JP5611741B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
従来より、洗濯機、中でもドラム式洗濯機においては、外箱の内部に水槽が位置し、この水槽の内部に回転槽であるドラムが位置していて、このドラムが水槽外のモータにより回転駆動されるようになっている。又、水槽は、外箱の底板上にサスペンションにより弾性支持して設けられており、そのサスペンションに、ドラムの振動に伴う水槽の振動を減衰するダンパが具えられている。この種のダンパには、通常、減衰力が不変のものが用いられているが、近年、減衰力が可変のものを用いる考えがあり、それには作動流体に機能性流体を使用することが考えられている。
機能性流体とは、外部から加える物理量を制御することで粘性等のレオロジー的性質が機能的に変化する流体であって、電気的エネルギーの印加により粘度が変化する流体としての磁気粘性流体及び電気粘性流体を包含する。このうち、磁気粘性流体は、例えば、オイルの中に鉄、カルボニル鉄などの強磁性粒子を分散させたものであって、磁界が印加されると強磁性粒子が鎖状のクラスタを形成することで粘度が上昇するものであり(例えば特許文献1、2参照)、電気粘性流体は電界が印加されると粘度が上昇するものである。
特表2002−502942号公報 特開2005−291284号公報
上述の機能性流体を使用したダンパは、機能性流体の粘度の変化で減衰力を変化させ得るものであり、それによって、脱水行程起動時の水槽の共振が現れる回転速度までは、減衰力を大きくして、水槽の共振の発生を回避することにより脱水回転の立ち上がり性能を良くし、それ以後の脱水行程定常(高速回転)時には、減衰力を小さくして、水槽の振動が外箱に伝わるのを避け、更にその振動が洗濯機を設置した家屋の床面に伝わるのを避けるようにすることが可能である。
しかしながら、機能性流体は前述のように電気的エネルギーの印加により粘度が変化するものであり、電気絶縁上の対策を充分に施す必要がある。
そこで、ダンパが通電による電気的エネルギーの印加により粘度が変化する機能性流体を使用して減衰力を変化させるものにおける電気絶縁性の確保が充分にできる洗濯機を提供する。
本実施形態の洗濯機においては、外箱と、この外箱の内部に位置する水槽と、この水槽の内部に位置して回転駆動される回転槽と、前記水槽を前記外箱の底板との間で弾性支持し、前記水槽の振動を減衰するダンパを有するサスペンションとを具備し、前記ダンパが、通電による電気的エネルギーを印加するための給電線が接続され、その給電線を介した電気的エネルギーの印加により粘度が変化する機能性流体を使用して減衰力を変化させるものであって、下端部に取付部を有し、このダンパを、前記取付部で前記外箱の底板に、該取付部の下端が洗濯機設置用の防水パンの高さより高く位置するように取付けたことを特徴とする。
第1の実施形態を示す防水パン上設置状態の主要部分の縦断面図 洗濯機全体の、一部を破断した縦断側面図 サスペンション単体の縦断面図 主要部分の縦断面図 サスペンション取付構造の分解斜視図 第2の実施形態を示す図1相当図 第3の実施形態を示す図1部分相当拡大図 図5相当図
以下、第1の実施形態につき、図1ないし図5を参照して説明する。
まず、図2には、ドラム式洗濯機の全体構造を示しており、外箱1を外殻としている。この外箱1は、直方体状を成しており、そのうちの前面部(図2で右側)のほゞ中央部に洗濯物出入口2を形成し、この洗濯物出入口2を開閉する扉3を外箱1に枢支して設けている。又、外箱1の前面部の上部には、操作パネル4を設けており、その裏側(外箱1内)に運転制御用の制御装置5を設けている。
外箱1の内部には、水槽6を配設している。この水槽6は軸方向が前後(図2で右左)の横軸円筒状を成すものであり、それを外箱1の底板1a上に、左右一対(一方のみ図示)のサスペンション7によって前上がりの傾斜状に弾性支持している。サスペンション7の詳細構造は、後に述べる。
水槽6の背部には、モータ8を取付けている。このモータ8は、この場合、例えば直流のブラシレスモータから成るもので、アウターロータ形であり、ロータ8aの中心部に取付けた回転軸(図示省略)を、軸受ハウジング9を介して水槽6の内部に挿通している。
水槽6の内部には、ドラム10を配設している。このドラム10も軸方向が前後の横軸円筒状を成すもので、それを後部の中心部で上記モータ8の回転軸の先端部に取付けることにより、水槽6と同心の前上がりの傾斜状に支持している。又、その結果、ドラム10はモータ8により回転されるようになっており、従って、ドラム10は回転槽であり、モータ8はドラム10を回転させる回転槽駆動装置として機能するようになっている。
