JP5593693B2 - 無線基地局装置、無線基地局装置における無線通信方法、及び無線通信システム - Google Patents

無線基地局装置、無線基地局装置における無線通信方法、及び無線通信システム Download PDF

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Description

本発明は、無線基地局装置、無線基地局装置における無線通信方法、及び無線通信システムに関する。
無線通信システムの標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)においてLTE(Long Term Evolution)が検討されている。LTEにおいて、上りリンクのユーザデータはPUSCH(Physical Uplink Shared Channel:上り物理共有チャネル)により送信され、品質情報等はPUCCH(Physical Uplink Control Channel:上り物理制御チャネル)により送信される。
また、下りリンクのユーザデータはPDSCH(Physical Downlink Shared Channel:下り物理共有チャネル)により送信される。
一方、無線通信システムにおいて従来から再送制御と呼ばれる技術もある。再送制御は、例えば、基地局装置がユーザデータを送信し、移動局装置はユーザデータを正しく受信できたか否かを示す送達結果(ACK又はNACK)を送信(又はフィードバック)する。基地局装置は送達結果に基づいてユーザデータの再送等を行う。かかる再送制御において、移動局装置はPUSCHもしくはPUCCHを利用して送達結果を送信する。
PUSCHは無線通信を行う複数の移動局装置で各々共有されるため、特定の移動局装置が占有して使用することはできない。そのため、無線基地局装置は下りリンクのPDCCH(Physical Downlink Control Channel:下り物理制御チャネル)を利用してPUSCHの送信許可を送信し、移動局装置はこの送信許可を受信することでPUSCHを利用することができる。
3GPP TS 36.211 V9.0.0 (2009-12) 5.3 Physical uplink shared channel,5.4 Physical uplink control channel,6.8 Physical downlink control channel 3GPP TS 36.212 V9.0.0 (2009-12) 5.2 Uplink transport channels and control information
しかし、無線基地局装置はPUSCHの送信許可を送信したにも拘わらず、無線通信環境の変動により、移動局装置は当該送信許可を受信できない場合もある。このような場合、移動局装置は、PUSCHを利用してユーザデータ(PDSCH)に対する送達結果を送信できない。また、無線基地局装置はPUSCHにより送達結果を受信できず、移動局装置がユーザデータを正しく受信できていないと判断してユーザデータを再送する。このような場合において、移動局装置は初回に送信されたユーザデータを正しく受信できていた場合、ユーザデータの再送によって無線通信システムにおける伝送効率(スループット)は劣化することになる。
また、移動局装置はPUSCH又はPUCCHを利用して送達結果を送信することになるが、そのためには、無線基地局装置は、全ての移動局装置に対してPUCCHとPUSCHとに対する処理を行うことになる。しかし、無線基地局装置に対してPUSCHとPUCCHの双方に対する処理を行わせるようにすると、一方に対する処理を行う場合と比較して、無線基地局装置の処理量が増大する。
そこで、本発明の一目的は、スループットの向上を図るようにした無線基地局装置、無線基地局装置における無線通信方法、及び無線通信システムを提供することである。
また、本発明の他の目的は、処理量の削減を図るようにした無線基地局装置、無線基地局装置における無線通信方法、及び無線通信システムを提供することである。
一態様によれば、移動局装置と無線通信を行う無線基地局装置において、データを前記移動局装置へ送信する送信部と、前記データに対する送達結果を前記移動局装置から受信する受信部と、第1のチャネルによる送信を許可する許可通知を前記送信部が前記移動局装置に送信したとき、前記移動局装置との間の無線回線品質又は前記受信部の処理量に基づいて、前記第1のチャネルに対する受信処理を行うか、又は前記第1のチャネル及び第2のチャネルに対して並列に受信処理を行うかを決定する制御部とを備え、前記受信部は、前記決定に従って前記受信処理を行うことで、前記第1のチャネル又は前記第2のチャネルを利用して送信された前記送達結果を受信する。
スループットの向上を図るようにした無線基地局装置、無線基地局装置における無線通信方法、及び無線通信システムを提供できる。処理量の削減を図るようにした無線基地局装置、無線基地局装置における無線通信方法、及び無線通信システムを提供できる。
図1は無線通信システムの構成例を示す図である。 図2は無線基地局装置の構成例を示す図である。 図3(A)及び図3(B)は再送制御のタイミング例を示す図である。 図4は移動局装置の構成例を示す図である。 図5は無線フレームの構成例を示す図である。 図6(A)及び図6(B)はシーケンス例を夫々示す図である。 図7は動作例を示すフローチャートである。 図8は動作例を示すフローチャートである。 図9は無線基地局装置の構成例を示す図である。 図10は無線基地局装置の構成例を示す図である。 図11は動作例を示すフローチャートである。 図12は無線基地局装置の構成例を示す図である。 図13は無線基地局装置の構成例を示す図である。 図14は動作例を示すフローチャートである。 図15は無線基地局装置の構成例を示す図である。 図16は無線基地局装置の構成例を示す図である。 図17は動作例を示すフローチャートである。 図18は無線基地局装置の構成例を示す図である。
本実施の形態について以下説明する。
<第1の実施例>
第1の実施例について説明する。図1は無線通信システム1の構成例を示す図である。無線通信システム1は無線基地局装置(以下、「基地局」)10と移動局装置(以下、「移動局」)20‐1〜20‐3を備える。基地局10は下りリンクを利用して移動局20‐1〜20‐3と無線通信を行い、移動局20‐1〜20‐3は上りリンクを利用して基地局10と無線通信を行うことができる。
図2は基地局10の構成例を示す図である。基地局10は、送信部100と、D/A変換部110と、RF処理部120と、アンテナ130と、A/D変換部140と、受信部150、及びスケジューラ160とを備える。
