JP5594783B2

JP5594783B2 - Seat belt device

Info

Publication number: JP5594783B2
Application number: JP2011123775A
Authority: JP
Inventors: 岩太日端; 培松木
Original assignee: オートリブディベロップメントエービー
Priority date: 2011-06-01
Filing date: 2011-06-01
Publication date: 2014-09-24
Anticipated expiration: 2031-06-01
Also published as: JP2012250597A

Description

本発明は、シートベルト装置に関し、より詳細には、リクライニング式シートのシートバックに取り付けられるシートベルト装置に関する。 The present invention relates to a seat belt device, and more particularly to a seat belt device attached to a seat back of a reclining seat.

車両に搭載されるシートベルト装置は、シートバック内のシートベルトリトラクタから引き出されたシートベルトによって、シートに着座する乗員を拘束して車両衝突時等に乗員を保護するためのものである。シートベルトリトラクタは、車両衝突時等に水平方向に所定値より大きな加速度が作用すると、この加速度を加速度センサが検出して、シートベルト装置のロック機構を作動させ、これによりシートベルトを引き出し不能にする。加速度センサに使用される慣性体としては、ボールを使用したものや自立慣性体を使用したものが知られている。 A seatbelt device mounted on a vehicle is for restraining an occupant seated on a seat by a seatbelt pulled out from a seatbelt retractor in a seatback to protect the occupant in a vehicle collision or the like. When an acceleration greater than a predetermined value is applied in the horizontal direction in the event of a vehicle collision, the seat belt retractor detects this acceleration and activates the locking mechanism of the seat belt device, thereby making it impossible to pull out the seat belt. To do. As an inertial body used for an acceleration sensor, one using a ball or one using a self-supporting inertial body is known.

リクライニング式シートのシートバックに、この種の加速度センサを備えたシートベルトリトラクタを装備すると、シートバックのリクライニング角度によって、シートベルトリトラクタの取付姿勢が変化してしまうため、そのままでは適正に加速度を検出できなくなる。そこで、シートバックのリクライニング角度によらず、加速度センサを水平に維持して適正に加速度を検出できるようにした加速度センサを装備したシートベルト装置が知られている（例えば、特許文献１及び２参照。）。 If a seat belt retractor equipped with this type of acceleration sensor is installed on the reclining seat back, the seat belt retractor mounting orientation will change depending on the reclining angle of the seat back. become unable. Therefore, a seat belt apparatus equipped with an acceleration sensor that can appropriately detect acceleration while keeping the acceleration sensor horizontal regardless of the reclining angle of the seat back is known (see, for example, Patent Documents 1 and 2). .)

特許文献１及び２に記載のシートベルト装置は、シートクッションから突設されたシートバック支持アームとリクライニング回転軸との連結部分に、ケーブル進退装置を配置し、シートバックがリクライニング側に回転すると、ケーブル進退装置とシートベルトリトラクタとの間に架け渡されたケーブルにより、加速度センサの姿勢を常に鉛直方向に向けるように制御して、加速度を適正に検出可能としている。一方、シートバックの前傾時（折畳み時）には、加速度センサはシートバックの回転に連動しないように構成されている。 In the seat belt device described in Patent Documents 1 and 2, a cable advancing / retracting device is arranged at a connecting portion between a seat back support arm protruding from a seat cushion and a reclining rotation shaft, and the seat back rotates to the reclining side. The cable spanned between the cable advancing / retreating device and the seat belt retractor is controlled so that the attitude of the acceleration sensor is always directed in the vertical direction, so that the acceleration can be detected appropriately. On the other hand, when the seat back is tilted forward (when folded), the acceleration sensor is configured not to interlock with the rotation of the seat back.

また、特許文献３に記載のシートベルト装置は、加速度センサの作動が不要なシートバックの折畳み位置から標準位置の区間、即ち、乗員がシートベルトを着用しない範囲でのシートベルトの巻き量を検知して、ラチェットレバーをセンサウェイト用ケース側に押さえつけ、ラチェットレバーとステアリングホイールの歯との係合を阻止するセンサ非作動機構を設ける。これにより、シートバックを起こそうとする際に、加速度センサが作動してシートベルトの引き出しが不可能な状態でロックしてしまうことを回避している。 In addition, the seat belt device described in Patent Document 3 detects a seat belt winding amount in a range from a seat back folding position where the operation of the acceleration sensor is unnecessary to a standard position, that is, a range where the occupant does not wear the seat belt. The ratchet lever is pressed against the sensor weight case side, and a sensor non-operation mechanism for preventing the engagement between the ratchet lever and the teeth of the steering wheel is provided. As a result, when the seat back is about to be raised, it is avoided that the acceleration sensor is activated and locked in a state where the seat belt cannot be pulled out.

特開２０００−７９８６７号公報JP 2000-79867 A 特開２０００−５２９２１号公報JP 2000-52921 A 特開２００９−１８８１２号公報JP 2009-18812 A

しかしながら、特許文献３に記載のシートベルト装置のセンサ非作動機構は、乗員がシートベルトを着用しない範囲のベルトの巻き量を検知機構で検知してロック機構のロックを阻止するようになっており、機構が複雑で製造コストが増大する問題があり改善の余地があった。 However, the sensor non-operation mechanism of the seat belt device described in Patent Document 3 detects the amount of winding of the belt in a range where the occupant does not wear the seat belt, and prevents the lock mechanism from being locked. There is a problem that the mechanism is complicated and the manufacturing cost increases, and there is room for improvement.

本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な機構により、シートバックを起こす際に、加速度センサが作動してシートベルトの引き出しが不可能な状態でロックしてしまうことを回避することができるシートベルト装置を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object thereof is to lock the seat belt in a state in which the acceleration sensor is activated and the seat belt cannot be pulled out by a simple mechanism when the seat back is raised. It is an object of the present invention to provide a seat belt device that can avoid such a situation.

