JP5598589B1 - イコライザ装置及びイコライザプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】イコライザ情報を作成するために用いられたヘッドホンとは異なるヘッドホンであっても、意図した音質の音声をユーザーに提供すること。
【解決手段】補正部22は、ヘッドホンAと周波数特性が異なるヘッドホンBである場合に、ヘッドホンAとヘッドホンBとの周波数特性のゲイン差である補正カーブABに基づいて、イコライザカーブ記憶部31が記憶するイコライザカーブを補正して再生部23に出力する。再生部23は、補正部22が出力したイコライザカーブに基づいて、イコライザ処理を行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、音声信号の周波数特性を変更するイコライザ処理を行うイコライザ装置及びイコライザプログラムに関する。
イコライザ装置は、周波数に対するゲインを示すイコライザカーブ(イコライザ情報)に基づいてイコライザ処理を行う。イコライザ装置は、例えば、ロック、ポップス、ジャズ等のジャンルに応じたイコライザカーブを記憶しており、ユーザーは、ジャンルに応じて、イコライザカーブを選択することができるようになっている。
イコライザカーブは、装置に接続される機器が、ヘッドホンのように機種の異なるものが接続される可能性がある場合、周波数によってゲインが変化しない(ゼロdBである)フラットな周波数特性に基づいて作成されることが一般的である。特許文献1には、複数のヘッドホンに応じた補正カーブ(補正情報)を記憶しておき、複数の補正カーブのうち、装置に接続されるヘッドホンに応じた補正カーブに基づいて、フラットな周波数特性に基づいて作成されたイコライザカーブを補正する発明が開示されている。この発明は、フラットな周波数特性に基づいて作成されたイコライザカーブを補正する発明であるため、補正カーブは、ヘッドホンの周波数特性そのものである。
また、イコライザカーブは、例えば、あるヘッドホンの周波数特性に基づいて作成される場合がある。このような場合、イコライザカーブを作成するために用いられたヘッドホンとは異なるヘッドホンが使用されると、2つのヘッドホンの周波数特性が異なるため、ユーザーに聴取される音声が、意図した音質とならないという問題がある。
特開2012−084949号公報
特許文献1に記載の発明は、ヘッドホンの周波数特性である補正カーブに基づいて、フラットな周波数特性に基づいて作成されたイコライザカーブを補正する発明である。このため、イコライザカーブが、あるヘッドホンの周波数特性に基づいて作成された場合に、イコライザカーブを作成するために用いられたヘッドホンとは異なるヘッドホンが使用されると、ユーザーに聴取される音声が、意図した音質とならないという上記した問題を解決することができない。
本発明の目的は、イコライザ情報を作成するために用いられたヘッドホンとは異なるヘッドホンであっても、意図した音質の音声をユーザーに提供することである。
第1の発明のイコライザ装置は、第1ヘッドホンの周波数特性に基づいたイコライザ情報を記憶する第1記憶部と、音声信号の周波数特性を変更するイコライザ処理を行うイコライザ部と、前記第1ヘッドホンである場合に、前記第1記憶部が記憶する前記イコライザ情報を前記イコライザ部に出力し、前記第1ヘッドホンと周波数特性が異なる第2ヘッドホンである場合に、前記第1ヘッドホンと前記第2ヘッドホンとの周波数特性のゲイン差である補正情報に基づいて、前記第1記憶部が記憶する前記イコライザ情報を補正して前記イコライザ部に出力する補正部と、を備え、前記イコライザ部は、前記補正部が出力した前記イコライザ情報に基づいて、前記イコライザ処理を行うことを特徴とする。
本発明では、第1ヘッドホンと周波数特性が異なる第2ヘッドホンである場合に、第1ヘッドホンと第2ヘッドホンとの周波数特性のゲイン差である補正情報に基づいて、第1ヘッドホンの周波数特性に基づいて作成されたイコライザ情報が補正される。そして、補正されたイコライザ情報に基づいて、イコライザ処理が行われる。このため、イコライザ情報を作成するために用いられた第1ヘッドホンとは異なる第2ヘッドホンであっても、意図した音質の音声をユーザーに提供することが可能である。
第2の発明のイコライザ装置は、第1ヘッドホンの周波数特性に基づいた第1イコライザ情報及び前記第1ヘッドホンと周波数特性が異なる第2ヘッドホンの周波数特性に基づいた第2イコライザ情報を記憶する第1記憶部と、音声信号の周波数特性を変更するイコライザ処理を行うイコライザ部と、前記第1イコライザ情報、前記第2イコライザ情報のいずれかの選択を受け付ける受付部と、前記受付部が前記第1イコライザ情報の選択を受け付け、且つ、前記第1ヘッドホンである場合に、前記第1記憶部が記憶する前記第1イコライザ情報を前記イコライザ部に出力し、前記受付部が前記第1イコライザ情報の選択を受け付け、且つ、前記第2ヘッドホンである場合に、前記第1ヘッドホンと前記第2ヘッドホンとの周波数特性のゲイン差である補正情報に基づいて、前記第1記憶部が記憶する前記第1イコライザ情報を補正して前記イコライザ部に出力し、前記受付部が前記第2イコライザ情報の選択を受け付け、且つ、前記第1ヘッドホンである場合に、前記補正情報に基づいて、前記第1記憶部が記憶する前記第2イコライザ情報を補正して前記イコライザ部に出力し、前記受付部が前記第2イコライザ情報の選択を受け付け、且つ、前記第2ヘッドホンである場合に、前記第1記憶部が記憶する前記第2イコライザ情報を前記イコライザ部に出力する補正部と、を備え、前記イコライザ部は、前記補正部が出力した前記第1イコライザ情報又は前記第2イコライザ情報に基づいて、前記イコライザ処理を行うことを特徴とする。
