JP5598980B2 - 無線通信ネットワーク間の干渉防止システム及び方法 - Google Patents

無線通信ネットワーク間の干渉防止システム及び方法 Download PDF

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本発明は、複数の無線通信ネットワークが同一空間で互いに干渉することなく共存する上で好適な無線通信ネットワーク間の干渉防止システム及び方法に関する。
近年において、無線通信システムの加入数が増加や、サービスの高度化や多様化が進展している。このとき、同一の通信空間でしかも同一の周波数帯域において、複数の無線通信ネットワークが共存する場合、互いに通信干渉を起こすことになる。
図4は、かかる無線通信ネットワーク間で通信干渉が生じる例を示している。このシステム60では、2つの無線通信ネットワーク40、50が同一空間において並存している。この無線通信ネットワーク40は、第1のネットワークコントローラ(NC)41と、無線端末DEV1、DEV2とを備えている。
無線端末DEV1、DEV2は、例えば、ノート型のパーソナルコンピュータ(ノートPC)や、携帯電話等を初めとした各種携帯情報端末等で構成される。また第1のNC41は、上述した無線端末DEV1、DEV2と構成を同一とするものであってもよい。この第1のNC41は、無線通信ネットワーク40内における通信全体を制御するためのデバイスである。また無線端末DEV1と無線端末DEV2間でパケット通信を行う場合においても、この第1のNC41を介して実行するようにしてもよく、かかる意味においてこの第1のNC41は、基地局としての役割をも担うことになる。無線通信ネットワーク50には、当該ネットワーク内の通信全体を制御するための第2のネットワークコントローラ(NC)42が設けられている。この第2のNC42に実装される機能は、上述した第1のNC41と同一である。また、この無線通信ネットワーク50には、第2のNC42との間で通信可能な図示しない無線端末も含まれる。
ここで無線端末DEV2から、無線端末DEV1に対してデータ送信を行う場合について考えてみる。データの送信先の無線端末DEV1の周囲には可干渉範囲が存在する。この無線端末DEV1を中心とした可干渉範囲内において他の無線通信ネットワーク50による信号の送受信が行われた場合、この無線通信ネットワーク40、50間において通信干渉が生じることになる。図4の例では、この無線端末DEV1を中心とした可干渉範囲と、無線通信ネットワーク50の通信範囲の重複部分において、かかる無線通信ネットワーク50を構成する図示しない無線端末が存在する場合に干渉が生じてしまう。
このため、複数の無線通信ネットワーク間で互いに干渉することなく通信空間を共存することが可能な無線通信ネットワーク間の干渉防止方法が従来より求められている。
例えば複数の無線通信ネットワーク間で時間分割することで通信空間を共存する方法では、複数のタイムスロットからなるタイムフレームをいくつかのタイムスロット群に区分し、区分されたタイムスロット群をそれぞれ各システムに割り当てる。
また、複数の無線通信ネットワーク間で周波数分割することで通信空間を共存する方法では、ある周波数帯域を2以上の部分周波数帯域に分割し、分割された部分周波数帯域をそれぞれ各システムに割り当てる。
従来の無線通信ネットワーク間の共存方法としては、例えば特許文献1、2に示す方法が提案されている。
米国特許第5732076号 米国特許出願2008/247445号
しかしながら、上述した周波数分割する方法、或いは時間分割する方法よりも、干渉防止のための処理フローをより簡略化させることが可能なシステムが従来より望まれていた。
そこで、本発明は上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、複数の無線通信ネットワークが同一空間で互いに干渉することなく共存するための無線通信ネットワーク間の干渉防止システム及び方法において、特に干渉防止のための処理フローをより簡略化させることが可能な無線通信ネットワーク間の干渉防止システム及び方法を提供することにある。
