JP2016158002A - 通信装置、および通信方法 - Google Patents

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勝 黒田
Masaru Kuroda
勝 黒田
大平 浩貴
Hirotaka Ohira
浩貴 大平
晋太郎 川村
Shintaro Kawamura
晋太郎 川村
龍輔 黛
Ryusuke Mayuzumi
龍輔 黛
弘樹 杉野
Hiroki Sugino
弘樹 杉野
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Abstract

【課題】無線ネットワークによって構築されたアドホックネットワークにデバイスを接続する場合、該アドホックネットワークよりも狭い通信エリアを持つ近距離無線通信を使用し、自動で接続許可を得る通信システムにおいて、セキュリティを向上させる。
【解決手段】通信装置は、第1の通信範囲内で第1の通信方式を用いて無線通信を行う第1の通信部と、第2の通信範囲内で第2の通信方式を用いて無線通信を行う第2の通信部と、第1の通信部による他の通信装置との確立された通信を切断する切断処理部とを有し、第2の通信部は、第1の通信方式による通信を確立するための設定情報を受信し、第1の通信部は、設定情報を受信した他の通信装置との間で第1の通信方式を用いて無線通信を行い、切断処理部は、他の通信装置が第2の通信範囲内に位置しない状態となってから第1の時間閾値の時間が経過した場合、第1の通信部による他の通信装置との確立された通信を切断する。
【選択図】図6

Description

本発明は、通信システムに関する。
無線LANなどの無線ネットワークによって構築されたアドホックネットワークにデバイスを接続する場合、該アドホックネットワークよりも狭い通信エリアを持つ近距離無線通信を使用し、自動で接続許可を得るための認証を行う技術が知られている。
無線LANアクセスポイントによって送信されるビーコンを取得できない場合に、該アクセスポイントによる無線電波範囲から離れたと判断し、新たなアクセスポイントと接続する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
デバイスは、近距離無線通信の通信エリアから退出する際には無線LANとの間の通信を切断する。しかし、近距離無線通信の通信エリアから退出する際にデバイスは、近距離無線通信によって送信される無線LANとの間の通信を切断する指示を受信することができない場合がある。無線LANとの間の通信を切断する指示を受信できない場合には、デバイスによって無線LANとの間の通信を切断する処理が行われないため、デバイスと無線LANとの間で接続が行われたままとなる。このため、デバイスは、無線LANを経由して機器にアクセスすることが可能となり、仮にそのデバイスが悪意のある者に使用されている場合には、セキュリティ上問題がある。
本発明は、無線ネットワークによって構築されたアドホックネットワークにデバイスを接続する場合、該アドホックネットワークよりも狭い通信エリアを持つ近距離無線通信を使用し、自動で接続許可を得る通信システムにおいて、セキュリティを向上させることを目的とする。
開示の一実施例の通信装置は、
第1の通信範囲内で第1の通信方式を用いて無線通信を行う第1の通信部と、
第2の通信範囲内で第2の通信方式を用いて無線通信を行う第2の通信部と、
前記第1の通信部による他の通信装置との確立された通信を切断する切断処理部と、
を有し、
前記第2の通信部は、前記第1の通信方式による通信を確立するための設定情報を受信し、
前記第1の通信部は、前記設定情報を受信した他の通信装置との間で前記第1の通信方式を用いて無線通信を行い、
前記切断処理部は、前記他の通信装置が前記第2の通信範囲内に位置しない状態となってから第1の時間閾値の時間が経過した場合、前記第1の通信部による前記他の通信装置との確立された通信を切断する。
開示の実施例によれば、無線ネットワークによって構築されたアドホックネットワークにデバイスを接続する場合、該アドホックネットワークよりも狭い通信エリアを持つ近距離無線通信を使用し、自動で接続許可を得る通信システムにおいて、セキュリティを向上させることができる。
一実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 一実施の形態に係る第1の無線通信装置、および第2の無線通信装置のハードウェア構成例を示す図である。 一実施の形態に係る第3の無線通信装置のハードウェア構成例を示す図である。 一実施の形態に係る無線通信システムの動作を示すシーケンスチャートである。 一実施の形態に係る無線通信システムの動作を示すシーケンスチャートである。 一実施の形態に係る無線通信システムを示す機能ブロック図である。 一実施の形態に係る無線通信システムの動作を示すフローチャートである。 一変形例に係る無線通信システムの構成例を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施例は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施例に限られない。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<概要>
<無線通信システム>
本実施の形態に係る無線通信システムは、無線LAN(Local Area Network)などの第1の無線通信方式によって通信を行う第1の無線通信エリア内に、無線PAN(Personal Area Network)などの第2の無線通信方式によって第1の無線通信エリアよりも狭い第2の無線通信エリアの無線ネットワークを形成する。無線LANおよび無線PANに対応するデバイスは、無線PANに進入した際に、無線PANから送信される無線LANに設定されている認証情報、設定情報などのセットアップ情報を取得する。該デバイスは、無線PANから取得した認証情報、設定情報などのセットアップ情報を使用して、無線LANに接続する。また、デバイスは、無線PANから退出した際に、無線LANとの間の通信を切断する処理を行う。つまり、デバイスは、無線LANの第1の無線通信エリアのうち、無線PANの第2の無線通信エリアと重複する限定した無線通信エリアで、無線LANを介した通信ができる。
図1は、本実施の形態に係る無線通信システムを示す。本実施の形態に係る無線通信システムは、第1の無線通信装置100と、第2の無線通信装置200と、第3の無線通信装置300a−300cとを有する。以下、第3の無線通信装置300a−300cのうち任意の第3の無線通信装置は、「第3の無線通信装置300」と表す。