本発明では、第1イコライザ情報が選択され、且つ、第1ヘッドホンと周波数特性が異なる第2ヘッドホンである場合に、第1ヘッドホンと第2ヘッドホンとの周波数特性のゲイン差である補正情報に基づいて、第1ヘッドホンの周波数特性に基づいて作成された第1イコライザ情報が補正される。そして、補正された第1イコライザ情報に基づいて、イコライザ処理が行われる。このため、第1イコライザ情報を作成するために用いられた第1ヘッドホンとは異なる第2ヘッドホンであっても、意図した音質の音声をユーザーに提供することが可能である。また、第2イコライザ情報が選択され、且つ、第1ヘッドホンである場合に、補正情報に基づいて、第2ヘッドホンの周波数特性に基づいて作成された第2イコライザ情報が補正される。そして、補正された第2イコライザ情報に基づいて、イコライザ処理が行われる。このため、第2イコライザ情報を作成するために用いられた第2ヘッドホンとは異なる第1ヘッドホンであっても、意図した音質の音声をユーザーに提供することが可能である。
第3の発明のイコライザ装置は、第1又は第2の発明のイコライザ装置において、前記補正情報を記憶する第2記憶部をさらに備えることを特徴とする。
本発明では、記憶している補正情報に基づいて、イコライザ情報を補正することができる。
第4の発明のイコライザ装置は、第1又は第2の発明のイコライザ装置において、前記第1ヘッドホン及び前記第2ヘッドホンの周波数特性を記憶する第3記憶部と、前記第3記憶部が記憶する前記第1ヘッドホン及び前記第2ヘッドホンの周波数特性に基づいて、前記補正情報を生成する補正情報生成部と、をさらに備えることを特徴とする。
本発明では、生成した補正情報に基づいて、イコライザ情報を補正することができる。
第5の発明のイコライザ装置は、第1〜第4の発明のいずれかのイコライザ装置において、前記補正情報は、所定のサンプリング周波数に対応しており、前記補正部は、音声信号が前記所定のサンプリング周波数とは異なる場合、前記補正情報から、音声信号のサンプリング周波数に対応する新たな補正情報を生成することを特徴とする。
本発明では、音声信号が所定のサンプリング周波数とは異なる場合、補正情報から、音声信号のサンプリング周波数と対応する新たな補正情報が生成される。このため、複数のサンプリング周波数に対応する補正情報を記憶しておく必要がない。
第6の発明のイコライザ装置は、第5の発明のイコライザ装置において、前記補正部は、音声信号のサンプリング周波数が、前記所定のサンプリング周波数の整数倍である場合、所定の周波数以下の帯域で前記補正情報に間引き処理を行い、間引き処理を行った前記補正情報に、前記所定の周波数よりも大きい帯域のゲインをゼロdBと設定する情報を加えることによって、前記新たな補正情報を生成することを特徴とする。
本発明によれば、音声信号が所定のサンプリング周波数とは異なる場合、音声信号のサンプリング周波数に対応する新たな補正情報を生成することができる。
第7の発明のイコライザ装置は、第5の発明のイコライザ装置において、前記補正部は、音声信号のサンプリング周波数が、前記所定のサンプリング周波数の整数倍でない場合、所定の周波数以下の帯域で前記補正情報に基づいた補間情報を生成し、前記補間情報に、前記所定の周波数よりも大きい帯域のゲインをゼロdBと設定する情報を加えることによって、前記新たな補正情報を生成することを特徴とする。
本発明によれば、音声信号が所定のサンプリング周波数とは異なる場合、音声信号のサンプリング周波数に対応する新たな補正情報を生成することができる。
第8の発明のイコライザプログラムは、コンピュータを、第1ヘッドホンの周波数特性に基づいたイコライザ情報を記憶する第1記憶部と、音声信号の周波数特性を変更するイコライザ処理を行うイコライザ部と、前記第1ヘッドホンである場合に、前記第1記憶部が記憶する前記イコライザ情報を前記イコライザ部に出力し、前記第1ヘッドホンと周波数特性が異なる第2ヘッドホンである場合に、前記第1ヘッドホンと前記第2ヘッドホンとの周波数特性のゲイン差である補正情報に基づいて、前記第1記憶部が記憶する前記イコライザ情報を補正して前記イコライザ部に出力する補正部と、として機能させ、前記イコライザ部は、前記補正部が出力した前記イコライザ情報に基づいて、前記イコライザ処理を行うことを特徴とする。
第9の発明のイコライザプログラムは、コンピュータを、第1ヘッドホンの周波数特性に基づいた第1イコライザ情報及び前記第1ヘッドホンと周波数特性が異なる第2ヘッドホンの周波数特性に基づいた第2イコライザ情報を記憶する第1記憶部と、音声信号の周波数特性を変更するイコライザ処理を行うイコライザ部と、前記第1イコライザ情報、前記第2イコライザ情報のいずれかの選択を受け付ける受付部と、前記受付部が前記第1イコライザ情報の選択を受け付け、且つ、前記第1ヘッドホンである場合に、前記第1記憶部が記憶する前記第1イコライザ情報を前記イコライザ部に出力し、前記受付部が前記第1イコライザ情報の選択を受け付け、且つ、前記第2ヘッドホンである場合に、前記第1ヘッドホンと前記第2ヘッドホンとの周波数特性のゲイン差である補正情報に基づいて、前記第1記憶部が記憶する前記第1イコライザ情報を補正して前記イコライザ部に出力し、前記受付部が前記第2イコライザ情報の選択を受け付け、且つ、前記第1ヘッドホンである場合に、前記補正情報に基づいて、前記第1記憶部が記憶する前記第2イコライザ情報を補正して前記イコライザ部に出力し、前記受付部が前記第2イコライザ情報の選択を受け付け、且つ、前記第2ヘッドホンである場合に、前記第1記憶部が記憶する前記第2イコライザ情報を前記イコライザ部に出力する補正部と、として機能させ、前記イコライザ部は、前記補正部が出力した前記第1イコライザ情報又は前記第2イコライザ情報に基づいて、前記イコライザ処理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、イコライザ情報を作成するために用いられたヘッドホンとは異なるヘッドホンであっても、意図した音質の音声をユーザーに提供することが可能である。