本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
（１）リトラクタフレームに回転可能に支持され、シートベルトを巻き取るスピンドルと、車両の前後方向における加速度を検出する加速度センサと、該加速度センサによって検出される加速度に応じて前記シートベルトの引出動作をロックするロック機構と、前記加速度センサを水平に保持するように、前記加速度センサの姿勢を制御する姿勢制御機構と、を有し、車両に設けられるリクライニング式シートのシートバックに取り付けられるシートベルトリトラクタと、
前記シートバックの回動角度に応じて前記姿勢制御機構の作動と非作動を切換え、前記シートバックの回動に応じて前記姿勢制御機構の作動を介して前記加速度センサを水平に保持するように連動させるセンサ作動切換え機構と、
を備えるシートベルト装置であって、
前記加速度センサは、
前記車両の幅方向に沿った軸線を中心として前記リトラクタフレームに対して揺動自在に支持されるセンサケースと、
前記センサケースに支持され、前記車両の前後方向における加速度が所定値以上となった際に中立位置から変位する慣性体と、
前記リトラクタフレームに回動自在に支持され、該慣性体が中立位置から変位した際に、前記ロック機構をロック側へ作動させる作動部材と、
前記シートバックが標準位置から所定角度以上前傾したとき、前記作動部材の前記ロック側への作動を強制的に阻止するロックキャンセル機構と、
を有し、
センサ作動切換え機構は、前記シートバックとシートクッションとの連結部に配置され、前記シートバックが標準位置から所定角度前傾した位置から後傾させるとき、前記加速度センサが水平を保持するように、前記姿勢制御機構に連結されたケーブルを作動させ、前記シートバックが標準位置から所定角度以上前傾するとき、前記ケーブルを非作動とするケーブル長さ調節機構であり、
前記ロックキャンセル機構は、
前記作動部材に設けられた被係合部材と、
前記センサケースに設けられ、前記シートバックが標準位置から所定角度以上前傾したときに、前記被係合部材を係合保持する係合保持部材と、
を有することを特徴とするシートベルト装置。
（２）リトラクタフレームに回転可能に支持され、シートベルトを巻き取るスピンドルと、車両の前後方向における加速度を検出する加速度センサと、該加速度センサによって検出される加速度に応じて前記シートベルトの引出動作をロックするロック機構と、前記加速度センサを水平に保持するように、前記加速度センサの姿勢を制御する姿勢制御機構と、を有し、車両に設けられるリクライニング式シートのシートバックに取り付けられるシートベルトリトラクタと、
前記シートバックの回動角度に応じて前記姿勢制御機構の作動と非作動を切換え、前記シートバックの回動に応じて前記姿勢制御機構の作動を介して前記加速度センサを水平に保持するように連動させるセンサ作動切換え機構と、
を備えるシートベルト装置であって、
前記加速度センサは、
前記車両の幅方向に沿った軸線を中心として前記リトラクタフレームに対して揺動自在に支持されるセンサケースと、
前記センサケースに支持され、前記車両の前後方向における加速度が所定値以上となった際に中立位置から変位する慣性体と、
前記リトラクタフレームに回動自在に支持され、該慣性体が中立位置から変位した際に、前記ロック機構をロック側へ作動させる作動部材と、
前記シートバックが標準位置から所定角度以上前傾したとき、前記作動部材の前記ロック側への作動を強制的に阻止するロックキャンセル機構と、
を有し、
センサ作動切換え機構は、前記シートバックとシートクッションとの連結部に配置され、前記シートバックが標準位置から所定角度前傾した位置から後傾させるとき、前記加速度センサが水平を保持するように、前記姿勢制御機構に連結されたケーブルを作動させ、前記シートバックが標準位置から所定角度以上前傾するとき、前記ケーブルを非作動とするケーブル長さ調節機構であり、
前記作動部材の回転中心軸と前記センサケースの回転中心軸とは前記リトラクタフレームに対して位置固定されており、前記シートバックの回動角度に応じて前記センサケースの前記作動部材に対面する向きが変化し、
前記ロックキャンセル機構では、前記シートバックが標準位置から所定角度以上前傾したとき、前記センサケースに設けられた係合保持部材が、前記作動部材の少なくとも一部分と前記ロック機構を構成するステアリングホイールとの間に位置し、前記作動部材が前記ステアリングホイールと係合できなくなる位置に保持されることを特徴とするシートベルト装置。
（３）リトラクタフレームに回転可能に支持され、シートベルトを巻き取るスピンドルと、車両の前後方向における加速度を検出する加速度センサと、該加速度センサによって検出される加速度に応じて前記シートベルトの引出動作をロックするロック機構と、前記加速度センサを水平に保持するように、前記加速度センサの姿勢を制御する姿勢制御機構と、を有し、車両に設けられるリクライニング式シートのシートバックに取り付けられるシートベルトリトラクタと、
前記シートバックの回動角度に応じて前記姿勢制御機構の作動と非作動を切換え、前記シートバックの回動に応じて前記姿勢制御機構の作動を介して前記加速度センサを水平に保持するように連動させるセンサ作動切換え機構と、
を備えるシートベルト装置であって、
前記加速度センサは、
前記車両の幅方向に沿った軸線を中心として前記リトラクタフレームに対して揺動自在に支持されるセンサケースと、
前記センサケースに支持され、前記車両の前後方向における加速度が所定値以上となった際に中立位置から変位する慣性体と、
前記リトラクタフレームに回動自在に支持され、該慣性体が中立位置から変位した際に、前記ロック機構をロック側へ作動させる作動部材と、
前記センサケースに回動自在に支持され、該慣性体が中立位置から変位した際に、前記作動部材が前記ロック機構をロック側へ作動させるように回動する他の作動部材と、
前記シートバックが標準位置から所定角度以上前傾したとき、前記作動部材の前記ロック側への作動を強制的に阻止するロックキャンセル機構と、
を備え、
前記作動部材の回転中心軸と前記センサケースの回転中心軸とは前記リトラクタフレームに対して位置固定されており、前記シートバックの回動角度に応じて前記センサケースの前記作動部材に対面する向きが変化し、
前記他の作動部材は、前記シートバックが回動角度に関わらず前記センサケースが水平に維持された状態では、前記センサケースに対する姿勢を維持し、
前記作動部材は、前記シートバックの回動に伴って、自重により前記他の作動部材に案内されながら回動し、
前記ロックキャンセル機構では、前記シートバックが標準位置から所定角度以上前傾したとき、前記作動部材の少なくとも一部分が前記他の作動部材に案内されながら前記センサケースに設けられた係合保持部材と前記他の作動部材との間のスペースに入り込むことで、前記係合保持部材は、前記作動部材の少なくとも一部分と前記ステアリングホイールとの間に入り込み、前記作動部材が前記ステアリングホイールと係合できなくなる位置に保持されることを特徴とするシートベルト装置。
（４）前記センサケースは、
前記車両の幅方向に沿った軸線を中心として前記リトラクタフレームに対して揺動自在に支持されるセンサホルダと、
前記センサホルダと共に前記車両の前後方向に揺動可能に前記センサホルダに取り付けられ、前記慣性体を支持する慣性体支持面を有するセンサハウジングと、
を備え、
前記係合保持部材は、前記ロック機構に向かって前記センサホルダに延設されたアーム部であることを特徴とする（１）から（３）のいずれかに記載のシートベルト装置。
（５）センサ作動切換え機構は、前記シートバックとシートクッションとの連結部に配置され、前記シートバックが標準位置から所定角度前傾した位置から後傾させるとき、前記加速度センサが水平を保持するように、前記姿勢制御機構に連結されたケーブルを作動させ、前記シートバックが標準位置から所定角度以上前傾するとき、前記ケーブルを非作動とするケーブル長さ調節機構であることを特徴とする（３）又は（４）に記載のシートベルト装置。 The above object of the present invention can be achieved by the following constitution.
(1) A spindle that is rotatably supported by a retractor frame and winds up a seat belt, an acceleration sensor that detects acceleration in the front-rear direction of the vehicle, and an operation of pulling out the seat belt according to the acceleration detected by the acceleration sensor A seat belt that is attached to a seat back of a reclining seat provided in a vehicle, and includes a lock mechanism that locks the vehicle and a posture control mechanism that controls a posture of the acceleration sensor so as to hold the acceleration sensor horizontally. A retractor,
The posture control mechanism is switched between operation and non-operation according to the rotation angle of the seat back, and the acceleration sensor is held horizontally via the operation of the posture control mechanism according to the rotation of the seat back. A sensor operation switching mechanism to be interlocked,
A seat belt device comprising:
The acceleration sensor is
A sensor case supported swingably with respect to the retractor frame about an axis along the width direction of the vehicle;
An inertial body that is supported by the sensor case and is displaced from a neutral position when an acceleration in the front-rear direction of the vehicle is equal to or greater than a predetermined value;
An operation member that is rotatably supported by the retractor frame and that operates the lock mechanism to the lock side when the inertial body is displaced from a neutral position;
A lock canceling mechanism for forcibly preventing the operation member from moving toward the lock side when the seat back is tilted forward by a predetermined angle or more from a standard position;
Have
The sensor operation switching mechanism is disposed at a connecting portion between the seat back and the seat cushion, and when the seat back is tilted backward from a position inclined forward by a predetermined angle from a standard position, the acceleration sensor is kept horizontal. A cable length adjusting mechanism that operates a cable connected to the attitude control mechanism and deactivates the cable when the seat back is tilted forward by a predetermined angle or more from a standard position;
The lock cancellation mechanism is
An engaged member provided on the operating member;
An engagement holding member that is provided in the sensor case and engages and holds the engaged member when the seatback is tilted forward by a predetermined angle or more from a standard position;
Features and to Resid Toberuto device to have a.
( 2 ) A spindle that is rotatably supported by the retractor frame and winds up the seat belt, an acceleration sensor that detects acceleration in the front-rear direction of the vehicle, and a pull-out operation of the seat belt according to the acceleration detected by the acceleration sensor A seat belt that is attached to a seat back of a reclining seat provided in a vehicle, and includes a lock mechanism that locks the vehicle and a posture control mechanism that controls a posture of the acceleration sensor so as to hold the acceleration sensor horizontally. A retractor,
The posture control mechanism is switched between operation and non-operation according to the rotation angle of the seat back, and the acceleration sensor is held horizontally via the operation of the posture control mechanism according to the rotation of the seat back. A sensor operation switching mechanism to be interlocked,
A seat belt device comprising:
The acceleration sensor is
A sensor case supported swingably with respect to the retractor frame about an axis along the width direction of the vehicle;
An inertial body that is supported by the sensor case and is displaced from a neutral position when an acceleration in the front-rear direction of the vehicle is equal to or greater than a predetermined value;
An operation member that is rotatably supported by the retractor frame and that operates the lock mechanism to the lock side when the inertial body is displaced from a neutral position;
A lock canceling mechanism for forcibly preventing the operation member from moving toward the lock side when the seat back is tilted forward by a predetermined angle or more from a standard position;
Have
The sensor operation switching mechanism is disposed at a connecting portion between the seat back and the seat cushion, and when the seat back is tilted backward from a position inclined forward by a predetermined angle from a standard position, the acceleration sensor is kept horizontal. A cable length adjusting mechanism that operates a cable connected to the attitude control mechanism and deactivates the cable when the seat back is tilted forward by a predetermined angle or more from a standard position;
The rotation center axis of the actuating member and the rotation center axis of the sensor case are fixed with respect to the retractor frame, and the direction facing the actuating member of the sensor case according to the rotation angle of the seat back Changes,
In the lock cancellation mechanism, when the seat back is tilted forward by a predetermined angle or more from a standard position, an engagement holding member provided in the sensor case includes at least a part of the operation member and a steering wheel constituting the lock mechanism. position, and the actuating member features and be Resid Toberuto device that is held in the position can not be engaged with the steering wheel during.
( 3 ) A spindle that is rotatably supported by the retractor frame and winds up the seat belt, an acceleration sensor that detects acceleration in the longitudinal direction of the vehicle, and an operation of pulling out the seat belt in accordance with the acceleration detected by the acceleration sensor A seat belt that is attached to a seat back of a reclining seat provided in a vehicle, and includes a lock mechanism that locks the vehicle and a posture control mechanism that controls a posture of the acceleration sensor so as to hold the acceleration sensor horizontally. A retractor,
The posture control mechanism is switched between operation and non-operation according to the rotation angle of the seat back, and the acceleration sensor is held horizontally via the operation of the posture control mechanism according to the rotation of the seat back. A sensor operation switching mechanism to be interlocked,
A seat belt device comprising:
The acceleration sensor is
A sensor case supported swingably with respect to the retractor frame about an axis along the width direction of the vehicle;
An inertial body that is supported by the sensor case and is displaced from a neutral position when an acceleration in the front-rear direction of the vehicle is equal to or greater than a predetermined value;
An operation member that is rotatably supported by the retractor frame and that operates the lock mechanism to the lock side when the inertial body is displaced from a neutral position;
Another actuating member that is rotatably supported by the sensor case and that pivots the actuating member to actuate the lock mechanism to the lock side when the inertial body is displaced from a neutral position ;
A lock canceling mechanism for forcibly preventing the operation member from moving toward the lock side when the seat back is tilted forward by a predetermined angle or more from a standard position;
With
The rotation center axis of the actuating member and the rotation center axis of the sensor case are fixed with respect to the retractor frame, and the direction facing the actuating member of the sensor case according to the rotation angle of the seat back Changes,
In the state where the sensor case is maintained horizontally regardless of the rotation angle of the seat back, the other operating member maintains a posture with respect to the sensor case,
The operating member rotates while being guided by the other operating member due to its own weight as the seat back rotates.
In the lock cancellation mechanism, when the seat back is tilted forward by a predetermined angle or more from a standard position, at least a part of the operating member is guided by the other operating member, and the engagement holding member provided in the sensor case and The engagement holding member enters between the steering wheel and at least a part of the operation member by entering the space between the operation member and the operation member cannot engage with the steering wheel. features and to Resid Toberuto device Rukoto is held.
( 4 ) The sensor case is
A sensor holder that is swingably supported with respect to the retractor frame about an axis along the width direction of the vehicle;
A sensor housing that is attached to the sensor holder so as to be swingable in the front-rear direction of the vehicle together with the sensor holder, and that has an inertial body support surface that supports the inertial body;
With
The seat belt device according to any one of ( 1 ) to ( 3 ), wherein the engagement holding member is an arm portion extending from the sensor holder toward the lock mechanism.
( 5 ) The sensor operation switching mechanism is disposed at a connecting portion between the seat back and the seat cushion, and the acceleration sensor holds horizontal when the seat back is tilted backward from a position inclined forward by a predetermined angle from a standard position. As described above, when the cable connected to the attitude control mechanism is operated, and the seat back is tilted forward from the standard position by a predetermined angle or more, the cable length adjusting mechanism is configured to deactivate the cable. The seat belt device according to (3) or (4) .

本発明のシートベルト装置によれば、加速度センサは、シートバックが標準位置から所定角度以上前傾したとき、作動部材のロック側への作動を強制的に阻止するロックキャンセル機構を有する。従って、車両に作用する水平方向の加速度を適正に検出すると共に、シートバックを標準位置へ起こす際に、加速度センサが作動してシートベルトの引き出しが不可能な状態でロックしてしまうことを回避することができ、リクライニング式シートの操作性を向上させることができる。また、ロックキャンセル機構は、加速度センサによって構成されるので、従来のような巻き量を検知する検知機構が不要となり、簡単な構成となる。 According to the seat belt device of the present invention, the acceleration sensor has the lock cancellation mechanism that forcibly prevents the operation member from moving toward the lock side when the seat back is tilted forward by a predetermined angle or more from the standard position. Therefore, the horizontal acceleration acting on the vehicle is properly detected, and when the seat back is raised to the standard position, it is avoided that the acceleration sensor is activated and the seat belt cannot be pulled out. It is possible to improve the operability of the reclining seat. Further, since the lock cancellation mechanism is constituted by an acceleration sensor, a conventional detection mechanism for detecting the amount of winding is not required, and the structure becomes simple.

