JP5610228B2 - 物品搬送設備及び物品搬送方法 - Google Patents

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本発明は、平面視矩形状の荷役板を物品載置箇所に供給し、前記物品載置箇所に位置する前記荷役板に物品を載置させ、物品を載置した前記荷役板を前記物品載置箇所から搬送する物品搬送設備及び物品搬送方法に関する。
かかる物品搬送設備及び物品搬送方法は、荷役板を物品載置箇所に供給し、物品載置箇所に位置する荷役板に物品を載置支持させ、その物品を載置支持した荷役板を物品載置箇所から搬送するようにして、荷役板に物品を載置させた状態で物品を搬送するときに用いられるものである。
このような物品搬送設備及び物品搬送方法として、大小様々な物品を搬送対象とするものであり、物品によって物品の前後幅が異なるものとなっている。このような物品搬送設備及び物品搬送方法において、従来では、物品を載置支持する荷役板として、前後幅が最も幅広の物品を載置支持できるように、前後幅が最も幅広の物品の前後幅より幅広の荷役板を用いている。そして、荷役板供給装置にて幅広の荷役板を物品載置箇所に一枚供給し、物品載置箇所に位置する幅広の荷役板に物品載置装置にて物品を載置支持させ、その物品を載置支持した幅広の荷役板を荷役板搬送装置にて物品載置箇所から搬送するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−120179号公報
しかしながら、上記した従来の物品搬送設備及び物品搬送方法では、前後幅が最も幅広の物品を載置支持できるように幅広の荷役板が用いられているため、物品の前後幅に関らず荷役板の前後幅は同じ幅となっている。よって、物品を載置支持した荷役板を搬送するときに、前後幅が幅狭の物品も前後幅が幅広の物品と前後方向に同じ広さのスペースが必要であるため、搬送効率が悪くなっていた。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、前後幅が異なる複数種の物品を、荷役板に載置支持させた状態で効率よく搬送できる物品搬送設備及び物品搬送方法を提供する点にある。
本発明にかかる物品搬送設備は、平面視矩形状の荷役板を物品載置箇所に供給する荷役板供給装置と、前記物品載置箇所に位置する前記荷役板に物品を載置させる物品載置装置と、物品を載置した前記荷役板を前記物品載置箇所から搬送する荷役板搬送装置とが設けられて、前記荷役板に載置させた状態で物品を搬送するものであって、その第1特徴構成は、
前記物品として、前後幅が異なる複数種の物品があり、前記荷役板が、少なくとも前後幅が最も幅広の物品の前後幅より幅狭に形成され、前記荷役板供給装置が、前記物品載置箇所に位置する複数枚の前記荷役板が前後方向に並ぶ状態となるように前記荷役板を前記物品載置箇所に供給可能に構成され、前記物品載置装置が、物品の前後方向が前記荷役板の前後方向に沿う姿勢で物品を前記荷役板に載置させる形態で、前後幅が最も幅広の物品を前記物品載置箇所に位置する2枚以上の幅広用設定枚数の前記荷役板に亘って載置させ
、且つ、前後幅が最も幅狭の物品を前記物品載置箇所に位置する前記幅広用設定枚数より少ない幅狭用設定枚数の前記荷役板に載置させるように構成され、前記荷役板搬送装置が、前記物品載置箇所に位置する連結された複数枚の前記荷役板のうち当該物品を載置支持している前記荷役板のみを移動操作して前記物品載置箇所から搬送するように構成されている点にある。
すなわち、物品として、前後幅が異なる複数種の物品があり、荷役板は、少なくとも前後幅が最も幅広の物品の前後幅より幅狭に形成されている。そして、荷役板供給装置にて、物品載置箇所に位置する複数枚の荷役板が前後方向に並ぶ状態となるように荷役板が物品載置箇所に供給されており、物品載置装置にて、物品載置箇所に位置する荷役板に物品載置装置にて物品を載置支持させる。
このとき、前後幅が最も幅広の物品については、2枚以上の幅広用設定枚数の荷役板に亘って載置支持させ、前後幅が最も幅狭の物品については、幅広用設定枚数より少ない幅狭用設定枚数の荷役板に亘って載置支持させる。具体例を挙げると、前後幅が最も幅広の物品を載置支持する場合、その幅広の物品を載置支持するためには荷役板が4枚必要なときは、幅広用設定枚数を4枚に設定して前後方向に並ぶ4枚の荷役板に亘って物品を載置支持させる。また、前後幅が最も幅狭の物品を載置支持する場合、その幅狭の物品を載置するのに荷役板が1枚で済むときは、幅狭用設定枚数を1枚に設定して1枚の荷役板に物品を載置支持させる。
そして、上述の如く物品載置箇所に位置する荷役板に物品を載置させた後、荷役板搬送装置にて物品載置箇所に位置する物品を載置支持している荷役板のみを移動操作して物品載置箇所から搬送する。よって、上述の具体例では、載置対象の物品が最も幅広の物品である場合は、4枚の荷役板を移動操作して当該4枚の荷役板を物品とともに物品載置箇所から搬出する。載置対象の物品が最も幅狭の物品である場合では、1枚の荷役板を移動操作して当該1枚の荷役板を物品とともに物品載置箇所から搬出する。
従って、最も幅狭の物品を荷役板に載置支持して搬送するときは、最も幅広の物品を荷役板に載置支持するときより少ない枚数の荷役板に亘って載置支持するため、物品を載置支持するのに用いている荷役板の合計の前後幅を小さくすることができる。よって、物品を載置支持した荷役板を搬送するときに、前後幅が幅狭の物品は前後幅が幅広の物品より前後方向に小さなスペースを占有するものとなるため、搬送効率を向上させることができる。
