JP5591599B2 - 貨幣処理装置および貨幣処理方法 - Google Patents

貨幣処理装置および貨幣処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5591599B2
JP5591599B2 JP2010141704A JP2010141704A JP5591599B2 JP 5591599 B2 JP5591599 B2 JP 5591599B2 JP 2010141704 A JP2010141704 A JP 2010141704A JP 2010141704 A JP2010141704 A JP 2010141704A JP 5591599 B2 JP5591599 B2 JP 5591599B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
money
unit
storage cassette
replenishment
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010141704A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012008646A (ja
Inventor
淳 ▲高▼山
林 盾 一 小
藤 景 太 伊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP2010141704A priority Critical patent/JP5591599B2/ja
Publication of JP2012008646A publication Critical patent/JP2012008646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5591599B2 publication Critical patent/JP5591599B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、紙幣や硬貨等の貨幣の処理を行う貨幣処理装置および貨幣処理方法に関し、とりわけ貨幣の補充処理時における店舗側の操作者の負担を軽減することができる貨幣処理装置および貨幣処理方法に関する。
従来から、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の店舗に設置される売上金入金機として様々な種類のものが知られている。例えば、特許文献1には、貨幣の回収処理を行う際に収納カセットの所有権が店舗側から警備会社側に移行するような貨幣入出金装置が開示されている。このような貨幣入出金装置によれば、収納カセットの所有権を店舗側から警備会社側に移行することにより警備会社に売上金回収の委託を行うことができ、店舗側の店舗責任者の負担を軽減することができる。
特開2009−282560号公報
従来の売上金入金機においては、当該売上金入金機に釣銭用の貨幣を補充する際に、警備会社側の補充回収員および店舗側の店舗責任者の双方の立ち会いのもとに貨幣の補充が行われている。より詳細には、売上金入金機への釣銭用の貨幣の補充作業は店舗責任者が行うようになっている。このように、従来の売上金入金機では、当該売上金入金機に釣銭用の貨幣を補充する際の店舗責任者の作業負担が大きいという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、貨幣の補充処理を行う際に、補充用の貨幣が収納された収納カセットが筐体内に装填されると、当該収納カセットから貨幣を搬送部に繰り出して識別部により識別計数を行った後に、この収納カセットから繰り出された貨幣の所有権を補充回収員側から店舗側に変更することにより、貨幣の補充処理時における店舗側の操作者の負担を軽減することができる貨幣処理装置および貨幣処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、筐体と、店舗の売上金である貨幣を前記筐体の外部から内部に投入するための投入部と、釣銭としての貨幣を前記筐体の内部から外部に投出するための投出部と、前記筐体の内部に設けられ、貨幣を搬送する搬送部と、前記筐体の内部に設けられ、前記搬送部から送られた貨幣を金種別に収納する複数の金種別収納庫と、前記筐体の内部に設けられ、前記搬送部から送られた貨幣を収納するとともに収納された貨幣を前記搬送部に繰り出し可能であり、前記筐体から取り出し自在となっている収納カセットと、前記搬送部に設けられ、当該搬送部により搬送される貨幣の識別計数を行う識別部と、前記搬送部および前記収納カセットの制御を行う制御部であって、貨幣の補充処理を行う際に、補充用の貨幣が収納された前記収納カセットが前記筐体内に装填されると、当該収納カセットから貨幣を前記搬送部に繰り出して前記識別部により識別計数を行った後に、この収納カセットから繰り出された貨幣の所有権を補充回収員側から店舗側に変更するよう制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とする貨幣処理装置である。
このような貨幣処理装置によれば、貨幣の補充処理を行う際に、補充用の貨幣が収納された収納カセットが筐体内に装填されると、この収納カセットから繰り出され識別計数された貨幣の所有権が補充回収員側から店舗側に変更されるので、補充用の貨幣が収納された収納カセットを筐体内に装填する動作、および収納カセットから搬送部に繰り出された貨幣を識別部により識別計数させる動作は、警備会社側の補充回収員のみが行うことができるようになり、このような動作が行われる間、店舗側の店舗責任者等は立ち会う必要がなくなる。このように、釣銭用の貨幣の補充作業の大部分は警備会社側の補充回収員により行われるようになるので、貨幣の補充処理時における店舗側の店舗責任者等の負担を軽減することができる。
