JP5612782B1 - 磁気検出デバイス、磁気センサ及び紙幣鑑別装置 - Google Patents

磁気検出デバイス、磁気センサ及び紙幣鑑別装置 Download PDF

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Abstract

【課題】磁気センサの分解能を向上させる。【解決手段】磁気センサ1が、電源に接続された磁気抵抗素子100と、磁気抵抗素子100を流れる電流に基づいて電荷を蓄積する電荷蓄積キャパシタ103と、電荷蓄積キャパシタ103と磁気抵抗素子100とを電気的に接続するか否かを切り替える電荷蓄積スイッチ102と、電荷蓄積キャパシタ103に蓄積された電荷を放電するか否かを切り替える電荷放電スイッチ104と、電荷蓄積キャパシタ103に蓄積された電荷を出力するか否かを切り替える電荷出力スイッチ105と、を有する複数の電荷蓄積回路11が設けられた磁気検出デバイス10を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、磁気検出デバイス、磁気センサ及び当該磁気検出デバイスを備える紙幣鑑別装置に関する。
従来、被検体の移動方向に対して直交する方向に複数の磁気検出デバイスが配置された磁気センサが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
図11は、従来の磁気センサ5の概略構造図である。磁気センサ5には、複数の磁気抵抗素子50(50−1〜50−5)がケース60の上面に設けられている。磁気抵抗素子50は、磁気の大きさに応じて抵抗値が変化する素子である。
それぞれの磁気抵抗素子50は、リード線を介して、端子70(70−1〜70−5)に接続されている。磁気を帯びた被検体を、磁界中に置かれた磁気抵抗素子50の上部で移動させると、磁気抵抗素子50は、被検体の移動による磁気の変化を検出することで、被検体の存在を検出することができる。
特許第3879777号公報
ところで、現金自動預け払い機(ATM)等の紙幣を扱う装置においては、紙幣の種類や真贋が判定される。画像認識技術を用いることにより、紙幣の種類や真贋を判定することができるが、印刷技術の向上により、画像を模倣した偽札を製造しやすくなってきている。
そこで、磁性インク(磁性体)を用いて紙幣を印刷することにより、磁気を用いて紙幣の種類や真贋を判定するという試みがされている。しかしながら、従来の磁気センサは、それぞれに端子が設けられた磁気抵抗素子を一列に配置して構成されているので、磁気抵抗素子の配置密度が端子の大きさにより制限されており、複数の磁気抵抗素子を高密度に配置することができなかった。したがって、磁気センサの分解能を高められず、磁気を用いて紙幣の種類や真贋を判定することは困難であった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、磁気抵抗素子の配置密度を高められる磁気検出デバイスを提供することにより、磁気センサの分解能を向上させることを目的とする。
本発明の第1の態様に係る磁気検出デバイスは、電源に接続された磁気抵抗素子と、前記磁気抵抗素子を流れる電流に基づいて電荷を蓄積する電荷蓄積キャパシタと、前記電荷蓄積キャパシタと前記磁気抵抗素子とを電気的に接続するか否かを切り替える電荷蓄積スイッチと、前記電荷蓄積キャパシタに蓄積された電荷を放電するか否かを切り替える電荷放電スイッチと、前記電荷蓄積キャパシタに蓄積された電荷を出力するか否かを切り替える電荷出力スイッチと、を有する複数の電荷蓄積回路を備える。前記磁気抵抗素子と前記電荷蓄積スイッチとの間に、前記磁気抵抗素子の特性と前記電荷蓄積キャパシタの容量とに基づいて定められる抵抗値の抵抗が設けられていてもよい。
上記の磁気検出デバイスは、前記複数の電荷蓄積回路を制御する制御回路を備え、前記複数の電荷蓄積回路が有する前記磁気抵抗素子は、共通の電源に接続されており、前記複数の電荷蓄積回路が有する前記電荷蓄積スイッチは、共通の電荷蓄積信号に応じて、それぞれの前記電荷蓄積回路が有する前記電荷蓄積キャパシタと前記磁気抵抗素子とを接続するか否かを切り替え、前記複数の電荷蓄積回路が有する前記電荷放電スイッチは、共通の電荷放電信号に応じて、それぞれの前記電荷蓄積回路が有する前記電荷蓄積キャパシタに蓄積された電荷を放電するか否かを切り替え、前記制御回路は、外部から入力される駆動クロックに基づいて、前記複数の電荷蓄積回路が有する前記電荷出力スイッチを制御する。