このように、前後幅が異なる複数種の物品を荷役板に載置支持させた状態で効率よく搬送できる物品搬送設備を提供することができるに至った。
本発明にかかる物品搬送設備の第2特徴構成は、第1特徴構成において、前記荷役板が、前後方向に隣接する前記荷役板に対して連結可能に構成され、前記荷役板供給装置が、前記物品載置箇所において前記幅広用設定枚数以上の前記荷役板が互いに連結された状態となるように前記荷役板を前記物品載置箇所に供給可能に構成され、前記荷役板搬送装置が、物品を載置支持している前記荷役板のみを、その他の前記荷役板と分離して前記物品載置箇所から搬送するように構成されている点にある。
すなわち、荷役板供給装置にて物品載置箇所に供給された複数枚の荷役板は互いに連結されており、物品載置箇所に位置する荷役板の姿勢が崩れ難くなるため、物品載置装置にて物品を荷役板に適切に載置させ易い。特に、物品載置装置にて前後幅が最も幅広の物品を幅広用設定枚数の荷役板に亘って載置するときに、当該幅広用設定枚数の荷役板の位置関係が崩れ難いため、前後幅が最も幅広の物品を幅広用設定枚数の荷役板に亘って適切に載置させ易い。
また、荷役板搬送装置にて物品載置箇所から物品を載置支持する2枚以上の荷役板を搬送するときは、当該2枚以上の荷役板は互いに連結されているため、2枚以上の荷役板の位置関係が崩れ難く、物品を適切に載置支持した状態で2枚以上の荷役板を適切に搬送し易い。
本発明にかかる物品搬送設備の第3特徴構成は、第2特徴構成において、前記荷役板が、前後方向に隣接する荷役板に対して横幅方向に分離可能で且つ前後方向に分離不能に連結されて、前後方向に隣接する荷役板に対して前後方向に一体的に移動し且つ横幅方向に相対的に移動自在な状態で連結可能に構成され、前記荷役板搬送装置が、前記物品載置箇所に位置する前記複数枚の荷役板のうちの物品を載置支持している前記荷役板のみを横幅方向に沿って移動操作して前記物品載置箇所から搬送するように構成されている点にある。
すなわち、載置対象の物品の前後幅に関らず荷役板供給装置にて幅広用設定枚数又はそれ以上の数枚の荷役板を物品載置箇所に供給しておき、物品載置装置にて荷役板に物品を載置支持させた後、荷役板搬送装置にて物品を載置支持した荷役板をその他の物品を載置支持していない荷役板に対して横幅方向に移動させることで、物品を載置支持した荷役板のみを物品載置箇所から搬送することができる。
そして、物品載置箇所から横幅方向に物品を搬送することで、物品を載置支持する荷役板とその他の荷役板との連結が解除されるため、物品を載置支持している荷役板とその他の荷役板との連結を解除するための装置を別途設ける必要がないので、設備の簡素化を図ることができる。
本発明にかかる物品搬送設備の第4特徴構成は、第2又は第3特徴構成において、前記荷役板が、その前端部に係合部を備え且つ後端部に被係合部を備えて構成されて、前方側に隣接する前記荷役板の前記被係合部に対して前記係合部を上方側から係合する形態で、前方側に隣接する前記荷役板と連結できるように構成され、前記荷役板供給装置に対して上方側から前記荷役板を降ろして当該荷役板をその前方側に隣接する前記荷役板と連結させる荷役板降ろし装置が設けられている点にある。
すなわち、荷役板降ろし装置にて荷役板供給装置上に荷役板を降ろし、この降ろされた荷役板を荷役板供給装置にて搬送することで、荷役板を物品載置箇所に供給することができる。そして、荷役板が、その前端部に係合部を備え且つ後端部に被係合部を備えて構成されているため、荷役板降ろし装置にて荷役板を荷役板供給装置上に対して上方側から降ろすときに、前方側に隣接する荷役板の被係合部に後に降ろす荷受台の係合部を係合させることができる。よって、荷役板を荷役板供給装置上に荷役板を降ろすに伴って前方側に隣接する荷役板と連結することができるため、前後方向に並ぶ荷役板同士を連結させる専用の装置を設ける必要がないので、物品搬送設備の構成の簡素化を図ることができる。
本発明にかかる物品搬送設備の第5特徴構成は、第2〜第4特徴構成のいずれか1つにおいて、前記荷役板供給装置が、前後方向に並ぶ複数枚の前記荷役板をその前後方向に沿って搬送して物品載置箇所に供給するように構成され、前記物品載置装置が、前記物品載置箇所に位置する複数枚の前記荷役板のうちの最も搬送方向下手側に位置する荷役板上に物品の搬送方向下手側端部を位置させた状態で物品を前記荷役板に載置するように構成され、前記荷役板搬送装置の作動を制御する制御手段が、前記荷役板に載置される載置対象の物品の前後幅情報を検出する物品前後幅検出手段の検出情報に基づいて前記載置対象の物品の前後幅に応じた前記荷役板の必要枚数を判別し、最も搬送方向下手側に位置する前記荷役板から必要枚数分の前記荷役板を前記物品載置箇所から搬送するべく前記荷役板搬送装置の作動を制御するように構成されている点にある。
すなわち、荷役板供給装置は、前後方向に並ぶ複数枚の荷役板を搬送上手側から搬送方向下手側に向けて荷役板の前後方向に沿って搬送して、当該複数枚の荷役板が物品載置箇所に搬送する。そして、物品載置装置は、物品載置箇所に位置する複数枚の荷役板のうちの最も搬送方向下手側に位置する荷役板上に物品の搬送方向下手側端部を位置させた状態で物品を荷役板に載置する。
