JP5577468B2 - Dc−hsdpaとsfdc−hsdpaとの動的な切り替え - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2010年9月9日に米国特許商標庁に出願された、仮特許出願第61/381395号と、2010年9月10に米国特許商標庁に出願された、仮特許出願第61/381877号の優先権および利益を主張し、上記の仮出願の内容全体が、参照によって本明細書に組み込まれる。
本開示の態様は全般にワイヤレス通信システムに関し、より具体的には、2つ以上の技術で複数のサービングセルを受信できるユーザ装置のために、複数の利用可能な二次サービングセルの中から動的に選択することに関する。
電話、ビデオ、データ、メッセージング、放送などの様々な通信サービスを提供するために、ワイヤレス通信ネットワークが広範囲に配備されている。そのようなネットワークは、たいていは多元接続ネットワークであり、利用可能なネットワークリソースを共有することによって、複数のユーザ向けの通信をサポートする。そのようなネットワークの一例は、UMTS Terrestrial Radio Access Network(UTRAN)である。UTRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によってサポートされる第3世代(3G)携帯電話技術である、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)の一部として定義される無線アクセスネットワーク(RAN)である。UMTSは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))技術の後継であり、広帯域符号分割多元接続(W-CDMA)、時分割符号分割多元接続(TD-CDMA)、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)などの様々なエアインターフェース規格を現在サポートしている。UMTSは、関連するUMTSネットワークのデータ転送の速度および容量を向上させる、High Speed Packet Access (HSPA)のような改良型の3Gデータ通信プロトコルもサポートする。
モバイルブロードバンドアクセスに対する要望が増し続けるにつれて、研究開発は、モバイルブロードバンドアクセスに対する高まる要望を満たすためだけでなく、モバイル通信によるユーザ経験を進化させ強化させるためにも、UMTS技術を進化させ続けている。たとえば、3GPP規格の最近のリリースには、dual-channel (DC)-HSDPAがあり、DC-HSDPAでは、UEは、同じNode Bによって送信される異なる5MHzのキャリア(同じ帯域のまたは異なる帯域の)において、2つのトランスポートブロックを受信することができる。加えて、3GPPにおいて開発が進行中であるより新しい進化には、single-frequency dual cell (SFDC)-HSDPAがあり、SFDC-HSDPAでは、UEは、同じキャリア周波数を利用するダウンリンク送信において、(同じNode Bまたは異なるNode Bによって送信された)異なるセクタから2つのトランスポートブロックを受信することができる。異なるキャリア中の2つのトランスポートブロックが異なるNode Bによって送信され得ることを除いてDC-HSDPAと同様であるdual-frequency dual-cell HSDPAを含む、これらおよび他のパラダイムによって、これらの機能の多く、またはさらにはすべてのために構成された特定のUEが、任意の数の要因に従って、様々な技法の中から選択することによって利益を得られるという状況が、生じ得る。
したがって、本開示の様々な態様は、(SFDC-HSDPAのように)二次サービングセルが、一次サービングセルと同じ周波数にあっても、(DC-HSDPAのように)一次サービングセルと異なる周波数にあるが同じ帯域にあっても、(DB-DC-HSDPAのように)一次サービングセルと異なる帯域にあっても、様々な利用可能な二次サービングセルの中からの二次サービングセルの動的な選択を実現する。ここで、UEは、利用可能な二次サービングセルの各々のために事前構成されてよく、構成メッセージを受信して、UEの電池消費量、利用可能な二次サービングセルに対応するCQI、二次サービングセルの負荷、またはUEの出力ヘッドルームの限界のような要因に基づいて、二次サービングセルのうちの1つを選択することができる。したがって、複数の技術を受信できる進化したUEは、これらの要因に従って、最良の利用可能な二次サービングセルを動的に選択することから、利益を得ることができる。
たとえば、本開示の一態様は、二次サービングセルを動的に切り替える方法を提供する。ここで、この方法は、第1のキャリア周波数にある一次サービングセルをユーザ装置(UE)に送信するステップと、第2のキャリア周波数にある第1の二次サービングセルおよび第1のキャリア周波数にある第2の二次サービングセルを受信するようにUEを事前構成するステップと、構成メッセージをUEに送信して、第1の二次サービングセルと第2の二次サービングセルの少なくとも1つからデータを受信するステップとを含む。
本開示の別の態様は、第1のキャリア周波数にある一次サービングセルを通じてデータを受信するステップと、事前構成情報を受信して、第2のキャリア周波数にある第1の二次サービングセルと第1のキャリア周波数にある第2の二次サービングセルの少なくとも1つを受信するようにUEを事前構成するステップと、第1の二次サービングセルまたは第2の二次サービングセルのうちの選択された二次サービングセルからUEがデータを受信するための、構成メッセージを受信するステップと、選択された二次サービングセルを通じてデータを受信するステップとを含む、ワイヤレス通信の方法を提供する。
本開示のさらに別の態様は、二次サービングセルを動的に切り替えるための装置を提供する。ここで、この装置は、第1のキャリア周波数にある一次サービングセルをUEに送信するための手段と、第2のキャリア周波数にある第1の二次サービングセルおよび第1のキャリア周波数にある第2の二次サービングセルを受信するようにUEを事前構成するための手段と、構成メッセージをUEに送信して、第1の二次サービングセルと第2の二次サービングセルの少なくとも1つからデータを受信するための手段とを含む。
本開示のさらに別の態様は、第1のキャリア周波数にある一次サービングセルを通じてデータを受信するための手段と、事前構成情報を受信して、第2のキャリア周波数にある第1の二次サービングセルと第1のキャリア周波数にある第2の二次サービングセルの少なくとも1つを受信するようにUEを事前構成するための手段と、第1の二次サービングセルまたは第2の二次サービングセルのうちの選択された二次サービングセルからUEがデータを受信するための、構成メッセージを受信するための手段と、選択された二次サービングセルを通じてデータを受信するための手段とを含む、ワイヤレス通信のための装置を提供する。
本開示の別の態様は、コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品を提供する。ここで、このコンピュータ可読媒体は、コンピュータに、第1のキャリア周波数にある一次サービングセルをUEへ送信させるための命令と、コンピュータに、第2のキャリア周波数にある第1の二次サービングセルおよび第1のキャリア周波数にある第2の二次サービングセルを受信するようにUEを事前構成させるための命令と、コンピュータに、構成メッセージをUEへ送信させて、第1の二次サービングセルと第2の二次サービングセルの少なくとも1つからデータを受信するための命令とを含む。
本開示の別の態様は、コンピュータに、第1のキャリア周波数にある一次サービングセルを通じてデータを受信させるための命令と、コンピュータに、事前構成情報を受信させて、第2のキャリア周波数にある第1の二次サービングセルと第1のキャリア周波数にある第2の二次サービングセルの少なくとも1つを受信するように事前構成するための命令と、第1の二次サービングセルまたは第2の二次サービングセルのうちの選択された二次サービングセルからデータを受信するための、構成メッセージをコンピュータに受信させるための命令と、選択された二次サービングセルを通じてコンピュータにデータを受信させるための命令とを有する、コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品を提供する。
本開示の別の態様は、二次サービングセルを動的に切り替えるための装置を提供する。ここで、この装置は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを含む。少なくとも1つのプロセッサは、第1のキャリア周波数にある一次サービングセルをUEに送信し、第2のキャリア周波数にある第1の二次サービングセルおよび第1のキャリア周波数にある第2の二次サービングセルを受信するようにUEを事前構成し、構成メッセージをUEに送信して、第1の二次サービングセルと第2の二次サービングセルの少なくとも1つからデータを受信するように構成される。
本開示の別の態様は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されるメモリとを含む、ワイヤレス通信のための装置を提供する。ここで、少なくとも1つのプロセッサは、第1のキャリア周波数にある一次サービングセルを通じてデータを受信し、事前構成情報を受信して、第2のキャリア周波数にある第1の二次サービングセルと第1のキャリア周波数にある第2の二次サービングセルの少なくとも1つを受信するように事前構成し、第1の二次サービングセルまたは第2の二次サービングセルのうちの選択された二次サービングセルからデータを受信するための、構成メッセージを受信し、選択された二次サービングセルを通じてデータを受信するように構成される。
本発明のこれらの態様および他の態様は、以下の発明の実施するための形態を概観することによってより完全に理解されるだろう。
処理システムを使用する装置のハードウェア実装の一例を示すブロック図である。 ユーザプレーンおよび制御プレーンの無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す概念図である。 遠隔通信システムの一例を概念的に示すブロック図である。 遠隔通信システムにおいてUEと通信しているNode Bの一例を概念的に示すブロック図である。 アクセスネットワークの一例を示す概念図である。 SFDC-HSDPAサービスを送信するアクセスネットワークの一例を示す概念図である。 DC-HSDPAでもSFDC-HSDPAでも少なくとも1つの二次サービングセルを受信できるUEに対する、DC-HSDPAおよびSFDC-HSDPAの設備を示す概念図である。 DC-HSDPAでもSFDC-HSDPAでも少なくとも1つの二次サービングセルを受信できるUEに対する、DC-HSDPAおよびSFDC-HSDPAの設備を示す概念図である。 DC-HSDPAとSFDC-HSDPAのいずれかで少なくとも1つの二次サービングセルを受信できるUEのための、二次サービングセルの動的な選択の処理を示すフローチャートである。 DC-HSDPAとSFDC-HSDPAのいずれかで少なくとも1つの二次サービングセルを受信できるUEのための、二次サービングセルの動的な選択の処理を示すフローチャートである。 DC-HSDPAとSFDC-HSDPAのいずれかで少なくとも1つの二次サービングセルを受信できるUEのための、二次サービングセルの動的な選択の処理を示すフローチャートである。
