JP5613503B2 - 表示装置および表示装置の制御方法 - Google Patents

表示装置および表示装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数ページから構成される情報のページをめくるように表示を書き換える表示装置および表示装置の制御方法に関するものである。
近年、文字、画像、音声などの情報を電子メディアに記録し、書籍のように利用する出版形態である電子ブックが実用化されている。例えば、特許文献1では、電子ブックの表示部に接触した指の接触圧力および接触面積の少なくとも一方と、指の移動方向とに基づき、ページをめくるように表示を書き換える方法が開示されている。この方法を用いると、ユーザは本を読むときに近い感覚で電子ブックのアプリケーションを利用することができる。
特開2000−163193号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、ユーザにページをめくる意志がなかったとしても、ページがめくられてしまうという誤作動を引き起こす可能性があった。例えば、ユーザはタッチセンサのタッチ面の端を持っているつもりであっても、実際には指がタッチセンサの検出領域に置かれていたとする。このときに、何かのきっかけで指に力が入り、タッチセンサに圧力をかけて指を移動させると、ユーザの意志とは関係なくページがめくられてしまうことになる。
このような不都合を解決するため、本出願人は、表示装置の傾き、ユーザの指による入力の移動および押圧荷重に基づいて、情報のページをめくるように表示部の表示を書き換えることのできる表示装置を開発している。この表示装置によれば、3つの値に基づいて表示部の表示が書き換えられるので、ユーザの意志とは関係なくページがめくられてしまうという誤動作を防止することができる。
この表示装置では、ユーザがページを連続的にめくり、目的のページを通過してしまった場合、表示装置を反対方向に傾けることにより、ページを戻すことができる。しかし、ページを戻す際に、再び目的とするページを通過してしまい、何度もページめくりを行わなければならず、目的とするページに辿り着くまでに時間と手間がかかるという問題が考えられる。
かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、ユーザの意思とは無関係にページめくりが行われることを防止し、人が本を読むときに近い感覚で操作することができ、さらに、ページを進める場合と戻す場合におけるページめくりの速度を制御する表示装置および表示装置の制御方法を提供することにある。
上記目的を達成する第1の観点に係る表示装置の発明は、
複数ページから構成される情報を表示する表示装置において、
表示部と、
入力を受け付け、前記入力の位置を検出するタッチセンサと、
前記タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
前記タッチ面または前記表示装置の基準角度からの傾きを検出する傾き検出部と、
前記タッチセンサにより検出された位置に基づいて移動を算出する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記算出された移動、前記荷重検出部により検出された押圧荷重および前記傾き検出部により検出された傾きが、それぞれ、所定の閾値以上の場合、情報のページを第1の方向に第1の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換え、
情報のページを前記第1の方向に第1の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換えた後、前記傾き検出部により前記所定の閾値より低い閾値以下の傾きが検出されると、情報のページを前記第1の方向と反対方向である第2の方向に、前記第1の速度より遅い第2の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換える、
ことを特徴とするものである。
第2の観点に係る表示装置の発明は、第1の観点に係る表示装置において、
前記制御部は、情報のページを前記第1の方向に前記第1の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換えた後所定時間以内に、前記傾き検出部により前記所定の閾値より低い閾値以下の傾きが検出されると、情報のページを前記第2の方向に前記第2の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換えることを特徴とするものである。
第3の観点に係る表示装置の発明は、第1または2の観点に係る表示装置において、
前記制御部は、前記算出された移動、前記荷重検出部により検出された押圧荷重が、それぞれ、所定の閾値以上で、かつ前記傾き検出部により前記所定の閾値より低い閾値以下の傾きが検出されると、情報のページを前記第2の方向に前記第2の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換えることを特徴とするものである。
第4の観点に係る表示装置の発明は、第1〜3の観点に係る表示装置において、
前記制御部は、前記タッチセンサにより検出された位置に基づいて所定位置からの移動距離を算出し、前記算出された移動距離、前記荷重検出部により検出された押圧荷重および前記傾き検出部により検出された傾きが、それぞれ、所定の閾値以上の場合、前記情報のページをめくるように前記表示部の表示を書き換え、その後の表示の書き換えは、前記荷重検出部により検出される押圧荷重および前記傾き検出部により検出される傾きに基づいて制御することを特徴とするものである。
第5の観点に係る表示装置の発明は、第1〜4の観点に係る表示装置において、
前記制御部は、前記傾き検出部により検出された傾きが所定の閾値以上の場合、前記表示部に、ページめくりを促す画像を表示することを特徴とするものである。
第6の観点に係る表示装置の発明は、第1〜5の観点に係る表示装置において、
前記表示装置は、前記タッチ面を振動させる触感呈示部をさらに備え、
前記制御部は、前記表示部の表示を書き換える際に、前記タッチ面を振動させるように触感呈示部を制御することを特徴とするものである。
第7の観点に係る表示装置の制御方法の発明は、
表示部と、
入力を受け付け、前記入力の位置を検出するタッチセンサと、
前記タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
前記タッチ面または表示装置の基準角度からの傾きを検出する傾き検出部と、
を備え、複数ページから構成される情報を表示する表示装置の制御方法であって、
前記タッチセンサにより検出された位置に基づいて移動を算出し、前記算出された移動、前記荷重検出部により検出された押圧荷重および前記傾き検出部により検出された傾きが、それぞれ、所定の閾値以上の場合、情報のページを第1の方向に第1の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換え、
情報のページを前記第1の方向に第1の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換えた後、前記傾き検出部により前記所定の閾値より低い閾値以下の傾きが検出されると、情報のページを前記第1の方向と反対方向である第2の方向に、前記第1の速度より遅い第2の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換える、
ことを特徴とするものである。
第8の観点に係る表示装置の制御方法の発明は、第7の観点に係る表示装置の制御方法において、
