JP5608810B2 - 電力平準化と位相補正のための装置 - Google Patents

電力平準化と位相補正のための装置 Download PDF

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Description

本発明は2つの信号の電力平準化および位相補正のための装置に関する。以下に限るわけではないが、特に、本発明は電力平準化と、直接強度変調(intensity modulation, IM)を供給する二重駆動マッハツェンダモジュレータ(Mach Zehnder modulator, MZM)を駆動するための不完全な差動信号の差動位相回復とのための装置に関する。
位相偏移変調(Phase-shift keying, PSK)は、搬送波信号の位相を変化させることによってデータを伝達するデジタル変調技術である。本質的には、二進数(ビット)の符号化は、前記搬送波信号の位相の離散的な集合とシンボルとして知られる特定のパターンのビットとを関連付けることによって行われる。差動位相偏移変調では、ビットパターンの決定に、ある時点での実際の信号の位相ではなく連続的な信号の位相の変化が使用される。
二位相偏移変調(Binary phase-shift keying, BPSK)は、180°分離された2つの別の位相を利用する。しかしながら、この技術はシンボル毎に1ビットの符号化しか許されず(言い換えれば完全な波長ごとに合計2ビットを供給する)、またそのため高データレートのアプリケーションには適さない。四位相偏移変調(QPSK)は、4つの別の位相を使用しかつ、シンボルごとに2ビットの符号化を同相波(1/4波長毎に1つの、4つの別のビットが各シンボル内の前記第一のビットを表していることを意味している)と直角位相波の組み合わせによって行うことができ、前記同相波に関する1/4波長の位相変調を用いる(前記直角位相波はさらに4つの別のビットを意味し、各シンボル内の前記第二のビットを表している)。このように、QPSKは、BPSKと比較してデータレートを著しく増加させる。BPSKもQPSKも共に、差動BPSK(DBPSK)と差動QPSK(DQPSK)とを構成するために差動PSKを使用して実現されてもよい。
先進変調フォーマットは、増加したスペクトル効率、高い受信感度および、波長分散特性と非線形効果への良い許容範囲を供給する能力のために光通信での重要性が増加している。特に、ゼロ復帰(return-to-zero, RZ)DQPSKは、非常に高いシステムパフォーマンス結果を供給すことを示している。
図1は、RZ−DQPSKトランスミッタ100を図式的に図示している。前記トランスミッタは、ソース101(例えばレーザーダイオード)、DQPSKモジュレータ102および、クロックソース110によって駆動されるパルスカーバ103を具備している。前記DQPSKモジュレータ102は、並列に配置された2つの位相モジュレータ105,106に供給する入力スプリッタ104および、出力カプラ107を具備している。前記位相モジュレータ105,106は、2つの入れ子状態のマッハツェンダモジュレータ(Mach-Zehnder Modulators, MZM)によって構成されることができる。前記DQPSKモジュレータ102の1つのアームには、さらに直角位相モジュレータ108が設けられる。前記ソース101は、スプリッタ104によって分割されかつ前記2つの位相モジュレータ105,106へ均等に分配される光学搬送波を生成する。前記位相モジュレータ105,106のそれぞれは、プリコーダ109によって生成された2つのバイナリ駆動信号のうちの1つによって駆動される。前記プリコーダ109は、前記関連する同相(I)および直角位相(Q)の駆動信号へ符号化されることになる前記データストリームをコンバートするとともに、前記2つの位相モジュレータの内の1つはI駆動信号によって、同時にもう一方はQ駆動信号によって駆動される。直交位相モジュレータ108は、互いに直交する2つの光学信号(例えば、分離したIおよびQの構成要素)の間でπ/2(90°)の位相偏移を行う。2つの光学信号は、さらに非ゼロ復帰DQPSK信号(non-return-to-zero (NRZ) DQPSK signal)の4つの位相偏移信号(例えば、π/4, 3π/4, 5π/4 および7π/4)のうちの1つを生成する前記出力カプラ107で結合される。
