JP5592895B2 - Rfidアンテナ回路 - Google Patents

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  • Near-Field Transmission Systems (AREA)
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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、RFID及びNFCアンテナ回路に関する。
【0002】
RFIDは、無線周波数識別情報の略称である。
【0003】
NFCは、近距離通信の略称である。
【0004】
これは、無線アンテナにより、専用リーダに情報を送信することができるメモリ・チップ又は電子装置を使用して物体の識別を可能にする手法である。
【背景技術】
【0005】
RFID/NFC手法は、数多くの分野(例えば、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ、非接触カード・リーダ、接触なしで読み出される対象のカード自体、更に、パスポート、識別又は記述タグ、USBキー、「RFID又はNFC SIMカード」と呼ばれる(U)SIMカード及びSIMカード、デュアル又はデュアル・インタフェース・カード用のステッカー(RFID/NFCアンテナを有するステッカー自体)、腕時計)において使用される。
【0006】
RFID/NFC手法では、第1のRFID回路(リーダ)のアンテナは、任意的には、第1の回路に対して、電荷変調によるデータによって回答し得る第2のRFID回路(トランスポンダ)のアンテナによって受信される対象のデータを含む無線周波数信号を特定の距離にわたって電磁的に放射する。各RFID回路は、その固有共振周波数で動作するそのアンテナを有する。
【0007】
一般的な規則として、RFIDアンテナ回路の問題点は、リーダ及びトランスポンダの磁気アンテナの効率に関し、すなわち、RFIDシステムの2つのアンテナ間の情報及びエネルギの伝達、電子部分とそのアンテナとの間の情報及びエネルギの伝達、並びに、2つの磁気アンテナ間の相互インダクタンスによる結合の効率に関する。
【0008】
主な目的は、発出であっても受信であっても、信号品質(データ歪み、アンテナ帯域幅等)を一切失うことなく、アンテナにより、無線効率(発出又は捕捉された磁場の力、結合、相互インダクタンス等)を増加させることである。
【0009】
削減された表面積(30x30mm)を有するアンテナが一層多く見られるようになってきており、カードやμカード、ステッカー、小容量リーダ、移動電話、USBキー、SIMカードにおけるオプション又は着脱可能なリーダなどのアプリケーション用の更に大きく削減された表面積(5x5mm)を有するアンテナが一層多く見られるようになってきている。
【0010】
削減された(<16cm)表面積、又は、大きく削減された(<4cm)表面積に加えて、非常に多くの場合、アンテナに非常に近い場における導体支持部、ディスプレイ又は画面、バッテリの存在などの非常に強い機械的制約又は電気的制約が存在している。
【0011】
表面上の前述の種々の電気的制約及び機械的制約は、アンテナの効率の低下、結合効率の喪失、アンテナによって発出されるか、又は受け取られる信号電力の喪失、及び、エネルギ又は情報の伝達の低下、若しくは通信距離の短縮につながる。
【0012】
削減された表面積(<16cm)、又は大きく削減された表面積(<4cm)のアンテナと同様に、妥当なサイズ(>16cm)のアンテナの場合、銀行業界(EMVCO)のRFID/NFC技術仕様、ISO15693(例えば、タグの場合)、ISO14443(例えば、運輸、識別情報等)などの現在有効な標準、及び一層増大するデータ・レートを満たすために、無線チャネルの帯域幅、発出又は捕捉された磁場上の力に対する必要性に関して、更に大きな必要性が生じている。
【0013】
文献(米国特許第7212124(A)号明細書)には、例えば、基板上に形成されたアンテナ・コイル、磁気材料のシート、アンテナ・コイルに接続された共振コンデンサ及び集積回路を備えた、携帯電話機用の情報装置が開示されている。上記集積回路は、磁場のアンテナ・コイルによる使用を介して外部装置と通信する。バッテリ受容部としての役目を担う凹みが、ケースの表面の一部分の上に形成され、バッテリ・カバーによって覆われる。バッテリ、アンテナ・コイル、及び磁気材料のシートは、凹み内に収容される。真空蒸着金属膜、又は導電性材料の被覆は、ケースに付着させる一方、バッテリ・カバーに、真空蒸着金属の膜も導電性材料の被覆も付着させない。アンテナ・コイルは、バッテリ・カバーとバッテリとの間に配置される一方、磁気材料のシートは、凹み内のバッテリとアンテナ・コイルとの間に配置される。アンテナ・コイルは中間タップを有し、共振コンデンサはアンテナ・コイルの両端に接続され、集積回路は、中間タップとアンテナ・コイルの終端のうちの一方との間で中心において接続される。
【0014】
前述の装置は数多くの欠点を有する。
【0015】
これは、携帯電話機においてのみ機能する。バッテリが存在していることが理由で、アンテナは、その一体化前に非常に高い品質係数を有していなければならない。しかし、前述の高い値を有する品質係数は、RFID/NFCアンテナ回路、リーダ又はトランスポンダ(カード、タグ、USBキー)に適していない。携帯電話機においては、前述の高い値の品質係数が存在している理由は、アンテナの元の品質係数を電気的制約及び機械的制約が圧倒するという点である。従来のアプリケーションの場合、又は前述の制約なしで、アンテナの前述の品質係数は高すぎであり、−3dBで、ずっと削減されたアンテナ帯域幅をもたらし、よって、高すぎる発出又は受信電力、及び(±847kHz、±424kHz、±212kHz等における13.56MHzのサブキャリアという)電荷変調による変調された発出又は受信HF信号の非常に厳しいフィルタリングをもたらす。更に、やはり、通常のアプリケーションの場合、又は前述の制約がない場合、上記アンテナとの結合は、2つのアンテナ間の距離が短い(例えば、<2cmの)場合、生成される相互インダクタンスは、2つのアンテナの周波数同調を完全に誤同調させ、リーダが放射する電力を崩壊させ、シリコン・チップの無線段を飽和し、更に、場合によっては、トランスポンダ・シリコンの破壊の可能性をもたらし得、前述のシリコンは、無限の熱分散容量を有するものでなくなるようなものである。
【0016】
したがって、例えば、米国特許出願公開第2008/0450693(A1)号明細書には、基本的には、リーダ・モード動作のためのアンテナ装置が開示されており、上記アンテナ装置は、直列インダクタンスの通常の配置、及び2つの並列インダクタンスの配置を有し、最後に、2つの直列インダクタンスの一方に第3のインダクタンスが並列である2つの直列インダクタンスの配置を有する。上記提案された実施例は、特に、同じインダクタンス上に、又は2つのインダクタンス上に、別々の2つの表面(1つは大きい表面、1つは小さい表面)を必要とする。当該2つの実施例の目的は、小さな並列インダクタンスにより、アンテナの中心において発出された信号の増幅を可能にすることであり、2つのアンテナ表面の配置間に位置する場所にわたる放射孔をなくすことである。
【0017】
米国特許出願公開第2008/0450693(A1)号明細書によるアンテナ装置の欠点の1つは、エンボスされたカードに上記アンテナ装置を組み込むことが可能でないという点である。別の欠点は、別のアンテナとの、リード・モードにおけるこの装置の結合が、トランスポンダとの最適な結合を得るための理想的な条件を満たさないという点である。
【0018】
文献(欧州特許出願公開第1031939(A)号明細書及び仏国特許出願公開第2777141(A)号明細書)には、電気的に別個の2つのアンテナ回路を有するトランスポンダ・モード動作のためのアンテナ回路装置が開示されている。欧州特許出願公開第1031939(A)号明細書及び仏国特許出願公開第2777141(A)号明細書には、電気的に別個の2つのアンテナ回路を有するトランスポンダ・モード動作のためのアンテナ回路装置が開示されている。欧州特許出願公開第1031939(A)号明細書及び仏国特許出願公開第2777141(A)号明細書における装置では、第1のアンテナ回路は通常のインダクタンス、及びトランスポンダ・チップを有する。第2のアンテナ回路は、「共振器」と呼ばれるプレーナ・キャパシタンスに関連付けられたインダクタンスを形成するコイル巻線を含む。上記2つの実施例の目的は、トランスポンダを備える第1のアンテナ回路の「共振器」配置によって受け取られる電磁信号の増幅を可能にする。
【0019】
欧州特許出願公開第1031939(A)号明細書及び仏国特許出願公開第2777141(A)号明細書による前述の装置は、増加したリード距離の効率を保証することなく、ずっと強すぎる結合という欠点を有する。更に悪いことには、結合効率が極めて高い場合、リーダとトランスポンダとの間のRFID通信は行われない。
【0020】
更に、文献(米国特許第7212124(A)号明細書)と同様な指摘を行うことが可能である。トランスポンダを含む第1のアンテナ回路との相互インダクタンスによって結合される通常の「共振器」回路では、第1に、距離を読み取ることの効率、又は電磁場の捕捉の効率と、第2に、2つのアンテナ回路の表面、それらの至近性、及びそれらの周波数タイミングとの間の関係が、単純に言えば、準線形である。
【0021】
欧州特許出願公開第1031939(A)号明細書及び仏国特許出願公開第2777141(A)号明細書に開示された実施例の利点は、2つのアンテナ回路間で最大の効率が得られ、よって、考えられる最大の品質係数が得られるという点である。したがって、米国特許第7212124(A)号明細書と同様なコメントに達する。
【0022】
欧州特許出願公開第1970840(A)号明細書には、2つの共振器が、受け取られた電磁場を増幅するために使用されるという点で、欧州特許出願公開第1031939(A)号明細書及び仏国特許出願公開第2777141(A)号明細書に開示された上述の2つの装置と同等の装置が開示されている。したがって、上述と同じコメントがあてはまる。更に、2つの共振器が互いに近くに位置しているので、欧州特許出願公開第1031939(A)号明細書及び仏国特許出願第2777141(A)号明細書について示された制約は、ずっと大きく、解消するのがより困難である。
【0023】
他方で、文献(米国特許第3823403(A)号明細書)には、2つ以上の巻回に巻かれ、航空機上の誘電体又はフェライトで充填するか、空気で充填し得る空洞内で、あるいは、導電接地面又は金属構造にわたるその構造及び/若しくはそのサポートによって搬送される外部電流により、航空機用に動作し、その固有の設計において搭載され、連結される、特定の長さの導体(理想的には管)によって形成される、(30MHz乃至300MHzの)VHFに特に使用される3次元ループ・アンテナが開示されている。
【0024】
この航空機用3次元VHFアンテナの長さは、所望の共振周波数にできる限り接近するために、VHF周波数用の標準アンテナのような1/4波長、又は波長に近い。この航空機用3次元VHFアンテナは、高電力に特化しており、特にアンテナの長さを増加させることにより、標準ループ・アンテナあるいはスタブ・アンテナあるいはダイポール・アンテナと比較して電磁放射パターンを向上させることを可能にする。
【0025】
この航空機用3次元VHFアンテナには、幅が非常に小さいことが多い環境における一体化に適合させるための非常に小さな体積又はプレーナ設計についての機械的な制約はない。
【0026】
この航空機用3次元VHFアンテナには、(例えば13.56MHzにおける)小RFID/NFCアンテナ自体の基準及び制約である、負荷変調、外部の場によるフィード又は自己フィード、変調されたデータのフィルタリング、近磁場の減少、相互インダクタンス。結合についての電気及び無線周波数の制約はない。
【0027】
アンテナによって発出されるか、又は受け取られるエネルギの伝達を増加させるために、無線の送信又は受信の連鎖において増幅器を加えることが可能であるが、これには、金銭的な費用、及び利用可能なエネルギに加え、変調されたHF信号に対する歪みの可能性をもたらす。
【0028】
更に、シリコンによって発出される信号のレベルを増加させることも可能であるが、これは多くの場合、一体化、技術的な選択、及びサイズによって制限される。
【0029】
シリコンの内部消費を削減することも考えられるが、信号の暗号の安全性、更に増加しているメモリ容量、及びタスク実行の速度は、趨勢が、エネルギ消費の増加の方向になってきていることを意味している。
【0030】
発出又は捕捉された磁場、結合、相互インダクタンスを増加させるために、アンテナの巻回をかなり増加させることも可能である。これは、アンテナのインダクタンス、結合する対象のアンテナに対向する巻回の数を増加させ、よって、相互インダクタンス及び結合を増加させる。2つのアンテナ間の距離が非常に近い(<2cmである)場合も、理想的な解決策でない。相互インダクタンスは非常に高くなり、非常に高い品質係数Qをもたらし、よって、非常に低い帯域幅をもたらすことにより、RFIDシステムの異常動作につながる。長距離の動作(>15cm)の場合、ほぼ理想的な解になるが、変調されたHF信号は、RFID/NFCシステムについてフィルタリングされる。
【0031】
更に、アンテナのサイズを処理することが考えられるが、これは、めったに議論の余地のあることはなく、多くの場合、制約である変数である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0032】
本発明は一般に、改良された伝送状態、及び伝送効率を有するアンテナ回路を得るものである。
【課題を解決するための手段】
【0033】
この目的で、本発明の第1の対象は、
少なくとも3つのいくつかの巻回によって形成されるアンテナであって、上記アンテナが第1の終端及び第2の終端を有するアンテナと、