情報のページを前記第1の方向に前記第1の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換えた後所定時間以内に、前記算出された移動、前記荷重検出部により検出された押圧荷重が、それぞれ所定の閾値以上で、かつ前記傾き検出部により前記所定の閾値より低い閾値以下の傾きが検出されると、情報のページを前記第2の方向に前記第2の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換えることを特徴とするものである。
第9の観点に係る表示装置の制御方法の発明は、第7または8の観点に係る表示装置の制御方法において、
前記算出された移動、前記荷重検出部により検出された押圧荷重が、それぞれ所定の閾値以上で、かつ前記傾き検出部により前記所定の閾値より低い閾値以下の傾きが検出されると、情報のページを前記第2の方向に前記第2の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換えることを特徴とするものである。
第10の観点に係る表示装置の制御方法の発明は、第7〜9の観点に係る表示装置の制御方法において、
前記タッチセンサにより検出された位置に基づいて所定位置からの移動距離を算出し、前記算出された移動距離、前記荷重検出部により検出された押圧荷重および前記傾き検出部により検出された傾きが、それぞれ、所定の閾値以上の場合、前記情報のページをめくるように前記表示部の表示を書き換え、その後の表示の書き換えは、前記荷重検出部により検出される押圧荷重および前記傾き検出部により検出される傾きに基づいて制御することを特徴とするものである。
第11の観点に係る表示装置の制御方法の発明は、第7〜10の観点に係る表示装置の制御方法において、
前記傾き検出部により検出された傾きが所定の閾値以上の場合、前記表示部に、ページめくりを促す画像を表示することを特徴とするものである。
第12の観点に係る表示装置の制御方法の発明は、第7〜11の観点に係る表示装置の制御方法において、
前記表示装置は、前記タッチ面を振動させる触感呈示部をさらに備える表示装置の制御方法であって、
前記表示部の表示を書き換える際に、前記タッチ面を振動させるように触感呈示部を制御することを特徴とするものである。
本発明に係る表示装置および表示装置の制御方法によれば、ユーザの意思とは無関係にページめくりが行われることを防止し、人が本を読むときに近い感覚で操作することができる。
本発明の第1実施の形態に係る表示装置の機能ブロック図である。 本発明の第1実施の形態に係る表示装置の操作方法を示す図である。 本発明の第1実施の形態に係る表示装置の操作方法を示す図である。 本発明の第1実施の形態に係る表示装置によるページめくり動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施の形態に係る表示装置によるページめくりの動作概要の一例を示す図である。 本発明の第1実施の形態に係る表示装置によるページめくりの動作概要の一例を示す図である。 本発明の第1実施の形態に係る表示装置によるページめくりの動作概要の一例を示す図である。 本発明の第2実施の形態に係る表示装置によるページめくり動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施の形態に係る表示装置によるページめくりの動作概要の一例を示す図である。 本発明の第2実施の形態に係る表示装置によるページめくりの動作概要の一例を示す図である。 本発明の第3実施の形態に係る表示装置によるページめくり動作を示すフローチャートである。 本発明の第4実施の形態に係る表示装置の操作方法を示す図である。 本発明の第4実施の形態に係る表示装置の操作方法を示す図である。 本発明の第4実施の形態に係る表示装置によるページめくり動作を示すフローチャートである。 本発明の第5実施の形態に係る表示装置の機能ブロック図である。 本発明の第5実施の形態に係る表示装置によるページめくり動作を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る表示装置および表示装置の制御方法の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る表示装置の機能ブロック図である。この表示装置は、複数ページから構成される情報のページをめくるように表示を書き換える装置であって、タッチセンサ1、荷重検出部2、傾き検出部3、表示部4、記憶部5、および制御部6を有する。
タッチセンサ1は、タッチ面に対する指等のタッチ対象による入力を受け付け、この入力の二次元の位置を検出する。タッチセンサ1は、例えば、抵抗膜方式、静電容量方式、光学式等の公知のもので構成される。荷重検出部2は、タッチセンサ1のタッチ面に対する指等の押圧対象の押圧荷重を検出する。荷重検出部2は、例えば、歪みゲージセンサや圧電素子等の押圧荷重に対してリニアに反応する素子を用いて構成される。傾き検出部3は、タッチセンサ1のタッチ面または表示装置の基準角度からの傾きを検出する。傾き検出部3は、例えば、ジャイロスコープや加速度センサ等の傾きセンサを用いて構成される。ここで、基準角度とは、水平方向または水平面(地球の重力と直角に交わる方向または平面)を0度の角度としたものである。なお、基準角度は、適宜設定変更可能であり、例えば、タッチ面等が水平方向または水平面から20度傾いた方向または面を基準角度と設定することができる。
表示部4は、電子ブックのアプリケーション画面(書籍の見開きページ)およびアイコンや押しボタン等の入力用オブジェクトを表示するものであり、タッチセンサ1の背面側(タッチ面と逆側)に配置される。表示部4は、例えば、液晶表示パネルや有機EL表示パネルを用いて構成される。記憶部5は、タッチセンサ1で検出された位置、荷重検出部2で検出された押圧荷重、傾き検出部3で検出された傾きを記憶する。記憶部5は、さらに、傾き、押圧荷重および移動に関連する閾値を記憶する。記憶部5は、例えば、揮発性又は不揮発性メモリ等を用いて構成される。
制御部6は、タッチセンサ1が検出した、指等の入力の位置に基づいて、移動を算出する。ここで、移動とは、単位時間当たりの指の移動量、あるいは、所定位置からの指の移動距離を意味する。また、算出とは、数式を用いたものに限定されず、比較処理等の種々の処理に基づくものを含むものである。制御部6は、移動、傾きおよび押圧荷重が、それぞれ、上述した閾値以上であるか否かを判定し、判定結果に基づいて表示部4の表示を書き換えて、ページめくりを実行する。なお、ページめくりとは、実際に本を読むときのようにページをめくる画像を表示させて表示部4の表示を書き換える場合だけでなく、ページをめくる画像を表示させることなく表示部4の表示を書き換える場合や、ページをスクロールさせながら表示部4の表示を書き換える場合も含むものとする。制御部6は、さらに、時間を測定する機能を有する。
図2−1および図2−2は、本発明の第1実施の形態に係る表示装置の操作方法を示す図である。図2−1(a)では、本発明の表示装置上で、電子ブックのアプリケーションが起動中であり、表示部4には現在読み進めている書籍(横書き)の1〜2ページ目が見開きで表示されている。表示装置はxy平面(基準角度)に置かれている。ここで、ユーザは、図2−1(b)に示すように、表示装置の右側を持ち上げて、表示装置のタッチ面を+z方向に傾ける。この状態で、ユーザが、タッチセンサ1の右側(2ページ目)の端部で、圧力をかけて右手の指mを+x方向(図中右側)に動かす。このとき、傾き検出部3で検出された傾きが閾値以上であり、荷重検出部2で検出された指mによる入力の押圧荷重が閾値以上であり、タッチセンサ1で検出された指mによる入力の位置に基づき、制御部6で算出された移動が閾値以上である場合、図2−1(c)に示すように、ページが進む方向(「第1の方向」を意味する。以下同じ。)に第1の速度でめくられて、表示部4の表示が書き換えられる。図2−1(c)では、図2−1(b)の状態から1ページがめくられ、3〜4ページ目が見開きで表示されている。