上記の制御回路は、例えば、前記複数の電荷蓄積回路から、前記電荷蓄積キャパシタに蓄積された電荷を出力させる一の前記電荷蓄積回路を選択するための複数の素子選択信号を前記駆動クロックに基づいて生成する。
前記複数の電荷蓄積回路が有する前記電荷出力スイッチは、前記複数の素子選択信号のうち、それぞれの前記電荷蓄積回路を選択するための素子選択信号に基づいて、前記電荷蓄積キャパシタに蓄積された電荷を出力するか否かを切り替える。
上記の磁気検出デバイスは、前記複数の電荷出力スイッチを介して前記電荷蓄積キャパシタのそれぞれから順次出力される電荷に基づいて生成される出力信号を増幅する出力増幅器を備えてもよい。
上記の磁気検出デバイスは、前記複数の電荷出力スイッチを介して前記電荷蓄積キャパシタのそれぞれから出力される電荷を蓄積する複数の電荷転送キャパシタと、前記複数の電荷転送キャパシタのそれぞれの間に設けられており、前記駆動クロックに同期して順次開閉されることで前記複数の電荷転送キャパシタのそれぞれに蓄積された電荷を隣接する前記電荷転送キャパシタに転送する複数の転送スイッチと、前記複数の転送スイッチのうちの最終段の転送スイッチから出力される電荷に基づいて生成される出力信号を増幅する出力増幅器と、を備えてもよい。上記の出力増幅器は、前記複数の電荷出力スイッチから前記出力信号を受ける入力端子をグランドに接続するか否かを切り替えるリセットスイッチを有してもよい。
本発明の第2の態様に係る磁気センサは、磁気検出デバイスを複数備え、ぞれぞれの前記磁気検出デバイスにより磁気を検出する。
本発明の第3の態様に係る紙幣鑑別装置は、磁束を発生する磁束発生部と、前記磁束発生部が発生する前記磁束を通過させることができる位置に設けられた、上記の磁気検出デバイスを有する磁気センサと、前記磁束発生部により発生される前記磁束が届く範囲内の位置で紙幣を搬送する紙幣搬送部と、前記磁気検出デバイスが検出した磁気に基づいて、前記紙幣の種別を判定する判定部と、を備える。
本発明によれば、磁気センサの分解能を向上できるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る磁気センサの概略構造図である。 磁気検出デバイスの構成を示す図である。 出力増幅器の構成を示す図である。 電荷蓄積回路の構成を示す図である。 磁気抵抗素子の概略構成を示す図である。 図2に示した磁気検出デバイスの動作タイミング図である。 磁気センサを用いて紙幣を鑑別する紙幣鑑別装置の概略構成を示す図である。 第2の実施形態に係る磁気検出デバイスの構成を示す図である。 第3の実施形態に係る磁気センサの構成を示す図である。 第3の実施形態に係る磁気センサにおける複数の磁気検出デバイスの接続構成を示す図である。 第4の実施形態に係る磁気センサにおける複数の磁気検出デバイスの接続構成を示す図である。 従来の磁気センサの概略構造図である。
<第1の実施形態>
[磁気センサ1の構造]
図1は、第1の実施形態に係る磁気センサ1の概略構造図である。
磁気センサ1は、磁気検出デバイス10と、ケース20と、端子30とを備える。磁気検出デバイス10は、ケース20の上面に設けられている。ケース20は、例えば合成樹脂製の板状部材である。端子30−1は、磁気検出デバイス10に信号を入力するための端子である。端子30−2は、磁気検出デバイス10から信号を出力するための端子である。なお、端子30−1の一部を信号の出力に用いてもよく、端子30−2の一部を信号の入力に用いてもよい。
[磁気検出デバイス10の構成]
図2は、磁気検出デバイス10の構成を示す図である。磁気検出デバイス10は、複数の電荷蓄積回路11(11−1〜11−n)と、制御回路12と、出力増幅器13とを有する半導体デバイスである。電荷蓄積回路11は、検出した磁気の強さに応じた電荷を蓄積する回路である。複数の電荷蓄積回路11には、共通の電源、電荷蓄積信号及び電荷放電信号が入力されており、電荷蓄積信号に応じて電荷蓄積回路11に電荷が蓄積され、電荷放電信号に応じて、電荷蓄積回路11に蓄積された電荷が放電される。
また、電荷蓄積回路11は、入力された素子選択信号に応じて、蓄積された電荷を出力する。それぞれの電荷蓄積回路11の出力部は互いに接続されており、素子選択信号により選択された電荷蓄積回路11に蓄積された電荷により生じる電圧が、素子出力信号として出力増幅器13へと出力される。
