JP5603140B2 - 階段巾木カバー及びこれを用いた階段巾木の接合部納め構造 - Google Patents

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Description

本発明は、階段表面と側壁面との入隅部に沿って配設される階段巾木の階段巾木カバー及びこれを用いた階段巾木の接合部納め構造に関する。
従来より住居等の建物内に設けられる階段の踏み板の上面及び蹴込み板の前面と、この階段の側方の側壁面との入隅部に沿って配設される階段巾木が知られている。
この階段巾木は、蹴込み板の前面に沿って配設される縦巾木と踏み板の上面に沿って配設される横巾木とを組み合わせた構造とされている。
このような階段巾木は、一般的に、長尺に形成された帯状材とされており、この帯状材を、予め工場等において、または施工現場において階段の踏み板や蹴込み板のサイズに合わせて切断することで、縦巾木及び横巾木とされる。このように縦巾木と横巾木とを適宜の長さに切断して取り付ける構造とされているため、これらを隙間なく接合するためには、現場作業で微調整が必要となり、また、加工誤差や施工誤差等に起因してこれらの端部間に隙間が発生する場合がある。
例えば、下記特許文献1では、横巾木と縦巾木とを連結するための調整巾木を備えた階段の巾木構造が提案されている。
この巾木構造は、横巾木及び縦巾木の連結部を覆い隠す矩形状の基板部を設けた調整巾木を備え、この調整巾木によって、横巾木及び縦巾木の連結部を目隠しすることが可能とされている。
特開2004−76459号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された調整巾木は、縦巾木、横巾木及び調整巾木を位置調整して仮止めした後、釘、接着剤等を用いて壁面に取付固定される構造とされている。このように取付固定する際には、仮止めや釘打ちの際に位置ズレが生じたり、接着剤が硬化する前に浮き上がったりして、施工後の見栄えが悪くなるという問題があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、階段巾木の縦巾木と横巾木との接合部を見栄え良く納め得る階段巾木カバー及びこれを用いた階段巾木の接合部納め構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る階段巾木カバーは、階段表面と側壁面との入隅部に沿って配設される階段巾木の縦巾木の下端部と横巾木の後端部とを接合するように配設されるとともに、これらの側表面を覆う表面カバー部と、この表面カバー部に連成されるとともに、前記縦巾木及び前記横巾木の両方または一方の側壁面に向く面に引っ掛けられる引っ掛け片部とを備えており、前記表面カバー部には、前記縦巾木の前面及び前記横巾木の上面を覆うように形成されたコーナーカバー片部が側壁面側に向けて突設されており、前記引っ掛け片部は、このコーナーカバー片部に連成されていることを特徴とする。
本発明においては、前記表面カバー部の裏面に、前記縦巾木と前記横巾木との接合部の隙間に介在される挿入片を側壁面側に向けて突設しこの挿入片に、前記縦巾木及び前記横巾木の両方または一方の側壁面に向く面に引っ掛けられる引っ掛け片部を連成てもよい
また、上記目的を達成するために、本発明に係る階段巾木の接合部納め構造は、本発明に係る階段巾木カバーを用いて階段巾木の接合部を納める階段巾木の接合部納め構造であって、前記縦巾木及び前記横巾木の両方または一方の側壁面に向く面に、前記階段巾木カバーの引っ掛け片部を引っ掛け、この階段巾木カバーを前記接合部に取り付けて前記縦巾木の下端部及び前記横巾木の後端部の側表面を、前記表面カバー部によって覆い、前記縦巾木の前面及び前記横巾木の上面を、前記コーナーカバー片部によって覆う構造とされていることを特徴とする。
本発明に係る階段巾木カバー及びこれを用いた階段巾木の接合部納め構造は、上述のような構成としたことで、階段巾木の縦巾木と横巾木との接合部を見栄え良く納めることができる。
(a)〜(c)は、いずれも本発明の一実施形態に係る階段巾木カバーを用いた階段巾木の接合部納め構造の一例を模式的に示し、(a)は、一部破断概略正面図、(b)は、同接合部納め構造の施工手順の一例を説明するための説明図であり、(a)におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略拡大断面図、(c)は、同接合部納め構造を模式的に示す(b)に対応させた一部破断概略拡大断面図である。 (a)は、図1(a)におけるY1部に対応させた概略拡大正面図、(b)は、(a)に対応させた概略拡大背面図である。 (a)は、図1(a)におけるZ−Z線矢視に対応させた一部破断概略拡大断面図、(b)、(c)は、同階段巾木カバーをそれぞれ模式的に示す概略拡大一側面図、(d)は、同接合部納め構造を模式的に示す一部破断概略拡大斜視図である。 (a)、(b)は、いずれも本発明の他の実施形態に係る階段巾木カバーを用いた階段巾木の接合部納め構造の一例を模式的に示し、図1(a)及び図3(d)にそれぞれ対応させた図である。 (a)は、図4(a)におけるY2部に対応させた概略拡大正面図、(b)は、(a)に対応させた概略拡大背面図である。 (a)は、同階段巾木カバーを模式的に示す概略拡大平面図、(b)、(c)は、同階段巾木カバーをそれぞれ模式的に示す概略拡大一側面図、(d)は、同階段巾木カバーを模式的に示す概略拡大底面図である。 (a)、(b)は、いずれも本発明の更に他の実施形態に係る階段巾木カバーを用いた階段巾木の接合部納め構造の一例を模式的に示し、図1(a)及び図3(d)にそれぞれ対応させた図である。 (a)は、図7(a)におけるY3部に対応させた概略拡大正面図、(b)は、(a)に対応させた概略拡大背面図である。 (a)、(b)は、同階段巾木カバーをそれぞれ模式的に示す概略拡大一側面図、(c)は、同階段巾木カバーの一変形例を模式的に示し、図8(b)に対応させた図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、第1実施形態に係る階段巾木カバー及びこれを用いた階段巾木の接合部納め構造の一例について説明するための概念的な説明図である。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
本実施形態に係る階段巾木カバー1は、図1(a)及び図3(d)に示すように、階段3の表面と側壁面6との入隅部に沿って配設される階段巾木2を接合するようにして、その接合部に配設される。
階段3は、略垂直に配設される蹴込み板4と、略水平に配設される踏み板5とを備え、これら蹴込み板4と踏み板5とは、側枠(側板)や柱材、コンクリート下地などの階段下地に固定されるとともに、互いに連結されている。
