JP5594160B2 - 電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法及び装置 - Google Patents

電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、車載空調用電動圧縮機等に内蔵された電動モータにおける回転子が備える永久磁石の劣化を検知するための電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法、及びこれを実行する装置に関する。
例えば、車載空調機などの冷凍サイクルに用いる圧縮機として、電動モータを内蔵した電動圧縮機が用いられるようになってきた(例えば、特許文献1参照)。このような用途の電動モータとしては、小型で高性能なタイプである、永久磁石を回転子の内部に内蔵させた構成のもの(IPMモータ(Interior Permanent Magnet Motor)とも呼ばれる。)が有効である。このタイプのモータ及びこれを駆動する装置等に関しては、例えば特許文献1、2等に記載がある。
一方、このタイプの電動モータにおいては、回転子に内蔵させる永久磁石の特性が、電動モータ全体の特性を左右する。そのため、永久磁石の劣化を抑制することが重要であると共に、万が一にも永久磁石の特性が劣化した場合には、早期にそれを検知して適切な対策をとることが必要である。
特開2004−7924号公報 特開2006−166574号公報
しかしながら、永久磁石を回転子に内蔵させたタイプの電動モータにおける永久磁石の劣化を検知する技術については、まだ確立されているとは言えない。例えば、特許文献1には運転中に減磁を検知する発電機に関する技術の記載はあるものの、例えば車両に搭載されるような停止・運転を繰り返す電動機に適応した技術の開発は未だなされていない。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、停止・運転を繰り返すような電動モータであっても、これに内蔵される永久磁石の特性劣化を容易かつ確実に検知することができる電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法及び装置を提供しようとするものである。
第1の発明は、複数相のコイルを配した固定子と永久磁石を内蔵した回転子とを有する電動モータにおける上記永久磁石の劣化を検知するための電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法であって、
上記電動モータの起動時に、上記コイルに対して、上記回転子の上記永久磁石が形成する磁束の向きと同じ向きの磁束が生じるようにパルス電圧を印加し、上記コイルに流れる電流値のピーク値Ip+を測定する第1ピーク電流測定ステップと、
上記コイルに対して、上記回転子の上記永久磁石が形成する磁束の向きと逆向きの磁束が生じるようにパルス電圧を印加し、上記コイルに流れる電流値のピーク値Ip−を測定する第2ピーク電流測定ステップと、
上記ピーク値Ip+と上記ピーク値Ip−との絶対値の差に基づいて上記永久磁石の劣化の有無を判定する判定ステップとを有し、
さらに、上記第1ピーク電流測定ステップを実行する前に、上記コイルに電力を供給する電源の電圧値を測定し、得られた電圧値に基づいて、上記第1ピーク電流測定ステップにおいて上記コイルに印加するパルス電圧のパルス幅を決定する第1パルス幅決定ステップと、
上記第2ピーク電流測定ステップを実行する前に、上記コイルに電力を供給する電源の電圧値を測定し、得られた電圧値に基づいて、上記第2ピーク電流測定ステップにおいて上記コイルに印加するパルス電圧のパルス幅を決定する第2パルス幅決定ステップとを有することを特徴とする電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法にある
第2の発明は、複数相のコイルを配した固定子と永久磁石を内蔵した回転子とを有する電動モータにおける上記永久磁石の劣化を検知するための電動モータ内蔵磁石の劣化検知装置であって、