請求項1記載の無線通信ネットワーク間の干渉防止システムは、無線端末と通信制御装置とをそれぞれ備える第1の無線通信ネットワーク及び第2の無線通信ネットワークが同一空間に存在する場合に互いの通信干渉を防止する無線通信ネットワーク間の干渉防止システムにおいて、上記第1の無線通信ネットワーク内において無線端末Aが、通信先の無線端末Bの周囲を干渉フリーゾーンとすべき旨の要求信号を第1の通信制御装置へ送信し、上記要求信号を受信した第1の通信制御装置は、上記無線端末Bにおいて通信干渉が生じているものと判断される閾値(以下、可干渉レベルという。)を上記第2の無線通信ネットワークにおける第2の通信制御装置へ送信し、上記第2の通信制御装置は、上記第2の無線通信ネットワーク内の各無線端末について、各無線端末の送信レベルの最大値(以下、最大通信レベルという。)を算出し、算出した最大通信レベルが上記第1の通信制御装置から送信された可干渉レベルを超える無線端末については、その通信レベルを下げるか又は通信を停止させることを特徴とする。
請求項2記載の無線通信ネットワーク間の干渉防止システムは、請求項1記載の発明において、上記要求信号を受信した第1の通信制御装置は、上記無線端末Bの位置情報を上記第2の無線通信ネットワークにおける第2の通信制御装置へ送信し、上記第2の通信制御装置は、上記無線端末Bの位置情報に基づいて当該無線端末Bの可干渉範囲を識別し、上記第2の無線通信ネットワーク内の各無線端末からそれぞれの位置情報を取得し、取得した位置情報が上記識別した可干渉範囲内に入るか否か判別を行い、可干渉範囲内に入るものと判別され、かつ、算出した最大通信レベルが第1の通信制御装置から送信された可干渉レベルを超える無線端末について、その通信レベルを下げるか又は通信を停止させる制御を行うことを特徴とする。
請求項3記載の無線通信ネットワーク間の干渉防止システムは、請求項2記載の発明において、上記第2の通信制御装置は、上記第2の無線通信ネットワーク内の無線端末の位置情報を取得することができない場合には、当該位置情報を取得することができない無線端末の取り得る位置のうち、上記無線端末Bに対して最も近い位置と仮定した上で上記識別した可干渉範囲内に入るか否か判別することを特徴とする。
請求項4記載の無線通信ネットワーク間の干渉防止方法は、無線端末と通信制御装置とをそれぞれ備える第1の無線通信ネットワーク及び第2の無線通信ネットワークが同一空間に存在する場合に互いの通信干渉を防止する無線通信ネットワーク間の干渉防止方法において、上記第1の無線通信ネットワーク内において無線端末Aが、通信先の無線端末Bの周囲を干渉フリーゾーンとすべき旨の要求信号を第1の通信制御装置へ送信し、上記要求信号を受信した第1の通信制御装置により上記無線端末Bにおいて通信干渉が生じているものと判断される閾値(以下、可干渉レベルという。)を上記第2の無線通信ネットワークにおける第2の通信制御装置へ送信し、上記第2の通信制御装置により、上記第2の無線通信ネットワーク内の各無線端末について各無線端末の送信レベルの最大値(以下、最大通信レベルという。)を算出し、算出した最大通信レベルが上記第1の通信制御装置から送信された可干渉レベルを超える無線端末については、その通信レベルを下げるか又は通信を停止させることを特徴とする。
請求項5記載の無線通信ネットワーク間の干渉防止方法は、請求項4記載の発明において、上記要求信号を受信した第1の通信制御装置により、上記無線端末Bの位置情報を上記第2の無線通信ネットワークにおける第2の通信制御装置へ送信し、上記第2の通信制御装置により、上記無線端末Bの位置情報に基づいて当該無線端末Bの可干渉範囲を識別し、上記第2の無線通信ネットワーク内の各無線端末からそれぞれの位置情報を取得し、取得した位置情報が上記識別した可干渉範囲内に入るか否か判別を行い、可干渉範囲内に入るものと判別され、かつ、算出した最大通信レベルが第1の通信制御装置から送信された可干渉レベルを超える無線端末について、その通信レベルを下げるか又は通信を停止させる制御を行うことを特徴とする。
請求項6記載の無線通信ネットワーク間の干渉防止方法は、請求項5記載の発明において、上記第2の通信制御装置により、上記第2の無線通信ネットワーク内の無線端末の位置情報を取得することができない場合には、当該位置情報を取得することができない無線端末の取り得る位置のうち、上記無線端末Bに対して最も近い位置と仮定した上で上記識別した可干渉範囲内に入るか否か判別することを特徴とする。
上述した構成からなる本発明によれば、複数の無線通信ネットワークが同一空間で互いに干渉することなく共存する上で、極めて簡単な処理フローで実現することができ、システムにかかる負荷を軽減させることが可能となる。
