JP5612490B2 - 画像表示装置、画像表示装置の駆動方法及び画像表示プログラム、並びに、階調変換装置 - Google Patents

画像表示装置、画像表示装置の駆動方法及び画像表示プログラム、並びに、階調変換装置 Download PDF

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Description

本発明は液晶表示パネル等の表示部に画像を表示する画像表示装置に関する。また、本発明は、画像表示装置の駆動方法及び画像表示プログラム、並びに、階調変換装置に関する。
例えば、携帯電話機や携帯情報端末といった携帯電子機器、あるいは、パーソナルコンピュータやテレビジョン受像機等の表示部には、モノクロ表示やカラー表示の液晶表示パネル、無機材料若しくは有機材料のエレクトロルミネッセンスを用いたエレクトロルミネッセンス表示パネル、プラズマ表示パネル等が用いられている。
表示部の画素の階調表示能力が低い場合、言い換えれば、画素の階調数が少ない場合には、画像のグラデーション部分に等高線状の輪郭が生じ、画質が低下する。このような場合に、誤差拡散法を用いることによって画質が向上することが知られている。
誤差拡散法は、多値画像データを例えば2値画像データに変換する際に生じた誤差(即ち、多値画像データと2値画像データとの差)を、隣接する複数の画素へ重み係数を加えて「拡散」するものである(参考文献(非特許文献1))。誤差拡散法によれば、多値のオリジナル画像と例えば2値化されたハーフトーン画像の間に生じた誤差を平均的に最小にすることができ、優れた画質を持つハーフトーン画像を生成することができる。
R. W. Floyd and L. Steinberg, An adaptive algorithm for spatial greyscale, Journal of the Society for Information Display vol.17, no.2 pp75-77, 1976
誤差拡散法は、計算の負荷が軽く実用的な手法である。しかしながら、原画像の一部が変化した場合においても、ハーフトーン画像の広範な範囲に誤差拡散の変化が及ぶ。
例えば、誤差拡散法において代表的なFloyd-Steinberg法では、図6の(A)及び(B)に示すように、直後の画素と1ライン下の3画素に誤差を拡散する。従って、例えば或る1つの画素に対応する多値画像データの値が変化した場合であっても、誤差拡散の影響によって、図23に示すように階調変化が広範な範囲で生じ得る。このため、誤差拡散法を用いて動画の階調処理を行うと画面がざわつき目障りになることがある。
従って、本発明の目的は、動画の階調処理の際の画面のざわつきを軽減することができる画像表示装置、画像表示装置の駆動方法及び画像表示プログラム、並びに、階調変換装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像表示装置は、
2次元マトリクス状に配列された画素によって画像を表示する表示部、及び、
誤差拡散法を用いて階調変換処理を行う階調変換部、
を備えており、
階調変換部は、画素が配列された領域を仮想的な区画で区切り、区画内の画素について階調変換処理を行う際の誤差拡散を区画内に限定して行うことによって、表示部に表示される画像の階調変換を行う画像表示装置である。
また、本発明に係る画像表示装置の駆動方法は、
2次元マトリクス状に配列された画素によって画像を表示する表示部、及び、
誤差拡散法を用いて階調変換処理を行う階調変換部、
を備えた画像表示装置を用いた駆動方法であって、
階調変換部は、画素が配列された領域を仮想的な区画で区切り、区画内の画素について階調変換処理を行う際の誤差拡散を区画内に限定して行うことによって、表示部に表示される画像の階調変換を行う画像表示装置の駆動方法である。
また、本発明に係る画像表示プログラムは、
2次元マトリクス状に配列された画素によって画像を表示する表示部、及び、
誤差拡散法を用いた階調変換処理を行うための階調変換部、
を備えた画像表示装置において実行されることにより、
画素が配列された領域を仮想的な区画で区切り、区画内の画素について階調変換処理を行う際の誤差拡散を区画内に限定して行うことによって、表示部に表示される画像の階調変換を行わせる画像表示プログラムである。
また、本発明に係る階調変換装置は、
誤差拡散法を用いて階調変換処理を行う階調変換部を備えており、
階調変換部は、画素が配列された領域を仮想的な区画で区切り、区画内の画素について階調変換処理を行う際の誤差拡散を区画内に限定して行うことによって、画像の階調変換を行う階調変換装置である。
本発明に係る画像表示装置によれば、画素が配列された領域を仮想的な区画で区切り、区画内の画素について階調変換処理を行う際の誤差拡散を区画内に限定して行う。したがって、原画像の一部が変化したときにハーフトーン画像の広範な範囲に誤差拡散の変化が及ぶといったことがない。これにより、動画の階調処理を行うときの画面がざわつきを軽減することができる。また、本発明に係る画像表示装置の駆動方法及び画像表示プログラム、並びに、階調変換装置を用いることによって、動画の階調処理を行うときの画面がざわつきを軽減することができる。
