JP5577598B2 - 塗布装置 - Google Patents
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Description
この場合、引用文献1の図2〜図5に示すように、基材の進行方向における上流側リップ先端部の長さを下流側リップ先端部の長さよりも大きく設定することが開示されている。
ところで、塗布対象物が、例えばガラス基材のように1枚ごとに送られてくる平板状をなす基材である場合、言い換えると、枚葉で平板状の基材である場合、基材に対する塗布は必然的に間欠塗布となり、塗り始めのビード形成を何度も行なうことになる。
これに対して、塗布対象物が連続的に送られてくるフィルム状の基材である場合、基材に対する塗布は必然的に連続塗布となり、塗り始めのビード形成は1度で済む。
そのため、塗布対象物が1枚ごとに送られてくる平板状をなす基材である場合は、ビード形成のために消費される塗布液が連続塗布に比べて多く必要になり、結果として塗布液の消費量が多くなることが避けられない。
特許文献1においては、その図2〜図5に示すように、基材の進行方向における上流側リップ先端部の長さが大きくなるほど、塗り始めのビード形成に必要な液量が多くなることから、塗布対象物が1枚ごとに送られてくる平板状をなす基材である場合、間欠塗布を行う上で塗布液が無駄に消費される不都合がある。
したがって、塗布工程で消費される塗布液を減らす事が出来ればコスト削減になるため、なるべく少ない塗布液量でビードを形成でき、少しでも消費塗布液が減る装置になる事がコスト面から望まれている。
また、第1の先端リップの平坦部の基材走行方向長さが50〜200μmであるため、常圧条件下で塗布速度の高速化及び塗布液の高粘度化に対応して塗布膜の形成をさらに可能にする。
スロットダイ1は、スロットダイ本体1Aと、下端面1Bと、スリット内周面3と、第1の先端リップ5と、第2の先端リップ6とを有している。
下端面1Bは、スロットダイ本体1Aの下端に設けられ平坦面として形成されている。
スリット内周面3は、上下方向に延在し下端面1Bに開口するスリット2を規定する。
第1の先端リップ5は、下端面1Bの箇所でスリット内周面3の下先端部よりも1枚ごとに送られてくる平板状をなす基材4の進行方向側に位置する。
第2の先端リップ6は、下端面1Bの箇所でスリット内周面3の下先端部よりも1枚ごとに送られてくる平板状をなす基材4の進行方向反対側に位置する。
スロットダイ1のスリット2には、塗布液供給装置(図示せず)により上から塗布液が液供給管7を介して供給される。
図2のスロットダイ1における第1の先端リップ5の平坦部の基材走行方向長さL1を100μmとし、第2の先端リップ6の平坦部の基材走行方向長さL2を300μmとし、基材4と第1の先端リップ5及び第2の先端リップ6との間隔は100μmとし、塗布速度は280mm/sとし、かつ、塗布液は粘度3cpのレジスト液で幅が2400mmであるガラス基材4に塗布するものとして数値解析を行った。この場合に、塗布液8の 膜厚が10μm以上あれば均一な膜厚での塗布が可能という結果になった。
図3に示すスロットダイ101を具備する塗布装置を用いて塗布テストを行った。条件は、第1の先端リップ105及び第2の先端リップ106の平坦部の基材走行方向長さはどちらも300μmとし、基材104と第1の先端リップ105及び第2の先端リップ106との間隔は100μmとし、塗布速度は280mm/sとし、かつ、塗布液は粘度3cpのレジスト液で幅が2400mmであるガラスの基材104に塗布した。
比較例1と同じ条件で数値解析を行った。このときの結果も膜厚12μm以上であれば均一な膜厚での塗布が可能という結果であった。
1A スロットダイ本体
1B 下端面
2 スリット
3 スリット内周面
4 基材
5 第1の先端リップ
6 第2の先端リップ
7 液供給管
8 塗布液
9 マニュホールド
10 マニュホールド内周面
Claims (1)
- スロットダイ本体と、
前記スロットダイ本体の下端に設けられた平坦な下端面と、
上下方向に延在し前記下端面に開口するスリットを規定するスリット内周面と、
前記下端面の箇所で前記スリット内周面の下先端部よりも1枚ごとに送られてくる平板状をなす基材の進行方向側に位置する第1の先端リップと、
前記下端面の箇所で前記スリット内周面の下先端部よりも1枚ごとに送られてくる平板状をなす基材の進行方向反対側に位置する第2の先端リップと、
を有するスロットダイを具備し、
前記基材の表面に前記第1及び第2の先端リップを近接させて前記スリットを介して塗布液を前記基材の表面に塗布する塗布装置において、
前記基材の進行方向における前記第1の先端リップの長さは、前記基材の進行方向における前記第2の先端リップの長さの1/2〜1/4であり、
前記第1の先端リップの長さは、50〜200μmであり、
前記塗布液の粘度は1.5〜6cpであり、
前記基材を進行させる速度は少なくとも280mm/s以上であり、
前記基材の表面へ塗布される前記塗布液の膜厚は10μm以上であり、
前記塗布液を前記基材の表面へ塗布する始めに、前記基材を静止させたまま前記塗布液を流して、前記第1の先端リップおよび前記第2の先端リップと前記基材の表面との間にビードを形成していき、前記ビードの前記進行方向における側端が前記第1の先端リップの前記進行方向における側端に到達したところで前記基材を進行させ塗布を開始し、前記ビードの前記進行方向における側端が前記スロットダイ本体の前記平坦な下端面を超えたところまで塗れ上がらないようにした、
ことを特徴とする塗布装置。
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JP3684878B2 (ja) * | 1998-11-24 | 2005-08-17 | 東レ株式会社 | 塗布装置および塗布部材の製造方法、ならびに、カラーフィルタの製造装置および製造方法 |
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2009
- 2009-01-30 JP JP2009019570A patent/JP5577598B2/ja not_active Expired - Fee Related
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