本発明を適用した無線通信ネットワーク間の干渉防止システムの構成例を示す図である。 本発明を適用した無線通信ネットワーク間の干渉防止システムの動作例を示すフローチャートである。 第2のNCが全ての無線端末の位置情報を取得することができない場合の動作例を示す図である。 従来技術の問題点について説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明を適用した無線通信ネットワーク間の干渉防止システム10の構成例を示している。この干渉防止システム10は、2つの無線通信ネットワーク20、30から構成されている。無線通信ネットワーク20は、複数の無線端末DEV1、DEV2、・・・と、ネットワーク全体を制御する第1のネットワークコントローラ(NC)21とを備えている。また無線通信ネットワーク30は、複数の無線端末DEV3、DEV4、DEV5、DEV6、・・・と、ネットワーク全体を制御する第2のネットワークコントローラ(NC)31とを備えている。
無線端末DEV1、2は、例えば、ノート型のパーソナルコンピュータ(ノートPC)や、携帯電話等を初めとした各種携帯情報端末等で構成される。無線端末DEV1、2は、第1のNC21との間で無線パケット通信を行うことができ、更には第1のNC21を介して他のデバイスとしての無線端末DEV2、1との間で無線パケット通信を行う。無線端末DEV1、2は、それぞれの無線通信ネットワーク20における自らの位置を識別し、これを位置情報として第1のNC21へ送信することが可能となる。この位置の識別については、例えばビームフォーミング技術を用いるようにしてもよい。なお、この図1の例では、あくまで2つの無線端末DEV1、2が無線通信ネットワーク20内において存在している場合を例に挙げているが、これに限定されるものではなく、1以上の無線端末DEVを有するものであればいかなる数で構成されていてもよい。
第1のNC21も同様に上述した無線端末DEV1、2と構成を同一とするものであってもよい。この第1のNC21は、無線通信ネットワーク20の中央制御ユニットとしての役割を担う。そして、この第1のNC21は、無線端末DEV1、2から送信されてくる各種情報に基づいて、無線通信ネットワーク20に含まれる各構成要素に対して処理動作を実行する。また、この第1のNC21は、無線端末DEV1、2との間における無線通信の中継局、或いは基地局としての役割をも担うようにしてもよい。第1のNC21は、無線端末DEV1、2の位置情報を取得することもでき、その結果、第1のNC21は、無線端末DEV1、2の位置をこの取得した位置情報に基づいて識別することが可能となる。第1のNC21は、無線端末DEV1、2の通信レベルをも識別することが可能となる。なお、第1のNC21は、無線端末DEV1、2の位置の識別を、無線端末DEV1、2の電力レベルを介して識別するようにしてもよい。
無線端末DEV3〜6は、例えば、ノート型のパーソナルコンピュータ(ノートPC)や、携帯電話等を初めとした各種携帯情報端末等で構成される。無線端末DEV3−6は、第2のNC31との間で無線パケット通信を行うことができ、更には第1のNC31を介して他のデバイスとしての無線端末6〜3との間で無線パケット通信を行う。無線端末DEV3〜6は、それぞれの無線通信ネットワーク30における自らの位置を識別し、これを位置情報として第2のNC31へ送信することが可能となる。この位置の識別については、例えばビームフォーミング技術を用いるようにしてもよい。なお、この図1の例では、あくまで2つの無線端末DEV3〜6が無線通信ネットワーク30内において存在している場合を例に挙げているが、これに限定されるものではなく、1以上の無線端末DEVを有するものであればいかなる数で構成されていてもよい。
第2のNC31も同様に上述した無線端末DEV3〜6と構成を同一とするものであってもよい。この第2のNC31は、無線通信ネットワーク20の中央制御ユニットとしての役割を担う。そして、この第2のNC31は、無線端末DEV3〜6から送信されてくる各種情報に基づいて、無線通信ネットワーク30に含まれる各構成要素に対して処理動作を実行する。また、この第2のNC31は、無線端末DEV3〜6との間における無線通信の中継局、或いは基地局としての役割をも担うようにしてもよい。第2のNC31は、無線端末DEV3〜6の位置情報を取得することもでき、その結果、第1のNC21は、無線端末DEV3〜6の位置をこの取得した位置情報に基づいて識別することが可能となる。第2のNC31は、無線端末DEV3〜6の通信レベルをも識別することが可能となる。なお、第1のNC21は、無線端末DEV3〜6の位置の識別を、無線端末DEV3〜6の電力レベルを介して識別するようにしてもよい。