送信部100は、誤り訂正符号部101と、データ変調部102と、データ・パイロット信号多重部103と、IFFT部104と、CP挿入部105とを備える。送信部100は、下り方向においてマルチパスフェージングを効率的に抑制して高速通信を行う等の観点から、マルチキャリア伝送、例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重接続)方式によりデータ信号等を送信する。尚、送信部100は、PDSCHを利用してデータ信号等を送信し、PDCCHを利用して制御信号等を送信できるように、データ信号等に対する処理を行う。
誤り訂正符号部101は、スケジューラ160からの制御情報に従って所定の符号化率により、送信データ信号に対して誤り訂正符号化を行う。
データ変調部102は、スケジューラ160からの制御情報に従って所定の変調方式により、誤り訂正符号化後のデータ信号を変調する。
データ・パイロット信号多重部103は、スケジューラ160からの制御情報(例えば、スケジューリング情報)に従い、パイロット信号と変調後のデータ信号等とを各リソースブロックへ割り当て、パイロット信号とデータ信号とを多重化する。データ・パイロット信号多重部103は、例えば、このリソースブロックへの割り当てにより、PDSCHの無線リソースにデータ信号等を割り当て、PDCCHの無線リソースへ制御情報(又は制御信号)等を割り当てる。
IFFT部104は、データ・パイロット信号多重部103の出力に対してIFFT(Inverse Fast Fourier Transfer)処理を行い、周波数軸方向の多重信号を時間軸方向の多重信号に変換する。IFFT部104は、例えば一定数Nのサンプル単位でIFFT処理を行い、離散的な時間信号に変換して出力する。
CP挿入部105は、IFFT部104の出力のうち、例えば、後部のM(N>M)サンプルをコピーしサイクリックプレフィックス(Cyclic Prefix、以下「CP」)としてNサンプルの先頭に挿入する。
D/A変換部110は、CP挿入部105の出力(デジタルのベースバンド信号)をアナログ信号に変換する。
また、RF処理部120は、送信RF部121と受信RF部122とを備える。
送信RF部121は、D/A変換部110から出力されたベースバンド信号を所定無線周波数帯域の無線信号に変換する。
アンテナ130は、送信RF部121から出力された無線信号を移動局20に送信する。また、アンテナ130は移動局20から送信された無線信号を受信し、受信RF部122に出力する。
受信RF部122は、無線信号をベースバンド信号に変換し、A/D変換部140に出力する。
A/D変換部140は、アナログ信号のベースバンド信号をデジタル信号に変換し、受信部150に出力する。
受信部150は、CP除去部151と、FFT部152と、データ・パイロット信号分離部153と、パイロット信号復調部154と、データ復調部155と、IDFT部156と、誤り訂正復号部157とを備える。受信部150は、PAPR(Peak to Average Ratio)を低下させ移動局20の消費電力を削減する等の観点から、シングルキャリア伝送、例えば、SC‐FDMA(Single Carrier-Frequency Division Multiple Access)方式により送信された信号を受信する。
CP除去部151は、デジタル信号に変換されたベースバンド信号に対して、CPを除去する。
FFT部152は、CP除去されたベースバンド信号に対してFFT(Fast Fourier Transfer)処理を行い、時間軸方向の信号を周波数軸方向の信号に変換する。
データ・パイロット信号分離部153は、FFT部152の出力に対して、スケジューラ160からの制御情報(例えば、スケジューリング情報)に従い、データ信号とパイロット信号(又は既知信号)とを分離する。データ・パイロット信号分離部153は、例えば、制御情報に従って、PUSCHの無線リソースにより受信したデータ信号等と、PUCCHの無線リソースを利用して受信した各種制御情報(又は制御信号)等とを抽出し、これらをデータ復調部155に出力する。
パイロット信号復調部154は、スケジューラ160からの制御情報に従い、所定の復調方式によりパイロット信号を復調する。
データ復調部155は、パイロット信号復調部154の復調処理の結果に基づいて、データ信号を復調する。また、データ復調部155は、無線回線品質情報がPUCCHを利用して送信された場合、復調後の無線回線品質情報をスケジューラ160に出力する。
IDFT部156は、復調されたデータ信号に対して、IDFT(Inverse Discrete Fourier Transfer)処理を行う。
誤り訂正復号部157は、IDFT部156の出力に対して誤り訂正復号処理を行い、データ信号は他の処理部、送達結果はスケジューラ160に出力する。送達結果は、例えば、移動局20で正しくデータ信号を受信できたとき肯定結果であるACK(Acknowledgement)、移動局20で正しくデータ信号を受信できなかったとき否定結果であるNACK(Negative Acknowledgement)となる。図3(A)は基地局10、同図(B)は移動局20における再送制御のタイミング例を各々示す図である。基地局10と移動局20は、基地局10が送信したデータに対してどのタイミングで送達結果を返信するかを予め決めておくことで、基地局10は決められたタイミングで送達結果を確認でき、新規データの送信、データの再送等を行うことができる。
スケジューラ(又は制御部)160は、スケジューリングされた符号化率、変調方式等により誤り訂正符号化等が行われるように、符号化率等を制御情報として誤り訂正符号部101等に出力する。また、スケジューラ160は、スケジューリングされた復調方式、符号化率等により復調等が行われるように、復調方式等を制御情報としてデータ復調部155等に出力する。更に、スケジューラ160は、データ復調部155から出力された品質情報と、誤り訂正復号部157から出力されたACK又はNACKを保持する。スケジューラ160は、送達結果がACKのとき、新規データ信号の送信または他の移動局20との通信を行い、送達結果がNACKのとき、NACKを送信した移動局20に対してデータ信号の再送を行うようにスケジューリングを行う。
図4は移動局20の構成例を示す図である。移動局20は、送信部200と、D/A変換部210と、RF処理部220と、アンテナ230と、A/D変換部240と、受信部250と、制御部260と、ACK/NACK生成部261と、CQI測定部262とを備える。
送信部200は、誤り訂正符号部201と、DFT部202と、データ変調部203と、データ・パイロット信号多重部204と、IFFT部205と、CP挿入部206とを備える。
誤り訂正符号部201は、制御部260からの制御情報に従って、上り方向において送信する送信データ信号と、CQI測定部262から出力されたCQIに対して誤り訂正符号化処理を行う。
DFT部202は、制御部260からの制御情報に従って、誤り訂正符号化後のデータ信号等に対してDFT(Discrete Fourier Transfer)処理を行う。
データ変調部203は、制御部260からの制御情報に従って、DFT処理後のデータ信号等と、ACK/NACK生成部261から出力されたACK又はNACK等とに対して変調処理を行う。
