JP5621302B2 - 給送制御装置、給送制御方法及び記録装置 - Google Patents

給送制御装置、給送制御方法及び記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、給送制御装置、給送制御方法及び記録装置に関する。
従来、ターゲットとしての用紙に記録(印刷)を施す記録装置においては、印刷が施された先行用紙が所定の位置まで排紙(搬送)するタイミングで、後続用紙を記録位置に向けて給紙(給送)するのが一般的である(例えば、特許文献1)。
そして、特許文献1の記録装置においては、複数の用紙に連続的に印刷を行う場合に、先行用紙の排紙と後続用紙の給紙とを同時期に実行することで、処理効率を向上させるようにしていた。
特開2008−44313号公報
ところで、用紙の両面に印刷を施す両面印刷においては、表面の印刷後、記録位置から用紙を反転経路に送り、反転させた用紙を再度、記録位置に搬送して裏面の印刷を行うことになる。そのため、従来は、先行用紙と後続用紙とが搬送経路で干渉するのを回避するために、先行用紙の排紙が終了した後に、後続用紙の給紙を開始するようにしていた。
しかし、処理効率を向上させるためには、両面印刷においても、先行用紙と後続用紙との干渉を回避する適切な間隔を保持しつつ、反転された先行用紙の搬送と連続的に後続用紙の給紙を行うことが望まれていた。なお、このような課題は、両面印刷を行う場合に限らず、例えば用紙の印刷面が下を向くように反転経路を介して排紙を行うフェイスダウン排紙を行う場合などにも共通するものである。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、適切な間隔を保持しつつ、連続的な給送を行うことができる給送制御装置、給送制御方法及び記録装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の給送制御装置は、反転経路と接続された搬送経路にターゲットを給送する給送手段を制御する給送制御装置であって、前記搬送経路上に配置される検出位置において、前記ターゲットを検出するターゲット検出手段と、給送される先行ターゲットの給送方向における両端を検出した前記ターゲット検出手段の検出結果に基づいて、前記先行ターゲットの長さを算出する算出手段と、前記先行ターゲットの長さに基づいて、給送タイミングを決める調整搬送量を決定する決定手段と、前記給送タイミングとして、前記ターゲット検出手段が反転過程にある前記先行ターゲットを検出した後、該ターゲットの搬送量が前記調整搬送量を超えたときに、後続ターゲットの給送指示を行う給送指示手段と、を備える。
上記構成によれば、ターゲット検出手段が反転過程にある先行ターゲットを検出してからの調整搬送量に基づいて、後続ターゲットの給送指示を行う給送タイミングが決定される。すなわち、給送タイミングは、反転過程にある先行ターゲットの搬送状況と、給送される先行ターゲットの給送方向における長さに基づいて決定されるので、先行ターゲットと干渉しない適切な間隔を保持しつつ、後続ターゲットの連続的な給送を行うことができる。
本発明の給送制御装置は、前記先行ターゲットの長さが設定長以上であるか否かを判定する判定手段をさらに備え、前記給送指示手段は、前記先行ターゲットが前記設定長以上である場合は、前記ターゲット検出手段が反転後の前記先行ターゲットを検出してからの搬送量が前記調整搬送量を超えた場合に前記給送指示を行い、前記先行ターゲットが前記設定長未満である場合は、前記ターゲット検出手段が反転前の前記先行ターゲットを検出してからの搬送量が前記調整搬送量を超えた場合に前記給送指示を行う。
上記構成によれば、先行ターゲットが設定長以上である場合は、ターゲット検出手段の検出対象を反転後の先行ターゲットとするので、検出対象を反転前の先行ターゲットとする場合よりも、調整搬送量を短くすることができる。これにより、先行ターゲットを検出してからの搬送誤差を小さくすることができる。また、給送指示手段は、先行ターゲットが設定長未満である場合は、ターゲット検出手段の検出対象を反転前の先行ターゲットとするので、先行ターゲットの反転過程で後続ターゲットの給送を開始することができる。
本発明の給送制御装置において、前記給送指示手段は、前記先行ターゲットの後端が前記反転経路におけるトリガー位置に達したときに前記給送指示を行い、前記設定長は、反転過程にある前記先行ターゲットの後端がトリガー位置に達したときに、前記先行ターゲットの反転後の先端が前記ターゲット検出手段に検出されうる長さであるか否かを判定可能な値に設定される。
上記構成によれば、設定長により、反転過程にある先行ターゲットの後端がトリガー位置に達したときに、当該先行ターゲットの反転後の先端がターゲット検出手段に検出されうるか否かを判定することができる。
本発明の給送制御装置は、給送に備えて積層状態で保持されているターゲットの積層量に応じて変化する前記ターゲットの給送経路の長さを検出する給送経路長検出手段と、該給送経路長検出手段の検出結果に基づいて、前記調整搬送量を補正する補正手段とをさらに備える。
上記構成によれば、補正手段が給送経路長検出手段の検出結果に基づいて調整搬送量を補正するので、ターゲットの積層量の増減によって給送経路の長さが変化した場合にも、適切なタイミングで後続ターゲットを給送することができる。
上記目的を達成するために、本発明の給送制御方法は、反転経路と接続された搬送経路にターゲットを給送する給送手段を制御する給送制御方法であって、搬送経路上に配置される検出位置において、給送される先行ターゲットの給送方向における両端を検出した検出結果に基づいて、前記先行ターゲットの長さを算出する算出ステップと、前記先行ターゲットの長さに基づいて、給送タイミングを決める調整搬送量を決定する決定ステップと、前記検出位置において、反転過程にある先行ターゲットを検出する検出ステップと、反転過程にある前記先行ターゲットの前記検出位置で検出されてからの搬送量が、前記調整搬送量を超えたか否かを判定する判定ステップと、該判定ステップの判定結果が肯定判定となる前記給送タイミングで、後続ターゲットの給送指示を行う給送指示ステップと、を備える。