本発明に係るシートベルト装置を備えたリクライニング式シートの側面図である。It is a side view of a reclining type seat provided with a seat belt device concerning the present invention. （ａ）はシートベルトリトラクタの正面図、（ｂ）はシートベルトリトラクタの側面図である。(A) is a front view of a seatbelt retractor, (b) is a side view of a seatbelt retractor. （ａ）は、図２に示すシートベルトリトラクタの加速度センサの分解斜視図であり、（ｂ）は、（ａ）の矢印ＩＩＩ方向から見た第１センサレバーを示す斜視図である。(A) is a disassembled perspective view of the acceleration sensor of the seatbelt retractor shown in FIG. 2, and (b) is a perspective view showing the first sensor lever as viewed from the direction of arrow III in (a). 図１に示すケーブル長さ調節機構の分解斜視図である。It is a disassembled perspective view of the cable length adjustment mechanism shown in FIG. （ａ）はリクライニング式シートが標準位置にあるときのリクライニング式シートの側面図、（ｂ）はケーブル長さ調節機構を示す（ａ）のＶ部側面図である。(A) is a side view of the reclining seat when the reclining seat is in the standard position, and (b) is a side view of the V portion of (a) showing the cable length adjusting mechanism. （ａ）はフルリクライニングされたリクライニング式シートの側面図、（ｂ）はケーブル長さ調節機構を示す（ａ）のＶＩ部側面図である。(A) is a side view of a reclining seat that has been fully reclined, and (b) is a side view of the VI part of (a) showing a cable length adjusting mechanism. （ａ）はシートバックが前傾したときのリクライニング式シートの側面図、（ｂ）はケーブル長さ調節機構を示す（ａ）のＶＩＩ部の側面図である。(A) is a side view of a reclining seat when the seat back is tilted forward, and (b) is a side view of the VII portion of (a) showing a cable length adjusting mechanism. （ａ）は折り畳まれたリクライニング式シートの側面図、（ｂ）はケーブル長さ調節機構を示す（ａ）のＶＩＩＩ部側面図である。(A) is a side view of a folded reclining seat, (b) is a side view of the VIII portion of (a) showing a cable length adjusting mechanism. （ａ）はリクライニング式シートのシートバックが標準位置にあるときの加速度センサおよびステアリングホイールの要部側面図、（ｂ）は標準位置から１５°、（ｃ）は３０°、（ｄ）は４５°、それぞれリクライニングされたときの加速度センサおよびステアリングホイールの要部側面図である。(A) is a side view of the main part of the acceleration sensor and the steering wheel when the seat back of the reclining seat is in the standard position, (b) is 15 ° from the standard position, (c) is 30 °, and (d) is 45 FIG. 4 is a side view of the main parts of the acceleration sensor and the steering wheel when reclining. （ａ）はリクライニング式シートのシートバックが標準位置から前方に１５°、（ｂ）は３０°、それぞれ前傾したときの加速度センサおよびステアリングホイールの要部側面図である。(A) is the principal part side view of an acceleration sensor and a steering wheel when the seat back of the reclining seat is tilted forward by 15 ° from the standard position and (b) by 30 °.

以下、本発明に係るシートベルト装置の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図１は本発明に係るシートベルト装置を備えたリクライニング式シートの側面図である。図１に示すように、シートベルト装置１０は、リクライニング式の車両用シート１５のシートバック１６に取り付けられたシートベルトリトラクタ１１と、シートバック１６とシートクッション１７との連結部１８に配置されたケーブル長さ調節機構１２とを備える。シートベルトリトラクタ１１とケーブル長さ調節機構１２とは、インナーケーブル１３ａ及びアウターケーブル１３ｂを有するケーブル１３（図３及び図４参照）により連結されている。 Hereinafter, an embodiment of a seat belt device according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a side view of a reclining seat provided with a seat belt device according to the present invention. As shown in FIG. 1, the seat belt device 10 is disposed in a seat belt retractor 11 attached to a seat back 16 of a reclining vehicle seat 15 and a connecting portion 18 between the seat back 16 and the seat cushion 17. A cable length adjusting mechanism 12. The seat belt retractor 11 and the cable length adjusting mechanism 12 are connected by a cable 13 (see FIGS. 3 and 4) having an inner cable 13a and an outer cable 13b.

図２（ａ）及び図２（ｂ）も参照して、シートベルトリトラクタ１１は、シートバック１６に固定されるリトラクタフレーム２１を備えており、リトラクタフレーム２１には、シートベルト１９を巻き取るスピンドル２２が回転可能に支持されている。スピンドル２２の軸方向の一端側（図２（ａ）において左側）には、スピンドル２２をシートベルト１９の巻取り方向に付勢するリトラクタスプリング２０が連結され、該リトラクタスプリング２０は、カバー２３に収容された状態でリトラクタフレーム２１に取り付けられている。 2 (a) and 2 (b), the seat belt retractor 11 includes a retractor frame 21 fixed to the seat back 16, and a spindle around which the seat belt 19 is wound. 22 is rotatably supported. A retractor spring 20 that urges the spindle 22 in the winding direction of the seat belt 19 is connected to one end side in the axial direction of the spindle 22 (left side in FIG. 2A), and the retractor spring 20 is connected to the cover 23. It is attached to the retractor frame 21 in the accommodated state.

スピンドル２２の軸方向の他端側（図２（ａ）において右側）には、シートベルト１９の引出動作をロックするロック機構２４の一構成要素であるステアリングホイール２５と、車両に作用する水平方向の加速度を検出し、検出された加速度に応じてロック機構２４を作動させる加速度センサ３０とが設けられている。ステアリングホイール２５は、外周面に後述する第１センサレバー３６の上部爪部６４と係合する複数の係合爪２５ａが周方向に所定の間隔で離間して設けられている。 On the other end side in the axial direction of the spindle 22 (on the right side in FIG. 2A), there is a steering wheel 25 which is one component of a lock mechanism 24 for locking the pull-out operation of the seat belt 19, and a horizontal direction acting on the vehicle. And an acceleration sensor 30 that operates the lock mechanism 24 in accordance with the detected acceleration. The steering wheel 25 is provided with a plurality of engaging claws 25a that are engaged with an upper claw portion 64 of the first sensor lever 36, which will be described later, on the outer peripheral surface thereof at a predetermined interval in the circumferential direction.

図３も参照して、加速度センサ３０は、リトラクタフレーム２１に固定されることでシートバック１６と一体的に傾動するプーリプレート３１及びセンサカバー３２を備える。プーリプレート３１及びセンサカバー３２で囲まれた空間には、センサケース６０と、慣性体である鉄製のボール３５と、ボール３５の動きによりロック機構２４を作動させる作動部材である第１センサレバー３６及び他の作動部材である第２センサレバー３７と、が配設されている。 Referring also to FIG. 3, the acceleration sensor 30 includes a pulley plate 31 and a sensor cover 32 that are fixed to the retractor frame 21 and tilt integrally with the seat back 16. In a space surrounded by the pulley plate 31 and the sensor cover 32, a sensor case 60, an iron ball 35 that is an inertial body, and a first sensor lever 36 that is an operation member that operates the lock mechanism 24 by the movement of the ball 35. And the 2nd sensor lever 37 which is another action | operation member is arrange | positioned.

センサケース６０は、プーリプレート３１及びセンサカバー３２に支持されて、車両の幅方向に沿った軸線Ｌを中心として揺動自在とされた樹脂製のセンサホルダ４０と、センサホルダ４０に取り付けられて、実質的にセンサホルダ４０と一体に作動する樹脂製のセンサハウジング５０と、を有する。 The sensor case 60 is supported by the pulley plate 31 and the sensor cover 32 and is attached to the sensor holder 40 and a sensor holder 40 made of a resin that can swing around an axis L along the width direction of the vehicle. And a sensor housing 50 made of resin that operates substantially integrally with the sensor holder 40.

具体的には、センサホルダ４０は、下方に凹む枠体４１と、枠体４１の車幅方向両端から上方に突設する１対の突起部４２（４２ａ、４２ｂ）を備える。突起部４２ａ、４２ｂには、それぞれ軸部４４（４４ａ、４４ｂ）が車幅方向外方に突出形成されており、プーリプレート３１及びセンサカバー３２に形成された支持孔３１ａ及び３２ａに回動自在に嵌合する。また、突起部４２ｂの外側面には、軸部４４ｂを中心として下方に扇形に広がって突出した下面に、後述するプーリ７１のギヤ７４と噛合する扇形歯部４５が形成されている。さらに、枠体４１の内面には、軸線方向に沿った凹凸が車幅方向に複数並んだ凹凸部４６が形成されている。 Specifically, the sensor holder 40 includes a frame body 41 that is recessed downward, and a pair of protrusions 42 (42a, 42b) that protrude upward from both ends of the frame body 41 in the vehicle width direction. Shaft portions 44 (44 a, 44 b) are formed on the protrusions 42 a, 42 b so as to protrude outward in the vehicle width direction, and are freely rotatable in support holes 31 a, 32 a formed in the pulley plate 31 and the sensor cover 32. To fit. In addition, on the outer surface of the protrusion 42b, a fan-shaped tooth portion 45 that meshes with a gear 74 of a pulley 71, which will be described later, is formed on the lower surface that protrudes downward in a fan shape around the shaft portion 44b. Further, an uneven portion 46 is formed on the inner surface of the frame body 41. The uneven portion 46 has a plurality of unevenness along the axial direction aligned in the vehicle width direction.

即ち、センサホルダ４０は、車幅方向に沿った軸線Ｌを中心として揺動可能に、プーリプレート３１及びセンサカバー３２によって支持されている。これにより、シートバック１６が傾動した時、センサホルダ４０が、軸線Ｌを回転中心として揺動することで、車両前後方向において常にセンサホルダ４０を水平状態に保持することができる。 That is, the sensor holder 40 is supported by the pulley plate 31 and the sensor cover 32 so as to be swingable about the axis L along the vehicle width direction. As a result, when the seat back 16 is tilted, the sensor holder 40 swings about the axis L as the center of rotation, so that the sensor holder 40 can always be held horizontally in the vehicle front-rear direction.

また、センサホルダ４０には、枠体４１の車両前後方向前端、且つ、突起部４２ｂ側に変位した位置から上方に延びた後、内側に向かって略くの字型に延びる係合保持部材であるアーム部４７が一体的に形成されている。更に、枠体４１の車両前後方向両端には、車幅方向に延びて、枠体４１との間に孔部を形成する被係合部４３が設けられている。 Further, the sensor holder 40 is an engagement holding member that extends upward from a position displaced toward the vehicle front-rear direction and the protrusion 42b side of the frame body 41, and then extends in a generally U shape toward the inside. A certain arm portion 47 is integrally formed. Furthermore, engaged portions 43 that extend in the vehicle width direction and form holes with the frame body 41 are provided at both ends of the frame body 41 in the vehicle front-rear direction.

センサハウジング５０は、下方に凹むすり鉢状凹面である慣性体支持面５１を上面に備えた慣性体支持部５２と、慣性体支持部５２の車両前後方向一端側において、車幅方向の両端から上方に突出して設けられた一対のレバー支持部５４ａ、５４ｂと、一対のレバー支持部５４ａ、５４ｂの間に設けられて慣性体支持部５２の下方に突出して形成された係合突起５３と、慣性体支持部５２の下部に設けられ、センサホルダ４０に設けられた凹凸部４６と係合することで、センサホルダ４０に対するセンサハウジング５０の位置（車体前後方向に沿った軸回りの傾斜角度）を任意決定する、位相決め突起５８と、を備える。 The sensor housing 50 includes an inertia body support surface 52 having an inertia body support surface 51 that is a mortar-like concave surface on the upper surface, and one end side in the vehicle longitudinal direction of the inertia body support portion 52 from above both ends in the vehicle width direction. A pair of lever support portions 54a and 54b provided so as to project from each other, an engagement projection 53 provided between the pair of lever support portions 54a and 54b and projecting below the inertia body support portion 52, and inertia. The position of the sensor housing 50 with respect to the sensor holder 40 (inclination angle around the axis along the longitudinal direction of the vehicle body) is provided by being engaged with the concavo-convex portion 46 provided on the sensor holder 40. And a phasing protrusion 58 that is arbitrarily determined.