また、2つの無線通信ネットワーク20、30は、同一の又は近接した空間において設置されたシステムである。これら2つの無線通信ネットワーク20、30は、互いに重複する周波数帯域でそれぞれのNC21と無線端末DEV1、2との間で、またNC31と無線端末DEV3〜6との間で無線通信を行う場合もある。また、2つの無線通信ネットワーク20、30は、図1に示すように互いに通信範囲が重複する場合もある。また、これら2つの無線通信ネットワーク20、30は、互いに同一の通信方式で通信を行うようにしてもよいし、互いに異なる通信方式に基づいて通信を行うようにしてもよい。但し、無線通信ネットワーク20、30は、互いに異なる通信方式に基づいて通信を行う場合であっても、無線通信ネットワーク20、30間で少なくとも送受信された情報、データの解読は可能であることを前提としている。
また、無線通信ネットワーク20、30は、例えば図示しない公衆通信網を介してデータを送受信するようにしてもよい。このとき第1のNC21、第2のNC31は、それぞれ図示しない公衆通信網に対して接続されている。また第1のNC21、第2のNC31は、かかる図示しない公衆通信網を介して互いの存在を簡単に見つけ出すことが可能となる。また図示しない公衆通信網には、それぞれのIPアドレスが格納されたデータベースも存在し、第1のNC21、第2のNC31は、互いのIPアドレスを当該データベースに問い合わせることも可能となる。
次に、本発明を適用した無線通信ネットワーク間の干渉防止システム10の動作について、無線端末DEV2から、無線端末DEV1に対してデータ送信を行う場合を例にとり、図2を用いて説明をする。なお、以下の例では、無線端末DEV1〜DEV6は、自ら通信レベルを制御することができず、あくまで第1のNC21、第2のNC31による制御の下で通信レベルを制御できるものと仮定する。また無線端末DEV3、DEV4は、何れも正確な位置情報を第2のNC31へ伝達することができないものと仮定する。
先ずステップS11において無線端末DEV2から第1のNC21に対して第1の干渉フリー要求信号を送信する。この第1の干渉フリー要求信号とは、データの通信先の無線端末DEV1の周囲は、一定の時間において干渉のない領域とする旨を要求する信号である。次に、無線端末DEV2から第1の干渉フリー要求信号を受信した第1のNC21は、第1の干渉フリー要求信号を読み取り、通信先が無線端末DEV1であることを判別する。そして、この無線端末DEV1が実際に通信を行うに当り、無線通信ネットワーク30との間で通信干渉が生じる閾値を識別する。この識別した通信干渉が生じる閾値を、以下、可干渉レベルという。また第1のNC21は、更に必要に応じて無線端末DEV1の位置情報や通信時間等の情報も取得するようにしてもよい。また、第1のNC21は、これら無線端末DEV1における位置情報や可干渉レベルに基づいて、実際に無線端末DEV1との間で通信を行う上で干渉フリーゾーンとすべき範囲(以下、可干渉範囲という。)を計算するようにしてもよい。
次にステップS12へ移行し、第1のNC21は、第2のNC31へ第2の干渉フリー要求信号を送信する。この第2の干渉フリー要求信号には、上述した可干渉レベルを始めとした無線端末DEV1に関する情報を含めたものである。この無線端末DEV1に関する情報としては、その位置情報や通信時間、さらには上述した可干渉範囲に関する情報等も含めるようにしてもよい。
この第2の干渉フリー要求信号を受信した第2のNC31は、かかる信号の内容を読み取ることにより、無線端末DEV1の周囲を干渉が生じない干渉フリーゾーンにすべきことを認識することが可能となる。
次にステップS13へ移行し、第2のNC31は、無線端末DEV3〜DEV6からそれぞれ情報を取得する。この情報には、無線端末DEV3〜DEV6の最大通信レベルも含まれる。この最大通信レベルとは、それぞれの無線端末DEV3〜DEV6が通信し得る通信レベル(通信電圧も含む)のうち、最大のレベルを意味する。またこの無線端末DEV3〜DEV6から取得する情報としては、無線端末DEV3〜DEV6のそれぞれの位置情報も含めるようにしてもよい。
次にステップS14へ移行し、第2のNC31は、演算処理を行う。この演算処理では、無線端末DEV3〜DEV6の最大通信レベルが、第1のNC21から送信された可干渉レベルを超えるか否かの判定を行う。この判定の結果、無線端末DEV3〜DEV6の最大通信レベルが可干渉レベルを超えるものが1つでもある場合には、ステップS17へ移行する。これに対して、無線端末DEV3〜DEV6の最大通信レベルが可干渉レベルを超えるものが1つも存在しない場合には、ステップS17へ移行することは行わない。
