JP5598359B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙に画像を形成する画像形成装置に関し、詳しくは、搬送時における用紙の斜行、片寄り等の位置ずれ補正を行う補正機能を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置においては、トナー像が像担持体に形成された後、給紙部から所定のタイミングで用紙が二次転写部に搬送され、二次転写部において用紙の表面に像担持体で形成されたトナー画像が転写される。ここで、用紙が二次転写部に搬送されるまでの間に、装置の機械的な要因等により用紙が斜行したり、片寄ってしまう場合がある。このような状態で画像形成処理が実行されると、トナー像がずれた状態で用紙に転写されてしまうので、印刷精度の向上を図ることができない。
そのため、一般的な画像形成装置においては、二次転写部の搬送経路における上流側にレジストローラを配置することで、用紙の斜行や片寄り補正を実行している。例えば、用紙の先端部を基準として用紙の斜行を行う場合には、レジストローラに用紙の先端部を突き当ててループを形成することで、用紙の先端部の補正している。
また、特許文献1には、レジストローラを用紙の搬送方向と直交する方向に揺動させることにより用紙の幅方向の位置ずれを補正する画像形成装置が提案されている。この画像形成装置では、例えば、レジストローラに用紙が到達すると、レジストローラから二次転写部への用紙の搬送中にレジストローラを位置ずれ量に応じてホームポジション(基準位置)から用紙の幅方向に移動させることで、用紙の幅方向の位置ずれ補正を行っている。そして、用紙の先端部が二次転写部に到達した後に、レジストローラの圧着を解除すると共にレジストローラをホームポジションに戻している。
特許文献2には、レジストローラによる揺動補正として、用紙の位置ずれ補正を行った後に、用紙の後端部がレジストローラを通過するまで用紙を圧着して搬送し、用紙の後端部がレジストローラを通過した後に、レジストローラの圧着を解除する画像形成装置が提案されている。
特開2006−206281号公報 特開平11−189355号公報
しかしながら、上記特許文献1および2等に開示されるレジストローラによる揺動補正では以下のような問題がある。すなわち、用紙の先端部が二次転写部に到達した後に、レジストローラの圧着を解除してホームポジションに戻す方法では、二次転写ローラによる単独での搬送距離が長くなってしまい、トナー画像比率や二次転写ローラ径の不均一等に基づく搬送力の不均一によって、用紙の斜行を引き起こしてしまうという問題がある。これにより、用紙に対する画像の形成位置がずれてしまい、画像ムラが発生してしまうという問題がある。また、用紙の後端部がレジスローラを通過した後に、レジストローラの圧着を解除する方法では、二次転写部の搬送機能の向上を図ることができたとしても、レジストローラのホームポジションへの戻り動作が遅れてしまうので、紙間が厳しい場合には生産性を低下させてしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、用紙の搬送性能を向上させつつ、生産性の向上を図った画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、一対のローラを有し、搬送されてくる用紙を当該ローラにより挟持して用紙の搬送方向に直交する方向に移動させることで用紙の位置ずれ補正を行うレジストローラと、レジストローラの搬送方向における下流側に設けられ、レジストローラにより位置ずれ補正が行われた用紙に画像を転写する転写部と、レジストローラの動作を制御する制御部を備え、制御部は、位置ずれ補正において、用紙の先端部が転写部に到達した後にレジストローラと転写部とにより所定の搬送時間だけ用紙を搬送させ、その後レジストローラの圧着を解除して用紙の後端部がレジストローラに到達する前にレジストローラが基準位置に移動するようレジストローラを制御すると共に、レジストローラと転写部とによる用紙の搬送時間用紙の搬送方向の長さに応じて長くなり、かつ、レジストローラの圧着解除の開始から用紙の後端部がレジストローラを通過するまでの時間が用紙の搬送方向の長さに係らず一定となるようレジストローラを制御するものである。