データ・パイロット信号多重部204は、制御部260からの制御情報に従って、変調後のデータ信号等とパイロット信号とを多重化し、IFFT部205は多重化されたデータ信号等に対してIFFT処理を行う。データ・パイロット信号多重部204は、例えば、制御情報(又はスケジューリング情報)に従い、PUSCHの無線リソースにデータ信号や、ACK又はNACKを割り当て、PUCCH又はPUSCHの無線リソースにCQIを割り当てる。これにより、移動局20は、PUSCHを利用してACK又はNACKをデータ信号の一部として送信し、PUSCH又はPUCCHを利用してCQIを送信できる。
CP挿入部206は、制御情報に従って、IFFT部205の出力に対してCPを挿入する。
D/A変換部210は、CP挿入部206の出力をアナログ信号に変換する。RF処理部220の送信RF部221は、D/A変換部210から出力されたベースバンド信号を所定無線周波数帯域の無線信号に変換して出力する。アンテナ230は、基地局10に無線信号を送信する。また、アンテナ230は基地局10から送信された無線信号を受信し、RF処理部220の受信RF部222に出力する。
受信RF部222は無線信号をベースバンド信号に変換し、A/D変換部240はアナログ信号のベースバンド信号をデジタル信号に変換する。
受信部250は、CP除去部251と、FFT部252と、データ・パイロット信号分離部253と、パイロット信号復調部254と、データ復調部255と、誤り訂正復号部256とを備える。
CP除去部251は、A/D変換部240の出力に対してCPを除去し、FFT部252はCP除去後のベースバンド信号に対してFFT処理を行う。
データ・パイロット信号分離部253は、FFT部252の出力に対して、データ信号とパイロット信号とを分離する。データ・パイロット信号分離部253は、例えば、制御情報(又はスケジューリング情報)に従って、PDSCHにより受信したデータ信号等を抽出し、PDCCHにより受信した制御信号等を抽出し、これらをデータ復調部255に出力する。
パイロット信号復調部254は、パイロット信号に対して復調処理を行い、復調後のパイロット信号をCQI測定部262に出力する。
データ復調部255は、パイロット信号の復調処理結果等に基づいて、データ信号に対して復調処理を行う。また、データ復調部255は、PDCCHを利用して送信された復調後の制御信号を制御部260に出力する。
誤り訂正復号部256は、復調後のデータ信号に対して誤り訂正復号処理を行う。誤り訂正復号部256は、誤り訂正復号処理の処理結果(例えばCRC(Cyclic Redundancy Check)チェック結果など)をACK/NACK生成部261に出力する。
制御部260は、制御信号に含まれる上りリンク又は下りリンクに対する制御情報に基づいて誤り訂正符号部201等を制御する。例えば、制御部260は、符号化率と変調方式等を制御情報として、誤り訂正符号部201とデータ変調部203等に出力する。また、制御部260は、復調方式等を制御情報としてデータ復調部255等に出力する。制御信号に含まれる制御情報は、例えば、基地局10のスケジューラ160によりスケジューリングされたものである。
ACK/NACK生成部261は、誤り訂正復号部256から出力された誤り訂正復号処理の結果に基づいてACK又はNACKを生成する。ACK/NACK生成部261は、例えば、誤り訂正復号処理が正しく行われたことを示すCRCチェック結果を得たときACKを生成し、正しく誤り訂正復号処理が行われなかったことを示すCRCチェック結果を得たときNACKを生成する。ACK/NACK生成部261は、ACK又はNACKをデータ変調部203に出力する。
CQI測定部262は、パイロット信号に基づいて下りリンク方向の無線回線品質を測定し、その品質を示す指標であるCQI(Channel Quality Indicator)を生成し、誤り訂正符号部201に出力する。
次に、PUSCHとPUCCHの各物理チャネルを含む上り無線フレームの構成例を説明する。図5はかかる無線フレームの構成例を示す図である。横軸は時間軸方向、縦軸は周波数軸方向を示す。PUSCHは、例えば、ユーザデータ等を送信するための物理チャネルであり、基地局10の許可により移動局20が利用できる物理チャネルである。また、PUCCHは、例えば、制御信号(又は制御情報)等を送信するための物理チャネルであり、移動局20に予め個別に割り当てられた物理チャネルである。図5に示すように、PUCCHとPUSCHは互いに異なる周波数の無線リソース上に配置される。尚、PUCCHはシステム周波数帯域内の両端に各々配置されている。両端にPUCCHが配置されるのは、マルチパス・フェージングによる特性劣化を軽減して、基地局10においてPUCCHの受信品質を向上させるためである。
次に動作例を説明する。図6(A)及び同図(B)は送達結果を送信する場合の各シーケンス例を示す図である。
図6(A)は、移動局20がPUSCHを利用して送達結果を送信する場合のシーケンス例を示す図である。基地局10は、PDCCHを利用して、PDSCHによるユーザデータ(又はデータ信号)の送信がある旨を通知し(S10)、PDSCHを利用してユーザデータを送信する(S12)。
また、基地局10がPUSCHの送信許可をPDCCHにより送信し、移動局20が当該送信許可を受信した場合(S11)、移動局20はPUSCHを利用して、下りユーザデータ(PDSCH)に対する送達結果を送信する(S13)。例えば、基地局10のスケジューラ160が移動局20に対するPUSCHの送信許可を生成し、データ・パイロット信号多重部103に出力することで、基地局10は当該送信許可を送信する。また、移動局20の制御部260は、データ復調部255から当該送信許可を受け取ると、データ・パイロット信号多重部204を制御して、ACK又はNACKをPUSCHの無線リソースに割り当てるようにする。
図6(B)は、移動局10がPUSCHの送信許可を受信できなかった場合のシーケンス例を示す図である。基地局10はPUSCHの送信許可を送信したが、例えば無線通信環境の変化により、移動局20が当該送信許可を受信できない場合もある。このような場合、移動局20はPUSCHを利用して、下りユーザデータ(PDSCH)に対する送達結果を送信することができない。
そこで、移動局20は、PUSCHの送信許可を受信できなかったとき、PUCCHを利用して送達結果を送信することとする(S14)。例えば、移動局20の制御部260は、当該送信許可を確認しない場合、データ・パイロット信号多重部204を制御して、ACK又はNACKをPUCCHの無線リソースに割り当てるようにする。
移動局10は、下りユーザデータ(PDSCH)に対する送達結果をPUSCH又はPUCCHを利用して送信することになる。後述する各実施例においても同様である。
次に、基地局10における動作について説明する。図7は基地局10における動作例を示すフローチャートである。尚、基地局10はデータ信号(又はユーザデータ)(PDSCH)を移動局20に送信しているものとする。
