JP5605471B2 - 無線通信システム、基地局装置、端末装置、及び無線通信システムにおける無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、基地局装置、端末装置、及び無線通信システムにおける無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システム、基地局装置、端末装置、及び無線通信システムにおける無線通信方法に関する。
LTE‐A(LTE-Advanced)システムでは、CoMP(Coordinate Multi Point access)による無線通信が検討されている(例えば、以下の非特許文献1、2)。
CoMPは、例えば、端末が複数の基地局(またはセクタ)と通信可能な領域に位置するとき、各基地局がMIMO(Multiple Input Multiple Output)を用いて異なるデータを端末に送信することにより実行される。
一方、LTEなどの無線通信システムにおいて、基地局は送信データに対してスクランブリング処理を行う(例えば、以下の非特許文献3、4)。例えば、基地局は、送信データb(0),...,b(Mbit−1)とスクランブリングコードc(i)とを加算し、「2」の剰余(Modulo)を演算することで、スクランブルを実施する。すなわち、
Figure 0005605471
となる。ここで、スクランブルコードc(i)は長さ「31」のゴールド符号であり、以下の生成多項式で求められる。
Figure 0005605471
Figure 0005605471
Figure 0005605471
ここで、
Figure 0005605471
であり、更に、スクランブルコードc(i)の初期値は以下で与えられる。
Figure 0005605471
すなわち、スクランブルコードc(i)の初期値は、端末番号
Figure 0005605471
、(物理)セル(またはセクタ)番号
Figure 0005605471
、及びスロット番号
Figure 0005605471
で決まる値である。
なお、この種の従来技術として、例えば、移動局から通知された受信品質に基づいて、移動局に対して送信する送信セクタを少なくとも2つ選択し、移動局に対して送信割り当てを行う送信割り当て手段と、送信セクタからセクタ識別のための同じスクランブリングコードを使用して移動局に送信する送信手段を備える制御装置等が開示される(例えば、以下の特許文献1)。
また、例えば、基地局固有スクランブリングコードを生成する基地局固有スクランブル生成部と、セクタ固有の直交系列を生成するセクタ固有直交系列生成部と、物理チャネル毎のソフト合成の要否に基づいて、前記基地局固有スクランブリングコードと前記セクタ固有直交系列の乗算の要否を制御する乗算制御部とを備える基地局装置等が開示される(例えば、以下の特許文献2)。
特開2006‐311475号公報 特開2008‐92379号公報
R1-084203 3GPP TS 36.210 V8.6.0 3GPP TS 36.211 V8.2.0 R1-081229
上述したようにスクランブルコードの初期値は、端末番号、セル番号、及びスロット番号から決定されるが、端末番号はセル毎に基地局により設定され、セル番号もセル毎に異なる。また、スロット番号もセル間で異なる番号となる場合もある。従って、異なるセルから端末に対してCoMP送信を行う場合、スクランブルコードの初期値はセルごとに異なる値となる。よって、各基地局と端末は、異なるスクランブルコードを作成し、これを用いてスクランブリング及びデスクランブリングの処理を行うことになる。従って、各基地局及び端末は処理が複雑になり、さらに消費電力も大きくなる。
また、特許文献1及び2に記載されたものは、2つのセクタから異なるデータが送信される場合については開示されていない。特許文献1に記載されているように、同じスクランブルコードを使用して、2つのセクタから異なるデータが送信された場合、移動局は2つの信号を受信するが、これらの2つの信号は混信し、2つのセクタから送信されたデータを識別できないからである。
そこで、本発明の一目的は、端末装置または基地局装置において処理の軽減を図るようにした無線通信システム、基地局装置、端末装置、及び無線通信システムにおける無線通信方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、端末装置または基地局装置において消費電力の削減を図るようにした無線通信システム等を提供することにある。
一態様によれば、1または複数のセルまたはセクタを夫々有する第1及び第2の基地局装置と、端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、前記第1及び第2の基地局装置は、前記セルまたは前記セクタ毎に夫々異なる第1及び第2の送信データを前記端末装置に夫々送信するとき、共通のスクランブルコードを用いて前記第1及び第2の送信データを夫々スクランブル処理する処理部と、前記スクランブル処理された前記第1及び第2の送信データを夫々前記端末装置に送信する送信部とを夫々備え、前記端末装置は、前記第1及び第2の送信データを受信し、前記共通のスクランブルコードを用いて前記第1及び第2の送信データをデスクランブル処理する受信部とを備える。
また、他の態様によれば、1または複数のセルまたはセクタを夫々有する第1及び第2の基地局装置と、端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、前記端末装置は、前記セルまたは前記セクタ毎に夫々異なる第1及び第2の送信データに対して、共通のスクランブルコードを用いてスクランブル処理する処理部と、前記スクランブル処理された前記第1及び第2の送信データを夫々前記第1及び第2の基地局装置に送信する送信部とを備え、前記第1及び第2の基地局装置は、前記第1及び第2の送信データを受信し、前記共通のスクランブルコードを用いて前記第1及び第の送信データに対してデスクランブル処理を行う受信部を夫々備える。
端末装置または基地局装置において処理の軽減を図るようにした無線通信システム、基地局装置、端末装置、及び無線通信システムにおける無線通信方法を提供することができる。また、端末装置または基地局装置において消費電力の削減を図るようにした無線通信システム等を提供することができる。
図1は無線通信システムの構成例を示す図である。 図2は下り方向における無線通信システムの構成例を示す図である。 図3はマスタ基地局装置の構成例を示す図である。 図4はスレーブ基地局装置の構成例を示す図である。 図5は端末装置の構成例を示す図である。 図6はスクランブルコード作成部の構成例を示す図である。 図7は動作例を示すフローチャートである。 図8は動作例を示すフローチャートである。 図9は上り方向における無線通信システムの構成例を示す図である。 図10はマスタ基地局装置の構成例を示す図である。 図11はスレーブ基地局装置の構成例を示す図である。 図12は端末装置の構成例を示す図である。 図13は動作例を示すフローチャートである。 図14は動作例を示すフローチャートである。 図15は端末装置の構成例を示す図である。 図16は端末装置の構成例を示す図である。 図17は基地局装置の構成例を示す図である。
