JP5596361B2 - 防水コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、電線の接続等に用いられるコネクタに関し、特には防水機能を有する防水コネクタに関する。
従来より、コネクタの接続部に水等が侵入しないように防水処理が施された防水コネクタが知られている。防水コネクタは、例えば、雌型ハウジングの内部にシール部材等を配置する。そして、このシール部材が雄型ハウジングと接触することにより、雄型ハウジングに設けられるコンタクトと雌型ハウジングに設けられるコンタクトとの接続部分に水等が侵入することが防止される。
また、雄型ハウジングと雌型ハウジングとは、例えば、雄型ハウジングに嵌合孔を設け、雌型ハウジングにロック用突起を設けることにより、嵌合するように構成されている。
そのため、雄型ハウジングと雌型ハウジングとの間に隙間がある場合には、それらの間のガタつきによって雄型ハウジングに設けられるコンタクトと雌型ハウジングに設けられるコンタクトとの接続部分に接触不良等が発生するおそれがある。
これに対しては、ガタつきを抑止するゴムパッキン等の弾性体を雌型ハウジングに設けた防水コネクタが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、図10に従来例に係る防水コネクタ100を示す。
図10に示す防水コネクタ100は、雄型ハウジング121の嵌合突起131の内部に嵌合孔132を形成し、外周にロック用突起133が形成されている。嵌合孔132の内周は嵌合面132aとし、奥部は押圧面132bとしている。雌型ハウジング122の内筒部141には、シール部材150を嵌挿すると共に、ゴムパッキンからなる弾性体152を前端に組み込んだフロントホルダ151が嵌着されている。
雄型ハウジング121と雌型ハウジング122とを嵌合すると、ロック用突起133がロック用アーム149に係合すると共に、嵌合面132aがシール部材150、フロントホルダ151及び弾性体152の外周を押圧し、押圧面132bが弾性体152の端面を押圧する。これにより、弾性体152は雄型ハウジング121と雌型ハウジング122の間の隙間に介在したことになり、雄ハウジング121と雌ハウジング122との嵌合時におけるガタつきを防止する。
特開平08−96878号公報
しかしながら、上述した従来例に係る防水コネクタ100は、弾性体152が、一般に雌ハウジング122を構成する部材とは異なる別の部材により構成されている。つまり、雄ハウジング121と雌ハウジング122のガタつきを防止するためには、別途、別部材としての弾性体152を設ける必要がある。そのため、防水コネクタ100を構成する構成部材の部品点数が増加し、例えば、製造工程や部品金型等が増加するという問題がある。また、部品点数が増加することにより、例えば、コネクタ全体の大きさを小型化することが困難になるという問題がある。
また、請求項2に記載の本発明は、相手側コネクタの相手側接続端子に接続可能な電気接続部と、被係止部と、を有する接続端子と、前記接続端子を格納可能な端子格納部と、前記端子格納部に格納された前記接続端子の前記被係止部を係止して前記電気接続部を所定の位置で固定可能な係止部と、を有するハウジングと、前記相手側コネクタに接触することにより前記ハウジングを液密に封止可能なシール部材と、前記シール部材を所定の位置で固定可能な固定部材と、を備え、前記係止部は、前記端子格納部に対する前記接続端子の挿脱方向と直交する方向に弾性変形可能な係止アームを有し、前記シール部材は、前記係止アームを直接的又は間接的に被覆し、前記接続端子の挿脱方向と直交する方向に前記係止アームが弾性変形することを規制する被覆部を有することを特徴とする防水コネクタに関する。
請求項1に記載の本発明は、相手側コネクタの相手側接続端子に接続可能な電気接続部と、被係止部と、を有する接続端子と、前記接続端子を格納可能な端子格納部と、前記端子格納部に格納された前記接続端子の前記被係止部を係止して前記電気接続部を所定の位置で固定可能な係止部と、を有するハウジングと、前記相手側コネクタに接触することにより前記ハウジングを液密に封止可能なシール部材と、前記シール部材を所定の位置で固定可能な固定部材と、を備え、前記係止部は、前記シール部材及び/又は前記固定部材により弾性変形が規制され、前記シール部材は、前記係止部の少なくとも一部を直接的又は間接的に被覆する被覆部を有し、前記被覆部は、合成樹脂又は金属材料により形成された嵌挿部材を嵌挿可能な嵌挿部を有することを特徴とする防水コネクタに関する。
また、前記シール部材は、前記係止部の少なくとも一部を直接的又は間接的に被覆する被覆部を備えることが好ましい。
