ生成部21bに「印刷部数変更コマンド送信」処理を実行させて、プリンタ3に印刷部数の変更及び再印刷を依頼する(S190)。S190の詳細を図5に示す。図5は、実施形態1に係るデータ処理装置の印刷部数変更コマンド送信時の動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、主制御部21aは、印刷データ生成部21bに印刷部数変更コマンドに対して設定データを付加させる(S190a)。具体的には、主制御部21aは、印刷部数変更要求を印刷データ生成部21bに出力する。印刷データ生成部21bは、主制御部21aから印刷部数変更要求が入力されると、印刷部数変更コマンドに、例えば図18に示す印刷部数変更コマンド付加用設定データ203を付加する。以下、設定データ203が付加された印刷部数変更コマンドも、単に「印刷部数変更コマンド」と称する。なお、印刷部数変更コマンドは、印刷データと同様の構成のデータ(具体的には、文書データから生成される画像データに、印刷部数の変更及び印刷処理の再開(再印刷)を指示する制御コマンドが付加された、いわば、再印刷データ)に置き換えることも可能である。
なお、図18は、実施形態1で用いる設定データの構成を示す図である。図18は、設定データ203として、ジョブ種別や、ジョブID、印刷部数、コンピュータ名、IPアドレス、ポート名等の設定項目と、各設定項目に対応する値とを示している。なお、ここでは、設定データ203は、プリンタ3に印刷処理させる印刷部数を「10部」から「1部」に変更するために、印刷部数データの値が「1部」に設定されている。
S190aの後、主制御部21aは、通信制御部21dに、印刷部数変更コマンドをプリンタ3へ送信させる(S190b)。この後、処理は、図2Bに示すS195に進む。
ここで、プリンタ3は、S190でPC2から送信された印刷部数変更コマンドを受信すると、印刷部数を変更し、印刷部数が変更されたことを表す設定変更通知をPC2に送信して、印刷処理を再開(再印刷を実行)する。そして、プリンタ3は、印刷処理が終了すると、印刷終了通知をPC2に送信する。
そのため、図2Bに示すように、S190の後、主制御部21aは、プリンタ3から設定変更通知を受信する(S195)。主制御部21aは、プリンタ3から設定変更通知を受信すると、印刷部数が変更されたことを表す通知画面(例えば、図15(b)に示す通知画面115)を表示部24に表示させて(S200)、プリンタ3から印刷終了通知が受信されたか否かを判定する(S205)。
S205の判定で、印刷終了通知が受信されたと判定された場合(“Yes”の場合)に、処理は、「A3」を介して図2Aに示すS149(「印刷部数データ消去」処理)に進む。この場合に、主制御部21aは、S150で「印刷終了表示」処理を実行した後、一連の処理を終了する。一方、S205の判定で、印刷終了通知が受信されない場合(“No”の場合)に、主制御部21aは、S205の判定処理を繰り返す。
S180の判定で、OKボタン111bが押下されていないと判定された場合(“No”の場合)に、主制御部21aは、ユーザによって中断ボタン111aが押下されたか否かを判定する(S210)。
S210の判定で、中断ボタン111aが押下されたと判定された場合(“Yes”の場合)に、主制御部21aは、一連の処理を終了する。一方、S210の判定で、中断ボタン111aが押下されていないと判定された場合(“No”の場合)に、主制御部21aは、S170で印刷中断コマンドを送信してから所定時間経過したか否かを判定する(S215)。
S215の判定で、所定時間経過したと判定された場合(“Yes”の場合)に、主制御部21aは、一連の処理を終了する。一方、所定時間経過していないと判定された場合(“No”の場合)に、主制御部21aは、S175、S180、S210、及び、S215の判定処理を繰り返す。
(画像形成装置の動作)
次に、画像形成装置としてのプリンタ3の動作につき説明する。プリンタ3は、PC2から印刷データを受信すると、印刷データを記憶部32に格納させた後、印刷処理を開始する。そして、プリンタ3は、PC2から印刷中断コマンドを受信した場合に、印刷処理を中断して、中断時点での履歴データを記憶部32に格納させる。その後、プリンタ3は、PC2から印刷部数変更コマンドを受信した場合に、中断時点での履歴データによって表される印刷済みの印刷部数と、印刷部数変更コマンドによって指定された変更後の印刷部数とに基づいて、未処理な印刷部数を特定し、未処理な印刷部数分の印刷処理を実行する。
なお、プリンタ3は、(1)記憶部32に格納された印刷データ(厳密には、印刷データに設定データとして付加されている印刷部数データ)によって指定された変更前の印刷部数と、(2)中断時点での履歴データによって表される印刷済みの印刷部数と、(3)印刷部数変更コマンドによって指定された変更後の印刷部数との、3種類の印刷部数の関係によって、動作が変化する。PC2は、このプリンタ3の動作の変化に対応して、表示部24に表示される画面のパターンが例えば図13〜図15に示すように変化する。この画面のパターンの変化については、「データ処理装置の表示画面例」の章で説明する。
ここでは、PC2が、図2Aに示すS135で「印刷データ生成・送信(印刷依頼)」処理を実行し、プリンタ3が、そのS135の処理でPC2から送信された印刷データを受信することにより、一連の処理を開始するものとして説明する。
まず、図6に示すように、プリンタ3は、通信部36によってPC2から印刷データが受信される(S305)と、主制御部31aが、印刷制御部31dに、印刷処理を実行させる(S310)。S310の詳細を図7に示す。図7は、実施形態1に係る画像形成装置の印刷実行時の動作を示すフローチャートである。
図7に示すように、プリンタ3は、まず、主制御部31a(又は、通信制御部31f)が、PC2から受信された印刷データに対してジョブIDを付与(設定)して、その印刷データを記憶部32に格納させる(S310a)。そして、主制御部31aは、通信制御部31fに、印刷データに付与したジョブIDをPC2へ通知(送信)させる(S310b)。
次に、主制御部31aは、解析部31bに、印刷データを解析させて、印刷部数を特定させる(S310c)。具体的には、主制御部31aは、記憶部32に格納された印刷データの解析要求を解析部31bに出力する。解析部31bは、主制御部31aから解析要求が入力されると、記憶部32から印刷データを読み出し、読み出された印刷データを解析して、印刷データに設定データとして付加されている印刷部数データに基づいて印刷すべき印刷部数等を特定し、解析結果として印刷部数等を主制御部31aに出力する。ここでは、印刷データに付加されている印刷部数データには、印刷部数の値として「10部」が指定されているものとする。そのため、解析部31bは、解析結果として、この印刷部数の値である「10部」を主制御部31aに出力する。以下、この印刷データに付加されている印刷部数データによって指定された印刷部数を「変更前の印刷部数」と称する。主制御部31aは、解析部31bから解析結果として変更前の印刷部数の値が入力されると、変更前の印刷部数の値を記憶部32に格納させる。また、主制御部31aは、印刷すべき印刷部数の値として変更前の印刷部数の値を記憶部32に格納させる。
主制御部31aは、解析部31bから解析結果が入力されると、編集展開部31cに、印刷データの編集処理及び展開処理を実行させる(S310d)。具体的には、主制御部31aは、印刷データの編集及び展開要求を編集展開部31cに出力する。このとき、主制御部31aは、印刷データに設定されている印刷部数分(すなわち、10部分)、印刷データの編集処理及び展開処理を繰り返すように編集展開部31cに要求する。編集展開部31cは、印刷データの編集及び展開要求が入力されると、印刷データを編集(すなわち、描画内容を中間言語に変換する処理を実行)し、展開(すなわち、中間言語に変換された描画内容をドットパタンに変換する処理を実行)して、ラスタデータを生成し、生成したラスタデータを記憶部32に格納させる。
主制御部31aは、ラスタデータが記憶部32に格納されると、印刷制御部31dにラスタデータをスケジューリング(すなわち、印刷処理の実行順序を調整する処理を実行)させる(S310e)。そして、主制御部31aは、印刷制御部31dにラスタデータを印刷部35へ出力させる(S310f)。これにより、印刷部35が、ラスタデータに基づいて印刷処理を実行する。この後、処理は、図6に示すS315に進む。
図6に示すように、S310(厳密には、S310f)の後、主制御部31aは、印刷処理が終了したか否かを判定する(S315)。
S315の判定で、印刷処理が終了したと判定された場合(“Yes”の場合)に、主制御部31aは、記憶部32の所定の記憶領域に格納されている、印刷済みの履歴データ(図示せず)を更新する(S320)。なお、「印刷済みの履歴データ」とは、印刷処理が実行された印刷データの履歴を表すデータを意味している。
主制御部31aは、印刷済みの履歴データを更新すると、通知部31e及び通信制御部31fに、印刷終了通知をPC2へ送信させる(S325)。具体的には、主制御部31aは、通知部31e及び通信制御部31fに印刷終了通知の送信要求を出力する。この送信要求に応答して、通知部31eが、印刷終了通知として、印刷が終了した旨を表すメッセージデータを生成し、通信制御部31fが、生成されたメッセージデータを通信部36からLAN6を経由してPC2へ送信する。
S325の後、主制御部31aは、記憶部32から印刷処理が実行された印刷データを消去して(S330)、一連の処理を終了する。
