JP5575013B2 - 簡易型濾過器 - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨てに係るコーヒー等の簡易型濾過器に関する。
使い捨てに係る簡易型の濾過器は、主にレギュラーコーヒーを抽出する濾過器として広く普及しており、各種様々な形態のものが提案されると共に実用化され市販されている。
この簡易型濾過器(以下、単に「濾過器」という。)は、基本的な構造としてフィルタ製の袋、通常は不織布、プラスチック製乃至紙製のフィルタを素材にした袋本体と、この袋本体をコーヒーカップ等の容器に取付けて支持する一般的には厚紙を素材にして成形される支持体から作られ、例えばコーヒー用の濾過器とした場合には、フィルタ製の袋本体に所定量のコーヒー粉末(被抽出物)を封入して、使用に際して先ず袋本体の上部を開口させ、この状態で上記支持体を使ってコーヒーカップ等の容器の縁に掛け止める等して載置し、これによって使用可能な状態にセットを完了し、次に前記開放した袋本体の開口部から湯を注ぎ込んで袋の内部でコーヒーの成分を抽出し、抽出したコーヒー液(抽出液)を袋本体で濾過しながら容器に受け、そのまゝ飲料するものとなっている。
この濾過器は、取り分け、上述のようにコーヒーの濾過器として使用する場合、単に湯を注ぐことでレギュラーコーヒーを簡単に得られることや、袋に封入するコーヒー粉末の量が予め決められることでコーヒー液の濃度が略一定に決められること等、更には使用後に始末するとき、袋にコーヒー粉末を残したまゝ濾過器そのものを廃棄処理することができること、等からコーヒーの愛飲家には簡便で取扱いが容易である等の理由により広く利用されている。
この簡易型濾過器は、先にも述べたように袋本体と支持体からなることから構造的にはシンプルなものになっているが、更に材料節約の中で、所定の強度を持たせ、安全な使用が可能になるように、また安定的で効率的な抽出効果が得られるように様々な改良、提案がなされており、その実用化が図られている。この様な中にあって、現在、最も簡略化したものの1つにフィルタ製の袋本体の前後の面に支持体を直接貼着し、この前後の支持体によって袋本体をカップ容器に支持する構造の濾過器が提案され、実用化されている。
この支持体を袋本体に直接止着して形成する濾過器は、使用に当たって袋本体の開口部を開封した後、次に容器に対するセットに備えて前後の支持体を前後方向に引き伸ばすようにして容器の口径に合わせ、支持片の係止片を容器の縁に掛け止めセットしているが、同時にこの引っ張りを利用して袋本体の前後の面を引っ張って膨らませ、この膨らませを利用して上記開口部を広げるようにしている。そして、開放した開口部に湯を注ぎ込むことでコーヒーを抽出し、容器に受けることになっている。この様な袋本体に直接支持体を止着してなる簡易型の濾過器についは、例えば、特許文献1,2に記載されるものがある。
特開2004−230143号公報。 特開2010−110335号公報。
特許文献1に記載の濾過器は、使用に当り袋本体2の上部を千切り取って開封し、開口部8を形成してその後、袋本体2の前後の矩形面2a,2b(前後の面部)に取付けた掛止部材3,3(支持体)の各係止片12,12を引き出して袋本体2の面部2a,2bに止着する貼着部11,11からアーム部5,5を引き起し、上記係止片12,12を前後方向に引き伸ばしてこれをカップ30の縁に掛け止めることによりセットすることができるものとなっている。
また、特許文献2に記載の濾過器は、前記特許文献1に記載の濾過器とその構造を略同様にするものであり、使用に当っては抽出用バッグ2(袋本体)の前後の面に止着する支持シート3(支持体)の先端部12(係止片)を引き出し、これに伴わせて上部境界線13,14を折り曲げて中間部8,9を逆V字型に引き起こし、この引き伸ばしによって上記先端部12をカップの縁に掛け止め、支持するようにしたものであり、この構造からこの濾過器は支持シート3の引き伸ばしによって袋本体の開口部を開放した状態に支持して湯の注ぎ込みができるようにしてある。
この2つの濾過器は、いずれも袋本体の前後の面に備える支持体(掛止部材、支持シート)をその先端に当る係止片(先端部)を引き出すことによってカップへの掛け止めができるようにしたものであり、同時にこの引き伸ばしに伴わせて袋本体の開口部の開放状態を維持するものとしたもので、簡単な構造の中でカップに対する安定的なセットを可能にしており、コーヒー等の抽出に便利に使用できるものとなっている。
しかし、上記提案に係る濾過器は、使用する場合に使用者は支持体を引き伸ばすことにより直ちにセットすることができるものとの先入観が働くことから、袋本体の開口部が前記特許文献1に開示される濾過器のようにしっかり封止されている場合でも開口部の開封作業を行うことなく、袋本体の前後の面に止着された支持体を前後に引き伸ばして無理にセットすることがあり、これがため支持体を破損すると言った問題があった。
