JP5589736B2 - クリーニング装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明はクリーニング性能を長期に維持することが可能なクリーニング装置および画像形成装置に関する。
近年、画像形成装置においては、画像品質向上の要求が強まっており、その要求に応えるべく、トナーの小粒径化、球形化が進められている。小粒径化により、より高精度で高精細な高解像度の画像を得ることができ、球形化により現像性、転写性の向上を図ることができる。
しかしながら、小粒径化、球形化が進んだトナーを用いた場合には、一般的なクリーニングブレード方式では良好なクリーニングを行うことが困難となる。
理由は以下の通りである。
クリーニングブレードは像担持体表面を摺擦しながらトナーを除去するが、像担持体との摩擦抵抗によりクリーニングブレードのエッジの部分が変形する、いわゆるスティックスリップのため、像担持体とクリーニングブレードとの間に微小な空間が生じてしまう。
小粒径のトナーほど、この空間に侵入しやすい。また、侵入したトナーが球形に近い形状であるほど、トナーに回転モーメントが発生してこの空間で転がり易い。
このため、小粒径化、球形化が進んだトナーは、クリーニングブレードを押し上げて、クリーニングブレードと像担持体との間にもぐり込み易くなる。その結果、一般的なクリーニングブレード方式では良好なクリーニングを行うことが困難となる。
一方、小粒径化、球形化の進んだトナーを良好にクリーニングする方法としては、静電クリーニング方式がある。
これは、像担持体に当接する導電性のクリーニングブラシ等のクリーニング部材にトナーの帯電極性とは逆極性の電圧を印加して、静電的にトナーを像担持体上から除去する方式である。
しかしながら、静電クリーニング方式によってもトナーが除去しきれない場合がある。これは、以下に説明するように、クリーニング部材に達する転写残トナーの帯電量のばらつきを原因とするものである。
転写前の像担持体上のトナーは、そのほとんどがトナーの正規帯電極性(本説明おいては、負極性とする)に帯電している。転写部では、像担持体上のトナーは、トナーの正規帯電極性と逆極性(正極性)の転写電界を受けることにより被転写体に転写されるが、そのまま像担持体上に付着して転写残トナーとなるものがある。
転写残トナーは、転写部で印加された正極性の電荷注入を受けるなどして、電荷量が正極性側にシフトする。このため、像担持体上の転写残トナーは、正極性のトナーと負極性のトナーとが混在するブロードな帯電分布となる。
上記静電クリーニング方式では、クリーニング部材にトナーの正規帯電極性とは逆極性の正極性の電圧を印加して静電的にクリーニングを行うので、正極性にシフトしてしまったトナーについては回収困難となってしまう。
特許文献1には、クリーニング部材たるクリーニングブラシの上流にトナーの帯電極性を揃える極性制御手段として、像担持体と接触し、且つ、クリーニングブラシとは逆極性の電圧が印加された導電性ブレードを設けたクリーニング装置が記載されている。
特許文献1に記載のクリーニング装置によれば、転写残トナーは導電性ブレードが像担持体に当接する位置(ブレード当接位置)を通過するときに、導電性ブレードから電荷の注入を受ける等により、トナーの帯電極性が導電性ブレードと同極性(通常はトナーの正規帯電極性)に揃えられる。
これにより、ブレード当接位置を通過してクリーニングブラシが像担持体と接触する位置(ローラ接触位置)に到達したトナーは、その帯電極性が一方の極性(導電性ブレードと同極性)に揃っているので、転写直後は当該極性とは逆極性に帯電していたトナーであっても、クリーニングブラシによって静電的に回収することができるようになる。
特許文献2には、トナーの正規帯電極性とは逆極性(正極性)の電圧が印加された第1クリーニングブラシと、第1クリーニングブラシの下流にトナーの正規帯電極性と同極性の電圧が印加された第2クリーニングブラシとを備えたクリーニング装置が記載されている。
特許文献2に記載の技術は、第1クリーニングブラシを大径とし、第2クリーニングブラシを小径としている。第1クリーニングブラシを大径とすることで、第1クリーニングブラシのニップ幅を大きくすることができ、起毛の像担持体に対する接触時間を長くとることができる。
また、起毛の長さも長くなり、トナーに対する起毛の接触面積を大きくすることができる。その結果、第1クリーニングブラシがトナーを静電的に吸着できる量を多くすることができる。
よって、第1クリーニングブラシで大量の正規帯電極性のトナーを除去することができる。クリーニング装置に進入する未転写のトナー像を構成するトナーは、ほとんどが正規帯電極性であるので、未転写のトナー像による大量のトナーが進入した場合も、第1クリーニングブラシで大量に未転写トナーを除去することができる。
更に、トナーの正規帯電極性と同極性の電圧が印加された小径の第2クリーニングブラシで、第1クリーニングブラシで除去できなかった像担持体上に残存する正規帯電極性のトナーを機械的に除去し、正規帯電極性と反対極性のトナーを機械的、静電的に除去する。
第2クリーニングブラシを小径にすると、正規帯電極性と反対極性のトナーを静電的に除去する能力は、低下するが、起毛の長さが短いため、機械的な除去能力は高まる。
このため、第1クリーニングブラシで除去できず像担持体上に残存した正規帯電極性のトナーを、第2クリーニングブラシで、機械的に良好に除去できる。
また、未転写のトナー像には、正規帯電極性と反対極性のトナーは、少量であるので、第2クリーニングブラシの正規帯電極性と反対極性のトナーを静電的に除去する能力を低下させたとしても、第2クリーニングブラシで第1クリーニングブラシを通過した正規帯電極性と反対極性のトナーを静電的に良好に除去できる。
また、機械的な除去能力を高めているので、機械的にも除去することができる。よって、第2クリーニングブラシの正規帯電極性と反対極性のトナーを静電的に除去する能力を低下させたとしても、第2クリーニングブラシで、正規帯電極性と反対極性のトナーを良好に除去できる。
これにより、特許文献2に記載のクリーニング装置においては、像担持体にトナーが大量に付着している未転写のトナー像であっても、クリーニング不良が抑制される。
しかし、上記従来技術においては下記の問題が存在している。
特許文献1に記載のクリーニング装置によれば、像担持体上の正規帯電極性(負極性)のトナーが、正規帯電トナークリーニング部材たる第1クリーニングブラシに静電的に吸着し像担持体から除去され、像担持体上の正規帯電極性と逆極性(正極性)のトナーが、逆帯電トナークリーニング部材たる第2クリーニングブラシに静電的に吸着し像担持体から除去される。