また、請求項3に記載の本発明は、相手側コネクタの相手側接続端子に接続可能な電気接続部と、被係止部と、を有する接続端子と、前記接続端子を格納可能な端子格納部と、前記端子格納部に格納された前記接続端子の前記被係止部を係止して前記電気接続部を所定の位置で固定可能な係止部と、を有するハウジングと、前記相手側コネクタに接触することにより前記ハウジングを液密に封止可能なシール部材と、前記シール部材を所定の位置で固定可能な固定部材と、を備え、前記係止部は、前記端子格納部に対する前記接続端子の挿脱方向と直交する方向に弾性変形可能な係止アームと、前記係止アームの一端側に形成され、前記被係止部が係止する係止突起とを有し、前記固定部材は、前記係止部と前記被係止部とが係止する係止側に対して反対側の反係止側に配置され、前記係止アームにおける前記接続端子の挿脱方向と直交する方向の一方の面に当接する第1規制アームと、前記係止側に配置され、前記係止アームにおける前記一方の面の裏面に当接する第2規制アームと、を備えることを特徴とする防水コネクタに関する。
請求項1乃至3に記載の防水コネクタによれば、シール部材及び/又はシール部材を固定する固定部材が係止部の弾性変形を規制する。そのため、別部材を設けることなく雌端子部を固定することができる。つまり、別部材を設けることなく雌端子部のガタつきを抑制することができる。
これにより、部品点数を増加させることなく、雄ハウジングと雌ハウジングとの嵌合時におけるガタつきを効果的に抑制することができる。その結果、本来ガタつき防止用に必要とされる弾性体を製造する費用や弾性体の金型を作成する費用等を削減することができる。つまり、全体としてのコストダウンを図ることが可能になる。
また、例えば、コネクタを小型化する必要がある場合においても、別部材を配置させる必要がなく、既存の構成部材で足りるため、容易に設計可能となる。これにより、容易に製造することができる。
請求項1および2に記載の防水コネクタによれば、シール部材は雌端子部を固定する係止部の撓みを規制する(抑制する)被覆部を備える。つまり、シール部材は、雄ハウジングに接触して液密に封止する機能に加え、係止部の撓みを規制する機能を備える。シール部材に係止部の撓みを規制する機能を設けることにより、別部材を設けることなく容易に雌端子部のガタつきを抑制することができる。
請求項に記載の防水コネクタによれば、シール部材は剛性の異なる嵌挿部材を嵌挿可能な嵌挿部を備える。そのため、シール部材の剛性を容易に調整することができる。これにより、必要に応じてシール部材の剛性を調整可能となる。その結果、様々な材料により形成された係止部に対しても適当に対応することが可能になる。
請求項に記載の防水コネクタによれば、シール部材を固定する固定部材が雌端子部を固定する係止部の撓みを規制する(抑制する)。そのため、別部材を設けることなく雌端子部を固定することができる。つまり、別部材を設けることなく容易に雌端子部のガタつきを抑制することができる。また、係止部を上下方向の両側から規制することにより、係止部により高い保持力を発揮させることができる。
また、請求項に記載の防水コネクタによれば、端子格納部に格納された電気接続部と電気接続部を固定する係止部とが半係止状態(被係止部が係止部に係止されていない状態)である場合においては、固定部材を装着することができないように構成されている。そのため、固定部材を装着するときに半係止状態であることを容易に検知することができる。その結果、例えば、半係止状態で使用した場合に生じうる相手側接続端子と電気接続部との接触不良や電気接続部のガタつき等を未然に防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る雌コネクタの斜視図である。 図1に示す雌コネクタのA−A矢視断面図である。 (a)は第1実施形態に係るパッキンの正面図であり、(b)は第1実施形態に係るパッキンの側面図である。 第1実施形態に係るサイドスペーサの斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る雌コネクタの斜視図である。 図5に示す雌コネクタのB−B矢視断面図である。 (a)は第2実施形態に係るパッキンの正面図であり、(b)は第2実施形態に係るパッキンの側面図である。 第2実施形態に係るサイドスペーサの斜視図である。 (a)は半係止状態のワイヤアッセンブリを示す断面図であり、(b)は(a)に示すC部の部分拡大図である。 従来の防水機能を有する防水コネクタの断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る防水コネクタとしての雌コネクタについて図面を参照しながら説明する。
本発明の実施形態に係る雌コネクタは、不図示の雄コネクタ(相手側コネクタ)に設けられる複数の雄端子(相手側接続端子)に接続される複数の雌端子部(電気接続部)を備える。
雌端子部は、電線が接続されるワイヤアッセンブリ(接続端子)に形成されており、本実施形態においては、雌コネクタは、雄コネクタに設けられる6個の雄端子に対応した6個の雌端子部(6個のワイヤアッセンブリ)を備える。
6個のワイヤアッセンブリは、雌ハウジング(ハウジング)内に形成された6箇所の端子格納部に格納されており、雌端子部それぞれは、端子格納部の内部で雄端子と接続する。
