JP5620735B2 - 電子写真方式画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を用いて画像を形成する画像形成装置に関し、特に、複写機、プリンタ、FAX、或いは、これら複数の機能を備えた複合機等の画像形成装置に関する。
従来、画像品質の安定性を向上させる手法として、以下の流れで処理を行うことが知られている。まず、画像形成装置を起動させて、ウォームアップ終了後に特定パターンを像担持体上に形成し、その像担持体上のパターンの濃度を読み取る。その後、γ補正などの画像形成条件にフィードバックさせることや特定パターンを出力物に印字して、リーダ部においてパターンの濃度を読み取り、補正などの画像形成条件にフィードバックさせる。そして、このフィードバックされた情報に基づいて補正を行うことで、画像品質を安定させる。更には、環境変動等により、画像形成特性が変化した場合、環境変動量に応じて、再度、特定パターンを像担持体上に形成し、その像担持体上或いは出力物上のパターンの濃度を読み取る。そして、γ補正などの画像形成条件にフィードバックさせることにより、画像品質を安定させることなどが行われている。
例えば、特許文献1に記載の技術には、単色の階調パッチを出力し、リーダ部にて読み取られたパッチの濃度を算出し、所望のターゲット(濃度リニア、明度リニアなど)となるように一次元LUT(階調補正テーブル)を作成する自動階調補正の技術が記載されている。また、特許文献2に記載の技術には、載り量を変化させたパッチを打ち、感光体上もしくは転写体上で載り量を検知し、その検知結果に応じて階調補正を行う技術が記載されている。
特開平11−75067号公報 特開2002−6684号公報
しかしながら、特許文献1の記載の技術では、媒体からの反射光を検知する反射型のセンサによりトナー載り量を検知し、トナー濃度決定しているが、透明トナーは反射型のセンサではトナー載り量を検知することができず、最適な光沢感を出すことができない。また、特許文献2に記載の技術では、中間調は正反射光センサで、高濃度領域は乱反射光センサでトナー載り量を検知し、濃度制御を行っている。この場合、トナー載り量が多い場合には検知精度が悪くなり、最大トナー載り量が安定的に維持できず、トナーの定着不良や最悪の場合は分離不良による紙詰まりなどの問題が発生するという問題がある。
上記課題は、本発明による以下の構成により解決される。透明トナーを用いてトナー像を形成可能な電子写真方式の画像形成装置であって、記録材上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記記録材上に形成されたトナー像トナー載り量を検知する検知手段と、前記検知手段によって検知されたトナー載り量に基づいて、前記トナー像形成手段によって形成されるトナー像のトナー載り量を制御する制御手段と、前記記録材上の前記トナー像を加熱し、前記記録材へ定着させる定着手段を有し、前記透明トナーを用いたトナー像のトナー載り量を制御するために、前記透明トナーを用いたトナー画像が形成される記録材透明シートであり、前記検知手段は、前記透明シートに形成された透明トナーを用いたトナー像の透過光により前記透明トナーを用いたトナー像のトナー載り量を検知、前記制御手段は、前記検知手段により検知された前記透明トナーを用いたトナー像のトナー載り量基づいて、前記透明トナーのトナー載り量を制御し、前記透明トナーを用いたトナー像のトナー載り量を制御するために形成された前記透明トナーを用いたトナー像を前記透明シートに定着するための前記定着手段の定着温度は、通常の画像を形成するために前記透明トナーを用いたトナー像を前記記録材に定着するための前記定着手段の定着温度より低いことを特徴とする
本発明によれば、透明トナーを用いる画像形成装置において、透明トナーの載り量を適切に検知し、出力物において最適な光沢感を出させ、かつ、トナー載り量が多すぎることによる定着不良や紙詰まりを防止することができる
第一実施形態に係る画像形成装置を説明する図。 本発明に係る透明シート上のトナー載り量に応じたセンサからの光の経路を示す図。 本発明に係る画像形成装置のトナー載り量と透過光量の関係の一例を示す図。 第一実施形態に係る画像形成装置の透明トナーへの階調補正のフロー図。 本発明に係る画像形成装置の階調パッチの出力レベルの一例を示す図。 第二実施形態に係る画像形成装置を説明する図。 第二実施形態に係る透明トナーにおける階調補正のフロー図。 第二実施形態に係る濃度センサを説明するための図。 第三実施形態に係る透明シート上のトナーに応じた光の経路を示す図。 第三の実施形態に係るトナーの性質と定着温度との関係を示す図。