図1は、第1の実施形態に係る画像表示装置の概念図である。 図2は、表示領域における画素の配列を説明するための模式的な平面図である。 図3は、表示領域と、階調変換部を構成する誤差拡散処理部が階調処理を行う区画との関係を説明するための模式的な平面図である。 図4は、階調変換部を構成する誤差拡散処理部による階調処理を説明するための模式的な平面図である。 図5は、階調変換部を構成する誤差拡散処理部による階調処理の動作を説明するためのフローチャートである。 図6の(A)は、誤差拡散を行う画素とその重み係数を説明するための模式的な平面図である。図6の(B)は、Floyd Steinberg型の場合の重み係数の値を示す図である。図6の(C)は、Sierra Filter lite型の場合の重み係数の値を示す図である。図6の(D)は、区画を越えた誤差拡散を行わないことを説明するための模式的な平面図である。 図7は、或る1つの画素に対応する多値画像データの値が変化したときに、誤差拡散の影響が1つの区画内に収まることを説明するための模式的な平面図である。 図8の(A)乃至(C)は、誤差拡散の他の重み係数例を示す図である。 図9は、表示部をカラー表示とした場合の画像表示装置の概念図である。 図10は、第2の実施形態に係る画像表示装置の概念図である。 図11は、表示領域と、第1処理部、第2処理部、第3処理部および第4処理部のそれぞれが階調処理を行う区画との関係を説明するための模式的な平面図である。 図12は、表示領域の左上端における、第1処理部の第(1,1)番目の区画221A(1,1)と、第2処理部の第(1,1)番目の区画222A(1,1)と、第3処理部の第(1,1)番目の区画223A(1,1)と、第4処理部の第(1,1)番目の区画224A(1,1)との関係を説明するための模式的な平面図である。 図13は、表示領域と、第1処理部の区画との関係を説明するための模式的な平面図である。 図14は、第1処理部による階調処理を説明するための模式的な平面図である。 図15は、第1処理部、第2処理部、第3処理部および第4処理部における階調処理の動作を説明するためのフローチャートである。 図16は、区画の境界近傍の画素を含まない領域を説明するための模式的な平面図である。 図17は、第1処理部による階調処理が行われたときに、階調処理された出力データの値がセレクタによって選択される領域を説明するための模式的な平面図である。 図18は、第2処理部による階調処理が行われたときに、階調処理された出力データの値がセレクタによって選択される領域を説明するための模式的な平面図である。 図19は、第3処理部による階調処理が行われたときに、階調処理された出力データの値がセレクタによって選択される領域を説明するための模式的な平面図である。 図20は、第4処理部による階調処理が行われたときに、階調処理された出力データの値がセレクタによって選択される領域を説明するための模式的な平面図である。 図21は、第2の実施形態において1つの画素の輝度が変化したときに、誤差拡散の影響によって階調変化が生じ得る範囲を説明するための模式的な平面図である。 図22は、出力データの値がセレクタによって選択される領域の形状を変えた場合の変形例を説明するための模式的な平面図である。 図23は、或る1つの画素に対応する多値画像データの値が変化したときに、誤差拡散の影響によって階調変化が広範な範囲で生じ得ることを説明するための模式的な平面図である。
以下、図面を参照して、実施形態に基づき本発明を説明する。本発明は実施形態に限定されるものではなく、実施形態における種々の数値や材料は例示である。以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。尚、説明は、以下の順序で行う。
1.本発明に係る画像表示装置、画像表示装置の駆動方法及び画像表示プログラム、並びに、階調変換装置、全般に関する説明
2.第1の実施形態
3.第2の実施形態(その他)
[本発明に係る画像表示装置、画像表示装置の駆動方法及び画像表示プログラム、並びに、階調変換装置、全般に関する説明]
本発明に係る画像表示装置、本発明に係る画像表示装置の駆動方法に用いられる画像表示装置、あるいは又、本発明に係る画像表示プログラムが実行される画像表示装置(以下、これらを単に、本発明に係る画像表示装置と呼ぶ場合がある)において、画像を表示する表示部の構成や方式は特に限定するものではない。例えば、液晶表示パネル、エレクトロルミネッセンス表示パネル、プラズマ表示パネルといった周知の表示装置を表示部として用いることができるし、電気的に書き換え可能な電子ペーパーといった表示媒体を表示部として用いることもできる。表示部は、モノクロ表示であってもよいし、カラー表示であってもよい。
誤差拡散法を用いて階調変換処理を行う階調変換部、あるいは又、階調変換部を備えた階調変換装置は、例えば、演算回路や記憶装置から構成することができる。これらは、周知の回路素子等を用いて構成することができる。
階調変換部による階調変換は、例えば256階調を2階調に変換するといった多値画像を2値画像に変換する処理であってもよい。あるいは、例えば256階調を4階調に変換するといった多値画像をより階調数の少ない多値画像に変換する処理であってもよい。