また雌コネクタは、ワイヤアッセンブリを端子格納部に固定するために雌端子部と係止するコネクタランスを備える。そして、雄コネクタに接触して液密に封止するためのパッキン、及び/又は、該パッキンを雌ハウジングの所定の位置に固定するためのサイドスペーサ(固定部材)にて、コネクタランスの撓みを規制する。
以下、本実施形態に係る雌コネクタについて具体的に説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態に係る雌コネクタ1について、図1から図4を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る雌コネクタ1の斜視図である。図2は、図1に示す雌コネクタ1のA−A矢視断面図である。図3(a)は、第1実施形態に係るパッキン4の正面図である。図3(b)は、第1実施形態に係るパッキン4の側面図である。図4は、第1実施形態に係るサイドスペーサ5の斜視図である。
図1及び図2に示すように、第1実施形態に係る雌コネクタ1は、接続端子としての複数のワイヤアッセンブリ2と、ハウジングとしての雌ハウジング3と、シール部材としてのパッキン4と、固定部材としてのサイドスペーサ5と、を備える。
ワイヤアッセンブリ2は、電線Wと、電線Wを接続する接続部20と、電気接続部としての雌端子部21と、被係止部としての係止片22と、パッキン部23と、を備える。
電線Wは、電線Wの芯線が露出した芯線部(図示せず)と、芯線が被覆された被覆部(図示せず)と、を備える。
接続部20は、電線Wの芯線部をかしめる第1かしめ片(図示せず)と、電線Wの被覆部をかしめる第2かしめ片(図示せず)と、を備える。接続部20は、第1かしめ片で電線Wの芯線をかしめ、第2かしめ片で被覆部をかしめることにより電線Wを接続する。
雌端子部21は、接続部20の先端に設けられている。雌端子部21は、雄コンタクト(図示せず)の雄端子(図示せず)を挿通可能に形成されている。
係止片22は、弾性変形可能な板状に形成されている。また、係止片22は、長手方向における一端部22aが雌端子部21に連続し、他端部22bが一端部22aから舌状に延出している。つまり、他端部22bは、係止片22が弾性変形することにより移動可能な自由端となっている。
パッキン部23は、接続部20の基端側に設けられる。パッキン部23は、後述の端子格納部33の周壁に接触して端子格納部33に格納された雌端子部21を液密に封止する。
雌ハウジング3は、その内部に雄ハウジングを挿入可能に形成された第1開口部30と、第1開口部30の内部に形成された嵌合凸部31と、雄ハウジングに形成された被係止部(図示せず)に係止可能なロックアーム32と、サイドスペーサ5を挿入可能に形成された第2開口部38と、を備える。
第1開口部30は、雌ハウジング3の前方側に形成されている。つまり、雄ハウジングは、雌ハウジング3の前方側から挿入される。
嵌合凸部31は、第1開口部30の内部において、前方側に突出するように形成されている。また、嵌合凸部31は、6個の端子格納部33と、係止部としての6個のコネクタランス34と、第1パッキン固定部35と、第2パッキン固定部36と、嵌合凹部37と、を備える。
6個の端子格納部33は、雄コネクタに設けられる6個の雄端子に対応するように形成されている。本実施形態においては、6個の端子格納部33は、3個の端子格納部33を並列に形成したものが上下2段に形成されている。
なお、以下においては、上段側に形成された端子格納部33を用いて説明する。
端子格納部33は、後方側からワイヤアッセンブリ2を挿入可能に形成されている。
具体的には、端子格納部33は、嵌合凸部31の前面31aに形成される第1貫通孔33aと、雌端子部21及び係止片22が位置する第1格納部33bと、接続部20が位置する第2格納部33cと、後方側に形成される第2貫通孔33dと、を備える。
第1貫通孔33aは、雌端子部21と接続する雄端子を挿入可能に形成されている。
第1格納部33bは、前面31aに形成された第1貫通孔33aと連通して形成されている。第1格納部33bでは、第1貫通孔33aから挿入された雄端子と第1格納部33bで固定される雌端子部21とが接続される。
第2格納部33cは、第1格納部33bの後方側において、第1格納部33bと連通して形成されている。第2格納部33cは、接続部22及びパッキン部23を挿入可能に形成されている。
第2貫通孔33dは、第2格納部33cの後方側において、第2格納部33cと連通して形成されている。第2貫通孔33dは、接続部22及びパッキン部23を挿入可能に形成されている。
コネクタランス34は、弾性変形可能な係止アーム34aと、係止アーム34aの先端に設けられる係止突起34bと、を備える。
係止アーム34aは、第1格納部33bの近傍に設けられており、ワイヤアッセンブリ2の挿脱方向と略平行に延びるように配置されている。また、係止アーム34aは、ワイヤアッセンブリ2の挿脱方向と直交する方向(図2に示す「Z1方向」及び「Z2方向」。以下、「Z1方向」を「第1方向Z1」ともいい、「Z2方向」を「第2方向Z2」ともいう。)に弾性変形可能に形成されている。