一対のレバー支持部５４ａ、５４ｂには、軸線Ｌに対して平行とされた中心軸を有するレバー支持孔５７ａ、５７ｂが形成されている。また、センサハウジング５０は、シートベルトリトラクタ１１の車幅方向において傾斜する取付角度に対応して、シートベルトリトラクタ１１の取付角度と逆方向に同じ角度だけ、センサホルダ４０に対して傾け、位相決め突起５８と凹凸部４６とを係合させる。そして、センサホルダ４０の被係合部４３にセンサハウジング５０の係合突起５３を係合させることで、センサハウジング５０を車幅方向において水平に保持して固定することができる。なお、センサハウジング５０を車幅方向において水平に保持する機構は、これに限定されず、例えば、センサホルダ４０に回転自在に支持されたセンサハウジング５０にウェイトを設けることで構成されてもよい。 The pair of lever support portions 54a and 54b are formed with lever support holes 57a and 57b having a central axis parallel to the axis L. The sensor housing 50 is tilted with respect to the sensor holder 40 by the same angle in the opposite direction to the mounting angle of the seat belt retractor 11 in accordance with the mounting angle of the seat belt retractor 11 inclined in the vehicle width direction. The protrusion 58 and the concavo-convex portion 46 are engaged. Then, by engaging the engagement protrusion 53 of the sensor housing 50 with the engaged portion 43 of the sensor holder 40, the sensor housing 50 can be held and fixed horizontally in the vehicle width direction. The mechanism for horizontally holding the sensor housing 50 in the vehicle width direction is not limited to this, and may be configured by providing a weight on the sensor housing 50 that is rotatably supported by the sensor holder 40, for example.

また、センサハウジング５０は、係合突起５３がセンサホルダ４０の被係合部４３に係合することでセンサホルダ４０に組み付けられて、実質的にセンサホルダ４０と一体に作動する。 Further, the sensor housing 50 is assembled to the sensor holder 40 by the engagement protrusion 53 engaging with the engaged portion 43 of the sensor holder 40, and substantially operates integrally with the sensor holder 40.

慣性体であるボール３５は、センサハウジング５０の慣性体支持面（すり鉢状凹面）５１上に載せられており、ボール３５に所定以上の水平方向の加速度を受けたとき、中立位置から変位して車両、即ち、シートベルトリトラクタ１１に作用する加速度を検知する。 The ball 35, which is an inertial body, is placed on the inertial body support surface (mortar-shaped concave surface) 51 of the sensor housing 50, and is displaced from the neutral position when the ball 35 receives a predetermined horizontal acceleration. The acceleration acting on the vehicle, that is, the seat belt retractor 11 is detected.

第１センサレバー３６は、基端部に嵌合孔６１が設けられたボス６２を有し、先端部は、第２センサレバー３７に当接する下部爪部６３、及びステアリングホイール２５に当接する上部爪部６４が設けられた略Ｙ字型に形成されている。更に、下部爪部６３の側部には、被係合部材である突起部６３ａが軸方向に突出して形成されている。突起部６３ａは、シートバック１６が前方に倒されたとき、センサホルダ４０のアーム部４７の下面に当接して係合し、第１センサレバー３６の回動を阻止する。即ち、第１センサレバー３６の突起部６３ａは、センサホルダ４０のアーム部４７と共に、後述するロック機構２４がロック側へ作動することを阻止するロックキャンセル機構２８を構成する。 The first sensor lever 36 has a boss 62 with a fitting hole 61 provided at the base end portion, and the tip end portion is a lower claw portion 63 that contacts the second sensor lever 37 and an upper portion that contacts the steering wheel 25. It is formed in a substantially Y shape provided with a claw portion 64. Further, a protruding portion 63a, which is an engaged member, is formed on the side portion of the lower claw portion 63 so as to protrude in the axial direction. When the seat back 16 is tilted forward, the protrusion 63 a contacts and engages with the lower surface of the arm portion 47 of the sensor holder 40 to prevent the first sensor lever 36 from rotating. That is, the protrusion 63a of the first sensor lever 36, together with the arm portion 47 of the sensor holder 40, constitutes a lock cancellation mechanism 28 that prevents the lock mechanism 24 described later from operating to the lock side.

第１センサレバー３６は、図２（ａ）及び図２（ｂ）に示すように、ステアリングホイール２５の下方に配置されており、嵌合孔６１が、リトラクタフレーム２１に固定された支持軸３３に回動自在に嵌合する。そして、嵌合孔６１を中心として上方（図２（ｂ）において時計方向）に回動することで、上部爪部６４がステアリングホイール２５の係合爪２５ａに係合して、ステアリングホイール２５の回転を規制する。即ち、ステアリングホイール２５と第１センサレバー３６は、ロック機構２４を構成する。従って、第１センサレバー３６の回転中心軸（支持軸３３）と、センサホルダ４０（センサケース６０）の回転中心軸（軸部４４）とは、いずれもリトラクタフレーム２１に対して位置固定されている。 As shown in FIGS. 2A and 2B, the first sensor lever 36 is disposed below the steering wheel 25, and the support shaft 33 in which the fitting hole 61 is fixed to the retractor frame 21. It fits in a rotatable manner. Then, the upper claw portion 64 is engaged with the engagement claw 25a of the steering wheel 25 by rotating upward (clockwise in FIG. 2B) about the fitting hole 61. Regulate rotation. That is, the steering wheel 25 and the first sensor lever 36 constitute a lock mechanism 24. Accordingly, the rotation center axis (support shaft 33) of the first sensor lever 36 and the rotation center axis (shaft portion 44) of the sensor holder 40 (sensor case 60) are both fixed with respect to the retractor frame 21. Yes.

第２センサレバー３７は、基端部に形成された回動軸６５と、先端側に形成されてボール３５の上面に被さる椀部６６、及び椀部６６の上面に形成されたリブ６７と、を備える。回動軸６５は、センサハウジング５０のレバー支持孔５７ａ、５７ｂに回動自在に嵌合する。 The second sensor lever 37 includes a rotation shaft 65 formed at the base end portion, a flange portion 66 formed on the distal end side and covering the upper surface of the ball 35, and a rib 67 formed on the upper surface of the flange portion 66, Is provided. The rotation shaft 65 is rotatably fitted in lever support holes 57a and 57b of the sensor housing 50.

第２センサレバー３７は、椀部６６がボール３５の上側に接触すると共に、リブ６７の上面に第１センサレバー３６の下部爪部６３が当接している。即ち、第２センサレバー３７は、ボール３５と第１センサレバー３６との間に配置され、第１センサレバー３６の下部爪部６３が、自重によって第２センサレバー３７のリブ６７に接触している。そして、加速度によってボール３５が中立位置から変位すると、第２センサレバー３７は、回動軸６５を中心として回動（図２（ｂ）において反時計方向）し、下部爪部６３を介して第１センサレバー３６を上方に押し上げ（図２（ｂ）において時計方向）、ステアリングホイール２５の係合爪２５ａに上部爪部６４を係合させる。なお、第１センサレバー３６と第２センサレバー３７とは、ボール３５が変位した際に、反対方向に回動するように回動軸線の位置が互いに逆方向に設定されている。 In the second sensor lever 37, the collar portion 66 contacts the upper side of the ball 35, and the lower claw portion 63 of the first sensor lever 36 contacts the upper surface of the rib 67. That is, the second sensor lever 37 is disposed between the ball 35 and the first sensor lever 36, and the lower claw portion 63 of the first sensor lever 36 contacts the rib 67 of the second sensor lever 37 by its own weight. Yes. When the ball 35 is displaced from the neutral position by the acceleration, the second sensor lever 37 rotates around the rotation shaft 65 (counterclockwise in FIG. 2B) and is 1 The sensor lever 36 is pushed upward (clockwise in FIG. 2B), and the upper claw portion 64 is engaged with the engagement claw 25a of the steering wheel 25. The first sensor lever 36 and the second sensor lever 37 are set so that the positions of the rotation axes are opposite to each other so that the ball 35 is displaced in the opposite direction when the ball 35 is displaced.

図２及び図３に示すように、プーリ７１は、加速度センサ３０と反対側において、プーリプレート３１の側面に配置され、プーリケース７２に設けられた支軸７３に回動自在に嵌合する。プーリ７１に形成されたギヤ７４は、プーリプレート３１の窓３４から突出するセンサホルダ４０の扇形歯部４５と噛合している。プーリ７１とプーリケース７２との間には、トーションスプリング７５が配置されてプーリ７１を、図２（ｂ）において反時計方向に付勢している。このプーリ７１と扇形歯部４５は、加速度センサ３０の姿勢を制御する姿勢制御機構を構成する。 As shown in FIGS. 2 and 3, the pulley 71 is disposed on the side surface of the pulley plate 31 on the side opposite to the acceleration sensor 30 and is rotatably fitted to a support shaft 73 provided on the pulley case 72. The gear 74 formed on the pulley 71 meshes with the fan-shaped tooth portion 45 of the sensor holder 40 protruding from the window 34 of the pulley plate 31. A torsion spring 75 is disposed between the pulley 71 and the pulley case 72 to urge the pulley 71 counterclockwise in FIG. The pulley 71 and the fan-shaped tooth portion 45 constitute a posture control mechanism that controls the posture of the acceleration sensor 30.

また、プーリ７１には、ケーブル１３のインナーケーブル１３ａを巻き付けるためのケーブル巻付溝７６が外周面に設けられると共に、インナーケーブル１３ａの上端側に固定されたエンドブロック７７ａが挿入されるエンドブロック挿入孔７８が側面に設けられている。インナーケーブル１３ａが進退自在に延出するアウターケーブル１３ｂは、環状突部１３ｃがプーリプレート３１の不図示の溝部に収容されることで、プーリプレート３１に装着固定されている。 Further, the pulley 71 is provided with a cable winding groove 76 for winding the inner cable 13a of the cable 13 on the outer peripheral surface, and an end block insertion in which an end block 77a fixed to the upper end side of the inner cable 13a is inserted. A hole 78 is provided in the side surface. The outer cable 13b from which the inner cable 13a extends so as to be able to advance and retreat is mounted and fixed to the pulley plate 31 by accommodating the annular protrusion 13c in a groove (not shown) of the pulley plate 31.

ケーブル長さ調節機構（センサ作動切換え機構）１２は、シートバック１６が標準位置から所定角度以上前傾した状態では、姿勢制御機構を非作動とし、加速度センサ３０を連動させず、所定角度以上前傾した位置から後傾した状態では、姿勢制御機構を作動させ、加速度センサ３０を水平を保持するように連動させる。ケーブル長さ調節機構１２は、図４に示すように、ギヤケース８１と、ギヤケース８１の側面を塞ぐ板状のギヤケースカバー８２と、ギヤケース８１とギヤケースカバー８２とで形成される空間内に配置される略扇形のピニオン８３と、ピニオン８３のピニオンギヤ１０１に噛合するラック歯部１０５が設けられたラック８４と、シートクッション１７に固定されるレバー部材８５と、ラック８４に設けられた凹部１０６に圧入固定される位置決め部材８６と、を備える。 The cable length adjusting mechanism (sensor operation switching mechanism) 12 does not operate the posture control mechanism when the seat back 16 is tilted forward from the standard position by a predetermined angle or more, and does not operate the acceleration sensor 30 and moves forward by a predetermined angle or more. In a state where the vehicle is tilted backward from the tilted position, the posture control mechanism is operated, and the acceleration sensor 30 is interlocked so as to keep the level. As shown in FIG. 4, the cable length adjusting mechanism 12 is disposed in a space formed by the gear case 81, a plate-like gear case cover 82 that closes the side surface of the gear case 81, and the gear case 81 and the gear case cover 82. A substantially fan-shaped pinion 83, a rack 84 provided with a rack tooth portion 105 meshing with the pinion gear 101 of the pinion 83, a lever member 85 fixed to the seat cushion 17, and a recess 106 provided in the rack 84 are press-fitted and fixed. Positioning member 86 to be provided.