勿論、開口部を開放した状態にして開封作業を要しない濾過器もあるが、一般的には予めコーヒー等の被抽出物を内包させたタイプの濾過器が普通であって、例えばコーヒー用の濾過器においてはコーヒー粉末の零れ出しを防ぐ上から袋本体の開口部を封止しているのが普通である。
この様な場合には、当然のことながら開封作業が先に行われなければならないが、それにも拘わらず上述した様に直接支持体を引き出してセットに掛かる場合があり、このとき袋本体が拡張しないまま支持体だけが引き出されることから無理な力が支持体に作用して結果的に破損すると言った問題が発生したのである。
この様に、上述した袋本体に支持体を直接取付けて使用時に前後の支持体を離反方向に引き出し、これをカップ容器の縁に掛け止めることによってセットすることができ、またこの引き出しに伴わせて袋本体を拡張させて開口部を広げるタイプの濾過器は、使用勝手の点から極めて便利なものであるが、更にこのタイプの濾過器において上記支持体の引き出しに伴わせて閉塞する開口部を自動的に開封することができることになれば、前記破損の問題も必然的に解消されることになり、更に便利なものになる。
ことに、支持体の引き出しによって袋本体の胴部の拡張のみならず、開口部の開放、更には封止される開口部の開封が可能となれば、濾過器における支持体の引き伸ばしと言う一つの作業によって袋本体の開封作業とカップ容器に対するセット作業が全て完結することになることから極めて便利なものとなる。
しかし、前記特許文献に記載される従来の濾過器においては、支持体の引き出しによって袋本体の胴部の拡張が行われ、この拡張に引き続いて予め開封された開口部を広げることはできたが、支持体の引き出し、乃至は引き伸ばしに連動させて封止された開口部を同時に開封することはできなかったのである。
従って、本発明は上述した問題に鑑み、これを改善すべく開発されたもので、ことに袋本体に取付ける支持体を前後に引き出すことによって袋本体の拡張と共に、この袋本体の開口部の封止状態を開封することができるようにした簡易型濾過器を提供しようとするものである。
前述の様に、袋本体に直接支持体を止着してこの支持体を引き出すことによってセットするようにした濾過器は、支持体について安定した状態で支持できることを求めてはいるが、引っ張ることによって袋本体を拡張させることは副次的効果としているもので、ここに袋本体の封止された開口部を強制的に開封させることについての提案はなく、実現の可能性も示されていない。
このことは、前記特許文献1において、掛止部材3の掛止片12を引き出したとき、袋本体2の矩形面2a,2bの下部に貼り付く貼着部11を基点にしてアーム部5の上端が外に開いて逆V字状になり、この状態でカップの縁に吊り下がり、掛け止められる構造にしてあることが示されているが、ここに上記掛止片12の引き出しにより直接的に袋本体の開口部8に作用することはなく、従って、強制的に開口させたり、更には封止した状態を開封する等のことは不可能なものになっているのである。
また、特許文献2においても同様である。ここでは支持シート3の先端部12を引き出したとき、これに続く中間部8は袋本体(バッグ本体)に止着する逆T字形部分7の下端の下部境界線10,11を基点に上端を外に開いて先端部12を引き出す構造にはなっているが、しかし先端部12の引き出しが開口部に直接的に作用する様にはなっておらず、従って開口部を強制的に開封することはできないものとなっている。
本発明は、上記実情に鑑み、袋本体の前後の面に止着される支持体をセットに備えて前後に引き出したとき、この支持体の引き出しに伴わせて袋本体の開口部を強制的に開封方向に引っ張って開口させ、或は封止された開口部を開封することができるようにしてカップ容器に対する一つのセット作業を通して袋本体の開口部の開放を同時に行えるようにしたコーヒー等の簡易型濾過器を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するため、フィルタ製の袋本体の前後の面部に止着される支持体について、カップの縁に掛け止める係止片をこれに連結する吊設片が前記面部に対して上下の端部を接着し、その中間部分を非接着とする架橋片のこの中間部分に接続して、これにより前記係止片を引き出したとき、この引き出しにより前記吊設片を引き出し、併せてこれに接続する前記架橋片の中間部分を持ち上げて、これにより該架橋片の上端部で袋本体の上縁部を引き出し、開口部を強制的に開口させるものとし、同時に架橋片の下端部で袋本体の胴部を前後に引っ張り内部を拡張させてコーヒーカップ等の容器に対するセットに備えられるようにしたコーヒー等の簡易型濾過器を提供しようとするものである。