係止突起34bは、係止アーム34aの先端(嵌合凸部31の前方側)において、第2方向Z2(下段に設けられた係止突起34bの場合は第1方向Z1)に屈曲している。係止突起34bは、第1格納部33bに位置する係止片22の他端部22bを係止する。また、係止突起34bは、雌端子部21と当接して第1格納部33bに雌端子部21を固定する。
第1パッキン固定部35は、第2格納部33cの近傍の外周面に形成されている。第1パッキン固定部35は、後述の封止部40(パッキン4)が第2格納部33cの近傍で固定されるように封止部40(パッキン4)の装着方向側に当接して封止部40(パッキン4)の装着方向への移動を規制する。
第2パッキン固定部36は、第1格納部33bの近傍の外周面に形成されている。また、第2パッキン固定部36は、第1パッキン固定部35の前方側に形成されている。第2パッキン固定部36は、係止アーム34aの第1方向Z1(下段に設けられた係止アーム34aの場合は第2方向Z2)側に後述の被覆部41(パッキン4)を配置させる。また、第2パッキン固定部36は、係止アーム34aの第1方向Z1側で係止アーム34aに当接する被覆部41(パッキン4)の装着方向側に当接して被覆部41(パッキン4)の装着方向への移動を規制する。
嵌合凹部37は、嵌合凸部31における外周面の前方側(第2パッキン固定部36の前方側)に形成されている。具体的には、第1方向Z1側の外周面及び第2方向Z2側の外周面それぞれに形成されている。嵌合凹部37は、サイドスペーサ5と嵌合し、サイドスペーサ5を嵌合凸部31に固定する。
ロックアーム32は、第1開口部30から挿入される雄ハウジングに形成された被係止部(図示せず)に係止して、雄ハウジングを雌ハウジング3に固定する。
第2開口部38は、嵌合凸部31の側方側の外周面に形成されている。第2開口部38は、貫通形成されており、サイドスペーサ5を挿入可能に形成されている。
図1から図3(b)に示すように、パッキン4は、環状に形成されており、嵌合凸部31の外周面を被覆するように装着する。
図3(a)及び図3(b)に示すように、パッキン4は、液密に封止する封止部40と、係止アーム34a(図2参照)を被覆する被覆部41と、後述の嵌挿部材6(図2参照)を嵌挿可能な嵌挿部としての嵌挿穴部42と、を備える。
封止部40は、第2格納部33cの近傍に装着される(図2参照)。具体的には、封止部40は、第1パッキン固定部35に当接することにより位置決めされ、装着される。封止部40は、雄コネクタと雌コネクタ1との嵌合時に雄ハウジングと接触することにより、雄ハウジングと雌ハウジング3との嵌合部の内部を液密に封止する。
被覆部41は、コネクタランス34の第1方向Z1(下段に設けられたコネクタランス34の場合は第2方向Z2)側において係止アーム34aと当接するように装着される(図2参照)。被覆部41は、第2パッキン固定部36に当接することにより位置決めされ、装着される。被覆部41は、係止アーム34aの第1方向Z1(下段に設けられた係止アーム34aの場合は第2方向Z2)側と当接することにより、係止アーム34aの第1方向Z1(下段に設けられた係止アーム34aの場合は第2方向Z2)側への撓みを規制する。
嵌挿穴部42は、被覆部41に設けられている。嵌挿穴部42は、パッキン4の装着方向と略平行に形成されている。なお、嵌挿穴部42は、被覆部41の全部に設ける必要はなく、少なくとも係止アーム34aと当接する部分の被覆部41に設けられていればよい。
嵌挿部材6は、嵌挿穴部42に詰め込む詰め物である。嵌挿部材6は、金属材料又は合成樹脂材料により嵌挿穴部42に嵌挿可能に形成されている。本実施形態においては、嵌挿部材6は、所定の剛性を備える合成樹脂材料により形成されている。なお、嵌挿部材6を詰め込む必要がない(嵌挿部材6を用いない)場合においては、上述の嵌挿穴部42は不要であり、設ける必要がない。
図4に示すように、サイドスペーサ5は、長尺の板状に形成された一対の第1規制アーム50,50と、一対の第1規制アーム50,50を連結する連結部51と、嵌合凸部31に形成された嵌合凹部37(図1参照)に嵌合可能な突起部52と、を備える。
一対の第1規制アーム50,50は、互いに平行に延びるように形成さており、それぞれの基端部53が連結部51により連結されている。
突起部52は、第1規制アーム50の基端部53の内面側(一対の第1規制アーム50同士が対面する側)に形成されている。
サイドスペーサ5は、雌ハウジング3に形成された第2開口部38から挿入され、一対の第1規制アーム50,50で嵌合凸部31の第1方向Z1側の外周面及び第2方向Z2側の外周面を挟み込む。そして、嵌合凹部37に突起部2を係止させることにより、サイドスペーサ5は嵌合凸部31に固定される。このとき、サイドスペーサ5は、パッキン4(被覆部41)と当接してパッキン4の装着方向と反対方向への移動を規制する。
次に、第1実施形態に係る雌コネクタ1の作用について説明する。