本発明の第1実施形態に係るスマートフォンの構成を示すブロック図である。 ヘッドホンの情報と補正カーブの情報とを対応付けて記憶するテーブルの一例を示す図である。 補正カーブについて説明するための図である。 表示部に表示されるイコライザカーブの情報の一例を示す図である。 表示部に表示されるヘッドホンの情報の一例を示す図である。 第1実施形態において音楽再生プログラムが実行された場合のスマートフォンの処理動作を示すフローチャートである。 イコライザカーブの情報とイコライザカーブの作成に用いられたヘッドホンの情報とを対応付けて記憶するテーブルの一例を示す図である。 イコライザカーブの作成に用いられたヘッドホンの情報と、スマートフォンに接続されるヘッドホンの情報と、これらに対応する補正カーブの情報と、を対応付けて記憶するテーブルの一例である。 第2実施形態において音楽再生プログラムが実行された場合のスマートフォンの処理動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るスマートフォンの構成を示すブロック図である。 補正カーブから、新たな補正カーブを生成することを説明するための図である。 補正カーブから、新たな補正カーブを生成することを説明するための図である。 補正カーブから新たな補正カーブを生成する場合のスマートフォンの処理動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係るスマートフォンの構成を示すブロック図である。スマートフォン1は、記憶部3に記憶されている音楽再生プログラム(イコライザプログラム)が実行されることにより、音声信号の周波数特性を変更するイコライザ処理を行うイコライザ装置として機能する。図1に示すように、スマートフォン1は、制御部2、記憶部3、表示部4、操作部5、スピーカー6、ヘッドホン端子7、入出力インターフェース(以下、「入出力I/F」という。)8、ネットワーク通信部(以下、「NW通信部」という。)9、ブルートゥース(登録商標)通信部(以下、「BT通信部」という。)10等を備えている。スマートフォン1は、ヘッドホン端子7を介して、ヘッドホンA〜Fと接続され、音声信号をヘッドホンA〜Fに出力する。なお、「ヘッドホン」は、オーバーヘッドタイプ、ネックバンドタイプ等のヘッドホンに限らず、イヤホンともよばれるインナーイヤータイプのヘッドホン等も含む概念である。なお、音楽再生プログラムは、工場出荷時にスマートフォン1の記憶部3に記憶されていてもよいし、後述するNW通信部9を介して、図示しないサーバからダウンロードされ、スマートフォン1の記憶部3に記憶されてもよい。
制御部2は、OS(Operating System)プログラム、アプリケーションプログラムに従って、スマートフォン1を構成する各部を制御し、後述する再生部23等として機能する。なお、各機能部における演算処理に特化した電子回路等により再生部23等の各機能部が構成されていてもよいし、その他の構成であってもよい。制御部2については後述する。
記憶部3は、制御部2の主メモリとして機能するRAM(Random Access Memory)、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、OSプログラムや音楽再生プログラムを含むアプリケーションプログラム等のプログラム、音楽ファイル等の各種ファイルを記憶するフラッシュメモリから構成されている。なお、記憶部3は、例示する構成に限られず、HDD(Hard Disk Drive)等を含んでいてもよい。
また、記憶部3は、複数のイコライザカーブ(イコライザ情報)を記憶するイコライザカーブ記憶部31(第1記憶部)、複数の補正カーブ(補正情報)を記憶する補正カーブ記憶部32(第2記憶部)として機能する。イコライザカーブは、例えば、ロック、ポップス、ジャズ等のジャンルに応じたイコライザ処理を行うためのものであり、周波数に対するゲインを示すものである。本実施形態においては、例えば、ヘッドホンAの周波数特性に基づいて、イコライザカーブが作成されている。補正カーブは、イコライザカーブを補正するためのものである。図2に示すように、補正カーブは、例えば、イコライザカーブを作成したヘッドホンA以外のヘッドホンB〜Fに対応し、ヘッドホンの情報(「ヘッドホン情報」フィールド)と補正カーブの情報(「補正カーブ情報」フィールド)とが対応付けて記憶されている。なお、補正カーブ記憶部32が記憶する補正カーブの数は、5つに限られない。
図3に基づいて、補正カーブについて説明する。図3(a)は、ヘッドホンAの周波数特性を示し、図3(b)は、ヘッドホンBの周波数特性を示し、図3(c)は、ヘッドホンBに対応する補正カーブABを示している。(a)〜(c)ともに、縦軸がゲイン(gain)、横軸が周波数(freq)を示している。補正カーブABは、ヘッドホンAとヘッドホンBとの周波数特性のゲイン差である。ここでは、補正カーブABを、ヘッドホンAのゲインに対するヘッドホンBのゲインの差分としている(ヘッドホンAのゲイン−ヘッドホンBのゲイン)。例えば、ヘッドホンAのゲインがヘッドホンBのゲインよりも大きい周波数については、ゲイン差は、プラスの値となる。反対に、ヘッドホンAのゲインがヘッドホンBのゲインよりも小さい周波数については、ゲイン差は、マイナスの値となる。なお、ここでは、ヘッドホンBに対応する補正カーブABについて説明したが、他のヘッドホンに対応する補正カーブも同様であり、ヘッドホンAと他のヘッドホンとの周波数特性のゲイン差である。例えば、補正カーブACは、ヘッドホンAのゲインに対するヘッドホンCのゲインの差分を示している。それぞれの補正カーブは、サンプリング周波数44.1kHzに対応している。
表示部4は、種々の画像(静止画像、動画像を含む)を表示するものであり、液晶パネルにより構成されている。操作部5は、各種設定を行うための操作キー、及び、表示部4と連動したタッチパネルを備えている。ユーザーは、操作部5を介して、電話番号やメールアドレス等の各種の文字入力、通信設定などを行うことが可能である。スピーカー6は、音声信号に基づいて、通話音等の種々の音声を出力する。ヘッドホン端子7は、ヘッドホンA〜Fを接続するためのものであり、ヘッドホン端子7を介して、ヘッドホンA〜Fに対して、音声信号が出力される。入出力I/F8は、スマートフォン1が図示しない周辺機器とデータ通信等を行うためのインターフェースとして機能する。