本発明の貨幣処理装置においては、前記筐体の内部に設けられ、前記搬送部に接続され、当該搬送部から送られた貨幣を一時的に保留する一時保留部を更に備え、前記制御部は、貨幣の補充処理を行う際に、補充用の貨幣が収納された前記収納カセットが前記筐体内に装填されると、当該収納カセットから貨幣を前記搬送部に繰り出して前記識別部により識別計数を行った後にこの貨幣を前記一時保留部に一時的に保留し、前記収納カセットから前記一時保留部に貨幣が全て搬送されると、当該一時保留部に収納された貨幣の所有権を補充回収員側から店舗側に変更するよう制御を行うようになっていてもよい。
この際に、前記制御部は、前記収納カセットから前記一時保留部に貨幣が全て搬送された後、前記識別部による貨幣の計数結果の承認がなされると、前記一時保留部に収納された貨幣の所有権を補充回収員側から店舗側に変更するよう制御を行うようになっていてもよい。この場合には、一時保留部に収納された貨幣の所有権を補充回収員側から店舗側に変更する前に、補充用の貨幣が収納カセットから一時保留部に全て問題なく搬送されたか否かを確認することができるようになる。なお、貨幣の計数結果の承認は、補充回収員が行ってもよく、あるいは店舗側の店舗責任者等が行ってもよいが、補充回収員が行うようにすると、店舗側の店舗責任者等の負担をより一層軽減することができる。
本発明の貨幣処理装置においては、前記制御部は、前記収納カセットから繰り出された貨幣の所有権が補充回収員側から店舗側に変更されると、当該収納カセットの所有権を補充回収員側から店舗側に変更するよう制御を行うようになっていてもよい。この場合には、収納カセットから繰り出された貨幣の所有権が店舗側に変更された後、この収納カセットを店舗側所有の収納カセットとして使用することができるようになる。
本発明の貨幣処理装置においては、前記制御部は、貨幣の回収処理を行う際に、回収されるべき貨幣が収納された前記収納カセットの所有権を店舗側から補充回収員側に変更するよう制御を行うようになっていてもよい。この場合には、補充回収員が収納カセットを筐体から取り出すことにより貨幣の回収処理を行うことができるようになるので、貨幣の回収処理を行う際における店舗責任者等の負担を軽減することができる。
本発明は、補充用の貨幣が収納された収納カセットを貨幣処理装置の筐体内に装填する工程と、前記筐体内に装填された前記収納カセットから貨幣を搬送部に繰り出して識別部により識別計数する工程と、前記識別部により貨幣の識別計数が行われた後に、前記収納カセットから繰り出された貨幣の所有権を補充回収員側から店舗側に変更する工程と、を備えたことを特徴とする貨幣処理方法である。
このような貨幣処理方法によれば、貨幣の補充処理を行う際に、補充用の貨幣が収納された収納カセットが筐体内に装填されると、この収納カセットから繰り出され識別計数された貨幣の所有権が補充回収員側から店舗側に変更されるので、補充用の貨幣が収納された収納カセットを筐体内に装填する動作、および収納カセットから搬送部に繰り出された貨幣を識別部により識別計数させる動作は、警備会社側の補充回収員のみが行うことができるようになり、このような動作が行われる間、店舗側の店舗責任者等は立ち会う必要がなくなる。このように、釣銭用の貨幣の補充作業の大部分は警備会社側の補充回収員により行われるようになるので、貨幣の補充処理時における店舗側の店舗責任者等の負担を軽減することができる。
本発明の貨幣処理方法においては、貨幣の回収処理を行う際に、回収されるべき貨幣が収納された前記収納カセットの所有権を店舗側から補充回収員側に変更するようになっていてもよい。この場合には、補充回収員が収納カセットを筐体から取り出すことにより貨幣の回収処理を行うことができるようになるので、貨幣の回収処理を行う際における店舗責任者等の負担を軽減することができる。
本発明の貨幣処理装置および貨幣処理方法によれば、貨幣の補充処理時における店舗側の操作者の負担を軽減することができる。
本発明の一の実施の形態における紙幣処理装置の外観を示す斜視図である。 図1に示す紙幣処理装置の内部の構成を示す構成図である。 図1に示す紙幣処理装置の制御ブロック図である。 図1に示す紙幣処理装置における紙幣の回収処理の動作を示すフローチャートである。 図1に示す紙幣処理装置における紙幣の補充処理の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の一の実施の形態について説明する。図1乃至図5は、本実施の形態に係る紙幣処理装置を示す図である。このうち、図1は、本実施の形態における紙幣処理装置の外観を示す斜視図であり、図2は、図1に示す紙幣処理装置の内部の構成を示す構成図であり、図3は、図1に示す紙幣処理装置の制御ブロック図である。また、図4および図5は、それぞれ、図1に示す紙幣処理装置における紙幣の回収処理および補充処理の動作を示すフローチャートである。
まず、図1および図2を用いて、本実施の形態の紙幣処理装置10の全体的な構成について概略的に説明する。図1に示すように、紙幣処理装置10は略直方体形状の筐体12を備えており、この筐体12の前面には、当該筐体12の外部から内部にバラ紙幣を投入するとともに筐体12の内部から外部にバラ紙幣を投出するための入出金口20が筐体12の外部に露出するよう設けられている。入出金口20には開口部が設けられており、この開口部にはシャッター機構22が設けられている。そして、シャッター機構22により入出金口20の開口部の開閉が行われるようになっている。また、図2に示すように、筐体12の内部には、1つの一時保留部42、3つの金種別収納庫40、および1つの収納カセット44が略水平方向に沿って並列に設けられている。また、図2に示すように、筐体12の内部には、紙幣を1枚ずつ搬送する搬送部30が設けられており、この搬送部30は、入出金口20、各金種別収納庫40、一時保留部42および収納カセット44の間で紙幣の搬送を行うようになっている。
以下、このような紙幣処理装置10の各構成要素について詳述する。