これら蹴込み板4及び踏み板5の側端部に位置する側壁面6と、階段表面となる蹴込み板4の前面4a及び踏み板5の上面5aとの入隅部に沿って階段巾木2が配設される。
階段巾木2は、蹴込み板4の前面4aと側壁面6との入隅部に沿うようにして配設される縦巾木20と、踏み板5の上面5aと側壁面6との入隅部に沿うようにして配設される横巾木25とを備えている。
これら縦巾木20及び横巾木25は、薄板状とされており、厚さ寸法(階段幅方向に沿う寸法)が、例えば、5mm〜20mm程度、幅寸法(階段表面に対して略直交する方向の寸法)が、例えば、40mm〜100mm程度とされている。
また、縦巾木20の幅方向の階段表面側(蹴込み板4の前面4a側)の端部(後端部)には、図3(a)に示すように、側壁面6に向く面(以下、側裏面と略す。)20cから側表面(側壁面6と同方向に向く面)20aに向けて傾斜する傾斜面24が設けられている。このような傾斜面24を設けることで、廻り階段などで蹴込み板4の前面4aと側壁面6とのなす角が鈍角となるような場合にも、当該縦巾木20の後端部の側表面20a側縁部を蹴込み板4の前面4aに近接乃至は当接させることができる。なお、図示を省略しているが、横巾木25の幅方向の階段表面側(踏み板5の前面5a側)の端部(下端部)にも同様の傾斜面が設けられている。
この階段巾木2は、合板やLVL等の木質積層板、パーティクルボード等の木質ボード、またはインシュレーションボードやMDF(中密度繊維板)等の木質繊維板などの木質系板材から形成されたものとしてもよい。
本実施形態では、MDF等の木質繊維板を基板とし、この基板の少なくとも表面側に露出する部位(側表面20a,25a及び幅方向の反階段表面側の端面20b,25b)に、合成樹脂化粧シート(フィルム)を貼着した構造としている。なお、このような態様に代えて、基板の表面に化粧紙を貼着した構造としてもよく、または、基板の表面に、防汚性塗料や耐光性塗料、撥水性塗料等の塗布によるコーティング処理を施す態様としてもよい。このような基板としては、木質系板材に限られず、合成樹脂系材料や金属系材料等を板状に加工したものとしてもよい。
この階段巾木2の縦巾木20及び横巾木25は、長尺の帯状に形成された帯状材を、予め工場等において、または施工現場において、互いの接合態様に応じた形状及び上記各入隅部に応じた長さ寸法となるように切断して形成されるものとしてもよい。
本実施形態では、図1及び図2に示すように、縦巾木20の上端部22及び下端部21並びに横巾木25の前端部27及び後端部26を、それぞれ斜め略45度に切断した例を示している。また、縦巾木20の上部後側に、後方に向けて開口し、踏み板5の段鼻5bを受け入れる段鼻凹部23を形成した例を示している。
上記構造とされた階段巾木2は、例えば、以下のように側壁面6と階段表面4a,5aとの入隅部に沿って配設される。
縦巾木20の固定は、その側裏面20c(図3(a)参照)を側壁面6に当接させるととともに、その段鼻凹部23に踏み板5の段鼻5bを受け入れさせ、さらに、この縦巾木20の後端面を蹴込み板4の前面4aに当接させ、固定するようにしてもよい。
横巾木25の固定は、その側裏面25c(図3(a)参照)を側壁面6に当接させるとともに、その下端面を踏み板5の上面5aに当接させ、さらに、その前端面を縦巾木20の上端面に突き合わせて当接させ、固定するようにしてもよい。つまり、縦巾木20の上端部22と横巾木25の前端部27とは、図1に示すように、互いに斜め略45度の傾斜面とされた縦巾木20の上端面と横巾木25の前端面とが概ね一致するように突き合わせられ、当接されて、留め加工状に接合される例を示している。
なお、これら縦巾木20及び横巾木25の上記入隅部への固定は、隠し釘などの固定止具や接着剤などを用いて固定するようにしてもよい。
また、斜め略45度に切断された縦巾木20の下端部21と横巾木25の後端部26とは、これらの各端面21a,26a同士が対面するように配設される。つまり、本実施形態では、縦巾木20の下端部21と横巾木25の後端部26とは、留め加工状に接合部が傾斜して接合される構造とされている。
これら縦巾木20及び横巾木25の各端部21,26の各端面21a,26aを、上記した縦巾木20の上端部22及び横巾木25の前端部27と同様にして突き合わせて当接させることも考えられるが、加工誤差や施工誤差等に起因してこれらの間には隙間が生じることが考えられる。また、これらを隙間なく接合するためには、現場作業で微調整を行う必要があり面倒な作業ともなる。
そこで、これら縦巾木20の下端部21と横巾木25の後端部26とを接合するように、本実施形態に係る階段巾木カバー1が配設される。
階段巾木カバー1は、図1(a)及び図3(d)に示すように、階段巾木2の縦巾木20の下端部21と横巾木25の後端部26との接合部に沿うように帯板状に形成され、かつ、これらの側表面20a,25aを覆う表面カバー部10を備えている。
本実施形態では、表面カバー部10は、留め加工状に傾斜して接合される構造とされた縦巾木20の下端部21と横巾木25の後端部26との接合部に沿って傾斜して配設される構造とされている。
表面カバー部10は、図1(b)及び図3(c)に示すように、薄平板状に形成されている。また、表面カバー部10は、図2(a)に示すように、上記のように傾斜した接合部の長さに応じた長さとされるとともに、縦巾木20の下端面21a近傍の側表面20a及び横巾木25の後端面26a近傍の側表面25aを覆うように比較的幅狭とされた帯板状とされている。
この表面カバー部10の幅方向両側の縁端部には、図1(c)に示すように、縦巾木20の側表面20a及び横巾木25の側表面25aのそれぞれに向けて下るように傾斜する傾斜面11,11が設けられている。つまり、表面カバー部10の縁端部の表面が幅方向外方側に向かうに従って各側表面20a,25aのそれぞれに向けて近づくように、当該表面カバー部10の幅方向の両縁端部の断面形状が幅方向外方側に向けて先細り形状とされている。
これら傾斜面11,11は、図2(a)に示すように、当該表面カバー部10の長手方向に沿って、その略全長に亘って設けられている。
また、この表面カバー部10の長手方向の一端部(後下端部)12は、図2(a)に示すように、階段3の蹴込み板4の前面4aと階段3の踏み板5の上面5aとの入隅部に対応させて略三角形状に突出した形状とされている。つまり、表面カバー部10の後下端部12は、この入隅部に向けて突出するように形成された先の尖った尖頭形状とされている。図例では、略直交するように配設された蹴込み板4と踏み板5との入隅部に対応させて、略直角三角形状とされており、外郭形状をなす二辺部が蹴込み板4の前面4a及び踏み板5の上面5aのそれぞれに近接乃至は当接して配設される構成とされている。