S315の判定で、印刷処理が終了していないと判定された場合(“No”の場合)に、主制御部31aは、印刷中断コマンドが受信されたか否かを判定する(S335)。S335の判定は、PC2が図2Bに示すS170で印刷中断コマンドを送信した場合に、“Yes”となる。S335の判定で、印刷中断コマンドが受信されたと判定された場合(“Yes”の場合)に、処理は、S340に進む。一方、印刷中断コマンドが受信されていないと判定された場合(“No”の場合)に、主制御部31aは、S315及びS335の判定処理を繰り返す。
S335の判定で、印刷中断コマンドが受信されたと判定された場合(“Yes”の場合)に、主制御部31aは、印刷制御部31dに実行中の印刷処理を中断させる(S340)。S340の詳細を図8に示す。図8は、実施形態1に係る画像形成装置の印刷中断時の動作を示すフローチャートである。
図8に示すように、プリンタ3は、まず、主制御部31a(又は、通信制御部31f)が、PC2から受信された印刷中断コマンドを記憶部32に格納させる(S340a)。なお、このとき、主制御部31aは、印刷中断コマンドに対してジョブIDを付与する。この印刷中断コマンドに付与されたジョブIDは、S340bで印刷中断コマンドが解析された際に判明する、印刷データに付与されたジョブIDと対応付けられ、その対応関係を表すデータが記憶部32に格納される。
次に、主制御部31aは、解析部31bに、印刷中断コマンドを解析させて、処理を中断すべき印刷データを特定させる(S340b)。具体的には、主制御部31aは、記憶部32に格納された印刷中断コマンドの解析要求を解析部31bに出力する。解析部31bは、主制御部31aから解析要求が入力されると、記憶部32から印刷中断コマンドを読み出し、読み出された印刷中断コマンドを解析して、処理を中断すべき印刷データに付与されたジョブIDを特定し、解析結果としてそのジョブIDを主制御部31aに出力する。
次に、主制御部31aは、記憶部32から印刷中断コマンドによって特定された印刷データ(以下、「該当する印刷データ」と称する)を検索するために、「印刷データ検索」処理を実行する(S340c)。S340cの詳細を図9に示す。図9は、実施形態1に係る画像形成装置の印刷データ検索時の動作を示すフローチャートである。
図9に示すように、主制御部31aは、記憶部32から、記憶部32に格納されている1件分の印刷データを読み出し(S341a)、印刷データが読み出せたか否かを判定する(S341b)。
S341bの判定で、読み出せた場合(“Yes”の場合)に、主制御部31aは、読み出された印刷データと印刷中断コマンドによって特定された処理を中断すべき印刷データとのホストデータ(ジョブID(又は、コンピュータ名、IPアドレス、ポート名等))が一致するか否かを判定する(S341c)。
S341cの判定で、ホストデータが一致すると判定された場合(“Yes”の場合)に、主制御部31aは、該当する印刷データが記憶部32にある(存在する)と判定し、検索結果をOKと見なす(S341d)。この後、処理は、図8に示すS340dに進む。
一方、S341cの判定で、ホストデータが一致しないと判定された場合(“No”の場合)に、処理は、S341aに戻る。その結果、主制御部31aは、S341aで記憶部32から次の印刷データを読み出し、S341bで読み出された次の印刷データと印刷中断コマンドによって特定された処理を中断すべき印刷データとのホストデータが一致するか否かを判定する。そして、主制御部31aは、最終的に一致する印刷データが記憶部32に存在しない場合(すなわち、S341bで“No”と判定された場合)に、該当する印刷データが記憶部32にない(存在しない)と判定し、検索結果をNGと見なす(S341e)。この後、処理は、図8に示すS340dに進む。
図8に示すように、S340c(「印刷データ検索」処理)の後、主制御部31aは、検索結果がOKであるか否か(すなわち、該当する印刷データが記憶部32にあるか否か)を判定する(S340d)。
S340dの判定で、検索結果がOKであると判定された場合に、すなわち、該当する印刷データが記憶部32にあると判定された場合(“Yes”の場合)に、主制御部31aは、該当する印刷データの印刷処理が現在実行中であるか否かを判定する(S340e)。一方、検索結果がNGであると判定された場合に、すなわち、該当する印刷データが記憶部32に存在しないと判定された場合(“No”の場合)に、処理は、図6に示すS345に進む。
S340eの判定で、該当する印刷データの印刷処理が現在実行中であると判定された場合(“Yes”の場合)に、主制御部31aは、印刷制御部31dに実行中の印刷処理を中断させる(S340f)。具体的には、主制御部31aは、印刷中断要求を印刷制御部31dに出力する。印刷制御部31dは、主制御部31aから印刷中断要求が入力されると、印刷部35へのラスタデータの出力を中断する。これにより、印刷部35は、実行中の印刷処理を中断する。この後、処理は、図6に示すS345に進む。
図6に示すように、S340の後、主制御部31aは、記憶部32の所定の記憶領域に格納されている、印刷中断の履歴データ(図示せず)を更新する(S345)。このとき、印刷中断の履歴データには、印刷処理が中断された時点ですでに実行された印刷部数(以下、「印刷済みの印刷部数」と称する)の値が格納される。なお、「印刷中断の履歴データ」とは、印刷処理の実行が中断された印刷データの履歴を表すデータを意味している。
主制御部31aは、印刷中断の履歴データを更新すると、通知部31e及び通信制御部31fに、印刷中断通知をPC2へ送信させる(S350)。具体的には、主制御部31aは、通知部31e及び通信制御部31fに印刷中断通知の送信要求を出力する。この送信要求に応答して、通知部31eが、印刷中断通知として、印刷が中断した旨を表すメッセージデータを生成し、通信制御部31fが、生成されたメッセージデータを通信部36からLAN6を経由してPC2へ送信する。
S350の後、主制御部31aは、S340で印刷処理を中断してから所定時間が経過したか否かを判定する(S355)。
S355の判定で、所定時間が経過したと判定された場合(“Yes”の場合)に、主制御部31aは、図7に示すS310aで記憶部32に格納された印刷データを消去して(S360)、一連の処理を終了する。一方、所定時間が経過していないと判定された場合(“No”の場合)に、主制御部31aは、PC2から印刷部数変更コマンドが受信されたか否かを判定する(S365)。S365の判定は、PC2が図2Bに示すS190で印刷部数変更コマンドを送信した場合に、“Yes”となる。
S365の判定で、印刷部数変更コマンドが受信されたと判定された場合(“Yes”の場合)に、主制御部31aは、印刷制御部31dに再印刷を実行させて(S370)、一連の処理を終了する。一方、S365の判定で、印刷部数変更コマンドが受信されていないと判定された場合(“No”の場合)に、主制御部31aは、S355及びS365の判定処理を繰り返す。S370の詳細を図10A〜図10Dに示す。図10A〜図10Dは、それぞれ、実施形態1に係るデータ処理装置の再印刷実行時の動作を示すフローチャートである。
図10A〜図10Dに示すように、プリンタ3は、まず、主制御部31a(又は、通信制御部31f)が、PC2から受信された印刷部数変更コマンドを記憶部32に格納させる(S370a)。なお、このとき、主制御部31aは、印刷部数変更コマンドに対してジョブIDを付与する。この印刷部数変更コマンドに付与されたジョブIDは、S370bで印刷部数変更コマンドが解析された際に判明する、印刷データに付与されたジョブIDと対応付けられ、その対応関係を表すデータが記憶部32に格納される。
次に、主制御部31aは、解析部31bに、印刷部数変更コマンドを解析させて、印刷部数を変更すべき印刷データを特定させる(S370b)。具体的には、主制御部31aは、記憶部32に格納された印刷部数変更コマンドの解析要求を解析部31bに出力する。解析部31bは、主制御部31aから解析要求が入力されると、記憶部32から印刷部数変更コマンドを読み出し、読み出された印刷部数変更コマンドを解析して、印刷部数を変更すべき印刷データ及びその印刷部数等を特定し、解析結果として印刷部数を変更すべき印刷データ及びその印刷部数等を主制御部31aに出力する。以下、この印刷部数変更コマンドによって指定された印刷部数を「変更後の印刷部数」と称する。主制御部31aは、解析部31bから解析結果として変更後の印刷部数の値が入力されると、変更後の印刷部数の値を記憶部32に格納させる。
次に、主制御部31aは、記憶部32から印刷部数変更コマンドによって特定された印刷データ(該当する印刷データ)を検索するために、図9に示す処理と同様の手順で、「印刷データ検索」処理を実行する(S370c)。
S370cの後、主制御部31aは、検索結果がOKであるか否か(すなわち、該当する印刷データが記憶部32にあるか否か)を判定する(S370d)。S370dの判定で、検索結果がOKであると判定された場合に、すなわち、該当する印刷データが記憶部32にあると判定された場合(“Yes”の場合)に、処理は、「B1」を介して図10Bに示すS370eに進む。一方、S370dの判定で、検索結果がOKでないと判定された場合に、すなわち、該当する印刷データが記憶部32に存在しないと判定された場合(“No”の場合)に、主制御部31aは、一連の処理を終了する。
S370dの判定で、検索結果がOKであると判定された場合(“Yes”の場合)に、主制御部31aは、変更後の印刷部数(すなわち、印刷部数変更コマンドによって指定された印刷部数)が変更前の印刷部数(すなわち、印刷データによって指定された印刷部数)よりも少ないか否かを判定する(S370e)。