電源からの直流電力を交流に変換して各相の上記コイルに供給するための複数のスイッチング素子を備えたインバータ回路部と、
上記複数のスイッチング素子のオン・オフを制御する制御部と、
上記各相毎に流れる電流値あるいは上記電源から流れる電流値を検出する電流センサとを備え、
上記制御部は、上記第1の発明の電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法を実行可能に構成されていることを特徴とする電動モータ内蔵磁石の劣化検知装置にある
第1の発明の電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法においては、少なくとも、上記第1ピーク電流測定ステップと、上記第2ピーク電流測定ステップとを実施し、これらにおいて得られた上記ピーク値Ip+及びピーク値Ip−を基にして上記判定ステップを実施する。これにより、上記2つの電流値のピーク値Ip+及びピーク値Ip−の絶対値の差の大きさによって永久磁石の劣化の有無を判定することができる。
すなわち、永久磁石が形成する磁束の向きと同じ向きの磁束が生じるようにパルス電圧を印加した場合と、永久磁石が形成する磁束の向きと逆向きの磁束が生じるようにパルス電圧を印加した場合とでは、前者の方がコイルに生じるインダクタンスが小さくなる。そして、両者においてコイルに流れる電流のピーク値(絶対値)に差が生じる。そのため、永久磁石が正常な磁気特性を発揮している間においては、上記2つの電流値のピーク値Ip+及びピーク値Ip−の差が常にある程度以上存在することとなる。
これに対し、上記永久磁石の磁気特性が劣化している場合には、上記第1ピーク電流測定ステップと第2ピーク電流測定ステップとを実施した場合のインダクタンスの差が正常時よりも小さくなり、2つの電流値のピーク値Ip+及びピーク値Ip−の差も正常時よりも小さくなる。
上記電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法は、この現象に着目して積極的に利用したものである。そして、少なくとも、上記第1ピーク電流測定ステップ、第2ピーク電流測定ステップ、及び判定ステップを実施することにより、容易に永久磁石の劣化の有無を判定することができる。
また、第2の発明の電動モータ内蔵磁石の劣化検知装置においては、上記劣化検知方法を実行可能なように構成された上記制御部を備えているので、上述したごとく、容易かつ確実に永久磁石の劣化を検知することができる。
実施例1における、内蔵磁石の劣化検知装置の構成を示す説明図。 実施例1における、内蔵磁石の劣化検知方法のフローを示す説明図。 実施例1における、回転子に内蔵した磁石の磁束の向きを示す説明図。 実施例1における、回転子の位置合わせステップを実施した際の電圧印可方向及び磁束の状態を示す説明図。 実施例1における、第1ピーク電流測定ステップを実施した際の電圧印可方向及び磁束の状態を示す説明図。 実施例1における、第2ピーク電流測定ステップを実施した際の電圧印可方向及び磁束の状態を示す説明図。 実施例1における、(a)第1及び第2ピーク電流測定ステップにおいて印加するパルス電圧の波形、(b)第1ピーク電流測定ステップにおいて測定した電流値の波形、(c)第2ピーク電流測定ステップにおいて測定した電流値の波形をそれぞれ示す説明図。 実施例2における、内蔵磁石の劣化検知方法のフローを示す説明図。 実施例2における、固定子の初期位置検知ステップを実施した際の電圧印可方向及び磁束の状態を示す説明図。 実施例2における、第1ピーク電流測定ステップを実施した際の電圧印可方向及び磁束の状態を示す説明図。 実施例2における、第2ピーク電流測定ステップを実施した際の電圧印可方向及び磁束の状態を示す説明図。 実施例3における、内蔵磁石の劣化検知装置の構成を示す説明図。 実施例3における、内蔵磁石の劣化検知装置の別例の構成を示す説明図。