一方、この表面カバー部10の長手方向の他端部(前上端部)13は、縦巾木20の前端面20bと横巾木25の上端面25bとの入隅部に対応させて略V字状に凹んだ形状とされている。図例では、略直交するように配設される縦巾木20の前端面20bと横巾木25の上端面25bとの入隅部に対応させて、略V字状の二辺部のなす角が略直角状となるように凹んだ形状とされている。また、この二辺部が縦巾木20の前端面20b及び横巾木25の上端面25bのそれぞれに沿うように配設される構成とされている。
上記のように傾斜した接合部の長さに応じた長さとされ、この接合部に沿って傾斜して配設される表面カバー部10は、図2(a)に示すように、当該表面カバー部10の幅方向中心線を挟んで、線対称の形状とされている。また、このように幅方向に線対称とされた幅方向の各側部は、後下端部12の各辺部から前上端部13の各辺部までの長さが、斜めに切断された階段巾木2の各端面21a,26aの長手方向に沿う長さに応じた長さとされている。また、上記各側部は、これら各端面21a,26a近傍の側表面20a,25aを帯状にそれぞれが覆う形状とされている。
また、前上端部13には、図3(a)に示すように、縦巾木20の前端面20b及び横巾木25の上端面25bを覆うように形成されるとともに、側壁面6側に向けて突設されたコーナーカバー片部14が連成されている。
コーナーカバー片部14は、本実施形態では、図2(b)に示すように、縦巾木20の前端面20b及び横巾木25の上端面25bに沿うように断面略V字状に形成されている。つまり、本実施形態では、上記のように略V字状に凹んだ形状とされた前上端部13の両辺部から側壁面6側に向けて突出するようにして断面略V字状のコーナーカバー片部14が連成されている。
このコーナーカバー片部14の前上端部13裏面からの突出寸法は、図3(a)に示すように、階段巾木2の厚さ寸法と概ね同寸法とされている。
上記のように断面略V字状とされたコーナーカバー片部14の各片部は、縦巾木20の前端面20b及び横巾木25の上端面25bのそれぞれに近接乃至は当接する構成とされている。
また、このコーナーカバー片部14の各片部の縁端部(当該階段巾木カバー1の幅方向外方側の縁端部)には、縦巾木20の前端面20b及び横巾木25の上端面25bのそれぞれに向けて下るように傾斜する上記同様の傾斜面15,15が設けられている。
これら傾斜面15,15は、図3(b)に示すように、当該コーナーカバー片部14の突出方向に沿って、その略全長に亘って設けられている。
また、表面カバー部10の裏面(側壁面6側に向く面)には、図1(c)及び図2に示すように、縦巾木20の下端部21と横巾木25の後端部26との接合部の隙間29に介在される挿入片16が側壁面6側に向けて突設されている。この挿入片16の表面カバー部10裏面からの突出寸法は、図1(c)に示すように、コーナーカバー片部14と同様、階段巾木2の厚さ寸法と概ね同寸法とされている。
挿入片16は、表面カバー部10の幅方向略中心線に沿うように当該表面カバー部10の長手方向に沿って形成されており、その両側の各側面が、縦巾木20の下端面21a及び横巾木25の後端面26aのそれぞれに近接乃至は当接して配設される構成とされている。
この挿入片16は、図1(b)、図2(b)及び図3(c)に示すように、薄平板状とされており、その長手方向の一端部が略V字状とされたコーナーカバー片部14の角部に連成されている。つまり、図2(b)に示すように、略V字状のコーナーカバー片部14と、この角部に連なる挿入片16とによって略Y字状の突出片部が表面カバー部10の裏面側に形成される。
また、図例では、この挿入片16は、表面カバー部10の前上端部13に連成されたコーナーカバー片部14から、表面カバー部10の後下端部12に至るまで設けられておらず、当該表面カバー部10の長手方向の途中部位まで設けられたものを例示している。つまり、挿入片16の長手方向の他端部が表面カバー部10の裏面の長手方向の途中部位に位置している。この挿入片16の他端部は、図3(a)に示すように、上記のように階段巾木2の幅方向の階段表面側の端部に設けられた傾斜面24の傾斜始端(傾斜面の側裏面側の縁部)と同程度の位置またはこれよりも前上端部13側に位置するようにすることが好ましい。これによれば、上記のように廻り階段などに配設された階段巾木2の接合部に当該階段巾木カバー1を配設するような場合にも、挿入片16が蹴込み板4の前面4aや側壁面6に当接、干渉するようなことを防止することができる。
また、階段巾木カバー1は、図1(b)、(c)に示すように、縦巾木20及び横巾木25の両方または一方の側裏面20c,25cに引っ掛けられる引っ掛け片部19を備えている。本実施形態では、この引っ掛け片部19は、表面カバー部10の裏面に突設された挿入片16に連成されている。つまり、引っ掛け片部19は、挿入片16を介して表面カバー部10に連成されている。
この引っ掛け片部19は、図1(b)に示すように、挿入片16の一側面の突出方向先端部から、当該階段巾木カバー1の幅方向外方に向けて、つまり、表面カバー部10と略平行に突設されており、薄平板状とされている。図例では、この引っ掛け片部19の挿入片16からの突出寸法が、挿入片16の一側面から幅方向外方側縁までの表面カバー部10の幅寸法と概ね同寸法とされた例を示している。
また、引っ掛け片部19は、図2及び図3(c)に示すように、挿入片16の長手方向の全長に亘って連成されておらず、挿入片16の長手方向途中部位から上記他端部に至るまで、その一側面に連成された例を示している。
また、図例では、引っ掛け片部19の幅方向外方側の縁端部に、側壁面6に向けて下るように傾斜する上記同様の傾斜面を設けている。このような傾斜面を設けることで、当該引っ掛け片部19と表面カバー部10との間に、後記するように階段巾木2の端部を嵌入させる際に、スムーズに嵌入させることができる。
なお、階段巾木カバー1は、合成樹脂系材料や金属系材料等から一体的に上記形状に形成するようにしてもよい。また、後記するように、階段巾木2の端部を表面カバー部10と引っ掛け片部19との間に嵌合させる際に、スムーズな嵌め入れが可能となるよう弾性変形し得るものとしてもよい。
また、少なくとも表面側に露出する部位(表面カバー部10の表面及びコーナーカバー片部14の表面など)には、階段巾木2の模様や色調に合わせた塗装などを施すようにしてもよい。
次に、上記構成とされた階段巾木カバー1を用いた階段巾木2の接合部納め構造の施工態様の一例について説明する。
まず、階段巾木2の縦巾木20及び横巾木25の一方を、階段表面4a,5aと側壁面6との入隅部に沿って配設し、固定する。図1(b)では、縦巾木20を蹴込み板4の前面4a(図1(a)参照)と側壁面6との入隅部に沿って固定した例を示している。