本発明を更に詳述すれば、接面状にたたむことが可能な前後の面部の上縁部の間に注湯口となる開口部を形成して該開口部を予め封止して内包する被抽出物の零れ出しを防止するようにしたフィルタ製の袋本体と、前記前後の面部の表面に止着してカップ形容器の開口部に掛け止めることにより前記袋本体を支持するようにしたシート製の支持体とからなるコーヒー等の簡易型濾過器であって、
前記支持体は、前記袋本体の前後の面部の前記封止される開口部に臨む上縁部の中央部分に上端部を、また袋本体の胴部の中央部分に下端部をそれぞれ止着して長さの中間部分を非接着にする架橋片を前後の面部の中央部に沿って縦に配置し、該架橋片の前記中間部分の側縁部から上向きに吊設片を延設し、更に該吊設片の上端部から外側縁部に沿って折り返し状に下向きに掛け止め係止片を延設して構成し、不使用時には前記支持体を構成する前記それぞれの片を平面状に揃えて前記袋本体の前後の面部に寄り添わせ、一方、使用時には前記掛け止め係止片を前記前後の面部から引き離し方向に引き出し、この作業に伴わせて前記吊設片を引き出してこれに連結する前記架橋片の前記中間部分を引き出し、この引き出しにより該架橋片の前記上端部が止着する前記袋本体の前後の面部の上縁部中央部分を前後引き離し方向に引っ張り、前記袋本体の前記封止された開口部を強制開封すると同時に該架橋片の下端部が止着する袋本体の前記胴部の中央部分を前後引き離し方向に引っ張り胴部を前後に拡張させて袋本体の内部を開放するようにしてなることを特徴としたコーヒー等の簡易型濾過器を提供することにある(請求項1に記載の発明)。
前記フィルタを素材に成形される袋本体については、前面部と後面部とを接面するようにすると共に、両面部の左右の側縁部間に内側に折り込む襞(襠)を設けて拡張型の袋に形成するとよく、またフィルタについてはこの種濾過器において一般的に使用されている紙製のフィルタ等を使用することができる。勿論、フィルタの素材についてはこの他被抽出物に合わせ、また透過率を考慮する等して適宜選択することになる。
一方、支持体については、所要の剛性及び弾性を有するシート状物、例えば厚紙等が適している。そして、成形に当ってはそれぞれの片の形状に合せて打ち抜き、片同士が連続した状態で形成するようにするとよい。尚、この支持体は、各片の形状並びに構成を異にしているが、成形の方法としては前記各特許文献に示される支持体、支持シートの作成方法(図面に開示される形態から想像して)と同様に一枚のシートから打ち抜きによって切り出すことができる。
さて、本発明の上記支持体は、架橋片を中心にして、この架橋片の長さの中間部分の左右の側縁部から上向きに吊設片を延設し、またこの吊設片の各上端部から下向きに折り返すように掛け止め係止片を延設する如く形成するもので、これら各片は連続して形成される。そして、前記袋本体に対してその前後の面部のそれぞれに上記架橋片を接着し、一体に取付けることになる。
この取付けにおいて、上記架橋片は、その上端部を袋本体の前後の面部の上縁部に止着し、下端部を袋本体の胴部の中央部分に止着して面部の中央部分に沿って縦に止め付け、これによって片の中間部分を非接着状態とし、この部分が面部の表面から浮き上ることができるように取り付けることになる。
この支持体は、使用に当って掛け止め係止片を指で摘んで引き出すことから始めることになり、この掛け止め係止片の引き出しによってこれに接続する吊設片の上端部が引き出され、これに伴って吊設片の下端部が接続する前記架橋片の中間部分が引き出されることになる。そして、この引き出しによって架橋片が浮き上り状態になることによってその上端部が接着する袋本体の上縁部が引っ張られることになり、袋本体の開口部はこの引っ張りによって強制的に開放されることになる。そして同時に、下端部が接着する袋本体の胴部を引っ張ることから、これを拡張させ、内部を広げることになるのである。
袋本体の開口部は、予め開放されたものであってもよいが、後述する様に剥離可能に接着し、封止されて被抽出物の零れ出しが止められたものにおいては、上記架橋片の上端部が接着することによって袋本体の面部の上縁部が直接引っ張られることになり、その結果上記接着が引き剥がされ、強制的に開口されることになる。
したがって、この発明によれば、袋本体、つまり濾過器本体をカップ容器にセットする場合に、前後の支持体を前後方向に引き出すと、この引き出しに伴って自動的に開口部が前後に引かれて開口することになり、同時にこの開口と共に胴部が開かれることから、使用に当って支持体を引き出し、係止片をカップの縁に掛け止めれば、全てのセット作業が完了することになる。
一方、本発明は、前記コーヒー等の簡易型濾過器において、前記架橋片の上端部と下端部にそれぞれ上部固定片と下部固定片を各一体に設けて前記袋本体の前後の面部の上縁部に沿って前記上部固定片を、また袋本体の胴部の中央部分に前記下部固定片を各止着して該袋本体の前後の面部にそれぞれ支持体を固定するようにしたコーヒー等の簡易型濾過器を提供することにある(請求項2に記載の発明)。