このように最も搬送方向下手側に位置する荷役板を含む荷役板に物品を載置し、物品を載置支持した荷役板を物品載置箇所から搬送した後は、当該荷役板が存在していた箇所より搬送方向下手側に荷役板が残らず、搬送上手側に搬送上手側にのみ荷役板が残るため、物品載置箇所に残った荷役板同士を連結する必要がないため、物品載置箇所に位置する複数枚の荷役板が互いに連結されたようにし易くなる。
本発明にかかる物品搬送設備の第6特徴構成は、第1〜第5特徴構成のいずれか1つにおいて、前記複数枚の荷役板の夫々が同じ前後幅に形成されている点にある。
すなわち、荷役板としては、前後幅が同じ1種類の荷役板を用意するだけでよく、この1種類の荷役板にて前後幅が異なる複数種の物品を載置支持できるため、荷役板の種類を減少させることで、荷役板を物品載置箇所に搬送する処理の簡素化を図りながら、物品の搬送効率及び収納効率を向上することができる。
本発明にかかる物品搬送方法は、平面視矩形状の荷役板を物品載置箇所に供給し、前記物品載置箇所に位置する前記荷役板に物品を載置させ、物品を載置した前記荷役板を前記物品載置箇所から搬送して、前記荷役板に載置させた状態で物品を搬送するものであって、その物品搬送方法の第1特徴構成は、
物品として、前後幅が異なる複数種の物品があり、前記荷役板を、少なくとも前後幅が最も幅広の物品の前後幅より幅狭に形成し、前記物品載置箇所に位置する複数枚の前記荷役板が前後方向に並ぶ状態となるように前記荷役板を前記物品載置箇所に供給し、物品の前後方向が前記荷役板の前後方向に沿う姿勢で物品を前記荷役板に載置させる形態で、前後幅が最も幅広の物品を前記物品載置箇所に位置する2枚以上の幅広用設定枚数の前記荷役板に亘って載置させ、且つ、前記前後幅が最も幅狭の物品を前記幅広用設定枚数より少ない枚数の前記荷役板に亘って載置させた後、前記物品載置箇所に位置する連結された複数枚の前記荷役板のうち当該物品を載置支持している前記荷役板のみを移動操作して前記物品載置箇所から搬送する点にある。
すなわち、物品として、前後幅が異なる複数種の物品があり、荷役板は、少なくとも前後幅が最も幅広の物品の前後幅より幅狭に形成されている。そして、荷役板供給装置にて、物品載置箇所に位置する複数枚の荷役板が前後方向に並ぶ状態となるように荷役板を物品載置箇所に供給し、物品載置装置にて、物品載置箇所に位置する荷役板に物品載置装置にて物品を載置支持させる。
このとき、前後幅が最も幅広の物品については、2枚以上の幅広用設定枚数の荷役板に亘って載置支持させ、前後幅が最も幅狭の物品については、幅広用設定枚数より少ない幅狭用設定枚数の荷役板に亘って載置支持させる。
そして、上述の如く物品載置箇所に位置する荷役板に物品を載置させた後、荷役板搬送装置にて物品載置箇所に位置する物品を載置支持している荷役板のみを移動操作して物品載置箇所から搬送する。
従って、最も幅狭の物品を荷役板に載置支持して搬送するときは、最も幅広の物品を荷役板に載置支持するときより少ない枚数の荷役板に亘って載置支持するため、物品を載置支持するのに用いている荷役板の合計の前後幅を小さくすることができる。よって、物品を載置支持した荷役板を搬送するときに、前後幅が幅狭の物品は前後幅が幅広の物品より前後方向に小さなスペースを占有するものとなるため、搬送効率を向上させることができる。
物品搬送設備の平面図 パレット及び物品の斜視図 複数枚のパレットの側面図及び平面図 物品搬送設備の平面図 物品載置装置の作用図 荷役板搬送装置の作用図 制御ブロック図 別実施形態におけるパレットの斜視図
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、物品搬送設備には、平面視矩形状のパレットP(荷役板に相当)を物品載置箇所Aに供給するパレット供給装置1(荷役板供給装置に相当)と、物品載置箇所Aに位置するパレットPに物品Wを載置させる物品載置装置2と、物品Wを載置したパレットPを物品載置箇所Aから搬送するパレット搬送装置3(荷役板搬送装置に相当)と、段積み状態のパレットPを段ばらししてパレットPを1枚ずつパレット供給装置1上に降ろす段ばらし装置4(荷役板降ろし装置に相当)とが設けられている。
尚、図1は、物品搬送設備の平面図を示しており、図1において、パレット供給装置1は、図中右側から左側(矢印Xで示す方向)に搬送する場合を例示しており、パレット搬送装置3は、図中下側から上側(矢印Yで示す方向)した後に図中右側から左側に搬送する場合を例示している。以下、矢印Xで示す方向を主搬送方向と称し、矢印Yで示す方向を副搬送方向と称して説明する。
図2に示すように、前後幅が最も幅狭の物品Wである小物品W1、前後幅が最も幅広の物品Wである大物品W3、前後幅が小物品W1の前後幅より幅広で且つ大物品W3の前後幅より幅狭の物品Wである中物品W2のように、物品Wとして、前後幅が異なる複数種の物品Wがある。また、パレットPは、小物品W1の前後幅より幅広で且つ中物品W2及び大物品W3の前後幅より幅狭に形成されている。
尚、図2は、パレットP及び物品Wの斜視図を示しており、矢印aで示す方向がパレットP及び物品Wの前後方向を示し、矢印bで示す方向がパレットP及び物品Wの横幅方向を示している。そして、本実施形態においては、図2に示すように、パレットPは、横幅が前後幅より幅広に形成されている。ちなみに、小物品W1は、大物品W3の1/4〜1/5程度の前後幅であり、パレットPは、大物品W3を載置支持するのに適した前後幅の4分の1程度の前後幅に形成されている。また、物品Wは、単一のカートンケースである。