次いで、階段巾木カバー1の表面カバー部10の幅方向一側部側の裏面を、縦巾木20の下端面21a近傍の側表面20aに当接させる。また、この際、挿入片16の他側面(引っ掛け片部19が連成されていない側の面)を縦巾木20の下端面21aに当接させるとともに、コーナーカバー片部14の一片部を縦巾木20の前端面20bに当接させ、当該階段巾木カバー1を位置決めするようにしてもよい(図2(b)も参照)。また、この際、表面カバー部10の後下端部12の各辺部を、蹴込み板4の前面4a及び踏み板5の上面5aのそれぞれに当接させて、当該階段巾木カバー1の位置決めを行うようにしてもよい。
このように当該階段巾木カバー1を階段巾木2の一方(図例では、縦巾木20)に対して取り付ける際には、当該階段巾木カバー1の表面カバー部10の裏面や挿入片16の側面に接着剤などを塗布し、上記のように当接させて位置決めするようにしてもよい。
そして、図1(b)、(c)に示すように、横巾木25の後端部26を、表面カバー部10と引っ掛け片部19との間に嵌合させ、横巾木25を固定する。この際、当該横巾木25の前端部27に留め加工状に連結される下段側の縦巾木20との位置合わせを行った後に、当該横巾木25を本固定することが好ましい。
なお、図1(c)では、横巾木25を、縦巾木20よりも側壁面6から引っ掛け片部19の厚さに相当する分、浮いたように図示しているが、この引っ掛け片部19は、薄平板状であるので、当該横巾木25の後端部26近傍部位が僅かに浮く程度である。または、この引っ掛け片部19に合わせて、横巾木25の後端部26の側裏面25cに引っ掛け片部19を受け入れる凹部を設けておくようにしてもよい。
また、上記施工態様では、階段巾木2の一方を固定した後、その端部に対して、階段巾木カバー1の引っ掛け片部19が設けられていない側の側部を取り付ける態様について説明したが、このような態様に限られず、逆側を取り付ける態様としてもよい。つまり、階段巾木カバー1の引っ掛け片部19が設けられた側の側部を、固定された階段巾木2の端部に対して、当該端部を引っ掛け片部19と表面カバー部10との間に受け入れさせるようにして嵌合させて、階段巾木カバー1を一方の階段巾木2に対して取り付けるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態に係る階段巾木カバー1を用いて階段巾木2の接合部を納めることで、階段巾木2の縦巾木20と横巾木25との接合部を見栄え良く納めることができる。
つまり、本実施形態に係る階段巾木カバー1は、縦巾木20の下端部21と横巾木25の後端部26とを接合するように配設されるとともに、これらの側表面20a,25aを覆う表面カバー部10を備えている。従って、縦巾木20の下端面21aと横巾木25の後端面26aとの間に形成される隙間29を覆い隠すことができ、これらの接合部を見栄え良く納めることができる。また、これにより、縦巾木20及び横巾木25の寸法の微調整を現場作業で高精度に行う必要がなく、施工作業の効率化を図ることができる。
また、本実施形態では、この表面カバー部10は、接合部に沿うように帯板状に形成されているので、接合部位において、当該階段巾木カバー1が目立ち難く、すっきりとした外観となり、見栄えを向上させることができる。
さらに、この表面カバー部10は、留め加工状に傾斜して接合される縦巾木20の下端部21と横巾木25の後端部26との接合部に沿って傾斜して配設される構造とされているので、当該階段巾木カバー1が階段3のアクセントとなり、見栄えを向上させることができる。
さらにまた、表面カバー部10の長手方向の各端部12,13は、階段巾木2の端面20b,25b及び階段表面4a,5aの各入隅部にそれぞれ対応させた形状とされているので、違和感が生じ難く、より見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態では、この表面カバー部10の縁端部に、縦巾木20及び横巾木25の側表面20a,25aのそれぞれに向けて下るように傾斜する傾斜面11,11を設けている。従って、表面カバー部10と縦巾木20及び横巾木25の側表面20a,25aとの段差の違和感を、縁端部の傾斜面11,11によって低減することができ、より見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態では、階段巾木カバー1は、縦巾木20の前端面20b及び横巾木25の上端面25bを覆うように形成されるとともに、側壁面6側に向けて突設されたコーナーカバー片部14を備えている。従って、縦巾木20の前端面20bと横巾木25の上端面25bとの間に形成される隙間を覆い隠すことができ、これらの接合部を見栄え良く納めることができる。また、このコーナーカバー片部14は、これら前端面20b及び上端面25bに沿うように断面略V字状に形成されているので、これら前端面20b及び上端面25bを繋ぐような自然な外観となり、より見栄えを向上させることができる。
さらに、このコーナーカバー片部14を、当該階段巾木カバー1の位置決め部として利用することもできる。
さらにまた、本実施形態では、このコーナーカバー片部14の縁端部に、縦巾木20の前端面20b及び横巾木25の上端面25bのそれぞれに向けて下るように傾斜する傾斜面15,15を設けている。従って、コーナーカバー片部14と縦巾木20の前端面20b及び横巾木25の上端面25bとの段差の違和感を、縁端部の傾斜面15,15によって低減することができ、より見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態では、表面カバー部10の裏面に、縦巾木20の下端部21と横巾木25の後端部26との接合部の隙間29に介在される挿入片16を側壁面6側に向けて突設している。従って、この挿入片16によって、上述のように当該階段巾木カバー1の位置合わせを容易に行うことができる。また、この挿入片16を縦巾木20及び横巾木25の両方または一方の接合部側の端面21a,26aに当接させ、接着することもでき、これによれば、当該階段巾木カバー1の取付強度を向上させることができる。
さらに、本実施形態に係る階段巾木カバー1は、縦巾木20及び横巾木25の両方または一方の側裏面20c,25cに引っ掛けられる引っ掛け片部19を表面カバー部10に連成している。従って、当該階段巾木カバー1を取付固定する際に、位置ズレや浮き上がり等が生じることを防止でき、施工後の見栄えを向上させることができる。つまり、階段巾木2の一方の端部を、表面カバー部10と引っ掛け片部19との間に嵌合させることで、その側裏面に引っ掛けられた引っ掛け片部19によって、当該階段巾木カバー1の位置ズレや浮き上がり等を防止することができる。これにより、施工後の見栄えを向上させることができるとともに、施工作業の効率化をより向上させることができる。つまりは、階段巾木カバーを階段巾木の一方に取り付けた後、接着剤が硬化するまで養生することも考えられるが、この場合、施工時間が長期化する。本実施形態に係る階段巾木カバー1を用いた階段巾木の接合部納め構造によれば、引っ掛け片部19が接着剤硬化前の仮止め手段として機能し、施工時間の短縮化を図ることができる。