上述したように、本発明に係る画像表示装置にあっては、画素が配列された領域を仮想的な区画で区切り、区画内の画素について階調変換処理を行う際の誤差拡散を区画内に限定して行う。従って、例えば或る1つの画素に対応する多値画像データの値が変化したときに、誤差拡散の影響は1つの区画内に収まる。これによって、動画のざわつきを軽減することができる。
この場合において、階調変換部は、画素が配列された領域を複数種の仮想的な区画で区切り、区画内の領域であって境界近傍の画素を含まない領域における階調変換処理の結果を選択して表示部に表示される画像の階調変換を行う構成とすることができる。この場合において、境界近傍の画素を含まない領域の形状は、平面充填可能な形状である構成とすることができる。
境界近傍の画素を含まない領域の形状は、頂点が一致した状態で平面充填可能な形状であってもよいし、頂点をずらした状態で平面充填可能な形状であってもよい。境界近傍の画素を含まない領域の形状は、例えば、正三角形、正方形、正六角形といった正平面充填型の形状であってもよいし、あるいは又、これらに凹凸をつけた形状であってもよい。また、任意の三角形や四角形も平面充填可能な形状として挙げることができる。
制御の容易性といった観点からは、境界近傍の画素を含まない領域の形状は1種類の形状とすることが好ましい。尚、場合によっては、複数の種類の形状を含む構成とすることもできる。例えば、同一の三角形によって或る矩形領域を充填し、該或る矩形領域に隣接する矩形領域を同一の四角形によって充填するといった構成とすることもできる。
上述した各種の好ましい構成を含む本発明に係る画像表示装置において、区画の形状は特に限定するものではない。制御の容易性といった観点からは、区画の形状は矩形とすることが好ましい。
上述した各種の好ましい構成を含む本発明に係る画像表示装置において、画素は、単独の画素から構成されていてもよい。あるいは又、画素は、複数の種類の副画素から構成されていてもよい。後者の場合には、階調変換部が副画素の種類毎に階調変換処理を行うといった構成とすればよい。
画素(ピクセル)の値として、VGA(640,480)、S−VGA(800,600)、XGA(1024,768)、APRC(1152,900)、S−XGA(1280,1024)、U−XGA(1600,1200)、HD−TV(1920,1080)、Q−XGA(2048,1536)の他、(1920,1035)、(720,480)、(1280,960)等、画像表示用解像度の幾つかを例示することができるが、これらの値に限定するものではない。
本発明に係る画像表示プログラムは、2次元マトリクス状に配列された画素によって画像を表示する表示部、及び、誤差拡散法を用いた階調変換処理を行うための階調変換部を備えた画像表示装置において実行されることにより、画素が配列された領域を仮想的な区画で区切り、区画内の画素について階調変換処理を行う際の誤差拡散を区画内に限定して行うことによって、表示部に表示される画像の階調変換を行わせる。
例えば、半導体メモリ・磁気ディスク・光ディスク等といった記憶手段にこの画像表示プログラムが格納され、階調変換部において上述した処理が実行されるといった構成とすることができる。
[第1の実施形態]
第1の実施形態は、本発明に係る画像表示装置、画像表示装置の駆動方法及び画像表示プログラム、並びに、階調変換装置に関する。
図1は、第1の実施形態に係る画像表示装置の概念図である。
第1の実施形態の画像表示装置1は、2次元マトリクス状に配列された画素112によって画像を表示する表示部110、及び、誤差拡散法を用いて階調変換処理を行う階調変換部(階調変換装置)120を備えている。
表示部110は、モノクロ表示の液晶表示パネルから構成されている。表示部110の表示領域111には、水平方向(以下、行方向と呼ぶ場合がある)にX個、垂直方向(以下、列方向と呼ぶ場合がある)にY個、合計X×Y個の画素112が、2次元マトリクス状に配列されている。透過型の表示パネルの場合には、出力データVDの値に基づいて画素112の光透過率を制御することによって、図示せぬ光源装置からの光の透過量が制御され、表示部110に画像が表示される。反射型の表示パネルの場合には、出力データVDの値に基づいて画素112の光反射率を制御することによって、外光の反射量が制御され、表示部110に画像が表示される。
階調変換部120は、誤差拡散法により階調処理を行う誤差拡散処理部121を含んでいる。階調変換部120には、各画素112に対応して入力データvDが入力される。誤差拡散処理部121によって階調変換が行われ、出力データVDが出力される。
階調変換部120は、図示せぬ記憶装置に格納されている画像表示プログラムに基づいて、画素112が配列された領域を仮想的な区画121Aで区切り、区画121A内の画素112について階調変換処理を行う際の誤差拡散を区画121A内に限定して行うことによって、表示部110に表示される画像の階調変換を行う。尚、区画121Aについては、後ほど図3を参照して詳しく説明する。
第x列(但し、x=1,2・・・,X)、第y行目(但し、y=1,2・・・,Y)に位置する画素112を、第(x,y)番目の画素112、あるいは画素112(x,y)と表す。画素112(x,y)に対応する入力データvDと出力データVDとを、それぞれ、入力データvD(x,y)、出力データVD(x,y)と表す。