添付の図面に関する下記の詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書で説明される概念が実行され得る唯一の構成を表すように意図されているわけではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解をもたらす目的で、具体的な詳細を含んでいる。しかし、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実行され得ることが、当業者には明らかであろう。場合によっては、そのような概念を曖昧にするのを回避する目的で、周知の構造および構成要素がブロック図の形式で示されている。
本開示の様々な態様によれば、要素または要素の一部分または要素の組合せを、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」で実装できる。プロセッサの例として、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理回路、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能を実施するように構成された他の適切なハードウェアがある。
処理システム内の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行することができる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかに関わらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。ソフトウェアはコンピュータ可読媒体に存在し得る。コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体であってよい。非一時的コンピュータ可読媒体は、例として、磁気記憶デバイス(たとえば、ハードディスク、フレキシブルディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多目的ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、キードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、取り外し可能ディスク、ならびに、コンピュータがアクセスし読み取ることができるソフトウェアおよび/または命令を保存するための任意の他の適切な媒体を含む。また、コンピュータ可読媒体は、例として、搬送波、伝送路、ならびに、コンピュータがアクセスし読み取ることができるソフトウェアおよび/または命令を送信するための任意の他の適切な媒体も含み得る。コンピュータ可読媒体は、処理システムの中に存在してもよく、処理システムの外に存在してもよく、または処理システムを含む複数のエンティティに分散してもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラム製品として具現化され得る。例として、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料内のコンピュータ可読媒体を含み得る。当業者は、具体的な用途およびシステム全体に課せられた全体的な設計制約に応じて、本開示全体にわたって示される説明される機能を最善の形で実装する方法を認識するだろう。
図1は、処理システム114を使用する装置100のハードウェア実装の一例を示す概念図である。この例では、処理システム114は、バス102によって全般的に表されるバスアーキテクチャで実装され得る。バス102は、処理システム114の具体的な用途および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含み得る。バス102は、プロセッサ104によって全般に表される1つまたは複数のプロセッサ、メモリ105、およびコンピュータ可読媒体106によって全般に表されるコンピュータ可読媒体を含む、様々な回路を互いにつなぐ。バス102は、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をつなぐこともでき、これらの回路は当技術分野で知られているのでこれ以上は説明しない。バスインターフェース108は、バス102とトランシーバ110との間にインターフェースを提供する。トランシーバ110は、送信媒体上の様々な他の装置と通信するための手段を提供する。また、装置の性質に応じて、ユーザインターフェース112(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイクロフォン、ジョイスティックなど)も設けられてよい。
プロセッサ104は、バス102の管理、およびコンピュータ可読媒体106に記憶されたソフトウェアの実行を含む全般的な処理を受け持つ。ソフトウェアは、プロセッサ104によって実行されると、任意の特定の装置の以下で説明される様々な機能を処理システム114に実行させる。コンピュータ可読媒体106は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ104によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。
ワイヤレス遠隔通信システムでは、モバイルデバイスとセルラーネットワークとの間の無線プロトコルアーキテクチャは、具体的な用途に応じて様々な形態をとり得る。3GPP高速パケットアクセス(HSPA)システムの例がここで図2を参照して提示され、図2は、ユーザ装置(UE)と、一般にNode Bと呼ばれる基地局との間の、ユーザプレーンおよび制御プレーンの無線プロトコルアーキテクチャの例を示す。ここで、ユーザプレーンまたはデータプレーンはユーザトラフィックを搬送し、制御プレーンは制御情報、すなわちシグナリングを搬送する。
図2を見ると、UEおよびNode Bの無線プロトコルアーキテクチャは、層1、層2、および層3という3つの層で示される。層1は最下層であり、様々な物理層の信号処理機能を実装する。層1は、本明細書では物理層206と呼ばれる。層2(L2層)208と呼ばれるデータリンク層は、物理層206の上にあり、物理層206を通じたUEとNode Bとの間のリンクを担う。
層3において、RRC層216は、UEとNode Bとの間の制御プレーンのシグナリングを扱う。RRC層216は、高次層のメッセージのルーティング、ブロードキャスト機能および呼び出し機能の取り扱い、無線ベアラの確立および構成などのための、いくつかの機能的なエンティティを含む。
示されるエアインターフェースでは、L2層208はサブレイヤに分割される。制御プレーンでは、L2層208は、メディアアクセス制御(MAC)サブレイヤ210および無線リンク制御(RLC)サブレイヤ212という、2つのサブレイヤを含む。ユーザプレーンでは、L2層208はさらに、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ214を含む。示されないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイで終端するネットワーク層(たとえばIP層)と、接続の他の端部(たとえば、遠端のUE、サーバなど)で終端するアプリケーション層とを含めて、L2層208より上にいくつかの上位層を有し得る。
PDCPサブレイヤ214は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化を行う。PDCPサブレイヤ214はまた、無線送信のオーバーヘッドを低減するための上位層データパケットのヘッダ圧縮、データパケットの暗号化によるセキュリティ、および、Node B間のUEのハンドオーバーのサポートを実現する。
RLCサブレイヤ212は、上位層のデータパケットのセグメント化および再構築、失われたデータパケットの再送信、ならびに、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)による順序の狂った受信を補償するためのデータパケットの再順序付けを行う。
MACサブレイヤ210は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を行う。MACサブレイヤ210はまた、1つのセルの中の様々な無線リソース(たとえばリソースブロック)の複数のUEへの割り当てを担う。MACサブレイヤ210はまた、HARQ動作も担う。
ここで図3を参照すると、限定ではなく例として、本開示の様々な態様は、W-CDMAエアインターフェースを利用するUniversal Mobile Telecommunications System(UMTS)システム300に関して示されている。UMTSネットワークは、コアネットワーク(CN)304、UMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)302、およびユーザ装置(UE)310という3つの対話する領域を含む。この例では、UTRAN 302は、電話、ビデオ、データ、メッセージング、放送、および/または他のサービスを含む様々なワイヤレスサービスを提供することができる。UTRAN 302は、無線ネットワークコントローラ(RNC)306などのそれぞれの無線ネットワークコントローラ(RNC)によって各々制御される、無線ネットワークサブシステム(RNS)307などの複数の無線ネットワークサブシステム(RNS)を含み得る。ここで、UTRAN 302は、示されるRNC 306およびRNS 307に加えて、任意の数のRNC 306およびRNS 307を含み得る。RNC 306は、とりわけ、RNS 307内の無線リソースを割り当て、再構成し、解放することを担う装置である。RNC 306は、任意の適切なトランスポートネットワークを使用する、直接の物理接続、仮想ネットワークなど様々なタイプのインターフェースを介して、UTRAN 302中の他のRNC(図示せず)に相互接続され得る。
UE 310とNode B 308との間の通信は、物理(PHY)層および媒体アクセス制御(MAC)層を含むものと見なされ得る。さらに、それぞれのNode B 308によるUE 310とRNC 306との間の通信は、無線リソース制御(RRC)層を含むものと見なされ得る。
