JP5572997B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットプリンタに設けられる液体吐出装置に関する。
普通紙やプラスチック薄板等の種々の記録媒体に印画することのできる記録装置としてインクジェットプリンタがある。インクジェットプリンタは、ノズル孔からインクを吐出する記録ヘッドを備えている。記録ヘッドのノズル孔から記録媒体に向けて微細な液滴としてインクを吐出することにより、記録媒体に印画がなされる。
インクジェットプリンタは、貯留したインクを記録媒体に吐出するインク吐出装置を備えている。インク吐出装置は、インクタンクを備え、インクタンクに貯留されたインクは、ポンプにより記録ヘッドに供給される。
記録ヘッドには、インクタンクから記録ヘッドへのインクの供給流路と、記録ヘッドからインクタンクへの戻し流路とが設けられ、それぞれ管材により構成されている。インクタンクのインクはポンプの駆動により各流路を循環する(例えば、特許文献1参照。)。
また、ポンプの正転によりメインタンクからサブタンクを経由して記録ヘッドの共通液室にインクを送ることでインクを循環させ、ポンプを逆転させることで記録ヘッドの回復をすることができる構成も開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
このように、インクの流路上でインクを循環させるのは、記録ヘッド中に気泡が含まれていると、ノズルからその気泡が吐出されてインクの吐出不良が生じることを防止するためである。
特開2007−245452号公報 特開2005−306005号公報
しかし、上記の特許文献1,2に記載の発明においては、インクを循環させるために、インクの供給流路と戻し流路の二つの流路を設けることが必要であった。そのため、記録ヘッドが移動するキャリッジ式のプリンタにおいては、流路を形成する管材をうまく纏めることが困難であった。また、インク循環のために、インクの供給用ポンプとインクの戻し用ポンプの二つを設ける必要があり、記録ヘッド近傍に配置することが困難、インクジェットプリンタ自体が大型化するという問題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、インクの流路を極力減らし、小型化を図ることができる液体吐出装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、液体吐出装置であって、
往復移動可能なキャリッジと、
インクを貯留するメインタンクと、
前記メインタンクから供給されるインクを一時的に貯留するサブタンクと、
前記メインタンクと前記サブタンクを連通する第1のインク流路と、
前記第1のインク流路に組み込まれ、前記メインタンクから前記サブタンクにインクを送るポンプと、
前記第1のインク流路における前記ポンプと前記サブタンクとの間に組み込まれ、前記第1のインク流路の開閉を行う第1の弁と、
ノズルにインクを供給するインク室を有し、記録媒体に向けてインクを吐出する記録ヘッドと、
前記サブタンクと前記記録ヘッドを連通する第2のインク流路と、を備え、
前記ポンプと前記第1の弁との間で前記第1のインク流路に連通されるとともに前記記録ヘッドに連通される第3のインク流路と、
前記第3のインク流路に組み込まれ、前記第3のインク流路の開閉を行う第2の弁と、をさらに備え、
前記第2のインク流路及び前記第3のインク流路は、一方のインク流路から流入したインクが前記インク室内を通過して他方のインク流路に流入するように前記インク室に連通され
前記サブタンクと、前記第1のインク流路のうちの前記サブタンク側の一部と、前記第1の弁と、前記記録ヘッドと、前記第2のインク流路と、前記第3のインク流路と、前記第2の弁とが前記キャリッジに搭載され、前記メインタンクと前記ポンプとがキャリッジ外に配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液体吐出装置において、
前記第1の弁と前記第2の弁は、一つの三方弁で構成され、
前記三方弁は、前記メインタンク、前記サブタンク、前記インク室に連通されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の液体吐出装置において、
前記ポンプは、前記メインタンクからのインクの吸い出しを行う正転と、前記メインタンクへのインクの戻しを行う逆転が可能であり、
前記サブタンク内の気圧を検出する気圧検出手段と、
前記気圧検出手段により検出された気圧が所定値となるように前記ポンプの正逆転の駆動を制御するポンプ制御手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の液体吐出装置において、
前記サブタンクに接続され、内部の気圧を一定に保つように調整された空気室を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記第1の弁及び前記第2の弁は電磁弁であり、
