JP5606376B2 - 火災報知設備 - Google Patents
火災報知設備 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5606376B2 JP5606376B2 JP2011079495A JP2011079495A JP5606376B2 JP 5606376 B2 JP5606376 B2 JP 5606376B2 JP 2011079495 A JP2011079495 A JP 2011079495A JP 2011079495 A JP2011079495 A JP 2011079495A JP 5606376 B2 JP5606376 B2 JP 5606376B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fire
- resistor
- current
- receiving
- sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Fire Alarms (AREA)
Description
しかしながら、感知器回線に流せる電流を制限すると、その制限量が大きい場合、感知器回線の線間容量により制御信号が劣化するという問題点があった。
図1は、本発明の実施の形態1における火災報知設備(P型)を示す概略構成図である。
図1に示すように、火災受信機10に感知器回線1を介して複数の火災感知器30が接続しており、その感知器回線1の終端には終端抵抗25が設けられている。なお、火災感知器30は複数でなくても、少なくとも一つあればよく、設置環境等により異なる。また、1つの感知器回線1しか図示していないが、火災受信機10は、複数の感知器回線1を備えている。
火災受信機15は、信号線2を介して、各種の端末機器が接続されている。端末機器としては、光電式アナログ感知器31、熱アナログ感知器32、アドレッサブル発信機33、感知器用中継器11(本発明における中継器),ベル用中継器12、および防排煙制御用中継器13などが接続されていて、火災受信機15は、端末機器と通信をしている。
ベル用中継器12には火災時に動作するベル40が接続されている。また、防排煙制御用中継器13には、火災時に動作する防火戸50、排煙機51、シャッタ52、およびたれ壁53が接続されている。
図3(a)に示すように火災受信機10は、制御部100を備えており、送受信部71を介して火災感知器30に接続している。火災感知器30は、図3のように並列に接続されており、終端抵抗25も火災感知器30と並列に接続している。
平常状態において火災受信機10は、上述のようにコンパレータ70で閾値電圧と入力電圧とを比較することで感知器回線1が断線していないか、火災が発生したかどうかを監視している。
火災と断線の監視は、閾値電圧を断線閾値電圧と火災閾値電圧とで切り換えて交互に行っている。断線閾値電圧は、終端抵抗25のみに電流が流れたときに受信抵抗20で変換される電圧よりも低く設定されていて、火災閾値電圧は、終端抵抗25および火災感知器30(感知器回線1に接続できる最大の個数)の電流が流れたときに受信抵抗20で変換される電圧よりも高く設定されている。
断線閾値電圧に切り換えて断線を監視する際には、感知器回線1が正常であれば、終端抵抗25に電流が流れるため受信抵抗20で変換される電圧は、断線閾値電圧を超える。そのため、コンパレータ70の出力はオンしている。
断線した場合、終端抵抗25に電流が流れなくなるので、受信抵抗20で変換される電圧は低下して、コンパレータ70への入力電圧は低下する。その電圧が、断線閾値電圧以下となった場合、コンパレータ70の出力が反転(オフ)して制御部100に入力され、制御部100は断線が発生したことを検知する。
火災が発生した場合、火災感知器30の制御部30bは、トランジスタ30cをオンしてツェナーダイオード30dに電流を流し低インピーダンス状態となり、発報電流(監視中よりも多くの電流)を感知器回線1に流す。
発報電流が流れると、受信抵抗20で変換される電圧が大きくなり、コンパレータ70に入力される電圧が監視中より大きくなる。その電圧が、火災閾値電圧を超えた場合、コンパレータ70の出力が反転(オン)して制御部100に入力され、制御部100は火災が発生したことを検知する。
そして、火災受信機15は、火災を検知した場合、火災警報を行うとともに、例えばベル用中継器12に制御信号を送信してベル40を鳴動させる。また、防排煙制御用中継器13に制御信号を送信して、防火戸50等を作動させて延焼を防ぐ等の動作を行う。
火災受信機10の送受信部71は、複数接続されている火災感知器30の状態を収集するために、何台かを1つのグループとして火災感知器30に制御信号を出力する。火災感知器30は、その制御信号に従い動作を行うとともに、トランジスタ30cのオンオフ動作により自己の状態を返送する。この動作は、火災状態と監視状態の信号を繰り返すことと同様であるが、例えば予め火災受信機10の信号の出力時(後述する起動パルス出力時)通信中のモードに切り替えておくことで火災と混同しないように制御して、火災受信機10の制御部10は、コンパレータ70の出力により火災感知器30の返送を受信する。
火災感知器30には、個別のアドレスが付与されており、火災受信機10は、そのアドレスに基づいて火災感知器30をグループ化して、15アドレス単位で、火災感知器30のデータを収集する。データ収集時は、起動パルス、基準パルス及びコマンドCM1を送出する。
データ収集を開始する際、まず起動パルスを送出し、次に基準パルスを送出する。火災報知設備は、この基準パルスが送られた時点で、通信中の状態に切り替わる。基準パルスは、伝送上のパルス間隔の基本長(例えば4ms)となるパルスであり、その間隔は立下りエッヂ間隔(ハイ(Hi)からロー(Lo)への変化タイミングと、次のハイからローへの変化タイミングの間)である。
また、本実施の形態1の火災報知設備の通信方式は、上記のものに限られず、火災受信機10と火災感知器30との間の信号(火災検出を含む)伝送をオンオフ信号により行うものであればよい。例えば、パルス幅ではなくパルス間隔で信号の種類を区別するものであってもよい。