<第一実施形態>
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳述する。図1は、本発明の第一実施形態に係る電子写真方式画像形成装置の内部構成を概略的に示す図である。図1において、画像形成装置100は、イメージスキャナ部18、A/Dコンバータ21、制御部22、レーザドライバ24、半導体レーザ20、ポリゴンミラー28、及びミラー17eを備える。また、画像形成装置100は、感光体1、スコロトロン一次帯電器2、現像装置4、表面電位センサ41、転写ローラ8、クリーニング装置13、前露光ランプ30、定着装置12、帯電制御部50、及びパッチ検知部51を備える。
イメージスキャナ部18は、リーダ部である原稿ガラス台14、照明ランプ16、ミラー17a、17b、17c、レンズ17d、及び光電変換素子19を備える。すなわち、原稿15が載置される原稿ガラス台14上にて、透過光の検知を行うこととなる。照明ランプ16は、原稿ガラス台14上に載置されている原稿15を走査する。ミラー17a、17b、17cは、照明ランプ16により走査された原稿15からの透過光をレンズ17dに導く。レンズ17dは、原稿15からの透過光を光電変換素子19上に結像させる。光電変換素子19は、結像された原稿15からの透過光を電気信号に変換してA/Dコンバータ21に出力する。ここまでの処理により、イメージスキャナ部18は、原稿に対する透過光を検知することが可能な透過型センサを構成している。A/Dコンバータ21は、イメージスキャナ部18の光電変換素子19により出力された電気信号をデジタル化する。制御部22は、A/Dコンバータ21によりデジタル化された電気信号をその画像濃度に比例して0(00hex)から255(FFhex)の256階調の画像信号に変換してレーザドライバ24に出力する。
感光体1は、円筒状の導電基体上に光導電層を設けたもので、矢印方向に回転自在に軸支されている。スコロトロン一次帯電器2は、感光体1の表面を帯電させる。レーザドライバ24は、制御部22により出力された画像信号に応じて半導体レーザ20の発光を変調する。半導体レーザ20は、画像信号に応じて変調されたレーザ光をポリゴンミラー28、ミラー17eを介して感光体1に照射し、スコロトロン一次帯電器2により帯電された感光体1上に静電潜像を形成する。現像装置4は、感光体1上に形成された静電潜像にトナーを付着させ、感光体1上にトナー像を形成する。転写ローラ8は、感光体1上に形成されたトナー像を記録紙P上に転写する。クリーニング装置13は、トナー像を転写した後の感光体1上の残留トナーを除去する。前露光ランプ30は、感光体1の残留電荷を除去する。トナー像が転写された記録紙Pは、感光体1から分離された後に定着装置12に搬送される。この一連の流れにより、記録材上においてトナー像形成を行う。また、本発明を適用可能な画像形成装置は、有色のトナーに加え、透明トナーによってもトナー像を形成可能である。
定着装置12は、この搬送された記録紙Pの表面にトナー像を加熱して定着させ、画像が形成された記録紙Pを画像形成装置の外部に排出する。感光体1には製造上のばらつきにより帯電能の良いもの、悪いものが存在する。更に、長期の使用や画像形成装置の使用環境の変化によっても、スコロトロン一次帯電器2の放電特性が変化すること等により、感光体1の帯電能は変化する。感光体1の帯電能のばらつきを吸収するために、表面電位センサ41は、現像装置4による現像位置の近傍での感光体1の表面電位を検知して帯電制御部50に信号を出力する。帯電制御部50は表面電位センサ41により出力された信号に基づいて、感光体1の表面電位を所望の電位に保つようにスコロトロン一次帯電器2のグリッドに印加する電圧を変化させる。
パッチ検知部51は、感光体1上に基準となるパッチを形成するためのLEDと、感光体1上に形成されたパッチの反射光量を読み取る濃度センサとを備える。この読み取った感光体1上のパッチの反射光量により、感光体1上のトナー付着量を演算し、その結果から画像制御条件(γ−LUT、帯電電位、レーザパワー等)を制御する。本実施形態では、電子写真方式の画像形成装置100における現像方式として非接触2成分現像方式を採用するものとするが、これに限られるものではない。
[透明トナー載り量補正]