S370eの判定で、変更後の印刷部数が変更前の印刷部数よりも少ないと判定された場合(“Yes”の場合)に、主制御部31aは、変更後の印刷部数が「0部」でないかを判定する(S370f)。一方、S370eの判定で、変更後の印刷部数が変更前の印刷部数以上であると判定された場合(“No”の場合)に、未処理な印刷があることを意味するため、処理は、S370hに進む。
S370fの判定で、変更後の印刷部数が「0部」でないと判定された場合(“Yes”の場合)に、主制御部31aは、未処理な印刷があるか否かを判定する(S370g)。一方、S370fの判定で、変更後の印刷部数が「0部」であると判定された場合(“No”の場合)に、処理は、「B3」を介して図10Cに示すS370qに進む。
S370gの判定で、未処理な印刷があると判定された場合(“Yes”の場合)に、主制御部21aは、記憶部32に格納された印刷すべき印刷部数の値(図7に示すS310c参照)を、変更前の印刷部数の値(例えば、10部)から変更後の印刷部数の値(例えば、1部)に更新する(S370h)。一方、S370gの判定で、未処理な印刷がないと判定された場合(“No”の場合)に、処理は、「B4」を介して図10Dに示すS370tに進む。
S370hの後、主制御部31aは、図6に示すS345で履歴データとして記憶部32に格納された印刷済みの印刷部数の値と、S370hで更新された印刷すべき印刷部数の値(すなわち、変更後の印刷部数)とを用いて、以下の式(1)により、未処理な印刷部数の値を算出する(S370i)。
未処理な印刷部数=(変更後の印刷部数−印刷済みの印刷部数) …(1)
なお、S370e〜S370iは、「未処理印刷部数特定」処理(S371)を構成している。
S370iの後、主制御部31aは、編集展開部31cに未処理な印刷部数分の印刷データの編集処理及び展開処理を実行させる(S370j)。具体的には、主制御部31aは、印刷データの編集及び展開要求を編集展開部31cに出力する。このとき、主制御部31aは、未処理な印刷部数分、印刷データの編集処理及び展開処理を繰り返すように編集展開部31cに要求する。編集展開部31cは、印刷データの編集及び展開要求が入力されると、印刷データを編集し、展開して、ラスタデータを生成し、生成したラスタデータを記憶部32に格納させる。
主制御部31aは、ラスタデータが記憶部32に格納されると、印刷制御部31dにラスタデータをスケジューリング(すなわち、印刷処理の実行順序を調整する処理を実行)させる(S370k)。そして、主制御部31aは、印刷制御部31dにラスタデータを印刷部35へ出力させる(S370l)。これにより、印刷部35が、ラスタデータに基づいて印刷処理を再開(再印刷を実行)する。
主制御部31aは、印刷処理が再開されると、印刷部数変更コマンドによって指定された設定内容(例えば、印刷部数=「1部」)が印刷データに反映されたことをPC2へ通知するために、通知部31e及び通信制御部31fに、設定変更通知をPC2へ送信させる(S370m)。具体的には、主制御部31aは、通知部31e及び通信制御部31fに設定変更通知の送信要求を出力する。この送信要求に応答して、通知部31eが、設定変更通知として、印刷部数を変更したこと及び印刷処理を再開することを表すメッセージデータ(例えば、「印刷部数が変更されました。印刷を再開します。」というメッセージデータ)を生成し、通信制御部31fが、生成されたメッセージデータを通信部36からLAN6を経由してPC2へ送信する。PC2は、図2Bに示すS195で、このメッセージデータ(設定変更通知)を受信する。PC2は、これに応答して、例えば図13(b)に示す通知画面112を、表示部24上に表示する。
S370mの後、主制御部31aは、印刷処理の再開(再印刷)を実行したことを表す内容となるように、記憶部32の所定の記憶領域に格納されている、印刷済みの履歴データ(図示せず)を更新する(S370n)。主制御部31aは、印刷済みの履歴データを更新すると、図6に示すS325と同様に、通知部31e及び通信制御部31fに、印刷終了通知をPC2へ送信させる(S370o)。そして、主制御部31aは、記憶部32から印刷処理が実行された印刷データを消去して(S370p)、一連の処理を終了する。
なお、図10Bに示すS370fの判定で、変更後の印刷部数が「0部」であると判定された場合(“No”の場合)に、図10Cに示すように、主制御部31aは、図7に示すS310aで記憶部32に格納された印刷データを消去(破棄)して、図6に示すS305で受信された印刷データによる印刷依頼のキャンセル(ジョブキャンセル)を実行する(S370q)。
主制御部31aは、ジョブキャンセルを実行すると、ジョブキャンセルを実行したことをPC2へ通知するために、通知部31e及び通信制御部31fに、設定変更通知をPC2へ送信させる(S370r)。具体的には、主制御部31aは、通知部31e及び通信制御部31fに設定変更通知の送信要求を出力する。この送信要求に応答して、通知部31eが、設定変更通知として、ジョブキャンセルを実行したことを表すメッセージデータ(例えば、「印刷をキャンセルしました。」というメッセージデータ)を生成し、通信制御部31fが、生成されたメッセージデータを通信部36からLAN6を経由してPC2へ送信する。PC2は、図2Bに示すS195で、このメッセージデータ(設定変更通知)を受信する。PC2は、これに応答して、例えば図14(b)に示す通知画面114を、表示部24上に表示する。
S370rの後、主制御部31aは、印刷データの処理状態が印刷処理の中断状態からジョブキャンセルの状態に変化した旨を表す内容となるように、記憶部32に格納されている印刷中断の履歴データ(図示せず)を更新して(S370s)、一連の処理を終了する。
また、図10Bに示すS370gの判定で、未処理な印刷がないと判定された場合(“No”の場合)に、図10Dに示すように、主制御部31aは、図6に示すS365で受信された印刷部数変更コマンドによる印刷部数の変更及び印刷処理の再開(再印刷)の依頼のキャンセル(以下、「再印刷キャンセル」と称する)を実行する(S370t)。
主制御部31aは、再印刷キャンセルを実行すると、指定された印刷部数分の印刷処理が終了していること(印刷済みであること)及び再印刷キャンセルを実行することをPC2へ通知するために、通知部31e及び通信制御部31fに、設定変更通知をPC2へ送信させる(S370u)。具体的には、主制御部31aは、通知部31e及び通信制御部31fに設定変更通知の送信要求を出力する。この送信要求に応答して、通知部31eが、設定変更通知として、指定された印刷部数分が印刷済みであること及び再印刷キャンセルを実行することを表すメッセージデータ(例えば、「設定された印刷部数は既に印刷済みです。印刷をキャンセルします。」というメッセージデータ)を生成し、通信制御部31fが、生成されたメッセージデータを通信部36からLAN6を経由してPC2へ送信する。PC2は、図2Bに示すS195で、このメッセージデータ(設定変更通知)を受信する。PC2は、これに応答して、例えば図13(c)に示す通知画面113を、表示部24上に表示する。
S370uの後、主制御部31aは、印刷データの処理状態が印刷済みであること及び再印刷キャンセルを実行したことを表す内容となるように、記憶部32に格納されている印刷中断の履歴データ(図示せず)を更新して(S370v)、一連の処理を終了する。
<データ処理装置の表示画面例>
以下、図11〜図15を参照して、データ処理装置としてのPC2の表示画面例につき説明する。図11〜図15は、それぞれ、本実施形態1に係るデータ処理装置の表示画面例を示す図である。
図11は、前記した通り、印刷設定画面101の構成例を示している。PC2は、図2Aに示すS115で、印刷設定画面101を表示部24上に表示する。ユーザは、プリンタ3に印刷を依頼する場合に、印刷設定画面101の各入力欄に所望の値を入力(例えば、印刷部数入力欄101cに「10部」を入力)して、OKボタン101aを押下する。印刷設定画面101は、OKボタン101a又はキャンセルボタン101bを押下することにより、閉じる。この後、表示部24には、印刷部数変更画面111(図12参照)が、表示される。
図12は、前記した通り、印刷部数変更画面111の構成例を示している。PC2は、図2Aに示すS140で、印刷部数変更画面111を表示部24上に表示する。ユーザは、印刷部数を変更せずに、プリンタ3にそのまま印刷処理を実行させる場合に、OKボタン111b又はキャンセルボタン111cを押下する。印刷部数変更画面111は、OKボタン111b又はキャンセルボタン111cが押下されることにより、閉じられる。また、ユーザは、印刷部数を変更する場合に、中断ボタン111aを押下して、プリンタ3に実行中の印刷処理を中断させた後、印刷部数入力欄111dに所望の値を入力して、OKボタン111bを押下する。この場合、印刷部数変更画面111は、予め定められた所定のタイミング、例えば、図2Aに示すS145又は図2Bに示すS205でのプリンタ3から印刷終了通知を受信したときのタイミングに合わせて、閉じられる。
プリンタ3は、ユーザが中断ボタン111aを押下することにより印刷処理を中断し、その後に、ユーザが印刷部数入力欄111dに所望の値を入力してOKボタン111bを押下することにより印刷処理を再開(再印刷)する。この後、表示部24には、印刷部数変更画面111の印刷部数入力欄111dに入力された値に応じて、また、プリンタ3での印刷処理の進捗状況に応じて、例えば図13〜図15に示す通知画面112,113,114,115のいずれかが表示(好ましくは、一定時間表示)される。なお、これら通知画面112,113,114,115は、印刷部数変更画面111が表示されている場合には、印刷部数変更画面111の上に重ねて表示される。