これにより、正極性にシフトしてしまったトナーと、負極性トナーとを像担持体から除去することが可能である。
しかしながら、画像の濃度調整や色重ねのズレを補正するための制御で像担持体上にトナーパターンを形成してその濃度をフォトセンサで読み取り、その検知結果により作像条件をコントロールする場合は、読み取った後のトナーパターンは転写紙に転写されずに、クリーニング装置で除去することになる。
また、現像器内のトナーをリフレッシュするためにトナーを消費するモードや、紙の搬送不良によりジャムが発生した場合も作像されたトナー像は転写紙に転写されず、クリーニング装置で除去することになる。
このように、クリーニング装置には、転写残トナーだけでなく、トナーパターンなど、像担持体にトナーが大量に付着している未転写のトナー像を像担持体から除去する場合がある。
特許文献1に記載のクリーニング装置においては、極性制御手段により未転写のトナー像を構成する大量のトナー全てを片極性に揃えることができず、クリーニングブラシに印加される極性と同極性のトナーが、ローラ接触位置に進入してしまうという問題があった。
また、未転写のトナー像を構成する大量のトナーをクリーニングブラシのブラシに静電吸着させることができない場合がある。従って、特許文献1に記載のクリーニング装置においては、像担持体にトナーが大量に付着している未転写のトナー像の場合には、クリーニング不良が発生してしまうという問題もあった。
特許文献2に記載のクリーニング装置においては、トナーの正規帯電極性と同極性の電圧が印加された第2クリーニングブラシには、正規帯電極性に帯電したトナーに対して反発方向の静電力が働いている。
このため、第2クリーニングブラシの機械的な除去能力を高めても、第2クリーニングブラシの起毛に当たらずに、起毛の間をすり抜けてしまう正規帯電極性のトナーがあり、十分な機械的な除去能力が得られず、クリーニング不良が生じる問題があった。
また、転写残トナーを除去する場合、正規帯電極性とは逆極性のトナーの方が多い場合がある。この場合、小径にして、トナーを静電的に吸着させて除去する能力を低下させた第2クリーニングブラシで正規帯電極性とは逆極性の転写残トナーを良好には除去できない場合があり、クリーニング不良が生じる問題もあった。
上記に加え、画像形成装置における近年の傾向として、前述の高画質化とともに大量印刷、低ページコスト化への要求も高まってきている。処理速度向上のため、プロセス速度アップ、メンテナンス等によるダウンタイムの低減、消耗品の長寿命化を図るようになってきている。
従来のクリーニングブレード方式では、小粒径化、球形化が進んだトナーを用いる場合には、像担持体に対するクリーニングブレードの押し当て力(線圧)を強め、トナーのもぐり込みを阻止する構成としていた。
しかしながら、押し当て力を強めて高い荷重を付加すると、像担持体やクリーニングブレードの磨耗が進み、寿命が極端に短くなってしまうため、短期間での交換が必要となる。結果として、交換によるダウンタイムの増加、ページコスト増加、処理速度低下の問題が生じていた。
特許文献1、2に記載のクリーニング装置においても、前述のようなクリーニング性の不具合が発生してしまう場合があり、クリーニング不良が発生した場合には寿命到達前にクリーニング装置の交換等が必要となっていた。結果として、交換によるダウンタイムの増加、ページコスト増加、処理速度低下の問題が上記と同じく生じていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、クリーニング性能を長期に維持することにより、メンテナンスの回数およびダウンタイムの低減が可能なクリーニング装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明のクリーニング装置は、トナーの正規帯電極性と反対極性の電圧が印加されて被清掃体上の正規帯電極性のトナーを静電的に除去する正規帯電トナークリーニング部材と、トナーの正規帯電極性と同極性の電圧が印加されて前記被清掃体上の正規帯電極性と反対極性のトナーを静電的に除去する、前記正規帯電トナークリーニング部材上流側に配置された逆帯電トナークリーニング部材と、を備えたクリーニング装置であって、トナーの正規帯電極性と反対極性の電圧が印加されて正規帯電極性のトナーを静電的に除去するプレクリーニング部材と、無端ベルト状の被清掃体をガイドする対向ローラを有し、前記対向ローラは、前記プレクリーニング部材、前記正規帯電トナークリーニング部材および前記逆帯電トナークリーニング部材に前記無端ベルト状の被清掃体を介して対向する位置にそれぞれ設けられ、前記プレクリーニング部材に対向する位置に設けられた前記対向ローラは、前記正規帯電トナークリーニング部材に対向する位置に設けられた前記対向ローラの外径よりも大きく、且つ、前記逆帯電トナークリーニング部材に対向する位置に設けられた前記対向ローラの外径よりも大きく、前記プレクリーニング部材と前記被清掃体とが接触する前記被清掃体搬送方向の幅は、前記正規帯電トナークリーニング部材と前記被清掃体とが接触する前記被清掃体搬送方向の幅よりも広く、且つ、前記逆帯電トナークリーニング部材と前記被清掃体とが接触する前記被清掃体搬送方向の幅よりも広いことを特徴とする。
本発明によれば、クリーニング性能を長期に維持することにより、メンテナンスの回数およびダウンタイムの低減が可能なクリーニング装置および画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明の実施形態に係るクリーニング装置の概略構成図である。 本発明の実施形態に係るクリーニング装置の概略構成図である。
以下に本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施形態1)
本実施形態に係る画像形成装置として、いわゆるタンデム型中間転写方式のプリンタについて説明する。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。
図1は、本プリンタの要部を示す概略構成図である。本プリンタは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を生成するための4つのプロセスユニット6Y、6M、6C、6Kを備えている。
4つのプロセスユニット6Y、6M、6C、6Kは、ドラム状の感光体1Y、1M、1C、1Kをそれぞれ有している。感光体1Y、1M、1C、1Kの回りにはそれぞれ帯電装置2Y、2M、2C、2K、現像装置5Y、5C、5M、5K、ドラムクリーニング装置4Y、4M、4C、4K、除電装置(図示しない)等を有している。