ドラム10の周側部(胴部)には、小孔11を全域にわたって多数形成している。又、ドラム10及び水槽6は、ともに前面部に開口部12,13を有しており、そのうちの水槽6の開口部13と前記洗濯物出入口2との間を環状のベローズ14で連ねている。この結果、洗濯物出入口2は、ベローズ14、水槽6の開口部13、及びドラム10の開口部12を介して、ドラム10の内部に連なっている。
水槽6の最低部である底部の後部には、排水弁15を介して、排水ホース16を接続している。又、水槽6の背部から上方そして前方には、乾燥ユニット17を配設している。この乾燥ユニット17は、除湿器18と、送風機19、及び加熱器20を有しており、ドラム10内の空気を吸引して除湿し、次いで加熱して、ドラム10内に戻す循環を行わしめることにより、洗濯物を乾燥させるようになっている。
ここで、サスペンション7の詳細構造を述べる。サスペンション7はともにダンパ21を有しており、このダンパ21は、図3に示すように、主部材として、磁性材から成るシリンダ22と、同じく磁性材から成るシャフト23とを具えている。このうち、シリンダ22は下端部に取付部24を有し、この取付部24を、図2に示すように、前記外箱1の底板1aに、主として取付板25、クッション26,27、及びナット28で取付けている(後に詳述する)。
これに対して、シャフト23は上端部に取付部23aを有し、この取付部23aを、同じく図2に示すように、前記水槽6に、主として取付板29、クッション30,31、及びをナット32で取付けている(これも後に詳述する)。
シリンダ22の最上部には、図3に示すように、摩擦リング33と、リング状の上軸受34、リップ状のシール35、リング状の上ヨーク36を収納した短円筒状のブラケット37を挿入して固定保持している。このうち、摩擦リング33は例えばポリウレタンから成っており、上軸受34は例えば焼結含油メタルから成っていて、上ヨーク36とブラケット37は磁性材から成っている。
シリンダ22の上記上ヨーク36及びブラケット37直下の位置には、上コイル38を巻装した上ボビン39を挿入して固定保持している。又、シリンダ22の内部の上記上ボビン39直下の位置には、リング状の中間ヨーク40を圧入して固定している。中間ヨーク40は磁性材から成っている。
更に、シリンダ22の上記中間ヨーク40直下の位置には、下コイル41を巻装した下ボビン42を挿入して固定保持している。そして、シリンダ22の上記下ボビン42直下の位置には、下ヨーク43を圧入して固定している。この下ヨーク43は磁性材から成っており、内周部の下側にスペース44を有する短円筒状に形成していて、そのスペース44に、リップ状のシール45と、リング状の下軸受46とを収納して固定保持している。下軸受46は例えば焼結含油メタルから成っている。
加えて、前記ブラケット37と上ボビン39との間にはシール47を設けており、上ボビン39と中間ヨーク40との間にはシール48を、中間ヨーク40と下ボビン42との間にはシール49を、下ボビン42と下ヨーク43との間にはシール50を、それぞれ設けている。これらのシール47〜50は、例えばOリングから成っている。
そして、シャフト23を、シリンダ22の上端開口部から、摩擦リング33、上軸受34、シール35、上ヨーク36、上ボビン39、中間ヨーク40、下ボビン42、下ヨーク43、シール45、及び下軸受46を順に貫通させてシリンダ22の内部に挿入している。この挿入したシャフト23は、上軸受34及び下軸受46に支持されつつ、摩擦リング33、上軸受34、シール35、上ヨーク36、上ボビン39、中間ヨーク40、下ボビン42、下ヨーク43、シール45、及び下軸受46に対して、軸方向の往復動が相対的に可能となっている。又、シリンダ22の下ヨーク43下の部分は空洞51となっており、シャフト23は、下端部がその空洞51に達し、止め輪52で抜け止めしている。
更に、挿入したシャフト23と上ボビン39及び下ボビン42との各間、並びにそれらの近傍であるシャフト23と上ヨーク36、中間ヨーク40、及び下ヨーク43との各間には、機能性流体、この場合、磁気粘性流体(MR流体)53を充填している。
機能性流体とは、既述のように、外部から加える物理量を制御することで粘性等のレオロジー的性質が機能的に変化する流体であって、電気的エネルギーの印加により粘度が変化する流体としての磁気粘性流体53及び図示しない電気粘性流体を包含する。本実施形態では、磁界(磁場)の強度に応じて粘性特性が変化する磁気粘性流体53を用いているが、電界(電場)の強度に応じて粘性特性が変化する電気粘性流体(ER流体)を用いても良い。