本発明の位置ずれ補正においては、レジストローラにより用紙を挟持して、用紙の搬送方向に直交する方向にレジストローラを移動させることで、用紙の幅方向の中心位置が搬送経路の中心位置と一致するように位置ずれ補正が行われる。位置ずれ補正後に用紙の先端部が転写部に到達すると、用紙に画像が転写される。このとき、レジストローラは圧着状態とされるので、用紙はレジストローラと転写部との両方によって所定の搬送時間だけ搬送される。そして、所定の搬送時間が経過すると、レジストローラの圧着が解除されると共に、レジストローラが基準位置に戻される。このレジストローラの基準位置への戻り動作は、用紙の後端部がレジストローラを通過するまでに行われる。レジストローラが基準位置に戻り、用紙の後端部がレジストローラを通過すると、レジストローラが圧着解除状態から圧着状態とされ、次に搬送されてくる用紙を待機する。
本発明によれば、用紙の位置ずれ補正において、用紙の搬送方向の長さに応じて転写部とレジストローラとによる用紙の搬送時間を長くするので、用紙毎に安定した搬送を行うことができ、転写部における搬送性能を向上させることができる。その結果、画像形成時の画像ムラを防止することができる。また、用紙の後端部がレジストローラに到達する前にレジストローラの圧着を解除すると共にレジストローラを基準位置に移動させるので、用紙間隔が厳しい場合でも生産性の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態に画像形成装置の構成例を示す図である。 画像形成装置のブロック構成例を示す図である。 圧着解除待ち時間テーブルの構成例を示す図である。 レジストローラの動作タイミングチャートを示す図である。 二次転写ローラおよびレジストローラ間の距離、レジストローラおよびレジストセンサ間の距離、用紙サイズを示す図である。 用紙サイズに応じた二次転写ローラとレジストローラとによる用紙の搬送時間を説明するための図である。 画像形成装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする)について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の概略構成の一例を示している。画像形成装置100は、タンデム型の画像形成装置と称されるものであって、画像形成装置本体101とその上部に取り付けられた自動原稿送り装置102とを備えている。自動原稿送り装置102は、原稿載置台に載置された原稿Mを一枚ずつに分離して画像形成装置本体101に送り出す。
画像形成装置本体101は、原稿読取部202と制御部50と画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kと中間転写ベルト6と二次転写ローラ36と定着部17と給紙部20とを備えている。画像形成ユニット10Y,10M,10C,10K、中間転写ベルト6および二次転写ローラ36は画像形成部60の一例を構成し、中間転写ベルト6と二次転写ローラ36とは転写部の一例を構成している。
原稿読取部202は、原稿画像読み取り位置にて原稿Mの画像をランプLにて照射し、その反射光をミラーユニット等を介してCCD等の撮像素子204に結像させる。撮像素子204は、入射した光を光電変換して画像信号を制御部50に出力する。制御部50は、画像信号に対して、A/D変換、シェーディング補正、圧縮等の処理を施して画像データを生成する。
画像形成ユニット10Yは、帯電部2Yと露光部3Yと現像部4Yと感光体ドラム1Yとクリーニング部8Yとを有している。帯電部2Yは、感光体ドラム1Yの周面に一様に電荷を帯電させる。露光部3Yは、図示しないレーザ光源、ポリゴンミラー、複数のレンズ等から構成され、制御部50から送られる画像データに基づいて感光体ドラム1Yの表面をレーザビームにより走査露光して潜像を形成する。現像部4Yは、イエロー(Y)のトナー像で現像することにより感光体ドラム1Y上の潜像を顕像化する。クリーニング部8Yは、トナー像の転写を終えた感光体ドラム1Yの表面に残留するトナーを除去する。
