JP5611714B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ウォールウォッシャーやスポットライト等として好適な照明装置に関するものである。
壁面等に多くの光を照射するようにした照明装置として、ウォールウォッシャーと呼ばれるタイプの照明器具がある(例えば、特許文献1参照)。また、劇場などで観客の注目を集めるために特定の範囲(スポット)を集中的に照らすようにした照明装置として、スポットライトがある。
これら照明装置の光源には、従来ハロゲンランプが使われることが多かったが、近年では、長寿命、省エネ等の要請からLEDが使われつつある。特に複数の異なる発光色のLEDチップからなる多色発光ダイオード(フルカラー発光ダイオードを含む)を光源とした照明装置では、各LEDチップの出力を変えることにより様々な色を作り出すことができる上、例えば色温度や色味を変化させることも可能となる。
しかしながら、多色発光ダイオードは、一般的にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)等のLEDチップを一つのパッケージ内に納め、全体を樹脂モールドした構造を有する(例えば、特許文献2参照)ため、例えば、前記RGBの光の混合により白色に発光しようとした場合でも、その光がうまく混合されずにRとGとBに***して見えてしまうことがある。そして、前記のような発光色の***に起因して、照射対象物に照射される光に色ムラを生じてしまうおそれがある。
特に、スポットライトでは、光源から発せられる光を特定の範囲(スポット)に効果的に照射するために、できるだけ小さい孔のアパーチャーを用いて、拡散の少ない光にすることが好ましいが、拡散が少ないと光の混合が不十分となり、色ムラを生じ易くなってしまう。そこで、混合のためのレンズを追加することも考えられるが、効率的ではない。
また、美術館に展示された絵画を照射する場合等、照射対象物が縦長であったり横長であったりする場合には、その照射対象物の長手方向にわたって色ムラの少ない光を効率的に照射するために、照射対象物に応じて縦方向と横方向の光の拡散度合を変更できるようにすることが望まれる。
特開平8−7629号公報 特開2008−47809号公報
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、色ムラの少ない光を照射対象物に応じて効果的に照射できるようにすることが本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明に係る技術的手段は、以下の構成を少なくとも具備するものである。
それぞれが複数の異なる発光色のLEDチップを具備してなる複数の多色発光ダイオードと、これら複数の多色発光ダイオードによる光を多色発光ダイオード毎に集光して拡散する第1のレンズと、該第1のレンズから発せられる光を拡散する第2のレンズと、該第2のレンズの前方を略筒状に覆うフードとを具備し、前記第2のレンズを、縦方向と横方向の光の拡散度合が異なるように形成するとともに光軸を中心にして回転するように設け、前記フードを、前端部が斜めカットされた形状に形成するとともに光軸を中心にして回転するように設けた
このような特徴を有することで本発明は以下の作用効果を奏する。
縦方向と横方向の光の拡散度合が異なる色ムラの少ない光を照射することができる上、レンズの回転位置を調整すれば、前記拡散度合の大きくなる方向を容易に変更することができ、ひいては、色ムラの少ない光を照射対象物に応じて効果的に照射することができる。
本発明に係る照明装置の一例を示す側面図である。 同照明装置の灯体を示す縦断面図である。 図2における(III)-(III)線断面図である。 枠状バネ部材の一例を示す正面図である。 図4における(V)-(V)線断面図である。 第1のレンズの正面側を示す平面図である。 第1のレンズの側面図である。 第2のレンズの正面側を示す平面図である。 図8の要部拡大図である。 第2のレンズの下面図である。 図10の(XI)-(XI)線断面図である。 図10の(XII)-(XII)線断面図である。 4つの多色発光ダイオードを装着した基板の実施例を示す平面図である。 3つの多色発光ダイオードを装着した基板の実施例を示す平面図である。 4つの多色発光ダイオードを装着した基板の比較例を示す平面図である。 壁面に照射された光を模式的に示す図であり、(a)は図13の実施例によるものであり、(b)は図15の比較例によるものである。