本発明を実施するための形態について以下説明する。図1は無線通信システム10の構成例を示す図である。無線通信システム10は、2つの基地局装置(eNB:evolved Node_B、以下「基地局」)100‐1,100‐2と、端末装置(UE:User Equipment、以下「端末」)200とを備える。基地局100‐1,100‐2は異なるデータを送信し、端末200はこれを受信する(下り方向)。また、端末200は異なるデータを基地局100‐1,100‐2に送信することもできる(上り方向)。基地局100‐1,100‐2と端末200はともに所謂CoMP通信を行うことができる。以下では、下り方向(第1の実施例)と上り方向(第2の実施例)に分けて説明する。なお、3GPPにおいて「セル」は、所謂「セクタ」と同内容で定義されており、以下の実施例でも特に断らない限り、「セル」=「セクタ」として説明する。
<第1の実施例>
まず、下り方向について説明する。図2は下り方向における無線通信システム10の構成例を示す図である。2つの基地局100‐1,100‐2のうち、基地局100‐1はマスタ基地局、基地局100‐2はスレーブ基地局である。マスタ基地局100‐1は、例えばCoMP送信を実施する前に端末200と接続中の基地局であり、スレーブ基地局100‐2は例えばCoMP送信を実施する基地局である。マスタ基地局100‐1は制御信号を端末200に送信する。端末200は、制御信号に基づいて、マスタ基地局100‐1とスレーブ基地局100‐2から送信された、異なる送信データ(DSCH)を受信する。
<マスタ基地局の構成例>
第1の実施例におけるマスタ基地局100‐1の構成例について説明する。図3はマスタ基地局100‐1を示す図である。
マスタ基地局100‐1は、アンテナ101と、受信無線部102と、復調・復号部103と、接続要求信号抽出部104と、無線回線制御部105と、セル情報信号作成部106と、CoMP通信要求信号抽出部107と、CoMP通信実施判定及び制御部(以下、「制御部」)108と、無線回線品質情報抽出部109と、スケジューラ110と、制御信号作成部111と、スクランブリングコード作成部112と、送信データバッファ113と、符号化・変調部114と、送信無線部115とを備える。
アンテナ101は、端末200との間で無線信号を送受信する。
受信無線部102は、アンテナ101で受信した無線信号を受信信号として出力する。
復調・復号部103は、受信無線部102から出力された受信信号を復調及び復号を行う。
接続要求信号抽出部104は、復調等された受信信号から接続要求信号を抽出する。接続要求信号は、例えば、端末200がマスタ基地局100‐1との間で回線接続の要求を行うときに使用される信号である。
無線回線制御部105は、接続要求信号抽出部104から接続要求信号を入力すると、例えば内部に保持された複数あるセル番号と端末番号のうちいずれかのセル番号と端末番号を選択して、セル情報信号作成部106及びスクランブリングコード作成部112に出力する。
セル情報信号作成部106は、無線回線制御部105から出力されたセル番号及び端末番号と、スケジューラ110から出力されたスロット番号とからセル情報を作成する。作成したセル情報は、セル情報信号としてCoMP送信を実施する基地局(例えば、スレーブ基地局100‐2)に送信される。また、セル情報信号は端末200に送信するために符号化・変調部114にも出力される。
CoMP通信要求信号抽出部107は、復調・復号部103から出力された受信信号のうちCoMP通信要求信号を抽出する。CoMP通信要求信号は、例えば端末200がCoMP通信を行いたいときに端末200から送信された信号である。
制御部108は、CoMP送信を実施するか否かを判定し、CoMP送信を実施すると判定したとき、CoMP送信実施通知をスレーブ基地局100‐2に通知する。制御部108は、例えば、無線回線品質情報抽出部109から出力された無線回線品質と、スレーブ基地局100‐2から送信された無線回線品質とに基づいてCoMP送信を実施するか否かを判定する。CoMP送信実施通知は、スケジューラ110とセル情報信号作成部106にも出力される。CoMP送信の実施判定の詳細は後述する。
無線回線品質情報抽出部109は、復調・復号部103から出力された受信信号のうち無線回線品質情報を抽出する。無線回線品質情報は、例えば端末200から送信された情報である。
スケジューラ110は、無線回線品質情報抽出部109から出力された無線回線品質情報に基づいて、端末200との下り方向の通信で使用される符号化率、変調方式等を決定する(スケジューリングを行う)。スケジューラ110は決定した符号化率等に関するスケジューリング情報を制御信号作成部111に出力する。また、スケジューラ110は、スケジューリング情報のうち使用周波数とプリコーディング情報とをCoMP制御信号としてスレーブ基地局100‐2に送信し、スロット番号をセル情報信号作成部106とスクランブルコード作成部112に出力する。なお、スケジューラ110は、決定したスケジューリング情報に従って送信データに対する符号化処理等が行われるように符号化・変調部114と送信無線部115とを制御する。
制御信号作成部111は、スケジューラ110から出力されたスケジューリング情報を含む制御信号を作成し、符号化・変調部114に出力する。
スクランブリングコード作成部112は、スケジューラ110から出力されたスロット番号と、無線回線制御部105から出力されたセル番号及び端末番号とに基づいて、スクランブルコードの初期値を作成し、順次スクランブルコードを作成する。スクランブリングコード作成部112の詳細は後述する。
送信データバッファ113は、マスタ基地局100‐1から端末200に送信される送信データを一時記憶する。
符号化・変調部114は、スクランブリングコード作成部112で作成されたスクランブルコードを用いて、送信データバッファ113から出力された送信データをスクランブルし、スクランブル後の送信データをスケジューリング情報に基づいて符号化及び変調する。なお、符号化・変調部114は、セル情報信号作成部106から出力されたセル情報と、制御信号作成部111から出力された制御信号とに対して符号化等の処理を行うが、これらに対してスクランブル処理を行ってもよい。
送信無線部115は、符号化・変調部114から出力された送信データ等に対して、スケジューラ110で作成されたプリコーディング情報に従い送信データ等の重み付けの処理(またはウェイト処理)等が行われる。また、送信無線部115は、例えばパイロット信号(または既知信号)を生成する。送信無線部115からの出力は無線信号としてアンテナ101を介して端末200に送信される。