その他の画像形成ユニット10M,10C,10Kについても、画像形成ユニット10Yと同様の構成および機能を備えており、感光体ドラム1M、1C、1Kのそれぞれにマゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)のトナー像で現像して感光体ドラム1M、1C、1K上の潜像を顕像化する。各感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上のそれぞれに形成されたトナー像は、無端状の中間転写ベルト6上の所定位置に重ね合わせて転写され、中間転写ベルト41上にカラー画像を形成する。
給紙部20は、複数の給紙トレイ20A,20B,20Cを備えており、ユーザによって選択された用紙Pを給紙トレイ20A,20,20Cから送り出してレジストローラ30に搬送する。
レジストローラ30は、一対のローラ32,34を有し(図5参照)、二次転写ローラ36の搬送経路における上流側に設置され、用紙Pの先端部の突き当てによるループを形成して斜行補正を行う。また、レジストローラ30は、レジストローラ30と二次転写ローラ36との間に配置された片寄りセンサ70により検出された用紙Pの側端部と画像形成位置との位置ずれ情報に基づいて、用紙Pを搬送方向Dと直交する方向(主走査方向)に移動させて揺動補正(以下、レジスト揺動補正という)を行う。
レジストによって位置ずれが補正された用紙Pは、所定のタイミングで二次転写部に搬送され、中間転写ベルト41上に重ね合わされて転写されたカラー画像が用紙Pに転写される。カラー画像が転写された用紙Pは、二次転写ローラ36等によって定着部17に搬送される。なお、二次転写ローラ36は、転写部の一例を構成している。
定着部17は、ヒータを備えており、用紙Pを加圧加熱することによって、カラー画像を用紙Pに定着させる。定着部17により定着処理が施された用紙Pは、排紙ローラ24により搬送されて排紙トレイ25上に載置される。
用紙Pの両面に画像を形成する場合には、表面に画像が形成された用紙Pは、分岐部26によって循環経路27Aに搬送され、反転部27Bにおいて用紙Pを表裏反転させた後に再給紙経路27Cを経由して二次転写部に搬送される。二次転写部では、用紙Pの裏面にカラー画像が転写され、その後、定着部17を介して排紙トレイ25に排紙される。
[画像形成装置のブロック構成例]
図2は、画像形成装置100のブロック構成例を示している。図2に示すように、画像形成装置100は、画像形成装置100の全体の動作を制御する制御部50を備えている。制御部50は、例えばCPU(Central Processing Unit)52、ROM(Read Only Memory)54およびRAM(Random Access Memory)56等から構成されている。CPU52は、ROM54に格納されたプログラムを読み出してRAM56に展開して実行することにより画像形成処理や後述するレジスト揺動補正等を実行する。制御部50には、操作部62と記憶部64と画像形成部60と給紙部20と定着部17とレジストセンサ68と片寄りセンサ70とレジストローラ圧着部72とレジストローラ駆動部74とレジストローラ揺動駆動部76と二次転写ローラ駆動部66とがそれぞれ接続されている。
操作部62は、例えばタッチパネル方式の入力部と複数の操作ボタン等から構成され、ユーザの入力操作に基づく入力情報を検出して操作信号を制御部50に供給する。例えば、操作部62は、ユーザにより選択された用紙サイズに応じた入力情報(用紙Pの搬送方向の長さ情報)等を受け付けて、この入力情報に基づく操作信号を制御部50に供給する。
記憶部64は、例えば半導体メモリやHDD(Hard Disk Drive)等から構成され、レジスト揺動補正時において用紙Pの先端部の二次転写ローラ36到達後にレジストローラ30と二次転写ローラ36との両方で用紙Pを搬送するために、レジストローラ30を圧着状態とする解除待ち時間T4(図4参照)が格納された圧着解除待ち時間テーブルTBを記憶している。圧着解除待ち時間テーブルTBについては後述する。また、記憶部64には、用紙Pの後端部がレジストセンサ68を通過するのを起点に、用紙Pの後端部がレジストローラ30を通過したらレジストローラ30を圧着開始できるようにタイマ設定される圧着待ち時間T5等が記憶されている。