本発明を実施するための一形態は、複数の異なる発光色のLEDチップを具備してなる多色発光ダイオードと、該多色発光ダイオードによる光を混合するレンズとを具備した照明装置であって、前記レンズは、縦方向と横方向の光の拡散度合が異なるように形成されるとともに、光軸を中心にして回転可能に構成されている。
この構成によれば、複数の異なる発光色のLEDチップから発せられた光が、前記レンズによって混合される。前記レンズは縦方向と横方向とで光の拡散度合が異なるように形成されるとともに回転可能に構成されるため、このレンズの回転位置を調整すれば、照射対象物の形状等に応じて色ムラの少ない光を効率的に照射することができる。
より好ましい形態では、前記多色発光ダイオードを複数備え、前記レンズは、前記複数の多色発光ダイオードによる光を多色発光ダイオード毎に集光して拡散する第1のレンズと、該第1のレンズから発せられた光を拡散する第2のレンズとを具備してなり、前記第2のレンズを、縦方向と横方向の光の拡散度合が異なるように形成するとともに光軸を中心にして回転可能に設けている。
この構成によれば、複数の多色発光ダイオードによる光を集光することで効率的に前方へ照射できる上、二段階の拡散により効果的に色ムラを低減することができる。
更に好ましい形態では、前記第2のレンズの前方を略筒状に覆うフードを備え、前記フードは、前端部が斜めカットされた形状を呈し、光軸を中心にして回転可能に設けられている。
この構成によれば、斜めカットされた形状のフードにより、光を必要な方向のみに照射することができる上、その照射方向をフードの回転により変化させることができ、ひいては、色ムラの少ない光を照射対象物に応じて効果的に照射することができる。
更に好ましい形態では、前記多色発光ダイオード及び前記第1のレンズを有する後筒部に、前記第2のレンズ及び前記フードを有する前筒部を接続している照明装置であって、前記前筒部は、前記後筒部に対し着脱可能に接続された結合筒部と、該結合筒部の周囲に重ね合わせられた前記フードと、前記結合筒部内の前端側に回転可能に設けられた前記第2のレンズと、前記結合筒部内における前記第2のレンズの後側に設けられた枠状バネ部材とを具備してなり、前記結合筒部の前端には内向きに曲げられて前記第2のレンズに対し前方側から接触する内向き縁部が設けられ、前記フードの内周面には、全周にわたって連続する環状溝が形成され、前記枠状バネ部材は、その外周部における一部分と該一部分に対向する他の部分とを、それぞれ前記結合筒部に貫通させて前記環状溝に遊嵌することで、前記結合筒部に係止されて前記第2のレンズをその後方側から弾性的に押圧するとともに、前記フードを回転可能且つ前後方向へ移動不能に保持している。
この構成によれば、照射対象物に応じて第2のレンズとフードを回転させる構造を、生産性の良好な簡素な構造によって実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る照明装置の一例を示す側面図である。
この照明装置Aは、制御回路部1と、該制御回路部1の側面に接続された灯体2とからなり、制御回路部1の上端部が天井面等に取り付けられる。
制御回路部1は、略矩形状のケース1a内に図示しない電源回路及び制御回路を具備しており、天井面等から入力される電力を制御して後述する複数の多色発光ダイオードに供給する。
灯体2は、制御回路部1の側面に対し水平軸を中心に回転するように接続された後筒部10と、該後筒部10の前方側に接続された前筒部20とからなる。
後筒部10は、本体部11と、該本体部11の後端側に接続されたヒートシンク部12と、本体部11内に光源として設けられたLED基板13と、該LED基板13から発せられる光を集光して拡散する第1のレンズ14とを具備している。