図2は、表示領域における画素の配列を説明するための模式的な平面図である。図3は、表示領域と、誤差拡散処理部が階調処理を行う区画との関係を説明するための模式的な平面図である。尚、図示の都合上、図3においては画素112の表示を省略した。また、図3と後述する図4においては、区画121Aの境界が他の線と重ならないように便宜的にずらして示した。
上述したように、階調変換部120は、画素112が配列された領域を図3に示す仮想的な区画121Aで区切り、区画121A内の画素112について階調変換処理を行う際の誤差拡散を区画121A内に限定して行うことによって、表示部110に表示される画像の階調変換を行う。
第1の実施形態にあっては区画121Aは矩形であり、図4に示すように1つの区画121Aには行方向と列方向のそれぞれに12個、合計12×12個の画素112が対応する。図3に示すように行方向にP個、列方向にQ個、合計P×Q個の区画121Aが配列されており、画素112の剰余がないとすれば、P=X/12、Q=Y/12である。尚、1つの区画121Aに対応する画素112の数は上述した値に限定するものではなく、画像表示装置の設計に応じて適宜好ましい値に設定すればよい。尚、図3においては、6×4個の区画121Aを示したが、これは例示に過ぎない。
第p列(但し、p=1,2・・・,P)、第q行目(但し、q=1,2・・・,Q)に位置する区画121Aを、第(p,q)番目の区画121A、あるいは区画121A(p,q)と表す。
階調変換部120には、各表示フレーム毎に、入力データvD(1,1)乃至vD(X,Y)が順次供給される。具体的には、先ず、入力データvD(1,1)乃至vD(X,1)が供給され、次いで、入力データvD(1,2)乃至vD(X,2)、入力データvD(1,3)乃至vD(X,3)、・・・,入力データvD(1,Y)乃至vD(X,Y)が供給される。
階調変換部120は、供給される入力データvDについて順次階調変換処理を行い、出力データVDを出力する。以下、階調変換処理について説明する。
図4は、階調変換部による階調処理を説明するための模式的な平面図である。図5は、階調変換部における階調処理の動作を説明するためのフローチャートである。
上述したように、階調変換部120には、各表示フレーム毎に、入力データvD(1,1)乃至vD(X,Y)が順次供給される。従って、図4に示すように、階調変換は先ず区画121A(1,1)の右上端に位置する画素112(1,1)に対応する入力データvDについて行われ、その後、順次左側に位置する画素112に対応する入力データvDについて階調変換が行われる。そして、画素112(1,X)(図4には図示せず)に対応する入力データvDについての階調変換が終了すると、一行下の画素112(1,2)乃至112(X,2)に対応する入力データvDについて、順次階調変換処理が行われる。
図4および図5を参照して、階調変換処理の動作について説明する。尚、256階調を4階調に変換するとして動作を説明するが、これに限るものではない。
処理の前提として、先ず、図示せぬバッファ等から成る、各画素112に対応する誤差量を格納する誤差量格納部Err(1,1)〜Err(X,Y)について、初期化を行う(ステップS100)。具体的には、誤差量格納部Err(1,1)〜Err(X,Y)の値を「0」に設定する。
各フレームにおいては、先ず、入力データvD(1,1)の階調処理が行われる。従って、x=1、y=1である場合において入力データvD(x,y)についての判断が行われる。
具体的には、入力データvD(x,y)の値に誤差量格納部Err(x,y)の値を加えた値が42未満である場合には、出力データVD(x,y)の値を0とする(ステップS101)。また、入力データvD(x,y)の値に誤差量格納部Err(x,y)の値を加えた値が42以上128未満である場合には、出力データVD(x,y)の値を85とする(ステップS102)。また、入力データvD(x,y)の値に誤差量格納部Err(x,y)の値を加えた値が128以上212未満である場合には出力データVDの値を170とし、そうでなければ出力データVDの値を255とする(ステップS103)。
次いで、誤差拡散処理について説明する。
出力データVD(x,y)の値を決定した後、誤差ER=vD(x,y)+Err(x,y)−VD(x,y)を計算し(ステップS104)、次いで、区画内限定の誤差拡散処理を行う(ステップS105)。具体的には、画素112(x,y)の近傍の所定の画素に拡散すべき誤差量を計算し、その値に基づいて、画素112(x,y)の近傍の所定の画素に対応する誤差量格納部Errの値を更新する。ステップS105の詳細については、後述する図6を参照して後で詳しく説明する。
ステップS105の後、(x+1)≦Xであれば、xの値を1増やしてステップS101以降の動作を繰り返す。尚、図4における「x+=1」の『+=』は代入演算子であり、「x+=1」は「x←x+1」といった意である。
一方、(x+1)≦Xが成立しない場合には、(y+1)≦Yであればx=1と設定し且つyの値を1増やしてステップS101以降の動作を繰り返す。尚、図4における「y+=1」の『+=』は上述した代入演算子である。
以上の動作により1フレームの画像の階調変換処理が終了する。動画処理においては、以上の処理がフレーム毎に繰り返される。
次いで、上述した区画内限定の誤差拡散処理の動作について説明する。