ギヤケース８１は、ピニオン８３を収容するピニオン収容部９１とラック８４を収容するラック収容部９２とを備えている。ピニオン収容部９１の中央部には、ピニオン８３の嵌合孔１０３に嵌合するボス部９３が突設されている。また、ピニオン収容部９１の外周には、扇形のピニオン８３の大径部であるピニオンギヤ１０１を収容する大径外壁９４と、ピニオン８３の小径部１０２を収容する小径外壁９５とからなる外壁が設けられている。これにより、ピニオン収容部９１は、ボス部９３、大径外壁９４、及び小径外壁９５によって略円環状凹部として形成されている。大径外壁９４から小径外壁９５への接続部には、半径方向に延設される段部９６が形成されている。 The gear case 81 includes a pinion housing 91 that houses the pinion 83 and a rack housing 92 that houses the rack 84. A boss portion 93 that fits into the fitting hole 103 of the pinion 83 projects from the center portion of the pinion housing portion 91. Further, an outer wall including a large-diameter outer wall 94 that accommodates the pinion gear 101 that is a large-diameter portion of the fan-shaped pinion 83 and a small-diameter outer wall 95 that accommodates the small-diameter portion 102 of the pinion 83 is provided on the outer periphery of the pinion accommodating portion 91. It has been. As a result, the pinion accommodating portion 91 is formed as a substantially annular recess by the boss portion 93, the large-diameter outer wall 94, and the small-diameter outer wall 95. A step portion 96 extending in the radial direction is formed at a connection portion from the large-diameter outer wall 94 to the small-diameter outer wall 95.

ラック収容部９２は、一部がピニオン収容部９１に連通する直方体形状であり、ラック８４がその内部を摺動移動可能となるようにラック８４よりも十分に長くなっている。ラック収容部９２の一端側にはアウターケーブル１３ｂの端部を収容するための凹溝９７及び環状溝９８が設けられている。凹溝９７にアウターケーブル１３ｂの端部を収容すると共に、環状溝９８にアウターケーブル１３ｂの環状突部１３ｃを係合させることにより、アウターケーブル１３ｂの他端がギヤケース８１に装着固定される。また、ラック収容部９２と凹溝９７とは、インナーケーブル１３ａを収容する細溝９９で連続する。 The rack housing portion 92 has a rectangular parallelepiped shape, part of which communicates with the pinion housing portion 91, and is sufficiently longer than the rack 84 so that the rack 84 can be slidably moved therein. A concave groove 97 and an annular groove 98 for accommodating the end portion of the outer cable 13 b are provided on one end side of the rack accommodating portion 92. The other end of the outer cable 13b is mounted and fixed to the gear case 81 by accommodating the end of the outer cable 13b in the concave groove 97 and engaging the annular protrusion 13c of the outer cable 13b with the annular groove 98. Moreover, the rack accommodating part 92 and the concave groove 97 continue in the narrow groove 99 which accommodates the inner cable 13a.

ピニオン８３は、略扇形に形成されたピニオンギヤ１０１を備え、このピニオンギヤ１０１の周方向両端には、径方向に延びる歯部側面１０４ａ、１０４ｂを有する。ピニオン８３は、中央に設けられた嵌合孔１０３がピニオン収容部９１のボス部９３に回動自在に嵌合する。 The pinion 83 includes a pinion gear 101 formed in a substantially sector shape. The pinion gear 101 has tooth side surfaces 104a and 104b extending in the radial direction at both ends in the circumferential direction. In the pinion 83, a fitting hole 103 provided in the center is fitted to the boss portion 93 of the pinion accommodating portion 91 so as to be freely rotatable.

ラック８４は、略直方体形状に形成されており、長手方向の一側面にピニオン８３のピニオンギヤ１０１と噛合するラック歯部１０５が形成されている。また、ラック８４には、位置決め部材８６を圧入固定するための直方体形状の凹部１０６と、凹部１０６から上方に延び、インナーケーブル１３ａが挿通する細溝１０７と、が形成されている。 The rack 84 is formed in a substantially rectangular parallelepiped shape, and a rack tooth portion 105 that meshes with the pinion gear 101 of the pinion 83 is formed on one side surface in the longitudinal direction. The rack 84 has a rectangular parallelepiped recess 106 for press-fitting and fixing the positioning member 86 and a narrow groove 107 extending upward from the recess 106 and through which the inner cable 13a is inserted.

レバー部材８５は、嵌合孔１１１を有する環状円板部１１２と、環状円板部１１２から下方に延設され、長孔１１４を有するブラケット１１３と、を備える。ブラケット１１３は、長孔１１４に装着されたスライドピース１１６を介して不図示のボルトによりシートクッション１７に固定される。即ち、レバー部材８５は、シートバック１６のリクライニング動作によって回動することはなく、常に一定位置に固定されている。 The lever member 85 includes an annular disc portion 112 having a fitting hole 111 and a bracket 113 extending downward from the annular disc portion 112 and having a long hole 114. The bracket 113 is fixed to the seat cushion 17 by a bolt (not shown) through a slide piece 116 attached to the long hole 114. That is, the lever member 85 is not rotated by the reclining operation of the seat back 16, and is always fixed at a fixed position.

レバー部材８５の嵌合孔１１１には、ピニオン収容部９１のボス部９３が回動自在に嵌合する。また、環状円板部１１２には、ピニオン８３の歯部側面１０４ａに当接することでピニオン８３の回動を制限する突起部１１５が軸方向に突設されている。 The boss portion 93 of the pinion accommodating portion 91 is rotatably fitted in the fitting hole 111 of the lever member 85. Further, the annular disk portion 112 is provided with a protruding portion 115 in the axial direction that restricts the rotation of the pinion 83 by coming into contact with the tooth side surface 104 a of the pinion 83.

位置決め部材８６は、直方体形状の金属薄板を、短手方向中心でＵ字型に折り曲げ加工して形成されたＵ字溝１２０と、長手方向の両側面に形成された係合歯部１２１と、位置決め部材８６の中央に設けられてＵ字溝１２０に連通する角孔１２２と、を備える。インナーケーブル１３ａは、Ｕ字溝１２０に挿通されると共に、下端側に固定されたインナーケーブル１３ａの他端部であるエンドブロック７７ｂが角孔１２２に挿入されて位置決め部材８６に装着される。位置決め部材８６は、ラック８４の凹部１０６に圧入されることで、係合歯部１２１と凹部１０６の側壁１０６ａとが係合してしっかりとラック８４に固定される。 The positioning member 86 includes a U-shaped groove 120 formed by bending a rectangular parallelepiped thin metal plate into a U-shape at the center in the short direction, and engaging tooth portions 121 formed on both side surfaces in the longitudinal direction. A square hole 122 provided at the center of the positioning member 86 and communicating with the U-shaped groove 120. The inner cable 13a is inserted into the U-shaped groove 120, and an end block 77b which is the other end of the inner cable 13a fixed to the lower end side is inserted into the square hole 122 and attached to the positioning member 86. When the positioning member 86 is press-fitted into the recess 106 of the rack 84, the engagement tooth portion 121 and the side wall 106 a of the recess 106 are engaged and firmly fixed to the rack 84.

このように構成されたシートベルト装置１０のリクライニング式車両用シート１５への組付けは、図１に示すように、ケーブル１３の上端側が連結されたシートベルトリトラクタ１１をシートバック１６に取り付けた後、ケーブル長さ調節機構１２をシートバック１６とシートクッション１７との連結部１８に取り付ける。 As shown in FIG. 1, the seat belt device 10 thus configured is assembled to the reclining vehicle seat 15 after the seat belt retractor 11 to which the upper end side of the cable 13 is connected is attached to the seat back 16. The cable length adjusting mechanism 12 is attached to the connecting portion 18 between the seat back 16 and the seat cushion 17.

ケーブル長さ調節機構１２とケーブル１３との接続は、先ず、シートバック１６を図１に示すように標準状態に位置させる。次いで、図４及び図５（ｂ）に示すように、インナーケーブル１３ａのエンドブロック７７ｂを、ラック８４の凹部１０６に挿入する。 To connect the cable length adjusting mechanism 12 and the cable 13, first, the seat back 16 is positioned in a standard state as shown in FIG. Next, as shown in FIGS. 4 and 5B, the end block 77 b of the inner cable 13 a is inserted into the recess 106 of the rack 84.

次に、エンドブロック７７ｂを位置決め部材８６の角孔１２２に挿入し、インナーケーブル１３ａを引き出し、あるいは押し込んでセンサハウジング５０が水平状態となる位置で、位置決め部材８６をラック８４の凹部１０６に圧入する。このように、ケーブル１３の長さを調節してプーリ７１を回動し、プーリ７１のギヤ７４に扇形歯部４５が噛合するセンサホルダ４０を軸線Ｌを中心として揺動させることで、センサハウジング５０の慣性体支持面５１が水平状態となるように調節される。 Next, the end block 77b is inserted into the square hole 122 of the positioning member 86, and the inner cable 13a is pulled out or pushed in, and the positioning member 86 is press-fitted into the concave portion 106 of the rack 84 at a position where the sensor housing 50 becomes horizontal. . In this way, the length of the cable 13 is adjusted, the pulley 71 is rotated, and the sensor holder 40 in which the fan-shaped tooth portion 45 meshes with the gear 74 of the pulley 71 is swung around the axis L, whereby the sensor housing The 50 inertial body support surfaces 51 are adjusted to be in a horizontal state.

次に、本実施形態の作用を図５から図１０に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明においては、図５（ａ）に示すように、シートバック１６が垂線に対して略１０°時計方向に傾斜する位置を標準位置（乗車位置）として説明する。図５から図８はシートバックの各傾斜角度におけるリクライニングシートおよびケーブル長さ調節機構の状態を示す側面図であり、図９および図１０は加速度センサの状態を示す側面図である。 Next, the operation of the present embodiment will be described in detail with reference to FIGS. In the following description, as shown in FIG. 5A, the position where the seat back 16 is inclined approximately 10 ° clockwise with respect to the perpendicular will be described as the standard position (boarding position). 5 to 8 are side views showing the state of the reclining seat and the cable length adjusting mechanism at each inclination angle of the seat back, and FIGS. 9 and 10 are side views showing the state of the acceleration sensor.

本発明のシートベルト装置１０は、図５（ａ）に示すように、シートバック１６が標準状態に位置するとき、ケーブル長さ調節機構１２は、図５（ｂ）に示すように、ラック８４がギヤケース８１に設けられたラック収容部９２の上部寄りに位置して、ラック歯部１０５の下部と、ピニオン８３のピニオンギヤ１０１の左端部とが噛合している。このとき、ピニオン８３の一方の歯部側面１０４ａが、レバー部材８５の突起部１１５に当接している。従って、インナーケーブル１３ａが上方に引かれてもピニオン８３が時計方向に回転することはない。また、この標準状態においては、インナーケーブル１３ａの長さが上記したように調節されているので、センサハウジング５０は水平状態となっている。 As shown in FIG. 5A, when the seat back 16 is positioned in the standard state, the cable length adjusting mechanism 12 is provided with a rack 84 as shown in FIG. Is positioned near the upper portion of the rack housing portion 92 provided in the gear case 81, and the lower portion of the rack tooth portion 105 and the left end portion of the pinion gear 101 of the pinion 83 are engaged with each other. At this time, one tooth side surface 104 a of the pinion 83 is in contact with the protrusion 115 of the lever member 85. Therefore, even if the inner cable 13a is pulled upward, the pinion 83 does not rotate clockwise. In this standard state, the length of the inner cable 13a is adjusted as described above, so that the sensor housing 50 is in a horizontal state.