本体部11は、金属材料からなる筒状の部材であり、その前端側の内周面に後述する前筒部20を接続するための溝11aを有する。この溝11aは、図示例によれば、本体部11内周面の全周にわたって設けられるが、下端側のみに設けようにしてもよい。
また、本体部11前端側の上部には、前筒部20に螺合された接続ねじ26に対し、後方側から嵌り合うように切欠部11bが形成される。
そして、本体部11の後端開口部には、ヒートシンク部12が接続固定される。
このヒートシンク部12は、LED基板13による熱を放熱するようにひだ状に形成される。
また、本体部11内の後端側には、ヒートシンク部12の前端面に接触するようにLED基板13が設けられる。
LED基板13は、円盤状のプリント基板であり、その表面に複数(図13に示す一例によれば4つ)の多色発光ダイオード13a,13b,13c,13dを装着している。
各多色発光ダイオード13a(13b,13c又は13d)は、複数の発光色(図示例によれば赤色、緑色、青色、白色の4色)のLEDチップr,g,b,wを、同一円周上に等間隔に位置するように設け(図13参照)、これらLEDチップの前側に、これらLEDチップから発した光を前方へ向ける集光レンズを設け、LEDチップ毎に電源を供給できるように構成してある。
したがって、この多色発光ダイオード13a(13b,13c又は13d)によれば、複数の発光色のLEDチップを同時に発光した際に、各LEDチップの出力を適宜に調整することで、これら複数のLEDチップの光が合成されてなる様々な色の光を発することが可能であり、さらに、白色光を発する場合、その色温度を変えたり微妙な色味を加えたりすることも可能である。
この多色発光ダイオード13a(13b,13c又は13d)は、本実施の形態の一例によれば、「米国CREE INC.製、Xlamp(登録商標) MC−E LED Color Neutral White」を用いているが、同様の構造であれば、他メーカの多色発光ダイオードもしくはフルカラー発光ダイオード等を用いてもよい。
そして、前記複数の多色発光ダイオードの各々(例えば13b)は、他の多色発光ダイオード(13a)に重ね合わせられた場合に同発光色のLEDチップ同士が重なり合う関係とならないように、前記他の多色発光ダイオード(13a)を基準に所定角度自転した位置関係にある。
換言すれば、各多色発光ダイオード(例えば13b)は、仮に回転することなく他の多色発光ダイオード(例えば13a)に平行移動により重ね合わせられた場合に、同発光色のLEDチップ同士が重なり合うことのないように、前記他の多色発光ダイオード(13a)に対し所定角度自転した位置関係に設けられる。
特に、図13に示す好ましい一例では、前記のようにして各多色発光ダイオードを他の多色発光ダイオードに重ね合わせた場合に、異なる発光色のLEDチップ同士が重なり合う関係となるように構成される。
図示例について、より詳細に説明すれば、前記複数の多色発光ダイオードは、同一円周上に等間隔にn個配設され、各多色発光ダイオードは、隣り合う多色発光ダイオードに対し、(360/n)度自転した位置関係にある。
すなわち、図13に示す一例によれば、同一円周上に等間隔に4つの多色発光ダイオード13a,13b,13c,13dが設けられ、各多色発光ダイオード(例えば13b)は、隣り合う多色発光ダイオード(13a)に対し、時計回りに90度自転した位置関係にある。
そして、LED基板13の前方側には、前記複数の多色発光ダイオードによる光を混合するレンズとして、第1のレンズ14と、後述する第2のレンズ23が設けられる。
第1のレンズ14は、複数の多色発光ダイオード13a,13b,13c,13dによる光を多色発光ダイオード1個毎に集光して拡散するように構成される。
詳細に説明すれば、この第1のレンズ14は、各多色発光ダイオードの光を集光して拡散する複数(図示例によれば4つ)の集光拡散レンズ14aを具備している。
各集光拡散レンズ14aは、図6〜7に示すように、前方へ向かって徐々に拡径する略逆円錐状を呈し、その後端部に円柱状の凹部14a1を有するとともに、該凹部14a1内の底部(図示例によれば上部)側に後方へ突出する略半球状の凸部14a2を有する。そして、前記凹部14a1に、多色発光ダイオード13a(13b,13c又は13d)の発光部分が挿入されるようになっている。