プロセスユニット6Y、6M、6C、6Kは、互いに異なる色のY、M、C、Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。プロセスユニット6Y、6M、6C、6Kの上方には、感光体1Y、1M、1C、1Kの表面に対してレーザー光Lを照射して静電潜像を書き込むための光書込ユニット(図示しない)が配設されている。
プロセスユニット6Y、6M、6C、6Kの下方には、ベルト部材たる無端状の中間転写ベルト8を具備するベルト装置としての転写ユニット7が配設されている。
中間転写ベルト8の他、そのループ内側に配設された複数の張架ローラや、ループ外側に配設された2次転写ローラ18、テンションローラ16、ベルトクリーニング装置100、潤滑剤塗布装置200などを有している。
中間転写ベルト8のループ内側には、4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kと、従動ローラ10と、駆動ローラ11と、2次転写対向ローラ12と、3つのクリーニング対向ローラ13、14、15と、塗布ブラシ対向ローラ17とが配設されている。
これらローラは何れも、自らの周面の一部に中間転写ベルト8を掛け回してベルト張架を行う張架ローラとして機能している。
なお、クリーニング対向ローラ13、14、15としての必要条件として必ずしも一定の張力を付与する働きをもたなければならないということはなく、中間転写ベルト8の回転にともなって従動回転するものでもよい。
中間転写ベルト8は、駆動手段(図示しない)によって図中時計回りに回転駆動される駆動ローラ11の回転により、図中時計回り方向に無端移動する。
ベルトループ内側に配設された4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、感光体1Y、1M、1C、1Kとの間に中間転写ベルト8を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト8の表面と、感光体1Y、1M、1C、1Kとが当接するY、M、C、K用の1次転写ニップが形成されている。
なお、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kには、それぞれ電源(図示しない)によってトナーとは逆極性の1次転写バイアスが印加される。
また、ベルトループ内側に配設された2次転写対向ローラ12は、ベルトループ外側に配設された2次転写ローラ18との間に中間転写ベルト8を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト8の表面と、2次転写ローラ18とが当接する2次転写ニップが形成されている。
なお、2次転写ローラ18には、電源(図示しない)によってトナーとは逆極性の2次転写バイアスが印加される。また、2次転写ローラと数本の支持ローラと駆動ローラにより紙搬送ベルトを架け渡し、二次転写ローラ18と、二次転写対向ローラ12との間に、中間転写ベルト8及び紙搬送ベルトを挟み込んだ構成としてもよい。
また、ベルトループ内側に配設された3つのクリーニング対向ローラ13、14、15は、ベルトループ外側に配設されたベルトクリーニング装置100のクリーニングブラシ101、104、107との間に中間転写ベルト8を挟み込んでいる。
これにより、中間転写ベルト8の表面と、各クリーニングブラシ101、104、107とが当接するクリーニングニップが形成されている。なお、ベルトクリーニング装置100の詳細については、後述する。
本プリンタは、記録紙Pを収容する給紙カセットや、給紙カセットから記録紙Pを給紙路に給紙する給紙ローラなどを有する給紙部(図示しない)を備えている。また、給紙部から送られてきた記録紙を受け入れて2次転写ニップに向けて所定のタイミングで送り出すレジストローラ対(図示しない)を、上述した2次転写ニップの図中右側方に備えている。
また、2次転写ニップから送り出される記録紙Pを受け入れてその記録紙Pに対してトナー像の定着処理を施す定着装置(図示しない)を、上述した2次転写ニップの図中左側方に備えている。
また、必要に応じて、現像装置5Y、5M、5C、5Kに対してY、M、C、Kトナーを補給するY、M、C、K用のトナー補給装置(図示しない)も備えている。
近年、記録紙として従来広く用いられてきた普通紙に加え、デザインとして表面に凹凸を有する特殊紙やアイロンプリントなどの熱転写に用いる特殊な記録紙が用いられることが増えている。
このような特殊紙を用いると、従来の普通紙の場合よりもカラートナーを重ね合わせた中間転写ベルト8上のトナー像を紙に2次転写する際に転写不良が発生し易くなる。
そこで、本プリンタでは、中間転写ベルト8に硬度の低い弾性層を設け、転写ニップ部でトナー層や平滑性の悪い記録紙に対して変形できるようにしている。
中間転写ベルト8に硬度の低い弾性層を設け、中間転写ベルト8に弾性をもたせることにより、中間転写ベルト8表面が局部的な凸凹に追従して変形できる。
これにより、過度にトナー層に対して転写圧を高めることなく、良好な密着性が得られ、文字の転写中抜けがなく、また、平滑性の悪い用紙等に対しても転写ムラのない、均一性に優れた転写画像を得ることができる
本プリンタでは、中間転写ベルト8は、少なくとも基層、弾性層、表面のコート層から構成される。
中間転写ベルト8の弾性層に用いられる材料としては、弾性材ゴム、エラストマー等の弾性部材が挙げられ、具体的には、ブチルゴム、フッ素系ゴム、アクリルゴム、EPDM、NBR、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンゴム、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ウレタンゴム、シンジオタクチック1、2−ポリブタジエン、エピクロロヒドリン系ゴム、多硫化ゴム、ポリノルボルネンゴム、熱可塑性エラストマー(例えばポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリアミド系、ポリウレア、ポリエステル系、フッ素樹脂系)等からなる群より選ばれる1種類あるいは2種類以上を使用することができる。ただし、上記材料に限定されるものではない。
弾性層の厚さは、硬度及び層構成にもよるが、0.07〜0.5mmの範囲が好ましい。さらに好ましくは0.25〜0.5mmの範囲がよい。また、中間転写ベルト8の厚さが0.07mm以下と薄いと、二次転写ニップ部で中間転写ベルト8上のトナーに対する圧力が高くなり、転写中抜けが発生しやすくなり、さらに、トナーの転写率が低下する。
また、弾性層の硬度は、10°≦HS≦65°(JIS−A)であることが好ましい。中間転写ベルト8の層厚によって最適な硬度は異なるものの、硬度が10°JIS−Aより低いと転写中抜けが生じやすい。これに対して硬度が65°JIS−Aより高いものは、ローラヘの張架が困難となり、また、長期の張架によって延伸するために耐久性が無く早期の交換が必要になる。
