JP5597419B2 - 引出しユニットの取り付け構造、什器 - Google Patents
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Description
このような引き出しは、天板下面に一対の引出しレールを取り付け、これら引出しレール間に引出し本体をスライド可能に支持することで構成されている。
しかし、引出しレールの後部においては、第二爪部と抜止め手段とを挿入するために、それぞれ異なる形状の専用の孔を形成する必要がある。このため、加工コストもかかる。さらに、引出しの左右のレールにおいて、第二爪部と抜止め手段の配置が左右対称に異なるため、左側レール用の孔と右側レール用の孔とをそれぞれに形成しなければならない。その結果、天板への加工が複雑、多様となり、引出しレールの取付位置における自由度が制限されたり、天板への加工工数が増大してコストアップに繋がるという問題があった。
すなわち、本発明は、天板を備えた什器に装着可能な引出しユニットであって、前記天板の下面に取り付けられる一対の引出しレールと、一対の前記引出しレールに両端部がスライド自在に支持される引出し本体と、を備え、前記引出しレールは、前記引出し本体の端部をスライド自在に支持するレール本体と、前記レール本体から前記天板に対向する側に延びる第一基部、および前記第一基部から前記引出し本体が支持された側と反対側に向かって延びる第一爪部を有し、前記レール本体の一端側を前記天板の下面に係止させる第一係止部と、前記レール本体から前記天板に対向する側に延びる第二基部、および前記第二基部から前記引出し本体が支持された側と反対側に向かって延びる第二爪部を有し、前記レール本体の他端側を前記天板の下面に係止させる第二係止部と、前記レール本体の他端側に設けられ前記天板に固定する固定具が挿入される挿入孔と、挿入孔に挿通され、他の第二係止部に嵌合された固定具と、を具備することを特徴とする。
また、引出しレールは、レール本体の一端側において少なくとも第一係止部を係止すれば良く、レール本体の他端側において少なくとも第二係止部を係止し、固定具で固定するだけで良いので、上記のとおり簡易な構造で引き出しレールの脱落を確実に防止できる。また、天板の下面には、第一係止孔と第二係止孔の二種類の孔を形成するだけで良いので、引出しレールの取り付け位置における自由度を向上させることができる。
図2(a)に示すように、天板12の下面には、前端部12aの近傍に、第一係止孔15が、天板12の幅方向に沿って一定間隔を隔てて配列されている。ここで、本実施形態において、第一係止孔15は、天板12の前後方向に間隔を隔てて2列に設けられている。各第一係止孔15は、天板12の幅方向に沿って一定長を連続させたスリット状に形成されている。
また、天板12の下面には、第一係止孔15よりも後端部12b側に、第二係止孔16が、天板12の幅方向に沿って一定間隔を隔てて配列されている。ここで、第二係止孔16の配列ピッチDは、第一係止孔15の配列ピッチDと一致している。各第二係止孔16は、例えば、略正方形状の角穴とされている。
前記の第一係止孔15、第二係止孔16は、この下面板12dを上下に貫通することで形成されている。
このような第一係止部25、25は、天板12に形成された第一係止孔15、15の前後方向の間隔と同じ間隔で前後に配列されている。
さらに、レール本体23の前端部には、レール本体23が連続する方向に直交する延長プレート部26が、上面部23aに連続して形成されている。この延長プレート部26には、レール本体23の前端部の上面に設けられたのと同様の第一係止部25、25が設けられている。ここで、レール本体23の上面に設けられた第一係止部25、25と、延長プレート部26の上面に設けられた第一係止部25、25の間隔は、天板12の第一係止孔15の配列ピッチDに一致している。
まず、図5(a)、図6(a)に示すように、引出しレール21R、21Lのいずれか一方(例えば引出しレール21L)において、二個×二列の第一係止部25と、第二係止部27とを、天板12の下面板12dに形成された任意の位置(所望の位置)の第一係止孔15、第二係止孔16に鉛直下方から挿入する。この状態で、挿入孔29は、第二係止部27が挿入された第二係止孔16とは異なる他の第二係止孔16に合致(対向)していない。
そして、図5(b)、(c)、図6(b)に示すように、引出しレール21Lを、レール本体23の側面部23b側(引出し本体22が設けられる側とは反対側)にスライドさせ、第一係止部25のスリット25c、第二係止孔16のスリット27cに天板12の下面板12dを挿入させて噛み合わせる。
するとこの状態で、挿入孔29が第二係止孔16に合致して連通するので、この第二係止孔16と挿入孔29に、下方から係止ピン30を挿入して嵌合させる。係止ピン30としては、第二係止孔16と挿入孔29に挿入したときに、その嵌合状態が維持できるものであればいかなるものを用いても良いが、例えば、図6(b)に示すようなものを用いることができる。すなわち、係止ピン30は、樹脂製であり、頭部に拡径部30aを形成し、先端部30b側に外方に張り出す弾性変形部30cを備える。このような係止ピン30は、第二係止孔16と挿入孔29に下方から挿入する。すると、弾性変形部30cが弾性変形することで第二係止孔16、挿入孔29を通り、拡径部30aが天板12の下面板12dに突き当たった状態で、下面板12dの上面側で、弾性変形部30cが復元して広がる。これにより、係止ピン30が第二係止孔16、挿入孔29に嵌合される。このような係止ピン30は一例に過ぎず、同様の機能(ネジを用いず、第二係止孔16、挿入孔29に嵌合することで引出しレール21R、21Lを天板12の下面板12dに係止するという機能)を有するのであれば他のいかなる構成のものを採用しても良い。