また、集光拡散レンズ14aの前面には、光を拡散して放射するための細かい凹凸14a4が多数形成されている。
この集光拡散レンズ14aによれば、凹部14a1内で発光した多色発光ダイオード13a(13b,13c又は13d)の光のうち、凹部14a1の内周壁に入射した光は、該内周壁で屈折した後、傾斜する外周部の内面14a3で全反射し略前方へ進み、前面の凹凸14a4によって拡散されて放射される。
また、凸部14a2に入射した光は、凸部14a2面で屈折した後、略前方へ進み、前面の凹凸14a4によって拡散されて放射される。
前記各集光拡散レンズ14aは、同様の作用効果を得られるものであれば、図示例以外のレンズや複数のレンズを組み合わせたものであってもよい。
前記集光拡散レンズ14aは、複数の多色発光ダイオード13a,13b,13c,13dの各々に対応するように、同一円周上に等間隔に複数配置され、前後のレンズ抑え部材14a5,14a6に挟まれるようにして、一体状に保持される(図2参照)。
前側のレンズ抑え部材14a5は、金属製円板に、各集光拡散レンズ14aから放射される光を通す貫通孔14a51を複数設けてなる(図3参照)。
後側のレンズ抑え部材14a6は、金属製円板に、各集光拡散レンズ14aの逆円錐状の外周面に当接する貫通孔を複数設けてなる。
そして、これら前後のレンズ抑え部材14a5,14a6は、複数の集光拡散レンズ14aを前後から挟んだ状態で、柱状の連結部材14b及びネジ14cによって連結される。
更に、レンズ抑え部材14a5は、柱状の連結部材14dによりLED基板13をヒートシンク部12に接触させながらヒートシンク部12に連結される。より詳細に説明すれば、連結部材14dの一端側(図2によれば左端側)には、ネジ14eによってレンズ抑え部材14a5が止着される。そして、連結部材14dの他端側(図2によれば右端側)には、図示しないネジ部が設けられ、該ネジ部がLED基板13を貫通してヒートシンク部12に螺合されている。
また、第1のレンズ14の前方側には、集光拡散レンズ14aの前面と、前後の筒部10,20のつなぎ目との間に位置するように、遮光板14a7が設けられる。
この遮光板14a7は、複数の集光拡散レンズ14aを略囲むとともに外周を後筒部10内周面に近接させた環状の円板であり、柱状の連結部材14a8及びネジ14a9によってレンズ抑え部材14a5に連結されている。
この遮光板14a7によれば、第1のレンズ14から放射された光が、前筒部20と後筒部10との隙間からもれるのを防ぐことができる。
また、前筒部20は、後筒部10の本体部11に対し着脱可能に接続された結合筒部21と、該結合筒部21の周囲に重ね合わせられて光軸(第2のレンズ23の中心線)を中心にして回転可能なフード22と、結合筒部21内の前端側に光軸を中心にして回転可能に設けられた第2のレンズ23と、結合筒部21内における第2のレンズ23の後側に設けられた前側枠状バネ部材24と、結合筒部21内における後端側に設けられた後側枠状バネ部材25とを具備してなる。
結合筒部21は、円筒状のフード22の内周面との間に若干の隙間を有するように、多角形の筒状に形成される。そして、多角形の底部を形成する結合筒部21の前端部には、第2のレンズ23から放射される光を通す円形状の孔21bと、該孔21bの縁部21aが設けられ、縁部21aは第2のレンズ23に対し前方側から接触している。
フード22は、前端部が斜めカットされた略筒状を呈し、その内周面には、後述する前側枠状バネ部材24を嵌め合わせるための環状溝22aが、全周にわたって連続するように形成される。
このフード22の後端縁部は、段付き状に縮径され、後筒部10の前端の段付き状に拡径された部分に対し、回転可能となるように若干の遊びを有して嵌め合わせられている。
第2のレンズ23は、全体形状が略円板状に形成され、その前面と後面に、それぞれ、凹凸部23aと凹凸部23bを有する。
より詳細に説明すれば、第2のレンズ23の前面は、全体的には略平坦状に形成され、その平坦状の面に、細かな四角錐状の凹部(図9参照)を多数配設してなる凹凸部23aを有する。