RNS 307によってカバーされる地理的領域は、いくつかのセルに分けることができ、1つまたは複数の無線トランシーバ装置が各セルにサービスする。無線トランシーバ装置は、通常、UMTS用途ではNode Bと呼ばれるが、当業者によって、基地局(BS)、送受信基地局(BTS)、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、アクセスポイント(AP)、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。明快にするために、各RNS 307に3つのNode B 308が示されているが、RNS 307は、任意の数のワイヤレスNode Bを含んでもよい。Node B 308は、ワイヤレスアクセスポイントを任意の数のモバイル装置のためのコアネットワーク(CN)304に提供する。モバイル装置の例には、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、ノートブック、ネットブック、スマートブック、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム(GPS)デバイス、マルチメディアデバイス、ビデオ装置、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤなど)、カメラ、ゲーム機、または任意の他の類似の機能デバイスなどがある。モバイル装置は、通常、UMTS用途ではユーザ装置(UE)と呼ばれるが、当業者によって、移動局(MS)、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末(AT)、モバイル端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。UMTSシステムでは、UE 310は、ネットワークへのユーザの加入情報を含む汎用加入者識別モジュール(USIM)311をさらに含み得る。説明のために、1つのUE 310がいくつかのNode B 308と通信しているように示される。順方向リンクとも呼ばれるダウンリンク(DL)は、Node B 308からUE 310への通信リンクを指し、逆方向リンクとも呼ばれるアップリンク(UL)は、UE 310からNode B 308への通信リンクを指す。
コアネットワーク304は、UTRAN 302のような1つまたは複数のアクセスネットワークとインターフェースをとる。示されるように、コアネットワーク304は、GSM(登録商標)コアネットワークである。しかしながら、当業者が認識するように、GSM(登録商標)ネットワーク以外のタイプのコアネットワークへのアクセスをUEに提供するために、本開示全体にわたって提示される様々な概念を、RANまたは他の適切なアクセスネットワークにおいて実装することができる。
示されるGSM(登録商標)コアネットワーク304は、回線交換(CS)領域およびパケット交換(PS)領域を含む。回線交換要素のいくつかは、モバイルサービス交換センタ(MSC)、ビジターロケーションレジスタ(VLR)、およびゲートウェイMSC(GMSC)である。パケット交換要素は、サービングGPRSサポートノード(SGSN)、およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)を含む。EIR、HLR、VLR、およびAuCのようないくつかのネットワーク要素は、回線交換領域とパケット交換領域の両方によって共有され得る。
図示の例では、コアネットワーク304は、MSC 312およびGMSC 314によって回線交換サービスをサポートする。いくつかの用途では、GMSC 314は、メディアゲートウェイ(MGW)とも呼ばれ得る。RNC 306のような1つまたは複数のRNCが、MSC 312に接続され得る。MSC 312は、呼設定、呼ルーティング、およびUEモビリティ機能を制御する装置である。MSC 312は、UEがMSC 312のカバレッジエリア内にある間、加入者関連の情報を格納する、ビジターロケーションレジスタ(VLR)も含む。GMSC 314は、UEが回線交換ネットワーク316にアクセスするためのゲートウェイを、MSC 312を通じて提供する。GMSC 314は、特定のユーザが加入したサービスの詳細を反映するデータのような加入者データを格納する、ホームロケーションレジスタ(HLR)315を含む。HLRは、加入者に固有の認証データを格納する、認証センタ(AuC)とも関連付けられている。特定のUEについて、呼が受信されると、GMSC 314は、UEの位置を決定するためにHLR 315に問い合わせ、その位置でサービスする特定のMSCに呼を転送する。
示されるコアネットワーク304はまた、サービングGPRSサポートノード(SGSN)318およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)320によって、パケットデータサービスをサポートする。汎用パケット無線サービスを表すGPRSは、標準の回線交換データサービスで可能なものより速い速度でパケットデータサービスを提供するよう設計されている。GGSN 320は、パケットベースネットワーク322へのUTRAN 302の接続を提供する。パケットベースネットワーク322は、インターネット、プライベートデータネットワーク、または何らかの他の適切なパケットベースネットワークでもよい。GGSN 320の主要機能は、UE 310にパケットベースネットワーク接続を提供することである。データパケットは、MSC 312が回線交換領域において実行するのと同じ機能をパケットベース領域において主に実行するSGSN 318を介して、GGSN 320とUE 310との間で転送され得る。
UMTSエアインターフェースは、スペクトラム拡散直接シーケンス符号分割多元接続(DS-CDMA)システムであってよい。スペクトラム拡散DS-CDMAは、チップと呼ばれる疑似ランダムビットの列との乗算によって、ユーザデータを拡散させる。UMTSのW-CDMAエアインターフェースは、そのようなDS-CDMA技術に基づいており、さらに周波数分割複信(FDD)を必要とする。FDDは、Node B 308とUE 210との間のアップリンク(UL)およびダウンリンク(DL)に異なるキャリア周波数を使用する。DS-CDMAを利用し、時分割複信(TDD)を使用するUMTSの別のエアインターフェースは、TD-SCDMAエアインターフェースである。本明細書で説明される様々な例は、W-CDMAエアインターフェースを指し得るが、基礎をなす原理はTD-SCDMAエアインターフェースに等しく適用可能であり得ることを、当業者は理解するだろう。
図4は、例示的なUE 450と通信している例示的なNode B 410のブロック図であり、Node B 410は図4のNode B 408であってよく、UE 450は図4のUE 410であってよい。この例示では、単一のダウンリンクおよびアップリンクを表し得るブロックを示すが、本開示の態様による様々な実施形態は、1つまたは複数のキャリア周波数を利用して、複数のアップリンクおよび/またはダウンリンクチャネルを提供することができる。ダウンリンク通信では、Node B 408における送信プロセッサ420は、データソース412からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ440から制御信号を受信することができる。送信プロセッサ420は、参照信号(たとえばパイロット信号)とともに、データ信号および制御信号のための様々な信号処理機能を提供する。たとえば、送信プロセッサ420は、誤り検出のための巡回冗長検査(CRC)コード、順方向誤り訂正(FEC)を支援するための符号化およびインターリービング、様々な変調方式(たとえば、二位相偏移変調(BPSK)、四位相偏移変調(QPSK)、M-位相偏移変調(M-PSK)、M-直角位相振幅変調(M-QAM)など)に基づいた信号配列へのマッピング、直交可変拡散率(OVSF)による拡散、および、一連のシンボルを生成するためのスクランブリングコードとの乗算を、提供することができる。送信プロセッサ420のための、符号化方式、変調方式、拡散方式および/またはスクランブリング方式を決定するために、チャネルプロセッサ444からのチャネル推定が、コントローラ/プロセッサ440によって使われ得る。これらのチャネル推定は、UE 450によって送信される参照信号から、またはUE 450からのフィードバックから、導出され得る。送信プロセッサ420によって生成されたシンボルは、フレーム構造を作成するために、送信フレームプロセッサ430に与えられる。送信フレームプロセッサ430は、コントローラ/プロセッサ440からの情報とシンボルとを多重化することによって、このフレーム構造を作成し、一連のフレームが得られる。次いでこのフレームは送信機432に与えられ、送信機432は、アンテナ434を通じたワイヤレス媒体によるダウンリンク送信のために、増幅、フィルタリング、およびフレームのキャリア上への変調を含む、様々な信号調整機能を提供する。アンテナ434は、たとえば、ビームステアリング双方向適応アンテナアレイまたは他の同様のビーム技術を含む、1つまたは複数のアンテナを含み得る。
UE 450において、受信機454は、アンテナ452を通じてダウンリンク送信を受信し、その送信を処理してキャリア上へ変調されている情報を回復する。受信機454によって回復された情報は、受信フレームプロセッサ460に与えられ、受信フレームプロセッサ460は、各フレームを解析し、フレームからの情報をチャネルプロセッサ494に提供し、データ信号、制御信号、および参照信号を受信プロセッサ470に提供する。受信プロセッサ470は次いで、Node B 410中の送信プロセッサ420によって実行される処理の逆を実行する。より具体的には、受信プロセッサ470は、シンボルを逆スクランブルおよび逆拡散し、変調方式に基づいて、Node B 410によって送信された、最も可能性の高い信号配列点を求める。これらの軟判定は、チャネルプロセッサ494によって計算されるチャネル推定に基づき得る。そして軟判定は、データ信号、制御信号、および参照信号を回復するために、復号されてデインターリーブされる。そして、フレームの復号が成功したかどうか判定するために、CRCコードが確認される。次いで、復号に成功したフレームによって搬送されるデータがデータシンク472に与えられ、データシンク472は、UE 450および/または様々なユーザインターフェース(たとえばディスプレイ)において実行されているアプリケーションを表す。復号に成功したフレームが搬送する制御信号は、コントローラ/プロセッサ490に与えられる。受信機プロセッサ470によるフレームの復号が失敗すると、コントローラ/プロセッサ490は、確認応答(ACK)プロトコルおよび/または否定応答(NACK)プロトコルを用いて、そうしたフレームの再送信要求をサポートすることもできる。