シートバック１６を図５（ａ）に示す標準位置から図６（ａ）に示すリクライニング側に倒すと、シートバック１６に固定されているギヤケース８１が時計方向に回転する。ケーブル長さ調節機構１２は、図６（ｂ）に示すように、歯部側面１０４ａがレバー部材８５の突起部１１５に当接しているのでピニオン８３が回転することができず、ピニオン８３に噛合するラック８４は、シートバック１６の回動に連動してピニオン８３のピニオンギヤ１０１に沿ってラック収容部９２内を矢印Ａ方向にスライド移動し、インナーケーブル１３ａの他端側（エンドブロック７７ｂ）をケーブル長さ調節機構１２内に引き込む。 When the seat back 16 is tilted from the standard position shown in FIG. 5A to the reclining side shown in FIG. 6A, the gear case 81 fixed to the seat back 16 rotates in the clockwise direction. As shown in FIG. 6B, the cable length adjusting mechanism 12 is engaged with the pinion 83 because the tooth side surface 104 a is in contact with the projection 115 of the lever member 85 and the pinion 83 cannot rotate. The rack 84 to be moved slides in the rack accommodating portion 92 along the pinion gear 101 of the pinion 83 in the direction of arrow A in conjunction with the rotation of the seat back 16, and moves the other end side (end block 77b) of the inner cable 13a. Pull into the cable length adjustment mechanism 12.

これにより、インナーケーブル１３ａの一端部（上端）が巻き付けられたプーリ７１が、トーションスプリング７５のばね力に抗して時計方向に回動する（図３参照）。プーリ７１の回動は、ギヤ７４、扇形歯部４５を介してセンサハウジング５０に伝達され、図９（ａ）、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）に示すように、センサハウジング５０が、軸線Ｌを中心としてシートバック１６の倒れる方向と反対方向、即ち、反時計方向に、シートバック１６のリクライニング角度と同じ角度だけ回動する。 As a result, the pulley 71 around which one end (upper end) of the inner cable 13a is wound rotates clockwise against the spring force of the torsion spring 75 (see FIG. 3). The rotation of the pulley 71 is transmitted to the sensor housing 50 via the gear 74 and the fan-shaped tooth portion 45, and as shown in FIGS. 9 (a), (b), (c), and (d), the sensor housing 50 The seatback 16 rotates about the axis L in the direction opposite to the direction in which the seatback 16 falls, that is, in the counterclockwise direction, by the same angle as the reclining angle of the seatback 16.

従って、センサハウジング５０（センサケース６０）は、規定されたリクライニング範囲内（本実施形態においては、シートバック１６が標準位置に対して１５°以上前傾した位置からフルリクライニング位置の範囲）においては、シートバック１６のリクライニング角度に拘わらず、車両前後方向で水平状態に維持され、水平方向に作用する加速度を適正に検出することができる。また、センサケース６０に回動自在に支持された第２センサレバー３７は、水平状態に維持されるセンサケース６０に対して同じ姿勢を維持する。一方、第１センサレバー３６を回動自在に支持する支持軸３３と、センサケース６０を回動自在に支持する軸部４４とは、リトラクタフレーム２１に位置固定されている。このため、シートバック１６がリクライニングすると、第１センサレバー３６は、下部爪部６３が自重によって第２センサレバー３７のリブ６７に接触した状態でリブ６７の上面に案内されながら回動する（図９（ａ）、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）参照）。即ち、シートバック１６のリクライニングに伴って、センサケース６０に対する第１センサレバー３６の向きが変化し、第１センサレバー３６の突起部６３ａが、センサホルダ４０のアーム部４７から次第に離間するので、ロックキャンセル機構２８が作動することはない。 Therefore, the sensor housing 50 (sensor case 60) is within the specified reclining range (in this embodiment, the range from the position where the seat back 16 is tilted forward by 15 ° or more from the standard position to the full reclining position). Regardless of the reclining angle of the seat back 16, the vehicle is maintained in the horizontal state in the longitudinal direction of the vehicle, and the acceleration acting in the horizontal direction can be properly detected. Further, the second sensor lever 37 rotatably supported by the sensor case 60 maintains the same posture with respect to the sensor case 60 maintained in a horizontal state. On the other hand, the support shaft 33 that rotatably supports the first sensor lever 36 and the shaft portion 44 that rotatably supports the sensor case 60 are fixed to the retractor frame 21. For this reason, when the seat back 16 reclines, the first sensor lever 36 rotates while being guided by the upper surface of the rib 67 in a state where the lower claw portion 63 is in contact with the rib 67 of the second sensor lever 37 by its own weight (see FIG. 9 (a), (b), (c), (d)). That is, as the seat back 16 is reclined, the orientation of the first sensor lever 36 relative to the sensor case 60 changes, and the protrusion 63a of the first sensor lever 36 gradually moves away from the arm portion 47 of the sensor holder 40. The lock cancellation mechanism 28 does not operate.

また、シートバック１６をリクライニング状態（図６）から標準位置（図５）に戻すと、レバー部材８５の突起部１１５に当接して時計方向の回転が規制されているピニオン８３と噛合しているラック８４は、シートバック１６の回動に連動してピニオン８３のピニオンギヤ１０１に沿ってラック収容部９２内を矢印Ａ方向と反対方向にスライド移動する。これにより、インナーケーブル１３ａがケーブル長さ調節機構１２から引き出され、プーリ７１がトーションスプリング７５のばね力により反時計方向に回動して、シートバック１６のリクライニング角度に拘わらず、センサハウジング５０を、車両前後方向で水平状態に維持する（図９（ａ）、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）参照）。 Further, when the seat back 16 is returned from the reclining state (FIG. 6) to the standard position (FIG. 5), the seat back 16 is engaged with the pinion 83 that is in contact with the protrusion 115 of the lever member 85 and whose clockwise rotation is restricted. The rack 84 slides in the rack housing portion 92 in the direction opposite to the arrow A direction along the pinion gear 101 of the pinion 83 in conjunction with the rotation of the seat back 16. As a result, the inner cable 13a is pulled out from the cable length adjusting mechanism 12, and the pulley 71 rotates counterclockwise by the spring force of the torsion spring 75, so that the sensor housing 50 can be moved regardless of the reclining angle of the seat back 16. The vehicle is maintained in a horizontal state in the longitudinal direction of the vehicle (see FIGS. 9A, 9B, 9C, and 9D).

このように、加速度センサ３０が水平に保持されている状態において、車両の衝突などにより加速度センサ３０に所定値より大きな水平方向の加速度が作用すると、図３に示すように、慣性体支持面５１上に載せられている慣性体であるボール３５は、中立位置から変位する。これにより、第２センサレバー３７が回動軸６５を中心として回動（図３において反時計方向）する。この第２センサレバー３７の回動は、第２センサレバー３７のリブ６７に自重によって当接する下部爪部６３を介して第１センサレバー３６に伝達され、第１センサレバー３６が嵌合孔６１を中心として上方（図３において時計方向）に回動する。そして、上部爪部６４が、ステアリングホイール２５の係合爪２５ａに係合して、シートベルト１９の繰り出しを阻止して乗員を拘束する。 As described above, when the acceleration sensor 30 is held horizontally and a horizontal acceleration larger than a predetermined value is applied to the acceleration sensor 30 due to a vehicle collision or the like, as shown in FIG. The ball 35 that is an inertial body placed thereon is displaced from the neutral position. As a result, the second sensor lever 37 rotates about the rotation shaft 65 (counterclockwise in FIG. 3). The rotation of the second sensor lever 37 is transmitted to the first sensor lever 36 via the lower claw portion 63 that abuts against the rib 67 of the second sensor lever 37 by its own weight, and the first sensor lever 36 is fitted into the fitting hole 61. Is pivoted upward (clockwise in FIG. 3). And the upper nail | claw part 64 engages with the engagement nail | claw 25a of the steering wheel 25, prevents the extension | extraction of the seatbelt 19, and restrains a passenger | crew.

また、図７に示すように、シートバック１６が標準位置から前方に所定角度傾斜するまでの間は、シートバック１６をリクライニング状態から標準位置に戻すときと同様に、ラック８４がラック収容部９２内を矢印Ａ方向と反対方向にスライド移動してインナーケーブル１３ａがケーブル長さ調節機構１２から引き出され、プーリ７１、ギヤ７４、および扇形歯部４５を介して、センサハウジング５０（加速度センサ３０）が車両前後方向で水平状態に維持される。また、シートバック１６の前傾動作（図中反時計方向への回動）に伴って、センサケース６０に対する第１センサレバー３６の向きが変化し、自重によって第２センサレバー３７のリブ６７に接触する第１センサレバー３６の突起部６３ａが、センサホルダ４０のアーム部４７に次第に接近する。 Further, as shown in FIG. 7, until the seat back 16 is tilted forward from the standard position by a predetermined angle, the rack 84 has a rack accommodating portion 92 as in the case of returning the seat back 16 from the reclining state to the standard position. The inner cable 13a is pulled out from the cable length adjusting mechanism 12 by sliding in the direction opposite to the arrow A direction, and is connected to the sensor housing 50 (acceleration sensor 30) via the pulley 71, the gear 74, and the fan-shaped tooth portion 45. Is maintained in a horizontal state in the vehicle longitudinal direction. Further, as the seat back 16 is tilted forward (counterclockwise in the drawing), the direction of the first sensor lever 36 relative to the sensor case 60 changes, and the weight 67 causes the rib 67 of the second sensor lever 37 to move. The protruding portion 63 a of the first sensor lever 36 that comes into contact gradually approaches the arm portion 47 of the sensor holder 40.

そして、シートバック１６が標準位置から１５°前傾した状態では、図１０（ａ）に示すように、第１センサレバー３６の突起部６３ａが、センサホルダ４０から斜め上方に向かって略くの字型に延びるアーム部４７の下面に当接し、アーム部４７と第２センサレバー３７のリブ６７との間にスペースに入り込む。これにより、第１センサレバー３６の回動（図中時計方向）が、突起部６３ａによって阻止される。このように、シートバック１６が標準位置から所定の角度以上前傾すると、アーム部４７が、第１センサレバー３６の突起部６３ａとステアリングホイール２５との間に位置することでロックキャンセル機構２８が作動し、第１センサレバー３６の上部爪部６４とステアリングホイール２５の係合爪２５ａとが、所定以上の間隔を維持して、第１センサレバー３６がステアリングホイール２５に係合することが阻止され、即ち、スピンドル２２の回転のロックが物理的に防止される。 When the seat back 16 is tilted 15 ° forward from the standard position, as shown in FIG. 10A, the protrusion 63a of the first sensor lever 36 is substantially obliquely upward from the sensor holder 40. It contacts the lower surface of the arm portion 47 extending in a letter shape, and enters a space between the arm portion 47 and the rib 67 of the second sensor lever 37. Thereby, the rotation (the clockwise direction in the drawing) of the first sensor lever 36 is prevented by the projection 63a. As described above, when the seat back 16 is tilted forward from the standard position by a predetermined angle or more, the arm portion 47 is positioned between the projection 63a of the first sensor lever 36 and the steering wheel 25, so that the lock cancellation mechanism 28 is moved. The upper claw portion 64 of the first sensor lever 36 and the engaging claw 25a of the steering wheel 25 maintain a predetermined distance or more to prevent the first sensor lever 36 from engaging the steering wheel 25. That is, the lock of the rotation of the spindle 22 is physically prevented.