雌ハウジング3の端子格納部33(第2貫通孔33d)にワイヤアッセンブリ2を挿入すると、先端側に設けられた雌端子部21は、第2格納部33cから第1格納部33bに挿入される。雌端子部21が第2格納部33cから第1格納部33bに挿入されると、雌端子部21から舌状に延出した係止片22の他端部22bが、第1格納部33bの近傍に位置するコネクタランス34の係止突起34bの先端部34cに接触する。
ここで、ワイヤアッセンブリ2をさらに前方側に押し込むと、係止片22が弾性変形をして、係止片22の他端部22bが係止突起34bの先端部34cと当接した状態で第2方向Z2(下段に設けられた係止片22の場合は第1方向Z1)に移動する。同様に、係止アーム34aが弾性変形して、係止突起34bの先端部34cが係止片22と当接した状態で第1方向Z1(下段に設けられた係止突起34bの先端部34cの場合は第2方向Z2)に移動する。
さらにワイヤアッセンブリ2を前方側に押し込み、雌端子部21が第1格納部33bに位置するまで移動(雌端子部21の先端部が第1格納部33bの先端部と当接)すると、係止突起34bの先端部34cと係止片22とが接触しなくなる。そうすると、係止片22の弾性戻り変形により、係止片22の他端部22bが第1方向Z1(下段に設けられた係止片22の場合は第2方向Z2)に移動する。
同様に、係止アーム34aの弾性戻り変形により、係止突起34bの先端部34cが第2方向Z2(下段に設けられた係止突起34bの先端部34cの場合は第1方向Z1)に移動する。これにより、係止片22の他端部22bが係止突起34bの側部34dに当接する。その結果、係止片22の他端部22bが側部34dに係止される状態となり、雌端子部21の挿脱方向における動きが規制される。同様に、係止突起34bの先端部34cが雌端子部21に接触し、雌端子部21の第1方向Z1及び第2方向Z2における動きが規制される。つまり、雌端子部21が第1格納部33bで固定されることになる。
雌端子部21が第1格納部33bで固定されると、次に、パッキン4を嵌合凸部31に装着する。
まず、パッキン4の嵌挿部42に所定の剛性を有する嵌挿部材(詰め物)6を嵌挿させる。パッキン4は、嵌挿部42に嵌挿部材6を嵌挿させることにより、被覆部41の剛性を調整することができる。例えば、剛性の高い嵌挿部材6を嵌挿させると、被覆部41の剛性は高くなる。その結果、係止アーム34aの第1方向Z1(下段に設けられた係止アーム34aの場合は第2方向Z2)における撓みを強固に規制可能となる。一方、剛性の低い嵌挿部材6を嵌挿させると、剛性の高い嵌挿部材6を嵌挿させた場合よりも被覆部41の剛性は低くなる。その結果、係止アーム34aの第1方向Z1(下段に設けられた係止アーム34aの場合は第2方向Z2)における撓みの規制範囲等を広くすることができる。例えば、雌端子部21が第1格納部33bで固定された状態が確保できる程度等の規制や係止アーム34aが第1方向Z1(下段に設けられた係止アーム34aの場合は第2方向Z2)に撓まない程度に押さえられる必要充分な力に規制にすることができる。
嵌挿部42に嵌挿部材6を嵌挿させた後、パッキン4を嵌合凸部31に装着する。装着は、前方側から後方側(「装着方向」ともいう)に向かって行われる。パッキン4を嵌合凸部31に装着すると、封止部40を第1パッキン固定部35に配置し、被覆部41を第2パッキン固定部36に配置する。
これにより、雌ハウジング3は、雄ハウジングとの嵌合時に、封止部40と雄ハウジングとが接触し、雄ハウジングと雌ハウジング3との嵌合部を液密に封止することができる。同時に、第2パッキン固定部36に配置された被覆部41により、係止アーム34aの第1方向Z1(下段に設けられた係止アーム34aの場合は第2方向Z2)における撓みが規制される。
次に、サイドスペーサ5を嵌合凸部31に装着する。サイドスペーサ5は、雌ハウジング3の第2開口部38から挿入され、嵌合凸部31の外周面の所定の位置に装着される。具体的には、サイドスペーサ5を第2開口部38から挿入した後、嵌合凸部31の第1方向Z1の外周面及び第2方向Z2の外周面を、一対の第1規制アーム50,50で挟み、嵌合凹部37に突起部2を係止させる。これにより、サイドスペーサ5は嵌合凸部31に固定される。
このとき、パッキン4は、封止部40が第1パッキン固定部35によって装着方向における移動が規制され、被覆部41が第2パッキン固定部36によって装着方向における移動が規制されている。また、パッキン4は、サイドスペーサ5により装着方向と反対方向への移動も規制されている。つまり、パッキン4は、嵌合凸部31に装着された状態で固定される。
なお、被覆部41を装着方向に押圧するようにサイドスペーサ5を配置することにより、封止部40におけるシール性及び被覆部41における撓み規制性を向上させることができる。
以上のような構成を有する第1実施形態に係る雌コネクタ1によれば、以下のような効果を奏する。
第1実施形態に係る雌コネクタ1は、被覆部41を有するパッキン4を備える。被覆部41は、雌端子部21(ワイヤアッセンブリ2)を固定するコネクタランス34の係止アーム34aが撓む(弾性変形する)ことを規制する(抑制する)。