前記ポンプの駆動により前記インク室内の空気を抜く際に、前記第1の弁を閉じるとともに前記第2の弁を開く弁制御手段を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記記録ヘッドのインク吐出部のインクにかかる圧力がメニスカスブレイクしない圧力となるように、前記ポンプによるインクの流量を調節する流量制御手段を備えることを特徴とする。
ここで、メニスカスブレイクとは、インク吐出部から吐出されようとするインクにかかる力がそのインクの表面張力よりも大きくなってインク吐出部から漏れだしてしまうことをいう。
インクにかかる力は、サブタンクとインク室の水頭差及びインク室を流れるインクの流量によって決まる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
前記第1のインク流路の長さが前記第3のインク流路の長さよりも長いことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、記録ヘッドのインク室内の空気を抜く場合には、サブタンクにインクを送る際に、第1の弁を閉じるとともに第2の弁を開くと、ポンプによりメインタンクから吸い出されたインクは、第3のインク流路から第2のインク流路を通ってサブタンクに送られる。このとき、インク内に含まれる空気は、サブタンク内の上方に追いやられる。また、第3のインク流路からインク室に流れ込んだインクは記録ヘッドのインク室を通過して第2のインク流路に流れるため、インク室内の空気もインクとともにサブタンクに送られ、サブタンク内の上方に追いやられる。
一方、通常の印画を行う際には、第1の弁を開くとともに第2の弁を閉じた状態でポンプを駆動させると、インクは第1のインク流路を通ってサブタンクに流れ込む。
これにより、第1の弁と第2の弁の開閉を切り替えるだけで、インクの循環による記録ヘッドのインク室やインク流路の空気抜きとサブタンクへのインクの供給とを行うことができる。
よって、インクを循環させるために、インクの供給流路と戻し流路の二つの流路を設ける必要がなくなり、インクの流路を極力減らし、小型化を図ることができる。また、インクの供給用ポンプとインクの戻し用ポンプの二つを設ける必要がなくなり、配置や大型化の問題を解消することができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1の弁と第2の弁を一つの三方弁で代用することができるので、部品点数を減らすことができる。
請求項3に記載の発明によれば、ポンプ制御手段が気圧検出手段の検出結果に基づいてサブタンク内の気圧を所定値に保つので、記録ヘッドのノズル孔からのインク漏れやノズル孔からの空気の侵入を防止し、安定してインクを吐出することができる。
請求項4に記載の発明によれば、サブタンク内の気圧が変化してもその変化を空気室で吸収することができるので、ポンプによるインクの供給による気圧の制御を行う必要がない。
これにより、ポンプはサブタンクへのインクの供給量だけ制御すればよいので、インクの供給とサブタンク内の気圧の制御を独立して行うことができる。また、空気室に別のインクのサブタンクを接続することもできる。
請求項5に記載の発明によれば、ポンプの駆動によりインク室内の空気を抜く際には、弁制御手段は電磁弁からなる第1の弁を閉じるとともに第2の弁を開くので、インク室内の空気を抜く際に必要なインク流路を自動的に構成することができる。
請求項6に記載の発明によれば、流量制御手段によってインクがメニスカスブレイクしないように調節された流量でインクを流すことで、記録ヘッドのノズル孔からのインク漏れを防止することができる。
これにより、インク室内の空気を抜く際の記録ヘッドの清掃工程を省くことができ、作業工数を減らすことができる。
インクジェットプリンタの斜視図。 記録ヘッドの正面図。 走査駆動機構の構成を示す模式図。 液体吐出装置の概略を示す模式図。 液体吐出装置の概略を示す模式図。 制御装置により制御される各部の構成を示すブロック図。 液体吐出装置の動作を示すタイムチャート。 第2の実施形態における液体吐出装置の概略を示す模式図。 第2の実施形態における液体吐出装置の概略を示す模式図。
以下、図面を参照して、液体吐出装置について説明する。
[第1の実施形態]
<各部の構成>
図1、図2に示すように、液体吐出装置1は、インクジェット記録装置100に備えられている。インクジェット記録装置100は、具体的には、インクジェットプリンタである。
インクジェットプリンタ100は、液体吐出装置1の他に、搬送部2と、主走査部3と、キャリッジ4と、キャリッジレール5と、メンテナンス部6とを備えている。最初に、インクジェットプリンタ100の概要について説明する。
(搬送部)
搬送部2は、駆動ローラ2a及び従動ローラ(図示略)と、駆動モータ2bと、搬送ベルト2cと、を備えている。
駆動ローラ2a及び従動ローラは、回転自在に軸支されており、駆動ローラ2aは、主走査方向Xに延在するように配置されている。駆動モータ2bは、駆動ローラ2aを回転駆動するための駆動源であり、駆動ローラ2aの一端側に取り付けられている。