これにより、天板12の下面板12dには、一対の引出しレール21R、21Lが取り付けられたことになる。
さらに、引出しレール21R、21Lの他端側に設けられた挿入孔29は、レール本体23から側方にオフセットした位置に設けられているため、係止ピン30を挿入するときに、係止ピン30がレール本体23に干渉するのを回避できる。これにより、係止ピン30の挿入作業を容易に行える。
加えて、天板12の下面板12dに形成された第二係止孔16は、第二係止部27の係止用と、係止ピン30の挿入用とに兼用が可能となっている。これにより、第二係止部27、係止ピン30のそれぞれのために専用の孔やスリットを設ける必要が無い。また、引出しレール21Rと引出しレール21Lとで、それぞれ孔の配列の向きを異ならせる必要も無い。これにより、引出しレール21R、21Lを高い自由度で設けることができる。このようにして、天板12の下面には、第一係止孔15と第二係止孔16の二種類の孔を形成するだけで良いので、多くの種類の孔を天板12に形成する必要も無く、引出しレール21R、21Lの取り付け位置における自由度を低コストで向上させることができる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、第一係止部25、第二係止部27の数は、適宜変更することが可能である。また、レール本体23の構成についても、引出し本体22をスライド自在に支持できるのであれば他のいかなる形状、構造としても良い。
また、係止ピン30に代えて、適宜他の形状のものを用いても良い。ただし、第二係止孔16を、第二係止部27の係止用と係止ピン30の挿入用とで兼用することによる効果を損なわないためにも、第二係止部27の係止用と第二係止孔16を兼用できる構成とするのが好ましい。
さらに、上記実施形態では、第一係止部25を引出しレール21R、21Lの前端部側に設け、第二係止部27および係止ピン30を引出しレール21R、21Lの後端部側に設けたが、これに限るものではない。
これにより、引出しレール21R、21Lの前端部側においても、引出しレール21R、21Lを天板12の幅方向となる側方にずれないよう安定的に取り付けることができる。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
11 支持体
12 天板
12d 下面板
15 第一係止孔
16 第二係止孔
20 引出しユニット
21L、21R 引出しレール
22 引出し本体
23 レール本体
23b 側面部
25 第一係止部
25a 基部(第一基部)
25b 爪部(第一爪部)
27 第二係止部
27a 基部(第二基部)
27b 爪部(第二爪部)
29 挿入孔
30 係止ピン
Claims (8)
- 天板を備えた什器に装着可能な引出しユニットの取り付け構造であって、
前記引出しユニットは、
前記天板の下面に取り付けられる一対の引出しレールと、
一対の前記引出しレールに両端部がスライド自在に支持される引出し本体と、を備え、
前記天板は、一対の前記引出しレールの一端側で前記下面に設けられた第一係止孔と、前記一対の前記引出しレールの他端側で前記下面に設けられた複数の第二係止孔とを備え、
前記引出しレールは、
前記引出し本体の端部をスライド自在に支持するレール本体と、
前記レール本体の一端側に設けられ前記天板に対向する側に延びる第一基部、および前記第一基部から前記引出し本体が支持された側と反対側に向かって延びる第一爪部を有し、前記第一係止孔に係止された第一係止部と、
前記レール本体の他端側に設けられ前記天板に対向する側に延びる第二基部、および前記第二基部から前記引出し本体が支持された側と反対側に向かって延びる第二爪部を有し、一の前記第二係止孔に係止された第二係止部と、
前記レール本体の他端側に設けられ他の前記第二係止孔と連通する挿入孔と、
前記挿入孔に挿通され、他の前記第二係止部に嵌合された固定具と、
を具備することを特徴とする引出しユニットの取り付け構造。 - 前記第二爪部と前記挿入孔は、前記引出し本体のスライド方向に直交する方向に間隔を隔てて並んで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の引出しユニットの取り付け構造。
- 前記挿入孔は、前記レール本体に対し、前記引出し本体側にオフセットして設けられていることを特徴とする請求項2に記載の引出しユニットの取り付け構造。
- 前記第一係止孔および前記第二係止孔は、前記引出し本体のスライド方向に直交する方向に複数配列されていることを特徴とする請求項2または3に記載の引出しユニットの取り付け構造。
- 前記レール本体は、一対の前記レール本体間に設けられる前記引出し本体により、前記引出し本体側への移動が規制されることを特徴とする請求項4に記載の引出しユニットの取り付け構造。
- 前記第一係止部は、前記引出し本体のスライド方向に沿って間隔を隔て、複数設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の引出しユニットの取り付け構造。
- 前記第一係止部は、前記引出し本体のスライド方向に直交する方向に間隔を隔て、複数設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の引出しユニットの取り付け構造。
- 請求項1から7のいずれか一項に記載の引出しユニットの取り付け構造を備えることを特徴とする什器。
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