ユーザが、指mでタッチセンサ1の右側端部に圧力をかけながら+x方向に動かし続けると、表示部4の表示が連続的に書き換えられる。ユーザが指mの移動を停止すると、表示の書き換えは停止する。図2−2(d)では、ユーザが、指mをタッチセンサ1の右側(30ページ目)の端部で、圧力をかけて停止しているので、29〜30ページ目が見開きで表示されている。次に、ユーザは、図2−2(e)に示すように、表示装置のタッチ面を−z方向に傾け、さらに、指mでタッチセンサ1の右側端部に圧力をかけながら+x方向に動かす。すると、表示部4の表示は、図2−2(f)に示すように、ページが戻る方向(「第2の方向」を意味する。以下同じ。第2の方向は第1の方向の反対方向である。)に、第1の速度より遅い第2の速度でめくられて、表示部4の表示が書き換えられる。図2−2(f)では、図2−2(e)の状態から1ページが戻る方向にめくられ、27〜28ページ目が見開きで表示されている。
図示例では、右側が高くなるように表示装置のタッチ面を傾けているため、横書きの本であれば本を読み進める方向でページがめくられることになり、人が本を読むときに近い感覚でアプリケーションを操作することができる。なお、図示例では、ページを進める方向にめくる場合およびページを戻る方向にめくる場合の両方に、右手の指mをタッチセンサ1の右側端部で+x方向に動かした場合を例に説明している。しかし、ページを進める方向にめくる場合には右手の指mをタッチセンサ1の右側端部で+x方向に動かし、ページを戻る方向にめくる場合には左手の指hをタッチセンサ1の左側端部で−x方向に動かすこともできる。また、指を動かす方向は+x方向あるいは−x方向の一定方向に限られず、例えば、指mを+x方向と−x方向とに繰り返し動かしてもよい。さらに、指を動かす方向は±x方向だけでなく、任意の方向とすることができる。
第1実施の形態に係る表示装置によるページめくり動作について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。ユーザが、表示装置を傾けると、傾き検出部3は、タッチセンサ1のタッチ面の傾きを検出する(ステップS101)。制御部6は、検出された傾きを記憶部5に格納する。荷重検出部2は、ユーザの指による押圧荷重を検出する(ステップS101)。制御部6は、検出された押圧荷重を記憶部5に格納する。タッチセンサ1は、ユーザの指による入力の位置を検出する。制御部6は、検出された位置に基づき、単位時間当たりの移動量を算出し、移動として記憶部5に格納する(ステップS101)。
制御部6は、ステップS101において検出または算出され、記憶部5に格納された傾き、押圧荷重および移動が、それぞれ、所定の条件(第1の条件)を満足しているか否かを判定する(ステップS102)。すなわち、制御部6は、各データが、記憶部5に格納されている傾き、押圧荷重および移動に関連する閾値(所定の閾値)以上であるか否かを判定する。傾きに関しては、例えば、制御部6は、タッチ面がxy平面(基準角度)に対して+z方向に所定の角度(所定の閾値)以上で傾いているか否かを判定する。ステップS102において、傾き、押圧荷重および移動の少なくとも1つが所定の条件(第1の条件)を満足していない場合(NOの場合)、制御部6は、処理をステップS101に戻す。ステップS102において、傾き、押圧荷重および移動の全てが所定の条件(第1の条件)を満足している場合(YESの場合)、制御部6は、表示部4の表示を書き換えてページを進める方向に第1の速度でめくる(ステップS103)。そして、傾き検出部3は、タッチセンサ1のタッチ面の傾きを検出する(ステップS104)。制御部6は、検出された傾きを記憶部5に格納する。荷重検出部2は、ユーザの指による押圧荷重を検出する(ステップS104)。制御部6は、検出された押圧荷重を記憶部5に格納する。タッチセンサ1は、ユーザの指による入力の位置を検出する。制御部6は、検出された位置に基づき、単位時間当たりの移動量を算出し、移動として記憶部5に格納する(ステップS104)。
制御部6は、ステップS104において検出または算出され、記憶部5に格納された傾き、押圧荷重および移動が、それぞれ、ステップS102と同じ所定の条件(第1の条件)を満足しているか否かを判定する(ステップS105)。ステップS105において、傾き、押圧荷重および移動の全てが第1の条件を満足している場合(YESの場合)、制御部6は、処理をステップS103に戻す。ステップS105において、傾き、押圧荷重および移動の少なくとも1つが所定の条件を満足していない場合(NOの場合)、制御部6は、処理をステップS106に進める。傾き検出部3は、タッチセンサ1のタッチ面の傾きを検出する(ステップS106)。制御部6は、検出された傾きを記憶部5に格納する。荷重検出部2は、ユーザの指による押圧荷重を検出する(ステップS106)。制御部6は、検出された押圧荷重を記憶部5に格納する。タッチセンサ1は、ユーザの指による入力の位置を検出する。制御部6は、検出された位置に基づき、単位時間当たりの移動量を算出し、移動として記憶部5に格納する(ステップS106)。
制御部6は、ステップS106において検出また算出され、記憶部5に格納された傾き、押圧荷重および移動が、それぞれ、所定の条件(第2の条件)を満足しているか否か判定する(ステップS107)。すなわち、制御部6は、検出された押圧荷重および算出された移動が、記憶部5に格納されている押圧荷重および移動に関連する閾値(所定の閾値)以上であるか否かを判定するとともに、検出された傾きが、記憶部5に記憶されている傾きに関連する閾値以下であるか否かを判定する。ここで、ステップS107における傾きに関する閾値は、ステップS102またはステップS105における傾きに関する閾値(所定の閾値)より低い閾値である。傾きに関しては、例えば、制御部6は、タッチ面がxy平面(基準角度)に対して−z方向に所定の角度以上で傾いているか否かを判定する。ステップS107において、傾き、押圧荷重および移動の全てが所定の条件(第2の条件)を満足している場合(YESの場合)、制御部6は、表示部4の表示を書き換えてページを戻す方向に、第1の速度より遅い第2の速度でめくり(ステップS108)、処理をステップS106に戻す。ステップS107において、傾き、押圧荷重および移動の少なくとも1つが所定の条件(第2の条件)を満足していない場合(NOの場合)、制御部6は、処理を終了する。
なお、ステップS105においてYESの場合、制御部6は、処理をステップS103に戻し、ステップS103からステップS105が繰り返される。すなわち、ステップS104において検出または算出され、記憶部5に格納された傾き、押圧荷重および移動の全てが第1の条件を満足している間、制御部6は、表示部4の表示を書き換えてページを進める方向に第1の速度で連続的にめくり続ける。
「第1の速度」および「第2の速度」とは、表示部4の表示を書き換える速度、すなわち、1ページあたりのめくる時間を意味する。なお、この速度とは、表示部4の表示を書き換える最中の速度だけでなく、表示部4の表示を書き換える間隔を制御することを含むものとする。表示部4の表示を書き換える最中の速度とは、例えば、画面をスクロールしながら書き換えるような場合、そのスクロールの速度を意味する。また、表示部4の表示を書き換える間隔とは、あるページを書き換えてからその次のページを書き換えるまでの時間を意味する。