搬送ベルト2cは、無端状に形成され、駆動ローラ2aと従動ローラとの間に架け渡されている。搬送ベルト2cは、駆動ローラ2aが回転すると駆動ローラ2aと従動ローラとの間を周回してその上面に載置された記録媒体S(図2参照)を搬送方向Zに搬送し、駆動ローラ2aの回転が停止すると、両ローラ間での周回を停止し、記録媒体Sの搬送を停止する。
駆動モータ2bは、制御装置30の制御に従って、記録ヘッド16(後述する)が主走査方向Xへの1回の走査が終了すると、駆動ローラ2aを所定量だけ回転させて記録媒体Sを搬送方向Zに所定距離だけ搬送させて停止させ、記録ヘッド16が主走査方向Xの反対方向への走査を開始して終了すると、駆動ローラ2aを再度所定量だけ回転させて記録媒体Sを搬送方向Zに所定距離だけ搬送させて停止させることを繰り返し、記録媒体Sをいわゆる間欠搬送する。
なお、記録媒体Sの搬送方向Zは、主走査方向Xに直交する副走査方向Yに平行になるように設定される。また、搬送ベルト2cで記録媒体Sを搬送するように構成する必要はなく、例えば、記録媒体Sを平板状のプラテン上を搬送方向Z(副走査方向Y)に移動させるように構成することも可能である。また、記録媒体Sとしては、前述したように、紙や布帛のほか、樹脂フィルムや金属類等を用いることが可能である。
(主走査部、キャリッジ、キャリッジレール)
図1、図2に示すように、主走査部3は、搬送部2の搬送ベルト2cの上方に設けられている。主走査部3の内部には、棒状のキャリッジレール5が主走査方向Xに延在するように配置されている。キャリッジレール5には、箱状のキャリッジ4が主走査方向Xに往復移動自在に設けられている。図3に示すように、キャリッジ4は、走査駆動機構41の駆動によりキャリッジレール5に沿って主走査方向Xに移動する。走査駆動機構41は、主走査方向Xに離間して配置された主動ローラ41a及び従動ローラ41bと、両ローラに架け渡されたベルト41cと、主動ローラ41aに連結され、駆動により主動ローラ41aを回転させるモータ41dと、を備えている。キャリッジ4は、ベルト41cに取り付けられており、モータ41dの駆動によりベルト41cの周回とともにキャリッジ4も主走査方向Xに移動する。
図2に示すように、キャリッジ4には、画像記録時にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の各色のインクを吐出する複数のノズルNが記録媒体Sに対向する面P(以下、ノズル面Pという。)に配列された記録ヘッド16が複数搭載されている。各記録ヘッド16のノズルNから搬送ベルト2c上の記録媒体Sに対して各色のインクの液滴が吐出される。
また、キャリッジ4には、記録ヘッド16等を駆動するための電気信号や電力を伝達する配線(図示略)等が収容されたケーブルベア42が接続されている。
(液体吐出装置)
図4に示すように、液体吐出装置1は、インクの色毎に設けられたメインタンク11と、サブタンク12と、第1のインク流路13と、ポンプ14と、第1の弁15と、記録ヘッド16と、第2のインク流路17と、第3のインク流路18と、第2の弁19と、制御装置30とを備えている。
なお、図4においては、便宜上、各部を接近させて描いているが、実際は、図5に示すように、比較的大きくて重量のあるメインタンク11とポンプ14は、インク供給ユニットとしてキャリッジ4以外の固定された箇所に設けられ、他の部分はヘッドユニットとしてキャリッジ4に設けられている。従って、図5に示すように、第1のインク流路13は、キャリッジ4がどの位置に移動しても記録ヘッド16にインクを供給できるように十分に余裕のある長さとされている。
メインタンク11は、各色のインクを貯留する容器であり、主走査部3の背後に設けられている。
サブタンク12は、メインタンク11から供給されるインクを一時的に貯留する容器であり、キャリッジ4に設けられている。すなわち、サブタンク12は、記録ヘッド16と共にキャリッジレール5に沿って主走査方向に移動する。サブタンク12は、メインタンク11と第1のインク流路13によって連通されており、インクは、メインタンク11から第1のインク流路13を通ってサブタンク12に流入することができる。
第1のインク流路13は、例えば、弾性変形可能な樹脂、ゴム等のチューブにより形成されている。
ポンプ14は、第1のインク流路13に組み込まれている。ポンプ14は、インクを正方向及び逆方向に送ることができるものである。すなわち、ポンプ14は、メインタンク11からインクを吸い上げてサブタンク12にインクを送ること(正転)もできるし、サブタンク12からインクを吸い上げてメインタンク11にインクを戻すこと(逆転)もできる。ポンプ14は、液体吐出装置1に一つだけ設けられており、サブタンク12へのインクの送りや記録ヘッド16の回復をこのポンプ14の駆動によって行う。
第1の弁15は、第1のインク流路13におけるポンプ14とサブタンク12との間に組み込まれており、第1のインク流路13の開閉を行う。第1の弁15は、電磁弁であり、制御装置30によって開閉が制御される。