受信抵抗20の抵抗値が大きすぎると 火災感知器30と終端抵抗25の電流が流れたときに受信抵抗20で変換された電圧が大きくなり、感知器回線1の電圧(C−L端子間電圧)が低くなってしまうため、火災感知器30の動作が不安定になる。しかしながら、受信抵抗20の抵抗値を小さくしすぎると発報電流が大きくなりすぎるので、複数の感知器回線1で発報電流が流れた場合であっても火災受信機10が正常に動作できるように、例えば電源が電池であった場合に大容量の電池が必要になる。そのため、受信抵抗20は、火災感知器30の動作が不安定にならない範囲でできるだけ大きな抵抗値のものを選ぶ必要がある。
上記のように監視中は、受信抵抗20の抵抗値を大きくするが、通信時において抵抗値が大きな場合には、感知器回線1の電圧を変化させようとしたとき、感知器回線1の線間容量に蓄積された電荷の放電および蓄積が受信抵抗20により阻害されるため、制御部100はトランジスタ60のベースに与える電圧をオンにして第二の受信抵抗22に電流が通過しないようにして、第一の受信抵抗21にのみ電流が流れるようにして受信抵抗20の抵抗値を小さくする。
なお、本実施の形態1ではスイッチング素子としてトランジスタ60を用いているが、FET又はIGBTなど、第二の受信抵抗22の短絡ができ、オンオフ制御が可能なものであればよい。
図6(a)は、受信抵抗20の抵抗値が小さく電流の制限量が少ない状態であり、(b)は、受信抵抗20の抵抗値が大きく電流制限量が大きい状態である。
一方、制御部100がトランジスタ60をオフにすることで受信抵抗20の抵抗値を大きくして、電流制限量を増加させて感知器回線1に流せる電流を減少させた状態で通信を行うと、図6(b)のような矩形ではない劣化した電圧信号になる。図6(b)のパルス幅は、図6(a)と比べてばらつきが多く、例えばB1とB2とは異なるパルス幅である。そのため図5で示したようにパルス幅で信号の種類を判定する際に正常な判定ができないことがある。また、このことは、パルス間隔で信号の種類を判定する通信を行う場合も同様である。
また、仮に、図6(b)のような電圧信号を用いて、正常な通信をしようとした場合、パルス幅のばらつきの影響を少なくするため、パルス幅を広げて劣化の影響を少なくする必要がある。そのため、通信速度を落とさなければならない。火災感知器30の数が多い場合は、高速の通信が必要となるので、特に上記のような制御信号の劣化を少なくすることが望ましい。
また、感知器回線1の線間容量に蓄積された電荷を早急に減らし、または早急に蓄積することができるので、制御信号が劣化しないという効果を奏することができる。また、火災感知器30の通信動作が不安定になることを抑制できる。
また、本実施の形態1の火災報知設備は、従来と比べ受信抵抗22及びトランジスタ60を増加しただけの構成であるため、上記効果を奏するためのコストの増加が少ないという特徴を有する。
次に、電流制限手段として用いられる受信抵抗20に異なる構成を用いた例について説明する。
図7は、本発明の実施の形態2における火災報知設備の回路図である。なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
電流制限手段として実施の形態1、2と別の構成を用いた例について説明する。
図8は、本発明の実施の形態3における火災報知設備の回路図である。なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
Claims (5)
- 火災を感知した際にスイッチングして感知器回線に発報電流を流すオンオフ型の火災感知器と、
前記火災感知器に感知器回線を介して接続され、感知器回線に制御信号を出力して前記火災感知器に所定の動作を行わせる火災受信機または中継器と、
を備える火災報知設備において、
前記火災受信機または中継器は、前記制御信号を出力してから前記火災感知器からの返送が終了するまでの通信中には、通信中ではないときよりも電流制限量を低減させて前記感知器回線に流す電流を多くする電流制限手段を備えたことを特徴とする火災報知設備。 - 前記電流制限手段は、前記感知器回線に流れる電流を電圧に変換する受信抵抗を含むことを特徴とする請求項1に記載の火災報知設備。
- 前記受信抵抗は、複数直列に接続され、
少なくとも一つの前記受信抵抗には、当該受信抵抗と並列にスイッチング素子が接続され、
前記火災受信機または中継器は、
通信中には、通信中ではないときよりもオン状態の前記スイッチング素子を多くし、前記受信抵抗の抵抗値を低下させて前記電流制限量を低減させることを特徴とする請求項2に記載の火災報知設備。 - 前記受信抵抗は、複数並列に接続され、
少なくとも一つの前記受信抵抗には、当該受信抵抗と直列にスイッチング素子が接続され、
前記火災受信機または中継器は、
通信中には、通信中ではないときよりもオン状態の前記スイッチング素子を多くし、前記受信抵抗の抵抗値を低下させて前記電流制限量を低減させることを特徴とする請求項2に記載の火災報知設備。 - 前記電流制限手段は、前記火災受信機または中継器と前記火災感知器との間の前記感知器回線に設けられた定電流回路であることを特徴とする請求項1に記載の火災報知設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011079495A JP5606376B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 火災報知設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011079495A JP5606376B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 火災報知設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012215975A JP2012215975A (ja) | 2012-11-08 |
JP5606376B2 true JP5606376B2 (ja) | 2014-10-15 |