画像形成部60は、例えば中間転写ベルト6等を備えており、制御部50から供給される制御情報に基づいて画像形成処理を実行する。給紙部20は、操作部62等で入力された用紙サイズ情報に基づいて給紙部20から用紙サイズ情報に対応した用紙Pを画像形成部60に給紙する。定着部17は、制御部59から供給される制御情報に基づいて加熱、定着処理を行い、用紙Pにトナー像を定着させる。
レジストセンサ68は、例えば発光部と受光部とを備えた光センサ等から構成され、用紙Pの先端部や後端部が通過したか否かを検出して検出信号を制御部50に供給する。
片寄りセンサ70は、例えばラインセンサ等から構成され、レジストローラ30の搬送路の下流側やスイッチバック経路中に配置されると共に、用紙Pの搬送方向Dに直交した方向に沿うようにして配置されている。片寄りセンサ70は、例えば、搬送されてくる用紙Pの幅方向における中心が搬送経路のセンター基準からどの程度ずれているか否かを検出して位置ずれ情報を制御部50に供給する。
レジストローラ圧着部72は、例えばソレノイドやモータ等から構成され、制御部50から供給される駆動信号に基づいて一対のローラ32,34(図5参照)を圧着したり、圧着を解除したりする。
レジストローラ駆動部74は、例えばステッピングモータ等により構成され、制御部50から供給される駆動信号に基づいてレジストローラ30を回転、停止制御して、用紙Pを搬送方向Dに沿って搬送する。
レジストローラ揺動駆動部76は、例えばステッピングモータ等により構成され、制御部50から供給される駆動信号に基づいてレジストローラ30を搬送方向Dと直交する方向に移動させて、用紙Pの幅方向(主走査方向)における位置ずれ補正を行う。
二次転写ローラ駆動部66は、例えばステッピングモータ等により構成され、制御部50から供給される駆動信号に基づいて回転駆動し、用紙Pを二次転写位置から定着部17に搬送する。
制御部50は、画像形成時においてレジスト揺動補正を実行する。このとき、用紙Pの用紙サイズを例えば操作部62から取得し、この用紙サイズに対応した解除待ち時間T4を、記憶部64に記憶されている圧着解除待ち時間テーブルTBから読み出してレジストローラ30の圧着、圧着解除の制御を実行する。つまり、制御部50は、用紙Pの先端部が二次転写ローラ36に到達した後に、レジストローラ30と二次転写ローラ36との両方により所定の搬送時間T4b(図4参照)、用紙Pを搬送するようにレジストローラ30を制御する。
[解除待ち時間テーブルの構成例]
図3は、記憶部64に記憶されている圧着解除待ち時間テーブルTBの構成の一例を示している。図3に示すように、圧着解除待ち時間テーブルTBには、複数の用紙サイズと用紙サイズ毎に設定された解除待ち時間T4とが対応付けられて記憶されている。この解除待ち時間T4は、後述する式(1)によって予め制御部50によって用紙サイズ毎に算出されたものである。例えば、用紙Pの用紙サイズが「A4」である場合には、解除待ち時間T4である「482(ms)」が対応付けられて記憶されている。
なお、本例では、解除待ち時間T4を予め計算して圧着解除待ち時間テーブルTBに記憶させたが、これに限定されることはない。例えば、ユーザにより用紙サイズが選択されたときに、制御部50がこの用紙サイズ情報を取得し、後述する下記式(1)を用いてリアルタイムで解除待ち時間T4を算出することもできる。この場合、用紙Pの用紙サイズx以外の情報は、予め設計段階で取得できるので、これらの情報についてはROMに格納しておけば良い。
[レジストローラの動作タイミング]
次に、本発明のレジスト揺動補正について説明する。図4は、レジスト揺動補正を説明するためのタイミングチャートである。図4に示すように、レジスト揺動補正では、レジストローラ30に用紙Pの先端部が突き当てられてループ形成により用紙Pの斜行を実行した後に、用紙Pを所定距離搬送してレジストローラ30により用紙Pを挟持し、レジストローラ30による用紙Pの搬送を開始する。そして、用紙Pが片寄りセンサ70の先端部を通過したら、片寄りセンサ70により検出された用紙Pの位置ずれ情報に基づいてレジストローラ30をホームポジションから搬送方向Dと直交する方向に移動させて、用紙Pの幅方向の位置ずれを補正する。このとき、レジストローラ30を構成する一対のローラ32,34は圧着された状態であり、用紙Pは一対のローラ32,34により挟持された状態で用紙Pの幅方向に移動される。ここで、位置ずれとは、用紙Pの搬送経路の基準をセンター基準としたとき、用紙Pの幅方向の中心部が搬送経路のセンター基準からどの程度ずれているかを示すずれ量を意味している。