上記電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法、上記第1ピーク電流測定ステップを実行する前に、上記コイルに電力を供給する電源の電圧値を測定し、得られた電圧値に基づいて、上記第1ピーク電流測定ステップにおいて上記コイルに印加するパルス電圧のパルス幅を決定する第1パルス幅決定ステップと、上記第2ピーク電流測定ステップを実行する前に、上記コイルに電力を供給する電源の電圧値を測定し、得られた電圧値に基づいて、上記第2ピーク電流測定ステップにおいて上記コイルに印加するパルス電圧のパルス幅を決定する第2パルス幅決定ステップとをさらに有する
上記劣化検知方法は、前述したごとく、上記第1ピーク電流測定ステップと第2ピーク電流測定ステップとにおいてパルス電圧を印加する。このパルス電圧は、安定した電流測定ができるように、常にほぼ同等の条件に設定することが必要である。パルス電圧の印加条件を一定にするには、電圧値Vとパルス幅(時間)Tとを掛けた値(VT積)を一定とすればよい。1パルスで出力が困難パルス幅の場合は、VT積が同じになるように、複数回に分けてパルス電圧を印可してもよい。
ここで、パルス電圧印可用の電源の電圧値Vが安定している場合には、印加するパルス電圧のパルス幅Tを予め一定の値に決めておけばよい。そのため、この場合には、上記第1パルス幅決定ステップ及び第2パルス幅決定ステップは特に設ける必要はない。
一方、上記電源の電圧値Vがある程度変動する場合には、常にパルス幅Tを一定とすることは好ましくない。そのため、上記第1パルス幅決定ステップ及び第2パルス幅決定ステップを実施し、電源の電圧値Vを測定し、その値に応じて、パルス幅Tをそれぞれ求め、上記第1ピーク電流測定ステップおよび第2ピーク電流測定ステップにおけるそれぞれの上記パルス電圧の印加条件とすることが有効である。
また、上記電動モータの起動指示の発せられた直後、つまり、上記第1パルス幅決定ステップを実施する場合にはその前に、後述する位置合わせステップと初期位置検知ステップのうちの一方を行うことが好ましい
上記位置合わせステップは、上記コイルに対して直流電流を流して、上記永久磁石を備えた上記回転子の回転方向の位置を、予め定めた初期位置に合致させるステップである。すなわち、上記回転子を積極的に初期位置まで回転移動させるステップである。この場合のコイルに流す直流電流の電流値および通電時間は、上記回転子を初期位置に移動させて安定化できる範囲で適宜選択できる。
また、上記初期位置検知ステップは、上記永久磁石を備えた上記回転子を積極的に移動させるのではなく、上記回転子を静止させたまま、現在の(初期の)回転方向の位置を検知するステップである。この初期位置検知ステップの具体的な方法としては、種々の方法をとることができる。
初期位置検知ステップの具体的な方法として一例を挙げれば、予め各相のコイルの電流値と回転子の位置との関係を示す電流データテーブルを記録しておき、各相のコイルそれぞれに、所定のパルス電圧を印可してピークの電流値を求め、その電流値に基づいて上記電流データテーブルから回転子の初期位置を求めるという方法がある。
また、上記劣化検知方法は、種々の用途の電動モータに対して適用可能であるが、特に、上記電動モータが、車載空調用電動圧縮機に内蔵されるものである場合には上記劣化検知方法の適用が非常に有効である。
上記劣化検知方法は、上記車載空調用電動圧縮機を始動する際の短時間の間に実施することが可能である。そのため、車両を停止していた間に電動モータ内蔵の永久磁石の劣化が進んでいた場合に、その劣化を圧縮機の運転開始前に確実に把握することができ、万一永久磁石が崩壊したとしても、その崩壊した磁石粉が空調回路内に侵入し故障が回路全体に及ぶ前に、適切な対応を取りやすくすることができる。
(実施例1)
本発明の実施例に係る電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法および装置につき、図1〜図7を用いて説明する。
本例の電動モータ内蔵磁石の劣化検知装置1は、図3に示すごとく、U、V、W三相のコイルを配した固定子81と永久磁石83を内蔵した回転子82とを有する電動モータ8における永久磁石83の劣化を検知するための装置である。また、本例における電動モータ8は、車載空調用電動圧縮機に内蔵されるものであり、この劣化検知装置1は、車載空調用電動圧縮機(図示略)と共に車両に搭載される。なお、図3は、電動モータ8の構成を分かりやすくするためにモデル化して示したものであり、実際の構造を示すものではない。他の図においても同様である。