制御回路12は、複数の電荷蓄積回路11を制御する。制御回路12は、複数の電荷蓄積回路11から、後述する電荷蓄積キャパシタ103に蓄積された電荷を出力させる一の電荷蓄積回路11を選択するための複数の素子選択信号を駆動クロックに基づいて生成する。具体的には、制御回路12は、入力される駆動クロックに同期して、蓄積された電荷を出力させる電荷蓄積回路11を順次選択する素子選択信号を生成し、それぞれの電荷蓄積回路11に素子選択信号を入力する。制御回路12は、初期化信号に応じて初期化され、電荷蓄積回路11−1から電荷蓄積回路11−nまでのそれぞれの電荷蓄積回路11に、順次、素子選択信号を入力する。
出力増幅器13は、素子出力信号の電圧を増幅して外部に出力する。出力増幅器13は、出力リセット信号により初期化され、外部への出力を停止するとともに、複数の電荷蓄積回路11と出力増幅器13との間に残留する電荷を放電する。例えば、全ての電荷蓄積回路11が電荷の出力を完了した後に、出力増幅器13を初期化することにより、次の磁気検出時にオフセットが生じることを防止できる。
図3は、出力増幅器13の構成を示す図である。出力増幅器13は、リセットスイッチ131及び増幅器132を有する。リセットスイッチ131は、出力リセット信号に応じて、複数の電荷出力スイッチ105から出力信号を受ける入力端子をグランドに接続するか否かを切り替える。リセットスイッチ131が導通状態になると、電荷出力スイッチ105を介して電荷蓄積キャパシタ103から出力される電荷が、グランドへと放電される。リセットスイッチ131は、例えばトランジスタにより構成される。
[電荷蓄積回路11の構成]
図4Aは、電荷蓄積回路11の構成を示す図である。電荷蓄積回路11は、磁気抵抗素子100と、抵抗101と、電荷蓄積スイッチ102と、電荷蓄積キャパシタ103と、電荷放電スイッチ104と、電荷出力スイッチ105とを有する。
図4Bは、磁気抵抗素子100の概略構成を示す図である。磁気抵抗素子100は、例えば、InSbから構成される半導体磁気抵抗素子や強磁性薄膜金属による異方性磁気抵抗素子等である。磁気抵抗素子100は、検出した磁気の大きさに応じて抵抗が変化する素子であり、検出した磁気が増加すると、抵抗値が増加する。
磁気抵抗素子100は、磁気抵抗111、ダミー抵抗112、ダミー抵抗113及び磁気抵抗114から構成されるブリッジ回路と、ブリッジ回路の抵抗変化量を増幅する差動増幅器115とを有している。磁気抵抗111及び磁気抵抗114は、検出した磁気の大きさに応じて抵抗が増加する。ダミー抵抗112及びダミー抵抗113の抵抗値は、磁気の大きさに応じて変化しない。
磁気抵抗素子100は、電源に接続されており、磁気抵抗素子100の抵抗値変化に応じた大きさの電流が磁気抵抗素子100を流れる。したがって、磁気抵抗素子100が検出した磁気の大きさに応じて、磁気抵抗素子100を流れる電流値が変化する。磁気抵抗素子100を流れる電流は、抵抗101及び電荷蓄積スイッチ102を介して電荷蓄積キャパシタ103に入力され、電荷蓄積キャパシタ103には、電流値に応じた量の電荷が蓄積される。
抵抗101は、磁気抵抗素子100と電荷蓄積スイッチ102との間に設けられており、磁気抵抗素子100の特性と電荷蓄積キャパシタ103の容量とに基づいて定められる抵抗値を有する。抵抗101は、磁気を検出した状態において磁気抵抗素子100を流れる電流で電荷蓄積キャパシタ103が飽和するのを防止するために、電荷蓄積キャパシタ103に流れ込む電流を調整する機能を有する。抵抗101の抵抗値は、電荷蓄積キャパシタ103に電荷を蓄積する時間の長さにさらに基づいて定められてもよい。例えば、電荷蓄積キャパシタ103に電荷を蓄積する時間が長ければ長いほど、抵抗101の抵抗値を大きくする。抵抗101が可変抵抗であり、電荷蓄積キャパシタ103に電荷を蓄積する時間に応じて、抵抗値を変化させてもよい。
電荷蓄積スイッチ102は、電荷蓄積キャパシタ103と磁気抵抗素子100とを電気的に接続するか否かを切り替える。すなわち、電荷蓄積スイッチ102を非導通状態(以下、開状態という)にすると、電荷蓄積キャパシタ103と磁気抵抗素子100とは電気的に接続されていない状態になる。電荷蓄積スイッチ102を導通状態(以下、閉状態という)にすると、電荷蓄積キャパシタ103と磁気抵抗素子100とが電気的に接続された状態になり、磁気抵抗素子100を流れる電流により、電荷蓄積キャパシタ103に電荷が蓄積される。電荷蓄積スイッチ102は、外部から入力される電荷蓄積信号に応じてオン状態とオフ状態とが切り替わる。電荷蓄積スイッチ102は、例えばトランジスタにより構成される。