上記構成によれば、反転過程にある先行ターゲットが検出位置において検出されてからの調整搬送量に基づいて、後続ターゲットの給送指示を行う給送タイミングが決定される。すなわち、給送タイミングは、反転過程にある先行ターゲットの搬送状況と、給送される先行ターゲットの給送方向における長さに基づいて決定されるので、先行ターゲットと干渉しない適切な間隔を保持しつつ、後続ターゲットの連続的な給送を行うことができる。
上記目的を達成するために、本発明の記録装置は、反転経路と接続された搬送経路にターゲットを給送する給送手段と、前記搬送経路に沿って前記ターゲットを搬送する搬送手段と、前記搬送経路において前記ターゲットに対して記録を施す記録手段と、前記記録が施された前記ターゲットを前記反転経路において反転させる反転手段と、上記給送制御装置と、を備える。
上記構成によれば、上記給送制御装置と同様の効果を得ることができる。
第1実施形態におけるプリンターの概略構成を示す断面図。 プリンターの電気的構成の要部を説明するブロック図。 印刷処理ルーチンを説明するフローチャート。 同じく印刷処理ルーチンを説明するフローチャート。 長さが設定長未満の先行用紙の先端が反転過程で検出位置に達した状態を示す断面図。 図5の先行用紙の後端がトリガー位置に達した状態を示す断面図。 長さが設定長以上の先行用紙の先端が給送過程で検出位置に達した状態を示す断面図。 図7の先行用紙の反転後の先端が検出位置に達した状態を示す断面図。 図8の先行用紙の後端がトリガー位置に達した状態を示す断面図。 図9の先行用紙に続いて、後端用紙が給送された状態を示す断面図。 第2実施形態におけるプリンターの概略構成と長さが設定長未満の先行用紙が搬送される状態を示す断面図。 第2実施形態におけるプリンターにおいて、長さが設定長以上の先行用紙が搬送される状態を示す断面図。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。なお、以下における本明細書中の説明において、「前後方向」、「左右方向」、「上下方向」をいう場合は、各図中に矢印で示す前後方向及び左右方向、並びに上下方向をそれぞれ示すものとする。
図1に示すように、記録装置としてのプリンター11は、ターゲットとしての用紙P(P1、P2)に対して記録を施す記録部12と、用紙Pを搬送する搬送装置13と、給送制御装置14(図2参照)とを備えている。
記録部12は、インク(流体)を噴射する記録手段としての記録ヘッド15を備えている。また、記録ヘッド15の下方には、支持台としてのプラテン16が配置されている。そして、プラテン16上に搬送された用紙Pに対して記録ヘッド15からインクを噴射することで、記録が施されるようになっている。なお、以下の説明において、記録ヘッド15が記録を行う領域を記録位置ということがある。また、図1及び図5〜図12において、用紙Pの上面又は下面に沿って記された点線は、その面が印刷済みであることを示している。
搬送装置13は、用紙Pを搬送する搬送手段としての搬送部20と、搬送部20に用紙Pを給送する給送手段としての給送部21とから構成される。搬送部20は、搬送ローラー対22と、排送ローラー対23と、搬送経路24と、搬送経路24に接続された返送経路25と、回転ローラー26と、正逆両方向へ回転駆動が可能な搬送モーター27(図2参照)とを備えている。
返送経路25は、用紙Pが反転過程においてのみ通過する搬送経路であり、その両端は搬送経路24と合流位置G1,G2において接続されている。また、搬送経路24のうち、合流位置G1よりも左側の部分は略平面状の第1経路部24aとなっていると共に、搬送経路24のうち、合流位置G1から合流位置G2までの部分は略曲面状の第2経路部24bとなっている。なお、記録ヘッド15が記録を行う記録位置は、第1経路部24a上に配置されている。
搬送ローラー対22、排送ローラー対23及び回転ローラー26は、それぞれ図示しない動力伝達機構を介して搬送モーター27に接続されている。そして、回転ローラー26は、搬送モーター27が正逆何れの方向に駆動された場合にも、図1における反時計回り方向に回転することで、用紙Pを搬送経路24(主に第2経路部24b)を通じて記録位置に向かう給送方向に給送(搬送)するようになっている。
搬送ローラー対22及び排送ローラー対23は、搬送モーター27の正方向への回転駆動に伴って図1に矢印で示す正方向に回転することで、用紙Pを給送方向(図1における左方向)に給送するようになっている。また、搬送ローラー対22及び排送ローラー対23は、搬送モーター27の逆方向への回転駆動に伴って逆方向に回転することで、用紙Pを第1経路部24a通じて給送方向と逆方向となる返送方向(図1における右方向)に搬送(返送)すると共に、返送経路25を通じて合流位置G2に向けて搬送するようになっている。
給送部21は、未処理の用紙Pを積層した状態で保持する収容部30と、収容部30から用紙Pを繰り出す給送ローラー31と、給送経路32と、給送ローラー31を回転させるための給送モーター33(図2参照)とを備えている。給送経路32は、搬送経路24及び返送経路25と合流位置G2において接続されている。そして、給送モーター33の駆動に伴って給送ローラー31が図1における反時計周り方向に回転されると、最も上側に載置された用紙Pが収容部30から給送経路32に繰り出される。これにより、搬送経路24と返送経路25との合流位置G2に、給送経路32を介して用紙Pが給送されるようになっている。
なお、プリンター11においては、複数の用紙Pが連続的に搬送経路24に給送されることで、給送方向に沿って並ぶように、搬送経路24上に2枚以上の用紙Pが存在することがある。本実施形態において、このように複数の用紙Pが連続的に搬送経路24に給送される場合に、連続する2枚の用紙Pのうち、先に給送された用紙Pを先行用紙P1といい、先行用紙P1に続いて給送された用紙Pを後続用紙P2ということがある。
給送ローラー31は、回転軸35を中心に回転可能なアーム36に回転可能に支持されている。回転軸35には、該回転軸35の回転量を検出するためのロータリーエンコーダー37(図2参照)が設けられている。また、アーム36は、図示しない付勢部材によって、給送ローラー31が積層された用紙Pを下方に向けて押圧する方向(図1においては時計回り方向)に付勢されている。