電荷を接続するための少なくとも2つのアクセス端子と、
第1のキャパシタンス端子及び第2のキャパシタンス端子を有する、所定の同調周波数に同調させるための少なくとも1つの同調キャパシタンスと、
終端と別個であり、上記アンテナに接続された中間タップと、
上記2つのアクセス端子のうちの第1のアクセス端子に上記中間タップを接続する第1の接続手段と、
上記第2の終端を上記第2のキャパシタンス端子に接続する第2の接続手段とを備え、
アンテナの少なくとも1つの巻回により、アンテナの第1の点に接続された、アンテナの第2の点、及びアンテナの第1の点にアクセス端子のうちの第2のアクセス端子及び第1のキャパシタンス端子を接続する第3の接続手段とを備えるRFIDアンテナ回路である。
本発明の一実施例によれば、中間タップ(A)はアンテナ(L)の少なくとも1つの巻回(S)により、アンテナ(L)の第1の終端(D)に接続され、中間タップ(A)はアンテナ(L)の少なくとも1つの巻回(S)により、アンテナ(L)の第2の終端(E)に接続される。
【0034】
本発明の一実施例(図13、図14、図15、図16)によれば、第1の点(P1)は、アンテナの少なくとも1つの巻回により、中間タップ(A)に接続される。
【0035】
本発明の一実施例(図13、図14、図15、図16)によれば、第1の点(P1)は、中間タップ(A)に配置される。
【0036】
本発明の一実施例によれば、第1の点(P1)はアンテナ(L)の少なくとも1つの巻回(S)により、アンテナ(L)の第1の終端(D)に接続され、第1の点(P1)はアンテナ(L)の少なくとも1つの巻回(S)により、アンテナ(L)の第2の終端(E)に接続される。
【0037】
本発明の一実施例によれば、第1の点(P1)は、第1の終端(D)に配置される。
【0038】
本発明の一実施例によれば、第2の点(P2)は、アンテナの第1の終端(D)に配置される。
【0039】
本発明の一実施例によれば、第2の点(P2)は、アンテナの第2の終端(E)に配置される。
【0040】
本発明の一実施例によれば、第2の点(P2)は、アンテナの少なくとも1つの巻回により、中間タップ(A)に接続される。
【0041】
本発明の一実施例によれば、第2の点(P2)はアンテナ(L)の少なくとも1つの巻回(S)により、アンテナ(L)の第1の終端(D)に接続され、第2の点(P2)はアンテナ(L)の少なくとも1つの巻回(S)により、アンテナ(L)の第2の終端(E)に接続される。
【0042】
本発明の一実施例によれば、第1の点(P1)はアンテナ(L)の中間タップ(A)に配置され、第2の点(P2)はアンテナ(L)の第1の終端(D)に配置される。
【0043】
本発明の一実施例によれば、第1の点及び第2の点(P1、P2)は第1の中間タップ(A)と別個であり、第1の点(P1)は、アンテナ(L)の少なくとも一巻回(S)により、第1の終端(D)に接続され、第1の点(P1)は、アンテナ(L)の少なくとも一巻回(S)により、アンテナ(L)の第2の終端(E)に接続される。
【0044】
本発明の一実施例(図13、図14)によれば、第2の点(P2)はアンテナの第1の端子(D)に配置され、第1の点(P1)は、アンテナの少なくとも一巻回により、中間タップ(A)に接続される。
【0045】
本発明の一実施例によれば、中間タップ(A)は第1の中間タップ(A)を形成し、第1の中間タップ(A)は、アンテナ(L)の少なくとも一巻回(S)により、アンテナ(L)の第1の終端(D)に接続され、第1の中間タップ(A)は、アンテナ(L)の少なくとも一巻回(S)により、アンテナ(L)の第2の終端(E)に接続される。
【0046】
第2の点(P2)はアンテナ(L)の第2の中間タップ(P2)に配置され、第2の中間タップ(P2)は、アンテナ(L)の少なくとも一巻回(S)により、アンテナ(L)の第1の終端(D)に接続され、第2の中間タップ(P2)は、アンテナ(L)の少なくとも一巻回(S)により、アンテナ(L)の第2の終端(E)に接続される。
【0047】
本発明の一実施例によれば、キャパシタンスは、第1のキャパシタンス端子(CIX)を形成する第1の金属表面と、第2のキャパシタンス端子(CIE)を形成する第2の金属表面と、第1の金属表面と第2の金属表面との間に配置されている少なくとも1つの誘電体層とを含む。
【0048】
本発明の一実施例によれば、キャパシタンスは、第1の側部、及び第1の側部と離れた第2の側部を有する少なくとも1つの誘電体層と、
誘電体層の第1の側部に第1のキャパシタンス端子(CIX)を形成する第1の金属表面と、
誘電体層の第2の側部に第2のキャパシタンス端子(CIE)を形成する第2の金属表面と、
誘電体層の第1の側部に、第1の金属表面と離れて配置されている第3のキャパシタンス端子(CIF)を形成する第3の金属表面とを備え、
第1のキャパシタンス端子(CIX)は、第2のキャパシタンス端子(CIE)との間で第1のキャパシタンス値(C2)を規定し、
第3のキャパシタンス端子(CIF)は、第2のキャパシタンス端子(CIE)との間で第2のキャパシタンス値(C1)を規定し、
第1のキャパシタンス端子(CIX)は、第3のキャパシタンス端子(CIF)との間で第3の結合キャパシタンス値(C12)を規定し、
キャパシタンスは、
アクセス端子のうちの1つのアクセス端子に第3のキャパシタンス端子(CIF)を接続する接続手段を更に備える。
【0049】
本発明の一実施例によれば、アンテナ(L)は、連続する少なくとも1つの第1の巻回(S1)、少なくとも1つの第2の巻回、及び少なくとも1つの第3の巻回を備え、第1の巻回(S1)は、第2の巻回に接続された反転点(PR)に、第1の巻回方向に第2の終端(E)から延在し、第2の巻回及び第3の巻回(S2、S3)は、第1の終端(D)に、第1の巻回方向の逆である第2の巻回方向に、反転点(PR)から延在し、
アンテナ(L)の第1の点(P)及びアンテナ(L)の第2の点(P2)は、第2の巻回及び第3の巻回(S2、S3)に配置されている。
【0050】
本発明の一実施例によれば、アンテナ(L)は、アンテナの2つの第3の点及び第4の点(E、D)間で連続する少なくとも1つの第1の巻回(S1)及び少なくとも1つの第2の巻回(S2、S3)を備え、第1の巻回(S1)は反転点(PR)により、第2の巻回(S2、S3)に接続され、第1の巻回(S1)は第3の点(E)から反転点(PR)に第1の巻回方向に延在し、第2の巻回(S2、S3)は第1の巻回方向の逆である第2の巻回方向に、反転点(PR)から第4の点(D)に延在する。
【0051】
本発明の一実施例(図12、図31、図32)によれば、アンテナ(L)は、アンテナの2つの第3の点及び第4の点(E、D)間で連続する少なくとも1つの第1の巻回(S1)及び少なくとも1つの第2の巻回(S2、S3)を備え、第1の巻回(S1)は反転点(PR)により、第2の巻回(S2、S3)に接続され、第1の巻回(S1)は第3の点(E)から反転点(PR)に第1の巻回方向に延在し、第2の巻回(S2、S3)は第1の巻回方向の逆である第2の巻回方向に、反転点(PR)から第4の点(D)に延在し、
第1の点(P1)はアンテナ(L)の中間タップ(A)に配置され、第2の点(P2)はアンテナ(L)の第1の終端(D)に配置される。
【0052】
本発明の一実施例(図15、図17)によれば、アンテナ(L)は、アンテナの2つの第3の点及び第4の点(E、D)間で連続する少なくとも1つの第1の巻回(S1)及び少なくとも1つの第2の巻回(S2、S3)を備え、第1の巻回(S1)は反転点(PR)により、第2の巻回(S2、S3)に接続され、第1の巻回(S1)は第3の点(E)から反転点(PR)に第1の巻回方向に延在し、第2の巻回(S2、S3)は第1の巻回方向の逆である第2の巻回方向に、反転点(PR)から第4の点(D)に延在し、
第1の点(P1)は第1の終端(D)に配置される。
【0053】
本発明の一実施例によれば、アンテナの少なくとも一巻回(S2)は、巻回(S2)の残り(S2”)によって取り囲まれた表面に対し、又は、アンテナ(3)の他の巻回によって取り囲まれた表面に対して、取り囲まれたより小さな表面の巻回(S2)の巻線(S2’)を直列に有する。
【0054】
本発明の一実施例によれば、アンテナ(3)の巻回(S)は、別個のいくつかの物理平面にわたって分散される。
【0055】
本発明の一実施例によれば、同調キャパシタンス(C1)は、2つの第1の端部及び第2の端部(SC31、SC32)を備える少なくとも1つの第3の巻回(SC3)によって、かつ、2つの第1の端部及び第2の端部(SC41、SC42)を備える少なくとも1つの第4の巻回(SC4)によって形成される第2のキャパシタンス(ZZ)を備え、第3の巻回(SC3)は、第3の巻回(SC3)の第1の端部(SC31)と第4の巻回(SC4)の第2の端部(SC42)との間の少なくとも同調キャパシタンス(C1)を規定するよう第4の巻回(SC4)と電気的に分離され、
第3の巻回の第1の端部(SC31)は、第4の巻回(SC4)の第1の端部(SC41)からよりも、第4の巻回(SC4)の第2の端部(SC42)から更に遠く、第3の巻回(SC3)の第2の端部(SC32)は、第4の巻回(SC4)の第2の端部(SC42)からよりも第4の巻回(SC4)の第1の端部(SC41)から更に遠く、第2のキャパシタンスは、第3の巻回(SC3)の第1の端部(SC31)と第4の巻回(SC4)の第2の端部(SC42)との間で規定される。
【0056】
本発明の一実施例によれば、中間タップ(A)と第2のキャパシタンスとの間のアンテナの少なくとも1つの巻回(S1)が存在している。
【0057】
本発明の一実施例によれば、第1の結合手段は、第1に、第1のアクセス端子及び第2のアクセス端子(1,2)と並列に電気接続された少なくとも一巻回(S2)と、第2に、アンテナの他の少なくとも一巻回(S1)との間の相互インダクタンスによる結合(COUPL12)を確実にするよう提供され、第2の結合手段は、アンテナの他の少なくとも一巻回(S1)と、第2のキャパシタンス(ZZ)の少なくとも1つの第3及び第4の巻回(SC3,SC4)との間の相互インダクタンスによる結合(COUPL12)を確実にするよう提供される。
【0058】
本発明の一実施例によれば、第1の結合手段は、第1に、第1のアクセス端子及び第2のアクセス端子(1,2)と並列に電気接続されたアンテナの少なくとも一巻回(S2)と、第2に、アンテナの他の少なくとも一巻回(S1)との至近性によって形成され、第2の結合手段は、アンテナの他の少なくとも一巻回(S1)と、第2のキャパシタンス(ZZ)の少なくとも1つの第3の巻回及び第4の巻回(SC3,SC4)との間の至近性によって形成される。
【0059】
本発明の一実施例によれば、第3の巻回(SC3)及び第4の巻回(SC4)はインターリーブされる。
【0060】
本発明の一実施例によれば、第3の巻回(SC3)は少なくとも1つの第3の区間を備え、第4の巻回(SC4)は第4の区間を備え、第3の区間は第4の区間に隣接して位置している。
【0061】
本発明の一実施例によれば、上述の区間は互いに並列に延在している。
【0062】
本発明の一実施例によれば、同調キャパシタンス(C1)は第1のキャパシタンス端子(C1X)と第2のキャパシタンス端子(C1E)との間の誘電体を有する第1のキャパシタンス(C1)を有し、第1のキャパシタンス(C1)は、配線エレメント、エッチングされたエレメント、個別エレメント、又は印刷エレメントの形態で作製される。
【0063】
本発明の一実施例(図16、図18)によれば、別のキャパシタンス(C30)は、アンテナの少なくとも一巻回により、第2の点(P2)に接続されたアンテナの点(PC1)と第2の終端(E)との間に接続される。
【0064】
本発明の一実施例(図20、図22)によれば、同調キャパシタンス(C1)は、第2のキャパシタンス(Z)と直列の第1のキャパシタンス(C30)を備える。
【0065】
本発明の一実施例(図22)によれば、第1のキャパシタンス(C30)は、第3の巻回(SC3)の第1の端子(SC31)に接続された第2の点(P2)とアンテナの第2の終端(E)との間に接続され、中間タップ(A)は、第1の点(P1)を形成する第4の巻回(SC4)の第2の端子(SC42)に接続され、第4の巻回(SC4)の第1の端子(SC41)はアンテナの第1の終端(D)を形成する。
【0066】
本発明の一実施例(図20)によれば、第1のキャパシタンス(C30)は、少なくとも一巻回(S10)により、第3の巻回(SC3)の第1の端子(SC31)に接続された第2の点(P2)とアンテナの第2の終端(E)との間に接続され、中間タップ(A)は、第1の点(P1)を形成する第4の巻回(SC4)の第2の端子(SC42)に接続され、第4の巻回(SC4)の第1の端子(SC41)はアンテナの第1の終端(D)を形成する。
【0067】
本発明の一実施例(図21)によれば、第1の点(P1)は中間タップ(A)に配置され、第2の点(P2)はアンテナの第2の終端(E)に配置される。
【0068】
本発明の一実施例(図19)によれば、第1の点(P1)は第1の終端(D)に配置され、第2の点(P2)は第2の終端(E)に配置される。
【0069】
本発明の一実施例によれば、少なくとも1つの第3の巻回(SC3)及び少なくとも1つの第4の巻回(SC4)は、第2の固有共振周波数を有する第2のサブ回路を規定し、第1のアクセス端子及び第2のアクセス端子(1,2)は、第1のアクセス端子及び第2のアクセス端子(1,2)に接続された少なくとも一巻回(S2)、及び第1のアクセス端子及び第2のアクセス端子(1,2)に接続されたモジュール(M)とともに、第1の固有共振周波数を有する第1のサブ回路を規定し、上述の巻回は、第1の固有共振周波数と第2の固有共振周波数との間の周波数差が10MH以下であるように配置される。
【0070】
本発明の一実施例によれば、少なくとも1つの第3の巻回(SC3)及び少なくとも1つの第4の巻回(SC4)は、第2の固有共振周波数を有する第2のサブ回路を規定し、第1のアクセス端子及び第2のアクセス端子(1,2)は、第1のアクセス端子及び第2のアクセス端子(1,2)に接続された少なくとも一巻回(S2)及び接続されたモジュール(M)とともに、第1の固有共振周波数を有する第1のサブ回路を規定し、上述の巻回は、第1の固有共振周波数と第2の固有共振周波数との間の周波数の差が500KHzであるように配置される。