前記パルスカーバ(pulse carver)103は、前記NRZ−DQPSK信号からカーブしたパルスを切り分ける(carve)ことによって、さらにRZ−DQPSK信号を供給するために用いられる。前記パルスカーバ103は、前記DQPSKモジュレータの前に設置することもできる。一般的に、先進RZ変調は、正弦波電気クロック信号を供給するクロックソースによって駆動するMZMによって実装されたパルスカーバを必要とする。例えば、50%のデューティ周期RZは、Vπの頂点間振幅と、前記シンボルレート/データレート(例えばボーレートクロック)に対応する周波数と、π/2ラジアン(90°)の位相オフセットとを伴った正弦波クロック信号を使用することで生成される。
二重駆動MZMパルスカーバにとって重要なことは、2つの電圧が同じ電力でかつ逆位相で2つのアームを駆動するということである。しかしながら、前記伝送構造の不完全な性質(例えばRFケーブル、コネクタおよびPCBトラック)と、前記増幅器と、前記駆動電圧のソースとによって2つの駆動電圧の間の電力が不安定で歪み(例えば駆動波形の一時的なずれ)を生じる。これらの問題を緩和するために、送信器回路は、MZMパルスカーバのそれぞれのアーム上で差動増幅器、または増幅器が良く採用される。しかしながら、そのような能動装置を回路に導入することは費用が掛かる。
本発明の目的は、上記の問題を解決または少なくとも軽減する2つの信号の電力平準化および位相補正のための装置を提供することである。
本発明の1つの態様によれば、2つの信号の電力平準化および位相補正を実行するための装置が提供される。前記装置は、電力結合器として動作するように構成された第一ハイブリッドカプラと、電力分割器として動作するように構成された第二ハイブリッドカプラとを具備している。前記装置は、前記第一ハイブリッドカプラの出力を前記第二ハイブリッドカプラの出力として供給するように構成される。
前記第一ハイブリッドカプラは、2つの信号を加算するとともに、2つの信号の合計を前記第二ハイブリッドカプラへ出力するように構成することができる。前記第一ハイブリッドカプラは、180°位相の異なる2つの信号を加算するように構成することができる。前記第二ハイブリッドカプラは、信号を2つの同じ電力の出力信号に分割するように構成してもよい。前記第二ハイブリッドカプラは、信号を180°位相の異なる2つの信号に分割するように構成することができる。
前記第一ハイブリッドカプラと前記第二ハイブリッドカプラの一方または両方は、180°ハイブリッドカプラであることができる。前記第一ハイブリッドカプラと前記第二ハイブリッドカプラの一方または両方は、ラットレースカプラ(rat-race)であることができる。
本発明の別の態様によれば、2つの信号の電力平準化と位相補正を実行するための方法が提供される。前記方法は、前記2つの信号を電力結合器として動作するように構成された第一ハイブリッドカプラへ入力として供給する段階と、前記第一ハイブリッドカプラの出力を電力分割器として動作するように構成された第二ラットレースカプラへ供給する段階を有している。
前記第一ハイブリッドカプラは、前記2つの信号を加算するとともに前記加算されて2つの信号を第二ハイブリッドカプラへ出力することができる。前記第一ハイブリッドカプラは、180°位相の異なる2つの信号を合計することができる。前記第二ハイブリッドカプラは、前記第一ハイブリッドカプラの出力を分割するとともに、同じ電力の2つの信号を出力することができる。前記第二ハイブリッドカプラは、前記第一ハイブリッドカプラの出力を180°位相の違う2つの信号に分割することができる
前記第一ハイブリッドカプラと前記第二ハイブリッドカプラの一方、または両方は、180°ハイブリッドカプラであることができる。前記第一ハイブリッドカプラと前記第二ハイブリッドカプラの一方、または両方は、ラットレースカプラであることができる。
本発明のさらなる態様によれば、二重駆動マッハツェンダモジュレータ(MZM)を有するパルスカーバと、本発明の第一の態様による装置であって、前記MZMの駆動のための2つの信号を供給するように構成された装置とが提供される。
本発明の別の態様によれば、パルスカーバの動作のための方法が提供される。本方法は、本発明の第二の態様の方法に従い、電力平準化と2つの信号の位相補正を実行するステップと、二重駆動マッハツェンダモジュレータ(MZM)を駆動する前記2つの信号を使用するステップとを有する。
本発明のさらなる態様によれば、ゼロ復帰(RZ)データ信号を生成するためのトランスミッタが提供される。前記トランスミッタは、搬送波信号を生成するためのソースと、前記搬送波信号上にデータを符号化することによってデータ信号を生成するためのデータモジュレータと、搬送波信号かデータ信号のどちらかのRZ変調を実行するための本発明の第三の態様によるパルスカーバとを有する。