また、プリンター11には、搬送経路24上に配置される検出位置Dpにおいて、用紙Pの搬送方向(給送方向又は返送方向)における端部を検出するターゲット検出手段としてのPEセンサー(紙端検出センサー)38と、制御装置50(図2参照)とが設けられている。なお、図2に示すように、ロータリーエンコーダー37、PEセンサー38及び制御装置50によって給送制御装置14が構成されている。
PEセンサー38は光学式の反射型センサーで、図示しない光源部及び受光部を備えている。PEセンサー38は、光源部から下方に向けて出射した光の反射光を受光部で受光し、受光部が受けた反射光の強さに応じた電気信号を制御装置50に出力する。すなわち、光源部からの光を反射する反射対象の反射率が高いほど、あるいは、反射距離となる反射対象との離間距離が短いほど、PEセンサー38の出力値は高くなる。
本実施形態において、PEセンサー38は、用紙Pが反射対象となったときに所定の閾値よりも大きいON値を出力する一方、用紙Pが反射対象となっていないときに前記閾値未満となるOFF値を出力する。したがって、PEセンサー38の出力値がOFF値からON値に変化することで、搬送方向における用紙Pの先端が検出される一方、PEセンサー38の出力値がON値からOFF値に変化することで、搬送方向における用紙Pの後端が検出される。
また、給送ローラー31を支持するアーム36の回転軸35に設けられたロータリーエンコーダー37は、回転軸35の回転量に応じた検出信号を制御装置50に出力する。回転軸35は、給送に備えて収容部30に積層されている用紙Pの残量が減少するにつれて、図1における時計回り方向に回転する。そして、給送経路32の長さは、用紙Pの積層量に応じて変化するので、ロータリーエンコーダー37の検出信号に基づいて、給送経路32の長さが検出されるようになっている。
図2に示すように、制御装置50は、コンピューター51と、記録ヘッド15を駆動させるためのヘッドドライバー52と、給送モーター33を駆動させるためのモータードライバー53と、搬送モーター27を駆動させるためのモータードライバー54とを備えている。コンピューター51は、図示しないCPU、各種メモリー(ROM、RAM、不揮発性メモリー)及びASIC(特定用途向けIC)などで構築されると共に、ヘッドドライバー52及びモータードライバー53,54と電気的に接続されている。
また、コンピューター51は、ハードウェア及びソフトウェアのうち少なくとも一方により実現される機能部分として、主制御部55、決定手段としての決定部56、取得部57、判定手段としての判定部58、補正手段としての補正部59、算出手段としての算出部60、印刷制御部61、給送指示手段としての給送制御部62、搬送制御部63、正転用カウンター64及び逆転用カウンター65を備えている。
主制御部55は、印刷制御部61、給送制御部62、搬送制御部63に対して制御指令を適宜出力する。具体的には、主制御部55は、ホストコンピューター等から印刷指令を受信した場合、印刷制御部61に印刷を行う旨の制御指令を出力する。また、主制御部55は、印刷に先だって、用紙Pの給紙を開始させる旨の制御指令を給送制御部62に出力すると共に、用紙Pを搬送する旨の制御指令を搬送制御部63に出力する。
算出部60は、給送される先行用紙P1の給送方向における両端を検出したPEセンサー38の検出結果に基づいて、先行用紙P1の給送方向における長さを算出する。また、取得部57は、算出部60が算出した先行用紙P1の長さを取得して、取得結果をRAMに記憶させる。
決定部56は、1回の印刷ジョブに基づく印刷が複数枚に亘る場合に、先行用紙P1の長さに基づいて、後続用紙P2の給送タイミングを決める調整搬送量を決定する。また、補正部59は、ロータリーエンコーダー37の出力信号に基づいて、調整搬送量を補正する。また、判定部58は、先行用紙P1の長さが後述する設定長Ls以上であるか否かを判定する。
印刷制御部61は、ヘッドドライバー52を介して記録ヘッド15を駆動制御し、記録ヘッド15からインク滴を吐出させる。また、給送制御部62は、モータードライバー53を介して給送モーター33を駆動制御すると共に、搬送制御部63はモータードライバー54を介して搬送モーター27を駆動制御する。なお、搬送モーター27の出力軸には、該出力軸の回転速度、回転位置及び回転方向を検出するためのロータリーエンコーダー66が設けられている。そして、搬送制御部63は、ロータリーエンコーダー66からの検出信号に基づいて、搬送モーター27の駆動を制御する。
また、正転用カウンター64は、搬送モーター27の正方向への回転に伴う用紙Pの搬送量を計数(カウント)すると共に、逆転用カウンター65は搬送モーター27の逆方向への回転に伴う用紙Pの搬送量を計数(カウント)する。
次に、プリンター11における両面印刷について説明する。
図1に示すように、収容部30から繰り出された用紙Pは、搬送経路24を通じて記録位置に給送される。そして、用紙Pは、記録ヘッド15によって表面(上面)に記録が施されつつ、搬送ローラー対22及び排送ローラー対23の正方向への回転に伴って後端が検出位置Dpを通過する位置まで搬送される。この段階で用紙Pの給送過程が終了し、その後、搬送ローラー対22及び排送ローラー対23の逆方向への回転に伴って、用紙Pは反転過程に移行する。
反転過程において、用紙Pは、合流位置G1、返送経路25、合流位置G2及び搬送経路24を通過しつつ、反転する。すなわち、返送経路25及び搬送経路24の第2経路部24bは、用紙Pを反転させるための反転経路67を構成する。また、搬送部20は、反転手段として機能する。
反転過程にある用紙Pの後端が搬送ローラー対22から離間した後、搬送モーター27は逆方向への駆動を終了して、正方向への駆動を再開する。なお、用紙Pを反転させるための搬送モーター27の逆方向への駆動量に対応する反転用搬送量Neは、反転経路67の長さに応じて設定される。
搬送モーター27の正方向への駆動が再開されると、反転された用紙Pは再び合流位置G1を通過して記録位置に搬送される。そして、記録ヘッド15によって裏面側に記録が施されることにより、用紙Pに対する両面印刷が行われる。
次に、プリンター11における後続用紙P2の給送について説明する。