<スレーブ基地局の構成例>
次に第1の実施例におけるスレーブ基地局100‐2の構成例について説明する。スレーブ基地局100‐2は、マスタ基地局100‐1と同様の構成である。
制御部108は、CoMP通信要求信号抽出部107からCoMP通信要求信号を入力し、さらにマスタ基地局100‐1からCoMP実施通知を受信すると、CoMP実施通知をスケジューラ110に出力する。
スケジューラ110は、無線回線品質情報抽出部109から出力された無線回線品質情報に基づいて下り方向のスケジューリングを行う。また、スケジューラ110は、制御部108からCoMP実施通知を受け取り、マスタ基地局100‐1からCoMP制御信号を受信すると、CoMP送信のためのスケジューリングを行う。スケジューラは、スケジューリングに従い符号化処理等が行われるように符号化・変調部114と送信無線部115を制御する。
スクランブリングコード作成部112は、マスタ基地局100‐1からセル情報を入力し、セル情報に基づいてスクランブルコードの初期値を作成し、順次スクランブルコードを作成する。その詳細は後述する。スクランブリングコード作成部112はマスタ基地局100‐1から通知されたセル情報に基づいてスクランブルコードを作成するため、マスタ基地局100‐1とスレーブ基地局100‐2は同一のスクランブルコードを作成する。作成されたスクランブルコードは符号化・変調部114に出力され、スレーブ基地局100‐2から送信される送信データにスクランブル処理が施される。
<端末の構成例>
次に端末200の構成例について説明する。図5は端末200の構成例を示す図である。
端末200は、アンテナ201と、受信無線部202と、復調・復号部203と、無線回線品質測定及び算出部(以下、算出部)204と、無線回線品質情報作成部205と、セル情報抽出部206と、スクランブリングコード作成部207と、受信制御信号抽出部208と、端末設定制御部209と、受信電力測定部210と、回線接続制御部211と、接続要求信号作成部212と、符号化・変調部213と、送信無線部214と、CoMP通信制御部220と、CoMP通信要求信号作成部221とを備える。
アンテナ201は、各基地局100‐1,100‐2との間で無線信号を送受信する。
受信無線部202は、アンテナ201で受信した無線信号を受信信号として出力する。
復調部・復号部203は、スクランブリングコード作成部207で作成されたスクランブルコードを用いて受信信号をデスクランブルし、端末設定制御部209により設定された復調方式等に従い、受信信号に対して復調及び復号を行う。
算出部204は、マスタ基地局100‐1またはスレーブ基地局100‐2から送信されたパイロット信号等に対して、各無線回線の無線品質を測定する。算出部204は、例えばパイロット信号のSINR(Signal to Interference Noise Ratio:信号対干渉雑音比)等を測定すること無線回線品質を測定する。
無線回線品質情報作成部205は、算出部204から出力された無線回線品質に基づいて、無線回線品質情報を作成する。無線回線品質情報は、例えばCQI(Channel Quality Indicator)などである。作成した無線回線品質情報は符号化・変調部213に出力さ
れる。
セル情報抽出部206は、復調・復号部203から出力された受信信号のうちセル情報を抽出する。抽出したセル情報はスクランブルコード作成部207に出力される。
スクランブリングコード作成部207は、セル情報(セル番号、端末番号、スロット番号を含む)に基づいてスクランブルコードの初期値を作成し、順次スクランブルコードを作成する。スクランブルコード作成部107は、作成したスクランブルコードを復調・復号部203に出力する。
受信制御信号抽出部208は、受信信号のうち制御信号を抽出し、端末設定制御部209に出力する。
端末設定制御部209は、制御信号に含まれるスケジューリング情報に従って、基地局1000‐1,100‐2からの受信データ等を復調、復号等できるように、受信無線部202と復調・復号部203を制御する。
受信電力測定部210は、受信信号のうち、例えば、パイロット信号の受信電力を測定し、測定結果を回線接続制御部211とCoMP通信制御部220に出力する。
回線接続制御部211は、受信電力に基づいて基地局100‐1,100‐2との回線を接続するか否かを決定する。回線接続制御部211は、例えば、受信電力が閾値以上のとき回線接続することを決定し、そうでないとき回線を接続しないことを決定する。回線接続制御部211は、回線接続することを決定したとき、指示信号を接続要求信号作成部212に出力する。
接続要求信号作成部212は、指示信号に基づいて、接続要求信号を作成し、符号化・変調部213に出力する。
CoMP通信制御部220は、受信電力が例えば閾値以上のとき、CoMP通信要求信号の作成指示をCoMP通信要求信号作成部221に出力する。
CoMP通信要求信号作成部221は、CoMP通信制御部220からの指示に基づいてCoMP通信要求信号を作成し、符号化・変調部213に出力する。
符号化・変調部213は、無線回線品質情報、接続要求信号、CoMP通信要求信号等に対して、符号化及び変調処理を施す。
送信無線部214は、符号化等された無線回線品質情報等に対して送信電力の制御等を行い、無線信号としてアンテナ201に出力する。無線回線品質情報等は無線信号として基地局100‐1,100‐2に送信される。
<スクランブルコード作成部の構成例>
次に、マスタ基地局100‐1、スレーブ基地局100‐2のスクランブリングコード作成部112、及び端末200のスクランブリングコード作成部207の構成例について説明する。図6はスクランブリングコード作成部112,207の構成例を示す図であり、既知のゴールド符号生成器である。
スクランブリングコード作成部112,207は、第1及び第2のレジスタ(またはフリップフロップ)112‐1,112‐3と、第1〜第3の排他的論理和回路112‐2,112‐4,112‐5とを備える。
スクランブリングコード作成部112,207は、長さ「31」のゴールド符号(またはスクランブルコード)を生成し、その出力がスクランブルコードc(n)となる。スクランブルコードc(n)の生成多項式は上述した数2〜数4で示される。
<下り方向の動作例>
次に第1の実施例における動作例について説明する。図7及び図8は動作例を示すフローチャートである。なお、端末200は、マスタ基地局100‐1とスレーブ基地局100‐2の双方に通信接続可能な領域に位置しているものとする。
最初に、マスタ基地局100‐1はセル情報等を端末200に報知する(S10)。マスタ基地局100‐1が報知するセル情報には、例えばセル情報信号作成部106で作成されたセル情報(セル番号、端末、及びスロット番号)が含まれてもよい。
次いで、マスタ基地局100‐1は、パイロット信号を送信する(S11)。例えば、パイロット信号はマスタ基地局100‐1の送信無線部115で生成される。