中間転写ベルト8の基層は、伸びの少ない樹脂で構成している。基層に用いられる材料としては、ポリカーボネート、フッ素樹脂(ETFE、PVDF等)、ポリスチレン、クロロポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体及びスチレン−アクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレンまたはスチレン置換体を含む単重合体または共重合体)がある。
また、その他にも、メタクリル酸メチル樹脂、メタクリル酸ブチル樹脂、アクリル酸エチル樹脂、アクリル酸ブチル樹脂、変性アクリル樹脂(シリコーン変性アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂変性アクリル樹脂、アクリル・ウレタン樹脂等)、塩化ビニル樹脂、スチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ピニル−酢酸ビニル共重合体、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエステルポリウレタン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、ポリ塩化ビニリデン、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合体、キシレン樹脂及びポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、変性ポリフェニレンオキサイド樹脂等がある。
上記等の材料からなる群より選ばれる1種類あるいは2種類以上を使用することができる。ただし、上記材料に限定されるものではない。
また、伸びの大きなゴム材料などからなる弾性層の伸びを防止するために、基層と弾性層との間に帆布などの材料で構成された芯体層を設けてもよい。
芯体層に用いられる伸びを防止する材料としては、例えば、綿、絹、などの天然繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、アクリル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリウレタン繊維、ポリアセタール繊維、ポリフロロエチレン繊維、フエノール繊維などの合成繊維、炭素繊維、ガラス繊維等の無機繊維、鉄繊維、銅繊維等の金属繊維からなる群より選ばれる1種あるいは2種以上を用い、糸状あるいは織布状のものを使用することができる。
材料は上記のものに限定されるものではない。上記の糸は1本または複数のフィラメントを撚ったもの、片撚糸、諸撚糸、双糸等、どのような撚り方であってもよい。また、例えば上記材料群から選択された材質の繊維を混紡してもよい。当然、糸に適当な導電処理を施して使用することもできる。
一方、織布は、メリヤス織り等どのような織り方の織布でも使用可能であり、もちろん交織した織布も使用可能であり、導電処理を施すことも可能である。
中間転写ベルト8表面のコート層は、弾性層の表面をコーティングするためのものであり、平滑性のよい層からなるものである。コート層に用いられる材料としては、特に制限はないが、一般的に、中間転写ベルト8表面へのトナーの付着カを小さくして二次転写性を高める材料が用いられる。
例えば、ポリウレタン、ポリエステル、エポキシ樹脂等の1種類あるいは2種類以上、または、表面エネルギーを小さくし潤滑性を高める材料、たとえばフッ素材脂、フッ素化合物、フッ化炭素、酸化チタン、シリコンカーバイド等の粒子を1種類あるいは2種類以上、または必要に応じて粒径を変えたものを分散させて使用することができる。
また、フッ素系ゴム材料のように熱処理を行うことで表面にフッ素層を形成させ、表面エネルギーを小さくさせたものを使用することもできる。
また、必要に応じて、基層、弾性層またはコート層は、抵抗を調整する目的で、例えば、カーボンブラック、グラファイト、アルミニウムやニッケル等の金属粉末、酸化錫、酸化チタン、酸化アンチモン、酸化インジウム、チタン酸カリウム、酸化アンチモン−酸化錫複合酸化物(ATO)、酸化インジウム−酸化錫複合酸化物(ITO)等の導電性金属酸化物等を用いることができる。
ここで、導電性金属酸化物は、硫酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の絶縁性微粒子を被覆したものでもよい。ただし、上記材料に限定されるものではない。
中間転写ベルト8の表面は、ベルト表面を保護するために、潤滑剤塗布装置200により潤滑剤が塗布されている。潤滑剤塗布装置200は、ステアリン酸亜鉛塊などの固形潤滑剤202と、固形潤滑剤と当接し、回転によって固形潤滑剤から掻き取って得た潤滑剤粉末を中間転写ベルト8表面に塗布する塗布部材たる塗布ブラシ201とを備えている。
パーソナルコンピュータ等から画像情報が送られてくると、本プリンタは、駆動ローラ11を回転駆動して、中間転写ベルト8を無端移動させる。駆動ローラ11以外の張架ローラについては、ベルトに従動回転させる。
同時に、プロセスユニット6Y、6M、6C、6Kの感光体1Y、1M、1C、1Kを回転駆動する。また、感光体1Y、1M、1C、1Kの表面を帯電装置2Y、2M、2C、2Kによって一様に帯電させながら、帯電後の表面に対してレーザー光Lの照射によって静電潜像を形成する。
そして、感光体1Y、1M、1C、1Kの表面に形成した静電潜像を現像装置5Y、5M、5C、5Kによって現像することで、感光体1Y、1M、1C、1K上にY、M、C、Kトナー像を得る。
Y、M、C、Kトナー像は、上述したY、M、C、K用の1次転写ニップにて、中間転写ベルト8の表面に重ね合わせて1次転写される。これにより、中間転写ベルト8の表面には4色重ね合わせトナー像が形成される。
一方、給紙部では、給紙ローラによって給紙カセットから記録紙Pを1枚ずつ送り出してレジストローラ対まで搬送する。そして、中間転写ベルト8上の4色重ね合わせトナー像に同期させ得るタイミングで、レジストローラ対を駆動して記録紙Pを2次転写ニップに送り込んで、ベルト上の4色重ね合わせトナー像を記録紙Pに一括2次転写する。
これにより、記録紙Pの表面にフルカラー画像を形成する。フルカラー画像形成後の記録紙Pについては、2次転写ニップから定着装置に搬送してトナー像の定着処理を施す。
Y、M、C、Kトナー像を中間転写ベルト8に1次転写した後の感光体1Y、1M、1C、1Kについては、ドラムクリーニング装置4Y、4M、4C、4Kによって転写残トナーのクリーニング処理を施す。その後、除電ランプ(図示しない)で除電した後、帯電装置2Y、2M、2C、2Kで一様に帯電せしめて、次の画像形成に備える。