次に、本実施形態において特徴的な部分である透明トナーの載り量補正方法に関して以下に述べる。まず、従来の方法の問題点について述べる。有色の記録紙P上に数段階にトナー載り量を変更させた階調パターンを印字することによって生成された出力物を、従来の反射型の系であるイメージスキャナ部18で読み込む。これにより、有色のトナーで階調パターンを印字したものは、階調パターン通りの画像信号を検知できる。しかし、透明トナーに関しては、全ての階調においてほとんどトナーが存在しない状況と同等の画像信号が得られる。即ち、透明トナーにおいては、反射型の系では階調補正を行えず、階調パッチの出力レベルがFFhexであっても00hexと誤認識してしまう。この従来の系では、印刷物において最適な光沢感を出すことができないだけでなく、最大トナー載り量をコントロールすることが出来ず、定着不良や最悪の場合は分離不良による紙詰まりなどが発生する。
そこで、本実施形態においては記録材(記録紙P)を透明シートとし、且つイメージスキャナ部18に透過型の系(透過型センサ)を採用することで、透明シート上のトナー載り量を検知する。そして、この検知結果に基づいて、出力用のトナー載り量を制御、補正する。これにより、透明トナーを用いた場合においても、最適な光沢感を出し、且つ定着不良や最悪の場合は分離不良による紙詰まりなどが発生することを防止している。
イメージスキャナ部18が透過型の系の場合に、階調変化を認識するかについて図2(A)、(B)を用いて説明する。図2(A)、(B)は、透明シートP上のトナー載り量が相対的に少ない場合と多い場合に、照明ランプ16から発光された光の経路を示す図である。ここで示されているトナーは有色のトナーである。図2(A)のように、トナー載り量が少ない場合は、照明ランプ16から発光された光が透明シートP上のトナーによって反射する量が少なく、透明シートPを通過する透過光量が多くなる。一方、図2(B)のように、トナー載り量が多い場合は、照明ランプ16から発光された光が透明シートP上のトナーによって反射する量が多く、透明シートPを通過する透過光量が少なくなる。図3に、透明シートPを通過した透過光量と透明シートP上のトナー載り量の一例を示す。図3からも分かるように、トナー載り量が多くなればなるほど、透過光が少なくなっていることが分かる。
[階調補正処理]
次に、本実施形態における透明トナーの階調補正のフローチャートを図4に示す。図4において、画像形成装置100の電源がONになった(S11)後、画像形成装置100が備える操作部(不図示)により、ユーザは階調補正モードを選択し、プリント開始を指示する(S12)。そして、制御部22は、ユーザからの指示に基づいて、透明シートP上にLUT(ルックアップテーブル:階調補正テーブル)による補正なしの階調パッチを出力させる(S13)。そして、ユーザは、この透明シートPをリーダ部に載置する(S14)。その後、制御部22は、透過型センサによる透過光によって階調パッチを読み取らせる(S15)。そして、制御部22は、読み取った値を濃度に変換する(S16)。最後に、制御部22は、入力信号に対して、S15、S16での検知結果に基づく濃度がどのように変化しているかを判定し、予め定められているターゲットになるように階調性を補正する(LUTを書き換える)(S17)。そして、本処理フローを終了する。
上記で求められたLUTを用いて、記録紙P上における、単位面積あたりの透明トナーに対するトナー量を補正する。なお、本実施形態のS3にて使用した階調パッチの出力レベルは図5の階調パッチ501に示すように、0hex、10hex、20hex…F0hex、FFhexとした。
以上より、透明トナーを用いる画像形成装置においても、階調補正を可能とし、最適な光沢感を出し、且つトナー載り量が多すぎることによる定着不良や紙詰まりのない画像形成装置を提供することが出来る。
なお、本実施形態の画像形成装置で用いた現像剤および画像形成装置の構成等はこれらに限ったものではなく、本発明は様々な現像剤および画像形成装置に適用可能である。また、階調パッチの出力は本実施形態においては17階調としたが、これに限られるものではない。印刷対象とする画像の特徴に合せて、17階調以上の複数の階調を検知しても良いし、少なくしても良い。
<第二実施形態>