本発明の別の態様によれば、ゼロ復帰データ信号を生成するための方法が提供される。前記方法は、前記搬送波上へデータを符号化するために搬送波の変調を実行するステップと、本発明の第四の態様の方法に従って動作するパルスカーバを使用して前記搬送波信号か前記データ信号のどちらかをRZ変調を実行するステップとを有している。
本発明のいくつかの実施形態は、添付の図面を参照して詳細に説明される。
図1は、ゼロ復帰差動直角位相偏移トランスミッタの例を図式的に図示したものである。 図2は、ハイブリッドリングカプラの例を図式的に図示したものである。 図3Aは、180°電力分割器として動作するように構成されたラットレースカプラの例を図示したものである。 図3Bは、同位相電力分割器として動作するように構成されたラットレースカプラの例を図示したものである。 図3Cは、180°電力結合器として動作するように構成されたラットレースカプラの例を図示したものである。 図3Dは、同位相電力結合器として動作するように構成されたラットレースカプラの例を図示したものである。 図4は、2つの信号の電力平準化および位相補正を実行するための装置を図示したものである。 図5は、パルスカーバとして動作する二重駆動MZMを駆動するために使用される2つの信号の電力平準化および位相補正を実行するプロセスを図示したフローチャートである。
2つのハイブリッドカプラの組み合わせは、電力平準化と2つの信号の歪み補正を実行するための手段を提供することができることが、認識されている。
ハイブリッドカプラは、電力結合および/または平準電力分割(3−dB)を実行することができる4ポートディレクショナルカプラであるとともに、90°(角度)すなわち直角ハイブリッドと180°ハイブリッドの2種類に分類できる。90°ハイブリッドカプラの入力のいずれか1つに印加された信号は、90°位相の異なる2つの等振幅信号(例えば直角に分離されたもの)になる。90°ハイブリッドカプラは2つの入力信号を加算するために使用することもできる。
180°ハイブリッドカプラは、入力ポートとして使用されるポートに依存して、入力を2つの同位相の等振幅の出力に分割するために、または入力を2つの180°位相の異なる等振幅の出力に分割するために使用することができる。180°ハイブリッドカプラは、前記2つの入力の和および差を同時に出力するために使用することもできる。
180°ハイブリッドリングまたはラットレースカプラは、2つの同位相の信号を加算するために、またはπラジアン(180°)の位相偏移をされた2つの信号を加算するために、または2つの出力の間に位相の違いが発生しないように入力信号を等しく分割するために、または2つの出力の間にπラジアン(180°)の位相の差があるように入力信号を等しく分割するために使用することができる4ポートディレクショナルカプラである。
図2はラットレースカプラを図式的に図示したものである。前記ラットレースカプラは、
波長(λ)の円周の長さの中央導電リング200と、λ/4間隔で前記リングの上半分周辺に配置された、4つのアーム/ポート201、202、203、204とを有する。前記リングの下半分の長さは、3λ/4である。前記ポートと前記リングの接合部で、いずれか1つの前記ポートで発生する信号は、1つの成分は前記リングの周りを時計回りに巡回し、もう1つの成分は前記リングの周りを反時計回りに巡回する2つの等しい成分に分解される。
1つの信号しか供給されなかった場合、前記成分のそれぞれは、リングから前記信号の出力された場所から最も近い前記ポートへと巡回する。そのことにより、前記入力ポートに隣接したポートは、等しい電力の出力信号を供給する。しかしながら、前記入力ポートに依存して、前記信号は同位相になるかまたはπラジアン(180°)異なる位相になる。残った離れたポートでは、前記2つの成分はπラジアン(180°)異なる位相で到着したとき、前記離れたポートから出力は得られないような弱めあう干渉が発生する。そのため前記離れたポートは、隔離されたといわれる。そのため、このような構成の前記ラットレースカプラは電力分割器として動作する。