用紙Pの先端部がレジストローラ30により送り出されてから時間T4aで二次転写ローラ36に到達すると、用紙Pの表面には中間転写ベルト22に形成されたトナー像が転写される。この画像転写時において、レジストローラ30は搬送時間T4bの間圧着状態となるように制御されるので、用紙Pは二次転写ローラ36と圧着状態のレジストローラ30との双方によって搬送される。つまり、二次転写ローラ36による用紙Pの搬送をレジストローラ30によりアシストして搬送する。これにより、二次転写ローラ36にのみ用紙Pを搬送する場合と比べて、用紙Pを安定して搬送でき、画像転写時において画像ムラ等の発生を抑制できる。本例では、レジストローラ30が圧着状態となっている時間T4aと搬送時間T4bとを合わせて解除待ち時間T4とする。
解除待ち時間T4(搬送時間T4b)が経過すると、レジストローラ30の一対のローラ32,34の圧着が解除される。これにより、レジストローラ30による用紙Pの挟持状態も解除されるので、用紙Pは二次転写ローラ36のみで搬送されることになる。続けて、レジストローラ30の解除時間T1が経過すると、レジストローラ30が揺動戻り時間T2でホームポジションに戻る。
また、用紙Pの後端部がレジストセンサ68を通過してから圧着待ち時間T5を経過したら、次に搬送されてくる用紙Pの搬送や揺動補正等を行うために、一対のローラ32,34の圧着を開始する。このレジストローラ30の圧着は時間T3で完了し、レジストローラ30の圧着が完了すると次の用紙Pがレジストローラ30に到達する。このような一連の動作により、各用紙Pのレジスト揺動補正が行われる。
[解除待ち時間T4の算出例]
続けて、上述した解除待ち時間T4の算出例について説明する。図5は、二次転写ローラ36およびレジストローラ30間の距離、レジストローラ30およびレジストセンサ68間の距離、用紙Pの用紙サイズの一例を示している。解除待ち時間T4は、下記式(1)、(2)、(3)により算出される。
T4=L1/V×1000+{x−(L1+L2)}/V×1000−T1+補正時間
・・・(1)
補正時間=(T2−T5)・・・(2)
T5=L2/V×1000・・・(3)
ここで、L1はレジストローラ30〜二次転写ローラ36間の距離(mm)であり、L2はレジストセンサ68〜レジストローラ30間の距離(mm)であり、xは用紙サイズ(mm)であり、Vは線速(mm/s)であり、T1はレジストローラ30の解除にかかる解除時間であり、T2はレジストローラ30がホームポジションに移動するまでにかかるレジストHP戻り時間であり、T5はレジストローラ30の圧着を開始するまでにかかる圧着待ち時間である。補正時間は、実動作がT5<T2であるため、揺動戻りを考慮したものである。
上記(1)式において、距離L1,距離L2,解除時間T1,揺動戻り時間T2,圧着待ち時間T5は、例えば設計段階で設定される値であるため固定値となる。そのため、レジストローラ30の圧着解除の開始から用紙Pの後端部がレジストローラ30を通過するまでの時間(解除時間T1の開始時〜圧着待ち時間T5の終了時)は、用紙Pのサイズ(用紙Pの搬送方向Dにおける長さ)に係らず一定の値となる。これにより、解除待ち時間T4は、変数となる用紙サイズxに応じて異なることになり、用紙サイズxが大きくなるほどこれ応じて解除待ち時間T4も長くなる。
また、解除待ち時間T4のうち、レジストローラ30による用紙Pが搬送されてから二次転写ローラ36までの時間T4aは、距離L1と線速Vとにより決定される固定値なので、解除待ち時間T4から時間T4aを減算した搬送時間T4bについては用紙サイズxに比例して長くなることになる。したがって、二次転写ローラ36とレジストローラ30との双方による用紙Pの搬送時間T4bは、用紙サイズが大きくなればなるほど長くなる。
[解除待ち時間T4の比較例]