入出金口20は、図1および図2に示すように、筐体12の前面に設けられており、操作者がこの入出金口20に複数の紙幣を集積状態で投入したりこの入出金口20から複数の紙幣を集積状態で取り出したりすることができるよう構成されている。より具体的には、図2に示すように入出金口20は鉛直方向に対して斜めに傾斜しており、この入出金口20には紙幣が斜めに傾斜して投入されるようになっている。入出金口20には紙幣繰出機構21が設けられており、この紙幣繰出機構21により入出金口20に集積された紙幣が1枚ずつ搬送部30に繰り出されるようになっている。また、紙幣の出金処理を行う際には、搬送部30から紙幣が1枚ずつ入出金口20に送られるようになっている。
このような入出金口20は、店舗の売上金である紙幣を筐体12の外部から内部に投入するための投入部と、釣銭としての紙幣を筐体12の内部から外部に投出するための投出部とを兼ね備えたものとして機能するようになっている。なお、図1および図2に示す例では投入部および投出部を兼ね備えた入出金口20について説明しているが、投入部および投出部が別々に設けられていてもよい。この場合には、筐体12の前面または上面に、入金口および出金口がそれぞれ設けられるようになる。
図1等に示すように、入出金口20の開口部にはシャッター機構22が設けられており、このシャッター機構22により入出金口20の開口部が開閉されるようになっている。より具体的には、操作者が入出金口20に紙幣を投入したり入出金口20から紙幣を取り出したりする際には、シャッター機構22が開いて入出金口20が筐体12の外部に露出されるようになる。一方、入出金口20に集積された紙幣が1枚ずつ紙幣繰出機構21により搬送部30に繰り出されたり搬送部30から入出金口20に紙幣が1枚ずつ送られたりする際には、シャッター機構22が入出金口20を閉じるようになる。
図2に示すように、搬送部30には識別部31が設置されている。識別部31は、当該搬送部30により搬送される紙幣の金種や正損、真偽等を識別するようになっている。また、筐体12の内部には入金リジェクト部24が設けられており、この入金リジェクト部24は搬送部30に接続されている。そして、紙幣の入金処理を行う際に、入出金口20から紙幣繰出機構21により搬送部30に繰り出され識別部31により識別された紙幣のうち、正常な紙幣ではないリジェクト紙幣であると識別された紙幣や、搬送異常(斜行、重送、連鎖)等により識別部31で識別することができなかった紙幣は搬送部30から入金リジェクト部24に送られるようになっている。また、筐体12の内部には出金リジェクト部26が設けられており、この出金リジェクト部26は搬送部30に接続されている。そして、紙幣の出金処理を行う際に、各金種別収納庫40等から搬送部30に繰り出され識別部31により識別された紙幣のうち、正常な紙幣ではないリジェクト紙幣であると識別された紙幣や、搬送異常等により識別部31で識別することができなかった紙幣は搬送部30から出金リジェクト部26に送られるようになっている。
図2に示すように、収納カセット44、各金種別収納庫40および一時保留部42は、この順番で、筐体12の奥行き方向(図3の右方向)に沿って手前側から順に配置されている。各金種別収納庫40、一時保留部42および収納カセット44にはそれぞれ搬送部30から1枚ずつ紙幣が送られるようになっている。ここで、各金種別収納庫40、一時保留部42および収納カセット44はそれぞれ扁平状の略直方体形状のものからなり、搬送部30から送られた紙幣が積層状態に収納されるようになっている。また、各金種別収納庫40、一時保留部42および収納カセット44にはそれぞれ紙幣繰出機構41、43、45が設けられており、これらの各金種別収納庫40、一時保留部42および収納カセット44に収納された紙幣は紙幣繰出機構41、43、45により1枚ずつ搬送部30に繰り出すことができるようになっている。
各金種別収納庫40は、搬送部30から送られた紙幣を金種別に収納するとともに、収納された紙幣を各紙幣繰出機構41により搬送部30に繰り出し可能となっている。より詳細には、筐体12内において最も手前側に配置された金種別収納庫40aは、例えば一万円札を収納するようになっており、筐体12内において次に手前側に配置された金種別収納庫40bは、例えば五千円札を収納するようになっており、筐体12内において最も奥側に配置された金種別収納庫40cは、例えば千円札を収納するようになっている。なお、例えば一万円札を収納する金種別収納庫40aとしては、紙幣繰出機構41が設けられておらず、搬送部30から送られた紙幣を収納するのみとなっているものが用いられてもよい。また、各金種別収納庫40は、筐体12の内部に固定されており、この筐体12から取り外すことができないようになっている。なお、各金種別収納庫40のうち一または複数の金種別収納庫40が筐体12から取り出すことができるようになっていてもよい。この場合には、金種別収納庫40に収納された紙幣を当該金種別収納庫40ごと回収することができるようになる。
収納カセット44は筐体12から取り外し自在となっている。また、収納カセット44は、搬送部30から送られた紙幣を収納するとともに、収納された紙幣を紙幣繰出機構45により搬送部30に繰り出し可能となっている。より具体的には、収納カセット44には、紙幣の入金処理を行う際に各金種別収納庫40がフル状態となってしまうことにより収納することができなくなったオーバーフロー紙幣や二千円札、損券等が収納されるようになっている。また、紙幣処理装置10からの紙幣の回収処理を行う際に筐体12から収納カセット44を取り外すことにより当該収納カセット44に収納された紙幣を回収したり、紙幣処理装置10に対して紙幣の補充処理を行う際に補充用の紙幣が収納された収納カセット44を筐体12の外部から当該筐体12内に装填したりするようになっている。
一時保留部42は、搬送部30から送られた紙幣を一時的に保留するとともに、保留された紙幣を紙幣繰出機構43により搬送部30に繰り出し可能となっている。この一時保留部42は、紙幣の入金処理を行う際に入出金口20により筐体12の外部から内部に投入された紙幣を一時的に保留するようになっている。また、紙幣の補充処理を行う際に収納カセット44が筐体12内に装填されると、搬送部30により収納カセット44から一時保留部42に紙幣が1枚ずつ送られ、この一時保留部42で補充用の紙幣が一時的に保留されるようになっている。