また、第2のレンズ23の後端面は、全体的には凹レンズ状に凹んでおり、その凹んだ面に、複数列の波板状の凹凸部23bを有する。この凹凸部23bを形成する各凹部は、一方向に連続する断面凹曲状を呈する。更に、凹凸部23bの表面には、多数の細かな凹凸(図示せず)が設けられている。
この第2のレンズ23によれば、後面(図11によれば上面)側から入射した光は、前後の凹凸部23b,23aを通過することにより拡散して、前面から放射される。その際の拡散度合は、後面の凹凸部23bの連続する方向(図10によれば上下方向)よりも、該方向に直交する方向(図10によれば水平方向)の方が大きくなる。
この第2のレンズ23は、同様の作用効果を得られるものであれば、図示例以外の構成のものと置換することも可能である。
前記構成の第2のレンズ23は、結合筒部21内で光軸を中心に回転可能となるように、結合筒部21の内周面との間に若干の隙間を有する状態で結合筒部21内の前端側に設けられる。そして、この第2のレンズ23は、結合筒部21前端の内向き縁部21aに当接した状態で、後方側から前側枠状バネ部材24によって弾性的に押圧される(図2参照)。
前側枠状バネ部材24は、その外周部における一部分(図2に示す一例によれば上端側部分)と該一部分に対向する他の部分(図2に示す一例によれば下端側部分)とを、それぞれ結合筒部21に貫通させてフード22内周面の環状溝22aに遊嵌することで、結合筒部21に係止されて第2のレンズ23をその後方側から弾性的に押圧するとともに、前記一部分と前記他の部分によってフード22を回転可能且つ前後方向へ移動不能に保持している。
より詳細に説明すれば、この前側枠状バネ部材24は、金属性のバネ用線材を、図4〜5に示すように、切れ目24aを有する矩形枠状に曲げ形成してなる。前記切れ目24aの端部には、後方へ曲げられた摘み部24b,24bが形成される。また、この前側枠状バネ部材24は、切れ目24aを上方へ向けた状態で、側面視く字状に曲げられ(図5参照)、前方へ向かう突出部24c,24cを有する。
前記構成の前側枠状バネ部材24は、左右の摘み部24b,24bが摘まれることで縮径されて結合筒部21内に挿入される。そして、この前側枠状バネ部材24の上端側部分24d,24dと下端側部分24eが、それぞれ、結合筒部21に設けられた貫通孔に挿通されて、フード22の環状溝22aに遊びを有する状態で嵌め合わせられる。したがって、フード22は、結合筒部21及び前側枠状バネ部材24に対し、光軸を中心に回転可能であって且つ前後方向へ移動不能に保持される。
また、前側枠状バネ部材24の左右の突出部24c,24cは、それぞれ、結合筒部21に設けられた貫通孔に係合する。この係合状態で、前側枠状バネ部材24は、突出部24c側の部分を第2のレンズ23に当接させて、第2のレンズ23を弾性的に押圧する(図2参照)。よって、第2のレンズ23は、容易にがたつかないように保持されるとともに、必要に応じて回転可能となる。
また、後側枠状バネ部材25は、前述した前側枠状バネ部材24と略同様に、金属製のバネ用線材を上端に切れ目を有する矩形枠状に形成してなる。この後側枠状バネ部材25は、前記切れ目に対向する下端側の角側部分を、結合筒部21に貫通させるとともに後筒部10内周面の溝11aに嵌め合わせ、他の角側部分を結合筒部21に係止している。
また、結合筒部21における後側枠状バネ部材25よりも後端側の上端部には、接続ねじ26が螺合されている。そして、この接続ねじ26の首部分は、後筒部10前端側上部の切欠部11bに挿通され締め付けられている。
よって、接続ねじ26を緩めて切欠部11bから外し、後側枠状バネ部材25の下端部を後筒部10下端の溝11aから外せば、前筒部20を後筒部10から容易に外すことができる。
逆に組み立てる際は、後側枠状バネ部材25の下端部を後筒部10下端の溝11aに嵌め合わせ、接続ねじ26を切欠部11bに嵌め合わせて締め付ければ、前筒部20を後筒部10に容易に接続することができる。