第1実施の形態に係る表示装置によるページめくりの動作概要について、図4〜図6を参照して説明する。図4(a)は、横軸に時間、縦軸に単位時間当たりの指の移動量を表し、図4(b)は、横軸に時間、縦軸に指の押圧荷重を表し、図4(c)は、横軸に時間、縦軸にタッチ面の傾きを表している。はじめに、ユーザが表示装置を+z方向に傾けると、図4(c)に示すように、時間T1において、表示装置のタッチ面の傾きは、閾値A(所定の閾値)以上となる。続けて、ユーザがタッチ面を指で押圧すると、図4(b)に示すように、時間T2において、指による押圧荷重は閾値(所定の閾値)P以上となる。そして、ユーザがタッチ面上で指を移動させると、図4(a)に示すように、時間T3において、単位時間当たりの指の移動量は閾値(所定の閾値)L以上となる。時間T3では、タッチセンサ1のタッチ面の傾き、指の押圧荷重、単位時間当たりの指の移動量の全てが所定条件(第1の条件)を満たしたため、制御部6は、表示部4の表示を書き換えて、進める方向のページめくりを開始する。時間T3から時間T4までは、制御部6は、上記所定条件(第1の条件)を満たすと判定し、ページを進める方向に、第1の速度でめくり続けるように表示部4の表示を連続的に書き換える。時間T4において、図4(c)に示すように、タッチセンサ1のタッチ面の傾きが閾値A(所定の閾値)未満になると、制御部6は、進める方向のページめくりを終了する。
次に、ユーザが表示装置を−z方向に傾けると、図4(c)に示すように、時間T5において、表示装置のタッチ面の傾きは、閾値(所定の閾値より低い閾値)B以下となる。時間T5では、タッチセンサ1のタッチ面の傾き、指の押圧荷重、単位時間当たりの指の移動量の全てが所定条件(第2の条件)を満たしたため、制御部6は、表示部4の表示を書き換えて、戻る方向のページめくりを開始する。時間T5から時間T7までは、制御部6は、上記所定条件(第2の条件)を満たすと判定し、ページを戻る方向に、第1の速度より遅い第2の速度でめくり続けるように表示部4の表示を連続的に書き換える。図中、時間T3からT4間の縦線および時間T5からT7間の縦線が、1回のページめくりを表すものとする。時間T5からT7間の縦線の密度は、時間T3からT4間の縦線の密度より低いので、時間T5からT7の期間には、戻る方向のページめくりを、進む方向のページめくりよりも遅い速度で行っていることがわかる。時間T7において、図4(c)に示すように、タッチセンサ1のタッチ面の傾きが閾値Bより大きくなると、制御部6は、ページめくりを終了する。
図5(a)は、横軸に時間、縦軸に単位時間当たりの指の移動量を表し、図5(b)は、横軸に時間、縦軸に指の押圧荷重を表し、図5(c)は、横軸に時間、縦軸にタッチ面の傾きを表している。図4の動作概要と異なる点は以下の通りである。図5の動作概要では、時間T4において、指の押圧荷重が閾値(所定の閾値)P未満になったため、制御部6は、進める方向のページめくりを終了する。また、時間T6において、指の押圧荷重が再び閾値P(所定の閾値)以上になったため、制御部6は、戻る方向のページめくりを開始する。
図6(a)は、横軸に時間、縦軸に単位時間当たりの指の移動量を表し、図6(b)は、横軸に時間、縦軸に指の押圧荷重を表し、図6(c)は、横軸に時間、縦軸にタッチ面の傾きを表している。図4の動作概要と異なる点は以下の通りである。図6の動作概要では、時間T4において、指の移動量が閾値(所定の閾値)L未満になったため、制御部6は、進める方向のページめくりを終了する。また、時間T6において、指の移動量が再び閾値(所定の閾値)L以上になったため、制御部6は、戻る方向のページめくりを開始する。
このように、本実施の形態によれば、表示装置の傾き、指の移動および押圧荷重の3つの値に基づいて、情報のページをめくるように表示部の表示を書き換えるので、ユーザの意思とは無関係にページめくりが行われることを防止し、人が本を読むときに近い感覚でページをめくる操作をすることができる。また、表示装置の傾きに応じて表示を書き換える速度を制御することにより、目的とするページに辿り着き易くすることができる。例えば、進む方向にページをめくっている最中に、目的のページを通過してしまい、ページを戻したいと思った場合、戻る方向のページめくりがゆっくりと行われるので、目的のページを再び通過してしまうという誤動作が生じにくくなる。
(第2実施の形態)
第2実施の形態では、進む方向のページめくり後タッチ面が反対方向に傾けられるまでの時間が所定時間内か否かに応じて、戻る方向のページめくりの速度を調整する。なお、第2実施の形態に係る表示装置の構成は第1実施の形態に係る表示装置と同一であり、各構成部の説明は省略する。第2実施の形態に係る表示装置によるページめくり動作について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
ユーザが、表示装置を傾けると、傾き検出部3は、タッチセンサ1のタッチ面の傾きを検出する(ステップS201)。制御部6は、検出された傾きを記憶部5に格納する。荷重検出部2は、ユーザの指による押圧荷重を検出する(ステップS201)。制御部6は、検出された押圧荷重を記憶部5に格納する。タッチセンサ1は、ユーザの指による入力の位置を検出する。制御部6は、検出された位置に基づき、単位時間当たりの移動量を算出し、移動として記憶部5に格納する(ステップS201)。
制御部6は、ステップS201において検出または算出され、記憶部5に格納された傾き、押圧荷重および移動が、それぞれ、所定の条件(第1の条件)を満足しているか否かを判定する(ステップS202)。すなわち、制御部6は、各データが、記憶部5に格納されている傾き、押圧荷重および移動に関連する閾値(所定の閾値)以上であるか否かを判定する。傾きに関しては、例えば、制御部6は、タッチ面がxy平面(基準角度)に対して+z方向に所定の角度(所定の閾値)以上で傾いているか否かを判定する。ステップS202において、傾き、押圧荷重および移動の少なくとも1つが所定の条件(第1の条件)を満足していない場合(NOの場合)、制御部6は、処理をステップS201に戻す。ステップS202において、傾き、押圧荷重および移動の全てが所定の条件(第1の条件)を満足している場合(YESの場合)、制御部6は、表示部4の表示を書き換えてページを進める方向に第1の速度でめくり(ステップS203)、処理をステップS204に進める。
制御部6は、タイマをスタートさせる(ステップS204)。傾き検出部3は、タッチセンサ1のタッチ面の傾きを検出する(ステップS205)。制御部6は、検出された傾きを記憶部5に格納する。荷重検出部2は、ユーザの指による押圧荷重を検出する(ステップS205)。制御部6は、検出された押圧荷重を記憶部5に格納する。タッチセンサ1は、ユーザの指による入力の位置を検出する。制御部6は、検出された位置に基づき、単位時間当たりの移動量を算出し、移動として記憶部5に格納する(ステップS205)制御部6は、ステップS205において検出または算出され、記憶部5に格納された傾き、押圧荷重および移動が、それぞれ、所定の条件(第1の条件)を満足しているか否かを判定する(ステップS206)。ステップS206において、傾き、押圧荷重および移動の全てが所定の条件(第1の条件)を満足している場合(YESの場合)、制御部6は、ステップS204でスタートさせたタイマをリセットし(ステップS207)、処理をステップS203に戻す。ステップS206において、傾き、押圧荷重および移動の少なくとも1つが所定の条件(第1の条件)を満足していない場合(NOの場合)、制御部6は、処理をステップS208に進める。