次いで、端末200は受信したパイロット信号等に基づいて通信対象となるセルを選択し(S12)、選択したセルとの間で回線を設定する(S13)。例えば、端末200の受信電力測定部210がパイロット信号の受信電力を測定し、回線接続制御部211が回線の接続を判定することでセル(例えば、マスタ基地局100‐1)を選択する。そして、接続要求信号作成部212は接続要求信号を作成してマスタ基地局100‐1に送信し、回線の設定が行われる。端末200は最初にマスタ基地局100‐1と接続する。
次いで、端末200はマスタ基地局100‐1との無線回線の品質(例えば、CQI)を測定し(S14)、無線回線品質情報をマスタ基地局100‐1に送信する(S15)。例えば、端末200の算出部204がパイロット信号に基づいて無線回線品質を測定し、無線回線品質情報作成部205が無線回線品質情報を作成し、当該情報がマスタ基地局100‐1に送信される。
次いで、マスタ基地局100‐1は、無線回線品質情報に基づいてスケジューリングを行う(S16)。例えば、マスタ基地局100‐1のスケジューラ110が無線回線品質情報抽出部109で抽出した無線回線品質情報に基づいてスケジューリングを行う。
次いで、マスタ基地局100‐1は送信信号処理を行う(S17)。例えば、符号化・変調部114は送信データバッファ113に記憶された送信データを読み出し、スケジューラ110でスケジューリングされた符号化率等により符号化等の処理を行う。また、制御信号作成部111で作成されたスケジューリング情報を含む制御信号についても、符号化・変調部114において符号化等の処理が施される。
次いで、マスタ基地局100‐1は、制御信号と送信データとを端末200に送信する(S18,S19)。
端末200は、制御信号と送信データとを受信すると受信信号処理を行う(S20)。例えば、端末設定制御部209は、受信した制御信号に含まれるスケジューリング情報に従って復調、復号等が行われるように受信無線部202と復調・復号部203を制御する。
次いで、端末200は、スレーブ基地局100‐2から報知されたセル情報等とパイロット信号とを受信する(S21,S22)。そして、端末200は接続基地局としてスレーブ基地局100‐2を選択し(S23)、スレーブ基地局100‐2との間で回線を設定する(S24)。
次いで、端末200と基地局100‐1,100‐2との間でCoMP送信のための処理が行われる。まず、端末200はマスタ基地局100‐1とスレーブ基地局100‐2とからパイロット信号をそれぞれ受信し(S25,S26)、各無線回線の回線品質を測定する(S27)。例えば、端末200の算出部204で各無線回線品質が測定される。なお、このときマスタ基地局100‐1とスレーブ基地局100‐2とからのパイロット信号の識別を容易にするためにマスタ基地局100‐1のセル番号及びスレーブ基地局100‐2の本来のセル番号を基に作成した異なるパイロット信号としてもよい。
次いで、端末200は、測定した各無線回線品質をそれぞれスレーブ基地局100‐2とマスタ基地局100‐1に送信する(S28,S30)。例えば、無線回線品質情報作成部205で各無線回線品質情報が作成されて、当該情報が送信される。
スレーブ基地局100‐2は、端末200から送信された無線回線品質情報をマスタ基地局100‐1に送信する(S29)。例えば、スレーブ基地局100‐2の無線回線品質情報抽出部109は、抽出した端末200との間の無線回線品質をマスタ基地局100‐1に送信する。
次いで、マスタ基地局100‐1は、CoMP送信が可能か否かの判定を行う(S31)。例えば、マスタ基地局100‐1の制御部108は、スレーブ基地局100‐2からの無線回線品質と、CoMP通信要求信号抽出部107で抽出された無線回線品質とが、ともに閾値以上のときCoMP通信可能と判定する。マスタ基地局100‐1からの無線回線品質と比較する閾値と、スレーブ基地局100‐2からの無線回線品質と比較する閾値は、同じでも良いし、異なっていてもよい。なお、制御部108はCoMP送信可能でないと判定したとき、一連の処理を終了する。
次いで、端末200はCoMP送信実施要求をスレーブ基地局100‐2とマスタ基地局100‐1に送信する(S32,S33)。例えば、端末200のCoMP通信制御部220で実施要求の指示を出力し、CoMP通信要求信号作成部221から当該要求信号が送信される。
マスタ基地局100‐1は、CoMP送信可能と判定し(S31)、端末200からCoMP実施要求を受信すると(S33)、CoMP実施通知をスレーブ基地局100‐2と端末200に送信する(S34,S35)。例えば、マスタ基地局100‐1の制御部108は、スレーブ基地局100‐2にCoMP実施通知を送信する。また、例えば、制御部108はスケジューラ110にCoMP実施通知を出力し、スケジューラ110から制御信号としてCoMP実施通知が端末200に送信される。
次いで、マスタ基地局100‐1とスレーブ基地局100‐2は基地局間で同期をとるための処理を行う(S36)。CoMP送信において送信データが同期して端末200に送信されるようにするためである。例えば、マスタ基地局100‐1とスレーブ基地局100‐2との制御部108とが互いに信号の送受信を行い位相同期させることで同期処理が行われる。
次いで、マスタ基地局100‐1はCoMP送信のためのスケジューリングを行う(S37)。例えば、スケジューラ110は制御部108からCoMP実施通知を受け取ると、無線回線品質(S29,S30)等に基づいてスケジューリングを行う。作成されるスケジューリング情報にはCoMP送信に用いられる使用周波数とプリコーディング情報とが含まれる。
次いで、マスタ基地局100‐1は、セル情報をスレーブ基地局100‐2に送信する(S38)。例えば、セル情報信号作成部106は、無線回線制御部105からセル番号及び端末番号を入力し、スケジューラ110から出力されたスロット番号を入力し、セル番号、端末番号、及びスロット番号を含むセル情報を作成して送信する。例えば、セル番号と端末番号は、端末200と回線設定(S13)するときに無線回線制御部105により作成されるもので、セル情報作成部106は、制御部108からのCoMP実施通知を契機にしてセル番号等を無線回線制御部105から読み出すこともできる。スロット番号についてもスケジューラ110がスケジューリング(S37)により当該番号をセル情報作成部106に出力するようにしてもよい。なお、端末200は測定算出したスレーブ基地局100‐2との無線回線品質を直接マスタ基地局100‐1へ通知してもよい。
次いで、マスタ基地局100‐1は、送信データ(例えば送信データ2)をスレーブ基地局100‐2に転送する(S39)。例えば、マスタ基地局100‐1のスケジューラ110は、送信データバッファ113に記憶された送信データのうち一部(例えば、送信データ2)を読み出してスレーブ基地局100‐2に送信する。スレーブ基地局100‐2の送信データバッファ113はマスタ基地局100‐1から送信された送信データを記憶する。送信データ1と送信データ2は、例えばセル毎に異なる送信データである。