【0071】
本発明の一実施例によれば、少なくとも1つの第3の巻回(SC3)及び少なくとも1つの第4の巻回(SC4)は第2の固有共振周波数を規定し、第1のアクセス端子及び第2のアクセス端子(1,2)は、それらに接続されたモジュール(M)、及び前記第1のアクセス端子及び前記第2のアクセス端子(1,2)に接続された少なくとも1つの巻回(SC2)とともに、第1の固有共振周波数を有する第1のサブ回路を規定し、巻回は、第1の固有共振周波数及び第2の固有共振周波数がほぼ等しいように配置される。
【0072】
本発明の一実施例(図29、図30)によれば、アンテナは、第1の終端(D)から中間点(PM)に延在する区画上の巻回数と、中間点(PM)から第2の終端(E)に延在する区画上の巻回数が等しい、基準電位に電位を設定するための中間点(PM)を含む。
【0073】
本発明の一実施例によれば、アンテナは基板上に配置される。
【0074】
本発明の一実施例によれば、アンテナは配線である。
【0075】
本発明の一実施例によれば、端子(D,E,1,2,C1E,C1X)、タップ(A)、点(P1,P2)、及びキャパシタンス(C1,ZZ)は、複数の少なくとも3つのノードを規定し、上記ノードは、互いに離れた2つの第1のノード(1,C1E)間の少なくとも1つの巻回の少なくとも1つの第1の群(S1)と、互いに離れた2つの第2のノード(1,2)間の少なくとも1つの別の巻回(S2)の少なくとも1つの第2の群とを規定し、第1のノードの少なくとも1つは、第2のノードの少なくとも1つとは別であり、少なくとも一巻回の第1の群(S1)が少なくとも1つの別の巻回(S2)の第2の群の近傍に配置されることにより、少なくとも一巻回の第1の群(S1)と少なくとも1つの別の巻回(S2)の第2の群との間の相互インダクタンスにより、結合(COUPL12)を確実にするよう第1の結合手段が提供される。
【0076】
本発明の一実施例によれば、端子(D,E,1,2,C1E,C1X)、タップ(A)、点(P1,P2)、及びキャパシタンス(C1,ZZ)は複数の少なくとも3つのノードを規定し、ノードは、互いに別個の2つの第1のノード(1,C1E)間の少なくとも1つの巻回の少なくとも1つの第1の群(S1)、互いに別個の2つの第2のノード(1,2)間の少なくとも1つの別の巻回(S2)の少なくとも1つの第2の群、及び互いに別個の2つの第3のノード(E,C1X)間の少なくとも1つの別の巻回(SC3,SC4)の少なくとも1つの第3の群を規定し、第1のノードの少なくとも1つは第2のノードの少なくとも1つと異なり、第1のノードの少なくとも1つは第3のノードの少なくとも1つと異なり、第3のノードの少なくとも1つは第2のノードの少なくとも1つと異なり、
少なくとも1つの巻回の第1の群(S1)が、少なくとも1つの別の巻回(S2)の第2の群の近傍に配置されていることにより、第1に、少なくとも1つの巻回の第1の群(S1)と、第2に、少なくとも1つの別の巻回(S2)の第2の群との間の相互インダクタンスにより、結合(COUPL12)を確実にするために第1の結合手段が提供され、
少なくとも1つの巻回の第1の群(S1)が、少なくとも1つの別の巻回(SC3,SC4)の第3の群の近傍に配置されていることにより、第1に、少なくとも1つの巻回の第1の群(S1)と、第2に、少なくとも1つの別の巻回(SC3,SC4)の第3の群との間の相互インダクタンスにより、結合(COUPLZZ)を確実にするために第2の結合手段が提供される。
【0077】
本発明の一実施例によれば、少なくとも1つの巻回の第1の群(S1)は、少なくとも1つの別の巻回(SC3、SC4)の第3の群と少なくとも1つの別の巻回(S2)の第2の群との間に配置される。
【0078】
本発明の一実施例によれば、別々の群に属する巻回(S1,S2,SC3,SC4)を隔てる距離は、20ミリメートル以下である。
【0079】
本発明の一実施例によれば、別々の群に属する巻回(S1,S2,SC3,SC4)を隔てる距離は、10ミリメートル以下である。
【0080】
本発明の一実施例によれば、別々の群に属する巻回(S1,S2,SC3,SC4)を隔てる距離は、1ミリメートル以下である。
【0081】
本発明の一実施例によれば、別々の群に属する巻回(S1,S2,SC3,SC4)を隔てる距離は、80マイクロメートル以下である。
【0082】
これは、巻回(S1,S2)の群を隔てる距離である。
【0083】
本発明の実施例によれば、少なくとも、電荷としてのリーダ(LECT)及び/又は少なくとも、電荷としてのトランスポンダ(TRANS)がアクセス端子(1,2)に接続される。
【0084】
本発明の実施例によれば、回路は、互いに別個のいくつかの第1のアクセス端子(1)及び/又は互いに別個のいくつかの第2のアクセス端子を含む。
【0085】
本発明の実施例によれば、少なくとも1つの第1のアクセス端子(1)及び少なくとも1つの第2のアクセス端子(2)は、高周波帯において第1の所定の同調周波数を有する少なくとも1つの第1の電荷(Z1)及び別の超高周波帯において第2の所定の同調周波数を有する少なくとも1つの第2の電荷(Z2)に接続される。
【0086】
本発明により、アンテナによる受信又は放射電力を維持し、又は増加させ、第2の外部RFIDアンテナ回路との結合中に発生する相互インダクタンスを維持し、又は低減させる一方で、適度に増加させたか、又はほとんど増加させない帯域幅を維持するために、適度な品質係数を維持するか、又はその増加を制限するよう管理される(品質係数は、−3dBにおける帯域幅で共振周波数を除算したものに等しい)。
【0087】
特に、これは、適度なサイズ(>16cm)の先行技術のRFID/NFCリーダの場合、アンテナを1つ又は2つの巻回に制限し、削減されたサイズのアンテナ(<16cm)の場合、3つ又は4つの巻回に制限する必要性を解消する。従来技術のRFID/NFCリーダでは、最小電力よりも大きな放射及び受信電力、及び最小のバンドよりも大きな帯域幅を保証するために、適度なサイズ(>16cm)のアンテナの場合、最大1又は2巻回になるように備えられ、削減されたサイズ(<16cm)のアンテナの場合、最大3又は4巻回になるように備えられる。従来技術のトランスポンダでは、巻回数は、アンテナ表面及びシリコン容量と、所望の同調周波数(約13.56MHz乃至20MHz)との間のトレードオフによって課される。したがって、トランスポンダの場合、アンテナ内の巻回の数に関する自由度はほとんどなく、よって、アンテナの無線効率に関する自由度は小さく、よって、第2の外部RFIDアンテナ回路との結合中に発生する相互インダクタンス及び結合、捕捉された磁場、品質係数に対する動作に関する自由度はほとんどない。
【0088】
送信用であっても受信用であっても、本発明の回路は、特に、受信器又は送信モードで動作する第2の外部RFIDアンテナ回路との相互インダクタンスを削減することができる。電流密度が特に、インダクタンスの能動的な部分に集中しているからである。技術を押し広める目的で単純にすることにより、2つの回路間の相互インダクタンスは、回路の対向する巻回の数に比例する。相互インダクタンスを削減することにより、短距離(例えば、<2cm)でのアンテナ回路の周波数同調に対する摂動が制限される。相互インダクタンスにおけるこの削減は、放射電力又は受信電力を犠牲にして生じるものでない。
【0089】
当業者に知られている、コイル巻線を有するHF RFID/NFCアンテナ・システムを左右する3つの規則を検討する。
【0090】
円形アンテナの場合、磁場(H)は、
【0091】
【数1】
で定義される。Nはアンテナの巻回数であり、Rはアンテナの半径であり、xはアンテナに対して垂直である方向xにおけるアンテナの中心からの距離である。
【0092】
相互インダクタンス(M)は、
【0093】
【数2】
で定義され、ここで、N1は第1のアンテナの巻回数であり、N2は第2のアンテナの巻回数である。相互インダクタンスは、2つの導体ループを結合するフラックスの定量的な記述である。
【0094】
アンテナの品質係数(Q)は、
Q=L2πFo/Ra=Fo/(−3dBにおける帯域幅)
で規定される。
【0095】
結合効率(K)は、
【0096】
【数3】
で定義される。
【0097】
結合係数(K)は、その幾何学的寸法と無関係にアンテナの結合の定性的な予測をもたらす。L1は第1のアンテナのインダクタンスであり、L2は第2のアンテナのインダクタンスである。
【0098】
磁性アンテナの無線効率を増加させる可能性を以下に説明する。
【0099】
半径R、及びアンテナ内電流Iが課されたとすれば、発出された磁場(H)又は受け取られた磁場(H)を増加させるためには、アンテナの巻回の数Nを増加させなければならない。
【0100】
2つのアンテナ間の相互インダクタンス(M)を増加させるためには、R1及びR2が課されたとすれば、N1及び/又はN2を増加させなければならない。
【0101】
アンテナの品質係数(Q)を削減するためには、アンテナのインダクタンス(L)を削減し、かつ/又は、アンテナの抵抗(Ra)を増加させなければならない。
【0102】
2つのアンテナ間の結合(k)を増加させるためには、相互インダクタンス(M)を増加させなければならず、かつ/又は、相互インダクタンス(M)を低減させることなく2つのアンテナのインダクタンスL1及びL2を低減させなければならない。
【0103】
前述に関する問題点及びパラメータは以下の通りである。
【0104】
発出された磁場又は捕捉された磁場、結合、相互インダクタンス、及び帯域幅を犠牲にすることなく、アンテナの大局的な無線効率を増加させることは困難である。例えば、巻回の数を増加させることにより、好適な増加がインダクタンス、磁場、及び相互インダクタンスにおいて得られるが、帯域幅は、品質係数の増加によって削減される。
【0105】
考えられる選択肢を要約すれば、
放射又は捕捉された磁場は、アンテナ内の巻回の数に依存する。理想的には、巻回の数は増加させなければならない。
【0106】
結合係数は、2つのアンテナのインダクタンスの逆関数である。アンテナのインダクタンスを削減するために、2つのアンテナ間の結合係数を増加させる。この場合も又、理想的には、相互インダクタンスを増加させなければならないか、又は相互インダクタンスの損失を制限しなければならない。
【0107】
相互インダクタンスは、アンテナの巻回の数の関数である。したがって、アンテナの巻回の数を増加させることにより、2つのアンテナ間の相互インダクタンスが増加する。結合係数を考慮すれば、理想的には、アンテナのインダクタンスは増加させてはならない。
【0108】
帯域幅は、アンテナのインダクタンスの関数であり、アンテナの抵抗の逆関数である。よって、理想的には、アンテナのインダクタンスは削減しなければならず、その抵抗は増加させなければならない。
【0109】
磁場についての締めくくりとして、巻回数は同じか、又はそれ以上でなければならない。
【0110】
結合係数についての締めくくりとして、相互インダクタンスは同じでなければならず、若しくは増加させなければならず、かつ/又は、アンテナのインダクタンスを削減しなければならない。
【0111】
相互インダクタンスについての締めくくりとして、巻回数は同じでなければならないか、又は増加させなければならない。
【0112】
品質係数についての締めくくりとして、アンテナのインダクタンスは、同じでなければならないか、若しくは削減しなければならず、かつ/又は、アンテナの抵抗を増加させなければならない。
【0113】
本発明の解決策は、例えば、アンテナを形成する少なくとも2つの巻回において異なる電流密度を有し、したがって、アンテナ内に均一な電流を有することなく、よって、少なくとも2つの別々の巻回において異なる電流を有するなどの、アンテナ内の電流の分布を本発明の方法を使用してパラメータ化する可能性を提供する。
【0114】
アンテナ内に均一な電流を有しないことにより、アンテナを形成する少なくとも2つの巻回間でのインダクタンス及び抵抗の値におけるばらつきを得ることが可能である。理想的には、よって、アンテナの汎用抵抗の値に対するアンテナのインダクタンスの汎用値を進めるか、又は制限することが考えられ、逆も同様である。
【0115】
電流の均一でない分布、及び直接パラメータにおけるばらつきにより、理想的には、発生した磁場又は受け取られた磁場、相互インダクタンス、結合、及びアンテナの空間におけるそれらの分布などの間接パラメータを上げるか、又は制限することが可能である。
【0116】
したがって、一部の実施例では、回路は、アンテナの2つの端部間の電流の分布を非均一にするための手段を備える。
【0117】
したがって、巻き付けられたN個の巻回をアンテナが含む「従来の」ル―プ・アンテナを有する従来技術の手法との間での基本的な相違点が分かり得る。従来のループ・アンテナでは、電流は、非常に均一であるとみなされる。したがって、直接パラメータ(インダクタンス、アンテナ抵抗、帯域幅)をパラメータ化するか、又は、間接パラメータ(発生した磁場又は捕捉された磁場、結合、相互インダクタンス)と相互に変動させる手段はほとんどない。
【0118】
本発明の解決策及び考えられる実施例は、その場合、発出された、又は捕捉された磁場、結合、相互インダクタンス、及び帯域幅の理想的な使用を可能にする、インダクタンス及びキャパシタンス、接続端子、いわゆる「能動」インダクタンス、いわゆる「受動」インダクタンス、いわゆる「負性インダクタンス」の特定の配置という概念を導入する。
【0119】
最後に、電荷、あるいは、電荷及びインダクタンス、あるいは、インダクタンス、あるいは周波数同調回路を有するキャパシタンスの特定の配置は、本願提案の目的を達成することに関係する。
【図面の簡単な説明】
【0120】
【図1A】本発明によるトランスポンダとしてのアンテナ回路の実施例を示す図である。
【図1B】図1Aにおける回路の等価的な電気レイアウトを示す図である。
【図2A】本発明によるトランスポンダとしてのアンテナ回路の実施例を示す図である。