アップリンクでは、データ源478からのデータおよびコントローラ/プロセッサ490からの制御信号が、送信プロセッサ480に与えられる。データ源478は、UE 450で実行されているアプリケーションおよび様々なユーザインターフェース(たとえばキーボード)を表し得る。Node B 410によるダウンリンク送信に関して説明される機能と同様に、送信プロセッサ480は、CRCコード、FECを支援するための符号化およびインターリービング、信号配列へのマッピング、OVSFによる拡散、および、一連のシンボルを生成するためのスクランブリングを含む、様々な信号処理機能を提供する。Node B 410によって送信される参照信号から、または、Node B 410によって送信されるミッドアンブル中に含まれるフィードバックから、チャネルプロセッサ494によって導出されるチャネル推定が、適切な符号化方式、変調方式、拡散方式、および/またはスクランブリング方式を選択するために、使われ得る。送信プロセッサ480によって生成されたシンボルは、フレーム構造を作成するために、送信フレームプロセッサ482に与えられる。送信フレームプロセッサ482は、コントローラ/プロセッサ490からの情報とシンボルとを多重化することによって、このフレーム構造を作成し、一連のフレームが得られる。次いでこのフレームは送信機456に与えられ、送信機456は、アンテナ452を通じたワイヤレス媒体によるアップリンク送信のために、増幅、フィルタリング、およびフレームのキャリア上への変調を含む、様々な信号調整機能を提供する。
アップリンク送信は、UE 450において受信機能に関して説明されたのと同様の方式で、Node B 410において処理される。受信機435は、アンテナ434を通じてアップリンク送信を受信し、その送信を処理してキャリア上へ変調されている情報を回復する。受信機435によって回復された情報は、受信フレームプロセッサ436に与えられ、受信フレームプロセッサ436は、各フレームを解析し、フレームからの情報をチャネルプロセッサ444に提供し、データ信号、制御信号、および参照信号を受信プロセッサ438に提供する。受信プロセッサ438は、UE 450中の送信プロセッサ480によって実行される処理の逆を実行する。次いで、復号に成功したフレームによって搬送されるデータ信号および制御信号が、データシンク439およびコントローラ/プロセッサにそれぞれ与えられ得る。フレームの一部が、受信プロセッサによる復号に失敗すると、コントローラ/プロセッサ440は、確認応答(ACK)プロトコルおよび/または否定応答(NACK)プロトコルを用いて、そうしたフレームの再送信要求をサポートすることもできる。
コントローラ/プロセッサ440および490は、それぞれNode B 410およびUE 450における動作を指示するために使われ得る。たとえば、コントローラ/プロセッサ440および490は、タイミング、周辺インターフェース、電圧調整、電力管理、および他の制御機能を含む、様々な機能を提供することができる。メモリ442および492のコンピュータ可読媒体は、それぞれ、Node B 410およびUE 450のためのデータおよびソフトウェアを記憶することができる。Node B 410におけるスケジューラ/プロセッサ446は、リソースをUEに割り当て、UEのダウンリンク送信および/またはアップリンク送信をスケジューリングするために、使われ得る。
本開示全体にわたって提示される様々な概念は、広範な遠隔通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格にわたって実装され得る。図5を参照すると、限定ではなく例として、HSPAを利用し得るUMTS Terrestrial Radio Access Network (UTRAN)アーキテクチャの、簡略化されたアクセスネットワーク500が示される。システムは、セル502、504、および506を含む複数のセルラー領域(セル)を含み、セルの各々は、1つまたは複数のセクタを含み得る。セルおよびセクタは、たとえばカバレッジエリアによって地理的に定義することができ、かつ/または、周波数、スクランブリングコードなどに従って定義することもできる。つまり、図示される地理的に定義されたセル502、504、および506は各々、たとえば異なるキャリア周波数または異なるスクランブリングコードを利用することによって、複数のセルにさらに分割され得る。たとえば、セル504aは、第1のキャリア周波数またはスクランブリングコードを利用することができ、セル504bは、同じ地理的な領域内にあり同じNode B 544によってサービスされているとき、第2のキャリア周波数またはスクランブリングコードを利用することによって区別され得る。
セクタに分割されるセルでは、セル内の複数のセクタはアンテナのグループによって形成されてよく、各々のアンテナがセルの一部にあるUEとの通信を担う。たとえば、セル502において、アンテナグループ512、514、および516は、各々異なるセクタに対応し得る。セル504において、アンテナグループ518、520、および522は、各々異なるセクタに対応し得る。セル506において、アンテナグループ524、526、および528は、各々異なるセクタに対応し得る。
セル502、504、および506は、各セル502、504、または506の1つまたは複数のセクタと通信していてもよい、いくつかのUEを含み得る。たとえば、UE 530および532は、Node B 542と通信していてもよく、UE 534および536は、Node B 544と通信していてもよく、UE 538および540は、Node B 546と通信していてもよい。ここで、各Node B 542、544、546は、それぞれのセル502、504、および506の中のすべてのUE 530、532、534、536、538、540のために、コアネットワーク204(図2参照)へのアクセスポイントを提供するように構成される。
たとえば、ソースセル504aとの呼の間、または任意の他の時間において、UE 536は、ソースセル504aの様々なパラメータ、ならびに、セル504b、506、および502のような近隣セルの様々なパラメータを監視することができる。さらに、これらのパラメータの品質に応じて、UE 536は、近隣セルの1つまたは複数との通信を保つことができる。この期間において、UE 536は、UE 536が同時に接続されるセルのリストであるアクティブセットを保持することができる(すなわち、ダウンリンク専用物理チャネルDPCHまたはフラクショナルダウンリンク専用物理チャネルF-DPCHを現在UE 536に割り当てているUTRAセルが、アクティブセットを構成し得る)。ここで、イベント1Aおよびイベント1Bと呼ばれるメッセージ、ならびに対応する再構成メッセージのような、RRCシグナリングを利用して、セルをアクティブセットに追加し、アクティブセットから削除することができる。
サービングセル変更(SCC)手順において、UEは、サービングセルを、現在サービスしているソースセルからターゲットセルに変更するように、要求する。この要求は、イベント1Dと呼ばれるRRCメッセージを通じてUTRANに送られる。UTRANおよびUEは、いくつかのメッセージを交換し、手順が完了すると、HSデータがターゲットセルから与えられる。
高速パケットアクセス(HSPA)エアインターフェースは、スループットの向上および遅延の低減を支援する、3G/W-CDMAエアインターフェースに対する一連の強化を含む。前のリリースに対する他の修正には、HSPAが、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)、チャネル送信の共有、ならびに適応変調および適応符号化を利用することがある。HSPAを定義する規格は、HSDPA(高速ダウンリンクパケットアクセス)およびHSUPA(高速アップリンクパケットアクセス、改良型アップリンクまたはEULとも呼ばれる)を含む。
3GPPファミリーの規格のリリース5では、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)が導入された。HSDPAと、前に規格化された回線交換エアインターフェースとの、ダウンリンクにおける1つの違いは、HSDPAにはソフトハンドオーバーがないことである。このことは、データが、HSDPAサービングセルと呼ばれる単一のセルからUEに送信されることを意味する。ユーザが移動すると、またはあるセルが別のセルよりも好ましくなると、HSDPAのサービングセルは変わり得る。
Rel.5 HSDPAでは、任意の時点で、UEは1つのサービングセルを有する。ここで、サービングセルとはUEがとどまるセルである。3GPP TS 25.331のリリース5で定められるモビリティ手順によれば、HSPDAサービングセルを変更するための無線リソース制御(RRC)シグナリングメッセージが、UEがより強いセルであると報告するセル(すなわちターゲットセル)からではなく、現在のHSDPAサービングセル(すなわちソースセル)から送信される。
さらに、Rel.5 HSDPAでは、UEは一般に、ダウンリンクチャネルの何らかのパラメータの測定を監視して実行し、チャネルの品質を判定する。これらの測定に基づいて、UEは、アップリンク送信でNode Bにフィードバックを送信することができる。このフィードバックは、チャネル品質インジケータ(CQI)を含み得る。したがって、Node Bは、UEからの報告されたCQIに基づいた、サイズ、符号化フォーマットなどを有する次のMAC-hs/MAC-ehsパケットを、ダウンリンク送信でUEに送信することができる。
HSDPAは、高速ダウンリンク共有チャネル(HS-DSCH)を、トランスポートチャネルとして利用する。HS-DSCHは、高速物理ダウンリンク共有チャネル(HS-PDSCH)、高速共有制御チャネル(HS-SCCH)、および高速専用物理制御チャネル(HS-DPCCH)という、3つの物理チャネルによって実装される。
これらの物理チャネルのうち、HS-PDSCHはダウンリンクで実際のデータを搬送するが、HS-SCCHは、対応するHS-PDSCHについての制御情報をUEに与えるために使われる、ダウンリンク制御チャネルである。HS-DPCCHは、対応するパケット送信の復号が成功したかどうかを示すための、HARQ ACK/NACKシグナリングをアップリンクで搬送する。つまり、ダウンリンクに関して、UEは、ダウンリンク上のパケットを正常に復号したかどうかを示すために、HS-DPCCHを通じてフィードバックをNode Bに送信する。
HS-DPCCHはさらに、変調方式と符号化方式の選択、およびプリコーディングの重みの選択に関して、Node Bが正しい決定を行うのを支援するための、UEからのフィードバックシグナリングを含み、このフィードバックシグナリングはCQIおよびPCIを含む。このようにして、Node Bは、ダウンリンクチャネル状態に対応するフィードバック情報に従って、ダウンリンクチャネルでの送信を適合させることができる。
HSPAベースのモバイルインターネットの提供が非常に一般的になっており、データ使用量が急速に伸びている。その結果、HSPAは、2個以上の送信アンテナまたは2個以上のキャリアで展開され始めている。ある例として、送信アンテナのペア上で、Node Bが同じセクタから2つのトランスポートブロックを単一のUEへ送信できるようにするために、single cell downlink MIMO(MIMO-物理レイヤ)の機構が導入され、これによって、高度の高い場所ではデータ速度が向上し、高度の低い場所ではビームフォーミングの利点をUEにもたらした。続いて、dual cell HSDPA(DC-HSDPA)およびdual band (DB)-DC-HSDPAの機構が導入され、Node Bは、同じセクタの2つの異なる周波数チャネル上でのHSDPAの同時動作によって、1人または複数のユーザにサービスできるようになり、これによって、セル全体にわたるユーザ体験が向上した。