次いで、マスタ基地局100‐1は送信制御情報をスレーブ基地局100‐2に通知する(S40)。例えば、スケジューラ110は、プリコーディング情報等を含むスケジューリング情報(S37)を送信制御情報としてスレーブ基地局100‐2に送信する。
次いで、マスタ基地局100‐1とスレーブ基地局100‐2は送信信号処理を行う(S41,S42)。例えば、マスタ基地局100‐1のスクランブルコード作成部112は、無線回線制御部105からのセル番号及び端末番号と、スケジューラ110からのスロット番号とに基づいてスクランブルコードを作成する。符号化・変調部114は当該スクランブルコードを用いて送信データ1に対してスクランブル処理を行う。そして、送信データ1はスケジューリング(S37)に従い、符号化等される。一方、スレーブ基地局100‐2のスクランブルコード作成部112は、マスタ基地局100‐1から送信されたセル情報(S38)を用いてスクランブルコードを作成し、符号化・変調部114は送信データ2に対してスクランブル処理を行う。そして、送信データ2はマスタ基地局100‐1から送信された送信制御情報に基づいて符号化等される。このように、マスタ基地局100‐1とスレーブ基地局100‐2は、共通のセル番号、端末番号、スロット番号からスクランブルコードが作成されるので、同一のスクランブルコードが作成される。
次いで、マスタ基地局100‐1は、制御信号と送信データとを端末200に送信する(S43,S44)。制御信号は、CoMP送信で使用する符号化率等以外にも、使用周波数とプリコーディング情報も含まれ、セル情報信号作成部106で作成されたセル情報が含まれてもよい。
次いで、スレーブ基地局100‐2は、マスタ基地局100‐1が送信した送信データとは異なる送信データ(例えば、送信データ2)を端末200に送信する(S45)。例えば、送信データ1と送信データ2は、プリコーディング情報に従い、重み付けられて送信される。
次いで、端末200は、マスタ基地局100‐1とスレーブ基地局100‐2とから送信された送信データに対して受信信号処理を行う(S46)。例えば、端末200の端末設定制御部209は、制御信号(S43)に含まれるスケジューリング情報に従って、マスタ基地局100‐1とスレーブ基地局100‐2とからの各送信データを受信できるように、受信無線部202、復調・復号部203を制御する。このとき、端末200のスクランブリングコード作成部207は、セル情報(S10またS43)に基づいてスクランブルコードを作成する。セル情報は、マスタ基地局100‐1とスレーブ基地局100‐2とで用いられたものと同一であるため、端末200は基地局100‐1,100‐2で作成されたスクランブルコードと同一のスクランブルコードを作成できる。復調・復号部203はスクランブルコードに基づいて、送信データ1と送信データ2に対してデスクランブル処理を行う。
このように本第1の実施例は、CoMP送信を行うときに、マスタ基地局100‐1はスレーブ基地局100‐2にセル情報を送信する(S38)ため、スクランブルコードを作成するための情報が共有化され、共通のスクランブルコードを作成することができる。従って、各基地局100‐1,100‐2で異なるスクランブルコードを作成してスクランブル処理を行う場合と比較して、本無線通信システム10は処理の軽減を図ることができる。また、処理が軽減されるため、端末200と基地局100‐1,100‐2の消費電力を削減することもできる。
また、マスタ基地局100‐1はプリコーディング情報をスレーブ基地局100‐2に送信し(S40)、2つの基地局100‐1,100‐2はプリコーディング情報に基づいて異なるデータを端末200に送信している。従って、共通のスクランブルコードを用いて異なるデータが2つの基地局100‐1,100‐2から送信されても、端末200は制御信号に含まれるプリコーディング情報に基づいて受信処理(S43,S46)を行うことができるため、2つの異なるデータの混信を防ぐこともできる。
<第2の実施例>
次に上り方向の例について説明する。第2の実施例は、端末200から基地局100‐1,100‐2にデータが送信される上り方向の例である。
図9は第2の実施例における無線通信システム10の構成例を示す図である。マスタ基地局100‐1は制御信号を端末200に送信する。端末200は、受信した制御信号に基づいて、異なる送信データ(USCH)をマスタ基地局100‐1とスレーブ基地局100‐2に送信する。
<マスタ基地局の構成例>
次に第2の実施例におけるマスタ基地局100‐1の構成例を説明する。図10はマスタ基地局100‐1の構成例を示す図である。
マスタ基地局100‐1は、無線回線品質測定及び算出部(以下、算出部)121をさらに備える。算出部121は、端末200から送信されたパイロット信号等に基づいて、端末200との間の無線回線品質を測定し、無線回線品質(例えば、CQI)を測定する。
また、マスタ基地局100‐1のスケジューラ110は、上り方向のスケジューリングを行うため、作成したスケジューリング情報に従い復調・復号部103と受信無線部102とを制御する。
さらに、スクランブリングコード作成部112は、端末200から送信された送信データ等に対してデスクランブル処理を行うため、作成したスクランブルコードを復調・復号部103に出力する。
<スレーブ基地局の構成例>
次に第2の実施例におけるスレーブ基地局100‐2の構成例を説明する。図11はスレーブ基地局100‐2の構成例を示す図である。
スレーブ基地局100‐2もさらに算出部121を備える。
また、スレーブ基地局100‐2のスケジューラ110は、上り方向のスケジューリングを行うため、復調・復号部103と受信無線部102とをスケジューリング情報に従い制御する。
さらに、スクランブリングコード作成部112も、端末200から送信された送信データ等に対してデスクランブル処理を行うため、作成したスクランブルコードを復調・復号部103に出力する。
<端末の構成例>
次に第2の実施例における端末200の構成例を説明する。図12は端末200の構成例を示す図である。本端末200も下り方向の端末200(図5)と同様の構成である。
端末設定制御部209は、基地局100‐1,100‐2に送信する送信データ等に対し、制御信号に従って符号化等の処理が行われるように、符号化・変調部213を制御する。また、端末設定制御部209は、異なる送信データが重み付けられて基地局100‐1,100‐2に送信されるよう、制御信号に含まれるプリコーディング情報に従い、送信無線部214を制御する。
また、スクランブリングコード作成部207は、基地局100‐1,100‐2への送信データ等に対してスクランブル処理を行うため、作成したスクランブルコードを符号化・変調部213に出力する。
<スクランブルコード作成部の構成例>
各基地局100‐1,100‐2と端末200のスクランブリングコード作成部112,207は第1の実施例と同様である。