【図2B】図2Aにおける回路の等価的な電気レイアウトを示す図である。
【図3A】本発明によるトランスポンダとしてのアンテナ回路の実施例を示す図である。
【図3B】図3Aにおける回路の等価的な電気レイアウトを示す図である。
【図4A】本発明によるトランスポンダとしてのアンテナ回路の実施例を示す図である。
【図4B】図4Aにおける回路の等価的な電気レイアウトを示す図である。
【図5A】本発明によるリーダとしてのアンテナ回路の実施例を示す図である。
【図5B】図5Aにおける回路の等価的な電気レイアウトを示す図である。
【図6A】本発明によるリーダとしてのアンテナ回路の実施例を示す図である。
【図6B】図6Aにおける回路の等価的な電気レイアウトを示す図である。
【図7A】本発明によるリーダとしてのアンテナ回路の実施例を示す図である。
【図7B】図7Aにおける回路の等価的な電気レイアウトを示す図である。
【図8A】本発明によるリーダとしてのアンテナ回路の実施例を示す図である。
【図8B】図8Aにおける回路の等価的な電気レイアウトを示す図である。
【図9A】本発明によるリーダとしてのアンテナ回路の実施例を示す図である。
【図9B】図9Aにおける回路の等価的な電気レイアウトを示す図である。
【図10】一実施例におけるアンテナを示す図である。
【図11A】本発明によるリーダとしてのアンテナ回路の実施例を示す図である。
【図11B】図11Aにおける回路の等価的な電気レイアウトを示す図である。
【図12】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図13】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図14】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図15】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図16】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図17】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図18】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図19】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図20】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図21】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図22】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図23】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図24】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図25】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図26】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図27】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図28】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図29】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図30】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図31】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図32】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図33】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図34】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図35】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図36】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図37】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図38】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図39】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図40】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図41】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図42】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図43】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図44】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図45】本発明による回路の実施例を示す図である。
【図46】本発明による回路の実施例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0121】
本発明は、添付図面を参照して、限定でない例として表されているに過ぎない以下の明細書を読むと、よりうまく理解されるであろう。
【実施例】
【0122】
以下では、アンテナ回路は、アンテナを介して電磁放射を発出する回路、又はアンテナを介して電磁放射を受け取る回路であり得る。
【0123】
第1の適用例では、RFIDアンテナ回路は、腕時計、デュアル・カード又はデュアル・インタフェース・カード用ステッカー(ステッカー自体がRFID/NFCアンテナを有する)、「RFID又はNFC SIMカード」と呼ばれる(U)SIMカード及びSIMカード、USBキー、パスポートなどの、公的権限によって発行された文書などの紙文書に一体化される対象の携帯カード、タグとして機能するための、トランスポンダ・タイプのものである。
【0124】
第2の適用例では、読み取るための(すなわち、携帯電話機、PDA、コンピュータなどの、第1のケースにおいて定義したものなどの、トランスポンダのRFIDアンテナによって放射された信号を少なくとも受け取るための)リーダ・タイプのものである。
【0125】
一般に、回路は、絶縁体基板SUB上の導体の少なくとも3つの巻回Sを含むアンテナ3を備える。巻回Sは、アンテナ3の第1の終端Dとアンテナ3の第2の終端Eとの間で所定値を有するインダクタンスLを規定する配置を有する。
【0126】
図1A及び図1Bに示す実施例では、アンテナ3は、外部終端Eから内部終端Dまでの3つの連続巻回S1、S2、S3を含む。
【0127】
第1のアクセス端子1は、その終端D、E間でアンテナ3の中間タップ又は中間点Aに導体CON1Aによって接続される。
【0128】
所定の同調周波数(すなわち、例えば、13.56MHz乃至20MHzの共振周波数)における同調キャパシタンスCが、アンテナ3のインダクタンスLと組み合わせて設けられる。
【0129】
アンテナ3の第2の終端Eは、キャパシタンスCの第2の端子C1Eに導体CON2Eを介して接続される。
【0130】
キャパシタンスCの第1の端子C1Xは、アンテナ3の第1の点P1を形成する中間タップAに導体CON31を介して接続される。
【0131】
第2のアクセス端子2は、アンテナ3の第2の点P2を形成する第1の終端Dに導体CON32を介して接続される。点P2は、点Aと異なる。
【0132】
2つのアクセス端子1,2は電荷を接続する役目を担う。
【0133】
本発明によれば、第1の点A,P1と第2の点P2との間に少なくとも1つの巻回Sが存在している。
【0134】
中間タップA,P1は、アンテナLの少なくとも一巻回S(すなわち、図1の巻回S3)により、終端Dに接続される。中間タップA,P1は、アンテナLの少なくとも一巻回S(すなわち、巻回S3及びS2間に中間タップAが配置された、図1の2つの巻回S1及びS2)により、アンテナLの第2の終端Eに接続される。
【0135】
一般に、本発明によれば、点D、E、1、2、A、C1E、C1X、P1、P2は回路の電気ノードを形成する。直結させた点は(例えば、接続手段が導電体である場合)同じノードを形成する。別個の2つのノードは、少なくとも1つの巻回によって接続される。
【0136】
図1A中の回路を示す等価図(図1B)では、図1A中の回路は、アクセス端子1、2間の第3の巻回S3によって形成される能動インダクタンスと呼ばれる第1のインダクタンスL1を有する。中間タップAと端子Eとの間には、第1の巻回S1及び第2の巻回S2によって形成される受動インダクタンスと呼ばれる第2のインダクタンスL2が存在している。第2のインダクタンスL2は、中間タップAと端子Eとの間のキャパシタンスCと並列に配置される。第1のインダクタンスL1及び第2のインダクタンスL2の和は、アンテナ3の合計インダクタンスLに等しい。明らかに、アンテナ3は、図全てに示している訳でない、巻き回間結合キャパシタンス及びそのインダクタンスLと直列である抵抗を有する。
【0137】
キャパシタンスCは、何れかのタイプの手法のものであり、何れかの製造手法を使用し得る。図1Aの例では、キャパシタンスCは、巻回Sの中心における基板の自由領域上に配置されたプレーナ・タイプのものである。図1Aでは、キャパシタンスCは、第2のキャパシタンス端子C1Eを形成し、基板によって収容される第2の金属表面S1E、第1のキャパシタンス端子C1Xを形成する第1の金属表面S1Xを有するコンデンサを含む。1つ又は複数の誘電体層が、第1の金属表面S1Xと第2の金属表面S1Eとの間に配置される。
【0138】
図1A及び図1Bに示す実施例は、アンテナ3の効率を増加させることを可能にする。
【0139】
図2A及び図2Bに示す実施例は、図1A及び図1Bに示す実施例の変形である。
【0140】
図2A及び図2Bでは、中間タップA,P1は、巻回S1及びS2間に位置している。中間タップA,P1は、アンテナLの少なくとも1つの巻回S(すなわち、2つの巻回S2及びS3)により、終端Dに接続される。中間タップA,P1は、アンテナLの少なくとも1つの巻回S(すなわち、巻回S1)により、アンテナLの第2の終端Eに接続される。
【0141】
キャパシタンスCは、第1の側部、及び第1の側部と隔てられた第2の側部を有する1つ又は複数の誘電体層を有するキャパシタを含む。第1の金属表面S1Xは、誘電体層の第1の側部に第1のキャパシタンス端子(CIX)を形成する。第2の金属表面S1Eは、誘電体層の第2の側部に第2のキャパシタンス端子(CIE)を形成する。第1の金属表面S1Xは、第2の金属表面S1Eとともに、キャパシタンス値C2を規定する。
【0142】
第3の金属表面S1FはキャパシタンスCの第3の端子C1Fを形成する。第3の金属表面S1Fは、第1の金属表面S1Xと同じ、誘電体層の第1の側部に配置されているが、この第1の金属表面S1Xとは隔てられている。第3のキャパシタンス端子C1Fは終端Dに導体CON33によって接続される。第3の金属表面S1Fは、第2の金属表面S1Eとともにキャパシタンス値C1を規定する。
【0143】
第3の金属表面S1Fは、C12と呼ばれる結合キャパシタンスを形成するために表面S1Eによって形成される同じ基準端子C1Eを共有することにより、第1の金属表面S1Xに結合される。
【0144】
図2Bに示す等価図では、図2A中の回路は、アクセス端子1,2間の第2の巻回S2及び第3の巻回S3によって形成される、能動インダクタンスと呼ばれる第1のインダクタンスL1を有する。中間タップAと端子Eとの間には、第1の巻回S1によって形成される受動インダクタンスと呼ばれる第2のインダクタンスL2が存在している。第1のインダクタンスL1及び第2のインダクタンスL2の和は、アンテナ3の合計インダクタンスLに等しい。
【0145】
第2のインダクタンスL2は、中間タップAと端子Eとの間でキャパシタンスC2と並列に位置する。
【0146】
第1のインダクタンスL1は結合キャパシタンスC12と並列に位置する。
【0147】
キャパシタンスC1は、第1に、端子Dに接続され、第2に、端子Eに接続される。
【0148】
図2A及び図2Bに示す実施例は、キャパシタンスC1及びC2の配置により、かつ、キャパシタンスC1及びC2間の結合により、アンテナ3の無線効率を更に増加させることができる。
【0149】
図3A及び図3Bに示す実施例は、図2A及び図2Bに示す実施例の変形である。図3A及び図3Bに示す実施例では、第1の点P1は、第1の中間タップAと別個であり、少なくとも一巻回Sにより、この第1の中間タップAと隔てられている。アンテナ3は、外部終端Eから内部終端Dまでの4つの連続巻回S1、S2、S3、S4によって形成される。更に、例えば、図3A及び図3Bでは、キャパシタンスCは、図2A及び図2Bに示すタイプのものである。
【0150】
第1の中間タップAは、巻回S2と巻回S3との間に配置される。第1の中間タップAは、アンテナLの少なくとも1つの巻回S(すなわち、2つの巻回S3及びS4)により、終端Dに接続される。中間タップAは、アンテナLの少なくとも1つの巻回S(すなわち、2つの巻回S2及びS1)により、アンテナLの第2の終端Eに接続される。
【0151】
アクセス端子1は、導体CON1Aにより、第1の中間タップAに接続される。