図13(a)〜図13(c)は、それぞれ、ユーザが印刷部数入力欄111dに変更後の印刷部数の値として変更前の印刷部数よりも少ない値(例えば「1部」)を入力した場合の表示画面例を示している。この場合に、プリンタ3の主制御部31aは、図10Bに示すS370e(「変更後部数<変更前部数?」の判定処理)で“Yes”と判定し、さらに、図10Bに示すS370f(「変更後部数≠0?」の判定処理)で“Yes”と判定する。そして、プリンタ3の主制御部31aは、図10Bに示すS370gで、未処理な印刷があるか否かを判定する。
S370gの判定で、未処理な印刷があると判定された場合(“Yes”の場合)に、プリンタ3の主制御部31aは、図10Bに示すS370mで、設定変更通知として、印刷部数を変更したこと及び印刷処理を再開することを表すメッセージデータをPC2へ送信する。その結果、PC2は、図2Bに示すS200で、図13(b)に示す通知画面112を表示部24上に表示する。
一方、S370gの判定で、未処理な印刷がないと判定された場合(“No”の場合)に、プリンタ3の主制御部31aは、図10Dに示すS370uで、設定変更通知として、指定された印刷部数分が印刷済みであること及び再印刷キャンセルを実行することを表すメッセージデータをPC2へ送信する。その結果、PC2は、図2Bに示すS200で、図13(c)に示す通知画面113を表示部24上に表示する。
図14(a)及び図14(b)は、それぞれ、ユーザが印刷部数入力欄111dに変更後の印刷部数の値として「0部」を入力した場合の表示画面例を示している。この場合に、プリンタ3の主制御部31aは、図10Bに示すS370e(「変更後部数<変更前部数?」の判定処理)で“Yes”と判定し、さらに、図10Bに示すS370f(「変更後部数≠0?」の判定処理)で“No”と判定する。そして、プリンタ3の主制御部31aは、図10Cに示すS370rで、設定変更通知として、ジョブキャンセルを実行したことを表すメッセージデータをPC2へ送信する。その結果、PC2は、図2Bに示すS200で、図14(b)に示す通知画面114を表示部24上に表示する。
図15(a)及び図15(b)は、それぞれ、ユーザが印刷部数入力欄111dに変更後の印刷部数の値として変更前の印刷部数以上の値(例えば「20部」)を入力した場合の表示画面例を示している。この場合に、プリンタ3の主制御部31aは、図10Bに示すS370e(「変更後部数<変更前部数?」の判定処理)で“No”と判定する。そして、プリンタ3の主制御部31aは、図10Bに示すS370mで、設定変更通知として、印刷部数を変更したこと及び印刷処理を再開することを表すメッセージデータをPC2へ送信する。その結果、PC2は、図2Bに示すS200で、図15(b)に示す通知画面115を表示部24上に表示する。
このように、本実施形態1に係るデータ処理装置としてのPC2は、印刷データをプリンタ3に送信した場合に、印刷部数変更画面111を表示部24に表示する。そのため、ユーザは、印刷部数を変更する場合に、印刷部数変更画面111に表示された設定に基づいて各印刷設定項目に対して好適な設定を判断することができるため、過去の印刷設定を記憶しておく必要がなくなり、また、印刷設定を手作業で入力する必要もなくなる。よって、このデータ処理装置は、印刷部数を変更するためのユーザの負担を軽減することができる。
なお、従来のデータ処理装置は、印刷ジョブをキャンセルする場合に、キャンセルすべきジョブIDの指定に手間取ることがあり、ジョブキャンセルを実行できないことがあった。
すなわち、従来のデータ処理装置は、ユーザが印刷指示をキャンセルする場合に、画像形成装置から受信されたジョブIDを表示部に表示して、キャンセルすべきジョブIDをユーザに指定させている。このとき、ジョブが複数存在していれば、複数のジョブIDが一覧表示される。その数が多い場合に、ユーザはキャンセルすべきジョブIDを見つけるのに手間取り、ユーザがキャンセルすべきジョブIDを見つけている間に、また、たとえ見つけることができたとしても、ユーザがキャンセルすべきジョブIDを所定の手順で選択している間に、印刷処理が終了してしまうことがあった。これにより、従来のデータ処理装置は、ジョブキャンセルを実行できないことがあった。特に、近年では、優先度の高いジョブを優先的に印刷する画像形成装置が提案されている。この装置では、ジョブの順番が不順になるため、キャンセルすべきジョブIDを見つけるのに手間取り、その結果、ジョブキャンセルを実行できないケースの増加が想定される。
これに対して、本実施形態1に係るPC2は、印刷データの送信に併せて、印刷部数変更画面111(図12参照)を表示部24上に表示し、ユーザがこの印刷部数変更画面111に表示された中断ボタン111aを押下するだけで印刷処理を中断させることができる。そのため、データ処理装置2は、キャンセルすべきジョブIDを見つけるための手間及びキャンセルすべきジョブIDを選択するための手間の簡易化を図ることができ、これにより、ユーザが短時間でキャンセルすべきジョブIDを指定することができる。そのため、データ処理装置2は、従来のデータ処理装置よりも高い確率でジョブキャンセルを実行することができる。
以上の通り、本実施形態1に係るデータ処理装置によれば、ユーザは、印刷部数を変更する場合に、印刷部数変更画面に表示された設定に基づいて各印刷設定項目に対して好適な設定を判断することができるため、過去の印刷設定を記憶しておく必要がなくなり、また、印刷設定を手作業で入力する必要もなくなる。よって、このデータ処理装置によれば印刷部数を変更するためのユーザの負担を軽減することができる。
また、このデータ処理装置によれば、キャンセルすべきジョブIDを見つけるための手間及びキャンセルすべきジョブIDを選択するための手間の簡易化を図ることができ、これにより、ユーザが短時間でキャンセルすべきジョブIDを指定することができる。そのため、データ処理装置によれば、高い確率でジョブキャンセルを実行することができる。
また、実施形態1に係る画像形成装置によれば、データ処理装置から印刷処理の中断を指示する印刷中断コマンド及び印刷データに対する印刷部数の変更を指示する印刷部数変更コマンドを順次受信した場合に、未処理な印刷部数を特定し、未処理な印刷部数分の印刷処理を実行する。ユーザは、この画像形成装置が自動的に未処理な印刷部数分の印刷処理を実行するため、画像形成装置が印刷した印刷部数をカウントして、不足している印刷部数があるか否かを判断し、不足している場合に、何部不足しているのかを特定して、印刷設定を変更する必要がなくなる。よって、この画像形成装置は、印刷部数を変更するためのユーザの負担を軽減することができる。
[実施形態2]
<データ処理装置及び画像形成装置の構成>
本実施形態2では、データ処理装置がスキャナとして構成されている。
以下、図19を参照して、本実施形態2に係るデータ処理装置及び画像形成装置の構成につき説明する。図19は、本実施形態2に係るデータ処理装置及び画像形成装置の構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態2に係る画像形成システム1(1b)は、データ処理装置としてのスキャナ4と画像形成装置としてのプリンタ3が、LAN等のネットワーク6を介して通信可能に接続された構成となっている。なお、プリンタ3の構成については、実施形態1で既に説明しているので、ここでは、詳細な説明を省略する。
スキャナ4は、実施形態1のPC2と同様に、印刷中断コマンドや印刷部数変更コマンド等の各種のコマンドをプリンタ3に送信する機能が付与されている。
また、スキャナ4は、一般的なスキャナと異なり、プリンタ3から印刷終了通知や設定変更通知等の各種の通知を受信し、その通知を受信することによって表示部(入力表示部43)に表示する画面を切り替える機能が付与されている。
なお、各種の通知は、スキャナ4が、スキャナ4が主体となってプリンタ3から取得する。具体的には、スキャナ4が印刷コマンド(コピーコマンド)や印刷中断コマンド、印刷部数変更コマンド等のコマンドをプリンタ3に送信することにより、プリンタ3がコマンドに対する応答として各種の通知をスキャナ4に送信する。
スキャナ4は、制御部41、記憶部42、入力表示部43、及び、通信部46を有している。制御部41、記憶部42、入力表示部43、及び、通信部46は、それぞれ、実施形態1の制御部21、記憶部22、及び、通信部26に相当する構成要素である。また、入力表示部43は、実施形態1の入力部23及び表示部24の双方の機能を兼ねる構成要素である。
制御部41は、スキャナ4の動作を制御する構成要素であり、CPUがROM等に格納された制御プログラムを実行することにより実現される。
記憶部42は、各種のデータやプログラムを格納する構成要素であり、RAM、ROM等によって構成されている。
入力表示部43は、各種の画像を表示したり、ユーザが各種のデータや指示を入力したりする構成要素であり、タッチパネル型のオペレーションパネルによって構成されている。
通信部46は、各種のデータ(コマンドを含む)を送受信する構成要素であり、入出力ポートによって構成されている。
制御部41は、主制御部41a、画像読取部41b、画像データ変換部41c、表示制御部41d、及び、通信制御部41eとして機能する。
主制御部41a及び通信制御部41eは、それぞれ、実施形態1の主制御部21a及び通信制御部21dに相当する機能手段である。
画像読取部41bは、原稿を光学的に読み取り、原稿の読取画像データを取得(生成)する機能手段である。
画像データ変換部41cは、画像読取部41bで取得された読取画像データをプリンタ3で印刷可能な形式の画像データに変換する機能手段である。この画像データ変換部41cは、変換された画像データに印刷コマンド(コピーコマンド)を付加して印刷データを生成する印刷データ生成部として機能する。また、画像データ変換部41cは、印刷中断コマンドや印刷部数変更コマンド等の各種のコマンドの生成も行う。