NW通信部9は、図示しない携帯電話網および携帯基地局を介してインターネットに接続可能なように構成されている。スマートフォン1は、NW通信部9を介して、他の端末との通話、通信等を行うことが可能である。図示しないサーバに新たなイコライザカーブ、補正カーブがアップロードされると、制御部2は、NW通信部9を介して、イコライザカーブ、補正カーブをダウンロードし、記憶部3(イコライザカーブ記憶部31、補正カーブ記憶部32)に記憶する。これにより、例えば、音楽再生プログラムの記憶部3への記憶時に含まれていなかったイコライザカーブ、未発売のヘッドホンに対応する補正カーブを追加することができる。また、記憶部3に記憶しているイコライザカーブ、補正カーブがアップデートされたイコライザカーブ、補正カーブがサーバにアップロードされると、制御部2は、NW通信部9を介して、イコライザカーブ、補正カーブをダウンロードし、記憶部3(イコライザカーブ記憶部31、補正カーブ記憶部32)に記憶しているイコライザカーブ、補正カーブを書き換える。
BT通信部10は、ブルートゥース規格に基づいて、ブルートゥース規格に対応した図示しない周辺装置と無線通信を行う。
次に、制御部2について説明する。制御部2は、受付部21、補正部22、再生部23(イコライザ部)として機能する。受付部21は、スマートフォン1に接続されるヘッドホンA〜Fやイコライザ処理に使用するイコライザカーブの選択を受け付ける。受付部21は、例えば、図4に示すように、ロック、ポップス、ジャズ等のジャンルの情報を表示部4に表示する。ユーザーは、表示部4をタッチすることにより、所望のジャンルのイコライザカーブを選択することが可能である。受付部21は、表示部4がユーザーによりタッチされることにより、タッチされた領域に表示されているイコライザカーブの選択を受け付ける。例えば、「ロック」を示す領域がタッチされると、受付部21は、図4に示すように、「ロック」の領域の表示を反転し、ユーザーに「ロック」の選択を受け付けたことを報知する。また、受付部21は、選択を受け付けたイコライザカーブの情報を補正部22に出力する。
また、受付部21は、例えば、図5に示すように、ヘッドホンA、ヘッドホンB、ヘッドホンC等のヘッドホンの情報を表示部4に表示する。ユーザーは、表示部4をタッチすることにより、使用する(スマートフォン1に接続する)ヘッドホンを選択することが可能である。受付部21は、表示部4がユーザーによりタッチされることにより、タッチされた領域に表示されているヘッドホンの選択(「該当なし」がタッチされれば、該当ヘッドホンがないことの選択を含む。)を受け付ける。例えば、「ヘッドホンB」を示す領域がタッチされると、受付部21は、図5に示すように、「ヘッドホンB」の領域の表示を反転し、ユーザーに「ヘッドホンB」の選択を受け付けたことを報知する。受付部21は、選択を受け付けたヘッドホンの情報を補正部22に出力する。
補正部22は、後述する再生部23によるイコライザ処理のため、再生部23にイコライザカーブを出力する。上述したように、イコライザカーブは、ヘッドホンAの周波数特性に基づいて作成され、イコライザカーブ記憶部31に記憶されている。このため、ヘッドホンA以外のヘッドホンB〜Fがスマートフォン1に接続された場合、ヘッドホンAとヘッドホンB〜Fとの周波数特性が異なるため、イコライザカーブ記憶部31に記憶されているイコライザカーブを用いてイコライザ処理を行うと、ユーザーに聴取される音声が意図した音質とならない。
そのため、補正部22は、スマートフォン1に接続される(受付部21が選択を受け付けた)ヘッドホンがヘッドホンA以外のヘッドホンB〜Fである場合に、ヘッドホンAとヘッドホンB〜Fとの周波数特性のゲイン差である補正カーブAB〜AFに基づいて、イコライザカーブ記憶部31が記憶するイコライザカーブを補正する。具体的には、補正部22は、イコライザカーブと補正カーブとを合成する。言い換えれば、補正部22は、イコライザカーブと補正カーブとを足し合わせる。例えば、イコライザカーブと補正カーブABとを合成する場合、ヘッドホンAのゲインがヘッドホンBのゲインよりも大きい周波数については、ゲイン差がプラスの値であるため、イコライザカーブのゲインが増加する。反対に、ヘッドホンAのゲインがヘッドホンBのゲインよりも小さい周波数については、ゲイン差がマイナスの値であるため、イコライザカーブのゲインが減少する。
また、補正部22は、スマートフォン1に接続される(受付部21が選択を受け付けた)ヘッドホンがヘッドホンAである場合に、イコライザカーブを補正する必要がないため、イコライザカーブ記憶部31が記憶するイコライザカーブを再生部23に出力する。本実施形態では、補正部22は、スマートフォン1に接続されるヘッドホンがヘッドホンAである場合、ゲインがゼロdBであるフラットな補正カーブを生成する。また、補正部22は、スマートフォン1に接続されるヘッドホンがヘッドホンB〜F以外である場合も、ゲインがゼロdBであるフラットな補正カーブを生成する。そして、補正部22は、イコライザカーブとフラットな補正カーブとを合成する。この場合、補正カーブはフラットであるため、イコライザカーブは変化しない。なお、ここでは、補正部22は、フラットな補正カーブを生成し、イコライザカーブとフラットな補正カーブとを合成する場合について説明したが、イコライザカーブ記憶部31が記憶するイコライザカーブをそのまま再生部23に出力するようにしてもよい。また、補正カーブ記憶部31に、ヘッドホンAに対応する補正カーブとして、フラットな補正カーブを記憶しておき、イコライザカーブと補正カーブとを合成するようにしてもよい。スマートフォン1に接続されるヘッドホンがヘッドホンB〜F以外である場合も同様である。
再生部23は、ユーザーによって選択された音楽ファイルを記憶部3から読み出し、読み出した音楽ファイルについて、復号処理、イコライザ処理、D/A変換処理、音量調整処理等の再生処理を行い、ヘッドホン端子7に音声信号を出力する。イコライザ処理においては、再生部23は、補正部22が出力するイコライザカーブに基づいてイコライザ処理を行う。