記録ヘッド16は、キャリッジ4に搭載されている。記録ヘッド16は、箱状に形成され、その下端面には、ノズル孔が形成されたノズルプレート16pが設けられている。このノズル孔から図示しない駆動部に電気信号を送ることにより、インクを吐出することで記録媒体に印画することができる。
記録ヘッド16は、例えば、一つのキャリッジ4に四つ設けられており、それぞれがほぼ等間隔となるように記録ヘッド16の主走査方向Xに沿って並んで設けられている。
記録ヘッド16の内部には、ノズルにインクを供給するインク室としての共通液室16aが形成されている。共通液室16a内には、共通液室16a内に流入してくるインク内の異物を取り除くフィルタ16bが設けられている。フィルタ16bは、ノズルプレート16pの上方に設けられており、異物が取り除かれたインクがノズル孔から吐出される。
記録ヘッド16は、第2のインク流路17によってサブタンク12と連通されており、インクは、サブタンク12から第2のインク流路17を通って記録ヘッド16に流入することができる。
第2のインク流路17は、例えば、弾性変形可能な樹脂、ゴム等のチューブにより形成されている。
記録ヘッド16は、ポンプ14と第1の弁15との間で第3のインク流路18によって第1のインク流路13に連通されており、ポンプ14から送られるインクは、第1のインク流路13から第3のインク流路18を通って記録ヘッド16に流入することができる。
第3のインク流路18は、例えば、弾性変形可能な樹脂、ゴム等のチューブにより形成されている。
第2のインク流路17は、記録ヘッド16の一端部に連通され、第3のインク流路18は、記録ヘッド16の他端部に連通されている。すなわち、第2のインク流路17及び第3のインク流路18は、一方のインク流路から流入したインクが共通液室16aを通過して他方のインク流路に流入するように共通液室16aに連通されている。
第2の弁19は、第3のインク流路18に組み込まれ、第3のインク流路18の開閉を行う。第2の弁19は、電磁弁であり、制御装置30によって開閉が制御される。
第2のインク流路17には、第3の弁20が組み込まれている。第3の弁20は、第2のインク流路17の開閉を行う。第3の弁20は、電磁弁であり、制御装置30によって開閉が制御される。
サブタンク12の上端部には、サブタンク12内の空気を抜くためのエア管21が接続されている。エア管21には、第4の弁22が組み込まれ、エア管21の開閉を行う。第4の弁22は、電磁弁であり、制御装置30によって開閉が制御される。第4の弁22を開けると、外部の大気とサブタンク12内が連通され、サブタンク12内の気圧を大気圧と同じ気圧にすることができる。エア管21は、例えば、弾性変形可能な樹脂、ゴム等のチューブにより形成されている。
サブタンク12の上端部には、エア管23が接続されている。エア管23の先端には、サブタンク12内の気圧を検出する気圧検出手段としての空圧センサ24が組み込まれている。エア管23は、例えば、弾性変形可能な樹脂、ゴム等のチューブにより形成されている。
空圧センサ24は、制御装置30に接続され、制御装置30は、空圧センサ24の検出値に応じてポンプ14や各弁の駆動を制御する。
エア管23には、第5の弁25が組み込まれ、エア管23の開閉を行う。第5の弁25は、電磁弁であり、制御装置30によって開閉が制御される。
サブタンク12には、液面検知手段としての液面検知センサ26が設けられている。液面検知センサ26は、サブタンク12内においてインクの貯留水位の上限位置に設けられており、サブタンク12内のインクが満たされたことを検知するセンサである。
図1、図6に示すように、制御装置30は、主走査部3の下方に設けられている。制御装置30は、外部装置から入力された記録媒体Sに記録すべき画像の画像データを記録ヘッド16の各ノズルNに対応するデータに変換する等、液体吐出装置1の制御だけでなく、インクジェットプリンタ100の各部の駆動も制御する。
図6に示すように、制御装置30は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェース等がバスに接続された汎用のコンピュータで構成されている。
制御装置30には、駆動モータ2b、モータ41d、記録ヘッド16にインクの吐出動作を行わせるためのヘッド駆動回路16e、ポンプ14、第1の弁15、第2の弁19、第3の弁20、第4の弁22、第5の弁25、空圧センサ24、液面検知センサ26等に接続されている。
制御装置30は、空圧センサ24により検出されたサブタンク12内の気圧が予め設定された所定値となるようにポンプ14の正転・逆転の駆動を制御する。すなわち、制御装置30は、ポンプ制御手段として機能する。
制御装置30は、共通液室16a内の空気を抜く際に第1の弁15を閉じるとともに第2の弁19を開き、ポンプ14を正転させる。すなわち、制御装置30は、弁制御手段として機能する。
制御装置30は、記録ヘッド16のノズルプレート16pのインクにかかる圧力がメニスカスブレイクしない圧力となるように、ポンプ14によるインクの送り流量(言い換えると、ポンプ14の駆動速度)を調節する。すなわち、制御装置30は、流量制御手段として機能する。