図6は、用紙サイズに応じて設定される解除待ち時間T4を説明するための図である。なお、解除時間T1、揺動戻り時間T2、解除待ち時間T4、圧着待ち時間T5は、用紙Pのレジストローラ30の通過時間内に行われるものとする。図6では、例えば用紙P1をA4サイズとし、用紙P2をA3サイズとした例を示している。また、解除時間T1、揺動戻り時間T2および圧着待ち時間T5を便宜上まとめて戻り動作時間T1,T2,T5としている。
図6に示すように、戻り動作時間T1,T2,T5は用紙サイズに係らず一定であって用紙P1と用紙P2とでは等しくなるので、残りの解除待ち時間T4は用紙P1よりも用紙P2の方が長くなる。また、解除待ち時間T4のうちレジストローラ30による用紙Pの搬送から二次転写ローラ36までの時間T4aも一定値なので、レジストローラ30と二次転写ローラ36とにより用紙Pを搬送する搬送時間T4bは用紙P1よりも用紙P2の方が長くなっていることが分かる。このように、本例では、用紙サイズが大きくなるほど搬送時間T4bを長く設定することで、用紙P毎に安定した搬送を確保している。
[画像形成装置の動作例]
図7は、本発明に係る画像形成装置100のレジスト揺動補正時における制御部50の動作の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、用紙Pの先端部をレジストローラ30へ突き当ててループを形成することによる用紙Pの斜行補正は終了しているものとする。
図7に示すように、ステップS100で制御部50は、用紙Pの先端部の通過によりレジストセンサ68がオンしたか否かを判断する。制御部50は、レジストセンサ68がオンしたと判断した場合にはステップS110に進み、レジストセンサ68がオフの場合には用紙Pが通過したか否かを継続して監視する。
ステップS110で制御部50は、レジスト揺動補正を実行する。制御部50は、例えばレジストセンサ68のオン時を基準とするタイマ時間が経過すると、片寄りセンサ70の検出結果により算出された位置ずれ補正値に基づいて、揺動駆動部40を駆動してレジストローラ30を用紙Pの幅方向に移動させる。また、制御部50は、記憶部64の圧着解除待ち時間テーブルTBから用紙サイズに対応した圧着解除待ち時間T4を読み出して、レジスト揺動補正開始時を基準として圧着解除待ち時間T4のカウントを開始する。さらに、制御部50は、レジストローラ駆動部74を駆動することでレジストローラ30を回転させて用紙Pを二次転写ローラ36に搬送する。
ステップS120で制御部50は、用紙Pの先端部が二次転写ローラ36に到達したら二次転写ローラ36とレジストローラ30との双方で用紙Pを搬送する。制御部50は、レジストローラ圧着部72を制御してレジストローラ30を用紙Pの先端部が二次転写ローラ36に到達後においても搬送時間T4bの間、圧着状態とする。これにより、レジスト揺動補正後の二次転写時においても、用紙Pを安定した状態で搬送することができる。
ステップS130で制御部50は、解除待ち時間T4(搬送時間T4b)が経過したか否かを判断する。制御部50は、解除待ち時間T4が経過したと判断した場合にはステップS140に進み、解除待ち時間T4が経過していないと判断した場合には圧着解除待ち時間T4のカウントを継続する。
ステップS140で制御部50は、レジストローラ圧着部72を制御してレジストローラ30を構成する一対のローラ32,34の圧着を解除する。ローラ32,34の圧着解除に要する時間としては、例えば解除時間T1である(図4参照)。このレジストローラ30の圧着解除により、用紙Pは二次転写ローラ36にのみで搬送されることになる。制御部50は、レジストローラ30の圧着の解除動作が終了したらステップS150に進む。
ステップS150で制御部50は、レジストローラ揺動駆動部76を駆動して用紙Pを幅方向に移動させることでレジストローラ30をホームポジションに戻す。レジストローラ30がホームポジションに戻る時間としては、例えば揺動戻り時間T2である(図4参照)。レジストローラ30がホームポジションに移動したらステップS160に進む。
ステップS160で制御部50は、用紙Pの後端部の通過によりレジストセンサ68がオンしたか否かを判断する。制御部50は、レジストセンサ68がオンしたと判断した場合にはステップS170に進み、レジストセンサ10がオンしていないと判断した場合には用紙Pが通過したか否かを継続して監視する。