【0152】
アクセス端子2は、端子C1Fに接続されない端子Dに接続される。
【0153】
アクセス端子1,2間で、電荷Zが存在している。電荷Zは例えば、「シリコン」として大局的に表されるチップであり得る。このチップは一般に、アクセス端子間にも存在し得る。
【0154】
端子C1Xは、その端子D,Eと別個に、アンテナ3の第1の点P1に導体CON31によって接続される。
【0155】
第1の点P1は、巻回S3と巻回S4との間に配置される。第1の点P1は、アンテナLの少なくとも1つの巻回S(すなわち、巻回S4)により、終端Dに接続される。第1の点P1は、アンテナLの少なくとも1つの巻回S(すなわち、3つの巻回S3、S2、及びS1)により、アンテナLの第2の終端Eに接続される。
【0156】
端子Dは第2の点P2を形成する。
【0157】
本発明によれば、第1の点P1と第2の点P2との間に少なくとも1つの巻回S(すなわち、巻回S4)が存在している。
【0158】
第3のキャパシタンスC1Fは、アクセス端子1に導体CON33によって接続される。
【0159】
端子C1Eは、導体CON2Eにより、端子Eに接続される。
【0160】
図3Bに示す等価図では、図3Aの回路は、端子2と点P1との間の巻回S4によって形成される能動インダクタンスと呼ばれる第1のインダクタンスL1を有する。点P1とタップAとの間には、巻回S3によって形成される、やはり能動とされる第2のインダクタンスL11が存在している。
【0161】
中間タップAと端子Eとの間には、2つの巻回S2及びS1によって形成される、受動インダクタンスと呼ばれる第3のインダクタンスL3が存在している。第1のインダクタンスL1、第2のインダクタンスL11、及び第3のインダクタンスL3の和は、アンテナ3の合計インダクタンスLに等しい。
【0162】
第3のインダクタンスL3は、中間タップAと端子Eとの間でキャパシタンスC1と並列に位置する。
【0163】
第2のインダクタンスL11は結合キャパシタンスC12と並列に位置する。
【0164】
キャパシタンスC2は、第1に、点P1に接続され、第2に、端子Eに接続される。
【0165】
明らかに、キャパシタンスCは、図1Aに示すタイプのもの(すなわち、C1及びC12を有する代わりに、図3A及び図3BにおけるP1とEとの間のキャパシタンスCのみを有するもの)であり得る。
【0166】
図3A及び図3Bに示す実施例は、「能動」及び「受動」のインダクタンス及びキャパシタンスの配置及び組合せにより、アンテナ3の効率を増加させることができる。
【0167】
図4A及び図4Bに示す実施例は、図1A及び図1Bに示す実施例の変形である。図4A及び図4Bでは、アンテナ3は、連続する第1の巻回S1、第2の巻回S2、及び第3の巻回S3により、第2の終端Eから第1の端子Dに形成される。巻回S1及びS2は、第2の終端Eから反転点PRに第1の巻線方向に延在し、これは、図4Aでは時計回りの方向に対応する。巻回S3は反転点PRから第1の終端Dに、第1の巻線方向の逆の第2の巻線方向に(よって、図4A中の反時計回りに)延在する。例えば、内部巻回S3は、外部巻回S2及びS3と比較して反対方向に延在する。
【0168】
アクセス端子1に接続されたアンテナの第1の中間タップAを形成する第1の点P1は、反転点PRに配置される。
【0169】
本発明によれば、第1の点P1、Aと第2の点P2との間に少なくとも1つの巻回Sが存在している。
【0170】
アンテナ3内の電流の正の方向は、アンテナ3上に描かれた矢印で示すように、同じ方向に延在する最大数の巻回と、この例において一致して、反転点PRから端子Eに延在する方向であるものとする。巻回S1及びS2上に描かれた矢印は、電流のこの正の方向に対応する。
【0171】
等価図たる図4Bでは、図4A内の回路は、巻回S2及びS1によって形成され、受動インダクタンスと呼ばれる第2の正のインダクタンス+L2を有する。
【0172】
反転点PRにより、点P1と点P2との間で第3の巻回S3によって形成され、中間タップA、P1と端子Dとの間に配置された、能動インダクタンスと呼ばれる第1の負のインダクタンス−L1が存在している。
【0173】
絶対値での第1のインダクタンスL1及び第2のインダクタンスL2の和は、アンテナ3の合計インダクタンスLに等しい。
【0174】
負のインダクタンス−L1は、アンテナ3によって発生する相互インダクタンスを更に削減することを可能にする。
【0175】
図5A及び図5Bに示す実施例は、図1A及び図1Bに示す実施例の変形である。図5A及び図5Bでは、アンテナ3は、アンテナの第1の点P1を形成する、外部終端Eから内部終端Dまでの3つの連続巻回S1、S2、S3によって形成される。
【0176】
第1のアクセス端子1は、その終端D、E間のアンテナ3の第1の中間タップAに接続手段CON1Aによって接続される。接続手段CON1Aは例えば、キャパシタンスC10である。
【0177】
第2のアクセス端子は、アンテナ3の第2の点P2を形成する第2の中間タップP2に接続手段CON32によって接続される。接続手段CON32は例えば、キャパシタンスC20である。
【0178】
所定の同調周波数(すなわち、例えば、13.56MHzの共振周波数)における同調キャパシタンスCが、アンテナ3のインダクタンスLと組み合わせて設けられる。
【0179】
アンテナ3の第2の終端Eは、キャパシタンスCの第2の端子C1Eに導体CON2Eによって接続される。
【0180】
キャパシタンスCの第1の端子C1Xは、アンテナ3の端子D,P1に導体CON31によって接続される。
【0181】
2つのアクセス端子1、2は電荷を接続する役目を担う。
【0182】
本発明によれば、第1の点P1と第2の点P2との間に少なくとも1つの巻回S(すなわち、図示した実施例では、巻回S3及び巻回S2)が存在している。
【0183】
中間タップAは、巻回S3と巻回S2との間に配置される。中間タップP2は、巻回S1と巻回S2との間に配置される。中間タップAは、アンテナLの少なくとも1つの巻回S(すなわち、図示した実施例では、巻回S3)により、終端Dに接続される。中間タップAは、アンテナLの少なくとも1つの巻回S(すなわち、図示した実施例では、2つの巻回S1及びS2)により、アンテナLの第2の終端Eに接続される。
【0184】
中間タップP2は、アンテナLの少なくとも1つの巻回S(すなわち、図示した実施例では、巻回S2及び巻回S3)により、終端Dに接続される。中間タップP2は、アンテナLの少なくとも1つの巻回S(すなわち、図示した実施例では、巻回S1)により、アンテナLの第2の終端Eに接続される。
【0185】
図5Bに示す等価図では、図5Aの回路は、点Aと点P2との間の第2の巻回S2によって形成される、能動インダクタンスとして呼ばれる第1のインダクタンスL1を有する。中間タップP2と端子Eとの間には、第1の巻回S1によって形成される、受動インダクタンスと呼ばれる第2のインダクタンスL2が存在している。中間タップAと端子Dとの間には、第3の巻回S3によって形成される受動インダクタンスと呼ばれる第3のインダクタンスL3が存在している。
【0186】
第1のインダクタンスL1、第2のインダクタンスL2、及び第3のインダクタンスL3の和は、アンテナ3の合計インダクタンスに等しい。
【0187】
図5A及び図5Bに示す実施例は、アンテナ3の効率を増加させることを可能にする。
【0188】
図6A及び図6Bに示す実施例は、図5A及び図5Bに示す実施例の変形である。図6A及び図6Bでは、第4の更なる同調キャパシタンスC4は、第1のインダクタンスL1と並列に、中間タップAと第2の点P2との間に接続される。第4のキャパシタンスC4は、第2のインダクタンスL2上の、Cとの周波数同調に関係する。図6A及び図6Bに示す実施例は、アンテナ3の効率を増加させることを可能にする。
【0189】
図7A及び図7Bに示す実施例は、図5A及び図5Bに示す実施例の変形である。図7A及び図7Bでは、アンテナ3は、外部終端Eから内部終端Dまでの4つの連続回転S1、S21、S22、及びS3によって形成される。
【0190】
本発明によれば、第1の点P1と第2の点P2との間に少なくとも1つの巻回S(すなわち、図示した実施例では、巻回S21、巻回S22及び巻回S3、すなわち3つの第2の巻回)が存在している。第1の点P1は、アンテナの終端Dによって形成される。
【0191】
中間タップAは、巻回S3と巻回S22との間に配置される。中間タップP2は、巻回S1と巻回S21との間に配置される。中間タップAは、アンテナLの少なくとも1つの巻回S(すなわち、図示した実施例では、巻回S3)により、終端Dに接続される。中間タップAは、アンテナLの少なくとも1つの巻回S(すなわち、図示した実施例では、3つの巻回S1、S21、及びS22)により、アンテナLの第2の終端Eに接続される。中間タップP2は、アンテナLの少なくとも1つの巻回S(すなわち、図示した実施例では、3つの巻回S21、S22、及びS3)により、終端Dに接続される。中間タップP2は、アンテナLの少なくとも1つの巻回S(すなわち、図示した実施例では、巻回S1)により、アンテナLの第2の終端Eに接続される。
【0192】
図7Bに示す等価図では、図5Aの回路は、点P1と点P2との間の3つの第2の巻回S21,S22、及びS3によって形成される、能動インダクタンスと呼ばれる第1のインダクタンスL1を有する。中間タップP2と端子Eとの間には、第1の巻回S1によって形成される受動インダクタンスと呼ばれる第2のインダクタンスL2が存在している。中間タップAと端子Dとの間には、第3の巻回S3によって形成される受動インダクタンスと呼ばれる第3のインダクタンスL3が存在している。
【0193】
第1のインダクタンスL1、第2のインダクタンスL2、及び第3のインダクタンスL3の和は、アンテナ3の合計インダクタンスLに等しい。
【0194】
図7A及び図7Bに示す実施例は、より大きな数の巻回数でアンテナ3の効率を増加させることができる。
【0195】
図8A及び図8Bに示す実施例は、図5A及び図5Bに示す実施例の変形である。図8A及び図8Bでは、外部終端Eから内部終端Dまでの6つの連続巻回S1、S2、S31、S32、S33、及びS34によって形成される。第1の点Pは、終端Dによって形成される。
【0196】
本発明によれば、第1の点P1と第2の点P2との間に少なくとも1つの巻回S(すなわち、図示した実施例では、巻回S2、S31、S32、S33及び巻回S34、すなわち5つの第2の巻回)が存在している。
【0197】
中間タップAは、巻回S2と巻回S31との間に配置される。中間タップP2は、巻回S1と巻回S2との間に配置される。中間タップAは、アンテナLの少なくとも1つの巻回S(すなわち、図示した実施例では、4つの巻回S31、S32、S33、及びS34)により、終端Dに接続される。中間タップAは、アンテナLの少なくとも1つの巻回S(すなわち、図示した実施例では、2つの巻回S1及びS2)により、アンテナLの第2の終端Eに接続される。中間タップP2は、アンテナLの少なくとも1つの巻回S(すなわち、図示した実施例では、5つの巻回S2、S31、S32、S33、及びS34)により、終端Dに接続される。中間タップP2は、アンテナLの少なくとも1つの巻回S(すなわち、図示した実施例では、巻回S1)により、アンテナLの第2の終端Eに接続される。
【0198】
等価図(図8B)では、図8Aの回路は、点P1と点P2との間の第2の巻回S2、S31,S32、S33、及びS34によって形成される、能動インダクタンスと呼ばれる第1のインダクタンスL1を有する。中間タップP2と端子Eとの間には、第1の巻回S1によって形成される、受動インダクタンスと呼ばれる第2のインダクタンスL2が存在している。中間タップAと端子Dとの間には、4つの巻回(S31、S32、S33、及びS34)によって形成される、受動インダクタンスと呼ばれる第3のインダクタンスL3が存在している。
【0199】
第1のインダクタンスL1、第2のインダクタンスL2、及び第3のインダクタンスL3の和は、アンテナ3の合計インダクタンスLに等しい。
【0200】
図8A及び図8Bに示す実施例は、更に多くの巻回により、アンテナ3の効率を増加させることを可能にする。
【0201】
キャパシタンスCは、図1Aに示すものなどのプレーナ・タイプのキャパシタの例によって形成される。
【0202】
トランスポンダの適用例では、キャパシタンスC、C1、C2は例えば、上述のプレーナ・タイプのものである。リーダの適用例では、キャパシタンスCは、プレーナ・タイプのものである代わりに、追加されたキャパシタ構成部分の形態であり得る。
【0203】
図9A及び図9Bに示す実施例は、図5A及び図5Bに示す実施例の変形である。図9A及び図9Bでは、アンテナ3は、連続する第1の巻回S1、第2の巻回S2、及び第3の巻回S3により、第2の終端Eから第1の端子Dに形成される。巻回S1は、第2の終端Eから反転点PRに第1の巻線方向に延在し、これは、図9Aでは時計回り方向である。巻回S2及びS3は反転点PRから第1の終端Dに、第1の巻線方向の逆の第2の巻線方向に(よって、図9A中の反時計回りに)延在する。例えば、外部巻回S1は、内部巻回S2及びS3と比較して反対方向である。
【0204】
第1の点P1は、端子Dによって形成される。
【0205】
アクセス端子2に接続されたアンテナの第2の中間タップAを形成する第2の点P2は、反転点PRに配置される。
【0206】
本発明によれば、第1の点P1と第2の点P2との間に少なくとも1つの巻回S(すなわち、図示した実施例では、巻回S2及び巻回S3)が存在している。
【0207】
図9Bに示す等価図では、図9Aの回路は、点Aと点P2との間の第2の巻回S2によって形成される能動インダクタンスと呼ばれる第1の正のインダクタンスL1を有する。
【0208】
アンテナ3内の電流の正の方向が、点PR、P2から点Aに延びる方向(この例では、アンテナ3上に描いた矢印で示すように同じ方向に延在している最大数の巻回と一致している)であることを考慮に入れると、反転点PRにより、第1の巻回S1によって形成され、中間タップP2、PR、及び端子E間に位置する、受動インダクタンスと呼ばれる第2の負のインダクタンス−L2が存在しているようにみえる。巻回S2上及び巻回S3上に描いた矢印は、電流のこの正の方向に対応する。