ここで、メニスカスブレイクとは、ノズルプレート16pのノズル孔から吐出されようとするインクにかかる力がそのインクの表面張力よりも大きくなってノズル孔から漏れだしてしまうことをいう。
インクにかかる力は、サブタンク12と共通液室16aの水頭差及び共通液室16aを流れるインクの流量によって決まる。
なお、制御装置30による各部の制御は、予めROMに格納されたプログラムをCPUが実行することにより実現される。
(メンテナンス部、ノズル保湿部)
図1に示すように、メンテナンス部6は、記録ヘッド16のメンテナンスを行う。メンテナンス部6は、記録ヘッド16の移動経路上であって、記録ヘッド16により印画される記録媒体Sの搬送経路から外れた位置に設けられている。すなわち、メンテナンス部6は、主走査部3の主走査方向Xの一端に設けられている。
図1、図4に示すように、メンテナンス部6は、記録ヘッド16のインク吐出部であるノズルプレート16pを清掃することにより、インクの固化によるインクの吐出不良を防止する。メンテナンス部6は、記録ヘッド16のノズルプレート16pを清掃する清掃ローラ61と、記録ヘッド16の共通液室16aにインクを流入させて記録ヘッド16を初期状態に回復させる際に排出されたインクを受ける排インク受け62と、排インク受け62で受けたインクを貯留する排インクタンク63等を備えている。従って、図4は、記録ヘッド16がメンテナンス部6に移動したときの状態を示している。
ノズルプレート16pの清掃は、キャリッジ4がキャリッジレール5に沿ってメンテナンス部6に進入することで、ノズルプレート16pが清掃ローラ61に接触し、ノズルプレート16pに付着したインクを取り除く。
図1に示すように、主走査部3の主走査方向Xの他端には、記録ヘッド16のノズルNが非記録動作時に乾燥してノズルNからのインクの吐出に不具合が生じないように、非記録動作時に記録ヘッド16のノズル面Pをキャップして保湿するためのノズル保湿部7が設けられている。
<記録ヘッドへのインクの導入>
記録ヘッド16へのインクの導入について説明する。
図7のステップAに示すように、記録ヘッド16にインクを導入する際には、制御装置30は、第1の弁15、第5の弁25を閉じ、第2の弁19、第3の弁20、第4の弁22を開ける。そして、この状態で制御装置30は、ポンプ14を正転させてメインタンク11からインクを吸い上げて送る。インクは、第1のインク流路13を通って流れるが、第1の弁15が閉じられ、第2の弁19が開いているので、インクは、第3のインク流路18を通って記録ヘッド16の共通液室16a内に流れ込む。このとき、制御装置30は、ポンプ14の駆動速度(回転数)を制御することにより、ノズルプレート16pのインクにかかる圧力がメニスカスブレイクしない圧力となるように、比較的ゆっくりとした流量でインクを送る。
共通液室16a内に流れ込んだインクは、インクを継続して送り込むことにより、共通液室16a内の空気とともに共通液室16aを押し出され、第2のインク流路17を通ってサブタンク12に流れ込む。
サブタンク12に設けられた液面検知センサ26は、インクが貯留容量の上限まで十分に溜まったことを検知すると、その信号が制御装置30に送信され、かかる信号を受信した制御装置30は、ポンプ14の駆動を停止させてインクの送りを停止する。
次に、図7のステップBに示すように、制御装置30は、第1の弁15、第3の弁20、第5の弁25を開き、第2の弁19、第4の弁22を閉じる。そして、この状態で制御装置30は、空圧センサ24により検出されるサブタンク12内の気圧を監視しながら、ポンプ14を駆動させる。すなわち、制御装置30は、予め設定された所定の気圧となるようにポンプ14を正転・逆転させる。具体的には、サブタンク12内の気圧を上げたい場合には、ポンプ14を正転させてメインタンク11からサブタンク12内にインクを供給し、サブタンク12内の気圧を下げたい場合には、ポンプ14を逆転させてサブタンク12からメインタンク11にインクを戻せばよい。
図7のステップAでの動作後、記録ヘッド16の共通液室16a内の空気をより十分に取り除きたい場合には、図7のステップCに示すように、制御装置30は、第1の弁15、第4の弁22を開き、第2の弁19、第3の弁20、第5の弁25を閉じる。そして、この状態で制御装置30は、一定時間ポンプ14を逆転させ、サブタンク12内のインクをメインタンク11に戻してから再度ステップAの動作を行う。これにより、共通液室16a内の空気の除去をより確実なものとすることができる。
<記録ヘッドの回復>
次に、記録ヘッド16の回復について説明する。ここで、記録ヘッド16の回復とは、記録ヘッド16の共通液室16a内を加圧することにより、ノズルプレート16pのノズル孔からインクを強制的に吐出させ、増粘したインクの押し出しや、記録ヘッド16内の空気の押し出しを目的とするものである。
図7のステップDに示すように、記録ヘッド16の回復を行う際には、制御装置30は、第1の弁15を開き、第2の弁19、第3の弁20、第4の弁22、第5の弁25を閉じる。そして、この状態で制御装置30は、ポンプ14を正転させてサブタンク12内にインクを送り込み、サブタンク12内の気圧を上げる。