DC-HSDPAは、ダウンリンクでキャリアアグリゲーションを利用する、HSDPAに対するさらなる改良である。つまり、DC-HSDPAにおいて、Node Bは、ダウンリンクのスループットを基本的に2倍にするために、2つのHS-DSCHチャネル、すなわち、一次サービングHS-DSCHセル(一般にデータシグナリングおよび制御シグナリングを搬送する)ならびに二次サービングHS-DSCHセル(一般にデータチャネルのみを搬送する)を、2つのキャリア周波数でUEに送信することができる。規定されるように、DC-HSDPAは、ある単一のセクタからあるUEに2つのHS-DSCHチャネルを提供するので、そのUEへのリソースのスケジューリングは、その単一のセクタへ集約される。
UE 534(図5参照)が2つの隣接するセクタの境界においてHSDPAサービスを使用している場合、このサービスのスループットは、セクタ間の干渉またはサービングセクタからの低い信号品質によって、制限されることが多い。隣接セクタからの干渉によって、かつ/またはサービングセクタからの信号が弱いことで、端末は、非常に制限されたデータ速度でしかサービスされないことがある。したがって、DC-HSDPAシステムでは、1つまたは両方のHS-DSCHチャネルの品質が低下すると、セクタは単に別のセクタへハンドオーバーすることができ、その別のセクタが、2つのセルをUEに送信することができる。
DC-HSDPAとdual band DC-HSDPAの共通の面は、トランスポートブロックが単一のNode BセクタによってHS-DSCHで送信される場合に、UEにおける2つの独立したトランスポートブロックを、同時にダウンリンクで受信するのを認めることである。これらの特徴は、最高のユーザのスループットとともに、平均のユーザのスループットを大幅に向上させるが、セルのカバレッジエリア外における、さらに優れた、かつより安定したユーザ体験に対する、明確な要望がある。
HSPAネットワークは、将来にわたって、HSDPA向けに単一のキャリア周波数が展開される多くのマクロセルサイトを包含するであろうと、予測されている。単一周波数動作への限定は、事業者が有する帯域が限定されている(たとえば、事業者は単一の5MHzキャリアを有し得る)という事実によるものであり得る。DC-HSDPA対応のUEが利用可能になる、これらのシングルキャリア周波数ネットワークにおいて、現在のUMTS規格は、そのようなUEが、2つの異なるセクタから同じ周波数で同時に2つのトランスポートブロックを受信するのを認めない。その結果、DC-HSDPA UEの第2の受信チェーンは、これらのネットワークでは動作しないままになる。
同様に、近い将来、多くの密集した都市領域において、HSPAネットワークは、HSDPA向けに2つの周波数が展開される多くのマクロセルサイトを包含するであろうと、予測されている。4C-HSDPA対応のUEが利用可能になる、これらのデュアルキャリア周波数ネットワークにおいて、現在のUMTS規格は、そのようなUEが、セクタのペアから2つの周波数にわたって同時に3つから4つのトランスポートブロックを受信するのを認めない。その結果、4C-HSDPA UEの第3または第4の受信チェーンは、これらのネットワークでは動作しないままになる。
さらに、現実の展開においては、システムが完全に利用されるのはまれである。部分的に負荷がかかるシステムが、実際には一般的な状況である。DC-HSDPAまたは4C-HSDPA対応のUEが、2つのセクタのソフトハンドオーバーまたはソフターハンドオーバー(softer handover)のカバレッジ領域に入ると、一次サービングセルHS-DSCHセルからのリンクに対応するセクタの容量が制限されており、アクティブセット中の非サービングセクタにおいて部分的に負荷がかかっている場合、すなわち、非サービングセクタが、HS-PDSCHで完全には利用されていない利用可能な出力および符号を有する場合、非サービングセルは、UEの受信機機能を利用することによって、このUEへのパケットをスケジューリングすることもでき、これによって、サービングセクタ内のユーザに対する全体としてのスループットの向上を実現しつつ、トラフィックのオフロードを達成する。
MIMOおよびDC-HSDPAと同様に、ソフト/ソフターハンドオーバー領域において2つの独立したトランスポートブロックをUEに送信するための、さらに別の技法が可能であり、トランスポートブロックは、単一周波数で2つの異なるNode Bセクタから同時に送信される。各々の構成された周波数においてType 3iの実装形態が可能なDC-HSDPAまたは4C-HSDPAのようなUE(すなわち、干渉認識受信機を含む)は、その周波数での一方のセクタからの干渉を大幅に抑制することができる一方で、他方のセクタからのパケットを復号する。また、DC-HSDPAまたは4C-HSDPAのようなUEが、構成された周波数当たり単一の受信アンテナしか利用できない場合でも、2つのセクタのうちの1つからの、(UEが単一の周波数で構成される場合には)単一のトランスポートブロックの、または(UEが2つの周波数で構成される場合には)2つのトランスポートブロックの動的なスケジューリングを、任意の所与のTTIにおいて許容することによって、そのようなUEに対して改善されたユーザ体験をもたらすことが可能であるべきである。
本開示のある態様では、図6に示されるように、UE 610が、複数のセクタによって少なくともある期間サービスされ得るように、それぞれのNode B 602および604からの2つ以上のセクタ614と616に地理的な重複があるのが、有益であり得る。したがって、本開示によるワイヤレス遠隔通信システムは、単一のキャリア周波数で、複数のセクタからHSDPAサービス606および608を送信することができる。たとえば、2つのセクタを利用する構成は、Single Frequency Dual Cell HSDPA(SFDC-HSDPA)と呼ばれ得る。しかし、限定はされないが、ソフトアグリゲーションまたはソフターアグリゲーション、Coordinated Multi-Point HSDPA (CoMP)、または単にMultipoint HSDPAを含む、他の用語も自由に利用することができる。そのようなシステムでは、UE 610は、セクタ614と616の両方に対するフィードバックを含む、単一のアップリンク612を送信することができる。このようにして、セクタの境界ならびにシステム全体において、ユーザは高いスループットによる利益を受けることができる。ここで、異なるセクタは同じNode Bによって送信されてもよく、または示されるように、異なるセクタは異なるNode B 602および604によって送信されてもよい。
図6は、本開示の例示的な態様による、SFDC-HSDPAシステムを示す概念図である。図6に示される方式では、2つのNode B 602および604は各々、それぞれダウンリンクチャネル606および608を送信し、これらのダウンリンクチャネルは実質的にキャリア周波数が同じである。当然、すでに説明されたように、別の態様では、ダウンリンクキャリア606と608の両方が、同じNode Bの異なるセクタから送信されてもよい。ここで、UE 610は、ダウンリンクチャネルを受信し、Node B 602と604の両方によって受信されるアップリンクチャネル612を送信する。UE 610からのアップリンクチャネル612は、たとえば、対応するダウンリンクチャネル606および608のダウンリンクチャネル状態に対応する、フィードバック情報を提供することができる。
SFDC-HSDPAのいくつかの態様はソフトハンドオーバーと同様であり得ることを、当業者は理解するだろう。つまり、ユーザは、2つのセクタからダウンリンク情報を同時に受信することができ、スループットと信頼性の両方を改善しつつ、いくつかのアップリンク送信が、2つのセクタの各々に与えられる。したがって、たとえば、ユーザが2つのセクタの境界にいるとき、たとえばセクタ間干渉に起因する、予想される性能の低下を、減らしまたは防ぐことができる。つまり、ユーザが第1のセクタによってサービスされ、第2のセクタが改善する場合に、ユーザがより適切なセクタによってサービスされ得るように、サービングセクタを変更することができる。たとえば、2つのセクタに対応する領域が互いに重複または接触する、ある地理的な位置においては、どちらのセクタがより良いかを判定するのは難しいことがあり、さらに、どのセクタがより良いかという指定は、境界においては時間とともに急速に変化し得る。したがって、両方のセクタから同時にデータを転送するのが、有用であり得る。このようにして、ユーザは、境界領域においてより良好にサービスされ得る。
UEが、DC-HSDPA(異なるキャリア周波数にキャリアを集約する)とSFDC-HSDPA(同じ周波数キャリアにキャリアを集約する)の両方に対応すれば、いくつかの場合には、各セルが異なる周波数で構成される場合にサービングHS-DSCHセルのペアから同時にトランスポートブロックを受信するようにUEを構成するのが有益であることがあり、他の場合には、各セルが同じ周波数で構成される場合にサービングHS-DSCHセルのペアから同時にトランスポートブロックを受信するようにUEを構成するのが有益であることがある。つまり、一次サービングHS-DSCHセルのキャリア周波数とは異なるキャリア周波数にある、第1の二次サービングHS-DSCHセルと、一次サービングHS-DSCHセルと同じキャリア周波数にある、第2の二次サービングHS-DSCHセルから、選択する能力を提供するのが有益であり得る。本開示の様々な態様では、それぞれのセルのいずれかを選ぶための様々な要因の考慮と、これらの2つのモードでUEを切り替えるためのトリガとが、提供される。本開示のさらなる態様は、ネットワークが、これらの2つのモードを切り替えてUEを動的に構成できるようにするための、シグナリングを提供する。
図7aは、3つのHS-DSCHセル704、706、および708を送信するNode B 702と、セルの1つまたは複数を受信できる適切な位置にあるUE 710との、概略図である。さらに、UE 710は、たとえば、Node B 702によって受信され得るデータおよび/または制御情報を含む、アップリンク送信712を提供することができる。たとえば、アップリンク送信712は、受信されるHSDPAチャネルに対応するNode B 702へのCQIフィードバックのような、HS-DPCCH搬送情報を含み得る。図7bは、2つのHS-DSCHセル704および706を送信する同じNode B 702の概略図であるが、別のNode B 703が、第3のHS-DSCHセル708を送信する。示される例では、セル704は、第1のキャリア周波数f1で送信され、セル706は第2のキャリア周波数f2で送信され、セル708は第1のキャリア周波数f1で送信される。図7bは、本開示の様々な態様において、すべてのセルが同じNode B 702によって送信される必要はないということを示すために、与えられる。さらに、この図は、異なるNode B 703が第1のキャリア周波数f1でセル708を送信することを示すが、本開示の他の態様では、異なるNode B 703は、第2のキャリア周波数f2でセル708を送信してよい。つまり、ダウンリンク送信に利用される2つのキャリアが同じNode Bによって提供されることを、DC-HSDPAの現在の規格は要求するが、本開示の態様は、異なるキャリア周波数の2つのセルが、異なるNode Bによって送信され、UE 710によって集約される実施形態において、利用されてよい。この方式は、dual frequency dual cell (DF-DC)-HSDPAと呼ばれ得る。