制御部6は、ステップS205において検出または算出され、記憶部5に格納された傾き、押圧荷重および移動が、それぞれ、所定の条件(第2の条件)を満足しているか否かを判定する(ステップS208)。すなわち、制御部6は、検出された押圧荷重および移動が、記憶部5に格納されている押圧荷重および移動に関連する閾値(所定の閾値)以上であるか否かを判定するとともに、検出された傾きが、記憶部5に記憶されている傾きに関連する閾値以下であるか否かを判定する。ここで、ステップS208における傾きに関する閾値は、ステップS202またはステップS205における傾きに関する閾値(所定の閾値)より低い閾値である。傾きに関しては、例えば、制御部6は、タッチ面がxy平面(基準角度)に対して−z方向に所定の角度以上で傾いているか否かを判定する。ステップS208において、傾き、押圧荷重および移動の全てが所定の条件(第2の条件)を満足している場合(YESの場合)、制御部6は、タイマをストップさせる(ステップS209)。制御部6は、ステップS204とステップS209でタイマにより計測した時間が所定時間以内か否かを判定する(ステップS210)。すなわち、制御部6は、進む方向のページめくりの終了後タッチ面が反対方向に傾けられ、傾き、押圧荷重および移動が所定の条件(第2の条件)を満足するまでの時間が所定時間内か否かを判定する。
ステップS210において、タイマが所定時間以内の場合(YESの場合)、制御部6は、ページめくりの速度を、第1の速度よりも遅い第2の速度に設定する(ステップS211)。一方、ステップS210において、タイマが所定時間超の場合(NOの場合)、制御部6は、ページめくりの速度を、第1の速度に設定する(ステップS212)。制御部6は、ステップS211またはステップS212で設定された速度に応じて、表示部4の表示を書き換えてページを戻る方向にめくる(ステップS213)。
傾き検出部3は、タッチセンサ1のタッチ面の傾きを検出する(ステップS214)。荷重検出部2は、ユーザの指による押圧荷重を検出する(ステップS214)。タッチセンサ1は、ユーザの指による入力の位置を検出する。制御部6は、検出された位置に基づき、単位時間当たりの移動量を移動として算出する(ステップS214)。制御部6は、ステップS214において検出または算出された傾き、押圧荷重および移動が、それぞれ、所定の条件(第2の条件)を満足しているか否かを判定する(ステップS215)。制御部6は、検出された押圧荷重および移動が、記憶部5に格納されている押圧荷重および移動に関連する閾値(所定の閾値)以上であるか否かを判定するとともに、検出された傾きが、記憶部5に記憶されている傾きに関連する閾値(所定の閾値より低い閾値)以下であるか否かを判定する。傾きに関しては、例えば、制御部6は、タッチ面がxy平面(基準角度)に対して−z方向に所定の角度以上で傾いているか否かを判定する。ステップS215において、傾き、押圧荷重および移動の全てが所定の条件を満足している場合(YESの場合)、制御部6は、処理をステップS213に戻す。ステップS215において、傾き、押圧荷重および移動の少なくとも1つが所定の条件を満足していない場合(NOの場合)、制御部6は、処理を終了する。同様に、ステップS208において、傾き、押圧荷重および移動の少なくとも1つが所定の条件を満足していない場合(NOの場合)、制御部6は、処理を終了する。
第2実施の形態に係る表示装置によるページめくりの動作概要について、図8および図9を参照して説明する。図8(a)は、横軸に時間、縦軸に単位時間当たりの指の移動量を表し、図8(b)は、横軸に時間、縦軸に指の押圧荷重を表し、図8(c)は、横軸に時間、縦軸にタッチ面の傾きを表している。図4の動作概要と異なる点は、図8の動作概要では、時間T4からT5までの時間が所定時間以内か否かを判定していることである。図8の動作概要では、時間T4からT5までの時間が所定時間以内であるので、制御部6は、時間T5からT7までの間、戻る方向のページめくりを、進む方向のページめくりよりも遅い速度(第2の速度)で行い、表示部4の表示を書き換える。時間T5からT7間の縦線の密度は、時間T3からT4間の縦線の密度より低いので、時間T5からT7の期間には、戻る方向のページめくりを、進む方向のページめくりよりも遅い速度で行っていることがわかる。
図9(a)は、横軸に時間、縦軸に単位時間当たりの指の移動量を表し、図9(b)は、横軸に時間、縦軸に指の押圧荷重を表し、図9(c)は、横軸に時間、縦軸にタッチ面の傾きを表している。図8の動作概要と異なる点は、図9の動作概要では、時間T4からT5までの時間が所定時間超であることである。図9の動作概要では、時間T4からT5までの時間が所定時間超であるので、制御部6は、時間T5からT7までの間、戻る方向のページめくりを、進む方向のページめくりと同じ速度(第1の速度)で行い、表示部4の表示を書き換える。
このように、本実施の形態によれば、進む方向のページめくり後タッチ面が反対方向に傾けられ、その他所定の条件を満たされるまでの時間が所定時間内か否かを制御部6が判定して、戻る方向のページめくりの速度を調整するので、ユーザの意図がより的確に反映されたページめくりを行うことができる。例えば、進む方向にページをめくっている最中に、目的のページを通過してしまい、ページを戻したいと思った場合、ユーザが表示装置を素早く反対方向に傾けることにより、戻る方向のページめくりがゆっくりと行われるので、目的のページを再び通過してしまうという誤動作が生じにくくなる。また、進む方向にページをめくっており、最初のページを再び参照したいと思った場合は、ユーザが表示装置を通常の速さで反対方向に傾けることにより、戻る方向のページめくりが進む方向のページめくりと同様に比較的高速で行われるので、迅速に最初のページに辿り着くことができる。
(第3実施の形態)
第3実施の形態では、単位時間当たりの指の移動量の代わりに、タッチ面上の所定位置からの指の移動距離に基づいて、ページめくりを行う。なお、第3実施の形態に係る表示装置の構成は第1実施の形態に係る表示装置と同一であり、各構成部の説明は省略する。第3実施の形態に係る表示装置によるページめくり動作について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。
ユーザが、表示装置を傾けると、傾き検出部3は、タッチセンサ1のタッチ面の傾きを検出する(ステップS301)。荷重検出部2は、ユーザの指による押圧荷重を検出する(ステップS302)。タッチセンサ1は、ユーザの指による入力の位置を検出する。制御部6は、検出された位置に基づいて、タッチ面上の所定位置からの移動距離を移動として算出する(ステップ303)。制御部6は、ステップS301からステップS303で検出または算出された傾き、押圧荷重および移動が、所定の条件(第1の条件)を満足しているか否かを判定する(ステップS304)。傾きに関しては、例えば、制御部6は、タッチ面がxy平面(基準角度)に対して+z方向に所定の角度以上で傾いているか否かを判定する。
ステップS304において、傾き、押圧荷重および移動の少なくとも1つが所定の条件を満足しない場合(NOの場合)、制御部は処理をステップS301に戻す。ステップS304において、傾き、押圧荷重および移動の全てが所定の条件を満足している場合(YESの場合)、制御部6は、表示部4の表示を書き換えてページを進める方向に第1の速度でめくる(ステップS305)。傾き検出部3は、タッチセンサ1のタッチ面の傾きを検出する(ステップS306)。荷重検出部2は、ユーザの指による押圧荷重を検出する(ステップS307)。制御部6は、ステップS306で検出された傾きおよびステップS307で検出された押圧荷重が、所定の条件(第1の条件)を満足しているか否かを判定する(ステップS308)。傾きに関しては、例えば、制御部6は、タッチ面がxy平面(基準角度)に対して+z方向に所定の角度以上で傾いているか否かを判定する。