さらにまた、本実施形態では、階段巾木カバー1を、幅方向中心線を挟んで、つまり、幅方向中心線を対象軸として、引っ掛け片部19を除いて、略線対称な形状としている。従って、当該階段巾木カバー1を、階段3の両側端部のいずれの側の入隅部にも配設することができる。これにより、部材点数を増加させることなく、同一部材を階段3の両側端部の各入隅部用として兼用(左右兼用)できるので、取扱い性が良く、施工性をより向上させることができる。
なお、引っ掛け片部19を、挿入片16の両側面のそれぞれに設けて、当該階段巾木カバー1を、幅方向中心線を対象軸として線対称な形状としてもよい。
次に、本発明に係る他の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図4〜図6は、第2実施形態に係る階段巾木カバー及びこれを用いた階段巾木の接合部納め構造の一例について説明するための概念的な説明図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る階段巾木カバー1Aは、図4に示すように、縦勝ちまたは横勝ちに納められる縦巾木20の下端部21Aと横巾木25の後端部26Aとの接合部に沿って配設される帯板状の表面カバー部10Aを備えている。つまり、本実施形態では、縦巾木20及び横巾木25は、これらの下端部21A及び後端部26Aが斜めではなく、長手方向に略直交する方向に切断された構造とされている。
図例では、縦勝ちに納めた例を示しており、縦巾木20の下端部21Aが踏み板5の上面5a近傍に至るように固定され、その下端面21aが踏み板5の上面5aに近接対面して固定された例を示している。また、横巾木25の後端部26Aは、その後端面26aが、縦巾木20の下端部21Aの前端面20bに近接対面して固定された例を示している。
このように縦勝ちに納められる縦巾木20の下端部21Aと横巾木25の後端部26Aとの略直線状の接合部に沿って帯板状の表面カバー部10Aが略鉛直に配設される。なお、階段巾木2が横勝ちに納められる場合には、当該表面カバー部10Aは、略水平に配設される。
表面カバー部10Aは、図6(a)〜(c)に示すように、上記第1実施形態と同様、薄平板状に形成されている。また、本実施形態では、表面カバー部10Aは、図5(a)に示すように、上記のように直線状とされた接合部の長さに応じた長さとされている。つまり、階段巾木2の幅寸法に概ね応じた長さ寸法とされている。
また、本実施形態では、表面カバー部10Aは、縦勝ちに納められた縦巾木20の下端部21Aの前端面20b近傍の側表面20a及び横巾木25の後端面26a近傍の側表面25aを覆うように比較的幅狭とされた帯板状とされている。なお、階段巾木2が横勝ちに納められる場合には、表面カバー部10Aは、縦巾木20の下端面21a近傍の側表面20a及び横巾木25の後端部26Aの上端面25b近傍の側表面25aを覆う構成となる。
また、この表面カバー部10Aは、図5(a)及び図6(a)に示すように、その幅方向両側の縁端部に、上記同様の傾斜面11,11を設けている。
また、この表面カバー部10Aの一端部(上端部)13Aは、上記第1実施形態に係る階段巾木カバー1の前上端部13と概ね同様、縦巾木20の前端面20bと横巾木25の上端面25bとの入隅部に対応させて略V字状に凹んだ形状とされている。
一方、この表面カバー部10Aの他端部(下端部)12Aは、階段3の踏み板5の上面5aに対応させて略直線形状とされている。この下端部12Aは、踏み板5の上面5aに近接乃至は当接して配設される構成とされている。なお、階段巾木2が横勝ちに納められる場合には、この下端部12Aは、蹴込み板4の前面4aに近接乃至は当接して配設される構成となる。
また、表面カバー部10Aの上端部13Aには、図5(b)及び図6(a)、(b)に示すように、上記第1実施形態と概ね同様の断面略V字状とされたコーナーカバー片部14Aが側壁面6側に向けて突設されている。このコーナーカバー片部14Aの縁端部には、上記同様の傾斜面15,15が設けられている。
このコーナーカバー片部14Aは、表面カバー部10Aの幅方向略中心において長手方向に沿って設けられた第1片部(縦片部)とこの第1片部の一端部(下端部)に連成され、この第1片部に対して直交する方向に沿って設けられた第2片部(横片部)とを有した形状とされている。
表面カバー部10Aの裏面には、図5(b)及び図6(b)、(c)に示すように、上記第1実施形態と概ね同様の挿入片16Aが側壁面6側に向けて突設されている。
この挿入片16Aは、コーナーカバー片部14Aの上記縦片部に連なるように、表面カバー部10Aの長手方向(上下方向)の略全長に亘って、その裏面に設けられている。この挿入片16Aは、その両側の各側面が、階段巾木2の接合部側の各端面(図例では、縦巾木20の前端面20b及び横巾木25の後端面26a)のそれぞれに近接乃至は当接して配設される構成とされている。
なお、図例では、これらコーナーカバー片部14Aの縦片部及び挿入片16Aを、表面カバー部10Aの幅方向中心よりも、加工誤差の生じ難い階段巾木2の勝ち側の接合部側端面(図例では、縦巾木20の前端面20b)側に僅かに寄った位置に設けている。つまり、加工誤差の生じ易い階段巾木2の勝ち側とは異なる側の端部(図例では、横巾木25の後端部26A)を覆う表面カバー部10Aの幅寸法を僅かに大きくしている。
また、この挿入片16Aの一側面には、図5及び図6(b)に示すように、上記第1実施形態と概ね同様の引っ掛け片部19Aが、その突出方向先端部から幅方向外方に向けて突設されている。本実施形態では、引っ掛け片部19Aは、挿入片16Aの勝ち側とは異なる側の階段巾木の接合部側端面(図例では、横巾木25の後端面26a)に向く側の側面に連成されている。また、引っ掛け片部19Aは、挿入片16Aのコーナー片部14Aの縦片部に連成された側とは異なる側の端部(下端部)から長手方向途中部位に至るまで設けられた例を示している。
なお、引っ掛け片部19Aの挿入片16Aからの突出寸法、及び幅方向外方側の縁端部傾斜面については、上記第1実施形態と概ね同様である(図5(b)及び図6(d)参照)。
また、本実施形態では、表面カバー部10Aの他端部(下端部)12Aに、階段巾木2の勝ち側の端部の端面(図例では、縦巾木20の下端面21a)に沿うように配設されるとともに、この端部(図例では、縦巾木20の下端部21A)を覆う帯状覆い片部17を更に連成している。当該階段巾木カバー1Aは、この帯状覆い片部17と表面カバー部10Aとによって、図5に示すように、略L字状の外郭形状とされている。