磁気粘性流体53は、これも既述のように、例えば、オイルの中に鉄、カルボニル鉄などの強磁性粒子を分散させたものであり、磁界が印加されると強磁性粒子が鎖状のクラスタを形成することで粘度が上昇するものであり、前記シール35とシール47〜50及びシール45は、この磁気粘性流体53の漏れを抑止する機能を有している。
かくして、ダンパ21を構成しており、このダンパ21のシリンダ22の外部上方に位置したシャフト23の上部には、ばね受け座54を嵌合固定し、このばね受け座54とシリンダ22上に臨んだ前記ブラケット37の段部37aとの間には、シャフト23を囲繞する圧縮コイルスプリングから成るコイルばね55を装着し、かくして、サスペンション7を構成すると共に、該サスペンション7を前記水槽6と前記外箱1の底板1aとの間に組込み、外箱1の底板1a上に水槽6を弾性支持するようにしている。
次に、ダンパ21の下端部の取付けについて詳述する。前記シリンダ22が有した取付部24は、シリンダ22とは別体の部品で、シリンダ22の下端部に固着したものであり、シリンダ22より下方へ比較的長めに突出する突部24aを有していて、この突部24aの下端部に雄ねじ24bを有している。又、この取付部24の突部24aには、図4に示すように、ワッシャ56を介して前記クッション26を嵌着している。このクッション26は短円筒形で、下部の中央孔周りの部分に非円形である四角形の短い突部26aを突設している。
これに対して、前記取付板25は、図5に示すように、上記クッション26の突部26aに対応する四角形の孔25aを有しており、この孔25aにクッション26の突部26aを上方より挿入して係合させている。この結果、クッション26は取付板25に回転不能に組付けられ、ひいてはダンパ21が取付板25に回転不能に組付けられている。
なお、図5には、前記上コイル38及び下コイル41に通電するための給電線57と、この給電線57を保持具58,59によってシリンダ22に保持する給電線ホルダ60、並びに給電線57を取付板25に保持する保持具61,62を示しており、上述の取付板25に対するダンパ21の回転不能な組付けは、その保持された給電線57がダンパ21の回転により捩られて断線などすることのないようにするためのものである。
一方、取付板25の下方においては、クッション27を、取付板25下に突出した前記取付部24の突部24aに嵌着して、上記クッション26との間で取付板25を挟みつけるようにしている。このクッション27は、短円筒形で、上部と下部のそれぞれ中央孔周りの部分に円形の浅い凹部27a,27b(図4参照)を有し、そのうちの上部の凹部27aを前記クッション26の突部26aに嵌合している。
そして、クッション27からも更にその下方へ突出した前記取付部24の突部24aには、クッション27とほぼ同径の円盤状を成すワッシャ63を嵌挿し、更にその下方へ突出した前記取付部24の突部24a(雄ねじ24b)に前記ナット28を螺合して締付け、かくしてダンパ21の下端部を取付部24で取付板25の上下にクッション26,27を介在させて組付けている。なお、クッション26,27は、ダンパ21ひいては前記水槽6の防振に供する防振弾性体であり、ともに硬度調整のために導電材であるカーボンを混入した電気絶縁材であるゴムにより製造されている。
そして、上述のようにダンパ21の下端部を組付けた取付板25を、図5に示す複数の取付孔25bによって、図4に示すように前記外箱1の底板1aの周囲立上り部64に例えばねじ止めして取付けている。
次いで、シャフト23の上端部の取付けについて詳述する。前記シャフト23が有した取付部23aも又、図4に示すように、シャフト23とは別体の部品で、シャフト23の上端部に例えば螺合して継着したものであり、シャフト23の上端部からこの取付部23aにかけて、ワッシャ65、前記クッション30、前記取付板29、前記クッション31、ワッシャ66を順に上方より嵌挿して、取付板29をクッション30,31で挟みつけ、この状態で取付部23aの上方突出端部に前記ナット32を螺合して締付け、かくしてシャフト23の上端部を取付部23aで取付板29の上下にクッション30,31を介在させて組付けている。
そして、このようにシャフト23の上端部を組付けた取付板29を、前記水槽6の周側部に存する腕部(図示せず)に例えばねじ止めして取付けている。
図1は、洗濯機を家屋の床面に設置するための、すなわち、洗濯機設置用の防水パン67を示しており、この防水パン67は、周知のように平面形が四角で、周囲を高さ(深さ)H(規格80〔mm〕の堤部67aで囲っており、その高さHに貯水できるようになっていて、底部には洗濯機の前記排水ホース16の先端部を差し込み接続する接続口(図示せず)を有している。