基地局10は、処理を開始すると(S20)、移動局20に対してPUSCHの送信許可を送信したか否かを判別する(S21)。例えば、スケジューラ160がPUSCHの送信許可を決定し、送信許可をデータ変調部102に出力するため、本処理(S21)は当該決定または出力により判別できる。
基地局10は、PUSCHの送信許可を送信した場合(S21でYes、図6(A)のS11)、PUSCHを利用して移動局20から送信されたデータ信号等の受信処理を行う(S22)。
次いで、基地局10は、PUSCHにより送信されたデータ信号等を正しく受信できたか否かを判別する(S23)。例えば、スケジューラ160は誤り訂正復号部157から出力されたCRCチェック結果に基づいて判別する。
基地局10は、PUSCHで送信されたデータ信号等を正しく受信できた場合(S23でYes)、当該データ信号とともにPUSCHで送信されたACK又はNACKを確認する(S24)。例えば、スケジューラ160は、誤り訂正復号部157から出力されたACK又はNACKを入力することで本処理を確認する。
そして、基地局10は一連の処理を終了する(S25)。
一方、基地局10は、PUSCHにより送信されたデータ等を正しく受信できなかったとき(S23でNo)、PUCCHにより送信された信号等の受信処理を行う(S26)。基地局10がPUSCHの送信許可を送信した場合でも、通信環境の変化により、移動局20は送信許可を受信できない場合がある。移動局20は、PUSCHの送信許可を受信できなかった場合、PUCCHを利用して送達結果を送信するため(図6(B)のS14)、基地局10はPUCCHにより受信した信号等に対する受信処理を行う。
次いで、基地局10は、当該信号等とともにPUCCHにより送信されたACK又はNACKを確認する(S27)。例えば、スケジューラ160はデータ復調部155から出力されたACK又はNACKを入力することで確認する。
また、基地局10は、PUSCHの送信許可を移動局20に対して送信していないとき(S21でNo)、PUCCHにより送信された信号等の受信処理を行い(S26)、ACK又はNACKを確認する(S27)。この場合、基地局10がPUSCHの送信許可を移動局20に送信しておらず(S21でNo)、そのため移動局20はPUCCHを利用して送達結果を送信する(図6(B)のS14)。基地局10はこのPUCCHにより受信した送達結果を受信する。
図7に示す例は、基地局10はPUSCHに対する受信処理を行い(S22)、PUSCHによるデータ信号等を正しく受信できない場合に、PUCCHに対する受信処理を行う(S26)。このようなPUSCHによる受信処理後にPUCCHによる受信処理を行う処理を以下ではシリアル処理と称することにする。基地局10は、シリアル処理を行うことで、PUSCH又はPUCCHのいずれかを利用して送信された送達結果を受信できるため、送達結果を受信できないことによるデータ再送を行うことがなくなる。よって、無線通信システム1はスループットの向上を図ることができる。
基地局10は、シリアル処理以外にも、PUSCHとPUCCHに対する各受信処理を並列(又は同時)に行うこともできる。以下ではこのような処理をパラレル処理と称することにする。パラレル処理は、PUCCHとPUSCHに対する各受信処理を並列に行うことができるため、シリアル処理と比較して、基地局10が送達結果を確認するまでの時間を少なくすることができる。図8は基地局10においてパラレル処理を行う場合の動作例を示すフローチャートである。
基地局10は、処理を開始すると(S40)、移動局20に対してPUSCH送信許可を送信したか否かを判別する(S21)。
基地局10は、PUSCHの送信許可を送信したとき(S21でYes)、PUSCHとPUCCHにより送信されたデータ信号等の受信処理を並列に行う(S41)。例えば、パイロット復調部154、データ復調部155、IDFT部156、及び誤り訂正復号部157は異なる周波数により送信されたデータ信号等を並列に受信処理できるような処理速度でS41の処理を行う。或いは、パイロット復調部154から誤り訂正復号部157までが並列に配置され、各部154等が並列に処理を行うようにしてもよい。
図9は並列に配置された場合の基地局10の構成例を示す図である。基地局10は、更に、第2のパイロット信号復調部174と、第2のデータ復調部175、第2のIDFT部176と、第2の誤り訂正復号部177とを備える。例えば、パイロット信号復調部154、データ復調部155、IDFT部156、及び誤り訂正復号部157がPUSCHにより送信されたデータ信号等の受信処理を行う。また、第2のパイロット信号復調部174、第2のデータ復調部175、第2のIDFT部176、及び第2の誤り訂正復号部177がPDCCHにより送信された制御信号等の受信処理を行う。PUSCHとPUCCHによる受信は逆でもよい。
次いで、基地局10はPUSCHを正しく受信できたか否かを判別し(S23)、正しく受信できた場合はPUSCHにより受信したACK又はNACKを確認する(S23でYes、S24)。
そして、基地局10は一連の処理を終了する(S43)。
一方、基地局10は、PUSCHを正しく受信できないとき(S23でNo)、PUCCHにより受信した送達結果を確認する(S42)。基地局10は、既にPUCCHの受信処理を行っているため(S41)、PUSCHを正しく受信できなかったときはPUCCHにより受信した送達結果を確認するだけである。そして、基地局10は一連の処理を終了する(S43)。
また、基地局10はPUSCHの送信許可を送信していない場合は(S21でNo)、シリアル処理と同様に、PUCCHの受信処理を行い、送達結果を確認する(S26、S27)。
上述したように、パラレル処理はシリアル処理と比較して基地局10が送達結果を確認するまでの時間を少なくさせることができる。よって、基地局10は送達結果を確認するまでの時間が少なくなる分、多くのデータ信号等を送信又は受信でき、無線通信システム1全体としてラウンドトリップタイム(Round Trip Time : RTT)を向上させることができる。
<第2の実施例>
次に第2の実施例を説明する。本第2の実施例では、PUSCHに対する受信処理を行うか又はPUSCHとPUCCHに対するパラレル受信処理を行うかを下りリンクの無線回線品質に基づいて選択するようにしている。本第2の実施例はパラレル受信処理を行わない場合もあるため、第1の実施例のパラレル処理と比較して処理量の削減を図ることができ、スループットを更に向上させることができる。
図10は第2の実施例における基地局10の構成例を示す図である。基地局10は、更に、スケジューラ160内にCQI管理部161を備える。
CQI管理部161は、移動局20から送信された下りリンクの無線回線品質(例えば、CQI)を保持し、予め保持した閾値CQIthと比較する。スケジューラ160はこの比較結果に基づいて後述する処理を行う。尚、移動局20はPUSCH又はPUCCHを利用してCQIを送信する。