次に、本実施形態において、記憶部3に記憶されている音楽再生プログラムが実行された場合のスマートフォン1の処理動作を、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、受付部21は、表示部4にイコライザカーブの情報を表示する(S1、図4参照)。次に、受付部21は、イコライザカーブの選択を受け付けたか否かを判断する(S2)。受付部21は、イコライザカーブの選択を受け付けていないと判断している間(S2:No)、イコライザカーブの情報を表示部4に表示する(S1)。
受付部21は、イコライザカーブの選択を受け付けたと判断すると(S2:Yes)、表示部4にヘッドホンの情報を表示する(S3、図5参照)。次に、受付部21は、ヘッドホンの選択を受け付けたか否かを判断する(S4)。受付部21は、ヘッドホンの選択を受け付けていないと判断している間(S4:No)、ヘッドホンの情報を表示部4に表示する(S3)。
受付部21が、ヘッドホンの選択を受け付けたと判断すると(S4:Yes)、補正部22は、受付部21が出力する情報に基づいて、受付部21が選択を受け付けたヘッドホンが該当なしであるか否かを判断する(S5)。補正部22は、受付部21が選択を受け付けたヘッドホンが該当なしでないと判断した場合(S5:No)、受付部21が出力する情報に基づいて、受付部21が選択を受け付けたヘッドホンがヘッドホンAであるか否かを判断する(S6)。補正部22は、受付部21が選択を受け付けたヘッドホンが該当なしであると判断した場合(S5:Yes)、又は、受付部21が選択を受け付けたヘッドホンがヘッドホンAであると判断した場合(S6:Yes)、フラットな補正カーブを生成する(S7)。補正部22は、受付部21が選択を受け付けたヘッドホンがヘッドホンAでない、すなわち、ヘッドホンB〜Fであると判断した場合(S6:No)、受付部22が選択を受け付けたいずれかのヘッドホンB〜Fに対応する、補正カーブ記憶部32が記憶している補正カーブAB〜AFを選択する(S8)。補正部22は、S7で生成した補正カーブ、又は、S8で選択した補正カーブに基づいて、S2で受付部21が選択を受け付けたイコライザカーブを補正する(S9)。次に、再生部23は、ユーザーによって選択された音楽ファイルに再生処理を行う(S10)。このとき、再生部23は、S9で補正部22が補正したイコライザカーブに基づいて、イコライザ処理を行う。
以上説明したように、本実施形態では、ヘッドホンAと周波数特性が異なるヘッドホンB〜Fである場合に、補正部22により、ヘッドホンAとヘッドホンB〜Fとの周波数特性のゲイン差である補正カーブAB〜AFに基づいて、ヘッドホンAの周波数特性に基づいて作成されたイコライザカーブが補正される。そして、再生部23により、補正されたイコライザカーブに基づいて、イコライザ処理が行われる。このため、イコライザカーブを作成するために用いられたヘッドホンAとは異なるヘッドホンB〜Fであっても、意図した音質の音声をユーザーに提供することが可能である。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、ジャンルに応じたイコライザカーブが、異なるヘッドホンの周波数特性に基づいて作成されている。例えば、図7に示すように、ジャンル「ロック」のイコライザカーブは、ヘッドホンAの周波数特性に基づいて作成され、ジャンル「ポップス」のイコライザカーブは、ヘッドホンBの周波数特性に基づいて作成され、ジャンル「ジャズ」のイコライザカーブは、ヘッドホンCの周波数特性に基づいて作成されている。記憶部3には、図7に示すように、イコライザカーブの情報(「イコライザ情報」フィールド)と、イコライザカーブの作成に用いられたヘッドホンの情報(「ヘッドホン情報」フィールド)と、が対応付けて記憶されている。
また、イコライザカーブの作成に用いられたヘッドホンが複数であるため、イコライザカーブの作成に用いられたヘッドホンと、スマートフォン1に接続されるヘッドホンと、の組み合わせの数の補正カーブが補正カーブ記憶部32に記憶されている。例えば、イコライザカーブの作成に用いられたヘッドホンがヘッドホンA、B、Cの3つであり、スマートフォン1に接続されるヘッドホンが同じくヘッドホンA、B、Cの3つである場合、図8に示すように、6つの組み合わせの補正カーブAB、AC、BA、BC、CA、CBが補正カーブ記憶部32に記憶されている。記憶部3には、図8に示すように、イコライザカーブの作成に用いられたヘッドホンの情報(「ヘッドホン情報1」フィールド)と、スマートフォン1に接続されるヘッドホンの情報(「ヘッドホン情報2」フィールド)と、これらのヘッドホンに対応する補正カーブの情報(「補正カーブ情報」フィールド)と、が対応付けて記憶されている。
補正部22は、再生部23がイコライザ処理に使用するイコライザカーブの作成に用いられたヘッドホンと、スマートフォン1に接続されるヘッドホンと、が一致しない場合、補正カーブに基づいて、イコライザカーブを補正する。例えば、イコライザ処理に使用するイコライザカーブが「ポップス」である場合、イコライザカーブの作成には、ヘッドホンBが用いられている(図7参照)。ここで、スマートフォン1に接続されるヘッドホンがヘッドホンCである場合、ヘッドホンが一致しない。このような場合、補正部22は、図8に示すテーブルに基づいて、「ヘッドホン情報1」フィールドがヘッドホンBであり、「ヘッドホン情報2」フィールドがヘッドホンCである、補正カーブBCに基づいて、「ポップス」のイコライザカーブを補正する。