第1の無線通信装置100は、アクセスポイント、無線基地局などに搭載でき、無線LANなどの第1の無線通信方式によって第1の無線通信エリア150を形成する。第2の無線通信装置200は、アクセスポイント、無線基地局などに搭載でき、第1の無線通信エリア150内に、ブルートゥース(登録商標)などの近距離無線通信などの第2の無線通信方式によって該第1の無線通信エリア150よりも狭い第2の無線通信エリア250を形成する。図1に示される例では、第2の無線通信エリア250は、第1の無線通信エリア150に包含される。
第3の無線通信装置300は、スマートフォン、タブレット端末、携帯ゲーム機、ノード型PCなどの携帯可能な通信装置に搭載でき、第1の無線通信装置100、及び第2の無線通信装置200との間で無線通信ができる。ただし、第3の無線通信装置300a−300cは、第1の無線通信エリア150と第2の無線通信エリア250の重複する重複エリアに位置する場合に、第2の無線通信装置200によって送信される第1の無線通信装置100と接続する際に使用する認証情報、設定情報などのセットアップ情報を取得できる。セットアップ情報を取得した第3の無線通信装置300a−300cは、該セットアップ情報を使用して第1の無線通信装置100との間で接続処理を行うことができる。
図1に示される例では、第2の無線通信エリア250は、第1の無線通信エリア150に包含されるため、重複エリアは第2の無線通信エリア250と同じエリアである。第3の無線通信装置300a、および300bは、重複エリアに位置するため、第2の無線通信装置200によって送信されるセットアップ情報を取得でき、該セットアップ情報を使用して第1の無線通信装置100との間で接続処理を行うことができる。第3の無線通信装置300cは、第1の無線通信エリアに位置するが重複エリアに位置しないため、第2の無線通信装置200によって送信されるセットアップ情報を取得できず、第1の無線通信装置100との間で接続処理を行うことができない。
以下、一例として、第1の無線通信方式に無線LANを適用し、第2の無線通信方式にブルートゥース(登録商標)を適用した場合について説明する。第2の無線通信方式に、非接触無線(NFC: Near Field Communications)、超音波通信等を適用するようにしてもよい。また、無線通信装置300は、QRコード(登録商標)を利用して、該QRコードを読み取ることによってセットアップ情報を取得するようにしてもよい。
<実施の形態のハードウェア構成>
次に、本実施の形態のハードウェア構成を説明する。図2は、本実施の形態に係る第1の無線通信装置100、および第2の無線通信装置200のハードウェア構成例を示す。図2に示されているように、本実施の形態の第1の無線通信装置100は、第1の無線通信方式の規格にしたがってアンテナを介して無線信号を送受信する第1の通信回路102と、第1の無線通信装置100全体の動作を制御する第1のCPU(Central Processing Unit)104とを備える。また、第1の無線通信装置100は、第1のCPU104の駆動に用いられる第1の無線通信装置用プログラム、送信データ等の各種データを記憶した第1のROM(Read Only Memory)106を備える。また、第1の無線通信装置100は、通信ネットワーク2を介してデータ伝送をするための第1のI/F(Interface)108と、第1の無線通信装置100を第1の無線通信方式のアクセスポイントとして動作させる第1の通信制御部110とを備える。第1の通信回路102、第1のCPU104、第1のROM106、第1のI/F108、および第1の通信制御部110は第1のバス140によって接続される。第1の無線通信装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、記録メディア等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
本実施の形態の第2の無線通信装置200は、第2の無線通信方式の規格にしたがってアンテナを介して無線信号を送受信する第2の通信回路202と、第2の無線通信装置200全体の動作を制御する第2のCPU204とを備える。また、第2の無線通信装置200は、第2のCPU204の駆動に用いられる第2の無線通信装置用プログラム、送信データ等の各種データを記憶した第2のROM206を備える。また、第2の無線通信装置200は、通信ネットワーク2を介してデータ伝送をするための第2のI/F208と、第2の無線通信装置200を第2の無線通信方式のアクセスポイントとして動作させる第2の通信制御部210とを備える。第2の通信回路202、第2のCPU204、第2のROM206、第2のI/F208、および第2の通信制御部210は第2のバス240によって接続される。第2の無線通信装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、記録メディア等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
ここで、第1の無線通信装置100、および第2の無線通信装置200を一台の無線通信装置として構成することもできる。この場合、第1のI/F108と第2のI/F208は通信ネットワーク2を介さずに直接接続された構成となる。
図3は、本実施の形態に係る第3の無線通信装置300のハードウェア構成例を示す。図3に示されているように、本実施の形態の第3の無線通信装置300は、第1の無線通信方式の規格にしたがって無線通信を行う第1の無線通信部302と、第2の無線通信方式の規格にしたがって無線通信を行う第2の無線通信部312とを有する。
第1の無線通信部302は、第1の無線通信方式の規格にしたがってアンテナを介して無線信号を送受信する第3の通信回路304と、第1の無線通信部302全体の動作を制御する第3のCPU306とを備える。また、第1の無線通信部302は、第3のCPU306の駆動に用いられる第1の無線通信部用プログラム、送信データ等の各種データを記憶した第3のROM308と、第2の無線通信部312との間でデータ伝送をするための第3のI/F310とを備える。第3の通信回路304、第3のCPU306、第3のROM308、および第3のI/F310は第3のバス350によって接続される。第1の無線通信部用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、記録メディアなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