【0209】
中間タップAと端子Dとの間には、第3の巻回S3によって形成される、受動インダクタンスと呼ばれる第3の正のインダクタンス+L3が存在している。
【0210】
絶対値での第2のインダクタンスL2及び第1のインダクタンスL1、並びに第3のインダクタンスL3の和は、アンテナ3の合計インダクタンスLに等しい。
【0211】
負のインダクタンス−L2は、アンテナ3によって発生する相互インダクタンスを更に削減することを可能にする。
【0212】
図11A及び図11Bに示す実施例は、図5A及び図5Bに示す実施例の変形である。
【0213】
接続手段CON1Aは例えば、導電体である。
【0214】
接続手段CON32は例えば、導電体である。
【0215】
キャパシタンスCは図2Aに示すタイプのものである。
【0216】
アンテナ3の第2の終端Eは、キャパシタンスCの第2の端子C1Eに導体CON2Eによって接続される。
【0217】
第1の端子Dは、導体CON33により、キャパシタンスCの端子C1Fに接続される。
【0218】
点P1は、端子Dによって形成される。
【0219】
キャパシタンスCの第1の端子C1Xは、端子Dに導体CON31によって接続される。
【0220】
端子C1Fはアクセス端子2に接続される。
【0221】
本発明によれば、第1の点P1と第2の点P2との間に少なくとも1つの巻回S(すなわち、図示した実施例では、巻回S3及び巻回S2)が存在している。
【0222】
図11Bに示す等価図では、キャパシタンスC1は、点P2と端子Eとの間のインダクタンスL2と並列に位置している。キャパシタンスC2は端子Dと端子Eとの間に接続される。結合キャパシタンスC12は第2の点P2と端子Dとの間に接続される。
【0223】
図11A及び図11Bに示す実施例は、キャパシタンスC1及びC2の結合により、アンテナ3の効率を更に増加させることを可能にする。
【0224】
明らかに、上記実施例のうちの1つ又は複数は、巻回の数、反転点、キャパシタンス、インダクタンスの配置に関して合成することが可能である。
【0225】
特に、アンテナに対するアクセス端子1、2のCON1A、CON32などの接続手段は、キャパシタンス、導体、又は他のもの(例えば、特にトランジスタ又は増幅器タイプの能動素子など)を経由し得る。
【0226】
一般に、何れかの更なる電荷あるいは周波数あるいは電力同調回路は、いわゆるトランスポンダ・アプリケーションの場合もいわゆるリーダ・アプリケーションの場合も、特にシリコンベースのチップなどのアクセス端子1、2に接続することが可能である。
【0227】
特に、図5A、6A、7A、8A、及び9Aにおけるアンテナへのアクセス端子1、2の接続手段も導体であり得る。例えば、キャパシタンスなどの能動エレメント又は受動エレメントを図1A、図2A、図3A、及び図4におけるアクセス端子1、2に加えることが可能である。
【0228】
第1の点P1と第2の点P2との間の巻回数が1、2、又は3以上であるようにし得る。第1のタップAと終端Dとの間に設けられる巻回の数は1、2、又は3以上であり得る。第1のタップAと終端Eとの間に設けられる巻回の数は1、2、又は3以上であり得る。第1の点P1と端部Dとの間の巻回の数は1、2、又は3以上であり得る。第1の点P1と端部Eとの間の巻回の数は1、2、又は3以上であり得る。第2の点P2と端部Dとの間の巻回の数は1、2、又は3以上であり得る。第2の点P2と端部Eとの間に設けられる巻回の数は1、2、又は3以上であり得る。
【0229】
アンテナは、銅、アルムニウム、銀粒子又はアルムニウム粒子、他の導電体、及び、何れかの他の非導電体(しかし、この目的で化学的に提供される)で、配線、エッチング、印刷(プリント回路ボード)手法を使用して作製し得る。
【0230】
アンテナの巻回は、スーパインポーズされていてもされていなくても、全部又は一部がマルチレイヤであり得る。
【0231】
図10に示すように、アンテナの少なくとも1つの巻回S2は、アンテナ3の一般放射、相互インダクタンス、及び結合を増強することなく、巻回S2の抵抗又はインダクタンスを増加させるために、アンテナ3の他の巻回により、又は巻回S2の残りの部分S2”によって取り囲まれた表面に対して取り囲まれた小表面の巻回の巻線S2’を直列に有し得る。
【0232】
キャパシタンスは、プレーナ手法を使用して製造されるか、又は個別構成要素(構成部分)であり得る。
【0233】
キャパシタンスは、特に、配線手法を使用して、アンテナ及びプリント回路基板に対する外部エレメントとしてコイル巻線の製造中にアンテナに追加し得る。
【0234】
キャパシタンスは、モジュール、特に、シリコン・モジュールに一体化され得る。
【0235】
キャパシタンスは、プリント回路基板に一体化し、プリント回路基板上に製造することが可能である。
【0236】
アンテナ3の巻回Sは、別個のいくつかの(例えば、並列な)物理平面にわたって分散し得る。
【0237】
巻回は、(例えば、直線形の)区間で形成され、又は、何れかの他の形状のものであってもよい。
【0238】
アンテナの巻回は、配線の形式であり得、これは次いで、絶縁体基板内、又は絶縁体基板上に組み入れるよう加熱される。
【0239】
アンテナの巻回は、絶縁体基板上にエッチングし得る。
【0240】
アンテナの巻回は、絶縁体基板の対向面上に配置し得る。
【0241】
巻回は、例えば、並列ストリップの形態であり得る。
【0242】
以下の図には、例えばチップなどの電荷モジュールMを示し、モジュールMは、第1のアクセス端子1と第2のアクセス端子2との間に接続される。
【0243】
図12に示す実施例では、アンテナLは、第1の終端Dと第2の終端Eとの間に配置された巻回S1、S2によって形成される。
【0244】
第1の端子Dは、第2の点P2を形成する第2のアクセス端子2に接続される。
【0245】
所定の同調周波数を有する同調キャパシタンスC1は、第1のキャパシタンス端子C1X及び第2のキャパシタンス端子C1Eを備える。
【0246】
第1のキャパシタンス端子C1Xは、手段CON31により、第1のアクセス端子1に接続される。
【0247】
第2のキャパシタンス端子C1Eは第2の終端Eに接続される。
【0248】
第2の点P2は第2のアクセス端子2によって形成される。
【0249】
アンテナの第1の点P1及びアンテナの中間タップAは第1のアクセス端子1によって形成される。
【0250】
アンテナLの第2の点P2,2は、アンテナLの少なくとも1つの第1の巻回S1により、アンテナLの第1の点P1,1,Aに接続される。
【0251】
アンテナLは、EとAとの間の1つ又は複数の第2の巻回S1により、(すなわち、例えば、点Aから端子Dに延在する1つ又は複数の巻回S2(例えば、3つの巻回S2)に点Aによって接続された2つの第2の巻回S1により、)形成される。
【0252】
第1の点P1と第2の点P2との間のアンテナLの少なくとも1つの巻回(すなわち、P1とP2との間の少なくとも1つの巻回S2)が存在している。
【0253】
同調キャパシタンスC1は、2つの第1の端部SC31及び第2の端部SC32を備える1つ又は複数の第3の巻回SC3(例えば、5つの巻回SC3)により、かつ、2つの第1の端部SC41及び第2の端部SC42を備える1つ又は複数の第4の巻回SC4(例えば、5つの巻回SC4)によって形成される。
【0254】
少なくとも1つの第3の巻回SC3は、アンテナLを形成する巻回S1、S2と別個であり、アンテナLの終端のうちの1つの終端Eに接続される。少なくとも1つの第4の巻回SC4は、アンテナLを形成する巻回S1、S2と別個であり、例えば、並列の区間を有する巻回SC4に対向して巻回SC3が配置されるように第3の巻回SC3沿いに通ることにより、第3の巻回SC3と電気的に分離される。端部SC31は端子C1Eを形成し、端部Eに接続される。端部SC32は、SC4と離れており、絶縁されている。端部SC41は、SC3と離れており、絶縁されている。端部SC42は、端子C1Xを形成し、中間タップA1,P1に接続される。端部SC31は、端部SC41の近くに配置され、端部SC41から絶縁されている一方で、端部SC42と離れて配置されている。端部SC42は、端部SC32の近くに配置され、端部SC32から絶縁されている一方で、端部SC31と離れて配置されている。
【0255】
第4の巻回SC4に電気接続されていない、第4の巻回SC4に対向して配置された第3の巻回SC3の区間は、キャパシタンスC1を規定する。第3の巻回SC3及び第4の巻回SC4自体が、巻回の巻線によるインダクタンスをもたらすことにより、回路の残りにキャパシタンスC1を接続する役目を担う端部SC31、SC42間のインピーダンスZZもインダクタンスをもたらす。接続している端部SC31及びSC32間のインピーダンスZZは、例えば、分岐の一方におけるキャパシタンスC1、及び他方の分岐におけるインダクタンスと直列のキャパシタンスを備える並列の2つの分岐を備える、図33による並列及び/又は直列の共振キャパシタンス・インダクタンス回路を備えているとみることが可能である。その結果、接続している端部SC31、SC42間でみられるインピーダンスZZはキャパシタンスC1を備える。
【0256】
インピーダンスZZのキャパシタンス値C1は、巻回SC3と巻回SC4との間の関係に依存し、特に、それらの相互の配置(例えば、隣接して配置されていること)に依存する。
【0257】
図12では、少なくとも1つの第3の巻回SC3及び少なくとも1つの第4の巻回SC4によって形成されるインピーダンスZZと、モジュールのアクセス端子1に接続された中間タップAとの間に少なくとも1つの巻回S1が存在している。
【0258】
少なくとも1つの第3の巻回SC3により、かつ、少なくとも1つの第4の巻回SC4によって形成されるインピーダンスZZは、直列及び/又は並列のキャパシタンス及びインダクタンスがインピーダンスZZに含まれることにより、自己共振状態にある。
【0259】
図12に示す回路の等価図は図34に表す。少なくとも1つの第3の巻回SC3及び少なくとも1つの第4の巻回SC4は、少なくとも1つの第3の巻回SC3及び少なくとも1つの第4の巻回SC4によって形成された回路の同調周波数が例えば、所定の同調周波数13.56MHzを有するように、インダクタンス(巻回S2)と並列に配置されたモジュールM(例えば、チップ)の同調周波数を等化することを可能にする。
【0260】
このようにして、巻回S2と並列に配置されているモジュールMによって形成される回路、自己共振回路ZZ、SC3、SC4間の広範な結合を、前述の2つの回路間の相互インダクタンスを削減することによって得ることが可能である。自己共振回路ZZを形成する巻回SC3、SC4とモジュールMとの間に配置された巻回S1によって形成されるインダクタンスは、巻回S2と並列に配置されているモジュールMによって形成された回路、自己共振回路ZZ、SC3、SC4間のこの相互インダクタンスを処理することが可能である。
【0261】
したがって、巻回の固有インダクタンス及び電流の値の賢明な取り合わせにより、上述の2つのアンテナ回路(M,S2)及び(ZZ,S1)間の相互インダクタンス値をパラメータ化し、互いに半独立的である2つの同調周波数、又は互いに非常に近い2つの同調周波数(同調周波数の差が例えば、<10MHz、<2MHz、若しくは<500KHzであるか、又は、2つの周波数同調が1つの同じ周波数範囲内にマージされる)を得ることが可能になり、それにより、アンテナ回路の積分表面が非常に小さい(<16cmであるか、又は<8cmである)場合であっても、広範な結合効率を維持し、よって、エネルギ伝達を維持する一方で、RFID伝送チャネルに対して広い帯域を得ることを可能にする。
【0262】
特に、例えば、13.56MHzという有用な周波数にできる限り近い周波数同調を得るために、モジュールMと並列に配置されている巻回S2における最大可能インダクタンスを有することが求められる。
【0263】
特に、例えばタグ、又はステッカーなどの<16cmの小さな表面上でのアンテナ回路の集積を可能にするために自己共振回路ZZ、SC3、SC4に含まれる最小可能インダクタンスを有することが求められる。
【0264】
更に、本発明の効果の1つが、アンテナ回路間の(例えば、第1に、トランスポンダ又はリーダ・チップを備えるアンテナ回路と、第2に、第1及び第2のアンテナ部分との間の)相互インダクタンスをパラメータ化して、トランスポンダ又はリーダ・システムの最終的な相互インダクタンスをパラメータ化することの可能性であるということが分かり得る。更に、上記先行技術文献と対照的に、1つの同じ周波数範囲にわたってマージされた2つの周波数同調、若しくは、互いに非常に近い(例えば、<10MHz、<2MHz、又は<500KHzである)2つの周波数同調、又は、互いに半独立的な2つの周波数同調をもたらすことが可能になる。
【0265】
本発明の実施例に応じて、チップを備える第1のアンテナ回路と、少なくとも1つの静電容量性エレメントを備える第2の少なくとも1つの(又は2つ以上の)アンテナ回路との間に少なくとも1つの電気接続が存在している。
【0266】
特に、文献欧州特許出願公開第1031939(A)号明細書及び仏国特許出願公開第2777141(A)号明細書に記載の装置では、2つの半独立的周波数同調がもたらされることも、2つの周波数同調が互いに非常に近い(例えば、<10MHz、<2MHz、又は<500KHzである)ことも、2つの周波数同調が1つの同じ周波数範囲にわたってマージされることも可能にしない。2つのアンテナ回路間の相互インダクタンスが大きいほど、2つのアンテナ回路の2つのいわゆる「固有」同調の増加は大きい。前述の2つの周波数同調を近くすることが求められた場合、例えば、アンテナ回路の表面のうちの一方を他方に対して強く低減させることにより、相互インダクタンスを削減しなければならない。
【0267】