本実施形態を説明する画像形成装置の基本構成は、ほぼ第一実施形態と同じであるため、詳しい画像形成装置全体の説明は割愛する。ここで第一実施形態との差異は、本実施形態では転写体として中間転写ベルトを用いた画像形成装置としている。これにより、本実施形態では、第一実施形態に記載の階調補正のフローを画像形成装置本体内で自動的に行うことでユーザビリティを向上させた系について述べる。つまり、第一実施形態で図4のS12〜S14に示したような人手を介する必要がなくなる。上記階調補正を自動化することは、ユーザのニーズに合致したものとなり得る。
[階調補正処理]
本実施形態における階調補正方法に関して、図6及び図7を用いて説明する。なお、図6における参照番号が図1と重複するものは、同じものもしくは同じ役割を担っている。図7に示すように、まず、画像形成装置100の電源がONになった(S21)後、画像形成装置100が備える操作部(不図示)により、ユーザは階調補正モードを選択し、プリント開始を指示する(S22)。そして、制御部22は、透明シートP上にLUTによる補正なしの階調パッチを形成させる(S23)。その後、階調パッチが透明シートPに定着後、透明シートPは第1切換ガイド80によって反転パス66に導かれ、反転ローラ78A、78Bにて反転されて濃度センサ101が配置された両面搬送パス67へと送られる(S24)。なお、濃度センサ101の詳細については、図8(A)を用いて後述する。両面搬送パス67へ送られた透明シートPは、濃度センサ101を通過する際に、透過光により階調パッチを読み取られる(S25)。そして、制御部22は読み取った値を、濃度に変換する(S26)。最後に、制御部22は、入力信号に対して濃度を判定し、あらかじめ定められているターゲットになるようにLUTを書き換える(S27)。以上により、本処理を終了する。
ここで、濃度センサ101について述べる。濃度センサ101は、所定のタイミングにて搬送されてきた透明シートP上のパッチに濃度センサ101内の照射手段としての白色LEDより参照光を照射する。そして、その対面に設けられた受光手段にて受光し、受光した光量に応じた信号を出力する。
図8(A)は、画像形成装置100に濃度検知手段として適用された濃度センサ101近傍及び記録媒体の概略断面図である。ここでの濃度センサ101は、図8(A)に示されるように、搬送されるシートを介して対応する位置に設けた光源からの光を検知するように構成された透過型センサである。濃度センサ101は、白色LED91とRGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ92により構成される。白色LED91を階調パッチが形成され、定着した透明シートPに対して発光させ、透過光強度をRGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ92により検知する。RGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ92の受光部93は、図8(B)のようにRGBそれぞれが独立した画素となっている。
電荷蓄積量はLED出力もしくは積算時間を任意に変更する事で、所望のダイナミックレンジを得られるように調整している。そして、予め基準となる指標を用いて上記調整を行う事により、反射光量から記録媒体上のトナー濃度を高精度で測定している。RGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ92の電荷蓄積型センサは、フォトダイオードでも良い。RGBの3画素のセットが、数セット並んでいるものでも良い。更には、RGB3色が発光するLEDとフィルタ無しセンサにより構成しても良い。
以上より、透明トナーを用いた画像形成装置において、ユーザビリティを向上した階調補正を可能とし、最適な光沢感を出し、且つトナー載り量が多すぎることによる定着不良や紙詰まりのない画像形成装置を提供することが出来る。
なお、本実施形態の画像形成装置で配置された濃度センサは両面搬送パスに配置されたが、記録紙Pが通過する搬送経路の何れかの位置であれば、構成等はこれらに限ったものではなく、本発明が様々な画像形成装置に適用可能である。
<第三の実施形態>
本実施形態を説明する画像形成装置100の基本構成は、第一実施形態と同じであるため、詳しい画像形成装置全体の説明は割愛する。第一実施形態との差異として、本実施形態は、透明シート上のトナーが溶け過ぎた場合の系について述べる。