表示制御部41dは、実施形態1の表示制御部21cに相当する機能手段であり、入力表示部43の表示動作を制御する。
<データ処理装置及び画像形成装置の動作>
以下、図20及び図2Bを参照して、本実施形態2に係るデータ処理装置(スキャナ4)の動作につき説明する。図20は、実施形態2に係るデータ処理装置の全体動作を示すフローチャートである。
なお、本実施形態2に係るスキャナ4は、図20に示すS165の判定で、中断ボタン111aが押下されたと判定された場合(“Yes”の場合)に、実施形態1に係るPC2と同様に、図2Bに示す処理を実行する。
また、本実施形態2に係る画像形成装置(プリンタ3)の動作は、図6に示す実施形態1に係る画像形成装置(プリンタ3)の動作と同じである。そこで、本実施形態2に係る画像形成装置の動作については、前記した実施形態1に係る画像形成装置の動作をこの実施形態2に係る画像形成装置の動作に読み替えるものとして、詳細な説明を省略する。
(データ処理装置の動作)
スキャナ4は、ユーザが、電源を投入することにより、又は、消費電力を節約するモード時において、ユーザが入力表示部43に触れることにより、一連の処理を開始する。ここでは、スキャナ4には既に原稿がセットされており、プリンタ3では印刷処理が実行されていないものとする。
図20に示すように、本実施形態2に係るスキャナ4の動作は、実施形態1に係るPC2の動作(図2A及び図2B参照)と比較すると、実施形態1に係るPC2がS105〜S135の処理を実行するのに対して、S605〜S620の処理を実行する点で相違する。なお、S165の判定で、中断ボタン111aが押下されたと判定された場合(“Yes”の場合)のスキャナ4の動作は、図2Bに示す実施形態1に係るPC2の動作と同じである。そこで、S165の判定で“Yes”の場合のスキャナ4の動作については、前記した図2Bに示すPC2の動作をスキャナ4の動作に読み替えるものとして、詳細な説明を省略する。
以下、スキャナ4のS605〜S620の処理を重点的に説明する。
まず、図20に示すように、スキャナ4の主制御部41aは、例えば図22に示す初期画面601を入力表示部43に表示させる(S605)。具体的には、主制御部41aは、初期画面601の表示要求を表示制御部41dに出力する。表示制御部41dは、主制御部41aから表示要求が入力されると、記憶部42から初期画面601を表示させるための画像データを読み出し、その画像データを入力表示部43に出力して、入力表示部43に初期画面601を表示させる。以下、入力表示部43に各種の画面を表示させる場合の主制御部41a及び表示制御部41dの動作は、同様であるので、説明を省略する。
図22は、実施形態2に係るデータ処理装置の表示画面例を示す図であり、初期画面601の構成例を示している。「初期画面601」は、スキャナ4にセットされた原稿の画像の印刷(コピー)を指示するためのダイアログボックスである。図22に示す例では、初期画面601は、スタートボタン601aや、テンキー、印刷部数を含む所望の印刷設定を入力するための複数の印刷設定項目(入力欄)等を有している。
ユーザは、スキャナ4にセットされた原稿の画像の印刷(コピー)をプリンタ3に指示する場合に、例えば、初期画面601に表示されたカーソル(黒ライン部分)を移動させて各印刷設定項目の中の所定の項目を選択し、テンキーを操作して所望の印刷設定を適宜入力した後、スタートボタン601aを押下する。ここでは、ユーザは、初期画面601の印刷部数入力欄に所望の印刷部数(例えば、「10部」)を入力して、スタートボタン601aを押下するものとする。
スキャナ4の主制御部41aは、ユーザがスタートボタン601aを押下すると、初期画面601の各印刷設定項目に入力された印刷設定を受け付ける(S610)。このとき、主制御部41aは、初期画面601の各印刷設定項目に入力された印刷設定(特に、図22に示す「部数」入力欄に入力された印刷部数)の値を印刷設定データとして記憶部42に保存する。なお、記憶部42には、予め、スキャナ名や、IPアドレス、ポート名等の印刷設定データが保存されている。これら印刷部数データを含む印刷設定データは、印刷データや、印刷中断コマンド、印刷部数変更コマンド等を生成する際に用いられる。
S610の後、主制御部41aは、画像読取部41bに、原稿を読み取らせて、読取画像データを取得させる(S615)。具体的には、主制御部41aは、原稿の読取要求を画像読取部41bに出力する。画像読取部41bは、主制御部41aから原稿の読取要求が入力されると、原稿を光学的に読み取り、読取画像データを取得し、取得した読み取り画像データを記憶部42に格納する。
主制御部41aは、画像読取部41bによって読取画像データが取得されると、画像データ変換部41c及び通信制御部41eに「印刷データ生成・送信」処理を実行させて、プリンタ3に印刷を依頼する(S620)。プリンタ3は、図6に示すS305でスキャナ4から印刷データを受信することにより、印刷処理を開始する。S620の詳細を図21に示す。図21は、実施形態2に係るデータ処理装置の印刷データ生成・送信時の動作を示すフローチャートである。
図21に示すように、まず、主制御部41aは、画像データ変換部41cに印刷データを生成させる(S620a)。具体的には、主制御部41aは、印刷データの生成要求を画像データ変換部41cに出力する。画像データ変換部41cは、主制御部41aから印刷データの生成要求が入力されると、読取画像データを印刷可能な形式の画像データに変換し、その画像データに印刷コマンド(コピーコマンド)を付加して印刷データを生成する。なお、「コピーコマンド」は、原稿の読取画像の印刷をプリンタ3に指示するための制御コマンドであり、印刷コマンドと実質的に同じである。
主制御部41aは、印刷データが生成されると、記憶部42から印刷設定データ(例えば、印刷部数、スキャナ名、IPアドレス、ポート名等)を読み出し、ジョブ種類を「印刷(コピー)」として、画像データ変換部41cに、印刷設定データを印刷データに付加させる(S620b)。具体的には、主制御部41aは、印刷データへの印刷設定データの付加要求を画像データ変換部41cに出力する。画像データ変換部41cは、主制御部41aから印刷データへの印刷設定データの付加要求が入力されると、印刷データに例えば図27に示す印刷データ付加用設定データ701を付加する。ここでは、画像データ変換部41cは、印刷データに例えば印刷部数を「10部」とする設定データ701を付加するものとして説明する。以下、設定データ701が付加された印刷データも、単に「印刷データ」と称する。
なお、図27は、実施形態2で用いる設定データの構成を示す図である。図27は、設定データ701として、ジョブ種別や、印刷部数、スキャナ名、IPアドレス、ポート名等の設定項目と、各設定項目に対応する値とを示している。
S620bの後、主制御部41aは、通信制御部41eに、印刷データをプリンタ3へ送信させる(S620c)。このとき、通信制御部41eは、印刷データを通信部46からLAN6を経由してプリンタ3へ送信する。プリンタ3は、スキャナ4から印刷データを受信すると、印刷データにジョブIDを付与し、そのジョブIDをスキャナ4に通知する。この後、処理は、図20に示すS136に進む。
スキャナ4の主制御部41aは、プリンタ3からジョブIDを受信する(S136)。すると、主制御部41aは、そのジョブIDをS610で記憶部42に格納された印刷部数データを含む印刷設定データと対応付けて記憶部42に格納させる。記憶部42に格納されたジョブIDは、図2Bに示すS170で印刷中断コマンドをプリンタ3に送信する際に、又は、図2Bに示すS190で印刷部数変更コマンドをプリンタ3に送信する際に、印刷中断コマンド又は印刷部数変更コマンドに付加される設定データ702,703(図28及び図29参照)の生成に用いられる。なお、ここでは、ジョブIDは、プリンタ3によって生成されたIDを用いるものとして説明するが、スキャナ4がIDを生成し、そのIDを用いるようにしてもよい。
以後、スキャナ4は、実施形態1に係るPC2と同様に動作する。
ただし、本実施形態2では、画像データ変換部41cが、印刷データ生成部となり、実施形態1の印刷データ生成部21bと同様の処理を実行する。
また、本実施形態2では、画像データ変換部41cは、図4に示すS170aで、主制御部21aから印刷中断要求が入力されると、印刷中断コマンドに、例えば図28に示す印刷中断コマンド付加用設定データ702を付加する。なお、図28は、実施形態2で用いる設定データの構成を示す図である。図28は、設定データ702として、ジョブ種別や、ジョブID、スキャナ名、IPアドレス、ポート名等の設定項目と、各設定項目に対応する値とを示している。
また、本実施形態2では、画像データ変換部41cは、図5に示すS190aで、主制御部21aから印刷部数変更要求が入力されると、印刷部数変更コマンドに、例えば図29に示す印刷部数変更コマンド付加用設定データ703を付加する。
なお、図29は、実施形態2で用いる設定データの構成を示す図である。図29は、設定データ703として、ジョブ種別や、ジョブID、印刷部数、スキャナ名、IPアドレス、ポート名等の設定項目と、各設定項目に対応する値とを示している。
<データ処理装置の表示画面例>
以下、図22〜図26を参照して、データ処理装置としてのスキャナ4の表示画面例につき説明する。図22〜図26は、それぞれ、本実施形態2に係るデータ処理装置の表示画面例を示す図である。