また、搬送部30における紙幣の搬送路30aの各分岐箇所には、分岐爪からなる分岐部材36がそれぞれ設けられている。各分岐部材36により、搬送部30により搬送される紙幣の搬送先が決められるようになっている。
また、図3に示すように、紙幣処理装置10には、当該紙幣処理装置10の各構成要素を制御するための制御部70が設けられている。より具体的には、制御部70には、紙幣繰出機構21、シャッター機構22、搬送部30、識別部31、分岐部材36、紙幣繰出機構41、43、45等がそれぞれ接続されている。そして、識別部31による紙幣の識別結果が制御部70に送られるとともに、制御部70は、紙幣繰出機構21、シャッター機構22、搬送部30、分岐部材36、紙幣繰出機構41、43、45等に指令信号を送りこれらの構成要素の制御を行うようになっている。
また、制御部70には、表示部72、操作部74および記憶部76がそれぞれ接続されている。図1に示すように、表示部72および操作部74はそれぞれ筐体12の上面に設けられており、表示部72には紙幣処理装置10による紙幣の処理状況、より具体的には例えば各金種別収納庫40等に収納された紙幣の金種毎の枚数や合計金額等が表示されるようになっている。また、操作者は操作部74により制御部70に対して様々な指令を与えることができるようになっている。また、記憶部76には、紙幣処理装置10による紙幣の処理状況や、紙幣処理装置10の各金種別収納庫40や収納カセット44に収納された紙幣の金種毎の枚数や金額等の在高、ならびに収納カセット44の所有権が店舗側にあるか否か、等が記憶されるようになっている。
また、制御部70にはインターフェース78が接続されており、このインターフェース78を介して制御部70は警備会社に設置されたホストコンピュータ等の上位装置と信号の送受信を行うことができるようになっている。また、制御部70にはプリンタ等の印字部80が接続されており、この印字部80により、紙幣処理装置10の各金種別収納庫40等に収納された紙幣の金種毎の枚数や合計金額等が印字されるようになっている。
次に、上述のような構成からなる紙幣処理装置10の動作について説明する。なお、以下に示す紙幣処理装置10の動作は、制御部70が各構成要素を制御することにより行われる。
最初に、紙幣処理装置10への紙幣の入金処理について説明する。紙幣の入金処理を行う際には、まず、紙幣処理装置10における入出金口20のシャッター機構22を開き、操作者が紙幣を入出金口20に投入する。そして、シャッター機構22を閉じると、入出金口20に投入された紙幣は紙幣繰出機構21により1枚ずつ搬送部30に繰り出される。紙幣繰出機構21により搬送部30に繰り出された紙幣は当該搬送部30により搬送され、識別部31によりその金種や正損、真偽等の識別が行われる。識別部31により正常な紙幣ではないリジェクト紙幣であると識別された紙幣や、識別部31により識別することができなかった紙幣は、搬送部30から入金リジェクト部24に送られ、この入金リジェクト部24に集積される。一方、識別部31により正常な紙幣であると識別された紙幣は、一時保留部42に搬送され、この一時保留部42に積層状態で一時的に保留される。
その後、入出金口20から一時保留部42または入金リジェクト部24に紙幣が全て送られると、表示部72にその旨が表示される。そして、操作者が操作部74により制御部70に対して入金確定の指令を送ると、一時保留部42に一時的に保留された紙幣は1枚ずつ搬送部30に繰り出され、識別部31により識別が行われた後、金種別に各金種別収納庫40や収納カセット44に送られる。より詳細には、一万円札、五千円札および千円札はそれぞれ各金種別収納庫40a、40b、40cに送られ、これらの各金種別収納庫40a、40b、40cに積層状態で収納される。一方、二千円札は収納カセット44に送られ、この収納カセット44に積層状態で収納される。また、識別部31により識別された紙幣が損券である場合には、このような損券は収納カセット44に送られる。また、識別部31により識別された紙幣が一万円札、五千円札および千円札である場合において、対応する各金種別収納庫40a、40b、40cがフル状態である場合には、この紙幣はオーバーフロー紙幣として収納カセット44に送られる。このように、一時保留部42から各金種別収納庫40や収納カセット44に紙幣が全て送られると、紙幣の入金処理が終了する。このような紙幣の入金処理が行われている間、表示部72には各金種の紙幣の収納枚数や合計収納金額等が表示され、記憶部76にはこれらの情報が記憶される。また、インターフェース78を介して制御部70から上位装置に対して各金種の紙幣の収納枚数や合計収納金額等に係る信号が送信される。
次に、紙幣処理装置10からの紙幣の出金処理について説明する。操作者が操作部74により制御部70に対して紙幣の出金処理の指令を与えると、各金種別収納庫40に収納された紙幣が紙幣繰出機構41により搬送部30に1枚ずつ繰り出され、搬送部30に繰り出された紙幣は識別部31により識別が行われる。そして、正常な紙幣であると識別された紙幣は搬送部30から入出金口20に1枚ずつ送られ、この入出金口20で紙幣が積層状態に集積される。一方、識別部31により正常な紙幣ではないリジェクト紙幣であると識別された紙幣や、識別部31により識別することができなかった紙幣は、搬送部30から出金リジェクト部26に送られ、この出金リジェクト部26で集積される。
その後、入出金口20のシャッター機構22が開くことにより、操作者は入出金口20に集積された紙幣を取り出すことができるようになる。