図1は又、上記防水パン67の底面上に載せて設置した洗濯機を示しており、前記外箱1の底板1aを脚68(図示は後部脚)を介して載置している。この防水パン67上に洗濯機を設置した状態で、前記外箱1の底板1aに取付けたダンパ21の取付部24は、下端24cが防水パン67の高さHより寸法a(例えば2〔mm〕)だけ高く位置するようになっており、すなわち、前記ダンパ21は、取付部24で外箱1の底板1aに、該取付部24の下端24cが洗濯機設置用の防水パン67の高さより高く位置するように取付けている。
更に、図1には、外箱1の底板1a上に配管した前記排水ホース16を示しており、この図1に示すように、上記ダンパ21の取付高さは、上記取付部24の下端24cが、外箱1の底板1a上に配管した排水ホース16よりも高く位置する高さとしている。なお、図2には排水弁15を示しているが、ダンパ21の取付高さは、上記取付部24の下端24cが、排水弁15よりも高く位置する高さとしている。
次に、上記構成のものの作用効果を述べる。
上記構成の洗濯機においては、洗濯時や脱水時もしくは乾燥時の、ドラム10を回転させる折り、該ドラム10の回転に伴い、水槽6が上下方向を主体に振動する。この水槽6の上下振動に応動して、サスペンション7では、水槽6に取付けたシャフト23が、コイルばね55を伸縮させつつ、摩擦リング33、上軸受34、シール35、上ヨーク36、上ボビン39、中間ヨーク40、下ボビン42、下ヨーク43、シール45、及び下軸受46を貫通して、シリンダ22の内部を上下方向に往復動する。
このようにシャフト23が上記各部品を貫通して上下方向に往復動するとき、シャフト23と上ボビン39及び下ボビン42との各間、並びにそれらの近傍であるシャフト23と上ヨーク36、中間ヨーク40、及び下ヨーク43との各間に充填した磁気粘性流体53は、その粘性による摩擦抵抗でサスペンション7に減衰力を与え、水槽6の振幅を減衰させる。
しかして、このとき、ダンパ21の上下両コイル38,41に通電をする。すると、そのコイル38,41による磁場が発生して、磁気粘性流体53に磁界が与えられ、磁気粘性流体53の粘度が高まる。
詳細には、コイル38,41に通電したことで、シャフト23−磁気粘性流体53−上ヨーク36−ブラケット37−シリンダ22−中間ヨーク40−磁気粘性流体53−シャフト23の磁気回路が発生すると共に、シャフト23−磁気粘性流体53−中間ヨーク40−シリンダ22−下ヨーク43−磁気粘性流体53−シャフト23の磁気回路が発生し、それぞれ磁束が通過する箇所の磁気粘性流体53の粘度が高まる。特に磁束密度の高いシャフト23と上ヨーク36との間、中間ヨーク40とシャフト23との間、及び下ヨーク43とシャフト23との間の、各磁気粘性流体53の粘度が高まり、摩擦抵抗が増加する。
かくして、シリンダ22が前記各部品、特には上下両コイル38,41と、上ヨーク36、中間ヨーク40、及び下ヨーク43を伴って上下方向に振動するときの、摩擦抵抗が増加することにより、減衰力が大きくなる。これにより、水槽6に振動が発生しにくくできる。
さて、このようにコイル38,41に通電して減衰力を大きくするダンパ21を有する洗濯機において、ダンパ21は、取付部24で外箱1の底板1aに、該取付部24の下端24cが洗濯機設置用の防水パン67の高さHより高く位置するように取付けている。
これにより、排水ホース16の外れ、その他の原因で、防水パン67に水が貯まるようなことがあっても、ダンパ21に水が触れることが避けられ、電気絶縁性を良好に確保することができる。
加えて、上記構成の洗濯機では、ダンパ21の取付高さを、取付部24の下端24cが、外箱1の底板1a上に配管する排水ホース16よりも高く位置する高さとしている。これにより、排水ホース16の外れがあって、その周囲に水が出ても、ダンパ21に水が触れることはやはり避けられ、電気絶縁性を良好に確保することができる。
以上に対して、図6ないし図8は第2及び第3の実施形態を示すもので、それぞれ、第1の実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
[第2の実施形態]
図6に示す第2の実施形態においては、外箱1の底板1aの、ダンパ21を取付けた部分の直下の位置に水抜き孔71を設けている。詳細には、外箱1の底板1aの、ダンパ21を取付けた部分の直下は、ダンパ21の取付部24の下端24cからクッション27の中間部までを収容する袋状の部分72となっており、この袋状の部分72の底部に複数の孔を形成して、それを水抜き孔71としている。なお、水抜き孔71は、外箱1の底板1aの、ダンパ21を取付けた部分の直下を無底に開口させることにより、その開口でもってそれとなすようにしても良い。
このようにすることにより、外箱1の内面等に結露して流下する水がダンパ21の直下に至っても、それは水抜き孔71から抜け落ち、貯まることはない。よって、ダンパ21に流下した結露水が触れるようになることも避けられ、電気絶縁性をやはり良好に確保することができる。