プリンター11においては、先行用紙P1の裏面への記録の後、速やかに後続用紙P2の表面への記録を行うために、給送制御装置14によって先行用紙P1と後続用紙P2との間隔Sdを調整するようになっている。なお、間隔Sdは、搬送経路24上に給送方向に沿って並ぶ反転された先行用紙P1の後端と、新たに給送された後続用紙P2の先端との間隔であって、先行用紙P1と後続用紙P2とが重なり合わないように、ゼロ以上の任意の値に設定される。
そして、複数の用紙Pが連続的に給送される場合には、適切な間隔Sdを確保するために、先行用紙P1の後端が返送経路25上に配置されるトリガー位置Tpに達するタイミングで後続用紙P2の給送が開始されるように、給送制御装置14が搬送装置13の制御を行う。すなわち、トリガー位置Tpは、後続用紙P2を給送する給送タイミングを決める先行用紙P1の反転経路67における後端位置であって、間隔Sd及び給送経路32の長さ(給送経路長さLf)に応じて設定される。これにより、先行用紙P1の後端が合流位置G2を通過した後、間隔Sdを空けて後続用紙P2の先端が合流位置G2に達するように、後続用紙P2の給送が開始される。
ここで、トリガー位置Tpから合流位置G2までの反転経路長さをSaとすると、Sa=Lf−Sdとなる。また、検出位置Dpから合流位置G2までの反転経路長さをLb、検出位置Dpからトリガー位置Tpまでの反転経路長さをSbとすると、Sb=Lb−Sa=Lb−(Lf−Sd)=Lb−Lf+Sdとなる。
そして、プリンター11においては、後続用紙P2の給送タイミングとして、PEセンサー38が反転過程にある先行用紙P1を検出した後、該先行用紙P1の搬送量が調整搬送量Ncを超えたときに、給送制御部62が後続用紙P2の給送指示を行うようになっている。すなわち、調整搬送量Ncは、先行用紙P1の先端が検出位置Dpに達してから、該先行用紙P1の後端がトリガー位置Tpに達するまでの搬送量に相当する。
ここで、記録位置への給送時に用紙Pが通過する合流位置G2から検出位置Dpまでの搬送経路長さをLh、設定長Ls=Lh+Sa=Lh+Lf−Sdとすると、先行用紙P1の長さLpが設定長Lsよりも短い場合(Lp<Ls、図1参照)、反転された先行用紙P1の先端が検出位置Dpに達したときに、その後端は既にトリガー位置Tpを通過してしまっている。そのため、先行用紙P1の長さLpが設定長Ls未満である場合には、PEセンサー38が反転前の先行用紙P1の先端を検出してからの搬送量が調整搬送量Ncを超えた場合に、後続用紙P2の給送指示が行われる。
一方、先行用紙P1の長さLpが設定長Ls以上である場合(Lp≧Ls)には、反転された先行用紙P1の先端が検出位置Dpに達したときに、その後端はまだトリガー位置Tpを通過していない(図8参照)。そのため、先行用紙P1の長さLpが設定長Ls以上である場合は、PEセンサー38が反転後の先行用紙P1の先端を検出してからの搬送量が調整搬送量Ncを超えた場合に、後続用紙P2の給送指示が行われる。すなわち、設定長Lsは、反転過程にある先行用紙P1の後端がトリガー位置Tpに達したときに、先行用紙P1の反転後の先端がPEセンサー38に検出されうる長さであるか否かを判定可能な値に設定されている。
そして、先行用紙P1の長さLpが設定長Ls未満である場合、調整搬送量Nc=Lp+Sb=Lp+Lb−Lf+Sdとなる。なお、このとき、搬送モーター27は逆方向に駆動しているので、調整搬送量Ncは逆転用カウンター65によってカウントされる。
一方、先行用紙P1の長さLpが設定長Ls以上である場合、調整搬送量Nc=Lp−Ls=Lp−(Lh+Sa)=Lp−Lh−Lf+Sdとなる。なお、このとき、搬送モーター27は正方向に駆動しているので、調整搬送量Ncは正転用カウンター64によってカウントされる。
すなわち、先行用紙P1の長さLpが設定長Ls以上である場合、反転前の先行用紙P1を検出してから搬送量のカウントを開始すると、調整搬送量Ncが長くなってしまう。また、先行用紙P1の後端がトリガー位置Tpに達したときに、その先端側は反転を終えて搬送ローラー対22に狭持され(図9参照)、搬送モーター27の正転が再開済みであるため、逆転用カウンター65だけで搬送量をカウントすることができない。したがって、先行用紙P1の長さLpが設定長Ls以上である場合には、反転後の先行用紙P1を検出してから、搬送量のカウントを開始する。
このように、設定長Lsや調整搬送量Ncの決定には給送経路長さLfが用いられるが、給送経路32の長さは、収容部30における用紙Pの積層量(残量)に応じて変化する。具体的には、用紙Pの収容量が最大値であるときに給送経路32は最も短くなり、用紙Pの残量が少なくなるにつれて、給送経路32は長くなる。したがって、用紙Pの残量が少なくなると、間隔Sdが大きくなってしまうことになる。
そこで、調整搬送量Ncの決定に用いられる給送経路32の長さは、収容量が最大値であるときの長さを基準値とすると共に、ロータリーエンコーダー37からの検出信号に基づいて、制御装置50の補正部59が補正を行うようになっている。そして、補正した給送経路長さLfを用いて設定長Ls及び調整搬送量Ncを算出することにより、設定長Ls及び調整搬送量Ncも補正されることになる。すなわち、本実施形態において、ロータリーエンコーダー37は給送経路32の長さを検出する給送経路長検出手段として機能すると共に、補正部59はロータリーエンコーダー37の検出結果に基づいて調整搬送量Ncを補正する補正手段を構成する。
なお、調整搬送量Ncの決定に用いられる先行用紙P1の長さLpは、表面印刷前の給送過程にある先行用紙P1の給送方向における両端をPEセンサーが検出することで算出されると共に、取得部57によってRAMに記憶される。また、搬送経路長さLh、反転経路長さLb及び給送経路長さの基準値は、実際の計測値(又は設計値)がROM等に記憶される。
また、補正後の給送経路長さLfは、例えば不揮発メモリーなどに記憶させておき、ロータリーエンコーダー66の検出信号に基づいて随時補正した値を書き換えるようにしてもよい。また、間隔Sdは、予め1つ又は複数の設定値をROMに記憶させておいてもよいし、不揮発メモリーなどに記憶させて任意に変更可能にしてもよい。
なお、搬送経路長さLh、給送経路長さLf及び間隔Sdに基づいて決定される設定長Ls=Lh+Lf−Sdは、先行用紙P1の長さLpとの比較判定時に各メモリーに記憶された値に基づいて算出してもよいし、給送経路長さLf及び間隔Sdを一定とする場合は、予め算出した値をROM等に記憶させておいてもよい。