この発明は、前記架橋片を袋本体に対して安定的に止着するため、片の上端部に上部固定片を、また下端部に下部固定片をそれぞれ設けたものであり、これら固定片を介して前後の面部に取付けることによってしっかりした取り付けができることになる。このため、支持体を引き出したときに架橋片による面部上縁部の引き出しと、胴部の引き出しを確実にすることができ、使用時のセット作業を更に容易なものにすることができる。
また本発明は、前記コーヒー等の簡易型濾過器において、前記袋本体は前後の面部の各上縁部間において対面する内面同士を易剥離可能な状態に接合し、該袋本体の開口部を封止するようにしたコーヒー等の簡易型濾過器を提供することにある(請求項3に記載の発明)。
この発明は、袋本体の開口部を容易に剥離できる状態に接着する等して接合し、封止する様にしたものである。これによって、袋本体に被抽出物を予め封入する濾過器とした場合、包装状態において内容物の零れ出しを防げることになることから例えばコーヒーの封入型濾過器として取り扱うとき便利である。
尚、この接合において高周波による融着を実施するため、前記袋本体には熱融着性の合成樹脂製乃至は樹脂を含浸させた紙製のフィルタを利用することが勧められる。
また本発明は、前記コーヒー等の簡易型濾過器において、前記袋本体は前後の面部の各上縁部を折り返し、開口縁部に沿ってそれぞれ補強重合部を形成して該重合部の外面側に支持体の架橋片の上端部若しくは該上端部に設けられる上部固定片を止着し、且つ該重合部の内面同士を易剥離可能な状態に接合して開口部を封止するようにしたコーヒー等の簡易型濾過器を提供することにある(請求項4に記載の発明)。
この発明は、袋本体を形成するフィルタが薄く剛性に欠け、腰が弱いことによって開口部を開放方向に引っ張ったとき、或は開放させたときに所要の剛性が得られなくなるのを回避するため前後の面部の上縁部において二重に折り返し、ここに補強重合部を形成したものである。そして、この発明では、この補強重合部において開口部を接合して、これにより剛性を裏付けにして接合状態を確実にすると共に、前記架橋片の引っ張りによる開封時には、この引っ張り力が全体に行き渡って容易に接合部を剥離することができるようにしてある。
また本発明は、前記コーヒー等の簡易型濾過器において、前記袋本体の開口部の接合は前後の面部の上縁部に沿って線状に接合することを特徴としたコーヒー等の簡易型濾過器を提供するものである(請求項5に記載の発明)。
この発明は、袋本体の開口部の接合を、面部の上縁部に沿う線状に形成することによって開口部の全体を封止して封止状態を確実にする一方、開封時には接合範囲が線状であることによって剥離する力が小さく済むようにして易剥離性を確保し、支持片の引き出しによる開封作業を容易にしている。
また本発明は、前記コーヒー等の簡易型濾過器において、前後の面部の上縁部に沿って線状に接合される接合部は不連続な破線状であることを特徴としたコーヒー等の簡易型濾過器を提供することにある(請求項6に記載の発明)。
この発明は、前記接合部を破線状にすることによって開封時の開封作業を更に容易にしたものであり、セット作業時における支持体の架橋片を始めとするその他の片に対する負担を更に軽減することになる。
また本発明は、前記コーヒー等の簡易型濾過器において、前記袋本体の前後の面部の上縁部間の内面同士を接合する接合部は架橋片の上端部若しくは該上端部に設けられる上部固定片の中央部、若しくはこれらの近傍に設けられることを特徴としたコーヒー等の簡易型濾過器を提供することにある(請求項7に記載の発明)。
この発明は、支持体を引っ張ってセット作業を行う場合に架橋片の引っ張り力がより効果的に開口部の接合部に作用するようにしたものであり、確実であり且つ容易に接合部を剥離し、開封することができることになる。
また本発明は、前記コーヒー等の簡易型濾過器において、前記袋本体の前後の面部の上縁部に沿って止着される上部固定片は左右両端を前後の面部の側縁部に達する長さに形成すると共に、該各端部から前後の面部の側縁部に沿って補強片を延設し、且つこれらをそれぞれの面部の表面に一体に止着することを特徴としたコーヒー等の簡易型濾過器を提供することにある(請求項8に記載の発明)。
この発明は、上部固定片によって、更にはこの固定片から延設される補強片によって柔軟性を有した袋本体に腰を持たせ、姿勢支持力を持たせて支持体の引張りによる開封を容易にすると共に、開封後カップ容器にセットしたとき開封した状態を維持し、湯の注ぎ込みを容易に、安全に行えるようにしたものである。
また本発明は、前記コーヒー等の簡易型濾過器において、補強片は下端が支持体の下部固定片の止着位置を超えない長さであることを特徴としたコーヒー等の簡易型濾過器を提供することにある(請求項9に記載の発明)。