その後、図7のステップEに示すように、制御装置30は、ポンプ14の駆動を停止させ、第1の弁15、第3の弁20を開き、第2の弁19、第4の弁22、第5の弁25を閉じる。すると、気圧が高まったサブタンク12内のインクが勢いよく記録ヘッド16の共通液室16aに流れ込み、インク内の空気、共通液室16a内の空気は、ノズルプレート16pのノズル孔から外部に排出される。排出されたインクは、排インク受け62で受けられた後、排インクタンク63に貯留される。
その後、制御装置30は、清掃ローラ61を駆動させ、ノズルプレート16p面のインクを除去する。そして、制御装置30は、再度、ステップBの状態にもっていく。
なお、記録ヘッド16の回復効果をより上げるためには、ステップC、A、Bを行ってから、ステップD、Eの動作を行うことが好ましい。もちろん、ステップC、A、Bの動作だけでもある程度は記録ヘッド16を回復することができる。
<作用効果>
以上のように、インクジェットプリンタ100に備えられた液体吐出装置1によれば、記録ヘッド16の共通液室16a内の空気を抜く場合には、サブタンク12にインクを送る際に、第1の弁15を閉じるとともに第2の弁19を開くと、ポンプ14によりメインタンク11から吸い出されたインクは、第3のインク流路18から第2のインク流路17を通ってサブタンク12に送られる。このとき、インク内に含まれる空気は、サブタンク12内の上方に追いやられる。また、第3のインク流路18から共通液室16aに流れ込んだインクは記録ヘッド16の共通液室16aを通過して第2のインク流路17に流れるため、共通液室16a内の空気もインクとともにサブタンク12に送られ、サブタンク12内の上方に追いやられる。
一方、通常の印画を行う際には、第1の弁15を開くとともに第2の弁19を閉じた状態でポンプ14を駆動させると、インクは第1のインク流路13を通ってサブタンク12に流れ込む。
これにより、第1の弁15と第2の弁19の開閉を切り替えるだけで、インクの循環による記録ヘッド16の共通液室16aやインク流路の空気抜きとサブタンク12へのインクの供給とを行うことができる。
よって、インクを循環させるために、インクの供給流路と戻し流路の二つの流路を設ける必要がなくなり、インクの流路を極力減らし、小型化を図ることができる。また、インクの供給用ポンプとインクの戻し用ポンプの二つを設ける必要がなくなり、配置や大型化の問題を解消することができる。
また、制御装置30が空圧センサ24の検出結果に基づいてサブタンク12内の気圧を所定値に保つようにインクの出し入れを行うので、記録ヘッド16のノズル孔からのインク漏れやノズル孔からの空気の侵入を防止し、安定してインクを吐出することができる。
また、ポンプ14の駆動により共通液室16a内の空気を抜く際には、制御装置30は、電磁弁からなる第1の弁15を閉じるとともに第2の弁19を開くので、共通液室16a内の空気を抜く際に必要なインク流路を自動的に構成することができる。
また、制御装置30は、ノズルプレート16pのインクがメニスカスブレイクしないように調節された流量でインクを流すことで、記録ヘッド16のノズル孔からのインク漏れを防止することができる。
これにより、共通液室16a内の空気を抜く際の記録ヘッド16の清掃工程を省くことができ、作業工数を減らすことができる。
なお、ノズルプレート16pのインクがメニスカスブレイクしないためには、上記の流量の調節に加え、記録ヘッド16の共通液室16a内のインクとサブタンク12内のインクの水頭差がメニスカスブレイクしない範囲となるように記録ヘッド16及びサブタンク12を配置しておくことが前提となる。
[第2の実施形態]
次に、液体吐出装置の第2の実施形態について説明する。液体吐出装置の第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、空気室を設けた点であるため、第2の実施形態においてはその点について説明し、第1の実施形態との共通点は同一符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、液体吐出装置1Aは、サブタンク12の上端に空気室50が連通されている。空気室50は、サブタンク12の容積に対して遙かに大きな容積を有する箱状の容器である。具体的には、空気室50は、サブタンク12内に気圧の変化があっても、その気圧の変化に影響を受けずにほぼ一定の気圧を保つことができるような容積を有している。
空気室50は、サブタンク12にエア管51によって連通されている。エア管51には、第6の弁52が組み込まれており、エア管51の開閉を行う。エア管51は、例えば、弾性変形可能な樹脂、ゴム等のチューブにより形成されている。
第6の弁52は、電磁弁であり、制御装置30によって開閉が制御される。第6の弁52を開けると、空気室50内とサブタンク12内が連通され、サブタンク12内の気圧を空気室50とほぼ同じ気圧にすることができる。