第2の無線通信部312は、第2の無線通信方式の規格にしたがってアンテナを介して無線信号を送受信する第4の通信回路314と、第2の無線通信部312全体の動作を制御する第4のCPU316とを備える。また、第2の無線通信部312は、第4のCPU316の駆動に用いられる第2の無線通信部用プログラム、送信データ等の各種データを記憶した第4のROM318と、第1の無線通信部302との間でデータ伝送をするための第4のI/F320とを備える。第4の通信回路314、第4のCPU316、第4のROM318、および第4のI/F320は第4のバス352によって接続される。また、第3のI/F310と第4のI/F320との間は、バス354によって接続される。第2の無線通信部用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、記録メディア等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
<無線通信システムの動作(その1)>
図4は、本実施の形態に係る無線通信システムにおける接続処理を示す。図4に示される例では、第3の無線通信装置300aが、第1の無線通信装置100との間で接続処理を行うことによって通信を確立する。第3の無線通信装置300bが、第1の無線通信装置100との間で接続処理を行う場合についても適用できる。
ステップS1では、第2の無線通信エリア250を形成する第2の無線通信装置200は、第3の無線通信装置300aに、第2の無線通信エリア250を示す通信範囲情報を送信する。例えば、第2の無線通信装置200は、3つのアドバタイズメントチャネルを介してアドバタイズメントパケットを送信することで、周辺機器に対して自機の存在を知らせている。アドバタイズメントパケットには、第2の無線通信エリア250を示す通信範囲情報が含まれている。
ステップS2では、第3の無線通信装置300aは、第2の無線通信装置200によって送信される通信範囲情報を受信し、該通信範囲情報に対する応答信号を第2の無線通信装置200に送信する。第3の無線通信装置300aは、通信範囲情報を参照することで、第2の無線通信エリア250内に位置していることを認識する。
ステップS3では、第2の無線通信装置200は、第3の無線通信装置300aによって送信される応答信号を受信すると、第3の無線通信装置300aとの間で、ペアリング処理を行う。これにより、第2の無線通信装置200と第3の無線通信装置300aとの間で、第2の無線通信方式によって通信を行うことが可能となる。第2の無線通信装置200は、第1の無線通信エリア150を形成する第1の無線通信装置100と接続する際に使用するセットアップ情報を第3の無線通信装置300aに送信する。例えば、第2の無線通信装置200は、Wi−Fiアライアンスで規格化された無線LAN接続を容易化するWPS方式のPINコード(固有識別情報)などのセットアップ情報を、第2の無線通信方式によって、第3の無線通信装置300aに送信する。
ステップS4では、第3の無線通信装置300aは、第2の無線通信装置200によって送信されるセットアップ情報を受信すると、該セットアップ情報を使用して、セットアップを指示するセットアップ指示信号を第1の無線通信装置100に送信する。
ステップS5では、第1の無線通信装置100は、第3の無線通信装置300aによって送信されるセットアップ指示信号を受信すると、通信セットアップを行う。ステップS6では、第3の無線通信装置300aは、通信セットアップを行う。これにより、第1の無線通信エリアと第2の無線通信エリアとが重複する重複エリアにおいて、第3の無線通信装置300aと、第1の無線通信装置100との間で第1の無線通信方式にしたがって通信が確立される。
このように、本実施の形態の無線通信システムでは、第1の無線通信装置100によって形成される第1の無線通信エリア150と、第2の無線通信装置200によって形成される第2の無線通信エリア250の重複エリアに位置する第3の無線通信装置300は、第2の無線通信装置200によって送信されるセットアップ情報を取得できる。そして、該第3の無線通信装置300は該セットアップ情報によって、第1の無線通信装置100との間でセットアップを行うことができる。これによって、第3の無線通信装置300は、第1の無線通信装置100を介して、他の第3の無線通信装置300との間で通信を行うことができる。
ここで、第1の無線通信装置100、および第2の無線通信装置200を一台の無線通信装置として構成した場合、第2の無線通信装置200から第1の無線通信装置100にセットアップ指示信号が送信される。
<無線通信システムの動作(その2)>
図5は、本実施の形態に係る無線通信システムにおける切断処理を示す。図5に示される例では、第3の無線通信装置300aが、第2の無線通信エリア250の外に移動した際に、第3の無線通信装置300aと第1の無線通信装置100との間に確立された通信が切断される。図5に示される例では、第3の無線通信装置300bが、第2の無線通信エリア250の外に移動した際に、第3の無線通信装置300bと第1の無線通信装置100との間に確立された通信が切断される場合についても適用できる。
ステップS11では、第2の無線通信エリア250を形成する第2の無線通信装置200は、第3の無線通信装置300aに、第2の無線通信エリア250を示す通信範囲情報を所定のタイミングで送信する。
ステップS12では、第3の無線通信装置300a、および第2の無線通信装置200は、GPS(Global Positioning System)などの測位装置を有し、それぞれ自機の現在位置を検出している。第3の無線通信装置300aは、第2の無線通信装置200によって送信された通信範囲情報と、測位装置によって検出した現在位置とを比較することによって、第2の無線通信エリア250に現在位置があるか否かを判断する。また、第3の無線通信装置300aは、第2の無線通信装置200によって送信される通信範囲情報の受信信号強度(RSSI: Received Signal Strength Indication)を測定し、該受信信号強度を距離に換算する。そして、第3の無線通信装置300aは、第2の無線通信装置200によって送信された通信範囲情報と、受信信号強度を距離に換算したものとを比較することによって、第2の無線通信エリア250に現在位置があるか否かを判断するようにしてもよい。第3の無線通信装置300aは、第2の無線通信装置200に第2の無線通信エリア250に現在位置があるか否かを表す情報を付帯した応答信号を送信する。