この発明は、補強片について、その付設する長さを制限して袋本体の胴部の高さの中央部を超えない範囲で付設するようにしているのである。つまり、袋本体の胴部を超えて底部に及ぶ範囲にまで拡張させる長さにすると、袋本体の全体を拡張するための引っ張り力が必要になり、そのため支持体にそれに耐え得る強度が求められることになることから、ここではこれを回避するため長さを制限しているのである。これにより、支持体の損傷が未然に防止されるものとなっている。
先にも述べたように、本発明の濾過器は、袋本体を始めに支持体を比較的に脆弱な紙等の素材を以て成形することから、それ自体損傷され易いものであり、従ってその取扱いは本来的に丁寧にされることになる。
本発明は、この様な事情において使用時の取扱いにおける不手際から簡単に損傷されないように配慮されているものであり、上記補強片の長さについてもこれを考慮し、具体化したものである。
さて、上記構成に係る本発明濾過器は、例えばコーヒーの粉末を袋本体に封入してなる濾過器とした場合、これの使用においては、先ず袋本体の前後の面部にそれぞれ止着して取付けた支持体をその係止片を摘んで前後に引き出すことになる。この引き出しによって吊設片を引き出し下向きの鈎状にすると共に、更に引き出して上記吊設片の下端が接続する架橋片の長さの中間部分を引き出し、この引き出しによって上記中間部分が浮き上がるので更に引き出すと、その上端部が接着し接続する袋本体の前後の面部の上縁部が引かれて前後離反方向に離れ、この結果封止する接合部が剥がれて開封されることになる。また同時に架橋片の下端部が引かれて袋本体の胴部を引き出し、これを拡張することになる。
この様にして前後の支持体を引き出し、使用するカップ容器の口径に適合する状態になったところで各支持体の支持片を容器の縁に掛け止めれば、濾過器のセットは完了し、安定した状態で使用することが可能になる。そして、上記支持体の引き出しによって開口部は自動開放されるためこれに湯を注ぎ込めばよく、抽出されたコーヒー液は自動的に容器内に溜まり、そのまま飲料することができることになる。
本発明濾過器は、上述の如く構成されることから、支持体の引き出しによって、更に具体的には、この支持体の支持片の引き出しによって、架橋片の上端部が袋本体の開口部を形成する前後の面部の上縁部を引き出すことから、この開口部を強制的に引っ張り開口させることができることになり、従って開口部に対して直接開口させるための作業を省略することができる。そのため、開口部を接合する等して封止した場合であってもこの封止状態を支持体の引き出しによって解除し、開封できることから容器に対するセット作業はより簡便になり、極めて使い勝手の良い濾過器を提供することができる。
しかも、本発明は、この様に支持体の引き出しに連動させて袋本体の開口部の封止を解き、開封することができることから、従来無理に支持体を引き出すことによって損傷させることがあったのを未然に防止することができ、濾過器を無駄なく使用することができる利点がある。
本発明に係る簡易型濾過器の正面図である。 袋本体と、補強片を1体に有した支持体とを分離して示した正面図である。 使用に備えて袋本体を開放すると共に支持体を掛け止めるため引き起した状態を示す斜視図である。 図1のA−A線に沿って断面とした支持体を引き出した状態を説明する拡大縦断面図である。 本発明に係る簡易型濾過器をカップ容器に掛止めた使用状態を説明する斜視図である。 袋本体に対して支持体の架橋片に設ける上下の固定片及び補強片の止着位置を説明する正面図である。 袋本体の開口部を一点鎖線状に接合する接合部の接合状態を説明する正面図である。
添付する図面は、本発明に係る簡易型濾過器をコーヒーの濾過器として実施した一実施形態を示したものである。以下、この図面に示す実施の形態に基づき本発明を説明し、その特徴とするところを明らかにする。
図面において、符号1は本発明に係るコーヒーの濾過器であり、2はこのコーヒーの濾過器1の袋本体、3は使用時に袋本体2を容器となるコーヒーカップ4の縁に掛け止め支持する支持体である。
袋本体2は、合成樹脂の不織布からなるフィルタを素材にして袋状に形成してあり、前後の面部2a,2bを有し、上方を開放する。ここでは、袋本体2の上記前後の面部2a,2bの左右の側縁部を接面状に添わせて接着し、この接着した縁部をそれぞれ内側に折り込んで前後の面部2a,2bの間に襠5,5を設けている。袋本体2はこの襠5,5を利用して袋の全体を偏平状に折りたゝむと共に、拡張できるようにしてある。そして、前後の面部2a,2bの各上縁部は適宜の幅を内側に折り返して重ね合せ、これを接合して補強重合部6,6を形成し、この補強重合部6,6の間に袋本体2を開放する開口部7を形成している。