<上り方向の動作例>
次に第2の実施例における動作例について説明する。図13及び図14は動作例を示すフローチャートである。
マスタ基地局100‐1と端末200との間で回線設定後(S10〜S13)、端末200はパイロット信号をマスタ基地局100‐1に送信する(S50)。例えば、端末200の送信無線部214がパイロット信号を生成して送信する。マスタ基地局100‐1が送信するセル情報(S10)には、セル情報信号作成部106で作成されたセル情報が含まれてもよい。
次いで、マスタ基地局100‐1はパイロット信号に基づいて上り方向の無線回線品質(例えば、CQI)を測定する(S51)。例えば、マスタ基地局100‐1の算出部121で測定等が行われる。
次いで、マスタ基地局100‐1は、測定した無線回線品質に基づいて、上り方向のスケジューリングを行う(S16)。例えば、スケジューラ110は、算出部121から出力された無線回線品質に基づいてスケジューリングを行う。
次いで、マスタ基地局100‐1は上り方向のスケジューリング情報を含む制御信号を送信し(S18)、端末200は当該制御信号に基づいて送信信号処理を行う(S52)。例えば、マスタ基地局100‐1の制御信号作成部111はスケジューリング情報を含む制御信号を作成し、符号化・変調部114等を介して送信する。また、端末200の符号化・変調部213は、受信した制御信号に含まれるスケジューリング情報に従って、送信データを符号化及び変調処理を行う。
次いで、端末200は送信データをマスタ基地局100‐1に送信する(S53)。
次いで、端末200はスレーブ基地局100‐2との間で回線設定等の処理を行う(S21〜S24)。そして、端末200と基地局100‐1,100‐2との間でCoMP送信のための処理が行われる。
まず、端末200は、CoMP送信実施要求を各基地局100‐1,100‐2に送信する(S32〜S33)。例えば、端末200のCoMP通信制御部220は、各無線回線品質の受信電力がともに閾値以上のとき、CoMP送信実施要求を指示する。CoMP通信要求信号作成部221はこの指示によりCoMP通信要求信号を作成し、基地局100‐1,100‐2に送信する。
次いで、端末200はパイロット信号を各基地局100‐1,100‐2に送信する(S54,S55)。
次いで、各基地局100‐1,100‐2は各々無線回線品質を測定する(S56,S57)。例えば、各基地局100‐1,100‐2の算出部121で無線回線品質が測定される。
次いで、スレーブ基地局100‐2は、測定した無線回線品質をマスタ基地局100‐1に送信する(S58)。例えば、スレーブ基地局100‐2の算出部121が測定した無線回線品質をマスタ基地局100‐1に送信する。
次いで、マスタ基地局100‐1は、2つの無線回線品質に基づいてCoMP送信の判定を行う(S31)。例えば、制御部108が2つの無線回線品質がともに閾値以上のときCoMP送信を行うと判定する。なお、マスタ基地局100‐1で測定算出された無線回線品質と比較する閾値と、スレーブ基地局100‐2で測定算出された無線回線品質と比較する閾値は、同じでも良いし、異なっていてもよい。
マスタ基地局100‐1は、CoMP送信を実施する場合、CoMP送信実施通知をスレーブ基地局100‐2と端末200に送信する(S34〜S35)。
そして、マスタ基地局100‐1は、スレーブ基地局100‐2との間で同期処理を行い(S36)、CoMP送信のためのスケジューリングを行った後(S37)、第1の実施例と同様にセル情報をスレーブ基地局100‐2に通知する(S38)。セル情報は、セル番号、端末番号、及びスロット番号を含む。
次いで、マスタ基地局100‐1は、上り方向の送信データ等に対するスケジューリング情報(S37)を含む送信制御情報をスレーブ基地局100‐2に送信し(S40)、制御信号を端末200に送信する(S43)。当該制御信号にセル情報信号作成部106で作成されたセル情報が含まれてもよい。また、送信制御情報と制御信号には、使用周波数とプリコーディング情報も含まれる。
次いで、端末200は受信した制御信号に基づいて送信信号処理を行う(S59)。例えば、スクランブリングコード作成部207は、セル情報抽出部206で抽出したセル情報(S10またはS43)に基づいてスクランブルコードを作成し、作成したスクランブルコードを符号化・変調部213に出力する。符号化・変調部213は、例えばセル毎に異なる送信データ1と送信データ2とに対して、同じ(または共通の)スクランブルコードを用いてスクランブル処理を施す。また、端末200の端末設定制御部209は、受信したスケジューリング情報に基づいて符号化等の処理が行われるように符号化・変調部213を制御する。さらに、端末設定制御部209は、制御信号に含まれるプリコーディング情報に従って重み付けされた送信データが出力されるよう、送信無線部214を制御する。
次いで、端末200は異なる送信データ(例えば、送信データ1と送信データ2)をマスタ基地局100‐1とスレーブ基地局100‐2にそれぞれ送信する(S60,S61)。例えば、送信無線部214は、制御信号に含まれるプリコーディング情報に従って重み付けされた送信データを出力する。
次いで、マスタ基地局100‐1は、送信データ2に対して受信信号処理を行う(S62)。例えば、マスタ基地局100‐1のスクランブリングコード作成部112は、スケジューラ110で決定したスロット番号(S37)と、無線回線制御部105からのセル番号及び端末番号とに基づいてスクランブルコードを作成する。作成されたスクランブルコードは復調・復号部103に出力され、送信データ2に対してデスクランブル処理が行われる。その後、復調・復号部103は送信データに対して復調及び復号等の処理を行う。
また、スレーブ基地局100‐2は、送信データ1に対して受信信号処理を行う(S63)。例えば、スレーブ基地局100‐2のスクランブリングコード作成部112は、マスタ基地局100‐1から送信されたセル情報(S38)に基づいてスクランブルコードを作成する。作成されたスクランブルコードは復調・復号部103に出力され、送信データ1に対してデスクランブル処理が行われる。例えば、基地局100‐1,100‐2は端末200がスクランブル処理で用いたスクランブルコードと同一のスクランブルコードを用いて、それぞれ送信データ1または送信データ2に対してデスクランブル処理を行う。
次いで、スレーブ基地局100‐2は復調等された送信データ1をマスタ基地局100‐1に転送する(S64)。例えば、スレーブ基地局100‐2の復調・復号部103はスケジューラ110の制御等により送信データ1をマスタ基地局100‐1に送信する。
このように本第2の実施例においても、マスタ基地局100‐1はセル情報をスレーブ基地局100‐2に送信している(S38)ため、スレーブ基地局100‐2はマスタ基地局100‐1と同一のスクランブルコードを作成する。また、マスタ基地局100‐1から端末200にもセル情報が送信されるため、端末200も基地局100‐1,100‐2と同一のスクランブルコードを作成できる。従って、異なるスクランブルコードを作成する場合と比較して、本無線通信システム10は処理の軽減を図ることができる。また、送信側の端末200と受信側の各基地局100‐1,100‐2は異なるスクランブルコードを作成しないことにより、消費電力削減を図ることもできる。