ステップS13では、第2の無線通信装置200は、第2の無線通信エリア250外に現在位置があることを示す応答信号を、第3の無線通信装置300aから受信した場合、第2の無線通信装置200の通信を切断することを指示する切断指示信号を第3の無線通信装置300aに送信する。なお、第2の無線通信装置200の電波の到達エリアは、第2の無線通信エリア250よりも広くなるように設定される。このため、第3の無線通信装置300aが、第2の無線通信エリア250の外に位置することとなっても、第2の無線通信装置200によって送信される切断指示信号を受信することができる。
ステップS14では、第3の無線通信装置300aは、第2の無線通信装置200によって送信される切断指示信号を受信すると、第1の無線通信装置100に通信を切断することを指示する切断指示信号を送信する。ステップS15では、第1の無線通信装置100は、通信を切断する処理を行う。ステップS16では、第3の無線通信装置300aは、通信を切断する処理を行う。これにより、第3の無線通信装置300aと、第1の無線通信装置100との間の通信が切断される。
ここで、第1の無線通信装置100、および第2の無線通信装置200を一台の無線通信装置として構成した場合には、第2の無線通信装置200から第1の無線通信装置100に、通信の切断指示信号が送信される。
このように本実施の形態に係る無線通信システムでは、第1の無線通信装置100によって形成される第1の無線通信エリア150内で、且つ第2の無線通信エリア250内に第3の無線通信装置300a−300bの通信を限定できる。このため、第1の無線通信エリア150を形成する第1の無線通信装置100との間で通信を確立する許可を有しない第3の無線通信装置300に対して、第2の無線通信エリア250に位置する間、第1の無線通信装置100との間で通信を確立させて使用させることができる。
<第1の実施の形態>
本実施の形態に係る無線通信システムは、図1を参照して説明した無線通信システムを適用できる。第2の無線通信エリア250に位置し、且つ第1の無線通信装置100と無線通信を行っている第3の無線通信装置300は、図5に示すステップS11、S12の処理を所定のタイミングで行っている。ここで、仮に第2の無線通信エリア250を第2の無線通信装置200によって送信される電波が到達する範囲によって形成されるエリアに近付けた場合を考える。この場合、第2の無線通信エリア250に位置し、且つ第1の無線通信装置100との間で通信を行っている第3の無線通信装置300は、第2の無線通信エリア250の外に退出した場合には、第2の無線通信装置200によって送信される電波を受信できなくなる。この結果、第3の無線通信装置300は、通信範囲情報を受信できず、通信範囲情報に対する応答も送信できない。第2の無線通信装置200は、第3の無線通信装置300によって送信される応答を受信できないため、第3の無線通信装置300に切断指示を送信することができない。
また、第2の無線通信エリア250を第2の無線通信装置200によって送信される電波が到達する範囲によって形成されるエリアに近付けた場合には、第3の無線通信装置300は、通信範囲情報を該第2の無線通信装置200によって送信される電波の到達する境界近傍で受信する場合がある。この場合、仮に、第3の無線通信装置300が受信信号強度に基づいて、第2の無線通信エリア250に現在位置があるか否かを判断する場合には、周辺温度などの環境の影響によって第3の無線通信装置300における通信範囲情報の受信信号強度のばらつきが大きくなる場合がある。その結果、第2の無線通信エリア250に現在位置があるか否かの判断結果に誤りが生じたり、第3の無線通信装置300が移動していないにも係わらす、第2の無線通信エリア250に現在位置があるか否かの判断が変動する場合がある。
本実施の形態では、第2の無線通信エリア250に現在位置があるか否かの判断が変動した場合であっても、接続処理と切断処理とが繰り返し行われることを低減する。
<本実施の形態の機能構成>
図6は本実施の形態に係る第1の無線通信装置100、第2の無線通信装置200、および第3の無線通信装置300の機能ブロック図である。
第1の無線通信装置100は、第1の送受信部1002と、第1の接続処理部1004と、第1の切断処理部1006と、第1の通信制御部1008とを有している。これら各部は、図2に示されている第1の無線通信装置100の各構成要素のいずれかが、第1のROM106に記憶されている第1の無線通信装置用プログラムにしたがった第1のCPU104からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
<第1の無線通信装置100>
次に、第1の無線通信装置100の各部を詳細に説明する。第1の無線通信装置100の第1の送受信部1002は、図2に示されている第1の通信回路102、及び第1のCPU104からの命令によって実現され、第1の無線通信方式によって第3の無線通信装置300と各種データ(情報)の送受信を行う。
第1の無線通信装置100の第1の接続処理部1004は、図2に示されている第1のCPU1004からの命令によって実現され、第3の無線通信装置300によって送信されるセットアップ情報を使用して、第3の無線通信装置300との間で第1の無線通信方式に基づいて接続処理を行うことによって通信を確立する。
第1の無線通信装置100の第1の切断処理部1006は、図2に示されている第1のCPU104からの命令によって実現され、第3の無線通信装置300によって送信される切断指示にしたがって、第3の無線通信装置300との間の通信を切断する。
第1の無線通信装置100の第1の通信制御部1008は、図2に示されている第1のCPU1004、および第1の通信制御部110からの命令によって実現され、第1の接続処理部1004によって接続処理が行われた第3の無線通信装置300と第1の無線通信装置100との間で第1の無線通信方式に基づいて通信制御を行う。
<第2の無線通信装置200>
第2の無線通信装置200は、第2の送受信部2002と、第2の接続処理部2004と、第2の切断処理部2006と、第2の通信制御部2008と、記憶・読出処理部2010と、記憶部2012とを有している。これら各部は、図2に示されている第2の無線通信装置200の各構成要素のいずれかが、第2のROM206に記憶されている第2の無線通信装置用プログラムにしたがった第2のCPU204からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
(セットアップ情報管理テーブル)
記憶部2012には、表1に示されているようなセットアップ情報管理テーブルによって構成されているセットアップ情報管理DB2014が構築されている。
Figure 2016158002