図22は、前記した通り、初期画面601の構成例を示している。スキャナ4は、図20に示すS605で、初期画面601を入力表示部43上に表示する。ユーザは、プリンタ3に印刷を依頼する場合に、初期画面601の各入力欄に所望の値を入力(例えば、「部数」入力欄に「10部」を入力)して、スタートボタン601aを押下する。初期画面601は、スタートボタン601aが押下されることにより、閉じられる。この後、入力表示部43には、印刷部数変更画面611(図23参照)が、表示される。
図23は、前記した通り、印刷部数変更画面611の構成例を示している。スキャナ4は、図20に示すS140で、印刷部数変更画面611を入力表示部43上に表示する。ユーザは、印刷部数を変更せずに、プリンタ3にそのまま印刷処理を実行させる場合に、OKボタン611b又はキャンセルボタン611cを押下する。印刷部数変更画面611は、OKボタン611b又はキャンセルボタン611cを押下することにより、閉じる。また、ユーザは、印刷部数を変更する場合に、中断ボタン611aを押下して、プリンタ3に実行中の印刷処理を中断させた後、印刷部数入力欄611dに所望の値を入力して、OKボタン611bを押下する。この場合、印刷部数変更画面611は、予め定められた所定のタイミング、例えば、図20に示すS145又は図2Bに示すS205でのプリンタ3からの印刷終了通知を受信したときのタイミングに合わせて、閉じられる。
プリンタ3は、ユーザが中断ボタン611aを押下することにより印刷処理を中断し、その後に、ユーザが印刷部数入力欄611dに所望の値を入力してOKボタン611bを押下することにより印刷処理を再開(再印刷)する。この後、入力表示部43には、印刷部数変更画面611の印刷部数入力欄611dに入力された値に応じて、また、プリンタ3での印刷処理の進捗状況に応じて、例えば図24〜図26に示す通知画面612,613,614,615のいずれかが表示(好ましくは、一定時間表示)される。なお、これら通知画面612,613,614,615は、印刷部数変更画面611が表示されている場合には、印刷部数変更画面611の上に重ねて表示される。
図24(a)〜図24(c)は、それぞれ、ユーザが印刷部数入力欄611dに変更後の印刷部数の値として変更前の印刷部数よりも少ない値(例えば「1部」)を入力した場合の表示画面例を示している。この場合に、プリンタ3の主制御部31aは、図10Bに示すS370e(「変更後部数<変更前部数?」の判定処理)で“Yes”と判定し、さらに、図10Bに示すS370f(「変更後部数≠0?」の判定処理)で“Yes”と判定する。そして、プリンタ3の主制御部31aは、図10Bに示すS370gで、未処理な印刷があるか否かを判定する。
S370gの判定で、未処理な印刷があると判定された場合(“Yes”の場合)に、プリンタ3の主制御部31aは、図10Bに示すS370mで、設定変更通知として、印刷部数を変更したこと及び印刷処理を再開することを表すメッセージデータをスキャナ4へ送信する。その結果、スキャナ4は、図2Bに示すS200で、図24(b)に示す通知画面612を入力表示部43上に表示する。
一方、S370gの判定で、未処理な印刷がないと判定された場合(“No”の場合)に、プリンタ3の主制御部31aは、図10Dに示すS370uで、設定変更通知として、指定された印刷部数分が印刷済みであること及び再印刷キャンセルを実行することを表すメッセージデータをスキャナ4へ送信する。その結果、スキャナ4は、図2Bに示すS200で、図24(c)に示す通知画面613を入力表示部43上に表示する。
図25(a)及び図25(b)は、それぞれ、ユーザが印刷部数入力欄611dに変更後の印刷部数の値として「0部」を入力した場合の表示画面例を示している。この場合に、プリンタ3の主制御部31aは、図10Bに示すS370e(「変更後部数<変更前部数?」の判定処理)で“Yes”と判定し、さらに、図10Bに示すS370f(「変更後部数≠0?」の判定処理)で“No”と判定する。そして、プリンタ3の主制御部31aは、図10Cに示すS370rで、設定変更通知として、ジョブキャンセルを実行したことを表すメッセージデータをスキャナ4へ送信する。その結果、スキャナ4は、図2Bに示すS200で、図25(b)に示す通知画面614を入力表示部43上に表示する。
図26(a)及び図26(b)は、それぞれ、ユーザが印刷部数入力欄611dに変更後の印刷部数の値として変更前の印刷部数以上の値(例えば「20部」)を入力した場合の表示画面例を示している。この場合に、プリンタ3の主制御部31aは、図10Bに示すS370e(「変更後部数<変更前部数?」の判定処理)で“No”と判定する。そして、プリンタ3の主制御部31aは、図10Bに示すS370mで、設定変更通知として、印刷部数を変更したこと及び印刷処理を再開することを表すメッセージデータをスキャナ4へ送信する。その結果、スキャナ4は、図2Bに示すS200で、図26(b)に示す通知画面615を入力表示部43上に表示する。
以上の通り、本実施形態2によれば、PC以外に、スキャナによっても、データ処理装置を実現することができる。本実施形態2に係るデータ処理装置によれば、実施形態1に係るデータ処理装置と同様に、ユーザは、印刷部数を変更する場合に、印刷部数変更画面に表示された設定に基づいて各印刷設定項目に対して好適な設定を判断することができるため、過去の印刷設定を記憶しておく必要がなくなり、また、印刷設定を手作業で入力する必要もなくなる。よって、印刷部数を変更するためのユーザの負担を軽減することができる。
また、本実施形態2に係るデータ処理装置によれば、実施形態1に係るデータ処理装置と同様に、キャンセルすべきジョブIDを見つけるための手間及びキャンセルすべきジョブIDを選択するための手間の簡易化を図ることができ、これにより、ユーザが短時間でキャンセルすべきジョブIDを指定することができる。そのため、データ処理装置によれば、高い確率でジョブキャンセルを実行することができる。
本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
例えば、画像形成装置は、プリンタに限らず、部数指定印刷機能を有するMFP(Multi Function Printer)やファクシミリ装置であってもよい。
1,1a,1b 画像形成システム
2 データ処理装置(PC)
3 画像形成装置(プリンタ)
4 データ処理装置(スキャナ)
6 ネットワーク(LAN等)
20A オペレーティングシステム(OS)
20B プリンタドライバ
21,31,41 制御部(CPU)
21a,31a,41a 主制御部
21b 印刷データ生成部
21d,31f,41e 通信制御部
22,32,42 記憶部(RAM、ROM、HDD等)
23 入力部(キーボード、マウス)
24,34 表示部(ディスプレイ)
26,36,46 通信部
31b 解析部
31c 編集展開部
31d 印刷制御部
31e 通知部
33 入力部(操作キー)
35 印刷部
41b 画像読取部
41c 画像データ変換部(印刷データ生成部)
41d 表示制御部
43 入力表示部(オペレーションパネル)

Claims (22)

  1. 画像形成装置に対して制御コマンド及び印刷データを送信するデータ処理装置において、
    各部の動作を制御する主制御部と、
    前記画像形成装置と通信を実行する通信部と、
    前記画像形成装置に対する指示が入力される入力部と、
    画像を表示する表示部と、
    前記制御コマンド及び前記印刷データを生成する印刷データ生成部と、
    前記通信部による通信を制御する通信制御部と、
    前記表示部の表示動作を制御する表示制御部と、
    前記印刷データを含むデータを格納する記憶部とを有し、
    前記主制御部は、
    前記印刷データ生成部に、前記印刷データの印刷部数を指定する印刷部数データを含む設定データを前記印刷データに付加させて、前記通信制御部に、当該設定データが付加された印刷データを前記画像形成装置に送信させた場合に、少なくとも前記画像形成装置から前記印刷データの印刷処理の終了を表す印刷終了通知を受信するまで、前記印刷部数データを含む前記設定データを前記記憶部に保存させておくとともに、前記表示制御部に対して、印刷部数の変更を指示するための印刷部数変更画面として、前記印刷データの印刷処理の中断を指示する中断ボタンを含み、かつ、前記記憶部に保存された前記設定データの前記印刷部数データによって指定された印刷部数を含む前記印刷データの設定が前記入力部によって変更可能に表示された画面を前記表示部に表示させ、
    さらに、前記印刷部数変更画面の表示後に、前記印刷部数変更画面で前記印刷データの印刷部数の変更が指示された場合で、かつ、指定された印刷部数分の印刷処理がすでに終了しているときに、前記表示制御部に対して、指定された印刷部数分の印刷処理が終了していることを表す印刷済みの通知画面を前記表示部に表示させ
    一方、前記印刷部数変更画面の表示後に、前記印刷部数変更画面からの入力操作によって、前記画像形成装置に送信された前記印刷データの印刷処理を中断した場合で、かつ、その後に、前記中断ボタンが連続して押下されたときに、前記印刷処理のキャンセルを実行す
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 画像形成装置に対して制御コマンド及び印刷データを送信するデータ処理装置において、
    各部の動作を制御する主制御部と、
    前記画像形成装置と通信を実行する通信部と、
    前記画像形成装置に対する指示が入力される入力部と、
    画像を表示する表示部と、
    前記制御コマンド及び前記印刷データを生成する印刷データ生成部と、
    前記通信部による通信を制御する通信制御部と、
    前記表示部の表示動作を制御する表示制御部と、