図6の(A)は、誤差拡散を行う画素とその重み係数を説明するための模式的な平面図である。図6の(B)及び(C)は重み係数の例であり、図6の(B)は、Floyd Steinberg型の場合の重み係数の値を示し、図6の(C)は、Sierra Filter lite型の場合の重み係数の値を示す。図6の(D)は、区画を越えた誤差拡散を行わないことを説明するための模式的な平面図である。
図6の(A)に示すように、第1の実施形態においては、図5のステップS104で算出した誤差ERを、原則として、直後(実施形態においては右側)の画素と1ライン下の3画素に拡散する。
具体的には、処理対象となる画素112(x,y)の直後(右側)の画素112(x+1,y)に対応する誤差量格納部Err(x+1,y)には、誤差ERに重み係数「d」を掛けた値が加算される。具体的には、「Err(x+1,y)+=d・ER」といった処理が行われる。『+=』は上述した代入演算子であるので説明を省略する。尚、x=Xといった場合には右側の画素112は存在しないので上述した処理は行わない。
同様に、右下の画素112(x+1,y+1)に対応する誤差量格納部Err(x+1,y+1)には、誤差ERに重み係数「a」を掛けた値が加算される。具体的には、「Err(x+1,y+1)+=a・ER」といった処理が行われる。尚、x=X若しくはy=Yといった場合には右下の画素112は存在しないので上述した処理は行わない。
同様に、直下の画素112(x,y+1)に対応する誤差量格納部Err(x,y+1)には、誤差ERに重み係数「b」を掛けた値が加算される。具体的には、「Err(x,y+1)+=b・ER」といった処理が行われる。尚、y=Yといった場合には直下の画素112は存在しないので上述した処理は行わない。
同様に、左下の画素112(x−1,y+1)に対応する誤差量格納部Err(x−1,y+1)には、誤差ERに重み係数「c」を掛けた値が加算される。具体的には、「Err(x−1,y+1)+=c・ER」といった処理が行われる。尚、x=1若しくはy=Yといった場合には左下の画素112は存在しないので上述した処理は行わない。
重み係数「a,b,c,d」の値は、画像表示装置の設計に応じて適宜選択すればよい。例えば、図6の(B)のように設定されていてもよいし、図6の(C)のように設定されていてもよい。
但し、誤差を拡散する対象となる画素112が他の区画に属する場合には誤差量の加算は行わない。図6の(D)を参照して具体的に説明する。例えば、符号PS1,PS2といった場所に位置する画素112についての誤差を拡散する場合は原則どおりの誤差拡散を行う。しかしながら、符号PS3,PS4といった画素112についての誤差を拡散する場合には、左下の画素112は他の区画に属するので誤差量の加算を行わない。符号PS5,PS6といった場所に位置する画素112の誤差を拡散する場合には、1ライン下の3画素は他の区画に属するので誤差量の加算を行わない。符号PS7といった場所に位置する画素112については、誤差を拡散する対象となる4つの画素全てが他の区画に属するので、4つの画素全てについて誤差量の加算を行わない。符号PS8,PS9といった場所に位置する画素112の誤差を拡散する場合には、直後(右側)の画素および右下の画素は他の区画に属するので誤差量の加算を行わない。誤差拡散処理部121において適宜条件判断を行うことにより上述した処理を行うことができる。
図7は、或る1つの画素に対応する多値画像データの値が変化したときに、誤差拡散の影響が1つの区画内に収まることを説明するための模式的な平面図である。尚、図示の都合上、図7においては一部を除いて画素の表示を省略した。
第1の実施形態にあっては、図7に示すように、第x列、第y行目の画素112に対応する多値画像データの値が変化したとき、誤差拡散の影響は、画素112が属する区画121A内に収まる。したがって、原画像の一部が変化したときにハーフトーン画像の広範な範囲に誤差拡散の変化が及ぶといったことがない。これにより、動画の階調処理を行うときの画面がざわつきを軽減することができる。
上述の例では、直後の画素112と1ライン下の3画素の計4画素に誤差を拡散するとして説明したが、誤差を拡散する対象となる画素はこれに限るものではない。例えば、図8の(A)及び(B)に示すように、直後の2画素と1ライン下の5画素と2ライン下の5画素といった計12画素に誤差を拡散するといった構成であってもよい。あるいは又、図8の(C)に示すように直後の2画素と1ライン下の5画素の計7画素に誤差を拡散するといった構成であってもよい。尚、図8の(A)乃至(C)に示す重み係数の値は例示であり、画像表示装置の設計に応じて適宜重み係数を設定することができる。
また、以上の説明においては表示部110はモノクロ表示としたが、カラー表示とすることもできる。この場合には、副画素の種類毎に、上述した階調変換処理を行えばよい。
図9は、表示部をカラー表示とした場合の画像表示装置の概念図である。