このステップS14では更に無線端末DEV3〜DEV6のそれぞれの位置情報も踏まえて判定を行うようにしてもよい。このとき、第2のNC31は、既に無線端末DEV1の位置情報や可干渉範囲を上述した干渉フリー要求信号を介して取得している。このため、第2のNC31は、無線端末DEV1の現在位置やその可干渉範囲を知りえる状態となっている。第2のNC31は、この無線端末DEV3〜DEV6が、実際に無線端末DEV1の可干渉範囲に含まれているか否かの判定を行う。その結果、この無線端末DEV3〜DEV6の何れかが、無線端末DEV1の可干渉範囲に含まれている場合には、その含まれている無線端末DEVに対して上述した最大通信レベルが、可干渉レベルを超えるか否かの判定を行うようにしてもよい。例えば図1の例の場合、無線端末DEV3のみが可干渉範囲に入るものと判定されることになる。この場合、無線端末DEV3のみ上述した最大通信レベルが、可干渉レベルを超えるか否かの判定を行い、それ以外の無線端末DEV4〜DEV6については、最大通信レベルが、可干渉レベルを超えるか否かの判定を行わないようにしてもよい。
その後ステップS15へ移行し、第2のNC31から第1のNC21に対して、通信開始の承認を示す信号を送信する。次にステップS16において第2のNC31から無線端末DEV2に対して、かかる通信開始の承認を示す信号を送信する。無線端末DEV2は、係る信号を受信することにより、無線端末DEV1との間での通信が許可された旨を識別することができる。
また、ステップS17に移行した場合、第2のNC31は、最大通信レベルが、可干渉レベルを超える無線端末DEV3に対して干渉フリー命令を行う。この干渉フリー命令とは、通信先の無線端末DEV1の可干渉範囲について実際に通信干渉の生じない、いわゆる干渉フリーゾーンとすべき命令である。この干渉フリー命令を受信した無線端末DEV3は、その通信レベルを下げるか又は通信を停止することになる。即ち、第2のNC31により、この無線端末DEV3は通信レベルが下げられ又は通信を停止させられることになる。その結果、この無線端末DEV1の可干渉範囲については、無線端末DEV3の通信レベルが下げられ又は通信を停止させられることにより、干渉の生じない干渉フリーゾーンとすることが可能となる。
このため、無線端末DEV2は、無線端末DEV1との間で、無線通信ネットワーク30との間で通信干渉が生じることなく、通信を行うことが可能となる。
このように、本発明を適用した無線通信ネットワーク間の干渉防止システム10では、無線通信ネットワーク20内において無線端末DEV2が、通信先の無線端末DEV1の周囲を干渉フリーゾーンとすべき旨の要求信号を第1のNC21へ送信し、要求信号を受信した第1のNC21により無線端末DEV1の可干渉レベルを無線通信ネットワーク30における第2のNC31へ送信し、第2のNC31により、無線通信ネットワーク30内の各無線端末DEVについて最大通信レベルを算出し、算出した最大通信レベルが第1のNC21から送信された可干渉レベルを超える無線端末DEVについては、その通信レベルを下げるか又は通信を停止させる。これにより、本発明によれば、複数の無線通信ネットワーク20、30が同一空間で互いに干渉することなく共存する上で、極めて簡単な処理フローで実現することができ、システムにかかる負荷を軽減させることが可能となる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、図3に示すように、無線端末DEV5、6について、第2のNC31が位置情報を取得することができない場合には、当該位置情報を取得することができない無線端末DEV5、6の取り得る位置のうち、無線端末DEV1に対して最も近い位置と仮定するようにしてもよい。図3の例では、仮に無線端末DEV5について点線で囲まれる位置にあったとしても、最悪のケースを想定し、無線端末DEV1に対して最も近い、実線で囲まれる位置にあるものと仮定する。また、仮に無線端末DEV6について点線で囲まれる位置にあったとしても、最悪のケースを想定し、無線端末DEV1に対して最も近い、実線で囲まれる位置にあるものと仮定する。
その結果、無線端末DEV1の可干渉範囲には、無線端末DEV5は含まれないが、無線端末DEV6は含まれることになる。その結果、この無線端末DEV6については、上述した干渉フリー命令が第2のNC31から送信され、その通信レベルを下げるか又は通信を停止させることになる。このように、第2のNC31が位置情報を取得することができない無線端末DEVについても同様に可干渉範囲にあるか否かを判定することが可能となる。
10 干渉防止システム
20、30 無線通信ネットワーク
21 第1のNC
31 第2のNC
DEV 無線端末

Claims (6)