前記袋本体2を形成するフィルタには、ここではヒートシールが可能な合成樹脂製フィルタを使用しているが、更に言えば、ここにおけるフィルタは、高周波等による接合手段を用いての接着に当りフィルタの内面側を強接着性にして外面側を弱接着性にする互いに接着力を異にした二層構造のフィルタにしてある。そして、前記前後の面部2a,2bはそれぞれ袋本体の内側に上記内面側の強接着性にしたフィルタ層を、そして外側に外面側の弱接着性のフィルタ層を向けて袋本体2を形成し、前記した如く補強重合部6、6を形成するについては折り返しによって二重にしたところでヒートシールし、上記内面側同士のフィルタ層を一体に接合して強固な接着とし、所要剛性を持った補強重合部6,6を形成している。
尚、前記前後の面部2a,2bを形成するフィルタについて、ここでは内面側になる強接着性のフィルタ層にポリプロピレンを材料としたフィルタ層を配置し、また外面側の弱接着性のフィルタ層にポリエステルを材料としたフィルタ層を配置してこの両層を一体にして二層構造としている。
また、上記前後の面部2a,2bの上縁部に当る補強重合部6,6相互を接合することによって開口部7を閉塞するに当っては、この補強重合部6,6の外面側同士、つまり弱接着性のフィルタ層同士の接着となることから、後述する様にこの接合は接合強度が弱いものとなり、弱い引き離しによっても簡単に剥離し開封することが可能になっている。
一方、前記支持体3は、所要剛性を有したやゝ厚手の板紙を素材にしてこれを切抜くことによって形成するものとしており、ここでは、図1に示したように略方形の板紙を切抜くことによって形成している。
ここに示す支持体3は、袋本体2の前後の面部2a,2bの横幅に一辺を揃えた略矩形の厚紙を素材にしており、中央部に架橋片8を置いて、この架橋片8の略中央部分8aに当たる左右の側縁部から上向きに吊設片9,9を延設し、更にこの吊設片9,9のそれぞれの上端部からその外側縁に沿って下向きに掛け止め係止片10,10を延設し、これら吊設片9,9と係止片10,10が上記架橋片8を挟んでそれぞれ左右対称形をなすように配置し、形成している。
そして、ここでは、上記掛け止め係止片10,10の下端同士を連結片11で繋いで全体の形状がU字状をなすようにしてあり、また前記中央の架橋片8の上端部8aには横向きに上部固定片12を、そして下端部8bには下部固定片13を同様に横向きに一体に延設してこれら2つの固定片12,13が上下に間隔を置いて並行に位置されるようにしてある。
更にここでは、上記上部固定片12の左右両端部を前記掛け止め係止片10,10の上を越えて延設させ、この両延設部分から上記係止片10,10の外側縁に沿って補強片14,14を下向きに延設してこれを一体に備えるようにしている。なお、上記補強片14,14は係止片10,10の略半分の長さにしてある。
上記それぞれの片を略矩形の厚紙の中に形成した支持体3は、前記袋本体2の前後の面部2a,2bの表面に対して図6にハッチングを以て示した部分15,16で接着し、取付けることになる。
一方のハッチング部分15は、前記架橋片8の上端部8a、及び上部固定片12と左右の補強片14,14を含む範囲に亘り、また他方のハッチング部分16は、下部固定片13に対応するものとなっており、従って、支持体3はこれらの部分を前記面部2a,2bに接着することによって取付けられ、その他の部分はこれら面部に対して自由になっている。
この支持体3の取付けは、図示するように袋本体2の前後の面部2a,2bに対してその上縁部に、架橋片8の上端部が臨み、更にここではこの上端部から延設する上部固定片12が上縁部に沿って一体に止着し、その両端から延設する補強片14,14が面部の側縁部に沿って止着して取付けられ、それぞれ面部2a,2bの上半部分に添う状態で取り付くようにしてある。
この様にして前後の面部2a,2bにそれぞれ支持体3,3を取付けた袋本体2は、予め所要量のコーヒー粉末(通常8〜10g程度の粉末量)を充填して開口部7を接着する等して接合し、封止することになる。
図7は、この封止状態を説明したものである。ここでは袋本体2の上縁部に沿って横切るように破線状(一点鎖線状)に接合して、この接合部分17が前記架橋片8の上端部8aに対応し、また上部固定片12に対応するようにしている。
使用前における本発明の濾過器1は、コーヒー粉末(図示せず)を封入した袋本体2を偏平に畳んでアルミ箔等の機密性の高いフィルムで作る包装容器に収納して保管し、使用時に取り出すことになる。
濾過器1の使用は、偏平な状態にある袋本体2の両面部2a,2bから前後の支持片3,3の掛け止め係止片10,10を摘んで引き出し、コーヒーカップ4の口径に合せた広さに伸長させることになる。尚、ここでは係止片10,10を連結片11で連結していることからこの連結片11を摘んで支持体を引き出すことになる。
この支持体3,3が引き出されると、掛け止め係止片10,10の引き出しに伴って吊設片9,9の上端が浮き上り、その全体が引き出されるのに伴って下端部が接続する架橋片8が引き出されることになる。