セットアップ情報管理テーブルは、第3の無線通信装置300が第1の無線通信装置100との間で第1の無線通信方式によって接続する際に使用するSSID(Service Set Identifier)、セキュリティ方式、パスワードなどのネットワークの情報、IPアドレス、ポート番号などのアドレス情報などの接続情報を紐付けることによって対応付けたものである。SSIDは無線LANの識別情報であり、セキュリティ方式はWEP、WPA、WPA2、WPA2−TKIP、AESなどの暗号化方式の規格によって表される。
(第3の無線通信装置管理テーブル)
記憶部2012には、表2に示されているような第3の無線通信装置管理テーブルによって構成されている第3の無線通信装置管理DB2016が構築されている。
Figure 2016158002
第3の無線通信装置管理テーブルは、第3の無線通信装置300の第2の無線通信方式におけるアドレスと、第3の無線通信装置300の種別と、第3の無線通信装置300のIPアドレスとを紐付けることによって対応付けたものである。第3の無線通信装置300の第2の無線通信方式におけるアドレスは、第2の無線通信方式によって第3の無線通信装置300が発見される際に取得され、第2の無線通信方式によって行われる通信範囲の特定するために使用される。第3の無線通信装置300の第2の無線通信方式におけるアドレスの一例は、BD_ADDR、BluetoothデバイスアドレスなどのBluetoothアドレスである。第3の無線通信装置300の種別は、スマートデバイスなどのデバイスの種類を表す。第2の無線通信装置200は、第3の無線通信装置管理テーブルに付帯されている情報に基づいて、制御対象を選択する。
<第2の無線通信装置200の各機能部>
次に、第2の無線通信装置200の各部を詳細に説明する。第2の無線通信装置200の第2の送受信部2002は、図2に示されている第2の通信回路202、及び第2のCPU204からの命令によって実現され、第2の無線通信方式によって第3の無線通信装置300と各種データ(情報)の送受信を行う。
第2の無線通信装置200の第2の接続処理部2004は、図2に示されている第2のCPU204からの命令によって実現され、第3の無線通信装置300に送信する通信範囲情報を作成し、第2の送受信部2002から送信する。また、第2の接続処理部2004は、該通信範囲情報を受信した第3の無線通信装置300によって送信される応答信号を受信した場合に、該第3の無線通信装置300との間でペアリング処理などの接続処理を行うことによって通信を確立する。
第2の無線通信装置200の第2の切断処理部2006は、図2に示されている第2のCPU204からの命令によって実現される。第2の切断処理部2006は、第1の無線通信装置100との間で通信を行っている第3の無線通信装置300によって送信される応答信号に第2の無線通信エリア250の外に現在位置があることを示す情報が付帯されている場合、切断指示情報を作成し、第2の送受信部2002から第3の無線通信装置300に送信する。
第2の無線通信装置200の第2の通信制御部2008は、図2に示されている第2の通信制御部210からの命令によって実現され、第2の接続処理部2004によって接続処理が行われた第3の無線通信装置300と第2の無線通信装置200との間で、セットアップ情報を送信するなどの通信制御を行う。
第2の無線通信装置200の記憶・読出処理部2010は、図2に示されている第2のCPU204からの命令、並びに一例として図2に示す第2のROM206によって実現される。記憶・読出処理部2010は、記憶部2012に各種データを記憶したり、記憶部158に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<第3の無線通信装置300>
第3の無線通信装置300は、第2の送受信部3002と、通信範囲判断部3004と、第2の接続処理部3006と、セットアップ情報取得部3008と、第2の切断処理部3010と、第1の送受信部3016と、第1の接続処理部3018と、第1の切断処理部3020と、記憶・読出処理部3022と、記憶部3024と、タイマ3028とを有している。これら各部は、図3に示されている第3の無線通信装置300の各構成要素のいずれかが、第3のROM306に記憶されている第1の無線通信部用プログラムおよび第4のROM318に記憶されている第2の無線通信部用プログラムのいずれか一方または両方にしたがった第3のCPU306および第4のCPU316のいずれか一方または両方からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
(第3の無線通信装置管理テーブル)
記憶部3024には、第3の無線通信装置管理テーブルによって構成されている第3の無線通信装置管理DB3026が構築されている。第3の無線通信装置管理テーブルは、上述した表2を適用できる。
<第3の無線通信装置300の各機能部>
次に、第3の無線通信装置300の各部を詳細に説明する。
第3の無線通信装置300の第2の送受信部3002は、図3に示されている第4の通信回路314、及び第4のCPU316からの命令によって実現され、第2の無線通信方式によって第2の無線通信装置200と各種データ(情報)の送受信を行う。
第3の無線通信装置300の通信範囲判断部3004は、図3に示されている第4のCPU316からの命令によって実現され、第2の無線通信装置200によって送信される通信範囲情報と、該通信範囲情報の受信信号強度を距離に換算したものを比較することによって、第2の無線通信エリア250に現在位置があるか否かを判断し、第2の無線通信エリア250に現在位置があるか否かを表す情報を付帯した応答信号を作成し、第2の送受信部3002から第2の無線通信装置200に送信する。
第3の無線通信装置300の第2の接続処理部3006は、図3に示されている第4のCPU316からの命令によって実現され、第2の無線通信装置200との間で、第2の無線通信方式によって接続処理を行う。
第3の無線通信装置300のセットアップ情報取得部3008は、図3に示されている第4のCPU316からの命令によって実現され、第2の接続処理部3006によって接続処理が行われた第2の無線通信装置200によって送信されるセットアップ情報を第2の送受信部3002から取得する。
第3の無線通信装置300の第2の切断処理部3010は、図3に示されている第4のCPU316からの命令によって実現される。第2の切断処理部3010は、第2の無線通信装置200との間における第2の無線通信方式による通信を切断する。
第3の無線通信装置300のタイマ3028は、図3に示されている第4のCPU316からの命令によって実現される。タイマ3028は、第2の無線通信装置200によって送信される通信範囲情報が第2の送受信部3002によって受信されなくなってからの経過時間を計測する。