電荷蓄積キャパシタ103は、電荷蓄積スイッチ102とグランドとの間に設けられている。電荷蓄積キャパシタ103における電荷蓄積スイッチ102と接続されている側は、電荷放電スイッチ104及び電荷出力スイッチ105とも接続されている。電荷蓄積キャパシタ103は、電荷蓄積スイッチ102が閉状態の期間、磁気抵抗素子100を流れる電流に基づいて電荷を蓄積する。
電荷蓄積キャパシタ103の電圧Voutは、電荷蓄積スイッチ102が閉状態となっている時間である閉時間T、電源電圧Vcc、電荷蓄積キャパシタ103の容量値、並びに磁気抵抗素子100及び抵抗101の直列抵抗値Rに基づいて、以下のように表される。T、Vcc、Cが一定値である場合、Voutは、Rにより決定される。
Figure 0005612782
磁気抵抗素子100は、外部磁気の強さに応じて抵抗値が変化するので、外部磁気の強さに応じて磁気抵抗素子100及び抵抗101の直列抵抗値Rが変化する。したがって、外部磁気の強さに応じて電荷蓄積キャパシタ103の電圧Voutも変化する。
電荷放電スイッチ104は、電荷蓄積キャパシタ103とグランドとの間に設けられている。電荷放電スイッチ104は、電荷放電信号に応じて、電荷蓄積キャパシタ103に蓄積された電荷を放電するか否かを切り替える。電荷放電スイッチ104が閉状態になると、電荷蓄積キャパシタ103に蓄積された電荷がグランドに放電される。電荷放電スイッチ104は、例えばトランジスタにより構成される。
電荷出力スイッチ105は、素子選択信号に応じて、電荷蓄積キャパシタ103に蓄積された電荷を出力するか否かを切り替える。具体的には、電荷出力スイッチ105が閉状態の場合に、電荷蓄積キャパシタ103に蓄積された電荷は、図2に示した出力増幅器13へと出力される。電荷出力スイッチ105は、例えばトランジスタにより構成される。
図2に示したように、磁気検出デバイス10は、電荷蓄積回路11を複数有しており、複数の電荷蓄積回路11には、共通の電源、電荷蓄積信号及び電荷放電信号が入力されている。複数の電荷蓄積回路11が有する磁気抵抗素子100は、共通の電源に接続されている。複数の電荷蓄積回路11が有する電荷蓄積スイッチ102は、共通の電荷蓄積信号に応じて、それぞれの電荷蓄積回路11が有する電荷蓄積キャパシタ103と磁気抵抗素子100とを接続するか否かを切り替える。
また、複数の電荷蓄積回路11が有する電荷放電スイッチ104は、共通の電荷放電信号に応じて、それぞれの電荷蓄積回路11が有する電荷蓄積キャパシタ103に蓄積された電荷を放電するか否かを切り替える。制御回路12は、外部から入力される駆動クロックに基づいて、複数の電荷蓄積回路11が有する電荷出力スイッチ105を制御する。
また、複数の電荷蓄積回路11が有する電荷出力スイッチ105は、複数の素子選択信号のうち、それぞれの電荷蓄積回路11を選択するための素子選択信号に基づいて、電荷蓄積キャパシタ103に蓄積された電荷を出力するか否かを切り替える。出力増幅器13は、複数の電荷出力スイッチ105を介して電荷蓄積キャパシタ103のそれぞれから順次出力される電荷に基づいて生成される出力信号を増幅する。
図5は、図2に示した磁気検出デバイス10の動作タイミング図である。
電荷蓄積信号がハイレベルの期間中、電荷蓄積スイッチ102が閉状態になり、磁気抵抗素子100及び抵抗101を流れる電流に基づく電荷が電荷蓄積キャパシタ103に蓄積される。そして、上記の数1で示される電圧Voutが出力される。
駆動クロックに応じて、素子選択信号1、素子選択信号2、・・・、素子選択信号nが順次、駆動クロックの1周期の長さだけハイレベルになる。素子選択信号がハイレベルの期間、対応する電荷蓄積回路11の電荷出力スイッチ105が閉状態になり、電荷蓄積キャパシタ103に蓄積された電荷が、順次、出力増幅器13に出力される。素子出力信号は出力増幅器13において増幅され、装置出力信号として出力される。
素子選択信号がハイレベルになるそれぞれの期間のうち、最後の所定の期間においては出力リセット信号がハイレベルになり、出力増幅器13がリセットされる。その後、次の素子選択信号がハイレベルになるタイミングで出力リセット信号が解除されてロウレベルになり、次の電荷蓄積回路11の電荷蓄積キャパシタ103に蓄積された電荷が出力される。