ラットレースカプラの別のポートに2つの入力が供給される場合、それらの入力のそれぞれは、前記リングの周りを別方向に巡回する2つの等しい成分に分割される。1つの前記中間のポートでは、第一の前記入力の1つの時計回りの成分は前記第二の入力の反時計回りの成分と出会う。別の前記中間のポートでは、前記第一の入力の反時計回りの成分は、前記第二の入力の時計回りの成分と出会う。前記中間のポートの1つでは、前記成分は同位相になるとともに、そのために前記2つの入力信号の和がそのポートで出力されるような、強め合う干渉が発生する。別の中間のポートでは、前記成分は異なる位相になるとともに、そのためにそのポートから何の出力も得られないような弱めあう干渉が発生する(例えば、前記ポートは隔離されている)。前記ポートが隔離されていることおよび前記ポートが和を出力することは、2つの信号が同位相かπラジアン(180°)位相が異なるかのどちらであるかに依存する。図3Aから図3Dは、前記ラットレースカプラの4つの可能なポートの構成および前記結果により生じる出力を図示している。
図4は、2つのハイブリッドリングカプラ401,402を有する2つの信号の電力平準化および位相補正のための装置400を図示したものである。前記第一ラットレースカプラ401は、2つの信号を加算するための電力結合器として動作するように構成される。前記第一ラットレースカプラは、前記第二ラットレースカプラ402の入力として出力を供給するようにも構成される。前記第二ラットレースカプラ402は、πラジアン(180°)位相の異なる等しい電力の2つの出力信号へ入力信号を分割する、電力分割器としても動作するように構成される。
図4に図示されるように、前記第一のラットレースカプラ401の約半分の位置に配置された前記第一のポート403には、入力として第一の前記2つの駆動信号(Vin-)が供給される。前記第二のポート404は、50オームの抵抗を経て接地に接続される。前記第三のポート405には、第二の前記2つの駆動信号(Vin+)が入力として供給される。前記第四の、かつ最後のポート406は、前記第二ラットレースカプラ402の入力ポートに接続される。前記第一ラットレースカプラは、したがって、前記第一のポート403と前記第三のポート405との前記入力を加算するように構成され、この和は前記第四のポート406の出力(Vout1)となる。前記第三のポートは、隔離されている。
前記第二ラットレースカプラ402の約半分の位置に配置された前記第一のポート407には、前記第一ラットレースカプラの出力(Vout1)が入力として供給される。前記第二のポート408は、第一出力(Vout+)を供給する。前記第三のポート409は、50オームの抵抗を経て接地に接続される。前記第四の、かつ最後のポート410は、第二出力(Vout-)を供給する。前記第二ラットレースカプラは、前記第一ポート407の前記第一ラットレースカプラから受信した前記入力(Vout1)を等しく分割し、分割された信号のそれぞれは、前記第二のポート408および前記第四のポート410それぞれの出力となる。前記第三のポート409は隔離されている。
等しい電力かつ逆位相を持つ2つの信号(例えば、完全な差動信号)が供給された場合に前記二重ラットレース構造の前記動作を考慮すると、これらの信号は以下のように表される。
ここで、Vは
であるような信号の振幅であり、ωは角振動数であり、θは
であるような位相である。ここで、これらの2つの信号は、前記第一ラットレースカプラの前記第一のポート403および前記第三のポート405への入力として供給されるとき、前記第一ラットレースカプラ401は、前記第四のポート406に前記2つの信号の和を出力する。
この出力信号は、前記第二ラットレースカプラ402の前記第一のポート407への入力として供給される。前記第二ラットレースカプラ402は、前記信号の等振幅で逆位相の2つの信号への3dBの分割を実行し、その結果前記第二のポート408および第四のポート410の前記出力は次のように得られる。
ここで、
である不完全な差動信号が供給される場合前記二重ラットレース構造の前記動作を考慮すると、前記第四のポート406からの前記第一ラットレースカプラ401の前記出力は、次のようになる。
ここで、Vsum は、前記2つの信号のバランス状態の成分の和である。前記2つの信号の前記アンバランス状態の振幅および位相の成分は、隔離されたポート404によって接地へ流れる。前記出力信号は、さらにまた入力として前記第一のポート407によって前記第二ラットレースカプラ402へ供給される。前記第二ラットレースカプラ402は、前記信号の等振幅で逆位相な2つの信号への3dBの分割を実行し、その結果前記第二のポート408および前記第四のポート410上の前記出力は、次のように与えられる。