移動局20の構成例及び全体のシーケンス例は第1の実施例と同様で、図4、図6(A)、及び同図(B)に夫々の例を示す。また、基地局10はデータ信号(PDSCH)を移動局20に送信しているものとする。
図11は基地局10における動作例を示す図である。基地局10は、処理を開始すると(S50)、移動局20に対してPUSCHの送信許可を送信したか否かを判別する(S21)。
基地局10は、PUSCHの送信許可を送信したとき(S21でYes)、送信許可を送信した移動局20のCQI値(CQI_UE)を確認する(S51)。例えば、移動局20のCQI測定部262はパイロット信号に基づいて下りリンクのCQIを測定(又は推定)し、CQI値(CQI_UE)として基地局10に送信する。CQI管理部161は、CQI値(CQI_UE)を誤り訂正復号部157から入力することで確認する。
次いで、基地局10は、CQI値(CQI_UE)が閾値CQIth以上か否かを判別する(S52)。例えば、CQI管理部161が判別する。
基地局10は、CQI値(CQI_UE)が閾値CQIth以上のとき(S52でYes)、PUSCHにより送信されたデータ信号等の受信処理を行う(S54)。下りリンクの無線回線品質が一定値以上のとき、基地局10と移動局20の間の下りリンクの無線回線品質は閾値CQIthによる場合と比較して良好である。よって、移動局20がPUSCHの送信許可を受信する可能性は、閾値CQIthより小さい場合と比較して高い。このような場合、基地局10は、移動局20がPUSCHにより送達結果を送信することを見越して、PUSCHに対する受信処理を行う。
次いで、基地局10は、PUSCHで受信したACK又はNACKを確認し(S55)、一連の処理を終了する(S56)。
一方、基地局10は、CQI値(CQI_UE)が閾値CQIthよりも低いとき(S52でNo)、第1の実施例と同様にパラレル処理を行う。基地局10は、下りリンクの無線回線品質が一定値より低いとき、下りリンクの無線回線品質は、閾値CQIth以上の場合と比較して良好でなく、移動局20はPUSCHの送信許可を受信したか否か判別することができない。このような場合、基地局10はPUSCHとPUCCHとに対してパラレル受信処理(S41)を行い、送達結果を早期に確認するようにしている。
基地局10は、パラレル受信処理(S41)を行った後、PUSCHにより送信されたデータ信号等を正しく受信したとき(S23でYes)、PUSCHにより受信したACK又はNACKを確認する(S24)。そして、基地局10は一連の処理を終了する(S56)。
一方、基地局10は、PUSCHを正しく受信できないとき(S23でNo)、移動局20がPUCCHを利用して送達結果を送信することを見越して、PUCCHにより受信したACK又はNACKを確認する(S42)。そして、基地局10は一連の処理を終了する(S56)。
また、基地局10は、移動局20に対してPUSCHの送信許可を送信していないとき(S21でNo)、PUCCHにより受信したデータ信号等の受信処理を行って(S26)、ACK信号又はNACK信号を確認する(S27)。そして、基地局10は一連の処理を終了する(S56)。
その後、基地局10は、ACKを確認したときは新規データの送信等を行い、NACKを確認したときは再度当該移動局20にデータを再送する。
上述したように、本無線通信システム1では、下りリンクの無線回線品質が一定値以上のとき、PUCCHとPUSCHのパラレル受信処理を行わないため(S52でYesのときS54へ)、第1の実施例のパラレル処理と比較して処理量を削減できる。すなわち、本無線基地局装置10は、PUCCHとPUSCHの双方に対する受信処理を行わない場合もあるため、双方の処理を常に行う場合と比較して、処理量を削減できる。よって、基地局10は、処理量の削減の分だけ他の処理を行うことができる。例えば、基地局10において、従来のパラレル処理を実施するための処理量が原因で扱えるデータ量が制限されている場合には、削減できた分だけ、多くのデータ信号等の送信又は受信を行うことができるようになるため、無線通信システム1全体としてスループットの向上を図ることができる。また、基地局10は、処理量の削減により、パラレル処理の場合と比較してコスト及び消費電力の削減を図ることができる。更に、本第2の実施例において基地局10は、シリアル処理と比較して送達結果を確認するまでの時間が少なくなりその分多くのデータ信号等を送信又は受信できるため、ラウンドトリップタイムを向上させることができる。
尚、パラレル受信処理に関し、基地局10のパイロット信号復調部154、データ復調部155、IDFT部156、及び誤り訂正復号部157は、例えば、異なる周波数のPUSCHとPUCCHにより送信されたデータ信号等を並列に受信できるような処理速度で処理を行う。
または、基地局10は、第1の実施例と同様に各部157等が並列に配置されることでパラレル受信処理を行うようにしてもよい。図12はかかる場合の基地局10の構成例を示す図である。基地局10は、更に、第2のパイロット信号復調部174と、第2のデータ復調部175と、第2のIDFT部176と、第2の誤り訂正復号部177とを備える。第2のパイロット信号復調部174から第2の誤り訂正復号部177はPUSCH又はPUCCHのいずれか一方に対する受信処理を行い、パイロット信号復調部154から誤り訂正復号部157は他方に対する受信処理を行う。
<第3の実施例>
次に第3の実施例を説明する。図13は第3の実施例における基地局10の構成例を示す図である。
基地局10は、更に、処理量監視部165を備える。
処理量監視部165は、受信部150の各部(CP除去部151、FFT部152、データ・パイロット信号分離部153、パイロット信号復調部154、データ復調部155、IDFT部156、及び誤り訂正復号部157)から各部の処理量情報を取得し、処理量(P)を演算する。処理量(P)は、例えば、プロセッサの負荷率に相当するもので、単位時間の稼働率でもある。処理量監視部165は、受信部150の各部を監視して各部における一定時間の処理量を取得し、全体の処理量(P)を計算するようにしてもよい。処理量監視部165は、処理量(P)をスケジューラ160に出力する。スケジューラ160は処理量(P)に基づいて後述する処理を行う。
尚、移動局20の構成例及び全体のシーケンス例は第1の実施例等と同様で、図4、図6(A)、及び同図(B)に夫々例を示す。また、基地局10はデータ信号(PDSCH)を移動局20に送信しているものとする。
図14は第3の実施例における基地局10の動作例を示すフローチャートである。基地局10は処理を開始すると(S60)、PUSCHの送信許可を移動局20に送信したか否かを判別する(S21)。
そして、基地局10は当該送信許可を送信したとき(S21でYes)、基地局10の処理量(P)を確認する(S61)。例えば、処理量監視部165が受信部150の処理量(P)を計算し、スケジューラ160に出力することにより確認する。