次に、図3及び図4に示すフローチャート及び図5〜図10に示す作用図に基づいて、両面印刷を行う場合の給送制御を含む印刷処理ルーチンについて説明する。なお、コンピューター51は、CPUがROM等に記憶されたプログラムを実行することで、当該制御を行う。
図3に示すように、まずステップS11では、給送制御部62が用紙Pの給送指示を行うことで先行用紙P1の給送を開始して、ステップS12に進む。
ステップS12では、搬送制御部63が搬送モーター27に正方向への回転駆動を開始させて、ステップS13に進む。これにより、回転ローラー26、搬送ローラー対22及び排送ローラー対23が正方向への回転を開始して、先行用紙P1が記録位置に向けて給送される。
ステップS13では、PEセンサー38が先行用紙P1の先端を検出したか否かを判定して、ステップS14に進む。この判定は、主制御部55がPEセンサー38の出力信号を監視し、出力値がOFF値(紙無し)からON値(紙有り)に変化したことをもって、PEセンサー38が先行用紙P1の先端を検出したと判定する。そして、主制御部55は、PEセンサー38が先行用紙P1の先端を検出しなければ、Noの判定(否定判定)を行って検出するまでステップS13の判定を繰り返す。そして、PEセンサー38が先行用紙P1の先端を検出すると、主制御部55がYesの判定(肯定判定)を行ってステップS14に進む。
ステップS14では、主制御部55の指示により、正転用カウンター64が正転カウントを開始して、ステップS15に進む。なお、先行用紙P1の先端がPEセンサー38によって検出されると、用紙Pは頭出しされる。すなわち、PEセンサー38は頭出しを行うための先端検出センサーとして機能し、正転用カウンター64のカウント値に基づいて用紙Pが記録開始位置まで搬送される。
そして、ステップS15において、主制御部55は、先行用紙P1の表面に対する印刷を開始させる旨の制御指令を印刷制御部61に出力して、ステップS16に進む。これにより、先行用紙P1が頭出しによって記録開始位置に達すると、表面に対する印刷が開始される。
ステップS16では、PEセンサー38が先行用紙P1の後端を検出したか否かを判定する。そして、主制御部55が、PEセンサー38の出力値がON値(紙有り)からOFF値(紙無し)に変化すると、Yesの判定を行ってステップS17に進む。一方、PEセンサー38の出力値が変化しなければ、主制御部55はNoの判定を行って、先行用紙P1の後端を検出するまでステップS16の判定を繰り返す。
ステップS17では、主制御部55の指示により、正転用カウンター64が正転カウントを終了して、ステップS18に進む。
ステップS18(算出ステップ)では、算出部60が正転用カウンター64のカウント値に基づいて先行用紙P1の長さLpを算出して、ステップS19に進む。すなわち、ステップS13及びステップS16において、搬送経路24を通じて給送される先行用紙P1の給送方向における両端が検出されるので、算出部60はこの検出結果に基づいて、先行用紙P1の長さLpを算出する。また、取得部57は、算出された先行用紙P1の長さLpを取得して、RAMに記憶させる。なお、正転カウントを終了すると、正転用カウンター64はリセットされる。
ステップS19では、主制御部55が先行用紙P1に対する表面印刷が終了したか否かを判定する。そして、表面印刷が終了していなければ、Noの判定を行って終了するまでステップS19の判定を繰り返し、終了すればYesの判定を行ってステップS20に進む。
ステップS20では、搬送制御部63が搬送モーター27を逆方向に回転駆動させて、ステップS21に進む。すなわち、先行用紙P1は、表面への印刷が終了すると共に後端が検出位置Dpを通過する位置まで搬送されることで給送過程を終え、搬送ローラー対22及び排送ローラー対23が逆方向に回転を開始するのに伴って、反転過程に移行する。
ステップS21(検出ステップ)では、判定部58が、PEセンサー38が反転過程にある先行用紙P1の先端を検出したか否かを判定する。このときの先端とは、出力値がOFF値(紙無し)からON値(紙有り)に変化する先行用紙P1の返送方向における先端(図5における右端)のことをいう。そして、PEセンサー38が先行用紙P1の先端を検出しなければ、判定部58はNoの判定を行って、PEセンサー38が先行用紙P1を検出するまでステップS21の判定を繰り返す。一方、図5に示すように、先行用紙P1の先端が検出位置Dpに達して、PEセンサー38が先行用紙P1を検出すれば、判定部58がYesの判定を行ってステップS22に進む。
ステップS22では、主制御部55の指示により、逆転用カウンター65が逆転カウントを開始して、ステップS23に進む。
図4に示すように、ステップS23では、判定部58が先行用紙P1の長さLpを設定長Lsと比較して、先行用紙P1の長さLpが設定長Ls未満である場合にはYesの判定を行ってステップS24に進む。
ステップS24(決定ステップ)では、決定部56が調整搬送量Ncを決定して、ステップS25に進む。すなわち、決定部56は、先行用紙P1の長さLpが設定長Ls未満であることから、調整搬送量Nc=Lp+Lb−Lf+Sdを算出する。
ステップS25(判定ステップ)では、判定部58が逆転用カウンター65のカウント値N、すなわち反転過程にある先行用紙P1の先端が検出されてからの搬送量が調整搬送量Ncを超えたか否かを判定する。そして、カウント値Nが調整搬送量Ncを超えなければ、Noの判定を行ってカウント値Nが調整搬送量Ncを超えるまでステップS25の判定を繰り返す。一方、カウント値Nが調整搬送量Ncを超えると、Yesの判定を行ってステップS26に進む。
ステップS26(給送指示ステップ)では、給送制御部62が後続用紙P2の給送指示を行うことで後続用紙P2の給送を開始して、ステップS27に進む。なお、ステップS25の判定結果が肯定判定となったとき、図6に示すように、先行用紙P1の後端は反転経路67におけるトリガー位置Tpに達している。すなわち、給送制御部62は、先行用紙P1の後端がトリガー位置Tpに達する給送タイミングで、後続ターゲットの給送指示を行う。これにより、図1に示すように、後続用紙P2は、先行用紙P1との間に間隔Sdを保持しつつ、反転された先行用紙P1と連続的に搬送経路24を通じて給送される。