この帯状覆い片部17は、表面カバー部10Aと同様、薄平板状に形成されており、階段巾木2の幅寸法に応じた長さとされ、縦勝ちに納められた縦巾木20の下端面21a近傍の側表面20aを覆うように比較的幅狭とされた帯板状とされている。なお、階段巾木2が横勝ちに納められる場合には、この帯状覆い片部17は、横巾木25の後端面26a近傍の側表面25aを覆う構成となる。
また、この帯状覆い片部17の幅方向の反階段表面側の縁端部(図例では上縁端部)には、階段巾木2の勝ち側の側表面(図例では、縦巾木20の側表面20a)に向けて下るように傾斜する上記同様の傾斜面17aが設けられている。この傾斜面17aは、図5(a)及び図6(a)に示すように、帯状覆い片部17の長手方向に沿って、その略全長に亘って形成されている。また、この傾斜面17aは、長手方向一端が、図5(a)に示すように表面カバー部10Aの勝ち側の端部を覆う側の傾斜面11に連なるように設けられるとともに、長手方向他端が、当該帯状覆い片部17の長手方向の階段表面側端部の縁端部に至るように設けられている。
また、この帯状覆い片部17は、幅方向の階段表面側の縁端部(図例では下縁端部)に沿うようにして、その裏面から側壁面6側に向けて突設された挿入片部18を有している。
挿入片部18は、図5(b)及び図6(a)、(c)に示すように、表面カバー部10Aに設けられた挿入片16Aと概ね同様、薄平板状とされている。この挿入片部18の両側の各側面が、階段表面(図例では、踏み板5の上面5a)及び階段巾木2の勝ち側の端部の端面に近接乃至は当接して配設される構成とされている。
また、この挿入片部18は、長手方向の一端部が、表面カバー部10Aに設けられた挿入片16Aの長手方向の一端部(下端部)に連なるように設けられている。また、長手方向の他端部は、上記第1実施形態に係る階段巾木カバー1の挿入片16と同様、図5(b)及び図6(a)、(d)に示すように、長手方向の途中部位に位置している。
上記構成とされた階段巾木カバー1Aは、上記第1実施形態と同様、階段巾木2の一方を固定した後、この端部に取り付け、他方の端部を表面カバー部10Aと引っ掛け片部19Aとの間に嵌入させて、その接合部に沿って配設するようにしてもよい。
つまり、表面カバー部10Aの勝ち側の側表面20aを覆う側部の裏面を、階段巾木2の勝ち側の側表面20aに当接させるとともに、帯状覆い片部17の裏面を階段巾木2の勝ち側の側表面20aに当接させる。
この際、帯状覆い片部17の裏面に設けられた挿入片部18を階段巾木2の勝ち側の端部の端面21aと階段表面5aとの間の隙間に挿入し、大まかな位置合わせを行う。また、コーナーカバー片部14Aの縦片部及びこれに連なる挿入片16Aの勝ち側の側面を、階段巾木2の勝ち側の接合部側端面20bに沿わせるようにして当接させ、当該階段巾木カバー1Aを位置決めし、勝ち側の端部に取り付けるようにしてもよい。また、この際、表面カバー部10Aの下端部12A及び挿入片部18の底面を、階段表面(図例では、踏み板5の上面5a)に当接させて、当該階段巾木カバー1Aの位置決めを行うようにしてもよい。
そして、階段巾木2の勝ち側とは異なる側の端部を、上記第1実施形態と同様にして表面カバー部10Aと引っ掛け片部19Aとの間に嵌入させ、この階段巾木2を固定し、階段巾木カバー1Aを取付固定するようにしてもよい。この際、コーナーカバー片部14Aの横片部を階段巾木2の勝ち側とは異なる側の幅方向反階段表面側の端面25bに当接させて当該階段巾木カバー1Aを再位置決めし、固定するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、引っ掛け片部19Aを挿入片16Aの勝ち側とは異なる側の側面に連成した例を示しているが、逆側の側面に引っ掛け片部を連成するようにしてもよく、両側の側面に連成するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態に係る階段巾木カバー1Aを用いて階段巾木2の接合部を納めることで、上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
また、本実施形態では、縦巾木20の下端部21Aと横巾木25の後端部26Aとを、縦勝ちまたは横勝ちで接合部が略直線状となるように接合する構造とし、この接合部に沿って略鉛直または略水平に表面カバー部10Aを配設する態様としている。また、この表面カバー部10Aの一端部13Aを、縦巾木20の前端面20bと横巾木25の上端面25bとの入隅部に対応させて略V字状に凹んだ形状とし、その他端部12Aを、踏み板5の上面5aまたは蹴込み板4の前面4aに対応させて略直線形状としている。従って、これら階段巾木2の接合部位において、略鉛直または略水平に配設される表面カバー部10Aが階段3のアクセントとなり、見栄えを向上させることができる。
また、この表面カバー部10Aの長手方向の各端部は、階段巾木2の入隅部及び階段表面にそれぞれ対応させた形状としているので、違和感が生じ難く、より見栄えを向上させることができる。
さらに、本実施形態では、表面カバー部10Aの他端部12Aに、階段巾木2の勝ち側の端部の端面、つまり、縦巾木20の下端部21Aの端面21aまたは横巾木25の後端部26Aの端面26aに沿うように配設されるとともに、この端部を覆う帯状覆い片部17を更に連成している。従って、縦勝ちまたは横勝ちで接合される階段巾木2の勝ち側の端部を、見栄え良く納めることができる。
さらにまた、本実施形態では、この帯状覆い片部17の裏面に、階段巾木2の勝ち側の端部の端面と、階段表面との間に挿入される挿入片部18を突設している。従って、この挿入片部18を利用して当該階段巾木カバー1Aの位置合わせを行うこともできる。また、この挿入片部18を、階段巾木2の勝ち側の端部の端面、及び階段表面の両方または一方に当接させ、接着することもでき、これによれば、当該階段巾木カバー1Aの取付強度をより向上させることができる。
なお、図4に示す階段3の側端部とは異なる側の側端部の入隅部に沿って配設される縦勝ちで納められた階段巾木に対して本実施形態に係る階段巾木カバーを用いる場合には、図例の階段巾木カバーの表裏を反転させたような形状とすればよい。また、図4に示す階段3の側端部の入隅部に沿って配設された階段巾木が横勝ちで納められている場合には、図例の階段巾木カバーの表裏を反転させたような形状とすればよい。
また、本実施形態では、表面カバー部の他端部に、挿入片部を裏面に突設させた帯状覆い片部を連成した例を示しているが、この帯状覆い片部に、挿入片部を設けないようにしてもよく、さらには、帯状覆い片部を設けないようにしてもよい。このような帯状覆い片部を設けない態様としても、階段巾木の接合部の隙間は、表面カバー部によって覆い隠すことができる。