Family
ID=47268701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011079495A Active JP5606376B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 火災報知設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5606376B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016149029A (ja) * | 2015-02-12 | 2016-08-18 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 自動火災報知システムの子機、親機、およびそれを用いた自動火災報知システム |
JP6646835B2 (ja) * | 2016-01-19 | 2020-02-14 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 親機、及び自動火災報知システム |
JP7213100B2 (ja) * | 2019-01-31 | 2023-01-26 | ニッタン株式会社 | 電子機器 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH074716Y2 (ja) * | 1987-05-29 | 1995-02-01 | ホーチキ株式会社 | 火災感知器 |
JPH0224804A (ja) * | 1988-07-13 | 1990-01-26 | Mitsubishi Electric Corp | 磁気記録再生装置 |
JP2719463B2 (ja) * | 1991-07-25 | 1998-02-25 | 松下電工株式会社 | 火災受信装置 |
JP2005044305A (ja) * | 2003-07-25 | 2005-02-17 | Matsushita Electric Works Ltd | 火災受信機及び火災監視システム |
JP2005351919A (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Nikon Corp | 波長変換光学系、レーザ装置、及びマスク欠陥検査装置 |
JP2005352919A (ja) * | 2004-06-11 | 2005-12-22 | Hochiki Corp | 火災報知システム |
JP4683474B2 (ja) * | 2005-08-29 | 2011-05-18 | ホーチキ株式会社 | 火災報知設備 |
-
2011
- 2011-03-31 JP JP2011079495A patent/JP5606376B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012215975A (ja) | 2012-11-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5606376B2 (ja) | 火災報知設備 | |
GB2336455A (en) | Detecting device and alarm system | |
KR100877420B1 (ko) | 감지기의 상태를 감시하는 화재 관리 시스템의 중계기 및그의 화재 관리 방법 | |
JP4989094B2 (ja) | 火災報知設備 | |
JP2017130048A (ja) | 火災受信機及びそれを用いた防災システム | |
JPH02121098A (ja) | 火災報知装置 | |
JP3157422B2 (ja) | オン・オフ型感知器およびp型監視システム並びに異常監視方法 | |
JP5067900B2 (ja) | 火災報知システム | |
JP4308036B2 (ja) | 火災報知システム | |
JP5037647B2 (ja) | 火災報知システム | |
JP5129063B2 (ja) | 監視システム及び電流変動抑制装置 | |
JP4740547B2 (ja) | 火災報知システム | |
JP2005352919A (ja) | 火災報知システム | |
JP2006065552A (ja) | 火災報知システム | |
JP5865650B2 (ja) | 端末機器 | |
JP6618003B2 (ja) | 自動火災報知システムの子機、親機、およびそれを用いた自動火災報知システム | |
JP4729272B2 (ja) | 火災報知システム | |
JP4789235B2 (ja) | 火災感知器 | |
JP4456895B2 (ja) | 火災報知システム | |
JP4699707B2 (ja) | 火災報知システム | |
JP4615905B2 (ja) | 火災報知システム | |
JPH06301876A (ja) | 防災監視装置 | |
JP4090037B2 (ja) | 火災報知設備 | |
JP4618668B2 (ja) | 火災報知システム | |
JP7270351B2 (ja) | 火災報知システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130919 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140513 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140710 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140819 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20140826 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5606376 |