図1に示すごとく、劣化検知装置1は、電源4からの直流電力を交流に変換してU、V、W各相のコイルに供給するための複数のスイッチング素子21〜26と平滑コンデンサ5を備えたインバータ回路部2と、複数のスイッチング素子21〜26のオン・オフを制御する制御部3と、各相毎に流れる電流値Iu、Iv、Iwを検出する電流センサ51〜53とを備えている。なお、電流センサはU、V、W全ての相に配置せずとも、いずれか二相を測定し、残りの相は、Iu+Iv+Iw=0の関係式より演算で求めても良い。
インバータ回路部2のスイッチング素子21〜26は、それぞれ2つ一組で直列に接続されると共に、これらが並列に直流電源4に接続されている。直列に接続されたスイッチング素子21及び22の中点は、電動モータ8のU相のコイルの入力部に接続されている。同様に、直列に接続されたスイッチング素子23及び24の中点は、電動モータ8のV相のコイルの入力部に接続され、直列に接続されたスイッチング素子25及び26の中点は、電動モータ8のW相のコイルの入力部に接続されている。
電流センサ51は、スイッチング素子21及び22の中点と電動モータ8のU相のコイルの入力部との間に配設され、U相に流れる電流値の測定が可能となっている。電流センサ52は、スイッチング素子23及び24の中点と電動モータ8のV相のコイルの入力部との間に配設され、V相に流れる電流値の測定が可能となっている。電流センサ53は、スイッチング素子25及び26の中点と電動モータ8のW相のコイルの入力部との間に配設され、W相に流れる電流値の測定が可能となっている。なお、これらの電流センサ51〜53は、後述する別例にも示すように、配設位置を変更することが可能である。
また、インバータ回路部2には、電源4の電圧値Vinを測定するための電圧センサ6が設けられている。
制御部3は、同図に示すごとく、電流検出部31、演算部32及び出力電圧演算部33とを有している。制御部3では、電流検出部31が電流センサ51〜53において測定した電流値Iu、Iv、Iwの入力を受けて演算部32に伝え、演算部32が各電流値に基づいてU、V、W各相へ印加するべき電圧値Vu、Vv、Vwを演算して出力電圧演算部33に伝える。出力電圧演算部33は、インバータ回路部2の電圧センサ6から受けた電源の電圧値Vinを勘案して電圧値Vu、Vv、Vwを補正し、インバータ回路部2内のドライブ回路29にドライブ信号を送る。
インバータ回路部2では、ドライブ回路29が上記ドライブ信号に基づいて各スイッチング素子21〜26をオン又はオフして、U、V、W各相への電力供給を制御する。
制御部3は、このような基本機能を有すると共に、電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法を実行可能なように構成されている。
図2に示すごとく、制御部3は、車両の電源オンのステップS101及び電動モータ8の起動指示があったことを確認するステップS102を経てから、起動指示の直後に、回転子の位置合わせステップS103、第1ピーク電流測定ステップにおいて印加するパルス電圧のパルス幅を決定する第1パルス幅決定ステップS104、第1ピーク電流測定ステップS105及びS106、第2ピーク電流測定ステップにおいて印加するパルス電圧のパルス幅を決定する第2パルス幅決定ステップS107、第2ピーク電流測定ステップS108及びS109、並びに判定ステップS110を実行する。
まず、位置合わせステップS103は、コイルに対して直流電流を流して、永久磁石83を備えた回転子82の回転方向の位置を、予め定めた初期位置に合致させるステップである。本例では、U相からV相へ直流電流を流した際に生じる磁束の向きに、回転子81の磁極が合致するよう回転子81を回転させて位置合わせする。