この画像表示装置1’は、第1階調変換部120A、第2階調変換部120Bおよび第3階調変換部120Cを備えている。これらは、図1に示す階調変換部120と同様の構成である。表示部110’を構成する画素112’は、赤色発光副画素112R、緑色発光副画素112G、青色発光副画素112Bの組から構成されている。表示領域111’には、画素112’が2次元マトリクス状に配列されている。第1階調変換部120Aは赤色表示用入力データvDR(x,y)について上述した説明と同様の動作を行う。第2階調変換部120Bは緑色表示用入力データvDG(x,y)について上述した説明と同様の動作を行う。第3階調変換部120Cは青色表示用入力データvDB(x,y)について上述した説明と同様の動作を行う。そして、階調変換された出力データVDR(x,y),VDG(x,y),VDB(x,y)に基づいて表示部110’に階調変換された画像が表示される。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、第1の実施形態の変形である。第1の実施形態にあっては、誤差の拡散が区画内に限定されるため、境界付近において階調ムラが視認されるといった場合がある。そこで、第2の実施形態にあっては、階調変換部は、画素が配列された領域を複数種の仮想的な区画で区切り、区画内の領域であって境界近傍の画素を含まない領域における階調変換処理の結果を選択して表示部に表示される画像の階調変換を行う。以上の点が、第1実施形態と主に相違する。第2の実施形態によれば、境界付近における階調ムラを軽減することができる。
図10は、第2の実施形態に係る画像表示装置の概念図である。
第2の実施形態に係る画像表示装置2も、2次元マトリクス状に配列された画素112によって画像を表示する表示部110、及び、誤差拡散法を用いて階調変換処理を行う階調変換部(階調変換装置)220を備えている。
表示部110は、第1の実施形態で説明した構成と同様であるので説明を省略する。
階調変換部220は、誤差拡散法により階調処理を行う誤差拡散処理部221,222,223,224と、誤差拡散処理部221,222,223,224からの階調変換処理の結果を選択するセレクタ225を含んでいる。
以下、説明の便宜のため、誤差拡散処理部221を第1処理部221と、誤差拡散処理部222を第2処理部222と、誤差拡散処理部223を第3処理部223と、誤差拡散処理部224を第4処理部224と呼ぶ。
第2の実施形態の概要について説明する。第1処理部221、第2処理部222、第3処理部223、第4処理部224のそれぞれに、各画素112に対応した入力データvDが入力される。
階調変換部220を構成する第1処理部221は、画素112が配列された領域を後述する図17に示す仮想的な区画221Aで区切り、区画221A内の画素112について階調変換処理を行う際の誤差拡散を区画221A内に限定して行う。また、第2処理部222は、画素112が配列された領域を後述する図18に示す仮想的な区画222Aで区切り、区画222A内の画素112について階調変換処理を行う際の誤差拡散を区画222A内に限定して行う。
第3処理部223は、画素112が配列された領域を後述する図19に示す仮想的な区画223Aで区切り、区画223A内の画素112について階調変換処理を行う際の誤差拡散を区画223A内に限定して行う。また、第4処理部224は、画素112が配列された領域を後述する図20に示す仮想的な区画224Aで区切り、区画224A内の画素112について階調変換処理を行う際の誤差拡散を区画224A内に限定して行う。
そして、セレクタ225は、第1処理部221乃至第4処理部224の階調変換処理の結果のうち、所定の階調変換処理の結果を選択し、出力データVDとして表示部110に供給する。
以下、第2の実施形態の画像表示装置2について詳しく説明する。
図11は、表示領域と、第1処理部、第2処理部、第3処理部および第4処理部のそれぞれが階調処理を行う区画との関係を説明するための模式的な平面図である。図12は、表示領域の左上端における、第1処理部の第(1,1)番目の区画221A(1,1)と、第2処理部の第(1,1)番目の区画222A(1,1)と、第3処理部の第(1,1)番目の区画223A(1,1)と、第4処理部の第(1,1)番目の区画224A(1,1)との関係を説明するための模式的な平面図である。図示の都合上、図11においては画素112の図示を省略した。また、図11と図12においては、区画の境界が他の線と重ならないように便宜的にずらして示した。
図11や図12においては、第1処理部221の区画221Aの境界を長い破線で示し、第2処理部222の区画222Aの境界を短い破線で示し、第3処理部223の区画223Aの境界を一点鎖線で示し、第4処理部の区画224Aの境界を点線で示した。
第1の実施形態の区画121Aと同様に、第2の実施形態においても区画221A,222A,223A,224Aは矩形である。第1の実施形態において区画121Aについて説明したのと同様に、1つの区画には行方向と列方向のそれぞれに12個、合計12×12個の画素112が対応する。
但し、第1の実施形態で説明した区画121Aとは異なり、図12に示すように、区画221A,222A,223A,224Aは表示領域111に対してそれぞれ所定量シフトするように設定されている。区間の横方向と縦方向の幅をそれぞれ符号NHと符号NVで表せば、区画221A(1,1)は、上方向に(1/4)・NV、左方向に(1/4)・NHといったシフトをしている。また、区画222A(1,1)は、上方向に(1/4)・NV、左方向に(3/4)・NHといったシフトをしている。区画223A(1,1)は、上方向に(3/4)・NV、左方向に(1/4)・NHといったシフトをしている。また、区画224A(1,1)は、上方向に(3/4)・NV、左方向に(3/4)・NHといったシフトをしている。