そのため、例えば、別部材を設けることなく雌端子部21(ワイヤアッセンブリ2)を固定することができる。つまり、別部材を設けることなく雌端子部21(ワイヤアッセンブリ2)のガタつきを抑制することができる。
これにより、部品点数を増加させることなく、雄ハウジングと雌ハウジング3との嵌合時におけるガタつきを効果的に抑制することができる。その結果、本来ガタつき防止用に必要とされる弾性体を製造する費用や弾性体の金型を作成する費用等を削減することができる。つまり、全体としてのコストダウンを図ることが可能になる。
また、例えば、コネクタを小型化する必要がある場合においても、別部材を配置させる必要がなく、既存の構成部材で足りるため、容易に設計可能となる。これにより、容易に製造することができる。
また、第1実施形態に係る雌コネクタ1は、合成樹脂材料又は金属材料により形成される嵌挿部材6を嵌挿可能な嵌挿穴部42を備える。そのため、嵌挿穴部42に剛性の異なる嵌挿部材6を嵌挿する(詰める)ことにより、被覆部41の剛性を容易に調整することができる。例えば、剛性の高い嵌挿部材6を嵌挿すると、係止アーム34aの第1方向Z1(下段に設けられた係止アーム34aの場合は第2方向Z2)における撓みを強固に規制可能となる。一方、剛性の低い嵌挿部材を嵌挿させると、係止アーム34aの第1方向Z1(下段に設けられた係止アーム34aの場合は第2方向Z2)における撓みの規制範囲等を広くすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る雌コネクタ1Aついて、図5から図9(b)を参照しながら説明する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る雌コネクタ1Aの斜視図である。図6は、図5に示す雌コネクタ1AのB−B矢視断面図である。図7(a)は、第2実施形態に係るパッキン4Aの正面図である。図7(b)は、第2実施形態に係るパッキン4Aの側面図である。図8は、第2実施形態に係るサイドスペーサ5Aの斜視図である。図9(a)は、半係止状態のワイヤアッセンブリ2を示す断面図である。図9(b)は、図9(a)に示すC部の部分拡大図である。
図5から図8に示すように、第2実施形態に係る雌コネクタ1Aは、雌ハウジング3A、パッキン4A及びサイドスペーサ5Aの形状が異なる点において、第1実施形態に係る雌コネクタ1と相違する。そのため、第2実施形態においては、第1実施形態と異なる点、つまり、雌ハウジング3A、パッキン4A及びサイドスペーサ5Aを中心に説明する。
なお、第2実施形態において、第1実施形態に係る雌コネクタ1と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。また、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成のものについては、第1実施形態と同様の効果を奏する。
図5及び図6に示すように、第2実施形態に係る雌コネクタ1Aは、接続端子としての複数のワイヤアッセンブリ2と、ハウジングとしての雌ハウジング3Aと、シール部材としてのパッキン4Aと、固定部材としてのサイドスペーサ5Aと、を備える。
雌ハウジング3Aは、その内部に雄ハウジングを挿入可能に形成された第1開口部30と、第1開口部30の内部に形成された嵌合凸部31と、雄ハウジングに形成された被係止部(図示せず)に係止可能なロックアーム32と、サイドスペーサ5を挿入可能に形成された第2開口部38と、ロックアーム32を保護するように配置されるカバー部39と、を備える。
カバー部39は、ロックアーム32の上方に設けられている。カバー部39は、雄ハウジングに形成された被係止部(図示せず)と、被係止部と係止して雄ハウジングを雌ハウジング3Aに固定するロックアーム32との、上記固定状態を保護するために設けられる。
図7(a)及び図7(b)に示すように、パッキン4Aは、第1実施形態に係る被覆部41(図3(a)及び図3(b)参照)が設けられない点において第1実施形態に係るパッキン4と相違する。つまり、パッキン4Aは、第1実施形態に係る封止部40のみから構成されている。
図8に示すように、サイドスペーサ5Aは、長尺の板状に形成された一対の第1規制アーム50,50と、長尺の板状に形成された一対の第2規制アーム54,54と、一対の第1規制アーム50,50及び一対の第2規制アーム54,54を連結する連結部51Aと、を備える。
第1規制アーム50は、第2パッキン固定部36当接するとともに、係止アーム34aの第1方向Z1(下段に設けられた係止アーム34aの場合は第2方向Z2)側で係止アーム34aと当接するように配置される。第1規制アーム50は、係止突起34bが係止片22と係止する係止側と反対側の半係止側に配置される。
第2規制アーム54は、第1規制アーム50の内面側において、第1規制アーム50と略平行に設けられている。また、第2規制アーム54は、係止アーム34aの厚さ(第1方向Z1及び第2方向Z2における厚さ)分だけ、第1規制アーム50と離間している。