例えば、図3に示すごとく、初期状態においては、回転子82に内蔵された永久磁石83の磁極がいずれの方向にあるかを制御しておらず、回転子82が任意の方向に向いている。この状態において、図4に示すごとく、U相からV相へ直流電流を流す。これは、スイッチング素子21及び24をオンし、他のスイッチング素子22、23、25及び26をオフにすることによって実現できる。本例では、この直流電流の通電を0.5秒間行う。これにより、同図に示すごとく、回転子82が回転してその永久磁石の磁極が所望の初期位置に位置合わせされる。
次に、第1パルス幅決定ステップS104は、コイルに電力を供給する電源4の電圧値Vin1を測定し、得られた電圧値Vin1に基づいて、後のステップである第1ピーク電流測定ステップにおいてコイルに印加するパルス電圧のパルス幅(Tw1)を決定するステップである。
具体的には、Tw1=C/Vin1の式によってTw1を求める。Cは、予め定めた定数(TV積)である。
次に、第1ピーク電流測定ステップでは、2つのステップS105及びS106を実施する。
図5に示すごとく、ステップS105では、コイルに対して、回転子82の永久磁石83が形成する磁束の向きと同じ向きの磁束が生じるようにパルス電圧を印加する。このときのパルス幅は、上述したパルス幅測定テップS104において求めたTw1時間を採用する。また、このパルス電圧の印可は、電流がU相からV相へ流れるように印加する。すなわち、スイッチング素子21及び24をTw1時間だけオンし、他のスイッチング素子22、23、25及び26をオフにしたままとする。
そして、ステップS106では、このパルス電圧の印可によって各コイルに流れた電流を電流センサ51〜53によって測定し、電流検出部31を介して演算部32に伝達してピーク値(Ip+)を求める。
次に、第2ピーク電流測定ステップでは、2つのステップS108及びS109を実施する。
図6に示すごとく、ステップS108では、コイルに対して、回転子82の永久磁石83が形成する磁束の向きと逆向きの磁束が生じるようにパルス電圧を印加する。このときのパルス幅は、第2パルス幅決定ステップS107により決定する。すなわち、電源4の電圧を再度測定し、得られた電圧値Vin2に基づいて、コイルに印加するパルス電圧のパルス幅(Tw2)を決定する。
具体的には、Tw2=C/Vin2の式によってTw2を求める。Cは、Tw1を決めたとき(第1パルス幅決定ステップ)と同じ値である。
また、このパルス電圧の印可は、第1ピーク電流測定ステップの場合とは逆となるように、電流がV相からU相へ流れるように印加する。すなわち、スイッチング素子23及び22をTw2時間だけオンし、他のスイッチング素子21、24〜26をオフにしたままとする。
そして、ステップS109では、このパルス電圧の印可によって各コイルに流れた電流を電流センサ51〜53によって測定し、電流検出部31を介して演算部32に伝達してピーク値(Ip−)を求める。
ここで、図7には、電流のピーク値(Ip+)とピーク値(Ip−)との関係を簡単に示してある。同図(a)は、第1ピーク電流測定ステップ及び第2ピーク電流測定ステップにおける上記ステップS105及びS108において印加するパルス電圧の波形を示し、横軸が時間、縦軸が電圧値である。同図(b)(c)は、横軸が時間、縦軸が電流値であり、同図(b)は、第1ピーク電流測定ステップにおけるステップS106において測定した電流値の波形およびピーク値(Ip+)を示している。同図(c)は、第2ピーク電流測定ステップにおけるステップS109において測定した電流値の波形およびピーク値(Ip−)を示している。
同図(a)〜(c)から知られるように、同じVT積のパルス電圧を印可した場合でも、コイルに生じる磁界の向きと永久磁石の磁界の向きとの関係により、ピーク電流値に差が生じることが分かる。この差の値は、永久磁石の磁力が大きいほど大きくなり、永久磁石が劣化して磁力が低下すると小さくなる。この現象を利用して、判定ステップS110を実施する。
判定ステップS110では、ピーク値(Ip+)とピーク値(Ip−)との絶対値の差を求め、これが規定値以上か否かを判定する。既定値としては、電動モータ8の構成の違い等において異なるため、予め予備テスト等を行って決定しておく。
そして、判定ステップS110においてピーク値(Ip+)とピーク値(Ip−)との絶対値の差が規定値以上の場合には、永久磁石は正常(S111)と判定し、既定値を下回る場合には、永久磁石が劣化して磁力低下(減磁)(S112)と判定する。