図13は、表示領域と、第1処理部の区画との関係を説明するための模式的な平面図である。
上述したように、区画221A,222A,223A,224Aは表示領域111に対してそれぞれ所定量シフトするように設定されている。従って、表示領域111を完全にカバーするように、これらの区画の行数と列数は、第1の実施形態の区画121Aの行数と列数にそれぞれ1を加えた値となる。従って、P=(X/12)+1、Q=(Y/12)+1である。符号221PSEで示す斜線を引いた領域は、区画内ではあるが対応する画素112が存在しない領域である。尚、図18において符号222PSEで示す領域、図19において符号223PSEで示す領域、図20において符号224PSEで示す領域も同様である。
図14は、第1処理部による階調処理を説明するための模式的な平面図である。図15は、第1処理部、第2処理部、第3処理部および第4処理部における階調処理の動作を説明するためのフローチャートである。
第1の実施形態と同様に、階調変換部220には、各表示フレーム毎に、入力データvD(1,1)乃至vD(X,Y)が順次供給される。従って、第1処理部221では、先ず、区画221A(1,1)に含まれる画素112(1,1)に対応する入力データvD(1,1)についての階調変換処理と他の画素への誤差拡散処理が行われ、次いで、順次右側の画素に対応する入力データvDの階調変換処理と他の画素への誤差拡散処理が行われる。そして、第1の実施形態において説明したと同様に、誤差を拡散する対象となる画素が、他の区画に属する場合には誤差の加算は行わない。具体的な動作は、第1の実施形態において説明した動作と同様であるので説明を省略する。
第2処理部222、第3処理部223および第4処理部224においても、それぞれ独立して入力データvDの階調変換処理と他の画素への誤差拡散処理が行われる。図15のフローチャートの説明は、第1の実施形態において図5を参照して説明したのと同様である。ステップS200乃至S205の動作は、図5のステップS100乃至S105と同様であるので説明は省略する。第1処理部221乃至第4処理部224はそれぞれ図示せぬバッファ等を備えており、或る処理部の動作が他の処理部の動作に影響を与えないように、図15に示すステップS201乃至S205の工程を各処理部が独立して並行に実行する。
図16は、区画の境界近傍の画素を含まない領域を説明するための模式的な平面図である。
図10に示すセレクタ225は、入力データvD(x,y)について第1処理部、第2処理部、第3処理部および第4処理部のそれぞれが行った階調変換処理の結果のうち、入力データvD(x,y)が区画の境界近傍の画素を含まない領域(図16において太線で囲む領域)内の画素112に対応する場合の階調変換処理の結果を選択して、出力データとして表示部110に供給する。セレクタ225において適宜条件判断を行うことにより上述した選択処理を行うことができる。
第2の実施形態では、区画の境界近傍の画素を含まない領域は、区画の境界に隣接して並ぶ3行分の画素112と3列分の画素112を除いた領域であり、その形状は、6×6個の画素に対応する矩形の平面充填可能な形状である。
図17は、第1処理部による階調処理が行われたときに、階調変換処理の結果がセレクタによって選択される領域を説明するための模式的な平面図である。
図17にあっては、区画221A(p,q)において階調変換処理の結果がセレクタによって選択される領域を符号221S(p,q)で表した。
図18は、第2処理部による階調処理が行われたときに、階調変換処理の結果がセレクタによって選択される領域を説明するための模式的な平面図である。図19は、第3処理部による階調処理が行われたときに、階調変換処理の結果がセレクタによって選択される領域を説明するための模式的な平面図である。図20は、第4処理部による階調処理が行われたときに、階調変換処理の結果がセレクタによって選択される領域を説明するための模式的な平面図である。
図18においては、区画222A(p,q)において階調変換処理の結果がセレクタによって選択される領域を符号222S(p,q)で表した。同様に、図19においては、区画223A(p,q)において階調変換処理の結果がセレクタによって選択される領域を符号223S(p,q)で表し、図20においては、区画224A(p,q)において階調変換処理の結果がセレクタによって選択される領域を符号224S(p,q)で表した。
図21は、第2の実施形態において1つの画素の輝度が変化したときに、誤差拡散の影響によって階調変化が生じ得る範囲を説明するための模式的な平面図である。尚、図示の都合上、図21においては一部を除いて画素の表示を省略した。
第2の実施形態あっては、図21に示すように例えば第x列、第y行目の画素112が領域223S内に含まれるとき、この画素の入力データの値が変化したときの誤差拡散の影響は、画素112が属する区画223A内の領域223Sに止まる。したがって、原画像の一部が変化したときにハーフトーン画像の広範な範囲に誤差拡散の変化が及ぶといったことがない。また、境界の近傍における階調変換処理の結果を用いていないので、境界に対応した輝度ムラが目立つといったこともない。