次に、本実施形態において、記憶部3に記憶されている音楽再生プログラムが実行された場合のスマートフォン1の処理動作を、図9に示すフローチャートに基づいて説明する。S1〜S5までの処理は、図6に示す第1実施形態の処理動作と同じであるため、説明を省略する。補正部22は、受付部21が選択を受け付けたヘッドホンが該当なしでないと判断した場合(S5:No)、S2で受付部21が選択を受け付けたイコライザカーブの作成に用いられたヘッドホンと、S4で受付部21が選択を受け付けたヘッドホンと、が一致するか否かを、図7に示すテーブルに基づいて判断する(S106)。補正部22は、受付部21が選択を受け付けたヘッドホンが該当なしであると判断した場合(S5:Yes)、又は、S2で受付部21が選択を受け付けたイコライザカーブの作成に用いられたヘッドホンと、S4で受付部21が選択を受け付けたヘッドホンと、が一致すると判断した場合(S106:Yes)、イコライザカーブを補正する必要がないため、フラットな補正カーブを生成する(S7)。補正部22は、S2で受付部21が選択を受け付けたイコライザカーブの作成に用いられたヘッドホンと、S4で受付部21が選択を受け付けたヘッドホンと、が一致しないと判断した場合(S106:No)、図8に示すテーブルに基づいて、対応する補正カーブを選択する(S108)。補正部22は、S7で生成した補正カーブ、又は、S108で選択した補正カーブに基づいて、受付部21がS2で選択を受け付けたイコライザカーブを補正する(S9)。次に、再生部23は、ユーザーによって選択された音楽ファイルに再生処理を行う(S10)。このとき、再生部23は、S9で補正部22が補正したイコライザカーブに基づいて、イコライザ処理を行う。
以上説明したように、本実施形態では、例えば、「ロック」のイコライザカーブが選択され、且つ、「ロック」のイコライザカーブの作成に用いられたヘッドホンAと周波数特性が異なるヘッドホンBである場合に、補正部22により、ヘッドホンAとヘッドホンBとの周波数特性のゲイン差である補正カーブABに基づいて、ヘッドホンAの周波数特性に基づいて作成された「ロック」のイコライザカーブが補正される。そして、再生部23により、補正された「ロック」のイコライザカーブに基づいて、イコライザ処理が行われる。このため、「ロック」のイコライザカーブを作成するために用いられたヘッドホンAとは異なるヘッドホンBであっても、意図した音質の音声をユーザーに提供することが可能である。
また、例えば、「ポップス」のイコライザカーブが選択され、且つ、「ポップス」のイコライザカーブBの作成に用いられたヘッドホンBと周波数特性が異なるヘッドホンCである場合に、補正部22により、ヘッドホンBとヘッドホンCとの周波数特性のゲイン差である補正カーブBCに基づいて、ヘッドホンBの周波数特性に基づいて作成された「ポップス」のイコライザカーブが補正される。そして、再生部23により、補正された「ポップス」のイコライザカーブに基づいて、イコライザ処理が行われる。このため、「ポップス」のイコライザカーブを作成するために用いられたヘッドホンBとは異なるヘッドホンCであっても、意図した音質の音声をユーザーに提供することが可能である。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。以下では、第1実施形態と異なる構成について説明する。図10は、第2実施形態に係るスマートフォン1の構成を示すブロック図である。第2実施形態においては、制御部2は、受付部21、補正部22、再生部23に加え、補正カーブを生成する補正カーブ生成部24(補正情報生成部)としても機能する。記憶部3は、補正カーブに替えて、ヘッドホンA〜Fに対応する周波数特性を記憶しており、イコライザカーブ記憶部31、周波数特性記憶部33(第3記憶部)として機能する。
補正カーブ生成部24は、周波数特性記憶部33が記憶するヘッドホンB〜Fの周波数特性に基づいて、補正カーブを生成する。例えば、補正カーブBを生成する場合、ヘッドホンAのゲインからヘッドホンBのゲインを引いて(ヘッドホンAのゲイン−ヘッドホンBのゲイン)、補正カーブABを生成する。本実施形態では、補正カーブ生成部24が生成した補正カーブに基づいて、イコライザカーブを補正することができる。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態においては、補正部22は、音声信号(音楽ファイル)が、補正カーブが対応している44.1kHzのサンプリング周波数とは異なる場合、補正カーブから、音声信号のサンプリング周波数と対応する新たな補正カーブを生成する。
まず、音声信号のサンプリング周波数が、補正カーブが対応するサンプリング周波数の整数倍である場合について、図11に基づいて説明する。ここでは、音声信号のサンプリング周波数が、補正カーブが対応するサンプリング周波数44.1kHzの2倍である88.2kHzである場合について説明する。図11(a)は、サンプリング周波数44.1kHzに対応した補正カーブを示し、図11(b)は、サンプリング周波数88.2kHzに対応した新たな補正カーブを示している。補正部22は、所定の周波数である22.05kHz以下の帯域で、補正カーブのデータの間引き処理を行う。音声信号のサンプリング周波数が整数倍の場合、補正カーブのデータの周波数間隔に対して、サンプリング周波数が整数倍である音声信号に対応する新たな補正カーブのデータの周波数間隔も整数倍となるため、補正カーブを間引きして使用できる。ここでは、音声信号のサンプリング周波数が、補正カーブが対応するサンプリング周波数の2倍であるから、22.05kHz以下の帯域で、8192のデータを半分の4096のデータとする間引き処理を行う。次に、補正部22は、間引き処理を行った補正カーブに、22.05kHzよりも大きい帯域のゲインをゼロdBと設定するデータを加える。このとき、間引き処理を行った補正カーブのデータの周波数間隔と同じ間隔で、4096のデータを加える。このようにして、補正部22は、補正カーブから新たな補正カーブを生成する。
次に、音声信号のサンプリング周波数が、補正カーブが対応するサンプリング周波数の整数倍でない場合について、図12に基づいて説明する。ここでは、音声信号のサンプリング周波数が、補正カーブが対応するサンプリング周波数44.1kHzの整数倍でない96kHzである場合について説明する。図12(a)は、サンプリング周波数44.1kHzに対応した補正カーブを示し、図12(b)は、サンプリング周波数96kHzに対応した新たな補正カーブを示している。補正部22は、所定の周波数である22.05kHz以下の帯域で、補正カーブに基づいた補間データを生成する。音声信号のサンプリング周波数が整数倍でない場合、補正カーブのデータの周波数間隔に対して、サンプリング周波数が整数倍でない音声信号に対応する新たな補正カーブのデータの周波数間隔も整数倍とならないため、補正カーブを使用することができないからである。補間データの生成は、補正カーブ上に位置する所定のデータを抽出することによって行う。次に、補正部22は、補間データに、22.05kHzよりも大きい帯域のゲインをゼロdBと設定するデータを加える。このとき、補間データのデータの周波数間隔と同じ間隔で、24kHz以下の帯域で4096、24kHzよりも大きい帯域で4096のデータ数となるように、データを加える。このようにして、補正部22は、補正カーブから新たな補正カーブを生成する。