このように、本例では、少なくとも、第1ピーク電流測定ステップS105及びS106と、第2ピーク電流測定ステップS108及びS109とを実施し、これらにおいて得られたピーク値(Ip+)及びピーク値(Ip−)を基にして上記判定ステップを実施する。これにより、上記2つの電流値のピーク値(Ip+)及びピーク値(Ip−)の絶対値の差の大きさによって永久磁石の劣化の有無を短時間で容易かつ確実に判定することができる。
また、本例の電動モータ8は、図示しない車載空調用電動圧縮機に内蔵されるものである。この場合には、車両を停止していた間に電動モータ内蔵の永久磁石の劣化が進んでいた場合に、その劣化を圧縮機の運転開始前に確実に把握することが重要であるが、本例においてはこれを実現することが可能である。そして、永久磁石の劣化により当該永久磁石が万一崩壊したとしても、その崩壊した磁石粉が空調回路内に侵入し故障が回路全体に及ぶ前に、適切な対応を取りやすくすることができる。
また、本例の電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法及び装置は、車両に搭載された直流電源を上記電源4として利用することとなる。この場合には、車両の運転履歴等によって電源の電圧が変化していることがあり、上記の第1パルス幅決定ステップS104及び第2パルス幅決定ステップS107の実行が判定の安定性に非常に有効である。
また、車載空調用電動圧縮機に内蔵された電動モータ8については、運転停止時の回転子の位置が一定でないため、上記の回転子の位置合わせステップS103を実行することも判定の安定性に有効である。なお、このステップは、後述する他の実施例のように異なるステップに変更することができる。
(実施例2)
本例は、実施例1の構成を基本とし、回転子の位置合わせステップS103に代えて、回転子の初期位置検知ステップS203を採用した例である。
具体的には、図8に示すごとく、制御部3は、実施例1と同様に、車両の電源オンのステップS201及び電動モータ8の起動指示があったことを確認するステップS202を経てから、起動直後に、回転子の初期位置検知ステップS203を実施する。その後、第1ピーク電流測定ステップにおいて印加するパルス電圧のパルス幅を決定する第1パルス幅決定ステップS204、第1ピーク電流測定ステップS205及びS206、第2ピーク電流測定ステップにおいて印加するパルス電圧のパルス幅を決定する第2パルス幅決定ステップS207、第2ピーク電流測定ステップS208及びS209、並びに判定ステップS210を実行する。
初期位置検知ステップS203は、永久磁石83を備えた回転子82の回転方向の位置を検知するステップである。本例の初期位置検知ステップS203は、予め、三相各相の電流値と回転子82の回転角度との関係を示す「電流データテーブル」を記録しておき、各相の電流値を測定し、電流データテーブルを用いて回転子82の初期位置を求める。電流データテーブルは、回転子82の回転位置のエリアを予め12のエリアに分けて、各エリア毎に、電流値と回転角度との関係を示す近似式を定めたものである。なお、この初期位置検知方法自体は、前述した特許文献2に記載がある。
初期位置検知ステップS203では、各相の電流値として、U相からV相及びW相に向けて電圧を印可したときのU相に流れる電流(+U相電流という)と、V相からU相及びW相に向けて電圧を印可したときのV相に流れる電流(+V相電流という)と、W相からU相及びV相に向けて電圧を印可したときのW相に流れる電流(+W相電流という)を測定する。また、V相及びW相からU相に向けて電圧を印可したときのU相に流れる電流(−U相電流という)と、U相及びW相からV相に向けて電圧を印可したときのV相に流れる電流(−V相電流という)と、U相及びV相からW相に向けて電圧を印可したときのW相に流れる電流(−W相電流という)とを測定する。
次に、+U相電流、+V相電流、+W相電流の大小関係を求める。そして、その大小関係から、電流データテーブルにおいて区分されたエリアを2つに絞る。