架橋片8は、上記吊設片9,9の下端を長さの中間部分に当る左右の側縁部に接続することから、上記引張りによって最初にこの中間部分を引き出し浮き上げることになり、その後これに続けて上端部8aと下端部8bを引き上げることになり、この上端部8aが止着する袋本体2の上縁部を引き出して開口部7を前後に開き、開口させることになる。
上記開口部7の開口は、接合部分17を剥離する如く行われる。このとき、前記支持片10,10の引張りの力は、前記した構造から吊設片9,9を介して架橋片8の中間部分8cに作用することになり、この中間部分8cから直接的に架橋片8の上端部8aに作用することになる。そのため開口部7には引き剥がし方向の力として作用することになり、この結果上記接合部分17を容易に剥離して簡単に開封することになる。
その一方、架橋片8の下端部8bも同様に引き出されることから、この下端部8bが接合する面部の中央部分が引き出され袋本体2の胴部18を拡張することになる。
ところで、図面に示す実施の形態では、前記架橋片8の上端部8aに一体に上部固定片12を設けていることから、この上端部と共に上部固定片12が一緒に引き出されることになる。その結果、破線状(一点鎖線状)に形成した接合部分17の全体が剥離し、一遍に開口部7を開くことになる。そして、同様に下端部8bには下部固定片13が設けられていることからこの下部固定片13が接着される胴部18の全体が膨らむように拡張し、袋本体2を開くことになる。
図3は、この袋本体2の拡張状態を示している。この拡張により折り畳んだ襠5,5が
開き開口部7を最大に広げることになり、カップ4への装着に備えられる。
図5は、コーヒーカップ4に対して装着し、セットした状態を示している。ここでは外に引き出した前後の支持体3,3の各係止片10,10の連結片11をカップ4の縁に掛け止め、吊設片9,9の上端部との間でこのカップの縁を挟んでセットを完了しており、開口した開口部7から湯の注ぎ込みを可能にしている。
図4は、上記セット状態における支持体3の引き出しに伴う各片の関係と、袋本体2並びにカップ4との関係を説明したものである。ここに示されるように、掛け止め係止片10,10の引き出しによって吊設片9,9を介して架橋片8がその中央部分8cを袋本体の面部2a(,2b)から浮き上がり、その結果、上端部8aと下端部8bに直接引っ張り力が伝えられることが示され、また係止片10と吊設片9によってカップ4の縁が内外から挟まれることが示される。
以上説明のように、本発明濾過器は、その使用に当って前後の支持体3,3を前後に引き出すと、この引き出しによって架橋片8がその中央部分8cを浮き上げながら上端部8aと下端部8bによって袋本体2の前後の面部2a,2bを直接引っ張り、これにより上端部8aにおいては、開口部7を開放方向に引っ張りこれを開口させることができ、またこの開口部7が接着され閉塞されている場合には、その接合部分17を引き剥がすことになり、閉塞状態を開封することができることになる。
従って、本発明によれば、使用のため支持体3,3を前後に引き起すようにして引き出すと、カップに対する装着に備えられ、同時に袋本体の開口部7に対して強制的な開放を行うことができることから、これが接合部分17によって封止されている場合でも連動して同時に開封し、そのままセットに対応することができるものとなる。
また、この様に支持体3,3の引き出しが、開口部7の開封に繋がり、その開放の幅に合せて広がることになるため、支持体を無理に引き出すことがなくなり、したがって引き千切る等してこれを破損すると言った問題を未然に防止することができる。
ところで、開口部7の接合部分17を図面においては、前述の様に面部2a,2bの上縁部に沿って一点鎖線(破線)状に形成したが、これを連続した一線状に形成してもよく、また架橋片の上端部の接合点に対応させてここに点状に接合するものにしてもよい。要するに、この接合部分17は、開口部7を塞いで内容物の零れ出しを防止できるものであればよく、また同時に支持体3,3の引っ張りによって開封する際に、余分な負荷がそれぞれの片、特に架橋片8に掛からなければ都合がよく充分なものとなる。
尚、面部2a,2bの上縁部に沿って補強重合部6,6を形成したことによって、またこの重合部に沿って上部固定片12を止着したことによって、これらの間に形成される開口部7に所要の剛性が付与されるものとなっているが、この剛性を付与したことによって本発明の濾過器は、開封時に湯を注ぎ込む際に縁部の垂れ込みを防止することができるものとなり、また一方、これを閉塞する際には前後の上縁部を寄り合わせて接面させれば、容易に密着した状態を作ってこの開口部7を閉じることができ、また封止するため接合する場合においては前述の様に点状に接合部分17を形成するものであっても充分に密閉した状態を作ることができ、内容物、つまり被抽出物の零れ出しを防止することができるものとなる。
以上、本発明の濾過器をコーヒーの濾過器について説明したが、この濾過器は被抽出物としてコーヒーが選択される他、紅茶や緑茶などの茶葉や、だし等の濾過器としても利用することができることは言うまでもなく、これらは本発明の実施の対象である。