ステップS308において、傾きおよび押圧荷重の両方が閾値以上であると判定した場合(YESの場合)、制御部6は、処理をステップS305に戻し、表示部4の表示を書き換えてページを進める方向に第1の速度でめくる。ステップS308において、傾きおよび押圧荷重の少なくとも一方が閾値未満であると判定した場合(NOの場合)、制御部6は、処理をステップS309に進める。タッチセンサ1は、ユーザの指による入力の位置を検出する。制御部6は、検出された位置に基づいて、タッチ面上の所定位置からの移動距離を移動として算出する(ステップ309)。制御部6は、ステップS306、S307およびS309で検出または算出された傾き、押圧荷重および移動が、所定の条件(第2の条件)を満足しているか否かを判定する(ステップS310)。傾きに関しては、例えば、制御部6は、タッチ面がxy平面(基準角度)に対して−z方向に所定の角度以上で傾いているか否かを判定する。
ステップS310において、傾き、押圧荷重および移動の全てが所定の条件(第2の条件)を満足している場合(YESの場合)、制御部6は、表示部4の表示を書き換えてページを戻る方向に、第1の速度より遅い第2の速度でめくる(ステップS311)。傾き検出部3は、タッチセンサ1のタッチ面の傾きを検出する(ステップS312)。荷重検出部2は、ユーザの指による押圧荷重を検出する(ステップS313)。制御部6は、ステップS312で検出された傾きおよびステップS313で検出された押圧荷重が、所定の条件(第2の条件)を満足しているか否かを判定する(ステップS314)。傾きに関しては、例えば、制御部6は、タッチ面がxy平面(基準角度)に対して−z方向に所定の角度以上で傾いているか否かを判定する。
ステップS314において、傾きおよび押圧荷重の両方が閾値以上であると判定した場合(YESの場合)、制御部6は、処理をステップS311に戻し、表示部4の表示を書き換えてページを戻る方向に、第1の速度より遅い第2の速度でめくる。ステップS314において、傾きおよび押圧荷重の少なくとも一方が閾値未満であると判定した場合(NOの場合)、制御部6は、処理を終了する。同様に、ステップS310において、傾き、押圧荷重および移動の少なくとも1つが所定の条件を満足しない場合(NOの場合)、制御部6は、処理を終了する。
このように、本実施の形態によれば、タッチ面上のある地点から所定の距離だけ指を移動させた後に指の移動を停止しても、傾きおよび押圧荷重が所定の条件を満足していると、連続的に情報のページをめくるように表示部の表示を書き換えるので、人が本を読むときにより近い感覚で、快適なスピードでページをめくる操作をすることができる。
(第4実施の形態)
本発明の第4実施の形態では、ユーザに対してページめくりを促す画像(入力用オブジェクト)を表示部4に表示させる。なお、第4実施の形態に係る表示装置の構成は第1実施の形態に係る表示装置と同一であり、各構成部の説明は省略する。図11−1および図11−2は、本発明の第4実施の形態に係る表示装置の操作方法を示す図である。
図11−1(a)に示すように、表示部4には縦書きの書籍の1〜2ページ目が見開きで表示されている。表示装置は、xy平面(基準角度)に置かれている。ここで、ユーザは、図11−1(b)に示すように、表示装置の左側を持ち上げて、表示装置のタッチ面を+z方向に傾ける。すると、表示部4の左側(2ページ目)の端部に、ページめくりを促す画像として、書籍の端に見られるページの折り重なりを表現する画像(以下、「ページめくり画像」と称する)が表示される。この状態で、図11−1(c)に示すように、ユーザが、このページめくり画像の位置に圧力をかけて左手の指である指hを−x方向(図中左側)に動かす。このとき、傾き検出部3で検出された傾きが閾値以上であり、荷重検出部2で検出された指hによる入力の押圧荷重が閾値以上であり、タッチセンサ1で検出された指hによる入力の位置に基づき、制御部6で算出された移動が閾値以上である場合、ページが進む方向に第1の速度でめくられて、表示部4の表示が書き換えられる。図11−1(c)では、図11−1(b)の状態から1ページがめくられ、3〜4ページ目が見開きで表示されている。
ユーザが、指hでタッチセンサ1の左側端部に圧力をかけながら−x方向に動かし続けると、表示部4の表示が連続的に書き換えられる。指hの移動を停止すると、表示の書き換えは停止する。図11−2(d)では、29〜30ページ目が見開きで表示され、指hは、タッチセンサ1の左側(30ページ目)の端部に、圧力をかけて停止している。次に、ユーザは、図11−2(e)に示すように、表示装置のタッチ面を−z方向に傾ける。すると、ページめくり画像は非表示になる。この状態で、ユーザが、指hでタッチセンサ1の左側端部に圧力をかけながら−x方向に動かす。すると、表示部4の表示は、図11−2(f)に示すように、ページが戻る方向に、第1の速度より遅い第2の速度でめくられて、表示部4の表示が書き換えられる。図11−2(f)では、図11−2(e)の状態から1ページが戻る方向にめくられ、27〜28ページ目が見開きで表示されている。
図示例では、左側が高くなるように表示装置のタッチ面を傾けているため、縦書きの本であれば本を読み進める方向でページがめくられることになり、人が本を読むときに近い感覚でアプリケーションを操作することができる。なお、入力用オブジェクトとしてのページめくり画像は、図示例のような書籍の端に見られるページの折り重なりを表現する画像に限定されることはなく、例えば矢印記号のような任意の画像とすることができる。また、ユーザが、表示装置のタッチ面を−z方向に傾けた場合にも、ページめくり画像を表示させることもできる。
第4実施の形態に係る表示装置によるページめくり動作について、図12に示すフローチャートを参照して説明する。ユーザが、表示装置を傾けると、傾き検出部3は、タッチセンサ1のタッチ面の傾きを検出する(ステップS401)。制御部6は、記憶部5に格納されている傾きに関連する閾値(所定の閾値)を読み出し、ステップS401で検出された傾きが、この閾値以上であるか否か、例えば、タッチ面がxy平面(基準角度)に対して+z方向に所定の角度以上で傾いているか否か(第1の条件を満足しているか)を判定する(ステップS402)。ステップS402において、傾きが閾値以上であると判定した場合(YESの場合)、制御部6は、表示部4に第1の方向にページをめくる際に利用されるページめくり画像(第1のページめくり画像)を表示する(ステップS403)。ステップS402において、傾きが閾値未満であると判定した場合(NOの場合)、制御部6は、表示部4にページめくり画像が表示されている場合は、その画像を非表示し(ステップS404)、処理をステップS401に戻す。
荷重検出部2は、ユーザの指による押圧荷重を検出する(ステップS405)。タッチセンサ1は、ユーザの指による入力の位置を検出する。制御部6は、検出された位置が、ページめくり画像を表示した位置であるか否かを判定した上で、この検出された位置に基づいて、単位時間当たりの移動量を移動として算出する(ステップS406)。制御部6は、ステップS405で検出された押圧荷重およびステップS406で算出された移動が、所定の条件(第1の条件)を満足しているか否かを判定する(ステップS407)。
ステップS407において、押圧荷重および移動の両方が所定の条件を満足していると判定した場合(YESの場合)、制御部6は、表示部4の表示を書き換えてページを進める方向に第1の速度でめくり(ステップS408)、処理をステップS409に進める。ステップS407において、押圧荷重および移動の少なくとも一方が所定の条件を満たしていないと判定した場合(NOの場合)、制御部6は、処理をステップS401に戻す。傾き検出部3は、タッチセンサ1のタッチ面の傾きを検出する(ステップS409)。制御部6は、検出された傾きを記憶部5に格納する。荷重検出部2は、ユーザの指による押圧荷重を検出する(ステップS409)。制御部6は、検出された押圧荷重を記憶部5に格納する。タッチセンサ1は、ユーザの指による入力の位置を検出する。制御部6は、検出された位置に基づき、単位時間当たりの移動量を算出し、移動として記憶部5に格納する(ステップS409)。制御部6は、ステップS409において検出または算出され、記憶部5に格納された傾き、押圧荷重および移動が、それぞれ、所定の条件(第1の条件)を満足しているか否かを判定する(ステップS410)。ステップS410において、傾き、押圧荷重および移動の全てが所定の条件(第1の条件)を満足している場合(YESの場合)、制御部6は、処理をステップS408に戻す。ステップS410において、傾き、押圧荷重および移動の少なくとも1つが所定の条件(第1の条件)を満足していない場合(NOの場合)、制御部6は、処理をステップS411に進める。