次いで、基地局10は処理量(P)が閾値Pth以上か否かを判別する(S62)。例えば、スケジューラ160は、処理量(P)が予め保持した閾値Pth以上か否かにより判別する。
基地局10は、処理量(P)が閾値Pth以上のとき(S62でYes)、PUSCHで受信したデータ信号等の受信処理を行う(S64)。処理量(P)が閾値Pth以上のとき、基地局10において受信処理の処理量が一定値よりも多く、基地局10が収容する移動局20の数も一定値より多いときでもある。受信処理対象の移動局20が一定値より多いとき、PUSCHを利用してデータ信号等を送信する移動局20の数は一定値より多くなる。従って、移動局20の数が多いことでPUSCHを利用する可能性が一定の場合より高いとき、基地局10はPUSCHによる受信処理を行う。
次いで、基地局10は、PUSCHにより受信したACK又はNACKを確認し(S65)、一連の処理を終了する(S66)。
一方、基地局10は、処理量(P)が閾値Pthより低い値のとき(S62でNo)、第1の実施例等と同様にパラレル処理を行う。この場合、基地局10は収容する移動局20の数が一定値より少なく、そのため処理に余力がある。このような場合、基地局10はパラレル受信処理(S41)を行うようにしている。
基地局10は、パラレル受信処理(S41)後、PUSCHにより送信されたデータ信号等を正しく受信できたか否かを判別する(S23)。基地局10は正しく受信できたとき(S23でYes)、PUSCHにより受信したACK又はNACKを確認し(S24)、正しく受信できないとき(S23でNo)、PUCCHにより受信したACK又はNACKを確認する(S42)。基地局10は送達結果を確認後(S24,S42)、一連の処理を終了する(S66)。
一方、基地局10は、PUSCHの送信許可を送信していないとき(S21でNo)、PUCCHに対する受信処理を行い(S26)、ACK又はNACKを確認する(S27)。
このように、本第3の実施例では、基地局10の処理に余力がないときPUSCHに対する受信処理を行い(S64)、余力がないときにPUSCHとPUCCHのパラレル受信処理を行う(S41)。従って、本無線通信システム1において、基地局10は処理に余力がないときにパラレル受信処理を行わないため、第1の実施例のパラレル処理と比較して、第2の実施例等と同様に処理量の削減、及び消費電力の削減等を図ることができる。従って、第2の実施例等と同様に本無線通信システム1はスループットを向上させることができる。更に、本第3の実施例は第2の実施例等と同様に、基地局10は早期に送達結果を確認できるため、無線通信システム1はラウンドトリップタイムを向上させることができる。
尚、パラレル受信処理(S41)について第1の実施例と同様に、パイロット信号復調部154、データ復調部155、IDFT部156、及び誤り訂正復号部157は、周波数の異なるPUSCHとPUCCHにより送信された信号等をパラレルに受信できる処理速度で処理を行う。
又は、図15に示すように基地局10は各部154等を並列に配置されてもよい。基地局10は、第1の実施例と同様に、更に、第2のパイロット信号復調部174、第2のデータ復調部175、第2のIDFT部176、及び第2の誤り訂正復号部177を備える。第2のパイロット信号復調部174から第2の誤り訂正復号部177は、PUSCH又はPUCCHのいずれか一方により受信したデータ信号等に対する受信処理を行う。また、パイロット信号復調部154から誤り訂正復号部157は、他方に対する受信処理を行う。
<第4の実施例>
次に第4の実施例を説明する。図16は第4の実施例における基地局10の構成例、図17は基地局10の動作例をそれぞれ示す図である。本第4の実施例においても、図4は移動局20の構成例を示し、図6(A)及び同図(B)は全体のシーケンス例を夫々示す。図17の動作例に関しても、基地局10はデータ信号(PDSCH)を移動局20に送信しているものとする。
図16に示すように、基地局10は、更にCQI管理部161と処理量監視部165とを備える。
CQI管理部161は、第2の実施例と同様に、移動局20から送信された下りリンクの無線回線品質(例えば、CQI)を保持し、予め保持した閾値CQIthと比較する。スケジューラ160はその比較結果に基づいて処理を行う。
処理量監視部165は、第3の実施例と同様に、受信部150の各部(CP除去部151、FFT部152、データ・パイロット信号分離部153、パイロット信号復調部154、データ復調部155、IDFT部156、及び誤り訂正復号部157)から処理量情報を取得し、受信部150全体の処理量(P)をスケジューラ160に出力する。
次に動作例を説明する。図17に示すように、基地局10は処理を開始すると(S70)、移動局20に対してPUSCHの送信許可を送信したか否かを判別し(S21)、当該送信許可を送信したとき(S21でYes)、処理量(P)を確認する(S61)。
次いで、基地局10は、処理量(P)が閾値P’th以上のとき(S71)、処理対象の移動局20のCQI値(CQI_UE)を確認する(S51)。
次いで、基地局10は、移動局20のCQI値(CQI_UE)が閾値CQIth以上のとき(S52でYes)、PUSCHにより受信したデータ信号等に対する受信処理を行う(S54)。
次いで、基地局10は、受信処理により受信したACK又はNACKを確認し(S55)、一連の処理を終了する(S72)。
一方、基地局10は、移動局20のCQI値(CQI_UE)が閾値CQIthより低い値のとき(S52でNo)、パラレル受信処理(S41)を行う。
次いで、基地局10はPUSCHにより受信したデータ信号等を正しく受信できたか否かを判別する(S23)。基地局10は、正しく受信したとき(S23でYes)、PUSCHにより受信したACK又はNACKを確認する(S24)。一方、基地局10は、正しく受信できないとき(S23でNo)、PUCCHにより受信したACK又はNACKを確認する(S42)。
また、基地局10は、移動局20に対してPUSCHの送信許可を送信していないとき(S21でNo)、PUCCHにより受信した制御信号等の受信処理を行い(S26)、当該PUCCHにより受信したACK又はNACKを確認する(S27)。
このように、本第4の実施例において、基地局10は処理量(P)が閾値P’th以上のときでも、下りリンクの無線回線品質が一定値よりも低いときはパラレル受信処理を行い、当該無線回線品質が一定値以上のときPUSCHに対する受信処理を行うようにしている。従って、本無線通信システム1は、パラレル受信処理を行わない場合もあるため(S71でYes、S52でYes)、第1の実施例のパラレル処理と比較して、処理量等を削減でき、第3の実施例等と同様にスループットを向上させることができる。更に、第3の実施例等と同様に、基地局10は早期に送達結果を得ることができるため、無線通信システム1全体としてラウンドトリップタイムが向上する。