電荷蓄積回路11−1から電荷蓄積回路11−nまでの全ての電荷蓄積回路11から電荷が出力されると、電荷放電信号がハイレベルに変化し、全ての電荷蓄積回路11の電荷蓄積キャパシタ103に蓄積された電荷が放電される。また、初期化信号がハイレベルに変化し、制御回路12が初期化される。制御回路12が初期化されてから所定の時間の経過後に、電荷蓄積信号をハイレベルに変化させることにより、再び磁気の測定を開始することができる。磁気検出デバイス10は、以上のサイクルを繰り返すことにより、継続的に磁気を測定することができる。
[紙幣鑑別装置500の構成]
図6は、磁気センサ1を用いて紙幣を鑑別する紙幣鑑別装置500の概略構成を示す図である。紙幣鑑別装置500は、磁気センサ1と、磁束発生部2と、判定部3と、紙幣搬送部4とを備える。
磁束発生部2は、例えば、図6において点線の矢印で示す磁束を発生する永久磁石である。磁束発生部2は、磁気センサ1に設けられた磁気検出デバイス10の磁気検出領域よりも大きい領域において磁束を発生することができ、磁気検出デバイス10と対向するように設けられている。磁気センサ1は、磁束発生部2が発生する磁束を通過させることができる位置に設けられている。磁気センサ1と磁束発生部2との間には空隙があり、紙幣搬送部4の制御により、磁束発生部2により発生される磁束が届く範囲内の位置にある空隙中を紙幣Sが搬送される。
判定部3は、磁気センサ1の装置出力信号を受けて、磁気センサ1が検出した磁気に基づいて、紙幣Sの種別を判定する。具体的には、判定部3は、紙幣搬送部4と磁気センサ1とを制御し、紙幣Sが搬送されている間の装置出力信号のレベルを検出する。判定部3は、磁気検出デバイス10が有する複数の電荷蓄積回路11のそれぞれが出力する期間における装置出力信号のレベルに基づいて、それぞれの電荷蓄積回路11が検出した磁束の変化を検出する。すなわち、判定部3は、複数の電荷蓄積回路11が出力する装置出力信号のレベルに基づいて、紙幣Sの特定の位置における複数の電荷蓄積回路11の配列方向の磁性体の分布を検出する。
さらに、判定部3は、紙幣Sが搬送される間に、定期的に磁気センサ1を初期化し、磁束の変化を複数回にわたって検出する。すなわち、判定部3は、紙幣Sの搬送に同期して複数の電荷蓄積回路11が出力する装置出力信号のレベルに基づいて、複数の電荷蓄積回路11の配列方向と直交する紙幣Sの搬送方向の磁性体の分布を検出する。
以上のとおり、判定部3は、複数の電荷蓄積回路11の配列方向と、当該配列方向に直交する紙幣Sの搬送方向とにおいて、磁性体の分布を検出することができる。すなわち、判定部3は、紙幣Sの領域内の磁性体の分布を検出できる。判定部3は、検出した磁性体の分布を、予めメモリ(不図示)に記憶されている、紙幣の種別ごとの磁気の強さの分布と比較することにより、搬送されている紙幣Sの種別を判定する。
なお、以上の説明においては、紙幣Sが磁束発生部2と磁気センサ1との間を搬送される構成について説明したが、紙幣Sが、他の位置を搬送される構成であってもよい。例えば、磁気センサ1が、磁気検出デバイス10と端子30との間に磁束発生部2を有しており、紙幣Sが、磁束発生部2により発生される磁束が届く範囲内の位置で搬送される構成であってもよい。
[第1の実施形態における効果]
以上のとおり、第1の実施形態に係る電荷蓄積回路11によれば、外部から入力される電荷蓄積信号に基づいて、磁気抵抗素子100において検出された磁気の強さに応じた電荷を蓄積し、素子選択信号に同期して、電荷出力スイッチ105を介して電荷を出力できる。複数の電荷蓄積回路11を縦続接続して構成される磁気検出デバイス10においては、共通の電荷蓄積信号及び電荷放電信号を用いて複数の電荷蓄積回路11を制御し、複数の電荷蓄積回路11から出力される信号を、共通の素子出力信号として出力することができる。したがって、電荷蓄積回路11ごとに入力端子及び出力端子を設ける必要がないので、複数の電荷蓄積回路11を、半導体プロセスを用いて高密度に配置することができる。その結果、高い分解能で磁気を検出することが可能になるという効果を奏する。さらに、複数の電荷蓄積回路11の配置密度が高いので、1つの磁気検出デバイス10内の場所による出力値のばらつきを小さくすることができるという効果も奏する。
また、第1の実施形態に係る電荷蓄積回路11によれば、複数の電荷出力スイッチ105を介して電荷蓄積キャパシタ103のそれぞれから順次出力される電荷に基づいて生成される出力信号が出力増幅器13に入力される。電荷出力スイッチ105は、例えばトランジスタにより構成することができ、電荷蓄積回路11を構成する各部を同一の半導体プロセスを用いて容易に製造することができるので、本実施形態によれば、高い分解能の磁気センサを安価に実現することができる。