ステップS27では、判定部58が逆転用カウンター65のカウント値Nが反転用搬送量Neを超えたか否かを判定する。そして、カウント値Nが反転用搬送量Neを超えなければ、Noの判定を行ってカウント値Nが反転用搬送量Neを超えるまでステップS27の判定を繰り返す。一方、カウント値Nが反転用搬送量Neを超えると、Yesの判定を行ってステップS28に進む。
ステップS28では、搬送制御部63が搬送モーター27に正方向への回転駆動を開始させて、ステップS29に進む。これにより、搬送ローラー対22及び排送ローラー対23が正方向への回転を再開する。なお、搬送モーター27の正方向への回転駆動が再開されると、逆転用カウンター65はカウントを終了すると共に、逆転用カウンター65がリセットされる。また、記載を省略しているが、ステップS28の後、PEセンサー38によって先行用紙P1の先端が検出されると共に、該検出結果に基づいて頭出しが行われる。
ステップS29では、主制御部55が、先行用紙P1の裏面に対する印刷を開始させる旨の制御指令を印刷制御部61に出力して、ステップS30に進む。これにより、先行用紙P1が頭出しによって記録開始位置に達すると、裏面に対する印刷が開始される。
ステップS30では、主制御部55が先行用紙P1に対する裏面印刷が終了したか否かを判定する。そして、裏面印刷が終了していなければ、Noの判定を行って終了するまでステップS30の判定を繰り返し、終了すればYesの判定を行って、先行用紙P1の両面印刷を終了する。
また、図7に示すように、先行用紙P1の長さLpが設定長Ls以上である場合には、ステップS23において、判定部58がNoの判定を行ってステップS31に進む。
ステップS31(決定ステップ)では、決定部56が調整搬送量Ncを決定して、ステップS32に進む。すなわち、決定部56は、先行用紙P1が設定長Ls以上であることから、調整搬送量Nc=Lp−Lh−Lf+Sdを算出する。
ステップS32では、判定部58が逆転用カウンター65のカウント値Nが反転用搬送量Neを超えたか否かを判定する。そして、カウント値Nが反転用搬送量Neを超えなければ、Noの判定を行ってカウント値Nが反転用搬送量Neを超えるまでステップS32の判定を繰り返す。一方、カウント値Nが反転用搬送量Neを超えると、Yesの判定を行ってステップS33に進む。
ステップS33では、搬送制御部63が搬送モーター27に正方向への回転駆動を開始させて、ステップS34に進む。これにより、搬送ローラー対22及び排送ローラー対23が正方向への回転を再開する。なお、搬送モーター27の正方向への回転駆動が再開されると、逆転用カウンター65はカウントを終了すると共に、逆転用カウンター65がリセットされる。
ステップS34(検出ステップ)では、判定部58が、PEセンサー38が反転後の先行用紙P1の先端を検出したか否かを判定する。そして、PEセンサー38が先行用紙P1の先端を検出しなければ、判定部58はNoの判定を行って、PEセンサー38が先行用紙P1を検出するまでステップS34の判定を繰り返す。一方、図8に示すように、反転後の先行用紙P1の先端が検出位置Dpに達して、PEセンサー38の出力値がOFF値(紙無し)からON値(紙有り)に変化した場合には、判定部58がYesの判定を行ってステップS35に進む。
ステップS35では、主制御部55の指示により、正転用カウンター64が正転カウントを開始して、ステップS36に進む。なお、先行用紙P1の先端がPEセンサー38によって検出されると、該検出結果に基づいて先行用紙P1の頭出しが行われる。
ステップS36では、主制御部55が、先行用紙P1の裏面に対する印刷を開始させる旨の制御指令を印刷制御部61に出力して、ステップS37に進む。これにより、先行用紙P1が頭出しによって記録開始位置に達すると、裏面に対する印刷が開始される。
ステップS37(判定ステップ)では、判定部58が正転用カウンター64のカウント値N、すなわち反転過程にある先行用紙P1の先端が検出されてからの搬送量が調整搬送量Ncを超えたか否かを判定する。そして、カウント値Nが調整搬送量Ncを超えなければ、Noの判定を行ってカウント値Nが調整搬送量Ncを超えるまでステップS25の判定を繰り返す。一方、カウント値Nが調整搬送量Ncを超えると、Yesの判定を行ってステップS38に進む。
ステップS38(給送指示ステップ)では、給送制御部62が後続用紙P2の給送指示を行うことで後続用紙P2の給送を開始して、ステップS39に進む。なお、ステップS37の判定結果が肯定判定となったとき、図9に示すように、先行用紙P1の後端は反転経路67におけるトリガー位置Tpに達している。すなわち、給送制御部62は、先行用紙P1の後端がトリガー位置Tpに達する給送タイミングで、後続ターゲットの給送指示を行う。これにより、図10に示すように、後続用紙P2は、先行用紙P1との間に間隔Sdを保持しつつ、反転された先行用紙P1と連続的に搬送経路24を通じて給送される。
ステップS39では、主制御部55が先行用紙P1に対する裏面印刷が終了したか否かを判定する。そして、裏面印刷が終了していなければ、Noの判定を行って終了するまでステップS39の判定を繰り返し、終了すればYesの判定を行って、先行用紙P1の両面印刷を終了する。
なお、3枚以上の用紙Pを連続して給送する場合には、1枚目の先行用紙P1が排紙された後、2枚目の後続用紙P2が新たな先行用紙P1となって上記処理が繰り返されることで、3枚目の用紙Pが後続用紙P2として給送される。
したがって、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)PEセンサー38が反転過程にある先行用紙P1を検出してからの調整搬送量Ncに基づいて、後続用紙P2の給送指示を行う給送タイミングが決定される。すなわち、給送タイミングは、反転過程にある先行用紙P1の搬送状況と、給送される先行用紙P1の給送方向における長さLpに基づいて決定されるので、先行用紙P1と干渉しない適切な間隔Sdを保持しつつ、後続用紙P2の連続的な給送を行うことができる。
また、給送タイミングは実際に給送された先行用紙P1の長さLpに基づいて決定されるので、印刷データに設定された用紙サイズと実際に給送された用紙サイズとが異なっていた場合にも、適切な間隔Sdを確保することができる。