〔パレット〕
パレットPは、前後方向に隣接するパレットPに対して連結可能に構成されている。
説明を加えると、図2に示すように、パレットPの前端部には、パレット本体6から前方に突出し且つその前端部が下方に屈曲形成された係合部7が備えられている。また、パレットPの後端部には、パレット本体6から後方に突出し且つその後端部が上方に屈曲形成された被係合部8が備えられている。
そして、図3(a)に示すように、パレットPは、このように前端部に係合部7を備え且つ後端部に被係合部8を備えて、前方側に隣接するパレットPの被係合部8に対して係合部7を上方側から係合する形態で、前方側に隣接するパレットPと連結できるように構成されている。
また、上述の如く係合部7及び被係合部8が構成されることにより、図3(b)に示すように、係合された係合部7と被係合部8との相対的な横幅方向の移動が許容され、また、係合された係合部7と被係合部8とは相対的は前後方向の移動が規制されている。
よって、パレットPは、前後方向に隣接するパレットPに対して横幅方向に分離可能で且つ前後方向に分離不能に連結されて、連結された前後方向に隣接するパレットPに対して前後方向に一体的に移動し且つ横幅方向に相対的に移動自在な状態で連結可能に構成されている。
ちなみに、連結される複数枚のパレットPの夫々は、同じ前後幅で、同じ横幅、同じ厚みに形成されて、複数枚のパレットPは同じ形状に形成されている。また、係合部7を被係合部8に係合させた状態において、係合部7と被係合部8との間には上下方向に隙間が形成されており、この隙間の存在により、前方側に隣接するパレットPを後方側に隣接するパレットPに対して設定量上昇移動させることができるようになっている。
〔パレット供給装置〕
図4に示すように、パレット供給装置1は、パレットPを主搬送方向に沿う直線状の搬送経路に沿って載置搬送するローラ式のコンベヤにて構成されている。そして、パレット搬送装置3の搬送上手側端部にパレット受入箇所Bが設定され、パレット搬送装置3の搬送方向下手側端部に物品載置箇所Aが設定されており、パレット受入箇所Bと物品載置箇所Aとの間に段ばらし装置4が設けられている。
パレット受入箇所Bには、パレットPの前後方向が主搬送方向(パレット供給装置1の搬送方向)に沿う姿勢で且つ複数枚のパレットPが段積みされた段積み状態でパレットPが載置され、パレット供給装置1は、段積み状態の複数枚のパレットPを、主搬送方向に沿って搬送して段ばらし装置4に供給可能に構成されている。尚、パレット供給装置1は、パレットPをその前後方向が主搬送方向に沿う姿勢を維持した状態で載置搬送するため、パレットPの前方側と主搬送方向の下手側とが同じ側となっている。
そして、後述する段ばらし装置4にて段ばらしされた複数枚のパレットPは、パレット供給装置1上に主搬送方向に複数並べられ且つ主搬送方向に隣接するパレットP同士が連結されており、パレット供給装置1は、連結された複数枚のパレットPを主搬送方向に搬送(前後方向に沿って搬送)して、物品載置箇所Aに位置する複数枚のパレットPが互いに連結されて前後方向に並ぶ状態となるようにパレットPを物品載置箇所Aに供給可能に構成されている。ちなみに、図1に示すように、物品載置箇所Aには、幅広用設定枚数である4枚のパレットPを主搬送方向に並ぶ形態で供給可能である。また、物品載置箇所Aに位置する4枚のパレットP及び物品載置箇所Aと段ばらし装置4との間に位置するパレットPは、前後方向に隣接するもの同士が互いに連結されている。
〔段ばらし装置〕
段ばらし装置4についての詳細な説明は省略するが、段ばらし装置4は、次のようにして、段積み状態の複数枚のパレットPの段ばらしを行うとともに、パレット供給装置1に対して上方側からパレットPを降ろして当該パレットPをその前方側に隣接するパレットPと連結できるように構成されている。
つまり、段ばらし装置4は、まず、パレット供給装置1にて搬送されてきた段積み状態の複数枚のパレットPのうち最下段のパレットPをパレット供給装置1上に残して持ち上げる。次に、パレット供給装置1上に残されたパレットPがその前後幅分だけパレット供給装置1にて主搬送方向に搬送された後に、持ち上げた段積み状態のパレットPをパレット供給装置1上に降ろす。このとき、パレット供給装置1上に残されて搬送されたパレットP(前方側に隣接するパレットP)の被係合部8に、持ち上げられていた段積み状態のパレットPのうちの最下段のパレットPの係合部7が係合されて、前後方向に隣接するパレットPに連結される。そして、このような段積み状態のパレットPの持ち上げ及び降ろしを繰り返し行うことで、段積み状態のパレットPの段ばらしを行うとともに、パレット供給装置1に対して上方側からパレットPを降ろして当該パレットPをその前方側(搬送方向下手側)に隣接するパレットPと連結できるように構成されている。
〔物品載置装置〕
図1及び図4に示すように、物品載置装置2は、物品載置箇所Aにおける主搬送方向の下手側端部に設けられた開閉式ストッパ10と、パレット供給装置1の搬送方向に沿ってスライド移動自在なスライドテーブル11とを備えて、開閉式ストッパ10における規制体10aの開閉移動及びスライドテーブル11のスライド移動により、スライドテーブル11に載置支持されている物品Wを物品載置箇所Aに位置するパレットPに載置させるように構成されている。尚、図4は、物品搬送設備の平面図を示している。