次に、本発明に係る更に他の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図7〜図9は、第3実施形態に係る階段巾木カバー及びこれを用いた階段巾木の接合部納め構造の一例について説明するための概念的な説明図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る階段巾木カバー1Bは、図7に示すように、上記第1実施形態及び第2実施形態とは異なり、略矩形平板状に形成された表面カバー部10Bを備えている。
表面カバー部10Bは、図9(a)、(b)に示すように、上記第1実施形態と同様、薄平板状に形成されている。また、本実施形態では、表面カバー部10Bは、図8に示すように、高さ寸法及び幅寸法が概ね同寸法とされた略正方形状とされており、これら各寸法は、階段巾木2の幅寸法に概ね応じた寸法とされている。
このように略正方形状とされた表面カバー部10Bの一角部13Bを介して互いに隣接する二縁端部には、上記同様の傾斜面11,11が設けられている。
また、この表面カバー部10Bの一角部13Bは、上記第1実施形態に係る階段巾木カバー1の前上端部13と概ね同様、縦巾木20の前端面20bと横巾木25の上端面25bとの入隅部に対応させて略V字状に凹んだ形状とされている。
一方、この表面カバー部10Bの一角部13Bの対角を介して互いに隣接する各側端部12B,12Bは、階段3の蹴込み板4の前面4a及び踏み板5の上面5aのそれぞれに対応させて略直線形状とされている。これら各側端部12B,12Bは、蹴込み板4の前面4a及び踏み板5の上面5aのそれぞれに近接乃至は当接して配設される構成とされている。
また、表面カバー部10Bの一角部13Bには、図8(b)及び図9(a)、(b)に示すように、上記第1実施形態と概ね同様の断面略V字状とされたコーナーカバー片部14Bが側壁面6側に向けて突設されている。このコーナーカバー片部14Bの縁端部には、上記同様の傾斜面15,15が設けられている。
また、本実施形態では、このコーナーカバー片部14Bを介して表面カバー部10Bに引っ掛け片部19Bを連成している。
図例では、引っ掛け片部19Bは、コーナーカバー片部14Bの一片部の突出方向先端部から、この一片部と略平行に設けられた側端部12B側に向けて突設した例を示している。この引っ掛け片部19Bの突出寸法は、当該引っ掛け片部19Bと表面カバー部10Bとの間に嵌入される階段巾木2の端部の側裏面(図例では、横巾木25の側裏面25c)に引っ掛け可能な突出寸法とすればよい。
なお、この引っ掛け片部19Bの縁端部に、上記第1実施形態と概ね同様の傾斜面を設けるようにしてもよい。
上記構成とされた階段巾木カバー1Bは、一角部13Bとその対角とを通る対角線を対称軸として、上記第1実施形態と同様、引っ掛け片部19Bを除いて、略線対称な形状とされている。なお、引っ掛け片部19Bを、コーナーカバー片部14Bの両片部のそれぞれに設けて、当該階段巾木カバー1Bを、上記対角線を対象軸として線対称な形状としてもよい。
上記構成とされた階段巾木カバー1Bは、帯板状に形成された表面カバー部を備えた上記第1実施形態及び第2実施形態に係る階段巾木カバー1,1Aとは異なり、縦巾木20の下端部21Bと横巾木25の後端部26Bとの接合部を大きく覆い隠す形状とされている。
従って、これら縦巾木20の下端部21B及び横巾木25の後端部26Bの切断形状の自由度が、上記第1実施形態及び第2実施形態に係る階段巾木カバー1,1Aと比べて、高まる。つまり、これら縦巾木20の下端部21B及び横巾木25の後端部26Bが留め加工状に斜めに切断されたものであっても、長手方向に対して略直交する方向に切断されたものであっても、これらの接合部側の端部を覆い隠すことができる。例えば、図8の二点鎖線において示すように、縦巾木20の下端面21aと横巾木25の後端面25aとの間に比較的、大きな矩形状の隙間(空間)29Bが形成されるような場合にもこの空間29Bを含め、これらの側表面20a,25aを覆い隠すことができる。これによれば、階段巾木2の材料コストを低減することができる。
なお、本実施形態に係る階段巾木カバー1Bの階段巾木2への取り付け態様は、挿入片を利用した位置合わせの態様を除いて、上記第1実施形態と概ね同様であるので、その説明を省略する。
また、本実施形態に係る階段巾木カバー1Bを用いて階段巾木2の接合部を納めることで、挿入片を設けたことによる効果を除いて、上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
なお、本実施形態に係る階段巾木カバー1Bの側端部12B,12Bの一方に、上記第2実施形態において説明したような挿入片部を設けるようにしてもよい。
また、本実施形態において説明したようなコーナーカバー片部に設けた引っ掛け片部を、上記第1実施形態及び第2実施形態に係る階段巾木カバーが備える引っ掛け片部に代えて、または、加えて、これらに設けるようにしてもよい。
次に、本実施形態に係る階段巾木カバーの一変形例について、図9(c)に基づいて説明する。
本変形例に係る階段巾木カバー1Cは、表面カバー部10Bの裏面に、側壁面6側に向けて突設された挿入片16Bを有している。
この挿入片16Bは、図例では、上記第2実施形態と同様、その両側の各側面が、縦勝ちまたは横勝ちで納められる階段巾木2の接合部側の各端面(図例では、縦巾木20の前端面20b及び横巾木25の後端面26a)のそれぞれに近接乃至は当接して配設される構成とされている。
また、本変形例では、上記第3実施形態において説明したコーナーカバー片部に設けた引っ掛け片部に代えて、上記第2実施形態と同様、挿入片16Bの一側面に引っ掛け片部19Cを設けた例を示している。
このような縦勝ちまたは横勝ちで納められる階段巾木2の接合部の隙間に応じた挿入片16Bに代えて、二点鎖線で示すように、上記第1実施形態と同様の斜めに傾斜する接合部の隙間に応じた挿入片16Cを、表面カバー部10Bの裏面に設けるようにしてもよい。
そして、この挿入片16Cに、上記第1実施形態と同様の引っ掛け片部19Dを設けるようにしてもよい。
上記のような挿入片16Bまたは挿入片16Cを設けることで、上記第1実施形態及び第2実施形態と同様の効果を奏する。
また、このような挿入片16B,16Cを設けることで、接合部の隙間が図8のように比較的、大きい場合等においては、この挿入片が側壁面との間のスペーサー部材となり、当該階段巾木カバー1Cが側壁面に向けて位置ズレ等をするようなことを防止することができる。
なお、本変形例では、引っ掛け片部を挿入片に設けた例を示しているが、これに代えて、または加えて、上記第3実施形態において説明したように、コーナーカバー片部に引っ掛け片部を設けるようにしてもよい。
なお、上記各実施形態に係る各階段巾木カバーが用いられる階段としては、図例のようなものに限られず、各種の形状とされた階段の表面と、その側方の面との入隅部に沿って配設される階段巾木の接合部に用いることができる。