次に、紙幣処理装置10からの紙幣の回収処理や紙幣処理装置10への紙幣の補充処理について説明する。本実施の形態では、このような紙幣の回収処理や補充処理は、主に警備会社の補充回収員により行われるようになっている。より詳細には、紙幣の回収処理を行う際に、補充回収員が紙幣処理装置10の筐体12から収納カセット44を取り出した後、補充回収員はこの収納カセット44ごと紙幣を回収し、紙幣が収納された収納カセット44を警備会社に運搬する。また、紙幣の補充処理を行う際に、補充回収員は補充用の紙幣が収納された収納カセット44を警備会社から店舗に運搬し、この収納カセット44を紙幣処理装置10の筐体12に装填することにより紙幣が紙幣処理装置10に補充される。また、このような紙幣の回収処理や補充処理が行われる際に、収納カセット44の所有権が店舗側と補充回収員側との間で切り換えられるようになっている。以下、紙幣の回収処理および補充処理について詳述する。
まず、紙幣処理装置10からの紙幣の回収処理について図4に示すフローチャートを用いて説明する。店舗側の店舗責任者や補充回収員が操作部74により制御部70に対して紙幣の回収処理の指令を与えると、各金種別収納庫40に収納された紙幣が紙幣繰出機構41により搬送部30に1枚ずつ繰り出され、搬送部30に繰り出された紙幣は識別部31により識別計数された後、収納カセット44に送られる(図4のSTEP1)。このような処理は、各金種別収納庫40から全て、または売上金に相当する所定金額の紙幣が収納カセット44に送られるか、収納カセット44がフル状態になるまで行われる(図4のSTEP2、STEP3)。そして、各金種別収納庫40から所定の紙幣が収納カセット44に送られると(図4のSTEP2の「YES」)、または収納カセット44がフル状態になると(図4のSTEP3の「YES」)、制御部70は、収納カセット44の所有権を店舗側から補充回収員側に変更する(図4のSTEP4)。その後、補充回収員は筐体12から収納カセット44を取り出し、収納カセット44ごと紙幣を回収する(図4のSTEP5)。
筐体12から収納カセット44が取り出された後、回収されるべき紙幣が各金種別収納庫40に残っている場合には(図4のSTEP6の「YES」)、補充回収員は筐体12に空の収納カセット44を装填する(図4のSTEP7)。このことにより、各金種別収納庫40に収納された紙幣が再び収納カセット44に送られるようになる(図4のSTEP1)。一方、各金種別収納庫40から回収すべき紙幣が全て回収されると(図4のSTEP6の「NO」)、補充回収員は筐体12から収納カセット44を取り出し、空の収納カセット44を装填する(図4のSTEP8)。この際に、制御部70は、筐体12に装填された空の収納カセット44の所有権を補充回収員側から店舗側に変更する(図4のSTEP9)。その後、制御部70からインターフェース78を介して、警備会社に設置されたホストコンピュータ等の上位装置に、回収された紙幣の金種毎の枚数や合計金額等の回収データが送信される。このようにして、紙幣の回収処理が完了する。
なお、上述のような紙幣の回収処理において、紙幣を所定金額の紙幣に設定する方法としては、例えば、操作部74により制御部70に対して紙幣の回収処理の指令を与える際に、回収されるべき紙幣の金種毎の枚数や金額、あるいは紙幣処理装置10に残すべき紙幣の金種毎の枚数や金額を、操作部74により設定することもできる。この場合には、各金種別収納庫40に収納された紙幣の一部が収納カセット44に送られ、この収納カセット44ごと回収されるようになる。
次に、紙幣処理装置10への紙幣の補充処理について図5に示すフローチャートを用いて説明する。まず、補充用の紙幣が収納された収納カセット44を、補充回収員が筐体12に装填する(図5のSTEP1)。収納カセット44が筐体12に装填されると、この収納カセット44から紙幣が紙幣繰出機構45により搬送部30に1枚ずつ繰り出される。搬送部30に繰り出された紙幣は識別部31により識別計数が行われた後、一時保留部42に送られる(図5のSTEP2)。そして、収納カセット44から一時保留部42に紙幣が全て送られると(図5のSTEP3の「YES」)、識別部31による紙幣の計数結果が表示部72に表示される。具体的には、一時保留部42に一時的に保留された紙幣の金種枚の枚数や合計金額等が表示部72に表示される。その後、補充回収員が操作部74により制御部70に対して、紙幣の計数結果について承認指令を与えると(図5のSTEP4の「YES」)、一時保留部42に保留された紙幣の所有権が補充回収員側から店舗側に変更される(図5のSTEP5)。なお、制御部70に対して紙幣の計数結果について承認指令を与えるのは、補充回収員ではなく店舗側の店舗責任者等であってもよい。また、収納カセット44から一時保留部42に紙幣が全て送られた後、操作部74により制御部70に対して承認指令ではなく返却指令が与えられると、一時保留部42に保留された紙幣は搬送部30により入出金口20に戻されることとなる。
また、一時保留部42に保留された紙幣の所有権が補充回収員側から店舗側に変更されると、筐体12に装填されている収納カセット44の所有権が補充回収員側から店舗側に変更される(図5のSTEP6)。その後、印字部80により、識別部31による紙幣の計数結果(具体的には、一時保留部42に一時的に保留された紙幣の金種枚の枚数や合計金額等)が印字される(図5のSTEP7)。印字されたレシート等は、補充回収員から店舗側の店舗責任者等に手渡される。
その後、店舗側の店舗責任者等によって操作部74により制御部70に対して収納指令が与えられると(図5のSTEP8の「YES」)、一時保留部42から搬送部30に紙幣が1枚ずつ繰り出される。搬送部30に繰り出された紙幣は識別部31により識別計数が行われ、その後各金種別収納庫40に金種別に送られる(図5のSTEP9)。より具体的には、一時保留部42から搬送部30に繰り出された一万円札、五千円札、千円札は各金種別収納庫40a、40b、40cにそれぞれ送られる。そして、一時保留部42から各金種別収納庫40に紙幣が全て送られると(図5のSTEP10の「YES」)、印字部80により、各金種別収納庫40に収納された紙幣の金種毎の枚数や金額が印字される(図5のSTEP11)。その後、店舗側の店舗責任者等は、補充回収員から手渡されたレシートにおける紙幣の計数結果と、今回印字部80により印字された、各金種別収納庫40に収納された紙幣の金種毎の枚数や金額とを比較し、両者が一致している場合には、操作部74により制御部70に対して承認指令を与える(図5のSTEP12の「YES」)。制御部70に対して承認指令が与えられると、制御部70からインターフェース78を介して警備会社に設置されたホストコンピュータ等の上位装置に、補充された紙幣の金種毎の枚数や金額等の補充データが送信される。このようにして、紙幣の補充処理が完了する。