なお、磁気検出デバイス10において、隣接する2つの電荷蓄積回路11を同時に選択することにより、感度を2倍に高めることができる。同様に、N個の電荷蓄積回路11を同時に選択することにより、感度をN倍に高めることもできるので、用途に応じて、分解能及び感度を選択することができる。
また、本実施形態に係る磁気検出デバイス10においては、任意の電荷蓄積回路11を選択することができる。したがって、例えば、一つごとに電荷蓄積回路11を選択することにより、間引き読み出しをすることにより高速化することもできる。このようにすることで、磁気検出デバイス10を搭載した磁気抵抗素子100においては、設定を変更するのみで、例えば使用される国の紙幣の種類に応じて最適な分解能で磁気を検出することができる。
<第2の実施形態>
[蓄積された電荷を順次転送する]
図7は、第2の実施形態に係る磁気検出デバイス10の構成を示す図である。本実施形態に係る磁気検出デバイス10は、複数の電荷転送キャパシタ106(106−1〜106−n)、及び複数の電荷転送スイッチ107(107−1〜107−(n−1))を有する点で、図2に示した、それぞれの電荷蓄積回路11からの素子出力信号が互いに接続された磁気検出デバイス10と異なる。
複数の電荷転送キャパシタ106のそれぞれは、それぞれの電荷蓄積回路11に設けられた電荷出力スイッチ105を介して電荷蓄積キャパシタ103から出力される電荷を蓄積する。すなわち、電荷転送キャパシタ106−k(kは1からnのいずれかの自然数)は、電荷出力スイッチ105−kを介して電荷蓄積キャパシタ103−kから出力される電荷を蓄積する。
複数の電荷転送スイッチ107は、複数の電荷転送キャパシタ106のそれぞれの間に設けられており、駆動クロックに同期して順次開閉されることで複数の電荷転送キャパシタ106のそれぞれに蓄積された電荷を隣接する電荷転送キャパシタ106に転送する。例えば、電荷転送スイッチ107−1は、電荷転送キャパシタ106−1と電荷転送キャパシタ106−2との間に設けられており、電荷転送スイッチ107−2は、電荷転送キャパシタ106−2と電荷転送キャパシタ106−3との間に設けられている。
電荷転送スイッチ107−1が閉状態になると、電荷転送キャパシタ106−1に蓄積されている電荷が、電荷転送キャパシタ106−2に転送される。電荷転送スイッチ107−1が閉状態の間、電荷転送スイッチ107−2は開状態になっており、電荷転送キャパシタ106−2に転送された電荷は、電荷転送スイッチ107−2が開状態の間、電荷転送キャパシタ106−2に保持される。続いて、電荷転送スイッチ107−2が閉状態になると、電荷転送スイッチ107−1は開状態になり、電荷転送キャパシタ106−2に蓄積されている電荷が、電荷転送キャパシタ106−3に転送される。
このように、電荷転送スイッチ107−1を基準にして奇数番目の電荷転送スイッチ107が閉状態の間は、偶数番目の電荷転送スイッチ107を開状態とし、奇数番目の電荷転送スイッチ107が開状態の間は、偶数番目の電荷転送スイッチ107を閉状態とする2相駆動方式により、それぞれの電荷転送キャパシタ106に蓄積されている電荷を、電荷転送キャパシタ106の構造により定められる向きに、バケツリレーのようにして転送することができる。なお、隣接する電荷転送キャパシタ106の間に複数の電荷転送スイッチ107を設け、複数の電荷転送スイッチ107の開状態及び閉状態を制御する3相駆動方式、4相駆動方式を用いてもよい。
以上のように、それぞれの電荷転送キャパシタ106に蓄積された電荷は、順次、出力増幅器13へと転送される。出力増幅器13は、複数の電荷転送スイッチ107のうちの最終段の電荷転送スイッチ107から出力される電荷に基づいて生成される出力信号を、フローティングゲインアンプ等で電荷電圧変換して増幅する。
[第2の実施形態における効果]
以上のとおり、第2の実施形態に係る磁気検出デバイス10によれば、複数の電荷転送スイッチ107が、複数の電荷転送キャパシタ106のそれぞれの間に設けられており、駆動クロックに同期して順次開閉されることで複数の電荷転送キャパシタ106のそれぞれに蓄積された電荷を隣接する電荷転送キャパシタ106に転送する。磁気検出デバイス10がこのような構成を有することにより、複数の電荷蓄積回路11が有する電荷蓄積キャパシタ103に蓄積された電荷を一斉に電荷転送キャパシタ106に転送することができるので、複数の磁気検出デバイス10が同一のタイミングで磁気を検出することができる。また、電荷蓄積キャパシタ103に蓄積された電荷を電荷転送キャパシタ106に転送する期間以外の時間を磁気検出期間とすることができるので、磁気抵抗素子100の感度性能を最大限に引き出すことができる。