空気室50には、エア管53を介してポンプ54に接続されている。ポンプ54(P2)は、空気室50内に空気を送り込むものであり、制御装置30により駆動が制御される。制御装置30によるポンプ54の駆動のON/OFFにより、空気室50内の気圧は一定に保たれている。エア管53は、例えば、弾性変形可能な樹脂、ゴム等のチューブにより形成されている。
空気室50の上端部には、空気室50内の空気を抜くためのエア管55が接続されている。エア管55には、第7の弁56が組み込まれ、エア管55の開閉を行う。エア管55は、例えば、弾性変形可能な樹脂、ゴム等のチューブにより形成されている。第7の弁56は、電磁弁であり、制御装置30によって開閉が制御される。第7の弁56を開けると、外部の大気と空気室50内が連通され、空気室50内の気圧を大気圧と同じ気圧にすることができる。
空気室50の上端部には、エア管57が接続されている。エア管57の先端には、空気室50内の気圧を検出する気圧検出手段としての空圧センサ58が組み込まれている。
空圧センサ58は、制御装置30に接続され、制御装置30は、空圧センサ58の検出値に応じてポンプ54や各弁の駆動を制御する。
エア管57には、第8の弁59が組み込まれ、エア管57の開閉を行う。エア管57は、例えば、弾性変形可能な樹脂、ゴム等のチューブにより形成されている。第8の弁59は、電磁弁であり、制御装置30によって開閉が制御される。
制御装置30は、空圧センサ54により検出される空気室50内の気圧を監視しながら、予め設定された所定の気圧となるようにポンプ54及び第7の弁56を駆動させる。具体的には、空気室50内の気圧を上げたい場合には、ポンプ54を駆動させて空気室50内に送気し、空気室50内の気圧を下げたい場合には、第7の弁56を開いて空気室50内から排気すればよい。
なお、第7の弁56を設けない代わりにポンプ54を正逆転可能なものとしてもよい。すなわち、空気室50内の気圧を上げたい場合には、ポンプ54を正転させて空気室50内に送気し、空気室50内の気圧を下げたい場合には、ポンプ54を逆転させて空気室50内から排気すればよい。
なお、図8においては、便宜上、各部を接近させて描いているが、実際は、図9に示すように、比較的大きくて重量のあるメインタンク11とポンプ14は、インク供給ユニットとしてキャリッジ4以外の固定された箇所に設けられ、同様に、容積の大きな空気室50及び空気室50に設けられた各部品、重量のあるポンプ54は、圧力調整ユニットとしてキャリッジ4以外の固定された箇所に設けられている。
また、インク供給ユニット及び圧力調整ユニットに含まれない部分はヘッドユニットとしてキャリッジ4に設けられている。従って、図9に示すように、第1のインク流路13は、キャリッジ4がどの位置に移動しても記録ヘッド16にインクを供給できるように十分に余裕のある長さとされている。また、エア管51は、キャリッジ4がどの位置に移動しても空気室50がサブタンク12内の気圧の変化を吸収できるように十分に余裕のある長さとされている。
<記録ヘッドへのインクの導入>
記録ヘッド16にインクを導入する際には、制御装置30は、第6の弁52を閉じ、その他は第1の実施形態と同様、図7のステップAに示すように、制御装置30は、第1の弁15、第5の弁25を閉じ、第2の弁19、第3の弁20、第4の弁22を開ける。そして、この状態で制御装置30は、ポンプ14を正転させてメインタンク11からインクを吸い上げて送る。以下、ステップB、Cも同様である。
<記録ヘッドの回復>
記録ヘッド16の回復を行う際には、制御装置30は、第6の弁52を閉じ、その他は第1の実施形態と同様、図7のステップDに示すように、制御装置30は、第1の弁15を開き、第2の弁19、第3の弁20、第4の弁22、第5の弁25を閉じる。そして、この状態で制御装置30は、ポンプ14を正転させてサブタンク12内にインクを送り込み、サブタンク12内の気圧を上げる。以下、ステップEも同様に行う。
その後、制御装置30は、第6の弁52を開き、サブタンク12内の気圧を安定させる。
なお、記録ヘッド16の回復動作は、第6の弁52を閉じた状態でポンプ54を駆動させて空気室50内の気圧を上昇させてから第6の弁52及び第3の弁20を開いてインクを勢いよく流すことも可能である。この場合、インクを記録ヘッド16から排出した後に、ステップAの動作を行ってサブタンク12にインクを充填することで、記録ヘッド16の回復の効果を上げることができる。その場合は、第3の弁20は不要となる。
<作用効果>
液体吐出装置1Aによれば、第1の実施形態における液体吐出装置1と同じ作用効果を奏するほか、サブタンク12には、サブタンク12内の気圧を一定に保つように空気室50が連通されているので、サブタンク12内の気圧が変化してもその変化を空気室50で吸収することができるので、ポンプ14によるインクの供給による気圧の制御を行う必要がない。
これにより、ポンプ14はサブタンク12へのインクの供給量だけ制御すればよいので、インクの供給とサブタンク12内の気圧の制御を独立して行うことができる。また、空気室50に別のインクのサブタンクを接続することもできる。すなわち、一つの空気室50で複数の色のサブタンク内の気圧を安定させることができるため、多くの色を用いるカラープリンタに好適である。