スライドテーブル11は、パレット供給装置1にて載置搬送されるパレットPよりも高い高さに、主搬送方向に沿ってスライド移動自在に設けられている。そして、スライドテーブル11は、主搬送方向に沿ってスライド移動することで、物品Wを載置支持する物品載置範囲11aが開閉式ストッパ10より主搬送方向下手側に位置する入庫用位置(図5(a)(c)に示す位置)と、物品載置範囲11aが開閉式ストッパ10より主搬送方向上手側に位置する載置用位置(図5(b)に示す位置)とにスライド移動可能に構成されている。
ちなみに、スライドテーブル11を入庫用位置に位置させた状態で、作業者にてスライドテーブル11の物品載置範囲11aに、物品Wの前後方向が主搬送方向に沿う姿勢で物品Wが載せられる。
開閉式ストッパ10には、物品Wに接触して物品Wが物品載置箇所Aよりも主搬送方向下手側に移動することを規制する板状の規制体10aが備えられている。この規制体10aは、高さ方向での位置については、スライドテーブル11の上面より高い高さで且つスライドテーブル11に載置支持されている物品Wと同じ高さに位置するように設けられおり、主搬送方向での位置については、規制体10aにおける物品Wに接触する主搬送方向上手側の面が、物品載置箇所Aに位置する複数枚のパレットPのうちの最も主搬送方向下手側に位置するパレットPの直上に位置するように設けられている。
そして、規制体10aは、主搬送方向と直交する副搬送方向に沿って移動自在に設けられており、副搬送方向に沿って移動することで、物品Wが物品載置箇所Aとそれより主搬送方向下手側との間で物品Wが移動することを許容する退避位置(図5(a)に示す位置)と、物品Wが物品載置箇所Aより主搬送方向下手側に移動することを規制する規制位置(図5(b)(c)に示す位置)とに移動自在に構成されている。
図5に基づいて物品載置装置2にて物品Wを載置するときの物品載置装置2の作動について説明すると、まず、物品載置装置2は、入庫用位置に位置するスライドテーブル11に物品Wが載置され、且つ、開閉式ストッパ10の規制体10aが退避位置に位置している状態で、スライドテーブル11を載置用位置にスライド移動させる(図5(a)(b)参照)。その後、開閉式ストッパ10の規制体10aを規制位置に移動させた後、スライドテーブル11を入庫用位置にスライド移動させる(図5(b)(c)参照)。このとき、スライドテーブル11は規制体10aの下方を通過して入庫用位置に移動するが、物品Wは規制体10aに接触することで物品載置箇所Aより主搬送方向下手側に移動せずに物品載置箇所Aに残されるため、スライドテーブル11が入庫用位置に移動するに伴って物品Wはスライドテーブル11から落下し、物品載置箇所Aに位置するパレットP上に移載される。
そして、図5に示すように、規制体10aにおける物品Wに接当する面は、上述の如く物品載置箇所Aに位置する複数枚のパレットPのうちの最も主搬送方向下手側に位置する
パレットPの直上に位置している。よって、図6に示すように、物品載置箇所Aに位置するパレットP上に移載された物品Wは、その主搬送方向の下手側端部が物品載置箇所Aに位置する複数枚のパレットPのうちの最も搬送方向下手側に位置するパレットP上に位置するように載置される。また、大物品W3は物品載置箇所Aに位置する幅広用設定枚数のパレットPに亘って載置され、且つ、小物品W1は物品載置箇所Aに位置する幅広用設定枚数より少数の幅狭用設定枚数のパレットPに載置されるように構成されている。ちなみに、幅広用設定枚数としては4枚が設定され、幅狭用設定枚数としては1枚が設定されているため、大物品W3については4枚のパレットPに亘って載置され、小物品W1については1枚のパレットPに載置される。
このように物品載置装置2は、物品載置箇所Aの最も主搬送方向下手側に位置するパレットP上に物品Wの主搬送方向下手側端部を位置させた状態で物品WをパレットPに載置するとともに、大物品W3を物品載置箇所Aに位置する幅広用設定枚数である4枚のパレットPに亘って載置し、且つ、小物品W1を物品載置箇所Aに位置する幅広用設定枚数より少数の幅狭用設定枚数である1枚のパレットPに載置するように構成されている。
入庫用位置に位置するスライドテーブル11の近傍には、パレットPに載置される載置対象の物品Wの前後幅情報を検出する物品前後幅検出手段12が設けられている。この物品前後幅検出手段12は、入庫用位置に位置するスライドテーブル11における物品載置範囲11aより主搬送方向上手側に設けられた投光器12aと受光器12bとで構成されており、スライドテーブル11がスライド移動するに伴ってスライドテーブル11に載置されている物品Wにて遮光されるように設けられている。そして、物品前後幅検出手段12は、スライドテーブル11が入庫用位置から載置用位置にスライド移動するときに物品Wにて遮光された時間から物品Wの前後幅情報を検出するように構成されている。
〔パレット搬送装置〕
図4に示すように、パレット搬送装置3は、物品載置箇所Aに昇降自在に設けられて物品Wを副搬送方向に載置搬送する昇降式搬送コンベヤ13と、昇降式搬送コンベヤ13から受け取った物品Wをそのまま副搬送方向に載置搬送する第1搬送コンベヤ14と、第1搬送コンベヤ14から受け取った物品Wを主搬送方向に載置搬送する第2搬送コンベヤ15とを備えて構成されている。