第3の無線通信装置300の第1の送受信部3016は、図3に示されている第3の通信回路304、及び第3のCPU306からの命令によって実現され、第1の無線通信方式によって第1の無線通信装置100と各種データ(情報)の送受信を行う。
第3の無線通信装置300の第1の接続処理部3018は、図3に示されている第3のCPU306からの命令によって実現され、第1の無線通信装置100との間で、第1の無線通信方式によって接続処理を行う。
第3の無線通信装置300の第1の切断処理部3020は、図3に示されている第3のCPU306からの命令によって実現される。第1の切断処理部3020は、第1の無線通信装置100との間における第1の無線通信方式による通信を切断する。第2の切断処理部3010は、第2の無線通信装置200によって送信される通信範囲情報が第2の送受信部3002によって受信された後、所定のタイミングが経過しても受信できない場合に、タイマ3028をリセットし、起動する。第2の切断処理部3010は、タイマ3028の値に基づいて、所定の時間が経過しても第2の送受信部3002によって通信範囲情報が受信されない場合、第1の無線通信装置100との間の通信を切断する。
第3の無線通信装置300の記憶・読出処理部3022は、図3に示されている第3のCPU306、および第4のCPU316からの命令、並びに一例として図3に示す第3のROM308、および第4のROM318によって実現される。記憶・読出処理部3022は、記憶部3024に各種データを記憶したり、記憶部3024に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<無線通信システムの動作>
図7は、無線通信システムの動作を示す。図7では、第2の無線通信エリア250が第2の無線通信装置200によって送信される電波が到達する範囲によって形成されるエリアに近付けられている。その結果、第3の無線通信装置300aは第2の無線通信エリア250の中心付近から周辺に移動するにしたがって、通信範囲情報を該第2の無線通信装置200によって送信される電波の到達する境界近傍で受信するようになる。
図5のステップS11−S12の処理が所定のタイミングで行われている状態で、例えば、第3の無線通信装置300aは第2の無線通信エリア250の中心付近から周辺に移動することによって、第2の無線通信装置200によって送信される通信範囲情報を受信できなくなる。
ステップS21では、第2の無線通信装置200の第2の送受信部2002は、通信範囲情報を送信するが、その通信範囲情報は第3の無線通信装置300に受信されない。
ステップS22では、第3の無線通信装置300は、第2の無線通信装置200によって送信される通信範囲情報を受信できないため、その応答を送信できない。第1の切断処理部3020は、所定のタイミングで通信範囲情報を受信できないため、タイマ3028をリセットし、起動する。
ステップS23では、第2の無線通信装置200の第2の送受信部2002は、通信範囲情報を送信するが、その通信範囲情報は第3の無線通信装置300に受信されない。
ステップS24では、第3の無線通信装置300は、第2の無線通信装置200によって送信される通信範囲情報を受信できないため、その応答を送信できない。第1の切断処理部3020は、すでにタイマ3028を起動しているため、その起動した状態を継続する。
ステップS25では、第3の無線通信装置300の第1の切断処理部3020は、タイマ3028の値に基づいて、予め設定される時間閾値が経過したことを検出する。第1の切断処理部3020は、第1の送受信部3016から第1の無線通信装置100に切断指示を送信する。
ステップS26では、第1の無線通信装置100の第1の切断処理部1006は、第2の無線通信装置200によって送信された切断指示にしたがって、第2の無線通信装置200との間の通信を切断する処理を行う。
ステップS27では、第3の無線通信装置300の第1の切断処理部3020は、第1の無線通信装置100との間の通信を切断する処理を行う。
図7に示すシーケンスチャートにおいて、ステップS25を行わずに、ステップS27を行うようにしてもよい。ステップS27を行うことによって、第3の無線通信装置300と第1の無線通信装置100との間は第1の無線通信方式にしたがって通信が行われているため、第3の無線通信装置300によって第1の無線通信方式の切断処理が行われることによって、第1の無線通信装置100においても切断処理が行われる。
本実施の形態によれば、第3の無線通信装置300は、第2の無線通信装置によって送信される通信範囲情報が時間閾値が経過しても受信できない場合に、第1の無線通信装置100との間の通信を切断する処理を行う。これによって、第2の無線通信装置200によって送信される切断指示を受信できないことによって第1の無線通信装置100と接続されたままになることがないので、セキュリティを向上できる。
また、第2の無線通信エリア250を第2の無線通信装置200によって送信される電波が到達する範囲によって形成されるエリアに近付けることによって、第3の無線通信装置300において、第2の無線通信エリア250に位置するか否かの判断結果が変動する場合であっても、その変動に応じて切断処理と接続処理とが繰り返されることを防止できる。
<変形例(その1)>
本変形例に係る無線通信システムは、第1の実施の形態において、第1の無線通信装置100との間で通信を行っている第3の無線通信装置300は、通信範囲情報を受信してから予め設定される第1の時間閾値が経過しても通信範囲情報を受信せず、且つ第1の無線通信装置100との間でデータの送受信を行われなくなってから予め設定される第2の時間閾値が経過した場合に第1の無線通信装置100との間の通信を切断する。ここで、データは、無線リンクを確立するためのデータではなく、音声、映像、転送ファイルなどのアプリケーションレベルでのデータである。
仮に、第1の無線通信装置100との間でデータの送受信が行われている状態で、通信範囲情報を受信してから予め設定される第1の時間閾値が経過したことによって切断された場合には、そのデータの送受信を継続するために、第3の無線通信装置300と第1の無線通信装置100との間で新たに接続処理が行われる。本変形例によれば、第1の無線通信装置100との間でデータの送受信を行われなくなってから予め設定される第2の時間閾値が経過した場合に第1の無線通信装置100との間の通信を切断するため、新たな接続処理が行われることが無くなる。このため、不要なネットワークの生成が排除されるため、セキュリティを向上させることができる。
<変形例(その2)>