図１０（ａ）に示すような第１センサレバー３６の突起部６３ａとアーム部４７とが係合するまでの間は、加速度センサ３０は水平を保持するようにシートバック１６の回動に連動する。そして、シートバック１６が標準位置から１５°以上前傾した位置から、シートバック１６が前方に倒されて、図８（ａ）に示すように、シートバック１６が折畳まれるまでは、図８（ｂ）に示すように、ピニオン８３の歯部側面１０４ａがギヤケース８１の段部９６によって突起部１１５から離間するように、ピニオン８３がギヤケース８１と共に図中、反時計方向に回動する。これにより、ラック８４は、ラック収容部９２内を動くことがないので、ケーブル１３によるプーリ７１の回動はなく、姿勢制御機構を非作動とし、加速度センサ３０はシートバック１６と連動しない。 Until the protrusion 63a of the first sensor lever 36 and the arm 47 are engaged as shown in FIG. 10A, the acceleration sensor 30 is interlocked with the rotation of the seat back 16 so as to keep the level. To do. Then, until the seat back 16 is folded forward as shown in FIG. 8A from the position where the seat back 16 is inclined forward by 15 ° or more from the standard position, As shown in FIG. 8B, the pinion 83 rotates together with the gear case 81 in the counterclockwise direction so that the tooth side surface 104 a of the pinion 83 is separated from the projection 115 by the step portion 96 of the gear case 81. Thereby, since the rack 84 does not move in the rack accommodating portion 92, the pulley 71 is not rotated by the cable 13, the posture control mechanism is deactivated, and the acceleration sensor 30 is not interlocked with the seat back 16.

また、図１０（ｂ）に示すシートバック１６が標準位置から３０°前傾した状態を含む、シートバック１６が標準位置から１５°前傾した位置からシートバック１６が折畳まれるまでの間、第１センサレバー３６は、突起部６３ａがアーム部４７の下面に当接した状態のまま、下面に沿って移動する。これにより、第１センサレバー３６の回動がアーム部４７によって物理的に阻止され、第１センサレバー３６の上部爪部６４とステアリングホイール２５とが離間状態で維持されて、シートバック１６の該前傾した範囲でのシートベルト１９のロックが防止される。 In addition, the seat back 16 shown in FIG. 10B includes a state where the seat back 16 is tilted 30 ° forward from the standard position until the seat back 16 is folded from a position where the seat back 16 tilts 15 ° forward from the standard position. The first sensor lever 36 moves along the lower surface while the protrusion 63 a is in contact with the lower surface of the arm portion 47. Thereby, the rotation of the first sensor lever 36 is physically blocked by the arm portion 47, and the upper claw portion 64 of the first sensor lever 36 and the steering wheel 25 are maintained in a separated state, so that the seat back 16 The seat belt 19 is prevented from being locked in the forward tilted range.

上記したように、本発明のシートベルト装置１０によれば、加速度センサ３０は、車両の幅方向に沿った軸線Ｌを中心としてリトラクタフレーム２１に対して揺動自在に支持されるセンサケース６０と、センサケース６０に支持され、車両の前後方向における加速度が所定値以上となった際に中立位置から変位するボール３５と、リトラクタフレーム２１に回動自在に支持され、ボール３５が中立位置から変位した際に、ロック機構２４をロック側へ作動させる第１センサレバー３６と、シートバック１６が標準位置から所定角度以上前傾したとき、第１センサレバー３６のロック側への作動を強制的に阻止するロックキャンセル機構２８と、を有する。従って、加速度センサ３０は車両に作用する水平方向の加速度を適正に検出すると共に、シートバックを標準位置へ起こす際に、加速度センサが作動してシートベルトの引き出しが不可能な状態でロックしてしまうことを回避することができ、リクライニング式車両用シート１５の操作性を向上させることができる。また、ロックキャンセル機構２８は、加速度センサ３０によって構成されるので、従来のような巻き量を検知する検知機構が不要となり、簡単な構成となる。 As described above, according to the seat belt device 10 of the present invention, the acceleration sensor 30 includes the sensor case 60 that is swingably supported with respect to the retractor frame 21 about the axis L along the width direction of the vehicle. The ball 35 that is supported by the sensor case 60 and that is displaced from the neutral position when the acceleration in the longitudinal direction of the vehicle exceeds a predetermined value and the retractor frame 21 is rotatably supported, and the ball 35 is displaced from the neutral position. When the first sensor lever 36 that operates the lock mechanism 24 toward the lock side and the seat back 16 tilts forward from the standard position by a predetermined angle or more, the first sensor lever 36 is forced to operate toward the lock side. And a lock cancellation mechanism 28 for blocking. Therefore, the acceleration sensor 30 properly detects the horizontal acceleration acting on the vehicle, and when the seat back is raised to the standard position, the acceleration sensor is activated and locked in a state where the seat belt cannot be pulled out. Can be avoided, and the operability of the reclining vehicle seat 15 can be improved. Further, since the lock cancellation mechanism 28 is constituted by the acceleration sensor 30, a conventional detection mechanism for detecting the amount of winding is not required, and the structure becomes simple.

具体的には、ロックキャンセル機構２８は、第１センサレバー３６に設けられた突起部６３ａと、センサケース６０に一体的に設けられ、シートバック１６が標準位置から所定角度以上前傾したときに、突起部６３ａを係合保持するアーム部４７と、を有する。なお、係合保持部材であるアーム部４７は、シートバック１６が標準位置から所定角度以上前傾したとき、第１センサレバー３６の少なくとも一部分と、ステアリングホイール２５との間に位置し、第１センサレバー３６がステアリングホイール２５と係合することを阻止できるものであればよく、上記したようなアーム形状に限定されず、例えば、カバーのような幅広の部材とすることもできる。 Specifically, the lock cancellation mechanism 28 is provided integrally with the protrusion 63a provided on the first sensor lever 36 and the sensor case 60, and the seat back 16 is tilted forward by a predetermined angle or more from the standard position. And an arm portion 47 that engages and holds the protruding portion 63a. The arm portion 47 that is an engagement holding member is positioned between at least a part of the first sensor lever 36 and the steering wheel 25 when the seat back 16 is tilted forward by a predetermined angle or more from the standard position, and the first Any sensor can be used as long as it can prevent the sensor lever 36 from engaging with the steering wheel 25. The sensor lever 36 is not limited to the above-described arm shape, and may be a wide member such as a cover.

また、センサケース６０は、車両の幅方向に沿った軸線Ｌを中心としてリトラクタフレーム２１に対して揺動自在に支持されるセンサホルダ４０と、センサホルダ４０と共に車両の前後方向に揺動可能にセンサホルダ４０に取り付けられ、ボール３５を支持する慣性体支持面５１を有するセンサハウジング５０と、を備え、アーム部４７は、ロック機構に向かってセンサホルダ４０から一体に延設されている。従って、簡単な構成で、ロックキャンセル機構２８を構成することができる。 The sensor case 60 is swingable in the front-rear direction of the vehicle together with the sensor holder 40 that is swingably supported with respect to the retractor frame 21 about the axis L along the width direction of the vehicle. A sensor housing 50 having an inertial support surface 51 that supports the ball 35 and is attached to the sensor holder 40, and the arm portion 47 extends integrally from the sensor holder 40 toward the lock mechanism. Therefore, the lock cancellation mechanism 28 can be configured with a simple configuration.

尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。 In addition, this invention is not limited to embodiment mentioned above, A deformation | transformation, improvement, etc. are possible suitably.

１０シートベルト装置
１１シートベルトリトラクタ
１２ケーブル長さ調節機構（センサ作動切換え機構）
１３ケーブル
１５リクライニング式車両用シート
１６シートバック
１７シートクッション
１８連結部
１９シートベルト
２２スピンドル
２４ロック機構
２５ステアリングホイール
２８ロックキャンセル機構
３０加速度センサ
３２センサカバー
３３支持軸（作動部材の回転中心軸）
３５ボール（慣性体）
３６第１センサレバー（作動部材）
４０センサホルダ
４４（４４ａ、４４ｂ）軸部（センサケースの回転中心軸）
４５扇形歯部（姿勢制御機構）
４７アーム部（係合保持部材）
５０センサハウジング
５１慣性体支持面
６０センサケース
６３下部爪部
６３ａ突起部（被係合部材）
７１プーリ（姿勢制御機構）
Ｌ軸線 10 Seat belt device 11 Seat belt retractor 12 Cable length adjustment mechanism (sensor operation switching mechanism)
13 Cable 15 Reclining Vehicle Seat 16 Seat Back 17 Seat Cushion 18 Connecting Portion 19 Seat Belt 22 Spindle 24 Lock Mechanism 25 Steering Wheel 28 Lock Cancel Mechanism 30 Acceleration Sensor 32 Sensor Cover 33 Support Shaft (Rotation Center Axis of Actuating Member)
35 balls (inertial body)
36 First sensor lever (actuating member)
40 Sensor Holder 44 (44a, 44b) Shaft (Rotation Center Axis of Sensor Case)
45 Fan-tooth part (posture control mechanism)
47 Arm (engagement holding member)
50 Sensor housing 51 Inertial body support surface 60 Sensor case 63 Lower claw part 63a Projection part (engaged member)
71 Pulley (Attitude control mechanism)
L axis

Claims

リトラクタフレームに回転可能に支持され、シートベルトを巻き取るスピンドルと、車両の前後方向における加速度を検出する加速度センサと、該加速度センサによって検出される加速度に応じて前記シートベルトの引出動作をロックするロック機構と、前記加速度センサを水平に保持するように、前記加速度センサの姿勢を制御する姿勢制御機構と、を有し、車両に設けられるリクライニング式シートのシートバックに取り付けられるシートベルトリトラクタと、
前記シートバックの回動角度に応じて前記姿勢制御機構の作動と非作動を切換え、前記シートバックの回動に応じて前記姿勢制御機構の作動を介して前記加速度センサを水平に保持するように連動させるセンサ作動切換え機構と、
を備えるシートベルト装置であって、
前記加速度センサは、
前記車両の幅方向に沿った軸線を中心として前記リトラクタフレームに対して揺動自在に支持されるセンサケースと、
前記センサケースに支持され、前記車両の前後方向における加速度が所定値以上となった際に中立位置から変位する慣性体と、
前記リトラクタフレームに回動自在に支持され、該慣性体が中立位置から変位した際に、前記ロック機構をロック側へ作動させる作動部材と、
前記シートバックが標準位置から所定角度以上前傾したとき、前記作動部材の前記ロック側への作動を強制的に阻止するロックキャンセル機構と、
を有し、
センサ作動切換え機構は、前記シートバックとシートクッションとの連結部に配置され、前記シートバックが標準位置から所定角度前傾した位置から後傾させるとき、前記加速度センサが水平を保持するように、前記姿勢制御機構に連結されたケーブルを作動させ、前記シートバックが標準位置から所定角度以上前傾するとき、前記ケーブルを非作動とするケーブル長さ調節機構であり、
前記ロックキャンセル機構は、
前記作動部材に設けられた被係合部材と、
前記センサケースに設けられ、前記シートバックが標準位置から所定角度以上前傾したときに、前記被係合部材を係合保持する係合保持部材と、
を有することを特徴とするシートベルト装置。 A spindle that is rotatably supported by the retractor frame, winds up the seat belt, an acceleration sensor that detects acceleration in the front-rear direction of the vehicle, and locks the seat belt pull-out operation according to the acceleration detected by the acceleration sensor. A seat belt retractor that is attached to a seat back of a reclining seat provided in a vehicle, and includes a lock mechanism and a posture control mechanism that controls a posture of the acceleration sensor so as to hold the acceleration sensor horizontally.
The posture control mechanism is switched between operation and non-operation according to the rotation angle of the seat back, and the acceleration sensor is held horizontally via the operation of the posture control mechanism according to the rotation of the seat back. A sensor operation switching mechanism to be interlocked,
A seat belt device comprising:
The acceleration sensor is
A sensor case supported swingably with respect to the retractor frame about an axis along the width direction of the vehicle;
An inertial body that is supported by the sensor case and is displaced from a neutral position when an acceleration in the front-rear direction of the vehicle is equal to or greater than a predetermined value;
An operation member that is rotatably supported by the retractor frame and that operates the lock mechanism to the lock side when the inertial body is displaced from a neutral position;
A lock canceling mechanism for forcibly preventing the operation member from moving toward the lock side when the seat back is tilted forward by a predetermined angle or more from a standard position;
Have
The sensor operation switching mechanism is disposed at a connecting portion between the seat back and the seat cushion, and when the seat back is tilted backward from a position inclined forward by a predetermined angle from a standard position, the acceleration sensor is kept horizontal. A cable length adjusting mechanism that operates a cable connected to the attitude control mechanism and deactivates the cable when the seat back is tilted forward by a predetermined angle or more from a standard position;
The lock cancellation mechanism is
An engaged member provided on the operating member;
An engagement holding member that is provided in the sensor case and engages and holds the engaged member when the seatback is tilted forward by a predetermined angle or more from a standard position;
Features and to Resid Toberuto device to have a.