以下の説明は、図7aに示される構成に言及するが、二次サービングセルは、一次サービングセルを送信するNode Bと同じNode Bであっても異なるNode Bであってもよいことを、当業者は理解するだろう。
本開示の一態様では、図7aに示されるように、UE 710は、第1のキャリア周波数f1にある一次サービングHS-DSCHセル704によってサービスされ得る。ここで、一次サービングHS-DSCHセル704は、Node B 702から送信されてもよく、または、Node B 702を利用するRNC 306(図3参照)のような、ネットワーク中の別のノードから送信されてもよい。ここで、UE 710は、一次サービングHS-DSCHセル704が構成される第1のキャリア周波数f1とは異なる第2のキャリア周波数f2の第1の二次サービングHS-DSCHセル706によって(DC-HSDPAまたはDB-DC-HSDPAにおけるように)、さらには、一次サービングHS-DSCHセル704が構成される第1のキャリア周波数f1の第2の二次サービングHS-DSCHセル708によって(SFDC-HSDPAにおけるように)、事前構成され得る。ここで、UE 710は、二次サービングHS-DSCHセル706および708の各々に対応するHS-SCCHを監視するようにUE 710に命令することによって、第1の二次サービングHS-DSCHセル706と第2の二次サービングHS-DSCHセル708の両方に対して事前構成され得る。このようにして、それぞれのHS-SCCHを読み取ることによって、UE 710は、選択されたそれぞれのHS-DSCHセルを迅速に復号するための、必要な情報を与えられ得る。
当然、第1の二次サービングHS-DSCHセル706と第2の二次サービングHS-DSCHセル708の各々のための事前構成情報を、一次サービングセル704から適切な制御チャネルで送信することのような、事前構成の他の適切な方法を利用することができる。本開示のいくつかの態様では、UE 710を事前構成するための構成メッセージは、RNCからのRRC構成メッセージの形態であってよい。本開示の別の態様では、事前構成情報を含むHS-SCCH命令が、たとえば一次サービングセルを通じて送信され得る。当然、UE 710を事前構成するための構成情報を搬送するための任意の適切なメッセージが、本開示の範囲内で利用され得る。
さらに、本開示のいくつかの態様では、UE 710の事前構成は不要であってもよく、UE 710が以下で説明されるようにそれぞれのキャリアを動的に切り替えることができる場合には、そのような事前構成を何ら必要とすることなく、省略されてもよい。
図8〜図10は、本開示の態様のいくつかによる、二次サービングHS-DSCHセル706および708から動的に選択する例示的な方法を示す、フローチャート800a〜800cを提供する。以下の説明は、フローチャート800a〜800cと、図7aに示される対応する概略図とを参照する。つまり、フローチャート800a〜800cに示される処理は、Node B 702によって、RNC 306(図3参照)によって、任意の処理システム114(図1参照)によって、または、説明された機能を実行するための任意の適切な装置もしくは手段によって、実施され得る。明確にするために、図7aに示される例を参照する。
ブロック802において、処理は、たとえばNode B 702の対応するセクタから、第1の周波数f1にある一次サービングHS-DSCHセルを、UE 710に提供することができる。ブロック804において、処理は、上で説明されたように、任意選択で、第2の周波数f2にある第1の二次サービングHS-DSCHセルのためにUE 710を事前構成し、第1の周波数f1にある第2の二次サービングHS-DSCHセルのためにUE 710を事前構成することができる。たとえば、事前構成情報は、RRC構成メッセージ、HS-SCCH命令、または任意の他の適切なフォーマットによって、送信され得る。
デフォルトで、UE 710がアクティブである場合、すなわちブロック802で与えられるように一次サービングHS-DSCHセル704によってサービスされる場合、Node B 702は、第1の二次サービングHS-DSCHセル706と第2の二次サービングHS-DSCHセル708のいずれかをアクティブ化することができる。本開示のある態様によれば、それぞれの二次サービングHS-DSCHセルからの選択では、要因としてUEの電池消費を考慮してよい。たとえば、ブロック806において、デフォルトの構成を実現するために、処理は、第1の二次サービングHS-DSCHセル706に対応する第2のキャリア周波数f2が、一次サービングHS-DSCHセル704に対応する第1のキャリア周波数f1と同じ帯域にあるかどうかを、判定することができる。これらのキャリアが同じ帯域にあれば、ブロック808において、処理は、第1の二次サービングHS-DSCHセル706をアクティブ化することができる。あるいは、一次サービングHS-DSCHセル704が構成されているキャリア周波数f1を含まない帯域で、第1の二次サービングHS-DSCHセル706が構成されている場合、ブロック810において、処理は、第2の二次サービングHS-DSCHセル708をアクティブ化することができる。
つまり、第1の二次サービングHS-DSCHセル706(周波数f2にある)が、一次サービングHS-DSCHセル704(周波数f1にある)と同じ帯域にある場合(たとえば、DC-HSDPA構成において)、単一の受信チェーンまたは単一のRFフロントエンドが、UE 710において両方のセルを受信するために利用されてよく、これによって、電池の消費電力を比較的少なくする。一方、第1の二次サービングHS-DSCHセル706(周波数f2にある)が、一次サービングHS-DSCHセル704とは異なる帯域にある場合(たとえば、DB-DC-HSDPA構成において)、第1の二次サービングHS-DSCHセル706が受信されると、UE 710は一般に、2つの受信チェーン、または2つのRFフロントエンドを利用する必要があり、電池の消費電力が比較的多くなり、第1の周波数f1にある第2の二次サービングHS-DSCHセル708の選択(たとえば、SFDC-HSDPA構成における)がより適切な選択になる。
したがって、どの二次サービングHS-DSCHセルを利用すべきかを選択する際にネットワークが考慮し得る1つの要因は、第1の二次サービングHS-DSCHセル706が、一次サービングHS-DSCHセル704と同じ帯域内にあるかどうかであり得る。ここで、第2の周波数f2にある第1の二次サービングHS-DSCHセル706が、一次サービングHS-DSCHセル704とは異なる帯域にある場合、ブロック810において、Node B 702は、ソフターアグリゲーション構成の、第1の周波数f1(すなわち、一次サービングHS-DSCHセル704と同じキャリア周波数)にある第2の二次サービングセル708を選択することができる。
第1の二次サービングHS-DSCHセルと第2の二次サービングHS-DSCHセルからの選択を示すための、ネットワークとUE 710との間のシグナリングは、任意の適切なフォーマットで送信されてよい。本開示のいくつかの態様では、ネットワーク(たとえばNode B 702)は、HS-SCCH命令を利用して、第1の二次サービングHS-DSCHセル706と第2の二次サービングHS-DSCHセル708の一方または両方をアクティブ化することができ、または、第1の二次サービングHS-DSCHセル706と第2の二次サービングHS-DSCHセル708の一方または両方を非アクティブ化することができる。つまり、ブロック808および810は、Node B 702からUE 710へのそのようなHS-SCCH命令の利用を含み得る。
この目的で、本開示のいくつかの態様では、4C-HSDPAで導入された既存のRel-10 HS-SCCH命令テーブルを再使用することができ、第2の二次サービングHS-DSCHセルを非アクティブ化/アクティブ化するために使われ、第1の二次サービングHS-DSCHセルをアクティブ化/非アクティブ化するために使われる命令は、本明細書で説明されるように、第1の二次サービングHS-DSCHセル706を非アクティブ化/アクティブ化し、第2の二次サービングHS-DSCHセル708をアクティブ化/非アクティブ化するように、再び目的を持たされ得る。本開示の別の態様では、公開されている3GPP Rel-10規格に記載されている標準化されたHS-SCCH命令とは異なる、新しいタイプのHS-SCCH命令が導入されてもよい。
本開示のさらに別の態様では、二次サービングHS-DSCHセルの一方または両方をアクティブ化または非アクティブ化することは、RNCによって、たとえばRRC構成メッセージまたは別の適切なL3構成メッセージを利用して、実行され得る。つまり、ブロック808および810は、RNC 306からUE 710へのそのようなRRC構成メッセージの利用を含み得る。しかし、当業者が認識するように、この手順は、上で説明されたようなHS-SCCH命令を利用する方式よりも遅いことがある。
本開示のいくつかの態様では、UE 710は、2つ以上の二次サービングHS-DSCHセルを同時に受信できてよい。つまり、より進んだUEは、第1の周波数f1にある一次サービングHS-DSCHセル704から、第2の周波数f2にある第1の二次サービングHS-DSCHセル706から、かつ第1の周波数f1にある第2の二次サービングHS-DSCHセル708から、ダウンリンクでHS-DSCHを同時に受信できてよい。当然、第1の二次サービングHS-DSCHセル706と第2の二次サービングHS-DSCHセル708の一方を選択するか両方を選択するかは、UEが両方を同時に受信できるかどうかに依存し得る。したがって、ブロック812において、処理は、UE 710が第1の二次サービングHS-DSCHセル706と第2の二次サービングHS-DSCHセル708を同時に受信できるかどうかを、判定することができる。UE 710が同時に受信できる場合、UE 710はそれに従って、それぞれのセルの各々のP-CPICHを監視し、たとえば4C-HSDPAのための3GPP TS 25.214のリリース10以降で定められるようなCQI報告手順を利用して、一次サービングHS-DSCHセル704と、第1の二次サービングHS-DSCHセル706と、第2の二次サービングHS-DSCHセル708の各々に対するCQI報告を送信することができる。もちろん、これはわかりやすくするために与えられる一例に過ぎず、それぞれのダウンリンクチャネルに対応するチャネル品質報告を送信するための、任意の適切なフォーマットを利用することができる。したがって、ブロック830において、処理は、両方の二次サービングHS-DSCHセルに対するCQI報告を受信することができる。ここで、UE 710からのCQI報告と、利用可能であれば、以下で説明されるようなそれぞれのセルの負荷とに従って、ブロック832において、Node B 702は、二次サービングHS-DSCHセルの1つか両方のいずれかを、アクティブ化または非アクティブ化することを動的に決定することができる。