また、記録紙Pに一次転写した後の中間転写ベルト8については、ベルトクリーニング装置100によって転写残トナーのクリーニング処理を施す。
図2は、本プリンタのベルトクリーニング装置100の構成図である。
同図において、ベルトクリーニング装置100は、中間転写ベルト8上の未転写のトナー像を大まかに除去するためのプレクリーニング部100aと、中間転写ベルト8上の正規帯電極性(負極性)と反対極性(正極性)に帯電したトナーを除去する逆帯電トナークリーニング部100bと、中間転写ベルト8上の正規帯電極性に帯電したトナーを除去する正規帯電トナークリーニング部100cとを備えている。
プレクリーニング部100aには、プレクリーニング部材たるプレクリーニングブラシ101を有している。また、プレクリーニングブラシ101に付着したトナーを回収するプレ回収部材としてのプレ回収ローラ102、プレ回収ローラ102に当接してローラ表面からトナーを掻き取るプレ掻き取り部材としてのプレ掻き取りブレード103を有している。
未転写のトナー像を構成するトナーのほとんどは、正規帯電極性(負極性)に帯電しているので、正規帯電極性と反対極性(正極性)の電圧をプレクリーニングブラシ101に印加して、中間転写ベルト8上の負極性トナーを静電的除去するよう構成されている。
また、プレ回収ローラ102には、プレクリーニングブラシ101よりも大きな正極性の電圧が印加されている。本ベルトクリーニング装置100においては、未転写トナー像の90%が、プレクリーニングブラシ101により除去されるよう、プレクリーニングブラシ101に印加する電圧などが設定されている。
また、プレクリーニング部100aには、画像形成装置本体に備えられた廃トナータンク(図示しない)に搬送するための搬送手段としての搬送スクリュ110が備えられている。
逆帯電トナークリーニング部100bは、プレクリーニング部100aよりも中間転写ベルト8移動方向下流側に配置され、トナーの正規帯電極性(負極性)と反対極性(正極性)に帯電したトナーを静電的に除去する逆帯電トナークリーニング部材たる逆帯電トナークリーニングブラシ104を有している。
また、逆帯電トナークリーニングブラシ104に付着した逆帯電トナーを回収する逆帯電トナー回収部材としての逆帯電トナー回収ローラ105、逆帯電トナー回収ローラ105に当接してローラ表面から逆帯電トナーを掻き取る逆帯電トナー掻き取り部材としての逆帯電トナー掻き取りブレード106を備えている。
逆帯電トナークリーニングブラシ104には、負極性の電圧が印加されており、逆帯電トナー回収ローラ105には、逆帯電トナークリーニングブラシ104よりも大きな負極性の電圧が印加されている。
また、この逆帯電トナークリーニング部100bは、中間転写ベルト8上のトナーに負極性の電荷を付与して、中間転写ベルト8上のトナーの帯電極性を、正規帯電極性(負極性)に揃える極性制御手段としての機能も有している。
また、逆帯電トナークリーニング部100bには、画像形成装置本体に備えられた廃トナータンク(図示しない)に搬送するための搬送手段としての搬送スクリュ120が備えられている。
正規帯電トナークリーニング部100cは、逆帯電トナークリーニング部100bよりも中間転写ベルト8移動方向下流側に配置され、正規帯電極性に帯電したトナーを静電的に除去する正規帯電トナークリーニング部材たる正規帯電トナークリーニングブラシ107を有している。
また、正規帯電トナークリーニングブラシ107に付着した正規帯電トナーを回収する正規帯電トナー回収部材としての正規帯電トナー回収ローラ108、正規帯電トナー回収ローラ108に当接してローラ表面から正規帯電トナーを掻き取る正規帯電トナー掻き取り部材としての正規帯電トナー掻き取りブレード109を備えている。
正規帯電トナークリーニングブラシ107には、正極性の電圧が印加されており、正規帯電トナー回収ローラ108には、正規帯電トナークリーニングブラシ107よりも大きな負極性の電圧が印加されている。
また、正規帯電トナークリーニング部100cには、画像形成装置本体に備えられた廃トナータンク(図示しない)に搬送するための搬送手段としての搬送スクリュ130が備えられている。
各クリーニングブラシ101、104、107は、回転自在に支持される金属製の回転軸部材と、これの周面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシ部とを具備している。起毛は、内部が導電性カーボンなどの導電性材料からなり、表面部がポリエステルなどの絶縁性材料からなる二層構造の芯鞘構造となっている。
これにより、芯は、クリーニングブラシに印加された電圧とほぼ同じ電位になり、トナーを起毛表面に静電的に引き付けることができる。その結果、中間転写ベルト8上のトナーは、クリーニングブラシに印加された電圧の作用によって起毛に静電的に付着する。
また、各クリーニングブラシ101、104、107の起毛を、導電性繊維のみで構成してもよい。また、回転軸部材の法線方向に対して傾斜した姿勢で植毛されたいわゆる斜毛にしてもよい。
また、プレクリーニングブラシ101、正規帯電トナークリーニングブラシ107の起毛を芯鞘構造とし、逆帯電トナークリーニングブラシ104の起毛を導電性繊維のみで構成してもよい。
逆帯電トナークリーニングブラシ104の起毛を導電性繊維のみで構成することで、逆帯電トナークリーニングブラシ104からトナーへの電荷注入が発生しやすくなる。これにより、逆帯電トナークリーニングブラシ104によって、中間転写ベルト8上のトナーを良好に負極性に揃えることができる。
一方、プレクリーニングブラシ101、正規帯電トナークリーニングブラシ107の起毛を芯鞘構造とすることによって、トナーへの電荷注入を抑制することができ、中間転写ベルト8上のトナーが正極性に帯電するのを抑制する。
これにより、プレクリーニングブラシ101、正規帯電トナークリーニングブラシ107で、静電的に除去できないトナーが生じるのを抑制できる。
本ベルトクリーニング装置100においては、各回収ローラ102、105、108として、SUS(Stainless Used Steel)ローラを用いた。なお、各回収ローラ102、105、108は、クリーニングブラシに付着したトナーを起毛と回収ローラとの電位勾配によってブラシから回収ローラに転位させる機能さえ発揮できれば、どのような材料からなっていてもかまわない。
例えば、各回収ローラ102、105、108を導電性芯金に数μm〜100μmの高抵抗弾性チューブを被せたり、あるいはさらに絶縁コーティングしたりして、ローラ抵抗をlogR=12〜13Ωにしたものを用いてもよい。