隣接している巻回S1及びS2間の相互インダクタンスによる結合COUPL12を確実にするための手段が設けられる。インピーダンスZZの、隣接している巻回S1、SC3、及びSC4間の相互インダクタンスによる結合COUPLZZを確実にするための手段が設けられる。相互インダクタンスによるこの結合は例えば、S2に近いS1の配置、及びSC3,SC4に近いS1の配置による。例えば、図12には、周辺から中心に向かってS2、S1、SC3、SC4が順次、存在している。
【0268】
アンテナ回路は、互いに結合された少なくとも2つの自然な固有相互インダクタンスを(S1とS2との間、及びS1とZZとの間に)有する。
【0269】
これは、図12の回路のリード距離を増加させることを可能にする。
【0270】
本発明の他の実施例は、以下の図を参照しながら以下の表において説明する。この表は、巻回の数と、4つの対応する列(1,A)、(C1E,E)、(C1X,P1)、及び(2,P2)において併せて電気接続された点を示す。図12(以下参照)では、中間タップAの第1のアクセス端子1との接続手段CON1A、第2の終端Eと第2のキャパシタンス端子C1Eとの間の接続手段CON2E、アンテナLの第1の点P1と第1のキャパシタンス端子C1Xとの間の接続手段CON31、及び第2の点P2と第2のアクセス端子2との間の接続手段CON32は導電体で実現され、これらは必ずしも以下の表又は図に示すものでない。列A乃至EはAとEとの間の巻回S1の数を示す。列A乃至DはAとDとの間の巻回S2の数を示す。列P1乃至P2は、点P1と点P2との間のアンテナLの少なくとも1つの巻回Sに等しい数N12を示す。右の最後の列は、巻回SC3及びSC4によって形成されるインピーダンスZZの存在を示し、この場合、括弧内のZZの巻回の数を表し、又は、その端子間に誘電体を有する静電容量性構成部分によって形成される第1のキャパシタンスと呼ばれる更なるキャパシタンスC30の存在を示す。
【0271】
誘電体静電容量性構成部分とは、キャパシタンスの構成を可能にする何れかの実施例を意味している。この静電容量性構成部分は任意的には、別の回路ZZによって形成し得る。
【0272】
図16及び図18には2つのキャパシタンスC30及びZZが設けられる。キャパシタンスZZは、SC42とSC31との間の巻回SC3、SC4(例えば、4つの巻回)によって形成され、SC31はC1XZを形成する。Zに加えて、静電容量性構成部分によって形成される別のキャパシタンスC30がEとC1XC1との間で設けられる。端子C1XC1は、少なくとも一巻回(例えば、この図では一巻回)だけ、P2と離れて配置された、アンテナLの点PC1に接続される。図16及び図18では、ZZはC1XZとC1Eとの間に配置され、C30はEとC1XC1との間の静電容量性構成部分である。
【0273】
図22では、2つのキャパシタンスC30及びZZは、端部SC42によって形成される端子C1X,P1と端子C1E,Eとの間に直列に設けられる。キャパシタンスZZは、SC42とSC31との間の巻回SC3、SC4(例えば、4つの巻回)によって形成され、SC31はPC1を形成する。Zに加えて、静電容量性構成部分によって形成される別のキャパシタンスC30がEとPC1との間に設けられる。端子PC1は、アンテナLの点2,P2まで接続される。端子C1E,Eは、端子2から離れた、巻回S1の端部によって形成される。
【0274】
図20では、2つのキャパシタンスC30及びZZは、端部SC42によって形成される端子C1X,P1と端子C1E,Eとの間に直列に設けられる。キャパシタンスZZは、SC42とSC31との間の巻回SC3、SC4(例えば、4つの巻回)によって形成され、SC31は、1つ又は複数の巻回S10(例えば、2つの巻回S10)により、点PC1と直列に接続される。Zに加えて、静電容量性構成部分によって形成される別のキャパシタンスC30がEとPC1との間に設けられる。端子PC1は、アンテナLの点2,P2まで接続される。端子C1E,Eは、端子2から離れた、巻回S1の端部によって形成される。
【0275】
図23、24では、2つの反転点PR1及びPR2が、AとEとの間の巻回S1において設けられる。点PR1は、少なくとも1つの巻回だけ、Aと離れて配置されており、少なくとも1つの巻回だけ、Eと離れて配置される(例えば、AとPR1との間の2つの巻回、及びPR1とEとの間の2つの巻回)。点PR2は、少なくとも1つの巻回だけ、Aと離れて位置しており、少なくとも1つの巻回だけ、Eと離れて位置している(例えば、AとPR2との間の1つの巻回、及びPR2とEとの間の3つの巻回)。
【0276】
図23では、PR2は、少なくとも一巻回だけ、P2と離れて配置される。
【0277】
図25では、2つの反転点PR1及びPR2が、AとEとの間の巻回S1において設けられる。点PR1はAに配置される。点PR2は、少なくとも1つの巻回だけ、Aと離れて位置しており、少なくとも1つの巻回だけ、Eと離れて位置している(例えば、AとPR2との間の1つの巻回、及びPR2とEとの間の3つの巻回)。
【0278】
図26では、2つの反転点PR1及びPR2が、AとEとの間の巻回S1において設けられる。点PR1はAに配置されている。点PR2は、少なくとも1つの巻回だけ、Aと離れて位置しており、少なくとも1つの巻回だけ、Eと離れて位置している(例えば、AとPR2との間の1つの巻回、及びPR2とEとの間の4つの巻回)。
【0279】
図27では、2つの反転点PR1及びPR2が、AとDとの間の巻回S1において設けられる。点PR1は、少なくとも1つの巻回だけ、Aと離れて配置されており、少なくとも1つの巻回だけ、Dと離れて配置される(例えば、AとPR1との間の1つの巻回、及びPR1とDとの間の2つの巻回)。点PR2は、少なくとも1つの巻回だけ、Aと離れて位置しており、少なくとも1つの巻回だけ、Dと離れて位置している(例えば、AとPR2との間の2つの巻回、及びPR2とDとの間の1つの巻回)。
【0280】
図29及び図30では、基準電位において電位を設定するための中間点PMが、アンテナの2つの終端D及びE間の中間のアンテナ上に設けられる。DとEとの間のアンテナの巻回の数が偶数である図29では、中間点PMは、アンテナの少なくとも一巻回だけ、1, A,2,P2,C1E,E,C1X,P1,Dという他の点と離れて配置される。DとEとの間のアンテナの巻回の数が偶数でない図30では、中間点PMは、少なくとも1つの半巻回により、その他の点1,A,2,P2,C1E,E,C1X,P1,Dと離れて配置され、例えば、前述の点1,A,2,P2,C1E,E,C1X,P1,Dを有する一方側部に対する他方側部に配置される。
【0281】
明らかに、上述では、アンテナ上の上記点(1,A,2,P2,C1E,E,C1X,P1,D及び反転点)間の巻数の数は、いくつでもよい(例えば、1でも2でもよい)。この巻回数は、例えば、図に示すような整数、又は、図31及び32などの非整数であり得る。
【0282】
図12、図13、図14、図19、図21、図25、図26では、反転点PR3が、点1,Aに(すなわち、DからEに進む場合の、点1,Aにおけるアンテナの巻回の巻線の反対方向に)設けられる。図15、図16、図17、図18、図22、図23、図24、図27、図28、図29、図30、図31、及び図32では、アンテナ巻回の同じ巻線の方向を維持して、DからEの方向に点1,Aが進められる。しかし、巻回の巻線の方向における1つ又は複数の変更は、図23,24、26、27の1,A以外の点PR2、PR1で行われる。
【0283】
第1のアクセス端子は第2のアクセス端子と別個である。第1のアクセス端子は、1つ又はいくつかの巻回だけ、第2のアクセス端子と離れている。
【0284】
例えば、1つの単一の第1のアクセス端子1及び1つの単一の第2のアクセス端子2が設けられる。
【0285】
実施例では、電荷ZとしてのトランスポンダTRANSは、例えば、図35のように、第1のアクセス端子1及び第2のアクセス端子2に接続される。
【0286】
図35乃至図46は、存在し得るキャパシタンスC10、C20が示されていない上述の実施例の何れか1つに対応する。
【0287】
別の実施例では、電荷ZとしてのリーダLECTは、例えば、図36のように、第1のアクセス端子1及び第2のアクセス端子2に接続される。
【0288】
いくつかの電荷を設け得る。
【0289】
別の実施例では、別個のいくつかの電荷を同じ第1のアクセス端子1及び同じ第2のアクセス端子2に接続し得る。
【0290】
例えば、第1の電荷Z1としてのトランスポンダTRANS及び第2の電荷Z2としてのリーダLECTは、例えば、図37及び図38に示すように、同じ第1のアクセス端子1及び同じ第2のアクセス端子2に接続し得、トランスポンダTRANS及びリーダLECTは図38中、電気的に並列である。
【0291】
別の実施例では、アンテナは、いくつかの別個の電荷の接続のために、互いに別個のいくつかの第2のアクセス端子2、及び/又は、互いに別個のいくつかの第1のアクセス端子1を含み得る。互いに別個の第1のアクセス端子1は、アンテナの少なくとも一巻回により、互いに離れている。互いに別個の第2のアクセス端子2は、アンテナの少なくとも一巻回により、互いに離れている。
【0292】
例えば、図39上では、第1の電荷Z1としてのトランスポンダTRANSは、第1のアクセス端子1と第2のアクセス端子2との間に接続され、第2の電荷Z2としてのリーダLECTは、別の第1のアクセス端子1と別の第2のアクセス端子2との間に接続される。
【0293】
例えば、図40上では、第1の電荷Z1としてのトランスポンダTRANSは、第1のアクセス端子1と第2のアクセス端子2との間に接続され、第2の電荷Z2としてのリーダLECTは、別の第2のアクセス端子12、第2のアクセス端子2(連続したアクセス端子)間に接続される。
【0294】
別の実施例では、いくつかのRFIDアプリケーション及び/又はRFIDリーダ及び/又はRFIDトランスポンダは、第1及び第2の同一のアクセス端子1、2間に、又は別個の第1及び第2のアクセス端子1、2間に(例えば、図41のアプリケーションAPPL1、APPL3のように、別個の連続した第1及び第2のアクセス端子1,2,12,13間に)接続し得る
当然、上記では、第1のアクセス端子1と第2のアクセス端子2の役割を逆にし得る。
【0295】
上記では、アクセス端子1、2に接続された電荷Zは例えば、図42に示すように、所定の同調周波数を有する。この同調周波数は固定である。
【0296】
この同調周波数は例えば、高周波数帯(HF)にあり、高周波数帯は、30kHz以上80MHz未満の周波数を包含する。この同調周波数は例えば、13.56MHzである。
【0297】
更に、同調周波数は超高周波数帯(UHF)にあり得る。ここで、超高周波数帯は、80MHz以上5800MHz以下の周波数を包含する。同調周波数は例えば、この場合、868MHz又は915MHzである。
【0298】
一実施例では、少なくとも1つの第1のアクセス端子1及び少なくとも第2のアクセス端子2は、第1の所定の同調周波数を有する少なくとも第1の電荷Z1及び第1の所定の同調周波数とは別の第2の所定の同調周波数を有する少なくとも第2のZ2に接続される。
一実施例では、高周波数帯において第1の所定の同調周波数を有する第1の電荷Z1及び超高周波数帯において第2の所定の同調周波数を有する第2の電荷Z2はアクセス端子1、2に接続される。
【0299】
図43の実施例では、高周波数帯において第1の所定の同調周波数を有する第1の電荷Z1及び超高周波数帯において第2の所定の同調周波数を有する第2の電荷Z2は、同じ第1のアクセス端子1に接続され、同じ第2のアクセス端子2に接続される。
【0300】
図44の実施例では、高周波数帯において第1の所定の同調周波数を有する第1の電荷Z1は、第1のアクセス端子1と第2のアクセス端子2との間に接続される一方、超高周波数帯において第2の所定の同調周波数を有する第2の電荷Z2は、別の第1のアクセス端子11と別の第2のアクセス端子12との間に接続される。
【0301】
図45及び図46の実施例では、高周波数帯において第1の所定の同調周波数を有する第1の電荷Z1は第1のアクセス端子1と第2のアクセス端子2との間に接続される一方、超高周波数帯において第2の所定の同調周波数を有する第2の電荷Z2は、別の第2のアクセス端子12及び第2のアクセス端子2(連続したアクセス端子)間に接続され、図45の端子間の巻回の数は、図46の端子間の巻回の数と異なる。

Claims (28)

  1. RFID/NFCアンテナ回路であって、
    少なくとも3つの巻回(Sによって形成される磁気アンテナ(L)であって、前記アンテナが第1の終端(D)及び第2の終端(E)を有するアンテナと、
    電荷を接続するための少なくとも2つのアクセス端子(1,2)と、
    第1のキャパシタンス端子(C1X)及び第2のキャパシタンス端子(C1E)を有する、所定の同調周波数に同調させるための少なくとも1つの同調キャパシタンス(C1,ZZ)と、
    前記第1の終端(D)及び前記第2の終端(E)と別個であり、前記アンテナ(L)に接続された中間タップ(A)と、
    前記2つのアクセス端子のうちの第1のアクセス端子(1)に前記中間タップ(A)を接続する第1の接続手段(CON1A)と、
    前記第2の終端(E)を前記第2のキャパシタンス端子(C1E)に接続する第2の接続手段(CON2E)と、
    を備え、前記RFIDアンテナ回路は、
    前記第1のキャパシタンス端子(C1X)、及びアクセス端子のうちの第2のアクセス端子(2)それぞれ記アンテナ(L)の前記第1の及び前記アンテナ(L)の第2の点(P2)に接続する第3の接続手段(CON31,CON32)
    を更に備え、
    第2の点(P2)は前記アンテナ(L)の前記少なくとも1つの巻回(S)により、前記アンテナ(L)の前記第2の終端(E)に接続され、前記アンテナ(L)の少なくとも1つの巻回(S)により、前記アンテナ(L)の前記第1のに接続される回路。
  2. 請求項1記載の回路であって、前記キャパシタンスは、前記第1のキャパシタンス端子(CX)を形成する第1の金属表面と、前記第2のキャパシタンス端子(CE)を形成する第2の金属表面と、前記第1の金属表面と前記第2の金属表面との間に配置されている少なくとも1つの誘電体層とを含む回路。