本変形例に係る無線通信システムは、第1の実施の形態において、第1の無線通信装置100との間で通信を行っている第3の無線通信装置300は、通信範囲情報を受信してから予め設定される第1の時間閾値が経過しても通信範囲情報を受信せず、且つ第3の無線通信装置300が使用されなくなってから予め設定される第3の時間閾値が経過した場合に第1の無線通信装置100との間の通信を切断する。例えば、第3の無線通信装置300に加速度センタを搭載し、該加速度センタによって計測される加速度の変位量が予め設定される所定の変位量閾値以下となった場合に第3の無線通信装置300が使用されなくなったと判断する。
仮に、第3の無線通信装置300が使用されている状態で、通信範囲情報を受信してから予め設定される第1の時間閾値が経過したことによって切断された場合には、第3の無線通信装置300を使用するために、第3の無線通信装置300と第1の無線通信装置100との間で新たに接続処理が行われることになる。本変形例によれば、第3の無線通信装置300が使用されなくなってから予め設定される第3の時間閾値が経過した場合に第1の無線通信装置100との間の通信を切断するため、新たな接続処理が行われることが無くなる。このため、不要なネットワークの生成が排除されため、セキュリティを向上させることができる。
<変形例(その3)>
本変形例に係る無線通信システムは、第1の実施の形態において、第1の無線通信装置100との間で通信を行っている第3の無線通信装置300は、通信範囲情報を受信してから予め設定される第1の時間閾値が経過しても通信範囲情報を受信せず、且つ第3の無線通信装置300にインストールされたアプリケーションが使用されなくなってから予め設定される第4の時間閾値が経過した場合に第1の無線通信装置100との間の通信を切断する。
仮に、第3の無線通信装置300にインストールされたアプリケーションが使用されている状態で、通信範囲情報を受信してから予め設定される第1の時間閾値が経過したことによって切断された場合には、第3の無線通信装置300にインストールされたアプリケーションを使用するために、第3の無線通信装置300と第1の無線通信装置100との間で新たに接続処理が行われることになる。本変形例によれば、第3の無線通信装置300にインストールされたアプリケーションが使用されなくなってから予め設定される第4の時間閾値が経過した場合に第1の無線通信装置100との間の通信を切断するため、新たな接続処理が行われることが無くなる。このため、不要なネットワークの生成が排除されるため、セキュリティを向上させることができる。
<変形例(その4)>
本変形例に係る無線通信システムは、第1の実施の形態において、第1の無線通信装置100との間で通信を行っている第3の無線通信装置300は、通信範囲情報を受信してから予め設定される第1の時間閾値が経過しても通信範囲情報を受信せず、且つ第3の無線通信装置300にユーザによって切断操作が行われた場合に第1の無線通信装置100との間の通信を切断する。つまり、第3の無線通信装置300のユーザが意図的に切断操作を行った場合に、第1の無線通信装置100との間の通信を切断する。第3の無線通信装置300を利用するユーザにネットワークを生成する権限を持たせることができるため、不要な切断処理を防止できる。
<変形例(その5)>
本変形例に係る無線通信システムは、第1の実施の形態において、時間閾値を第2の無線通信装置200によって送信される通信範囲情報の送信周期よりも長い時間に設定する。第2の無線通信装置200は、100ms間隔で通信範囲情報を送信することが多い。第3の無線通信装置300は、通信範囲情報を受信することによって第2の無線通信エリア250に位置するか否かを判断するため、通信範囲情報の送信周期にしたがって判断する。しかし、第3の無線通信装置300と第1の無線通信装置100との間で接続処理が行われた後では、第2の無線通信エリア250から退出したか否かを判断する処理は、通信範囲情報を送信する周期よりも長い周期で行っても影響は小さいと想定される。具体的には、第3の無線通信装置300が第2の無線通信エリア250から退出したか否かを判断する時間閾値を1秒から5秒程度に予め設定することが可能である。これによって、第2の無線通信エリア250に頻繁に出入りするユーザがいたとしても、秒単位で判定すれば、本当に退出したかどうかがわかる。仮に、時間閾値を短い時間に設定した場合、ユーザが第2の無線通信エリア250に頻繁に出入りすることで通信範囲情報を受信できないことが頻繁に起きると、ユーザが第2の無線通信エリア250から退出したか否かの判定が頻繁ん変わる。時間閾値を長い時間に設定することによって、ユーザの移動速度に基づいて、第2の無線通信エリア250に位置するか否かを判断できる。これによって、第3の無線通信装置300が第2の無線通信エリア250に位置するか否かを判定する精度を向上させることができる。
<変形例(その6)>
図8は、本変形例に係る無線通信システムを示す。本変形例に係る無線通信システムは、第1の無線通信装置100と、第2の無線通信装置200a−200bと、第3の無線通信装置300a−300eとを有する。
第1の無線通信装置100は、無線LANなどの第1の無線通信方式によって第1の無線通信エリア150を形成する。第2の無線通信装置200aは、第1の無線通信エリア150内に、ブルートゥース(登録商標)などの近距離無線通信などの第2の無線通信方式によって該第1の無線通信エリア150よりも狭い第2の無線通信エリア250aを形成する。第2の無線通信装置200bは、第1の無線通信エリア150内に、ブルートゥース(登録商標)などの近距離無線通信などの第2の無線通信方式によって該第1の無線通信エリア150よりも狭い第2の無線通信エリア250bを形成する。図8に示される例では、第2の無線通信エリア250a、および250bは、第1の無線通信エリア150に包含され、第2の無線通信エリア250aと第2の無線通信エリア250bは、重複しない。
第3の無線通信装置300a、および300bは、第1の無線通信エリア150と第2の無線通信エリア250aとが重複するエリアに位置するため、第2の無線通信装置200aによって送信されるセットアップ情報を取得でき、該セットアップ情報を使用して第1の無線通信装置100との間で接続処理を行うことができる。第3の無線通信装置300d、および300eは、第1の無線通信エリア150と第2の無線通信エリア250bとが重複するエリアに位置するため、第2の無線通信装置200bによって送信されるセットアップ情報を取得でき、該セットアップ情報を使用して第1の無線通信装置100との間で接続処理を行うことができる。第3の無線通信装置300cは、第1の無線通信エリアに位置するが重複エリアに位置しないため、第2の無線通信装置200によって送信されるセットアップ情報を取得できず、第1の無線通信装置100との間で接続処理を行うことができない。