各回収ローラ102、105、108として、SUSローラを用いることにより、コストダウンや印加電圧を低く抑えることができ、省電力化を図ることができるというメリットがある。
一方、ローラ抵抗をlogR=12〜13Ωにすることによって、回収ローラへの回収時におけるトナーへの電荷注入を抑制し、トナーが回収ローラの印加電圧の極性と同極性になり、トナー回収率が低下するのを抑制することができる。
各クリーニングブラシ101、104、107の条件は、次の通りである。
・ブラシ材質:導電性ポリエステル(繊維内部に導電性カーボンを内包し、繊維表面はポリエステル、いわゆる芯鞘構造)
・ブラシ抵抗:1068[Ω]
・回転軸部材印加電圧[V]
プレクリーニングブラシ:+1600〜2000[V]
逆帯電トナークリーニングブラシ:−2000〜−2400[V]
正規帯電トナークリーニングブラシ:800〜1200[V]
・ブラシ植毛密度:10万[本/inch2]
・ブラシ繊維径:約25〜35[μm]
・ブラシ先端の毛倒れ処理:あり
プレクリーニングブラシへの印加電圧は、中間転写ベルトに大量のトナーが付着している未転写トナー像の場合に、良好なクリーニング性能が得られるように設定されている。
また、逆帯電トナークリーニングブラシ104は、中間転写ベルト8上のトナーへ電荷が注入されるよう高めに設定されている。
また、ブラシ植毛密度、ブラシ抵抗、繊維径、印加電圧、繊維種類はシステムによって最適化できるため、これに限らない。また、使用できる繊維の種類としては、ナイロン、アクリル、ポリエステルなどがある。
各回収ローラ102、105、108の条件は、次のとおりである。
・回収ローラ芯金材質:SUS(Stainless Used Steel)
・回収ローラへのブラシ繊維喰い込み量:1.5[mm]
・回収ローラ芯金印加電圧:
プレ回収ローラ:2000〜2400[V]
逆帯電トナー回収ローラ:−2400〜−2800[V]
正規帯電トナー回収ローラ:+1000〜+1400[V]
回収ローラ材質、ブラシ繊維喰込量、印加電圧はシステムによって最適化できるため、これに限らない。
各掻き取りブレード103、106、109の条件は次の通りである。
・ブレード当接角度:20°
・ブレード厚み:0.1[mm]
・回収ローラへのブレード喰い込み量:1.0[mm]
ブレード当接角度、ブレード厚み、回収ローラへの喰い込み量は、システムによって最適化できるため、これに限らない。
また、本実施形態に係るクリーニング装置では各クリーニングブラシ101、104、107は駆動手段(図示しない)によって、当接位置で起毛が中間転写ベルト8移動方向とは逆方向(カウンタ方向)に移動するよう回転する。
当接位置において、起毛をカウンタ方向に移動するよう回転させることで、クリーニングブラシと中間転写ベルト8との線速差を大きくすることができる。これにより、中間転写ベルト8のある箇所が、クリーニングブラシとの当接範囲を抜けるまでの間における起毛との接触確率が増え、良好に中間転写ベルト8からトナーを除去することができる。
また本実施形態では、プレクリーニングブラシ101と中間転写ベルト8との接触幅W1と、逆帯電クリーニングブラシ104、正規帯電クリーニングブラシ107それぞれと中間転写ベルト8との接触幅W2、W3との関係が下記の通りとなっている。
・W1>W2、W1>W3
これにより、最も進入トナー量が多くなるプレクリーニングブラシ101でのクリーニングするためにプレクリーニングブラシ101と中間転写ベルト8との接触時間を長くすることにより接触確率を最大とし、また、プレクリーニングブラシ101による機械的なクリーニング力を最も強くすることでクリーニング性を確保し、経時的にプレクリーニングブラシ101の繊維が弱くなりへたったとしても、長期間安定したクリーニング性を維持することが可能となる。
本実施形態では接触幅W1、W2、W3の関係が上式を満足するように、プレクリーニングブラシ101の外径D1、逆帯電クリーニングブラシ104の外径D2、正規帯電クリーニングブラシの外径D3の関係が下記の通りとなっている。
・D1>D2、D1>D3
次に本ベルトクリーニング装置100のクリーニング動作について説明する。
図2に示すように、2次転写部を通過した転写残トナーおよび未転写トナー像はプレクリーニングブラシ101の位置に中間転写ベルト8の回転により移送される。
プレクリーニングブラシ101には、トナーの正規帯電極性と反対極性(正極性)の電圧が印加されており、中間転写ベルト8とプレクリーニングブラシ101表面電位との電位差で形成される電界により、中間転写ベルト8上の負極性に帯電したトナーを静電的に吸着してプレクリーニングブラシ101へ移動させる。
プレクリーニングブラシ101に移動した負極性のトナーは、プレクリーニングブラシ101よりも値が大きな正極性の電圧が印加されたプレ回収ローラ102との当接位置まで移送される。
そして、プレクリーニングブラシ101の表面電位とプレ回収ローラ102の表面電位との電位差で形成される電界により、プレクリーニングブラシ101上に移動したトナーを静電的に吸着してプレ回収ローラ102上へ移動させ、プレ回収ローラ102に移動した負極性のトナーは、プレ掻き取りブレード103により回収ローラ表面から掻き落とされる。
プレ掻き取りブレード103により掻き落とされたトナーは、搬送スクリュ110で装置外に排出される。
プレクリーニングブラシ101により除去できなかった中間転写ベルト8上の未転写トナー像の負極性トナーや正極性トナー、正極性の転写残トナーは、逆帯電トナークリーニングブラシ104の位置に移送される。
逆帯電トナークリーニングブラシ104には、トナーの正規帯電極性と同極性(負極性)の電圧が印加されており、中間転写ベルト8と逆帯電トナークリーニングブラシ104表面電位との電位差で形成される電界により、中間転写ベルト8上の正極性に帯電したトナーを静電的に吸着して逆帯電トナークリーニングブラシ104へ移動させる。
また、これと同時に、電荷注入や放電により、中間転写ベルト8上のトナーの極性を負極性に揃える。逆帯電トナークリーニングブラシ104に移動した正極性のトナーは、逆帯電トナークリーニングブラシ104よりも値が大きな負極性の電圧が印加された逆帯電トナー回収ローラ105との当接位置まで移送される。
そして、逆帯電トナークリーニングブラシ104の表面電位と逆帯電トナー回収ローラ105の表面電位との電位差で形成される電界により、逆帯電トナークリーニングブラシ104上に移動したトナーを静電的に吸着して逆帯電トナー回収ローラ105上へ移動させる。
逆帯電トナー回収ローラ105に移動した正極性のトナーは、逆帯電トナー掻き取りブレード106により回収ローラ表面から掻き落とされる。逆帯電トナー掻き取りブレード106により掻き落とされたトナーは、搬送スクリュ120で装置外に排出される。