また、図中、符号27は円板状のフィルターであり、符号28はフィルター27を保持するカバーである。カバー28は、フィルター27を覆う枠状に形成され、左右端部の各々に後方へ突出する係合片28aを有する。各係合片28aには、結合筒部21外周の図示しない凸部に係合するための係合孔28a1が設けられる。
カバー28を前筒部20に装着する際には、前記各係合片28aをフード22内周面と結合筒部21外周面との間に確保された隙間に挿入し、前記係合孔28a1を、結合筒部21外周面の図示しない凸部に嵌め合わせればよい。
また、カバー28を前筒部20から外す際には、左右の係合片28a,28aを拡径方向へ弾性的に撓ませて、係合孔28a1を前記凸部から外せばよい。
次に、本実施の形態の照明装置Aの特徴的な作用効果を、比較例と対比しながら詳細に説明する。
比較例は、上記構成の照明装置AにおけるLED基板13をLED基板113に置換したものである。
比較例のLED基板113は、複数の多色発光ダイオード13aの各々を、全て同角度で配置して、他の多色発光ダイオード13aに重ね合わせた場合に同発光色のLEDチップ同士が重なり合う関係となるようにしたものである。
本実施の形態の照明装置Aによれば、複数の多色発光ダイオード13a,13b,13c,13dから放出された光は、先ず、第1のレンズ14によって集光された後に拡散され、更に第2のレンズ23によっても拡散されることで、混合された状態で放出される。この放出された光は、第2のレンズ23の波板状の凹凸部23bの作用により、縦方向と横方向の拡散度合が異なる光となり、壁面等の照射対象物に照射される。
この照射された光は、複数の発光色(赤色、緑色、青色、白色)の混合状態が***することなく、色ムラの少ない照射光となる(図16(a)参照)。
すなわち、本実施の形態の照明装置Aでは、各多色発光ダイオードを、他の多色発光ダイオードに対し同発光色のLEDチップ同士が重なり合う関係とならないように自転させて配置しているため、複数の異なる発光色が重なり合って良好に混合され、色ムラの少ない照射光を得ることができる。
それに対し、比較例の照明装置では、複数の発光色(赤色、緑色、青、白)が***し、色ムラの多い照射光となる(図16(b)参照)。
すなわち、比較例の照明装置では、各多色発光ダイオードを、他の多色発光ダイオードに対し同発光色のLEDチップ同士が重なり合う関係となるように配置しているため、同発光色のLEDチップの光が重なり合って強調され、色ムラの多い照射光となる。より詳細に説明すれば、照射光の中心付近では広がりを持った複数の発光色が重なり色ムラが比較的少ないが、周辺に近づくにつれて発光色の重なりが少なくなり色ムラが目立つようになる。
なお、図16(a)(b)は、本実施の形態の照明装置Aと比較例との効果の違いをわかり易く説明するために模式化した図であり、実際の照射光を示すものでないことは勿論である。
また、本実施の形態の照明装置Aによれば、光の拡散度合が大きくなる方向を、第2のレンズ23の回転により変更することができる。例えば、横長の絵画を照射する場合には、第2のレンズ23の凹凸部23bの連続方向が縦方向となるようにして、図16(a)に示す横方向の拡散度合が大きい光とすればよい。
また、例えば、縦長の絵画を照射する場合には、第2のレンズ23の凹凸部23bの連続方向が横方向となるように第2のレンズ23を回転させて、縦方向の拡散度合いが大きい光とすればよい。
更に、本実施の形態の照明装置Aによれば、斜めカットされた形状のフード22により、光を必要な方向のみに照射することができる上、その照射方向をフード22の回転により変化させることができる。
例えば、放出した光を壁面に照射するとともに床面側には照射しないようにするためには、光軸を壁面に向けた状態で、フード22を回転調整して、フード22の突出部分が下になるようにすればよい。
なお、上記実施の形態では、一例として多色発光ダイオードを4つ備えたが、他例としては、多色発光ダイオードを3つ備えた態様(図14参照)や、多色発光ダイオードを2又は5以上備えた態様とすることも可能である。