リトラクタフレームに回転可能に支持され、シートベルトを巻き取るスピンドルと、車両の前後方向における加速度を検出する加速度センサと、該加速度センサによって検出される加速度に応じて前記シートベルトの引出動作をロックするロック機構と、前記加速度センサを水平に保持するように、前記加速度センサの姿勢を制御する姿勢制御機構と、を有し、車両に設けられるリクライニング式シートのシートバックに取り付けられるシートベルトリトラクタと、
前記シートバックの回動角度に応じて前記姿勢制御機構の作動と非作動を切換え、前記シートバックの回動に応じて前記姿勢制御機構の作動を介して前記加速度センサを水平に保持するように連動させるセンサ作動切換え機構と、
を備えるシートベルト装置であって、
前記加速度センサは、
前記車両の幅方向に沿った軸線を中心として前記リトラクタフレームに対して揺動自在に支持されるセンサケースと、
前記センサケースに支持され、前記車両の前後方向における加速度が所定値以上となった際に中立位置から変位する慣性体と、
前記リトラクタフレームに回動自在に支持され、該慣性体が中立位置から変位した際に、前記ロック機構をロック側へ作動させる作動部材と、
前記シートバックが標準位置から所定角度以上前傾したとき、前記作動部材の前記ロック側への作動を強制的に阻止するロックキャンセル機構と、
を有し、
センサ作動切換え機構は、前記シートバックとシートクッションとの連結部に配置され、前記シートバックが標準位置から所定角度前傾した位置から後傾させるとき、前記加速度センサが水平を保持するように、前記姿勢制御機構に連結されたケーブルを作動させ、前記シートバックが標準位置から所定角度以上前傾するとき、前記ケーブルを非作動とするケーブル長さ調節機構であり、
前記作動部材の回転中心軸と前記センサケースの回転中心軸とは前記リトラクタフレームに対して位置固定されており、前記シートバックの回動角度に応じて前記センサケースの前記作動部材に対面する向きが変化し、
前記ロックキャンセル機構では、前記シートバックが標準位置から所定角度以上前傾したとき、前記センサケースに設けられた係合保持部材が、前記作動部材の少なくとも一部分と前記ロック機構を構成するステアリングホイールとの間に入り込み、前記作動部材が前記ステアリングホイールと係合できなくなる位置に保持されることを特徴とするシートベルト装置。 A spindle that is rotatably supported by the retractor frame, winds up the seat belt, an acceleration sensor that detects acceleration in the front-rear direction of the vehicle, and locks the seat belt pull-out operation according to the acceleration detected by the acceleration sensor. A seat belt retractor that is attached to a seat back of a reclining seat provided in a vehicle, and includes a lock mechanism and a posture control mechanism that controls a posture of the acceleration sensor so as to hold the acceleration sensor horizontally.
The posture control mechanism is switched between operation and non-operation according to the rotation angle of the seat back, and the acceleration sensor is held horizontally via the operation of the posture control mechanism according to the rotation of the seat back. A sensor operation switching mechanism to be interlocked,
A seat belt device comprising:
The acceleration sensor is
A sensor case supported swingably with respect to the retractor frame about an axis along the width direction of the vehicle;
An inertial body that is supported by the sensor case and is displaced from a neutral position when an acceleration in the front-rear direction of the vehicle is equal to or greater than a predetermined value;
An operation member that is rotatably supported by the retractor frame and that operates the lock mechanism to the lock side when the inertial body is displaced from a neutral position;
A lock canceling mechanism for forcibly preventing the operation member from moving toward the lock side when the seat back is tilted forward by a predetermined angle or more from a standard position;
Have
The sensor operation switching mechanism is disposed at a connecting portion between the seat back and the seat cushion, and when the seat back is tilted backward from a position inclined forward by a predetermined angle from a standard position, the acceleration sensor is kept horizontal. A cable length adjusting mechanism that operates a cable connected to the attitude control mechanism and deactivates the cable when the seat back is tilted forward by a predetermined angle or more from a standard position;
The rotation center axis of the actuating member and the rotation center axis of the sensor case are fixed with respect to the retractor frame, and the direction facing the actuating member of the sensor case according to the rotation angle of the seat back Changes,
In the lock cancellation mechanism, when the seat back is tilted forward by a predetermined angle or more from a standard position, an engagement holding member provided in the sensor case includes at least a part of the operation member and a steering wheel constituting the lock mechanism. enters between the said actuating member is the steering wheel, features and be Resid Toberuto device to be held in the can rather a position engaging.

リトラクタフレームに回転可能に支持され、シートベルトを巻き取るスピンドルと、車両の前後方向における加速度を検出する加速度センサと、該加速度センサによって検出される加速度に応じて前記シートベルトの引出動作をロックするロック機構と、前記加速度センサを水平に保持するように、前記加速度センサの姿勢を制御する姿勢制御機構と、を有し、車両に設けられるリクライニング式シートのシートバックに取り付けられるシートベルトリトラクタと、
前記シートバックの回動角度に応じて前記姿勢制御機構の作動と非作動を切換え、前記シートバックの回動に応じて前記姿勢制御機構の作動を介して前記加速度センサを水平に保持するように連動させるセンサ作動切換え機構と、
を備えるシートベルト装置であって、
前記加速度センサは、
前記車両の幅方向に沿った軸線を中心として前記リトラクタフレームに対して揺動自在に支持されるセンサケースと、
前記センサケースに支持され、前記車両の前後方向における加速度が所定値以上となった際に中立位置から変位する慣性体と、
前記リトラクタフレームに回動自在に支持され、該慣性体が中立位置から変位した際に、前記ロック機構をロック側へ作動させる作動部材と、
前記センサケースに回動自在に支持され、該慣性体が中立位置から変位した際に、前記作動部材が前記ロック機構をロック側へ作動させるように回動する他の作動部材と、
前記シートバックが標準位置から所定角度以上前傾したとき、前記作動部材の前記ロック側への作動を強制的に阻止するロックキャンセル機構と、
を備え、
前記作動部材の回転中心軸と前記センサケースの回転中心軸とは前記リトラクタフレームに対して位置固定されており、前記シートバックの回動角度に応じて前記センサケースの前記作動部材に対面する向きが変化し、
前記他の作動部材は、前記シートバックが回動角度に関わらず前記センサケースが水平に維持された状態では、前記センサケースに対する姿勢を維持し、
前記作動部材は、前記シートバックの回動に伴って、自重により前記他の作動部材に案内されながら回動し、
前記ロックキャンセル機構では、前記シートバックが標準位置から所定角度以上前傾したとき、前記作動部材の少なくとも一部分が前記他の作動部材に案内されながら前記センサケースに設けられた係合保持部材と前記他の作動部材との間のスペースに入り込むことで、前記係合保持部材は、前記作動部材の少なくとも一部分と前記ステアリングホイールとの間に入り込み、前記作動部材が前記ステアリングホイールと係合できなくなる位置に保持されることを特徴とするシートベルト装置。 A spindle that is rotatably supported by the retractor frame, winds up the seat belt, an acceleration sensor that detects acceleration in the front-rear direction of the vehicle, and locks the seat belt pull-out operation according to the acceleration detected by the acceleration sensor. A seat belt retractor that is attached to a seat back of a reclining seat provided in a vehicle, and includes a lock mechanism and a posture control mechanism that controls a posture of the acceleration sensor so as to hold the acceleration sensor horizontally.
The posture control mechanism is switched between operation and non-operation according to the rotation angle of the seat back, and the acceleration sensor is held horizontally via the operation of the posture control mechanism according to the rotation of the seat back. A sensor operation switching mechanism to be interlocked,
A seat belt device comprising:
The acceleration sensor is
A sensor case supported swingably with respect to the retractor frame about an axis along the width direction of the vehicle;
An inertial body that is supported by the sensor case and is displaced from a neutral position when an acceleration in the front-rear direction of the vehicle is equal to or greater than a predetermined value;
An operation member that is rotatably supported by the retractor frame and that operates the lock mechanism to the lock side when the inertial body is displaced from a neutral position;
Another actuating member that is rotatably supported by the sensor case and that pivots the actuating member to actuate the lock mechanism to the lock side when the inertial body is displaced from a neutral position ;
A lock canceling mechanism for forcibly preventing the operation member from moving toward the lock side when the seat back is tilted forward by a predetermined angle or more from a standard position;
With
The rotation center axis of the actuating member and the rotation center axis of the sensor case are fixed with respect to the retractor frame, and the direction facing the actuating member of the sensor case according to the rotation angle of the seat back Changes,
In the state where the sensor case is maintained horizontally regardless of the rotation angle of the seat back, the other operating member maintains a posture with respect to the sensor case,
The operating member rotates while being guided by the other operating member due to its own weight as the seat back rotates.
In the lock cancellation mechanism, when the seat back is tilted forward by a predetermined angle or more from a standard position, at least a part of the operating member is guided by the other operating member, and the engagement holding member provided in the sensor case and The engagement holding member enters between the steering wheel and at least a part of the operation member by entering the space between the operation member and the operation member cannot engage with the steering wheel. features and to Resid Toberuto device Rukoto is held.

前記センサケースは、
前記車両の幅方向に沿った軸線を中心として前記リトラクタフレームに対して揺動自在に支持されるセンサホルダと、
前記センサホルダと共に前記車両の前後方向に揺動可能に前記センサホルダに取り付けられ、前記慣性体を支持する慣性体支持面を有するセンサハウジングと、
を備え、
前記係合保持部材は、前記ロック機構に向かって前記センサホルダに延設されたアーム部であることを特徴とする請求項１から３のいずれか１項に記載のシートベルト装置。 The sensor case is
A sensor holder that is swingably supported with respect to the retractor frame about an axis along the width direction of the vehicle;
A sensor housing that is attached to the sensor holder so as to be swingable in the front-rear direction of the vehicle together with the sensor holder, and that has an inertial body support surface that supports the inertial body;
With
The seat belt device according to any one of claims 1 to 3 , wherein the engagement holding member is an arm portion extending from the sensor holder toward the lock mechanism.

センサ作動切換え機構は、前記シートバックとシートクッションとの連結部に配置され、前記シートバックが標準位置から所定角度前傾した位置から後傾させるとき、前記加速度センサが水平を保持するように、前記姿勢制御機構に連結されたケーブルを作動させ、前記シートバックが標準位置から所定角度以上前傾するとき、前記ケーブルを非作動とするケーブル長さ調節機構であることを特徴とする請求項３又は４に記載のシートベルト装置。 The sensor operation switching mechanism is disposed at a connecting portion between the seat back and the seat cushion, and when the seat back is tilted backward from a position inclined forward by a predetermined angle from a standard position, the acceleration sensor is kept horizontal. the posture control mechanism to actuate the concatenated cable, wherein when the seat back by a predetermined angle or more forwardly inclined from the standard position, claim 3, characterized in that the cable length adjustment mechanism which deactivates the cable Or the seatbelt apparatus of 4 .