また、以上の説明においては表示部110はモノクロ表示としたが、カラー表示とすることもできる。この場合には、副画素の種類毎に、上述した階調変換処理を行えばよい。この場合の画像表示装置の概念図は、図9における第1階調変換部120A、第2階調変換部120Bおよび第3階調変換部120Cをそれぞれ第1階調変換部220A、第2階調変換部220Bおよび第3階調変換部220Cと読み替えたと同様である。
以上、この発明の実施形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、第2の実施形態では、区画の境界近傍の画素を含まない領域を矩形としたが、図22に示すように、凹凸を付けた形状とすることもできる。尚、図示の都合上、図22においては一部を除いて画素の表示を省略した。
また、第2の実施形態では、4種類の区画を用いて処理を行ったが、区画のシフト量を変えることによって、3種類の区画を用いた処理を行う構成とすることもできる。この構成では階調変換部における誤差拡散処理部の数は3つでよいので、階調変換部の規模を小さくすることができる。
1,1’,2・・・画像表示装置、110,210・・・表示部、111,111’・・・表示領域、112,112’・・・画素、112R・・・赤色発光副画素、112G・・・緑色発光副画素、112B・・・青色発光副画素、120,120A,120B,120C,220・・・階調変換部、121,221,222,223,224・・・誤差拡散処理部、225・・・セレクタ、121A,221A,222A,223A,224A・・・区画、vD,vDR,vDG,vDB・・・入力データ、VD,VDR,VDG,VDB・・・出力データ

Claims (5)

  1. 2次元マトリクス状に配列された画素によって画像を表示する表示部、及び、
    誤差拡散法を用いて階調変換処理を行う階調変換部、
    を備えており、
    階調変換部は、画素が配列された領域をそれぞれ区画の境界の位置が異なる複数種の仮想的な区画で区切り、前記複数種の仮想的な区画の各々で区画内の画素について階調変換処理を行う際の誤差拡散を区画内に限定して階調変換処理をい、前記複数種の仮想的な区画の各々の階調変換処理の結果のうち区画の境界近傍の画素を含まない領域で行われた階調変換処理の結果を選択して出力データとして表示部に供給することで、表示部に表示される画像の階調変換を行い、
    前記画素が配列された領域と前記複数種の仮想的な区画が有する前記区画の境界近傍の画素を含まない領域を全て組み合わせた領域は同一の領域である画像表示装置。
  2. 境界近傍の画素を含まない領域の形状は、平面充填可能な形状である請求項に記載の画像表示装置。
  3. 2次元マトリクス状に配列された画素によって画像を表示する表示部、及び、
    誤差拡散法を用いて階調変換処理を行う階調変換部、
    を備えた画像表示装置を用いた駆動方法であって、
    階調変換部は、画素が配列された領域をそれぞれ区画の境界の位置が異なる複数種の仮想的な区画で区切り、前記複数種の仮想的な区画の各々で区画内の画素について階調変換処理を行う際の誤差拡散を区画内に限定して階調変換処理をい、前記複数種の仮想的な区画の各々の階調変換処理の結果のうち区画の境界近傍の画素を含まない領域で行われた階調変換処理の結果を選択して出力データとして表示部に供給することで、表示部に表示される画像の階調変換を行い、
    前記画素が配列された領域と前記複数種の仮想的な区画が有する前記区画の境界近傍の画素を含まない領域を全て組み合わせた領域は同一の領域である画像表示装置の駆動方法。
  4. 2次元マトリクス状に配列された画素によって画像を表示する表示部、及び、
    誤差拡散法を用いた階調変換処理を行うための階調変換部、
    を備えた画像表示装置において実行されることにより、
    画素が配列された領域をそれぞれ区画の境界の位置が異なる複数種の仮想的な区画で区切り、前記複数種の仮想的な区画の各々で区画内の画素について階調変換処理を行う際の誤差拡散を区画内に限定して階調変換処理をい、前記複数種の仮想的な区画の各々の階調変換処理の結果のうち区画の境界近傍の画素を含まない領域で行われた階調変換処理の結果を選択して出力データとして表示部に供給することで、表示部に表示される画像の階調変換を行わせ
    前記画素が配列された領域と前記複数種の仮想的な区画が有する前記区画の境界近傍の画素を含まない領域を全て組み合わせた領域は同一の領域である画像表示プログラム。
  5. 誤差拡散法を用いて階調変換処理を行う階調変換部を備えており、
    階調変換部は、画素が配列された領域をそれぞれ区画の境界の位置が異なる複数種の仮想的な区画で区切り、前記複数種の仮想的な区画の各々で区画内の画素について階調変換処理を行う際の誤差拡散を区画内に限定して階調変換処理をい、前記複数種の仮想的な区画の各々の階調変換処理の結果のうち区画の境界近傍の画素を含まない領域で行われた階調変換処理の結果を選択して出力データとして表示部に供給することで、画像の階調変換を行い、
    前記画素が配列された領域と前記複数種の仮想的な区画が有する前記区画の境界近傍の画素を含まない領域を全て組み合わせた領域は同一の領域である階調変換装置。
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