次に、最も大きい電流値であった相の+電流と−電流の大小を比較する。例えば+電流のうち最も大きかった相がU相であった場合、+U相電流と、−U相電流の絶対値の大小を比較する。その大小により、上記エリアを1つに絞り込む。
次に、電流データテーブルに定められたそのエリアにおける電流値と回転角度との近似式を用い、回転子82の回転位置を1点算出する。
このような手順を経て、初期位置検知ステップS203による回転子の初期位置検知を行う。
次に、実施例1の場合と同様に、第1パルス幅決定ステップS204を実施し、後のステップである第1ピーク電流測定ステップにおいてコイルに印加するパルス電圧のパルス幅(Tw1)を決定する。
次に、第1ピーク電流測定ステップでは、2つのステップS205及びS206を実施する。このステップは、実施例1と目的は同じで、コイルに対して、回転子82の永久磁石83が形成する磁束の向きと同じ向きの磁束が生じるようにパルス電圧を印加するものである。ただし、電圧の印可方向は、初期位置検知ステップS203の結果に基づいて定められ、常に一定であるわけではない。
例えば、図9に示すごとく、回転子82の初期位置によって生じる永久磁石の磁束の向きが、単純な2相間の電圧の印可によって生じるコイルの磁束の向きと一致しない場合には、各相へのパルス電圧の印可状態を調整し、コイル全体の磁束の向きを永久磁石の磁束の向きと揃える必要がある。
図10には、パルス電圧の印可方法の一例を、各相に印加するパルス電圧のパルス幅の大きさを矢印の太さで表現し、印可の向きを矢印の矢先の向きで示してある。この例では、U相に対してTw1時間パルス電圧を印可し、U相からV相に電流が流れる方向の印加時間と、U相からW相に電流が流れる方向の印加時間を短く調整した。これにより、ステップS205では、コイルに対して、回転子82の永久磁石83が形成する磁束の向きと同じ向きの磁束が生じるようにパルス電圧を印加することができる。そして、ステップS206においてコイルに流れる電流のピーク値(Ip+)を求める。
次に、実施例1の場合と同様に、第2パルス幅決定ステップS207を実施し、後のステップである第2ピーク電流測定ステップにおいてコイルに印加するパルス電圧のパルス幅(Tw2)を決定する。
次に、第2ピーク電流測定ステップでも、2つのステップS208及びS209を実施する。
図11に示すごとく、ステップS208では、先のステップS205のときと逆方向に電圧を印可し、回転子82の永久磁石83が形成する磁束の向きと逆向きにコイルによる磁束を生じさせる。そして、ステップS209では、コイルに流れるピーク値(Ip−)を求める。
その後のステップS210〜S212も、実施例1のステップS110〜S112と同様である。
本例では、第1ピーク電流測定ステップS205及びS206と、第2ピーク電流測定ステップS208及びS209とを実施する前、つまり、起動指示の発せられた直後に、回転子の初期位置検知ステップS203を実施する。このステップは、電気的な処理だけで行うことができ、回転子82を回転させることも必要ないので、非常に短時間で実施することができる。そのため、永久磁石の劣化の有無をさらに短時間で容易かつ確実に判定することができる。
その他は、実施例1と同様の作用効果が得られる。
(実施例3)
本例は、図12に示すごとく、電動モータ8の回転子の回転位置を直接的に検知する位置センサ7を設けると共に制御部3に位置検出部37を設け、実施例2の位置検知ステップS203をより単純化した例である。
すなわち、本例では、位置検知ステップS203を、位置センサ7が検出した回転子回転角度θから直接的に判定することができる。本例では位置センサ7としては、レゾルバを採用してあるが、公知の他の様々な位置センサを採用することができる。
また、本例では、コイルに流れる電流を測定するセンサとして、電源4に近い直流部に1つの電流センサ55を設けた。なお、図13に示すごとく、上記電流センサ55に代えて、各スイッチング素子のソース側にそれぞれ電流センサ56〜58を設けることもできる。
その他の構成は、実施例2と同様である。
この場合にも、実施例2と同様の作用効果が得られる。