次に、補正カーブから新たな補正カーブを生成する場合のスマートフォン1の処理動作について、図13に示すフローチャートに基づいて説明する。この処理は、例えば、図6に示すフローチャートのS8、図9に示すフローチャートのS108の処理の後、S9の処理の前に行われる。まず、補正部22は、音声信号のサンプリング周波数を取得する(S11)。次に、補正部22は、音声信号のサンプリング周波数が44.1kHzであるか否かを判断する(S12)。補正部22は、音声信号のサンプリング周波数が44.1kHzであると判断した場合(S12:Yes)、補正カーブから新たな補正カーブを生成する必要がないため、処理を終了する。
補正部22は、音声信号のサンプリング周波数が44.1kHzでないと判断した場合(S12:No)、音声信号のサンプリング周波数が、44.1kHzの整数倍であるか否かを判断する(S13)。補正部22は、音声信号のサンプリング周波数が、44.1kHzの整数倍であると判断した場合(S13:Yes)、22.05kHz以下の帯域で、補正カーブのデータの間引き処理を行う(S14)。一方、補正部22は、音声信号のサンプリング周波数が、44.1kHzの整数倍でないと判断した場合(S13:No)、22.05kHz以下の帯域で、補正カーブに基づいた補間データを生成する(S15)。補正部22は、S14で間引き処理を行った補正カーブ、又は、S15で生成した補間データに、22.05kHzよりも大きい帯域でゲインをゼロdBと設定するデータを加え、新たな補正カーブを生成する(S16)。
以上説明したように、本実施形態では、音声信号が所定のサンプリング周波数(44.1kHz)とは異なる場合、補正部22により、補正カーブから、音声信号のサンプリング周波数と対応する新たな補正カーブが生成される。このため、複数のサンプリング周波数に対応する補正カーブを記憶しておく必要がない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明を適用可能な形態は、上述の実施形態には限られるものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることが可能である。
上述の実施形態においては、受付部21は、イコライザカーブの選択を受け付けるようになっているが、これに加え、イコライザカーブの編集を受け付けるようになっていてもよい。この場合、受付部21は、補正部22によって補正されたイコライザカーブの編集を受け付け、編集されたイコライザカーブをイコライザカーブ記憶部31に記憶するようにしてもよい。
上述の実施形態においては、補正部22による補正カーブに基づくイコライザカーブの補正量を制限していないが、補正量が大きいと、音声信号がクリップする(歪む)場合がある。このため、補正量の上限を設け、補正量が上限を超えた場合は正規化(ブースト・カット)するようにしてもよい。また、スペクトラム表示において、イコライザ処理においてブースト・カットされた量が視覚的にわかるように、ブースト・カットされた部分の色を、他の部分の色と分けるようにしてもよい。
また、補正カーブにおいて、高域にディップが複数ある場合は、測定誤差で帯域が前後する可能性があるため、補正カーブの平滑化を行ってもよい。
上述の実施形態においては、スマートフォン1とヘッドホンA〜Fとがヘッドホン端子7を介して有線接続される。これに限らず、例えば、ブルートゥース規格に対応した無線ヘッドホンである場合、BT通信部10を介して、スマートフォン1とヘッドホンとが無線接続されてもよい。この場合、スマートフォン1とヘッドホンとのペアリング時に、スマートフォン1において、接続されるヘッドホンの情報が取得されるため、この情報に基づいて、補正部22は、補正カーブを選択し、イコライザカーブを補正することも可能である。
上述の実施形態においては、音楽再生プログラムに、スマートフォン1をイコライザ装置として機能させるイコライザプログラムが組み込まれている場合について説明した。これに限らず、音楽ファイルを再生する音楽再生プログラムとイコライザプログラムとが別のプログラムであってもよい。
上述の実施形態においては、スマートフォンに音楽再生プログラムがインストールされており、スマートフォンをイコライザ装置として機能させる場合について説明した。これに限らず、イコライザ装置として機能させる機器として、タブレットPC、フィーチャーフォン、携帯メディアプレーヤー、携帯ゲーム機等であってもよい。
本発明は、音楽を再生する音楽再生装置及び音楽再生プログラムに好適に採用され得る。
1 スマートフォン(イコライザ装置)
2 制御部
3 記憶部
4 表示部
7 ヘッドホン端子
10 ブルートゥース通信部
21 受付部
22 補正部
23 再生部(イコライザ部)
24 補正カーブ生成部(補正情報生成部)
31 イコライザカーブ記憶部(第1記憶部)
32 補正カーブ記憶部(第2記憶部)
33 周波数特性記憶部(第3記憶部)
A〜F ヘッドホン

Claims (9)

  1. 第1ヘッドホンの周波数特性に基づいたイコライザ情報を記憶する第1記憶部と、
    音声信号の周波数特性を変更するイコライザ処理を行うイコライザ部と、
    前記第1ヘッドホンである場合に、前記第1記憶部が記憶する前記イコライザ情報を前記イコライザ部に出力し、前記第1ヘッドホンと周波数特性が異なる第2ヘッドホンである場合に、前記第1ヘッドホンと前記第2ヘッドホンとの周波数特性のゲイン差である補正情報に基づいて、前記第1記憶部が記憶する前記イコライザ情報を補正して前記イコライザ部に出力する補正部と、を備え、