    前記印刷データを含むデータを格納する記憶部とを有し、
    前記主制御部は、
    前記印刷データ生成部に、前記印刷データの印刷部数を指定する印刷部数データを含む設定データを前記印刷データに付加させて、前記通信制御部に、当該設定データが付加された印刷データを前記画像形成装置に送信させた場合に、少なくとも前記画像形成装置から前記印刷データの印刷処理の終了を表す印刷終了通知を受信するまで、前記印刷部数データを含む前記設定データを前記記憶部に保存させておくとともに、前記表示制御部に対して、印刷部数の変更を指示するための印刷部数変更画面として、前記印刷データの印刷部数を指定するためのテンキーを含み、かつ、前記記憶部に保存された前記設定データの前記印刷部数データによって指定された印刷部数を含む前記印刷データの設定が前記入力部によって変更可能に表示された画面を前記表示部に表示させ、
    さらに、前記印刷部数変更画面の表示後に、前記印刷部数変更画面で前記印刷データの印刷部数の変更が指示された場合で、かつ、指定された印刷部数分の印刷処理がすでに終了しているときに、前記表示制御部に対して、指定された印刷部数分の印刷処理が終了していることを表す印刷済みの通知画面を前記表示部に表示させ、
    一方、前記印刷部数変更画面の表示後に、前記印刷部数変更画面からの入力操作によって、前記画像形成装置に送信された前記印刷データの印刷処理を中断した場合で、かつ、その後に、前記テンキーによって印刷部数として0部が指定されたときに、前記印刷処理のキャンセルを実行する
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のデータ処理装置において、
    前記印刷部数変更画面は、印刷処理の中断、及び、印刷部数の変更の各制御コマンドに対応付けられた複数の操作キーが、選択可能に表示される
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のデータ処理装置において、
    前記主制御部は、
    前記印刷データの印刷処理の中断を指示する印刷中断コマンド及び前記印刷データの印刷部数の変更を指示する印刷部数変更コマンドを前記画像形成装置に順次送信した場合で、かつ、前記画像形成装置から、当該印刷部数変更コマンドに対する応答として、印刷部数が変更されたこと及び印刷処理が再開されたことを表す、印刷部数変更及び印刷再開の通知を受信した場合に、
    前記表示部に、印刷部数変更及び印刷再開を表す通知画面を表示させる
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のデータ処理装置において、
    前記主制御部は、
    前記印刷データの印刷処理の中断を指示する印刷中断コマンド及び前記印刷データの印刷部数の変更を指示する印刷部数変更コマンドを前記画像形成装置に順次送信した場合で、かつ、前記画像形成装置から、当該印刷部数変更コマンドに対する応答として、印刷処理が既に終了していること及び印刷処理がキャンセルされたことを表す、印刷済み及び印刷キャンセルの通知を受信した場合に、
    前記表示部に、印刷済み及び印刷キャンセルを表す通知画面を表示させる
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  6. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のデータ処理装置において、
    前記主制御部は、
    前記印刷データの印刷処理の中断を指示する印刷中断コマンド及び前記印刷データの印刷部数の変更を指示する印刷部数変更コマンドを前記画像形成装置に順次送信した場合で、かつ、前記画像形成装置から、当該印刷部数変更コマンドに対する応答として、印刷処理がキャンセルされたことを表す印刷キャンセルの通知を受信した場合に、
    前記表示部に、印刷キャンセルを表す通知画面を表示させる
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  7. 請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載のデータ処理装置において、
    パーソナルコンピュータとして構成されている
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  8. 請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載のデータ処理装置において、
    スキャナ装置として構成されている
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  9. 請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載のデータ処理装置において、
    前記指定された印刷部数分の印刷処理がすでに終了しているときに、前記印刷データの印刷処理がキャンセルされる
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  10. 請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載のデータ処理装置において、
    前記印刷部数変更画面は、前記印刷データの印刷処理が実行されている間、表示され続け、前記印刷データの印刷処理が終了すると、閉じさせられる
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載のデータ処理装置において、
    前記印刷部数変更画面は、変更前の印刷部数の設定値と変更後の印刷部数の設定値とを同時に示す構成になっている
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載のデータ処理装置において、
    前記印刷部数変更画面は、前記印刷データの印刷処理の中断を指示する中断ボタンとキャンセルボタンとを含んでおり、当該中断ボタンが押下される前に、当該キャンセルボタンが押下された場合に、閉じさせられる
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  13. データ処理装置によって生成された印刷データに基づいて画像を形成する画像形成装置において、
    各部の動作を制御する主制御部と、
    前記データ処理装置と通信を実行する通信部と、
    前記データ処理装置から受信される設定データを含む前記印刷データ及び制御コマンドを格納する記憶部と、
    前記印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷部と、
    前記データ処理装置に対する通知を生成して、前記通信部を介して送信する通知部とを有し、
    前記主制御部は、
    前記データ処理装置から印刷部数を指定する印刷部数データを含む設定データが付加された前記印刷データを受信した場合に、前記印刷データを記憶部に格納させるとともに、前記印刷データに基づいて前記印刷部に印刷部数分の印刷処理を実行させ、
    前記印刷データの印刷処理の実行中に、前記データ処理装置から前記印刷データの印刷処理の中断を指示する印刷中断コマンドを受信した場合に、前記印刷データの印刷処理を中断して、印刷済みの印刷部数を含む中断時点での履歴データを前記記憶部に格納させ、
    その後に、前記印刷データの印刷部数の変更を指示する印刷部数変更コマンドを受信した場合に、当該履歴データと当該印刷部数変更コマンドとに基づいて、未処理な印刷部数を特定し、さらに、指定された印刷部数分の印刷処理が終了しているか否かを判定し、指定された印刷部数分の印刷処理が終了していないときに、前記印刷部に未処理な印刷部数分の前記印刷データの印刷処理を実行させ、一方、指定された印刷部数分の印刷処理がすでに終了しているときに、前記印刷データの印刷処理をキャンセルして、指定された印刷部数分の印刷処理が終了していることを表す印刷済みのメッセージデータを前記データ処理装置に送信し、
    さらに、前記データ処理装置から前記印刷中断コマンドを連続して受信した場合、又は、前記データ処理装置から前記印刷中断コマンド及び印刷部数としてゼロを指定する前記印刷部数変更コマンドを順次受信した場合に、
    前記データ処理装置から受信された前記印刷データの印刷処理をキャンセルして、前記通知部に、印刷処理がキャンセルされたことを表す印刷キャンセルの通知を前記データ処理装置へ送信させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  14. データ処理装置によって生成された印刷データに基づいて画像を形成する画像形成装置において、
    各部の動作を制御する主制御部と、
    前記データ処理装置と通信を実行する通信部と、
    前記データ処理装置から受信される設定データを含む前記印刷データ及び制御コマンドを格納する記憶部と、
    前記印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷部と、
    前記データ処理装置に対する通知を生成して、前記通信部を介して送信する通知部とを有し、
    前記主制御部は、
    前記データ処理装置から印刷部数を指定する印刷部数データを含む設定データが付加された前記印刷データを受信した場合に、前記印刷データを記憶部に格納させるとともに、前記印刷データに基づいて前記印刷部に印刷部数分の印刷処理を実行させ、