また、基地局10は処理量(P)が閾値P’以上のときでも無線回線品質を確認する(S51,S52)ことで、第3の実施例と比較して送達結果を早期に受信できる場合もあり、再送制御における伝達精度を向上させることもできる。
尚、処理量(P)の閾値P’thは、第3の実施例の閾値Pthと比較して、P>P’thと設定されてもよい。基地局10は、処理量(P)が閾値より多い場合でも、無線回線品質が一定値より低い場合は送達結果の早期確認等の観点からPUCCHとのパラレル受信処理を行った方がよい場合もある。このような処理対象の移動局20の数を第3の実施例より多くするため、閾値P’をかかる設定とすることができる。
また、パラレル受信処理(S41)についても、パイロット信号復調部154、データ復調部155、IDFT部156、及び誤り訂正復号部157は、例えば、異なる周波数のPUSCHとPUCCHによる信号等を並列に処理できる程度の処理速度により処理を行う。又は、図18に示すように、基地局10は、第2のパイロット信号復調部174、第2のデータ復調部175、第2のIDFT部176、及び第2の誤り訂正復号部177を備え、異なる周波数の信号等を並列に受信するようにしてもよい。
以上まとめると付記のようになる。
(付記1)
移動局装置と無線通信を行う無線基地局装置において、
データを前記移動局装置へ送信する送信部と、
前記データに対する送達結果を前記移動局装置から受信する受信部と、
第1のチャネルによる送信を許可する許可通知を前記送信部が前記移動局装置に送信したとき、前記移動局装置との間の無線回線品質又は前記受信部の処理量に基づいて、前記第1のチャネルに対する受信処理を行うか、又は前記第1のチャネル及び第2のチャネルに対して並列に受信処理を行うかを決定する制御部とを備え、
前記受信部は、前記決定に従って前記受信処理を行うことで、前記第1のチャネル又は前記第2のチャネルを利用して送信された前記送達結果を受信することを特徴とする無線基地局装置。
(付記2)
前記制御部は、前記無線回線品質又は前記処理量が閾値以上のとき、前記第1のチャネルに対する受信処理を行うことを決定し、前記無線回線品質又は前記処理量が閾値より小さいとき、前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルに対して並列に受信処理を行うことを決定することを特徴とする付記1記載の無線基地局装置。
(付記3)
前記制御部は、前記処理量が第1の閾値以上のときであって前記無線回線品質が第2の閾値より小さいとき、前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルに対して並列に受信処理を行うことを決定し、前記処理量が前記第1の閾値以上のときであって前記無線回線品質が前記第2の閾値以上のとき、前記第1のチャネルに対する受信処理を行うことを決定することを特徴とする付記1記載の無線基地局装置。
(付記4)
前記制御部は、前記処理量が前記第1の閾値より小さいとき、前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルに対する受信処理を行うことを特徴とする付記3記載の無線基地局装置。
(付記5)
前記受信部は、前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルに対する受信処理を行って、前記第1のチャネルを利用して送信された信号を受信できないとき、前記第2のチャネルに対する受信処理により前記送達結果を取得し、前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルに対して並列に受信処理を行って前記第1のチャネルを利用して送信された信号を受信できたとき、前記第1のチャネルに対する受信処理により前記送達結果を取得することを特徴とする付記1記載の無線基地局装置。
(付記6)
前記制御部は、前記許可通知を前記移動局装置に送信しなかったとき、前記第2のチャネルに対する受信処理を行うことを決定することを特徴とする付記1記載の無線基地局装置。
(付記7)
前記送信部はパイロット信号を前記移動局装置に送信し、
前記受信部は、前記移動局装置が前記パイロット信号に基づいて測定した前記無線回線品質を前記移動局装置から受信することを特徴とする付記1記載の無線基地局装置。
(付記8)
前記第1のチャネルは前記無線基地局装置による許可により利用可能なチャネルであり、前記第2のチャネルは前記移動局装置に対して予め個別に割り当てられたチャネルであることを特徴とする付記2記載の無線基地局装置。
(付記9)
前記第1のチャネルはPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)であり、前記第2のチャネルはPUCCH(Physical Uplink Control Channel)であることを特徴とする付記8記載の無線基地局装置。
(付記10)
前記無線回線品質はCQI(Channel Quality Indicator)により示された値であることを特徴とする付記7記載の無線基地局装置。
(付記11)
前記送達結果は、前記移動局装置が前記データを正しく受信できたことを示す肯定結果、又は前記移動局装置が前記データを正しく受信できなかったことを示す否定結果であることを特徴とする付記1記載の無線基地局装置。
(付記12)
無線基地局装置と無線通信を行う移動局装置において、
前記無線基地局装置から送信されたデータを受信する受信部と、
第1のチャネルによる送信を許可する許可通知を前記無線基地局装置から受信できなかったとき、第2のチャネルを利用して前記データに対する送達結果を送信する送信部と
を備えることを特徴とする移動局装置。
(付記13)
データを移動局装置へ送信する送信部と、前記データに対する送達結果を前記移動局装置から受信する受信部と、制御部とを備え、前記移動局装置と無線通信を行う無線基地局装置における無線通信方法であって、
第1のチャネルによる送信を許可する許可通知を前記送信部が前記移動局装置に送信したとき、前記移動局装置と間の無線回線品質又は前記受信部の処理量に基づいて、前記第1のチャネルに対する受信処理を行うか、又は前記第1のチャネル及び第2のチャネルに対する受信処理を行うかを前記制御部により決定し、
前記決定に従って前記受信処理を行い、前記第1のチャネル又は前記第2のチャネルを利用して送信された前記送達結果を前記受信部により受信する
ことを特徴とする無線通信方法。
(付記14)
無線基地局装置と移動局装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、
前記無線基地局装置は、
データを前記移動局装置へ送信する送信部と、
前記データに対する送達結果を前記移動局装置から受信する受信部と、
第1のチャネルによる送信を許可する許可通知を前記送信部が前記移動局装置に送信したとき、前記移動局装置との間の無線回線品質又は前記受信部の処理量に基づいて、前記第1のチャネルに対する受信処理を行うか、又は前記第1のチャネル及び第2のチャネルに対する受信処理を行うかを決定する制御部とを備え、