1 本発明に係る簡易型濾過器
2 袋本体
2a,2b 袋本体を形成する前後の面部
3 支持体
4 容器となるコーヒーカップ
5 袋本体の側部に設けた襠
6 袋本体の開口部に沿ってフィルタを折り返して形成した補強重合部
7 袋本体の開口部
8 支持体の架橋片
8a 架橋片の上端部
8b 架橋片の下端部
8c 架橋片の長さの中間部分
9 支持体の吊設片
10 支持体の掛け止め係止片
11 掛け止め係止片を繋ぐ連結片
12 支持体の上部固定片
13 支持体の下部固定片
14 補強片
15,16 袋本体の前後の面部に対して支持片を止着する接着部
17 開口部を封止する接合部分
18 袋本体の胴部

Claims (9)

  1. 接面状にたたむことが可能な前後の面部の上縁部の間に注湯口となる開口部を形成して該開口部を予め封止して内包する被抽出物の零れ出しを防止するようにしたフィルタ製の袋本体と、前記前後の面部の表面に止着してカップ形容器の開口部に掛け止めることにより前記袋本体を支持するようにしたシート製の支持体とからなるコーヒー等の簡易型濾過器であって、
    前記支持体は、前記袋本体の前後の面部の前記封止される開口部に臨む上縁部の中央部分に上端部を、また袋本体の胴部の中央部分に下端部をそれぞれ止着して長さの中間部分を非接着にする架橋片を前後の面部の中央部に沿って縦に配置し、該架橋片の前記中間部分の側縁部から上向きに吊設片を延設し、更に該吊設片の上端部から外側縁部に沿って折り返し状に下向きに掛け止め係止片を延設して構成し、不使用時には前記支持体を構成する前記それぞれの片を平面状に揃えて前記袋本体の前後の面部に寄り添わせ、一方、使用時には前記掛け止め係止片を前記前後の面部から引き離し方向に引き出し、この作業に伴わせて前記吊設片を引き出してこれに連結する前記架橋片の前記中間部分を引き出し、この引き出しにより該架橋片の前記上端部が止着する前記袋本体の前後の面部の上縁部中央部分を前後引き離し方向に引っ張り、前記袋本体の前記封止された開口部を強制開封すると同時に該架橋片の下端部が止着する袋本体の前記胴部の中央部分を前後引き離し方向に引っ張り胴部を前後に拡張させて袋本体の内部を開放するようにしてなることを特徴としたコーヒー等の簡易型濾過器。
  2. 請求項1に記載のコーヒー等の簡易型濾過器において、前記架橋片の上端部と下端部にはそれぞれ上部固定片と下部固定片を各一体に設けて前記袋本体の前後の面部の上縁部に沿って前記上部固定片を、また袋本体の胴部の中央部分に前記下部固定片を各止着して該袋本体の前後の面部にそれぞれ支持体を固定するようにしてなることを特徴としたコーヒー等の簡易型濾過器。
  3. 請求項1又は2に記載のコーヒー等の簡易型濾過器において、前記袋本体は前後の面部の上縁部間で対面する内面同士を易剥離可能な状態に接合し、該袋本体の開口部を封止することを特徴としたコーヒー等の簡易型濾過器。
  4. 請求項1乃至3のいずれかの請求項に記載のコーヒー等の簡易型濾過器において、前記袋本体は前後の面部の各上縁部を折り返し、開口縁部に沿ってそれぞれ補強重合部を形成して該重合部の外面側に支持体の架橋片の上端部若しくは該上端部に設けられる上部固定片を止着すると共に、該重合部の内面同士を易剥離可能な状態に接合して開口部を封止することを特徴としたコーヒー等の簡易型濾過器。
  5. 請求項3又は4に記載のコーヒー等の簡易型濾過器において、前記袋本体の開口部の接合は前後の面部の上縁部に沿って線状に接合することを特徴としたコーヒー等の簡易型濾過器。
  6. 請求項5に記載のコーヒー等の簡易型濾過器において、前後の面部の上縁部に沿って線状に接合される接合部は不連続な破線状であることを特徴としたコーヒー等の簡易型濾過器。
  7. 請求項3又は4に記載のコーヒー等の簡易型濾過器において、前記袋本体の前後の面部の上縁部間の内面同士を接合する接合部は架橋片の上端部若しくは該上端部に設けられる上部固定片の中央部、若しくはこれらの近傍に設けられることを特徴としたコーヒー等の簡易型濾過器。
  8. 請求項2乃至7のいずれかの請求項に記載されるコーヒー等の簡易型濾過器において、前記袋本体の前後の面部の上縁部に沿って止着される上部固定片は左右両端を前後の面部の側縁部に達する長さに形成すると共に、該各端部から前後の面部の側縁部に沿って補強片を延設し、且つこれらをそれぞれの面部の表面に一体に止着することを特徴としたコーヒー等の簡易型濾過器。
  9. 請求項8に記載のコーヒー等の簡易型濾過器において、補強片は下端が支持体の下部固定片の止着位置を超えない長さであることを特徴としたコーヒー等の簡易型濾過器。
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