の前記アンバランス状態の成分は、フィルタされ接地へ流れるため、最終的な出力電力は、2つのバランス状態の差動信号を使用して生成される場合よりも低くなる。しかしながら、これらの出力は、等振幅かつπラジアン(180°)位相の異なる出力である。この二重ラットレース構造は、そのため、高周波数の差動信号の電力平準化と位相補正を供給し、その結果、入力信号間の完全ではない180°位相の差異は、前記出力において補正されるとともに前記2つの出力の電力は操作上の帯域幅の範囲内で平均される。これは特に、RZ変調のためにパルスカーバを駆動するために高周波数の差動信号が必要になる40Gbpsおよび100GBPSの光学伝送システムにとって重要なことである。前記パルスカーバ103は、そのため、電力平準化とクロックソース110から受信した前記駆動信号の差動位相回復とを実行するための装置400も有する。
さらにまた、この二重駆動ラットレース構造は、パッシブ状態であるとともに、伝送線の一部として配置され、そのため電力平準化と歪み補正のための増幅器を使用した回路と比較すると部品製造のコストを著しく減少させる。加えて、今でも回路上に差動増幅器またはパルスカーバのアームそれぞれに増幅器を用いることによる製造コスト削減処置がとられているが、増幅器は前記第一ラットレースカプラと前記第二ラットレースカプラの間のトラック上に形成することもできる。
図5は、パルスカーバとして二重駆動MZMが駆動するために使用される2つの信号の電力平準化および位相補正を処理するプロセスを図示したフローチャートである。実行されるステップは以下の通りである。
A1:クロックソースは2つの駆動信号を生成する。しかしながら、前記2つの駆動信号は、それらは等しい電力ではなくかつ正確に位相が180°異なってもいないため、それらが使用される前に電力平準化と位相補正が必要となる。
A2:前記第一のポート403と前記第三のポート405に、電力結合器として動作するように構成された第一ラットレースカプラ401の入力として、前記駆動信号は供給される。
A3:前記第一ラットレースカプラ401は、前記2つの駆動信号のバランス状態の成分を加算する。前記2つの駆動信号のアンバランス状態の振幅および位相の成分は、前記隔離されたポート404を通じて接地へ流れる。
A4:前記第一ラットレースカプラ401は、前記第四のポートに、前記第二ラットレースカプラ402の入力として前記バランス状態の成分の和を出力する。
A5:前記第二ラットレースカプラ402は、等しい電力でπラジアンだけ位相の異なる2つの出力信号へ前記前記入力信号を分割する。
A6:前記第二ラットレースカプラ402は、前記第二のポート408および前記第四のポート410それぞれに前記2つの出力信号を出力する。
A7;前記2つの駆動信号は、この時、等しい電力で180°位相の異なるような歪みの無い状態であり、パルスカーバとして動作する二重駆動MZMを駆動するために使用される。
本発明は上述のように好ましい実施形態に関して記載されたが、これらの実施形態は例示のみであることが理解されるべきである。当業者は、添付の請求の範囲に含まれるものとして考慮される記載の見地から修正および変更が可能である。例えば、上記の実施形態が2つのラットレースカプラを使用するとはいえ、電力結合器として動作するとともに第二ハイブリッドカプラの入力としてその出力を供給するように構成された第一ハイブリッドカプラと、入力を等振幅の出力へ分割するための電力分割器として動作するように構成された前記第二ハイブリッドカプラによって供給されるどんな2つのハイブリッドカプラを使用しても、前記発明の目標は実現可能である。本明細書中に記載または図示された各特徴は、ここに記載または図示された他のいくつかの特徴を単独あるいはどのように適切に組み合わせたにせよ、発明の範囲に取り入れられる。
100 RZ−DQPSKトランスミッタ
101 ソース
102 DQPSKモジュレータ
103 パルスカーバ
104 スプリッタ
105、106 位相モジュレータ
107 カプラ
108 直角位相モジュレータ
109 プリコーダ
110 クロックソース
200 中央導電リング
201、202、203、204 アーム/ポート
400 2つの信号の電力平準化および位相補正のための装置
401、402 ハイブリッドリングカプラ
403、404、405、406、407、408、409、410 ポート

Claims (15)

  1. パルスカーバであって、
    二重駆動マッハツェンダモジュレータ(Mach Zehnder modulator, MZM)と、
    2つの信号の電力平準化および位相補正を実行するための装置であって、前記装置は、
    電力結合器として動作するように構成された第一ハイブリッドカプラと、
    電力分割器として動作するように構成された第二ハイブリッドカプラとを有し、
    前記装置は、前記第二ハイブリッドカプラへの入力として前記第一ハイブリッドカプラの出力を供給するように構成されるとともに、