<第3の実施形態>
図8は、第3の実施形態に係る磁気センサ1の構成を示す図である。図8に示した磁気センサ1は、第1の実施形態に係る磁気検出デバイス10を複数備える点で図1に示した磁気センサ1と異なり、他の点で同じである。
図9は、第3の実施形態に係る磁気センサ1における複数の磁気検出デバイス10の接続構成を示す図である。それぞれの複数の磁気検出デバイス10には、共通の電荷蓄積信号、電荷放電信号、初期化信号、駆動クロック、出力リセット信号が入力されている。また、複数の磁気検出デバイス10からの出力信号は、互いに接続された状態で出力増幅器13に入力され、出力増幅器13において増幅されて出力される。
それぞれの磁気検出デバイス10は、初期化信号が入力されてから、それぞれの磁気検出デバイス10に割り当てられた時間が経過した後に、それぞれの磁気検出デバイス10が有する複数の電荷蓄積回路11に対して素子選択信号を出力する。このようにすることで、それぞれの磁気検出デバイス10が有する複数の電荷蓄積回路11が、それぞれ異なるタイミングで電荷を出力することができる。
それぞれの磁気検出デバイス10は、隣接する複数の磁気検出デバイス10の間で、電荷の出力が完了したタイミングを示す信号を送受信してもよい。具体的には、例えば、磁気検出デバイス10−1の全ての電荷蓄積回路11が電荷の出力を完了すると、磁気検出デバイス10−1は、磁気検出デバイス10−2に出力完了信号を入力する。磁気検出デバイス10−2は、磁気検出デバイス10−1から出力完了信号を受けると、磁気検出デバイス10−2が有する複数の電荷蓄積回路11に対して、順次素子選択信号を出力する。
[第3の実施形態における効果]
以上のとおり、第3の実施形態に係る磁気センサ1によれば、複数の磁気検出デバイス10により磁気センサ1を構成することができるので、任意の幅で高密度に磁気を検出できる磁気センサを容易に構成できる。
<第4の実施形態>
図10は、第4の実施形態に係る磁気センサ1における複数の磁気検出デバイス10の接続構成を示す図である。図10に示す磁気検出デバイス10は、第2の実施形態に係る磁気検出デバイス10であり、電荷転送キャパシタ106に蓄積された電荷をバケツリレーのようにして転送できる。
複数の磁気検出デバイス10は、それぞれの磁気検出デバイス10の間でもバケツリレーのようにして電荷を転送できるように、それぞれの磁気検出デバイス10の最終段の電荷転送キャパシタ106−nの後段には電荷転送スイッチ107−nが設けられており、電荷転送スイッチ107−nを介して、隣接する磁気検出デバイス10の初段の電荷転送キャパシタ106−1と接続されている。
全ての磁気検出デバイス10が有する複数の電荷転送スイッチ107を同期して動作させるために、磁気検出デバイス10は、例えば、全ての磁気検出デバイス10が有する電荷転送スイッチ107を統括的に制御する制御部を有する。磁気検出デバイス10は、当該制御部を有する代わりに、隣接する磁気検出デバイス10の間で同期信号を送受信し、複数の電荷転送スイッチ107を同期して動作させてもよい。
[第4の実施形態における効果]
以上のとおり、第4の実施形態に係る磁気センサ1によれば、複数の磁気検出デバイス10により磁気センサ1を構成することができるので、任意の幅で高密度に磁気を検出できる磁気センサを容易に構成できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
例えば、上記の実施形態においては、電荷蓄積回路11が抵抗101を有する場合について説明したが、磁気抵抗素子100の感度と電荷蓄積キャパシタ103の容量との関係が所定の条件を満たせば、電荷蓄積回路11が抵抗101を有しなくてもよい。また、上記の実施形態においては、各スイッチはトランジスタにより構成される例について説明したが、各スイッチは、導通状態と非導通状態とを切り替えることができれば、他の素子が用いられてもよい。
1・・・磁気センサ、2・・・磁束発生部、3・・・判定部、5・・・磁気センサ、10・・・磁気検出デバイス、11・・・電荷蓄積回路、12・・・制御回路、13・・・出力増幅器、20・・・ケース、30・・・端子、50・・・磁気検出デバイス、60・・・ケース、70・・・端子、100・・・磁気抵抗素子、101・・・抵抗、102・・・電荷蓄積スイッチ、103・・・電荷蓄積キャパシタ、104・・・電荷放電スイッチ、105・・・電荷出力スイッチ、106・・・電荷転送キャパシタ、107・・・電荷転送スイッチ、111・・・磁気抵抗、112・・・ダミー抵抗、113・・・ダミー抵抗、114・・・磁気抵抗、131・・・リセットスイッチ、132・・・増幅器、500・・・紙幣鑑別装置