<その他>
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の本質的部分を変更しない範囲内で自由に設計変更が可能である。
例えば、第1の弁15と第2の弁19に代えて、一つの三方弁を用いてもよい。この場合、三方弁は、第1のインク流路13を介してメインタンク11、サブタンク12に連通するとともに、第3のインク流路18を介して記録ヘッド16の共通液室16aに連通すればよい。
これにより、第1の弁15と第2の弁19を一つの三方弁で代用することができるので、部品点数を減らすことができる。
また、上記実施形態においては、記録ヘッドが走査方向に移動するスキャン式のインクジェットプリンタを例に挙げて説明したが、記録ヘッドを固定した状態で、記録媒体を搬送することにより印画を行うライン式のインクジェットプリンタにも適用可能である。
この場合、インク供給ユニット、圧力調整ユニットをヘッドユニットと一体に構成することができる。
1 液体吐出装置
11 メインタンク
12 サブタンク
13 第1のインク流路
14 ポンプ
15 第1の弁
16 記録ヘッド
16a 共通液室(インク室)
16p ノズルプレート(インク吐出部)
17 第2のインク流路
18 第3のインク流路
19 第2の弁
24 空圧センサ(気圧検出手段)
30 制御装置(ポンプ制御手段、弁制御手段、流量制御手段)
50 空気室
100 インクジェットプリンタ

Claims (7)

  1. 往復移動可能なキャリッジと、
    インクを貯留するメインタンクと、
    前記メインタンクから供給されるインクを一時的に貯留するサブタンクと、
    前記メインタンクと前記サブタンクを連通する第1のインク流路と、
    前記第1のインク流路に組み込まれ、前記メインタンクから前記サブタンクにインクを送るポンプと、
    前記第1のインク流路における前記ポンプと前記サブタンクとの間に組み込まれ、前記第1のインク流路の開閉を行う第1の弁と、
    ノズルにインクを供給するインク室を有し、記録媒体に向けてインクを吐出する記録ヘッドと、
    前記サブタンクと前記記録ヘッドを連通する第2のインク流路と、を備え、
    前記ポンプと前記第1の弁との間で前記第1のインク流路に連通されるとともに前記記録ヘッドに連通される第3のインク流路と、
    前記第3のインク流路に組み込まれ、前記第3のインク流路の開閉を行う第2の弁と、をさらに備え、
    前記第2のインク流路及び前記第3のインク流路は、一方のインク流路から流入したインクが前記インク室内を通過して他方のインク流路に流入するように前記インク室に連通され
    前記サブタンクと、前記第1のインク流路のうちの前記サブタンク側の一部と、前記第1の弁と、前記記録ヘッドと、前記第2のインク流路と、前記第3のインク流路と、前記第2の弁とが前記キャリッジに搭載され、前記メインタンクと前記ポンプとがキャリッジ外に配置されていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記第1の弁と前記第2の弁は、一つの三方弁で構成され、
    前記三方弁は、前記メインタンク、前記サブタンク、前記インク室に連通されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記ポンプは、前記メインタンクからのインクの吸い出しを行う正転と、前記メインタンクへのインクの戻しを行う逆転が可能であり、
    前記サブタンク内の気圧を検出する気圧検出手段と、
    前記気圧検出手段により検出された気圧が所定値となるように前記ポンプの正逆転の駆動を制御するポンプ制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記サブタンクに接続され、内部の気圧を一定に保つように調整された空気室を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  5. 前記第1の弁及び前記第2の弁は電磁弁であり、
    前記ポンプの駆動により前記インク室内の空気を抜く際に、前記第1の弁を閉じるとともに前記第2の弁を開く弁制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記記録ヘッドのインク吐出部のインクにかかる圧力がメニスカスブレイクしない圧力となるように、前記ポンプによるインクの流量を調節する流量制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  7. 前記第1のインク流路の長さが前記第3のインク流路の長さよりも長いことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
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