以上のように本実施の形態の紙幣処理装置10によれば、紙幣の補充処理を行う際に、補充用の紙幣が収納された収納カセット44が筐体12内に装填されると、当該収納カセット44から紙幣を搬送部30に繰り出して識別部31により識別計数を行った後に、この収納カセット44から繰り出された紙幣の所有権を補充回収員側から店舗側に変更するようになっている。より詳細には、収納カセット44から紙幣を搬送部30に繰り出して識別部31により識別計数を行った後にこの紙幣を一時保留部42に一時的に保留し、収納カセット44から一時保留部42に紙幣が全て搬送されると、一時保留部42に収納された紙幣の所有権を補充回収員側から店舗側に変更するようになっている。このように、紙幣の補充処理を行う際に、補充用の紙幣が収納された収納カセット44が筐体内に装填されると、この収納カセット44から繰り出され識別部31により識別計数された紙幣の所有権が補充回収員側から店舗側に変更されるので、補充用の紙幣が収納された収納カセット44を筐体12内に装填する動作、および収納カセット44から搬送部30に繰り出された紙幣を識別部31により識別計数させる動作は、警備会社側の補充回収員のみが行うことができるようになり、このような動作が行われる間、店舗側の店舗責任者等は立ち会う必要がなくなる。このように、釣銭用の紙幣の補充作業の大部分は警備会社側の補充回収員により行われるようになるので、貨幣の補充処理時における店舗側の店舗責任者等の負担を軽減することができる。
また、本実施の形態の紙幣処理装置10においては、制御部70は、収納カセット44から一時保留部42に紙幣が全て搬送された後、識別部31による紙幣の計数結果の承認がなされると、一時保留部42に収納された紙幣の所有権を補充回収員側から店舗側に変更するようになっている。このため、一時保留部42に収納された紙幣の所有権を補充回収員側から店舗側に変更する前に、補充用の紙幣が収納カセット44から一時保留部42に全て問題なく搬送されたか否かを確認することができるようになる。なお、紙幣の計数結果の承認は、補充回収員が行ってもよく、あるいは店舗側の店舗責任者等が行ってもよいが、補充回収員が行うようにすると、店舗側の店舗責任者等の負担をより一層軽減することができる。
また、本実施の形態の紙幣処理装置10においては、制御部70は、収納カセット44から繰り出された紙幣の所有権が補充回収員側から店舗側に変更されると、収納カセット44の所有権も補充回収員側から店舗側に変更するよう制御を行うようになっている。このことにより、収納カセット44から繰り出された紙幣の所有権が店舗側に変更された後、この収納カセット44を店舗側所有の収納カセットとして使用することができるようになる。
また、本実施の形態の紙幣処理装置10においては、制御部70は、紙幣の回収処理を行う際に、回収されるべき紙幣が収納された収納カセット44の所有権を店舗側から補充回収員側に変更するよう制御を行うようになっている。このことにより、補充回収員が収納カセット44を筐体12から取り出すことにより貨幣の回収処理を行うことができるようになるので、貨幣の回収処理を行う際における店舗責任者等の負担を軽減することができる。
なお、本実施の形態による紙幣処理装置10は、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。
例えば、紙幣の回収処理と補充処理を一連の処理として行うこともできる。具体的には、回収処理が終わった後(図4のSTEP8)に、空の収納カセット44の代わりに補充用の紙幣が収納された収納カセット44を装填し、図5に示した補充処理(図5のSTEP1)に移るようにしてもよい。また、紙幣の補充処理を行う際に、収納カセット44から一時保留部42に紙幣が全て送られた後、操作部74から制御部70に対して、紙幣の計数結果について承認指令が与えられなくとも、収納カセット44から一時保留部42に紙幣が全て送られるだけで、一時保留部42に保留された紙幣の所有権が補充回収員側から店舗側に変更されるようになっていてもよい。
また、紙幣処理装置10に一時保留部42が設けられておらず、紙幣の補充処理を行う際に、収納カセット44から搬送部30に繰り出され識別部31により識別された紙幣が直接的に各金種別収納庫40に金種別に送られるようになっていてもよい。また、紙幣処理装置10に一時保留部42が設けられている場合でも、紙幣の補充処理を行う際に、収納カセット44から搬送部30に繰り出され識別部31により識別された紙幣が直接的に各金種別収納庫40に金種別に送られるようになっていてもよい。これらの場合には、収納カセット44から搬送部30に紙幣が繰り出され、識別部31により紙幣の識別計数が行われた後に、この収納カセット44から繰り出された紙幣の所有権が補充回収員側から店舗側に変更されるようになる。
また、紙幣の補充処理を行う際に、一時保留部42に収納された紙幣の所有権が補充回収員側から店舗側に変更された後、店舗側の店舗責任者等が操作部74により制御部70に対して収納指令を与えなくとも、一時保留部42から各金種別収納庫40に紙幣が金種別に自動的に送られるようになっていてもよい。
また、紙幣の補充処理を行う際に、一時保留部42から各金種別収納庫40に紙幣が全て送られた後、店舗側の店舗責任者等が操作部74により制御部70に対して承認指令を与えなくとも、一時保留部42から各金種別収納庫40に紙幣が全て送られるだけで制御部70から警備会社に設置されたホストコンピュータ等の上位装置に補充データが送信され、紙幣の補充処理が完了するようになっていてもよい。