前記受信部は、前記決定に従って前記受信処理を行い、前記第1のチャネル又は前記第2のチャネルを利用して送信された前記送達結果を受信し、
前記移動局装置は、
前記許可通知を受信したとき前記第1のチャネルを利用して前記送達結果を送信し、前記許可通知を受信できなかったとき前記第2のチャネルを利用して前記送達結果を送信する送信部を備えることを特徴とする無線通信システム。
1:無線通信システム 10:無線基地局装置(基地局)
20(20‐1〜20‐3):移動局装置(移動局)
100:送信部 101:誤り訂正符号部
102:データ変調部 103:データ・パイロット信号多重部
104:IFFT部 105:CP挿入部
120:RF処理部 130:アンテナ
150:受信部 151:CP除去部
152:FFT部 153:データ・パイロット信号分離部
154:パイロット信号復調部 155:データ復調部
156:IDFT部 157:誤り訂正復号部
160:スケジューラ 161:CQI管理部
165:処理量監視部 174:第2のパイロット信号復調部
175:第2のデータ復調部 176:第2のIDFT部
177:第2の誤り訂正復号部 260:制御部
261:ACK/NACK生成部 262:CQI測定部

Claims (9)

  1. 移動局装置と無線通信を行う無線基地局装置において、
    データと第1のチャネルに対する送信許可を前記移動局装置へ送信する送信部と、
    前記データに対する送達結果を前記移動局装置から受信する受信部と、
    前記移動局装置との間の無線回線品質又は前記受信部の処理量に基づいて、前記第1のチャネルに対する受信処理を行うか、又は前記第1のチャネル及び第2のチャネルに対する受信処理を行うかを決定する制御部とを備え、
    前記受信部は、前記決定に従って前記受信処理を行い、前記第1のチャネル又は前記第2のチャネルを利用して送信された前記送達結果を受信し、
    前記第1のチャネルはデータ送信用のチャネルであり、前記第2のチャネルは制御信号送信用のチャネルであることを特徴とする無線基地局装置。
  2. 前記制御部は、前記無線回線品質又は前記処理量が閾値以上のとき、前記第1のチャネルに対する受信処理を行うことを決定し、前記無線回線品質又は前記処理量が閾値より小さいとき、前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルに対して並列に受信処理を行うことを決定することを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  3. 前記制御部は、前記処理量が第1の閾値以上のときであって前記無線回線品質が第2の閾値より小さいとき、前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルに対して並列に受信処理を行うことを決定し、前記処理量が前記第1の閾値以上のときであって前記無線回線品質が前記第2の閾値以上のとき、前記第1のチャネルに対する受信処理を行うことを決定することを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  4. 前記受信部は、前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルに対して並列に受信処理を行って、前記第1のチャネルを利用して送信された信号を受信できないとき、前記第2のチャネルに対する受信処理により前記送達結果を取得し、前記第1のチャネル及び前記第2のチャネルに対して並列に受信処理を行って前記第1のチャネルを利用して送信された信号を受信できたとき、前記第1のチャネルに対する受信処理により前記送達結果を取得することを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  5. 前記制御部は、前記許可通知を前記移動局装置に送信しなかったとき、前記第2のチャネルに対する受信処理を行うことを決定することを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  6. 前記送信部はパイロット信号を前記移動局装置に送信し、
    前記受信部は、前記移動局装置が前記パイロット信号に基づいて測定した前記無線回線品質を前記移動局装置から受信することを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  7. 前記第1のチャネルは前記無線基地局装置による許可により利用可能なチャネルであり、前記第2のチャネルは前記移動局装置に対して予め個別に割り当てられたチャネルであることを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  8. データと第1のチャネルに対する送信許可を移動局装置へ送信する送信部と、前記データに対する送達結果を前記移動局装置から受信する受信部と、制御部とを備え、前記移動局装置と無線通信を行う無線基地局装置における無線通信方法であって、
    前記移動局装置と間の無線回線品質又は前記受信部の処理量に基づいて、前記第1のチャネルに対する受信処理を行うか、又は前記第1のチャネル及び第2のチャネルに対する受信処理を行うかを前記制御部により決定し、
    前記決定に従って前記受信処理を行い、前記第1のチャネル又は前記第2のチャネルを利用して送信された前記送達結果を前記受信部により受信し、
    前記第1のチャネルはデータ送信用のチャネルであり、前記第2のチャネルは制御信号送信用のチャネルであることを特徴とする無線通信方法。
  9. 無線基地局装置と移動局装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、
    前記無線基地局装置は、
    データと第1のチャネルに対する送信許可を前記移動局装置へ送信する送信部と、
    前記データに対する送達結果を前記移動局装置から受信する受信部と、
    前記移動局装置との間の無線回線品質又は前記受信部の処理量に基づいて、前記第1のチャネルに対する受信処理を行うか、又は前記第1のチャネル及び第2のチャネルに対する受信処理を行うかを決定する制御部とを備え、
    前記受信部は、前記決定に従って前記受信処理を行い、前記第1のチャネル又は前記第2のチャネルを利用して送信された前記送達結果を受信し、
    前記移動局装置は、
    前記許可通知を受信したとき前記第1のチャネルを利用して前記送達結果を送信し、前記許可通知を受信できなかったとき前記第2のチャネルを利用して前記送達結果を送信する送信部を備え
    前記第1のチャネルはデータ送信用のチャネルであり、前記第2のチャネルは制御信号送信用のチャネルであることを特徴とする無線通信システム。
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