次に、逆帯電トナークリーニングブラシ104により負極性にシフトしたトナーや、プレクリーニングブラシ101により除去できたかった負極性のトナーが、正規帯電トナークリーニングブラシ107に移送される。
正規帯電トナークリーニングブラシ107へ移送されるトナーは、逆帯電トナークリーニングブラシ104により負極性に極性制御されている。また、プレクリーニングブラシ101や逆帯電トナークリーニングブラシ104によって中間転写ベルト8上のトナーは、ほとんど除去されている。
このため、この正規帯電トナークリーニングブラシ107へ移送されるトナーは、ごく少量である。この正規帯電トナークリーニングブラシ107へ移送された負極性に揃えられ、ごく少量の中間転写ベルト8上のトナーは、トナーの正規帯電極性と反対極性(正極性)の電圧が印加されている正規帯電トナークリーニングブラシ107に静電的に付着し、正規帯電トナー回収ローラ108により回収され、正規帯電トナー掻き取りブレード109により、正規帯電トナー回収ローラ108から掻き落とされる。
正規帯電トナー掻き取りブレード109により掻き落とされたトナーは、搬送スクリュ130で装置外に排出される。
このように、本ベルトクリーニング装置100によれば、プレクリーニングブラシ101を設けることによって、プレクリーニングブラシ101で未転写のトナー像の大部分をしめる負極性のトナーが大まかに除去される。
これにより、逆帯電トナークリーニングブラシ104や正規帯電トナークリーニングブラシ107に進入するトナー量を減らすことができる。
これにより、中間転写ベルト8上の大量のトナーが、正極性トナーが逆帯電トナークリーニングブラシ104に付着するのを阻害することがなくなり、逆帯電トナークリーニングブラシ104で、正極性のトナーを良好に中間転写ベルト8から除去することができる。
また、ベルト移動方向最下流の正規帯電トナークリーニングブラシ107へ移送される中間転写ベルト上のトナーは、プレクリーニングブラシ101、逆帯電トナークリーニングブラシ104で除去されなかったものであり、トナー量としては、ごく少量である。
また、逆帯電トナークリーニングブラシ104により負極性に揃えられたトナーである。よって、正規帯電トナークリーニングブラシ107で、残りのトナーを良好に除去することができる。
これにより、中間転写ベルト8に大量のトナーが付着している未転写トナー像でも、良好に中間転写ベルト8から除去することができる。
図1の画像形成装置を使用することにより、大量のトナーがベルトクリーニング装置に進入してきた場合、クリーニング不良が発生する可能性があり、また長期的に使用することによりクリーニング性を維持が困難になる可能性が考えられる。
しかしながら、本実施形態に係るベルトクリーニング装置を採用することで、クリーニング動作の中で最も負荷の大きいプレクリーニングブラシと被清掃体である中間転写ベルトとの接触幅を最大にすることにより、大量のトナーがベルトクリーニング装置に進入してきた場合でも、プレクリーニングブラシにより確実にクリーニングし、また長期的にクリーニング性を維持することが可能となり、ページコスト低減、メンテナンスコスト低減、またメンテナンスによるダウンタイムの低減を実現し、生産性向上を実現することが可能となる。
(実施形態2)
図3に実施形態2の構成を示す。
実施形態2においては、プレクリーニングブラシ101に対向するクリーニング対向ローラ13の外径D4、逆帯電クリーニングブラシ104に対向するクリーニング対向ローラ14の外径D5、正規帯電クリーニングブラシ107に対向するクリーニング対向ローラ15の外径D6の関係を下式のようにする。
・D4>D5、D4>D6
これにより、プレクリーニングブラシ101と中間転写ベルト8との接触幅W1と、逆帯電クリーニングブラシ104、正規帯電クリーニングブラシ107それぞれと中間転写ベルト8との接触幅W2、W3との関係において下式が満足される。
・W1>W2、W1>W3
これにより、プレクリーニングブラシと中間転写ベルト8の接触幅を最大とすることができるが、最もトナー進入量が多いプレクリーニング部は、寿命は他に比較し、短くなる可能性が考えられる。しかし、本実施形態に係るベルトクリーニング装置を使用することにより、長期的に安定したクリーニング性の維持を可能とすることができる。結果として、ダウンタイム低減、ランニングコスト低減につながる。
また、本ベルトクリーニング装置100は、逆帯電トナークリーニングブラシ104で中間転写ベルト8上のトナーに負極性の電荷を注入して、正規帯電トナークリーニングブラシ107を通過するトナーの帯電極性を負極性に揃える極性制御を行っているが、このような極性制御は、行わなくてもよい。
また、本ベルトクリーニング装置100は、正規帯電トナークリーニング部100cをベルト移動方向最下流に設けているが、逆帯電トナークリーニング部100bをベルト移動方向最下流に設けてもよい。
この場合、正規帯電トナークリーニングブラシ107で、中間転写ベルト8上のトナーに正極性の電荷を注入して、正規帯電トナークリーニングブラシ107を通過するトナーの帯電極性を正極性に揃える極性制御を行ってもよいし、このような極性制御が行われないよう構成してもよい。
また、本ベルトクリーニング装置100は、逆帯電トナークリーニングブラシ104で中間転写ベルト8上の正極性のトナーを除去しているが、逆帯電トナークリーニング部100bを極性制御部に変更して、中間転写ベルト8上の正極性のトナーを除去しない構成としてもよい。
この場合、プレクリーニングブラシ101を通過した中間転写ベルト8上のトナーは、極性制御部により、負極性に揃えられて、極性制御部よりもベルト移動方向下流の正規帯電トナークリーニングブラシ107へ移送される。
そして、正規帯電トナークリーニングブラシ107で、負極性のトナーを除去する。極性制御部で、中間転写ベルト8上のトナーに負極性の電荷を注入する手段としては、導電性ブラシ、導電性ブレード、コロナチャジャーなどでよい。
また、トナーの帯電極性を負極性に揃えるのではなく、正極性に揃えるようにして、極性制御部よりもベルト移動方向下流に、負極性の電圧が印加されたクリーニングブラシを配置して、中間転写ベルト上の正極性に揃えられたトナーを除去する構成でもよい。
このような、構成でも、プレクリーニングブラシ101で、中間転写ベルト8から未転写トナー像のトナーを大まかに除去するので、極性制御部へ移送されるトナー量は少なくなっている。
よって、極性制御部で、中間転写ベルト8上のトナーを良好に、一方の極性に揃えることができる。その結果、極性制御部の下流に配置されたクリーニングブラシで中間転写ベルト8上のトナーを良好に静電的に除去できる。