<その他の実施例>
次にその他の実施例について説明する。上述した各実施例は、CoMP送信の判定をマスタ基地局100‐1が行うものとして説明した(図8のS31等)。例えば、かかる判定を端末200が行うようにしてもよい。例えば、端末200のCoMP通信制御部220は、測定した無線通信品質に基づいて(図7のS27)、ともに閾値以上か否かにより判定できる。この場合、測定した無線通信品質は基地局100‐1,100‐2に送信されないため、さらにマスタ基地局100‐1の処理軽減を図ることができる。
また、上述した各実施例は、CoMP送信の実施要求を端末200が行うものとして説明した。例えば、マスタ基地局100‐1が実施要求を行うようにしてもよい。下り方向の場合、例えばマスタ基地局100‐1がCoMP送信を行うと判定したとき(S31)、CoMP実施要求を端末200とスレーブ基地局100‐2に送信することもできる。その後、マスタ基地局100‐1は実施通知(S34、S35)を通知することで実施できる。また、上り方向についても、CoMP送信判定後(S31)、CoMP送信要求を端末200等に送信し、CoMP実施通知を通知(S34〜S35)することで実施できる。かかる場合の端末200の構成例を図15(下り方向の場合)、図16(上り方向の場合)に示す。端末200は、上述した実施例と比較してCoMP通信制御部220とCoMP通信要求信号作成部221がないため、さらに消費電力の削減を図ることができる。
さらに、上述した各実施例は、マスタ基地局100‐1とスレーブ基地局100‐2の2つの基地局100から送信データを送信する例について説明した。例えば、複数のセル(またはセクタ)を有する1つの基地局100が送信データを送信するようにしてもよい。図17は基地局装置100の構成例を示す図である。基地局装置100は、マスタ通信部150‐1と、スレーブ通信部150‐2と、各通信部150‐1,150‐2接続されたアンテナ101‐1,101‐2とを備える。マスタ通信部150‐1は、マスタ基地局100‐1内の各部102等を備え、スレーブ通信部150‐2はスレーブ基地局100‐2内の各部102等を備える。例えば、スレーブ通信部150‐2は無線回線品質情報をマスタ通信部150‐1に出力し、マスタ通信部150‐1はスレーブ通信部150‐2にセル情報等を出力する。これにより、基地局100は下り方向及び上り方向について第1及び第2の実施例と同様に実施できる。
さらに、上述した各実施例において、CoMP送信で使用されるセル番号、端末番号、及びスロット番号をCoMP専用のセル番号、端末番号、及びスロット番号とすることもできる。例えば、マスタ基地局100‐1の制御部108がCoMP送信の実施を決定したとき(S31)、その通知をセル情報信号作成部106に出力する。セル情報信号作成部106は、当該通知によりセル番号、端末番号、及びスロット番号をCoMP専用の各番号に書き換えることもできる。また、セル情報信号作成部106はセル情報としてスレーブ基地局100‐2に送信するため、スレーブ基地局100‐2もマスタ基地局100‐1と同一のスクランブルコードを作成できる。
さらに、上述した各実施例は、2つの基地局100‐1,100‐2と端末200との間でCoMP送信を行う例について説明した。例えば、3つ以上の基地局100と端末200との間でCoMP送信を実施することもできる。この場合、3つ以上の基地局のうちいずれか一つがマスタ基地局、それ以外の基地局がスレーブ基地局とし、上述した各実施例と同様にセル情報をマスタ基地局から複数のスレーブ基地局に送信することで実施できる。
10:無線通信システム 100:基地局装置(基地局)
100‐1:マスタ基地局 100‐2:スレーブ基地局
103:復調・復号部 105:無線回線制御部
106:セル情報信号作成部 107:CoMP通信要求信号抽出部
108:CoMP通信実施判定及び制御部(制御部)
109:無線回線品質情報抽出部 110:スケジューラ
111:制御信号作成部 112:スクランブリングコード作成部
114:符号化・変調部 150‐1:マスタ通信部
150‐2:スレーブ通信部 200:端末装置(端末)
203:復調・復号部 204:無線回線品質測定及び算出部(算出部)
205:無線回線品質情報作成部 206:セル情報抽出部
207:スクランブリングコード作成部 208:受信制御信号抽出部
209:端末設定制御部 210:受信電力測定部
213:符号化・変調部 220:CoMP通信制御部
221:CoMP通信要求信号作成部

Claims (11)

  1. 1または複数のセルまたはセクタを夫々有する基地局装置間でデータの転送を行う第1及び第2の基地局装置と、端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、
    前記第1の基地局装置は、
    前記端末装置に送信する送信データを前記第2の基地局装置へ送信する転送部を備え、
    前記第1及び第2の基地局装置は、
    前記セルまたは前記セクタ毎に前記送信データを前記端末装置に夫々送信するとき、共通のスクランブルコードを用いて前記送信データを夫々スクランブル処理する処理部と、
    前記スクランブル処理された送信データを夫々前記端末装置に送信する送信部と
    を夫々備え、
    前記端末装置は、
    前記送信データを受信し、前記共通のスクランブルコードを用いて前記送信データをデスクランブル処理する受信部と
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記第1の基地局装置は、
    プリコーディング情報を作成するスケジューラを備え、
    前記スケジューラは前記プリコーディング情報を前記第2の基地局装置に送信し、
    前記第1及び第2の基地局装置の各送信部は、前記プリコーディング情報に基づいて前記送信データに重み付けをして前記端末装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 1または複数のセルまたはセクタを夫々有する基地局装置間でデータの転送を行う第1及び第2の基地局装置と、端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおける無線通信方法であって、
    前記第1の基地局装置は、
    前記端末装置に送信する送信データを前記第2の基地局装置へ送信し、
    前記第1及び第2の基地局装置は、
    前記セルまたは前記セクタ毎に前記送信データを前記端末装置に夫々送信するとき、共通のスクランブルコードを用いて前記送信データを夫々スクランブル処理し、