ここでブロック812を見ると、UE 710が第1の二次サービングHS-DSCHセル706と第2の二次サービングHS-DSCHセル708の両方を同時に受信できない場合、または、何らかの理由で、処理が、第1の二次サービングHS-DSCHセル706と第2の二次サービングHS-DSCHセル708の一方しかUE 710によって利用されるべきではないと判定した場合、処理はブロック814に移動することができる。ブロック814において、ネットワークは、一次サービングHS-DSCHセル704と、上で説明されたブロック808または810において選択されたような、第1の二次サービングHS-DSCHセル706と第2の二次サービングHS-DSCHセル708のうちの最初に選択された1つとを利用して、UE 710と通信することができる。ここで、利用できる1つの命名法は、一次サービングHS-DSCHセル704と、ブロック808または810で選択されたような最初に選択された二次サービングHS-DSCHセルとを通じて通信しているUE 710が、「デフォルト」の構成にあると呼ぶことであり、このデフォルトの構成において、利用可能な二次サービングHS-DSCHセルの動的な選択が、以下で説明されるように行われ得る。
つまり、UE 710のデフォルトの構成を決定して、選択された二次サービングHS-DSCHセルを利用すると、チャネルの状態が変化することがあるので、第1の二次サービングHS-DSCHセル706と第2の二次サービングHS-DSCHセル708をネットワークが動的に切り替えるのが望ましいことがある。本開示の様々な態様によれば、それぞれのサービングHS-DSCHセルからの選択は、UE 710によって送信されるCQI報告の1つまたは複数、それぞれのセルの1つまたは複数における負荷条件、またはUE 710のカバレッジ限界に従って行われ得る。
たとえば、ブロック816において、ネットワークは、一次サービングHS-DSCHセル704および選択された二次サービングHS-DSCHセルから、CQI報告を受信することができる。ここで、ブロック812で判定されたように、UE 710は、単一の二次サービングHS-DSCHセルしか受信できないことがあるので、UE 710によってアップリンク送信712で送信されるCQI報告は、一次サービングHS-DSCHセル704と、二次サービングHS-DSCHセル706または708の選択された1つとにのみ、対応し得る。つまり、ネットワークは、利用可能な二次サービングHS-DSCHセルのうちの非アクティブなセルに対応するCQI情報を欠いていることがある。したがって、本開示のいくつかの態様によれば、利用可能な二次サービングHS-DSCHセルからの選択を決定する際に、CQI情報に加えて他のことを考慮することができる。
図7aに示される例のような、本開示のいくつかの態様によれば、共通のNode B 702は、一次サービングHS-DSCHセル704、第1の二次サービングHS-DSCHセル706、および第2の二次サービングHS-DSCHセル708の3つすべてを送信し、どの二次サービングHS-DSCHセルを選択すべきかを考える際に、それぞれのサービングHS-DSCHセルの各々に対する負荷条件を容易に考慮することができる。一次サービングセルを送信するNode Bとは異なるNode Bによって二次サービングセルの1つが送信される、図7bに示されるような別の例では、それぞれのサービングHS-DSCHセルの各々の負荷条件を考慮することが依然として可能であり得るが、Node B間の通信、またはネットワーク内の別のノードとの通信、およびそのような通信の対応する遅延を、考慮すべきである。
したがって、ブロック818において、処理は、アクティブ化された二次サービングHS-DSCHセルに対応するCQI報告が低いかどうか、たとえば、ある期間閾値(たとえば所定の閾値)よりも低くなるかどうかを、判定することができる。アクティブ化された二次サービングHS-DSCHセルに対応するCQIが適切なチャネル状態を示すと、ネットワークがブロック818において判定すると、処理は終了してよい。それは、二次サービングHS-DSCHセルを変更しないとネットワークが決定できるからである。しかし、ネットワークが、アクティブ化された二次サービングHS-DSCHセルに対応するCQI報告が低いと判定すると、処理はブロック820に移動してよく、ブロック820においてネットワークは、非アクティブな二次サービングHS-DSCHセルの負荷が大きいかどうかを判定することができる。ここで、非アクティブな二次サービングHS-DSCHセルの負荷が大きくなく、したがって利用可能であると、ネットワークがブロック820において判定すると、処理はブロック822に移動することができ、ブロック822においてネットワークは、アクティブな二次サービングHS-DSCHセルを非アクティブ化し、非アクティブな二次サービングHS-DSCHセルをアクティブ化すると決定することができる。
一方、非アクティブな二次サービングHS-DSCHセルの負荷が大きいと、処理がブロック820において判定すると、処理はブロック824に移動してよく、ブロック824においてネットワークは、UE 710のカバレッジが制限されているかどうかを判定することができる。たとえば、UEの出力ヘッドルームによって、セルのUE利用率が制限される場合、UEはカバレッジが制限されていると考えられ得る。ここで、UE 710はカバレッジが制限されていると、ネットワークがブロック824において判定すると、処理はブロック826に移動することができ、ブロック826においてネットワークは、選択された二次サービングHS-DSCHセルを非アクティブ化することができる。つまり、非アクティブな二次サービングHS-DSCHセルの負荷が、アクティブ化された二次サービングHS-DSCHセルからのCQI報告に関連する考慮よりも本来は優先され得るが、UE 710のカバレッジが制限されているために、アクティブ化された二次サービングHS-DSCHセルをアクティブなままにするのが望ましくない場合、アクティブな二次サービングHS-DSCHセルは非アクティブ化され得る。ここで、UE 710は、従来のsingle-cell HSDPAサービスを受けることができる。
あるいは、UE 710はカバレッジが制限されていないと、ネットワークがブロック824において判定すると、処理はブロック828に移動することができ、ブロック828においてネットワークは、アクティブ化された二次サービングHS-DSCHセルをアクティブ化されたままにすると決定することができる。つまり、非アクティブな二次サービングHS-DSCHセルの負荷が、アクティブ化された二次サービングHS-DSCHセルからのCQI報告に関連する考慮よりも優先され得るので、アクティブ化された二次サービングHS-DSCHセルを維持するのが適切である。
本開示の様々な態様では、一方または他方の二次サービングHS-DSCHセルを選択する際に考慮され得るセルの負荷が、任意の適切な数の関連する要因に従って求められ得る。たとえば、本開示のいくつかの態様では、アクティブな二次サービングHS-DSCHセルまたは非アクティブな二次サービングHS-DSCHセルの負荷を求めるための負荷の計算は、それぞれのセルのスロット利用率、またはそのセルにおけるダウンリンク送信出力の利用率に依存し得る。さらに、それぞれの二次サービングHS-DSCHセルの負荷は、Node B 702によって利用されるスケジューリングアルゴリズムに依存し得る。たとえば、Node Bが、ラウンドロビンスケジューラまたは従来のプロポーショナルフェアスケジューラを利用する場合、ユーザの有効数に従って負荷が計算され得る。ここで、ユーザは、そのユーザがアクティブであった最後の期間の比率に従って、ユーザの有効数の中に数えられ得る。この期間は、負荷計算のアルゴリズムによって構成されるパラメータであってよい。
したがって、計算された負荷を、ユーザによって報告されたCQIと組み合わせて、新たな二次サービングセルがアクティブ化された場合にユーザが得られるスループットを予測することができる。そして、予測されたスループットを使って、二次サービングセルの様々な構成を比較することができる。本開示のいくつかの態様では、スループットの予測は、Node Bによって計算されて、特定のユーザのためにRNCに転送され得る。本開示のいくつかの他の態様では、RNCは、Node Bによって報告され得る、または測定報告から推測され得る、ユーザの活動およびCQI情報についての知識に基づいて、この計算を実行することができる。
二次サービングHS-DSCHセルを変更すると決定すると、本開示のいくつかの態様では、ネットワークは、上で説明されたようなHS-SCCH命令をUE 710に送信することができ、適切な二次サービングHS-DSCHセルをアクティブ化/非アクティブ化するように、UE 710に命令する。
W-CDMAシステムを参照して、遠隔通信システムのいくつかの態様を示してきた。当業者が容易に諒解するように、本開示全体にわたって説明される様々な態様は、他の通信システム、ネットワークアーキテクチャおよび通信規格に拡張され得る。例として、様々な態様は、TD-SCDMAおよびTD-CDMAのような、他のUMTSシステムに拡張され得る。様々な態様はまた、Long Term Evolution (LTE)(FDD、TDD、またはこれら両方のモードの)、LTE-Advanced (LTE-A)(FDD、TDD、またはこれら両方のモードの)、CDMA2000、Evolution-Data Optimized (EV-DO)、Ultra Mobile Broadband (UMB)、IEEE 802.11 (Wi-Fi)、IEEE 802.16 (WiMAX)、IEEE 802.20、Ultra-Wideband (UWB)、Bluetooth(登録商標)、および/または他の適切なシステムを利用する、システムに拡張され得る。実際の利用される遠隔通信規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信規格は、具体的な用途およびシステムに課される全体の設計制約に依存する。