また、本発明による貨幣処理装置は、図1乃至図5に示すような紙幣処理装置10に限定されるものではない。本発明による貨幣処理装置として、硬貨の処理を行う硬貨処理装置が用いられてもよい。本発明による貨幣処理装置として硬貨処理装置が用いられる場合にも、図1乃至図5に示すような紙幣処理装置10と同様に、硬貨の補充処理を行う際に、補充用の硬貨が収納された収納カセットが硬貨処理装置の筐体内に装填されると、この収納カセットから硬貨を筐体内の搬送部に繰り出して識別部により識別計数を行った後に、この収納カセットから繰り出された硬貨の所有権が補充回収員側から店舗側に変更されるようになる。
10 紙幣処理装置
12 筐体
20 入出金口
21 紙幣繰出機構
22 シャッター機構
24 入金リジェクト部
26 出金リジェクト部
30 搬送部
30a 搬送路
31 識別部
36 分岐部材
40 金種別収納庫
41 紙幣繰出機構
42 一時保留部
43 紙幣繰出機構
44 収納カセット
45 紙幣繰出機構
70 制御部
72 表示部
74 操作部
76 記憶部
78 インターフェース
80 印字部

Claims (6)

  1. 筐体と
    前記筐体の内部に設けられ、貨幣を搬送する搬送部と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記搬送部から送られた貨幣を金種別に収納する複数の金種別収納庫と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記搬送部から送られた貨幣を収納するとともに収納された貨幣を前記搬送部に繰り出し可能であり、前記筐体から取り出し自在となっている収納カセットと、
    前記搬送部に設けられ、当該搬送部により搬送される貨幣の識別計数を行う識別部と、
    前記搬送部および前記収納カセットの制御を行う制御部であって、貨幣の補充処理を行う際に、補充用の貨幣が収納された前記収納カセットが前記筐体内に装填されると、当該収納カセットから貨幣を前記搬送部に繰り出して前記識別部により識別計数を行った後に、この収納カセットから繰り出された貨幣の所有権を補充回収員側から店舗側に変更するよう制御を行う制御部と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記搬送部に接続され、当該搬送部から送られた貨幣を一時的に保留する一時保留部と、
    を備え、
    前記制御部は、貨幣の補充処理を行う際に、補充用の貨幣が収納された前記収納カセットが前記筐体内に装填されると、当該収納カセットから貨幣を前記搬送部に繰り出して前記識別部により識別計数を行った後にこの貨幣を前記一時保留部に一時的に保留し、前記収納カセットから前記一時保留部に貨幣が全て搬送されると、当該一時保留部に収納された貨幣の所有権を補充回収員側から店舗側に変更するよう制御を行うことを特徴とする貨幣処理装置。
  2. 前記制御部は、前記収納カセットから前記一時保留部に貨幣が全て搬送された後、前記識別部による貨幣の計数結果の承認がなされると、前記一時保留部に収納された貨幣の所有権を補充回収員側から店舗側に変更するよう制御を行うことを特徴とする請求項記載の貨幣処理装置。
  3. 筐体と、
    前記筐体の内部に設けられ、貨幣を搬送する搬送部と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記搬送部から送られた貨幣を金種別に収納する複数の金種別収納庫と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記搬送部から送られた貨幣を収納するとともに収納された貨幣を前記搬送部に繰り出し可能であり、前記筐体から取り出し自在となっている収納カセットと、
    前記搬送部に設けられ、当該搬送部により搬送される貨幣の識別計数を行う識別部と、
    前記搬送部および前記収納カセットの制御を行う制御部であって、貨幣の補充処理を行う際に、補充用の貨幣が収納された前記収納カセットが前記筐体内に装填されると、当該収納カセットから貨幣を前記搬送部に繰り出して前記識別部により識別計数を行った後に、この収納カセットから繰り出された貨幣の所有権を補充回収員側から店舗側に変更するよう制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記収納カセットから繰り出された貨幣の所有権が補充回収員側から店舗側に変更されると、当該収納カセットの所有権を補充回収員側から店舗側に変更するよう制御を行うことを特徴とする貨幣処理装置。
  4. 筐体と、
    前記筐体の内部に設けられ、貨幣を搬送する搬送部と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記搬送部から送られた貨幣を金種別に収納する複数の金種別収納庫と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記搬送部から送られた貨幣を収納するとともに収納された貨幣を前記搬送部に繰り出し可能であり、前記筐体から取り出し自在となっている収納カセットと、
    前記搬送部に設けられ、当該搬送部により搬送される貨幣の識別計数を行う識別部と、
    前記搬送部および前記収納カセットの制御を行う制御部であって、貨幣の補充処理を行う際に、補充用の貨幣が収納された前記収納カセットが前記筐体内に装填されると、当該収納カセットから貨幣を前記搬送部に繰り出して前記識別部により識別計数を行った後に、この収納カセットから繰り出された貨幣の所有権を補充回収員側から店舗側に変更するよう制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、貨幣の回収処理を行う際に、回収されるべき貨幣が収納された前記収納カセットの所有権を店舗側から補充回収員側に変更するよう制御を行うことを特徴とする貨幣処理装置。
  5. 補充用の貨幣が収納された収納カセットを貨幣処理装置の筐体内に装填する工程と、
    前記筐体内に装填された前記収納カセットから貨幣を搬送部に繰り出して識別部により識別計数する工程と、
    前記搬送部から送られた貨幣を一時保留部で一時的に保留する工程と、