例えば、トナーの多少の製造条件の違いにより、トナー粒子中の着色剤の分散性が変化し、混色性や透明性等の色再現性が変化したり、トナーの載り量と濃度との関係(カバーリングパワー)が変化することは一般的に知られている。この時、トナーの溶け易さが変化し、紙上の濃度が変化することもある。図9(A)は、透明シートP上のトナーが溶け過ぎてしまった場合の図である。トナーが溶け過ぎてしまった場合には、透明シートP上のトナーは薄層となり、照射された光に対して乱反射光が存在せず、殆どが透過光となっている。この場合、透明シートP上のトナー載り量に関わらず、載り量が少ないと判定してしまい、結果として載り量が多すぎることによる定着不良や紙詰まりが発生しやすくなってしまう。
そこで、本実施形態においてはトナーが溶け過ぎて乱反射光が存在しない状況を防ぐために、透明トナーの階調補正を行う際に、定着条件を変化させる。ここでは、トナー像に対する定着の温度を下げる。これにより、図9(B)のようにトナーの溶け過ぎを防止し、定着不良や紙詰まりが発生しないようにする。定着温度の設定は、予め透明シートPに対する定着温度と透過光量と定着不良の対応関係を図10に示すような実験等によって求める。そして、その実験結果から、透過光により階調パッチを認識し、定着不良が発生しない定着温度に設定することで階調補正を行う。本実施形態においては、図10に従って、最も溶け難いトナーおよび最も溶け易いトナーのいずれもがセンサにて階調の認識が可能である温度を定着温度として採用している。具体的には、通常、定着温度として設定している160℃に対し、10℃温度を下げることで階調補正を行っている。
以上、透明トナーを用いる画像形成装置において、トナーの製造条件が異なることによって生じうるトナーの溶け易さやカバーリングパワーの変化を考慮に入れ、トナーの定着条件を変化させる。これにより、最適な光沢感を出し、且つトナー載り量が多すぎることによる定着不良や紙詰まりを防止することが可能となる。
なお、本実施形態の画像形成装置では定着条件を変化させる一例として、定着温度を10℃下げている。しかし、透過光により階調パッチを認識し、且つ定着不良が発生しない系であれば、定着温度の下げ幅はこれに限ったものではない。また、定着装置における定着時間の短縮化などによりトナーに対する加熱を抑えても良い。なお、上記構成に限定されるものではなく、本発明は様々な画像形成装置に適用可能である。
以上、3つの実施形態によって本発明の画像形成装置を説明したが、上記に挙げた構成に限られるものではなく、特許請求の範囲に従って様々な構成をとることが可能である。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (3)

  1. 透明トナーを用いてトナー像を形成可能な電子写真方式の画像形成装置であって、
    記録材上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
    前記記録材上に形成されたトナー像トナー載り量を検知する検知手段と、
    前記検知手段によって検知されたトナー載り量に基づいて、前記トナー像形成手段によって形成されるトナー像のトナー載り量を制御する制御手段と、
    前記記録材上の前記トナー像を加熱し、前記記録材へ定着させる定着手段
    を有し、
    前記透明トナーを用いたトナー像のトナー載り量を制御するために、前記透明トナーを用いたトナー画像が形成される記録材透明シートであり
    前記検知手段は、前記透明シートに形成された透明トナーを用いたトナー像の透過光により前記透明トナーを用いたトナー像のトナー載り量を検知
    前記制御手段は、前記検知手段により検知された前記透明トナーを用いたトナー像のトナー載り量基づいて、前記透明トナーのトナー載り量を制御し、
    前記透明トナーを用いたトナー像のトナー載り量を制御するために形成された前記透明トナーを用いたトナー像を前記透明シートに定着するための前記定着手段の定着温度は、通常の画像を形成するために前記透明トナーを用いたトナー像を前記記録材に定着するための前記定着手段の定着温度より低いことを特徴とする電子写真方式画像形成装置。
  2. 前記検知手段は、前記記録材上における、単位面積あたりのトナー量が異なる複数のトナー像のトナー載り量を検知することを特徴とする請求項1に記載の電子写真方式画像形成装置。
  3. 前記検知手段は、イメージスキャナであり、
    原稿台上に載置された前記記録材トナー載り量の検知を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の電子写真方式画像形成装置。
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