上記の説明は、本明細書で説明される様々な態様を当業者が実施できるようにするために与えられた。これらの態様への様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般的原理は他の態様に適用され得る。したがって、請求項は本明細書で示す態様に限定されるよう意図されているわけではなく、請求項の文言と整合するすべての範囲を許容するように意図されており、単数の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味するよう意図されている。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は「1つまたは複数の」を意味する。項目の列挙「のうちの少なくとも1つ」という語句は、単一の要素を含め、それらの項目の任意の組合せを意味する。たとえば、「a、bまたはcのうちの少なくとも1つ」は、「a」、「b」、「c」、「aおよびb」、「aおよびc」、「bおよびc」、「a、bおよびc」を含むことが意図されている。当業者が知っているか、後に知ることになる、本開示全体にわたって説明された様々な態様の要素と構造的かつ機能的に同等のものはすべて、参照により本明細書に明確に組み込まれ、請求項によって包含されることが意図される。また、本明細書で開示する内容は、そのような開示が請求項で明記されているか否かに関わりなく、公に供することは意図されていない。請求項のいかなる要素も、「のための手段」という語句を使用して要素が明記されている場合、または方法クレームで「のためのステップ」という語句を使用して要素が記載されている場合を除き、米国特許法第112条第6項の規定に基づき解釈されることはない。
100 装置
104 プロセッサ
105 メモリ
106 コンピュータ可読媒体
108 バスインターフェース
110 トランシーバ
112 ユーザインターフェース
114 処理システム
206 物理層
208 L2層
210 メディアアクセス制御サブレイヤ
212 無線リンク制御サブレイヤ
214 パケットデータコンバージェンスプロトコルサブレイヤ
216 RRC層
300 UMTSシステム
302 UMTS地上無線アクセスネットワーク
304 コアネットワーク
306 無線ネットワークコントローラ
307 無線ネットワークサブシステム
308 Node B
310 ユーザ装置
311 汎用加入者識別モジュール
312 モバイルサービス交換センタ
314 ゲートウェイMSC
315 ホームロケーションレジスタ
316 回線交換ネットワーク
318 サービングGPRSサポートノード
320 ゲートウェイGPRSサポートノード
322 パケットベースネットワーク
412 データソース
420 送信プロセッサ
430 送信フレームプロセッサ
432 送信機
435 受信機
436 受信フレームプロセッサ
438 受信プロセッサ
439 データシンク
440 コントローラ/プロセッサ
442 メモリ
444 チャネルプロセッサ
446 スケジューラ/プロセッサ
454 受信機
456 送信機
460 受信フレームプロセッサ
470 受信プロセッサ
472 データシンク
478 データソース
480 送信プロセッサ
482 送信フレームプロセッサ
490 コントローラ/プロセッサ
492 メモリ
494 チャネルプロセッサ
704 一次サービングHS-DSCHセル
706 第1の二次サービングHS-DSCHセル
708 第2の二次サービングHS-DSCHセル

Claims (22)

  1. 第1のキャリア周波数にある一次サービングセル(704)をユーザ装置(710)に送信するステップ(802)と、
    第2のキャリア周波数にある第1の二次サービングセル(706)および前記第1のキャリア周波数にある第2の二次サービングセル(708)を受信する場合に、前記ユーザ装置が単一の二次サービングセルからのみデータを受信可能であれば、前記第2の二次サービングセルを選択するステップと、
    前記ユーザ装置(710)に構成メッセージを送信して、前記第1の二次サービングセル(706)と前記第2の二次サービングセル(704)のうちの少なくとも1つからデータを受信するステップと
    を含む、二次サービングセルを動的に切り替える方法。
  2. 前記構成メッセージが、基地局(702)によって生成されたHS-SCCH命令を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記構成メッセージが、無線ネットワークコントローラ(306)によって生成されたRRC構成メッセージを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記構成メッセージが、前記ユーザ装置(710)によって送信されたチャネル品質表示、前記第1の二次サービングセル(706)と前記第2の二次サービングセル(708)の少なくとも1つの負荷、前記ユーザ装置(710)の消費電力、または、前記ユーザ装置(710)の出力ヘッドルームのうちの少なくとも1つに基づく、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1の二次サービングセル(706)が、前記一次サービングセル(704)とは異なる帯域にあり、前記構成メッセージが、前記ユーザ装置(710)の前記消費電力を考慮して、前記第2の二次サービングセル(708)を選択するようになされる、請求項4に記載の方法。
  6. 前記一次サービングセル(704)、前記第1の二次サービングセル(706)、および前記第2の二次サービングセルが、単一のNode B(410)に属する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記一次サービングセル(704)、前記第1の二次サービングセル(706)、および前記第2の二次サービングセル(708)が同じ場所にある、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1の二次サービングセル(706)と前記第2の二次サービングセル(708)の少なくとも1つが、分散アンテナシステム(DAS)を含み、前記一次サービングセル(704)と同じ場所にない、請求項6に記載の方法。
  9. 二次サービングセルを動的に切り替えるための装置(410)であって、
    第1のキャリア周波数にある一次サービングセル(704)をユーザ装置(710)に送信するための手段(432)と、
    第2のキャリア周波数にある第1の二次サービングセル(706)および前記第1のキャリア周波数にある第2の二次サービングセル(708)を受信する場合に、前記ユーザ装置が単一の二次サービングセルからのみデータを受信可能であれば、前記第2の二次サービングセルを選択するように、前記ユーザ装置(710)を事前構成するための手段(440)と、
    前記ユーザ装置(710)に構成メッセージを送信して、前記第1の二次サービングセル(706)と前記第2の二次サービングセル(708)のうちの少なくとも1つからデータを受信するための手段(432)と
    を含む、装置。
  10. 前記構成メッセージが、基地局(702)によって生成されたHS-SCCH命令を含む、請求項9に記載の装置。
  11. 前記構成メッセージが、無線ネットワークコントローラによって生成されたRRC構成メッセージを含む、請求項9に記載の装置。
  12. 前記構成メッセージが、前記ユーザ装置(710)によって送信されたチャネル品質表示、前記第1の二次サービングセル(706)と前記第2の二次サービングセル(708)の少なくとも1つの負荷、前記ユーザ装置(710)の消費電力、または、前記ユーザ装置(710)の出力ヘッドルームのうちの少なくとも1つに基づく、請求項9に記載の装置。
  13. 前記第1の二次サービングセル(706)が、前記一次サービングセル(704)とは異なる帯域にあり、前記構成メッセージが、前記ユーザ装置(710)の前記消費電力を考慮して、前記第2の二次サービングセル(708)を選択するようになされる、請求項12に記載の装置。
  14. 前記一次サービングセル(704)、前記第1の二次サービングセル(706)、および前記第2の二次サービングセル(708)が、単一のNode B(410)に属する、請求項9に記載の装置。
  15. 前記一次サービングセル(704)、前記第1の二次サービングセル(706)、および前記第2の二次サービングセル(708)が同じ場所にある、請求項14に記載の装置。
  16. 前記第1の二次サービングセル(706)と前記第2の二次サービングセル(708)の少なくとも1つが、分散アンテナシステム(DAS)を含み、前記一次サービングセル(704)と同じ場所にない、請求項14に記載の装置。
  17. コンピュータにより実行可能な命令からなるコンピュータプログラムであって、
    コンピュータに、第1のキャリア周波数にある一次サービングセル(704)をユーザ装置(710)に送信させるための命令と、
    第2のキャリア周波数にある第1の二次サービングセル(706)および前記第1のキャリア周波数にある第2の二次サービングセル(708)を受信する場合に、前記ユーザ装置が単一の二次サービングセルからのみデータを受信可能であれば、前記第2の二次サービングセルを選択するように、コンピュータに、前記ユーザ装置(710)を事前構成させるための命令と、
    コンピュータに、前記ユーザ装置(710)へ構成メッセージを送信させて、前記第1の二次サービングセル(706)と前記第2の二次サービングセル(708)のうちの少なくとも1つからデータを受信するための命令と
    を含む、コンピュータプログラム。
  18. 少なくとも1つのプロセッサ(104)と、
    前記少なくとも1つのプロセッサ(104)と結合されるメモリ(105)と
    を含む、二次サービングセルを動的に切り替えるための装置であって、
    前記少なくとも1つのプロセッサ(104)が、
    第1のキャリア周波数にある一次サービングセル(704)をユーザ装置(710)に送信し、
    第2のキャリア周波数にある第1の二次サービングセル(706)および前記第1のキャリア周波数にある第2の二次サービングセル(708)を受信する場合に、前記ユーザ装置が単一の二次サービングセルからのみデータを受信可能であれば、前記第2の二次サービングセルを選択するように、前記ユーザ装置(710)を事前構成し、
    前記ユーザ装置(710)に構成メッセージを送信して、前記第1の二次サービングセル(706)と前記第2の二次サービングセル(708)のうちの少なくとも1つからデータを受信する
    ように構成される、装置。
  19. 前記第1の二次サービングセルがデュアルセルハイスピードパケットアクセス(DC−HSDPA)に対応し、前記第2の二次サービングセルが単一周波数デュアルセルハイスピードパケットアクセス(SFDC−HSDPA)に対応する、請求項1に記載の方法。
  20. 前記第1の二次サービングセルがデュアルセルハイスピードパケットアクセス(DC−HSDPA)に対応し、前記第2の二次サービングセルが単一周波数デュアルセルハイスピードパケットアクセス(SFDC−HSDPA)に対応する、請求項9に記載の装置。
  21. 前記第1の二次サービングセルがデュアルセルハイスピードパケットアクセス(DC−HSDPA)に対応し、前記第2の二次サービングセルが単一周波数デュアルセルハイスピードパケットアクセス(SFDC−HSDPA)に対応する、請求項17に記載のコンピュータプログラム。
  22. 前記第1の二次サービングセルがデュアルセルハイスピードパケットアクセス(DC−HSDPA)に対応し、前記第2の二次サービングセルが単一周波数デュアルセルハイスピードパケットアクセス(SFDC−HSDPA)に対応する、請求項18に記載の装置。
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