図6に示すように、昇降式搬送コンベヤ13は、その搬送面がパレット供給装置1の搬送面より上方に位置して物品Wを副搬送方向に載置搬送可能な搬送位置と、搬送面がパレット供給装置1の搬送面より下方に位置してパレット供給装置1による物品Wの搬送を許容する非搬送位置とに昇降自在に構成されている。また、昇降式搬送コンベヤ13は、物品載置箇所Aに位置する4枚のパレットPの夫々に対応して主搬送方向に沿って8台並設されている。
そして、パレット搬送装置3は、物品Wを載置支持しているパレットPに対応する昇降式搬送コンベヤ13のみを搬送位置に上昇移動させて作動させることで、物品載置箇所Aに位置する複数枚のパレットPのうちの物品Wを載置支持しているパレットPのみを副搬送方向に移動操作して、物品Wを載置支持しているパレットPを、その他の物品Wを載置支持していないパレットPと分離して物品載置箇所Aから搬送する。物品載置箇所Aから搬送されたパレットPは、第1搬送コンベヤ14に受け渡されて副搬送方向に搬送された後、第2搬送コンベヤ15に受け渡されて主搬送方向に搬送される。
〔制御手段〕
物品搬送設備には、パレット供給装置1、物品載置装置2、パレット搬送装置3及び段ばらし装置4の作動を制御する制御手段H(図7参照)が設けられている。次に、この制御手段Hによる制御について説明する。
制御手段Hは、入庫用位置に位置するスライドテーブル11に物品Wが載置されて作業者にて押しボタンスイッチ16が押し操作されると、図5(a)〜(c)に示すように、スライドテーブル11を載置用位置までスライド移動させ、開閉式ストッパ10の規制体10aを退避位置から規制位置に移動させた後、スライドテーブル11を入庫用位置までスライド移動させるべく物品載置装置2の作動を制御する。このように物品載置装置2の作動を制御することで、スライドテーブル11に載置されていた移載対象の物品Wが、物品載置箇所Aに位置するパレットP上に移載される。
そして、スライドテーブル11を入庫用位置から載置用位置にスライド移動させたときに、物品前後幅検出手段12にて物品Wの前後幅情報が検出され、制御手段Hは、物品前後幅検出手段12の検出情報に基づいて載置対象の物品Wの前後幅に応じたパレットPの必要枚数を判別する。ちなみに、物品Wの前後幅に応じたパレットPの必要枚数は予め設定されており、この必要枚数は、必要枚数のパレットPに物品Wを載置したときに、物品Wが必要枚数のパレットPから主搬送方向にはみ出すことなく、また、物品Wが載置されていないパレットPが生じないような枚数が設定されている。
上述の如く、移載対象の物品Wが物品載置箇所Aに位置するパレットP上に移載され且つ載置対象の物品Wの前後幅に応じたパレットPの必要枚数が判別されると、次に、制御手段Hは、図6に示すように、判別されたパレットPの必要枚数に応じて、搬送方向下手側に位置するパレットPから必要枚数分のパレットPを物品載置箇所Aから搬送するべく、搬送方向下手側から必要枚数分に対応した昇降式搬送コンベヤ13を上昇させ且つ作動させるべく、パレット搬送装置3の作動を制御する。具体的には、図6(a)に示すように、移載対象の物品Wの前後幅が小物品W1に該当する前後幅の場合は、パレットPの必要枚数を1枚と判別し、搬送下手側から2台の昇降式搬送コンベヤ13を上昇させ且つ作動させる。また、図6(b)に示すように、移載対象の物品Wの前後幅が中物品W2に該当する前後幅の場合は、パレットPの必要枚数を2枚と判別し、搬送下手側から4台の昇降式搬送コンベヤ13を上昇させ且つ作動させる。また、図6(c)に示すように、移載対象の物品Wの前後幅が大物品W3に該当する前後幅の場合は、パレットPの必要枚数を4枚と判別し、搬送下手側から8台の昇降式搬送コンベヤ13を上昇させ且つ作動させる。
このようにパレット搬送装置3の作動を制御することで、物品載置箇所Aに位置する4枚のパレットPのうちの必要枚数分のパレットP、換言すれば物品Wを載置支持したパレットPのみを、昇降式搬送コンベヤ13にて副搬送方向に載置搬送して、その他の物品Wを載置していないパレットPと分離される。
そして、昇降式搬送コンベヤ13にて物品載置箇所Aから搬送された必要枚数分のパレットP及びそれに載置された物品Wは、第1搬送コンベヤ14及び第2搬送コンベヤ15にて外部に向けて搬送される。
上述の如く物品載置箇所Aに位置する4枚のパレットPのうちの必要枚数分のパレットPが物品載置箇所Aから搬送されると、制御手段Hは、パレットPの必要枚数分に応じてパレット供給装置1上のパレットPを主搬送方向に沿って搬送するべくパレット供給装置1の作動を制御するとともに、段ばらし装置4の作動を制御して、図1に示すように、物品載置箇所AにパレットPが補充される。
このように、物品Wとして、前後幅が異なる複数種の物品Wがあり、パレットPを、少なくとも前後幅が最も幅広の物品Wの前後幅より幅狭に形成し、物品載置箇所Aに位置する複数枚のパレットPが前後方向に並ぶ状態となるようにパレットPを物品載置箇所Aに供給し、物品Wの前後方向がパレットPの前後方向に沿う姿勢で物品WをパレットPに載