    前記装置は、前記MZMを駆動するために2つの信号を供給するように構成された、前記装置と、
    を有するパルスカーバ
  2. 請求項1に記載のパルスカーバであって、前記第一ハイブリッドカプラは、2つの入力信号を加算するとともに前記2つの入力信号の和を前記第二ハイブリッドカプラへと出力するように構成されることを特徴とするパルスカーバ
  3. 請求項1または請求項2に記載のパルスカーバであって、前記第二ハイブリッドカプラは、入力信号を同じ強さの2つの出力信号へと分割するように構成されることを特徴とするパルスカーバ
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のパルスカーバであって、前記第一ハイブリッドカプラは、180°位相の異なる2つの入力信号を加算するように構成されることを特徴とするパルスカーバ
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のパルスカーバであって、前記第二ハイブリッドカプラは、入力信号を180°位相の異なる2つの信号へ分割するように構成されることを特徴とするパルスカーバ
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のパルスカーバであって、前記第一ハイブリッドカプラおよび前記第二ハイブリッドカプラの一方あるいは両方は、180°ハイブリッドカプラであることを特徴とするパルスカーバ
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のパルスカーバであって、前記第一ハイブリッドカプラおよび前記第二ハイブリッドカプラの一方あるいは両方は、ラットレースカプラであることを特徴とするパルスカーバ
  8. パルスカーバの動作方法であって、
    2つの信号の電力平準化および位相補正を実行するためのステップであって、前記ステップは、
    前記2つの信号を入力として電力結合器として動作するように構成された第一ハイブリッドカプラへ供給するステップと、
    前記第一ハイブリッドカプラの出力を電力分割器として動作するように構成された第二ハイブリッドカプラへ供給するステップと、
    を有する、ステップと、
    二重駆動マッハツェンダモジュレータ(MZM)を駆動するために前記2つの信号を使用するステップと、
    を有する方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、前記第一ハイブリッドカプラは、前記2つの信号を加算するとともに前記第二ハイブリッドカプラへ前記2つの信号の和を出力することを特徴とする方法。
  10. 請求項8または請求項9に記載の方法であって、前記第二ハイブリッドカプラは、前記第一ハイブリッドカプラの出力を分割するとともに同じ強さの2つの信号を出力することを特徴とすること特徴とする方法。
  11. 請求項8から請求項10のいずれか一項に記載の方法であって、前記第二ハイブリッドカプラは、前記第一ハイブリッドカプラの出力を180°位相の異なる2つの信号へ分割することを特徴とする方法。
  12. 請求項8から請求項11のいずれか一項に記載の方法であって、前記第一ハイブリッドカプラおよび前記第二ハイブリッドカプラの一方あるいは両方は180°ハイブリッドカプラであることを特徴とする方法。
  13. 請求項8から請求項12のいずれか一項に記載の方法であって、前記第一ハイブリッドカプラおよび前記第二ハイブリッドカプラの一方あるいは両方はラットレースカプラであることを特徴とする方法。
  14. ゼロ復帰(Return-to-Zero, RZ)データ信号を生成するトランスミッタであって、前記トランスミッタは、
    搬送波信号を生成するためのソースと、
    前記搬送波信号上へデータを符号化することによってデータ信号を生成するためのデータモジュレータと、
    前記搬送波信号または前記データ信号のいずれかをRZ変調を実行するための請求項に記載の前記パルスカーバと、
    を有するトランスミッタ。
  15. ゼロ復帰(RZ)データ信号を生成する方法であって、前記方法は、
    搬送波信号上へデータを符号化するために前記搬送波信号の変調を実行することによってデータ信号を生成するステップと、
    請求項に記載の前記方法の動作をするパルスカーバを使用して前記搬送波信号または前記データ信号のいずれかのRZ変調を実行するステップと、
    を有する方法。
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