(2)先行用紙P1が設定長Ls以上である場合は、PEセンサー38の検出対象を反転後の先行用紙P1とするので、検出対象を反転前の先行用紙P1とする場合よりも、調整搬送量Ncを短くすることができる。これにより、先行用紙P1を検出してからの搬送誤差を小さくすることができる。また、給送制御部62は、先行用紙P1が設定長Ls未満である場合は、PEセンサー38の検出対象を反転前の先行用紙P1とするので、先行用紙P1の反転過程で後続用紙P2の給送を開始することができる。
(3)設定長Lsにより、反転過程にある先行用紙P1の後端がトリガー位置Tpに達したときに、当該先行用紙P1の反転後の先端がPEセンサー38に検出されうるか否かを判定することができる。
(4)補正部59がロータリーエンコーダー37の検出結果に基づいて調整搬送量Ncを補正するので、用紙Pの積層量の増減によって給送経路32の長さが変化した場合にも、適切なタイミングで後続用紙P2を給送することができる。
(5)搬送経路24に実際に給送された先行用紙P1の長さに基づいて後続用紙P2の給送タイミングを決定するので、先行用紙P1と後続用紙P2のサイズが異なる場合にも、適切な間隔Sdで連続的な給送を行うことができる。また、印刷データに設定された用紙サイズよりも大きいサイズの先行用紙P1が給送された場合にも、後続用紙P2との干渉を回避することができる。さらに、印刷データに設定された用紙サイズよりも小さいサイズの先行用紙P1が給送された場合にも、間隔Sdが空きすぎることがない。
(6)頭出しのために用紙Pの先端を検出するPEセンサー38を用いて先行用紙P1の長さLpを算出すると共に、反転過程にある先行用紙P1を検出することができるので、複数のセンサーを備える必要がない。例えば、頭出しを行うためのPEセンサーを備えたプリンターであれば、新たなPEセンサーを追加する必要がない。
(7)調整搬送量Ncは、搬送モーター27の駆動を制御するための正転用カウンター64又は逆転用カウンター65を用いてカウントすることができるので、専用のカウンターを備える必要がない。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図11及び図12に従って説明する。なお、第2実施形態は、搬送部20の構成の一部が第1実施形態と異なっている。したがって、以下の説明においては、第1実施形態と相違する部分について主に説明するものとし、第1実施形態と同一又は相当する部材構成には同一符号を付して重複説明を省略するものとする。
図11に示すように、第2実施形態の搬送部20は、略平面状の搬送経路24Aと、略曲面状の反転経路25Aと、搬送モーター27の駆動力によって正逆両方向に回転される搬送ローラー68とを備えている。搬送経路24Aの一端(右端)は、合流位置G0において反転経路25Aと接続されている。また、搬送ローラー68は、搬送ローラー対22及び排送ローラー対23と同方向に回転する。
収容部30から給送経路32に繰り出された先行用紙P1は、搬送ローラー68によって搬送経路24Aを通じて図11において左方向となる給送方向に搬送(給送)される。また、表面への記録が施された先行用紙P1は、搬送経路24Aを給送方向と逆方向となる右方向(返送方向)に搬送(返送)されることで、反転経路25Aに達する。そして、先行用紙P1は、回転ローラー26の図11における時計回り方向への回転に伴って反転経路25Aで反転された後、再度、図11に示すように搬送経路24Aを通じて記録位置に向けて搬送される。
ここで、合流位置G0から検出位置Dpまでの搬送経路長さをLh1、反転経路長さをLr、給送経路長さをLf、トリガー位置Tpから合流位置G0までの反転経路長さをSa=Lf−Sdとすると、設定長Ls=Lh1+Sa=Lh1+Lf−Sdとなる。
また、図11に示すように、先行用紙P1の長さLpが設定長Ls未満である場合、調整搬送量Nc=Lp+Lh1+Lr−Sa=Lp+Lh1+Lr−(Lf−Sd)=Lp+Lh1+Lr−Lf+Sdとなる。そして、この場合には、反転過程にある先行用紙P1の反転前の先端がPEセンサー38に検出されてからの搬送量が上記調整搬送量Ncを超えたときに、後続用紙P2の給送が開始される。
一方、図12に示すように、先行用紙P1の長さLpが設定長Ls以上である場合、調整搬送量Nc=Lp−Ls=Lp−(Lh1+Lf−Sd)=Lp−Lh1−Lf+Sdとなる。そして、この場合には、先行用紙P1の反転後の先端がPEセンサー38に検出されてからの搬送量が上記調整搬送量Ncを超えたときに、後続用紙P2の給送が開始される。
したがって、第2実施形態のような構成の搬送装置13を備えるプリンター11においても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・搬送モーター27の駆動力で給送ローラー31を回転させるようにしてもよい。
・ステップS18で先行用紙P1の長さLpを算出した後に、算出結果に基づいて調整搬送量Ncを決定しておいてもよい。
・プリンター11が異なるサイズの用紙Pを収容した収容部30を複数備えて、異なるサイズの用紙Pが混在した状態で連続的に給送されるようにしてもよい。この場合にも、異なるサイズの先行用紙P1と後続用紙P2との間で均等な間隔Sdを保持しつつ、連続的な給紙を行うことができる。
・搬送経路24、返送経路25及び給送経路32は任意の経路形成部材によって構成することができる。また、長さや形状も任意に変更することができる。
・ロータリーエンコーダー37及び補正部59を備えなくてもよい。例えば、用紙Pが収容部30において下方から付勢された状態で保持されている場合には、用紙Pの残量の変化に応じて給送経路32の長さが変化することがないので、調整搬送量Ncを補正する必要がない。
・調整搬送量Ncをカウントするための専用のカウンターを備えてもよい。
・先行用紙P1は、反転後に裏面に印刷を施すことなく搬送経路24を通じて排紙するようにしてもよい。このように、印刷面(表面)を下側に向けたフェイスダウンで排紙する場合にも、本発明を適用することができる。
・取得部57が、印刷データに設定された用紙サイズに基づいて先行用紙P1の長さを取得するようにしてもよい。また、この場合には、給送される先行用紙P1の給送方向における両端を検出したPEセンサー38の検出結果に基づいて、設定された用紙サイズが正しいか否かを判断するようにしてもよい。