第1の無線通信装置100、および第2の無線通信装置200のハードウェア構成は図2を適用でき、第3の無線通信装置300のハードウェア構成は図3を適用できる。第1の無線通信装置100、第2の無線通信装置200、および第3の無線通信装置300は、図6を適用できる。
第1の無線通信装置100は、第2の無線通信エリア250aに位置する第3の無線通信装置300aおよび300bとの間、第2の無線通信エリア250bに位置する第3の無線通信装置300dおよび300eとの間で通信を行っている。この状態で、第2の無線通信エリア250aに位置する第3の無線通信装置300aおよび300bとの間の通信を終了させる場合、第2の無線通信装置200は、通信範囲情報の送信を停止する。これによって、第2の無線通信エリア250aに位置する第3の無線通信装置300aおよび300bは、通信範囲情報を受信できないため時間閾値が経過することによって第3の無線通信装置300aおよび300bのMACアドレスを削除するなどの切断処理を行う。第3の無線通信装置300aおよび300bによって切断処理が行われた後、第2の無線通信装置200の電源を落とすことができる。
これによって、第1の無線通信エリア150に第2の無線通信エリア250aおよび250bが包含されている場合に、第2の無線通信エリア250aおよび250bのうちいずれか一方の通信を終了をセキュリティを維持したままで実現できる。
第1の無線通信装置100、第2の無線通信装置200aおよび200bが一つの装置で実現されている場合には、第2の無線通信装置200aの電源を落とすことによっても上述した処理を行うことができる。
本発明は特定の実施例、変形例を参照しながら説明されてきたが、各実施例、変形例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施例に従った装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウエアでまたはそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
100 第1の無線通信装置
150 第1の無線通信エリア
200、200a、200b 第2の無線通信装置
250、250a、250b 第2の無線通信エリア
300a−300e 第3の無線通信装置
1002 第1の送受信部
1004 第1の接続処理部
1006 第1の切断処理部
1008 第1の通信制御部
2002 第2の送受信部
2004 第2の接続処理部
2006 第2の切断処理部
2008 第2の通信制御部
2010 記憶・読出処理部
2012 記憶部
2014 セットアップ情報管理DB
2016 第3の無線通信装置管理DB
3002 第2の送受信部
3004 通信範囲判断部
3006 第2の接続処理部
3008 セットアップ情報取得部
3010 第2の切断処理部
3016 第1の送受信部
3018 第1の接続処理部
3020 第1の切断処理部
3022 記憶・読出処理部
3024 記憶部
3026 第3の無線通信装置管理DB
3028 タイマ
特開2012−65208号公報

Claims (9)

  1. 第1の通信範囲内で第1の通信方式を用いて無線通信を行う第1の通信部と、
    第2の通信範囲内で第2の通信方式を用いて無線通信を行う第2の通信部と、
    前記第1の通信部による他の通信装置との確立された通信を切断する切断処理部と、
    を有し、
    前記第2の通信部は、前記第1の通信方式による通信を確立するための設定情報を受信し、
    前記第1の通信部は、前記設定情報を受信した他の通信装置との間で前記第1の通信方式を用いて無線通信を行い、
    前記切断処理部は、前記他の通信装置が前記第2の通信範囲内に位置しない状態となってから第1の時間閾値の時間が経過した場合、前記第1の通信部による前記他の通信装置との確立された通信を切断する、通信装置。
  2. 前記切断処理部は、前記第2の通信方式にしたがって送信される情報を受信しない場合に前記第2の通信範囲内に位置しないと判断する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第2の通信範囲は、前記第1の通信範囲に包含される、請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記切断処理部は、前記第1の通信部により第2の時間閾値の間無線通信が行われない場合、前記第1の通信部による前記他の通信装置との確立された通信を切断する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記切断処理部は、前記通信装置に対する操作が第3の時間閾値の間ない場合、前記第1の通信部による前記他の通信装置との確立された通信を切断する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記切断処理部は、前記通信装置のアプリケーションが第4の時間閾値の間使用されていない場合、前記第1の通信部による前記他の通信装置との確立された通信を切断する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記切断処理部は、ユーザによって切断する処理が行われた場合に、前記第1の通信部による前記他の通信装置との確立された通信を切断する、請求項1に記載の通信装置。
  8. 前記切断処理部は、前記第2の通信範囲内に位置しない状態となってから第5の時間閾値の時間が経過したときに前記第2の通信範囲内に位置しない場合に、前記第1の通信部による前記他の通信装置との確立された通信を切断する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 第1の通信範囲内で第1の通信方式を用いて無線通信を行う第1の通信部と、第2の通信範囲内で第2の通信方式を用いて無線通信を行う第2の通信部とを有する通信装置によって実行される通信方法であって、
    前記第2の通信部によって前記第1の通信方式による通信を確立するための設定情報を受信し、
    前記第1の通信部によって前記設定情報を受信した他の通信装置との間で前記第1の通信方式を用いて無線通信を行い、
    前記他の通信装置が前記第2の通信範囲内に位置しない状態となってから第1の時間閾値の時間が経過した場合、前記第1の通信部による前記他の通信装置との確立された通信を切断する、通信方法。
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