第2規制アーム54は、係止アーム34aの第2方向Z2(下段に設けられた係止アーム34aの場合は第1方向Z1)側において、屈折した係止突起34bにより形成される空間(「挿入空間」ともいう)に挿入可能に形成されている。第2規制アーム54は、係止突起34bが係止片22と係止する係止側に配置される。
連結部51Aは、一対の第1規制アーム50,50の基端部53,53及び一対の第2規制アーム54,54の基端部55を連結する。
サイドスペーサ5Aは、雌ハウジング3に形成された第2開口部38から挿入され、一対の第1規制アーム50,50は、第2パッキン固定部36に配置される。一方、一対の第2規制アーム54,54は、上下段それぞれに形成された挿入空間に挿入される。
次に、第2実施形態に係る雌コネクタ1Aの作用について説明する。
雌ハウジング3Aの端子格納部33にワイヤアッセンブリ2を差し込み、雌端子部21が第1格納部33bで固定されるまでは第1実施形態と同様である。そのため、ここでは、嵌合凸部31へのパッキン4の装着から説明する。
まず、パッキン4Aを嵌合凸部31に装着する。装着は、装着方向(前方側から後方側)に向かって行われる。パッキン4Aを嵌合凸部31に装着すると、封止部40を第1パッキン固定部35に配置する。
これにより、雌ハウジング3Aは、雄ハウジングとの嵌合時に、封止部40と雄ハウジングとが接触し、雄ハウジングと雌ハウジング3Aとの嵌合部を液密に封止することができる。
次に、サイドスペーサ5Aを嵌合凸部31に装着する。サイドスペーサ5Aは、雌ハウジング3Aの第2開口部38から挿入される。
サイドスペーサ5Aを雌ハウジング3Aの第2開口部38から挿入した後、一対の第1規制アーム50,50を、上下段に設けられる第2パッキン固定部36に配置する。これと同時に、一対の第2規制アーム54,54を上下段に設けられる挿入空間に挿入する。
サイドスペーサ5は、一対の第2規制アーム54,54を上下段に設けられる挿入空間に挿入することにより、パッキン4Aの装着方向における動作、第1方向Z1及び第2方向Z2の動作が規制される。
サイドスペーサ5Aは、第2規制アーム54が挿入空間に挿入することにより、係止アーム34aの第2方向Z2(下段に設けられた係止アーム34aの場合は第1方向Z1)への撓みが規制される。また、第1規制アーム50が第2パッキン固定部36に配置されることにより係止アーム34bの第1方向Z1(下段に設けられた係止アーム34aの場合は第2方向Z2)への撓みが規制される。
また、このときパッキン4Aは、封止部40が第1パッキン固定部35によって装着方向における移動が規制されている。また、パッキン4Aは、サイドスペーサ5Aにより装着方向と反対方向への移動も規制されている。つまり、パッキン4Aは、嵌合凸部31に装着された状態で固定される。
以上のような構成を有する第2実施形態に係る雌コネクタ1Aによれば、以下のような効果を奏する。
第2実施形態に係る雌コネクタ1Aは、係止アーム34aの第1方向Z1(下段に設けられた係止アーム34aの場合は第2方向Z2)側に配置される第1規制アーム50と、係止アーム34aの第2方向Z2(下段に設けられた係止アーム34aの場合は第1方向Z1)側に配置される第2規制アーム54とを有するサイドスペーサ5Aを備える。そのため、係止アーム34aの第1方向Z1側及び第2方向Z2側への撓みを抑制することができる。また、第1方向Z1側及び第2方向Z2側の両側で規制することにより、係止アーム34aの保持力を向上させることができる。これにより、別部材を設けることなく雌端子部21(ワイヤアッセンブリ2)を固定することができる。つまり、雌端子部21(ワイヤアッセンブリ2)のガタつきを抑制することができる。
その結果、部品点数を増加させることなく、雄ハウジングと雌ハウジング3Aとの嵌合時におけるガタつきを効果的に抑制することができる。また、本来ガタつき防止用に必要とされる弾性体を製造する費用や弾性体の金型を作成する費用等を削減することができる。つまり、全体としてのコストダウンを図ることが可能になる。
また、例えば、コネクタを小型化する必要がある場合においても、別部材を配置する必要がなく、既存の構成部材で足りるため、容易に設計可能となる。これにより、容易に製造することができる。
また、例えば、図9(a)及び図9(b)に示すように、第1格納部33bの内部でワイヤアッセンブリ2が半係止状態(係止片22の他端部22bが係止突起34bに係止していない状態)である場合には、第1規制アーム50が係止アーム34aとぶつかり、第1規制アーム50を装着することができなくなる。そのため、サイドスペーサ5A(第1規制アーム50)が装着できない場合には、ワイヤアッセンブリ2が半係止状態であることを容易に検知することができる。これにより、例えば、ワイヤアッセンブリ2が半係止状態であることにより生じうる雄端子と雌端子部21との接触不良やワイヤアッセンブリ2のガタつき等を未然に防止することができる。