Claims (9)

  1. 共通の電源に接続された複数の電荷蓄積回路と、複数の電荷転送キャパシタと、複数の転送スイッチと、前記複数の電荷蓄積回路を制御する制御回路とを備える磁気検出デバイスであって、
    前記電荷蓄積回路は、
    前記電源に接続された磁気抵抗素子と、
    前記磁気抵抗素子を流れる電流に基づいて電荷を蓄積する電荷蓄積キャパシタと、
    前記電荷蓄積キャパシタと前記磁気抵抗素子とを電気的に接続するか否かを切り替える電荷蓄積スイッチと、
    前記電荷蓄積キャパシタに蓄積された電荷を放電するか否かを切り替える電荷放電スイッチと、
    駆動クロックに同期して、前記電荷蓄積キャパシタに蓄積された電荷を出力するか否かを切り替える電荷出力スイッチと、
    を有し、
    前記電荷蓄積スイッチは、共通の電荷蓄積信号に応じて、それぞれの前記電荷蓄積回路が有する前記電荷蓄積キャパシタと前記磁気抵抗素子とを接続するか否かを切り替え、
    前記電荷放電スイッチは、共通の電荷放電信号に応じて、それぞれの前記電荷蓄積回路が有する前記電荷蓄積キャパシタに蓄積された電荷を放電するか否かを切り替え、
    前記複数の電荷転送キャパシタは、前記複数の電荷出力スイッチを介して前記電荷蓄積キャパシタのそれぞれから出力される電荷を蓄積し、
    前記複数の転送スイッチは、前記複数の電荷転送キャパシタのそれぞれの間に設けられており、前記駆動クロックに同期して順次開閉されることで前記複数の電荷転送キャパシタのそれぞれに蓄積された電荷を隣接する前記電荷転送キャパシタに転送する、
    磁気検出デバイス。
  2. 前記電荷蓄積回路が、前記磁気抵抗素子と前記電荷蓄積スイッチとの間に、前記磁気抵抗素子の特性と前記電荷蓄積キャパシタの容量とに基づいて定められる抵抗値の抵抗を有する、
    請求項1に記載の磁気検出デバイス。
  3. 前記抵抗は、前記電荷蓄積キャパシタに電荷を蓄積する時間の長さに対応する抵抗値を有する、
    請求項2に記載の磁気検出デバイス。
  4. 前記複数の電荷蓄積回路から、前記電荷蓄積キャパシタに蓄積された電荷を出力させる一の前記電荷蓄積回路を選択するための複数の素子選択信号を前記駆動クロックに基づいて生成する制御回路をさらに備える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の磁気検出デバイス。
  5. 前記複数の電荷蓄積回路が有する前記電荷出力スイッチは、前記複数の素子選択信号のうち、それぞれの前記電荷蓄積回路を選択するための素子選択信号に基づいて、前記電荷蓄積キャパシタに蓄積された電荷を出力するか否かを切り替える、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の磁気検出デバイス。
  6. 前記複数の転送スイッチのうちの最終段の転送スイッチから出力される電荷に基づいて生成される出力信号を増幅する出力増幅器をさらに備える、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の磁気検出デバイス。
  7. 前記出力増幅器は、前記複数の電荷出力スイッチから前記出力信号を受ける入力端子をグランドに接続するか否かを切り替えるリセットスイッチを有する、
    請求項6に記載の磁気検出デバイス。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の磁気検出デバイスを複数備え、ぞれぞれの前記磁気検出デバイスにより磁気を検出する磁気センサ。
  9. 磁束を発生する磁束発生部と、
    前記磁束発生部が発生する前記磁束を受ける位置に設けられた、請求項1から7のいずれか1項に記載の磁気検出デバイスを有する磁気センサと、
    前記磁束発生部により発生される前記磁束が届く範囲内の位置で紙幣を搬送する紙幣搬送部と、
    前記磁気検出デバイスが検出した磁気に基づいて、前記紙幣の種別を判定する判定部と、
    を備える紙幣鑑別装置。
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