置させる形態で、前後幅が最も幅広の物品Wを物品載置箇所Aに位置する2枚以上の幅広用設定枚数のパレットPに亘って載置させ、且つ、前後幅が最も幅狭の物品Wを物品載置箇所Aに位置する幅広用設定枚数より少ない幅狭用設定枚数のパレットPに載置させた後、物品載置箇所Aに位置する物品Wを載置支持しているパレットPのみを移動操作して物品載置箇所Aから搬送する物品搬送方法により、平面視矩形状のパレットPを物品載置箇所Aに供給し、物品載置箇所Aに位置するパレットPに物品Wを載置させ、物品Wを載置したパレットPを物品載置箇所Aから搬送している。
よって、小物品W1をパレットPに載置支持して搬送するときは、大物品W3をパレットPに載置支持するときより少ない枚数のパレットPに亘って載置支持するため、小物品W1を載置支持するのに用いているパレットPの前後幅を小さくすることができ、小物品W1を載置支持したパレットPを搬送するときに、小物品W1は大物品W3より前後方向に小さなスペースでよくなるため、搬送効率を向上することができるようになっている。
〔別実施形態〕
(1) 上記実施形態では、幅広用設定枚数を4枚に設定し、幅狭用設定枚数を1枚に設定したが、幅広用設定枚数を2枚又は3枚、或いは、5枚以上に設定してもよく、幅狭用設定枚数を2枚以上に設定してもよい。具体的には、例えば、幅広用設定枚数を3枚に設定して、大物品W3を3枚のパレットPに亘って載置し、幅狭用設定枚数を2枚に設定して、小物品W1を2枚のパレットPに亘って載置するようにしてもよい。要するに、幅広用設定枚数が2枚以上であり、幅狭用設定枚数が幅広用設定枚数より少数であればよい。
(2) 上記実施形態では、パレットPを、前方側に隣接するパレットPの被係合部8に対して係合部7を上方側から係合する形態で、前後方向に隣接するパレットPに対して横幅方向及び上下方向に分離可能で且つ前後方向に分離不能に連結するように構成したが、パレットPを次のように構成してもよい。
つまり、例えば、図8(a)に示すように、パレットPを、前方側に隣接するパレットPの被係合部8に対して係合部7を上方側及び下方側から係合する形態で、前後方向に隣接するパレットPに対して上下方向に分離可能で且つ前後方向及び横幅方向に分離不能に連結するように構成してもよい。
また、例えば、図8(b)に示すように、パレットPの前端部に永久磁石等の磁石18を備え且つ後端部に鉄板等の磁性体19を備えて、前後方向に隣接するパレットPに対して磁力により連結して、磁力に抗する力で前後方向、横幅方向及び上下方向に分離可能に構成してもよい。
(3) 上記実施形態では、パレット供給装置1にて、搬送方向に並ぶ複数枚のパレットPが互いに連結された状態でパレットPを物品載置箇所Aに供給するように構成したが、パレットPに係合部7や被係合部8を備えずに、パレット供給装置1にて、搬送方向に並ぶ複数枚のパレットPが互いに連結されていない状態でパレットPを物品載置箇所Aに供給するように構成してもよい。
(4) 上記実施形態では、パレット搬送装置3に、物品Wを横幅方向に載置搬送する昇降式搬送コンベヤ13を設けて、載置搬送することでパレットPを物品載置箇所Aから搬送するように構成したが、パレット搬送装置3に、物品Wを横幅方向に沿って押し操作するプッシャー装置を設けて、横幅方向に押し操作することでパレットPを物品載置箇所Aから搬送するように構成してもよい。
(5) 上記実施形態では、荷役板降ろし装置として段ばらし装置4を設け、その段ばらし装置4にて、パレット搬送装置3に対して上方側からパレットPを降ろして当該パレットPをその前方側に隣接するパレットPに連結させるようにしたが、この段ばらし装置4を設けず、荷役板降ろし装置にて、パレット搬送装置3のパレット受入箇所Bに一枚ずつパレットPを上方側から供給するようにして、供給するときに当該パレットPをその前方側に隣接するパレットPに連結させるようにしてもよい。
(6) 上記実施形態では、物品前後幅検出手段12を、スライドテーブル11がスライド移動している途中において載置対象の物品Wの前後幅を検出するように構成したが、物品前後幅検出手段12を、スライドテーブル11が入庫用位置に載置される前に載置対象の物品Wの前後幅を検出する、入庫用位置に位置するスライドテーブル11に載置された載置対象の物品Wの前後幅を検出する、又は、物品載置箇所Aに位置するパレットPに載置された物品Wの前後幅を検出するように構成してもよい。
(7) 上記実施形態では、制御手段Hを、物品前後幅検出手段12の検出情報に基づいて、パレットPの必要枚数を判別するように構成したが、制御手段Hを、上位のコントローラから送信された載置対象の物品Wの前後幅情報、又は、載置対象の物品Wの前後幅に応じたパレットPの枚数情報に基づいて、パレットPの必要枚数を判別するように構成してもよい。
(8) 上記実施形態では、複数枚のパレットPの夫々を同じ前後幅に形成してパレットPの種類を1種類としたが、前後幅が異なる複数種のパレットPを用意してパレットPの種類を複数種としてもよい。具体的には、例えば、幅狭パレットとこの幅狭パレットより前後幅が幅広な幅広パレットとの2種類のパレットPを用意し、小物品W1を幅広パレット1枚又は幅狭パレット2枚に載置させ、大物品を幅広パレット2枚以上又は幅狭パレット3枚以上に載置させるようにしてもよい。
(9) 上記実施形態では、単一のカートンケースを物品Wとして搬送したが、単一のコンテナ等を物品Wとして搬送してもよい。また、前後方向に並べた複数個の荷を物品Wとして搬送してもよく、この場合、前後方向に並べる荷の個数により物品Wの前後幅が異なるようにしてもよい。