    前記スクランブル処理された前記送信データを夫々前記端末装置に送信し、
    前記端末装置は、前記送信データを受信し、前記共通のスクランブルコードを用いて前記送信データをデスクランブル処理する、
    ことを特徴とする無線通信方法。
  4. 1または複数のセルまたはセクタを有する他の基地局装置とデータの転送を行い、前記他の基地局装置とともに端末装置との間で無線通信を行う基地局装置において、
    前記他の基地局装置に対して送信データを送信する転送部と、
    前記セルまたは前記セクタ毎に前記送信データを夫々前記他の基地局装置とともに前記端末装置へ送信するとき、共通のスクランブルコードを用いて前記送信データを夫々スクランブル処理する処理部と、
    前記スクランブル処理された前記送信データを前記端末装置に送信する送信部と
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  5. 1または複数のセルまたはセクタを夫々有する基地局装置間でデータの転送を行う第1及び第2の基地局装置と無線通信を行う端末装置において、
    前記第1の基地局装置から前記第2の基地局装置へ転送され、前記第1及び第2の基地局装置から送信された送信データを夫々前記第1及び第2の基地局装置から受信するとき、前記送信データは共通のスクランブルコードを用いて夫々スクランブル処理された前記送信データを受信し、前記共通のスクランブルコードを用いて前記送信データをデスクランブル処理する受信部
    を備えることを特徴とする端末装置。
  6. 1または複数のセルまたはセクタを夫々有する基地局装置間でデータの転送を行う第1及び第2の基地局装置と、端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、
    前記端末装置は、
    前記セルまたは前記セクタ毎に前記第1及び第2の基地局装置へ送信する送信データに対して、共通のスクランブルコードを用いてスクランブル処理する処理部と、
    前記スクランブル処理された前記送信データを夫々前記第1及び第2の基地局装置に送信する送信部とを備え、
    前記第1及び第2の基地局装置は、
    前記送信データを受信し、前記共通のスクランブルコードを用いて前記送信データに対してデスクランブル処理を行う受信部を夫々備え
    前記第2の基地局装置は、前記デスクランブルされたデータを前記第1の基地局装置へ転送する転送部
    備えることを特徴とする無線通信システム。
  7. 1または複数のセルまたはセクタを夫々有する基地局装置間でデータの転送を行う第1及び第2の基地局装置と、端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおける無線通信方法であって、
    前記端末装置は、
    前記セルまたは前記セクタ毎に前記第1及び第2の基地局装置へ送信する送信データに対して、共通のスクランブルコードを用いてスクランブル処理し、
    前記スクランブル処理された前記送信データを夫々前記第1及び第2の基地局装置に送信し、
    前記第1及び第2の基地局装置は、
    前記送信データを受信し、前記共通のスクランブルコードを用いて前記送信データに対してデスクランブル処理を行い、
    前記第2の基地局装置は、前記デスクランブルされたデータを前記第1の基地局装置へ転送する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  8. 1または複数のセルまたはセクタを有する他の基地局装置とデータの転送を行い、前記他の基地局装置とともに端末装置との間で無線通信を行う基地局装置において、
    前記セルまたは前記セクタ毎に前記基地局装置と前記他の基地局装置へ送信される送信データに対して共通のスクランブルコードを用いてスクランブル処理が施され、前記スクランブル処理された前記送信データを受信し、前記送信データに対して前記共通のスクランブルコードを用いてデスクランブル処理を行う受信部と、
    前記デスクランブルされたデータを前記他の基地局装置へ転送する転送部と
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  9. 1または複数のセルまたはセクタを夫々有する基地局装置間でデータの転送を行う第1及び第2の基地局装置と無線通信を行う端末装置において、
    前記セルまたは前記セクタ毎に前記第1及び第2の基地局装置へ送信される送信データに対して、共通のスクランブルコードを用いてスクランブル処理する処理部と、
    前記スクランブル処理された前記送信データを夫々前記第1及び第2の基地局装置に送信する送信部と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  10. 複数のセクタを有しそれぞれのセクタについての第1及び第2の通信部を有する基地局装置と、端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、
    前記基地局装置の第1の通信部は、
    送信データを前記第2の通信部へ転送する転送部
    を備え、
    前記基地局装置の第1及び第2の通信部は、
    前記セクタ毎に前記送信データを前記端末装置に夫々送信するとき、共通のスクランブルコードを用いて前記送信データを夫々スクランブル処理する処理部と、
    前記スクランブル処理された前記送信データを夫々前記端末装置に送信する送信部と
    を夫々備え、
    前記端末装置は、
    前記送信データを受信し、前記共通のスクランブルコードを用いて前記送信データをデスクランブル処理する受信部
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  11. 複数のセクタを有しそれぞれのセクタについての第1及び第2の通信部を有する基地局装置と、端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、
    前記端末装置は、
    前記セクタ毎に送信データに対して、共通のスクランブルコードを用いてスクランブル処理する処理部と、
    前記スクランブル処理された前記送信データを夫々基地局装置に送信する送信部と
    を備え、
    前記基地局装置の第1及び第2の通信部は、
    夫々前記送信データを受信し、前記共通のスクランブルコードを用いて前記送信データに対して夫々デスクランブル処理を行う受信部
    を夫々備え、
    前記基地局装置の第2の通信部は、
    前記デスクランブルされたデータを前記第1の通信部へ転送する転送部
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
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