また、本実施の形態では、特に好ましい一例として、複数の多色発光ダイオードの各々について、他の多色発光ダイオードに重ね合わせられた場合に同発光色のLEDチップ同士が重なり合う関係とならないように、前記他の多色発光ダイオードを基準に所定角度自転した位置関係となるようにしたが、色ムラ低減の効果は、複数の多色発光ダイオードのうちの少なくとも一つを前記位置関係とすることによって得ることが可能である。
また、本実施の形態では、各多色発光ダイオードとして発光色の異なる4つのLEDチップr,g,b,wを具備する態様としたが、他例としては、各多色発光ダイオードとして発光色の異なる2つ、3つ又は5つ以上LEDチップを具備する態様としてもよい。更に他例としては、LEDチップの数の異なる複数種類の多色発光ダイオードを用いることも可能である。
また、本実施の形態では、特に好ましい態様として、第1のレンズ14及び第2のレンズ23によって二段階に光を拡散するようにしたが、同様の光の混合効果を得られるのであれば、単一のレンズ又は三以上のレンズを用いた態様、反射板を用いた態様、レンズ及び反射板を用いた態様等とすることが可能である。
また、上記実施の形態では、好ましい一例としてウォールウォッシャータイプの照明装置Aを構成したが、他の好ましい一例としては、スポットライトを構成することも可能である。
スポットライトを構成した照明装置では、上記構成のLED基板13の複数の多色発光ダイオード13a,13b,13c,13dから発せられる光を、集光レンズや反射板等(図示せず)により集光するとともに、その集光された光の近辺にアパーチャー(図示せず)を設ける。前記アパーチャーは、一つあるいは複数の光を通す孔を有する板であり、孔以外の部分で光を遮断するように構成される。そして、この照明装置(スポットライト)は、前記アパーチャーを通した光を、一つ又は複数のレンズに通過させて、照射対象物(平面及び立体を含む)に照射するように構成される。
この照明装置(スポットライト)によれば、複数の異なる発光色が良好に重なり合うため、特定の範囲(スポット)に照射される光を、色ムラの少ない光にすることができる。
1:制御回路部 2:灯体
10:後筒部 13:LED基板
13a,13b,13c,13d:多色発光ダイオード
14:第1のレンズ 14a:集光拡散レンズ
20:前筒部 21:結合筒部
22:フード 23:第2のレンズ
24:前側枠状バネ部材 A:照明装置
r,g,b,w:LEDチップ

Claims (2)

  1. それぞれが複数の異なる発光色のLEDチップを具備してなる複数の多色発光ダイオードと、これら複数の多色発光ダイオードによる光を多色発光ダイオード毎に集光して拡散する第1のレンズと、該第1のレンズから発せられる光を拡散する第2のレンズと、該第2のレンズの前方を略筒状に覆うフードとを具備し、
    前記第2のレンズを、縦方向と横方向の光の拡散度合が異なるように形成するとともに光軸を中心にして回転するように設け、前記フードを、前端部が斜めカットされた形状に形成するとともに光軸を中心にして回転するように設けたことを特徴とする照明装置。
  2. 前記多色発光ダイオード及び前記第1のレンズを有する後筒部に、前記第2のレンズ及び前記フードを有する前筒部を接続している照明装置であって、
    前記前筒部は、前記後筒部に対し着脱可能に接続された結合筒部と、該結合筒部の周囲に重ね合わせられた前記フードと、前記結合筒部内の前端側に回転可能に設けられた前記第2のレンズと、前記結合筒部内における前記第2のレンズの後側に設けられた枠状バネ部材とを具備してなり、
    前記結合筒部の前端には内向きに曲げられて前記第2のレンズに対し前方側から接触する内向き縁部が設けられ、
    前記フードの内周面には、全周にわたって連続する環状溝が形成され、
    前記枠状バネ部材は、その外周部における一部分と該一部分に対向する他の部分とを、それぞれ前記結合筒部に貫通させて前記環状溝に遊嵌することで、前記結合筒部に係止されて前記第2のレンズをその後方側から弾性的に押圧するとともに、前記フードを回転可能且つ前後方向へ移動不能に保持していることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
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