これにより、未転写のトナー像により大量のトナーがベルトクリーニング装置100に進入しても、良好にクリーニングすることができる。
また、本ベルトクリーニング装置100では、各回収ローラ102、105、108、各クリーニングブラシ101、104、107に電圧を印加しているが、各回収ローラ102、105、108を金属ローラにして、回収ローラにのみ電圧を印加する構成でもよい。
この場合は、クリーニングブラシの繊維抵抗による電位降下によって、回収ローラとの接触部を介する形態で、回収ローラに印加されたバイアス電圧よりも幾分低いバイアス電圧がクリーニングブラシに印加されている状態となる。
これにより、回収ローラとクリーニングブラシとの間に電位差が形成され、回収ローラ方向へ電位勾配によりクリーニングブラシから回収ローラへトナーを静電的に移動させることができる。
なお、上述した実施形態におけるクリーニング装置では、被清掃体として画像形成装置のベルト状の中間転写体である中間転写ベルトをクリーニングするクリーニング装置について説明するが、例えば感光体など中間転写体以外の被清掃体に関しても適用可能である。
また、クリーニングブラシを3個有するクリーニング装置について説明するが、それ以上のクリーニングブラシを有するクリーニング装置についても適用可能である。
上述した実施形態は以下のようにすることもできる。
本実施形態のクリーニング装置は、プレクリーニング部材の外径は、正規帯電トナークリーニング部材の外径よりも大きく、且つ、逆帯電トナークリーニング部材の外径よりも大きいことを特徴とする。
本実施形態の画像形成装置は、無端ベルト状の被清掃体をガイドする対向ローラを有し、対向ローラは、プレクリーニング部材、正規帯電トナークリーニング部材および逆帯電トナークリーニング部材に無端ベルト状の被清掃体を介して対向する位置にそれぞれ設けられ、プレクリーニング部材に対向する位置に設けられた対向ローラは、正規帯電トナークリーニング部材に対向する位置に設けられた対向ローラの外径よりも大きく、且つ、逆帯電トナークリーニング部材に対向する位置に設けられた対向ローラの外径よりも大きいことを特徴とする。
本実施形態のクリーニング装置は、トナーの正規帯電極性と反対極性の電圧が印加されて被清掃体上の正規帯電極性のトナーを静電的に除去する正規帯電トナークリーニング部材と、トナーの正規帯電極性と同極性の電圧が印加されて被清掃体上の正規帯電極性と反対極性のトナーを静電的に除去する逆帯電トナークリーニング部材とを備えたクリーニング装置において、被清掃体搬送方向に対して正規帯電トナークリーニング部材および逆帯電トナークリーニング部材より上流に配置され、トナーの正規帯電極性と反対極性の電圧が印加されて、正規帯電極性のトナーを静電的に除去するプレクリーニング部材を設け、プレクリーニング部材と被清掃体とが接触する被清掃体搬送方向の幅が、正規帯電トナークリーニング部材と被清掃体とが接触する被清掃体搬送方向の幅よりも大きく、逆帯電トナークリーニング部材と被清掃体とが接触する被清掃体搬送方向の幅よりも大きいことを特徴とする。
本実施形態のクリーニング装置は、クリーニング部材はクリーニングブラシであり、プレクリーニング部材となるプレクリーニングブラシの外径が正規帯電トナークリーニングブラシとなる正規帯電トナークリーニングブラシの外径よりも大きく、逆帯電トナークリーニング部材となる逆帯電トナークリーニングブラシの外径よりも大きいことを特徴とする。
本実施形態の画像形成装置は、上記のクリーニング装置を有することを特徴とする。
本実施形態の画像形成装置は、被清掃体は無端ベルト状であり、無端ベルト状の被清掃体を介してクリーニング部材それぞれに対向する位置に無端ベルト状の被清掃体をガイドする対向ローラを設け、プレクリーニング部材に対向する対向ローラの外径が最大であることを特徴とする。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範囲な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体的に様々な修正および変更が可能である。
13、14、15 クリーニング対向ローラ
100 ベルトクリーニング装置
100a プレクリーニング部
100b 逆帯電トナークリーニング部
100c 正規逆帯電トナークリーニング部
101 プレクリーニングブラシ
102 プレ回収ローラ
103 プレ掻き取りブレード
104 逆帯電トナークリーニングブラシ
105 逆帯電トナー回収ローラ
106 逆帯電トナー掻き取りブレード
107 正規帯電トナークリーニングブラシ
108 正規帯電トナー回収ローラ
109 正規帯電トナー掻き取りブレード
110、120、130 搬送スクリュ
特開2002−202702号公報 特開2007−25173号公報

Claims (2)

  1. トナーの正規帯電極性と反対極性の電圧が印加されて被清掃体上の正規帯電極性のトナーを静電的に除去する正規帯電トナークリーニング部材と、
    トナーの正規帯電極性と同極性の電圧が印加されて前記被清掃体上の正規帯電極性と反対極性のトナーを静電的に除去する、前記正規帯電トナークリーニング部材上流側に配置された逆帯電トナークリーニング部材と、を備えたクリーニング装置であって、
    トナーの正規帯電極性と反対極性の電圧が印加されて正規帯電極性のトナーを静電的に除去するプレクリーニング部材と、
    無端ベルト状の被清掃体をガイドする対向ローラを有し、
    前記対向ローラは、前記プレクリーニング部材、前記正規帯電トナークリーニング部材および前記逆帯電トナークリーニング部材に前記無端ベルト状の被清掃体を介して対向する位置にそれぞれ設けられ、前記プレクリーニング部材に対向する位置に設けられた前記対向ローラは、前記正規帯電トナークリーニング部材に対向する位置に設けられた前記対向ローラの外径よりも大きく、且つ、前記逆帯電トナークリーニング部材に対向する位置に設けられた前記対向ローラの外径よりも大きく、
    前記プレクリーニング部材と前記被清掃体とが接触する前記被清掃体搬送方向の幅は、前記正規帯電トナークリーニング部材と前記被清掃体とが接触する前記被清掃体搬送方向の幅よりも広く、且つ、前記逆帯電トナークリーニング部材と前記被清掃体とが接触する前記被清掃体搬送方向の幅よりも広いことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 請求項1記載のクリーニング装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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