また、上記各実施形態では、踏み板と蹴込み板との連結角度が略直角とされた階段を示し、これに対応させて縦巾木と横巾木とが略直交するように連結されるような態様を示しているが、このような態様に限られない。例えば、踏み板と蹴込み板との連結角度が鋭角とされた階段に対して階段巾木を配設し、この階段巾木の接合部に上記各実施形態に係る各階段巾木カバーを用いるようにしてもよい。この場合は、上記連結角度に応じて、各表面カバー部や各コーナーカバー片部、各挿入片などの形状を変形するようにすればよい。
さらに、階段巾木は、図例のような断面略矩形状とされたものに限られず、側表面に長手方向に沿う凹溝が形成されたものや、幅方向の反階段表面側の端部に面取り部や段部などを備えた階段巾木としてもよい。この場合は、各実施形態に係る階段巾木カバーの表面カバー部やコーナーカバー片部の形状を、階段巾木の表面形状(側表面及び幅方向反階段表面側の端部の形状)に応じた形状としてもよい。
さらにまた、階段巾木としては、長尺の帯状材を切断することで縦巾木及び横巾木が形成されるものに限られず、階段の形状に合わせて予めモジュール化(階段とユニット化)されて上記各実施形態において説明したような形状とされているものとしてもよい。
また、上記第1実施形態及び第2実施形態並びに上記第3実施形態の変形例では、表面カバー部の裏面に、一枚板状の挿入片を設け、その挿入片の長手方向の他端部から途中部位にまで引っ掛け片部を連成した例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、挿入片の全長に亘って引っ掛け片部を連成するようにしてもよい。つまり、挿入片の一側面の全長及びコーナーカバー片部の一片部に引っ掛け片部を連成するようにしてもよい。または、コーナーカバー片部の一片部から挿入片の長手方向の途中部位に至るまで引っ掛け片部を連成するような態様としてもよい。さらには、挿入片の長手方向に沿って間隔を空けて複数箇所に引っ掛け片部を設けるような態様としてもよい。
さらに、表面カバー部の裏面に、一枚板状の挿入片を設ける態様に代えて、設けられる部位の長手方向に沿って間隔を空けて複数箇所に挿入片を設ける態様としてもよい。この場合は、複数箇所に設けた挿入片の少なくとも一つに引っ掛け片部を設けるようにしてもよい。また、引っ掛け片部を挿入片に設けずに、コーナー片部に設ける場合には、挿入片の突出寸法を、階段巾木の厚さ寸法と概ね同寸法とせずに、この厚さ寸法よりも小さい寸法としてもよい。
さらには、このような挿入片を設けない態様としてもよい。このような態様によっても、表面カバー部に連成されたコーナーカバー片部によって、階段巾木カバーの位置決めを容易に行うことができる。この場合は、コーナーカバー片部に引っ掛け片部を設けるようにしてもよい。
さらに、表面カバー部の形状は、上記各実施形態において示した形状に限られず、つまり、帯板状または矩形平板状のものに限られず、三角形状やその他の多角形状、菱形状等、種々の形状とされた表面カバー部を採用することができる。このような表面カバー部としては、接合される縦巾木の下端部と横巾木の後端部との接合部側の端面近傍の各側表面を、端面間の隙間を跨ぐように覆い得る形状とすればよい。
さらにまた、表面カバー部及びコーナーカバー片部の各縁端部に設けた傾斜面の両方または一方を設けないようにしてもよい。
さらに、コーナーカバー片部の形状は、縦巾木の前面及び横巾木の上面を覆うように形成されたものであれば、断面略V字状とされたものに限られない。例えば、断面四半円形状とされたものや、断面略三角形状とされたものとしてもよい。さらには、このようなコーナーカバー片部を設けないようにしてもよい。この場合は、挿入片を設けることで、位置合わせを容易に行い得る態様としてもよく、または、これらの両方を設けずに、表面カバー部を階段巾木の側表面に沿わせて取付固定する態様としてもよい。この場合において、上記第1実施形態に係る階段巾木カバーに引っ掛け片部を設ける場合には、その後下端部に、上記第2実施形態のような挿入片部を設け、この挿入片部に引っ掛け片部を設けるようにしてもよい。また、この場合において、上記第2実施形態及び第3実施形態に係る階段巾木カバーに引っ掛け片部を設ける場合には、これら各実施形態において説明した挿入片部に引っ掛け片部を設けるようにしてもよい。
1,1A,1B,1C 階段巾木カバー
10,10A,10B 表面カバー部
14,14A,14B コーナーカバー片部
16,16A,16B,16C 挿入片
19,19A,19B,19C,19D 引っ掛け片部
2 階段巾木
20 縦巾木
20a 縦巾木の側表面
20b 縦巾木の前端面(前面)
20c 縦巾木の側裏面(側壁面に向く面)
21,21A,21B 縦巾木の下端部
25 横巾木
25a 横巾木の側表面
25b 横巾木の上端面(上面)
25c 横巾木の側裏面(側壁面に向く面)
26,26A,26B 横巾木の後端部
29,29A,29B 接合部の隙間
4a 蹴込み板の前面(階段表面)
5a 踏み板の上面(階段表面)
6 側壁面

Claims (3)

  1. 階段表面と側壁面との入隅部に沿って配設される階段巾木の縦巾木の下端部と横巾木の後端部とを接合するように配設されるとともに、これらの側表面を覆う表面カバー部と、
    この表面カバー部に連成されるとともに、前記縦巾木及び前記横巾木の両方または一方の側壁面に向く面に引っ掛けられる引っ掛け片部とを備えており、
    前記表面カバー部には、前記縦巾木の前面及び前記横巾木の上面を覆うように形成されたコーナーカバー片部が側壁面側に向けて突設されており、前記引っ掛け片部は、このコーナーカバー片部に連成されていることを特徴とする階段巾木カバー。
  2. 請求項1において、
    前記表面カバー部の裏面には、前記縦巾木と前記横巾木との接合部の隙間に介在される挿入片が側壁面側に向けて突設されておりこの挿入片に、前記縦巾木及び前記横巾木の両方または一方の側壁面に向く面に引っ掛けられる引っ掛け片部を連成ていることを特徴とする階段巾木カバー。
  3. 請求項1または2に記載された階段巾木カバーを用いて階段巾木の接合部を納める階段巾木の接合部納め構造であって、
    前記縦巾木及び前記横巾木の両方または一方の側壁面に向く面に、前記階段巾木カバーの引っ掛け片部を引っ掛け、この階段巾木カバーを前記接合部に取り付けて前記縦巾木の下端部及び前記横巾木の後端部の側表面を、前記表面カバー部によって覆い、前記縦巾木の前面及び前記横巾木の上面を、前記コーナーカバー片部によって覆う構造とされていることを特徴とする階段巾木の接合部納め構造。
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