    前記印刷データの印刷処理の実行中に、前記データ処理装置から前記印刷データの印刷処理の中断を指示する印刷中断コマンドを受信した場合に、前記印刷データの印刷処理を中断して、印刷済みの印刷部数を含む中断時点での履歴データを前記記憶部に格納させ、
    その後に、前記印刷データの印刷部数の変更を指示する印刷部数変更コマンドを受信した場合に、当該履歴データと当該印刷部数変更コマンドとに基づいて、未処理な印刷部数を特定し、さらに、指定された印刷部数分の印刷処理が終了しているか否かを判定し、指定された印刷部数分の印刷処理が終了していないときに、前記印刷部に未処理な印刷部数分の前記印刷データの印刷処理を実行させ、一方、指定された印刷部数分の印刷処理がすでに終了しているときに、前記印刷データの印刷処理をキャンセルして、指定された印刷部数分の印刷処理が終了していることを表す印刷済みのメッセージデータを前記データ処理装置に送信し、
    さらに、前記データ処理装置から前記印刷データの印刷部数として0部を指定するデータを受信した場合に、前記データ処理装置から受信された前記印刷データの印刷処理をキャンセルする
    ことを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項13又は請求項14に記載の画像形成装置において、
    さらに、前記データ処理装置から受信される前記印刷データ及び前記制御コマンドを解析する解析部と、
    前記記憶部に格納された前記印刷データを編集展開して印刷可能な画像データを生成する編集展開部と、
    前記画像データに基づいて前記印刷部に画像を印刷させる印刷制御部とを有し、
    前記主制御部は、
    前記データ処理装置から前記印刷データを受信した場合に、前記解析部に、前記印刷データを解析させて前記印刷部数データを取得させ、前記編集展開部に、前記印刷部数データによって指定された印刷部数分の前記画像データを生成させ、生成された印刷部数分の前記画像データに基づいて、前記印刷制御部を介して前記印刷部に、印刷処理を実行させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項15に記載の画像形成装置において、
    前記主制御部は、
    前記データ処理装置から前記印刷中断コマンド及び前記印刷部数変更コマンドを順次受信して前記印刷データの印刷処理を中断した場合で、かつ、前記印刷部数変更コマンドによって要求される変更後印刷部数が変更前印刷部数よりも少ない場合に、
    前記変更後印刷部数が既に印刷された印刷終了部数よりも多いときに、印刷処理を再開して、前記印刷制御部を介して前記印刷部に、残り部数分の印刷処理を実行させるとともに、前記通知部に、印刷部数が変更されたこと及び印刷処理が再開されたことを表す、印刷部数変更及び印刷再開の通知を前記データ処理装置へ送信させ、
    一方、前記変更後印刷部数が既に印刷された印刷終了部数以下であるときに、印刷処理を終了して、前記通知部に、印刷処理が既に終了していること及び印刷処理がキャンセルされたことを表す、印刷済み及び印刷キャンセルの通知を前記データ処理装置へ送信させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項15又は請求項16に記載の画像形成装置において、
    前記主制御部は、
    前記データ処理装置から前記印刷中断コマンド及び前記印刷部数変更コマンドを順次受信して前記印刷データの印刷処理を中断した場合で、かつ、前記印刷部数変更コマンドによって要求される変更後印刷部数がゼロである場合に、
    印刷処理を終了して、前記通知部に、印刷処理がキャンセルされたことを表す印刷キャンセルの通知を前記データ処理装置へ送信させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項15乃至請求項17のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記主制御部は、
    前記データ処理装置から前記印刷中断コマンド及び前記印刷部数変更コマンドを順次受信して前記印刷データの印刷処理を中断した場合で、かつ、前記印刷部数変更コマンドによって要求される変更後印刷部数が変更前印刷部数よりも多い場合に、
    印刷処理を再開して、前記印刷制御部に、残り部数と追加部数との合計分の印刷処理を実行させるとともに、前記通知部に、印刷部数が変更されたこと及び印刷処理が再開されたことを表す、印刷部数変更及び印刷再開の通知を前記データ処理装置へ送信させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  19. 請求項13乃至請求項18のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記主制御部は、
    前記データ処理装置から前記印刷データを受信した後に前記印刷中断コマンド及び前記印刷部数変更コマンドを含む各種の制御コマンドを受信した場合に、当該制御コマンドの送信元が当該印刷データの送信元と同一であるか否かをチェックする
    ことを特徴とする画像形成装置。
  20. 請求項13乃至請求項19のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記主制御部は、
    前記データ処理装置から前記印刷中断コマンド及び前記印刷部数変更コマンドを含む各種の制御コマンドを受信した場合に、当該制御コマンドの処理対象の印刷データが前記記憶部に記憶されているか否かをチェックする
    ことを特徴とする画像形成装置。
  21. 画像形成装置と通信を実行する通信部と、前記画像形成装置に対する指示が入力される入力部と、画像を表示する表示部と、データを格納する記憶部とを有し、前記画像形成装置を制御する制御コマンド及び印刷データを生成する印刷データ生成部と、前記通信部による通信を制御する通信制御部と、前記表示部の表示動作を制御する表示制御部として機能するコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記印刷データ生成部に、前記印刷データの印刷部数を指定する印刷部数データを含む設定データを前記印刷データに付加させて、前記通信制御部に、当該設定データが付加された印刷データを前記画像形成装置に送信させた場合に、少なくとも前記画像形成装置から前記印刷データの印刷処理の終了を表す印刷終了通知を受信するまで、前記印刷部数データを含む前記設定データを前記記憶部に保存させておくとともに、前記表示制御部に対して、印刷部数の変更を指示するための印刷部数変更画面として、前記印刷データの印刷処理の中断を指示する中断ボタンを含み、かつ、前記記憶部に保存された前記設定データの前記印刷部数データによって指定された印刷部数を含む前記印刷データの設定が前記入力部によって変更可能に表示された画面を前記表示部に表示させ、
    さらに、前記印刷部数変更画面の表示後に、前記印刷部数変更画面で前記印刷データの印刷部数の変更が指示された場合で、かつ、指定された印刷部数分の印刷処理がすでに終了しているときに、前記表示制御部に対して、指定された印刷部数分の印刷処理が終了していることを表す印刷済みの通知画面を前記表示部に表示させ
    一方、前記印刷部数変更画面の表示後に、前記印刷部数変更画面からの入力操作によって、前記画像形成装置に送信された前記印刷データの印刷処理を中断した場合で、かつ、その後に、前記中断ボタンが連続して押下されたときに、前記印刷処理のキャンセルを実行させ
    ことを特徴とするプログラム。
  22. 画像形成装置と通信を実行する通信部と、前記画像形成装置に対する指示が入力される入力部と、画像を表示する表示部と、データを格納する記憶部とを有し、前記画像形成装置を制御する制御コマンド及び印刷データを生成する印刷データ生成部と、前記通信部による通信を制御する通信制御部と、前記表示部の表示動作を制御する表示制御部として機能するコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記印刷データ生成部に、前記印刷データの印刷部数を指定する印刷部数データを含む設定データを前記印刷データに付加させて、前記通信制御部に、当該設定データが付加された印刷データを前記画像形成装置に送信させた場合に、少なくとも前記画像形成装置から前記印刷データの印刷処理の終了を表す印刷終了通知を受信するまで、前記印刷部数データを含む前記設定データを前記記憶部に保存させておくとともに、前記表示制御部に対して、印刷部数の変更を指示するための印刷部数変更画面として、前記印刷データの印刷部数を指定するためのテンキーを含み、かつ、前記記憶部に保存された前記設定データの前記印刷部数データによって指定された印刷部数を含む前記印刷データの設定が前記入力部によって変更可能に表示された画面を前記表示部に表示させ、
    さらに、前記印刷部数変更画面の表示後に、前記印刷部数変更画面で前記印刷データの印刷部数の変更が指示された場合で、かつ、指定された印刷部数分の印刷処理がすでに終了しているときに、前記表示制御部に対して、指定された印刷部数分の印刷処理が終了していることを表す印刷済みの通知画面を前記表示部に表示させ、
    一方、前記印刷部数変更画面の表示後に、前記印刷部数変更画面からの入力操作によって、前記画像形成装置に送信された前記印刷データの印刷処理を中断した場合で、かつ、その後に、前記テンキーによって印刷部数として0部が指定されたときに、前記印刷処理のキャンセルを実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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