    前記収納カセットから前記一時保留部に貨幣が全て搬送されると、当該一時保留部に収納された貨幣の所有権を補充回収員側から店舗側に変更する工程と、
    を備えたことを特徴とする貨幣処理方法。
  6. 補充用の貨幣が収納された収納カセットを貨幣処理装置の筐体内に装填する工程と、
    前記筐体内に装填された前記収納カセットから貨幣を搬送部に繰り出して識別部により識別計数する工程と、
    前記識別部により貨幣の識別計数が行われた後に、前記収納カセットから繰り出された貨幣の所有権を補充回収員側から店舗側に変更する工程と、
    を備え、
    貨幣の回収処理を行う際に、回収されるべき貨幣が収納された前記収納カセットの所有権を店舗側から補充回収員側に変更することを特徴とする貨幣処理方法。
JP2010141704A 2010-06-22 2010-06-22 貨幣処理装置および貨幣処理方法 Active JP5591599B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010141704A JP5591599B2 (ja) 2010-06-22 2010-06-22 貨幣処理装置および貨幣処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010141704A JP5591599B2 (ja) 2010-06-22 2010-06-22 貨幣処理装置および貨幣処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012008646A JP2012008646A (ja) 2012-01-12
JP5591599B2 true JP5591599B2 (ja) 2014-09-17

Family

ID=45539146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010141704A Active JP5591599B2 (ja) 2010-06-22 2010-06-22 貨幣処理装置および貨幣処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5591599B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5935497B2 (ja) * 2012-05-11 2016-06-15 沖電気工業株式会社 現金入出金機、及び、プログラム
JP6887228B2 (ja) * 2016-08-01 2021-06-16 グローリー株式会社 有価媒体処理装置および有価媒体処理システム
JP6960255B2 (ja) * 2017-06-22 2021-11-05 グローリー株式会社 貨幣処理機、貨幣処理システムおよび貨幣処理方法
EP3644285B1 (en) 2017-06-22 2022-11-09 Glory Ltd. Money processing system, money processing machine and change machine

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3748142B2 (ja) * 1996-12-19 2006-02-22 セコム株式会社 価値媒体輸送システム
JP3959322B2 (ja) * 2002-04-16 2007-08-15 沖電気工業株式会社 店舗における現金管理システム
JP5274890B2 (ja) * 2008-05-19 2013-08-28 グローリー株式会社 貨幣入出金装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012008646A (ja) 2012-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5558018B2 (ja) 貨幣処理機
WO2011016104A1 (ja) 貨幣処理装置
JP5606711B2 (ja) 紙幣処理装置
JP5591599B2 (ja) 貨幣処理装置および貨幣処理方法
JP5336069B2 (ja) 紙幣入出金機
JP4839896B2 (ja) 紙幣入出金機およびその紙幣入出金機を搭載した自動取引装置
JP2020149169A (ja) 紙幣処理システム
WO2019031544A1 (ja) 貨幣処理装置
JP5951392B2 (ja) 貨幣処理システムおよび貨幣処理方法
WO2020217329A1 (ja) 貨幣処理装置および出金方法
JP6781628B2 (ja) 貨幣処理機および貨幣処理方法
JP2011113372A (ja) 紙幣釣銭機
WO2018088216A1 (ja) 紙幣処理機および紙幣処理方法
WO2013081090A1 (ja) 貨幣処理システム、貨幣処理装置及び貨幣処理方法
WO2018038204A1 (ja) 貨幣処理装置
JP5638358B2 (ja) 紙幣処理装置
JP2018049456A (ja) 貨幣処理機
JP6944279B2 (ja) 貨幣処理装置
KR101616622B1 (ko) 금융기기 및 그의 제어방법
JP6296648B2 (ja) 紙幣処理機
JP5614631B2 (ja) 紙幣収納装置
JP2014179130A (ja) 貨幣処理機
JP3803137B2 (ja) 紙幣回収処理装置
JP2016110171A (ja) 紙幣取扱装置
JP6399918B2 (ja) 貨幣処理機および貨幣処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140404

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5591599

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150