傾き検出部3は、タッチセンサ1のタッチ面の傾きを検出する(ステップS411)。制御部6は、記憶部5に格納されている傾きに関連する閾値(所定の閾値より低い閾値)を読み出し、ステップS411で検出された傾きが、この閾値以下であるか否か、例えば、タッチ面がxy平面(基準角度)に対して−z方向に所定の角度以上で傾いているか否か(第2の条件を満足しているか)を判定する(ステップS412)。ステップS412において、傾きが閾値以下であると判定した場合(YESの場合)、制御部6は、表示部4に第2の方向にページをめくる際に利用されるページめくり画像(第2のページめくり画像)を表示する(ステップS413)。ステップS412において、傾きが閾値未満であると判定した場合(NOの場合)、制御部6は、表示部4にページめくり画像が表示されている場合は、その画像を非表示し(ステップS414)、処理をステップS411に戻す。
荷重検出部2は、ユーザの指による押圧荷重を検出する(ステップS415)。タッチセンサ1は、ユーザの指による入力の位置を検出する。制御部6は、検出された位置が、ページめくり画像を表示した位置であるか否かを判定した上で、この検出された位置に基づいて、単位時間当たりの移動量を移動として算出する(ステップS416)。制御部6は、ステップS415で検出された押圧荷重およびステップS416で算出された移動が、所定の条件(第2の条件)を満足しているか否かを判定する(ステップS417)。ステップS417において、押圧荷重および移動の両方が所定の条件(第2の条件)を満足していると判定した場合(YESの場合)、制御部6は、表示部4の表示を書き換えてページを戻る方向に第1の速度より遅い第2の速度でめくり(ステップS418)、処理をステップS411に戻す。ステップS417において、押圧荷重および移動の少なくとも一方が所定の条件を満たしていないと判定した場合(NOの場合)、制御部6は、処理を終了する。
なお、この実施の形態において、移動とは、単位時間当たりの指の移動量であるとして説明したが、第2実施の形態のように、所定位置からの指の移動距離とすることもできる。また、ステップS405とステップS406は、図示例の順番に限定されることはなく、逆順とすることもできる。同様に、ステップS415とステップS416は、図示例の順番に限定されることはなく、逆順とすることもできる。
このように、本実施の形態によれば、ページめくり画像を表示部4に表示させることにより、ページめくりに対してユーザの注意を促すので、さらに、誤動作を防止することができる。
(第5実施の形態)
本発明の第5実施の形態では、ページめくりに際してユーザに触感を呈示する。図13は、本発明の第5実施の形態に係る表示装置の機能ブロック図である。この表示装置は、図1の構成に加えて触感呈示部7を有する。触感呈示部7は、タッチセンサ1のタッチ面を振動させるように制御部6によって制御され、ユーザの指等のタッチ対象に触感を呈示する。触感呈示部7は、例えば、小型の偏心モータや圧電素子を用いて構成される。なお、荷重検出部2および触感呈示部7を圧電素子を用いて構成する場合は、圧電素子を共用して荷重検出部および触感呈示部を構成することもできる。記憶部5は、触感呈示部7の駆動信号情報を記憶している。
第5実施の形態に係る表示装置によるページめくり動作について、図14に示すフローチャートを参照して説明する。ユーザが、表示装置を傾けると、傾き検出部3は、タッチセンサ1のタッチ面の傾きを検出する(ステップS501)。荷重検出部2は、ユーザの指による押圧荷重を検出する(ステップS501)。タッチセンサ1は、ユーザの指による入力の位置を検出する。制御部6は、検出された位置に基づき、単位時間当たりの指の移動量を移動として算出する(ステップS501)。
制御部6は、ステップS501で検出または算出された傾き、押圧荷重および移動が、それぞれ、所定の条件(第1の条件)を満足しているか否かを判定する(ステップS502)。すなわち、制御部6は、各データが、記憶部5に格納されている傾き、押圧荷重および移動に関連する閾値(所定の閾値)以上であるか否かを判定する。傾きに関しては、例えば、制御部6は、タッチ面がxy平面(基準角度)に対して+z方向に所定の角度以上で傾いているか否かを判定する。ステップS502において、傾き、押圧荷重および移動の少なくとも1つが所定の条件を満足していない場合(NOの場合)、制御部6は、処理をステップS501に戻す。ステップS502において、傾き、押圧荷重および移動の全てが所定の条件を満足している場合(YESの場合)、制御部6は、表示部4の表示を書き換えてページを進める方向に第1の速度でめくる(ステップS503)。制御部6は、記憶部5を参照し、触感を呈示する駆動信号の情報を取得して、この駆動信号により触感呈示部7を駆動する。そして、触感呈示部7はタッチ面を振動させて、ユーザに触感を呈示する(ステップS504)。
傾き検出部3は、タッチセンサ1のタッチ面の傾きを検出する(ステップS505)。荷重検出部2は、ユーザの指による押圧荷重を検出する(ステップS505)。タッチセンサ1は、ユーザの指による入力の位置を検出する。制御部6は、検出された位置に基づき、単位時間当たりの指の移動量を移動として算出する(ステップS505)。制御部6は、ステップS505で検出または算出された傾き、押圧荷重および移動が、それぞれ、所定の条件(第1の条件)を満足しているか否かを判定する(ステップS506)。ステップS506において、傾き、押圧荷重および移動の全てが所定の条件を満足している場合(YESの場合)、制御部6は、処理をステップS503に戻す。ステップS506において、傾き、押圧荷重および移動の少なくとも1つが所定の条件を満足していない場合(NOの場合)、制御部6は、処理をステップS507に進める。傾き検出部3は、タッチセンサ1のタッチ面の傾きを検出する(ステップS507)。荷重検出部2は、ユーザの指による押圧荷重を検出する(ステップS507)。タッチセンサ1は、ユーザの指による入力の位置を検出する。制御部6は、検出された位置に基づき、単位時間当たりの指の移動量を移動として算出する(ステップS507)。
制御部6は、ステップS507で検出された傾き、押圧荷重および移動が、それぞれ、所定の条件(第2の条件)を満足しているか否かを判定する(ステップS508)。傾きに関しては、例えば、制御部6は、タッチ面がxy平面(基準角度)に対して−z方向に所定の角度以上で傾いているか否かを判定する。ステップS508において、傾き、押圧荷重および移動の全てが所定の条件(第2の条件)を満足している場合(YESの場合)、制御部6は、表示部4の表示を書き換えてページを戻る方向に、第1の速度より遅い第2の速度でめくる(ステップS509)。そして、触感呈示部7はタッチ面を振動させて、ユーザに触感を呈示し(ステップS510)、制御部6は、処理をステップS507に戻す。ステップS508において、傾き、押圧荷重および移動の少なくとも1つが所定の条件を満足しない場合(NOの場合)、制御部6は、処理を終了する。なお、この実施の形態において、移動とは、単位時間当たりの指の移動量であるとして説明したが、第3実施の形態のように、所定位置からの指の移動距離とすることもできる。