これらの実施形態において、パルス電圧は1パルス分のみ印加されているが、印加するパルス幅とインバータのキャリア周波数との兼ね合いから、複数回に分けてパルス印加をしても良い。
1 電動モータ内蔵磁石の劣化検知装置
2 インバータ回路部
21〜26 スイッチング素子
3 制御部
4 電源
5 平滑コンデンサ
51〜53、55、56〜58 電流センサ
8 モータ
81 固定子
82 回転子
83 永久磁石

Claims (5)

  1. 複数相のコイルを配した固定子と永久磁石を内蔵した回転子とを有する電動モータにおける上記永久磁石の劣化を検知するための電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法であって、
    上記電動モータの起動時に、上記コイルに対して、上記回転子の上記永久磁石が形成する磁束の向きと同じ向きの磁束が生じるようにパルス電圧を印加し、上記コイルに流れる電流値のピーク値Ip+を測定する第1ピーク電流測定ステップと、
    上記コイルに対して、上記回転子の上記永久磁石が形成する磁束の向きと逆向きの磁束が生じるようにパルス電圧を印加し、上記コイルに流れる電流値のピーク値Ip−を測定する第2ピーク電流測定ステップと、
    上記ピーク値Ip+と上記ピーク値Ip−との絶対値の差に基づいて上記永久磁石の劣化の有無を判定する判定ステップとを有し、
    さらに、上記第1ピーク電流測定ステップを実行する前に、上記コイルに電力を供給する電源の電圧値を測定し、得られた電圧値に基づいて、上記第1ピーク電流測定ステップにおいて上記コイルに印加するパルス電圧のパルス幅を決定する第1パルス幅決定ステップと、
    上記第2ピーク電流測定ステップを実行する前に、上記コイルに電力を供給する電源の電圧値を測定し、得られた電圧値に基づいて、上記第2ピーク電流測定ステップにおいて上記コイルに印加するパルス電圧のパルス幅を決定する第2パルス幅決定ステップとを有することを特徴とする電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法。
  2. 請求項1に記載の電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法において、上記電動モータの起動指示が発せられた直後に、上記コイルに対して直流電流を流して、上記永久磁石を備えた上記回転子の回転方向の位置を、予め定めた初期位置に合致させる位置合わせステップを行うことを特徴とする電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法。
  3. 請求項1に記載の電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法において、上記電動モータの起動指示が発せられた直後に、上記永久磁石を備えた上記回転子の回転方向の位置を検知する初期位置検知ステップを行うことを特徴とする電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法において、上記電動モータは、車載空調用電動圧縮機に内蔵されていることを特徴とする電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法。
  5. 複数相のコイルを配した固定子と永久磁石を内蔵した回転子とを有する電動モータにおける上記永久磁石の劣化を検知するための電動モータ内蔵磁石の劣化検知装置であって、
    電源からの直流電力を交流に変換して各相の上記コイルに供給するための複数のスイッチング素子を備えたインバータ回路部と、
    上記複数のスイッチング素子のオン・オフを制御する制御部と、
    上記各相毎に流れる電流値あるいは上記電源から流れる電流値を検出する電流センサとを備え、
    上記制御部は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法を実行可能に構成されていることを特徴とする電動モータ内蔵磁石の劣化検知装置。
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