  3. 請求項1又は2に記載の回路であって、前記キャパシタンスは、第1の側部、及び前記第1の側部と離れた第2の側部を有する少なくとも1つの誘電体層と、
    前記誘電体層の前記第1の側部に前記第1のキャパシタンス端子(C1X)を形成する第1の金属表面と、
    前記誘電体層の前記第2の側部に前記第2のキャパシタンス端子(C1E)を形成する第2の金属表面と、
    前記誘電体層の前記第1の側部に、前記第1の金属表面と離れて配置されている第3のキャパシタンス端子(CF)を形成する第3の金属表面と
    を備え、
    前記第1のキャパシタンス端子(CX)は、前記第2のキャパシタンス端子(CE)との間で第1のキャパシタンス値(C2)を規定し、
    前記第3のキャパシタンス端子(CF)は、前記第2のキャパシタンス端子(CE)との間で第2のキャパシタンス値(C1)を規定し、
    前記第1のキャパシタンス端子(CX)は、前記第3のキャパシタンス端子(CF)との間で第3の結合キャパシタンス値(C12)を規定し、前記キャパシタンスは、
    前記アクセス端子(1,2)のうちの1つのアクセス端子に前記第3のキャパシタンス端子(CF)を接続する接続手段を更に備える回路。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の回路であって、前記アンテナ(L)は、連続する少なくとも1つの第1の巻回(S1)、少なくとも1つの第2の巻回、及び少なくとも1つの第3の巻回を備え、前記第1の巻回(S1)は、前記第2の巻回に接続された反転点(PR)に、第1の巻回方向に前記第2の終端(E)から延在し、前記第2の巻回及び前記第3の巻回(S2、S3)は、前記第1の終端(D)に、前記第1の巻回方向の逆である第2の巻回方向に、前記反転点(PR)から延在し、
    前記アンテナ(L)の前記第1の点(P)及び前記アンテナ(L)の前記第2の点(P2)は、前記第2の巻回及び前記第3の巻回(S2、S3)に配置されている回路。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の回路であって、前記アンテナ(L)は、前記アンテナの2つの第3の点及び第4の点(E、D)間で連続する少なくとも1つの第1の巻回(S1)及び少なくとも1つの第2の巻回(S2、S3)を備え、前記第1の巻回(S1)は第1の巻回方向に、前記第3の点(E)から前記反転点(PR)に延在し、前記第2の巻回(S2、S3)は前記第1の巻回方向の逆である第2の巻回方向に前記反転点(PR)から前記第4の点(D)に延在する回路。
  6. 請求項1記載の回路であって、前記アンテナ(L)は、前記アンテナの2つの第3の点及び第4の点(E、D)間で連続する少なくとも1つの第1の巻回(S1)及び少なくとも1つの第2の巻回(S2、S3)を備え、前記第1の巻回(S1)は、反転点(PR)により、前記第2の巻回(S2、S3)に接続され、前記第1の巻回(S1)は、第1の巻回方向に、前記第3の点(E)から前記反転点(PR)に延在し、前記第2の巻回(S2、S3)は前記第1の巻回方向の逆である第2の巻回方向に前記反転点(PR)から前記第4の点(D)に延在し、
    前記第1の点(P1)は前記アンテナ(L)の前記中間タップ(A)に配置され、前記第2の点(P2)は前記アンテナ(L)の前記第1の終端(D)に配置される回路。
  7. 請求項1記載の回路であって、前記アンテナ(L)は、前記アンテナの2つの第3の点及び第4の点(E、D)間で連続する少なくとも1つの第1の巻回(S1)及び少なくとも1つの第2の巻回(S2、S3)を備え、前記第1の巻回(S1)は、反転点(PR)により、前記第2の巻回(S2、S3)に接続され、前記第1の巻回(S1)は、第1の巻回方向に、前記第3の点(E)から前記反転点(PR)に延在し、前記第2の巻回(S2、S3)は前記第1の巻回方向の逆である第2の巻回方向に前記反転点(PR)から前記第4の点(D)に延在し、
    − 第1の点(P1)は前記第1の終端(D)に配置される回路。
  8. 請求項1乃至の何れか一項に記載の回路であって、前記同調キャパシタンス(C1)は、2つの第1の端部及び第2の端部(SC31、SC32)を備える少なくとも1つの第3の巻回(SC3)により、かつ、2つの第1の端部及び第2の端部(SC41、SC42)を備える少なくとも1つの第4の巻回(SC4)によって形成される第2のキャパシタンス(ZZ)を備え、前記第3の巻回(SC3)は、前記第3の巻回(SC3)の前記第1の端部(SC31)と前記第4の巻回(SC4)の前記第2の端部(SC42)との間の少なくとも前記同調キャパシタンス(C1)を規定するよう前記第4の巻回(SC4)と電気的に分離され、
    前記第3の巻回の前記第1の端部(SC3)は、前記第4の巻回(SC4)の前記第1の端部(SC41)からよりも、前記第4の巻回(SC4)の前記第2の端部(SC42)から更に遠く、前記第3の巻回(SC3)の前記第2の端部(SC32)は、前記第4の巻回(SC4)の前記第2の端部(SC42)からよりも前記第4の巻回(SC4)の前記第1の端部(SC41)から更に遠く、前記第2のキャパシタンスは、前記第3の巻回(SC3)の前記第1の端部(SC31)と前記第4の巻回(SC4)の前記第2の端部(SC42)との間で規定される回路。
  9. 請求項1乃至の何れか一項に記載の回路であって、前記中間タップ(A)と前記第2のキャパシタンスとの間に前記アンテナの少なくとも1つの巻回(S1)が存在している回路。
  10. 請求項又はに記載の回路であって、第1の結合手段は、第1に、前記第1のアクセス端子及び前記第2のアクセス端子(1,2)と並列に電気接続された前記アンテナの前記少なくとも一巻回(S2)と、第2に、前記アンテナのその他の少なくとも一巻回(S1)との間の相互インダクタンスによる結合(COUPL12)を確実にするよう提供され、第2の結合手段は、前記アンテナの前記他の少なくとも一巻回(S1)と、前記第2のキャパシタンス(ZZ)の前記少なくとも1つの第3及び第4の巻回(SC3,SC4)との間の相互インダクタンスによる結合(COUPLZZ)を確実にするよう提供される回路。
  11. 請求項1乃至10の何れか一項に記載の回路であって、前記第1の結合手段は、第1に、前記第1のアクセス端子及び前記第2のアクセス端子(1,2)と並列に電気接続された前記アンテナの前記少なくとも一巻回(S2)と、第2に、前記アンテナのその他の少なくとも一巻回(S1)との間の至近性によって形成され、前記第2の結合手段は、前記アンテナの前記その他の少なくとも一巻回(S1)と、前記第2のキャパシタンス(ZZ)の前記少なくとも1つの第3及び第4の巻回(SC3,SC4)との間の至近性によって形成される回路。
  12. 請求項乃至11の何れか一項に記載の回路であって、前記第3の巻回(S3)及び前記第4の巻回(SC4)がインターリーブされる回路。
  13. 請求項乃至12の何れか一項に記載の回路であって、前記第3の巻回(SC3)は少なくとも1つの第3の区間を備え、前記第4の巻回(SC4)は第4の区間を備え、前記第3の区間は前記第4の区間に隣接して位置している回路。
  14. 請求項13記載の回路であって、区間は互いに並列に延在する回路。
  15. 請求項乃至14の何れか一項に記載の回路であって、前記少なくとも1つの第3の巻回(SC3)及び前記少なくとも1つの第4の巻回(SC4)は第2の固有共振周波数を有する第2のサブ回路を規定し、前記第1のアクセス端子及び前記第2のアクセス端子(1,2)は、それらに接続されたモジュール(M)、並びに前記第1のアクセス端子及び前記第2のアクセス端子(1,2)に接続された少なくとも1つの巻回(S2)とともに、第1の固有共振周波数を有する第1のサブ回路を規定し、前記第1の固有共振周波数と前記第2の固有共振周波数との間の周波数差が10MHz以下であるように巻回が構成される回路。
  16. 請求項乃至14の何れか一項に記載の回路であって、前記少なくとも1つの第3の巻回(SC3)及び前記少なくとも1つの第4の巻回(SC4)は第2の固有共振周波数を有する第2のサブ回路を規定し、前記第1のアクセス端子及び前記第2のアクセス端子(1,2)は、それらに接続されたモジュール(M)、並びに前記第1のアクセス端子及び前記第2のアクセス端子(1,2)に接続された少なくとも1つの巻回(S2)とともに、第1の固有共振周波数を有する第1のサブ回路を規定し、前記第1の固有共振周波数と前記第2の固有共振周波数との間の周波数差が500MHz以下であるように巻回が構成される回路。
  17. 請求項乃至16の何れか一項に記載の回路であって、前記少なくとも1つの第3の巻回(SC3)及び前記少なくとも1つの第4の巻回(SC4)は第2の固有共振周波数を有する第2のサブ回路を規定し、前記第1のアクセス端子及び前記第2のアクセス端子(1,2)は、それらに接続されたモジュール(M)、及び前記第1のアクセス端子及び前記第2のアクセス端子(1,2)に接続された少なくとも1つの巻回(SC2)とともに、第1の固有共振周波数を有する第1のサブ回路を規定し、前記第1の固有共振周波数及び前記第2の固有共振周波数がほぼ等しいように巻回が構成される回路。
  18. 請求項1乃至17の何れか一項に記載の回路であって、前記アンテナは、前記第1の終端(D)から前記中間点(PM)に延在する区画上の巻回数と、前記中間点(PM)から前記第2の終端(E)に延在する区画上の巻回数が等しい、基準電位に電位を設定するための中間点(PM)を含む回路。
  19. 請求項1乃至18の何れか一項に記載の回路であって、前記端子(D,E,1,2,C1E,C1X)、前記タップ(A)、前記点(P1,P2)、及び前記キャパシタンス(C1,ZZ)は、複数の少なくとも3つのノードを規定し、前記ノードは、互いに別個の2つの第1のノード(1,C1E)間の少なくとも1つの巻回の少なくとも1つの第1の群(S1)と、互いに別個の2つの第2のノード(1,2)間の少なくとも1つの別の巻回(S2)の少なくとも1つの第2の群とを規定し、少なくとも1つの巻回の前記第1の群(S1)が少なくとも1つの別の巻回の第2の群に配置されることにより、少なくとも1つの巻回の前記第1の群(S1)と少なくとも1つの別の巻回(S2)の前記第2の群との間の相互インダクタンスにより、結合(COUPL12)を確実にするために第1の結合手段が備えられる回路。
  20. 請求項1乃至19の何れか一項に記載の回路であって、前記端子(D,E,1,2,C1E,C1X)、前記タップ(A)、前記点(P1,P2)、及び前記キャパシタンス(C1,ZZ)は、複数の少なくとも3つのノードを規定し、前記ノードは、互いに別個の2つの第1のノード(1,C1E)間の少なくとも1つの巻回の少なくとも1つの第1の群(S1)、互いに別個の2つの第2のノード(1,2)間の少なくとも1つの別の巻回(S2)の少なくとも1つの第2の群、及び互いに別個の2つの第3のノード(E,C1X)間の少なくとも1つの別の巻回(SC3,SC4)の少なくとも1つの第3の群を規定し、前記第1のノードの少なくとも1つは前記第2のノードの少なくとも1つと異なり、第1のノードの少なくとも1つは前記第3のノードの少なくとも1つと異なり、前記第3のノードの少なくとも1つは前記第2のノードの少なくとも1つと異なり、
    少なくとも1つの巻回の第1の群(S1)が少なくとも1つの別の巻回(S2)の第2の群の近傍に配置されていることにより、第1に、少なくとも1つの巻回の前記第1の群(S1)と、第2に、少なくとも1つの別の巻回(S2)の第2の群との間の相互インダクタンスによる結合(COUPL12)を確実にするために第1の結合手段が提供され、
    少なくとも1つの巻回の第1の群(S1)が少なくとも1つの別の巻回(SC3,SC4)の第3の群の近傍に配置されていることにより、第1に、少なくとも1つの巻回の第1の群(S1)と、第2に、少なくとも1つの別の巻回(SC3,SC4)の第3の群との間の相互インダクタンスによる結合(COUPL12)を確実にするために第2の結合手段が提供される回路。
  21. 請求項1乃至20の何れか一項に記載の回路であって、少なくとも1つの巻回の第1の群(S1)は、少なくとも1つの別の巻回(SC3、SC4)の第3の群と少なくとも1つの別の巻回(S2)の第2の群との間に配置される回路。
  22. 請求項19乃至21の何れか一項に記載の回路であって、別々の群に属する巻回(S1,S2,SC3,SC4)を隔てる距離は、20ミリメートル以下である回路。
  23. 請求項19乃至21の何れか一項に記載の回路であって、別々の群に属する巻回(S1,S2,SC3,SC4)を隔てる距離は、10ミリメートル以下である回路。
  24. 請求項19乃至21の何れか一項に記載の回路であって、別々の群に属する巻回(S1,S2,SC3,SC4)を隔てる距離は1ミリメートル以下である回路。
  25. 請求項19乃至24の何れか一項に記載の回路であって、別々の群に属する巻回(S1,S2,SC3,SC4)を隔てる距離は80マイクロメートル以下である回路。
  26. 請求項1乃至25の何れか一項に記載の回路であって、少なくとも、電荷としてのリーダ(LECT)及び/又は少なくとも、電荷としてのトランスポンダ(TRANS)がアクセス端子(1,2)に接続される回路。
  27. 請求項1乃至26の何れか一項に記載の回路であって、前記回路は、互いに別個のいくつかの第1のアクセス端子(1)及び/又は互いに別個のいくつかの第2のアクセス端子を含む回路。
  28. 請求項1乃至27の何れか一項に記載の回路であって、前記少なくとも1つの第1のアクセス端子(1)及び前記少なくとも1つの第2のアクセス端子(2)は、高周波数帯において第1の所定の同調周波数を有する少なくとも1つの第1の電荷(Z1)及び別の超高周波数帯において第2の所定の同調周波数を有する少なくとも1つの第2の電荷(Z2)に接続される回路。
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