1 荷役板供給装置
2 物品載置装置
3 荷役板搬送装置
4 荷役板降ろし装置
7 係合部
8 被係合部
12 物品前後幅検出手段
A 物品載置箇所
H 制御手段
P 荷役板
W 物品

Claims (7)

  1. 平面視矩形状の荷役板を物品載置箇所に供給する荷役板供給装置と、
    前記物品載置箇所に位置する前記荷役板に物品を載置させる物品載置装置と、
    物品を載置した前記荷役板を前記物品載置箇所から搬送する荷役板搬送装置とが設けられて、前記荷役板に載置させた状態で物品を搬送する物品搬送設備であって、
    前記物品として、前後幅が異なる複数種の物品があり、
    前記荷役板が、少なくとも前後幅が最も幅広の物品の前後幅より幅狭に形成され、
    前記荷役板供給装置が、前記物品載置箇所に位置する複数枚の前記荷役板が前後方向に並ぶ状態となるように前記荷役板を前記物品載置箇所に供給可能に構成され、
    前記物品載置装置が、物品の前後方向が前記荷役板の前後方向に沿う姿勢で物品を前記荷役板に載置させる形態で、前後幅が最も幅広の物品を前記物品載置箇所に位置する2枚以上の幅広用設定枚数の前記荷役板に亘って載置させ、且つ、前後幅が最も幅狭の物品を前記物品載置箇所に位置する前記幅広用設定枚数より少数の幅狭用設定枚数の前記荷役板に載置させるように構成され、
    前記荷役板搬送装置が、前記物品載置箇所に位置する物品を載置支持している前記荷役板のみを移動操作して前記物品載置箇所から搬送するように構成されている物品搬送設備。
  2. 前記荷役板が、前後方向に隣接する前記荷役板に対して連結可能に構成され、
    前記荷役板供給装置が、前記物品載置箇所において前記幅広用設定枚数以上の前記荷役板が互いに連結された状態となるように前記荷役板を前記物品載置箇所に供給可能に構成され、
    前記荷役板搬送装置が、物品を載置支持している前記荷役板のみを、その他の前記荷役板と分離して前記物品載置箇所から搬送するように構成されている請求項1記載の物品搬送設備。
  3. 前記荷役板が、前後方向に隣接する荷役板に対して横幅方向に分離可能で且つ前後方向に分離不能に連結されて、前後方向に隣接する荷役板に対して前後方向に一体的に移動し且つ横幅方向に相対的に移動自在な状態で連結可能に構成され、
    前記荷役板搬送装置が、前記物品載置箇所に位置する前記複数枚の荷役板のうちの物品を載置支持している前記荷役板のみを横幅方向に沿って移動操作して前記物品載置箇所から搬送するように構成されている請求項2記載の物品搬送設備。
  4. 前記荷役板が、その前端部に係合部を備え且つ後端部に被係合部を備えて構成されて、前方側に隣接する前記荷役板の前記被係合部に対して前記係合部を上方側から係合する形態で、前方側に隣接する前記荷役板と連結できるように構成され、
    前記荷役板供給装置に対して上方側から前記荷役板を降ろして当該荷役板をその前方側に隣接する前記荷役板と連結させる荷役板降ろし装置が設けられている請求項2又は3記載の物品搬送設備。
  5. 前記荷役板供給装置が、前後方向に並ぶ複数枚の前記荷役板をその前後方向に沿って搬送して物品載置箇所に供給するように構成され、
    前記物品載置装置が、前記物品載置箇所に位置する複数枚の前記荷役板のうちの最も搬送方向下手側に位置する荷役板上に物品の搬送方向下手側端部を位置させた状態で物品を前記荷役板に載置するように構成され、
    前記荷役板搬送装置の作動を制御する制御手段が、前記荷役板に載置される載置対象の物品の前後幅情報を検出する物品前後幅検出手段の検出情報に基づいて前記載置対象の物品の前後幅に応じた前記荷役板の必要枚数を判別し、最も搬送方向下手側に位置する前記荷役板から必要枚数分の前記荷役板を前記物品載置箇所から搬送するべく前記荷役板搬送
    装置の作動を制御するように構成されている請求項2〜4のいずれか1項に記載の物品搬送設備。
  6. 前記複数枚の荷役板の夫々が同じ前後幅に形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の物品搬送設備。
  7. 平面視矩形状の荷役板を物品載置箇所に供給し、
    前記物品載置箇所に位置する前記荷役板に物品を載置させ、
    物品を載置した前記荷役板を前記物品載置箇所から搬送して、前記荷役板に載置させた状態で物品を搬送する物品搬送方法であって、
    物品として、前後幅が異なる複数種の物品があり、
    前記荷役板を、少なくとも前後幅が最も幅広の物品の前後幅より幅狭に形成し、
    前記物品載置箇所に位置する複数枚の前記荷役板が前後方向に並ぶ状態となるように前記荷役板を前記物品載置箇所に供給し、
    物品の前後方向が前記荷役板の前後方向に沿う姿勢で物品を前記荷役板に載置させる形態で、前後幅が最も幅広の物品を前記物品載置箇所に位置する2枚以上の幅広用設定枚数の前記荷役板に亘って載置させ、且つ、前後幅が最も幅狭の物品を前記物品載置箇所に位置する前記幅広用設定枚数より少ない幅狭用設定枚数の前記荷役板に載置させた後、
    前記物品載置箇所に位置する物品を載置支持している前記荷役板のみを移動操作して前記物品載置箇所から搬送する物品搬送方法。
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