    前記イコライザ部は、前記補正部が出力した前記イコライザ情報に基づいて、前記イコライザ処理を行うことを特徴とするイコライザ装置。
  2. 第1ヘッドホンの周波数特性に基づいた第1イコライザ情報及び前記第1ヘッドホンと周波数特性が異なる第2ヘッドホンの周波数特性に基づいた第2イコライザ情報を記憶する第1記憶部と、
    音声信号の周波数特性を変更するイコライザ処理を行うイコライザ部と、
    前記第1イコライザ情報、前記第2イコライザ情報のいずれかの選択を受け付ける受付部と、
    前記受付部が前記第1イコライザ情報の選択を受け付け、且つ、前記第1ヘッドホンである場合に、前記第1記憶部が記憶する前記第1イコライザ情報を前記イコライザ部に出力し、
    前記受付部が前記第1イコライザ情報の選択を受け付け、且つ、前記第2ヘッドホンである場合に、前記第1ヘッドホンと前記第2ヘッドホンとの周波数特性のゲイン差である補正情報に基づいて、前記第1記憶部が記憶する前記第1イコライザ情報を補正して前記イコライザ部に出力し、
    前記受付部が前記第2イコライザ情報の選択を受け付け、且つ、前記第1ヘッドホンである場合に、前記補正情報に基づいて、前記第1記憶部が記憶する前記第2イコライザ情報を補正して前記イコライザ部に出力し、
    前記受付部が前記第2イコライザ情報の選択を受け付け、且つ、前記第2ヘッドホンである場合に、前記第1記憶部が記憶する前記第2イコライザ情報を前記イコライザ部に出力する補正部と、を備え、
    前記イコライザ部は、前記補正部が出力した前記第1イコライザ情報又は前記第2イコライザ情報に基づいて、前記イコライザ処理を行うことを特徴とするイコライザ装置。
  3. 前記補正情報を記憶する第2記憶部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のイコライザ装置。
  4. 前記第1ヘッドホン及び前記第2ヘッドホンの周波数特性を記憶する第3記憶部と、
    前記第3記憶部が記憶する前記第1ヘッドホン及び前記第2ヘッドホンの周波数特性に基づいて、前記補正情報を生成する補正情報生成部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のイコライザ装置。
  5. 前記補正情報は、所定のサンプリング周波数に対応しており、
    前記補正部は、音声信号が前記所定のサンプリング周波数とは異なる場合、前記補正情報から、音声信号のサンプリング周波数に対応する新たな補正情報を生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のイコライザ装置。
  6. 前記補正部は、音声信号のサンプリング周波数が、前記所定のサンプリング周波数の整数倍である場合、所定の周波数以下の帯域で前記補正情報に間引き処理を行い、間引き処理を行った前記補正情報に、前記所定の周波数よりも大きい帯域のゲインをゼロdBと設定する情報を加えることによって、前記新たな補正情報を生成することを特徴とする請求項5に記載のイコライザ装置。
  7. 前記補正部は、音声信号のサンプリング周波数が、前記所定のサンプリング周波数の整数倍でない場合、所定の周波数以下の帯域で前記補正情報に基づいた補間情報を生成し、前記補間情報に、前記所定の周波数よりも大きい帯域のゲインをゼロdBと設定する情報を加えることによって、前記新たな補正情報を生成することを特徴とする請求項5に記載のイコライザ装置。
  8. コンピュータを、
    第1ヘッドホンの周波数特性に基づいたイコライザ情報を記憶する第1記憶部と、
    音声信号の周波数特性を変更するイコライザ処理を行うイコライザ部と、
    前記第1ヘッドホンである場合に、前記第1記憶部が記憶する前記イコライザ情報を前記イコライザ部に出力し、前記第1ヘッドホンと周波数特性が異なる第2ヘッドホンである場合に、前記第1ヘッドホンと前記第2ヘッドホンとの周波数特性のゲイン差である補正情報に基づいて、前記第1記憶部が記憶する前記イコライザ情報を補正して前記イコライザ部に出力する補正部と、として機能させ、
    前記イコライザ部は、前記補正部が出力した前記イコライザ情報に基づいて、前記イコライザ処理を行うことを特徴とするイコライザプログラム。
  9. コンピュータを、
    第1ヘッドホンの周波数特性に基づいた第1イコライザ情報及び前記第1ヘッドホンと周波数特性が異なる第2ヘッドホンの周波数特性に基づいた第2イコライザ情報を記憶する第1記憶部と、
    音声信号の周波数特性を変更するイコライザ処理を行うイコライザ部と、
    前記第1イコライザ情報、前記第2イコライザ情報のいずれかの選択を受け付ける受付部と、
    前記受付部が前記第1イコライザ情報の選択を受け付け、且つ、前記第1ヘッドホンである場合に、前記第1記憶部が記憶する前記第1イコライザ情報を前記イコライザ部に出力し、
    前記受付部が前記第1イコライザ情報の選択を受け付け、且つ、前記第2ヘッドホンである場合に、前記第1ヘッドホンと前記第2ヘッドホンとの周波数特性のゲイン差である補正情報に基づいて、前記第1記憶部が記憶する前記第1イコライザ情報を補正して前記イコライザ部に出力し、
    前記受付部が前記第2イコライザ情報の選択を受け付け、且つ、前記第1ヘッドホンである場合に、前記補正情報に基づいて、前記第1記憶部が記憶する前記第2イコライザ情報を補正して前記イコライザ部に出力し、
    前記受付部が前記第2イコライザ情報の選択を受け付け、且つ、前記第2ヘッドホンである場合に、前記第1記憶部が記憶する前記第2イコライザ情報を前記イコライザ部に出力する補正部と、として機能させ、
    前記イコライザ部は、前記補正部が出力した前記第1イコライザ情報又は前記第2イコライザ情報に基づいて、前記イコライザ処理を行うことを特徴とするイコライザプログラム。
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