また、例えば、ワイヤアッセンブリ2を引っ張ると、係止片22の他端部22bに係止突起34bが押圧されてコネクタランス34や係止片22が撓む場合がある。コネクタランス34や係止片22が撓むと、コネクタランス34や係止片22による保持力が低下するおそれがある。しかしながら、挿入空間に第2規制アーム54を配置することにより、コネクタランス34の第2方向Z2側への撓みが規制されるため、コネクタランス34の撓みを抑制することができる。そのため、例えば、ワイヤアッセンブリ2を引っ張った場合においても、コネクタランス34や係止片22の撓みを抑制可能となる。これにより、コネクタランス34や係止片22による保持力の低下を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。
例えば、第1実施形態においては、パッキンの被覆部41は、直接的に係止アーム34aを被覆する構成としたが、本発明においてはこれに限定されない。例えば、被覆部41は、係止アーム34aを間接的に被覆する構成であってもよい。例えば、サイドスペーサ5(第1規制アーム50)を介して係止アーム34aを被覆する構成であってもよい。
また、第1実施形態においては、被覆部41を封止部40と同様の材料により形成したが、本発明においてはこれに限定されない。例えば、被覆部41は、封止部40と異なる材料により形成(例えば、一体形成)してもよい。例えば、封止部40よりも剛性の高い材料で一体形成することにより、被覆部41の剛性を高くしてもよい。また、封止部40よりも剛性の低い材料で一体形成することにより、被覆部41の剛性を低くしてもよい。このように、被覆部41の剛性を調節することにより、係止アーム34aの撓みを調節する構成としてもよい。
1,1A 雌コネクタ(防水コネクタ)
2 ワイヤアッセンブリ(接続端子)
3,3A 雌ハウジング(ハウジング)
4,4A パッキン(シール部材)
5,5A サイドスペーサ(固定部材)
6 嵌挿部材
21 雌端子部(電気接続部)
22 係止片(被係止部)
33 端子格納部
34 コネクタランス(係止部)
40 封止部
41 被覆部
42 嵌挿部

Claims (3)

  1. 相手側コネクタの相手側接続端子に接続可能な電気接続部と、被係止部と、を有する接続端子と、
    前記接続端子を格納可能な端子格納部と、前記端子格納部に格納された前記接続端子の前記被係止部を係止して前記電気接続部を所定の位置で固定可能な係止部と、を有するハウジングと、
    前記相手側コネクタに接触することにより前記ハウジングを液密に封止可能なシール部材と、
    前記シール部材を所定の位置で固定可能な固定部材と、を備え、
    前記係止部は、前記シール部材及び/又は前記固定部材により弾性変形が規制され
    前記シール部材は、前記係止部の少なくとも一部を直接的又は間接的に被覆する被覆部を有し、
    前記被覆部は、合成樹脂又は金属材料により形成された嵌挿部材を嵌挿可能な嵌挿部を有することを特徴とする防水コネクタ。
  2. 相手側コネクタの相手側接続端子に接続可能な電気接続部と、被係止部と、を有する接続端子と、
    前記接続端子を格納可能な端子格納部と、前記端子格納部に格納された前記接続端子の前記被係止部を係止して前記電気接続部を所定の位置で固定可能な係止部と、を有するハウジングと、
    前記相手側コネクタに接触することにより前記ハウジングを液密に封止可能なシール部材と、
    前記シール部材を所定の位置で固定可能な固定部材と、を備え、
    前記係止部は、前記端子格納部に対する前記接続端子の挿脱方向と直交する方向に弾性変形可能な係止アームを有し、
    前記シール部材は、前記係止アームを直接的又は間接的に被覆し、前記接続端子の挿脱方向と直交する方向に前記係止アームが弾性変形することを規制する被覆部を有することを特徴とする防水コネクタ。
  3. 相手側コネクタの相手側接続端子に接続可能な電気接続部と、被係止部と、を有する接続端子と、
    前記接続端子を格納可能な端子格納部と、前記端子格納部に格納された前記接続端子の前記被係止部を係止して前記電気接続部を所定の位置で固定可能な係止部と、を有するハウジングと、
    前記相手側コネクタに接触することにより前記ハウジングを液密に封止可能なシール部材と、
    前記シール部材を所定の位置で固定可能な固定部材と、を備え、
    前記係止部は、前記端子格納部に対する前記接続端子の挿脱方向と直交する方向に弾性変形可能な係止アームと、前記係止アームの一端側に形成され、前記被係止部が係止する係止突起とを有し、
    前記固定部材は、前記係止部と前記被係止部とが係止する係止側に対して反対側の反係止側に配置され、前記係止アームにおける前記接続端子の挿脱方向と直交する方向の一方の面に当接する第1規制アームと、前記係止側に配置され、前記係止アームにおける前記一方の面の裏面に当接する第2規制アームと、を備えることを特徴とする防水コネクタ。
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