ステップS170で制御部50は、レジストセンサ10がオンすると、記憶部64に記憶されている圧着待ち時間T5を読み出してカウントを開始し、圧着待ち時間T5が経過したか否かを判断する。つまり、用紙Pの後端部がレジストローラ30を通過したか否かを判断する。制御部50は、圧着待ち時間T5が経過したと判断した場合にはステップS180に進み、圧着待ち時間T5が経過していないと判断した場合には圧着待ち時間T5が経過するまでカウントを継続する。
ステップS180で制御部50は、次の用紙Pがレジストローラ30に搬送されてくるまでに、レジストローラ圧着部72を制御してレジストローラ30を構成する一対のローラ32,34を圧着状態とする。このような一連の動作を、以降に搬送されてくる用紙Pに対しても実行する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、用紙Pのレジスト揺動補正において、用紙Pの用紙サイズに応じて二次転写ローラ36とレジストローラ30とによる用紙Pの搬送時間T4bを長くするようレジストローラ30を制御するので、用紙Pの用紙サイズ毎に安定した搬送を行うことができ、二次転写ローラ36における搬送性能を向上させることができる。その結果、画像形成時の画像ムラを防止することができる。また、用紙Pの後端部がレジストローラ30に到達する前にレジストローラ30の圧着を解除すると共にレジストローラ30をホームポジションに移動させるので、用紙Pの間隔が厳しい場合でも生産性の向上を図ることができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。例えば、上記実施の形態では、用紙Pの先端部をレジストローラ30に突き当ててループを形成する斜行補正を行った後にレジスト揺動補正を行ったが、斜行補正を行わずにレジスト揺動補正のみを行うようにしても良い。
6 中間転写ベルト(転写部)
30 レジストローラ
50 制御部
52 二次転写ローラ(転写部)
64 記憶部
100 画像形成装置
T4 解除待ち時間
T4b 搬送時間

Claims (3)

  1. 一対のローラを有し、搬送されてくる用紙を当該ローラにより挟持して前記用紙の搬送方向に直交する方向に移動させることで前記用紙の位置ずれ補正を行うレジストローラと、
    前記レジストローラの搬送方向における下流側に設けられ、前記レジストローラにより前記位置ずれ補正が行われた前記用紙に画像を転写する転写部と、
    前記レジストローラの動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記位置ずれ補正において、前記用紙の先端部が前記転写部に到達した後に前記レジストローラと前記転写部とにより所定の搬送時間だけ前記用紙を搬送させ、その後前記レジストローラの圧着を解除して前記用紙の後端部が前記レジストローラに到達する前に前記レジストローラが基準位置に移動するよう前記レジストローラを制御すると共に、
    前記レジストローラと前記転写部とによる前記用紙の前記搬送時間前記用紙の搬送方向の長さに応じて長くなり、かつ、前記レジストローラの圧着解除の開始から前記用紙の後端部が前記レジストローラを通過するまでの時間が前記用紙の搬送方向の長さに係らず一定となるよう前記レジストローラを制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記用紙の搬送方向の長さ毎に設定された前記搬送時間を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記位置ずれ補正時において、搬送されてくる前記用紙の長さに対応した前記搬送時間を前記記憶部から読み出して当該搬送時間に基づいて前記レジストローラの動作を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記位置ずれ補正時において、搬送されてくる前記用紙の搬送方向の長さ情報を取得し、取得した当該用紙の搬送方向の長さ情報に基づいて前記搬送時間を算出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項に記載の画像形成装置。
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