  1. 無線端末と通信制御装置とをそれぞれ備える第1の無線通信ネットワーク及び第2の無線通信ネットワークが同一空間に存在する場合に互いの通信干渉を防止する無線通信ネットワーク間の干渉防止システムにおいて、
    上記第1の無線通信ネットワーク内において無線端末Aが、通信先の無線端末Bの周囲を干渉フリーゾーンとすべき旨の要求信号を第1の通信制御装置へ送信し、
    上記要求信号を受信した第1の通信制御装置は、上記無線端末Bにおいて通信干渉が生じているものと判断される閾値(以下、可干渉レベルという。)を上記第2の無線通信ネットワークにおける第2の通信制御装置へ送信し、
    上記第2の通信制御装置は、上記第2の無線通信ネットワーク内の各無線端末について、各無線端末の送信レベルの最大値(以下、最大通信レベルという。)を算出し、算出した最大通信レベルが上記第1の通信制御装置から送信された可干渉レベルを超える無線端末については、その通信レベルを下げるか又は通信を停止させること
    を特徴とする無線通信ネットワーク間の干渉防止システム。
  2. 上記要求信号を受信した第1の通信制御装置は、上記無線端末Bの位置情報を上記第2の無線通信ネットワークにおける第2の通信制御装置へ送信し、
    上記第2の通信制御装置は、上記無線端末Bの位置情報に基づいて当該無線端末Bの可干渉範囲を識別し、上記第2の無線通信ネットワーク内の各無線端末からそれぞれの位置情報を取得し、取得した位置情報が上記識別した可干渉範囲内に入るか否か判別を行い、
    可干渉範囲内に入るものと判別され、かつ、算出した最大通信レベルが第1の通信制御装置から送信された可干渉レベルを超える無線端末について、その通信レベルを下げるか又は通信を停止させる制御を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の無線通信ネットワーク間の干渉防止システム。
  3. 上記第2の通信制御装置は、上記第2の無線通信ネットワーク内の無線端末の位置情報を取得することができない場合には、当該位置情報を取得することができない無線端末の取り得る位置のうち、上記無線端末Bに対して最も近い位置と仮定した上で上記識別した可干渉範囲内に入るか否か判別すること
    を特徴とする請求項2記載の無線通信ネットワーク間の干渉防止システム。
  4. 無線端末と通信制御装置とをそれぞれ備える第1の無線通信ネットワーク及び第2の無線通信ネットワークが同一空間に存在する場合に互いの通信干渉を防止する無線通信ネットワーク間の干渉防止方法において、
    上記第1の無線通信ネットワーク内において無線端末Aが、通信先の無線端末Bの周囲を干渉フリーゾーンとすべき旨の要求信号を第1の通信制御装置へ送信し、
    上記要求信号を受信した第1の通信制御装置により上記無線端末Bにおいて通信干渉が生じているものと判断される閾値(以下、可干渉レベルという。)を上記第2の無線通信ネットワークにおける第2の通信制御装置へ送信し、
    上記第2の通信制御装置により、上記第2の無線通信ネットワーク内の各無線端末について各無線端末の送信レベルの最大値(以下、最大通信レベルという。)を算出し、算出した最大通信レベルが上記第1の通信制御装置から送信された可干渉レベルを超える無線端末については、その通信レベルを下げるか又は通信を停止させること
    を特徴とする無線通信ネットワーク間の干渉防止方法。
  5. 上記要求信号を受信した第1の通信制御装置により、上記無線端末Bの位置情報を上記第2の無線通信ネットワークにおける第2の通信制御装置へ送信し、
    上記第2の通信制御装置により、上記無線端末Bの位置情報に基づいて当該無線端末Bの可干渉範囲を識別し、上記第2の無線通信ネットワーク内の各無線端末からそれぞれの位置情報を取得し、取得した位置情報が上記識別した可干渉範囲内に入るか否か判別を行い、可干渉範囲内に入るものと判別され、かつ、算出した最大通信レベルが第1の通信制御装置から送信された可干渉レベルを超える無線端末について、その通信レベルを下げるか又は通信を停止させる制御を行うこと
    を特徴とする請求項4記載の無線通信ネットワーク間の干渉防止方法。
  6. 上記第2の通信制御装置により、上記第2の無線通信ネットワーク内の無線端末の位置情報を取得することができない場合には、当該位置情報を取得することができない無線端末の取り得る位置のうち、上記無線端末Bに対して最も近い位置と仮定した上で上記識別した可干渉範囲内に入るか否か判別すること
    を特徴とする請求項5記載の無線通信ネットワーク間の干渉防止方法。
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