このように、本実施の形態によれば、ページめくりに際してユーザに触感を呈示するので、実際にページをめくる動作に近い感覚でページをめくる操作をすることができる。
1 タッチセンサ
2 荷重検出部
3 傾き検出部
4 表示部
5 記憶部
6 制御部
7 触感呈示部
m 指
h 指

Claims (12)

  1. 複数ページから構成される情報を表示する表示装置において、
    表示部と、
    入力を受け付け、前記入力の位置を検出するタッチセンサと、
    前記タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
    前記タッチ面または前記表示装置の基準角度からの傾きを検出する傾き検出部と、
    前記タッチセンサにより検出された位置に基づいて移動を算出する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記算出された移動、前記荷重検出部により検出された押圧荷重および前記傾き検出部により検出された傾きが、それぞれ、所定の閾値以上の場合、情報のページを第1の方向に第1の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換え、
    情報のページを前記第1の方向に第1の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換えた後、前記傾き検出部により前記所定の閾値より低い閾値以下の傾きが検出されると、情報のページを前記第1の方向と反対方向である第2の方向に、前記第1の速度より遅い第2の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換える、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御部は、情報のページを前記第1の方向に前記第1の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換えた後所定時間以内に、前記傾き検出部により前記所定の閾値より低い閾値以下の傾きが検出されると、情報のページを前記第2の方向に前記第2の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換えることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記制御部は、前記算出された移動、前記荷重検出部により検出された押圧荷重が、それぞれ、所定の閾値以上で、かつ前記傾き検出部により前記所定の閾値より低い閾値以下の傾きが検出されると、情報のページを前記第2の方向に前記第2の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換えることを特徴とする請求項1また2に記載の表示装置。
  4. 前記制御部は、前記タッチセンサにより検出された位置に基づいて所定位置からの移動距離を算出し、前記算出された移動距離、前記荷重検出部により検出された押圧荷重および前記傾き検出部により検出された傾きが、それぞれ、所定の閾値以上の場合、前記情報のページをめくるように前記表示部の表示を書き換え、その後の表示の書き換えは、前記荷重検出部により検出される押圧荷重および前記傾き検出部により検出される傾きに基づいて制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記制御部は、前記傾き検出部により検出された傾きが所定の閾値以上の場合、前記表示部に、ページめくりを促す画像を表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記表示装置は、前記タッチ面を振動させる触感呈示部をさらに備え、
    前記制御部は、前記表示部の表示を書き換える際に、前記タッチ面を振動させるように触感呈示部を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 表示部と、
    入力を受け付け、前記入力の位置を検出するタッチセンサと、
    前記タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
    前記タッチ面または表示装置の基準角度からの傾きを検出する傾き検出部と、
    を備え、複数ページから構成される情報を表示する表示装置の制御方法であって、
    前記タッチセンサにより検出された位置に基づいて移動を算出し、前記算出された移動、前記荷重検出部により検出された押圧荷重および前記傾き検出部により検出された傾きが、それぞれ、所定の閾値以上の場合、情報のページを第1の方向に第1の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換え、
    情報のページを前記第1の方向に第1の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換えた後、前記傾き検出部により前記所定の閾値より低い閾値以下の傾きが検出されると、情報のページを前記第1の方向と反対方向である第2の方向に、前記第1の速度より遅い第2の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換える、
    ことを特徴とする表示装置の制御方法。
  8. 情報のページを前記第1の方向に前記第1の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換えた後所定時間以内に、前記算出された移動、前記荷重検出部により検出された押圧荷重が、それぞれ所定の閾値以上で、かつ前記傾き検出部により前記所定の閾値より低い閾値以下の傾きが検出されると、情報のページを前記第2の方向に前記第2の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換えることを特徴とする請求項7に記載の表示装置の制御方法。
  9. 前記算出された移動、前記荷重検出部により検出された押圧荷重が、それぞれ所定の閾値以上で、かつ前記傾き検出部により前記所定の閾値より低い閾値以下の傾きが検出されると、情報のページを前記第2の方向に前記第2の速度でめくるように前記表示部の表示を書き換えることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の表示装置
  10. 前記タッチセンサにより検出された位置に基づいて所定位置からの移動距離を算出し、前記算出された移動距離、前記荷重検出部により検出された押圧荷重および前記傾き検出部により検出された傾きが、それぞれ、所定の閾値以上の場合、前記情報のページをめくるように前記表示部の表示を書き換え、その後の表示の書き換えは、前記荷重検出部により検出される押圧荷重および前記傾き検出部により検出される傾きに基づいて制御することを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の表示装置の制御方法。
  11. 前記傾き検出部により検出された傾きが所定の閾値以上の場合、前記表示部に、ページめくりを促す画像を表示することを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の表示装置の制御方法。
  12. 前記表示装置は、前記タッチ面を振動させる触感呈示部をさらに備える表示装置の制御方法であって、
    前記表示部の表示を書き換える際に、前記タッチ面を振動させるように触感呈示部を制御することを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の表示装置の制御方法。


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