・各実施形態では、記録装置をインクジェット式のプリンターに具体化したが、インク以外の他の液体(記録材)を噴射したり吐出したりする液体噴射装置を採用してもよく、微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状態、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうち何れか一種の噴射装置に本発明を適用することができる。
・各実施形態において、記録装置は、例えばドットインパクト式プリンターなど、任意の記録方式に変更することができる。
・本発明は、プリンターの他、スキャナー、FAX、コピー機や、これら各機能を有した複合機等に適用してもよい。
・給送制御装置14は、記録を行う記録装置に限らず、例えば箔の転写、シール等の貼付など、各種処理を行う処理装置に備えるようにしてもよい。また、処理はターゲットに加工を施すものに限らず、例えば各加工処理の処理結果を検査する検査や画像を撮影する撮影等であってもよい。
11…記録装置としてのプリンター、14…給送制御装置、15…記録手段としての記録ヘッド、20…搬送手段及び反転手段としての搬送部、21…給送手段としての給送部、24,24A…搬送経路、25A,67…反転経路、32…給送経路、37…給送経路長検出手段としてのロータリーエンコーダー、38…ターゲット検出手段としてのPEセンサー、56…決定手段としての決定部、58…判定手段としての判定部、59…補正手段としての補正部、60…算出手段としての算出部、62…給送指示手段としての給送制御部、Dp…検出位置、Lp…先行用紙の長さ、Ls…設定長、Nc…調整搬送量、P,P1,P2…ターゲットとしての用紙、P1…先行ターゲットとしての先行用紙、P2…後続ターゲットとしての後続用紙、Tp…トリガー位置。

Claims (5)

  1. 反転経路と接続された搬送経路にターゲットを給送する給送手段を制御する給送制御装置
    であって、
    前記搬送経路上に配置される検出位置において、前記ターゲットを検出するターゲット
    検出手段と、
    給送される先行ターゲットの給送方向における両端を検出した前記ターゲット検出手段
    の検出結果に基づいて、前記先行ターゲットの長さを算出する算出手段と、
    前記先行ターゲットの長さに基づいて、給送タイミングを決める調整搬送量を決定する
    決定手段と、
    前記給送タイミングとして、前記ターゲット検出手段が反転過程にある前記先行ターゲ
    ットを検出した後、該ターゲットの搬送量が前記調整搬送量を超えたときに、後続ターゲ
    ットの給送指示を行う給送指示手段と、
    前記先行ターゲットの長さが設定長以上であるか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記給送指示手段は、前記先行ターゲットが前記設定長以上である場合は、前記ターゲ
    ット検出手段が反転後の前記先行ターゲットを検出してからの搬送量が前記調整搬送量を
    超えた場合に前記給送指示を行い、前記先行ターゲットが前記設定長未満である場合は、
    前記ターゲット検出手段が反転前の前記先行ターゲットを検出してからの搬送量が前記調
    整搬送量を超えた場合に前記給送指示を行うことを特徴とする給送制御装置。
  2. 前記給送指示手段は、前記先行ターゲットの後端が前記反転経路におけるトリガー位置に
    達したときに前記給送指示を行い、
    前記設定長は、反転過程にある前記先行ターゲットの後端がトリガー位置に達したとき
    に、前記先行ターゲットの反転後の先端が前記ターゲット検出手段に検出されうる長さで
    あるか否かを判定可能な値に設定されることを特徴とする請求項に記載の給送制御装置
  3. 給送に備えて積層状態で保持されているターゲットの積層量に応じて変化する前記ターゲ
    ットの給送経路の長さを検出する給送経路長検出手段と、
    該給送経路長検出手段の検出結果に基づいて、前記調整搬送量を補正する補正手段とを
    さらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項のうち何れか一項に記載の給送制御装
    置。
  4. 反転経路と接続された搬送経路にターゲットを給送する給送手段を制御する給送制御方法
    であって、
    搬送経路上に配置される検出位置において、給送される先行ターゲットの給送方向にお
    ける両端を検出した検出結果に基づいて、前記先行ターゲットの長さを算出する算出ステ
    ップと、
    前記先行ターゲットの長さに基づいて、給送タイミングを決める調整搬送量を決定する
    決定ステップと、
    前記検出位置において、反転過程にある先行ターゲットを検出する検出ステップと、
    反転過程にある前記先行ターゲットの前記検出位置で検出されてからの搬送量が、前記
    調整搬送量を超えたか否かを判定する判定ステップと、
    該判定ステップの判定結果が肯定判定となる前記給送タイミングで、後続ターゲットの
    給送指示を行う給送指示ステップと、
    前記先行ターゲットの長さが設定長以上であるか否かを判定する判定ステップと、を備え、
    前記給送指示ステップは、前記先行ターゲットが前記設定長以上である場合は、前記ターゲット検出ステップで反転後の前記先行ターゲットを検出してからの搬送量が前記調整搬送量を超えた場合に前記給送指示を行い、前記先行ターゲットが前記設定長未満である場合は、前記ターゲット検出ステップで反転前の前記先行ターゲットを検出してからの搬送量が前記調整搬送量を超えた場合に前記給送指示を行うことを特徴とする給送制御方法。
  5. 反転経路と接続された搬送経路にターゲットを給送する給送手段と、
    前記搬送経路に沿って前記ターゲットを搬送する搬送手段と、
    前記搬送経路において前記ターゲットに対して記録を施す記録手段と、
    前記記録が施された前記ターゲットを前記反転経路において反転させる反転手段と、
    請求項1〜請求項のうち何れか一項に記載の給送制御装置と、を備えることを特徴と
    する記録装置。
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