なお、この第2の実施形態は、ダンパ21の取付高さを、取付部24の下端24cが、外箱1の底板1a上に配管する排水ホース16よりも高く位置する高さとすることを除いて実施するようにしても良い。
[第3の実施形態]
図7及び図8に示す第3の実施形態においては、ダンパ21の下端部におけるクッション26と取付板25との間に電気絶縁シート81を介在させ、クッション27と取付板25との間に電気絶縁シート82を介在させている。それらの電気絶縁シート81,82は例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)製で、それぞれクッション26,27よりやゝ径大な円板状を成している。
このようにすることにより、外箱1の内面から取付板25に表面にかけての結露が生じても、取付板25とクッション26,27の各間が電気絶縁シート81,82で電気絶縁されるので、取付板25を介したダンパ21と外箱1の導通が避けられ、電気絶縁性をやはり良好に確保することができる。
この場合、クッション26,27を前述のカーボンなど導電材を含まない電気絶縁材、例えばシリコンゴム製とすれば、硬度も適度に得つつ、同様に結露に対する電気絶縁性をやはり良好に確保することができる。但し、このクッション26,27の電気絶縁材については、実質的に電気絶縁性を呈するものであれば良いもので、導電材を例えば微量に含むものであっても良い。すなわち、このクッション26,27の電気絶縁材は、クッション26,27が導電性を帯びる量以上に導電材を含まなければ良いもので、導電材を全く含まないものに限られず、導電材を電気絶縁上実質的に含まないものであれば良い。
更に、このクッション26,27を導電材を含まない電気絶縁材製とする実施形態、並びに上記第3の実施形態も、ダンパ21の取付高さを、取付部24の下端24cが、外箱1の底板1a上に配管する排水ホース16よりも高く位置する高さとすることを除いて実施するようにしても良く、前記第2の実施形態と組合わせて実施するようにしても良い。
なお、洗濯機の全体としては、ドラム式には限られず、水槽と回転槽を縦軸状に有する縦軸形洗濯機にも同様に適用して実施できるし、乾燥機能を有していなくでも良い
そのほか、本発明の幾つかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は外箱、1aは外箱の底板、6は水槽、7はサスペンション、10はドラム(回転槽)、16は排水ホース、21はダンパ、24は取付部、24cは取付部の下端、25は取付板、26,27はクッション(防振弾性体)、53は磁気粘性流体(機能性流体)、67は防水パン、Hは防水パンの高さ、71は水抜き孔、81,82は電気絶縁シートを示す。

Claims (5)

  1. 外箱と、
    この外箱の内部に位置する水槽と、
    この水槽の内部に位置して回転駆動される回転槽と、
    前記水槽を前記外箱の底板との間で弾性支持し、前記水槽の振動を減衰するダンパを有するサスペンションとを具備し、
    前記ダンパが、通電による電気的エネルギーを印加するための給電線が接続され、その給電線を介した電気的エネルギーの印加により粘度が変化する機能性流体を使用して減衰力を変化させるものであって、下端部に取付部を有し、
    このダンパを、前記取付部で前記外箱の底板に、該取付部の下端が洗濯機設置用の防水パンの高さより高く位置するように取付けたことを特徴とする洗濯機。
  2. ダンパの取付高さを、取付部の下端が、外箱の底板上に配管する排水ホースより高く位置する高さとしたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 外箱の底板の、ダンパを取付けた部分の直下の位置に水抜き孔を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の洗濯機。
  4. ダンパの下端部を、外箱の底板に取付ける取付板に防振弾性体を介在させて組付けるものであって、その防振弾性体と取付板との間に電気絶縁シートを介在させたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の洗濯機。
  5. ダンパの下端部を、外箱の底板に取付ける取付板に防振弾性体を介在させて組付けるものであって、その防振弾性体を導電材を含まない電気絶縁材製としたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の洗濯機。
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